JP2000048226A - 情報提示装置 - Google Patents

情報提示装置

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JP2000048226A
JP2000048226A JP11155110A JP15511099A JP2000048226A JP 2000048226 A JP2000048226 A JP 2000048226A JP 11155110 A JP11155110 A JP 11155110A JP 15511099 A JP15511099 A JP 15511099A JP 2000048226 A JP2000048226 A JP 2000048226A
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Kazuo Kunieda
和雄 國枝
Toshiyuki Kamiya
俊之 神谷
Toshihiko Hiroake
敏彦 広明
San Ro
山 呂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計算機を用いたマルチメディア情報提示シス
テムにおいて、3次元CG画像と実写映像データおよび
音声データの臨場感ある合成を可能とする。 【解決手段】 3次元CG画像と実写映像データを合成
表示可能な情報提示システム3と、実写映像から写され
ている物体の3次元情報を抽出した内容を3次元CG画
像の座標系に統合し、その結果に基づいて、3次元CG
画像と実写映像データの連続感を高める演出映像の生成
や画像合成の制御を行う動画像演出装置1によって違和
感のない合成表示を可能とする。さらに、データと関連
した音声を情報提示空間に合わせた音量や定位で出力す
ることで、画面の表示範囲に存在しないデータの存在を
も利用者に認知させる音声演出装置2によって、情報提
示空間に対する検索などの利用者操作をより円滑なもの
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機を用いて3
次元空間映像の所望の位置にデータを配置することによ
って検索などを目的としたデータ表示を行う機能を備え
た情報提示装置に関し、特に、表示すべきデータが動画
像である時に該動画像内部の空間と周辺の3次元空間映
像とを連続した空間として管理する機能と、死角にある
データの存在を音声によって利用者に認知させる機能と
を備えることを特徴とする情報提示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、計算機において臨場感ある映像出
力を行う方式として、3次元空間モデルに基づく透視変
換によって出力するCG映像を決定する表示方式が知ら
れている。さらに、このCG映像表示方式に実写動画像
を合成表示する方式として、3次元空間モデルに基づい
て表現されたCG画像空間内の一つの平面あるいは曲面
図形に動画像を張り付けて表示する動画像テクスチャマ
ッピング方式が知られている(以下、従来方式1)。
【0003】さらに、従来、計算機を用いた情報提示シ
ステムにおいて、計算機によって生成した3次元空間映
像の所望の位置に検索対象データを埋め込むことによっ
て視覚的な検索環境を構築し、該検索環境において利用
者が視点変更操作を行い3次元空間内を移動することに
よって検索を行うことのできるシステムが例えば「電子
図書館システム『Virtual Library』の
ユーザインタフェース」(第48回情報処理学会全国大
会予稿集一分冊,pp.343−344)が知られてい
る(以下、従来方式2)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第1に、従来方式1に
示されるところの方式では、CG映像と動画像を合成を
制御するのは計算機上のプログラムである。この計算機
上のプログラムにおいては、動画像に映し出される物体
や空間の情報を抽出して合成方法を決定する処理は行わ
れておらず、もっぱらプログラム内部の状態に基づいて
合成方法(動画像の表示位置、表示サイズ、表示形状な
ど)を決定している。したがって、CG映像と動画像の
3次元空間的な特性(傾き、縮尺、明るさなど)に格差
が大きい場合には、合成後の映像を見る利用者に大きな
違和感を生じさせるという第1の問題があった。本発明
の第1の目的は、動画像の内容に含まれる3次元空間情
報を抽出し、その情報を合成方法を決定する判断基準に
加えることによって、CG映像と動画像のより自然な合
成を可能とし、さらに、CG映像と動画像の連続性を演
出する画像を生成して画像合成することによって、確実
に違和感の少ないCG映像と動画像の合成を行うことに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明の情
報提示装置では上述した第1の問題点を解決するため
に、3次元空間モデルに基づいた情報提示空間を管理す
る情報提示空間管理手段と、前記情報提示空間管理手段
からの管理情報に基づいて提示すべきデータを含んだC
Gによる空間映像を生成する空間映像生成手段と、前記
提示すべきデータが動画像である場合に、前記動画像デ
ータを生成する動画像信号生成手段と、前記CGによる
