JP2000049397A - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

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JP2000049397A
JP2000049397A JP10214196A JP21419698A JP2000049397A JP 2000049397 A JP2000049397 A JP 2000049397A JP 10214196 A JP10214196 A JP 10214196A JP 21419698 A JP21419698 A JP 21419698A JP 2000049397 A JP2000049397 A JP 2000049397A
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polyurethane
actuator
actuator according
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polyester
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JP10214196A
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Inventor
Yoichi Amaike
庸一 天池
Atsushi Ueda
敦 上田
Makoto Suzuki
信 鈴木
Toshihiro Hirai
利博 平井
Shinji Watanabe
真志 渡辺
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Nitta Corp
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Nitta Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気中で駆動させる事ができる高分子材料の
アクチュエータを提供しようとするもの。 【解決手段】 このアクチュエータは、両面に電極を有
する一層のポリウレタン膜からなり、電場の印加により
変形を起こす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気中で駆動さ
せる事ができる高分子材料のアクチュエータに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、高分子材料の電場等による変
形を利用した種々のアクチュエータが提案されている。
【0003】例えばゲルや、導電性高分子(ポリピロー
ル等)である。これらのアクチュエータは、基本的に水
溶液中または溶媒中で用いられるものである。
【0004】ところが前記アクチュエータは、空気中で
駆動させる事はできないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、空
気中で駆動させる事ができる高分子材料のアクチュエー
タを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明では次のような技術的手段を講じている。
【0007】この発明のアクチュエータは、両面に電極
を有する一層のポリウレタン膜からなり、電場の印加に
より変形を起こすことを特徴とする。
【0008】発明者等は従来、ポリウレタンが電場によ
って比較的大きな収縮および曲げ変形を起こすことを研
究してきた。今回、一層のポリウレタン膜を用いてバイ
モルフ型アクチュエータと同様の屈曲変形をする素子を
作製し、この性能を調べることを目的とした。
【0009】試料に10MV/mの電場を印加すると曲
率1/R=36m-1の円弧上に屈曲した(図1)。電場
印加開始から約3秒でほぼこの曲率まで到達した。発生
する力は電子天秤を用いて測定し、試料の自重とほぼ同
じ大きさの力が発生している事がわかった。
【0010】また、屈曲変形量の電場依存性を調べた結
果、この変形は曲げ圧電(逆効果)と曲げ電歪によるも
のである事も示された。
【0011】上記アクチュエータは、実用的な見地から
の特徴としては以下の点が挙げられる。 空気中で駆
