JP2000058186A - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

Info

Publication number
JP2000058186A
JP2000058186A JP10221619A JP22161998A JP2000058186A JP 2000058186 A JP2000058186 A JP 2000058186A JP 10221619 A JP10221619 A JP 10221619A JP 22161998 A JP22161998 A JP 22161998A JP 2000058186 A JP2000058186 A JP 2000058186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
connector
contact
protection member
mating connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10221619A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3846826B2 (ja
Inventor
Makiya Kimura
牧哉 木村
Sakae Manabe
栄 真鍋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON AMP KK
Original Assignee
NIPPON AMP KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON AMP KK filed Critical NIPPON AMP KK
Priority to JP22161998A priority Critical patent/JP3846826B2/ja
Publication of JP2000058186A publication Critical patent/JP2000058186A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3846826B2 publication Critical patent/JP3846826B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的安価で、相手コネクタとの非嵌合時に
おいてコンタクト保護部材の後退を確実に阻止するロッ
ク機構を有するコネクタを提供すること。 【解決手段】 電気コネクタ1は、接触部50を有する
複数のコンタクト44と、相手コネクタとの非嵌合時に
接触部50を保護する保護プレート60と、相手コネク
タとの非嵌合時に保護プレート60が押圧されると保護
プレート60の後退を阻止するロック部を有して接触部
50を保護するロック部材72とからなる。ロック部材
72は、弾性金属板を打抜き及び曲げ加工して形成され
ると共に、保護プレート60の前面61より後退した位
置に相手コネクタと係合するカム部78を有する。保護
プレート60は、その後面63側に、相手コネクタとの
非嵌合時にロック部材72の第1ないし第3アームと整
合しないが、相手コネクタとカム部78が係合するとロ
ック部材72の第1ないし第3アームと整合する溝70
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気コネクタ、特
にコンタクトの接触部を保護する保護部材を有する電気
コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】相手コネクタとの非嵌合時において、コ
ンタクトの接触部を保護する保護部材を有するコネクタ
が公知である。例えば、特開平7−282895号公報
には、図8に示されるように保護部材120を具備する
コネクタ110が開示されている。保護部材120は、
嵌合空間112内にこの空間112を塞ぐように配置さ
れる板状のシャッタ本体121とこのシャッタ本体12
1と一体成形されたばね部122とを有する。相手コネ
クタ130との非嵌合時においては、ばね部122によ
りシャッタ本体121が嵌合空間112の前方に付勢さ
れてコンタクト113を塵埃等から保護する。相手コネ
クタ130の嵌合部を嵌合空間112に挿入すると、ば
ね部122の弾性変形によりシャッタ本体121が嵌合
空間112の後方へ移動し、両コネクタ110、130
が嵌合する。コネクタの非嵌合時におけるコンタクト1
13の保護が単一部材の保護部材120により達成され
るので、コネクタ110を安価に製造することができる
利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この保護部
材120は、シャッタ本体121のストッパ爪123及
びコネクタ110のロック溝111の係止によりコネク
タ110から前方への脱落を阻止されているが、後方へ
の移動を停止する手段が設けられていない。このため、
指又は他の異物がシャッタ本体121に当接することに
より、容易にシャッタ本体121が後退し、非嵌合時で
あるにも拘わらず、コンタクト113が露出するおそれ
