JP2000010937A - リソース管理方法 - Google Patents

リソース管理方法

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JP2000010937A
JP2000010937A JP10177839A JP17783998A JP2000010937A JP 2000010937 A JP2000010937 A JP 2000010937A JP 10177839 A JP10177839 A JP 10177839A JP 17783998 A JP17783998 A JP 17783998A JP 2000010937 A JP2000010937 A JP 2000010937A
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resources
network
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JP10177839A
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Kenji Yamauchi
健司 山内
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク内に分散配置された計算機間で
共用されるリソースの追加/削除等の変更した場合、こ
のリソースを管理する計算機から他の計算機へリソース
変更メッセージを送信するが、従来は1つのリソースの
変更に対し1回の送信を行うので、複数個のリソースの
変更をした場合、複数回の送信を必要とした。 【解決手段】 リソースの追加・削除があると、リソー
ス変更メッセージ10のフォーマットのように、複数個
のリソースの変更であっても、リソース名(NAME)
とネットワーク内アドレス(ADDR)との複数組の指
定を行う。このメッセージ10を送信することにより、
複数個のリソースの変更内容が一括送信でき、ネットワ
ークの通信負荷を軽減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワークシステム内に分散配置され、ネットワーク内の
各計算機間にて共用されるリソースの管理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、例えば特開昭62−
182863号公報に示されたリソースの管理方法を説
明する。図19は従来例および本発明が適用されるコン
ピュータネットワークシステムの構成図で計算機A〜
F、ファイルFILECは通信制御装置2を介して通信
媒体1で接続されており、計算機A,BにはプリンタP
RINTA、ファイルFILEBが設置されている。
【0003】ここで通信媒体および通信プロトコルは任
意であり、例えばリング型ローカルエリアネットワーク
(例えばトークンリング)、バス型ローカルエリアネッ
トワーク(例えば、イーサネット)、ポイントツーポイ
ントネットワーク(例えばRS−232C)等を統合し
たものなどである。ネットワーク制御は、各計算機に接
続された通信制御装置2によって行われる。また、各通
信制御装置間メッセージ交信方法も任意である。よっ
て、割り込み駆動型(メッセージ受信時、計算機に割り
込みを発生しデータを受け渡す方法)、ビジーウエイテ
ィング型(常時、計算機側でデータを受信したか監視す
る方法)など、どちらの方法でもよい。
【0004】ネットワーク内の計算機A〜Fは、ネット
ワーク内のリソースのアクセス管理を行うために、ネッ
トワーク内の全てのリソース制御情報を格納する図20
のようなリソース管理テーブルと、自計算機内のリソー
スの追加/削除の来歴を格納する図21のような自計算
機内リソース来歴管理テーブルを持つ。ただし、図20
のテーブルは、図19の計算機A(NODEA)のもの
を例示しており、ネットワーク内の各計算機(NODE
A〜F)で定義されたリソース全てのリソース名称とそ
れらのネットワーク内アドレス、属性情報により構成さ
れる。
【0005】各計算機がこれらのリソースにアクセスす
る時は、本テーブルを参照することによりリソース名称
に対応したリソースのアドレス、属性情報を得てアクセ
スする。図21の自計算機内リソース来歴管理テーブル
は、図19の計算機A(NODEA)のものを例示して
おり、自計算機で定義したネットワークに追加(登録)
/削除したリソースの名称、追加/削除の時刻が格納さ
れている。このテーブルは、各計算機が自計算機内リソ
ースの追記(登録)、削除を行う時に作成される。
【0006】各計算機は、このリソースの追加/削除お
よび来歴管理テーブルの作成後にネットワーク内で稼働
中の全計算機へリソース追加/削除を報告するため、図
23(b)で示すリソース変更メッセージをブロードキ
ャストする。本メッセージは、図23(b)で示す様に
名称(NAME)、ネットワーク内アドレス(ADD
R)、属性情報(CONTROL)、追加/削除ビット
(C)、送信先アドレス(DA)、及び送信元アドレス
(SA)などより成っている。
【0007】このリソース変更メッセージを受けたネッ
トワーク内の各計算機は、この内容をリソース管理テー
ブルへ格納して必要な時にアクセスする。しかし、リソ
ース変更メッセージのブロードキャスト時に停止(削
除)していた計算機は、リソース情報の更新をブロード
キャスト時には行えないから、これを従来例および、本
発明では図18に示す処理を行うことによって解決して
おり、これを以下で説明する。
【0008】次に動作について説明する。 (1)まず、図22に示すように、NODEAの計算機
停止中に、NODEBが時刻t0に新規リソースの登録
(追加)を行い、これをブロードキャストした場合、N
ODEAはこの時のリソース変更メッセージを受信でき
ない。そこで、step100では、計算機Aは図23
(a)で示す立ち上げ報告メッセージを立ち上がり時点
t2にブロードキャストする。この立ち上げ報告メッセ
ージは、その計算機が前回停止(削除)した時刻t1
(INACT)と、今回立ち上がった時刻t2(AC
T)、及び、計算機名(NNAME)等より成ってお
り、図22の場合は、NNAME=NODEA、INA
CT=t1、ACT=t2である。
【0009】(2)この立ち上げ報告メッセージを受信
した計算機Bは、報告元計算機Aの停止時間中t1〜t
2にリソースの追加/削除を行ったか否かを自計算機内
リソース来歴管理テーブルをサーチして調べ(step
200)、 (3)もしあれば、図23(b)に示したリソース変更
メッセージを報告元計算機Aへ送信する。(step2
01)。 (4)このメッセージを受信した計算機Aは、その内容
を自計算機内のリソース管理テーブルへ登録し、(st
ep101)、当該リソースの利用可能状態となる。
【0010】(5)図22の時刻t2にもし計算機Bが
