WO2007037237A1 - 情報表示装置および情報表示方法 - Google Patents

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Abstract

選択対象の個数に応じてハイライト移動速度およびスクロール速度を変化させる。また、画面に表示する選択対象の識別情報の量に応じてハイライト移動速度およびスクロール速度を変化させる。さらに、ユーザの好みの選択対象については、ハイライトの移動およびスクロールを停止させる。

Description

明 細 書
情報表示装置および情報表示方法
技術分野
[0001] 本発明は、例えば、ハードディスクに記録されたコンテンツデータのメニュー表示な ど、多数の選択対象の中から 1個または数個の選択対象を選択者に選択させるため の情報表示制御を行う情報表示制御装置に関する。
背景技術
[0002] 現在、大記録容量を有するハードディスクを内蔵した DVDレコーダが普及している 。このような DVDレコーダによれば、多量のコンテンツデータをハードディスクに記録 することができ、これにより多数のコンテンツを保存することができる。そして、ユーザ は、多数のコンテンツの中から、関心をもつコンテンツを選択し、これを視聴すること ができる。
[0003] ハードディスクに保存された多数のコンテンツの中から 1個または数個のコンテンツ をユーザに選択させるために、 DVDレコーダはメニュー表示を行う。
[0004] DVDレコーダは例えば次のようにしてメニュー表示を行う。まず、 DVDレコーダは 、コンテンツのタイトルをディスプレイ画面中の上部から下部に向けて配列する。続い て、 DVDレコーダは、これら配列されたタイトルのうちの 1個をハイライトにする。具体 的には、 1個のタイトルが表示されている領域の色を他の領域の色と異ならせることに より、当該 1個のタイトルが目立つようにする。続いて、ユーザがリモコンの上向き矢印 ボタンまたは下向き矢印ボタンを押したとき、これに応じて DVDレコーダは、ノ、ィライ トの位置を上方向または下方向に移動させる。これによりハイライトとなるタイトルが順 次変化する。
[0005] ハーディスクに多数のコンテンツが保存されている場合には、すべてのコンテンツ のタイトルを 1画面に配列することができない。この場合には、 DVDレコーダは、ユー ザによる矢印ボタンの操作に応じて、タイトルの配列を上方向または下方向にスクロ ールさせる。
[0006] なお、テレビ番組表のスクロールに関する技術が特開 2001— 251569号公報に記 載されている。
[0007] 特許文献 1 :特開 2001— 251569号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0008] ところで、 DVDレコーダのハードディスクに記録されたコンテンツの個数は、録画状 況などによって変化する。このため、メニューに表示すべきタイトルの個数も変化する 。メニューに表示すべきタイトルの個数が多いときには、スクロールの量が多くなる。こ の場合、スクロールの速度が遅いと、ユーザが関心をもつコンテンツのタイトルを探す ときに、ユーザに退屈感を感じさせてしまうおそれがある。一方、メニューに表示すベ きタイトルの個数が少ないときには、スクロールの量も少なくなる。この場合、スクロー ルの速度が速いと、ユーザが関心をもつコンテンツのタイトルを探すときに、関心をも つコンテンツを見逃してしまうおそれがある。この結果、スクロールのやり直しなど、ュ 一ザに手間の力かる作業を強いてしまうおそれがある。
[0009] また、 DVDレコーダの中には、メニューに表示すべき情報の量を変えることができ るものがある。例えば、 DVDレコーダの中には、コンテンツのタイトル名だけをメ-ュ 一に表示するモードと、コンテンツのタイトル名、出演者名およびジャンル名、さらに はコンテンツを示す画像などをもメニューに表示するモードとがあり、これらのモード を切り替えることができるものがある。メニューに表示された情報量が少ないときには、 ユーザはメニューに表示された情報を短時間で読み取ることができる。この場合、スク ロールの速度が遅いと、ユーザに退屈感を感じさせてしまうおそれがある。一方、メ- ユーに表示された情報量が多いときには、ユーザはメニューに表示された情報を読 み取るのに時間がかかる。この場合、スクロールの速度が速いと、ユーザはメニュー に表示された情報を十分に読み取ることができないおそれがある。この結果、スクロ ールの頻繁な停止など、ユーザに手間の力かる作業を強いてしまうおそれがある。
[0010] また、 DVDレコーダのハードディスクに記録されたコンテンツの個数が膨大な場合 、スクロールを速くするだけでは、ユーザは、関心をもつコンテンツのタイトルを容易 に見つけ出すことができないおそれがある。例えば、コンテンツの個数が膨大であり、 このためスクロールの量も膨大であるからと 、つて、スクロールの速度を高速にすると 、ユーザはメニューに表示された情報をほとんど読み取ることができなくなってしまう おそれがある。この結果、スクロールの頻繁な停止や、スクロールのやり直しなど、ュ 一ザに手間の力かる作業を強いてしまうおそれがある。
[0011] この点、上記特開 2001— 251569号公報には、画面に表示されたテレビ番組表の スクロール速度を変化させる技術が記載されている。この技術では、視聴頻度の高い 番組の情報をユーザが見るときにはスクロール速度を遅くし、視聴頻度の低 、番組 の情報を見るときにはスクロール速度を速くする。また、特定スポンサの番組の情報 をユーザが見るときにはスクロール速度を遅くし、特定スポンサでな 、番組の情報を ユーザが見るときにはスクロール速度を速くする。
[0012] 確かに、上記公報に記載された技術によれば、視聴頻度の高!、番組の情報をユー ザが見るときにスクロール速度を遅くすることにより、ユーザは視聴頻度の高い番組を 容易に探すことができるようになる力もしれない。しかし、視聴頻度の高い番組がユー ザの関心のある番組とは限らない。上記公報に記載された技術では、視聴頻度は低 いがユーザが関心をもっている番組を探すのに、手間の力かる作業を強いてしまうお それがある。
[0013] また、確かに、上記公報に記載された技術によれば、特定スポンサの番組の情報を ユーザが見るときにスクロール速度を遅くすることにより、ユーザは特定スポンサの番 組の情報を容易に探すことができるようになる力もしれない。しかし、特定スポンサの 番組がユーザの関心のある番組とは限らない。上記公報に記載された技術では、特 定スポンサではないがユーザが関心をもっている番組を探すのに、手間のかかる作 業を強いてしまうおそれがある。
[0014] 本発明は上記に例示したような問題点に鑑みなされたものであり、本発明の第 1の 課題は、ユーザなどの選択者が選択対象を容易に探すことができる情報表示制御装 置、情報表示制御方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
[0015] 本発明の第 2の課題は、選択対象の個数がいかに変化しても、選択者が選択対象 を容易に探すことができる情報表示制御装置、情報表示制御方法およびコンビユー タプログラムを提供することにある。
[0016] 本発明の第 3の課題は、画面に表示すべき情報の量がいかに変化しても、選択者 が選択対象を容易に探すことができる情報表示制御装置、情報表示制御方法およ びコンピュータプログラムを提供することにある。
[0017] 本発明の第 4の課題は、選択者が関心をもつ選択対象をユーザが容易に探すこと ができる情報表示制御装置、情報表示制御方法およびコンピュータプログラムを提 供することにある。
課題を解決するための手段
[0018] 上記課題を解決するために本発明の第 1情報表示制御装置は、 n個 (nは 2以上の 整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に選択させるための情 報表示制御を行う情報表示制御装置であって、前記 n個の選択対象をそれぞれ識 別するための n個の識別情報のうちの m個 (m<n)を画面中に配列する識別情報配 列手段と、前記画面中に配列された前記識別情報のスクロールを行うスクロール手 段と、前記選択対象の個数を認識する個数認識手段と、前記個数認識手段により認 識された前記選択対象の個数に応じて前記スクロール手段によるスクロールの速度 を変化させるスクロール速度制御手段とを備えて 、る。
[0019] 上記課題を解決するために本発明の第 2情報表示制御装置は、 n個 (nは 2以上の 整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に選択させるための情 報表示制御を行う情報表示制御装置であって、前記 n個の選択対象をそれぞれ識 別するための n個の識別情報を画面中に配列する識別情報配列手段と、前記 n個の 選択対象のうち選択候補である少なくとも 1個の選択対象を指し示す選択候補標示 を前記識別情報の配列に沿うように移動させる標示移動手段と、前記選択対象の個 数を認識する個数認識手段と、前記個数認識手段により認識された前記選択対象 の個数に応じて前記標示移動手段による前記選択候補標示の移動速度を変化させ る標示移動速度制御手段とを備えて 、る。
[0020] 上記課題を解決するために本発明の第 3情報表示制御装置は、 n個 (nは 2以上の 整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に選択させるための情 報表示制御を行う情報表示制御装置であって、前記 n個の選択対象をそれぞれ識 別するための n個の識別情報のうちの m個 (m<n)を画面中に配列する識別情報配 列手段と、前記画面中に配列された前記識別情報のスクロールを行うスクロール手 段と、前記 n個の識別情報のそれぞれの量、または前記 n個の識別情報中の少なくと も 1個の識別情報の量を認識する情報量認識手段と、前記情報量認識手段により認 識された量に応じて前記スクロール手段によるスクロールの速度を変化させるスクロ ール速度制御手段とを備えて!/、る。
[0021] 上記課題を解決するために本発明の第 4情報表示制御装置は、 n個 (nは 2以上の 整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に選択させるための情 報表示制御を行う情報表示制御装置であって、前記 n個の選択対象をそれぞれ識 別するための n個の識別情報を画面中に配列する識別情報配列手段と、前記 n個の 選択対象のうち選択候補である少なくとも 1個の選択対象を指し示す選択候補標示 を前記識別情報の配列に沿うように移動させる標示移動手段と、前記 n個の識別情 報のそれぞれの量、または前記 n個の識別情報中の少なくとも 1個の識別情報の量 を認識する情報量認識手段と、前記情報量認識手段により認識された量に応じて前 記標示移動手段による前記選択候補標示の移動速度を変化させる標示移動速度制 御手段とを備えている。
[0022] 上記課題を解決するために本発明の第 5情報表示制御装置は、 n個 (nは 2以上の 整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に選択させるための情 報表示制御を行う情報表示制御装置であって、前記 n個の選択対象をそれぞれ識 別するための n個の識別情報のうちの m個 (m<n)を画面中に配列する識別情報配 列手段と、前記画面中に配列された識別情報のうちの少なくとも 1個の識別情報に対 応する選択対象を選択候補として指定する選択対象指定手段と、前記画面中に配 列された前記識別情報のスクロールを行うスクロール手段と、前記選択対象に関連し 、前記選択者が関心をもつ事項を示す関心情報を設定する関心情報設定手段と、 前記選択対象指定手段により指定された選択対象の特徴情報と前記関心情報とが 合致するか否かを判断する合致判断手段と、前記合致判断手段の判断結果に基づ き、前記選択対象指定手段により指定された選択対象の特徴情報と前記関心情報と が合致したとき、前記スクロール手段によるスクロールの速度を遅くし、または前記ス クロールを停止させるスクロール速度制御手段とを備えている。
[0023] 上記課題を解決するために本発明の第 6情報表示制御装置は、 n個 (nは 2以上の 整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に選択させるための情 報表示制御を行う情報表示制御装置であって、前記 n個の選択対象をそれぞれ識 別するための n個の識別情報を画面中に配列する識別情報配列手段と、前記画面 中に配列された識別情報のうちの少なくとも 1個の識別情報に対応する選択対象を 選択候補として指定する選択対象指定手段と、前記選択対象指定手段により指定さ れた選択対象の識別情報を指し示す選択候補標示を、前記選択対象指定手段が指 定する選択対象の変更に従って移動させる標示移動手段と、前記選択対象に関連 し、前記選択者が関心をもつ事項を示す関心情報を設定する関心情報設定手段と、 前記選択対象指定手段により指定された選択対象の特徴情報と前記関心情報とが 合致するか否かを判断する合致判断手段と、前記合致判断手段の判断結果に基づ き、前記選択対象指定手段により指定された選択対象の特徴情報と前記関心情報と が合致したとき、前記標示移動手段による前記選択候補標示の移動速度を遅くし、 または前記選択候補標示の移動を停止させる標示移動速度制御手段とを備えてい る。