があるという問題がある。
【0004】この問題を解決するために、図9及び図1
0に開示されたようなロック機構を用いることが考えら
れる(実開平4−23074号公報参照)。すなわち、
コンタクト152の接触部152aを保護するカバー1
54に、ロック部材156及び捩りばね158からなる
ロック機構160を設けることである。ここで、ロック
部材156は、枢支軸162、ロック部164及びロッ
ク解除レバー166を有する。相手コネクタ(図示せ
ず)との非嵌合時においては、ロック部164がハウジ
ング170の上面と当接することによりカバー154の
後退(回動)を阻止する。また、相手コネクタとの嵌合
時においては、相手コネクタの前端面がカバー154の
上面から突出するロック解除レバー166を押圧するこ
とにより、ロック部164及びハウジング170の当接
が外れ、カバー154の後退を可能にする。ロック部1
64及びハウジング170の当接により、異物が不用意
にカバー154に当接しても、ロック解除レバー166
を押圧しない限り、カバー154は後退しない。
【0005】しかしながら、このロック機構160は、
異物がカバー154の上面のみに当接する場合には適正
に機能するが、異物がロック解除レバー166に接する
場合に不用意にロックが外れてしまい、コンタクト接触
部が十分に保護されないという問題がある。また、ロッ
ク機構160を構成するには、少なくとも複雑な形状の
ロック部材156及び捩りばね158の部品が必要であ
る。このため、ロック機構160を構成するために、製
造コスト及び組立コストが高くなってしまうという問題
がある。
【0006】従って、本発明は、比較的安価で、相手コ
ネクタとの非嵌合時において保護部材の後退を確実に阻
止するコンタクト保護用ロック機構を有するコネクタを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電気コネクタ
は、ハウジング部と、該ハウジング部に保持されると共
に接触部を有する複数のコンタクトと、相手コネクタと
の非嵌合時に前面が前記接触部より嵌合方向前方に突出
するように付勢される保護部材と、前記相手コネクタと
の非嵌合時に前記保護部材が押圧されると該保護部材の
後退を阻止して前記接触部を保護するロック部材とから
なる電気コネクタにおいて、前記ロック部材が、弾性金
属板を打抜き及び曲げ加工して形成されると共に、前記
保護部材の後退を阻止するロック部と、前記保護部材の
前記前面より後退した位置に前記相手コネクタと係合す
るカム部とを有し、前記保護部材が、その後面側に、前
記相手コネクタと前記カム部が係合すると前記ロック部
と整合する凹部を有することを特徴とする。
【0008】ここで、前記ロック部が、前記保護部材の
後面及び前記ハウジング部にそれぞれ当接する対向側面
を有し、該側面間の前記ロック部の面が前記保護部材の
後退する方向と平行であることが好ましい。
【0009】また、前記ロック部が、前記保護部材の前
記後面と平行な平面内に位置すると共に同一直線上には
ない少なくとも3点の前記後面との当接点を有すること
が好ましい。
【0010】さらに、前記ロック部が略L字状をなし、
前記保護部材の前記凹部が前記ロック部の形状に対応す
る略L字状の溝であることがより好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の電気コネクタの好適な実施の形態について詳細に説
明する。図1は、本発明の電気コネクタの一実施形態の
平面図である。図2は、図1のA−A線に沿った断面図
である。但し、コネクタモジュール、第2ガイドピン及
びロック部材は断面していない。図3は、図1の電気コ
ネクタに使用されるコネクタモジュールを示す側断面図
である。図4は、図1の電気コネクタに使用される保護
プレートを示す、(A)平面図、(B)正面図、(C)
底面図である。図5は、図1の電気コネクタに使用され
るロック部材を示す、(A)平面図、(B)正面図,
(C)右側面図である。図6は、図1の電気コネクタと
嵌合する相手コネクタの部分断面した正面図である。図
7は、図1の電気コネクタ及び図6の相手コネクタの嵌
合状態を示す図2と同様の断面図である。
【0012】図1及び図2において、本発明の電気コネ
クタ1は、基本的にはベースシェル10と、このベース
シェル10の凹部12内に多数(本実施形態では16
個)のコネクタモジュール40と、コネクタモジュール
40のコンタクト44を保護する保護プレート60と、
ロック部材72とからなる。ベースシェル10とコネク
タモジュール40のハウジング42は、本発明にいうハ
ウジング部を形成する。ベースシェル10は、例えばア
ルミニウム合金のダイキャスト等の導電性シェルであ
り、凹部12を画定する4個の側壁14、16、18、
20を有し、全体的に略直方体をなす。ベースシェル1
0の底面22は、超音波検査システム等の装置側の基板
(図示せず)上に載置される基板対向面である。凹部1
2の内底面24の中央には、後述するケーブル側コネク
タ80(図6参照)と共に零挿入力(ZIF)機構を構
成する係合部26が形成されている。コネクタモジュー
ル40は、この係合部26を取囲むように格子状に配列
されている。コネクタモジュール40と対向するシェル
