JP2000065002A - 油圧機械の減圧装置 - Google Patents

油圧機械の減圧装置

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JP2000065002A
JP2000065002A JP10236747A JP23674798A JP2000065002A JP 2000065002 A JP2000065002 A JP 2000065002A JP 10236747 A JP10236747 A JP 10236747A JP 23674798 A JP23674798 A JP 23674798A JP 2000065002 A JP2000065002 A JP 2000065002A
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oil
oil tank
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hole
pressure
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JP10236747A
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善一 ▲ただ▼野
Zenichi Tadano
Itsufumi Ogawa
五史 小川
Mitsumasa Yokoyama
光聖 横山
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイルタンクの圧力の上昇を防止し、オイル
漏れしない小型軽量で安価な油圧ポンプユニットを提供
することである。 【解決手段】 作動油35の温度上昇により生じたオイ
ルタンク15内の圧力上昇を規制する圧力規制弁27を
オイルタンク15に設け、オイルタンク15内の圧力を
所定値以下に保ち、作動油35の漏れを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧機械、例えば
剪断加工機械の減圧装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術を図6で説明する。従来、オイ
ルタンク15には作動油35の吐出による容積変化に対
応するため、外気との通気孔34が設けられていた。特
に、現場作業用として持ち運びを簡便にするために小型
軽量化が図られた油圧機械は、一般に本体を20〜30
kg程度、オイルタンク15を含む油圧ポンプユニット
13を10kg程度としており、オイルタンク15を必
要最小限の大きさ、即ち機械を作動するのに最小限必要
な量の作動油35と余裕量を加えてオイルタンク15の
容量としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、連続運転によ
る作動油35の温度上昇により作動油35の粘度が低下
すると、オイルタンク15内に作動油35が戻る際、戻
り速度が速くなり、作動油35がオイルタンク15内で
はねて、図6のように通気孔34から矢印a方向へ漏れ
る場合があった。
【0004】また、図7のように、オイルタンク15に
通気孔のないゴム製のものを使用すると、油圧ポンプユ
ニット13作動時の温度上昇による空気の膨張で内圧が
上昇する。例えば、容量500ccのオイルタンク15
に400ccの作動油35を入れて連続運転すると、内
圧は0.05MPa程度まで上昇する。また、モーター
16のモーター軸16aは、油圧ポンプ14内に挿入さ
れていて油圧ポンプ14を駆動させる構造になってお
り、作動油35がモーター16側へ流れないようオイル
シール33が使われている。このオイルシール33は、
一般にニトリルゴムでリップ部33aが形成されてお
り、耐圧が0.03MPa程度であるため、温度上昇に
よる空気膨張で内圧上昇した際、オイルタンク15内の
作動油35が押圧され、オイルシール33のリップ部3
3aから作動油35が漏れてしまう場合があった。これ
を防止するためには、リップ部33aにフッ素ゴムなど
を用いた高圧タイプのオイルシールを使用すれば良い
が、ニトリルゴム製に比べ価格が10倍程度と高価であ
り、コスト高の原因となっていた。
【0005】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
を解消し、作動油漏れのない小形軽量で安価な油圧ポン
プユニットを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、作動油を貯
蔵するオイルタンクと、モーターにより駆動され、オイ
ルタンク内の作動油をシリンダに送る油圧ポンプを備え
た油圧機械において、オイルタンクにオイルタンクの内
圧上昇を規制する圧力規制弁を設けることにより達成さ
れる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜図5を
用いて説明する。図1は油圧機械の一部断面側面図であ
る。図2〜図5は図1のA部拡大断面図である。なお、
本実施形態では、油圧機械の一例として剪断加工機械を
