JP2000049694A - 無線端末における通信制御方法 - Google Patents

無線端末における通信制御方法

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JP2000049694A
JP2000049694A JP10225164A JP22516498A JP2000049694A JP 2000049694 A JP2000049694 A JP 2000049694A JP 10225164 A JP10225164 A JP 10225164A JP 22516498 A JP22516498 A JP 22516498A JP 2000049694 A JP2000049694 A JP 2000049694A
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data transmission
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electric field
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JP10225164A
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Tomoki Numazawa
友喜 沼沢
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】待ち受け状態にある無線端末が一時的に通信可
能となった場合でも、通信に失敗する可能性がある場合
はデータ送信を行わず無駄な電力供給を削減してバッテ
リ消費を延長すること。 【解決手段】無線端末1が通信可能か否かを検出しデー
タ送受信を制御するCPU2と、基地局との通信を制御
する信号処理部3と、送信データの送信を制御するRF
送信部4と、受信データの受信を制御するRF受信部5
と、制御チャネルの受信電界レベルまたは受信データの
エラー発生率を監視する受信状態監視部6と、少なくと
も前記RF送信部に対する電源の供給を制御する電源制
御部9とを備え、受信状態監視部による制御チャネルの
受信電界レベルまたは受信データのエラー発生率の監視
の結果、無線端末が一時的に通信可能になっても、通信
状態が不安定と判断された場合は電源を供給せず、デー
タ送信を実行しないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線端末における
通信制御方法に関し、特に基地局のサービス圏外と待ち
受け状態とを頻繁に繰り返すような状況下、または制御
チャンネル上で放送されているデータの受信・不受信を
頻繁に繰り返すような状況下におかれた無線端末におけ
る通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無線端末においては、基地局のサ
ービス圏外にある場合または待ち受け中では、制御チャ
ンネルの捕捉を間欠的に行うなどというような方法をと
り、必要な場合にのみRF受信部に対して電源を供給す
るようにしたことにより、省電力化を図る装置および制
御方法が考案されている。
【0003】また、特開平5−163452号公報に開
示されているような、消費電力の低減を図る無線通信機
能付き情報処理装置が知られている。それによると、現
在の電界強度を検出し、そのレベルが所定値に満たなけ
れば無線通信機能をオフ状態にして、その間の消費電力
を抑え、また、電界強度の検出を所定間隔ごとに行うこ
とにより消費電力をさらに抑え、また、電界強度のレベ
ルが所定値以上になったときに、データ通信を自動的に
行うようにしたものである。すなわち、捕捉中の制御チ
ャンネルの受信電界レベルが、ある特定の受信電界レベ
ル以上か否かを検出することにより通信を制御するよう
にしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の通信方式によると、端末が待ち受け状態に置かれて
いる場合でも、制御チャンネルにより放送されてくるデ
ータについて受信・不受信を頻繁に繰り返すような弱電
界エリアにおいては、基地局との通信が失敗したような
場合に、それぞれの通信方式において特定のリトライ回
数が許可されているため、その回数だけデータ送信を繰
り返すことができ、それによってバッテリを著しく消費
してしまうという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、現存するそれぞれの通信方式におい
て、待ち受け状態にある無線端末が一時的に通信が可能
となる条件が満たされているような場合においても、通
信が失敗する可能性がある場合にはデータ送信を行わな
いようにして、RF送信部に対する無駄な電力供給を削
減することにより、無線端末に使用するバッテリ等電源
の可動時間を延長することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の問
題を解決するため、現存する各通信方式に従い無線端末
が待ち受け状態にあるとき、捕捉中の制御チャンネルの
受信電界レベルまたは受信データのエラー発生率を予め