側壁14、20との間には、ベースシェル10の四隅近
傍に各1本の第1ガイドピン28が設けられており、2
本の第1ガイドピン28、28の間には第2ガイドピン
30が設けられている。第1ガイドピン28は、保護プ
レート60がベースシェル10の凹部内底面24に対し
て平行な状態を保ったまま、上下に移動できるようにす
るために保護プレート60を案内すると共に、大径の頭
部により保護プレート60の移動上限を決めるねじであ
る。他方、第2ガイドピン30は、保護プレート60の
第2スルーホール68を貫通して延び、後述するケーブ
ル側コネクタ80の基板84(破線で示される)の孔9
0と嵌合し、基板84のパッド(図示せず)とコネクタ
モジュール40のコンタクト44とを位置決めする。ま
た、第2ガイドピン30は、ベースシェル10の底面2
2から突出して装置側の基板のスルーホール(図示せ
ず)内に位置決めされる位置決め部32を一体的に有す
る。なお、図示していないが、ベースシェル10の内底
面24には、保護プレート60を前方(図2における上
方)へ付勢するばね(図示せず)を収容する穴が形成さ
れている。
【0013】図3において、個々のコネクタモジュール
40は、絶縁性の樹脂材料で成形された略直方体状のハ
ウジング42と、Be−Cu等のばね性銅合金板を打抜
き加工された多数(例えば32本)のコンタクト44と
からなる。コンタクト44は、基部46と、この基部4
6から上方に延びた後に湾曲してハウジング42の上面
43から弾性的に突出する接触部50と、基部46から
下方に延びる嵌合部56とからなる。基部46は、ハウ
ジング42に圧入固定される圧入部48を有する。接触
部50は、柔軟性の高いばねアーム部52とその先端に
形成されて剛性の高い接点部54とを有する。嵌合部5
6は、ベースシェル10の底面22を貫通する開口(図
示せず)を介してシステム側の基板に向けて露出する。
嵌合部56の凹部58内には、システム側の基板上に実
装されたコネクタの弾性接触部(図示せず)と接触する
ための対向する剛性の接触側面59が形成される。
【0014】図4において、保護プレート60は、絶縁
製の樹脂材料で成形された略直方体状をなし、中央にケ
ーブル側コネクタのZIF駆動軸(図示せず)を挿通す
る挿通孔62を有する。また、保護プレート60は、挿
通孔62を取囲むように配列された多数(本実施形態で
は16個)の露出孔64を有する。これらの露出孔64
からは、各コネクタモジュール40の接触部50が露出
することができる。保護プレート60の四隅近傍にはベ
ースシェル10に固定された第1ガイドピン28を案内
する第1スルーホール66が設けられている。また、近
接する2個のスルーホール66間には、第2ガイドピン
30を案内する第2スルーホール68が設けられてい
る。これらの第2スルーホール68の周囲にはロック部
材72の略L字状のばねアーム部76を収容する溝70
が形成されている。
【0015】図5において、ロック部材72は、ステン
レス鋼等の金属板を打抜き及び曲げ加工して形成され、
固定部74及びばねアーム部76を有する。固定部74
は平板状をなし、ベースシェル10の内底面24に形成
された凹部(図示せず)内に配置され、ねじ孔74bを
貫通するねじ(図示せず)によりベースシェル10に固
定される。ばねアーム部76は、固定部74の基部74
aの一端を直角曲げされた曲げ部74cからこの曲げ部
74cに対して若干外側に傾いて延びる主アーム76a
と、主アーム76aに対して略直角に曲げられて延びる
第1アーム76bと、第1アーム76bに対して略直角
に曲げられて延びる第2アーム76cと、第2アーム7
6cに対して略直角に曲げられ短く延びる第3アーム7
6dとを有する。第1アーム76b、第2アーム76c
及び第3アーム76dは、全体で略L字状をなす。主ア
ーム76aの先端近傍には、上方に延びた後、約30°
内側に傾斜するカム部78が設けられている。ばねアー
ム部76の下縁は、固定部74近傍を除き、固定部基部
74aより上方の共平面内に位置する。また、ばねアー
ム部76の上縁は、カム部78を除き、共平面内に位置
する。従って、ばねアーム部76は、全体的には等しい
幅(図5においては高さ)を有する。
【0016】図6において、超音波トランスデューサ側
のケーブル等を終端するケーブル側コネクタ80は、例
えばアルミニウム合金のダイキャスト等の導電性シェル
82と、コンタクトモジュール40のコンタクト44と
接触する基板84と、ケーブル側コネクタ80から延出
するケーブル(図示せず)と、このケーブル及び基板8
4を相互接続する接続部(図示せず)と、コネクタ1、
80をZIF接続するためにハンドル等からなる駆動部
(図示せず)とからなる。基板84は、第2ガイドピン
30と嵌合して、コンタクト44と基板84上のパッド
(図示せず)とを整合させる孔90を有する。シェル8
2の嵌合端には、嵌合凹部86を画定する周囲壁88が
設けられている。
【0017】次に、図2、図6及び図7を参照して、保
護プレート60のロック機構及びロック解除機構につい
て説明する。先ず、コネクタ1、80の非嵌合状態にお
いては、第1ガイドピン28の周囲のコイルばねが保護
プレート60を前方に付勢することにより、コンタクト
