JPWO2020090672A1 - アンテナ装置、アンテナモジュール、通信装置およびレーダ装置 - Google Patents

アンテナ装置、アンテナモジュール、通信装置およびレーダ装置 Download PDF

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Abstract

アンテナ装置(1)は、基板(2)、第1グランド層(6)、放射電極(12)および導波管構造体(14)を備えている。導波管構造体(14)は、放射電極(12)の電界方向に位置して第1グランド層(6)に設けられたスリット(15)と、スリット(15)を取り囲んで基板(2)の厚さ方向に延びた導体壁(16)とによって構成されている。平面視で磁界方向の導波管構造体(14)の寸法(W)は、基板(2)の媒質での放射電極(12)が放射する電波の波長(λa)の1/2よりも大きくなっている。スリット(15)から導波管構造体(14)の終端部(14A)までの長さ寸法(L)は、導波管構造体(14)の内部における放射電極(12)が放射する電波の波長の略1/4になっている。

Description

本開示は、例えばマイクロ波、ミリ波等の高周波の電波に用いて好適なアンテナ装置、アンテナモジュール、通信装置およびレーダ装置に関する。
特許文献1には、表面波の伝搬を抑制してアンテナ利得を向上させるために、パッチアンテナの周囲にAMC素子(Artificial Magnetic Conductor)を配置したアンテナ装置が記載されている。
特開2009−17515号公報
ところで、特許文献1に記載されたアンテナ装置では、表面波伝搬を十分に抑制するためには、一定数のAMC素子が必要になる。このため、アンテナ装置が大型化するという問題がある。
本発明の一実施形態の目的は、アンテナ利得の向上と小型化が可能なアンテナ装置、アンテナモジュール、通信装置およびレーダ装置を提供することにある。
本発明の一実施形態は、複数の絶縁層が積層された基板と、前記基板に設けられたグランド電極と、前記基板に設けられた放射電極とを備えたアンテナ装置であって、平面視で前記放射電極の電界方向に位置して前記グランド電極に設けられたスリットと、前記スリットを取り囲んで前記基板の厚さ方向に延びた導体壁とからなる導波管構造体を備え、平面視で前記放射電極の磁界方向の前記導波管構造体の寸法は、前記基板の媒質での前記放射電極が放射する電波の波長の1/2よりも大きくなっており、平面視で前記スリットから前記導波管構造体の前記放射電極の電界方向の終端部までの長さ寸法は、前記導波管構造体の内部における前記放射電極が放射する電波の波長の略1/4であることを特徴としている。
本発明の一実施形態によれば、表面波の伝搬を抑制してアンテナ利得を向上することができるのに加え、装置全体を小型化することができる。
第1の実施形態によるアンテナ装置を示す平面図である。 図1中のA部を拡大して示す拡大平面図である。 アンテナ装置を図2中の矢示III−III方向からみた断面図である。 図2中のアンテナ装置を分解して示す分解斜視図である。 パッチアンテナの放射角度とアンテナ利得との関係を示す特性線図である。 放射電極からスリットまでの間隔寸法とアンテナ利得との関係を示す特性線図である。 第2の実施形態によるアンテナ装置を示す図2と同様位置の拡大平面図である。 アンテナ装置を図7中の矢示VIII−VIII方向からみた断面図である。 第3の実施形態によるアンテナ装置を示す図2と同様位置の拡大平面図である。 アンテナ装置を図9中の矢示X−X方向からみた断面図である。 変形例によるアンテナ装置を示す図10と同様な位置の断面図である。 第4の実施形態によるアンテナ装置を示す図2と同様位置の拡大平面図である。 アンテナ装置を図12中の矢示XIII−XIII方向からみた断面図である。 図13中の導波管構造体を示す拡大断面図である。 第5の実施形態による通信装置を示すブロック図である。 第6の実施形態によるレーダ装置を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態によるアンテナ装置、アンテナモジュール、通信装置およびレーダ装置について添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1ないし図4は第1の実施形態によるアンテナ装置1を示している。アンテナ装置1は、基板2、第1グランド層6(図3参照)、放射電極12、導波管構造体14を備えている。アンテナ装置1は、例えば通信装置が送受信する波長の電波として、ミリ波の電波を放射する。
