WO1992009940A1 - Method for executing program for cnc equipment - Google Patents

Description

明 細 書 C N C装置のプログラム実行方式 技 術 分 野

本発明は一つの C P Uでシーケ ンスプロ グラ ムおよび C N Cプログラムを実行する C N C装置のプログラム実行方式に 関し、 特にシーケ ンスプログラムの処理速度の高速化を図つ た C N C装置のプログラム実行方式に関する。 背 景 技 術

従来、 C N C装置において、 一つの C P Uでシーケ ンスプ σグラムおよび C N Cプログラ厶を実行する場合には、 シー ケンスプログラムを複数に分割し、 その分割したシーケンス プログラムと C N Cプログラ厶とを交互に実行していた。

しかし、 C N Cプログラムの実行時間は、 C N C装置の付 加機能が最大の場合を想定して決められているので、 実際の 付加機能がそれよりも少ない場合には、 C N Cプログラムの 処理時間がいたずらに長く なつていた。 したがって、 シーケ ンスプログラムの一定時間当たりの実行量が減るため、 シー ケンスプログラムの処理速度の高速化を図ることができなか つた 発 明 の 開 示

本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、 シー ケンスプログラムの一定時間当たりの実行量を増やし、 シ一 ケ ンスプログラ厶処理の高速度化を図つた C N C装置のプロ グラム実行方式を提供することを目的とする。

本発明では上記課題を解決するために、

—つの C P Uでシーケンスプログラムおよび C N Cプログ ラムを実行する C N C装置のプログラム実行方式において、 前記 C N Gプログラムの実行時間を前記 C N C装置の付加機 能情報に応じて算出し、 タイマ周期を決定するタイマ周期自 動決定手段と、 前記タイマ周期に従ってタイマ信号を出力す るタイマと、 前記シーケンスプログラムを一定時間に分割し、 前記 C N Cプログラムと前記分割したシーケ ンスプログラム とを、 前記タイマ周期で交互に実行するプログラム実行手段 と、 を有することを特徴とする C N C装置のプログラム実行 方式が、 提供される。

タイマ周期自動決定手段は、 C N Cプログラムの実行時間 を C N C装置の付加機能に応じて算出するので、 無駄な時間 がなく、 効率良く C N Cプログラムが実行される。 また、 そ の C N Cプログラムと分割したシーケンスプログラ厶を交互 に実行するので、 シーケ ンスプログラムの一定時間当たりの 実行量が増える。 図 面 の 簡 単 な 説 明

第 1図は C N C装置のプ口グラム方式のブロ ック図、 第 2図 （ a ) は付加機能最大時のタイ ムチャー ト、

第 2図 （ b ) は実際の付加機能時のタ イ ムチャー ト、 第 3図は本発明を実施するための数値制御装置のハ ー ドゥ ァの概略構成図である。 発明を実施するための最良の形態

以下、 図面に基づいて本発明の一実施例を説明する。

第 3図は本発明を実施するための数値制御装置のハ ー ドゥ ヱァの概略構成図である。 プロセ ッ サ 1 1 は R〇 M 1 2 に格 納されたシステムプログラムに従って数値制御装置全体を制 御する。 また、 プロセッサ 1 1 は R〇M 1 2 に格納されたシ 一ケ ンスプロ グラ ムに従って工作機械 2 1をシーケンス制御 する。

R O M 1 2には E P R O Mあるいは E E P R〇 Mが使用さ れる。 R A M I 3は S R A M等が使用され、 各種のデータあ るいは入出力信号が格納される。 '

不揮発性メ モ リ 1 4 にはバッテ リバッ クアップされた G M 〇 Sが使用され、 電源切断後も保持すべきパラ メ ータ、 ピッ チ誤差補正量及び工具補正量等が格納されている。

グラフィ ッ ク制御回路 1 5はディ ジタル信号を表示用の信 号に変換し、 表示画面 1 6に与える。 表示画面 1 6 は C R T あるいは液晶表示装置が使用され、 各軸の位置、 入出力信号 の状態等を表示する。 これら表示の切り換えは、 表示画面 1 6の下部のソ フ トキ一 1 7によって行われる。

