JP2000003148A - 回転式表示装置 - Google Patents

回転式表示装置

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JP2000003148A
JP2000003148A JP16563598A JP16563598A JP2000003148A JP 2000003148 A JP2000003148 A JP 2000003148A JP 16563598 A JP16563598 A JP 16563598A JP 16563598 A JP16563598 A JP 16563598A JP 2000003148 A JP2000003148 A JP 2000003148A
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Japan
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rotating body
support
display device
base
base body
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Osamu Shimamoto
修 島本
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Daiichi Denki Sangyo Kk
NIPPON SEIGYO KK
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Daiichi Denki Sangyo Kk
NIPPON SEIGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価にでき、消費電力も少なくて済むととも
に、見やすくかつ信頼性に優れた広告スタンドなどの表
示装置を提供する。 【解決手段】 ベース体1に支柱11を立設し、この支柱
11に回転体13を回転自在に支持する。この回転体13は、
支柱11に固定したモーター28により回転駆動する。ベー
ス体1上には、回転体13を覆う透光性カバー4を取り付
ける。回転体13は、その下側のベース体1でのみ支持し
てあり、片持ちである。回転体13の外周部に、その回転
軸と平行な方向に並べて複数のLED19を設ける。回転
体13を高速で回転させるとともに、複数のLED19を所
定のタイミングで点灯および消灯させることにより走査
線方式で所定の画像を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、店頭広告などに用
いられる回転式表示装置に係わり、特に、回転体に設け
られた複数の発光素子を所定のタイミングで点灯および
消灯させることにより所定の画像を作成する回転式表示
装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、例えば店頭で広
告などのために用いられる表示装置のうち、LEDなど
の複数の発光素子を用い、これらのLEDの点灯および
消灯を制御することにより画像を作成するものは、平面
的なものが多かった。そして、多数のLEDを縦横にマ
トリックス状に配し、各位置のLEDの点灯および消灯
を制御することにより文字や絵などの画像を作成するよ
うにしている。また、各位置のLEDの点灯および消灯
を横方向あるいは縦方向に移動させることにより、画像
が流れていくように見えるようにすることも行われてい
る。
【0003】このように従来の表示装置では、LEDを
マトリックス状に配していたため、多数のLEDが必要
で、高価になる問題があった。また、多数のLEDを用
いているから消費電力も多く必要とする。さらに、表示
面が平面的であるため、特定の方向からしか表示を見る
ことができない。
【0004】また、例えば理髪店の店頭にあるような回
転式広告塔(表示装置)もあるが、従来のこの種の回転
式広告塔で、複数の発光素子により画像を作成するもの
はなかった。また、従来の回転式表示装置では、回転体
あるいはこの回転体を回転自在に支持する支軸を両持ち
すなわち両端部で支持している。そのため、当然支持部
が2つ必要で、部品点数が多くなり、コストがかさむ。
また、両持ちの場合、両支持部をどのように繋ぐかが問
題になる。例えば、両支持部を不透明な金属材料からな
る梁により繋いだ場合、表示に死角が生じるとともに、
外観性を損なう問題がある。特に他の建造物などとは独
