JP2000063424A - 貯蔵に安定な種ポリマ―の調製法 - Google Patents

貯蔵に安定な種ポリマ―の調製法

Info

Publication number
JP2000063424A
JP2000063424A JP11229182A JP22918299A JP2000063424A JP 2000063424 A JP2000063424 A JP 2000063424A JP 11229182 A JP11229182 A JP 11229182A JP 22918299 A JP22918299 A JP 22918299A JP 2000063424 A JP2000063424 A JP 2000063424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying
polymer
weight
gelatin
water content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11229182A
Other languages
English (en)
Inventor
Olaf Dr Halle
オラフ・ハレ
Werner Dr Struever
ベルナー・シユトリユフアー
Juergen Hinderer
ユルゲン・ヒンデラー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JP2000063424A publication Critical patent/JP2000063424A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F6/00Post-polymerisation treatments

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯蔵安定な粒状ポリマーの調製法。 【解決手段】 本発明は粒状ポリマーがそれらの重合化
の直後に<1重量%の残留水分含量まで乾燥されること
を特徴とする、ゼラチン封入モノマー液滴を重合化する
ことにより貯蔵安定な粒状ポリマーを調製するための方
法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒状ポリマーが重
合直後に乾燥されることを特徴とする、ゼラチン封入の
モノマー液滴の重合化による貯蔵に安定な粒状ポリマー
の調製法並びに更に、<1重量%の残留水分含量を有す
る封入ポリマーに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、単分散イオン交換体(欧州特許第
0 046 535 号及び同第0051 210号を
参照されたい)から製造された交換体床の比較的優れた
流体力学的特性から、多数の応用に商業的利点を達成で
きるので、非常に均一な粉末度(以下「単分散」と称さ
れる)を有するイオン交換体が益々重要になってきた。
【0003】単分散イオン交換体は単分散粒状ポリマー
を官能化させることにより得ることができる。単分散粒
状ポリマーの調製法の1種は単分散モノマー液滴を生成
し、次にこれらを重合化により硬化させるための特別な
噴霧法を使用することである。均一な液滴の形成は振動
による励起により促進させることができ、例えば欧州特
許第0 051 210号が、均一なモノマー液滴が単
層のモノマーの流れの、振動による励起により生成され
る、均一な粉末度のビーズを生成する方法につき記載し
ている。モノマー液滴の単分散が重合化期間中維持でき
る場合は、アグロメレーション及び凝集(coalescenc
e)並びに更に新規液滴の形成を確実に回避しなければ
ならない。凝集及び新規液滴形成を抑制するための特に
有効な方法は欧州特許第0 046 535号に従う液
滴の微小封入からなる。
【0004】単分散粒状ポリマーの調製のもう1種の方
法は、単分散ポリマー(「種」)がモノマー中で膨潤し
て、これが次に重合化される、いわゆる播種法からな
る。播種法は例えば欧州特許第0 098 130号及
び同第0 101 943号に記載されている。ドイツ
特許第19 634 393号は種ポリマーの粉末度分
布を特に正確に粒状ポリマーに移行させる方法につき記
載している。ここでは、微小封入されたポリマーが種と
して使用されている。
【0005】いわゆる播種法におけるゼラチン含有カプ