動させる事ができる。 溶媒を含まないドライな系で
あるので溶媒の蒸発による材料の変質がない。 構造
が単純である(一層の膜状)ので、作製が容易である。
【0012】この発明で用いられるアクチュエータは直
流電場によって駆動させてもよく、交流電場によって駆
動させてもよい。
【0013】本発明のアクチュエータは電場によって屈
曲または湾曲変形させる事ができ、種々の機械の駆動装
置として用いる事ができる。
【0014】このアクチュエータは、ソフトセグメント
が、ポリエステルを有するポリウレタンを主体とするこ
ととしてもよい。前記ポリエステルは、ポリ(3−メチ
ル−1,3−ペンタンアジペート)を有することとして
もよく、1,6ヘキサンジオール又は/及び2,2−ジ
メチル−1,3−プロパンジオール並びにアジピン酸を
有することとしてもよく、ノナンジオール又は/及びメ
チルオクタンジオール並びにアジピン酸を有することと
してもよく、エチレングリコール又は/及び1,4ブタ
ンジオール並びにアジピン酸を有することとしてもよ
い。
【0015】またこのアクチュエータは、ソフトセグメ
ントが、ポリエーテルを有するポリウレタンを主体とす
ることとしてもよく、ポリカーボネートを有するポリウ
レタンを主体とすることとしてもよい。
【0016】更にこのアクチュエータは、ヘキサメチレ
ンジイソシアナートを有するポリウレタンを主体とする
こととしてもよく、パラフェニレンジイソシアナートを
有するポリウレタンを主体とすることとしてもよく、ト
リレンジイソシアナートを有するポリウレタンを主体と
することとしてもよく、ジフェニルメタンジイソシアナ
ートを有するポリウレタンを主体とすることとしてもよ
い。
【0017】このアクチュエータは、1,6−ヘキサン
ジオール又は/及び2,2−ジメチル−1,3−プロパ
ンジオール並びにアジピン酸を有するポリエステルと、
ヘキサメチレンジイソシアナートから成るポリウレタン
を主体とすることとしてもよい。
【0018】このアクチュエータは、ポリウレタンの組
成により変形の方向、大きさを制御することとしてもよ
い。すなわちこの発明のアクチュエータは電場の向きに
よって屈曲方向を変えることもできるが、ポリウレタン
の組成によっても屈曲方向を制御することができる。屈
曲変形の大きさはポリウレタンの組成に依存するが、ジ
イソシアナート、ソフトセグメント、硬化剤(鎖延長
剤、架橋剤)の組合せによってはより大きな変形を起こ
すこともある。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明者等は空気中で駆動させる
事のできる高分子アクチュエータとして、ポリウレタン
の曲げ電歪による変形を利用したアクチュエータを試作
し、その性能を調べた。以下、この発明の実施の形態を
図面を参照して説明する。 (実施形態1)試料のポリウレタンはプレポリマー法に
より合成し厚さ0.2mmの膜状に形成した(後述の実
施例1参照)。
【0020】原料組成は、polyester diol:ポリエステ
ルジオール(日本ポリウレタン工業製:ニッポラン40
70;数平均分子量1996〔≒2000〕)とhexame
thylene diisocyanate:ヘキサメチレンジイソシアネー
トと1,4-butanediol:1,4−ブタンジオールとtrimet
hylolpropane:トリメチロールプロパンとである。なお
前記ポリエステルジオール(ニッポラン4070)は、
1,6−ヘキサンジオールと2,2−ジメチル−1,3
−プロパンジオールとアジピン酸を有するものである。
【0021】次に、得られた膜の両面に電極として金を
蒸着した。図1に示すように、高電圧を印加した際の電
極間の放電を避けるため、電極の大きさはポリウレタン
膜より小さくした。電場を印加した時の屈曲変形(図2
及び図3に示す)の経時変化をビデオカメラで撮影し
た。図4に示すように、応答速度は3秒でほぼ最大変形
量まで達した。
【0022】図5に示すように、電場の印加によって発
生する力を電子天秤を用いて発生力を測定した。図6に
示すように、10MV/mの電場を印加すると試料の自
重にほぼ相当する力を発生した。 (実施形態2)図7に示すように、電極の形を変える事
によって(これは金を蒸着する時、適当なマスクを用い
る事によって容易にできる)、円弧状に屈曲するだけで
なく多関節型アクチュエータ等を作る事もできる。すな