基板2は、誘電体基板であって、互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のうち例えばX軸方向およびY軸方向に対して平行に広がる平板状に形成されている。基板2は、Y軸方向に対して例えば数mm程度の長さ寸法を有し、X軸方向に対して例えば数mm程度の長さ寸法を有すると共に、厚さ方向となるZ軸方向に対して例えば数百μm程度の厚さ寸法を有している。
また、基板2は、例えば低温同時焼成セラミックス多層基板(LTCC多層基板)のような多層基板によって形成され、第1面2A側(第1主面側)から第2面2B側(第2主面側)に向けてZ軸方向に積層した3層の絶縁層3〜5を有している(図3、図4参照)。各絶縁層3〜5は、1000℃以下の低温で焼成可能な絶縁性のセラミックス材料からなり、薄い層状に形成されている。
なお、基板2は、絶縁性のセラミックス材料を用いたセラミックス多層基板に限らず、絶縁性の樹脂材料を用いた樹脂多層基板を用いて形成してもよい。基板2は、より低い誘電率を有する液晶ポリマー(Liquid Crystal Polymer:LCP)から構成される樹脂層を複数積層して形成された多層樹脂基板でもよい。基板2は、フッ素系樹脂から構成される樹脂層を複数積層して形成された多層樹脂基板でもよい。基板2は、LTCC多層基板以外のセラミックス多層基板でもよい。さらに、基板2は、可撓性を有するフレキシブル基板でもよく、熱可塑性を有するリジッド基板でもよい。
第1グランド層6、第2グランド層7および第3グランド層8は、例えば銅、銀等の導電性の金属薄膜によって形成され、外部のグランドに接続されている。なお、第1グランド層6、第2グランド層7および第3グランド層8は、アルミニウム、金またはこれらの合金を主成分とする金属材料によって形成してもよい。
第1グランド層6は、グランド電極となっている。第1グランド層6は、パッチアンテナの地導体板を構成している。第1グランド層6は、絶縁層3と絶縁層4との間に位置している。このため、第1グランド層6は、基板2の内部に設けられている。第2グランド層7は、絶縁層4と絶縁層5との間に位置している。第3グランド層8は、基板2の第2面2B(絶縁層5のうち絶縁層4とは反対側の第2面)に位置している。第1グランド層6、第2グランド層7および第3グランド層8は、いずれも基板2の略全面を覆っている。
第1グランド層6は、第2グランド層7および第3グランド層8と対面している。第1グランド層6は、絶縁層3を挟んで放射電極12と対面し、放射電極12と絶縁された状態で基板2の内部に配置されている。第1グランド層6および第2グランド層7は、複数のビア11によって第3グランド層8に電気的に接続されている。また、第2グランド層7には、線状導体10を取囲んで、金属薄膜が省かれた空隙部7Aが設けられている。この空隙部7Aによって、第2グランド層7と線状導体10との間は絶縁されている。
トリプレート線路9は、放射電極12に対する給電を行う給電線路を構成している。トリプレート線路9は、絶縁層4と絶縁層5との間に設けられた線状導体10と、線状導体10を厚さ方向(Z軸方向)で挟む第1グランド層6および第3グランド層8とによって構成されている。線状導体10は、例えば第2グランド層7と同様の導電性金属材料からなり、細長い帯状に形成されている。また、線状導体10の先端は、放射電極12のうちX軸方向の中心位置と端部位置との間の途中位置(給電点)に接続されている。トリプレート線路9は、放射電極12から放射する電波に応じた高周波信号を伝送すると共に、放射電極12のX軸方向に電流Iが流れるように、放射電極12に給電する(図4参照)。なお、図4は、トリプレート線路9(線状導体10)は、平面視でL字状に屈曲した場合を例示した。本発明はこれに限らず、トリプレート線路は、直線状でもよく、折れ曲がりが多い形状でもよい。
ビア11は、線状導体10に沿って基板2に複数設けられている。ビア11は、基板2の絶縁層4,5を貫通した貫通孔に例えば銅、銀等の導電性金属材料を設けることによって柱状の導体として形成されている。また、ビア11は、Z軸方向に延びて、第1グランド層6、第2グランド層7および第3グランド層8に接続されている。このとき、隣合う2つのビア11の間隔寸法は、電気長で例えば使用する電波の1/4波長よりも小さい値に設定されている。そして、複数のビア11は、空隙部7Aを取囲むと共に、空隙部7Aの縁部に沿って配置されている。
放射電極12は、パッチアンテナの放射素子を構成している。放射電極12および第1グランド層6は、パッチアンテナを構成している。放射電極12は、例えば第1グランド層6と同様の導電性金属材料を用いて略四角形状に形成されている。放射電極12は、第1グランド層6と間隔をもって対面している。具体的には、放射電極12は、基板2の第1面2A(絶縁層3のうち絶縁層4とは反対側の第1面)に位置している。即ち、放射電極12は、第1グランド層6の第1面側に位置して絶縁層3を介して積層されている。このため、放射電極12は、第1グランド層6と絶縁された状態で、第1グランド層6と対面している。
