JP2000057026A - ファイル制御装置 - Google Patents

ファイル制御装置

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JP2000057026A
JP2000057026A JP10226357A JP22635798A JP2000057026A JP 2000057026 A JP2000057026 A JP 2000057026A JP 10226357 A JP10226357 A JP 10226357A JP 22635798 A JP22635798 A JP 22635798A JP 2000057026 A JP2000057026 A JP 2000057026A
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JP10226357A
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Hideo Takahashi
秀夫 高橋
Yumi Murotake
由美 室武
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テーブル(LTD)の更新を伴う書き込み命
令において処理を高速化する。 【解決手段】 ホストコンピュータと磁気ディスク装置
の間に介在される磁気ディスク制御装置において、キャ
ッシュメモリを管理するリソース管理部(RM)は、前
記LTDへのアクセスを管理するとともに、複数のチャ
ネルアダプタ(CA)より一定領域の異なるトラックに
対する書き込み命令が競合したときに、各チャネルアダ
プタ(CA)を通じてキャッシュメモリ上のトラック毎
のデータの書き込みをそれぞれ実行させた後、各チャネ
ルアダプタ(CA)からLTDにアクセスする段階で、
チャネルアダプタ毎に順番にテーブルの読み出しおよび
書き込みを排他的に実行する。このようにデータの書き
込みをまず許可してしまうことで更新処理を高速に行う
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ホストコンピュー
タと磁気ディスク装置との間に介在し、ホストコンピュ
ータから磁気ディスク装置へのアクセスを制御する磁気
ディスク制御装置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ホストコンピュータとファイル装
置(磁気ディスク装置)とのデータを高速かつ、スムー
ズに伝送するためにメモリを内蔵したファイル制御装置
をホストコンピュータとファイル装置との間に介在させ
ている。
【0003】このホストコンピュータと、磁気ディスク
制御装置と、磁気ディスク装置との関係を簡略化して示
したものが図1である。同図において、101はホスト
コンピュータ、102は磁気ディスク制御装置、107
は磁気ディスク装置である。
【0004】磁気ディスク制御装置102内には、ホス
トコンピュータ101とのインターフェースとして機能
するチャネルアダプタ(CA:Channel Adaptor)10
3と、磁気ディスク装置107とのインターフェースと
して機能するデバイスアダプタ(DA:Device Adapto
r)106とが設けられている。この両アダプタ間に
は、キャッシュメモリ105が介在し、当該キャッシュ
メモリ105はリソース管理部(RM:Resource Manag
er)104によって管理されている。
【0005】キャッシュメモリ105内は、トラックデ
ータ領域と、LTD領域(Look Aside Table Directory)
とを有している。このトラックデータ領域に格納される
トラックデータのフォーマットを示したものが図2であ
る。各トラックデータ(レコード)は、該当レコードの
レコード番号およびデータ部の長さ等が記録されるカウ
ント部(Count)と、ユーザによって書き込まれるデータ
が記録されるデータ部(Data)とで構成されている。これ
に対応するLTD領域の構成を示したものが図3であ
る。同図中各トラック301は、1トラックあたり4バ
イトの情報を持っている。
【0006】このようにキャッシュメモリ105上にL
TDを置くことにより、実デバイスである磁気ディスク
装置から直接データ(カウント部)を読み出すことな
く、ホストコンピュータ101からのレコード更新処理
(アップデート書き込み)を可能にしている。
【0007】ここでホストコンピュータ101から発行
される書き込み命令(Write I/O)にはフォーマット書き
込み(Format Write)と更新書き込み(Update Write)とが
ある。
【0008】更新書き込みは、レコードのデータ部20
2のみを更新する場合であり、フォーマット書き込みは
新規レコードをトラックに追加、もしくはデータ部の長
さを変更する場合である。したがって、フォーマット命
令が行われると、トラックのフォーマットも変更される
ことから、該当LTDの更新を行う必要が出てくる。
【0009】ところで、チャネルアダプタ(CA)は、
通常の場合、64バイトの単位でしかキャッシュメモリ
105にアクセスできない。つまり、図3に示すLTD
領域の構成の場合、トラック0〜15,トラック16〜
31というように16個ずつのトラック単位でしかアク
セスできないようになっている。
【0010】ここで、LTD方式の機能を説明するため
に、LTDを用いない場合のアクセスと、LTDを用い
た場合のアクセスについて磁気ディスク制御装置107
の動作の違いを説明する。 (LTDを用いないディスクアクセスの場合)まず、ホ
