JP2000032046A - 通信方法及び装置、通信システム - Google Patents
通信方法及び装置、通信システムInfo
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- JP2000032046A JP2000032046A JP19721598A JP19721598A JP2000032046A JP 2000032046 A JP2000032046 A JP 2000032046A JP 19721598 A JP19721598 A JP 19721598A JP 19721598 A JP19721598 A JP 19721598A JP 2000032046 A JP2000032046 A JP 2000032046A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 同報通信の受信結果を返信する複数の通信装
置を有する通信システムにおいて、スループットの低下
を抑制することができるようにする。 【解決手段】 応答パケットを返信する各通信装置(ク
ライアント端末20)に、それぞれ遅延処理部24を設
け、受信したパケットが同報通信のときに、遅延処理部
24で乱数を発生させ、この乱数を基に遅延時間を決定
し、通信制御部14から送信する応答パケットを遅延時
間だけ遅延させる。これにより、同時期に応答パケット
が送信元(サーバ端末10)に集中することがなくな
る。
置を有する通信システムにおいて、スループットの低下
を抑制することができるようにする。 【解決手段】 応答パケットを返信する各通信装置(ク
ライアント端末20)に、それぞれ遅延処理部24を設
け、受信したパケットが同報通信のときに、遅延処理部
24で乱数を発生させ、この乱数を基に遅延時間を決定
し、通信制御部14から送信する応答パケットを遅延時
間だけ遅延させる。これにより、同時期に応答パケット
が送信元(サーバ端末10)に集中することがなくな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1通信装置と複
数の第2通信装置とが通信路を介して接続された通信シ
ステムにおいて、第1通信装置がデータを一斉送信した
後、データを受信したすべての第2通信装置が受信結果
を第1通信装置に返信する際に、通信路におけるデータ
の輻輳を抑制して効率の良い通信を行う手法に関する。
数の第2通信装置とが通信路を介して接続された通信シ
ステムにおいて、第1通信装置がデータを一斉送信した
後、データを受信したすべての第2通信装置が受信結果
を第1通信装置に返信する際に、通信路におけるデータ
の輻輳を抑制して効率の良い通信を行う手法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばTCP/IPプロトコルを用いて
第1通信装置から複数の第2通信装置宛に同一内容のデ
ータの一斉送信、つまり同報通信を行う場合、各第2通
信装置は、受信結果をその都度第1通信装置宛に返信し
ている。第1通信装置は、この応答結果に応じた後続処
理、例えば正常に受信できなかった第2通信装置宛の個
別データ作成処理、あるいは次の同報通信用のデータ作
成処理等を行う。なお、同報通信や受信結果は、通常、
データを一定の大きさに分割したパケットによって行わ
れる。
第1通信装置から複数の第2通信装置宛に同一内容のデ
ータの一斉送信、つまり同報通信を行う場合、各第2通
信装置は、受信結果をその都度第1通信装置宛に返信し
ている。第1通信装置は、この応答結果に応じた後続処
理、例えば正常に受信できなかった第2通信装置宛の個
別データ作成処理、あるいは次の同報通信用のデータ作
成処理等を行う。なお、同報通信や受信結果は、通常、
データを一定の大きさに分割したパケットによって行わ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の同報
通信の処理の流れの中で、複数の第2通信装置が受信結
果を返信する場合、返信のタイミングによっては、第1
通信装置に複数の受信結果が同時に到着し、第1通信装
置周辺の通信路で輻輳やパケット衝突待ちの重合が発生
する。そのため、通信の実効的なスループットを低下さ
せるという問題があった。このような問題は、同報通信
のみならず、異なる内容のデータを第1通信装置から複
数の第2通信装置宛に一斉送信し、第2通信装置から受
信結果を第1通信装置宛に返信する場合にも同様に生じ
る。
通信の処理の流れの中で、複数の第2通信装置が受信結
果を返信する場合、返信のタイミングによっては、第1
通信装置に複数の受信結果が同時に到着し、第1通信装
置周辺の通信路で輻輳やパケット衝突待ちの重合が発生
