JP2000020310A - プロセッサ - Google Patents

プロセッサ

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JP2000020310A
JP2000020310A JP10180820A JP18082098A JP2000020310A JP 2000020310 A JP2000020310 A JP 2000020310A JP 10180820 A JP10180820 A JP 10180820A JP 18082098 A JP18082098 A JP 18082098A JP 2000020310 A JP2000020310 A JP 2000020310A
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JP
Japan
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class
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JP10180820A
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Inventor
Yoshikazu Ogawa
義和 小川
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Microelectronics Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、異なる命令シーケンス間での命
令の発行順序を最適化し、実行効率を向上させたプロセ
ッサを提供することを課題とする。 【解決手段】 この発明は、命令間でデータ依存関係の
有無を表すクラスビットが設けられた命令を格納する命
令バッファ1と、クラスビットにより命令間のデータ依
存関係の有無を認識し対象とする命令の発行が追い越し
可能であることを認識するディスパッチコントローラ2
と、ディスパッチコントローラ2の指示により発行停止
状態にある命令を追い越して命令発行を行なう命令発行
制御装置を備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの依存関係
に応じて命令のアウトオブオーダ(Out Of Order)発行
可能なプロセッサに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のマイクロプロセッサにおけ
る命令の発行制御に係わる構成を示すブロック図であ
り、図5は図4に示す従来のマイクロプロセッサで実行
される命令コードのフォーマットを示す図であり、命令
は図5に示すように命令の種類を示すOP(オペレーシ
ョンフィールド)とレジスタ番号を指定するRF(レジ
スタフィールド)の2つのフィールドに分かれてフォー
マットされている。
【0003】図4に戻って、マイクロプロセッサは、命
令バッファ11と、命令発行制御装置12と、実行ユニ
ット13を備えている。命令バッファ11の命令コード
出力線S1は、実行ユニット13に接続されている。実
行ユニット13は、説明を簡単にするために、第1の算
術論理演算ユニット(ALU)14、第2の算術論理演
算ユニット(ALU)15、ロード/ストアユニット1
6の3つのユニットで構成されているものとする。ま
た、実行ユニット13は、上記3つのユニットの状態が
実行(RUN)状態もしくは待機(READY)状態か
を制御データ線S2により命令発行制御装置12へ供給
する。
【0004】命令発行制御装置12は、命令バッファ1
1にスタックされている命令をフェッチされた順番で制
御線S3によりセレクトされた命令コードにより、命令
を供給すべき実行ユニットの識別と、現在実行中の命令
とのデータの依存関係を調べ、データ依存関係になく対
応する実行ユニットがREADY状態であれば制御線S
4からの制御(イネーブル)信号にしたがって実行ユニ
ット13中の対象となるユニットへ命令コード出力線S
1を介して命令コードを発行する。
【0005】このような構成において、命令バッファ1
1に保持されている命令がフェッチされた順番で、演算
命令、演算命令、ロードストア命令、あるいは演算命
令、ロードストア命令、演算命令、もしくはロードスト
ア命令、演算命令、演算命令で、それぞれの命令間でデ
ータ依存関係がない場合には、実行ユニット13へ命令
を発行し3命令同時に実行が可能であるものとする。す
なわち、先行して発行された命令の終了を待たずに実行
ユニットに空きがあれば命令の発行が可能で3命令並列
に実行可能であるものとする。
【0006】例えば、命令バッファ11に保持されてい
る命令がフェッチされた順番で、演算命令、演算命令、