ストコンピュータ101から磁気ディスク制御装置10
2に対して、トラックn、レコードmのデータ部に対す
る更新処理が発行されると、デバイスアダプタ(DA)
106は、磁気ディスク装置107よりトラックnを読
み込み、これをリソース管理部(RM)104の制御に
よりキャッシュメモリ105上に展開する。
【0011】次に、チャネルアダプタ(CA)103
は、トラックn、レコードmをキャッシュメモリ105
より取得し、このレコードmが実在することを確認す
る。ここでもしレコードmが存在しなかった場合には、
更新処理を中断してホストコンピュータ101にエラー
を通知する。
【0012】レコードmの実在が確認された場合、チャ
ネルアダプタ(CA)103は、キャッシュメモリ10
5上のトラックn、レコードmのデータ部202に対し
て更新処理を行う。そして最後にデバイスアダプタ(D
A)は、更新されたトラックn、レコードmに関してキ
ャッシュメモリ105上から磁気ディスク装置107に
書き込みを行う。このようにして、キャッシュメモリ1
05上での更新内容が磁気ディスク装置107に反映さ
れる。 (LTDを用いたディスクアクセスの場合)ホストコン
ピュータ101から磁気ディスク制御装置102にトラ
ックn、レコードmのデータ部202に対する書き込み
命令が発行されると、チャネルアダプタ(CA)103
はキャッシュメモリ105上からLTDを読み込む。こ
こで読み込んだLTDよりレコードmの存在を知る。
【0013】次に、チャネルアダプタ(CA)はキャッ
シュメモリ105上のトラックn、レコードmのデータ
部202に対して書き込み処理を行う。次に、デバイス
アダプタ(DA)は、書き換えられたトラックn、レコ
ードmに関してキャッシュメモリ105上から磁気ディ
スク装置107にその内容を反映すべく書き込みを行
う。このようにして、キャッシュメモリ105上での変
更内容が磁気ディスク装置107に反映される。
【0014】上記のように、LTD方式を用いる場合に
は、デバイスアダプタ(DA)が磁気ディスク装置10
7からトラックnを読み込みキャッシュメモリ105上
に展開する処理が不要になる。そのためLTD方式の方
が、磁気ディスク装置107の高速な更新処理が可能に
なるという利点がある。
【0015】ところで前述のように、チャネルアダプタ
(CA)は、通常の場合、64バイトの単位でしかキャ
ッシュメモリ105にアクセスできない。そのため、同
一の64バイトの範囲内で、LTDの更新が必要な命令
(フォーマット書き込み)がホストコンピュータ101
より発行された場合、後から発行された命令(I/O)
が前の命令(I/O)の完了まで待たされる現象が発生
する。
【0016】このことを図4(A)および(B)によっ
て説明する。なお、説明の都合上、LTD関連以外の動
作の説明は省略する。 (1)まず、ホストコンピュータ101からチャネルアダ
プタCA0に対して、トラックnに対するフォーマット
命令(Format I/O)が発行される。
【0017】(2)次に、ホストコンピュータ101から
CA1に対してトラック1に対するフォーマット命令(F
ormat I/O)が発行される。 (3)次に、チャネルアダプタCA0はキャッシュメモリ
105上よりトラック0〜15に関するLTDを読み込
む。
【0018】(4)次に、チャネルアダプタCA1はキャ
ッシュメモリ105上よりトラック0〜15に関するL
TDを読み込む。 (5)次に、チャネルアダプタCA0自身のメモリ(図示
せず)上でトラック0に関するLTDをBに更新する。
ここで、トラック1〜15のLTDは更新しない。
【0019】(6)次に、チャネルアダプタCA1自身の
メモリ(図示せず)上でトラック1に関するLTDをC
に更新する。ここでトラック0,2〜15のLTDは更
新しない。
【0020】(7)チャネルアダプタCA0は、自身のメ
モリ上に展開されたLTDをキャッシュメモリ105に
書き込む。この結果、キャッシュメモリ105上のLT
Dは、トラック0に関するLTDがBとなり、その他の
トラック(1〜15)はAのままとなる。
【0021】(8)チャネルアダプタCA1は、自身のメ
モリ上に展開されたLTDをキャッシュメモリ105に
書き込む。この結果、前記(7)で書き込んだLTD(ト
ラック0〜15)はCA1により全て上書きされること
になり、トラック1がC、他のトラック(トラック0,
2〜15)は全てAになってしまう。
【0022】しかし、図4(B)に示すように、これで
は矛盾が生じてしまう。キャッシュメモリ105上のL
TDは本来はトラック0がB、トラック1がC、トラッ
ク2〜15がAでなければならない。
【0023】このように、チャネルアダプタ毎のメモリ
内容を順次キャッシュメモリに書き込む方式では、同一
の64バイト領域でアクセスが競合した場合にLTDに
反映される内容に矛盾を生じてしまう。
【0024】そこで、従来技術の磁気ディスク制御装置
102では、以下のような競合調整を行っている。 (1)まず、ホストコンピュータ101からチャネルアダ
プタCA0に対して、トラック0に対するフォーマット
命令が発行されると、 (2)チャネルアダプタCA0はリソース管理部(RM)
104に対してフォーマット書き込みを始めてよいか否
かを問い合わせる。
【0025】(3)リソース管理部(RM)104は、ト
ラック0が他の命令で使用されておらず、かつ、トラッ
ク0〜15に対する命令が動作していない場合に、動作
可能の応答をチャネルアダプタCA0に返す。
【0026】(4)一方、上記とは別の命令として、ホス
トコンピュータ101よりチャネルアダプタCA1に対
してトラック1に対するフォーマット命令が発行され