空間映像と前記動画像データを合成する画像合成手段
と、合成されたデータを表示する画像表示装置と、利用
者が操作入力を行う利用者操作入力手段とで構成され、
計算機内に蓄積されたデータと動画像データを3次元空
間モデルに基づいた空間表現を用いて提示する計算機シ
ステムの情報提示装置において、前記動画像データの内
容から前記動画像データで表現されている映像の3次元
情報を抽出する3次元情報抽出手段と、前記抽出した空
間情報を基に実写動画像の空間を3次元空間として前記
3次元空間モデルに統合する空間情報統合手段と、前記
統合した空間情報に基づいて情報提示空間と動画像空間
との連続性を演出する画像を生成する演出画像生成手段
と、から構成される動画像演出装置を備えたことを特徴
とし、CGによる情報提示空間と動画像空間を違和感な
く合成表示することを可能とする。
【0006】第1の発明の演出画像によって、利用者に
対して実写動画像と情報提示CG空間との連続性を印象
づけることが可能となり、情報提示空間と実写動画像の
合成表示において確実に違和感の少ない情報提示を行う
ことが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】ここで、本発明の実施例について
説明する。
【0008】図1は本発明における情報提示装置を説明
するための構成の一実施例を表す構成図である。本発明
によるところの情報提示装置は、従来方式1による情報
提示手法を基本として画像合成方式を拡張した情報提示
基本装置3と、本発明の第1の発明によるところの動画
像と情報提示空間の連続性を演出する映像を生成するた
めの動画像演出装置1と、本発明の第2の発明によると
ころの表示範囲に存在しないデータの存在を音声の有無
や定位方向によって表現を可能とする音声演出装置2と
で構成される。
【0009】動画像演出装置1は、実写動画像データ3
01からその画像の3次元空間情報である動画像空間情
報101を抽出する3次元情報抽出手段11と、3次元
情報抽出手段11から得られる動画像空間情報101を
情報提示空間情報307に統合し統合空間情報102と
して送信すると同時に統合空間情報102に基づいた画
像合成指示104を送信する空間情報統合手段12と、
CG情報提示空間画像304と実写動画像データ301
との連続性を効果的に表現する演出画像103を統合空
間情報102に基づいて生成する演出画像生成手段13
とで構成される。ここで、動画像空間情報101とは、
実写動画像データ301に撮影されている空間や物体の
位置、大きさ、傾き、陰影の方向(すなわち光源との位
置関係)、明るさなどの要素を含むものとする。
【0010】音声演出装置2は、音によって利用者にデ
ータを連想させることが可能なように、CGや実写によ
る画像データと関連の深い音声データを蓄積しておくた
めの音声データ蓄積手段21と、情報提示空間の情報提
示空間情報307に基づいて効果音生成指示204と音
声加工指示205を生成する音声演出制御手段25と、
効果音生成指示204に応じて蓄積音声201を読み出
し演出効果音202を生成する効果音生成手段22と、
音声加工指示205に基づいて演出効果音202を加工
する音声加工手段23と、演出加工後音声203を出力
するための音声出力装置24とで構成される。ここで、
音声加工手段23としては、音声の定位、残響、周波数
特性、音量などを制御することのできる装置を用いるこ
とができる。
【0011】情報提示基本装置3は、従来方式1で用い
られるところの従来型情報提示基本装置4を一部拡張し
たものである。まず、図5を用いて従来型情報提示基本
装置4について説明する。
【0012】従来型情報提示基本装置4は、3次元空間
モデル情報を蓄積する3次元空間モデル蓄積手段33
と、実写動画像を除く提示すべきデータを格納するデー
タ蓄積手段32と、利用者が画面上でのポインティング
などの操作を行うための利用者操作入力手段37と、空
間モデル情報303を基に構築した仮想的な情報提示空
間の状態を管理すると同時に利用者操作入力305に応
じて該情報提示空間の状態を更新した結果を情報提示空
間情報307として送出する情報提示空間管理手段35
と、情報提示空間情報307から透視変換などによって
実際に画面に表示する空間映像を算出すると同時に画面
の表示範囲に含まれるデータを表示対象データ302と
してデータ蓄積手段32から取り出し空間映像の所望の
位置に配置することによってCG情報提示空間画像30
4を生成すると同時に空間内に提示すべき動画像データ
がある場合に該動画像データを送出するための動画像制
御指示308を送信する空間映像生成手段34と、実写
動画像データ301を生成する動画像信号生成手段31
と、CG情報提示空間画像304と実写動画像を合成し
表示画像306とする画像合成手段36と、画像表示装
置38とで構成される。
【0013】動画像信号生成手段31としては、ビデオ
カメラなどの実時間映像入力装置や、ビデオディスクな
どの蓄積映像再生装置などを用いることが可能である。
また、空間映像生成手段34における空間映像の算出方
式としては、透視変換以外にも3次元情報を2次元平面
に射影変換する一般的な手法(例えば正射影)を用いる
ことが可能である。
【0014】図1と図5を用いて本発明における情報提