44の接点部54は保護プレート60の前面61より後
退した位置に位置する。異物が保護プレート60に当接
することにより、保護プレート60を後退する方向(図
2において下方向)に押圧する方向に力が作用した場
合、ロック部材72のばねアーム部76が保護プレート
60の後面63の溝70とは整合せず、後面63に当接
する。このため、コンタクト44の接点部54を保護プ
レート60の前面61から突出させないよう、保護プレ
ート60の後退を阻止する。ここで、ロック部材72の
ばねアーム部76が略全長にわたって等しい幅(図5
(C)における高さW)を有するので、ばねアーム部7
6の側面76e、76fは保護プレート60の後面63
及びベースシェル10の内底面24と面接触する。この
ため、保護プレート60及びベースシェル10との当接
面積を大きくとることができるので、保護プレート60
の後退が安定して阻止される。さらに、主アーム76a
及び第2アーム76c、並びに第1アーム76b及び第
3アーム76dが、それぞれ略対向して配置されてい
る。このため、保護プレート60が傾いてばねアーム部
76に当接しても、ばねアーム部76が傾くおそれは極
めて少ないので、保護プレート60の後退がさらに安定
して阻止される。また、ばねアーム部76の両側面76
e、76f間のロール面76gは、保護プレート60の
後面63及びベースシェル10の内底面24と直交し、
即ち保護プレート60の移動方向とは平行である。この
ため、異物が保護プレート60の前面61をかなり大き
な力で押圧しても、ばねアーム部76はその力に耐える
ことができる。
【0018】また、コネクタ1、80が相互に嵌合する
際には、ケーブル側コネクタ80の周囲壁88が、保護
プレート60とベースシェル10の側壁14、16、1
8、20との間に進入し、ロック部材72のカム部78
と係合する。略同時に、第2ガイドピン30がケーブル
側コネクタ80の基板84の孔90と整合する。周囲壁
88及びカム部78のカム係合により、ばねアーム部7
6が主アーム76aの弾性に抗して内方に移動すると、
やがて略L字状をなす第1ないし第3アーム76b、7
6c、76dが保護プレート60の底面の略L字状の溝
70と整合する。この時点では、ロック部材72は最早
保護プレート60の後退を阻止できない。従って、保護
プレート60は後退可能となり、コンタクト44の接点
部54を露出すると共にケーブル側コネクタ80がさら
に後退し、コンタクト44の接点部54が基板84のパ
ッドに接触する。ケーブル側コネクタ80がさらに後退
すると、図7に示されるようにコネクタ1、80の嵌合
が完了する。なお、周囲壁88及びカム部78の係合に
先立ち、周囲壁88が、ベースシェル10の側壁14、
16、18、20の内側に設けられた突部34に略全周
にわたって嵌められた導電性ばねフィンガ36と接触す
る。このため、コンタクト44及び基板84の接触の前
に、ベースシェル10及びケーブル側コネクタ80のシ
ェル82が相互接続されるので、コンタクト44及び基
板84は電磁遮蔽された状態で接触する。
【0019】以上、本発明の好適実施形態について説明
したが、本発明は、上述の実施形態に限定することな
く、必要に応じて種々の変形又は変更が可能である。例
えば、ロック部材72のばねアーム部76は、その全長
にわたり必ずしも等しい幅Wにする必要はなく、例え
ば、少なくとも1側面76e(76f)は、同一直線上
にない少なくとも3点で保護プレート60の後面63又
はベースシェル内底面24に当接するようにしてもよ
い。3点接触により、例えば保護プレート60の姿勢が
安定するからである。また、本実施形態では、主アーム
76a、第1アーム76b、第2アーム76c及び第3
アーム76dが、(第3アーム76dを延長したと仮定
して)四辺形を形成したが、主アーム76a及び第1ア
ーム76bのなす角を鋭角にし、第1ないし第3アーム
76b、76c、76dが三角形を形成してもよい。こ
の場合、コネクタの非嵌合時において、第1ないし第3
アーム76b、76c、76dと、対応する溝70が重
なる面積が小さくなる。このため、保護プレート60と
の当接面積をさらに大きくとることができるので、保護
プレート60の後退をさらに安定して阻止することがで
きる。さらに、主アーム76a、第1アーム76b、第
2アーム76c及び第3アーム76dが四辺形を形成す
る代わりに、五角形以上の多角形、若しくは円、楕円又
は繭形等の別の形状に形成してもよい。また、本実施形
態では、コンタクトを保持するハウジングはベースシェ
ルと別体であったが、ベースシェルの電磁シールド性が
必要とされない場合は、ハウジング及びベースシェルを
一体に形成してもよい。さらに、コネクタの嵌合時にお
いて第1ないし第3アーム等と整合する保護プレートの
溝は、それら第1ないし第3アーム等の輪郭のみと整合
(符合)し且つ中抜きになっている凹部であってもよ
い。
【0020】
【発明の効果】請求項1に係る電気コネクタによれば、
ロック部材が、弾性金属板を打抜き及び曲げ加工して形
成されると共に、保護部材の後退を阻止するロック部
と、保護部材の前面より後退した位置に相手コネクタと
係合するカム部とを有し、保護部材が、その後面側に、
相手コネクタとカム部が係合するとロック部と整合する