する。そのため、通信の実効的なスループットを低下さ
せるという問題があった。このような問題は、同報通信
のみならず、異なる内容のデータを第1通信装置から複
数の第2通信装置宛に一斉送信し、第2通信装置から受
信結果を第1通信装置宛に返信する場合にも同様に生じ
る。
【0004】そこで本発明の課題は、一斉送信に対して
受信結果を返信する通信装置を有する通信システムにお
いて、スループットの低下を抑制することができる改良
された通信方法を提供することにある。本発明の他の課
題は、上記通信方法の実施に適した通信装置及び通信シ
ステムを提供することにある。
受信結果を返信する通信装置を有する通信システムにお
いて、スループットの低下を抑制することができる改良
された通信方法を提供することにある。本発明の他の課
題は、上記通信方法の実施に適した通信装置及び通信シ
ステムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の通信方法は、一つの第1通信装置と複数の第2通信
装置とが双方向通信可能な形態で接続された通信システ
ムにおける通信方法であって、前記第1通信装置が複数
の第2通信装置宛にデータの一斉送信を行う送信段階
と、前記一斉送信されたデータを受信したすべての第2
通信装置が、受信結果を表す応答データをそれぞれラン
ダムに遅延させて第1通信装置宛に返信する応答段階
と、を含むことを特徴とする。この応答段階では、例え
ば、第2通信装置が前記応答データの作成を契機に乱数
を発生させてランダムな遅延時間を決定し、この遅延時
間経過後に前記作成した応答データを第1通信装置に向
けて送信するようにする。
明の通信方法は、一つの第1通信装置と複数の第2通信
装置とが双方向通信可能な形態で接続された通信システ
ムにおける通信方法であって、前記第1通信装置が複数
の第2通信装置宛にデータの一斉送信を行う送信段階
と、前記一斉送信されたデータを受信したすべての第2
通信装置が、受信結果を表す応答データをそれぞれラン
ダムに遅延させて第1通信装置宛に返信する応答段階
と、を含むことを特徴とする。この応答段階では、例え
ば、第2通信装置が前記応答データの作成を契機に乱数
を発生させてランダムな遅延時間を決定し、この遅延時
間経過後に前記作成した応答データを第1通信装置に向
けて送信するようにする。
【0006】上記他の課題を解決する本発明の通信装置
は、通信路を介してデータを受信したときに当該データ
の送信元へ受信結果を表す応答データを返信する通信装
置であって、前記応答データの作成を契機に乱数を発生
させて遅延時間を決定する遅延時間決定手段を備え、こ
の決定された前記遅延時間の経過後に前記応答データを
前記送信元へ返信するようにしたものである。
は、通信路を介してデータを受信したときに当該データ
の送信元へ受信結果を表す応答データを返信する通信装
置であって、前記応答データの作成を契機に乱数を発生
させて遅延時間を決定する遅延時間決定手段を備え、こ
の決定された前記遅延時間の経過後に前記応答データを
前記送信元へ返信するようにしたものである。
【0007】上記他の課題を解決する本発明の通信シス
テムは、1つの第1通信装置と複数の第2通信装置とを
双方向通信可能な形態で接続して成り、前記第1通信装
置が、登録されたすべての第2通信装置に対して送信パ
ケットを一斉送信、あるいは同報送信するとともに各第
2通信装置からの応答待ち状態を形成する手段を有する
通信システムにおいて、前記第2通信装置による応答パ
ケットの作成を契機に乱数を発生させて遅延時間を決定
し、前記決定した遅延時間の経過後に前記作成された応
答パケットを前記第1通信装置宛に返信するパケット処
理手段を設けたことを特徴とする。
テムは、1つの第1通信装置と複数の第2通信装置とを
双方向通信可能な形態で接続して成り、前記第1通信装
置が、登録されたすべての第2通信装置に対して送信パ
ケットを一斉送信、あるいは同報送信するとともに各第
2通信装置からの応答待ち状態を形成する手段を有する
通信システムにおいて、前記第2通信装置による応答パ
ケットの作成を契機に乱数を発生させて遅延時間を決定
し、前記決定した遅延時間の経過後に前記作成された応
答パケットを前記第1通信装置宛に返信するパケット処
理手段を設けたことを特徴とする。
【0008】前記パケット処理手段は、例えば前記応答
パケットを作成する第2通信装置に備えられている。あ
るいは、前記第1通信装置と前記複数の第2の通信装置
との間にパケット中継装置が介在するようにし、前記パ
ケット中継装置に備えられているようにしても良い。
パケットを作成する第2通信装置に備えられている。あ
るいは、前記第1通信装置と前記複数の第2の通信装置