停止していれば、上記の計算機Aからの立ち上げ報告メ
ッセージを計算機Bは受信できず、リソース追加を計算
機Aへ知らせられない。図24はこのような状況を示し
ていて(図22とは計算機A,Bの役割が逆になってい
る。)、この場合は、計算機Bが時刻t4に立ち上がっ
て、立ち上げ報告メッセージをブロードキャストして
も、計算機Aは停止中のため時刻t0におけるリソース
の登録を計算機Bは知ることができない。この場合は、
時刻t2に計算機Aから立ち上げ報告メッセージがブロ
ードキャストされるが(step100)、これを受信
した計算機Bは、step200,201の処理は終わ
った後、自計算機が計算機A停止中のt1〜t2の間に
立ちあがったか否かを調べ(step202)、
【0011】(6)もしこの間に立ち上がっていれば、
計算機Aへ送信する(step203)。 (7)この立ち上げ報告メッセージを受信した計算機A
は、計算機Bの停止期間t3〜t4にリソースの追加/
削除を行っているかどうかを自計算機内リソース管理テ
ーブルをサーチして調べ(step102)、 (8)もしあれば、該リソースのリソース変更メッセー
ジを計算機Bに送信し(step103)、 (9)これを受信した計算機Bはその情報をリソース管
理テーブルへ設定し(step204)、処理を終わ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のリソース管理方
法は以上のように構成されており、各計算機は、自計算
機内のリソースが更新される度にリソース更新報告をブ
ロードキャスト送信するが、一度の送信につき、一つの
リソース変更しか報告しないため、複数のリソースが更
新された場合にリソースの数だけ複数回に渡りリソース
更新報告をブロードキャスト送信する必要があり、ネッ
トワークの負荷が高くなりやすく、リアルタイムシステ
ムなど、迅速な通信が要求されるシステムでは、大きな
問題となる。
【0013】また、従来のリソース管理方法は、リソー
ス更新時に以前との差分のみを報告するため、通信や、
計算機内の障害などにより、一度でも報告を喪失してし
まうと、他の計算機とリソース管理テーブルの内容が相
違し、整合性が取れなくなるという問題もあった。
【0014】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、ネットワーク内の各計算機間のリ
ソース管理に関する通信を少なくすることによりネット
ワークの通信負荷を下げ、リアルタイムシステムに要求
される計算機間の通信性能を確保することと、各計算機
間でのリソース管理テーブルの不整合をなくすことを目
的にしている。
【0015】
【課題を解決するための手段】(1)この発明に係るリ
ソース管理方法は、ネットワーク内の計算機がそのネッ
トワーク内で共有されるリソースの追加、削除等のリソ
ース更新を行った時には、当該計算機がネットワーク内
の他計算機に対して上記更新したリソースの定義情報を
送信し、上記他計算機は受信した上記定義情報により自
計算機内のリソース定義情報を更新することにより、更
新されたリソースへのアクセスを可能とし、計算機の立
ち上げ時に、その立ち上げ計算機が前回停止(削除)し
た時刻と今回立ち上がった時刻とからなる立ち上げ報告
メッセージをネットワーク内の他計算機へ報告し、上記
メッセージの報告先計算機は、上記メッセージの報告元
計算機の停止中に自計算機のリソースの更新を行ってい
た場合には、その更新したリソースの定義情報を上記報
告元計算機へ送信してリソース定義情報を更新させ、上
記報告先計算機が報告元計算機の停止中に立ち上がって
いた場合には、その立ち上げ時に送信したのと同じ立ち
上げ報告メッセージを上記報告元計算機へ送信し、上記
報告元計算機は上記報告先計算機が停止中に自計算機の
リソースの更新を行っていた場合には、その更新したリ
ソースの定義情報を上記報告先計算機へ送信してリソー
ス定義情報を更新させるようにしたリソース管理方法に
おいて、上記定義情報を送信する場合に、リソースの追
加/削除等の変更があった全てのリソースの定義情報を
一括送信するようにしたものである。
【0016】(2)また、ネットワーク内の計算機がそ
のネットワーク内で共有されるリソースの追加、削除等
のリソース更新を行った時には、当該計算機がネットワ
ーク内の他計算機に対して自計算機が管理するリソース
の内少なくとも動作しているリソースの定義情報を一括
送信し、上記他計算機は受信した上記定義情報により自
計算機内のリソース定義情報を更新することにより、更
新されたリソースへのアクセスを可能とし、計算機の立
ち上げ時に、その立ち上げ計算機が前回停止(削除)し
た時刻と今回立ち上がった時刻とからなる立ち上げ報告
メッセージをネットワーク内の他計算機へ報告し、上記
メッセージの報告先計算機は、上記メッセージの報告元
計算機の停止中に自計算機のリソースの更新を行ってい
た場合には、自計算機が管理するリソースの内少なくと
も動作しているリソースの定義情報を上記報告元計算機
へ一括送信してリソース定義情報を更新させ、上記報告
先計算機が報告元計算機の停止中に立ち上がっていた場
合には、その立ち上げ時に送信したのと同じ立ち上げ報
告メッセージを上記報告元計算機へ送信し、上記報告元
計算機は上記報告先計算機が停止中に自計算機のリソー
スの更新を行っていた場合には、自計算機が管理するリ
ソースの内少なくとも動作しているリソースの定義情報
を上記報告先計算機へ一括送信してリソース定義情報を
更新させるようにしたものである。
【0017】(3)また、ネットワーク内の計算機がそ
のネットワーク内で共有されるリソースの追加、削除等
のリソース更新を行った時には、当該計算機がネットワ
ーク内の他計算機に対して上記更新したリソースの定義
情報を送信し、他計算機は受信した上記定義情報により
自計算機内のリソース定義情報を更新することにより、
更新されたリソースへのアクセスを可能とし、且つ、上
記定義情報を送信する場合に、リソースの追加/削除等
の変更があった全てのリソースの定義情報を一括送信
し、計算機の立ち上げ時に、その立ち上げ計算機は、自
計算機が管理しているリソースの内少なくとも動作して
いるリソースの定義情報を他計算機へ一括送信し、他計
算機は受信したリソースの定義情報により自計算機内の
リソース定義情報を更新すると共に、自計算機が管理し
ているリソースの内少なくとも動作しているリソース定
義情報を一括返信して立ち上げ計算機のリソースの定義
情報を更新させるようにしたものである。
【0018】(4)また、ネットワーク内の計算機がそ
のネットワーク内で共有されるリソースの追加、削除等
のリソース更新を行った時には、当該計算機がネットワ
ーク内の他計算機に対して自計算機が管理するリソース
の内少なくとも動作しているリソースの定義情報を一括
送信し、他計算機は受信した上記定義情報により自計算