凹部を有するので、低コストで、相手コネクタとの非嵌
合時において保護部材の後退を確実に阻止するコネクタ
が得られる利点がある。
【0021】請求項2に係る電気コネクタによれば、ロ
ック部が、保護部材の後面及びハウジング部にそれぞれ
当接する対向側面を有し、該側面間の前記ロック部の面
が保護部材の後退する方向と平行であるので、異物がか
なり大きな力で保護部材を押圧しても、ロック部材の部
分はその押圧力に耐えることができる利点がある。
【0022】請求項3に係る電気コネクタによれば、ロ
ック部が、保護部材の後面と平行な平面内に位置すると
共に同一直線上にはない少なくとも3点の後面との当接
点を有するので、ロック部材が保護部材と安定して当接
する利点がある。
【0023】請求項4に係る電気コネクタによれば、ロ
ック部が略L字状をなし、保護部材の凹部がロック部の
形状に対応する略L字状の溝であるので、保護部材が傾
いてロック部に当接しても、ロック部が傾くおそれは極
めて少ない。このため、相手コネクタとの非嵌合時の保
護部材の後退がさらに安定して阻止される利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気コネクタの一実施形態の平面図で
ある。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】図1の電気コネクタに使用されるコネクタモジ
ュールを示す側断面図である。
【図4】図1の電気コネクタに使用される保護プレート
を示す、(A)平面図、(B)正面図、(C)底面図で
ある。
【図5】図1の電気コネクタに使用されるロック部材を
示す、(A)平面図、(B)正面図,(C)右側面図で
ある。
【図6】図1の電気コネクタと嵌合する相手コネクタの
部分断面した正面図である。
【図7】図1の電気コネクタ及び図6の相手コネクタの
嵌合状態を示す図2と同様の断面図である。
【図8】従来例の保護部材を有するコネクタ及び相手コ
ネクタを示す分解斜視図である。
【図9】別の従来例のロック機構を有するコネクタの平
面図である。
【図10】図9のコネクタの右側面図である。
【符号の説明】
1 電気コネクタ 10 ベースシェル(ハウジング部) 42 ハウジング(ハウジング部) 44 コンタクト 50 接触部 60 保護プレート(保護部材) 61 前面 63 後面 70 溝(凹部) 72 ロック部材 76b、76c、76d ロック部 78 カム部 80 ケーブル側コネクタ(相手コネクタ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング部と、該ハウジング部に保持さ
    れると共に接触部を有する複数のコンタクトと、相手コ
    ネクタとの非嵌合時に前面が前記接触部より嵌合方向前
    方に突出するように付勢される保護部材と、前記相手コ
    ネクタとの非嵌合時に前記保護部材が押圧されると該保
    護部材の後退を阻止して前記接触部を保護するロック部
    材とからなる電気コネクタにおいて、 前記ロック部材が、弾性金属板を打抜き及び曲げ加工し
    て形成されると共に、前記保護部材の後退を阻止するロ
    ック部と、前記保護部材の前記前面より後退した位置に
    前記相手コネクタと係合するカム部とを有し、 前記保護部材が、その後面側に、前記相手コネクタと前
    記カム部が係合すると前記ロック部と整合する凹部を有
    することを特徴とする電気コネクタ。
  2. 【請求項2】前記ロック部が、前記保護部材の後面及び
    前記ハウジング部にそれぞれ当接する対向側面を有し、 該側面間の前記ロック部の面が前記保護部材の後退する
    方向と平行であることを特徴とする請求項1記載の電気
    コネクタ。
  3. 【請求項3】前記ロック部が、前記保護部材の前記後面
    と平行な平面内に位置すると共に同一直線上にはない少
    なくとも3点の前記後面との当接点を有することを特徴
    とする請求項1記載の電気コネクタ。
  4. 【請求項4】前記ロック部が略L字状をなし、 前記保護部材の前記凹部が前記ロック部の形状に対応す
    る略L字状の溝であることを特徴とする請求項1ないし
    請求項3のいずれか1項記載の電気コネクタ。
JP22161998A 1998-08-05 1998-08-05 電気コネクタ Expired - Fee Related JP3846826B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22161998A JP3846826B2 (ja) 1998-08-05 1998-08-05 電気コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22161998A JP3846826B2 (ja) 1998-08-05 1998-08-05 電気コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000058186A true JP2000058186A (ja) 2000-02-25
JP3846826B2 JP3846826B2 (ja) 2006-11-15