わち、多関節型アクチュエータである。すると図8に示
すように、多関節に対応した変形をした。 (実施形態3)図9に示すように、2MV/mの電場を
15分印加した後、種々の電場を印加し、屈曲変形の大
きさと電場の関係を調べた。
【0023】その結果、図10に示すように、屈曲変形
は電場の2乗に比例する事から現象論的には「曲げ電歪
(H.Kawai,応用物理,39(9),869(1
970)」として理解できる。 (実施形態4)図11に対して図12に示すように、電
極(金の蒸着膜)をポリウレタンに密着させず、絶縁層
を挟んで電場を印加した場合(図12)の屈曲変形につ
いて調べた。
【0024】その結果、図13に対して図14に示すよ
うに、同じ大きさの電場を印加しても、絶縁層を挟んだ
場合の方(図14)が屈曲変形は小さくなった。したが
って、屈曲変形を引き起こすには、電極がポリウレタン
に密着している事が必要である事を示唆する。
【0025】すなわちポリウレタンを用いて屈曲変形す
るアクチュエータを試作したが、この屈曲変形は「曲げ
電歪」として理解でき、屈曲変形を引き起こすには電場
だけではなく電極からの電荷の注入が必要である。
【0026】なお、従来からポリビニリデンフロライド
等の圧電・電歪特性を示す高分子フィルムを用いたバイ
モルフ型アクチュエータが知られている。この種のアク
チュエータは2枚の圧電・電歪特性を示すフィルムを、
1枚の圧電・電歪特性を示さないフィルムの両面に貼り
合わせる事によって、電圧印加により屈曲変形を起こさ
せる事ができる。
【0027】この種のアクチュエータは、フィルムを貼
り合わせた構造であるが故に、その貼り合わせたフィル
ムが剥がれやすく耐久性に本質的な問題があるが、本発
明者等は、両面に電極を有した一層のポリウレタン膜が
電場によって屈曲変形する事を見い出し、これを利用し
たアクチュエータを作製する事で前記耐久性の問題を解
決した。すなわち、本発明に用いられるポリウレタンモ
ノモルフアクチュエータは一層の高分子膜からなるた
め、上記のような貼り合わせ部分の耐久性の問題は本質
的にない。
【0028】
【実施例】次に、この発明の構成をより具体的に説明す
る。
【0029】本発明のアクチュエータにはポリウレタン
を用いている。ポリウレタンは安価な汎用材料であり、
容易にゴム状物が得られる。なお、ポリウレタン膜の電
場による屈曲変形の機構は、曲げ電歪及び曲げ圧電によ
るものであると考えられるから、同様な機構による屈曲
変形は当然、他の種類の高分子材料にもみられると考え
られる。
【0030】本発明に用いられるポリウレタンとして
は、電場に対する応答性の良さの点から比較的誘電率の
高いものの方が好ましい。そのためポリウレタン中のソ
フトセグメントとしては、ポリエステルやポリアルキレ
ングリコール、ポリエーテル、ポリカーボネートなどを
用いるのが良い。
【0031】ポリエステルとしては、ポリ(3−メチル
−1,3−ペンタンアジペート)からなるポリエステ
ル、合成原料として1,6−ヘキサンジオール、2,2
−ジメチル−1,3−プロパンジオールとアジピン酸を
用いるポリエステル、合成原料としてノナンジオール、
メチルオクタンジオールとアジピン酸を用いるポリエス
テル、合成原料としてエチレングリコールと1,4−ブ
タンジオールとアジピン酸を用いるポリエステルなどが
好ましい。
【0032】ポリアルキレングリコール、ポリエーテル
としては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ポリテトラメチレングリコール、ポリオキシ
メチレンなどが好ましい。
【0033】ポリカーボネートとしては、ポリ(ヘキサ
ンジオールカーボネート)、ポリ(ノナンジオールカー
ボネート)などが好ましい。
【0034】この発明の用いられるポリウレタンの原料
として使用されるジイソシアナートとしては、分子構造
上、特に限定されるものでないが、ヘキサメチレンジイ
ソシアナート、パラフェニレンジイソシアナート、トリ
レンジイソシアナート、ジフェニルメタンジイソシアナ
ートなどが好ましい。 〔実施例1〕平均分子量が1996のポリエステルジオ
ール(日本ポリウレタン工業社製、商品名ニッポラン4
070)1000gにヘキサメチレンジイソシーナート
(日本ポリウレタン工業社製、商品名HDI)168.