との間にパケット中継装置が介在するようにし、前記パ
ケット中継装置に備えられているようにしても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明をTCP/IPプロ
トコルによる通信システムに適用した場合の実施の形態
を詳細に説明する。なお、データはすべてパケットによ
って送受信されるものとする。
トコルによる通信システムに適用した場合の実施の形態
を詳細に説明する。なお、データはすべてパケットによ
って送受信されるものとする。
【0010】(第1実施形態)図1は、本発明の第1実
施形態による通信システムの構成図である。この通信シ
ステム1は、第1通信装置として機能するサーバ端末1
0と、第2通信装置として機能する複数のクライアント
端末20とを通信路30を介して接続して構成される。
各端末10,20は、それぞれ通信機能のほか、情報処
理装置としての機能を併有するものである。
施形態による通信システムの構成図である。この通信シ
ステム1は、第1通信装置として機能するサーバ端末1
0と、第2通信装置として機能する複数のクライアント
端末20とを通信路30を介して接続して構成される。
各端末10,20は、それぞれ通信機能のほか、情報処
理装置としての機能を併有するものである。
【0011】サーバ端末10は、通信制御部11、送信
パケット作成部12、応答パケット解析部13の機能を
備えている。この機能を実現するためのプログラムは、
通常、サーバ端末本体の内部記憶装置あるいは外部記憶
装置に格納され、随時読み取られて実行されるようにな
っているが、上記サーバ端末本体とは分離可能な記録媒
体、例えばCD−ROMやFD等に格納され、使用時に
上記内部記憶装置または外部記憶装置にインストールさ
れて随時実行に供されるものであってもよい。
パケット作成部12、応答パケット解析部13の機能を
備えている。この機能を実現するためのプログラムは、
通常、サーバ端末本体の内部記憶装置あるいは外部記憶
装置に格納され、随時読み取られて実行されるようにな
っているが、上記サーバ端末本体とは分離可能な記録媒
体、例えばCD−ROMやFD等に格納され、使用時に
上記内部記憶装置または外部記憶装置にインストールさ
れて随時実行に供されるものであってもよい。
【0012】通信制御部11は、通信路との間でパケッ
トの送受信を行う。送信パケット作成部12は、図示し
ないアプリケーション処理部や応答パケット解析部13
の指示に基づいて送信パケットを作成する。応答パケッ
ト解析部13は、通信制御部11を通じて受信した応答
パケットに基づいて所要の後続処理、例えば正常に受信
できなかったクライアント端末20への再送指示の出力
等を行う。
トの送受信を行う。送信パケット作成部12は、図示し
ないアプリケーション処理部や応答パケット解析部13
の指示に基づいて送信パケットを作成する。応答パケッ
ト解析部13は、通信制御部11を通じて受信した応答
パケットに基づいて所要の後続処理、例えば正常に受信
できなかったクライアント端末20への再送指示の出力
等を行う。
【0013】各クライアント端末20は、それぞれ、通
信制御部21、パケット処理部22、応答パケット作成
部23、遅延処理部24の機能を備えている。これらの
機能を実現するためのプログラムは、クライアント端末
本体の内部記憶装置あるいは外部記憶装置に格納され、
随時読み取られて実行されるようになっているが、上記
クライアント端末本体とは分離可能な記録媒体に格納さ
れ、使用時に上記内部記憶装置または外部記憶装置にイ
ンストールされて随時実行に供されるものであってもよ
い。
信制御部21、パケット処理部22、応答パケット作成
部23、遅延処理部24の機能を備えている。これらの
機能を実現するためのプログラムは、クライアント端末
本体の内部記憶装置あるいは外部記憶装置に格納され、
随時読み取られて実行されるようになっているが、上記
クライアント端末本体とは分離可能な記録媒体に格納さ
れ、使用時に上記内部記憶装置または外部記憶装置にイ
ンストールされて随時実行に供されるものであってもよ
い。
【0014】通信制御部21は、通信路との間でパケッ
トの送受信を行う。パケット処理部22は、通信制御部
21で受信した送信パケットが正常かどうかを検出し、
その結果を応答パケット作成部23に送る。応答パケッ
ト作成部23は、パケット処理部22からの通知を契機
に送信パケットに対する応答内容を表す応答パケットを
作成し、これを通信制御部21に出力する。パケット処
理部23は、また、通信制御部21で受信した送信パケ
ットが同報通信かどうかを検出し、同報通信の場合は、
その旨を遅延処理部24へ通知する。遅延処理部24
は、パケット処理部23からの通知の受信を契機にラン