演算命令でそれぞれの命令間にデータ依存関係が無い場
合では、先行する2つの演算命令により第1のALU1
4、第2のALU15の双方ともRUN状態となり、3
つ目の演算命令の命令コード出力線S1からの発行は制
御線S4からの制御信号により、第1のALU14、第
2のALU15のいずれか一方がREADY状態になる
まで停止される。また、命令バッファ11に保持されて
いる命令がフェッチされた順番で、演算命令、演算命
令、ロードストア命令で1つ目の演算命令と2つ目の演
算命令間にデータの依存関係がある場合には、2つ目の
演算命令の発行は停止され1つ目の演算命令が終了する
まで発行が待たされるとともに、その後続命令のロード
ストア命令の発行も先行する命令とのデータ依存が無く
ても、対応する実行ユニットのロード/ストアユニット
16がREADY状態であっても命令の発行が待たされ
るといった動作をするものとする。
【0007】通常、実行ユニット13の空が生じないよ
うに、ソフトウェアによる最適化により演算命令、演算
命令、ロードストア命令の順番を演算命令、ロードスト
ア命令、演算命令という順番に命令シーケンスを入れ替
え、対応する実行ユニットがREADY状態でデータ依
存関係のない命令を発行できないケースを回避すること
が可能である。
【0008】しかしながら、以下に説明するような場合
には、ソフトウェアによる最適化による回避が困難で、
実行ユニットの空きを生じさせ、著しい性能低下を招く
といった問題が生じていた。
【0009】図6はそれぞれイニシャライズを行った後
2つの異なる命令シーケンスを連続して実行するフロー
チャートを示す図である。
【0010】図6において、2つの命令シーケンスAと
Bがあり、各々の命令シーケンスを実行するためのイニ
シャライズの処理が入るフローとなっている。また、従
来技術の問題点を明確にするために、命令シーケンスA
ならびに命令シーケンスAのイニシャライズの命令群で
指定される汎用レジスタは命令シーケンスBならびに命
令シーケンスBのイニシャライズの命令群では指定され
ず、双方のシーケンス間で使用する汎用レジスタ群を分
けている場合を一例とする。
【0011】このような処理フローにおいて、まず、命
令シーケンスAのイニシャライズ処理が行なわれ、命令
シーケンスAが実行される。命令シーケンスAはm回繰
り返し実行される。また、m回ループするためにカウン
トnが1〜mまでカウントアップする処理も命令シーケ
ンスAの中に含まれるものとする。命令シーケンスAの
処理が終了すると、命令シーケンスBのイニシャライズ
処理が行なわれる。命令シーケンスBのイニシャライズ
処理は、命令シーケンスBと同様、命令シーケンスAの
処理とデータ依存関係のない処理を行なう命令で構成さ
れているものとする。命令シーケンスBのイニシャライ
ズ処理が終了すると、命令シーケンスBが実行される。
命令シーケンスBはm回繰り返し実行される。また、m
回ループするためにカウントnが1〜mまでカウントア
ップする処理も命令シーケンスBの中に含まれるものと
する。命令シーケンスBの処理が完了すると、一連の命
令シーケンスの処理が終了するものとする。
【0012】このような処理フローにおいて、命令シー
ケンスAの最終シーケンス(m回目の命令シーケンスA
の処理)の後続が命令シーケンスBのイニシャライズの
処理に切り替わる時に、前述した状況が発生した場合、
すなわち命令発行停止される命令(前記例では演算命
令)が命令シーケンスAのループ内の命令であり、対応
する実行ユニットがREADY状態で実行中の命令とデ
ータ依存の関係に無いにも係わらず発行できない命令
(前記例ではロードストア命令)は命令シーケンスBの
イニシャライズの処理の先頭命令であり、このような場
合にはソフトウェアでの最適化は非常に困難であった。
【0013】したがって、図7に示すように、命令シー
ケンスAを複数回繰り返す一連の命令ループの最終ルー
プと、この命令ループにおける最終ループの実行終了後
に引き続いて行われる命令シーケンスBのイニシャライ
ズの処理とにまたがる命令間での命令発行順序はプログ
ラムされている順序を変更することは極めて困難であっ
た。このため、命令シーケンスAの最終ループの発行停
止されている命令が発行された後命令シーケンスBのイ
ニシャライズの先頭命令が発行されていた。また、イニ
シャライズ処理→ループ処理→イニシャライズ処理→ル
ープ処理といったフローは、通常のプログラムでは頻繁
に発生するフローであり、前述した状況による実行ユニ
ットの空きは性能の低下に大きく響くことになる。
【0014】このような性能低下は、アウトオブオーダ
手法を用いて回避することができるが、ディスパッチす
る幅を広げるとハザードチェックを行うロジックの複雑