定められた一定時間監視し、その間データが正常に受信
可能な受信電界レベルの最低値以上がまたは受信可能な
エラー発生率を下回る状態を維持している場合は通信状
態が安定であると判断して、通信状態が安定な場合には
データ送信を行い、前記一定時間内において、受信電界
レベルの最低値以上の電界レベルとそれを下回る電界レ
ベルとが繰り返された場合、またはエラー発生率が正常
に受信可能なエラー発生率を下回る状態とそれを上回る
状態とが繰り返されるような場合は通信状態が不安定で
あると判断して、データ送信及びそのリトライ動作を行
わないようにしたものである。
【0007】本発明は、基地局のサービス圏外及び待ち
受け状態を頻繁に繰り返すような状況下にある無線端末
が、無駄なデータ送信動作を行わないようにし、消費電
流を削減することにより省電力化を図ることができ、バ
ッテリ等の電源の可動時間を延長することができる無線
端末における通信制御方法が得られる。
【0008】また、本発明は、上記従来の問題を解決す
るため、データ送信を停止した後、無線端末と基地局間
の通信が確実に行いえる状態に変化したときには、デー
タ送信動作を行うようにしたものである。本発明は、無
線端末の通常動作に影響を与えることなく、無駄な電力
供給を削減して、電源の可動時間の延長を実現すること
ができる無線端末における通信制御方法が得られる。
【0009】また、本発明は、上記従来の問題を解決す
るため、制御チャンネル上での通信状態が安定している
と判断されて、位置登録などのデータ通信及びそのリト
ライ動作等データ送信を行っているときに、通信状態が
変化して不安定であると判断されたときはデータ送信を
停止するようにしたものである。本発明は、通信状態が
変化して不安定になった後に発生するデータ送信やリト
ライ動作などによる無駄なデータ送信の繰り返しを防ぐ
ことにより、無駄な電力供給を削減して、電源の可動時
間の延長を実現することができる無線端末における通信
制御方法が得られる。
【0010】また、本発明は、上記従来の問題を解決す
るため、制御チャンネルの受信電界レベルまたは受信デ
ータのエラー発生率の監視の結果、データ送信に対する
基地局からの応答データの受信が確実に行えないと判断
されている状態であっても、無線端末の使用者が発信な
どのデータ送信を開始しようとした場合には、各通信方
式に定められている通信条件を満たしている状態であれ
ば、通常通りデータ送信を行うようにしたものである。
本発明は、無線端末の使用者のデータ送信要求を優先さ
せるようにして、使用者への利便性に影響を与えること
なく、無駄な電力供給を削減して、電源の可動時間の延
長を実現する無線端末における通信制御方法が得られ
る。
【0011】また、本発明は、上記従来の問題を解決す
るため、端末のメモリーに保持してある受信電界レベル
の最低値または受信データのエラー発生率を参照するこ
とによって、データ送信を実行するかどうかを決めるよ
うにしたものである。
【0012】本発明は、基地局からのデータ受信から応
答データを送信するまでの時間的な間隔が制約を受けて
いる場合であっても、メモリーに保持されている最低の
受信電界レベルまたは受信データのエラー発生率を参照
するだけで、制約に影響されることなく実施することが
でき、電源の可動時間の延長を実現する無線端末におけ
る通信制御方法が得られる。
【0013】また、本発明は、上記従来の問題を解決す
るため、基地局と端末との通信が成功したときの制御チ
ャンネルの受信電界レベルまたは受信データのエラー発
生率を無線端末の内部メモリーに保持し、現在の値に応
じて流動的にその値を更新するようにしたものである。
本発明は、無線端末の性能などの状況に応じてデータ送
信の停止レベルを変更することにより、より迅速にデー
タ送信を行うか否かの判断を変更することができる無線
端末における通信制御方法が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明にかかる無
線端末における通信制御方法は、待ち受け状態におい
て、捕捉中の制御チャンネルの受信電界レベルを予め定
められた一定時間監視し、その間データが正常に受信可
能な受信電界レベルの最低値以上が維持された場合は通
信状態が安定であると判断し、前記一定時間内におい
て、前記受信電界レベルの最低値以上の電界レベルとそ
れを下回る電界レベルとが繰り返された場合は通信状態
が不安定であると判断する各工程からなり、通信状態が
安定であると判断されたときはデータ送信を行い、通信
状態が不安定であると判断されたときはデータ送信を行
わないようにしたものであり、制御チャンネルの受信電
界レベルからみて、一時的に通信状態が安定であると判
断された場合でも、捕捉中の制御チャンネルの受信電界
レベルの変動状況からみて通信に失敗する可能性が高い
と判断された場合は、位置登録などによるデータ送信及
びそのリトライ動作を行わないようにしたことにより、
データ送信及びデータ送信の繰り返しによる不要な消費
電力を削減することができるという作用を有する。
【0015】請求項2に記載の発明にかかる無線端末に
おける通信制御方法は、待ち受け状態において、通信状
態が不安定と判断されてデータ送信を中断しているとき