キーボー ド 1 8はシンボリ ッ クキー、 数値キ一等からなり， 必要な図形、 データをこれらのキーを使用して入力する。

入出力回路 1 9は、 プロセ ッ サ 1 1でシーケ ンス処理され た信号をバス 2 0経由で受け、 対応する出力信号を出力して 工作機械 2 1を制御する。 また、 機械側からの入力信号を受 けて、 対応する信号をバス 2 0を経由してプロセッサ 1 1 に 転送する。

軸制御回路 2 2は、 プロセッサ 1 1からの軸の移動指令を 受けて、 軸の措令をサーボアンプ 2 3に出力する。 サ一ボア ンプ 2 3は、 この移動指令を受けて、 工作機械 2 1のサ一ボ モータを駆動する。 これらの構成要素はバス 2 0によって互 いに結合されている。

次に第 1図のブロ ック図に基づいて、 上記構成からなる C N C装置のプログラム実行手順を説明する。

不揮発性メ モ リ 1 4には、 実際の付加機能の情報 1及び付 加機能最大時の情報 2が入力されている。 ここで、 入力され る付加機能情報としてのパラメータは、 C N Cプログラムの 実行に最低限必要な時間であり、 例えば、 実際の付加準 時 1のパラメータとして T が、 最大時の付加機能 2のパラ メータとしては T aが入力される。

タイマ周期自動決定手段 3は、 これら付加機能パラ メ ータ T a、 T bの値から、 シーケ ンスプログラ 厶の実行タィ ミ ン グを計るためのタイマの周期を算出する。 より具体的には、 第 2図 （ a ) の付加機能最大時のタ イ ムチャー トに示すよう に、 まず付加機能最大時のタイマの周期として、 シーケンス プログラムの分割時間 t と付加機能最大時の C N Cプログラ ムの実行時間 T aとの和である T【 が記憶される。 次いで、 シーケ ンスプ πグラムの分割時間 t と実際の付加機能時の C N Cプログラムの実行時間 T bとの和 （ t +T b) を算出し、 この （ t +T b) と付加機能最大時のタイマの周期 T , との 比から、 実際の付加機能時のタイマの周期を算出する。 第 2 図 （ b) には実際の付加機能時のタイマの周期が Τ , Z2と なる場合のタイ ムチャー トを示す。

このように、 タイマの周期が決定されると、 タ イ マ 4はこ の周期毎に信号を出力し、 この信号が出力される度に C P U 5はシーケンスプログラムを実行する。 したがって、 一定時 間内におけるシーケンスプログラ厶の実行量は、 従来より も 明らかに多くなる。

なお、 ¾の説明ではタィマの周期が最大の付加機能時の 1 Z 2になるとしたが、 これ等の周期は付加機能の量に応じ て変化する。

以上説明したように本発明では、 C N Cプログラムの実行 時間を C N C装置の付加機能情報に応じて算出するので、 無 駄な時間がなく、 効率良く CNCプログラムが実行される。 そして、 その C N Cプログラムと分割したシーケ ンスプログ ラムをタイマ周期で交互に実行するので、 シーケンスプログ ラムの一定時間当たりの実行量が増え、 処理速度が速くなる。

Claims

請 求 の 範 囲 · 1 . —つの C P Uでシーケ ンスプログラムおよび C N Cプ 口グラムを実行する C N C装置のプログラム実行方式におい て、

前記 C N (：プ πグラムの実行時間を前記 C N C装置の付加 機能情報に応じて算出し、 タィマ周期を決定するタイマ周期 自動決定手段と、

前記タイマ周期に従ってタイマ信号を出力するタイマと、 前記シーケンスプログラムを一定時間に分割し、 前記 C N Cプログラムと前記分割したシーケ ンスプログラムとを、 前 記タイマ周期で交互に実行するプログラム実行手段と、 を有することを特徵とする C N C装置のプログラム実行方 式 o

2 . 前記タイマ周'期は前記 C N Cプログラムの実行時間と 前記分割したシーケンスプログラムの実行時間との和で求め られることを特徵とする請求項 1記載の C N C装置のプログ ラ厶実 ίτ方式。