セル壁を有する前記の当該技術分野に記載された種の欠
点はそれらの貯蔵安定性である。例えば、播種法に使用
される時、制御されない水分を含んで長期間(例えば2
5℃で2週間)貯蔵されたゼラチン封入の種は、本発明
の種と対照的に、表面の成長を有する粒状ポリマーを与
える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、後続の段階に
おいて表面成長を伴う粒状ポリマーを生成しないで、播
種法に使用することができるような、長期間貯蔵するこ
とができる、貯蔵安定ゼラチンに封入された種を調製す
ることが本発明の目的であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】該目的は、重合化の直後
に、ゼラチン封入種を<1重量%の残留水分含量まで乾
燥させることにより達成された。このように調製された
種は25℃で1年間貯蔵され、後にのみ播種法で処理さ
れても、それらから調製された粒状ポリマーに表面蓄積
物をもたらさない。
【0008】従って本発明は、重合化直後に、残留水分
含量を<1重量%までポリマーを乾燥させることを特徴
とする、水相におけるゼラチン封入モノマー液滴の重合
化による貯蔵安定性の粒状ポリマーの調製法を提供す
る。
【0009】本発明の目的のためのモノマーは、概括的
に架橋剤として作用する、モノエチレンの不飽和化合物
及び多価エチレンの不飽和化合物、並びに更にそれらの
混合物である。適切なモノエチレンの不飽和化合物の例
はスチレン、ビニルトルエン、エチルスチレン、アルフ
ァ−メチルスチレン、クロロスチレン、クロロメチルス
チレン、アクリル酸、メタクリル酸、アクリラート、メ
タクリラート、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、アクリルアミド及びメタクリルアミドである。スチ
レン及び更に、スチレンの前記のモノマーとの混合物が
好ましい。多官能エチレンの不飽和化合物の例は、ジビ
ニルベンゼン、ジビニルトルエン、トリビニルベンゼ
ン、ジビニルナフタレン、トリビニルナフタレン、ジエ
チレングリコールジビニルエーテル、1,7−オクタジ
エン、1,5−ヘキサジエン、エチレングリコールジメ
タクリラート、トリエチレングリコールジメタクリラー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリラート、アリ
ルメタクリラート及びメチレン−N,N’−ビスアクリ
ルアミドである。多価エチレンの不飽和化合物は概括的
にモノマーを基礎にして0.05〜10重量%から、好
ましくは0.1〜5重量%から、特に好ましくは0.1
〜2重量%からの量で使用される。多価エチレンの不飽
和化合物(架橋剤)の種類はもちろん、粒状ポリマーの
その後の使用を考慮して選択される。例えば、エステル
結合はスルホン化の条件下で分裂されるので、ポリマー
が、スルホン化によりカチオン交換体を調製するために
使用される場合は、アクリラート又はメタクリラート架
橋剤は不適切である。ジビニルベンゼンは特に、多くの
場合、強酸性カチオン交換体すらの調製に適している。
ジビニルベンゼンの異性体とともにエチルビニルベンゼ
ンを含んでなる市販のジビニルベンゼン品質は大部分の
応用に適切である。モノマー又はモノマー混合物は水相
に実質的に不溶性でなければならない。従ってある程度
水溶性のモノマー、例えばアクリル酸、メタクリル酸及
びアクリロニトリルは水に不溶性のモノマーとの混合物
中で使用される。更に塩の添加により水相へのモノマー
の溶解度を低下させることもできる。
【0010】モノマーの液滴をゼラチンで微小封入する
ためには種々の方法を使用することができる。なかで
も、ゼラチンはモノマー液滴へのコアセルベート又は複
合コアセルベートとして適用される。コアセルベーショ
ンの補助によるモノマー液滴のゼラチン封入のために
は、水相に溶解されたゼラチンを水溶性の塩の補助によ
り水分含有ゼラチン相として沈澱される。次に水分含有
ゼラチン相がそれ自体モノマー塩の表面に付着する。硫
酸ナトリウムは特に、水分含有ゼラチン相を沈澱させる
ために適切である。本発明の目的のためのゼラチン含有
複合コアセルベートは、ゼラチンと合成高分子電解質と
の特別な組み合わせ物である。適切な合成高分子電解質
は例えばマレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、アク