[0024] 上記課題を解決するために本発明の第 1情報表示制御方法は、 n個 (nは 2以上の 整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に選択させるための情 報表示制御を行う情報表示制御方法であって、前記 n個の選択対象をそれぞれ識 別するための n個の識別情報のうちの m個 (m<n)を画面中に配列する識別情報配 列工程と、前記画面中に配列された前記識別情報のスクロールを行うスクロールェ 程と、前記選択対象の個数を認識する個数認識工程と、前記個数認識工程におい て認識された前記選択対象の個数に応じて前記スクロール工程におけるスクロール の速度を変化させるスクロール速度制御工程とを備えている。
[0025] 上記課題を解決するために本発明の第 2情報表示制御方法は、 n個 (nは 2以上の 整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に選択させるための情 報表示制御を行う情報表示制御方法であって、前記 n個の選択対象をそれぞれ識 別するための n個の識別情報を画面中に配列する識別情報配列工程と、前記 n個の 選択対象のうち選択候補である少なくとも 1個の選択対象を指し示す選択候補標示 を前記識別情報の配列に沿うように移動させる標示移動工程と、前記選択対象の個 数を認識する個数認識工程と、前記個数認識工程にお!ヽて認識された前記選択対 象の個数に応じて前記標示移動工程における前記選択候補標示の移動速度を変 ィ匕させる標示移動速度制御工程とを備えて 、る。
[0026] 上記課題を解決するために本発明の第 3情報表示制御方法は、 n個 (nは 2以上の 整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に選択させるための情 報表示制御を行う情報表示制御方法であって、前記 n個の選択対象をそれぞれ識 別するための n個の識別情報のうちの m個 (m<n)を画面中に配列する識別情報配 列工程と、前記画面中に配列された前記識別情報のスクロールを行うスクロールェ 程と、前記 n個の識別情報のそれぞれの量、または前記 n個の識別情報中の少なくと も 1個の識別情報の量を認識する情報量認識工程と、前記情報量認識工程におい て認識された量に応じて前記スクロール工程におけるスクロールの速度を変化させる スクロール速度制御工程とを備えて 、る。
[0027] 上記課題を解決するために本発明の第 4情報表示制御方法は、 n個 (nは 2以上の 整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に選択させるための情 報表示制御を行う情報表示制御方法であって、前記 n個の選択対象をそれぞれ識 別するための n個の識別情報を画面中に配列する識別情報配列工程と、前記 n個の 選択対象のうち選択候補である少なくとも 1個の選択対象を指し示す選択候補標示 を前記識別情報の配列に沿うように移動させる標示移動工程と、前記 n個の識別情 報のそれぞれの量、または前記 n個の識別情報中の少なくとも 1個の識別情報の量 を認識する情報量認識工程と、前記情報量認識工程にぉ ヽて認識された量に応じ て前記標示移動工程における前記選択候補標示の移動速度を変化させる標示移動 速度制御工程とを備えて 、る。
[0028] 上記課題を解決するために本発明の第 5情報表示制御方法は、 n個 (nは 2以上の 整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に選択させるための情 報表示制御を行う情報表示制御方法であって、前記 n個の選択対象に関連し、前記 選択者が関心をもつ事項を示す関心情報を設定する関心情報設定工程と、前記 n 個の選択対象をそれぞれ識別するための n個の識別情報のうちの m個 (m<n)を画 面中に配列する識別情報配列工程と、前記画面中に配列された識別情報のうちの 少なくとも 1個の識別情報に対応する選択対象を選択候補として指定する選択対象 指定工程と、前記画面中に配列された前記識別情報のスクロールを行うスクロール 工程と、前記選択対象指定工程にお!ヽて指定された選択対象の特徴情報と前記関 心情報とが合致するカゝ否かを判断する判断工程と、前記判断工程における判断結 果に基づき、前記選択対象指定工程にお!ヽて指定された選択対象の特徴情報と前 記関心情報とが合致したとき、前記スクロール手段によるスクロールの速度を遅くし、 または前記スクロールを停止させるスクロール速度制御工程とを備えている。
[0029] 上記課題を解決するために本発明の第 6情報表示制御方法は、 n個 (nは 2以上の 整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に選択させるための情 報表示制御を行う情報表示制御方法であって、前記 n個の選択対象に関連し、前記 選択者が関心をもつ事項を示す関心情報を設定する関心情報設定工程と、前記 n 個の選択対象をそれぞれ識別するための n個の識別情報を画面中に配列する識別 情報配列工程と、前記画面中に配列された識別情報のうちの少なくとも 1個の識別情 報に対応する選択対象を選択候補として指定する選択対象指定工程と、前記選択 対象指定工程において指定された選択対象の識別情報を指し示す選択候補標示を 、前記選択対象指定工程において指定される選択対象の変更に従って移動させる 標示移動工程と、前記選択対象指定工程にお!ヽて指定された選択対象の特徴情報 と前記関心情報とが合致するか否かを判断する判断工程と、前記判断工程における 判断結果に基づき、前記選択対象指定工程にお!ヽて指定された選択対象の特徴情 報と前記関心情報とが合致したとき、前記標示移動手段による前記選択候補標示の 移動速度を遅くし、または前記選択候補標示の移動を停止させる標示移動速度制 御工程とを備えている。
[0030] 上記課題を解決するために本発明のコンピュータプログラムは、本発明の第 1、第 2 、第 3、第 4、第 5又は第 6情報表示制御装置としてコンピュータを機能させる。
[0031] 上記課題を解決するために、コンピュータ読取可能な媒体内のコンピュータプログ ラム製品は、コンピュータにより実行可能なプログラム命令を明白に具現ィ匕し、該コン ピュータを、本発明の第 1、第 2、第 3、第 4、第 5又は第 6情報表示制御装置として機 能させる。 [0032] 本発明のコンピュータプログラム製品によれば、当該コンピュータプログラム製品を 格納する ROM、 CD-ROM, DVD-ROM,ハードディスク等の記録媒体から、当 該コンピュータプログラム製品をコンピュータに読み込めば、或いは、例えば伝送波 である当該コンピュータプログラム製品を、通信手段を介してコンピュータにダウン口 ードすれば、上述した本発明の第 1、第 2、第 3、第 4、第 5又は第 6情報表示制御装 置を比較的容易に実施可能となる。更に具体的には、当該コンピュータプログラム製 品は、上述した本発明の第 1、第 2、第 3、第 4、第 5又は第 6情報表示制御装置とし て機能させるコンピュータ読取可能なコード (或いはコンピュータ読取可能な命令)か ら構成されてよい。
[0033] 本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施形態および実施例力 更に明らかにされる。
図面の簡単な説明
[0034] [図 1]本発明の情報表示制御装置の第 1実施形態を示すブロック図である。
[図 2]図 1中の情報表示制御装置により用いられる速度設定テーブルを示す説明図 である。
[図 3]図 1中の情報表示制御装置の動作を示すフローチャートである。
圆 4]図 1中の情報表示制御装置により形成された識別情報の配列を示す説明図で ある。
[図 5]図 1中の情報表示制御装置により形成された識別情報の他の配列を示す説明 図である。
[図 6]本発明の情報表示制御装置の第 2実施形態を示すブロック図である。
[図 7]図 6中の情報表示制御装置により用いられる速度設定テーブルを示す説明図 である。
[図 8]図 6中の情報表示制御装置の動作を示すフローチャートである。
[図 9]図 6中の情報表示制御装置により形成された識別情報の配列を示す説明図で ある。
[図 10]図 6中の情報表示制御装置により形成された識別情報の他の配列を示す説 明図である。 [図 11]本発明の情報制御装置の第 3実施形態を示すブロック図である。
[図 12]図 11中の情報制御装置の動作を示すフローチャートである。
[図 13]図 11中の情報制御装置の動作を示すフローチャートである。
[図 14]図 11中の情報表示制御装置により形成された識別情報の配列を示す説明図 である。
[図 15]図 11中の関心情報設定部および選択履歴調査部の動作を示すフローチヤ一 トである。
[図 16]本発明の情報表示制御装置の第 4実施形態の動作を示すフローチャートであ る。
[図 17]本発明の情報表示制御装置の第 4実施形態により用いられる第 1得点設定テ 一ブルを示す説明図である。
[図 18]本発明の情報表示制御装置の第 4実施形態により用いられる第 2得点設定テ 一ブルを示す説明図である。
[図 19]本発明の情報表示制御装置の第 4実施形態により用いられる第 3得点設定テ 一ブルを示す説明図である。
[図 20]本発明の情報表示制御装置の第 4実施形態により用いられる第 4得点設定テ 一ブルを示す説明図である。
[図 21]コンテンツデータの特徴を示す説明図である。
[図 22]本発明の情報表示制御装置における関心情報設定部の変形例を示すブロッ ク図である。
[図 23]本発明の情報表示制御装置における選択履歴調査部の変形例を示すブロッ ク図である。
[図 24]本発明の情報表示制御装置の実施例を示すブロック図である。
符号の説明
10、 20、 30 情報表示制御装置
11、 21、 31 識別情報配列部
12、 22、 33 標示移動部
13、 23、 34 スクロール部 14 個数認識部
15、 25、 38 標示移動速度制御部
16、 26、 39 スクロール速度制御部
24 情報量認識部
32 選択対象指定部
35 関心情報設定部
36 選択履歴調査部
37 判断部
40 表示態様変更部
41 再生部
42 合図信号出力部
発明を実施するための最良の形態
[0036] 以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例毎に順に図面を参照 しながら説明する。
[0037] (第 1実施形態)
図 1は、本発明の情報表示制御装置の第 1実施形態を示している。図 1中の情報表 示制御装置 10は、複数の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に選 択させるための情報表示制御を行う装置である。情報表示制御装置 10は、例えば、 DVDレコーダ、カーナビゲーシヨンシステム、家電機器、パーソナルコンピュータなど の機器に搭載することができる。これらの機器に情報表示制御装置 10を搭載するこ とにより、例えば、
DVDに記録されたコンテンツデータのメニュー表示、カーナビゲーシヨンシステムの ハードディスクに記録された目的地リスト表示、多機能家電機器の機能選択表の表 示などの制御を実現することができる。
[0038] 情報表示制御表示 10にお ヽて選択対象とは、例えば、 DVDに記録された個々の コンテンツデータ、カーナビゲーシヨンシステムのハードディスクに記録された個々の 目的地、多機能家電機器の個々の機能などである。選択者とは、例えば DVDレコー ダのユーザ,利用者、カーナビゲーシヨンシステムを搭載した自動車の運転者'運転 補助者などである。
[0039] 図 1に示すように、情報表示制御装置 10は、識別情報配列部 11、標示移動部 12、 スクロール部 13、個数認識部 14、標示移動速度制御部 15およびスクロール速度制 御部 16を備えている。
[0040] 識別情報配列部 11は、 n個 (nは 2以上の整数)の選択対象をそれぞれ識別するた めの n個の識別情報、またはこれら n個の識別情報のうちの m個 (m<n)の識別情報 を画面中に配列する。すなわち、情報表示制御装置 10において取り扱われる選択 対象が n個ある場合、識別情報配列部 11は、 n個の選択対象にそれぞれ対応する n 個の識別情報を用いて、選択対象のメニューまたは表などを画面中に形成する。
[0041] 識別情報は、選択対象を識別するための情報である。選択対象が DVDに記録さ れたコンテンツデータである場合には、識別情報は、例えばコンテンツのタイトル名、 出演者名、ジャンル名、あらすじ、録画'録音年月日、コンテンツを示す画像、コンテ ンッデータの再生映像 ·再生音声などである。識別情報は、これらのうちの 1個でもよ いし、これらの一部の組み合わせでもよいし、これら全部の組み合わせでもよい。識 別情報は、コンテンツデータ力も取得することができ、またはコンテンツデータに含ま れて 、る情報な 、しデータを用いて生成することができる。