立して設置されることが多いスタンド型の表示装置の場
合、問題である。一方、回転体を覆って透明な樹脂ある
いはガラスなどからなるカバーを設け、このカバーの両
端部に支持部を設けることも行われている。しかし、支
軸の材料としては、強度上金属が用いられることが多
く、カバーと支軸の材料の熱膨張率の相違による相対的
な寸法変化から、破損や動作不良を生じるおそれがあ
る。
【0005】このような問題を解決するには、回転体を
片持ちにすればよいが、片持ちにした場合、いかに回転
体の支持の安定性を確保して回転体の振動や傾きを防止
するかが課題となる。特に、回転体を高速で回転させな
ければならない場合は問題である。
【0006】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、安価にでき、消費電力も少なくて済むと
ともに、見やすくかつ信頼性に優れた回転式表示装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の回転式
表示装置は、前記目的を達成するために、ベース体と、
このベース体に立設された支柱と、この支柱に回転自在
に支持された回転体と、この回転体を回転駆動する駆動
装置と、前記ベース体上に設けられ前記回転体を覆う透
光性カバーと、前記回転体の外周部に設けられた複数の
発光素子と、前記回転体の回転中に前記複数の発光素子
を所定のタイミングで点灯および消灯させることにより
所定の画像を作成する制御装置とを備え、前記支柱をそ
の下側のベース体でのみ支持したものである。
【0008】駆動装置が回転体を回転させ、制御装置が
回転体に設けられた複数の発光素子を所定のタイミング
で点灯および消灯させることにより、走査線方式で画像
が作成される。回転体が回転自在に支持された支柱は、
その下側のベース体でのみ支持してあり、つまり片持ち
であり、ベース体上に設けられ回転体を覆う透光性カバ
ーには支持していない。したがって、支柱とカバーの材
料に熱膨張率の相違があったとしても、破損や動作不良
が生じるようなことはない。
【0009】請求項2の発明の回転式表示装置は、請求
項1の発明の回転式表示スタンドにおいて、前記駆動装
置および制御装置を前記回転体の内側に配設したもので
ある。
【0010】これにより、回転式表示装置全体が小型に
なる。請求項3の発明の回転式表示装置は、請求項1ま
たは2の発明の回転式表示スタンドにおいて、前記駆動
装置を前記支柱に固定したものである。
【0011】このように駆動装置をベース体などではな
く支柱に固定したことにより、振動や遊動が生じるにし
ても、駆動装置は支柱と一体的に振動ないし遊動するこ
とになる。これにより、回転体の振動や遊動が抑えら
れ、この回転体が安定性よく回転する。
【0012】
【発明の実施形態】以下、本発明の回転式表示装置の一
実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、
本実施例の回転式表示装置は、店頭の屋外などで広告ス
タンドとして用いられるものである。1はベース体で、
このベース体1は、ほぼ円板状に形成されており、この
ベース体1の外周面には、段差状のカバー取付部2が上
側に形成されているとともに、このカバー取付部2に円
環状のパッキン3が取り付けられている。4は防水や防
塵などを目的とした透光性カバーで、このカバー4は、
上下方向を軸方向とする円筒状のカバー本体5と、この
カバー本体5上に取り付けられたほぼ円板状の蓋体6と
からなっている。カバー本体5は透明な合成樹脂からな
っているが、蓋体6は不透明な合成樹脂からなってい
る。そして、前記カバー本体5は、前記ベース体1のカ
バー取付部2の外周側に下端部が嵌合され、さらにねじ
止めされることにより、ベース体1に着脱自在に取り付
けられるようになっている。なお、取り付けた状態で
は、防水用の前記パッキン3がカバー本体5の内周面に
密着する。また、前記蓋体6は、カバー本体5の上端部
外周側に嵌合され、さらにねじ止めされることにより、
このカバー本体5に着脱自在に取り付けられるようにな
っている。さらに、蓋体6内の周辺部には、カバー本体
5の上端に密着する防水用のパッキン7が設けられてい
る。
【0013】なお、本実施例では、ベース体1を基台8
上にボルト9により固定している。この基台8は、オプ
ション品であって必須のものではない。図7に示すよう
に、基台8ではなく、複数の脚体10をベース体1の下側
に設けてもよい。
【0014】また、前記ベース体1には、細長い円筒状