リルアミド又はメタクリルアミドの単位を取り込んでい
るコポリマーである。コアセルベーション又は複合コア
セルベーションにより得ることができるゼラチン含有カ
プセルは通常の硬化剤、例えばホルムアルデヒド又はグ
ルタルジアルデヒドを使用して硬化され得る。ゼラチ
ン、ゼラチン含有コアセルベート及びゼラチン含有複合
コアセルベートによるモノマー液滴の封入は欧州特許第
0 046 535号に詳細に記載されている。
【0011】封入モノマー液滴は重合化を開始するため
の開始剤を含んでなる。当該新規の方法に適切な開始剤
の例は、過酸化ジベンゾイル、過酸化ジラウリル、過酸
化ビス(p−クロロベンゾイル)、ジシクロヘキシルペ
ルオキシジカルボナート、tert−ブチルペルオクト
アート、tert−ブチル2−エチルペルオキシヘキサ
ノアート、2,5−ビス(2−エチルヘキサノイルペル
オキシ)−2,5−ジメチルヘキサン及びtert−ア
ミルペルオキシ−2−エチルヘキサンのような過酸化物
並びに更に、2,2’−アゾビス(イソブチロニトリ
ル)及び2,2’−アゾビス(2−メチルイソブチロニ
トリル)のようなアゾ化合物である。開始剤は概括的に
モノマーもしくはモノマー混合物を基礎にして、0.0
5ないし2.5重量%、好ましくは0.1ないし1.5
重量%の量で使用される。
【0012】モノマー液滴中に使用することができるそ
の他の添加剤は、粒状ポリマー中にマクロ多孔質構造を
生成するための、いわゆるポロゲン(porogenes)であ
る。形成されるポリマーに対して良好な溶媒又は膨潤剤
ではない有機溶媒がこれに適切である。言及することが
できる例はヘキサン、オクタン、イソオクタン、イソド
デカン、メチルエチルケトン及びオクタノールである。
【0013】封入されたモノマー液滴はまた30重量%
までの架橋又は非架橋ポリマーを含んでなることができ
る。好ましいポリマーは前記のモノマー、特に好ましく
はスチレンから誘導されたものである。
【0014】封入されたモノマー液滴の平均粉末度は1
0ないし1000μm、好ましくは100ないし100
0μmである。当該新規の方法はまた単分散粒状ポリマ
ー、なかでも欧州特許第0 046 535号に従うも
のの調製に非常に適している。
【0015】水相は溶解された重合化阻害剤を含んでな
る可能性がある。可能な阻害剤は無機物質又は有機物質
のどちらでもよい。無機阻害剤の例は、ヒドロキシルア
ミン、ヒドラジン、亜硝酸ナトリウム及び亜硝酸カリウ
ムのような窒素化合物、亜リン酸水素ナトリウムのよう
な亜リン酸の塩、並びに更に亜ジチオン酸ナトリウム、
チオ硫酸ナトリウム、亜流酸ナトリウム、硫酸水素ナト
リウム、チオシアン酸ナトリウム及びチオシアン酸アン
モニウムのような硫黄含有化合物である。有機阻害剤の
例は、ヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチルエーテ
ル、レゾルシノール、ピロカテコール、tert−ブチ
ルピロカテコール、ピロガロール及びアルデヒドとのフ
ェノールの縮合生成物のようなフェノール化合物であ
る。その他の適切な有機阻害剤は窒素含有化合物であ
る。これらは、N,N−ジエチルヒドロキシルアミン、
N−イソプロピルヒドロキシルアミン及び更にスルホン
化又はカルボキシル化N−アルキルヒドロキシルアミン
誘導体及びスルホン化又はカルボキシル化N,N−ジア
ルキルヒドロキシルアミン誘導体のようなヒドロキシル
アミン誘導体、N,N−ヒドラジノ二酢酸のようなヒド
ラジン誘導体、並びにN−ニトロソフェニルヒドロキシ
ルアミン並びにN−ニトロソフェニルヒドロキシルアミ
ンのアンモニウム及びアルミニウム塩のようなニトロソ
化合物を含む。阻害剤の濃度は5ないし1000ppm
(水相を基礎にして)、好ましくは10ないし500p
pm、特に好ましくは10ないし250ppmである。
【0016】粒状ポリマーを与えるための封入モノマー
液滴の重合化は通常、1種類以上の保護コロイド及び所
望の場合には水相中のバッファー系の存在下で実施され
る。適切な保護コロイドは、ゼラチン、でんぷん、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリ
ル酸、ポリメタクリル酸並びに(メタ)クリル酸及び
(メタ)クリラートのコポリマーのような天然に存在す
るか又は合成の水溶性ポリマーである。セルロース誘導