[0042] 識別情報配列部 11は、複数の識別情報を画面中に配列する。配列態様は、画面 の縦方向 1列、縦方向 2列または縦方向 3列、…でもよいし、横方向 1列、横方向 2列 または横方向 3列、…でもよいし、マトリックス状でもよい。あるいは、リング状配列ゃラ ンダム配列でもよい。
[0043] n個の選択対象に対応する n個の識別情報の全部を 1画面中に配列することができ る場合には、識別情報配列部 11は、 n個の識別情報の全部を 1画面中に配列する。 この場合、選択者は、 n個の識別情報の全部を見るために、識別情報の配列(つまり メニューまたは表など)をスクロールさせる必要がない。一方、 n個の識別情報の全部 を 1画面中に配列することができない場合には、識別情報配列部 11は、 n個の識別 情報のうちの m個を 1画面中に配列する。この場合、選択者は、 n個の識別情報の全 部を見るためには、識別情報の配列をスクロールさせる必要がある。
[0044] 標示移動部 12は、選択候補標示を画面中に表示し、この選択候補標示を識別情 報の配列に沿うように移動させる。
[0045] 選択候補標示は、 n個の選択対象のうち、選択候補である少なくとも 1個の選択対 象を指し示す標示である。選択候補標示は、選択候補である選択対象の識別情報 が画面中において目立つようにする標示であることが望ましい。選択候補標示は、例 えばノ、イライトまたは矢印などである。
[0046] 選択候補標示がハイライトである場合、標示移動部 12は、選択候補である選択対 象の識別情報が表示されている領域、例えば表示枠内の色を他の領域の色と異なら せることにより、選択候補標示の表示を行う。
[0047] さらに、標示移動部 12は、選択者により入力された移動指示に従って、選択候補 標示を識別情報の配列に沿うように移動させる。識別情報が画面中の縦方向に配列 されている場合には、標示移動部 12は選択候補標示を画面中の縦方向に移動させ る。識別情報が画面中の横方向に配列されている場合には、標示移動部 12は選択 候補標示を画面中の横方向に移動させる。選択者は例えばリモコンの矢印ボタンを 操作することにより、移動指示を入力することができる。選択候補標示の移動により、 選択候補である選択対象が次力 次へと変わって 、く。
[0048] スクロール部 13は、選択者により入力されたスクロール指示に従って、画面中に配 列された識別情報のスクロールを行う。
[0049] n個の選択対象のうちの m個の選択対象の識別情報が画面中に配列されている場 合、これら m個の選択対象は、選択候補標示を移動させることによって選択候補とし て指定することができる。一方、 n個の選択対象のうち、 m個の選択対象以外の選択 対象は、識別情報の配列をスクロールさせ、当該選択対象の識別情報を画面中に表 示させることにより、選択候補として指定することが可能になる。
[0050] 識別情報が画面中の縦方向に配列されている場合には、スクロール部 13は識別 情報の配列を画面中の縦方向にスクロールさせる。識別情報が画面中の横方向に 配列されている場合には、スクロール部 13は識別情報の配列を画面中の横方向に スクローノレさせる。
[0051] 選択者は例えばリモコンの矢印ボタンを操作することにより、スクロール指示を入力 することができる。例えば、識別情報が画面中の縦方向に配列されている場合であつ て、選択候補標示が画面の最下部または最下部近傍に位置し、かつ画面中に表示 されていない識別情報が配列の後側に存在するときには、選択者がリモコンの下向 き矢印ボタンを操作すると、選択候補標示を次の識別情報を指し示すように移動させ る旨の移動指示と、スクロールアップする旨のスクロール指示が入力される。また、選 択候補標示が画面の最上部または最上部近傍に位置し、かつ画面中に表示されて いない識別情報が配列の前側に存在するときには、選択者がリモコンの上向き矢印 ボタンを操作すると、選択候補標示を前の識別情報を指し示すように移動させる旨の 移動指示と、スクロールダウンする旨のスクロール指示が入力される。
[0052] 個数認識部 14は、選択対象の個数を認識する。選択対象の個数が n個である場合 には、個数認識部 14は、選択対象の個数が n個であることを認識する。
[0053] 標示移動速度制御部 15は、個数認識部 14により認識された選択対象の個数に応 じて標示移動部 12による選択候補標示の移動速度を変化させる。具体的には、選 択対象の個数が多いときには、選択対象の個数が少ないときよりも、選択候補標示 の移動速度を速くする。例えば、標示移動速度制御部 15は、図 2に示す速度設定テ 一ブル T1を用いて、選択候補標示の移動速度を変化させる。速度設定テーブル T1 は、例えば情報表示制御装置 10の設けられた記憶装置(図示せず)に記憶されてい る。
[0054] スクロール速度制御部 16は、個数認識部 14により認識された個数に応じてスクロ ール部 13によるスクロールの速度を変化させる。具体的には、選択対象の個数が多 いときには、選択対象の個数が少ないときよりも、スクロールの速度を速くする。例え ば、スクロール速度制御部 16は、図 2に示す速度設定テーブル T1を用いて、スクロ ールの速度を変化させる。
[0055] 識別情報配列部 11、標示移動部 12、スクロール部 13、標示移動速度制御部 15お よびスクロール速度制御部 16は、例えば、 CPU (Central Processing Unit) , MPU ( Micro Processing Unit)などの演算処理装置、 ROM (Read Only Memory)、 RAM (R andom Access Memory)などの記憶装置、およびグラフィックコントローラなどの表示 制御回路により構成されている。また、個数認識部 14は、例えば CPU、 MPUなどの 演算処理装置などにより構成されている。 [0056] 図 3は、情報表示制御装置 10の動作を示している。情報表示制御装置 10は例え ば次のように動作する。
[0057] 図 3に示すように、例えば、情報表示制御装置 10が搭載された DVDレコーダの電 源が投入されると、情報表示制御装置 10は、識別情報の配列、つまりメニューの表 示を行う (ステップ Sl l)。識別情報の配列は、識別情報配列部 11により例えば次の ように行われる。図 4に示すように、識別情報の配列態様が縦方向 1列であり、選択 対象の個数が 60個であり、画面 71に配列することができる識別情報の個数が 6個で ある場合、識別情報配列部 11は、第 1番目から第 6番目までの選択対象の識別情報 を画面 71中に配列する。具体的には、識別情報配列部 11は、画面 71中に 6個の表 示枠 72、 72、…を形成し、第 1番目力ゝら第 6番目までの選択対象のタイトル名などを 表示枠 72内にそれぞれ書き込む。
[0058] 続いて、情報表示制御装置 10は、選択候補標示を表示する (ステップ S12)。選択 候補標示の表示は、標示移動部 12により例えば次のように行われる。標示移動部 1 2は、画面中に配列された識別情報のうちの 1個の識別情報が書き込まれた表示枠 をハイライトにする。例えば、図 4に示すように、標示移動部 12は、画面 71の最上部 に配置された第 1番目の選択対象に対応する識別情報が書き込まれた表示枠 72内 をハイライトにする。
[0059] 続 、て、情報表示制御装置 10は、選択者により選択候補標示の移動指示またはス クロール指示が入力された力否かを判断する (ステップ S13)。情報表示制御装置 10 は、この判断を繰り返しながら、移動指示またはスクロール指示が入力されるのを待 つ(ステップ S13 :NO)。
[0060] 移動指示またはスクロール指示が入力されたときには (ステップ S13: YES)、情報 表示制御装置 10は、選択対象の個数を認識する (ステップ S 14)。選択対象の個数 の認識は、個数認識部 14により例えば次のように行われる。個数認識部 14は、選択 者が選択可能な選択対象の個数を調査する。例えば、選択対象が DVDに記録され たコンテンツデータである場合には、 DVDの管理情報を参照し、再生可能なコンテ ンッデータの個数を調査する。調査の結果得られた選択対象の個数は、数値データ として例えば RAMなどに記憶される。 [0061] 続、て、情報表示制御装置 10は、選択候補標示の移動速度またはスクロール速 度を設定する (ステップ S 15)。
[0062] 選択候補標示の移動速度の設定は、標示移動速度制御部 15により例えば次のよ うに行われる。標示移動速度制御部 15は、まず、個数認識部 14により認識された選 択対象の個数を示す数値データを RAMから取得する。続いて、標示移動速度制御 部 15は、記憶装置に記憶された速度設定テーブル T1 (図 2参照)を取得する。続い て、標示移動速度制御部 15は、選択対象の個数を示す数値データを、速度設定テ 一ブル T1に当てはめ、選択候補標示の移動速度を設定する。
[0063] 具体的には、図 2中の速度設定テーブル T1に示すように、選択対象の個数が 1個 ないし 10個であるときには、標示移動速度制御部 15は、選択候補標示の移動速度 を基準速度に設定する。選択対象の個数が 11個ないし 20個であるときには、標示 移動速度制御部 15は、選択候補標示の移動速度を基準速度の 1. 5倍に設定する。 選択対象の個数が 21個ないし 50個であるときには、標示移動速度制御部 15は、選 択候補標示の移動速度を基準速度の 2倍に設定する。なお、ここで用いる基準速度 は、選択候補標示の移動速度についての基準速度であり、選択候補標示の最低移 動速度である。
[0064] また、スクロール速度の設定は、スクロール速度制御部 16により例えば次のように 行われる。スクロール速度制御部 16は、まず、個数認識部 14により認識された選択 対象の個数を示す数値データを RAMから取得する。続いて、スクロール速度制御 部 16は、記憶装置に記憶された速度設定テーブル T1を取得する。続いて、スクロー ル速度制御部 16は、選択対象の個数を示す数値データを、速度設定テーブル T1 に当てはめ、スクロールの速度を設定する。
[0065] 具体的には、図 2に示すように、選択対象の個数が 1個ないし 10個であるときには、 スクロール速度制御部 16は、スクロールの速度を基準速度に設定する。選択対象の 個数が 51個ないし 100個であるときには、スクロール速度制御部 16は、スクロールの 速度を基準速度の 3倍に設定する。なお、ここで用いる基準速度は、スクロール速度 についての基準速度であり、最低のスクロール速度である。
[0066] 続 、て、情報表示制御装置 10は、選択候補標示の移動またはスクロールを実行す る (ステップ S16)。選択候補標示の移動は、標示移動部 12により実行される。スクロ ールは、スクロール部 13により実行される。このとき、選択候補標示の移動速度は、 標示移動速度制御部 15により設定された速度である。また、このときのスクロール速 度は、スクロール速度制御部 16により設定された速度である。選択候補標示の移動 またはスクロールの実行は、選択者による選択候補標示の移動指示またはスクロー ル指示が終了するまで続けられる (ステップ S17 :NO)。
[0067] 選択者による選択候補標示の移動指示またはスクロール指示が終了すると (ステツ プ S17 : YES)、選択候補標示の移動またはスクロールの実行は終了する。続いて、 情報標示制御装置 10は、再び、選択者による選択候補標示の移動指示またはスク ロール指示の入力を待つ。
[0068] 以上説明したとおり、情報表示制御装置 10によれば、選択対象の個数に応じて、 選択候補標示の移動速度およびスクロール速度を変化させることができる。例えば、 図 4に示すように、選択対象の個数が多ぐ選択候補標示の移動量またはスクロール 量が多いときには、選択候補表示の移動速度およびスクロール速度が速くなる。これ により、選択者は選択対象を素早く探し出すことができるようになり、選択者が退屈感 を感じるのを防止ないし軽減させることができる。一方、図 5に示すように、選択対象 の個数が少なぐ選択候補標示の移動量またはスクロール量が少ないときには、選 択候補標示の移動速度およびスクロール速度が遅くなる。これにより、選択者は選択 対象を見逃さずに選択対象を探し出すことができ、スクロールのやり直しなどの手間 の力かる作業を解消ないし減少させることができる。
[0069] このように、情報表示制御装置 10によれば、選択対象の個数がいかに変化しても、 選択者が選択対象を容易にかつ円滑に探し出せるようにすることができる。
[0070] (第 2実施形態)
図 6は、本発明の情報表示制御装置の第 2実施形態を示している。図 6中の情報表 示制御装置 20は、複数の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に選 択させるための情報表示制御を行う装置である。情報表示制御装置 20は、識別情 報配列部 21、標示移動部 22、スクロール部 23、情報量認識部 24、標示移動速度制 御部 25およびスクロール速度制御部 26を備えている。識別情報配列部 21、標示移 動部 22およびスクロール部 23は、図 1中の識別情報配列部 11、標示移動部 12およ びスクロール部 13と同じ構成とすることができる。