に、通信状態が変化して安定状態であると判断されたと
きはデータ送信を行わせるようにしたものであり、一時
的に制御チャンネル上の通信状態が安定することはある
が、捕捉中の制御チャンネルの通信状態の変動状況から
みて通信に失敗する可能性が高いと判断されてデータ送
信を中断しているときに、通信状態が安定であると判断
されたときはデータ送信を行うようにしたことにより、
通常どおりの通信動作を行いながら、不要な消費電力を
削減することができるという作用を有する。
【0016】請求項3に記載の発明にかかる無線端末に
おける通信制御方法は、前記データ送信中に通信状態が
変化して不安定と判断されたときはデータ送信を停止す
るようにしたものであり、制御チャンネル上での通信状
態が安定していると判断されて、位置登録などのデータ
通信及びそのリトライ動作等データ送信を行っていると
きに、通信状態が不安定であると判断された場合はデー
タ通信を停止して、その後に発生するデータ送信やリト
ライ動作などによる無駄なデータ送信の繰り返しを防ぐ
ようにしたことにより、不要な消費電力を削減すること
ができるという作用を有する。
【0017】請求項4に記載の発明にかかる無線端末に
おける通信制御方法は、前記通信状態が不安定であると
判断された状態であっても、使用者の発信によりデータ
送信を開始しようとしたときは、通信状態の如何に拘ら
ず、データ送信を行うようにしたものであり、通信状態
が不安定と判断されている状態であっても、通信状態の
自動判断の例外として、無線端末の使用者が発信などに
よりデータ通信を開始しようとした場合には、データ送
信を開始させるようにしたことにより、使用者の利便性
に影響を与えないよう、通常時と同様の動作を行わせな
がら、不要な消費電力を削減することができるという作
用を有する。
【0018】請求項5に記載の発明にかかる無線端末に
おける通信制御方法は、待ち受け状態において、基地局
に対するデータ送信が成功したときの制御チャンネルの
受信電界レベルの最低値をメモリーに保持し、データ送
信時に捕捉中の制御チャンネルの受信電界レベルと前記
メモリーに保持した受信電界レベルの最低値とを比較
し、前者が後者を上回っている場合は、通信状態が安定
状態にあると判断し、前者が後者を下回っている場合
は、通信状態が不安定状態にあると判断するようにした
ものであり、データ送信に成功したときの制御チャンネ
ルの受信電界レベルの最低値をメモリーに保持させるよ
うにして、受信電界レベルを一定時間監視せずにデータ
送信を行うか否かを判断しうるようにしたことにより、
不要な消費電力を削減することができるという作用を有
する。
【0019】請求項6に記載の発明にかかる無線端末に
おける通信制御方法は、待ち受け状態において、前記メ
モリーに保持した制御チャンネルの受信電界レベルと捕
捉中の制御チャンネルの受信電界レベルとの比較の結
果、後者が前者を下回った場合にデータ送信を一度実行
し、送信に成功したときは、メモリーに保持した受信電
界レベルの最低値を更新し、失敗したときは、その後通
信に失敗した受信電界レベル以下の受信電界レベルでは
データ送信を行わない各工程を含むようにしたものであ
り、通信が成功した実績のある制御チャンネルの受信電
界レベルの最低値をメモリーに保持し、受信データの電
界レベルが受信電界レベルの最低値以下の場合でも1回
送信し、送信に成功したときはメモリーの値をその受信
電界レベルに更新するようにして、ハードウェアの性能
や通信状況等に拘らず、現時点の通信状況により流動的
にデータ送信を行うか否かを判断するようにしたことに
より、不要な消費電力を削減することができるという作
用を有する。
【0020】請求項7に記載の発明にかかる無線端末に
おける通信制御方法は、待ち受け状態において、受信デ
ータのエラー発生率を予め定められた一定時間監視し、
その間データが正常に受信可能なエラー発生率を下回る
状態を維持している場合は通信状態が安定していると判
断し、前記一定時間内のエラー発生率が正常に受信可能
なエラー発生率を下回る状態とそれを上回る状態とを繰
り返すような場合は通信状態が不安定であると判断する
各工程からなり、通信状態が安定であると判断されたと
きはデータ送信を行い、通信状態が不安定であると判断
されたときはデータ送信を行わないようにしたものであ
り、受信データのエラー発生率により、一時的に通信状
態が安定であると判断された場合でも、受信データのエ
ラー発生率の変動状況からみて通信に失敗する可能性が
高いと判断された場合は、位置登録などによるデータ送
信及びそのリトライ動作を行わないようにしたことによ
り、データ送信及びデータ送信の繰り返しによる不要な
消費電力を削減することができるという作用を有する。
【0021】請求項8に記載の発明にかかる無線端末に
おける通信制御方法は、待ち受け状態において、通信状
態が不安定と判断されてデータ送信を中断しているとき
に、通信状態が変化して安定状態であると判断されたと
きはデータ送信を行わせるようにしたものであり、一時
的に通信状態が安定することはあるが、捕捉中の制御チ
ャンネルの通信状態の変動状況からみて通信に失敗する
可能性が高いと判断されてデータ送信を中断していると
