JP2000039998A - オブジェクト指向ソフトウェア部品変更支援方法及び装置及びオブジェクト指向ソフトウェア部品変更支援プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

オブジェクト指向ソフトウェア部品変更支援方法及び装置及びオブジェクト指向ソフトウェア部品変更支援プログラムを格納した記憶媒体

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JP2000039998A
JP2000039998A JP10208241A JP20824198A JP2000039998A JP 2000039998 A JP2000039998 A JP 2000039998A JP 10208241 A JP10208241 A JP 10208241A JP 20824198 A JP20824198 A JP 20824198A JP 2000039998 A JP2000039998 A JP 2000039998A
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Yoshito Oshima
嘉人 大嶋
Shohei Uchikawa
昌平 内川
Jun Sekine
純 関根
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品に対して指定された変更操作から、それ
に必要な波及的変更操作の導出の自動化を行い、部品の
変更が容易となるよう支援する、部品の内容に独立なオ
ブジェクト指向ソフトウェア部品変更支援方法及び装置
及びオブジェクト指向ソフトウェア部品変更支援プログ
ラムを格納した記憶媒体を提供する。 【解決手段】 本発明は、指定された第1の変更種別
と、第1の変更操作パラメータを適用条件に適用し、該
第1の変更種別と該第1の変更操作パラメータを該適用
条件に対応する波及的変更操作指定式に適用するかを判
定し、第1の変更種別と第1の変更操作パラメータを波
及的変更操作指定式に適用して、波及的変更操作ある第
2の変更種別と第2の変更操作パラメータを導出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オブジェクト指向
ソフトウェア部品変更支援方法及び装置及びオブジェク
ト指向ソフトウェア部品変更支援プログラムを格納した
記憶媒体に係り、特に、オブジェクト指向設計・開発手
法を用いたアプリケーションソフトウェアの開発におい
て、既存ソフトウェア部品の現ソフトウェア開発への適
用(以下、部品の再利用)を支援するシステムにおい
て、再利用するソフトウェア部品の変更・集成作業が容
易となるよう支援するためのオブジェクト指向ソフトウ
ェア部品変更支援方法及び装置及びオブジェクト指向ソ
フトウェア部品変更支援プログラムを格納した記憶媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】オブジェクト指向設計・開発手法(Jame
s Rumbaugh et al. Object-OrientedModeling and Desi
gn. Prentice-Hall International, Inc., 1992. (邦
訳「オブジェクト指向方法論OMT」羽生栄一監訳、ト
ッパン、1992年))によるアプリケーションソフトウェ
ア(以下、APと記す)は、「オブジェクト」と呼ばれ
る基本的なソフトウェア構成要素の組み合わせで表現さ
れる。オブジェクトとは、目的のシステムが対象とする
実世界の処理や実体を表したもので、属性(情報項
目)、手続き(メソッド)などを持ち、それらを利用し
て他のオブジェクトと協調して動作する。
【0003】オブジェクトの持つ情報項目やメソッドな
どは、クラスと呼ばれる、オブジェクトのテンプレート
において定義される。そのため、クラスの設計は、AP
の設計そのものに相当し、AP全体の動作を左右する非
常に重要な作業となっている。このクラス設計作業の労
力を削減する手法として、複数のシステムにおいて共通
して見られるような部分を抽出し、協調して動作するク
ラス群として部品化しておき、それ以降の類似したシス
テムの構築の際には、それらオブジェクト指向ソフトウ
ェア部品を再利用するという手法が提案されている(青
山幹雄:コンポーネントウェア:部品組み立て型ソフト
ウェア開発技術、情報処理、Vol. 37,No.1, pp.71-79,1
996 、木下茂行:上流肯定における再利用を前提として
ドメインモデルの使用法、情報処理、Vol.38, No.12, p
p.1104-10, 1997 、Mohamed E. Fayad and Douglas C.
Schmidt. Object-Oriented Application Frameworks. C
omunications of the ACM, Vol. 40, No.10, pp.32-38,
1997)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記オブジェクト指向
ソフトウェア部品は、類似したAPの共通部分を抽出し
たAPの共通部分を抽出したものではあるが、個々のシ
ステムにはその固有の機能や、管理すべき情報が存在す
るため、部品を再利用する際には、目的のシステムの要
求条件に合わせて修正を加える必要がある。
【0005】しかし、部品に含まれるオブジェクトは互
いに協調して動作するものであるから、ある一つの変更
は部品の他の箇所にも影響を与えてしまい、部品の整合
性を保つために、新たに2次的な変更操作が必要となる
ことがある。このような変更操作を波及的変更操作と呼
ぶ。例えば、メソッドMA をメソッドMB 内から呼び出
して利用するよう設計された部品において、メソッドM
A を削除した場合、メソッドMB は正常に動作しなくな
る。そのため、部品の整合性を保つためにメソッドMB
も削除する、といった波及的変更操作が必要となる。
【0006】オブジェクト指向ソフトウェア部品には、
部品を構成する要素間の依存関係の多様性や、部品を構
成する要素の属性による波及の仕方の差異、といった特
性があるため、ある変更操作に必要な波及的変更操作を
全て特定する作業は、これらの特性や、変更対象の部品
に関する詳細な知識・情報を要する複雑な作業となって
いる。
【0007】それにもかかわらず、従来はこの作業を支
援・自動化する技術が存在していないため、人間が人手
で行っており、ソフトウェア部品を再利用する際の大き
な問題点となっている。本発明は、上記の点に鑑みなさ
れたもので、部品に対して指定された変更操作から、そ
れに必要な波及的変更操作の導出の自動化を行い、部品
の変更が容易となるよう支援する、部品の内容に独立な
オブジェクト指向ソフトウェア部品変更支援方法及び装
置及びオブジェクト指向ソフトウェア部品変更支援プロ
グラムを格納した記憶媒体を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明するための図である。本発明(請求項1)は、オブ
ジェクト指向ソフトウェア部品に対する変更操作の波及
的変更操作を導出するためのオブジェクト指向ソフトウ
ェア部品変更支援方法において、指定された第1の変更
種別と、第1の変更操作パラメータを適用条件に適用し
(ステップ1)、該第1の変更種別と該第1の変更操作
パラメータを該適用条件に対応する波及的変更操作指定
式に適用するかを判定し(ステップ2)、第1の変更種
別と第1の変更操作パラメータを波及的変更操作指定式
に適用して、波及的変更操作である第2の変更種別と第
2の変更操作パラメータを導出する(ステップ3)。
【0009】本発明(請求項2)は、波及的変更操作指
定式は、指定された前記第1の変更種別、前記第1の変
更操作パラメータ、波及的変更操作の変更種別及び変更
操作パラメータとの対応関係を表す式とする。本発明
(請求項3)は、変更種別と変更操作パラメータから構
成される情報である変更操作雛形定義情報を用いて、第
1の変更種別と、第1の変更操作パラメータの候補を提
示する。
【0010】本発明(請求項4)は、波及的変更操作指
定式が、部品定義情報内の関連を用いて第1の変更操作
パラメータが示す該部品定義情報内の要素と変更の波及
する部品定義情報内の要素との対応関係を記述した2次
パラメータ導出式と、変更操作パラメータと2次パラメ
ータを用いて記述した、波及的変更操作の種別と変更操
作パラメータを表す式であり、該2次パラメータが変更
の波及する部品定義情報内の要素である波及的変更操作
記述から構成される。
【0011】図2は、本発明の原理構成図である。本発
明(請求項5)は、オブジェクト指向ソフトウェア部品
に対する変更操作の波及的変更操作を導出するオブジェ
クト指向ソフトウェア部品変更支援装置であって、指定
された第1の変更種別と、第1の変更操作パラメータを
適用条件に適用し、該第1の変更種別と該第1の変更操
作パラメータを該適用条件に対応する波及的変更操作指
定式に適用するかを判定する判定手段1000と、判定
手段1000で適用すると判定された場合に、第1の変
更種別と第1の変更操作パラメータを波及的変更操作指
定式に適用して、波及的変更操作である第2の変更種別
と第2の変更操作パラメータを導出する波及的変更操作
導出手段2000とを有する。
【0012】本発明(請求項6)は、波及的変更操作指
定式は、指定された第1の変更種別及び第1の変更操作
パラメータの対応関係を表す式とする。本発明(請求項
7)は、変更種別と変更操作パラメータから構成される
情報である変更操作雛形定義情報を用いて、第1の変更
種別と、第1の変更操作パラメータの候補を提示する変
更操作受付処理手段を有する。
【0013】本発明(請求項8)は、適用条件式と第1
の変更種別と第1の変更操作パラメータと波及的変更操
作指定式から構成される波及的変更操作導出パターン定
義情報を管理記憶する波及的変更操作導出パターン定義
情報管理記憶手段を有する。本発明(請求項9)は、変
更操作雛形定義情報を管理・記憶する変更操作雛形定義
情報記憶手段を有する。