示基本装置3の構成について説明する。従来型情報提示
基本装置4では、画像合成手段36における合成方法
(動画像の表示位置、表示サイズ、表示形状など)は、
空間映像生成手段34からの画像合成指示309によっ
て決定される。一方、情報提示基本装置3では、合成方
法の判断基準の一つとして動画像に含まれる3次元情報
を用いるために、合成方法は動画像演出装置1からの画
像合成指示104によって決定される。さらに、情報提
示基本装置3では、画像合成手段36は、CG情報提示
空間画像304と実写動画像データ302の合成に加え
て動画像演出装置1からの演出画像103をも合成する
機能を備える。
【0015】次に、従来型情報提示基本装置4の処理に
ついて図5と図2を用いて詳細に説明する。図2は、情
報提示空間管理手段35と空間映像生成手段34と画像
合成手段36とにおいて、蓄積されたデータを仮想的な
情報提示空間に配置し、実際に画面に表示する画像を算
出した後、実写動画像を合成する処理の一つの実施例を
示すものである。3次元空間モデル52は、3次元空間
モデル蓄積手段33に格納されるものであり、情報提示
空間の初期状態がこれによって定義される(ここでは、
3次元空間は道と樹木から成っている)。データベース
51は、基本的なデータ管理手段の例として関係データ
ベースを用いた場合を示しており、情報提示空間管理手
段35から参照可能な任意の場所に格納されているもの
とする。情報提示空間管理手段35は、3次元空間モデ
ル52で定義される空間に、データベース51の各デー
タを配置することによって情報提示空間53を構成す
る。データの配置は、利用者がより理解しやすくなるこ
とを目的として決定する。例えばここでは、「生物」と
いうデータベースの各データを、「種別」という属性を
基準に哺乳類と鳥類を道の左右に分けて配置している。
さらに、情報提示空間管理手段35は、ポインティング
などによる利用者操作入力305から仮想的な視点およ
び視野を決定する。図1において情報提示空間管理手段
35が送出するところの情報提示空間情報307は、情
報提示空間53の情報と仮想的な視点および視野の情報
で構成される。次に、空間映像生成手段34では、まず
情報提示空間情報307を基にCG空間画像54を算出
し、さらにCG空間画像54に含まれるべきデータの内
でデータ蓄積手段32に格納されているもの、すなわち
図5における表示対象データ302からCGデータ画像
55を生成し、CG空間画像54の所望の位置にCGデ
ータ画像55を配置してCG情報提示空間画像304と
する。
【0016】図2の実施例では、CGデータ画像55は
「ハト」を表現するCG画像である。また、CG空間画
像54の範囲に実写動画像データが含まれる場合には、
空間映像生成手段34からの動画像制御指示308によ
って、該当する実写動画像データ301が動画像信号生
成手段31より送信される。ここで、画像合成装置36
では、空間映像生成手段からの画像合成指示309(例
えば、動画像の表示位置、表示サイズ、表示形状などの
情報を含む)に基づいて、図5における実写動画像デー
タ301を図2の実写動画像56の様にCG情報提示空
間画像304と合成し表示画像306を生成する。図2
の実施例では、実写動画像データ301は「ツバメ」を
撮影した実写動画像であり、表示画像306上に動画像
ウィンドウとして表示されている。
【0017】また、本発明によるところの情報提示基本
装置3の処理は、画像合成装置36に対する画像合成指
示の送信元が動画像演出装置1の内部となることを除い
て従来型情報提示基本装置4の場合と同様である。
【0018】次に動画像演出装置1の処理について図3
を用いて詳細に説明する。図3(a)は本発明の第1の
発明による一実施例を示しており、3次元空間モデルに
基づいて表現されたCG情報提示空間画像304と、該
CG情報提示空間内の所望の位置に配置された実写動画
像データ301との画像合成において実写動画像データ
301とCG情報提示空間画像304の空間的な連続感
を演出するための演出画像43を用いた様子を示してい
る。図3(b)および図3(c)は、従来方式によって
実写動画像データ301とCG情報提示空間画像304
を合成した場合の例を示している。図3の例では(a)
(b)(c)いずれの場合も、CG情報提示空間画像3
04の空間内に樹木を表現するCG画像44と樹木の陰
影42が存在する状態において、陰影と重なる位置に実
写動画像データ301がウィンドウ表示されている。こ
こで、図3(b)の従来例1は、オーバレイ方式によっ
て実写動画像データ301を表示した状態を示してお
り、実写動画像を表示するウィンドウと重なる領域のC
G画像はすべて隠されてしまう。図3(c)の従来例2
は、アンダーレイ方式による画像合成の様子を示してい
る。この場合には、CGによる陰影42を実写動画像デ
ータ301の上に重ねて表示することが可能であるが、
従来方式では実写動画像データ301の空間情報をCG
画像の3次元空間に統合する処理が行われていないた
め、実写動画像データの中に立体的な物体(この例では
建物)が存在するにもかかわらず、陰影42は平坦な地
面に影を落とした状態となっている。このように従来方
式を用いた場合には、いずれの場合にも動画像データ3