きに、変動状況が安定であると判断されたときはデータ
送信を行うようにしたことにより、通常どおりの通信動
作を行いながら、不要な消費電力を削減することができ
るという作用を有する。
【0022】請求項9に記載の発明にかかる無線端末に
おける通信制御方法は、前記データ送信中に通信状態が
変化して不安定と判断されたときはデータ送信を停止す
るようにしたものであり、制御チャンネル上での通信状
態が安定していると判断されて、位置登録などのデータ
通信及びそのリトライ動作等データ送信を行っていると
きに、通信状態が不安定であると判断されたときはデー
タ通信を停止して、その後に発生するデータ送信やリト
ライ動作などによる無駄なデータ送信の繰り返しを防ぐ
ようにしたことにより、不要な消費電力を削減すること
ができるという作用を有する。
【0023】請求項10に記載の発明にかかる無線端末
における通信制御方法は、前記通信状態が不安定である
と判断された状態であっても、使用者の発信によりデー
タ送信を開始しようとしたときは、通信状態の如何に拘
らず、データ送信を行うようにしたものであり、通信状
態が不安定と判断されている状態であっても、通信状態
の自動判断の例外として、無線端末の使用者が発信など
によりデータ通信を開始しようとした場合には、データ
送信を開始させるようにしたことにより、使用者の利便
性に影響を与えないよう、通常時と同様の動作を行わせ
ながら、不要な消費電力を削減することができるという
作用を有する。
【0024】請求項11に記載の発明にかかる無線端末
における通信制御方法は、待ち受け状態において、基地
局に対するデータ送信が成功したときの受信データのエ
ラー発生率をメモリーに保持し、データ送信のときに捕
捉中の制御チャンネルにおける受信データのエラー発生
率と前記メモリーに保持したエラー発生率とを比較し、
前者が後者を下回る場合は、通信状態が安定状態にある
と判断し、前者が後者を上回る場合は、通信状態が不安
定状態にあると判断するようにしたものであり、データ
送信に成功したときの制御チャンネルの受信データのエ
ラー発生率をメモリーに保持させるようにして、受信電
界レベルを一定時間監視せずにデータ送信を行うか否か
を判断しうるようにしたことにより、不要な消費電力を
削減することができるという作用を有する。
【0025】請求項12に記載の発明にかかる無線端末
における通信制御方法は、待ち受け状態において、前記
メモリーに保持した制御チャンネルの受信データのエラ
ー発生率と捕捉中の制御チャンネルの受信データのエラ
ー発生率との比較の結果、後者が前者を上回った場合に
データ送信を一度実行し、送信に成功したときは、メモ
リーに保持した受信データのエラー発生率を更新し、失
敗したときは、その後通信が失敗した受信データのエラ
ー発生率以上のエラー発生率では、データ送信を行わな
い各工程を含むようにしたものであり、データ送信に成
功したときの制御チャンネルの受信データのエラー発生
率をメモリーに保持し、受信した受信データのエラー発
生率がメモリーのエラー発生率以上の場合でも1回送信
し、送信に成功したときはメモリーの値を受信した受信
データのエラー発生率に更新するようにして、ハードウ
ェアの性能や通信状況等に拘らず、現時点の通信状況に
より流動的にデータ送信を行うか否かを判断するように
したことにより、不要な消費電力を削減することができ
るという作用を有する。
【0026】請求項13に記載の発明における無線端末
は、無線端末が通信可能か否かを検出し、データ送受信
を制御するCPUと、基地局との通信を制御する信号処
理部と、送信データの送信を制御するRF送信部と、受
信データの受信を制御するRF受信部と、制御チャネル
の受信電界レベル、または受信データのエラー発生率を
監視する受信状態監視部と、少なくとも前記RF送信部
に対する電源の供給を制御する電源制御部とを備え、前
記受信状態監視部による制御チャネルの受信電界レベル
または受信データのエラー発生率の監視の結果、無線端
末が一時的に通信可能な状態となっても、通信状態が不
安定であると判断された場合は、電源を供給せず、デー
タ送信を実行しないようにしたものであり、制御チャン
ネルの受信電界レベルまたは受信データのエラー発生率
からみて、一時的に通信状態が安定であると判断された
場合でも、捕捉中の制御チャンネルの受信電界レベルま
たは受信データのエラー発生率の変動状況からみて通信
に失敗する可能性が高いと判断された場合は、データ送
信及びそのリトライ動作を行わないようにしたことによ
り、データ送信及びデータ送信の繰り返しによる不要な
消費電力を削減することができるという作用を有する。
【0027】以下、添付図面、図1及び図4に基づき、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。(実施の形態
1)まず、図1を参照して、本発明の実施の形態1にお
ける通信制御方法を実施する無線端末の構成を説明す
る。図1は本発明の実施の形態1における通信制御方法
を実施する無線端末の構成を示すブロック図である。
【0028】図1において、1は無線端末、2は内部に
メモリーを保有し(他の如何なる場所でもよい)、無線
端末の通信状態を判定し、データ送受信を制御する手段