もとに説明する。
【0008】図1において、ベース1とヘッド2はリヤフ
レーム3とフロントフレーム4で固定され、ヘッド2に
はシリンダ5が下向きに取付けられ、このシリンダ5の
内部にはシリンダ5内を往復動(上下動)自在なピスト
ンロッド5aと、ピストンロッド5aをシリンダ5内に
押し戻すスプリング5bが内蔵されている。ピストンロ
ッド5a下方には金型を設置するテーブル6を設けてい
る。本実施形態では、アングル材を切断するカッタ金型
7を取付けている。
【0009】カッタ金型7の詳細を説明する。固定部8
上にガイドシャフト9により上下動自在な可動部10を
設け、ガイドシャフト9の外周に可動部10を上方へ付
勢するスプリング11を設ける。可動部10に押し刃物
12aを取付け、固定部8上には押し刃物12aに対向
する受け刃物12bを取付けている。材料26を切断す
るときは、材料26を押し刃物12a、受け刃物12b
間に挿入した状態でピストンロッド5aを下降させ、押
し刃物12a、受け刃物12bで材料26を切断する。
【0010】リヤフレーム3の背面には油圧ポンプユニ
ット13が取付けられ、油圧ポンプユニット13の内部
は作動油35を内蔵したオイルタンク15、油圧ポンプ
14、油圧ポンプ14用のモーター16が直列に配列さ
れている。また、油圧ポンプ14は油圧ホース17を介
してシリンダ5に接続している。油圧ポンプユニット1
3にフットスイッチ18を接続し、フットスイッチ18
をONにすることでモーター16が駆動する。
【0011】図2に示すように、モーター16のモータ
ー軸16aが油圧ポンプ14に係合しており、作動油3
5がモーター16側へ漏れないようオイルシール33が
設けられている。
【0012】油圧ポンプ14(本実施形態では、プラン
ジャポンプ)からの配管穴21がシリンダ5からの配管
穴22より下側に芯ずれした状態で連通し、この芯ずれ
部の配管穴21、配管穴22に直交する段付き縦穴23
を設け、この段付き縦穴23の小さい穴23aはオイル
タンク15に通じている。段付き縦穴23の大きい穴部
23bには、シリンダ5に供給される作動油35の圧力
が高いときは閉じ、作動油35の圧力が小さくなったと
きに開く弁となる段付きシャフト24が縦穴23方向に
摺動可能に設けられている。この段付きシャフト24の
細い軸部24aがオイルタンク15側になる向きに取付
けられている。この段付きシャフト24の段付き部24
bと縦穴23の段付き面23cの間に段付きシャフト2
4を押し下げるコイルスプリング25が設けられてい
る。配管穴22の途中に配管穴20を設け、配管穴20
の中間にソレノイドバルブ19を設けている。ソレノイ
ドバルブ19はフットスイッチ18のOFF動作で開
き、シリンダ5内部に流れ込んでいた作動油35が配管
穴20を介してオイルタンク15へ少量ずつ戻す。
【0013】オイルタンク15はゴムでできており、そ
の上部に通気孔28aを有するスリーブ28が固定され
ている。スリーブ28上に大径穴29aと細径穴29b
からなる段付き穴を有するホルダ29を設け、大径穴2
9aと細径穴29bは通気孔28aと連通している。ホ
ルダ29の大径穴29a内には係止部材となるスチール
ボール30が設けられ、スチールボール30をホルダ2
9の段部29cに所定の圧力(本実施形態では10〜2
0g程度)で押圧する押圧手段となるスポンジ31が保
持部材となるキャップ32に保持されている。キャップ
32には通気孔32aが設けられており、ホルダ29上
部で固定されている。本実施形態ではホルダ29とキャ
ップ32を市販のオイルキャップで構成している。ま
た、圧力規制弁27はホルダ29、スチールボール3
0、スポンジ31、キャップ32で構成され、スリーブ
28に着脱自在に嵌合している。
【0014】上記構成において、材料26を加工する場
合は、フットスイッチ18をONにしモーター16を駆
動させると、図3に示すように作動油35は油圧ポンプ
14によりオイルタンク15から配管穴21の矢印b方
向に流れ込む。矢印b方向から流れ込んだ作動油35の
圧力で段付きシャフト24はコイルスプリング25の付
勢力を抗して持ち上げられ、段付きシャフト24の先端
面24cでオイルタンク15へ通じる小さい穴部23a
をふさぎ、オイルタンク15とシリンダ5間の配管穴2
0aを閉じる。同時に油圧ポンプ14側の配管穴21と
シリンダ5側の配管穴22が通じ、作動油35が矢印c
方向へ流れ、油圧ホース17を介してシリンダ5内へ流
れ込み、ピストンロッド5aを押し下げ材料26を加工
する。このとき、オイルタンク15から作動油35を吐
出することにより生じる負圧によって、スチールボール
30がホルダ29の段付部29bに押し付けられ、空気
の吸い込みを遮断するためオイルタンク15は収縮す
る。
【0015】加工後、フットスイッチ18をOFFにす
ると、モーター16が停止し、図4に示すようにソレノ
イドバルブ19が開く。シリンダ5内部に流れ込んでい
た作動油35は油圧ホース17から配管穴20bを介し
てオイルタンク15へ少量ずつ戻り、シリンダ5内部の
圧力を低下させる。圧力が低下すると、段付シャフト2
4はコイルスプリング25により押し下げられ、配管穴