01とCG情報提示空間画像304の連続感が表現され
ないため違和感のある表示画像となる。
【0019】一方、本発明による実施例である図3
(a)では、3次元情報抽出手段11において実写動画
像データ301に映された建物の立体的な情報(例え
ば、建物の各部の3次元座標値)を抽出し、これを空間
情報統合手段12においてCG情報提示空間画像304
の空間座標と統合し統合空間情報102とする。座標系
の統合は、例えば、3次元情報抽出手段11において抽
出した3次元情報とまったく同じ3次元情報を持つCG
立体図形を、CG情報提示空間内に仮に定義することに
より可能となる。図3(a)の例では、実写の建物と同
様のCGによる建物が、実写建物と同様の位置に存在す
るものとして仮に定義する。次に、演出画像生成手段1
3では、統合空間情報102を用いて例えば陰影計算を
行うことによって、統合された空間での陰影画像(すな
わち演出画像)を算出することができる。図3(a)の
例では、統合空間での陰影計算によって建物の壁に写っ
た形状の陰影画像を演出映像43として得ている。この
演出映像43を、従来例1と同様の方式によって合成さ
れた動画像データ301とCG情報提示空間画像304
の合成画像の上に、従来例2の方式によってさらに合成
することによって図3(a)に示す表示画像を出力する
ことが可能となる。これによって、CG情報提示空間と
実写動画像の空間があたかも連続したものであるかのよ
うな視覚的な効果が得られる。ここで、3次元情報抽出
手段11における3次元情報の抽出方式としては、画像
認識によって抽出する方式や、蓄積動画像を対象として
予め時系列に沿って画像に写っている物体や空間の3次
元空間情報を手動や半手動で抽出しておき、実行時には
時間をパラメータとして3次元空間情報を得る方式や、
カメラで同時に撮影している場合にカメラを固定あるい
は半固定方式として撮影の対象を限定し、それによって
撮影される映像の3次元情報を予め算出しておく方式な
どがある。
【0020】連続感を演出する演出画像103の別の実
施例としては、動画像データ301とCG情報提示空間
画像304の明るさに格差がある場合に、両画像の境界
領域に明るさを段階的に変化させたCG画像を演出画像
103として表示することによって連続感を演出する方
式がある。
【0021】また、画像合成指示104を用いて連続感
を演出する実施例として、動画像データ301とCG情
報提示空間画像304の双方に本来同程度の大きさの物
体が、それぞれまったく異なる大きさで表示されている
場合(例えば双方に大きさの格差の大きい人間が表示さ
れている場合)に、画像合成指示104によって実写動
画像を拡大あるいは縮小して双方の物体の大きさを同程
度に合わせてから画像合成する方式がある。
【0022】また、画像合成指示104を用いて連続感
を演出する実施例として、動画像データ301とCG情
報提示空間画像304に表示される光線の方向(あるい
は、陰影の伸びる方向)が食い違っている場合に、画像
合成指示104によって実写同画像データ301の向き
を変換することによって、両者の差を軽減する方式があ
る。
【0023】次に、音声演出装置2の処理について図
1、図2、図4を用いて詳細に説明する。ここでは、音
声加工手段23としては音声の定位を制御する装置を用
いるものとする。
【0024】図2に示すように、情報提示基本装置3で
は対象データを例えばデータの属性値を基準として情報
提示空間内に配置する。ここで、利用者がポインティン
グなどの利用者操作入力305によってこの空間内での
視点の位置を変化させることによって対象データを捜す
処理、すなわち視覚的な操作による検索処理を行うこと
が考えられる。本発明の第2の発明における音声演出装
置2は、このような検索処理において視覚的には提示さ
れていない情報を音声によって利用者に伝えることを可
能とするものである。音声演出制御手段25は、現在の
情報提示空間を表現する情報提示空間情報307を受け
取ることによって、画面の状態を知ることができる。そ
こで、音声演出制御手段25は、画面の状態と予め決め
られた基準とを比較評価することによって、音声演出を
行うか否かを決定する。予め決める基準としては、例え
ば、利用者操作入力に伴う画面の移動において、ある区
間を一定回数以上繰り返し往復移動しているか否かとい
う条件が挙げられる。この場合、一定回数以上往復して
いれば利用者が迷っていることが推定されるので、音声
演出を行うことが適当であると判断できる。
【0025】例えば、図2の表示画像306では「ライ
オン」のデータは画面左方の表示範囲外に配置されてい
る状態であり、ここで音声演出を行うと決定した場合を
考える。この場合には、音声演出制御手段25は効果音
生成指示204を効果音生成手段22に対して送る。図
4の実施例においては、効果音生成指示204は「ライ
オン」を印象付ける音声(例えばライオンの鳴き声)を
音声データ蓄積手段21から取り出すことを効果音生成
手段22に対して指示するものとなる。また音声演出制
御手段25は、これと並行して音声加工手段23に対し
て音声加工指示205を送信する。図4の実施例におい
ては、音声加工指示205は、「ライオン」の鳴き声を
画面左方に定位させるような指示となる。これによっ