る。 (5)チャネルアダプタCA1はリソース管理部(RM)
104に対してフォーマット書き込みを始めてよいか否
かを問い合わせる。
【0027】(6)このときリソース管理部(RM)10
4は、上記の(1)の発行によりトラック0〜15に関し
て既に別の命令が動作していることを認識しているた
め、チャネルアダプタCA1に対して「BUSY」を返す。
【0028】(7)この間、(1)の命令を実行しているチャ
ネルアダプタCA0は、トラック0に関するLTDを更
新するため、トラック0〜15に関するLTDテーブル
を読み込む。
【0029】(8)チャネルアダプタCA0は、ホストコ
ンピュータ101より受け取ったトラック0に関するト
ラックデータをキャッシュメモリ105上に書き込む。 (9)チャネルアダプタCA0は、トラック0のトラック
フォーマットが変更されたことにより、自身のメモリ上
でトラック0に関するLTDを更新し、これをキャッシ
ュメモリ105上のLTDに書き込む。
【0030】(10)そしてチャネルアダプタCA0は、リ
ソース管理部(RM)104に対してトラック0に関す
る処理が終了したことを通知する。 (11)次に、チャネルアダプタCA1は、リソース管理部
(RM)104に対してトラック1に関するフォーマッ
ト命令を実行してもよいか否かを問い合わせる。
【0031】(12)リソース管理部(RM)104は、ト
ラック1が他の命令で使用されておらず、かつ、トラッ
ク0〜15に対する命令が動作していないことを認識し
ているため、動作可能の応答をチャネルアダプタCA1
に返す。
【0032】(13)チャネルアダプタCA1は、ホストコ
ンピュータ101より受け取ったトラック1に関するL
TDを更新するため、トラック0〜15に関するLTD
テーブルを自身のメモリに読み込む。
【0033】(14)チャネルアダプタCA1は、ホストコ
ンピュータ101より受け取ったトラック1に関するト
ラックデータをキャッシュメモリ105上に書き込む。 (15)次に、チャネルアダプタCA1は、トラック1のト
ラックフォーマットが変更されたことにより、自身のメ
モリ上でトラック1に関するLTDを更新し、これをキ
ャッシュメモリ105上のLTDに書き込む。
【0034】(16)そしてチャネルアダプタCA1は、リ
ソース管理部(RM)104に対してトラック1に関す
る処理が終了したことを通知する。 以上説明したように、同一の64バイト領域におけるア
クセスの競合は、リソース管理部(RM)104が管理
しており、上記(6)のステップに示すように、リソース
管理部(RM)104より「BUSY」の応答がある間は、
他のチャネルアダプタCAはトラックデータの書き込み
ができなかった。
【0035】このように、同一の64バイト領域におけ
るアクセス競合が発生した場合に、後の命令は競合状態
が解消するまで実行されないことになり、処理遅延が生
じていた。
【0036】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、ファイル制御装置において、LTDの同一領
域にアクセスが競合した場合のファイル装置へのアクセ
スの高速化を実現する技術を提供することにある。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、
ホストコンピュータとファイル装置(磁気ディスク装
置)との間に介在されたファイル制御装置(磁気ディス
ク制御装置)について、ホストコンピュータとのインタ
ーフェースとして機能し、ホストコンピュータからの書
き込み命令を仲介する2以上のチャネルアダプタ(C
A)が設けられており、これに対して、ファイル装置の
トラック毎のデータと、各トラックのフォーマットを記
憶したテーブル(LTD)とを格納した一時記憶手段
(キャッシュメモリ)が設けられている。
【0038】そして、この一時記憶手段を管理するリソ
ース管理手段は、前記テーブルへのアクセスを管理する
とともに、複数のチャネルアダプタより一定領域の異な
るトラックに対する書き込み命令が競合したときに、各
チャネルアダプタを通じて一時記憶手段上のトラック毎
のデータの書き込みをそれぞれ実行させた後、各チャネ
ルアダプタからテーブルにアクセス段階で、チャネルア
ダプタ毎に順番にテーブルの読み出しおよび書き込みを
排他的に実行する。
【0039】すなわち、従来技術では図5に示したよう
に、複数のチャネルアダプタから一時記憶手段(キャッ
シュメモリ)へのデータ書き込みの要求が競合した場合
には、先のチャネルアダプタに関する処理が終了するま
では後のチャネルアダプタの処理を許可しなかったが、
本発明では、それが異なるトラックに関するものであれ
ば、同一64バイト領域に関するものでも一時記憶手段
に対するデータの書き込みを許可してしまう。
【0040】そしてその後に、テーブル(LTD)の更
新に際しては、チャネルアダプタ毎に排他的に一時記憶
手段へのアクセスを制御する。これによりアクセス処理
を高速化できる。
【0041】本発明の第2の手段は、前記第1の手段に
おけるリソース管理手段の管理に際して、以下のように
した。まず、第1のチャネルアダプタからの第1のデー
タ書き込みの問い合わせと第2のチャネルアダプタから
の第2のデータ書き込みの問い合わせに対して双方に許
可を返答する。そして、前記ホストコンピュータから一
時記憶手段に対する第1のデータ書き込みと第2のデー
タ書き込みとが終了した後に、第1のチャネルアダプタ
からのテーブル書き換えの問い合わせに対して許可を返
答し、第2のチャネルアダプタからのテーブル書き換え
の問い合わせに対して不許可を返答し、一時記憶手段か
らの第1のデータ書き込みに伴うテーブルの更新が完了