ダムな遅延時間を計算する。具体的には、乱数を発生さ
せ、乱数をもとに時間計算して遅延時間を決定する。乱
数以外にも予め他のクライアント端末20との間で取り
決めた時間を用いることもできる。
トの送受信を行う。パケット処理部22は、通信制御部
21で受信した送信パケットが正常かどうかを検出し、
その結果を応答パケット作成部23に送る。応答パケッ
ト作成部23は、パケット処理部22からの通知を契機
に送信パケットに対する応答内容を表す応答パケットを
作成し、これを通信制御部21に出力する。パケット処
理部23は、また、通信制御部21で受信した送信パケ
ットが同報通信かどうかを検出し、同報通信の場合は、
その旨を遅延処理部24へ通知する。遅延処理部24
は、パケット処理部23からの通知の受信を契機にラン
ダムな遅延時間を計算する。具体的には、乱数を発生さ
せ、乱数をもとに時間計算して遅延時間を決定する。乱
数以外にも予め他のクライアント端末20との間で取り
決めた時間を用いることもできる。
【0015】次に、上記構成の通信システム1による通
信方法を説明する。まず、サーバ端末10から、登録さ
れたすべてのクライアント端末20宛に、送信パケット
の一斉送信を行う。各クライアント端末20は、図2の
処理手順に従ってこの送信パケットの受信と応答パケッ
トの返信とを行う。
信方法を説明する。まず、サーバ端末10から、登録さ
れたすべてのクライアント端末20宛に、送信パケット
の一斉送信を行う。各クライアント端末20は、図2の
処理手順に従ってこの送信パケットの受信と応答パケッ
トの返信とを行う。
【0016】すなわち、通信制御部21でパケットを受
信すると、これをパケット処理部22に出力する(ステ
ップS101:Yes)。パケット処理部22は、受信し
たパケットが正常なものかどうかを判定し、その結果を
応答パケット作成部23に通知するとともに(ステップ
S102)、受信した送信パケットが同報通信かどうか
をパケットヘッダを解読することで判定する(ステップ
S103)。同報通信の場合は遅延処理部24にその旨
を通知する(ステップS103:Yes)。遅延処理部2
4は遅延時間を算出するとともに、この遅延時間を通信
制御部21に通知する(ステップS104)。通信制御
部21は、応答パケット作成部23から出力される応答
パケットを、遅延処理部24からの遅延時間だけ遅延さ
せてサーバ端末10へ返信する(ステップS105)。
ステップS103において、同報通信でなかった場合
(ステップS103:No)、通信制御部21は、直ちに
応答パケットを送信する(ステップS106)。
信すると、これをパケット処理部22に出力する(ステ
ップS101:Yes)。パケット処理部22は、受信し
たパケットが正常なものかどうかを判定し、その結果を
応答パケット作成部23に通知するとともに(ステップ
S102)、受信した送信パケットが同報通信かどうか
をパケットヘッダを解読することで判定する(ステップ
S103)。同報通信の場合は遅延処理部24にその旨
を通知する(ステップS103:Yes)。遅延処理部2
4は遅延時間を算出するとともに、この遅延時間を通信
制御部21に通知する(ステップS104)。通信制御
部21は、応答パケット作成部23から出力される応答
パケットを、遅延処理部24からの遅延時間だけ遅延さ
せてサーバ端末10へ返信する(ステップS105)。
ステップS103において、同報通信でなかった場合
(ステップS103:No)、通信制御部21は、直ちに
応答パケットを送信する(ステップS106)。
【0017】このように、本実施形態の通信システム1
では、複数のクライアント端末20がそれぞれ応答パケ
ットの送信時期をランダムに遅延させることによって同
報通信の受信に対する応答のタイミングをずらすことが
可能となる。これにより、通信路の輻輳を抑制し、通信
負荷を分散させることが可能となる。
では、複数のクライアント端末20がそれぞれ応答パケ
ットの送信時期をランダムに遅延させることによって同
報通信の受信に対する応答のタイミングをずらすことが
可能となる。これにより、通信路の輻輳を抑制し、通信
負荷を分散させることが可能となる。
【0018】なお、本実施形態では、TCP/IPプロ
トコルによる通信システムに適用した場合の例を説明し
たが、他の通信プロトコルを採用する通信システムにも
同様に適用できるものである。また、本発明は、一斉送
信を行う一つの第1通信装置と、該一斉送信に対する応
答を行う複数の第2通信装置とから成る通信システムで
あれば実施が可能なので、必ずしも上記実施形態のよう
なクライアント・サーバ型システムに限定されるもので
はない。
トコルによる通信システムに適用した場合の例を説明し
たが、他の通信プロトコルを採用する通信システムにも