度が増すという問題を招くことになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のプロセッサにおいては、所定の命令シーケンスを
複数回繰り返えす命令ループの最終ループの命令と、こ
の命令ループの実行終了後に引き続いて行われる命令シ
ーケンスの命令との間で命令発行順序を変更することは
極めて困難であった。このため、実行ユニットに空き状
態が生じて実行ユニットの稼働率が低下し、命令の実行
効率が低下するといった不具合を招いていた。
【0016】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、構成の複雑化
を招くことなく異なる命令シーケンス間での命令の発行
順序を最適化し、実行効率を向上させたプロセッサを提
供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、命令間でデータの依存関係があるか否
かを表すクラスビットを命令の所定のフィールドに設
け、該クラスビットが設けられた命令を格納する命令バ
ッファと、前記命令バッファに格納された命令のクラス
ビットを参照し、第1の命令シーケンスが所定の回数繰
り返して行われる一連の命令ループの最終ループにおい
て発行停止状態にある命令のクラスビットと、前記一連
の命令ループにおける最終ループの実行終了後にひき続
いて行われる第2の命令シーケンスの未発行命令のクラ
スビットを比較し、比較したクラスビットに基づいて両
命令間のデータの依存関係を判別し、両命令間でデータ
の依存関係がないと判明した場合には、第2の命令シー
ケンスの未発行命令の発行を許可するディスパッチコン
トローラと、命令を実行する実行ユニットの空き状態を
監視して、実行ユニットの空き状態に応じて前記命令バ
ッファに格納された実行待ちの命令の発行を制御し、前
記ディスパッチコントローラから第2の命令シーケンス
の未発行命令の発行許可を受けて前記実行ユニットに実
行可能な空き状態がある場合には、第1の命令シーケン
スの発行停止命令を追い越して第2の命令シーケンスの
未発行命令を発行して前記実行ユニットに与える命令発
行制御装置とを有することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明の一
実施形態を説明する。
【0019】図1は請求項1記載の発明の一実施形態に
係わるプロセッサの構成を示す図である。
【0020】図1において、この実施形態のプロセッサ
は、命令間でデータの依存関係があるか否かを表すクラ
スビットを命令の所定のフィールドに設け、該クラスビ
ットが設けられた命令を格納する命令バッファ1と、命
令バッファ1に格納された命令のクラスビットをデータ
線S6を介して参照し、命令シーケンスAが所定の回数
繰り返して行われる一連の命令ループの最終ループにお
いて発行停止状態にある命令のクラスビットと、一連の
命令ループにおける最終ループの実行終了後に引き続い
て行われる命令シーケンスBの未発行命令のクラスビッ
トを比較し、比較したクラスビットに基づいて両命令間
のデータの依存関係を判別し、両命令間でデータの依存
関係がないと判明した場合には、命令シーケンスBの未
発行命令の発行を制御線S5を介して許可するディスパ
ッチコントローラ2と、命令を実行する実行ユニット1
3の空き状態を制御データ線S2を介して監視し、実行
ユニット13の空き状態に応じて命令バッファ1に格納
された実行待ちの命令の発行を制御し、ディスパッチコ
ントローラ2から命令シーケンスBの未発行命令の発行
許可を制御線S5を介して受けて実行ユニット13に実
行可能な空き状態がある場合には、命令シーケンスAの
発行停止命令を追い越して命令シーケンスBの未発行命
令を発行して実行ユニット13に命令コード出力線S1
を介して与える命令発行制御装置3と、実行ユニット1
3を備えて構成されている。なお、図1において、図4
と同符号のものは同一機能を有するものであり、その説
明は省略する。
【0021】図2は上記プロセッサにおいて実行される
命令のフォーマットを示す図である。図2において、こ
の実施形態で使用される命令は、図5に示す従来の命令
フォーマットに比べて命令のクラス分けを示すクラスビ
ットのフィールドを追加したフォーマットとなってい
る。以降の説明では、説明を簡単にするために、1ビッ
トのクラスビットを加えたものとして説明を進めるが、
1ビットに限ったものではなく、命令のクラス分けの数
に必要なビット数を追加可能なものとする。また、本実
施形態の以降の説明では、命令コード中のクラスビット
が1ビットで、クラスビット=0とクラスビット=1で
2つの命令クラスに分ける場合で説明を行なう。
【0022】始めに、命令コード中のクラスビットによ
り命令をクラス分けするということについて説明する。