した段階で、第2のチャネルアダプタからのテーブル書
き換えの問い合わせに対して許可を返答する。このよう
に、2つのチャネルアダプタからの同一領域への異なる
トラックデータの書き込みがあった場合にデータの書き
込みそのものをまず行ってしまい、テーブル(LTD)
の更新だけを排他制御にすることにより、前記第1の手
段をより具体化してアクセスの高速化を図ることができ
る。
【0042】本発明の第3の手段は、ホストコンピュー
タとファイル装置(磁気ディスク装置)との間に介在さ
れたファイル制御装置(磁気ディスク制御装置)につい
て、ホストコンピュータとのインターフェースとして機
能し、ホストコンピュータからの書き込み命令を仲介す
る2以上のチャネルアダプタ(CA)を設け、ファイル
装置のトラック毎のデータと、各トラックのフォーマッ
トを記憶したテーブル(LTD)とを格納した一時記憶
手段(キャッシュメモリ)を設ける。
【0043】そして、リソース管理手段(RM)は、前
記テーブル(LTD)へのアクセスを管理するととも
に、複数のチャネルアダプタ(CA0,1)より一定領
域(トラック0〜15)の異なるトラック(トラック0
および1)に対する書き込み命令が競合したときに、各
チャネルアダプタ(CA0,1)を通じて一時記憶手段
(キャッシュメモリ)上のトラック毎のデータの書き込
みをそれぞれ実行させた後、各チャネルアダプタ(CA
0,CA1)からのテーブル更新を統合して一時記憶手
段(キャッシュメモリ)への書き込みを直接実行するよ
うにした。
【0044】このように、リソース管理手段(RM)が
直接テーブルの書き換えを行うことにより、チャネルア
ダプタ(CA1)からのテーブル書き換えの問い合わせ
に対してBUSY(使用中)を通知することもなく、前記第
1および第2の手段に較べて処理をさらに高速化でき
る。
【0045】本発明の第4の手段は、前記第3の手段に
おけるリソース管理手段について、第1のチャネルアダ
プタ(CA0)からの第1のデータ書き込みの問い合わ
せ(I/O−1)と第2のチャネルアダプタ(CA1)
からの第2のデータ書き込みの問い合わせ(I/O−
2)に対して双方に許可を返答した後、前記ホストコン
ピュータから一時記憶手段(キャッシュメモリ)に対す
る第1のデータ書き込みと第2のデータ書き込みとが終
了した後に、第1のチャネルアダプタ(CA0)から受
領したテーブル書き換え通知に基づいてテーブル(LT
D)の書き換えを行い、引き続いて第2のチャネルアダ
プタ(CA1)からのテーブル書き換え通知に基づいた
テーブル(LTD)の書き換えを行うようにした。
【0046】このように、テーブルの更新をリソース管
理手段自身で行うことにより、前記第3の手段を具体化
してアクセス処理を高速化できる。
【0047】
【本発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明
の実施の形態を説明する。
【0048】
【実施例1】図12は、本発明のシステム構成を示すブ
ロック図である。101はホストコンピュータ、102
は磁気ディスク制御装置(ファイル制御装置)、107
は磁気ディスク装置(ファイル装置)である。
【0049】磁気ディスク制御装置102の内部は、ホ
ストコンピュータから受信したコマンドの解析を行うチ
ャネルアダプタ(CA)103と、磁気ディスク装置1
07へのインターフェースとして機能するデバイスアダ
プタ(DA)106と、LTDが設定されるキャッシュ
メモリ105と、リソース管理部(RM:Resource Man
ager)とを有している。また、前記キャッシュメモリ1
05等を管理するメモリ制御部121(FE:Future E
ngine)と、外部の保守デバイス122とのインターフ
ェースとして機能するサービスアダプタ(SA)123
と、初期プログラム等を格納しておくハードディスク装
置(HD)124を有している。
【0050】ここで、キャッシュメモリ105およびそ
こに設定されるLTDの内容は図1〜図3に示したもの
と同様であるので説明を省略する。本実施形態では、リ
ソース管理部(RM)104が以下の制御を行うことに
より、同一64バイト領域へのアクセスを高速化するも
のである。
【0051】本実施形態において、同一64バイト領域
に所属するトラック0とトラック1へのアクセス競合の
場合のリソース管理部(RM)104の制御手順につい
て説明する。
【0052】(1)まず、従来技術で説明したのと同様
に、ホストコンピュータ101からチャネルアダプタ
(CA0)に対してトラック0に対するフォーマット命
令が発行される (2)次に、チャネルアダプタ(CA0)は、リソース管
理部(RM)104に対して、トラック0に関してフォ
ーマット処理を実行してよいか否かを問い合わせる。
【0053】(3)リソース管理部(RM)104は、ト
ラック0が他の命令では使用されていないことを認識し
ているので、チャネルアダプタ(CA0)に対してフォ
ーマット許可を返信する。
【0054】(4)一方、ホストコンピュータ101から
チャネルアダプタ(CA1)に対してトラック1に関す
るフォーマット命令が発行される。 (5)前記命令を受領したチャネルアダプタ(CA1)
は、リソース管理部(RM)104に対して、トラック
1に関するフォーマット処理を開始してよいか否かを問
い合わせる。
【0055】(6)ここで、リソース管理部(RM)10
4は、チャネルアダプタ(CA1)に対して、フォーマ
ット許可を返信する。 (7)次に、チャネルアダプタ(CA0)は、ホストコン
ピュータ101より受け取ったトラック0に関するトラ
ックデータをキャッシュメモリ105上に書き込む。