21と配管穴22をふさぐと同時に、配管穴22と穴部
23を介してオイルタンク15に通じ、これが作動油3
5をオイルタンク15内に戻すためのバイパス通路とな
り、大量の作動油35がオイルタンク15(矢印d方
向)に流れ込む。これにより、シリンダ5のピストンロ
ッド5aが早く戻る。このとき、オイルタンク15内は
吐出によって生じた負圧がゼロ圧に戻るだけなので、作
動油35のはね上がりはなく吐出前の状態に戻る。
【0016】また、材料26を連続切断すると、作動油
35の温度が上昇し、オイルタンク15内の空気が膨張
する。このとき、膨張した空気の内圧により(本実施形
態では、内圧が0.01MPaになると)スチールボー
ル30は、スポンジ31の押圧力を抗して上方に持ち上
げられ、空気は通気孔28a、細径穴29b、大径穴2
9a、通気孔32aを通してオイルタンク15の外(矢
印e方向)に放出される。よって、オイルタンク15の
内圧は所定値以上にならず、オイルシール33のリップ
部33aから作動油35が漏れることはない。
【0017】さらに、圧力規制弁27をスリーブ28か
ら着脱自在としたので、圧力規制弁27を取り外すこと
により、スリーブ28の通気孔28aから作動油35の
給油、排油が可能となり、別に給排口を設ける必要がな
く、安価に製造できる。
【0018】また、図5のようにホルダ29をオイルタ
ンク15に直接取り付け、圧力規制弁27を固定型にす
ることでさらに安価にできる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、オイルタンクに圧力規
制弁を設けたので、オイルタンク内の圧力を所定値以下
に保つことができ、オイルシ−ル等からのオイル漏れを
防止することができる。
【0020】また、圧力規制弁を着脱可能にすることに
より、スリーブからの給排油が可能となり、オイルタン
クを必要以上に大型化することなく、小型軽量で安価な
信頼性の高い油圧ポンプユニットを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す剪断加工機械の一部
断面側面図である。
【図2】図1のA部拡大断面図である。
【図3】図1のA部拡大断面図である。
【図4】図1のA部拡大断面図である。
【図5】他の実施形態示す図1のA部拡大断面図であ
る。
【図6】従来技術を示す図1のA部拡大断面図である。
【図7】他の従来技術を示す図1のA部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
15…オイルタンク、28…スリーブ、28a…通気
孔、29…ホルダ、29a…大径穴、29b…細径穴、
29c…段部、30…スチールボール(係止部材)、3
1…スポンジ(押圧手段)、32…キャップ(保持部
材)、32a…通気孔、35…作動油。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動油を貯蔵するオイルタンクと、モー
    ターにより駆動され、オイルタンク内の作動油をシリン
    ダに送る油圧ポンプを備えた油圧機械において、オイル
    タンクにオイルタンクの内圧上昇を規制する圧力規制弁
    を設けたことを特徴とする油圧機械の減圧装置。
  2. 【請求項2】 前記圧力規制弁をオイルタンクから着脱
    自在としたことを特徴とする請求項1記載の油圧機械の
    減圧装置。
  3. 【請求項3】 前記圧力規制弁を、段付き穴を有するホ
    ルダと、ホルダの段付き穴内に係止された係止部材と、
    係止部材を所定の圧力でホルダの段部に押圧する押圧手
    段と、該押圧手段を保持し通気孔を有する保持部材とで
    構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の油圧機
    械の減圧装置。
JP10236747A 1998-08-24 1998-08-24 油圧機械の減圧装置 Withdrawn JP2000065002A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012187592A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Toyo Mach & Metal Co Ltd 固定冶具
CN102927067A (zh) * 2012-11-19 2013-02-13 无锡市京锡冶金液压机电有限公司 一种液压系统闭式油箱结构
CN102966610A (zh) * 2012-11-19 2013-03-13 无锡市京锡冶金液压机电有限公司 一种液压系统圆罐型储油箱的连接方法
CN107806523A (zh) * 2017-11-28 2018-03-16 江西昌河汽车有限责任公司 集成控制阀及使用该集成控制阀的油箱
US10391431B2 (en) * 2014-09-30 2019-08-27 Komatsu Ltd. Strainer device

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Effective date: 20051101