【0014】本発明(請求項10)は、オブジェクト指
向ソフトウェア部品の変更作業の際に、該部品に対する
変更操作に必要となる波及的変更操作を導出することに
より該変更作業を支援するためのオブジェクト指向ソフ
トウェア部品変更支援装置であって、クラス、情報項
目、メソッドを含む部品を構成する要素と、該要素の属
性、ならびに、該要素の関連を定義する情報からなる部
品定義情報を蓄積する部品定義情報記憶手段と、複数の
変更種別のそれぞれに対応した、該変更種別の変更操作
の対象となる部品定義情報内の要素や変更の内容を特定
するために必要な変更パラメータ、ならびに、該変更の
内容を定める情報からなる変更操作雛形定義情報を複数
蓄積する変更操作雛形情報記憶手段と、複数の変更種別
それぞれに対応した、該変更種別の変更操作と、該変更
操作に必要となる波及的変更操作との対応関係を定義す
る情報からなる波及的変更操作導出パターン定義情報を
複数蓄積する波及的変更操作導出パターン定義情報記憶
手段と、変更種別と変更パラメータの組を、順序付けて
格納する変更操作記憶手段と、変更種別と変更パラメー
タの組を入力として受け取り、変更操作記憶手段に格納
する変更操作受付手段と、変更操作記憶手段に格納され
ている変更操作を先頭から順に一つずつ読み出し、それ
ぞれの変更操作について、該変更操作の変更種別に対応
する全ての波及的変更操作導出パターン定義情報を波及
的変更操作導出パターン定義情報記憶手段から読み出
し、該変更操作に必要となる波及的変更操作を決定し、
重複の無い限り変更操作記憶手段に追加格納する波及的
変更操作導出手段とを有する。
【0015】本発明(請求項11)は、オブジェクト指
向ソフトウェア部品に対する変更操作の波及的変更操作
を導出するためのオブジェクト指向ソフトウェア部品変
更支援プログラムを格納した記憶媒体であって、指定さ
れた第1の変更種別と、第1の変更操作パラメータを適
用条件に適用し、該第1の変更種別と該第1の変更操作
パラメータを該適用条件に対応する波及的変更操作指定
式に適用するかを判定するプロセスと、第1の変更種別
と第1の変更操作パラメータを波及的変更操作指定式に
適用して、波及的変更操作である第2の変更種別と第2
の変更操作パラメータを導出するプロセスとを有する。
【0016】本発明(請求項12)は、波及的変更操作
指定式として、部品定義情報内の関連を用いて第1の変
更操作パラメータが示す該部品定義情報内の要素と変更
の波及する部品定義情報内の要素との対応関係を記述し
た2次パラメータ導出式と、変更操作パラメータと2次
パラメータを用いて記述した、波及的変更操作の種別と
変更操作パラメータを表す式であり、該2次パラメータ
が変更の波及する部品定義情報内の要素あるいは、波及
的変更操作の変更操作パラメータの候補である波及的変
更操作記述から構成される式を用いるプロセスを含む。
【0017】本発明(請求項13)は、オブジェクト指
向ソフトウェア部品の変更作業の際に、該部品に対する
変更操作に必要となる波及的変更操作を導出することに
より該変更作業を支援するためのオブジェクト指向ソフ
トウェア部品変更支援プログラムであって、変更種別と
変更パラメータの組を入力として受け取り、該変更種別
と該変更パラメータの組を、順序付けて格納する変更操
作記憶手段に格納する変更操作受付プロセスと、変更操
作記憶手段に格納されている変更操作を先頭から順に一
つずつ読み出し、それぞれの変更操作について、該変更
操作の変更種別に対応する全ての波及的変更操作導出パ
ターン定義情報を、複数の変更種別それぞれに対応し
た、該変更種別の変更操作と、該変更操作に必要となる
波及的変更操作との対応関係を定義する情報からなる波
及的変更操作導出パターン定義情報を複数蓄積している
波及的変更操作導出パターン定義情報記憶手段から読み
出し、該変更操作に必要となる波及的変更操作を決定
し、重複の無い限り変更操作記憶手段に追加格納する波
及的変更操作導出プロセスとを有する。
【0018】上記のように、本発明においては、まず、
部品定義情報、変更操作雛形定義情報(変更種別と変更
操作パラメータから構成される情報)、波及的変更操作
導出パターン定義情報をそれぞれ、部品定義情報記憶手
段、変更操作雛形定義情報記憶手段、波及的変更操作導
出パターン定義情報記憶手段に予め蓄積しておく。これ
らの情報は過去に定義したものを再利用して蓄積した
り、また、一般に多用されるものを蓄積するなどの方法
をとることができる。
【0019】そこで、コンテンツ等のデータ処理手段を
用いて変更操作受付処理を起動し、変更操作を示す変更
種別と変更パラメータの組を入力として受け取り、変更
操作記憶手段に格納する。次に、波及的変更操作導出処
理を起動し、変更操作記憶手段に格納されている変更操
作を、先頭から順に一つずつ読み出し、それぞれの変更
操作について、当該変更操作の変更種別に対する全ての
波及的変更操作導出パターン定義情報を波及的変更操作
導出パターン定義情報記憶手段から読み出した後、それ
ぞれについて、部品定義情報を参照しながら適用条件を
評価し、その結果が「真」であれば、部品定義情報を参
照しながら波及的変更操作指定式(指定された変更種別
及び変更操作パラメータと、波及的変更操作の変更種別
及び変更操作パラメータとの対応関係を表す式)を評価
して、波及的変更操作の変更種別と変更パラメータを決
定し、それらを、重複の無い限り変更操作記憶手段に追
加する、という処理を、変更操作記憶手段の末端まで繰
り返し実施する。
【0020】そして、波及的変更操作導出処理が終了し
た時点において、変更操作記憶手段に格納されている全
ての変更操作を出力し、終了する。波及的変更操作導出
処理では、その処理中に導出された波及的変更操作を変
更操作記憶手段へ追加することにより、導出した波及的
変更操作からの、さらなる波及的変更操作の導出も行わ
れるから、変更操作記憶手段の末端の変更操作まで処理
が済んだ時点で変更操作記憶手段に格納されている変更
操作が、変更操作受付処理により入力された変更操作を
元とする全ての波及的変更操作となる。
【0021】従って、本発明の目的である、部品に対す
る変更操作から、それに必要な波及的変更操作の導出す
る作業の自動化を実現することが可能となる。また、波
及的変更操作導出処理において、波及的変更操作導出パ
ターン定義情報に記述された適用条件を、部品定義情報
を参照しながら評価し、その結果で当該波及的変更操作
導出パターン定義情報から波及的変更操作を導出するか
否かを決定するため、部品を構成する要素の属性の違い
に応じて異なる波及的変更操作が導出されうる。
【0022】従って、部品を構成する要素の属性による
変更操作の波及の仕方の差異を実現することができる。
さらに、波及的変更操作導出パターン定義情報や変更操
作雛形定義情報といった蓄積・利用する情報、及び、変
更操作受付処理、波及的変更操作導出処理といった処理
手段を、部品定義情報とは独立にし、波及的変更操作導
出処理においてのみ、これを参照するという仕組みによ
り、部品定義情報の内容を変更する場合にも、部品定義
情報以外の蓄積情報、及び処理手段は変更することなく
利用することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】図3は、本発明のオブジェクト指
向ソフトウェア部品変更支援システムのハードウェア構
成を示す。同図に示すシステムは、プログラム1、対話
型端末2、CPU3、部品定義情報記憶部4、波及的変
更操作導出パターン定義情報記憶部5、変更操作雛形定
義情報記憶部6、変更操作記憶部7から構成される。
【0024】プログラム1は、以下に説明する処理手順
を実行するためのプログラムであり、主メモリ上に格納
される。対話型端末2は、キーボードやマウスなどの入
力手段と、ディスプレイなどの出力手段を持ち、本発明
において、部品変更の作業を行う者、つまり、部品変更
者が各種の指示やデータを入力したり、処理結果を表示
するために用いられる。
【0025】CPU3は、プログラム1に基づく処理機
能を有する。部品定義情報記憶部4は、変更対象である
部品の部品定義情報を格納する。波及的変更操作導出パ
ターン定義情報記憶部5は、波及的変更操作導出パター
ン定義情報を格納する。変更操作雛形定義情報記憶部6
は、変更操作雛形定義情報を格納する。当該変更操作雛
形定義情報は、変更操作雛形基本定義情報と変更パラメ
ータ定義から構成される。
【0026】変更操作記憶部7は、入力された変更操
作、及び、導出された波及的変更操作の情報を格納す
る。図4は、本発明の本発明のオブジェクト指向ソフト
ウェア部品変更支援システムの機能構成を示す。同図に
おいて、図3と同一構成部分には同一符号を付し、その
説明を省略する。
【0027】同図に示すシステムは、変更種別10、変
更パラメータ11を入力する入力部12、変更種別1
3、変更パラメータ14を出力する出力部15、部品定
義情報記憶部4、波及的変更操作導出パターン定義情報
記憶部5、変更操作雛形定義情報記憶部6、変更操作記
憶部7、変更操作受付処理部8と波及的変更操作導出処
理部9を有する処理部16から構成される。
【0028】ここで、入力部12における処理を説明す
る。図5は、本発明の変更操作受付処理を示すフローチ
ャートである。 ステップ20) 部品変更者は、入力部12より部品定
義情報を参照して、目的のシステムを構築するのに必要
な部品の変更操作を判断し、その変更種別10と適切な
変更パラメータ11を入力する。
【0029】ステップ21) そして、部品変更者は、
変更パラメータ定義情報より必要な変更パラメータを確
認し、部品定義情報から、選択、あるいは、自由値を入
力して変更パラメータを決定する。 ステップ22) 変更に必要な全ての変更パラメータが
入力されたので、変更種別10と変更パラメータ11の
組を変更操作記憶部7に格納する。
【0030】次に、処理部16により行われる変更支援
動作について説明する。図6は、本発明のオブジェクト
指向ソフトウェア部品変更支援動作のフローチャートで
ある。 ステップ30) まず、波及的変更操作導出処理部9
は、変更操作記憶部7に未処理の変更操作が残っている