機内のリソース定義情報を更新することにより、更新さ
れたリソースへのアクセスを可能とし、計算機の立ち上
げ時に、その立ち上げ計算機は、自計算機が管理してい
るリソースの内少なくとも動作しているリソースの定義
情報を他計算機へ一括送信し、他計算機は受信したリソ
ースの定義情報により自計算機内のリソース定義情報を
更新すると共に、自計算機が管理しているリソースの内
少なくとも動作しているリソース定義情報を一括返信し
て立ち上げ計算機のリソースの定義情報を更新させるよ
うにしたものである。
【0019】(5)また、上記(1)〜(4)のいずれ
か1項において、定義情報は、ネットワーク内で共有さ
れるリソース毎に付与したネットワークアドレスを設定
した定義情報としておき、定義情報を授受する場合に
は、上記ネットワークアドレスによりリソースを判別す
るようにしたものである。
【0020】(6)また、上記(1)〜(4)のいずれ
か1項において、定義情報は、計算機とこの計算機が管
理しているリソースとを同一アドレスとする計算機アド
レスを設定すると共に、上記リソースを区別するための
リソースIDを設定した定義情報としておき、定義情報
を授受する場合には、上記計算機アドレスおよびリソー
スIDによりリソースを管理している計算機とリソース
とを判別するようにしたものである。
【0021】(7)また、上記(1)〜(6)のいずれ
か1項において、計算機が停止する際には、その停止計
算機が停止に関わる定義情報を送信する代わりに、計算
機停止通知を他計算機へ送信し、停止通知を受けた他計
算機は、その停止通知に応じて自計算機内のリソース定
義情報を更新するようにしたものである。
【0022】(8)また、上記(1)〜(7)のいずれ
か1項において、計算機が停止情報を送信できずに異常
終了した場合、その異常計算機の管理するリソースにア
クセスした計算機は、アクセスの失敗により上記リソー
スが停止状態であると判断し、その判断に応じて自計算
機内のリソース定義情報を更新するものである。
【0023】(9)また、上記(1)〜(7)のいずれ
か1項において、計算機が停止情報を送信できずに異常
終了した場合、その異常計算機の管理するリソースにア
クセスした計算機は、アクセスの失敗により上記リソー
スが停止状態であると判断し、その判断に応じて自計算
機内のリソース定義情報を更新すると共に、他計算機に
上記判断結果を通知し、通知を受けた他計算機において
も、上記リソースにアクセスした計算機と同様に自計算
機内のリソース定義情報を更新するものである。
【0024】(10)また、上記(1)〜(7)のいず
れか1項において、計算機が停止情報を送信できずに異
常終了した場合、その異常計算機の管理するリソースに
アクセスした計算機は、アクセスの失敗により上記異常
計算機が管理する全てリソースが停止状態であると判断
し、その判断に応じて自計算機内のリソース定義情報を
更新するものである。
【0025】(11)また、上記(1)〜(7)のいず
れか1項において、計算機が停止情報を送信できずに異
常終了した場合、その異常計算機の管理するリソースに
アクセスした計算機は、アクセスの失敗により上記異常
計算機が管理する全てのリソースが停止状態であると判
断し、その判断に応じて自計算機内のリソース定義情報
を更新すると共に、他計算機に上記判断結果を通知し、
通知を受けた他計算機においても、上記リソースにアク
セスした計算機と同様に自計算機内のリソース定義情報
を更新するものである。
【0026】(12)また、上記(1)〜(11)のい
ずれか1項において、任意の計算機から他計算機にリソ
ース定義情報の通知要求を送信すると、上記他計算機
は、上記受信した通知要求に応じて自計算機の管理する
リソースの定義情報を返信し、上記任意の計算機は上記
返信内容に応じて自計算機内のリソース定義情報を更新
するものである。
【0027】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1のリソース管理方法のリソース変更メッ
セージのフォーマット説明図である。図2は、新規リソ
ース登録(追加)時のリソース更新処理のフローチャー
トである。また、本発明におけるシステム構成図は、従
来例の図19と同様である。
【0028】次に図1、図2を用いて動作について説明
する。 (1)図2のstep300において、計算機Aが管理
する複数のリソースについて、新規登録(追加)または
削除が発生する。 (2)この時、計算機Aはstep301において、図
1に示すリソース変更メッセージ10を一回だけブロー
ドキャスト送信する。図1のリソース変更メッセージ1
0では、追加/削除するリソースを一つのメッセージ内
に複数組み込むことができる。この時、メッセージ内に
組み込んだリソースの数をRNUMに記録して送信す
る。
【0029】(3)step301において計算機Aが
送信したリソース変更メッセージ10はブロードキャス
ト送信により、ネットワーク内の全計算機に受信され
る。 (4)step310において、該送信を受信した計算
機は、該リソース変更メッセージに組み込まれている複
数のリソースについて、自計算機内のリソース管理テー
ブルを更新する。ここでリソース管理テーブルとは、従
来例の図20と同じものである。なお、図2では、計算
機Bの場合を例示している。
【0030】以上説明したようにこの実施の形態1によ
れば、1つのリソース変更メッセージ内に複数のリソー
スの更新情報を組み込めるようにしたので、複数のリソ
ースの変更があった場合にも、1度のリソース変更メッ
セージの送信により通知することができる。従って、本
発明は、従来例のようなリソースの変更数分のリソース
変更メッセージを送信する必要がなく、ネットワークの
通信負荷を下げ、計算機間の通信性能を確保できるとい
う効果がある。
【0031】実施の形態2.前記実施の形態1では、各
計算機は、図20のリソース管理テーブルにおいて、各
リソースのネットワーク内アドレスを保有していたた
め、リソースのアドレスが変更になっただけでも、リソ
ース変更メッセージをブロードキャスト送信する必要が
あった。実施の形態2はこの問題を解決するために考え
られたもので、リソースのアドレス変更の場合には、リ
ソース変更メッセージを送信する必要をなくすことによ
り、通信負荷を軽減することを目的としている。
【0032】この実施の形態2では、ネットワーク内の
各計算機は、図4に示すネットワークリソース管理テー
ブル12と、図5に示すローカルリソース管理テーブル
13を有する。ネットワークリソース管理テーブル12
は、ネットワーク内で共有されるリソースの定義情報を
保有するが、リソースのネットワーク内アドレスではな
く、各リソースを管理している計算機のアドレスを保有
する。また、ローカルリソース管理テーブル13は、自
計算機が管理するリソースの情報を保有するものであ