体、特にセルロースエステル及びセルロースエーテル、
例えばカルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシ
エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロー
ス及びヒドロキシエチルセルロース、が非常に適切であ
る。ゼラチンは特に適切である。使用される保護コロイ
ドの量は概括的に、水相に基づいて、0.05ないし1
%、好ましくは0.05ないし0.5%である。
【0017】重合化はバッファー系の存在下で実施する
ことができる。重合化開始時の水相のpHを14と6と
の間、好ましくは12と8との間の値に設定するバッフ
ァー系が好ましい。これらの条件下においては、カルボ
ン酸基をもつ保護コロイドはある程度又は完全に塩形態
にある。これは保護コロイドの作用に好都合に影響す
る。特に適切なバッファー系はリン酸塩又はホウ酸塩を
含んでなる。本発明の目的のためのリン酸塩及びホウ酸
塩の語はまた、相当する酸及び塩のオルソ形態の縮合生
成物を含む。水相中のリン酸塩及びホウ酸塩の濃度はそ
れぞれ0.5ないし500mmol/l、好ましくは
2.5ないし100mmol/lである。
【0018】重合化の期間中の撹拌速度は著しく重要で
はなく、通常の粒状重合化におけるものと異なり、粉末
度に影響をもたない。モノマー液滴を懸濁させておき、
重合化熱の発散を促進するのに十分な、低い撹拌速度が
使用される。
【0019】水相に対する封入モノマー液滴の容量比は
1:0.75ないし1:20、好ましくは1:1ないし
1:6である。
【0020】重合化温度は使用される開始剤の分解温度
に依存する。それは概括的に50ないし150℃、好ま
しくは55ないし100℃である。重合化は0.5時間
ないし数時間実施される。重合化が低温、例えば60℃
で開始し、重合化の転化が進行するに従って反応温度が
上昇する温度プログラムを使用することが有効であるこ
とが判明した。これは例えば、反応及び高い重合化転化
の確実な実施のための必要条件を満たす非常に良好な方
法である。重合化の次に、通常の方法、例えば濾過又は
デカント法を使用してポリマーを単離して、次に所望の
場合には洗浄する。単離ポリマーの残留水分含量は通
常、仕上げ作業(wor-up)の種類により、3ないし30
%である。
【0021】重合化の終結直後に、ポリマーを乾燥す
る。本発明の目的のための直後とは、乾燥ができるだけ
直接的にそれに続き、その間隔が2カ月を越えないこと
を意味する。重合化の終結の14日以内、特には1週間
以内の乾燥が好ましい。
【0022】乾燥は、ポリマー中に<1%の残留水分含
量を達成させるような通常の乾燥機で実施される。例は
流動床乾燥機、タンブル乾燥機及び移動床乾燥機である
が、しかし更に乾燥キャビネット内で粒状ポリマーを乾
燥することもできる。乾燥条件は幅広い限界内で変動さ
せることができ、当該乾燥システムの技術的特徴に適応
させなければならない。例えば、乾燥は大気圧下又は減
圧下で実施することができる。減圧大気下においては2
5℃の乾燥温度でしばしば十分である。大気圧下におけ
る有効な乾燥は40℃と120℃との間の温度下で実施
することができる。乾燥期間中の湿気のある粒状ポリマ
ーの温度は、最初は低く、残留湿度含量が低下する時に
初めて乾燥温度に近付く。この乾燥期間中に、ポリマー
中の、<1重量%の、好ましくは<0.5重量%、特に
好ましくは<0.1重量%そして極めて特に好ましくは
<0.05重量%の残留水分含量を達成しなければなら
ない。残留水分含量を決定するためには、ビーズをメタ
ノール−ホルムアミド混合物(1:1)中に分散させ、
カールフィッシャー法により滴定する。
【0023】本発明に従って調製されたポリマーは播種
法における種として使用することができて、著しく貯蔵
安定性である。
【0024】
【実施例】実施例1(本発明に従う) 脱イオン水1185kgを2.5m3の容器に撹拌しな
がら添加し、脱イオン水80kg中、ゼラチン2.4k
g、リン酸水素ナトリウム12水和物4kg及びレゾル
シノール190gから製造された溶液を添加する。次い
で、ジビニルベンゼン0.5重量%及びエチルスチレン
0.3重量%(ジビニルベンゼン63%を含む、ジビニ
ルベンゼンとエチルスチレンとの市販されている異性体
混合物の形態の)、tert−ブチル2−エチルペルオ
キシヘキサノアート0.5重量%並びにスチレン98.