Family

ID=16769603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22161998A Expired - Fee Related JP3846826B2 (ja) 1998-08-05 1998-08-05 電気コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3846826B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019152057A (ja) * 2018-03-06 2019-09-12 日本ケーブル株式会社 立体駐車装置の固定デッキ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019152057A (ja) * 2018-03-06 2019-09-12 日本ケーブル株式会社 立体駐車装置の固定デッキ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3846826B2 (ja) 2006-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108346934B (zh) 连接器
JP4522144B2 (ja) 電気コネクタ
US20190296495A1 (en) Electrical connector and electrical connector assembly
JP5624874B2 (ja) レバー式コネクタ、ワイヤカバー
TW201117479A (en) Electrical connector
US8915652B2 (en) Optical connector device and mating optical connector device
US10651575B2 (en) Card edge connector assembly with support structure
GB2361117A (en) Circuit board connector with lock arms
EP1195853A1 (en) Flat cable connector
EP3316406B1 (en) Electronic device and connector
US9722356B2 (en) Connector
US9431764B2 (en) Thin card plug
US6464514B1 (en) Card edge connector with grounding pad
EP3107154A1 (en) Latching arrangement for electrical connectors
EP1282199B1 (en) Card adapter
TWI751738B (zh) 連接器組合件
US7534133B2 (en) Electrical connector assembly with alignment pin
KR100701540B1 (ko) 활주 작동식 결합 수단을 가진 케이블 커넥터
JP2000058186A (ja) 電気コネクタ
JP4523062B1 (ja) 低背形電気コネクタ
JP3172721B2 (ja) コンピュータシステム及びそれに使用するコネクタ
US8840421B2 (en) Electrical connector assembly equipped with enhanced locking mechanism thereon
JP2004063273A (ja) シールドコネクタ
US20030216064A1 (en) Optical module
JP2919863B2 (ja) 回動嵌合型電気コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060814

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100901

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100901

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100901

Year of fee payment: 4

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100901

Year of fee payment: 4

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110901

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110901

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110901

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110901

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120901

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120901

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130901

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees