WO2010146661A1 - 無線通信システム - Google Patents

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田中 良紀
義博 河▲崎▼
好明 太田
政世 清水
勝正 杉山
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Abstract

 無線通信量を削減して、通信品質の向上を図る。 無線通信システム(1)は、中継局(10)、第1の無線基地局(20)、第2の無線基地局(30)、ゲートウェイ装置(40)及び移動局(2)を備える。ゲートウェイ装置(40)は第1の無線基地局(20)と第2の無線基地局(30)と有線で接続し、第1の無線基地局(20)と第2の無線基地局(30)とは有線で接続する。中継局(10)は、第1の無線基地局(20)と無線で接続し、第1の無線基地局(20)を経由して、中継通信を行う。中継局(10)の配下の移動局(2)が、第2の無線基地局(30)へハンドオーバを実行する場合、第1の無線基地局(20)は、移動局(2)に送信が未完了のデータを、自局で折り返してハンドオーバ先の第2の無線基地局(30)へ転送して、データ転送経路の切り替えを行う。

Description

無線通信システム
 本発明は、無線通信システムに関する。無線通信システムとして、例えば、移動通信システムが含まれる。
 携帯電話などの移動通信システムは、基地局が送受信可能な範囲からなるエリア(セル)を複数組み合わせて広いエリアをカバーし、移動局の移動に伴って基地局を切り替えながら通信を継続する、セルラー方式が主流となっている。
 現在はCDMA(Code Division Multiple Access)方式による第3世代移動通信方式がサービスを開始しており、より高速な通信を可能とする、次世代移動通信方式の検討が盛んに検討されている。
 一方、3GPP(3rd Generation Partnership Project)においては、LTE(Long Term Evolution)が、さらにその発展版であるLTE-advancedと呼ばれる高速無線サービスが検討されている。LTE-advancedでは、高スループット化や不感地帯での特性改善手法として、中継局(リレー)の導入が予定されている。
 中継局の構成としては、移動局からその存在が認識できないようにする構成も可能であるが、3GPPにおいては、通常の無線基地局と同等に動作する構成が主に検討されている。この場合、中継局の上位に位置する基地局は、中継局から見るとルータのように、単なる接続点として振る舞うことになる。
 従来技術としては、中継局が配置された無線通信システムにおいて、シグナリング量を削減し、移動局の送信回数を軽減する技術が提案されている(特許文献1)。
特開2009-81513号公報(段落番号〔0035〕~〔0047〕、第1図、第2図)
 LTE及びLTE-advanced共に、各基地局は、ハンドオーバや干渉制御のために、互いに通信を行う場合がある。基地局間の通信インタフェースは、X2インタフェースとして規定されている。
 図9は基地局間インタフェースを示す図である。無線ネットワーク5aは、基地局eNB0~eNB4を含む。LTEのX2インタフェースでは、基地局間は有線で接続されることになる。図の場合、基地局eNB0は、有線伝送路X2-1~X2-4を介して、基地局eNB1~eNB4とそれぞれ接続している。
 なお、簡単のため、基地局eNB0から基地局eNB1~eNB4へのインタフェースのみを示しているが、実際には各基地局が他の基地局へそれぞれ接続されるので、メッシュ状の結線となる。
 基地局eNB0が他の基地局と通信を行う場合、X2インタフェースにより有線を用いて通信を行う。例えば、基地局eNB0が基地局eNB1と通信を行うのであれば有線伝送路X2-1を用い、基地局eNB2と通信を行うのであれば有線伝送路X2-2を用いることになる。
 このように、X2インタフェースによる基地局間の通信は、通常は有線で行われるが、上述のような、基地局と同等に動作する中継局が存在する場合には、中継局と上位基地局との間は無線で接続するため、X2インタフェースの一部の区間に無線が含まれることになる。
 図10は中継局が存在する基地局間インタフェースを示す図である。無線ネットワーク5bは、基地局eNB0~eNB4、中継局RN及び移動局UEを含む。
 中継局RNは、通常の基地局と同等の動作を行う。また、中継局RNには、上位基地局が存在し(ここでは基地局eNB0とする。なお、上位基地局はDonorとも呼ばれる)、中継局RNと上位基地局eNB0とは、無線伝搬路X2-5で接続する。中継局RNの配下には、移動局UEが存在している。
 中継局RNが、他基地局として基地局eNB1~eNB4と通信を行うときは、上位基地局eNB0を経由することになるので、有線通信だけでなく無線通信も含まれる。例えば、中継局RNが基地局eNB1と通信を行う際には、無線伝搬路X2-5及び有線伝送路X2-1が使用される。