5gを加え、窒素気流下において85℃で2時間反応さ
せプレポリマーを得た。
【0035】このプレポリマーに、1,4−ブタンジオ
ール(関東化学社製)18.11gとトリメチロールプ
ロパン(関東化学社製)22.44gを溶融させて混合
し、予め110℃に保温しておいた厚み0.2mmの金
型に注ぎ込んで110℃で16時間オーブン中に放置し
硬化反応を行わせ、膜状のポリウレタンを得た。 〔実施例2〜13〕実施例1と同様にして、膜状のポリウ
レタン(試料2〜13)を得た。これら実施例2〜13の各
試料2〜13の組成は次の通りである。 (2) 試料2:HDI(ヘキサメチレンジイソシアナー
ト、以下同様)とP−3010(ポリ(3−メチル−
1,3−ペンタンアジペート)(クラレ社製、商品名ク
ラポールP−3010)、以下同様)と1,2−PD
(1,2−プロパンジオール、以下同様)とTMP(ト
リメチロールプロパン、以下同様)。 (3) 試料3:HDIとP−3010と1,4−BD
(1,4−ブタンジオール、以下同様)。 (4) 試料4:HDIとP−3010と1,4−BDとT
MP。 (5) 試料5:HDIとPNOA−2010(ポリエステ
ル(クラレ社製、商品名PNOA−2010)、以下同
様)と1,2−PDとTMP。 (6) 試料6:HDIとN−4070(ポリエステル(日
本ポリウレタン社製、商品名N−4070)、以下同
様)と1,2−PDとTMP。 (7) 試料7:HDIとN−163(ポリエステル(日本
ポリウレタン社製、商品名N−163)、以下同様)と
1,2−PDとTMP。 (8) 試料8:HDIとN−163と1,4−BDとTM
P。 (9) 試料9:HDIとN−163とHQEE(ヒドロキ
ノン ビス(2−ヒドロキシエチル)エーテル)。 (10)試料10:PPDI(パラフェニレンジイソシアネー
ト)とPNOA−2010と1,4−BDとTMP。 (11)試料11:MDI(ジフェニルメタンジイソシアナー
ト)とPNOA−2010と1,4−BDとTMP。 (12)試料12:TDI(トリレンジイソシアナート)とP
NOA−2010と1,4−BDとTMP。 (13)試料13:PPDIとPPG(ポリプロピレングリコ
ール(分子量3000))と1,4−BDとTMP。 そして、試料1〜13の電場による屈曲変形を評価した。
【0036】前記ポリウレタン膜(各試料)の両面に、
電極として金の薄膜をイオン・スパッタリング法によっ
て形成させた後、30×5mmの短冊状に切断した。こ
の短冊状のポリウレタン膜の上端を固定し、2MV/m
の電場を印加した時の下端の変移量をレーザ式変位セン
サで測定することにより、屈曲変形の方向、大きさを評
価した。すると、 (1) 試料1は負極側に屈曲し、0.95mmの変位量で
あった。 (2) 試料2は負極側に屈曲し、0.18mmの変位量で
あった。 (3) 試料3は負極側に屈曲し、0.05mmの変位量で
あった。 (4) 試料4は正極側に屈曲し、0.03mmの変位量で
あった。 (5) 試料5は負極側に屈曲し、0.10mmの変位量で
あった。 (6) 試料6は負極側に屈曲し、0.07mmの変位量で
あった。 (7) 試料7は負極側に屈曲し、0.17mmの変位量で
あった。 (8) 試料8は正極側に屈曲し、0.08mmの変位量で
あった。 (9) 試料9は正極側に屈曲し、0.03mmの変位量で
あった。 (10)試料10は負極側に屈曲し、0.09mmの変位量で
あった。 (11)試料11は負極側に屈曲し、0.68mmの変位量で
あった。 (12)試料12は負極側に屈曲し、0.11mmの変位量で
あった。 (13)試料13は負極側に屈曲し、0.08mmの変位量で
あった。
【0037】すなわち本発明のアクチュエータは、実施
例1〜13の各結果により、一層のポリウレタン層である
にもかかわらず、バイモルフ型アクチュエータのような
屈曲変形を電場によって引き起こすことができ、有用な
アクチュエータとなり得ることが示された。
【0038】また、屈曲方向、大きさはポリウレタンの
組成によってコントロールできることが分かる。また、
ヘキサメチレンジイソシアナート(HDI)を用いて合
成したポリウレタンのうち試料1が特に大きく変形する
ことも分かる。
【0039】このポリウレタンモノモルフアクチュエー
タは一層の膜からなるため、バイモルフ型アクチュエー
タのように貼り合わせたフィルムが剥がれるという耐久
性の問題がなく、また、電場によって屈曲変形が得られ
る有用なアクチュエータであることも示された。
【0040】
【発明の効果】この発明は上述のような構成であり、次
の効果を有する。
【0041】空気中で駆動させる事ができる高分子材料
のアクチュエータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のアクチュエータの実施形態1であっ
て電極の構造を説明する図。
【図2】図1のアクチュエータで電場を印加していない
状態を説明する図。
【図3】図1のアクチュエータで電場を印加した状態を
説明する図。
【図4】図2及び図3のアクチュエータで電場を印加し
た時の屈曲変形の経時変化を説明する図。
【図5】電場の印加によって発生する力の測定装置の説
明図。
【図6】電場の印加によって発生する力を測定したグラ
フ。
【図7】この発明の実施形態2であって多関節型アクチ
ュエータを説明する図。