の支柱11が鉛直に立設されている。この支柱11は、ベー
ス体1に形成された取付孔1aに下端部が嵌合され、筒状
の固定具12によりベース体1に固定されており、カバー
4には係わっていない。すなわち、支柱11は、その下側
のベース体1でのみ支持されており、片持ちになってい
る。そして、支柱11には、回転体13が水平回転自在に支
持されている。この回転体13は、前記カバー4により覆
われている。この回転体13は、支柱11の下部および上部
に水平な下部支持枠14および上部支持枠15がベアリング
16,17により回転自在に支持されている。そして、これ
ら支持枠14,15の外周部に、計8本の縦枠18が互いに45
°ずつ離して鉛直に固定されている。これらの縦枠18の
うち互いに90°ずつ離れた計4本の縦枠18の外側の面に
は、発光素子であるLED19がそれぞれ上下方向に並べ
て設けられている。各縦枠18には128個のLED19があ
り、合計で512個のLED19がある。また、各縦枠18の
下端および上端に掛け渡して下部リング20および上部リ
ング21が水平に固定されている。これらリング20,21は
回転体13の回転軸をなす支柱11を中心とする円環状にな
っているが、特に下部リング20には、多数の貫通孔22が
支柱11を中心とする円周上に等間隔で並べて形成されて
いる。さらに、隣接する縦枠18間には、水平断面円弧状
の覆い板23がそれぞれ取り付けられている。全ての縦枠
18および覆い板23は、全体として円筒状をなす。また、
縦枠18および覆い板23の表面は黒色にしてある。なお、
覆い板23は、縦枠18の両側部に形成された上下方向の溝
部24に両側部が挿入されて着脱自在に取り付けられてい
る。
【0015】また、前記下部支持枠14の下方に位置して
支柱11には、モーター支持台26がボルト27などにより固
定されている。そして、このモーター支持台26の下側
に、前記回転体13を回転駆動する駆動装置であるモータ
ー28が固定されている。このモーター28は、上方へ突出
し水平に回転する出力軸29を有しており、この出力軸29
にタイミングプーリー30が固定されている。一方、下部
支持枠14の下側には別のタイミングプーリー31がボルト
32などにより固定されており、このプーリー32と前記モ
ーター28のプーリー30との間に無端のタイミングベルト
33が掛け渡してある。これにより、モーター28の出力軸
29から回転体13に回転が伝達されて、この回転体13が回
転するようになっている。なお、この回転は、例えば1
秒間に30回転である。
【0016】また、前記両支持枠14,15の間に位置して
支柱11には、基板支持枠36が固定具37などにより固定さ
れている。そして、この基板支持枠36には、コイルなど
からなる電源回路を形成する電源回路基板38と、制御回
路を形成する制御回路基板39とが固定されている。ま
た、前記下部支持枠14上には、LED駆動回路を構成す
るLED駆動回路基板40が固定されている。
【0017】以上のように、駆動装置であるモーター28
や各種回路基板38,39,40は、筒状の回転体13の内側に配
設してある。
【0018】また、固定側と回転体13側との間の電気的
接続のために、前記支柱11の上端部に電気的接続の回転
摺動部である水銀ブラシ46が設けられている。この水銀
ブラシ46は、本体部47と、この本体部47の下部外周側に
固定されたベース部48とを有しているとともに、本体部
47から下方へ突出する固定側端子部49と、本体部47から
上方へ突出する回転側端子部50とを有している。本体部
47に対して固定した固定側端子部49はパイプ状の支柱11
内に位置しており、本体部47に対して水平回転自在の回
転側端子部50は支柱11外に位置している。また、支柱11
の上端部に径方向外周側へ向けて固定されたピン51が、
支柱11の上端部外周側に嵌合されたベース部48の下部に
形成された切欠き部52に下側から嵌まっており、これに
より、水銀ブラシ46の本体部47が支柱11に対して回り止
めされている。すなわち、水銀ブラシ46の本体部47は支
柱11に対して強固に固定されているわけではないが、こ
れは、支柱11の振動や傾きなどが水銀ブラシ46に極力影
響しないようにし、破損を防止するためである。そし
て、前記電源回路基板38あるいは制御回路基板39などか
らの配線が支柱11内を通して前記固定側端子部49に接続
されており、前記回転側端子部49からの配線が回転体13
側にある前記LED駆動回路基板40に接続されている。