同様に適用できるものである。また、本発明は、一斉送
信を行う一つの第1通信装置と、該一斉送信に対する応
答を行う複数の第2通信装置とから成る通信システムで
あれば実施が可能なので、必ずしも上記実施形態のよう
なクライアント・サーバ型システムに限定されるもので
はない。
【0019】(第2実施形態)本発明は、サーバ端末と
複数のクライアント端末との間にパケット中継装置を介
在させた通信システムとしての実施の形態も可能であ
る。
複数のクライアント端末との間にパケット中継装置を介
在させた通信システムとしての実施の形態も可能であ
る。
【0020】図3は、このような形態の通信システム2
の構成図であり、サーバ端末10と複数のクライアント
端末30との間にパケット中継装置40を設け、このパ
ケット中継装置40で、各クライアント端末30からサ
ーバ端末10宛の応答パケットの中継を行うものであ
る。サーバ端末10は、図1で示したものと同じであ
り、クライアント端末30は、通信制御部31,パケッ
ト処理部32,応答パケット作成部33の機能を備えた
通常の通信端末である。クライアント端末30における
これらの機能要素は、図1に示したクライアント端末2
0の通信制御部21,パケット処理部22,応答パケッ
ト作成部23と基本的には同一のものである。
の構成図であり、サーバ端末10と複数のクライアント
端末30との間にパケット中継装置40を設け、このパ
ケット中継装置40で、各クライアント端末30からサ
ーバ端末10宛の応答パケットの中継を行うものであ
る。サーバ端末10は、図1で示したものと同じであ
り、クライアント端末30は、通信制御部31,パケッ
ト処理部32,応答パケット作成部33の機能を備えた
通常の通信端末である。クライアント端末30における
これらの機能要素は、図1に示したクライアント端末2
0の通信制御部21,パケット処理部22,応答パケッ
ト作成部23と基本的には同一のものである。
【0021】パケット中継装置40は、プロキシサーバ
としての機能を併有する通信端末であり、所定のプログ
ラムを実行することにより形成される遅延処理部41を
有している。この遅延処理部41は、クライアント端末
30からの応答パケットの受信を契機にランダムな遅延
時間、例えば乱数をもとに時間計算して遅延時間を決定
する。乱数以外にも予め他のクライアント端末との間で
取り決めた時間を用いることもできる。
としての機能を併有する通信端末であり、所定のプログ
ラムを実行することにより形成される遅延処理部41を
有している。この遅延処理部41は、クライアント端末
30からの応答パケットの受信を契機にランダムな遅延
時間、例えば乱数をもとに時間計算して遅延時間を決定
する。乱数以外にも予め他のクライアント端末との間で
取り決めた時間を用いることもできる。
【0022】この実施形態の通信システム2では、クラ
イアント端末30は、通常のように応答レスポンスを作
成するだけで、パケット中継装置40の側で適切にそれ
を遅延させてサーバ端末10に返送する。そのため、既
存の汎用の通信端末を使用しても、第1実施形態の場合
と同様、通信輻輳やパケット衝突待ちの重合の発生を抑
制することができ、実施可能範囲が拡大する。
イアント端末30は、通常のように応答レスポンスを作
成するだけで、パケット中継装置40の側で適切にそれ
を遅延させてサーバ端末10に返送する。そのため、既
存の汎用の通信端末を使用しても、第1実施形態の場合
と同様、通信輻輳やパケット衝突待ちの重合の発生を抑
制することができ、実施可能範囲が拡大する。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、一斉送信または同報送信した第1通信装置周
辺の通信路の輻輳やパケット衝突待ちの重合の発生を抑
制することができ、通信効率の向上が図れるようにな
る。
によれば、一斉送信または同報送信した第1通信装置周
辺の通信路の輻輳やパケット衝突待ちの重合の発生を抑
制することができ、通信効率の向上が図れるようにな
る。
【図1】本発明の第1実施形態に係る通信システムの構
成図。
成図。
【図2】各クライアント端末による応答処理の手順説明
図。
図。
【図3】本発明の第2実施形態に係る通信システムの構
成図。
成図。