[0071] 情報量認識部 24は、識別情報の量を認識する。例えば、情報量認識部 24は、表 示枠内に書き込まれている識別情報の文字数を認識する。また、情報量認識部 24 は、画像情報、映像情報などが識別情報に含まれているか否かを判断する。
[0072] 標示移動速度制御部 25は、情報量認識部 24により認識された識別情報の量に応 じて標示移動部 22による選択候補標示の移動速度を変化させる。具体的には、識 別情報の量が多いときには、識別情報の量が少ないときよりも、選択候補標示の移 動速度を遅くする。例えば、標示移動速度制御部 25は、図 7に示す速度設定テープ ル T2を用いて、選択候補標示の移動速度を変化させる。速度設定テーブル T2は、 例えば情報表示制御装置 20に設けられた記憶装置(図示せず)に記憶されて 、る。
[0073] スクロール速度制御部 26は、情報量認識部 24より認識された識別情報の量に応じ てスクロール部 23によるスクロールの速度を変化させる。具体的には、識別情報の量 が多いときには、識別情報の量が少ないときよりも、スクロールの速度を遅くする。例 えば、スクロール速度制御部 26は、図 7に示す速度設定テーブル T2を用いて、スク ロールの速度を変化させる。
[0074] 情報量認識部 24は、例えば CPU、 MPUなどの演算処理装置などにより構成され ている。また、標示移動速度制御部 25およびスクロール速度制御部 26は、例えば、 CPU、 MPUなどの演算処理装置、 ROM、 RAMなどの記憶装置、およびグラフイツ クコントローラなどの表示制御回路により構成されている。
[0075] 図 8は、情報表示制御装置 20の動作を示して 、る。情報表示制御装置 20は例え ば次のように動作する。
[0076] 図 8に示すように、例えば、情報表示制御装置 20が搭載された DVDレコーダの電 源が投入されると、情報表示制御装置 20は、識別情報の配列、つまりメニューの表 示を行う (ステップ S21)。識別情報の配列は、識別情報配列部 21により例えば次の ように行われる。図 9に示すように、識別情報の配列態様が縦方向 1列であり、選択 対象の個数が 10個であり、画面 81に配列することができる識別情報の個数力 個で ある場合、識別情報配列部 21は、第 1番目から第 4番目までの選択対象の識別情報 を画面 81中に配列する。具体的には、識別情報配列部 21は、画面 81中に 4個の表 示枠 82、 82、…を形成する。続いて、識別情報配列部 21は、最上部の表示枠 82内 に、第 1番目の選択対象のタイトル名、出演者名、ジャンル名およびあらすじを書き 込む。さらに、識別情報配列部 21は、最上部の表示枠 82内に、第 1番目の選択対 象を示す画像 83を表示する。さらに、識別情報配列部 21は、画面中に配列された 残り 3個の表示枠 82内にも同様の識別情報を書き込む。
[0077] 続 ヽて、情報表示制御装置 20は、選択候補標示を表示する (ステップ S22)。選択 候補標示の表示は、標示移動部 22により行われる。例えば、図 9に示すように、標示 移動部 22は、画面 81の最上部に配置された第 1番目の選択対象に対応する識別 情報が書き込まれた表示枠 82をハイライトにする。
[0078] 続 、て、情報表示制御装置 20は、選択者により選択候補標示の移動指示またはス クロール指示が入力された力否かを判断する (ステップ S23)。情報表示制御装置 20 は、この判断を繰り返しながら、移動指示またはスクロール指示が入力されるのを待 つ(ステップ S23 :NO)。
[0079] 移動指示またはスクロール指示が入力されたときには (ステップ S23: YES)、情報 表示制御装置 20は、識別情報の量を認識する (ステップ S 24)。識別情報の量の認 識は、情報量認識部 24により例えば次のように行われる。すなわち、情報量認識部 2 4は、表示枠 82内に書き込まれている識別情報の文字数を表示枠 82ごとに数え、各 表示枠 82内に書き込まれている識別情報の文字数の平均値を算出する。さらに、情 報量認識部 24は、画像情報、映像情報などが識別情報に含まれているか否かを判 断し、画像情報、映像情報などの存否を示すフラグデータを生成する。算出された平 均値およびフラグデータは RAMなどに記憶される。
[0080] なお、情報量認識部による情報量の認識方法は、これに限られな 、。例えば、 n個 の識別情報のそれぞれの量を認識し、これらの量の合計を算出してもよい。また、 n 個の識別情報中の少なくとも 1個の識別情報の量を認識してもよい。
[0081] また、情報量認識部 24は、選択対象の再生画像や再生映像のように、選択者が素 早く確認することが困難な、情報量の多い画像情報、映像情報が識別情報に含まれ ている場合に限り、画像情報、映像情報が識別情報内に存在することを表すフラグ データを生成してもよい。すなわち、単なるマークのように、選択者が一目見れば確 認することができるような情報量の少ない画像情報が識別情報に含まれているにす ぎない場合には、画像情報、映像情報が識別情報内に存在しないことを表すフラグ データを生成してもよい。
[0082] 続、て、情報表示制御装置 20は、選択候補標示の移動速度またはスクロール速 度を設定する (ステップ S25)。
[0083] 選択候補標示の移動速度の設定は、標示移動速度制御部 25により例えば次のよ うに行われる。標示移動速度制御部 25は、まず、情報量認識部 24により認識された 識別情報の文字数の平均値および画像情報の存否などを示すフラグデータを RAM 力 取得する。続いて、標示移動速度制御部 25は、記憶装置に記憶された速度設 定テーブル T2 (図 7参照)を取得する。続いて、標示移動速度制御部 25は、識別情 報の文字数の平均値およびフラグデータを、速度設定テーブル Τ2に当てはめ、選 択候補標示の移動速度を設定する。
[0084] 具体的には、図 7中の速度設定テーブル Τ2に示すように、識別情報の文字数の平 均値が 51文字以上であるときには、標示移動速度制御部 25は、選択候補標示の移 動速度を基準速度に設定する。識別情報の文字数の平均値が 31文字以上 50文字 以下であるときには、標示移動速度制御部 25は、選択候補標示の移動速度を基準 速度の 1. 5倍に設定する。識別情報の文字数の平均値が 21文字以上 30文字以下 であるときには、標示移動速度制御部 25は、選択候補標示の移動速度を基準速度 の 2倍に設定する。他方、識別情報に画像情報または映像情報が存在していること をフラグデータが示しているときには、識別情報の文字数の多い少ないにかかわらず 、標示移動速度制御部 25は、選択候補標示の移動速度を基準速度に設定する。な お、ここで用いる基準速度は、選択候補標示の移動速度についての基準速度であり 、選択候補標示の最低移動速度である。
[0085] また、スクロール速度の設定は、スクロール速度制御部 26により例えば次のように 行われる。スクロール速度制御部 26は、まず、情報量認識部 24により認識された識 別情報の文字数の平均値および画像情報の存否などを示すフラグデータを RAMか ら取得する。続いて、スクロール速度制御部 26は、記憶装置に記憶された速度設定 テーブル T2を取得する。続いて、スクロール速度制御部 26は、識別情報の文字数 の平均値およびフラグデータを、速度設定テーブル Τ2に当てはめ、スクロール速度 を設定する。
[0086] 具体的には、図 7中の速度設定テーブル Τ2に示すように、識別情報の文字数の平 均値が 51文字以上であるときには、スクロール速度制御部 26は、スクロール速度を 基準速度に設定する。識別情報の文字数の平均値が 11文字以上 20文字以下であ るときには、スクロール速度制御部 26は、スクロール速度を基準速度の 3倍に設定す る。他方、識別情報に画像情報または映像情報が存在していることをフラグデータが 示しているときには、識別情報の文字数の多い少ないにかかわらず、スクロール速度 制御部 26は、スクロール速度を基準速度に設定する。なお、ここで用いる基準速度 は、スクロール速度についての基準速度であり、最低のスクロール速度である。
[0087] 続、て、情報表示制御装置 20は、選択候補標示の移動またはスクロールを実行す る (ステップ S26)。選択候補標示の移動は、標示移動部 22により実行される。スクロ ールは、スクロール部 23により実行される。このとき、選択候補標示の移動速度は、 標示移動速度制御部 25により設定された速度である。また、このときのスクロール速 度は、スクロール速度制御部 26により設定された速度である。選択候補標示の移動 またはスクロールの実行は、選択者による選択候補標示の移動指示またはスクロー ル指示が終了するまで続けられる (ステップ S27: NO)。
[0088] 選択者による選択候補標示の移動指示またはスクロール指示が終了すると (ステツ プ S27 : YES)、選択候補標示の移動またはスクロールの実行は終了する。続いて、 情報標示制御装置 20は、再び、選択者による選択候補標示の移動指示またはスク ロール指示の入力を待つ。
[0089] 以上説明したとおり、情報表示制御装置 20によれば、識別情報の量に応じて、選 択候補標示の移動速度およびスクロール速度を変化させることができる。例えば、図 9に示すように、各表示枠 82内に、タイトル名、出演者名、ジャンル名、あらすじおよ び画像 83など多くの識別情報が書き込まれており、識別情報の量が多いときには、 選択候補標示の移動速度およびスクロール速度が遅くなる。これにより、選択者は余 裕をもって十分に識別情報を読み取ることができ、スクロールの頻繁な停止などの手 間の力かる作業を解消ないし減少させることができる。一方、図 10に示すように、各 表示枠 84内に書き込まれた識別情報が例えばタイトル名だけであり、識別情報の量 が少ないときには、選択候補表示の移動速度およびスクロール速度が速くなる。これ により、選択者は選択対象を素早く探し出すことができるようになり、選択者が退屈感 を感じるのを防止な 、し軽減させることができる。
[0090] このように、情報表示制御装置 20によれば、画面に表示される識別情報の量が!/、 力に変化しても、選択者が選択対象を容易にかつ円滑に探し出せるようにすることが できる。
[0091] (第 3実施形態)
図 11は、本発明の情報表示制御装置の第 3実施形態を示している。図 11中の情 報表示制御装置 30は、複数の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者 に選択させるための情報表示制御を行う装置である。情報表示制御装置 30は、識別 情報配列部 31、選択対象指定部 32、標示移動部 33、スクロール部 34、関心情報設 定部 35、選択履歴調査部 36、判断部 37、標示移動速度制御部 38、スクロール速度 制御部 39、表示態様変更部 40、再生部 41および合図信号出力部 42を備えている
[0092] 識別情報配列部 31は、図 1中の識別情報配列部 11と同じ構成とすることができる。
[0093] 選択対象指定部 32は、画面中に配列された識別情報のうちの少なくとも 1個の識 別情報に対応する選択対象を選択候補として指定する。
[0094] 標示移動部 33は、選択対象指定部 32により指定された選択対象の識別情報を指 し示す選択候補標示を画面中に表示し、さらに、選択対象指定部 32が指定する選 択対象の変更に従って選択候補標示を移動させる。選択候補標示の態様、選択候 補標示の移動態様および標示移動部 33の具体的構成については、図 1中の標示移 動部 12と同じである。
[0095] スクロール部 34は、図 1中のスクロール部 13と同じ構成とすることができる。
[0096] 関心情報設定部 35は、関心情報を設定する。関心情報は、選択対象に関連する 事項であって、かつ選択者が関心をもつ事項を示す情報である。選択対象が DVD に記録されたコンテンツデータである場合には、関心情報は、例えば選択者が関心 をもつコンテンツデータのタイトル名、選択者が関心をもつ出演者名、選択者が関心 をもつジャンル名、選択者が関心をもつ録画,録音年月日、選択者が関心をもつ撮 影者名、選択者が関心をもつ被撮影者名などを示す情報である。
[0097] 関心情報設定部 35は、 n個の選択対象の特徴情報のうち、個数が所定数以上であ る同一内容を有する特徴情報を特定し、この特徴情報を関心情報として設定すること ができる。特徴情報は、選択対象の特徴を示す情報である。選択対象が DVDに記 録されたコンテンツデータである場合には、特徴情報は、例えばコンテンツデータの タイトル名、出演者名、ジャンル名、録画 ·録音年月日、撮影者名、被撮影者名など を示す情報である。例えば、関心情報設定部 35は、 n個の選択対象のジャンル名の うち、個数が(n X O. 5)個以上である同一のジャンル名を特定し、このジャンル名を 関心情報として設定することができる。一例をあげると、 10個のコンテンツデータのう ち、 7個のコンテンツデータのジャンル名が「ドラマ」であるときには、関心情報設定部 35は、「ドラマ」を関心情報として設定する。