り、各リソースの名称とアドレスを有する。
【0033】これに伴い、リソース変更メッセージにお
いても図3に示すとおり、リソースのネットワーク内ア
ドレス(図1のリソース変更メッセージ10におけるA
DDR)をメッセージ内に組込む必要はなくなった。図
6に実施の形態2におけるリソースの追加/削除と、リ
ソースへのアクセスのフローチャートを示す。
【0034】次に実施の形態2のリソース管理方法の動
作について図6を用いて説明する。 (1)ネットワーク内の各計算機は、step401に
おいて、自計算機でリソースの追加/削除が起こった場
合、 (2)step402において、ローカルリソース管理
テーブルを更新する。 (3)次にstep403において、該計算機から他計
算機に対してリソース変更メッセージをブロードキャス
ト送信する。これは実施の形態1と同様である。このと
き、実施の形態2では、リソース変更メッセージの中に
リソースアドレスを組込む必要はない。 (4)step410において、リソース変更メッセー
ジを受けた計算機Bは自計算機内のネットワークリソー
ス管理テーブルを更新する。この時のネットワークリソ
ース管理テーブルは図4に示すとおり、計算機アドレス
を保有する。この計算機アドレスは、図3に示すリリー
ス変更メッセージ11の送信元アドレスに対応する。
【0035】次に、ネットワーク上のリソースにアクセ
スする場合を考える。ここでは、計算機Bから計算機A
のリソースPRINTAにアクセスする場合を例示す
る。 (1)step411において、計算機Bは自計算機内
のネットワークリソース管理テーブルからPRINTA
を管理する計算機(この場合は、計算機A)のアドレス
を得て、計算機Aにアクセス要求を送信する。 (2)step404において、計算機Aはアクセス要
求を受けて、ローカルリソース管理テーブルからリソー
スのアドレスを取得し、アクセス要求に応答する。
【0036】以上説明したように、この実施の形態2に
よれば、各計算機は、ネットワーク上のリソースのアド
レスを保有する代わりに各リソースを管理する計算機の
アドレスを保有するようにしたので、リソースのアドレ
ス変更によるリソース変更メッセージを送信する必要が
ない。これにより、通信メッセージが少なくなり、通信
負荷の軽減による計算機間通信の性能確保を行えるとい
う効果がある。なお、上記説明では計算機間で定義情報
を送信する場合は、計算機アドレスと共にリソース名称
を送信しているが、リソースを区別するリソースIDで
あればよい。例えばID番号を用いてもよい。
【0037】実施の形態3.前記実施の形態1、2のリ
ソース管理方法では、計算機が停止する場合、該計算機
が管理する全リソースについて、リソース削除のリソー
ス変更メッセージをブロードキャスト送信する必要があ
った。実施の形態3は、この問題を解決するために考え
られたもので、計算機停止時には、よりデータ長の短い
停止報告メッセージを送信することにより、該計算機が
保有するリソースのリソース変更メッセージを送信する
必要をなくし、ネットワークの通信負荷を軽減すること
を目的としている。
【0038】図7は実施の形態3における停止報告メッ
セージを示し、図8は、実施の形態3における計算機停
止時の処理のフローチャートである。
【0039】次に実施の形態3において、計算機が停止
するときの処理を図8を用いて説明する。図8では、計
算機Aが停止する場合を例示している。 (1)まず、step500において、計算機Aは、図
7に示す停止報告メッセージ14をブロードキャスト送
信し、 (2)step501にて停止する。 (3)step510において、該メッセージを受信し
た計算機Bは、自計算機内のネットワークリソース管理
テーブルから、該計算機Aが管理するリソースを削除す
る。
【0040】以上説明したように実施の形態3によれ
ば、計算機が停止する場合に、該計算機が管理するリソ
ースのリソース変更メッセージを送信する代わりに、よ
りデータ長の短い停止報告メッセージを送信するだけな
ので、通信負荷の軽減により、計算機間の通信性能が確
保できるという効果がある。
【0041】実施の形態4.前記実施の形態3では、計
算機が、停止報告メッセージを送信できずに異常終了し
た場合には対応できなかった。本実施の形態4では、異
常終了した計算機のリソースにアクセスし、アクセスが
エラーになった場合は、該リソースが削除されたものと
判断し、ネットワークリソース管理テーブルから該リソ
ースを削除するようにした。これにより、存在しないリ
ソースに再度アクセスすることを防ぎ、通信負荷を軽減
することができる。図9は実施の形態4の計算機異常終
了時の処理を示すフロー図である。
【0042】次に実施の形態4における計算機異常終了
時の処理を図9を用いて説明する。 (1)step600において、計算機Aが停止報告メ
ッセージを送信できずに異常終了した後に、 (2)計算機Bがstep610において、計算機A上
のリソースにアクセスした場合、 (3)該アクセスは、step611においてエラー終
了する。
【0043】(4)このアクセス失敗により、step
612において、計算機Bは該リソースが削除されたも
のと判断し、自計算機内のネットワークリソース管理テ
ーブルから該リソースを削除する。 (5)これ以降、計算機Bは該リソースにアクセスしな
くなる。
【0044】以上説明したように、この実施の形態4に
よれば、停止報告メッセージを送信できずに計算機が異
常終了した場合、該計算機が管理するリソースへのアク
セスが失敗した時に、ネットワークリソース管理テーブ
ルから該リソースを削除するので、以降、再度該リソー
スにアクセスすることがなくなり、通信負荷が軽減でき
るという効果がある。
【0045】実施の形態5.実施の形態4では、停止報
告メッセージを送信できずに計算機が異常終了した場
合、該計算機が管理するリソースへのアクセスが失敗し
た計算機は、自計算機内のネットワークリソース管理テ
ーブルから該リソースを削除するので、以降、該計算機
から再度該リソースにアクセスすることがなくなるが、
他の計算機からも1度はアクセスが行われるという問題
があった。
【0046】実施の形態5では、リソースへのアクセス
が失敗し、自計算機内のネットワークリソース管理テー
ブルを削除した後、リソース削除のリソース変更メッセ
ージをブロードキャスト送信することにより、他計算機
にも当該リソースの削除を知らせるので、以降、どの計
算機からも当該リソースへアクセスしなくなる。図10
は実施の形態5の処理を示すフロー図である。
【0047】次に動作について説明する。 (1)step700において、計算機Aが停止報告メ
ッセージを送信できずに異常終了した後に、 (2)計算機Bがstep710において、計算機A上
のリソースにアクセスした場合、 (3)該アクセスは、step711において、エラー
終了する。