7重量%から製造された、狭い粉末度分布の微小封入混
合物715kgからの混合物(ここで、微小カプセルは
ホルムアルデヒド0.065重量%及び水性水酸化ナト
リウムを含んでなる、pH12の水相715kgととも
に、アクリルアミドとアクリル酸とのコポリマーを含む
ゼラチンから製造された、ホルムアルデヒド硬化複合コ
アセルベートからなる)を撹拌しながら添加する。平均
粉末度は231μmである。混合物を、25℃で開始し
95℃で終結する温度プログラムに従って温度を上昇さ
せることにより、撹拌しながら、終結まで重合させ、生
成物をスクリーン遠心分離を使用して単離する。ここで
固体を脱イオン水100kgで洗浄し、5重量%の残留
水分含量まで水相を除去する。重合化終結の24時間後
にポリマーをタンブル乾燥機中で70℃で乾燥させる。
これにより、狭い粉末度分布、滑らかな表面及び0.0
5重量%の残留水分含量を有する、平均粉末度220μ
mの粒状ポリマー679kgをもたらす。
【0025】実施例2(本発明に従う) 実施例1を基礎にして実験を実施するが、使用されるモ
ノマーがジビニルベンゼン1.5重量%及びエチルスチ
レン0.9重量%の混合物(ジビニルベンゼン63重量
%を含む、ジビニルベンゼン及びエチルスチレンの市販
の異性体混合物の形態で使用された)、tert−ブチ
ル2−エチルペルオキシヘキサノアート0.5重量%並
びにスチレン97.1重量%である。微小封入モノマー
液滴の平均粉末度は285μmである。これは、狭い粉
末度分布、滑らかな表面及び0.05重量%の残留水分
含量を伴う、平均粉末度270μmの粒状ポリマー67
9kgを与える。
【0026】実施例3(本発明に従う) 実施例1を基礎にして実験を実施するが、使用されるモ
ノマーが、ジビニルベンゼン1.5重量%及びエチルス
チレン0.38重量%の混合物(ジビニルベンゼン80
重量%を含む、ジビニルベンゼン及びエチルスチレンの
市販の異性体混合物の形態で)、tert−ブチル2−
エチルペルオキシヘキサノアート0.5重量%並びにス
チレン97.62重量%である。微小封入モノマー液滴
の平均粉末度は285μmである。これは、狭い粉末度
分布、滑らかな表面及び0.05重量%の残留水分含量
を伴う、平均粉末度270μmの粒状ポリマー679k
gを与える。
【0027】実施例4(本発明に従う) 実施例1を基礎にして実験を実施するが、使用されるモ
ノマーがジビニルベンゼン5.0重量%及びエチルスチ
レン2.9重量%の混合物(ジビニルベンゼン63重量
%を含む、ジビニルベンゼン及びエチルスチレンの市販
の異性体混合物の形態で)、tert−ブチル2−エチ
ルペルオキシヘキサノアート0.5重量%並びにスチレ
ン91.6重量%である。微小封入モノマー液滴の平均
粉末度は350μmである。これは、狭い粉末度分布、
滑らかな表面及び0.05重量%の残留水分含量を伴
う、平均粉末度332μmの粒状ポリマー679kgを
与える。
【0028】実施例5(本発明に従う) 脱イオン水1185kgを2.5m3の容器に撹拌しな
がら添加し、脱イオン水80kg中、ゼラチン2.4k
g、リン酸水素ナトリウム12水和物4kg及びN,N
−ジエチルヒドロキシルアミン103gから製造された
溶液を添加する。次いで、ジビニルベンゼン0.5重量
%及びエチルスチレン0.3重量%(ジビニルベンゼン
63%を含む、ジビニルベンゼン及びエチルスチレンの
市販されている異性体混合物の形態の)、過酸化ジベン
ゾイル0.75重量%並びにスチレン98.45重量%
から製造された、狭い粉末度分布の微小封入混合物64
0kgからの混合物(ここで、微小カプセルが、ホルム
アルデヒド0.065重量%及び水性水酸化ナトリウム
を含んでなるpH12の水相790kgとともに、アク
リルアミドとアクリル酸とのコポリマーを含むゼラチン
から製造された、ホルムアルデヒド硬化複合コアセルベ
ートからなる)、を撹拌しながら添加する。平均粉末度
は231μmである。混合物を、25℃で開始し、95
℃で終結する温度プログラムに従って温度を上昇させる
ことにより撹拌しながら終結まで重合し、生成物をスク
リーン遠心分離を使用して単離する。ここで固体を脱イ
オン水100kgで洗浄し、7重量%の残留水分含量ま
で水相を除去する。重合化の終結の24時間後にポリマ
ーをタンブル乾燥機中で70℃で乾燥させる。これによ
り、狭い粉末度分布、滑らかな表面及び0.05ポリマ
ー%の残留水分含量を有する、平均粉末度220μmの
粒状ポリマー608kgをもたらす。
【0029】実施例6(比較実験) 実施例1に基づいて実験を実施するが、残留水5重量%
を含んでなるポリマーを最初に6週間貯蔵する。この後
に、ポリマーを0.05重量%の残留水分含量まで乾燥
する。これにより、狭い粉末度分布及び滑らかな表面を
有する平均粉末度220μmの粒状ポリマー679kg
をもたらす。
【0030】実施例7(比較実験) 実施例2に基づいて実験を実施するが、残留水5重量%
を含んでなるポリマーを最初に6週間貯蔵する。この後