かどうかを確認し、残っている場合にはステップ31に
移行し、残っていない場合には処理を終了する。
【0031】ステップ31) 変更操作記憶部7に残っ
ている先頭の変更操作に着目する。 ステップ32) 次に、着目している変更操作に必要な
全ての波及的変更操作を、波及的変更操作導出パターン
定義情報に基づいて導出する。当該波及的変更操作導出
処理については後述する。 ステップ33) 変更操作記憶部7に未処理の波及的変
更操作が残っているかを判定し、残っている場合にはス
テップ34に移行し、残っていない場合にはステップ3
0に移行する。
【0032】ステップ34) 変更操作記憶部7の未処
理の波及的変更操作の先頭のものに着目する。 ステップ35) 変更種別・変更パラメータが全て同一
の変更操作が既に格納されているかを判定し、格納され
ている場合にはステップ33に移行し、格納されていな
い場合にはステップ36に移行する。
【0033】ステップ36) 着目している波及的変更
操作の変更種別・変更パラメータを変更操作記憶部7に
追加格納する。 次に、上記のステップ32における波及的変更操作導出
処理について説明する。図7は、本発明の波及的変更操
作導出処理のフローチャートである。
【0034】ステップ40) 波及的変更操作導出処理
部9は、着目している変更操作の変更種別に対する波及
的変更操作導出パターン定義情報を波及的変更操作導出
パターン定義情報記憶部5から読み出す。 ステップ41) 波及的変更操作導出パターン定義情報
記憶部5から読み出した波及的変更操作導出パターン定
義情報に未処理のものが残っているかを判定し、残って
いる場合にはステップ42に移行し、残っていない場合
には、図6のステップ33に移行する。
【0035】ステップ42) 未処理のものの中で先頭
の行に着目する。 ステップ43) その適用条件の評価結果が「真」であ
るかを判定し、「真」である場合には、ステップ44に
移行し、そうでない場合にはステップ41に移行する。 ステップ44) 部品定義情報記憶部4の部品定義情報
を参照して2次パラメータ(変更の波及するパラメー
タ:変更の波及する部品定義情報内の要素)を取得す
る。
【0036】ステップ45) 得られた2次パラメータ
に未処理のものが残っているかを判定し、残っている場
合にはステップ46に移行し、残っていない場合にはス
テップ41に移行する。 ステップ46) 未処理の2次パラメータの中で先頭の
ものに着目する。 ステップ47) 波及的変更操作記述(第1の変更操作
パラメータと2次パラメータも用いて記述した波及する
変更操作(波及的変更操作)の変更種別と変更操作パラ
メータを表す式)を元に着目している2次パラメータ、
着目している変更操作のパラメータを用いて波及的変更
操作の変更種別、及びその変更パラメータを決定し、ス
テップ45に移行する。
【0037】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を説明す
る。以下に示す処理の前提として、部品提供者は、部品
定義情報、変更操作雛形定義情報、波及的変更操作導出
パターン定義情報を、それぞれ、部品定義情報記憶部
4、変更操作雛形定義情報記憶部6、波及的変更操作導
出パターン定義情報記憶部5に予め蓄積しておくものと
する。
【0038】[第1の実施例]図8は、本発明の第1の
実施例の部品定義情報の構成を示す。本実施例において
は、部品定義情報を、部品に含まれるクラスを定義した
クラス定義情報50、情報項目を定義した情報項目定義
情報51、メソッドを定義したメソッド定義情報52、
メソッドの持つ引数を定義したメソッド引数定義情報5
3、クラスの継承階層を定義したクラス継承定義情報5
4、クラスの間のクラス間関連を定義したクラス間関連
定義情報55、メソッドからクラスへの参照を定義する
メソッド対クラス参照定義情報56、メソッドから情報
項目への参照を定義するメソッド対情報項目参照定義情
報57、メソッドからメソッドへのメソッド呼出しによ
る参照を定義したメソッド対メソッド参照定義情報5
8、メソッドからクラス間関連への参照を定義したメソ
ッド対クラス間関連参照定義情報59から構成される。
【0039】図9は、本発明の第1の実施例のクラス定
義情報の例を示す。クラス定義情報50は、各クラスに
ついて、クラス名称101、シンボル102、カテゴリ
103、そのクラスが永久的なのか一時的なのかを表す
永久属性104、そのクラスが複合的なのか、原子的な
のかを表す複合属性105を保持する。クラスは、クラ
ス名称で一意に特定される。
【0040】図10は、本発明の第1の実施例の情報項
目定義情報の例を示す。情報項目定義情報51は、各情
報項目について、情報項目が所属しているクラスの名称
を表す所属クラス111、情報項目名称112、シンボ
ル113、その情報項目がクラスに1つ存在するのか、
インスタンス毎に存在するのかを表す配置114、その
情報項目のデータ型を表すデータクラス115を保持す
る。情報項目は、所属クラスと情報項目名称の対で一意
に特定される。
【0041】図11は、本発明の第1の実施例のメソッ
ド定義情報の例を示す。メソッド定義情報52は、各メ
ソッドについて、そのメソッドが所属しているクラスの
名称を表す所属クラス121、メソッド名称122、シ
ンボル123、メソッドがクラスに存在するのか、イン
スタンスに存在するのかを表す配置124、メソッドの
返却値のデータ型を表す返却値クラス125を保持す
る。メソッドは、所属クラスとメソッド名称の対で一意
に特定される。
【0042】図12は、本発明の第1の実施例のメソッ
ド引数定義情報の例を示す。メソッド引数定義情報53
は、各引数についてその引数が所属しているメソッドが
所属しているクラスの名称を表す所属クラス131、そ
の引数が所属しているメソッドの名称を表す所属メソッ
ド132、引数名称133、その引数が所属するメソッ
ドの何番目の引数なのかを表す通番134、シンボル1
35、その引数のデータ型を表すデータクラス136を
保持する。引数は所属クラスと所属メソッドと引数名称
の3つ組で一意に特定される。
【0043】図13は、本発明の第1の実施例のクラス
継承定義情報の例を示す。クラス継承定義情報54は、
部品に含まれるクラスの継承階層を定義しており、各継
承関係について、継承元となる親クラスの名称を表す上
位クラス141、そのクラスを継承する子クラスの名称
を表す下位クラス142を保持する。図14は、本発明
の第1の実施例のクラス間関連提示情報の例を示す。
【0044】クラス間関連定義情報150は、部品に含
まれるクラスの間のクラス間関連を定義しており、各ク
ラス間関連について、クラス間関連名称151、そのク
ラス間関連において参照元となるクラスの名称を表す参
照元クラス152、参照先となるクラスの名称を表す参
照先クラス153、そのクラス間関連が包含なのか参照
なのかを示す包含属性154を保持する。
【0045】図15は、本発明の第1の実施例のメソッ
ド対クラス参照定義情報の例を示す。メソッド対クラス
参照定義情報56は、各参照について、その参照におい
て参照元となるメソッドが所属しているクラスの名称を
表す参照元メソッド所属クラス161、参照元となるメ
ソッドの名称を表す参照元メソッド162、参照先とな
るクラスの名称を表す参照先クラス163を保持する。
【0046】図16は、本発明の第1の実施例のメソッ
ド対情報項目参照定義情報の例を示す。メソッド対情報
項目参照定義情報57は、各参照について、その参照に
おいて参照元となるメソッドが所属しているクラスの名
称を表す参照元メソッド所属クラス171、参照元とな
るメソッドの名称を表す参照元メソッド172、参照先
となる情報項目が所属しているクラスの名称を表す参照
先情報項目所属クラス173、参照先となる情報項目の
名称を表す参照先情報項目174を保持する。
【0047】図17は、本発明の第1の実施例のメソッ
ド対メソッド参照定義情報の例を示す。メソッド対メソ
ッド参照定義情報58は、各参照について、参照元とな
るメソッドが所属しているクラスの名称を表す参照元メ
ソッド所属クラス181、参照元となるメソッドの名称
を表す参照元メソッド182、参照先となるメソッドが
所属しているクラスの名称を表す参照先メソッド所属ク
ラス183、参照先となるメソッドの名称を表す参照先
メソッド184を保持する。
【0048】図18は、本発明の第1の実施例のメソッ
ド対クラス間関連参照定義情報の例を示す。メソッド対
クラス間関連参照定義情報59は、各参照について、参
照元となるメソッドが所属しているクラスの名称を表す
参照元メソッド所属クラス191、参照元となるメソッ
ドの名称を表す参照元メソッド192、参照先となるク
ラス間関連の名称を表す参照先クラス間関連193を保
持する。
【0049】本実施例においては、変更操作雛形定義情
報記憶部6に格納されている変更操作雛形定義情報を変
更操作雛形基本定義情報と変更パラメータ定義情報から
構成するものとする。図19、図20は、本発明の一実
施例の変更操作雛形基本定義情報の例を示す。
【0050】変更操作雛形基本定義情報200は、変更
操作の基本的な情報を定義しており、変更操作の変更種
別それぞれについて、変更種別201、その変更種別の
変更操作の概要を記述した変更概要202、その変更種
別の変更操作の部品定義情報に対する具体的な変更内容
を記述した変更詳細203を保持する。図21、図22
は、本発明の第1の実施例の変更パラメータ定義情報の
例を示す。
【0051】変更パラメータ定義情報210は、変更操
作の変更種別毎に必要となる変更パラメータに関する情
報を定義しており、各変更パラメータについて、その変
更種別211、その変更種別の変更操作において何番目
の変更パラメータなのかを表す通番212、名称21
3、その変更パラメータのデータの型を示すデータ型2
14、説明215を保持する。
【0052】図23は、本発明の第1の実施例の変更操
作記憶部の例を示す。変更操作記憶部7は、入力された
変更操作、及び、導出された波及的変更操作の変更種別
252と全ての変更パラメータ253からなる組を、順