[0098] また、関心情報設定部 35は、選択者により入力された情報を関心情報として設定 することができる。例えば、選択者は、情報表示制御装置 30が搭載された DVDレコ ーダの操作パネルまたはリモコンなどを操作し、選択者の関心のある出演者名などを 入力することができる。関心情報設定部 35は、入力された出演者名などを関心情報 として設定することができる。
[0099] 関心情報設定部 35は、設定した関心情報を関心情報記憶部 35Aに記憶する。
[0100] 選択履歴調査部 36は、 n個の選択対象のそれぞれにっき、選択者が過去に選択 した回数を調査する。選択対象の選択回数調査は、例えば選択対象の管理情報を 参照することにより行うことができる。選択履歴調査部 36は、選択回数調査により得ら れた各選択対象の選択回数を示す選択回数値を選択履歴記憶部 36Aに記憶する 。なお、選択対象が選択者により過去に一度も選択されていないときには、選択回数 調査により、この選択対象の選択回数値として「0」が得られる。この値は、当該選択 対象と関連づけられ、選択履歴記憶部 36Aに記憶される。
[0101] 判断部 37は、次の 3通りの判断を行う。すなわち、判断部 37は、選択対象指定部 3 2により指定された選択対象の特徴情報と関心情報とが合致するか否かを判断する( 合致判断)。また、判断部 37は、選択対象指定部 32により指定された選択対象を選 択者が過去に選択した回数が所定回数以上である力否かを判断する (選択回数判 断)。さらに、判断部 37は、選択対象指定部 32により指定された選択対象を選択者 が過去に選択したことがあるカゝ否かを判断する (選択履歴判断)。
[0102] 標示移動速度制御部 38は、判断部 37の判断結果に基づき、(a)選択対象指定部 3 2により指定された選択対象の特徴情報と関心情報とが合致したとき、(b)選択対象指 定部 32により指定された選択対象を選択者が過去に選択した回数が所定回数以上 であるとき、または、(c)選択対象指定部 32により指定された選択対象を選択者が過 去に選択したことがないとき、標示移動部 33による選択候補標示の移動を停止させ る。
[0103] スクロール速度制御部 39は、判断部 37の判断結果に基づき、上述した (a)、(b)また は (c)が生じたとき、スクロール部 34によるスクロールを停止させる。
[0104] 表示態様変更部 40は、判断部 37の判断結果に基づき、上述した (a)、(b)または (c) が生じたとき、選択対象指定部 32により指定された選択対象の識別情報の表示態様 を、他の選択対象の識別情報の表示態様と異ならせる。識別情報の表示態様とは、 例えば、文字の色、文字の点滅'点灯の切り替え、文字の影の有無、文字の太さ、文 字の大きさ、フォントの種類、文字数、情報量、画像の大きさなどである。
[0105] また、表示態様変更部 40は、判断部 37の判断結果に基づき、上述した (a)、(b)また は (c)が生じたとき、選択候補標示の表示態様を、これらの事態がいずれも生じていな いときの選択候補標示の表示態様 (通常の表示対象)と異ならせる。選択候補標示 の表示態様とは、選択候補標示の色、選択候補標示の点滅'点灯の切り替え、選択 候補標示の影の有無、選択候補標示の枠の太さ、選択候補標示の外周の飾りの有 無、選択候補標示の大きさなどである。
[0106] 再生部 41は、判断部 37の判断結果に基づき、上述した (a)、(b)または (c)が生じたと き、選択対象指定部 32により指定された選択対象を再生する。選択対象がコンテン ッデータの場合、選択対象の再生とは、例えば静止画の拡大表示、スライドショーの 再生、動画の再生、音楽の再生などである。この場合、コンテンツデータの先頭から 再生を開始してもよいし、コンテンツデータの途中力も再生してもよい。さらに、コンテ ンッデータの中で内容的に最も盛り上がる部分のみ、または最も特徴的な部分のみ を再生してもよい。
[0107] 合図信号出力部 42は、判断部 37の判断結果に基づき、上述した (a)、(b)または (c) が生じたとき、このような事態が生じたことを選択者に知らせるための合図信号を出力 する。情報表示制御装置 30に音声発生回路を設け、合図信号に応じて、音声発生 回路力も音声を発生させてもよい。この場合、音声は、「ピンポン」といった合図音、「 カラン」 t 、つた鐘の音、または「選択します力」 t 、つた人間の声などがよ!、。
[0108] あるいは、情報表示制御装置 30に選択者が取り扱う操作機器を振動させる機構を 設け、合図信号に応じて、操作機器を振動させてもよい。情報表示制御装置 30を D VDレコーダに搭載した場合、例えば、リモコンに、 DVDレコーダ力も送信された合 図信号を受信することができる通信機構と、合図信号の受信に応じてリモコンを振動 させるバイブレータ機構を設ける。
[0109] 選択対象指定部 32、判断部 37および合図信号出力部 42は、例えば CPU、 MPU などの演算処理装置などにより構成されている。関心情報設定部 35および選択履歴 調査部 36は、例えば CPU、 MPUなどの演算処理装置、および ROM、 RAM,ハー ドディスクドライブなどの記憶装置により構成されて 、る。標示移動速度制御部 38、 スクロール速度制御部 39および表示態様変更部 40は、例えば、 CPU, MPUなど の演算処理装置、 ROM、 RAMなどの記憶装置、およびグラフィックコントローラなど の表示制御回路により構成されている。再生部 41はデコーダなどにより構成されて いる。
[0110] 図 12および図 13は、情報表示制御装置 30の動作を示している。情報表示制御装 置 30は例えば次のように動作する。
[0111] 図 12に示すように、例えば、情報表示制御装置 30が搭載された DVDレコーダの 電源が投入されると、情報表示制御装置 30は、必要に応じて関心情報を設定する( ステップ S31)。関心情報の設定は、関心情報設定部 35により必要に応じて行われ る。具体的には、関心情報がすでに設定'更新され、最新の関心情報が関心情報記 憶部 35Aに記憶されている場合には、関心情報の設定は行われない。一方、関心 情報がまだ設定されて 、な 、場合、あるいは関心情報が更新されて 、な 、場合には 、関心情報の設定が行われる。関心情報の設定動作についてはさらに後述する。
[0112] 続いて、情報表示制御装置 30は、必要に応じて、選択対象の選択回数を調査する
(ステップ S32)。選択回数調査は、選択履歴調査部 36により必要に応じて行われる 。具体的には、各選択対象の選択回数調査がすでに終了しており、各選択対象に つき最新の選択回数値が選択履歴記憶部 36Aに記憶されて 、る場合には、選択回 数調査は行われない。一方、選択回数調査がまだ一度も行われていない場合、ある いは選択回数値が更新されていない場合には、選択回数調査が行われる。選択回 数調査の動作についてはさらに後述する。
[0113] 続いて、情報表示制御装置 30は、識別情報の配列、つまりメニューの表示を行う( ステップ S33)。識別情報の配列は、識別情報配列部 32により例えば次のように行わ れる。図 14の状態 Iに示すように、識別情報の配列態様が縦方向 1列であり、選択対 象の個数が 8個であり、画面 91に配列することができる識別情報の個数が 5個である 場合、識別情報配列部 32は、第 1番目から第 5番目までの選択対象の識別情報を 画面 91中に配列する。具体的には、識別情報配列部 32は、画面 91中に 5個の表示 枠 92、 92、…を形成する。続いて、識別情報配列部 32は、第 1番目ないし第 5番目 の選択対象のタイトル名を 5個の表示枠 92内にそれぞれ書き込む。さらに、識別情 報配列部 32は、第 1番目な!ヽし第 5番目の選択対象をそれぞれ示す画像 93 (静止 画)を 5個の表示枠 92内にそれぞれ表示する。
[0114] 続いて、情報表示生業装置 30は、画面中に配列された識別情報のうちの少なくと も 1個の識別情報に対応する選択対象を選択候補として指定する (ステップ S34)。 例えば、図 14の状態 Iに示すように、画面 91中の最上部に配置された識別情報に対 応する選択対象、つまり第 1番目の選択対象を選択候補として指定する。
[0115] 続いて、情報表示制御装置 30は、選択候補標示を表示する (ステップ S35)。選択 候補標示の表示は、標示移動部 33により行われる。例えば、標示移動部 33は、図 1 4の状態 Iに示すように、第 1番目の選択対象の識別情報が書き込まれた表示枠 92 内をハイライトにする。
[0116] 図 13に示すように、情報表示制御装置 30は、続いて、選択者により選択候補標示 の移動指示またはスクロール指示が入力された力否かを判断する (ステップ S36)。 情報表示制御装置 30は、この判断処理を繰り返しながら、移動指示またはスクロー ル指示が入力されるのを待つ(ステップ S36 : NO)。
[0117] 移動指示またはスクロール指示が入力されたときには (ステップ S36: YES)、情報 表示制御装置 30は、選択対象指定部 32により指定されている選択対象の特徴情報 と関心情報とが合致する力否かを判断する (合致判断:ステップ S37)。この判断は判 断部 37により行われる。具体的には、判断部 37は、関心情報記憶部 35Aから関心 情報を読み出し、選択対象指定部 32により指定されている選択対象の特徴情報とこ の関心情報とを比較する。
[0118] 選択対象指定部 32により指定されている選択対象の特徴情報と関心情報とが合 致しないときには (ステップ S37 :NO)、情報表示制御部 30は、続いて、選択対象指 定部 32により指定された選択対象を選択者が過去に選択したことがあるカゝ否かを判 断する(選択履歴判断:ステップ S38)。この判断は判断部 37により行われる。具体 的には、判断部 37は、選択履歴記憶部 36Aから、選択対象指定部 32により指定さ れた選択対象の選択回数値を読み出し、この選択回数値が「0」であるカゝ否かを判断 する。
[0119] 選択対象指定部 32により指定された選択対象を選択者が過去に選択したことがあ るとき (ステップ S38 : YES)、情報表示制御部 30は、続いて、選択対象指定部 32に より指定された選択対象を選択者が過去に選択した回数が所定回数以上であるか 否かを判断する (選択回数判断:ステップ S39)。この判断は判断部 37により行われ る。具体的には、判断部 37は、選択履歴記憶部 36Aから、選択対象指定部 32により 指定された選択対象の選択回数値を読み出し、この選択回数値が所定値以上であ るか否かを判断する。
[0120] 選択対象指定部 32により指定された選択対象を選択者が過去に選択した回数が 所定回数以上でないときには (ステップ S39 :NO)、情報表示制御装置 30は、選択 候補標示の移動またはスクロールを実行する (ステップ S40)。選択候補標示の移動 は、標示移動部 33により実行される。スクロールは、スクロール部 34により実行される
[0121] 続いて、情報表示制御装置 30は、選択候補標示の移動またはスクロールの指示が 終了した力否かを判断する (ステップ S41)。選択候補標示の移動またはスクロール の指示が終了していないときには、情報表示制御装置 30の動作は、ステップ S37に 戻る。
[0122] ステップ S37において、選択対象指定部 32により指定されている選択対象の特徴 情報と関心情報とが合致したとき (ステップ S37 : YES)、ステップ S38において、選 択対象指定部 32により指定された選択対象を選択者が過去に選択したことがないと き (ステップ S38 :NO)、あるいはステップ S39において、選択対象指定部 32により 指定された選択対象を選択者が過去に選択した回数が所定回数以上であるとき (ス テツプ S39 : YES)、情報表示制御装置 30は、選択候補標示の移動またはスクロー ルを停止する (ステップ S42)。選択候補標示の停止は、標示移動速度制御部 38に より実行される。スクロールの停止は、スクロール速度制御部 39により実行される。
[0123] 続いて、表示態様変更部 40は、選択対象指定部 32により指定された選択対象の 識別情報の表示態様を、他の選択対象の識別情報の表示態様と異ならせる。さらに 、表示態様変更部 40は、選択候補標示の表示態様を、通常の表示態様と異ならせ る(ステップ S43)。
[0124] 続いて、再生部 41は、選択対象指定部 32により指定された選択対象を再生する( ステップ S44)。
[0125] 続、て、合図信号出力部 42は、合図信号を出力する (ステップ S45)。