 一方、X2インタフェースは、制御情報の伝送の他に、ハンドオーバ時のユーザデータの転送(Forwarding)にも用いられる。ユーザデータ(以下、単にデータと表記)の転送とは、ハンドオーバ元の基地局で移動局に送信が完了していないデータを、ハンドオーバ先の基地局に転送することである。
 このような転送制御をすることで、ハンドオーバ完了時に移動先基地局から転送されたデータを移動局に送信することが可能となり、ハンドオーバに伴うデータの損失を防ぐことができる。
 ここで、移動元基地局が中継局であるとすると、データは上位基地局を介して中継局に伝送されるが、ハンドオーバに伴うデータ転送の際には、このデータは再び上位基地局に送り返され、そこからハンドオーバ先の基地局に転送される経路を経ることになる。
 したがって、上述のような中継局がある場合のハンドオーバでは、上位基地局から中継局へ向かう無線通信と、中継局から上位基地局へ向かう無線通信とを行ってデータ転送を実行することになるので、無線伝搬路の効率的な使用という観点から望ましくない。
 図11は無線ネットワーク上のハンドオーバの様子を示す図である。無線ネットワーク5cは、上位基地局eNB0、基地局eNB1、ゲートウェイ装置GW、中継局RN及び移動局UEを含む。上位基地局eNB0と基地局eNB1とゲートウェイ装置GWは、互いに有線伝送路で接続する。また、上位基地局eNB0と中継局RNは、無線伝搬路で接続し、中継局RNの配下に移動局UEが存在している。
 なお、図中の太矢印線は、移動局UEが中継局RNから基地局eNB1へハンドオーバする際に、ゲートウェイ装置GWから出力されたデータの転送経路を示している。
 図12はハンドオーバのシーケンスを示す図である。無線ネットワーク5c上で移動局UEが中継局RNから基地局eNB1へハンドオーバする場合のシーケンスを示している。なお、太矢印線はデータ、細矢印線は制御情報を表す。
 〔S101〕ゲートウェイ装置GWは、移動局UEへ向けてデータを送信する。データは、上位基地局eNB0へ向けて送信され、上位基地局eNB0で受信処理及び送信処理が行われて中継局RNへ送信される。その後、中継局RNで受信処理及び送信処理が行われて移動局UEへ送信される。
 〔S102〕移動局UEは、ハンドオーバ実行時、周辺基地局から送信される電波の受信レベルを測定し、受信レベル測定情報をMeasurement Reportに含ませて中継局RNへ送信する。
 〔S103〕中継局RNは、Measurement Reportを受信すると、移動局UEがハンドオーバを実行しようとしていることを認識し、受信レベル測定情報にもとづいて、受信レベルの良好なハンドオーバ先候補に基地局eNB1があることを認識する。
 中継局RNは、HO Request(ハンドオーバ要求シグナリング)を、基地局eNB1に対して送信する。HO Requestは、上位基地局eNB0を経由して、基地局eNB1へ送信される。
 〔S104〕基地局eNB1は、HO Requestを受信すると、ハンドオーバ可否を判断する。ここではハンドオーバ可能であるとしてHO OK(ハンドオーバ許可シグナリング)を返信する。HO OKは、上位基地局eNB0を経由して、中継局RNへ送信される。
 〔S105〕中継局RNは、HO OKの内容からハンドオーバ先として基地局eNB1を決定し、その結果をHO Command(ハンドオーバ命令)により、移動局UEへ通知する。
 〔S106〕中継局RNは、移動局UEにHO Commandによりハンドオーバを指示した後、ゲートウェイ装置GWから伝送された、移動局UEにまだ送信が完了していないデータを、ハンドオーバ先の基地局eNB1へ転送する。データは、上位基地局eNB0で受信処理及び送信処理が行われて、基地局eNB1へ送信される。
 〔S107〕移動局UEでは、HO Commandの内容から基地局eNB1がハンドオーバ可能であると認識して、基地局eNB1へ向けてハンドオーバを実行し、HO Complete(ハンドオーバ完了シグナリング)を基地局eNB1へ送信する。
 〔S108〕基地局eNB1は、HO Completeを受信すると、ゲートウェイ装置GWに対して、データの送信先切替シグナリングであるPath SWを送信する。
 〔S109〕ゲートウェイ装置GWは、Path SWを受信すると、データの送信先を上位基地局eNB0から基地局eNB1に切り替えて、基地局eNB1に向けてデータを送信する。送信先切り替え後のデータは、基地局eNB1を経由して移動局UEへ送信される。
 ここで、上記で示したようなハンドオーバ・シーケンスでは、ステップS106のように、中継局RNと上位基地局eNB0間で無線データが伝送されることになる。すると、中継局RNと上位基地局eNB0間の無線伝搬路の無線通信量が増加して、他局からの干渉や他局へ与える干渉のレベルが上昇し、通信品質の劣化を招くといった問題があった。また、無線通信の場合は、無線回線の確立などの処理に要する遅延が大きいので、頻繁に無線通信を行うと処理遅延が増大するといった問題もある。
 なお、上記では、ハンドオーバを例にして説明したが、その他の通信制御であっても同様の問題が生じえる。
 本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、中継局と基地局との間の無線通信量を削減して、通信品質の向上を図った無線通信システムを提供することを目的とする。
 上記課題を解決するために、無線通信システムが提供される。無線通信システムは、第1の無線基地局と、第2の無線基地局と、前記1の無線基地局と無線で接続し、前記第1の無線基地局を経由して中継通信を行う中継局とを備える。
 ここで、中継局の配下の移動局が、第2の無線基地局へハンドオーバを実行する場合、第1の無線基地局は、移動局に送信が未完了のデータを、自局で折り返してハンドオーバ先の第2の無線基地局へ転送して、データ転送経路の切り替えを行う。
 中継局と基地局との間の無線通信量を削減して、通信品質の向上を図ることが可能になる。
 本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
無線通信システムの構成例を示す図である。 中継局の構成例を示す図である。 上位基地局の構成例を示す図である。 通信シーケンスを示す図である。 通信シーケンスを示す図である。 通信シーケンスを示す図である。 通信シーケンスを示す図である。 通信シーケンスを示す図である。 基地局間インタフェースを示す図である。 中継局が存在する基地局間インタフェースを示す図である。 無線ネットワーク上のハンドオーバの様子を示す図である。 ハンドオーバのシーケンスを示す図である。
 以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は無線通信システムの構成例を示す図である。無線通信システム1は、中継局10、上位基地局(第1の無線基地局)20、基地局(第2の無線基地局)30、ゲートウェイ装置40及び移動局2を備える。ゲートウェイ装置40は、基幹ネットワーク内に存在しており、上位基地局20と基地局30と有線で接続する。また、上位基地局20と基地局30は、有線で接続する。さらに、中継局10は、上位基地局20と無線で接続し、上位基地局20を経由して、中継通信を行う。
 中継局10の配下の移動局2が、基地局30へハンドオーバを実行する場合、上位基地局20は、移動局2に送信が未完了のデータを、自局で折り返してハンドオーバ先の基地局30へ転送して、データ転送経路の切り替えを行う。
 ここで、図11と比較すると、図11では、移動局UEが、基地局eNB1へハンドオーバを実行する場合、移動局UEに送信が完了していないデータは、中継局RNで折り返されてから上位基地局eNB0を経由して基地局eNB1へ送信されている。
 これに対し、無線通信システム1では、上位基地局20で折り返して基地局30へデータを送信する。これにより、無線通信システム1では、中継局10と上位基地局20との間の無線通信量を削減することが可能になる。
 次に無線通信システム1における中継局10及び上位基地局20の構成及び動作について詳しく説明する。図2は中継局10の構成例を示す図である。中継局10は、通信制御部11を備える。通信制御部11は、データ処理部11aと制御情報処理部11bを含む。また、制御情報処理部11bは、ハンドオーバ処理部11b-1を含む。
 通信制御部11は、移動局2または上位基地局20との通信制御を行う。データ処理部11aは、データの送受信処理を行い、制御情報処理部11bは、制御情報の送受信処理を行う。
 ハンドオーバ処理部11b-1は、配下の移動局2がハンドオーバを行う場合にハンドオーバを行うためのシグナリングを生成する。また、後述の仮想的なハンドオーバに関するシグナリングの送受信処理も行う。
 図3は上位基地局20の構成例を示す図である。上位基地局20は、通信制御部21を備える。通信制御部21は、データ処理部21a、制御情報処理部21b及びルータ21c(経路切替部に該当)を含む。また、制御情報処理部21bは、ハンドオーバ処理部21b-1を含む。
 通信制御部21は、移動局2との通信制御または他基地局やゲートウェイ装置40との通信制御を行う。データ処理部21aは、データの送受信処理を行い、制御情報処理部21bは、制御情報の送受信処理を行う。
 制御情報処理部21bは、ゲートウェイ装置40から送信されたデータが、自局宛か移動局宛かを判定し、ルータ21cの経路を切り替える。自局宛ならばデータ処理部21aへ出力する方向に切り替え、移動局宛ならば中継局10へ出力する方向に切り替える。ルータ21cは、制御情報処理部21bの切り替え指示にもとづき、データの出力方向を切り替える。
 データ処理部21aは、制御情報処理部21bの指示にもとづき、所定の基地局に対して、データを転送する。なお、図では転送先が基地局30としているが、転送先に複数の基地局がある場合には、複数の基地局と接続し、所望の基地局につながるポートからデータを転送する。ハンドオーバ処理部21b-1は、後述の仮想的なハンドオーバに関するシグナリングの送受信処理を行う。
 図4は通信シーケンスを示す図である。ハンドオーバ元の中継局10で移動局2に送信が完了していないデータを、ハンドオーバ先の基地局30に転送するデータ転送を上位基地局20で行う場合のシーケンスを示している。なお、以降に示すシーケンス図では、太矢印線はデータ、細矢印線は制御情報を表すものとする。
 〔S1〕ゲートウェイ装置40は、移動局2へ向けてデータを送信する。データは、上位基地局20へ向けて送信され、上位基地局20で受信処理及び送信処理が行われて中継局10へ送信される。その後、中継局10で受信処理及び送信処理が行われて移動局2へ送信される。
 〔S2〕移動局2は、ハンドオーバ実行時、周辺基地局から送信される電波の受信レベルを測定し、受信レベル測定情報をMeasurement Reportに含ませて中継局10へ送信する。
 〔S3〕中継局10は、Measurement Reportを受信すると、移動局2がハンドオーバを実行しようとしていることを認識し、受信レベル測定情報にもとづいて、受信レベルの良好なハンドオーバ先候補に基地局30があることを認識する。中継局10は、HO Requestを、基地局30に対して送信する。HO Requestは、上位基地局20を経由して、基地局30へ送信される。
 〔S4〕基地局30は、HO Requestを受信すると、ハンドオーバ可否を判断し、ハンドオーバ可能であるとしてHO OKを返信する。HO OKは、上位基地局20を経由して、中継局10へ送信される。
 〔S5〕中継局10は、HO OKの内容からハンドオーバ先として基地局30を決定し、その結果をHO Commandにより、移動局2へ通知する。
 〔S6〕上位基地局20は、ゲートウェイ装置40から伝送された、まだ移動局2に送信が完了していないデータを、ハンドオーバ先の基地局30へ転送する。
 〔S7〕移動局2では、HO Commandの内容から基地局30がハンドオーバ可能であると認識して、基地局30へ向けてハンドオーバを実行し、HO Completeを基地局30へ送信する。
 〔S8〕基地局30は、HO Completeを受信すると、ゲートウェイ装置40に対して、データの送信先切替シグナリングであるPath SWを送信する。
 〔S9〕ゲートウェイ装置40は、Path SWを受信すると、データの送信先を上位基地局20から基地局30に切り替えて、移動局2向けのデータを基地局30へ送信する。データは、基地局30で受信処理及び送信処理が行われて、移動局2へ送信される。
 上記で説明したように、中継局10は、移動局2が基地局30へハンドオーバを実行する旨を認識すると、基地局30へハンドオーバを指示する。このとき、上位基地局20は、ステップS6のように、ゲートウェイ装置40から移動局2に向けてのデータを、自局で折り返して基地局30へ転送するように、データ転送経路の切り替えを行う構成とした。このようにすることで、中継局10と上位基地局20間の無線データの無線通信量を削減することが可能になる。
 次にデータ転送の経路切り替えを行う場合に、中継局10と上位基地局20との間で、仮想的なハンドオーバに関するハンドオーバシグナリング通信を行って、経路切り替えを行う場合について説明する。
 図5は通信シーケンスを示す図である。
 〔S10〕ゲートウェイ装置40は、移動局2へ向けてデータを送信する。データは、上位基地局20へ向けて送信され、上位基地局20で受信処理及び送信処理が行われて中継局10へ送信される。その後、中継局10で受信処理及び送信処理が行われて移動局2へ送信される。
 〔S11〕移動局2は、ハンドオーバ実行時、周辺基地局から送信される電波の受信レベルを測定し、受信レベル測定情報をMeasurement Reportに含ませて中継局10へ送信する。
 〔S12〕中継局10は、Measurement Reportを受信すると、移動局2がハンドオーバを実行しようとしていることを認識し、受信レベル測定情報にもとづいて、受信レベルの良好なハンドオーバ先候補に基地局30があることを認識する。中継局10は、HO Requestを、基地局30に対して送信する。HO Requestは、上位基地局20を経由して、基地局30へ送信される。
 〔S13〕基地局30は、HO Requestを受信すると、ハンドオーバ可否を判断し、ハンドオーバ可能であるとしてHO OKを返信する。HO OKは、上位基地局20を経由して、中継局10へ送信される。
 〔S14〕中継局10は、HO OKの内容からハンドオーバ先として基地局30を決定し、その結果をHO Commandにより、移動局2へ通知する。
 〔S15〕中継局10は、移動局2にHO Commandによりハンドオーバを指示した後、データ転送の経路を切り替えるために、上位基地局20に対して仮想的なハンドオーバを要求し、Virtual HO Requestを上位基地局20に送信する。Virtual HO Requestを受信した上位基地局20は、仮想的なハンドオーバの応答シグナリングとしてVirtual HO Responseを中継局10に返信する(図では、Virtual HO Responseとして、許可シグナリングであるVirtual HO OKを返信している)。
 ここで、中継局10と上位基地局20との間で、Virtual HO RequestとVirtual HO Responseとをやりとりして、中継局10から上位基地局20へハンドオーバするためのハンドオーバシグナリング通信が行われている。
 中継局10は、移動局2のハンドオーバを認識すると、ハンドオーバ先の基地局30に対して移動局2のハンドオーバを要求する。この場合、中継局10と上位基地局20との間で、上記のようなハンドオーバシグナリング通信を実施することで、中継局10から上位基地局20へのハンドオーバと、上位基地局20から基地局30へのハンドオーバとの2度のハンドオーバが実行されることになり、これにより、中継局10から基地局30へのハンドオーバを実現させている。
 このように、ネットワーク側で複数の段階を踏んでハンドオーバを行うことを、ここでは仮想的なハンドオーバと呼んでいる。仮想的なハンドオーバは移動局2には知らされず、ネットワーク内でのみ実行される。
 したがって、ネットワーク側では、中継局10から上位基地局20へ、さらに上位基地局20から基地局30へと2度のハンドオーバを実行することになるが、移動局2に対しては、中継局10から基地局30への1度のハンドオーバのみを実行するだけである。
 〔S16〕上位基地局20は、ゲートウェイ装置40から伝送された、移動局2にまだ送信が完了していないデータを、ハンドオーバ先の基地局30へ転送する。
 〔S17〕移動局2は、HO Commandの内容から基地局30がハンドオーバ可能であると認識して、基地局30へ向けてハンドオーバを実行し、HO Completeを基地局30へ送信する。
 〔S18〕基地局30は、HO Completeを受信すると、ゲートウェイ装置40に対して、データの送信先切替シグナリングであるPath SWを送信する。
 〔S19〕ゲートウェイ装置40は、Path SWを受信すると、データの送信先を上位基地局20から基地局30に切り替えて、移動局2向けのデータを基地局30へ送信する。データは、基地局30で受信処理及び送信処理が行われて、移動局2へ送信される。
 このように、中継局10から移動局2に対して、基地局30へのハンドオーバを指示した後に、データ転送の切り替えのために、中継局10から上位基地局20に対して、仮想的なハンドオーバを要求する。
 そして、中継局10と上位基地局20間で仮想的なハンドオーバを実施することを契機に、上位基地局20は、データ転送経路の切り替えを行って、上位基地局20から基地局30へデータを転送する構成とした。
 このような制御を行うことで、データの転送経路の切り替えを効率よく行うことができ、中継局10と上位基地局20間の無線データの無線通信量を削減し、干渉や処理遅延の増加を抑えることが可能になる。
 なお、3GPP仕様においては、ネットワークから移動局までの通信路の切り替えは、通常はハンドオーバによって行われるので、上記のように仮想的なハンドオーバを行うことを契機にして、データ転送経路の切り替えを行う制御は、3GPPシステムとの親和性が高い。また、ネットワーク側の経路を切り替えるだけなので、移動局2は、通常通りハンドオーバを行うため、移動局2には特別な手順の追加や変更は不要である。
 次に中継局10と上位基地局20との間で仮想的なハンドオーバを実行する際に、上記では中継局10から仮想的なハンドオーバを要求したが、上位基地局20から仮想的なハンドオーバを要求することで、データ転送の経路切り替えを行う場合について説明する。
 図6は通信シーケンスを示す図である。
 〔S20〕ゲートウェイ装置40は、移動局2へ向けてデータを送信する。データは、上位基地局20へ向けて送信され、上位基地局20で受信処理及び送信処理が行われて中継局10へ送信される。その後、中継局10で受信処理及び送信処理が行われて移動局2へ送信される。
 〔S21〕移動局2は、ハンドオーバ実行時、周辺基地局から送信される電波の受信レベルを測定し、受信レベル測定情報をMeasurement Reportに含ませて中継局10へ送信する。
 〔S22〕中継局10は、Measurement Reportを受信すると、移動局2がハンドオーバを実行しようとしていることを認識し、受信レベル測定情報にもとづいて、受信レベルの良好なハンドオーバ先候補に基地局30があることを認識する。中継局10は、HO Requestを、基地局30に対して送信する。HO Requestは、上位基地局20を経由して、基地局30へ送信される。
 〔S23〕基地局30は、HO Requestを受信すると、ハンドオーバ可否を判断し、ハンドオーバ可能であるとしてHO OKを返信する。HO OKは、上位基地局20を経由して、中継局10へ送信される。
 〔S24〕中継局10は、HO OKの内容からハンドオーバ先として基地局30を決定し、その結果をHO Commandにより、移動局2へ通知する。
 〔S25〕上位基地局20は、データ転送の経路を切り替えるために、中継局10に対して仮想的なハンドオーバを要求し、Virtual HO Requestを中継局10に送信する。Virtual HO Requestを受信した中継局10は、仮想的なハンドオーバの許可シグナリングとしてVirtual HO OKを上位基地局20に送信する。
 〔S26〕上位基地局20は、ゲートウェイ装置40から伝送された、まだ移動局2に送信が完了していないデータを、ハンドオーバ先の基地局30へ転送する。
 〔S27〕移動局2は、HO Commandの内容から基地局30がハンドオーバ可能であると認識して、基地局30へ向けてハンドオーバを実行し、HO Completeを基地局30へ送信する。
 〔S28〕基地局30は、HO Completeを受信すると、ゲートウェイ装置40に対して、データの送信先切替シグナリングであるPath SWを送信する。
 〔S29〕ゲートウェイ装置40は、Path SWを受信すると、データの送信先を上位基地局20から基地局30に切り替えて、移動局2向けのデータを基地局30へ送信する。データは、基地局30で受信処理及び送信処理が行われて、移動局2へ送信される。
 このように、上記のシーケンスでは、経路切り替えのための仮想的なハンドオーバを、上位基地局20から行うものである。すなわち、上位基地局20は中継局10でのハンドオーバの実行を知ると、経路切り替えのための仮想的なハンドオーバを中継局10に要求する。
 上位基地局20が中継局10でのハンドオーバの実行を知る方法としては、例えばステップS22における、中継局10から基地局30へのハンドオーバ要求シグナリングや、ステップS23における、基地局30から中継局10へのハンドオーバ許可シグナリング等を検出する方法がある(中継局10と基地局30間のシグナリングは、上位基地局20を経由するので、上位基地局20で検出可能である)。
 次にデータ転送の経路切り替えを行う場合において、中継局10におけるハンドオーバの実行を認識し、中継局10と基地局30の間で通信される、ハンドオーバに関するシグナリングを検出することを契機にして、経路切り替えを行う場合について説明する。
 図7は通信シーケンスを示す図である。ハンドオーバに関するシグナリングとして、中継局10から送信されるハンドオーバ要求シグナリングを検出し、そのシグナリング検出を契機にして、経路切り替えを行うシーケンスを示している。
 〔S30〕ゲートウェイ装置40は、移動局2へ向けてデータを送信する。データは、上位基地局20へ向けて送信され、上位基地局20で受信処理及び送信処理が行われて中継局10へ送信される。その後、中継局10で受信処理及び送信処理が行われて移動局2へ送信される。
 〔S31〕移動局2は、ハンドオーバ実行時、周辺基地局から送信される電波の受信レベルを測定し、受信レベル測定情報をMeasurement Reportに含ませて中継局10へ送信する。
 〔S32〕中継局10は、Measurement Reportを受信すると、移動局2がハンドオーバを実行しようとしていることを認識し、受信レベル測定情報にもとづいて、受信レベルの良好なハンドオーバ先候補に基地局30があることを認識する。中継局10は、HO Requestを、基地局30に対して送信する。HO Requestは、上位基地局20を経由して、基地局30へ送信される。
 〔S33〕基地局30は、HO Requestを受信すると、ハンドオーバ可否を判断し、ハンドオーバ可能であるとしてHO OKを返信する。HO OKは、上位基地局20を経由して、中継局10へ送信される。
 〔S34〕上位基地局20は、ステップS32における中継局10から送信されたハンドオーバ要求シグナリングを検出し、中継局10でのハンドオーバの実行を認識する。
 〔S35〕上位基地局20は、ゲートウェイ装置40から伝送された、移動局2にまだ送信が完了していないデータを、ハンドオーバ先の基地局30へ転送する。
 〔S36〕中継局10は、HO OKの内容からハンドオーバ先として基地局30を決定し、その結果をHO Commandにより、移動局2へ通知する。
 〔S37〕移動局2では、HO Commandの内容から基地局30がハンドオーバ可能であると認識して、基地局30へ向けてハンドオーバを実行し、HO Completeを基地局30へ送信する。
 〔S38〕基地局30は、HO Completeを受信すると、ゲートウェイ装置40に対して、データの送信先切替シグナリングであるPath SWを送信する。
 〔S39〕ゲートウェイ装置40は、Path SWを受信すると、データの送信先を上位基地局20から基地局30に切り替えて、移動局2向けのデータを基地局30へ送信する。データは、基地局30で受信処理及び送信処理が行われて、移動局2へ送信される。
 このように、上位基地局20は、中継局10から送信されるハンドオーバ要求シグナリングを検出して(ハンドオーバ要求シグナリングは、上位基地局20を経由するので、上位基地局20で検出可能)、データ転送経路の切り替え制御を行う構成とした。
 このような制御により、データの転送経路の切り替えを効率よく行うことができ、中継局10と上位基地局20間の無線データの無線通信量を削減し、干渉や処理遅延の増加を抑えることが可能になる。