序付けで複数格納可能であり、それぞれの変更操作につ
いて、その変更操作の変更種別252、その変更操作に
与えられた全ての変更パラメータ253を順に格納す
る。
【0053】図24、図25は、本発明の第1の実施例
の波及的変更操作導出パターン定義情報記憶部の例を示
す。波及的変更操作導出パターン定義情報記憶部5の波
及的変更操作導出パターン定義情報260は、対応する
変更操作の変更種別261、対応する波及的変更操作導
出パターン定義情報の適用条件を、対応する変更操作に
与えられた変更パラメータから特定される部品定義情報
内の要素の属性を判定する式(適用条件)を用いて記述
した適用条件262、対応する変更操作に与えられる変
更パラメータと、それに対する波及的変更操作の変更パ
ラメータに必要となる値との関係を、部品定義情報内の
要素間の関連を用いて記述した式である2次元パラメー
タ導出式263、対応する変更操作に与えられた変更パ
ラメータと2次パラメータを用いて、波及的変更操作の
変更種別と、その変更パラメータを記述した波及的変更
操作記述264を保持する。
【0054】本実施例では、上記の2次パラメータと波
及的変更操作記述により、波及的変更操作指定式を構成
する。図9において、部品定義情報100、110、1
20、130、140、150、160、170、18
0、190を、RDBMSにおけるテーブル、あるい
は、ビューとして実現すると、その要素の検索、操作
は、SQL(Structured Query Language) で記述して機
械的に処理することができるため、本実施例では、図2
4の2次パラメータ263の記述にSQLを採用してい
る。
【0055】なお、SQLについては、『増永良文:リ
レーショナルデータベース入門、サイエンス社、1991』
等を参照されたい。以上の情報が蓄積された状態におい
て、まず、コンピュータ等のデータ処理手段を用いて、
変更操作受付処理を行い、部品変更者により入力部12
から入力された変更種別10と変更パラメータ11との
組を、変更操作記憶部7に格納する。これを図5に示し
た変更操作受付処理の手順を用いて行うものとし、以下
当該手順を説明する。
【0056】最初に、部品変更者は、部品定義情報10
0、110、120、130、140、150、16
0、170、180、190を参照し、目的のシステム
を構築するのに必要な、部品の変更操作を判断し、その
変更種別と、適切な変更パラメータを入力する。ここで
は、例えば、部品変更者がクラス「料金」108を削除
しようと考えたとする。この場合、変更種別として、変
更操作雛形基本定義情報記憶部6の変更操作雛形基本定
義情報200より、“rmClass ”207が選択・入力さ
れる(ステップ20)。
【0057】そして、部品変更者は、変更操作雛形基本
定義情報記憶部6の変更パラメータ定義情報210より
必要な変更パラメータ217を確認し、変更パラメータ
“clsName ”に削除したいクラスのクラス名称「料金」
を指定する(ステップ21)。この時、各変更パラメー
タのデータ型と異なる型の値を入力できないような仕組
みを用意しておけば、誤った入力を防止することができ
る。
【0058】例えば、この変更パラメータ“clsName ”
には、「クラス名称」4217という型が指定されてい
ることから変更パラメータ“clsName ”として入力され
た値をクラス定義情報のクラス名称に定義されている全
ての値から検索し、もし無ければ、入力ミスとし、正し
い値の入力を促す、という機構により実現可能である。
【0059】変更操作に必要な全ての変更パラメータが
入力されたので、変更種別と変更パラメータの組を変更
操作記憶部7に格納し(ステップ22)、波及的変更操
作導出処理に移行する。図23のデータ801は格納さ
れた様子を示す。続いて、図23に示す変更操作記憶部
7に格納された部品変更操作に関する波及的変更操作導
出処理について、図6、図7のフローチャートを用いて
説明する。ここでは、図7は、図6のステップ32をよ
り詳細に表したものである。
【0060】まず、変更操作記憶部7に未処理の変更操
作が残っているかどうか確認し(ステップ30)、その
先頭の変更操作801(図23)に着目する(ステップ
31)。次に、着目している変更操作801に必要な全
ての波及的変更操作を、波及的変更操作導出パターン定
義情報記憶部5の波及的変更操作導出パターン定義情報
に基づき導出する(ステップ32)。
【0061】ここで、図7のフローチャートを用いて詳
細に説明する。最初に、波及的変更操作導出パターン定
義情報260から、着目している変更操作801の変更
種別“rmClass ”に対応する波及的変更操作導出パター
ン定義情報266、267、268、269、126
0、1262、1264、1265を読み出し(ステッ
プ40)、それらを先頭から一つずつ処理する。
【0062】まず、未処理の波及的変更操作導出パター
ン定義情報が残っているかを確認し(ステップ41)、
先頭の波及的変更操作導出パターン遅疑情報266に着
目する。そして、着目している波及的変更操作導出パタ
ーン定義情報266の適用条件 “クラス(クラス名称:clsName )::永久属性=Ye
s” に対して、変更操作801の変更パラメータclsName =
“料金”を当てはめて評価すると、クラス定義情報10
0(図9)のデータ108よりクラス“料金”が永久属
性を持つことから、「真」が得られる(ステップ4
3)。よって、この波及的変更操作導出パターン定義情
報を適用して、波及的変更操作の導出を行うこととな
る。
【0063】そこで、波及的変更操作の変更パラメータ
を特定するために必要な、2次パラメータを決定するた
めに、波及的変更操作導出パターン定義情報266の2
次パラメータ “ASELECTクラス間関連名称FROMクラス間関
連定義情報 as rel2Name WHERE(参照元クラス=
clsName )” に対して、変更操作801の変更パラメータclsName =
“料金”を当てはめて評価すると、クラス間関連定義情
報150(図14)のデータ155、156から、図2
6に示す2組の2次パラメータ271、272が得られ
る(ステップ44)。そこで、これらについて先頭から
一つずつ処理する。
【0064】まず、未処理の2次パラメータが残ってい
るか確認し(ステップ45)、先頭の2次パラメータ2
71に着目する(ステップ46)。そして、波及的変更
操作導出パターン定義情報266の波及的変更操作記述 “rmRelation (relName = rcl2Name )” に、着目している2次パラメータ271rel2Name =
“料金対契約”を当てはめて、 “rmRelation(relName=料金対契約)” という波及的変更操作を得る(ステップ47)。この波
及的変更操作を図27のデータ311に示す。
【0065】ステップ45に移行し、残りの2次パラメ
ータ272についても同様の処理を行うと、 “rmRelation(reName =料金対契約者)” という波及的変更操作を得る。これを図27のデータ3
12に示す。これで、波及的変更操作導出パターン定義
情報266について、得られた2次パラメータの中で未
処理のものがなくなったので、ステップ41に移行す
る。
【0066】読み出した波及的変更操作導出パターン定
義情報の中で残っている、先程処理した波及的変更操作
導出パターン定義情報266を除く、267、268、
269、1260、1261、1262、1263、1
264、1265それぞれについて、データ266と同
様にステップ43からステップ47の処理を実施する。
【0067】波及的変更操作導出パターン定義情報26
7に着目し、適用条件 “クラス(クラス名称:clsName )::永久属性=Ye
s” に対して、clsName =“料金”を当てはめて評価する
と、前述したのと同様にして「真」が得られる。しか
し、2次パラメータ “SELECT”クラス間関連名称as rel2Name FRO
M クラス間関連定義情報 WHERE(参照先クラス
=clsName )” に、clsName =“料金”を当てはめて評価すると、クラ
ス間関連定義情報55(図14)から得られる2次パラ
メータが一組もないので、そのまま次の波及的変更操作
導出パターン定義情報268に移る。
【0068】波及的変更操作導出パターン定義情報26
8に着目し、適用条件 “クラス(クラス名称:clsName )::永久属性=N
o” に対して、clsName =“料金”を当てはめて評価する
と、クラス定義情報50(図9)のデータ108より
「偽」が得られる。よって、そのまま次の波及変更操作
導出パターン定義情報269に移る。
【0069】波及的変更操作導出パターン定義情報26
9に着目し、適用条件 “クラス(クラス名称:clsName )::複合属性=Ye
s” に対してclsName =“料金”を当てはめて評価すると、
クラス定義情報50(図9)のデータ108より「真」
が得られる。そこで、2次パラメータ “SELECT情報項目名称as item2Name FROM情
報項目定義情報 WHERE(所属クラス= clsNam
e)” に、clsName =“料金”を当てはめて評価すると、情報
項目定義情報51(図10)のデータ116、117か
ら、それぞれ、図28に示す2次パラメータ281、2
82の2組の2次パラメータが得られる。
【0070】そして、波及的変更操作記述 “rmItem(clsName=clsName, itemName= item2Name) ” に、これらをそれぞれ当てはめて、 “rmItem(clsName=料金、itemName=料金ID)”, “rmItem(clsName=料金、itemName=料金種別)” という波及的変更操作を得る。これらを、図27のデー
タ313、314に示す。
【0071】波及的変更操作導出パターン定義情報12
60に着目し、適用条件がないので、すぐさま2次パラ
メータ “SELECT DISTINCT所属クラスas cls2N
ame ,メソッド名称as method2Name FROM メソ
ッド引数定義情報WHERE(データクラス=clsName