放射電極12は、X軸方向に例えば数百μmから数mm程度の長さ寸法を有すると共に、Y軸方向に例えば数百μmから数mm程度の長さ寸法を有している。放射電極12のX軸方向の長さ寸法は、電気長で例えば放射する電波の半波長となる値に設定されている。
さらに、放射電極12には、X軸方向の途中位置にビア13が接続されると共に、ビア13を介してトリプレート線路9が接続されている。即ち、線状導体10の端部は、接続線路としてのビア13を介して放射電極12に接続されている。放射電極12には、トリプレート線路9からの給電によって、X軸方向に向けて電流Iが流れる。
ビア13は、ビア11とほぼ同様に柱状の導体として形成されている。ビア13は、絶縁層3,4を貫通して形成され、Z軸方向に延びている。ビア13の両端は、放射電極12と線状導体10にそれぞれ接続されている。ビア13は、放射電極12とトリプレート線路9との間を接続する接続線路となっている。ビア13は、放射電極12のうちX軸方向の中心位置と端部位置との間の途中位置に接続されている。
導波管構造体14は、平面視で放射電極12の電界方向(E面方向、図面のX軸方向)に位置して第1グランド層6に設けられたスリット15と、スリット15を取り囲んで基板2の厚さ方向に延びた導体壁16とによって構成されている。導波管構造体14は、放射電極12を挟んで放射電極12に流れる電流Iの方向(X軸方向)の両側に位置している(図1参照)。2つの導波管構造体14は、放射電極12を中心として線対称な形状となっている。なお、電界方向・E面方向とは、電界のベクトルが発生する方向をいう。
スリット15は、第1グランド層6に形成された細長い隙間によって形成されている(図2、図4参照)。スリット15は、放射電極12の電流Iと直交するY軸方向に延びている。平面視で放射電極12とスリット15との間の間隔寸法Dは、自由空間における電波(放射電極12から放射する電波)の波長λ0の0.4倍以上0.8倍以下の値に設定されている(図1参照)。このとき、間隔寸法Dは、放射電極12の中心位置からスリット15までの離間寸法である。具体的には、間隔寸法Dは、放射電極12の中心から、スリット15の磁界方向(H面方向、図面のY軸方向)における中心線Cまでの距離寸法である。スリット15の電界方向(X軸方向)の幅寸法Gは、自由空間における電波の波長の1/10以下の値に設定されている(図2参照)。
導体壁16は、スリット15を取り囲んだ四角形の枠状に形成されている。導体壁16は、複数のビア17によって構成されている。ビア17は、ビア11とほぼ同様に柱状の導体として形成されている。ビア17は、絶縁層4を貫通して形成され、Z軸方向に延びている(図3参照)。ビア17の両端は、第1グランド層6と第2グランド層7にそれぞれ接続されている。隣合う2つのビア17の間隔寸法は、電気長で例えば使用する電波の1/4波長よりも小さい値に設定されている。導波管構造体14は、X軸方向に延びる矩形導波管を形成している。このため、Y軸方向に導波管構造体14の中心で切断した断面は、X軸方向から見たときに、矩形である。なお、導体壁16は、絶縁層4と絶縁層5とを貫通して、グランド層6とグランド層8とに接続されてもよい。
平面視で磁界方向(H面方向、Y軸方向)の導波管構造体14の寸法Wは、基板2の媒質での放射電極12から放射する電波の中心周波数の波長λaの1/2よりも大きく(W>λa/2)なっている(図2参照)。このとき、寸法Wは、導波管構造体14の磁界方向の第1端側に位置するビア17の中心から導波管構造体14の磁界方向の第2端側に位置するビア17の中心までの距離寸法である。好ましくは、寸法Wは、波長λaの1/2よりも大きく、波長λaよりも小さい値になっている(λa/2<W<λa)。平面視でスリット15から導波管構造体14の終端部14Aまでの長さ寸法Lは、導波管構造体14の内部における放射電極12から放射する電波の中心周波数の波長λgの略1/4となっている(図3参照)。一例を挙げると、放射電極12が79GHzの中心周波数の電波を放射し、基板2の比誘電率が2.2で導波管構造体14のY軸方向の寸法Wが2.5mmである場合、波長λaは2.56mmとなり、波長λgは2.98mmとなる。