【図8】図7の多関節型アクチュエータが変形した状態
を説明する図。
【図9】この発明の実施形態3であって屈曲変形の大き
さと電場の関係を調べる装置を説明する図。
【図10】屈曲変形の大きさと電場の関係を測定したグ
ラフ。
【図11】この発明の実施形態3であって電極(金の蒸
着膜)をポリウレタンに密着させて電場を印加する状態
を説明する図。
【図12】電極(金の蒸着膜)をポリウレタンに密着さ
せず、絶縁層を挟んで電場を印加する状態を説明する
図。
【図13】図11の絶縁層を挟まない場合の屈曲変形を
測定したグラフ。
【図14】図12の絶縁層を挟んだ場合の屈曲変形を測
定したグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天池 庸一 奈良県奈良市左京6−5−6 ニッタ株式 会社ならやま研究所内 (72)発明者 上田 敦 奈良県奈良市左京6−5−6 ニッタ株式 会社ならやま研究所内 (72)発明者 鈴木 信 奈良県奈良市左京6−5−6 ニッタ株式 会社ならやま研究所内 (72)発明者 平井 利博 長野県上田市諏訪形940番地の13 (72)発明者 渡辺 真志 長野県上田市常入1丁目15番64号 Fターム(参考) 4J002 CK031 CK041 CK051 GQ00

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面に電極を有する一層のポリウレタン
    膜からなり、電場の印加により変形を起こすことを特徴
    とするアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 電場の印加により湾曲又は屈曲変形を起
    こす請求項1記載のアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 ソフトセグメントが、ポリエステルを有
    するポリウレタンを主体とする請求項1又は2記載のア
    クチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記ポリエステルが、ポリ(3−メチル
    −1,3−ペンタンアジペート)を有する請求項3記載
    のアクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記ポリエステルが、1,6ヘキサンジ
    オール又は/及び2,2−ジメチル−1,3−プロパン
    ジオール並びにアジピン酸を有する請求項3記載のアク
    チュエータ。
  6. 【請求項6】 前記ポリエステルが、ノナンジオール又
    は/及びメチルオクタンジオール並びにアジピン酸を有
    する請求項3記載のアクチュエータ。
  7. 【請求項7】 前記ポリエステルが、エチレングリコー
    ル又は/及び1,4ブタンジオール並びにアジピン酸を
    有する請求項2記載のアクチュエータ。
  8. 【請求項8】 ソフトセグメントが、ポリエーテルを有
    するポリウレタンを主体とする請求項1又は2記載のア
    クチュエータ。
  9. 【請求項9】 ソフトセグメントが、ポリカーボネート
    を有するポリウレタンを主体とする請求項1又は2記載
    のアクチュエータ。
  10. 【請求項10】 ヘキサメチレンジイソシアナートを有
    するポリウレタンを主体とする請求項1乃至9のいずれ
    かに記載のアクチュエータ。
  11. 【請求項11】 パラフェニレンジイソシアナートを有
    するポリウレタンを主体とする請求項1乃至9のいずれ
    かに記載のアクチュエータ。
  12. 【請求項12】 トリレンジイソシアナートを有するポ
    リウレタンを主体とする請求項1乃至9のいずれかに記
    載のアクチュエータ。
  13. 【請求項13】 ジフェニルメタンジイソシアナートを
    有するポリウレタンを主体とする請求項1乃至9のいず
    れかに記載のアクチュエータ。
  14. 【請求項14】 1,6−ヘキサンジオール又は/及び
    2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール並びにア
    ジピン酸を有するポリエステルと、ヘキサメチレンジイ
    ソシアナートから成るポリウレタンを主体とする請求項
    1又は2記載のアクチュエータ。
  15. 【請求項15】 ポリウレタンの組成により変形の方
    向、大きさを制御する請求項1乃至14のいずれかに記
    載のアクチュエータ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7109643B2 (en) 2004-02-03 2006-09-19 Japan As Represented By The Director General Of Agency Of Shinshu University Actuator
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CN114766757A (zh) * 2022-05-16 2022-07-22 福建博采星教育科技有限公司 一种可自动改变保温性的保暖校服

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