さらに、水銀ブラシ46を上側から覆うキャップ53がボル
ト54により上部支持枠14上に着脱自在に固定されてい
る。なお、水銀ブラシ46は、前述のように支柱に対して
容易に着脱でき、故障したときには交換可能である。
【0019】また、前記ベース体1上には、支持具56な
どを介してセンサー基板57が固定されている。このセン
サー基板57には、反射型光学式センサー58と対向型光学
式センサー59と赤外線受光器60とCDS61とが搭載され
ている。前記LED19を設けた縦枠18のうちの一つに
は、下部の内側の面に白い反射板62を設けてあるが、前
記反射型光学式センサー58は、反射板62が対向している
ときにこの反射板62からの反射光を受光することにより
反射板62を検出するものである。これにより、回転体13
の回転に際してその原点位置が求められる。一方、前記
対向型光学式センサー59は、その発光部と受光部との間
に前記下部リング20が位置し、この下部リング20の貫通
孔22を検出することにより、前記原点位置からの回転体
13の回転角度を検出するためのものである。また、赤外
線受光器60は、リモコン装置からの赤外線信号を受光す
るものである。さらに、CDS61は、周囲の明るさすな
わち夜であるか昼であるかなどを検出するためのもので
ある。これにより、LED19の輝度が調整される。
【0020】さらに、前記ベース体1の下側には、電源
コードを接続する電源端子66と、パソコンからのケーブ
ルを接続するパソコン接続端子(コネクタ)67とが設け
られている。
【0021】つぎに、本回転式表示装置の制御システム
の概略を図6に基づいて説明する。なお、ここで説明す
るのは、LED19の点灯および消灯の制御に係わるもの
ののみである。本回転式表示装置は、リモコン装置71の
操作により動作する。リモコン装置71から送られる赤外
線信号は赤外線受光器60により受光されるが、それに基
づいて、制御回路基板39に設けられたマイコンのCPU
などからなる制御装置72がLED19を点灯ないし消灯さ
せるLED駆動回路73などの動作を制御する。図6には
図示していないが、制御装置72は、モーター駆動回路を
介してのモーター28の起動および停止も制御する。回転
する回転体13に設けられたLED19により作成される画
像は、画像用ROM74または他のメモリー75に記憶され
た画像データに基づいて作成される。なお、画像用RO
M74は、前記制御回路基板39に例えば4つ設けられたソ
ケットに着脱自在に装着されるもので、それぞれ最大4
つの画像データを予め書き込んであり、画像用ROM74
を交換することにより、表示する画像を適宜変えられる
ようになっている。一方、パソコン接続端子67にパソコ
ン76を接続することにより、このパソコン76を用いて表
示する画像データを直接編集することも可能である。な
お、パソコン76を用いて編集を行う場合、写真などを取
り込むことももちろん可能である。また、編集された画
像データは、不揮発性の画像用ROM74あるいは他のメ
モリー75に保存される。
【0022】そして、モーター28の駆動により回転体13
が回転するとき、反射型光学式センサー58が回転体13の
反射板62を検出することにより、制御装置72は、回転体
13の回転に際しての原点位置を求める。また、対向型光
学式センサー59が検出する回転体13の下部リング20の貫
通孔22を検出することにより、制御装置72は、貫通孔22
をカウントして回転体13の前記原点位置からの回転角度
を求める。そして、制御手段72は、画像用ROM74また
は他のメモリー75に記憶された画像データに基づいて、
所定の高さにあるLED19が所定の回転角度位置に達し
たときに、このLED19を点灯させ、他の位置ではLE
D19を消灯させる。このようにして制御手段72が回転体
13の回転中に所定のタイミングで各LED19を点灯およ
び消灯させることにより、図2に示すように、回転体13
の表面からなる表示面に走査線方式で所定の画像が作成
される。そして、LED19は、回転体13において45°ず
つ離れて4列あるのみであるが、回転体13が毎秒30回転
と高速で回転しているため、人間の目には安定した静止
画像が見える。なお、LED19の点灯位置を全体的にず
らしていくことにより、表示が所定の速さで流れていく
ように見せることも可能であり、動画の作成も可能であ
る。また、単色表示の他、3原色のLED19を一つの画
素として組み合わせて設け、各画素における各LED19