【0048】(4)このアクセス失敗により、step
712において、計算機Bは該リソースが削除されたも
のと判断し、自計算機内のネットワークリソース管理テ
ーブルから該リソースを削除する。 (5)次にstep713において、リソース変更メッ
セージをブロードキャスト送信することにより、ネット
ワーク内の全計算機に該リソースの削除を知らせる。 (6)これ以降、計算機Bだけでなく、ネットワーク内
の全計算機は該リソースにアクセスしなくなる。
【0049】以上説明したように実施の形態5によれ
ば、ある計算機が停止報告メッセージを送信できずに異
常終了した後、該計算機のリソースにアクセスした計算
機が該リソースの削除を検知すると、それをネットワー
ク内の全計算機に通知するので、以降該リソースへのア
クセスがなくなり、通信負荷を軽減し、通信性能を確保
できるという効果がある。
【0050】実施の形態6.前記実施の形態4では、計
算機が停止報告メッセージを送信できずに異常終了した
場合、該計算機のリソースにアクセスした計算機は、ア
クセスのエラーにより該リソースの削除を検知し、自計
算機内のネットワークリソース管理テーブルから、該リ
ソースを削除することにより、該リソースへの再度のア
クセスを防いでいたが、該異常停止計算機が管理する他
リソースへのアクセスは行われていた。(同様の処理に
より、2回目以降のアクセスは防がれる。)
【0051】実施の形態6は、この問題を解決するため
に考えられたもので、異常終了計算機が管理するリソー
スへのアクセスが失敗した場合には、該リソースだけで
なく、該計算機が管理する全リソースをネットワークリ
ソース管理テーブルから削除することにより、該計算機
が管理するどのリソースへも再度のアクセスをしない様
にしたものである。図11は実施の形態6の処理フロー
図である。
【0052】次に実施の形態6の動作について説明す
る。 (1)step800において、計算機Aが停止報告メ
ッセージを送信できずに異常終了した後に、 (2)計算機Bがstep810において、計算機A上
のリソースにアクセスした場合、 (3)該アクセスは、step811においてエラー終
了する。
【0053】(4)このアクセス失敗により、step
812において、計算機Bは該リソースが削除されたも
のと判断し、自計算機内のネットワークリソース管理テ
ーブルから該リソースのみでなく、計算機Aが管理する
全リソースを削除する。 (5)これ以降、計算機Bは該リソースのみでなく、計
算機Aが管理する全リソースにアクセスしなくなる。
【0054】以上説明したように、この実施の形態6に
よれば、異常終了計算機が管理するリソースへのアクセ
スが失敗した場合には、該リソースだけでなく、該計算
機が管理する全リソースをネットワークリソース管理テ
ーブルから削除することにより、該計算機が管理するど
のリソースへも再度のアクセスをしない様にしたことに
より、さらに通信負荷を軽減できる効果がある。
【0055】実施の形態7.実施の形態5では、停止報
告メッセージを送信できずに計算機が異常終了した場
合、該計算機が管理するリソースへのアクセスが失敗し
た計算機は、自計算機内のネットワークリソース管理テ
ーブルから該計算機が管理する全リソースを削除するの
で、以降、該計算機から再度該計算機が管理する全リソ
ースにアクセスすることがなくなるが、他の計算機から
も1度はアクセスが行われるという問題があった。
【0056】実施の形態7では、リソースへのアクセス
が失敗し、自計算機内のネットワークリソース管理テー
ブルから該計算機が管理する全リソースを削除した後、
該計算機の停止報告メッセージをブロードキャスト送信
することにより、以降、どの計算機からも当該計算機が
管理する全リソースへアクセスしなくなる。図12は実
施の形態7の処理を示すフロー図である。
【0057】次に動作について説明する。 (1)step900において、計算機Aが停止報告メ
ッセージを送信できずに異常終了した後に、 (2)計算機Bがstep910において、計算機A上
のリソースにアクセスした場合、 (3)該アクセスは、step911においてエラー終
了する。
【0058】(4)このアクセス失敗により、step
912において、計算機Bは該リソースおよび、計算機
Aが管理する全リソースが削除されたものと判断し、自
計算機内のネットワークリソース管理テーブルから計算
機Aが管理する全リソースを削除する。 (5)次にstep913において、計算機Aの停止報
告メッセージをブロードキャスト送信することにより、
ネットワーク内の全計算機に該リソースの削除を知らせ
る。 (6)これ以降、計算機Bだけでなく、ネットワーク内
の全計算機は計算機Aの全リソースにアクセスしなくな
る。
【0059】以上説明したように実施の形態7によれ
ば、ある計算機が停止報告メッセージを送信できずに異
常終了した後、該計算機のリソースにアクセスした計算
機が該リソースの削除を検知すると、該計算機の停止報
告メッセージをネットワーク内の全計算機に通知するの
で、以降ネットワーク上の全計算機から該計算機が管理
する全リソースへのアクセスがなくなり、通信負荷を軽
減し、通信性能を確保できるという効果がある。
【0060】実施の形態8.実施の形態1,2のリソー
ス管理方法では、リソースの追加/削除があった時に、
更新したリソースについてのみ更新情報をリソース変更
メッセージにて通知していた。しかし、リソースの追加
/削除が多数あった場合には、更新情報が長くなるた
め、通信データ長が大きくなる上、リソース管理テーブ
ルの更新処理が煩雑になるので、現在有効なリソース
(動作しているリソース)のみを通知してもらったほう
が通信データ長が小さく、処理が簡単に済む場合があ
る。
【0061】実施の形態8はこういう場合のために考え
られたもので、追加/削除の更新情報ではなく、現在有
効なリソースの一覧情報を現状報告メッセージで通知す
るものである。図13は現状報告メッセージのフォーマ
ットであり、図14は現状報告メッセージの送信/受信
処理を示すフロー図である。
【0062】次に実施の形態8の動作を図13,図14
を用いて説明する。 (1)step1001において、計算機Aがリソース
更新を行う。なお、このリソース更新はリソースの追加
/削除が多数あり、リソース変更メッセージを送るに
は、データ長が長くなり、受信側の処理が煩雑になるも
のとする。 (2)この場合、計算機Aはstep1002におい
て、図13に示す現状報告メッセージ15をブロードキ
ャスト送信する。
【0063】(3)該メッセージを受信した計算機B
は、step1011において、ネットワークリソース
管理テーブルの計算機Aが管理するリソース情報を上書
きする。ここで、計算機Bが受信したのがリソース変更
メッセージである場合は、該メッセージに含まれる1つ
1つのリソースの追加/削除をメッセージ内容から判定