[0126] ステップ S42ないしステップ S45における情報表示制御装置 30の動作の結果、画 面中の表示は図 14の状態 IIに示すようになる。例えば、選択対象指定部 32が第 6番 目の選択対象を指定し、この選択対象につき、特徴情報と関心情報とが合致し、選 択者が過去に選択したことがなぐまたは選択者が過去に選択した回数が所定回数 以上であるとき、選択候補標示が第 6番目の選択対象を指し示した状態で停止し、か つスクロールも停止する。そして、第 6番目の選択対象の識別情報の文字の色と選択 候補標示の色とが、例えば際立つ色に変更される。さらに、第 6番目の選択対象の識 別情報が書き込まれた表示枠 92の面積が拡張され、この表示枠 92内に、タイトル名 に加え、出演者名、ジャンル名およびあらすじなどが書き込まれる。さらに、第 6番目 の選択対象の識別情報が書き込まれた表示枠 92の内部力 その周囲にわたる領域 に、選択対象の再生映像 96 (動画)が表示される。さらに、第 6番目の選択対象の再 生音声が出力される。さらに、合図信号が出力され、この合図信号に応じて、例えば 「ピンポン」といった合図音などが鳴り、あるいは、リモコンが振動する。
[0127] ステップ S42な 、し S45にお 、て開始された、選択候補標示およびスクロールの停 止、特異な表示態様、選択対象の再生および合図信号の出力は、選択者による選 択候補標示の移動指示またはスクロール指示が再び入力されるまで続けられる (ステ ップ S 36 : NO)。
[0128] 選択者による選択候補標示の移動指示またはスクロール指示が再び入力されると( ステップ S36: YES)、識別情報および選択候補標示の特異な表示形態は通常の表 示形態に戻り、選択対象の再生 (動画再生および音声再生)は停止し、合図信号の 出力も停止する。例えば、選択者によりスクロール指示が入力され、選択対象指定部 32が指定する選択対象が第 6番目の選択対象から第 7番目の選択対象に変わると、 図 14の状態 IIIに示すように、第 6番目の選択対象の識別情報の文字の色と選択候 補標示の色とが通常の色に戻る。さらに、第 6番目の選択対象の識別情報が書き込 まれた表示枠 92の面積が通常の大きさに戻り、この表示枠 92内に書き込まれてあつ た出演者名、ジャンル名およびあらすじなどが消え、タイトル名だけが残る。さらに、 第 6番目の選択対象の再生映像および再生音声が消え、表示枠 92内には第 6番目 の選択対象を示す画像 93 (静止画)が再び表示される。さらに、合図信号の出力が 停止し、これによりリモコンの振動が停止する。
[0129] この後、選択者による選択候補標示の移動指示またはスクロール指示が終了する まで、ステップ S37ないし S45の動作が繰り返される。そして、選択者による選択候補 標示の移動指示またはスクロール指示が終了すると (ステップ S41: YES)、選択候 補標示の移動またはスクロールの実行は終了する。続いて、情報標示制御装置 30 は、再び、選択者による選択候補標示の移動指示またはスクロール指示の入力を待 つ(ステップ S36)。
[0130] 以上説明したとおり、情報表示制御装置 30では、選択情報の特徴情報と関心情報 とが合致するか (合致判断)、選択対象の選択回数が所定回数以上か (選択回数判 断)、および選択対象が過去に選択されたことがあるか (選択履歴判断)といった 3通 りの判断を行い、これらの判断結果に基づいて、選択候補標示の移動またはスクロ ールを停止する。これにより、選択者は、関心のある選択対象を容易かつ円滑に探し 出すことができる。例えば、選択対象が膨大なためにスクロール速度を高速にしても 、関心情報と合致した特徴情報を有する選択対象、選択回数が所定以上の選択対 象、または 1度も選択されたことがない選択対象が画面中に現れたときには、スクロー ルが停止する。これにより、選択者が関心のある選択対象を見逃すことを防止するこ とができる。またこれにより、選択者は、関心のある選択対象の識別情報を、余裕をも つて読みとることができる。したがって、スクロールの頻繁な停止や、スクロールのやり 直しなど、手間の力かる作業を解消な 、し軽減することができる。
[0131] また、情報表示制御装置 30では、上述した 3通りの判断結果に基づいて、選択対 象指定部 32により指定された選択対象の識別情報の表示態様あるいは選択候補標 示の表示態様を、通常の表示態様と異ならせる。これにより、選択者が関心のある選 択対象の識別情報を目立たせることができる。したがって、選択者が関心のある選択 対象を見逃すことを防止することができる。
[0132] また、情報表示制御装置 30では、上述した 3通りの判断結果に基づいて、選択対 象指定部 32により指定された選択対象を再生する。これにより、選択者が関心のある 選択対象が選択候補に指定されていることを選択者に確実に気づかせることができ ると共に、この選択対象の内容を選択者に直ちに把握させることができる。
[0133] また、情報表示制御装置 30では、上述した 3通りの判断結果に基づいて合図信号 を出力し、合図信号に基づいて合図音を発生させ、またはリモコンなどの操作機器を 振動させる。これにより、選択者が関心のある選択対象が選択候補に指定されている ことを選択者に確実に気づ力せることができる。したがって、選択者が関心のある選 択対象を見逃すことを防止することができる。
[0134] また、情報表示制御装置 30では、合致判断、選択回数判断および選択履歴判断 の 3通りの判断を行う。これにより、選択者の関心のある選択対象を正確に認識する ことができる。したがって、選択者による選択対象の選択作業を容易にすることができ 、選択作業の迅速化'円滑ィ匕を図ることができ、選択作業の効率を高めることができ る。 [0135] なお、上述した説明では、選択情報の特徴情報と関心情報とが合致したときなどに 、選択候補標示の移動またはスクロールを停止する場合を例にあげた。しかし、本発 明はこれに限られない。例えば、選択情報の特徴情報と関心情報とが合致したとき、 選択対象の選択回数が所定回数以上のとき、または選択対象が過去に選択された ことがな 、とき、選択候補標示の移動速度またはスクロール速度を減速させてもょ ヽ
[0136] また、上述した説明では、選択情報の特徴情報と関心情報とが合致したときなどに
、(0選択候補標示の移動またはスクロールの停止、 GO識別情報の表示態様の変更、 (m)選択候補標示の表示態様の変更、 Gv)選択対象の再生、および (V)合図信号の出 力を行う場合を例にあげた。しかし、本発明はこれに限られない。選択情報の特徴情 報と関心情報とが合致したとき、選択対象の選択回数が所定回数以上のとき、または 選択対象が過去に選択されたことがないとき、(0ないし (V)のうちの 1個の動作を行つ てもよいし、数個の動作を行ってもよい。
[0137] 図 15は、関心情報設定部 35による関心情報の設定動作および選択履歴調査部 3 6の選択回数調査の動作を示している。この動作は、図 12中のステップ S31および S 32において必要に応じて行われる。また、この動作は、選択者が選択対象を選択し たとき、選択対象が追加または削除されたとき、あるいは、選択者が関心のある事項 を入力したときに、これらの事態が生じた直後に行われる。
[0138] すなわち、図 15に示すように、選択者が選択対象を選択したとき (ステップ S 51: Y ES)、あるいは選択対象が追加または削除されたとき (ステップ S52 : YES)、選択履 歴調査部 36は、選択回数調査を行い、調査の結果に基づいて選択回数値を設定- 更新する。続いて、関心情報設定部 35は、選択対象の選択、選択対象の追加また は選択対象の削除を反映した新しい関心情報を生成し、関心情報の設定'更新を行
[0139] また、選択者が関心のある事項を入力したときには (ステップ S53)、関心情報設定 部 35は、この入力された事項に基づいて、関心情報の設定 ·更新を行う。
[0140] これにより、選択対象の変化に合わせて選択回数値を更新することができる。また、 選択対象の変化あるいは選択者の関心の変化に合わせて関心情報を更新すること ができる。したがって、選択者の関心に常に合致した、選択候補標示の移動制御お よびスクロール制御を実現することができる。
[0141] (第 4実施形態)
図 16は、本発明の情報表示制御装置の第 4実施形態の動作を示している。情報表 示制御装置の第 4実施形態では、選択対象の複数種類の特徴情報と複数種類の関 心情報との合致の程度、選択対象の選択回数および選択対象の履歴などを総合的 に判断し、この判断結果に基づいて、(0選択候補標示の移動またはスクロールの停 止、 GO識別情報の表示態様の変更、(m)選択候補標示の表示態様の変更、 Gv)選択 対象の再生、 (V)合図信号の出力を行う。
[0142] すなわち、図 16に示すように、情報表示制御装置は、ステップ S61において、各選 択対象に得点を付ける。この得点の算出は、選択対象の複数種類の特徴情報と複 数種類の関心情報との合致の程度、選択対象の選択回数および選択対象の履歴な どに基づいて行われる。得点の算出には、選択者の関心が高いほど得点が高くなる ような計算式が用いられる。
[0143] そして、情報表示制御装置は、ステップ S66において、選択対象指定部 32により 指定された選択対象の得点が所定値以上であるか否かを判断し、この得点が所定 値以上でないときには (ステップ S66 :NO)、選択候補標示の移動またはスクロール を実行する (ステップ S67)。一方、選択対象指定部 32により指定された選択対象の 得点が所定値以上であるときには (ステップ S66: YES)、選択候補標示の移動また はスクロールを停止し (ステップ S69)、さらに、識別情報および選択候補表示の表示 態様の変更 (ステップ S70)、選択対象の再生 (ステップ S71)、および合図信号の出 力(ステップ S72)を行う。
[0144] なお、図 16中のステップ S62ないし S64の内容は、図 12中のステップ S33ないし S 35と同じであり、図 16中のステップ S65の内容は、図 13中のステップ S36と同じであ る。また、図 16中のステップ S67な!ヽし S72は、図 13中のステップ S40な!ヽし S45と 同じである。
[0145] ここで、選択対象が、情報表示制御装置が搭載された DVDレコーダにより録画さ れたテレビ番組のコンテンツデータである場合を例にあげ、ステップ S61における得 点算出方法について、図 17から図 21を参照しながら説明する。得点算出は、累積 視聴割合、過去視聴割合、選択対象のジャンル名と選択者の関心のあるジャンル名 との合致の有無、および選択対象の出演者名と選択者の関心のある出演者名との合 致の有無に基づ 、て行われる。
[0146] 累積視聴割合は、次の式により得ることができる。
[0147] 累積視聴割合 =視聴時間 Z番組放送時間
累積視聴割合についての得点 Aは、図 17に示す得点設定テーブル T3を用いて得 る。
[0148] 過去視聴割合は、次の式により得ることができる。
[0149] 過去視聴割合 =視聴回数 Z放送回数
過去視聴割合についての得点 Bは、図 18に示す得点設定テーブル T4を用いて得 る。
[0150] 選択対象のジャンル名と選択者の関心のあるジャンル名との合致の有無につ!、て の得点 Cは、図 19に示す得点設定テーブル T5を用 V、て得る。
[0151] 選択者の関心のある出演者名との合致の有無についての得点 Dは、図 20に示す 得点設定テーブル T6を用いて得る。
[0152] これら得られた得点 Aから Dを次式に当てはめることにより、総合得点 Eを得る。
[0153] Ε = α Α Χ β Β + γ Ο + δ Ό
α、 β、 Ύ、 δが加重定数である。例えば、 a = 0.2、 y = 0.5、 δ = 1である。 j8は、 選択対象がシリーズ番組であるときには 2であり、選択対象がシリーズ番組でな ヽとき には 1である。
[0154] 図 21に示すように、 DVDレコーダにより、タイトル名力 「ΑΑΑ」、「ΒΒΒ」、 " ·「ΖΖΖ」 のコンテンツデータが録画されているとする。各コンテンツデータについての累積視 聴割合、過去視聴割合、ジャンル名、ジャンル名に関する選択者の好みの有無、出 演者名、出演者名に対する選択者の好みの有無、総合得点 Εは、図 21に示す通り である。例えば、情報表示制御装置は、図 16中のステップ S66において、コンテンツ データの総合得点 Εが 20点以上であるときに限り、選択候補標示またはスクロール の停止、表示態様の変更、コンテンツデータの再生、および合図信号の出力を行う。 [0155] 情報表示制御装置の第 4実施形態によれば、選択対象の複数種類の特徴情報と 複数種類の関心情報との合致の程度、選択対象の選択回数および選択対象の履歴 などを総合的に判断することにより、選択者の関心のある選択対象を正確に認識す ることができる。したがって、選択者による選択対象の選択作業をより一層容易にする ことができ、選択作業のより一層の迅速化'円滑ィ匕を図ることができ、選択作業の効 率をより一層高めることができる。
[0156] (第 5実施形態)
図 22は、本発明の情報表示制御装置の第 5実施形態における関心情報設定部を 示している。図 23は、本発明の情報表示制御装置の第 5実施形態における選択履 歴調査部を示している。