クラスビットは、プログラム作成時に任意に設定できる
ものであり、以降説明するルールに従って指定されるも
のとする。異なるクラスの命令間では、データ依存関係
が生じるようなレジスタ設定を行なわない。すなわち、
異なるクラスの命令で共通のレジスタを指定しないこと
をプログラム作成時の制約とする。このようなソフトウ
ェアによる制御により、異なるクラスの命令間がデータ
依存関係にないことをクラスビットの情報を確認するだ
けで判断することが可能になる。
【0023】このようなクラスビットを用いて、従来の
不具合な点を解決する一例を、図6のフローチャートに
示す命令フローを例に説明する。命令シーケンスAのイ
ニシャライズおよび命令シーケンスBのイニシャライズ
の命令群のクラスをクラスビット=0とし、命令シーケ
ンスAおよび命令シーケンスBの命令群のクラスをクラ
スビット=1として、2つのクラスに分ける。
【0024】命令シーケンスAの最終シーケンス(m回
目の命令シーケンスAの処理)の後続が命令シーケンス
Bのイニシャライズの処理に切り替わる所で、命令発行
停止される命令がループ内の命令であり、対応する実行
ユニットがREADY状態で実行中の命令とデータ依存
の関係に無いにもかかわらず発行できない命令は命令シ
ーケンスBのイニシャライズの処理の先頭命令のケース
では、命令発行停止された命令のクラスはクラスビット
=1であり、命令シーケンスBのイニシャライズの処理
の先頭命令のクラスはクラスビット=0である。ディス
パッチコントローラ2は、この発行停止された命令のク
ラスビットとその後続命令のクラスビットが異なる場合
には、命令発行制御装置3に発行停止されている命令を
追い越し、命令発行が可能であることを制御線S5を介
して命令発行制御装置3に伝える。命令発行制御装置3
は、この情報により命令発行対象の命令と認識し、現在
実行中の命令とデータ依存関係に無いことおよび対応す
る実行ユニットがREADY状態であれば、図3に示す
ように通常の命令発行と同様に現在命令発行停止されて
いる命令を追い越して命令を発行する。
【0025】例えば、命令発行が停止されている命令
(命令シーケンスAの最終命令)と依存関係にある実行
中の命令のレイテンシが通常の命令の10倍であったと
すると、発行を追い越して実行されている命令の処理の
完了が早い場合があり、さらにその後続命令を現在発行
停止となっている命令を追い越して発行させることがで
きる可能性がある。命令発行が可能な条件がそろえば、
この命令についても追い越して命令発行を行なう。すな
わち、クラスビットが異なる場合に追い越し命令発行可
能な命令は1命令に限らず、条件が揃えば複数の命令を
追い越して命令発行することが可能である。
【0026】但し、本実施形態において、異なるクラス
の分岐命令の追い越しを行なうには、制御が複雑(分岐
先アドレスを保持するPC(プログラムカウンタ)が複
数必要)になることから、本実施形態ではできないもの
とする。また、図6に示すフローチャートでは、命令シ
ーケンスAのループの実行が終了すると命令シーケンス
Bのイニシャライズの処理へ移行する前提でこれまでの
話しを進めてきたが、命令シーケンスA中の分岐命令が
実行され、命令シーケンスAのループから抜け出た場合
には、追い越して実行された命令シーケンスBのイニシ
ャライズの処理はキャンセルする必要がある。この処理
については、アウトオブオーダ手法での分岐予測ミス時
における命令実行キャンセルの処理と同様の手法により
キャンセルするものとする。
【0027】また、これまでの説明では、命令シーケン
スAの最終シーケンスの後続で命令シーケンスBのイニ
シャライズの処理の命令がフェッチされているという前
提で話しを進めている。命令シーケンスAのループの最
後の分岐命令の後続で、命令シーケンスBのイニシャラ
イズの処理の命令が旨くフェッチされるメカニズムは、
分岐予測ハードウェアと旨くリンクし実現できるものと
する。
【0028】以上のように、命令発行を制御することよ
り、図6に示す命令シーケンスの一例の場合では、イニ
シャライズの処理とループの命令シーケンスをオーバー
ラップさせて実行することが可能となり、命令の実行効
率が高められ、マイクロプロセッサの性能の向上を図る
ことが可能である。
【0029】一方、上記実施形態ではクラスビットを1
ビットとし、命令クラスを2つに分けた場合で説明した
が、命令コード中にクラスビットを複数設けることによ
り、命令クラスを複数に分けて対応することことが可能
である。クラス分けを複数にした場合の利点としては、
本実施形態では実行ユニットが3つの場合で説明を進め
たが、実行ユニットが本実施形態よりも多い場合には、
クラス分けを複数にすることにより命令発行の追い越し
可能な命令数が1命令ではなく複数命令を追い越して発