に、ポリマーを0.05重量%の残留水分含量まで乾燥
する。これにより、これにより、狭い粉末度分布及び滑
らかな表面を有する平均粉末度270μmの微小封入粒
状ポリマー679kgをもたらす。実施例1ないし実施例7からの乾燥粒状ポリマーの評価 実施例1ないし7は乾燥粒状ポリマーの調製について記
載している。それらの貯蔵安定性をテストするために、
残留水分含量<1重量%までの乾燥の1日後及び乾燥の
12週後の封入ポリマーを、播種法における種として使
用し、生成するポリマーの表面の質を評価する。
【0031】播種法は以下のように実施する、リン酸水
素二ナトリウム12水和物9.3gを4l入りガラス容
器中で脱イオン水1100mlに溶解させる。粒状ポリ
マー1200gのx重量%をこの溶液に分散させる。次
いで、スチレン88.19重量%、ジビニルベンゼン1
1.01重量%(ジビニルベンゼンとエチルベンゼンの
80%濃度の市販の混合物)並びに過酸化ジベンゾイル
0.8重量%(75%濃度の市販の湿潤品質)からなる
混合物1200gのうちの100%マイナスx%を30
分間にわたり計量添加し、次いで更に1時間撹拌した。
この後に、2重量%濃度のメチルヒドロキシプロピルセ
ルロース水溶液(Culminal MHEC 8000, Aqualon社)1
22mlを添加した。25℃で開始し、95℃で終結す
る温度プログラムに従って温度を上昇させることによ
り、混合物を終結するまで重合化させ、冷却し、32μ
mのスクリーンで洗浄し、乾燥する。
【0032】
【表1】 実施例1ないし5の、実施例6及び7との比較により、
生成後のその残留水分が1重量%未満ではないが、最初
に5重量%の残留水分を含んで貯蔵され、播種法の前ま
では0.05重量%の水分含量までは乾燥されていなか
った種から調製された粒状ポリマーは、その種が生成の
直後に残留水分含量を<1重量%まで乾燥されていたポ
リマーよりも、ビーズ表面上に、有意に多い析出物を有
することを明らかに示している。
【0033】本発明の特徴と態様を以下に示す。
【0034】1. ポリマーが重合の直後に残留水分含
量<1重量%まで乾燥されることを特徴とする、水相中
でゼラチン封入モノマー液滴を重合化することにより貯
蔵安定な粒状ポリマーを調製するための方法。
【0035】2. 乾燥が流動床乾燥機、タンブル乾燥
機、移動床乾燥機又は乾燥キャビネット内で実施される
ことを特徴とする、第1項に記載の方法。
【0036】3. 乾燥が大気圧下又は減圧大気下で実
施されることを特徴とする、第1項記載の方法。
【0037】4. 乾燥が40℃ないし120℃の温度
において大気圧下で実施されることを特徴とする、第3
項記載の方法。
【0038】5. ポリマーがゼラチンで封入されてお
り、残留水分含量が<1重量%であることを特徴とす
る、貯蔵安定な粒状ポリマー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ユルゲン・ヒンデラー ドイツ51381レーフエルクーゼン・アムベ ンタール54

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリマーが重合の直後に残留水分含量<
    1重量%まで乾燥されることを特徴とする、水相中でゼ
    ラチン封入モノマー液滴を重合化することにより貯蔵安
    定な粒状ポリマーを調製するための方法。
  2. 【請求項2】 乾燥が流動床乾燥機、タンブル乾燥機、
    移動床乾燥機又は乾燥キャビネット内で実施されること
    を特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 乾燥が大気圧下又は減圧大気下で実施さ
    れることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 乾燥が40℃ないし120℃の温度にお
    いて大気圧下で実施されることを特徴とする、請求項3
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 ポリマーがゼラチンで封入されており、
    残留水分含量が<1重量%であることを特徴とする、貯
    蔵安定な粒状ポリマー。
JP11229182A 1998-08-20 1999-08-13 貯蔵に安定な種ポリマ―の調製法 Pending JP2000063424A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19837752.5 1998-08-20
DE1998137752 DE19837752A1 (de) 1998-08-20 1998-08-20 Verfahren zur Herstellung von lagerstabilen Saatpolymerisaten

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000063424A true JP2000063424A (ja) 2000-02-29