としてのCPU、3は基地局との間の信号を処理する処
理手段としての信号処理部、4は制御チャンネルにおい
てデータ送信を行う手段としてのRF送信部、5は制御
チャンネルにおいてデータを受信する手段としてのRF
受信部、6は受信電界強度のレベル、または受信データ
のエラー発生率を監視するための受信状態監視部、7は
ユーザからのデータ送信要求を監視する入力手段、8は
データ送信時にRF送信部に電力を供給する電源、9は
RF送信部に対する電源供給制御手段としての電源制御
部である。
【0029】次に、図1を参照して、本発明の実施の形
態1における通信制御方法を実施する無線端末の動作を
説明する。信号処理部3からの入力信号により制御チャ
ンネルによる送受信の開始を知り、CPU2が通信可能
な待ち受け状態に入る。そして、位置登録などによりデ
ータを送信する必要があることを認識すると、受信状態
監視部6に制御信号を出力することにより、予め定めら
れた一定時間行われる制御チャンネルの受信電界強度の
監視を開始する。
【0030】CPU2は、受信状態監視部6からの入力
信号により、捕捉中の制御チャンネルの受信電界レベル
を一定時間監視し、放送されているデータが正常に受信
出来る最低の受信電界レベル及びそれを上回る受信電界
レベルが維持されている場合は、通信状態が安定した状
態にあると判断し、通信状態が安定していると判断した
ときは、信号処理部3及び電源制御部9に対して信号を
出力することによりデータ送信を可能にする。一方、そ
の予め定められた一定時間内に、最低の受信電界レベル
以上の電界レベルとそれを下回るような受信電界レベル
とを繰り返すような場合は、通信状態が不安定な状態で
あると判断し、通信状態が不安定な状態の場合は信号制
御部3及び電源制御部9に対し信号を出力しないで、デ
ータ送信を行わないようにする。
【0031】次に、図2のフローチャートを参照して、
本発明の実施の形態1における通信制御方法の処理手順
を詳細に説明する。図2は本発明の実施の形態1におけ
る通信制御方法の処理手順を示すフローチャートであ
る。まず、図2のステップS1において、CPU2は信
号処理部3の出力信号を監視することにより、制御チャ
ンネルを捕捉し、通信状態に入ったかどうかを判定す
る。すなわち、CPU2が信号処理部3の出力信号から
通信可能な状態に入ったことを認識すると、ステップS
2へ進む。また、CPU2が信号処理部3の出力信号か
ら通信可能な状態に入っていないことを認識すると、再
度ステップS1へ戻り信号処理部3の出力信号の監視を
繰り返す。
【0032】ステップS2において、CPU2は、信号
処理部3の出力信号を監視して、データを送信する必要
があるかどうかを判定する。すなわち、データを送信す
る必要があると判断すると、ステップS3へ進み、また
データを送信する必要が無いと判断すると、ステップS
2へ戻り、データ送信の必要があるまでステップS2を
反復する。
【0033】ステップS2からステップS3へ進むと、
CPU2は、受信状態監視部6の出力信号を監視して、
通信状態が安定しているかどうかを判定する。すなわ
ち、通信状態が安定していると判断すると、ステップS
4へ進み、また通信状態が不安定であると判断すると、
ステップS6へ進む。ステップS4へ進むと、CPU2
は、信号処理部3及び電源制御部9に対し信号を出力し
て、RF送信部4に対し電源及びデータを出力させるこ
とにより、データの送信を開始する。データの送信を開
始した後ステップS5へ進む。
【0034】ステップS6において、CPU2は、信号
処理部3の出力信号を再度監視し、現時点においても、
通信規格上、通信可能な状態であるかどうかを判定す
る。すなわち、通信可能な状態であると判断した場合は
ステップS7へ進み、また通信不可能な状態であった場
合はステップS1へ戻る。
【0035】ステップS7において、CPU2は、ユー
ザからのデータ送信要求があるかどうかを判定するた
め、入力手段7の出力信号を監視する。すなわち、デー
タ送信要求が有りと判断した場合は、ステップS4へ進
み、またデータ送信要求が無いと判断した場合は、ステ
ップS3へ戻る。
【0036】ステップS5において、CPU2は、通信
が成功したかどうかを判定するため、信号処理部3の出
力信号を監視する。すなわち、通信が成功したと判断し
た場合は、処理を終了する。また、通信が失敗したと判
断した場合は、ステップS3へ戻る。
【0037】(実施の形態2)次に、図3のフローチャ
ートを参照して、本発明の実施の形態2における通信制
御方法の処理手順を詳細に説明する。図3は本発明の実
施の形態2における通信制御方法の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【0038】まず、ステップS11において、CPU2
は信号処理部3の出力信号を監視して制御チャンネルを
捕捉し、通信状態に入ったかどうかを判定する。すなわ
ち、CPU2が信号処理部3の出力信号から通信可能な
状態に入ったことを認識すると、ステップS12へ進
む。またCPU2が信号処理部3の出力信号から通信可
能な状態に入っていないことを認識するとステップS1
1へ戻り、再度信号処理部3の出力信号の監視を繰り返