【0056】(8)一方、チャネルアダプタ(CA1)
は、ホストコンピュータ101より受け取ったトラック
1に関するトラックデータをキャッシュメモリ105上
に書き込む。
【0057】(9)次に、チャネルアダプタ(CA0)
は、リソース管理部(RM)104に対してトラック0
に関するLTDを更新するため、リソース管理部(R
M)104に対してLTD(トラック0〜15)のアク
セス要求を行う。
【0058】(10)上記要求に対して、リソース管理部
(RM)104はLTDのトラック0〜15は誰も使用
していないことを認識しているため、アクセス許可をチ
ャネルアダプタ(CA0)に対して発行する。
【0059】(11)引き続いて、今度はチャネルアダプタ
(CA1)がリソース管理部(RM)104に対してト
ラック1に関するLTDを更新するため、LTD(トラ
ック0〜15)のアクセス要求を行う。
【0060】(12)このとき、リソース管理部(RM)1
04は、LTD(トラック0〜15)は、チャネルアダ
プタ(CA0)によってアクセス中で(前記(10))ある
ことを認識しているため、チャネルアダプタ(CA1)
に対してBUSYを返す。
【0061】(13)一方、キャッシュメモリ105にアク
セスしているチャネルアダプタ(CA0)は、キャッシ
ュメモリ105よりLTD(トラック0〜15を読み込
む。 (14)チャネルアダプタ(CA0)は、トラックフォーマ
ットが変更されたことにより、自身のメモリ上でトラッ
ク0に関するLTDを更新し、これをキャッシュメモリ
105上のLTDに反映させる(書き込む)。
【0062】(15)前記書き込みが完了するチャネルアダ
プタ(CA0)は、リソース管理部(RM)104に対
してLTDのアクセスが完了したことを通知する。この
通知を受けたリソース管理部(RM)104は、LTD
(トラック0〜15)のBUSY状態を解除する。
【0063】(16)そしてさらにチャネルアダプタ(CA
0)は、リソース管理部(RM)に対してフォーマット
命令(I/O−1)に関する処理が完了したことを通知
する。
【0064】(17)一方、チャネルアダプタ(CA1)
は、リソース管理部(RM)104に対して再度LTD
(トラック0〜15)のアクセス要求を行う。 (18)このとき、リソース管理部(RM)104は、前記
BUSY状態の解除により、LTD(トラック0〜15)は
誰も使用していないことを認識しているので、チャネル
アダプタ(CA1)に対してアクセス許可を通知する。
【0065】(19)前記許可通知に基づいて、チャネルア
ダプタ(CA1)はキャッシュメモリ105よりLTD
(トラック0〜15)を読み込む。 (20)チャネルアダプタ(CA1)は、トラックフォーマ
ットが変更されたことにより、自身のメモリ上でトラッ
ク0に関するLTDを更新し、キャッシュメモリ105
上のLTDにこれを反映させる(書き込む)。
【0066】(21)チャネルアダプタ(CA1)は、リソ
ース管理部(RM)104に対して、LTDのアクセス
が終了したことを通知する。当該終了通知を受けたリソ
ース管理部(RM)104は、LTD(トラック0〜1
5)のBUSY状態を解除する。
【0067】(22)最後にチャネルアダプタ(CA1)
は、リソース管理部(RM)104に対して、フォーマ
ット命令(I/O−2)に関する処理が完了したことを
通知する。
【0068】上記(1)〜(22)の各処理をチャネルアダプ
タ(CA)103およびリソース管理部(RM)104
の処理として示したものが図7および図8のフロー図で
ある。
【0069】まず、チャネルアダプタ(CA)103の
処理について説明する。チャネルアダプタ(CA)10
3は、まずホストコンピュータ101より命令(I/
O)を受け取ると(ステップ701:前述の(1)よび(4)
の処理がこれに該当する)、リソース管理部(RM)1
04に対して動作を開始してよいか否かを問い合わせる
(702:(2)および(5))。
【0070】次に、リソース管理部(RM)104から
の返答がOKである場合には、ホストコンピュータ10
1より受け取ったトラックデータをキャッシュメモリ1
05に書き込む(703,704:(3),(6),(7),
(8))。
【0071】次に、リソース管理部(RM)104に対
してLTD(トラック0〜15)のアクセス要求を行い
(705:(9),(11),(17))、リソース管理部(RM)
104からの返答がOKである場合には(703:(1
0),(18))、キャッシュメモリ105からLTDを読み
込む(707:(13),(19))。
【0072】一方、上記ステップ703において、リソ
ース管理部(RM)104からの返答がBUSYである場合
には((12)のケース)、リソース管理部(RM)104
に対して一定間隔をおいてアクセス要求を繰り返す。
【0073】前記ステップ707でキャッシュメモリ1
05からLTDを読み込んだ場合には、自身のメモリ上
で該当トラックのLTDを更新する(708)。そし
て、更新したLTDをキャッシュメモリ105上に書き
込む(709:(14),(20))。そして、リソース管理部
(RM)104に対してLTDの更新とI/O処理が完
了したことを通知する(710,711:(15),(16),(2
1),(22))。
【0074】次に、リソース管理部(RM)104から
みた処理を説明する。リソース管理部(RM)104
は、チャネルアダプタ(CA)103より何らかの通知
を受け取ると(801)、それがI/O開始処理(フォ
ーマット書き込み命令)であるか否かを判断する(80
2)。
【0075】ここで、I/O開始処理(フォーマット書