Family

ID=7878117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11229182A Pending JP2000063424A (ja) 1998-08-20 1999-08-13 貯蔵に安定な種ポリマ―の調製法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0980876A1 (ja)
JP (1) JP2000063424A (ja)
DE (1) DE19837752A1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19634393A1 (de) * 1996-08-26 1998-03-05 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung vernetzter Polymerisate
DE19644227A1 (de) * 1996-10-24 1998-04-30 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung ausblutarmer Kationenaustauscher
DE19647291A1 (de) * 1996-11-15 1998-05-20 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung mikroverkapselter Polymerisate
DE19714827A1 (de) * 1997-04-10 1998-10-15 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung vernetzter kugelförmiger Polymerisate

Also Published As

Publication number Publication date
DE19837752A1 (de) 2000-02-24
EP0980876A1 (de) 2000-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3888652B2 (ja) マイクロカプセルに封入されたポリマーの製造方法
JP2003301016A (ja) 単分散アニオン交換ゲルの製法および単分散アニオン交換ゲル
JP2007039687A (ja) 単分散陽イオン交換体
US20160108199A1 (en) Process for preparing aminomethylated bead polymers
JP2017531061A (ja) スルホン化され、アミノメチル化されたキレート樹脂
JP6641033B2 (ja) アミノメチル化粒状重合体を製造するための方法
TWI229012B (en) Process for the preparation of monodisperse, gelatinous cation exchangers
JP2000063424A (ja) 貯蔵に安定な種ポリマ―の調製法
US6060558A (en) Crosslinked bead-form polymers
RU2707187C2 (ru) Способ получения аминометилированных бисерных полимеров из сложных n-метилфталимидовых эфиров карбоновых кислот
RU2697528C2 (ru) Способ получения аминометилированных бисерных полимеров
JP2000119305A (ja) マイクロカプセル化された球状ポリマ―の調製法
JP2004518016A (ja) ゲル状陽イオン交換体の製造法
US6221287B1 (en) Process for the preparation of crosslinked spherical polymers
RU2740285C2 (ru) Способ получения амидометилированных винилароматических бисерных полимеризатов
US6251314B1 (en) Process for the preparation of microencapsulated polymers
JP7008875B2 (ja) アミドメチル化ビニル芳香族粒状ポリマーを製造するための方法
US20050046059A1 (en) Process for the preparation of non-microencapsulated monodisperse bead polymers
MXPA99010231A (en) Procedure for the obtaining of cationes exchangers in the form of monodisperse gel