す。
【0039】ステップS12において、CPU2は、信
号処理部3の出力信号を監視して、データを送信する必
要があるかどうかを判定する。すなわち、データを送信
する必要があると判断すると、ステップS13へ進む。
また、データを送信する必要が無いと判断すると、ステ
ップS12へ戻り、データ送信の必要があるまでステッ
プS12を反復する。
【0040】ステップS13において、CPU2は、受
信状態監視部6の出力信号を監視して、データ送信を行
うかどうかを判定する。すなわち、メモリーに保持され
ている制御チャンネルの受信電界レベルの最低値と捕捉
中の制御チャンネルの受信電界レベルとを比較し、捕捉
中の受信電界レベルの方が上回っている場合はステップ
S14へ進み、また、メモリーに保持されている受信電
界レベルの最低値の方が上回っていた場合は、ステップ
S18へ進む。
【0041】ステップS14において、CPU2は、信
号処理部3及び電源制御部9に対し信号を出力してデー
タの送信を開始した後、ステップS15へ進む。ステッ
プS15において、CPU2は、信号処理部3の出力信
号を監視して、通信が成功したかどうかを判断する。す
なわち、通信が成功した場合はステップS16へ進み、
また通信が失敗した場合はステップS13へ戻る。
【0042】ステップS16において、CPU2は、受
信状態監視部6の出力信号を監視して、メモリーに保持
してある制御チャンネルの受信電界レベルの最低値を更
新するかどうかを判断する。すなわち、メモリーの受信
電界レベルの最低値と捕捉中の受信電界レベルとを比較
し、捕捉中の受信電界レベルの方が下回っていた場合
は、ステップS17へ進む。また、メモリーの最低値の
方が下回っていた場合は、処理を終了する。ステップS
17において、CPU2は、メモリーに保持してある受
信電界レベルの最低値を、捕捉中の制御チャンネルの受
信電界レベルに更新して処理を終了する。
【0043】ステップS18に戻り、CPU2は、デー
タ送信が最初の1回目かどうかを判定し、最初の1回目
であった場合は、ステップS14へ進み、また2回目以
降であった場合は、ステップS19へ進む。ステップS
19において、信号処理部3の出力信号を再度監視し
て、現時点でも通信可能な状態であるかどうかを判断す
る。すなわち、通信可能であると判断した場合は、ステ
ップS20へ進み、また、通信可能でないと判断した場
合は、ステップS11へ戻る。
【0044】ステップS20において、CPU2は、入
力手段7の出力信号を監視して、ユーザからのデータ送
信要求があるかどうかを判定する。すなわち、データ送
信要求が有ると判断した場合は、ステップS14へ進
み、またデータ送信要求が無いと判断した場合は、ステ
ップS13へ戻る。
【0045】(実施の形態3)次に、図4のフローチャ
ートを参照して、本発明の実施の形態3における通信制
御方法の処理手順を詳細に説明する。図4は本発明の実
施の形態3における通信制御方法の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【0046】まず、ステップS21において、CPU2
は信号処理部3の出力信号を監視して制御チャンネルを
捕捉し、通信状態に入ったかどうかを判定する。すなわ
ち、CPU2が信号処理部3の出力信号から通信可能な
状態に入ったことを認識すると、ステップS22へ進
む。また、CPU2が信号処理部3の出力信号から通信
可能な状態に入っていないことを認識するとステップS
21へ戻り、再度信号処理部3の出力信号の監視を繰り
返す。
【0047】ステップS22において、CPU2は、信
号処理部3の出力信号を監視して、データを送信する必
要があるかどうかを判定する。すなわち、データを送信
する必要があると判断すると、ステップS23へ進み、
またデータを送信する必要が無いと判断すると、ステッ
プS22へ戻り、データ送信の必要があるまでステップ
S22を反復する。
【0048】ステップS23において、CPU2は、受
信状態監視部6の出力信号を監視して、データ送信を行
うかどうかを判定する。すなわち、メモリーに保持され
ている制御チャンネルの受信データのエラー発生率と捕
捉中の制御チャンネルの受信データのエラー発生率とを
比較し、捕捉中のエラー発生率の方が下回っている場合
は、ステップS24へ進み、またメモリーに保持してい
る受信データのエラー発生率の方が上回っていた場合
は、ステップS28へ進む。
【0049】ステップS24において、CPU2は、信
号処理部3及び電源制御部9に対し信号を出力してデー
タの送信を開始した後、ステップS25へ進む。ステッ
プS25において、CPU2は、信号処理部3の出力信
号を監視して、通信が成功したかどうかを判断する。す
なわち、通信が成功した場合は、ステップS26へ進
み、また通信が失敗した場合は、ステップS23へ戻
る。
【0050】ステップS26において、CPU2は、受
信状態監視部6の出力信号を監視して、メモリーに保持
してある制御チャンネルの受信データのエラー発生率を
更新するかどうかを判断する。すなわち、メモリーの受
信データのエラー発生率と捕捉中の受信データのエラー
発生率とを比較して捕捉中のエラー発生率の方が上回っ