て、演出加工後音声203は「ライオン」の鳴き声を画
面左方へ定位させた音声となる。以上の処理を行うこと
により、例えば利用者が「ライオン」のデータを捜して
いれば、左方から聴こえる該演出音声を手がかりとして
容易に「ライオン」のデータの位置を知ることができ、
円滑に視点を左方向へ移動することが可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、3次元情
報抽出手段11と空間情報統合手段12によって、実写
動画像の空間情報を情報提示空間の3D空間モデルに統
合し、演出画像生成手段13によって実写動画像で表示
された物体が情報提示空間に平面ではなく立体的なもの
として存在していることを示す演出画像を生成する。こ
れによって、利用者に対して実写動画像と情報提示CG
空間との連続性を印象づけることが可能となり、情報提
示空間と実写動画像の合成表示において確実に違和感の
少ない情報提示を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報提示装置の構成の一実施例を
示す構成図
【図2】本発明の情報提示基本装置の処理を説明する図
【図3】本発明の動画像演出装置を説明する図
【図4】本発明の音声演出装置を説明する図
【図5】従来技術の情報提示基本装置を説明する構成
図。
【符号の説明】
1 動画像演出装置 2 音声演出装置 3 情報提示基本装置 4 従来型情報提示基本装置 11 3次元情報抽出手段 12 空間情報統合手段 13 演出画像生成手段 21 音声データ蓄積手段 22 効果音生成手段 23 音声加工手段 24 音声出力装置 25 音声演出制御手段 31 動画像信号生成手段 32 データ蓄積手段 33 3次元空間モデル蓄積手段 34 空間映像生成手段 35 情報提示空間管理手段 36 画像合成手段 37 利用者操作入力手段 38 画像表示装置 42 陰影 43 演出画像 44 CG画像 51 データベース 52 3次元空間モデル 53 情報提示空間 54 CG空間画像 55 CGデータ画像 56 実写動画像 101 動画像空間情報 102 統合空間情報 103 演出画像 104 画像合成指示 201 蓄積音声 202 演出効果音 203 演出加工後音声 204 効果音生成指示 205 音声加工指示 301 実写動画像データ 302 表示対象データ 303 空間モデル情報 304 CG情報提示空間画像 305 利用者操作入力 306 表示画像 307 情報提示空間情報 308 動画像制御指示 309 画像合成指示
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広明 敏彦 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 呂 山 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】計算機内に蓄積されたデータと動画像デー
    タを3次元空間モデルに基づいた空間表現を用いて提示
    する計算機システムの情報提示装置において、 前記動画像データの内容から前記動画像データで表現さ
    れている映像の3次元情報を抽出する3次元情報抽出手
    段と、 前記抽出した空間情報を基に実写動画像の空間を3次元
    空間として前記3次元空間モデルに統合する空間情報統
    合手段と、 前記統合した空間情報に基づいて情報提示空間と動画像
    空間との連続性を演出する画像を生成する演出画像生成
    手段と、 から構成される動画像演出装置を備えたことを特徴とす
    る情報提示装置。
  2. 【請求項2】前記演出画像生成手段が生成する連続性を
    演出する画像が、陰影計算を行うことにより、前記情報
    提示空間と前記動画像空間との間の連続性を演出した陰
    影画像であることを特徴とする請求項1記載の情報提示
    装置。
  3. 【請求項3】前記演出画像生成手段が生成する連続性を
    演出する画像が、前記情報提示空間と前記動画像空間の
    画像の明るさに格差がある場合に、両画像の境界領域に
    明るさを段階的に変化させた画像であることを特徴とす
    る請求項1記載の情報提示装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014109802A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Casio Comput Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム

Cited By (1)

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JP2014109802A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Casio Comput Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム

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