)” に対して、clsName =“料金”を当てはめて評価する
と、メソッド引数定義情報53(図12)から得られる
2次パラメータが1組もないので、そのまま次の波及的
変更操作導出パターン定義情報1261に移る。
【0072】波及的変更操作導出パターン定義情報12
61に着目し、適用条件がないので、すぐさま2次パラ
メータ “SELECT所属クラスas cls2Name ,メソッド名称
as method2Name FROM メソッド定義情報WHER
E(返却値クラス=clsName )” に対して、clsName =“料金”を当てはめて評価する
と、メソッド定義情報52(図11)から、得られる2
次パラメータが1組もないので、そのまま次の波及的変
更操作導出パターン定義情報1262に移行する。
【0073】波及的変更操作導出パターン定義情報12
62に着目し、適用条件がないので、すぐさま2次パラ
メータ “SELECT下位クラス as cls2Name FROM ク
ラス継承定義情報 WHERE(上位クラス=clsName
)” に対して、clsName =“料金”を当てはめて評価する
と、クラス継承定義情報54(図13)のデータ143
から、図29のデータ291に示す1組の2次パラメー
タが得られる。
【0074】そこで、波及的変更操作記述“rmClass(cl
asName=cls2Name)”に当てはめて、“rmClass (clsNa
me=加入料金)”を波及的変更操作として得る。これ
を、図27のデータ315に示す。そして、次の波及的
変更操作導出パターン定義情報1263に移行する。波
及的変更操作導出パターン定義情報1263に着目し、
適用条件がないので、すぐさま2次パラメータ “SELECT メソッド名称 as method2Name FRO
M メソッド定義情報HWERE(所属クラス=clsNam
e)” に対してclsName =“料金”を当てはめて評価すると、
メソッド定義情報52(図11)のデータ126、12
7、128からそれぞれ図30のデータ301、30
2、303に示す3組の2次パラメータが得られる。
【0075】そこで、波及的変更操作記述 “rmMethod(clsName=clsName, methodName =method2N
ame )” に、これらをそれぞれ当てはめて、 “rmMethod (clsName =料金、methodName=負担料金生
成)” “rmMethod (clsName =料金、methodName=契約検
索)” を波及的変更操作として得る。これらを、それぞれ図2
7のデータ316、317、318に示す。そして、次
の波及的変更操作導出パターン定義情報1264に移
る。
【0076】波及的変更操作導出パターン定義情報12
64に着目し、適用条件がないので、すぐさま2次パラ
メータ “SELECT 参照元メソッド所属クラス as cls2Na
me, 参照元メソッド asmethod2Name FROM メソッ
ド対クラス参照定義情報 WHERE(参照先クラス=
clsName )” に対して、clsName =“料金”を当てはめて評価する
と、メソッド対クラス参照定義情報56(図15)から
得られる2次パラメータが1組もないので、そのまま次
の波及的変更操作導出パターン定義情報1265に移行
する。
【0077】波及的変更操作導出パターン定義情報12
65に着目し、適用条件がないので、すぐさま、2次パ
ラメータ “SELECT 上位クラス as superClsName, 下位
クラス as childClsName FROM クラス継承定義情
報 WHERE (下位クラス=clsName )” に対してclsName =“料金”を当てはめて評価すると、
クラス継承定義情報54(図13)から得られる2次パ
ラメータが1組もないので、そのままステップ41に移
行する。
【0078】ステップ41では、ステップ40で読み込
んだ波及的変更操作導出パターン定義情報に未処理のも
のが残っていないことから、ステップ32は終了し、ス
テップ34に移行する。変更操作801から導出され
た、図27のデータ311、312、313、314、
315、316、317、318に示す8つの波及的変
更操作について、導出順に一つずつ変更操作記憶手段へ
の追加処理を行う。
【0079】追加処理にあたり、まず、波及的変更操作
の中で追加処理の済んでいないものが残っているかどう
かを確認し(ステップ33)、その中で先頭の波及的変
更操作311に着目する(ステップ34)。着目してい
る波及的変更操作311の、変更種別、変更パラメータ
について、同一の変更操作が、変更操作記憶部7に既に
格納されていないかを検査する(ステップ35)。
【0080】これにより、同じ変更操作からの波及的変
更操作の導出を複数下位行うといった無駄な処理の防止
と、変更操作の間の波及の関係が循環状になった場合の
無限ループの防止を実現する。波及的変更操作311に
ついては、まだ、同一の変更操作が格納されていないの
で、その変更種別と変更パラメータを変更操作記憶部7
の末尾に追加する(ステップ36)。この結果を図31
のデータ802に示す。
【0081】ステップ33に戻り、先程処理した波及的
変更操作311を除く、データ312、313、31
4、315、316、317、318が未処理で残って
いるので、これらについても、波及的変更操作311と
同様に、変更操作記憶部7に追加する。これらが変更操
作記憶部7に追加された結果を図31のデータ803、
804、805、806、807、808、809に示
す。
【0082】このあと、ステップ33に戻ると、追加処
理の済んでいない波及的変更操作が残っていないことか
ら、波及的変更操作801についての波及的変更操作の
導出と変更操作記憶部7への追加処理が終了する。そこ
で、ステップ30に戻り、未処理の変更操作が変更操作
記憶部7に残っているかどうかを確認すると、図31に
示すデータ802、803、804、805、806、
807、808、809に示す変更操作が未処理なの
で、その先頭の変更操作802に着目する(ステップ3
1)。
【0083】そして、変更操作802の変更種別、“rm
Relation”に対応する波及的変更操作導出パターン定義
情報1268、1269を読み出す(ステップ32)。
まず、先頭の波及的変更操作導出パターン定義情報12
68に着目し、適用条件 “クラス間関連(クラス間関連名称:relName )::包
含属性=Yes” に、変更操作802の変更パラメータrelName =“料金
対契約”を当てはめて評価すると、クラス間関連定義情
報55(図14)のデータ155より、クラス間関連
“料金対契約”は、包含属性を持っていないことから、
「偽」が得られるので(ステップ43)、そのまま波及
的変更操作的変更操作導出パターン定義情報1269に
残る。
【0084】波及的変更操作導出パターン定義情報12
69に着目し、適用条件がないので、すぐさま2次パラ
メータ “SELECT参照元メソッド所属クラス as cls2Name
参照元メソッド asmethod2Name FROM メソッド
対クラス間関連参照定義情報 WHERE(参照先クラ
ス間関連= relName )” に、relName =“料金対契約”を当てはめて評価する
と、メソッド対クラス間関連参照定義情報59(図1
8)のデータ194から、一組の2次パラメータ “(cls2Name =料金、method2Name =契約検索)” が得られる。
【0085】そして、波及的変更操作記述 “rmMethod(clsName= cls2Name, methodName =method
2Name )” に、これを当てはめて、図32の波及的変更操作381
を得る。変更操作802からは、以上、一つの波及的変
更操作381が導出されたので、変更操作記憶部7に同
一の変更操作がないかを確認すると(ステップ35)、
同一の変更操作を表す変更操作808が既に格納されて
いるため、追加しない。
【0086】ステップ30に戻り、未処理の変更操作の
確認の後、先頭の変更操作803に着目する(ステップ
31)。これは、変更操作802と同一の変更種別であ
り、同様に処理を行い、図33のデータ401に示す波
及的変更操作を得るが、こちらもやはり、既に格納され
ている変更操作809と同一であるため、変更操作記憶
部7への追加は行わない。
【0087】ステップ30に戻り、未処理の変更操作の
確認の後、先頭の変更操作804に着目する(ステップ
31)。そして、変更操作804の変更種別、“rmIte
m”に対する波及的変更操作導出パターン定義情報22
61を読み出す(ステップ32)。波及的変更操作導出
パターン定義情報2261に着目し、適用条件がないの
で、すぐさま、2次パラメータ “SELECT 参照元メソッド所属クラス as cls2Na
me, 参照元メソッド asmethod2Name FROM メソッ
ド対情報項目参照定義情報 WHERE((参照先情報
項目所属クラス= clsName)and (参照先情報項目=it
emName))” に、変更パラメータclsName =“料金”、itemName=
“料金ID”を当てはめて評価すると、メソッド対情報
項目参照定義情報57(図16)から得られる2次パラ
メータが1組もないため、波及的変更操作は導出されな
い。
【0088】結局、変更雄さ804からは、一つも波及
的変更操作が導出されないことになる。ステップ30に
戻り、未処理の変更操作を確認した後、先頭の変更操作
805に着目する(ステップ31)。これは、変更操作
804と同一の変更種別であり、同様に処理を行うが、
こちらも波及的変更操作が一つも導出されない。
【0089】ステップ30に戻り、未処理の変更操作の
確認の後、先頭の変更操作804に着目する(ステップ
31)。これは、変更操作801と同一の変更種別であ
り、同様に処理を行うと、波及的変更操作導出パターン
定義情報1265に着目したときに、1組の2次パラメ
ータ、 “(superClsName=料金、childClsName=加入料金)” が得られる。