し、自計算機内のネットワークリソース管理テーブルか
ら当該リソースを検索し、内容をメッセージ通りに更新
する必要があったが、現状報告メッセージを受信した場
合には、計算機Aの管理するリソースを一旦全部ネット
ワークリソース管理テーブルから削除し、現状報告メッ
セージ内のリソースを一括してネットワークリソース管
理テーブルに追加するだけでよい。
【0064】以上説明したように実施の形態8によれ
ば、リソースの追加/削除の更新情報ではなく、現在有
効なリソースの一覧情報を現状報告メッセージで通知す
るようにしたので、特に更新するリソースが多数あるよ
うな場合に、メッセージ長を小さくして通信負荷を軽減
すると共に、メッセージ受信側計算機のネットワークリ
ソース管理テーブルの更新処理を迅速に行うことができ
るという効果がある。
【0065】なお、現状報告メッセージは、自計算機が
管理しているリソースの内、現在有効なリソース(動作
しているリソース)のみを通知するようにしたが、自計
算機が管理している全てのリソースを通知するようにし
てもよい。全てのリソースを通知することは、動作して
いるリソースを通知することと発明としては等価であ
り、この発明では有効リソース(動作しているリソー
ス)の通知は全てのリソースの通知も含むものとする。
なお、全リソースを送信する場合は、有効リソースの検
索をせずに送信することができる。
【0066】実施の形態9.実施の形態1,2のリソー
ス管理方法では、リソースの更新があった時に、以前と
の差分のみを更新情報として送信するため、ネットワー
クや、計算機の一時的な障害などにより一度でも更新メ
ッセージを喪失してしまうと、他の計算機とリソース管
理テーブルの内容が相違し、整合性をとるためには、全
計算機を再立ち上げする必要があった。
【0067】実施の形態9はこの問題を解決するために
考えれらたもので、他の計算機に対してリソース情報通
知要求メッセージを送信すると、該メッセージを受信し
た計算機は、現状報告メッセージにより現在有効なリソ
ースを通知するようにしたものである。図15はリソー
ス情報通知要求メッセージのフォーマットを示す。現状
報告メッセージのフォーマットは、図13と同じもので
ある。図16は実施の形態9の処理を示すフロー図であ
る。
【0068】次に動作について、図16を用いて説明す
る。 (1)リソースアクセスのエラーなどにより、リソース
管理テーブルの不整合の可能性があると判断した時、計
算機Aはstep1101において、図15に示すリソ
ース情報通知要求をブロードキャスト送信する。 (2)該メッセージを受け取った計算機Bは、step
1110において、計算機Bが管理し、現在有効なリソ
ースの情報を図13に示す現状報告メッセージにて計算
機Aに通知する。 (3)step1102において計算機Aは該現状報告
メッセージをもとにネットワークリソース管理テーブル
を更新する。
【0069】以上説明したように実施の形態9によれ
ば、リソース管理テーブルの不整合が起こった場合で
も、リソース情報通知要求メッセージと現状報告メッセ
ージにより整合性をとることができ、リソース管理テー
ブルの信頼性を確保することができるという効果があ
る。
【0070】実施の形態10.実施の形態1,2では、
立ち上げ報告メッセージや、自計算機内リソース来歴管
理テーブルにより、計算機が停止している間に他の計算
機のリソースが変更された場合も、計算機立ち上げ後に
把握できるしくみになっていたが、この方法では、時刻
管理の処理が煩雑であり、また、ネットワークや、計算
機の一時的な障害により立ち上げ報告メッセージが喪失
した場合には、リソース管理テーブルの整合性がとれな
くなるという問題があった。
【0071】実施の形態10はこの問題を解決するため
に考えられたもので、実施の形態8,9で考えた現状報
告メッセージとリソース情報通知要求メッセージによ
り、自計算機内リソース来歴管理テーブルを不要にし、
リソース管理テーブルの信頼性を確保できるようにした
ものである。図17は実施の形態9の処理を示すフロー
図である。
【0072】次に動作について説明する。 (1)step1201において、計算機Aが起動した
ものとする。 (2)次にstep1202において、計算機Aは自計
算機が管理するリソースの内、有効なものを現状報告メ
ッセージのブロードキャスト送信にてネットワーク内の
全計算機に通知する。 (3)step1211において、該メッセージを受信
した計算機Bは自計算機内のネットワークリソース管理
テーブルを更新する。
【0073】(4)次に計算機Aは、step1203
において、リソース情報通知要求メッセージをブロード
キャスト送信する。 (5)step1212において、該メッセージを受信
した計算機Bは現状報告メッセージを計算機Aに送信す
る。step1204において該メッセージを受信した
計算機Aは自計算機内のネットワークリソース管理テー
ブルを更新する。
【0074】以上説明したように実施の形態10によれ
ば、自計算機内リソース来歴管理テーブルは不要とな
り、リソースの来歴時刻管理をしなくても、立ち上げ時
にネットワーク上のリソースの最新情報を取得できるの
で、リソース管理テーブルの信頼性を確保できる効果が
ある。
【0075】実施の形態11.実施の形態8では、リソ
ースの更新時に現状報告メッセージを授受するように
し、実施の形態10では、計算機の立ち上げ時のみに、
現状報告メッセージを授受するようにしたが、実施の形
態8と実施の形態10とを併せて、リソース更新時と計
算機立ち上げ時共、現状報告メッセージを授受するよう
にしてもよい。
【0076】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、リソー
スを更新した定義情報を一括送信したり、自計算機の管
理するリソースの内少なくとも動作しているリソースを
送信したり、また、計算機間のリソース定義情報の授受
には計算機アドレスを用いたりすることにより通信負荷
を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるリソース管理
方法のリソース変更メッセージのフォーマット図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1によるリソース管理
方法の動作のフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2によるリソース管理
方法のリソース変更メッセージのフォーマット図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態2によるリソース管理
方法のネットワークリソース管理テーブルの図である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるリソース管理
方法のローカルリソース管理テーブルの図である。