[0157] 本発明の情報表示制御装置の第 5実施形態では、選択対象の特徴情報と関心情 報とが合致するか (合致判断)、選択対象の選択回数が所定回数以上か (選択回数 判断)、および選択対象が過去に選択されたことがあるか (選択履歴判断)といった判 断を、選択者ごとに行う。例えば、情報表示制御装置が搭載された DVDレコーダを、 1家庭における家族 4人で使用する場合には、情報表示制御装置は、合致判断、選 択回数判断および選択履歴判断を、これら 4人の選択者ごとに行う。 4人の選択者は 、例えば年齢、性別、性格、趣味などがそれぞれ互いに異なるため、選択対象につ いての関心事項がそれぞれ互いに異なる。また、 n個の選択対象のうちどの選択対 象を過去に選択した力も異なるし、選択回数も異なる。
[0158] 図 22に示すように、情報表示制御装置の第 5実施形態における関心情報設定部 5 0は、関心情報記憶部 51を有し、関心情報記憶部 51には、 4人の選択者 U1ないし U4の関心情報 G1ないし G4が、選択者ごとに区別されて記憶されている。
[0159] また、図 23に示すように、情報表示制御装置の第 5実施形態における選択履歴調 查部 60は、選択履歴記憶部 61を有し、選択履歴記憶部 61には、 4人の選択者 U1 な!、し U4の選択回数値 HIな 、し H4が、選択者ごとに区別されて記憶されて 、る。
[0160] 情報表示制御装置は、例えば電源投入直後に、現在、 DVDレコーダを利用してい る選択者を特定する。選択者の特定は、予め設定された選択者名のリストを画面中 に表示し、選択者に選択者名を選択させることにより行うことができる。続いて、図 12 および図 13に示す動作中の合致判断、選択回数判断および選択履歴判断を、特定 された選択者の関心情報および選択回数値を用いて行う。例えば、特定された選択 者が選択者 U1であるとすると、情報表示制御装置は、関心情報 G1を用いて合致判 断 (図 13中のステップ S37)を行う。また、情報表示制御装置は、選択回数値 HIを 用いて選択履歴判断 (ステップ S38)を行う。さらに、情報表示制御装置は、選択回 数値 H 1を用 、て選択回数判断 (ステップ S 39)を行う。
[0161] 情報表示制御装置の第 5実施形態では、選択者ごとに設定された関心情報および 選択回数値を用いて、合致判断、選択回数判断および選択履歴判断を行う。これに より、年齢、性別、趣味などがそれぞれ互いに異なる選択者の関心のある選択対象 を正確に認識することができる。したがって、個々の選択者による選択対象の選択作 業をより一層容易にすることができ、選択作業のより一層の迅速化'円滑ィ匕を図ること ができ、選択作業の効率をより一層高めることができる。
[0162] なお、以上のような実施形態は、専用の装置としてハードウェアと一体的に構成す る形態で実現してもよいし、コンピュータにプログラムを読み込ませることによって実 現してもよい。コンピュータにプログラムを読み込ませることにより、上述の実施形態を 実現する場合には、図 3、図 8、図 12,図 13、図 15、図 16に示す動作を表すコマン ドを有するコンピュータプログラムを作成し、このコンピュータプログラムをコンピュータ に読み込ませることにより、コンピュータ資源を図 1、図 6、図 11などに示す情報表示 制御装置として機能させる。
[0163] また、図 1中の識別情報配列部 11は識別情報配列手段の具体例であり、標示移動 部 12は標示移動手段の具体例であり、スクロール部 13はスクロール手段の具体例 であり、個数認識部 14は個数認識手段の具体例であり、標示移動速度制御部 15は 標示移動速度制御手段の具体例であり、スクロール速度制御部 16はスクロール速度 制御手段の具体例である。
[0164] 図 6中の識別情報配列部 21は識別情報配列手段の具体例であり、標示移動部 22 は標示移動手段の具体例であり、スクロール部 23はスクロール手段の具体例であり 、情報量認識部 24は情報量認識手段の具体例であり、標示移動速度制御部 25は 標示移動速度制御手段の具体例であり、スクロール速度制御部 26はスクロール速度 制御手段の具体例である。
[0165] 図 11中の識別情報配列部 31は識別情報配列手段の具体例であり、選択部対象 指定部 32は選択対象指定手段の具体例であり、標示移動部 33は標示移動手段の 具体例であり、スクロール部 34はスクロール手段の具体例であり、関心情報設定部 3 5は関心情報設定手段の具体例であり、判断部 37は合致判断手段、選択回数判断 手段および選択履歴判断手段の具体例であり、標示移動速度制御部 38は標示移 動速度制御手段の具体例であり、スクロール速度制御部 39はスクロール速度制御手 段の具体例であり、表示態様変更部 40は表示態様変更手段の具体例であり、再生 部 41は再生手段の具体例であり、合図信号出力部 42は合図信号出力手段の具体 例である。
[0166] 図 3中のステップ S 11は識別情報配列工程の具体例であり、ステップ S 14は個数認 識工程の具体例であり、ステップ S16はスクロール工程および標示移動工程の具体 例であり、ステップ S 15はスクロール速度制御工程および標示移動速度制御工程の 具体例である。
[0167] 図 8中のステップ S21は識別情報配列工程の具体例であり、ステップ S24は情報量 認識工程の具体例であり、ステップ S26はスクロール工程および標示移動工程の具 体例であり、ステップ S25はスクロール速度制御工程および標示移動速度制御工程 の具体例である。
[0168] 図 12中のステップ S31は関心情報設定工程の具体例であり、ステップ S33は識別 情報配列工程の具体例であり、ステップ S34は選択対象指定工程の具体例である。 また、図 13中のステップ S37は判断工程の具体例であり、ステップ S40はスクロール 工程および標示移動工程の具体例であり、ステップ S42はスクロール速度制御工程 および標示移動速度制御工程の具体例である。
実施例
[0169] 図 24は、本発明の情報表示制御装置を搭載した DVDレコーダを示している。図 2 4に示すように、 DVDレコーダ 100は、テレビ放送局から送信されるテレビ番組のコ ンテンッデータをテレビ受信回路 101により受信し、これをエンコーダ 102によりェン コードしてハードディスクドライブ 103によりハードディスクに記録することができ、かつ 、このコンテンツデータをディスク駆動制御回路 104および光ピックアップ 105により
DVD200に記録することができる。
[0170] また、 DVDレコーダ 100は、ハードディスクまたは DVD200に記録されたコンテン ッデータをデコーダ 106によりデコードし、ディスプレイパネル装置 300に表示するこ とができる。このとき、表示制御回路 107は表示制御を行う。
[0171] また、 DVDレコーダ 100は、ハードディスクまたは DVD200に記録されたコンテン ッデータのメニューを形成し、このメニューをディスプレイパネル装置 300に表示する ことができる。このとき、表示制御回路 107は表示制御を行う。
[0172] また、 DVDレコーダ 100は、メニュー表示におけるハイライトの移動速度およびスク ロール速度を、ハードディスクまたは DVD200に記録されたコンテンツデータの個数 に応じて変化させることができる。このとき、 CPU108は、図 3に示すプログラムを RO
M109から読み出し、これを実行する。
[0173] また、 DVDレコーダ 100は、メニュー表示におけるハイライトの移動速度およびスク ロール速度を、メニュー表示の情報量に応じて変化させることができる。このとき、 CP
U108は、図 8に示すプログラムを ROM109力も読み出し、これを実行する。
[0174] また、 DVDレコーダ 100は、メニュー表示においてハイライトが移動し、またはスク ロールが行われるとき、関心情報および選択回数値に基づいて、ハイライトの移動お よびスクロールを停止させ、選択者が関心をもつコンテンツデータの識別情報 (メ -ュ 一中の表示枠内)を際立った色を有するハイライトによって指し示すことができる。こ のとき、 CPU108は、図 12および図 13に示すプログラムを ROM109から読み出し、 これを実行する。実行中には演算処理などの作業領域として RAMI 10が用いられる 。また、選択者がリモコン 400を操作することにより入力した情報は、リモコン受信回 路 111により受信され、この情報が関心情報として用いられる。
[0175] なお、本発明は、請求の範囲および明細書全体力 読み取るこのできる発明の要 旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う情報表 示制御装置および情報表示制御方法並びにこれらの機能を実現するコンピュータプ ログラムもまた本発明の技術思想に含まれる。
産業上の利用可能性 本発明に係る情報表示装置および情報表示方法は、例えば、ハードディスクに記 録されたコンテンツデータのメニュー表示など、多数の選択対象の中から 1個または 数個の選択対象を選択者に選択させるための情報表示制御を行う情報表示制御装 置に利用可能である。また、例えば民生用或いは業務用の各種コンピュータ機器に 搭載される又は各種コンピュータ機器に接続可能な情報表示制御装置にも利用可 能である。

Claims

請求の範囲
[1] n個(nは 2以上の整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に 選択させるための情報表示制御を行う情報表示制御装置であって、
前記 n個の選択対象をそれぞれ識別するための n個の識別情報のうちの m個 (mく n)を画面中に配列する識別情報配列手段と、
前記画面中に配列された前記識別情報のスクロールを行うスクロール手段と、 前記選択対象の個数を認識する個数認識手段と、
前記個数認識手段により認識された前記選択対象の個数に応じて前記スクロール 手段によるスクロールの速度を変化させるスクロール速度制御手段とを備えているこ とを特徴とする情報表示制御装置。
[2] n個(nは 2以上の整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に 選択させるための情報表示制御を行う情報表示制御装置であって、
前記 n個の選択対象をそれぞれ識別するための n個の識別情報を画面中に配列す る識別情報配列手段と、
前記 n個の選択対象のうち選択候補である少なくとも 1個の選択対象を指し示す選 択候補標示を前記識別情報の配列に沿うように移動させる標示移動手段と、 前記選択対象の個数を認識する個数認識手段と、
前記個数認識手段により認識された前記選択対象の個数に応じて前記標示移動 手段による前記選択候補標示の移動速度を変化させる標示移動速度制御手段とを 備えて!/、ることを特徴とする情報表示制御装置。
[3] n個(nは 2以上の整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に 選択させるための情報表示制御を行う情報表示制御装置であって、
前記 n個の選択対象をそれぞれ識別するための n個の識別情報のうちの m個 (mく n)を画面中に配列する識別情報配列手段と、
前記画面中に配列された前記識別情報のスクロールを行うスクロール手段と、 前記 n個の識別情報のそれぞれの量、または前記 n個の識別情報中の少なくとも 1 個の識別情報の量を認識する情報量認識手段と、
前記情報量認識手段により認識された量に応じて前記スクロール手段によるスクロ ールの速度を変化させるスクロール速度制御手段とを備えていることを特徴とする情 報表示制御装置。
[4] n個(nは 2以上の整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に 選択させるための情報表示制御を行う情報表示制御装置であって、
前記 n個の選択対象をそれぞれ識別するための n個の識別情報を画面中に配列す る識別情報配列手段と、
前記 n個の選択対象のうち選択候補である少なくとも 1個の選択対象を指し示す選 択候補標示を前記識別情報の配列に沿うように移動させる標示移動手段と、 前記 n個の識別情報のそれぞれの量、または前記 n個の識別情報中の少なくとも 1 個の識別情報の量を認識する情報量認識手段と、
前記情報量認識手段により認識された量に応じて前記標示移動手段による前記選 択候補標示の移動速度を変化させる標示移動速度制御手段とを備えていることを特 徴とする情報表示制御装置。
[5] n個(nは 2以上の整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に 選択させるための情報表示制御を行う情報表示制御装置であって、
前記 n個の選択対象をそれぞれ識別するための n個の識別情報のうちの m個 (mく n)を画面中に配列する識別情報配列手段と、
前記画面中に配列された識別情報のうちの少なくとも 1個の識別情報に対応する 選択対象を選択候補として指定する選択対象指定手段と、
前記画面中に配列された前記識別情報のスクロールを行うスクロール手段と、 前記選択対象に関連し、前記選択者が関心をもつ事項を示す関心情報を設定す る関心情報設定手段と、
前記選択対象指定手段により指定された選択対象の特徴情報と前記関心情報と が合致するカゝ否かを判断する合致判断手段と、