【0090】そこで、波及的変更操作記述 “rmMethod(clsName=cls2Name, methodName=method2N
ame )” に、これを当てはめると、クラス継承定義情報54(図
13)のデータ143から、図34のデータ411に示
す波及的変更操作が得られるので、これを変更操作記憶
部7に追加する。その結果を図35のデータ810に示
す。
【0091】ステップ30に戻り、未処理の変更操作の
確認の後、先頭の変更操作807に着目する(ステップ
31)。そして、変更操作807の変更種別“rmMetho
d”に対する波及的変更操作導出パターン定義情報22
63、2264、2265、2266、2267、22
68を読み出す(ステップ32)。
【0092】まず、先頭の波及的変更操作導出パターン
定義情報2263に着目し、適用条件がないので、すぐ
さま2次パラメータ “SELECT 参照元メソッド所属クラス as cls2Na
me, 参照元メソッド asmethod2Name FROM メソッ
ド対メソッド参照定義情報 WHERE((参照先メソ
ッド所属クラス= clsName)and (参照先メソッド=me
thodName))” に変更パラメータ clsName =“料金”、methodName=“負担料金生成” を当てはめて評価すると、メソッド対メソッド参照定義
情報58(図17)のデータ185から、一組の2次パ
ラメータ “(method2Name =料金未納チェック)” が得られる。
【0093】そこで、波及的変更操作記述 “rmMethod (clsName = cls2Name, methodName = met
hod2Name)” に、これを当てはめて、図36のデータ431に示す波
及的変更操作を得る(ステップ47)。次いで、波及的
変更操作導出パターン定義情報2264に着目し、適用
条件がないので、すぐさま、2次パラメータ “SELECT 参照先メソッド所属クラス as cls2N
ame ,参照先メソッド as method2Name FROM メソ
ッド対メソッド参照定義情報 WHERE((参照元メ
ソッド所属クラス=clsName )and (参照元メソッド=
methodName ))” に、 clsName = “料金”、methodName=“負担料金生成” を当てはめて評価するが、メソッド対メソッド参照定義
情報58(図17)から得られる2次パラメータが一組
もないため、波及的変更操作は導出されない。
【0094】以下、波及的変更操作導出パターン定義情
報2265、2266、2267、2268についても
同様に処理を行うと、いずれについても、得られる2次
パラメータが一組もないので、波及的変更操作は導出さ
れない。変更操作807からは、以上、一つの波及的変
更操作431が導出されたので、これについて追加処理
を行う。
【0095】変更操作記憶部7を確認すると(ステップ
35)、変更操作431と同一の変更操作がまだ格納さ
れていないので、追加する。その結果を図37のデータ
811に示す。ステップ30に戻り、未処理の変更操作
の確認の後、先頭の変更操作808に着目する(ステッ
プ31)。そして、同一の変更種別の変更操作807
と、同様に処理した結果導出された2つの波及的変更操
作が変更操作記憶部7に追加された結果を図38のデー
タ812、813に示す。
【0096】ステップ30に戻り、未処理の変更操作の
確認の後、先頭の変更操作809に着目すす(ステップ
31)。同様に処理した結果導出された2つの波及的変
更操作が変更操作記憶部7に追加された様子を図38の
データ814、815に示す。ステップ30に戻り、未
処理の変更操作の確認の後、先頭の変更操作810に着
目する(ステップ31)。しかし、この変更種別“rmHi
erarchy ”についての波及的変更操作導出パターンが定
義されておらず、一つも読みだされないため、波及的変
更操作が一つも導出されない。
【0097】ステップ30に戻り、未処理の変更操作の
確認の後、先頭の変更操作811に着目する(ステップ
31)。そして、同一の変更種別の変更操作807、8
08、809と、同様に処理した結果、導出された2つ
の波及的変更操作が変更操作記憶部7に追加された様子
を図39のデータ816、817に示す。
【0098】再び、ステップ30に戻り、変更操作記憶
部7に残っている変更操作812、813、814、8
15、816、817に対する処理を繰り返すが、これ
らの変更種別、“rmClassRef”、“rmRelationRef ”、
“rmCallee”、“rmItemRef”についての波及的変更操
作導出パターン定義情報が定義されていないため、結局
いずれからも波及的変更操作が導出されない。
【0099】変更操作816についての処理が終了した
後、ステップ30に戻り、変更操作記憶部7の確認を行
うと、未処理の変更操作が残っていないため、変更操作
記憶部7の内容を全て出力した後、本実施例における部
品変更操作支援システムの動作は終了する。処理終了時
の最終状態の変更操作記憶部7の状態を図39に示す。
【0100】波及的変更操作導出処理では、その処理中
に導出された波及的変更操作を変更操作記憶部7へ追加
するため、導出した波及的変更操作からの、更なる波及
的変更操作の導出も行われるから、変更操作記憶部7の
末端の変更操作まで処理が済んだ時点で変更操作記憶部
7に格納されている変更操作、つまり、結果として出力
される変更操作の集合が、変更操作受付処理により最初
に入力された変更操作を元とする、全ての波及的変更操
作となる。
【0101】このように、上記の実施例によれば、部品
に対するある変更による影響がどのような範囲に及び、
どのような波及的変更操作が必要なのか、全て特定する
作業が自動化されるので、部品変更者は、オブジェクト
指向ソフトウェア部品の特性や、変更対象の部品に関す
る詳細な知識を持たずとも、全ての波及的な変更操作を
入手することができる。
【0102】また、本実施例では、波及的変更操作導出
パターン定義情報や、変更操作雛形定義情報といった蓄
積・利用する情報、及び、変更操作受付処理、波及的変
更操作導出処理といった処理手段を、部品定義情報とは
独立にし、波及的変更操作導出処理においてのみ、これ
を参照するという仕組みを採っている。そのため、本実
施例においては、図9〜図18に示すように、定義した
部品定義情報を用いたが、異なる内容の部品定義情報に
対しても、その他の蓄積情報、及び処理手順は変更せず
にそのまま利用可能である。
【0103】[第2の実施例]本実施例は、第1の実施
例と比較して、変更操作それぞれに、変更操作記憶部7
中で変更操作を一意に識別する変更操作IDを払いだし
て割り当てること、また、導出した波及的変更操作を変
更操作記憶部7に格納する際に、導出の元となった変更
操作の変更操作IDを合わせて記憶することが特徴的で
ある。
【0104】図40は、本発明の第2の実施例の変更操
作記憶部を示す。同図に示す内容は、第1の実施例の図
23の変更操作記憶部7と比べ、格納する変更操作それ
ぞれに割り当てられた変更操作ID1251と、その波
及元の変更操作の変更操作IDを示す波及的変更操作I
D1254が増えたことが特徴的である。図41は、本
発明の第2の実施例の変更操作受付処理を示すフローチ
ャートであり、図5に示す第1の実施例における動作と
は、ステップ62において、変更操作IDを払い出し
て、変更種別、変更パラメータと共に、変更操作記録部
7へ記録する点が異なる。
【0105】図42は、本発明の第2の実施例の波及的
変更操作導出処理を示すフローチャートである。前述の
第1の実施例で示した図6のフローチャートと比較し
て、ステップ56において、波及的変更操作に変更操作
IDを払い出して、変更種別、変更パラメータと共に変
更操作記憶部7へ記録すること、また、波及元変更操作
IDを記録する。ステップ57とステップ58が増えた
ことが異なる。
【0106】部品定義情報、波及的変更操作導出パター
ン定義情報、変更操作雛形定義情報については、前述の
第1の実施例と同一のものを用いる。部品定義情報、波
及的変更操作導出パターン定義情報、変更操作雛形定義
情報などが蓄積された状態において、まず、変更操作受
付処理を行う。ここで、部品変更者が第1の実施例と同
様に、変更種別として“rmClass ”207を選択し(ス
テップ20)、その変更パラメータとして、“(clsName
=料金)”を入力したとする(ステップ21)。
【0107】すると、図41において、ステップ62で
は、新規に変更操作ID“M001”が払い出されて、
“rmClass ”、“(clsName=料金)”と共に、変更操作
記憶部7に格納される。その結果を図40のデータ18
01に示す。次に、第1の実施例と同様に、波及的変更
操作導出処理により、図40に示す変更操作記憶部7に
格納された部品変更操作に関する波及的変更操作導出処
理について、図7、図42のフローチャートを用いて説
明する。ここでは、図7は、図42のステップ32をよ
り詳細に表したものである。
【0108】まず、変更操作記憶部7(図40)に未処
理の変更操作が残っているかどうかを確認し(ステップ
30)、その先頭の変更操作1801に着目する(ステ
ップ31)。次に、着目している変更操作1801に必
要な波及的変更操作を、波及的変更操作導出パターン定
義情報に基づき導出していくが、続くステップ40から
ステップ47の処理は、第1の実施例と同一であり、処
理対象の変更操作の変更種別、変更パラメータの組も同
一なので、変更操作1801からは、第1の実施例にお
ける変更操作801と同じく、図27のデータ311、
312、313、314、315、316、317、3
18に示す8つの波及的変更操作が導出される。
【0109】そこで、ステップ33に移行し、これらの
変更操作について、その導出順に一つずつ、変更操作記
憶部7への追加処理を行う。まず、先頭の波及的変更操
作311に着目し、その変更種別、変更パラメータにつ
いて、同一の変更操作が変更操作記憶部7に既に格納さ
れていないかを検査する(ステップ35)。
【0110】同一の変更操作が格納されていないので、