き込み命令)である場合(前記処理の(2)および(5))、
該当トラックが他のI/O(命令)で使用されているか
いないかを判定する(803)。ここで該当トラックが
他のI/O(命令)で使用されていない場合には、チャ
ネルアダプタ(CA)103に対してOKを返答する
(804:(3)および(6))。そして、リソース管理部
(RM)104自身の内部メモリ中に該当トラックがBU
SYとなるフラグを立てて、アイドリング状態に戻る。ま
た、ステップ803において、該当トラックが他のI/
O(命令)で使用されている場合にはチャネルアダプタ
(CA)103に対してBUSYを返答する。
【0076】次に、リソース管理部(RM)104がL
TDのアクセス要求を受け取った場合について説明す
る。リソース管理部(RM)104がLTDのアクセス
要求を受け取った場合((9),(11),(17))、該当するL
TDが使用中であるか否かを判定する(809)。ここ
で、使用中である場合には、チャネルアダプタ(CA)
103に対してBUSY(使用中)を通知する(811:(1
2))。一方、使用中でない場合には、チャネルアダプタ
(CA)103に対してOKを通知する(810:(1
0),(18))。そして、リソース管理部(RM)104
は、自身の内部テーブルに該当するLTDについて使用
中を示すフラグを立てて(812)、アイドリング状態
に戻す(813)。
【0077】次に、リソース管理部(RM)104がL
TDのアクセス終了通知((15),(21))を受け取った場
合の処理について図8(b)を用いて説明する。リソー
ス管理部(RM)104がLTDのアクセス終了通知を
受け取ると(814:(15),(21))、リソース管理部
(RM)104は自身の内部メモリ上に該当LTDが使
用可能状態であることを示すフラグを立てて(81
5)、アイドリング状態に戻す(816)。
【0078】一方、リソース管理部(RM)104がI
/O終了通知を受け取った場合(817:(16),(22))
には、リソース管理部(RM)104の内部メモリ上に
該当トラックが使用可能状態になったことを示すフラグ
を立てて(818)アイドリング状態に戻す(81
9)。
【0079】本実施形態において、特徴的な点は、リソ
ース管理部(RM)104によるステップ803〜80
5において、図6に示すように同一64バイト領域にお
いて、I/O−1とI/O−2のアクセスが競合する場
合にも、まずキャッシュメモリへのデータの書き込み認
めてしまい((3),(6),(7),(8))、その後、チャネルア
ダプタ毎(CA0,CA1)のLTDの更新を順次実行
していくようにした。このように、同一64バイト領域
内へのキャッシュメモリ105へのトラックデータの競
合した書き込みを優先させ行ってしまい、その後に排他
的にLTDの更新を行うことにより、LTDの更新が伴
うI/O処理を高速に行うことができる。
【0080】図5の従来技術と、図6の本実施形態とを
比較すると、αによって示された単位時間内の処理数に
ついて、図6の方が図5よりも多数行えることがわか
る。
【0081】
【実施例2】図9は、本実施形態の他の実施例を示すシ
ーケンス図である。 (1)まず、従来技術で説明したのと同様に、ホストコン
ピュータ101からチャネルアダプタ(CA0)に対し
てトラック0に対するフォーマット命令(I/O−1)
が発行される (2)次に、チャネルアダプタ(CA0)は、リソース管
理部(RM)104に対して、トラック0に関してフォ
ーマット処理を実行してよいか否かを問い合わせる。
【0082】(3)リソース管理部(RM)104は、ト
ラック0が他の命令では使用されていないことを認識し
ているので、チャネルアダプタ(CA0)に対してフォ
ーマット許可を返信する。
【0083】(4)一方、ホストコンピュータ101から
チャネルアダプタ(CA1)に対してトラック1に関す
るフォーマット命令が発行される。(5)前記命令を受領
したチャネルアダプタ(CA1)は、リソース管理部
(RM)104に対して、トラック1に関するフォーマ
ット処理を開始してよいか否かを問い合わせる。
【0084】(6)ここで、リソース管理部(RM)10
4は、チャネルアダプタ(CA1)に対して、フォーマ
ット許可を返信する。 (7)次に、チャネルアダプタ(CA0)は、ホストコン
ピュータ101より受け取ったトラック0に関するトラ
ックデータをキャッシュメモリ105上に書き込む。
【0085】(8)一方、チャネルアダプタ(CA1)
は、ホストコンピュータ101より受け取ったトラック
1に関するトラックデータをキャッシュメモリ105上
に書き込む。
【0086】(9)次に、チャネルアダプタ(CA0)
は、キャッシュメモリ105よりLTD(トラック0〜
15)を読み込む。 (10)また、チャネルアダプタ(CA1)も、キャッシュ
メモリ105よりLTD(トラック0〜15)を読み込
む。
【0087】(11)次に、チャネルアダプタ(CA0)
は、リソース管理部(RM)104に更新するLTD
(トラック0)のデータ(4バイト分)を引き渡す。 (12)次に、リソース管理部(RM)104は、キャッシ
ュメモリ105よりLTD(トラック0〜15)を読み
込む。
【0088】(13)リソース管理部(RM)104は、自
身のメモリ上で、チャネルアダプタ(CA0)から送ら
れてきたLTD(トラック0)とキャッシュメモリ10
5から読み込んだLTDとをマージして、その結果をキ
ャッシュメモリ105上に反映させる(書き込む)。
【0089】(14)次に、チャネルアダプタ(CA1)
は、リソース管理部(RM)104にLTD(トラック