【図6】 この発明の実施の形態2によるリソース管理
方法の動作のフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態3によるリソース管理
方法の停止報告メッセージのフォーマット図である。
【図8】 この発明の実施の形態3によるリソース管理
方法の動作のフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態4によるリソース管理
方法の動作のフローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態5によるリソース管
理方法の動作のフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態6によるリソース管
理方法の動作のフローチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態7によるリソース管
理方法の動作のフローチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態8によるリソース管
理方法の現状報告メッセージのフォーマット図である。
【図14】 この発明の実施の形態8によるリソース管
理方法の動作のフローチャートである。
【図15】 この発明の実施の形態9によるリソース管
理方法のリソース情報通知要求メッセージのフォーマッ
ト図である。
【図16】 この発明の実施の形態9によるリソース管
理方法の動作のフローチャートである。
【図17】 この発明の実施の形態10によるリソース
管理方法の動作のフローチャートである。
【図18】 従来の計算機立ち上げ時のリソース更新処
理のフローチャートである。
【図19】 従来の計算機のネットワークシステムの構
成図である。
【図20】 従来のリソース管理テーブルを示す図であ
る。
【図21】 従来の計算機内のリソース来歴管理テーブ
ルを示す図である。
【図22】 従来の新規リソース登録時の計算機の状態
を示すタイムチャートである。
【図23】 従来の立ち上げ報告メッセージおよびリソ
ース変更メッセージのフォーマット図である。
【図24】 従来の新規リソース登録時の計算機の状態
を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 通信媒体 2 通信制御装置 10,11 リソース変更メッセージ 12 ネットワークリソース管理テーブル 13 ローカルリソース管理テーブル 14 停止報告
メッセージ 15 現状報告メッセージ 16 リソース情
報通知要求メッセージ A〜F 計算機 FILEB,FI
LEC ファイル PRINTA プリンタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク内の計算機がそのネットワ
    ーク内で共有されるリソースの追加、削除等のリソース
    更新を行った時には、当該計算機がネットワーク内の他
    計算機に対して上記更新したリソースの定義情報を送信
    し、上記他計算機は受信した上記定義情報により自計算
    機内のリソース定義情報を更新することにより、更新さ
    れたリソースへのアクセスを可能とし、計算機の立ち上
    げ時に、その立ち上げ計算機が前回停止した時刻と今回
    立ち上がった時刻とからなる立ち上げ報告メッセージを
    ネットワーク内の他計算機へ報告し、上記メッセージの
    報告先計算機は、上記メッセージの報告元計算機の停止
    中に自計算機のリソースの更新を行っていた場合には、
    その更新したリソースの定義情報を上記報告元計算機へ
    送信してリソース定義情報を更新させ、上記報告先計算
    機が報告元計算機の停止中に立ち上がっていた場合に
    は、その立ち上げ時に送信したのと同じ立ち上げ報告メ
    ッセージを上記報告元計算機へ送信し、上記報告元計算
    機は上記報告先計算機が停止中に自計算機のリソースの
    更新を行っていた場合には、その更新したリソースの定
    義情報を上記報告先計算機へ送信してリソース定義情報
    を更新させるようにしたリソース管理方法において、上
    記定義情報を送信する場合に、リソースの追加/削除等
    の変更があった全てのリソースの定義情報を一括送信す
    るようにしたことを特徴とするリソース管理方法。
  2. 【請求項2】 ネットワーク内の計算機がそのネットワ
    ーク内で共有されるリソースの追加、削除等のリソース
    更新を行った時には、当該計算機がネットワーク内の他
    計算機に対して自計算機が管理するリソースの内少なく
    とも動作しているリソースの定義情報を一括送信し、上
    記他計算機は受信した上記定義情報により自計算機内の
    リソース定義情報を更新することにより、更新されたリ
    ソースへのアクセスを可能とし、計算機の立ち上げ時
    に、その立ち上げ計算機が前回停止した時刻と今回立ち
    上がった時刻とからなる立ち上げ報告メッセージをネッ
    トワーク内の他計算機へ報告し、上記メッセージの報告
    先計算機は、上記メッセージの報告元計算機の停止中に
    自計算機のリソースの更新を行っていた場合には、自計
    算機が管理するリソースの内少なくとも動作しているリ
    ソースの定義情報を上記報告元計算機へ一括送信してリ
    ソース定義情報を更新させ、上記報告先計算機が報告元
    計算機の停止中に立ち上がっていた場合には、その立ち
    上げ時に送信したのと同じ立ち上げ報告メッセージを上
    記報告元計算機へ送信し、上記報告元計算機は上記報告
    先計算機が停止中に自計算機のリソースの更新を行って
    いた場合には、自計算機が管理するリソースの内少なく
    とも動作しているリソースの定義情報を上記報告先計算
    機へ一括送信してリソース定義情報を更新させるように
    したことを特徴とするリソース管理方法。
  3. 【請求項3】 ネットワーク内の計算機がそのネットワ
    ーク内で共有されるリソースの追加、削除等のリソース
    更新を行った時には、当該計算機がネットワーク内の他
    計算機に対して上記更新したリソースの定義情報を送信
    し、他計算機は受信した上記定義情報により自計算機内
    のリソース定義情報を更新することにより、更新された
    リソースへのアクセスを可能とし、且つ、上記定義情報
    を送信する場合に、リソースの追加/削除等の変更があ
    った全てのリソースの定義情報を一括送信し、計算機の
    立ち上げ時に、その立ち上げ計算機は、自計算機が管理
    しているリソースの内少なくとも動作しているリソース
    の定義情報を他計算機へ一括送信し、他計算機は受信し