新規に変更操作ID“M002”を払出し、変更種別と
変更パラメータと共に変更操作記憶部7の末尾に追加す
る(ステップ56)。そして、この変更操作の波及元の
変更操作の変更操作ID“M001”を、波及元変更操
作IDに記録する(ステップ57)。
【0111】ステップ33に戻り、先程処理した波及的
変更操作311を除く。データ312〜318が未処理
で残っているので、これらについても、同一の変更操作
はまだ格納されていないので、波及的変更操作311と
同様に、ステップ33からステップ35、及びステップ
56、ステップ57に至る処理を繰り返し、変更操作記
憶部7に追加する。これらが変更操作記憶部7に追加さ
れた結果を図43に示す。
【0112】ここで、ステップ30に戻り、処理を繰り
返す。次の変更操作1802に着目すると、図32のデ
ータ381に示す一つの変更操作が導出される。しか
し、変更操作記憶部7に同一の変更操作1808が格納
されているので(ステップ35)、データ381は、変
更操作記憶部7には追加されず、変更操作1808の波
及的変更操作IDに、変更操作1802の変更操作ID
“M002”が追加される。
【0113】次の変更操作1803に着目すると、図3
3のデータ401に示す一つの変更操作が導出される。
しかし、こちらも変更操作記憶部7に同一の変更操作1
809が格納されているので(ステップ35)、データ
401は、変更操作記憶部7には追加されず、変更操作
1809の波及的変更操作IDに変更操作1803の変
更操作ID“M003”が追加される。ここまでの結果
を図44に示す。
【0114】変更操作記憶部7に格納されている残りの
変更操作に、以上と同様の処理を行って、波及的変更操
作導出処理が終了した時点での変更操作記憶部7の内容
を図45に示す。この変更操作記憶部7の内容を全て出
力した後、本実施例における部品変更操作支援システム
の動作を終了する。
【0115】このように、変更操作それぞれに、変更操
作記憶部7中で、変更操作を一意に識別する変更操作I
Dを払い出して変更操作IDを併せて記録することによ
って、導出処理が終了したのち任意の変更操作につい
て、その波及元の変更操作、並びに、その波及的変更操
作を特定することが可能となる。例えば、図45におい
て、変更操作1808は、その波及元変更操作IDが
“M001,M002”であることから、変更操作18
01と、変更操作1802の両方から波及的に必要にな
った、ということが分かり、また、変更操作1812、
1813、の波及的変更操作IDが、“M008”で同
一であることから、変更操作1808が、“M008”
で同一であることから、変更操作1808が波及的変更
操作して、変更操作1812、1283の2つの変更操
作が必要になったということが分かる。
【0116】これにより、変更操作の出力を受け取った
後の、部品変更者による変更操作間の関係の理解を助け
ることができる。また、上記の実施例では、図3、図4
の構成に基づいて説明したが、図4の処理部16の機能
をプログラムとして構築し、オブジェクト指向ソフトウ
ェア部品変更支援装置として利用されるコンピュータに
接続されるディスク装置や、フロッピーディスク、CD
−ROM等の可搬記憶媒体に格納しておき、本発明を実
施する際にインストールすることにより容易に本発明を
実現できる。
【0117】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能
である。
【0118】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、部品定
義情報と、変更操作雛形定義情報、及び波及的変更操作
導出パターン定義情報を、それぞれ部品定義情報記憶手
段、変更操作雛形定義情報記憶手段、及び、波及的変更
操作導出パターン定義情報記憶手段に、過去のものを再
利用するなどして予め蓄積しておき、操作変更を示す変
更種別と、変更パラメータの組からなる入力から、その
変更操作について部品の整合性を失わないために必要な
全ての波及的変更操作を自動的に計算し、出力すること
が可能であり、部品変更者は、オブジェクト指向ソフト
ウェア部品の特性や、変更対象の部品に関する詳細な知
識を持たなくとも、全ての波及的変更操作を入手すると
ができ、ソフトウェア部品の再利用によるアプリケーシ
ョンソフトウェアの構築の際の、部品の変更・修正にか
かる工数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明のオブジェクト指向ソフトウェア部品変
更支援システムのハードウェアの構成図である。
【図4】本発明のオブジェクト指向ソフトウェア部品変
更支援システムの機能構成図である。
【図5】本発明の変更操作受付処理を示すフローチャー
トである。
【図6】本発明のオブジェクト指向ソフトウェア部品変
更支援動作のフローチャートである。
【図7】本発明の波及的変更操作導出処理のフローチャ
ートである。
【図8】本発明の第1の実施例の部品定義情報の構成図
である。
【図9】本発明の第1の実施例のクラス定義情報の例で
ある。
【図10】本発明の第1の実施例の情報項目定義情報の
例である。
【図11】本発明の第1の実施例のメソッド定義情報の
例である。
【図12】本発明の第1の実施例のメソッド引数情報の
例である。
【図13】本発明の第1の実施例のクラス継承定義情報
の例である。
【図14】本発明の第1の実施例のクラス間関連定義情
報の例である。
【図15】本発明の第1の実施例のクラス間関連定義情
報の例である。
【図16】本発明の第1の実施例のメソッド対情報項目
参照定義情報の例である。
【図17】本発明の第1の実施例のメソッド対メソッド
参照定義情報の例である。
【図18】本発明の第1の実施例のメソッド対クラス間
関連参照定義情報の例である。
【図19】本発明の第1の実施例の変更操作雛形基本定
義情報の例(その1)である。
【図20】本発明の第1の実施例の変更操作雛形基本定
義情報の例(その2)である。
【図21】本発明の第1の実施例の変更パラメータ定義
情報の例(その1)である。
【図22】本発明の第1の実施例の変更パラメータ定義
情報の例(その2)である。
【図23】本発明の第1の実施例の変更操作記憶部の例
である。
【図24】本発明の第1の実施例の波及的変更操作導出
パターン記憶部定義情報の例(その1)である。
【図25】本発明の第1の実施例の波及的変更操作導出
パターン記憶部定義情報の例(その2)である。
【図26】本発明の第1の実施例の波及的変更操作導出
の際に導出された2次パラメータの例(その1)であ
る。
【図27】本発明の第1の実施例の導出された波及的変
更操作の例である。
【図28】本発明の第1の実施例の波及的変更操作導出
の際に導出された2次パラメータの例(その2)であ
る。
【図29】本発明の第1の実施例の波及的変更操作導出
の際に導出された2次パラメータの例(その3)であ
る。
【図30】本発明の第1の実施例の波及的変更操作導出
の際に導出された2次パラメータの例(その4)であ
る。
【図31】本発明の第1の実施例の波及的変更操作導出
処理仮定での変更操作記憶部の状態を示す図である。
【図32】本発明の第1の実施例の導出された波及的変
更操作の例である。
【図33】本発明の第1の実施例の導出された波及的変
更操作の例である。
【図34】本発明の第1の実施例の導出された波及的変
更操作の例である。
【図35】本発明の第1の実施例の波及的変更操作導出
処理過程での変更操作記憶部の状態を示す図である。
【図36】本発明の第1の実施例の導出された波及的変
更操作の例である。
【図37】本発明の第1の実施例の波及的変更操作導出
処理過程での変更操作記憶部の状態を示す図である。
【図38】本発明の第1の実施例の波及的変更操作導出
処理過程での変更操作記憶部の状態を示す図である。
【図39】本発明の第1の実施例の波及的変更操作導出
処理過程での変更操作記憶部の状態を示す図である。
【図40】本発明の第2の実施例の変更操作記憶部の内
容を示す図である。
【図41】本発明の第2の実施例の変更操作受付処理を
示すフローチャートである。
【図42】本発明の第2の実施例の波及的変更操作導出
処理を示すフローチャートである。
【図43】本発明の第2の実施例の変更操作記憶部の内
容を示す図である。
【図44】本発明の第2の実施例の変更操作記憶部の内
容を示す図である。
【図45】本発明の第2の実施例の変更操作記憶部の内
容を示す図である。
【符号の説明】
1 プログラム 2 対話型端末 3 CPU 4 部品定義情報記憶部 5 変更操作雛形定義情報記憶部 6 波及的変更操作導出パターン定義情報記憶部 7 変更操作記憶部 8 変更操作受付処理部 9 波及的変更操作導出処理部 10 変更種別 11 変更パラメータ 12 入力部 13 変更種別 14 変更パラメータ 15 出力部 16 処理部 50 クラス定義情報 51 情報項目定義情報 52 メソッド定義情報 53 メソッド引数定義情報 54 クラス継承定義情報 55 クラス間関連定義情報 56 メソッド対クラス参照定義情報 57 メソッド対情報項目参照定義情報 58 メソッド対メソッド参照定義情報 59 メソッド対クラス間関連参照定義情報 101 クラス名称 102 シンボル 103 カテゴリ 104 永久属性 105 複合属性 111 所属クラス 112 情報項目名称 113 シンボル 114 配置 115 データクラス 121 所属クラス 122 メソッド名称 123 シンボル 124 配置 125 返却値クラス 131 所属クラス 132 所属メソッド 133 引数名称 134 通番 135 シンボル 136 データクラス 141 上位クラス 142 下位クラス 151 クラス間関連名称 152 参照元クラス 153 参照先クラス 154 包含属性 161 参照元メソッド所属クラス 162 参照元メソッド 163 参照先クラス 171 参照元メソッド所属クラス 172 参照元メソッド 173 参照先情報項目所属クラス 174 参照先情報項目 181 参照元メソッド所属クラス 182 参照元メソッド 183 参照先所属クラス 184 参照先メソッド 191 参照元メソッド所属クラス 192 参照元メソッド 193 参照先クラス間関連 201 変更種別 202 変更概要 203 変更詳細 252 変更種別 253 変更パラメータ 211 変更種別 212 通番 213 名称 214 データ型 215 説明 260 波及的変更操作導出パターン定義情報 261 変更種別 262 適用条件 263 2次パラメータ導出式 264 波及的変更操作記述 1251 変更操作ID 1252 変更種別 1253 変更パラメータ 1254 波及的変更操作ID