の点灯および消灯あるいは輝度を調整すれば、カラー画
像を作成することも可能である。
【0023】詳しくは説明しないが、前記リモコン装置
71による操作では、電源のオンオフ、複数ある画像デー
タの選択および設定などが行える。基本的な画像として
はメニュー画面があり、このメニュー画面では、時刻合
わせ、数値設定、運転設定および画面設定などが行え
る。数値設定は、いくつかの画像に対して使えるもの
で、例えば、図2に示す例で、値段を示す「380」を他
の数値に変える類のものである。また、画像用ROM74
または他のメモリー75には、例えば16までの複数の画像
データを記憶させておくことができるが、これら複数の
画像データすなわちチャンネルの選択も画面設定により
行える。
【0024】以上のように、本回転式表示装置によれ
ば、回転体13の外周部に複数のLED19を回転軸方向に
沿って配設し、この回転体13を回転させるとともに、各
LED19を所定のタイミングで点灯および消灯させて所
定の画像を走査線方式で作成するので、静止した表示面
全体にLEDを縦横に並べて配設したマトリックス方式
に比べて、表示面全体の面積が同じであってもLED19
の数が大幅に少なくて済む。回転体13を回転させるため
のモーター28およびその消費電力が必要ではあるが、そ
れを含めても、LED19の数の大幅な低減により、コス
トを大幅に低減できて安価にできるとともに、消費電力
も大幅に低減できる。なお、総電力は例えば150W程
度、モーター28は10W程度である。
【0025】また、回転体13を回転自在に支持する支柱
11は、その下側のベース体1でのみ支持したので、つま
り片持ちにしたので、この支持のための部品が少なくて
済み、よりいっそうコストを低減できる。そして、支柱
11をカバー4には支持していないことにより、支柱11の
材料が金属、カバー4の材料が合成樹脂であって、両者
の熱膨張率に差があるにもかかわらず、気温の変動など
による熱膨張に起因して破損や作動不良が生じることを
防止でき、信頼性が向上する。
【0026】また、表示面が円筒形状の回転体13により
形成される上、この回転体13を支持する支柱11が前述の
ように片持ちであることにより、支持用の梁などにより
死角が生じることもないので、360°あらゆる方向から
表示を見ることができ、見やすい表示とできる。
【0027】また、回転体13を回転駆動するモーター28
をベース体1などではなく支柱11に固定したので、振動
や遊動が生じるにしても、モーター28は支柱11と一体的
に振動ないし遊動することになる。これにより、回転体
13の振動や遊動あるいは傾きが抑えられ、この回転体13
が毎秒30回転と高速回転するものであるにもかかわら
ず、安定性よく回転する。
【0028】また、駆動装置であるモーター28や、制御
装置72を含めて各種回路基板38,39,40は、筒状の回転体
13の内側に配設したので、回転式表示装置全体をコンパ
クトにできる。基台8は、オプション部品に過ぎず、そ
の内部には何もない。このように回転式表示装置全体を
小型化すれば、梱包、輸送などの点で有利である。
【0029】また、固定している支柱11側と回転体13側
との電気的接続のために水銀ブラシ46を用いたので、電
気的接続の信頼性を高いものとできる。
【0030】さらに、モーター28から回転体13への動力
伝達にプーリー30,31およびタイミングベルト33を用い
たので、ギヤを用いた場合に比べ、作動音を静かにでき
る。
【0031】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、発光素子としてLED19を用いたが、
LED19以外の発光素子を用いてもよい。また、発光素
子の総数や列数あるいは回転体の回転数は、前記実施例
のものには限らず、要求される解像度などに応じて適宜
決められるものである。その他、細部の構成について
も、前記実施例は一例にすぎず、種々の構成を採り得
る。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明の回転式表示装置によれ
ば、ベース体に支柱を立設し、この支柱に回転体を回転
自在に支持し、ベース体上に回転体を覆う透光性カバー
を設け、回転体の外周部に複数の発光素子を設け、駆動
装置の駆動により回転体が回転しているときに、制御装
置により複数の発光素子を所定のタイミングで点灯およ
び消灯させて所定の画像を走査線方式で作成するので、
マトリックス方式に比べて発光素子の数が少なくて済
み、安価にできるとともに、消費電力も少なくできる。