    たリソースの定義情報により自計算機内のリソース定義
    情報を更新すると共に、自計算機が管理しているリソー
    スの内少なくとも動作しているリソース定義情報を一括
    返信して立ち上げ計算機のリソースの定義情報を更新さ
    せるようにしたことを特徴とするリソース管理方法。
  4. 【請求項4】 ネットワーク内の計算機がそのネットワ
    ーク内で共有されるリソースの追加、削除等のリソース
    更新を行った時には、当該計算機がネットワーク内の他
    計算機に対して自計算機が管理するリソースの内少なく
    とも動作しているリソースの定義情報を一括送信し、他
    計算機は受信した上記定義情報により自計算機内のリソ
    ース定義情報を更新することにより、更新されたリソー
    スへのアクセスを可能とし、計算機の立ち上げ時に、そ
    の立ち上げ計算機は、自計算機が管理しているリソース
    の内少なくとも動作しているリソースの定義情報を他計
    算機へ一括送信し、他計算機は受信したリソースの定義
    情報により自計算機内のリソース定義情報を更新すると
    共に、自計算機が管理しているリソースの内少なくとも
    動作しているリソース定義情報を一括返信して立ち上げ
    計算機のリソースの定義情報を更新させるようにしたこ
    とを特徴とするリソース管理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項のリソース
    管理方法において、定義情報は、ネットワーク内で共有
    されるリソース毎に付与したネットワークアドレスを設
    定した定義情報としておき、定義情報を授受する場合に
    は、上記ネットワークアドレスによりリソースを判別す
    るようにしたことを特徴とするリソース管理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか1項のリソース
    管理方法において、定義情報は、計算機とこの計算機が
    管理しているリソースとを同一アドレスとする計算機ア
    ドレスを設定すると共に、上記リソースを区別するため
    のリソースIDを設定した定義情報としておき、定義情
    報を授受する場合には、上記計算機アドレスおよびリソ
    ースIDによりリソースを管理している計算機とリソー
    スとを判別するようにしたことを特徴とするリソース管
    理方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項のリソース
    管理方法において、計算機が停止する際には、その停止
    計算機が停止に関わる定義情報を送信する代わりに、計
    算機停止通知を他計算機へ送信し、停止通知を受けた他
    計算機は、その停止通知に応じて自計算機内のリソース
    定義情報を更新するようにしたことを特徴とするリソー
    ス管理方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項のリソース
    管理方法において、計算機が停止情報を送信できずに異
    常終了した場合、その異常計算機の管理するリソースに
    アクセスした計算機は、アクセスの失敗により上記リソ
    ースが停止状態であると判断し、その判断に応じて自計
    算機内のリソース定義情報を更新することを特徴とする
    リソース管理方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれか1項のリソース
    管理方法において、計算機が停止情報を送信できずに異
    常終了した場合、その異常計算機の管理するリソースに
    アクセスした計算機は、アクセスの失敗により上記リソ
    ースが停止状態であると判断し、その判断に応じて自計
    算機内のリソース定義情報を更新すると共に、他計算機
    に上記判断結果を通知し、通知を受けた他計算機におい
    ても、上記リソースにアクセスした計算機と同様に自計
    算機内のリソース定義情報を更新することを特徴とする
    リソース管理方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜7のいずれか1項のリソー
    ス管理方法において、計算機が停止情報を送信できずに
    異常終了した場合、その異常計算機の管理するリソース
    にアクセスした計算機は、アクセスの失敗により上記異
    常計算機が管理する全てリソースが停止状態であると判
    断し、その判断に応じて自計算機内のリソース定義情報
    を更新することを特徴とするリソース管理方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜7のいずれか1項のリソー
    ス管理方法において、計算機が停止情報を送信できずに
    異常終了した場合、その異常計算機の管理するリソース
    にアクセスした計算機は、アクセスの失敗により上記異
    常計算機が管理する全てのリソースが停止状態であると
    判断し、その判断に応じて自計算機内のリソース定義情
    報を更新すると共に、他計算機に上記判断結果を通知
    し、通知を受けた他計算機においても、上記リソースに
    アクセスした計算機と同様に自計算機内のリソース定義
    情報を更新することを特徴とするリソース管理方法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項のリソ
    ース管理方法において、任意の計算機から他計算機にリ
    ソース定義情報の通知要求を送信すると、上記他計算機
    は、上記受信した通知要求に応じて自計算機の管理する
    のリソース内少なくとも動作しているリソースの定義情
    報を返信し、上記任意の計算機は上記返信内容に応じて
    自計算機内のリソース定義情報を更新することを特徴と
    するリソース管理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8989184B2 (en) 2012-03-19 2015-03-24 Fujitsu Limited Message relay apparatus and method

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US8989184B2 (en) 2012-03-19 2015-03-24 Fujitsu Limited Message relay apparatus and method

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