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関根 純 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B076 DA04 DD05

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オブジェクト指向ソフトウェア部品に対
    する変更操作の波及的変更操作を導出するためのオブジ
    ェクト指向ソフトウェア部品変更支援方法において、 指定された第1の変更種別と、第1の変更操作パラメー
    タを適用条件に適用し、該第1の変更種別と該第1の変
    更操作パラメータを該適用条件に対応する波及的変更操
    作指定式に適用するかを判定し、 前記第1の変更種別と前記第1の変更操作パラメータを
    前記波及的変更操作指定式に適用して、波及的変更操作
    である第2の変更種別と第2の変更操作パラメータを導
    出することを特徴とするオブジェクト指向ソフトウェア
    部品変更支援方法。
  2. 【請求項2】 前記波及的変更操作指定式は、 指定された前記第1の変更種別、前記第1の変更操作パ
    ラメータ、波及的変更操作の変更種別及び変更操作パラ
    メータとの対応関係を表す式とする請求項1記載のオブ
    ジェクト指向ソフトウェア部品変更支援方法。
  3. 【請求項3】 変更種別と変更操作パラメータから構成
    される情報である変更操作雛形定義情報を用いて、前記
    第1の変更種別と、前記第1の変更操作パラメータの候
    補を提示する請求項1記載のオブジェクト指向ソフトウ
    ェア部品変更支援方法。
  4. 【請求項4】 前記波及的変更操作指定式が、部品定義
    情報内の関連を用いて前記第1の変更操作パラメータが
    示す該部品定義情報内の要素と変更の波及する部品定義
    情報内の要素との対応関係を記述した2次パラメータ導
    出式と、変更操作パラメータと2次パラメータを用いて
    記述した、波及的変更操作の種別と変更操作パラメータ
    を表す式であり、該2次パラメータが変更の波及する部
    品定義情報内の要素である波及的変更操作記述から構成
    される請求項1記載のオブジェクト指向ソフトウェア部
    品変更支援方法。
  5. 【請求項5】 オブジェクト指向ソフトウェア部品に対
    する変更操作の波及的変更操作を導出するオブジェクト
    指向ソフトウェア部品変更支援装置であって、 指定された第1の変更種別と、第1の変更操作パラメー
    タを適用条件に適用し、該第1の変更種別と該第1の変
    更操作パラメータを該適用条件に対応する波及的変更操
    作指定式に適用するかを判定する判定手段と、 前記判定手段で適用すると判定された場合に、前記第1
    の変更種別と前記第1の変更操作パラメータを前記波及
    的変更操作指定式に適用して、波及的変更操作である第
    2の変更種別と第2の変更操作パラメータを導出する波
    及的変更操作導出手段とを有することを特徴とするオブ
    ジェクト指向ソフトウェア部品変更支援装置。
  6. 【請求項6】 前記波及的変更操作指定式は、 指定された前記第1の変更種別及び前記第1の変更操作
    パラメータの対応関係を表す式とする請求項5記載のオ
    ブジェクト指向ソフトウェア部品変更支援装置。
  7. 【請求項7】 変更種別と変更操作パラメータから構成
    される情報である変更操作雛形定義情報を用いて、前記
    第1の変更種別と、前記第1の変更操作パラメータの候
    補を提示する変更操作受付処理手段を有する請求項5記
    載のオブジェクト指向ソフトウェア部品変更支援装置。
  8. 【請求項8】 前記適用条件式と前記第1の変更種別と
    前記第1の変更操作パラメータと前記波及的変更操作指
    定式から構成される波及的変更操作導出パターン定義情
    報を管理記憶する波及的変更操作導出パターン定義情報
    管理記憶手段を有する請求項5記載のオブジェクト指向
    ソフトウェア部品変更支援装置。
  9. 【請求項9】 前記変更操作雛形定義情報を管理・記憶
    する変更操作雛形定義情報記憶手段を有する請求項5及
    び7記載のオブジェクト指向ソフトウェア部品変更支援
    装置。
  10. 【請求項10】 オブジェクト指向ソフトウェア部品の
    変更作業の際に、該部品に対する変更操作に必要となる
    波及的変更操作を導出することにより該変更作業を支援
    するためのオブジェクト指向ソフトウェア部品変更支援
    装置であって、 クラス、情報項目、メソッドを含む部品を構成する要素
    と、該要素の属性、ならびに、該要素の関連を定義する
    情報からなる部品定義情報を蓄積する部品定義情報記憶
    手段と、 複数の変更種別のそれぞれに対応した、該変更種別の変
    更操作の対象となる前記部品定義情報内の要素や変更の
    内容を特定するために必要な変更パラメータ、ならび
    に、該変更の内容を定める情報からなる変更操作雛形定
    義情報を複数蓄積する変更操作雛形情報記憶手段と、 複数の変更種別それぞれに対応した、該変更種別の変更
    操作と、該変更操作に必要となる波及的変更操作との対
    応関係を定義する情報からなる波及的変更操作導出パタ
    ーン定義情報を複数蓄積する波及的変更操作導出パター
    ン定義情報記憶手段と、 前記変更種別と前記変更パラメータの組を、順序付けて
    格納する変更操作記憶手段と、 変更種別と変更パラメータの組を入力として受け取り、
    前記変更操作記憶手段に格納する変更操作受付手段と、 前記変更操作記憶手段に格納されている変更操作を先頭
    から順に一つずつ読み出し、それぞれの変更操作につい
    て、該変更操作の変更種別に対応する全ての波及的変更
    操作導出パターン定義情報を前記波及的変更操作導出パ
    ターン定義情報記憶手段から読み出し、該変更操作に必
    要となる波及的変更操作を決定し、重複の無い限り前記
    変更操作記憶手段に追加格納する波及的変更操作導出手
    段とを有することを特徴とするオブジェクト指向ソフト
    ウェア部品変更支援装置。
  11. 【請求項11】 オブジェクト指向ソフトウェア部品に
    対する変更操作の波及的変更操作を導出するためのオブ
    ジェクト指向ソフトウェア部品変更支援プログラムを格
    納した記憶媒体であって、 指定された第1の変更種別と、第1の変更操作パラメー
    タを適用条件に適用し、該第1の変更種別と該第1の変
    更操作パラメータを該適用条件に対応する波及的変更操
    作指定式に適用するかを判定するプロセスと、 前記第1の変更種別と前記第1の変更操作パラメータを
    前記波及的変更操作指定式に適用して、波及的変更操作
    である第2の変更種別と第2の変更操作パラメータを導
    出するプロセスとを有することを特徴とするオブジェク
    ト指向ソフトウェア部品変更支援プログラムを格納した
    記憶媒体。
  12. 【請求項12】 前記波及的変更操作指定式として、部
    品定義情報内の関連を用いて前記第1の変更操作パラメ
    ータが示す該部品定義情報内の要素と変更の波及する部
    品定義情報内の要素との対応関係を記述した2次パラメ
    ータ導出式と、変更操作パラメータと2次パラメータを
    用いて記述した、波及的変更操作の種別と変更操作パラ
    メータを表す式であり、該2次パラメータが変更の波及
    する部品定義情報内の要素あるいは、波及的変更操作の
    変更操作パラメータの候補である波及的変更操作記述か
    ら構成される式を用いるプロセスを含む請求項10記載
    のオブジェクト指向ソフトウェア部品変更支援プログラ
    ムを格納した記憶媒体。
  13. 【請求項13】 オブジェクト指向ソフトウェア部品の
    変更作業の際に、該部品に対する変更操作に必要となる
    波及的変更操作を導出することにより該変更作業を支援
    するためのオブジェクト指向ソフトウェア部品変更支援
    プログラムであって、 変更種別と変更パラメータの組を入力として受け取り、
    該変更種別と該変更パラメータの組を、順序付けて格納
    する変更操作記憶手段に格納する変更操作受付プロセス
    と、 前記変更操作記憶手段に格納されている変更操作を先頭
    から順に一つずつ読み出し、それぞれの変更操作につい
    て、該変更操作の変更種別に対応する全ての波及的変更
    操作導出パターン定義情報を、複数の変更種別それぞれ
    に対応した、該変更種別の変更操作と、該変更操作に必
    要となる波及的変更操作との対応関係を定義する情報か
    らなる波及的変更操作導出パターン定義情報を複数蓄積
    している波及的変更操作導出パターン定義情報記憶手段
    から読み出し、該変更操作に必要となる波及的変更操作
    を決定し、重複の無い限り前記変更操作記憶手段に追加
    格納する波及的変更操作導出プロセスとを有することを
    特徴とするオブジェクト指向ソフトウェア部品変更支援
    プログラムを格納した記憶媒体。
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