前記合致判断手段の判断結果に基づき、前記選択対象指定手段により指定され た選択対象の特徴情報と前記関心情報とが合致したとき、前記スクロール手段による スクロールの速度を遅くし、または前記スクロールを停止させるスクロール速度制御 手段とを備えて 、ることを特徴とする情報表示制御装置。 [6] 前記関心情報設定手段は、前記 n個の選択対象の特徴情報のうち、個数が所定数 以上である同一内容を有する特徴情報を特定し、この特徴情報を前記関心情報とし て設定することを特徴とする請求の範囲第 5項に記載の情報表示制御装置。
[7] 前記関心情報設定手段は、前記選択者により入力された情報を前記関心情報とし て設定することを特徴とする請求の範囲第 5項に記載の情報表示制御装置。
[8] 前記選択対象指定手段により指定された選択対象を前記選択者が過去に選択し た回数が所定回数以上である力否かを判断する選択回数判断手段を備え、 前記スクロール速度制御手段は、前記選択回数判断手段の判断結果に基づき、 前記選択対象指定手段により指定された選択対象を選択者が過去に選択した回数 が所定回数以上であるとき、前記スクロール手段によるスクロールの速度を遅くし、ま たは前記スクロールを停止させることを特徴とする請求の範囲第 5項に記載の情報表 示制御装置。
[9] 前記選択対象指定手段により指定された選択対象を前記選択者が過去に選択し たことがあるカゝ否かを判断する選択履歴判断手段を備え、
前記スクロール速度制御手段は、前記選択履歴判断手段の判断結果に基づき、 前記選択対象指定手段により指定された選択対象を選択者が過去に選択したことが ないとき、前記スクロール手段によるスクロールの速度を遅くし、または前記スクロー ルを停止させることを特徴とする請求の範囲第 5項に記載の情報表示制御装置。
[10] 前記判断手段の判断結果に基づき、前記選択対象指定手段により指定された選 択対象の特徴情報と前記関心情報とが合致したとき、前記選択対象指定手段により 指定された選択対象の識別情報の表示態様を、他の選択対象の識別情報の表示態 様と異ならせる表示態様変更手段を備えていることを特徴とする請求の範囲第 5項に 記載の情報表示制御装置。
[11] 前記判断手段の判断結果に基づき、前記選択対象指定手段により指定された選 択対象の特徴情報と前記関心情報とが合致したとき、前記選択対象指定手段により 指定された選択対象を再生する再生手段を備えていることを特徴とする請求の範囲 第 5項に記載の情報表示制御装置。
[12] 前記判断手段の判断結果に基づき、前記選択対象指定手段により指定された選 択対象の特徴情報と前記関心情報とが合致したとき、この合致を選択者に知らせる ための合図信号を出力する合図信号出力手段を備えていることを特徴とする請求の 範囲第 5項に記載の情報表示制御装置。
[13] n個(nは 2以上の整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に 選択させるための情報表示制御を行う情報表示制御装置であって、
前記 n個の選択対象をそれぞれ識別するための n個の識別情報を画面中に配列す る識別情報配列手段と、
前記画面中に配列された識別情報のうちの少なくとも 1個の識別情報に対応する 選択対象を選択候補として指定する選択対象指定手段と、
前記選択対象指定手段により指定された選択対象の識別情報を指し示す選択候 補標示を、前記選択対象指定手段が指定する選択対象の変更に従って移動させる 標示移動手段と、
前記選択対象に関連し、前記選択者が関心をもつ事項を示す関心情報を設定す る関心情報設定手段と、
前記選択対象指定手段により指定された選択対象の特徴情報と前記関心情報と が合致するカゝ否かを判断する合致判断手段と、
前記合致判断手段の判断結果に基づき、前記選択対象指定手段により指定され た選択対象の特徴情報と前記関心情報とが合致したとき、前記標示移動手段による 前記選択候補標示の移動速度を遅くし、または前記選択候補標示の移動を停止さ せる標示移動速度制御手段とを備えていることを特徴とする情報表示制御装置。
[14] 前記関心情報設定手段は、前記 n個の選択対象の特徴情報のうち、個数が所定数 以上である同一内容を有する特徴情報を特定し、この特徴情報を前記関心情報とし て設定することを特徴とする請求の範囲第 13項に記載の情報表示制御装置。
[15] 前記関心情報設定手段は、前記選択者により入力された情報を前記関心情報とし て設定することを特徴とする請求の範囲第 13項に記載の情報表示制御装置。
[16] 前記選択対象指定手段により指定された選択対象を前記選択者が過去に選択し た回数が所定回数以上である力否かを判断する選択回数判断手段を備え、 前記標示移動速度制御手段は、前記選択回数判断手段の判断結果に基づき、前 記選択対象指定手段により指定された選択対象を選択者が過去に選択した回数が 所定回数以上であるとき、前記標示移動手段による前記選択候補標示の移動速度 を遅くし、または前記選択候補標示の移動を停止させることを特徴とする請求の範囲 第 13項に記載の情報表示制御装置。
[17] 前記選択対象指定手段により指定された選択対象を前記選択者が過去に選択し たことがあるカゝ否かを判断する選択履歴判断手段を備え、
前記標示移動速度制御手段は、前記選択履歴判断手段の判断結果に基づき、前 記選択対象指定手段により指定された選択対象を選択者が過去に選択したことがな いとき、前記標示移動手段による前記選択候補標示の移動速度を遅くし、または前 記選択候補標示の移動を停止させることを特徴とする請求の範囲第 13項に記載の 情報表示制御装置。
[18] 前記判断手段の判断結果に基づき、前記選択対象指定手段により指定された選 択対象の特徴情報と前記関心情報とが合致したとき、前記選択対象指定手段により 指定された選択対象の識別情報の表示態様を、他の選択対象の識別情報の表示態 様と異ならせる表示態様変更手段を備えていることを特徴とする請求の範囲第 13項 に記載の情報表示制御装置。
[19] 前記判断手段の判断結果に基づき、前記選択対象指定手段により指定された選 択対象の特徴情報と前記関心情報とが合致したとき、前記選択候補標示の表示態 様を、前記選択対象指定手段により指定された選択対象の特徴事項と前記関心情 報の示す事項とが合致して 、な 、ときの前記選択候補標示の表示態様と異ならせる 表示態様変更手段を備えていることを特徴とする請求の範囲第 13項に記載の情報 表示制御装置。
[20] 前記判断手段の判断結果に基づき、前記選択対象指定手段により指定された選 択対象の特徴情報と前記関心情報とが合致したとき、前記選択対象指定手段により 指定された選択対象を再生する再生手段を備えていることを特徴とする請求の範囲 第 13項に記載の情報表示制御装置。
[21] 前記判断手段の判断結果に基づき、前記選択対象指定手段により指定された選 択対象の特徴情報と前記関心情報とが合致したとき、この合致を選択者に知らせる ための合図信号を出力する合図信号出力手段を備えていることを特徴とする請求の 範囲第 13項に記載の情報表示制御装置。
[22] n個(nは 2以上の整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に 選択させるための情報表示制御を行う情報表示制御方法であって、
前記 n個の選択対象をそれぞれ識別するための n個の識別情報のうちの m個 (mく n)を画面中に配列する識別情報配列工程と、
前記画面中に配列された前記識別情報のスクロールを行うスクロール工程と、 前記選択対象の個数を認識する個数認識工程と、
前記個数認識工程において認識された前記選択対象の個数に応じて前記スクロ ール工程におけるスクロールの速度を変化させるスクロール速度制御工程とを備え て 、ることを特徴とする情報表示制御方法。
[23] n個(nは 2以上の整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に 選択させるための情報表示制御を行う情報表示制御方法であって、
前記 n個の選択対象をそれぞれ識別するための n個の識別情報を画面中に配列す る識別情報配列工程と、
前記 n個の選択対象のうち選択候補である少なくとも 1個の選択対象を指し示す選 択候補標示を前記識別情報の配列に沿うように移動させる標示移動工程と、 前記選択対象の個数を認識する個数認識工程と、
前記個数認識工程において認識された前記選択対象の個数に応じて前記標示移 動工程における前記選択候補標示の移動速度を変化させる標示移動速度制御ェ 程とを備えて ヽることを特徴とする情報表示制御方法。
[24] n個(nは 2以上の整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に 選択させるための情報表示制御を行う情報表示制御方法であって、
前記 n個の選択対象をそれぞれ識別するための n個の識別情報のうちの m個 (mく n)を画面中に配列する識別情報配列工程と、
前記画面中に配列された前記識別情報のスクロールを行うスクロール工程と、 前記 n個の識別情報のそれぞれの量、または前記 n個の識別情報中の少なくとも 1 個の識別情報の量を認識する情報量認識工程と、 前記情報量認識工程において認識された量に応じて前記スクロール工程における スクロールの速度を変化させるスクロール速度制御工程とを備えていることを特徴と する情報表示制御方法。
[25] n個(nは 2以上の整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に 選択させるための情報表示制御を行う情報表示制御方法であって、
前記 n個の選択対象をそれぞれ識別するための n個の識別情報を画面中に配列す る識別情報配列工程と、
前記 n個の選択対象のうち選択候補である少なくとも 1個の選択対象を指し示す選 択候補標示を前記識別情報の配列に沿うように移動させる標示移動工程と、 前記 n個の識別情報のそれぞれの量、または前記 n個の識別情報中の少なくとも 1 個の識別情報の量を認識する情報量認識工程と、
前記情報量認識工程において認識された量に応じて前記標示移動工程における 前記選択候補標示の移動速度を変化させる標示移動速度制御工程とを備えている ことを特徴とする情報表示制御方法。
[26] n個(nは 2以上の整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に 選択させるための情報表示制御を行う情報表示制御方法であって、
前記 n個の選択対象に関連し、前記選択者が関心をもつ事項を示す関心情報を設 定する関心情報設定工程と、
前記 n個の選択対象をそれぞれ識別するための n個の識別情報のうちの m個 (mく n)を画面中に配列する識別情報配列工程と、
前記画面中に配列された識別情報のうちの少なくとも 1個の識別情報に対応する 選択対象を選択候補として指定する選択対象指定工程と、
前記画面中に配列された前記識別情報のスクロールを行うスクロール工程と、 前記選択対象指定工程において指定された選択対象の特徴情報と前記関心情報 とが合致するカゝ否かを判断する判断工程と、
前記判断工程における判断結果に基づき、前記選択対象指定工程において指定 された選択対象の特徴情報と前記関心情報とが合致したとき、前記スクロール手段 によるスクロールの速度を遅くし、または前記スクロールを停止させるスクロール速度 制御工程とを備えていることを特徴とする情報表示制御方法。
n個(nは 2以上の整数)の選択対象の中から少なくとも 1個の選択対象を選択者に 選択させるための情報表示制御を行う情報表示制御方法であって、
前記 n個の選択対象に関連し、前記選択者が関心をもつ事項を示す関心情報を設 定する関心情報設定工程と、
前記 n個の選択対象をそれぞれ識別するための n個の識別情報を画面中に配列す る識別情報配列工程と、
前記画面中に配列された識別情報のうちの少なくとも 1個の識別情報に対応する 選択対象を選択候補として指定する選択対象指定工程と、
前記選択対象指定工程において指定された選択対象の識別情報を指し示す選択 候補標示を、前記選択対象指定工程において指定される選択対象の変更に従って 移動させる標示移動工程と、
前記選択対象指定工程において指定された選択対象の特徴情報と前記関心情報 とが合致するカゝ否かを判断する判断工程と、
前記判断工程における判断結果に基づき、前記選択対象指定工程において指定 された選択対象の特徴情報と前記関心情報とが合致したとき、前記標示移動手段に よる前記選択候補標示の移動速度を遅くし、または前記選択候補標示の移動を停 止させる標示移動速度制御工程とを備えていることを特徴とする情報表示制御方法
[28] 請求の範囲第 1項に記載の情報表示制御装置としてコンピュータを機能させること を特徴とするコンピュータプログラム。
[29] 請求の範囲第 2項に記載の情報表示制御装置としてコンピュータを機能させること を特徴とするコンピュータプログラム。
[30] 請求の範囲第 3項に記載の情報表示制御装置としてコンピュータを機能させること を特徴とするコンピュータプログラム。
[31] 請求の範囲第 4項に記載の情報表示制御装置としてコンピュータを機能させること を特徴とするコンピュータプログラム。
[32] 請求の範囲第 5項に記載の情報表示制御装置としてコンピュータを機能させること を特徴とするコンピュータプログラム。
請求の範囲第 13項に記載の情報表示制御装置としてコンピュータを機能させるこ とを特徴とするコンピュータプログラム。
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