 なお、ハンドオーバ要求シグナリングを検出して、データ転送経路の切り替え制御を行うことは、仮想的なハンドオーバを行って経路切り替えを行う場合と比べて、中継局10と上位基地局20間とのシグナリング量をより削減することができる。また、仮想的なハンドオーバのような明示的なシグナリングを伴わないので、処理遅延がより削減されることになり、処理遅延の点でも有効である。
 なお、上記では、中継局10から基地局30へ送信されるハンドオーバ要求シグナリングを検出して、データ転送経路の切り替え制御を行うとしたが、基地局30から中継局10へ送信されるハンドオーバ許可シグナリングを検出することで、データ転送経路の切り替え制御を行ってもよい。
 次に移動局2がハンドオーバに失敗した場合に、切り替えられたデータ転送経路を元の経路に復帰する場合について説明する。
 図8は通信シーケンスを示す図である。
 〔S40〕ゲートウェイ装置40は、移動局2へ向けてデータを送信する。データは、上位基地局20へ向けて送信され、上位基地局20で受信処理及び送信処理が行われて中継局10へ送信される。その後、中継局10で受信処理及び送信処理が行われて移動局2へ送信される。
 〔S41〕移動局2は、ハンドオーバ実行時、周辺基地局から送信される電波の受信レベルを測定し、受信レベル測定情報をMeasurement Reportに含ませて中継局10へ送信する。
 〔S42〕中継局10は、Measurement Reportを受信すると、移動局2がハンドオーバを実行しようとしていることを認識し、受信レベル測定情報にもとづいて、受信レベルの良好なハンドオーバ先候補に基地局30があることを認識する。中継局10は、HO Requestを、基地局30に対して送信する。HO Requestは、上位基地局20を経由して、基地局30へ送信される。
 〔S43〕基地局30は、HO Requestを受信すると、ハンドオーバ可否を判断し、ハンドオーバ可能であるとしてHO OKを返信する。HO OKは、上位基地局20を経由して、中継局10へ送信される。
 〔S44〕中継局10は、HO OKの内容からハンドオーバ先として基地局30を決定し、その結果をHO Commandにより、移動局2へ通知する。
 〔S45〕上位基地局20は、ゲートウェイ装置40から伝送された、移動局2にまだ送信が完了していないデータを、ハンドオーバ先の基地局30へ転送する。
 〔S46〕移動局2は、ハンドオーバに失敗し、HO Failureを中継局10へ送信する。
 〔S47〕中継局10は、HO Failureを受信したとき、すでにデータ転送経路が切り替えられていることを知ると、上位基地局20に対して、データ転送経路の復帰を要求する。この場合、復帰要求シグナリングとして、HO Revert Requestを送信する。
 〔S48〕上位基地局20は、データ転送経路をハンドオーバ前の経路に復帰し、中継局10に対して、復帰応答シグナリングとしてHO Revert OKを送信する。
 〔S49〕上位基地局20は、ゲートウェイ装置40から送信される移動局2向けのデータを、再び中継局10へ送信する。データは、中継局10で受信処理及び送信処理が行われて、移動局2へ送信される。
 ここで、移動局2がハンドオーバに失敗した場合は、通常は元の基地局へ復帰するが、データ転送の経路が切り替えられてしまっていると、移動局2へデータを送信することができなくなる。そこで、上記のように、データ転送経路の切り替え後に、移動局2がハンドオーバに失敗したときには、切り替えられたデータ転送経路をハンドオーバ前の元の経路に復帰させることにより、通信を維持させる。
 このような制御を行うことで、移動局2がハンドオーバに失敗し、データ転送の経路が切り替えられている場合であっても、移動局2に対して、何ら支障を与えることなく通信を維持することが可能になる。
 以上説明したように、無線通信システム1において、中継局10の配下の移動局2が、基地局30へハンドオーバを実行する場合、上位基地局20は、移動局2に送信が完了していないデータを、自局で折り返してハンドオーバ先の基地局30へ転送して、データ転送経路の切り替えを行う構成とした。
 これにより、中継局10の配下の移動局2がハンドオーバする際のデータ転送を、無線を介さずに実行することができるので、中継局10と上位基地局20との間の無線通信量を削減することができる。したがって、他局からの干渉や、他局へ与える干渉を削減し、処理遅延も削減することができるので、通信品質の向上を図ることが可能になる。
 上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
 1 無線通信システム
 2 移動局
 10 中継局
 20 上位基地局(第1の無線基地局)
 30 基地局(第2の無線基地局)
 40 ゲートウェイ装置

Claims (11)

  1.  第1の無線基地局と、
     第2の無線基地局と、
     前記1の無線基地局と無線で接続し、前記第1の無線基地局を経由して中継通信を行う中継局とを備え、
     前記中継局の配下の移動局が、前記第2の無線基地局へハンドオーバを実行する場合、
     前記第1の無線基地局は、前記移動局に送信が未完了のデータを、自局で折り返してハンドオーバ先の前記第2の無線基地局へ転送して、データ転送経路の切り替えを行う、