ていた場合は、ステップS27へ進み、またメモリーの
受信データのエラー発生率の方が上回っていた場合は、
処理を終了する。
【0051】ステップS27において、CPU2は、メ
モリーに保持してある受信データのエラー発生率を、捕
捉中の制御チャンネルの受信データのエラー発生率で更
新して処理を終了する。また、ステップS28におい
て、CPU2は、データ送信が最初の1回目かどうかを
判定し、最初の1回目であった場合は、ステップS24
へ進んでデータ送信を開始し、また2回目以降であった
場合は、ステップS29へ進む。
【0052】ステップS29において、信号処理部3の
出力信号を再度監視して、現時点でも通信可能な状態で
あるかどうかを判断する。すなわち、通信可能であると
判断した場合は、ステップS30へ進み、また通信可能
でないと判断した場合は、ステップS21へ戻る。
【0053】ステップS30において、CPU2は、入
力手段7の出力信号を監視して、ユーザからのデータ送
信要求があるかどうかを判定する。すなわち、データ送
信要求が有りと判断した場合は、ステップS24へ進
み、またデータ送信要求が無いと判断した場合は、ステ
ップS23へ戻る。
【0054】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成し、特に待
ち受け状態にある無線端末が一時的に通信が可能である
と判断された場合においても、通信が失敗する可能性が
あるような通信状態が不安定な場合にはデータ送信を繰
り返し行わないようにして、RF送信部に対する無駄な
電力供給を削減することにより、無線端末に使用するバ
ッテリ等電源の可動時間を延長することができる。
【0055】本発明は、本発明における無線端末による
通信の自動制御下にあっても、無線端末の使用者のデー
タ送信要求を優先させるようにして、使用者への利便性
に影響を与えることなく、無駄な電力供給を削減して、
電源の可動時間の延長を実現することができる。
【0056】本発明は、現に成功した制御チャンネルの
受信電界レベルまたは受信データのエラー発生率を参照
することにより、通信の時間的な制約などに影響される
こと無く、現実に即した受信電界レベルまたはエラー発
生率に基づき電力供給の削減をはかることにより、より
一層の省電力効果を達成することができる。
【0057】本発明は、無駄なデータ送信を抑制するこ
とにより、制御チャンネル上で他の端末との競合の発生
確率を減少し、更に無線端末がデータ送信を連続的に繰
り返すことにより発生する熱による表示部品や発光部品
など無線端末に装備されている各部品の劣化を軽減させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における通信制御方法を
実施する無線端末の構成を示すブロック図、
【図2】本発明の実施の形態1における通信制御方法の
処理手順を示すフローチャート、
【図3】本発明の実施の形態2における通信制御方法の
処理手順を示すフローチャート、
【図4】本発明の実施の形態3における通信制御方法の
処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 無線端末 2 CPU 3 信号処理部 4 RF送信部 5 RF受信部 6 受信状態監視部 7 入力手段 8 電源 9 電源制御部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】待ち受け状態において、捕捉中の制御チャ
    ンネルの受信電界レベルを予め定められた一定時間監視
    し、その間データが正常に受信可能な受信電界レベルの
    最低値以上が維持された場合は通信状態が安定であると
    判断し、前記一定時間内において、前記受信電界レベル
    の最低値以上の電界レベルとそれを下回る電界レベルと
    が繰り返された場合は通信状態が不安定であると判断す
    る各工程からなり、通信状態が安定であると判断された
    ときはデータ送信を行い、通信状態が不安定であると判
    断されたときはデータ送信を行わないようにしたことを
    特徴とする無線端末の通信制御方法。
  2. 【請求項2】待ち受け状態において、通信状態が不安定
    と判断されてデータ送信を中断しているときに、通信状
    態が変化して安定状態であると判断されたときはデータ
    送信を行わせる工程を含むことを特徴とする請求項1記
    載の無線端末の通信制御方法。
  3. 【請求項3】前記データ送信中に通信状態が変化して不
    安定と判断されたときはデータ送信を停止する工程を含
    むことを特徴とする請求項1または2記載の無線端末の
    通信制御方法。
  4. 【請求項4】前記通信状態が不安定であると判断された
    状態であっても、使用者の発信によりデータ送信を開始
    しようとしたときは、通信状態の如何に拘らず、データ
    送信を行う工程を含むことを特徴とする請求項1記載の
    無線端末の通信制御方法。
  5. 【請求項5】待ち受け状態において、基地局に対するデ
    ータ送信が成功したときの制御チャンネルの受信電界レ
    ベルの最低値をメモリーに保持し、データ送信時に捕捉