1)のデータ(4バイト分)を引き渡す。 (15)リソース管理部(RM)104は、キャッシュメモ
リ105よりLTD(トラック0〜15)を読み込む。
【0090】(16)リソース管理部(RM)104は、自
身のメモリ上で、チャネルアダプタ(CA1)から送ら
れてきたLTD(トラック1)とキャッシュメモリ10
5から読み込んだLTDとをマージして、その結果をキ
ャッシュメモリ105上に反映させる(書き込む)。
【0091】(17)チャネルアダプタ(CA0)は、リソ
ース管理部(RM)104にI/O−1に関する処理が
完了したことを通知する。 (18)また、チャネルアダプタ(CA1)は、リソース管
理部(RM)104にI/O−2に関する処理が完了し
たことを通知する。
【0092】これを、チャネルアダプタ(CA)103
の動作としてとらえたフロー図が図10である。以下上
記(1)〜(18)の処理に対応させて説明する。まず、ホス
トコンピュータ101より書き込み処理命令(I/O)
を受け取ると(1001:(1),(4))、チャネルアダプ
タ(CA)はリソース管理部(RM)104に対してト
ラック番号を通知し、動作を開始してよいか否かを問い
合わせる(1002:(2),(5))。ここで、リソース管
理部(RM)104からの返答がOKである場合((3),
(6))、すなわち動作可能である場合には(100
3)、ホストコンピュータ101より受領したトラック
データをキャッシュメモリ105上に書き込む(100
4:(7),(8))。
【0093】次に、チャネルアダプタ(CA)103
は、キャッシュメモリ105よりLTDを自身のメモリ
上に読み込み(1005:(9),(10))、自身のメモリ上
で該当トラックのLTDを更新する(1006)。
【0094】次に、リソース管理部(RM)104に対
して該当トラックのLTDを引き渡す(1007:(1
1),(14))。そして、リソース管理部(RM)104に
対してI/O処理が完了したことを通知する(100
8:(17),(18))。
【0095】一方、上記(1)〜(18)の処理をリソース管
理部(RM)104の動作としてとらえたフロー図が図
11である。以下、説明する。まず、リソース管理部
(RM)104は、チャネルアダプタ(CA)103よ
りなんらかの通知を受け取ると(1101)、それがI
/O開始通知か否かを判定する(1102)。ここで、
I/O開始通知である場合には、該当トラックが他のI
/Oで使用されているか否かを判定する(1103:
(2),(5))。そして、該当トラックが他のI/Oで使用
されていないときには、当該チャネルアダプタ(CA)
に対してOKの返答を通知する(1104:(3),
(6))。これとともにリソース管理部(RM)104
は、内部メモリ上の該当トラックについてBUSY(使用
中)を表すフラグをセットし(1105)、アイドリン
グ状態に戻す。
【0096】一方、ステップ1103において、該当ト
ラックが他のI/Oで使用されている場合には、チャネ
ルアダプタ(CA)103に対してBUSY(使用中)を報
告する。次に、リソース管理部(RM)104がLTD
の読み込みを行う処理を説明する。
【0097】まず、リソース管理部(RM)104がチ
ャネルアダプタ(CA)103よりLTDデータを受け
取ると(1108:(11),(14))、キャッシュメモリ1
05よりLTDを自身のメモリ上に読み込む(110
9:(12),(15))。
【0098】そして、自身のメモリ上で、チャネルアダ
プタ(CA)103から送られてきたLTDとキャッシ
ュメモリ105から読み込んだLTDとをマージする
(1110)。
【0099】最後に、前記でマージされたLTDをキャ
ッシュメモリ105に書き込んで(1112:(13),(1
6))、アイドリング状態に戻す。次に、リソース管理部
(RM)104がチャネルアダプタ(CA)よりI/O
終了通知を受け取った場合には(1113:(17),(1
8))、自身のメモリ上に当該トラックは使用可能状態に
なったことを示すフラグを立てて(1114)、アイド
リング状態に戻す(1115)。
【0100】このように、本実施例2では、実施例1と
同様に、同一64バイト領域内へのキャッシュメモリ1
05へのトラックデータの競合した書き込みを優先させ
行う。しかし、その後のLTDへのアクセスをチャネル
アダプタ(CA)ではなく、リソース管理部(RM)1
04が行うようにした。そのため、チャネルアダプタ
(CA0,CA1)がリソース管理部(RM)104に
対して行うLTDの書き込み問い合わせおよびその返答
処理を省略することができ、図6と図9を比較してもわ
かるように、全体のアクセス回数を大幅に低減できる。
特に、リソース管理部(RM)104自身がLTDへの
アクセスを行うため、リソース管理部(RM)104か
らチャネルアダプタ(CA0,CA1)へのBUSY通知が
不要になるなど実施例1に較べてさらにアクセスの短縮
を図ることができる。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、リソース管理部がLT
Dへのアクセスを管理するようにして、チャネルアダプ
タがリソース管理部に対するフォーマット処理実行の問
い合わせに対しては競合を認めることにより、一定の同
一領域内のトラックデータへの複数のチャネルアダプタ
による同時アクセスが可能となるため、LTDの更新が
ともなう書き込み命令の実行を高速化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の概略を示す説明図
【図2】 キャッシュメモリに格納されるトラックフォ
ーマットを示す説明図
【図3】 LTDの内容を示す説明図