     ことを特徴とする無線通信システム。
  2.  前記中継局が前記移動局に対して、前記第2の無線基地局への前記ハンドオーバの指示をした後に、
     前記中継局と前記第1の無線基地局との間で、前記中継局から前記第1の無線基地局へのハンドオーバを実行するためのシグナリング通信であるハンドオーバシグナリング通信を行い、
     前記第1の無線基地局は、前記ハンドオーバシグナリング通信の後に、前記データ転送経路の切り替えを行うことを特徴とする請求の範囲第1項記載の無線通信システム。
  3.  前記第1の無線基地局は、前記中継局で前記ハンドオーバが行われる際に、前記中継局と前記第2の無線基地局との間で通信される、前記ハンドオーバに関するシグナリングを検出することで、前記データ転送経路の切り替えを行うことを特徴とする請求の範囲第1項記載の無線通信システム。
  4.  前記データ転送経路が、前記第1の無線基地局から前記第2の無線基地局へ切り替えられた後に、前記移動局の前記ハンドオーバが失敗した場合、
     前記中継局は、前記第1の無線基地局に対して、前記データ転送経路の復帰を要求する復帰要求シグナリングを送信し、
     前記第1の無線基地局は、前記復帰要求シグナリングを受信すると、前記データ転送経路をハンドオーバ前の元の前記データ転送経路に復帰することを特徴とする請求の範囲第1項記載の無線通信システム。
  5.  無線基地局と無線で接続し、前記無線基地局を経由して中継通信を行う中継局において、
     制御情報の処理を行う制御情報処理部と、
     配下の移動局がハンドオーバを実行する際のハンドオーバ処理を行うハンドオーバ処理部とを備え、
     前記ハンドオーバ処理部は、前記移動局に対してハンドオーバ先基地局への前記ハンドオーバを指示した後に、前記無線基地局に対して、自局から前記無線基地局へのハンドオーバを実行するためのシグナリング通信であるハンドオーバシグナリング通信を行う、
     ことを特徴とする中継局。
  6.  前記移動局が前記ハンドオーバ先基地局へ前記ハンドオーバを実行する場合であって、前記無線基地局が、前記移動局に送信が未完了のデータを折り返して前記ハンドオーバ先基地局へ転送して、データ転送経路の切り替えを行った際に、前記移動局の前記ハンドオーバが失敗した場合、
     前記制御情報処理部は、前記無線基地局に対して、前記データ転送経路の復帰を要求する復帰要求シグナリングを送信することを特徴とする請求の範囲第5項記載の中継局。
  7.  中継局と無線で接続し、自局を経由して、前記中継局と周辺無線基地局との間で通信が行われる無線基地局において、
     制御情報の処理を行う制御情報処理部と、
     前記中継局の配下の移動局に向けたデータの転送経路を切り替える経路切替部とを備え、
     前記移動局がハンドオーバ先基地局へハンドオーバを実行する場合、
     前記経路切替部は、前記移動局に送信が未完了のデータを、前記自局で折り返して前記ハンドオーバ先基地局へ転送して、データ転送経路の切り替えを行う、
     ことを特徴とする無線基地局。
  8.  前記制御情報処理部は、前記中継局から前記移動局に対して、前記ハンドオーバが指示された後に、前記中継局に対して、前記中継局から前記自局へのハンドオーバを実行するためのシグナリング通信であるハンドオーバシグナリング通信を行い、
     前記経路切替部は、前記ハンドオーバシグナリング通信の後に、前記データ転送経路の切り替えを行うことを特徴とする請求の範囲第7項記載の無線基地局。
  9.  前記制御情報処理部は、前記中継局で前記ハンドオーバが行われる際に、前記中継局と前記ハンドオーバ先基地局との間で通信される、前記ハンドオーバに関するシグナリングを検出し、
     前記経路切替部は、前記シグナリングの検出にもとづき、前記データ転送経路の切り替えを行うことを特徴とする請求の範囲第7項記載の無線基地局。
  10.  前記データ転送経路が、前記自局から前記ハンドオーバ先基地局へ切り替えられた後に、前記移動局の前記ハンドオーバが失敗した場合、
     前記制御情報処理部は、前記中継局から送信された、前記データ転送経路の復帰を要求する復帰要求シグナリングを受信し、
     前記経路切替部は、前記データ転送経路をハンドオーバ前の元の前記データ転送経路に復帰することを特徴とする請求の範囲第7項記載の無線基地局。
  11.  無線通信方法において、
     第1の無線基地局と、第2の無線基地局と、前記1の無線基地局と無線で接続し、前記第1の無線基地局を経由して中継通信を行う中継局とを有し、
     前記中継局の配下の移動局が、前記第2の無線基地局へハンドオーバする場合、
     前記第1の無線基地局は、前記移動局に送信が未完了のデータを、自局で折り返してハンドオーバ先の前記第2の無線基地局へ転送して、データ転送経路の切り替えを行う、
     ことを特徴とする無線通信方法。
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