    中の制御チャンネルの受信電界レベルと前記メモリーに
    保持した受信電界レベルの最低値とを比較し、前者が後
    者を上回っている場合は、通信状態が安定状態にあると
    判断し、前者が後者を下回っている場合は、通信状態が
    不安定状態にあると判断する各工程を含むことを特徴と
    する請求項1、2、3または4記載の無線端末の通信制
    御方法。
  6. 【請求項6】待ち受け状態において、前記メモリーに保
    持した制御チャンネルの受信電界レベルと捕捉中の制御
    チャンネルの受信電界レベルとの比較の結果、後者が前
    者を下回った場合にデータ送信を一度実行し、送信に成
    功したときは、メモリーに保持した受信電界レベルの最
    低値を更新し、失敗したときは、その後通信に失敗した
    受信電界レベル以下の受信電界レベルではデータ送信を
    行わない各工程を含むことを特徴とする請求項1、2、
    3または4記載の無線端末の通信制御方法。
  7. 【請求項7】待ち受け状態において、受信データのエラ
    ー発生率を予め定められた一定時間監視し、その間デー
    タが正常に受信可能なエラー発生率を下回る状態を維持
    している場合は通信状態が安定していると判断し、前記
    一定時間内のエラー発生率が正常に受信可能なエラー発
    生率を下回る状態とそれを上回る状態とを繰り返すよう
    な場合は通信状態が不安定であると判断する各工程から
    なり、通信状態が安定であると判断されたときはデータ
    送信を行い、通信状態が不安定であると判断されたとき
    はデータ送信を行わないようにしたことを特徴とする無
    線端末の通信制御方法。
  8. 【請求項8】待ち受け状態において、通信状態が不安定
    と判断されてデータ送信を中断しているときに、通信状
    態が変化して安定状態であると判断されたときはデータ
    送信を行わせる工程を含むことを特徴とする請求項7記
    載の無線端末の通信制御方法。
  9. 【請求項9】前記データ送信中に通信状態が変化して不
    安定と判断されたときはデータ送信を停止する工程を含
    むことを特徴とする請求項7または8記載の無線端末の
    通信制御方法。
  10. 【請求項10】前記通信状態が不安定であると判断され
    た状態であっても、使用者の発信によりデータ送信を開
    始しようとしたときは、通信状態の如何に拘らず、デー
    タ送信を行う工程を含むことを特徴とする請求項7記載
    の無線端末の通信制御方法。
  11. 【請求項11】待ち受け状態において、基地局に対する
    データ送信が成功したときの受信データのエラー発生率
    をメモリーに保持し、データ送信のときに捕捉中の制御
    チャンネルにおける受信データのエラー発生率と前記メ
    モリーに保持したエラー発生率とを比較し、前者が後者
    を下回る場合は、通信状態が安定状態にあると判断し、
    前者が後者を上回る場合は、通信状態が不安定状態にあ
    ると判断することを特徴とする請求項7、8、9または
    10記載の無線端末の通信制御方法。
  12. 【請求項12】待ち受け状態において、前記メモリーに
    保持した制御チャンネルの受信データのエラー発生率と
    捕捉中の制御チャンネルの受信データのエラー発生率と
    の比較の結果、後者が前者を上回った場合にデータ送信
    を一度実行し、送信に成功したときは、メモリーに保持
    した受信データのエラー発生率を更新し、失敗したとき
    は、その後通信が失敗した受信データのエラー発生率以
    上のエラー発生率では、データ送信を行わない各工程を
    含むことを特徴とする請求項7、8、9または10記載
    の無線端末の通信制御方法。
  13. 【請求項13】無線端末が通信可能か否かを検出し、デ
    ータ送受信を制御するCPUと、基地局との通信を制御
    する信号処理部と、送信データの送信を制御するRF送
    信部と、受信データの受信を制御するRF受信部と、制
    御チャネルの受信電界レベル、または受信データのエラ
    ー発生率を監視する受信状態監視部と、少なくとも前記
    RF送信部に対する電源の供給を制御する電源制御部と
    を備え、前記受信状態監視部による制御チャネルの受信
    電界レベルまたは受信データのエラー発生率の監視の結
    果、無線端末が一時的に通信可能な状態となっても、通
    信状態が不安定であると判断された場合は、電源を供給
    せず、データ送信を実行しないようにしたことを特徴と
    する無線端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007215035A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Canon Inc 撮像装置、撮像方法、データ蓄積装置、データ蓄積方法、プログラムおよび記憶媒体

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