行することが可能となり性能向上の効果が増大する。例
えば、クラスビットを2ビットとし、命令クラスを4つ
に切り分けた場合で、かつ実行ユニットが4つ以上の場
合を考えると、現在実行中の命令に依存してクラスビッ
ト=00、クラスビット=01、クラスビット=10の
命令が命令発行停止状態になっているとする。すなわち
実行ユニット3つがRUN状態であるが、その後続命令
の命令クラスがクラスビット=11であった場合に、命
令発行停止状態の3命令とはデータ依存関係になく、か
つRUN状態の3つの実行ユニット以外へ発行する命令
であるならば、3命令追い越して命令発行することが可
能である。このように、実行ユニット数等に合わせて命
令のクラス分けの数を最適に設定することにより、より
効果的な命令発行を行なうことが可能になり、マイクロ
プロセッサの性能の向上を図ることが可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、命令に設けられたクラスビットに基づいて先行命令
と後続命令とのデータ依存関係を判別し、データ依存関
係になく対象となる実行ユニットが空き状態であるなら
ば、命令発行停止状態の命令を追い越して命令発行が可
能となり、ソフトウェアによるクラスビット指定の最適
化により実行ユニットの稼働率が向上され、命令の実行
効率の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施形態に係るプロセ
ッサの構成を示す図である。
【図2】命令のフォーマットを示す図である。
【図3】命令の実行順序を変更する様子を示す図であ
る。
【図4】従来のプロセッサの構成を示す図である。
【図5】従来の命令のフォーマットを示す図である。
【図6】命令シーケンスの一実行例を示す図である。
【図7】異なる命令シーケンス間での命令の実行の様子
を示す図である。
【符号の説明】
1 命令バッファ 2 ディスパッチコントローラ 3 命令発行制御装置 13 実行ユニット 14,15 ALU 16 ロード/ストアユニット S1 命令コード出力線 S2 制御データ線 S3,S4,S5 制御線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 命令間でデータの依存関係があるか否か
    を表すクラスビットを命令の所定のフィールドに設け、
    クラスビットが設けられた命令を格納する命令バッファ
    と、 前記命令バッファに格納された命令のクラスビットを参
    照し、第1の命令シーケンスが所定の回数繰り返して行
    われる一連の命令ループの最終ループにおいて発行停止
    状態にある命令のクラスビットと、前記一連の命令ルー
    プにおける最終ループの実行終了後にひき続いて行われ
    る第2の命令シーケンスの未発行命令のクラスビットを
    比較し、比較したクラスビットに基づいて両命令間のデ
    ータの依存関係を判別し、両命令間でデータの依存関係
    がないと判明した場合には、第2の命令シーケンスの未
    発行命令の発行を許可するディスパッチコントローラ
    と、 命令を実行する実行ユニットの空き状態を監視して、実
    行ユニットの空き状態に応じて前記命令バッファに格納
    された実行待ちの命令の発行を制御し、前記ディスパッ
    チコントローラから第2の命令シーケンスの未発行命令
    の発行許可を受けて前記実行ユニットに実行可能な空き
    状態がある場合には、第1の命令シーケンスの発行停止
    命令を追い越して第2の命令シーケンスの未発行命令を
    発行して前記実行ユニットに与える命令発行制御装置と
    を有することを特徴とするプロセッサ。
JP10180820A 1998-06-26 1998-06-26 プロセッサ Withdrawn JP2000020310A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007109057A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Hitachi Ltd プロセッサ
JP2009026260A (ja) * 2007-07-24 2009-02-05 Nec Corp 演算処理装置、演算処理方法
US8677102B2 (en) 2009-05-20 2014-03-18 Nec Corporation Instruction fusion calculation device and method for instruction fusion calculation

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Effective date: 20050906