【図4】 (a)は従来技術において、I/Oの競合に
より矛盾が生じる理由を説明するためのシーケンス図、
(b)はそれに対応したメモリ内容の書き換え状態を示
す説明図
【図5】 従来技術における磁気ディスク制御装置内で
のアクセス順序を示すシーケンス図
【図6】 実施例1における磁気ディスク制御装置内で
のアクセス順序を示すシーケンス図
【図7】 実施例1におけるチャネルアダプタ(CA)
の動作を示すフロー図
【図8】 (a)は実施例1におけるリソース管理部
(RM)の動作を示すフロー図(1)、(b)は同じく
リソース管理部(RM)の動作を示すフロー図(2)
【図9】 実施例2における磁気ディスク制御装置内で
のアクセス順序を示すシーケンス図
【図10】 実施例2におけるチャネルアダプタ(C
A)の動作を示すフロー図
【図11】 実施例2におけるリソース管理部(RM)
の動作を示すフロー図
【図12】 実施形態におけるシステム構成図
【符号の説明】
101 ホストコンピュータ 102 磁気ディスク制御装置(ファイル制御装置) 103 チャネルアダプタ(CA) 104 リソース管理部(RM) 105 キャッシュメモリ(一時記憶手段) 106 デバイスアダプタ(DA) 107 磁気ディスク装置(ファイル装置) 121 メモリ制御部(FE) 122 保守デバイス 123 サービスアダプタ(SA) 124 ハードディスク装置(HD)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B014 EB04 5B065 BA01 CA15 CE11 5B082 FA02 FA12 FA17 GA15 GB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータとファイル装置との
    間に介在されたファイル制御装置であって、ホストコン
    ピュータとのインターフェースとして機能し、ホストコ
    ンピュータからの書き込み命令を仲介する2以上のチャ
    ネルアダプタと、 ファイル装置のトラック毎のデータと、各トラックのフ
    ォーマットを記憶したテーブルとを格納した一時記憶手
    段と、 前記テーブルへのアクセスを管理するとともに、複数の
    チャネルアダプタより一定領域の異なるトラックに対す
    る書き込み命令が競合したときに、各チャネルアダプタ
    を通じて一時記憶手段上のトラック毎のデータの書き込
    みをそれぞれ実行させた後、各チャネルアダプタからテ
    ーブルにアクセス段階で、チャネルアダプタ毎に順番に
    テーブルの読み出しおよび書き込みを排他的に実行する
    リソース管理手段とからなるファイル制御装置。
  2. 【請求項2】 前記リソース管理手段は、第1のチャネ
    ルアダプタからの第1のデータ書き込みの問い合わせと
    第2のチャネルアダプタからの第2のデータ書き込みの
    問い合わせに対して双方に許可を返答し、 前記ホストコンピュータから一時記憶手段に対する第1
    のデータ書き込みと第2のデータ書き込みとが終了した
    後に、第1のチャネルアダプタからのテーブル書き換え
    の問い合わせに対して許可を返答し、第2のチャネルア
    ダプタからのテーブル書き換えの問い合わせに対して不
    許可を返答し、 一時記憶手段からの第1のデータ書き込みに伴うテーブ
    ルの更新が完了した段階で、第2のチャネルアダプタか
    らのテーブル書き換えの問い合わせに対して許可を返答
    することを特徴とする請求項1記載のファイル制御装
    置。
  3. 【請求項3】 ホストコンピュータとファイル装置との
    間に介在されたファイル制御装置であって、ホストコン
    ピュータとのインターフェースとして機能し、ホストコ
    ンピュータからの書き込み命令を仲介する2以上のチャ
    ネルアダプタと、 ファイル装置のトラック毎のデータと、各トラックのフ
    ォーマットを記憶したテーブルとを格納した一時記憶手
    段と、 前記テーブルへのアクセスを管理するとともに、複数の
    チャネルアダプタより一定領域の異なるトラックに対す
    る書き込み命令が競合したときに、各チャネルアダプタ
    を通じて一時記憶手段上のトラック毎のデータの書き込
    みをそれぞれ実行させた後、各チャネルアダプタからの
    テーブル更新を統合して一時記憶手段への書き込みを直
    接実行するリソース管理手段とからなるファイル制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記リソース管理手段は、第1のチャネ
    ルアダプタからの第1のデータ書き込みの問い合わせと
    第2のチャネルアダプタからの第2のデータ書き込みの
    問い合わせに対して双方に許可を返答し、 前記ホストコンピュータから一時記憶手段に対する第1
    のデータ書き込みと第2のデータ書き込みとが終了した
    後に、第1のチャネルアダプタからのテーブル書き換え
    通知を受領し、その内容に基づいて一時記憶手段の書き
    換えを行い、 第2のチャネルアダプタからのテーブル書き換え通知を
    受領し、その内容に基づいた一時記憶手段の書き換えを
    行うことを特徴とする請求項3記載のファイル制御装
    置。
JP10226357A 1998-08-10 1998-08-10 ファイル制御装置 Withdrawn JP2000057026A (ja)

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