1,2 通信システム 10 サーバ端末 11、21、31 通信制御部 12 送信パケット作成部 13 応答パケット解析部 20、30 クライアント端末 23、33 応答パケット作成部 22、32 パケット処理部 24、41 遅延処理部 40 パケット中継装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 政本 聡 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 エヌ・ ティ・ティ・データ通信株式会社内 Fターム(参考) 5B089 GA11 GA21 GB01 HA04 JA33 KA07 KC28 LA09 MA03 5K030 GA03 HA08 HC13 JA11 LA02 LD04 5K034 AA01 AA07 BB07 DD02 EE11 FF11 FF13 HH11 HH64 MM12 NN26 5K046 AA01 BB05 CC28 YY02
Claims (7)
- 【請求項1】 一つの第1通信装置と複数の第2通信装
置とが双方向通信可能な形態で接続された通信システム
における通信方法であって、 前記第1通信装置が複数の第2通信装置宛にデータの一
斉送信を行う送信段階と、 前記一斉送信されたデータを受信したすべての第2通信
装置が、受信結果を表す応答データをそれぞれランダム
に遅延させて第1通信装置宛に返信する応答段階と、 を含むことを特徴とする通信方法。 - 【請求項2】 前記応答段階は、第2通信装置が前記応
答データの作成を契機に乱数を発生させてランダムな遅
延時間を決定し、この遅延時間経過後に前記作成した応
答データを第1通信装置に向けて送信することを特徴と
する請求項1記載の通信方法。 - 【請求項3】 通信路を介してデータを受信したときに
当該データの送信元へ受信結果を表す応答データを返信
する通信装置であって、 前記応答データの作成を契機に乱数を発生させて遅延時
間を決定する遅延時間決定手段を備え、この決定された
前記遅延時間の経過後に前記応答データを前記送信元へ
返信するように構成されていることを特徴とする通信装
置。 - 【請求項4】 1つの第1通信装置と複数の第2通信装
置とを双方向通信可能な形態で接続して成り、前記第1
通信装置が、登録されたすべての第2通信装置に対して
送信パケットを一斉送信するとともに各第2通信装置か
らの応答待ち状態を形成する手段を有する通信システム
において、 前記第2通信装置による応答パケットの作成を契機に乱
数を発生させて遅延時間を決定し、前記決定した遅延時
間の経過後に前記作成された応答パケットを前記第1通
信装置宛に返信するパケット処理手段を設けたことを特
徴とする通信システム。 - 【請求項5】 前記パケット処理手段が、前記応答パケ
ットを作成する第2通信装置に備えられていることを特
徴とする請求項4記載の通信システム。 - 【請求項6】 前記第1通信装置と前記複数の第2の通
信装置との間にパケット中継装置が介在し、前記パケッ
ト処理手段が、前記パケット中継装置に備えられている
ことを特徴とする請求項4記載の通信システム。 - 【請求項7】 前記送信パケットが前記複数の第2通信
装置宛の同報パケットであることを特徴とする請求項
4、5または6記載の通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19721598A JP2000032046A (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | 通信方法及び装置、通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19721598A JP2000032046A (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | 通信方法及び装置、通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000032046A true JP2000032046A (ja) | 2000-01-28 |
Family
ID=16370757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP19721598A Pending JP2000032046A (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | 通信方法及び装置、通信システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-07-13 JP JP19721598A patent/JP2000032046A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103514134B (zh) * | 2013-10-22 | 2017-02-15 | 郑州云海信息技术有限公司 | 一种芯片原型验证报文随机传输方法 |
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