また、支柱をその下側のベース体でのみ支持したので、
支持のための部品が少なくて済み、よりいっそうコスト
を低減できるとともに、支柱を透光性カバーには支持し
ていないことにより、支柱とカバーの材料に熱膨張率の
相違があったとしても、破損や動作不良が生じるような
ことはなく、信頼性が向上する。また、回転式の表示装
置である上、支柱が片持ちであるために支持用の梁など
により死角が生じることもないので、あらゆる角度から
見える見やすい表示装置とできる。
【0033】さらに、請求項2の発明の回転式表示装置
によれば、駆動装置および制御装置を回転体の内側に配
設したので、回転式表示装置全体を小型化できる。
【0034】また、請求項3の発明の回転式表示装置に
よれば、駆動装置を支柱に固定したので、振動や遊動が
生じるにしても、駆動装置は支柱と一体的に振動ないし
遊動することにより、回転体の振動や遊動を抑制でき、
したがって、この回転体を安定して回転させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転式表示装置の一実施例を示す断面
図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】同上回転体の斜視図である。
【図4】同上水銀ブラシ付近の斜視図である。
【図5】同上センサー基板付近の斜視図である。
【図6】同上制御システムの概略を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明の回転式表示スタンドの他の実施例を示
す下部の側面図である。
【符号の説明】
1 ベース体 4 透光性カバー 11 支柱 13 回転体 19 LED(発光素子) 28 モーター(駆動装置) 72 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C096 AA01 AA28 BA04 BB08 BB22 BB29 BB45 BC02 BC18 CA06 CA18 CB02 CC06 CC17 CC22 CD06 CD14 DA01 DA02 DA04 DB06 DB10 DB18 DB26 DC06 DC07 DC30 EB02 EB03 EB06 FA02 FA09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース体と、このベース体に立設された
    支柱と、この支柱に回転自在に支持された回転体と、こ
    の回転体を回転駆動する駆動装置と、前記ベース体上に
    設けられ前記回転体を覆う透光性カバーと、前記回転体
    の外周部に設けられた複数の発光素子と、前記回転体の
    回転中に前記複数の発光素子を所定のタイミングで点灯
    および消灯させることにより所定の画像を作成する制御
    装置とを備え、前記支柱をその下側のベース体でのみ支
    持したことを特徴とする回転式表示装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動装置および制御装置を前記回転
    体の内側に配設したことを特徴とする請求項1記載の回
    転式表示装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動装置を前記支柱に固定したこと
    を特徴とする請求項1または2記載の回転式表示装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030033204A (ko) * 2001-10-19 2003-05-01 주식회사좋은인상 회전형 광표시 요소를 구비한 표시장치
KR100985222B1 (ko) 2009-11-26 2010-10-05 (주)엘이디웍스 회전형 디스플레이어의 엘이디모듈 수납장치
JP2011209666A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Kazuo Takagi 画像の移動式サインポール
KR101933545B1 (ko) 2015-12-15 2019-01-07 도아기업주식회사 구조가 개선된 회전형 정보게시대
KR102349485B1 (ko) * 2021-07-05 2022-01-10 김윤태 디스플레이용 전원선 꼬임 방지장치

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