このとき、導波管構造体14の終端部14Aは、スリット15から入射された電波が導波管構造体14内で反射してスリット15に戻る反射波が生じる部位である。具体的には、導波管構造体14の終端部14Aは、導波管構造体14の伝搬方向(X軸方向)の終端位置に位置する導体壁16である。このため、長さ寸法Lは、スリット15から導波管構造体14の終端部14Aまでの伝搬路長である。具体的には、長さ寸法Lは、スリット15の中心位置から導波管構造体14のうちX軸方向の終端に位置する導体壁16(ビア17の中心位置)までの離間寸法である。なお、スリット15の中心位置は、スリット15の長手方向(Y軸方向)の中心線Cの位置である(図1参照)。平面視で円形状のビア17の場合、ビア17の中心位置は、円の中心点付近の位置である。但し、ビア17の中心位置は、実質的に円の中心であればよく、正確な円の中心である必要はない。なお、磁界方向・H面方向とは、磁界のベクトルが発生する方向をいう。
このとき、基板2の媒質(絶縁層3〜5)での電波の波長λaは、自由空間での電波の波長λ0と、基板2の媒質の比誘電率εrとに基づいて、以下の数1の式で表される。このとき、比誘電率は、例えば、JIS R1660-2に規定された測定方法に基づいて測定される。
Figure 2020090672
また、導波管構造体14の内部における電波の波長λgは、導波管構造体14の磁界方向(Y軸方向)の長さ寸法Wに基づいて、以下の数2の式で表される。
Figure 2020090672
かくして、第1の実施形態では、アンテナ装置1は、複数の絶縁層3〜5が積層された基板2と、基板2に設けられた第1グランド層6(グランド電極)と、基板2に設けられた放射電極12とを備えている。このとき、トリプレート線路9から放射電極12に向けて給電を行うと、放射電極12には、X軸方向に向けて電流Iが流れる。これにより、アンテナ装置1は、放射電極12のX軸方向の長さ寸法に応じた電波を送信または受信する。
また、アンテナ装置1には、基板2の放射電極12の周囲で表面波が伝搬する傾向がある。これに対し、アンテナ装置1は、平面視で放射電極12の電界方向に位置して第1グランド層6に設けられたスリット15と、スリット15を取り囲んで基板2の厚さ方向に延びた導体壁16とからなる導波管構造体14を備えている。
このとき、平面視で磁界方向の導波管構造体14の寸法Wは、基板2の媒質での電波の波長の1/2よりも大きくなっている。このため、放射電極12から放射される電波の周波数は、導波管構造体14のカットオフ周波数よりも高くなり、導波管構造体14の内部を電波が伝搬可能となる。
これに加え、平面視でスリット15から導波管構造体14の終端部14Aまでの長さ寸法Lは、導波管構造体14の内部における電波の波長λgの略1/4となっている。このとき、導波管構造体14は、1/4波長の長さ寸法を有するショートスタブとして機能する。このため、スリット15から導波管構造体14内に進入した電波は、終端部14Aで反射して反射波を発生させる。反射波はスリット15の位置でスリット15に進入する電波と逆位相となるから、スリット15で電波が打ち消される。これにより、スリット15は、ほぼオープン(開放)に近い状態になる。このため、第1グランド層6に流れる表面波の電流は、スリット15によって遮断(カット)されるから、表面波伝搬によるパッチアンテナの指向性の乱れを抑制することができる。
この効果を確認するために、導波管構造体14を設けた場合(第1の実施形態)と導波管構造体14を省いた場合(比較例)について、電界方向の指向性を求めた。その結果を図5に示す。図5に示すように、比較例に比べて、第1の実施形態では、角度(電波の放射角度)が0°となる方向、即ち放射電極12と直交する方向(Z軸方向)でアンテナ利得が向上している。
また、放射電極12とスリット15とが近付きすぎると、スリット15の影響によって、アンテナ利得が低下する。一方、放射電極12とスリット15とが遠すぎると、表面波の抑制効果が低下して、アンテナ利得が低下する。そこで、放射電極12とスリット15との間の間隔寸法Dとアンテナ利得との関係を求めた。その結果を図6に示す。平面視で放射電極12とスリット15との間の間隔寸法Dが、自由空間における放射電極12が放射する電波の波長λ0の0.4倍未満の場合には、パッチアンテナの電流を妨げる。一方、平面視で放射電極12とスリット15との間の間隔寸法Dが、自由空間における放射電極12が放射する電波の波長λ0の0.8倍を超える場合には、パッチアンテナとスリット15との間で、定在波が発生して、アンテナ利得が劣化する。これに対し、図6に示すように、平面視で放射電極12とスリット15との間の間隔寸法Dは、自由空間における放射電極12が放射する電波の波長λ0の0.4倍以上0.8倍以下の値になる場合には、パッチアンテナの電流を妨げず、定在波も発生しない。この結果、アンテナ利得は向上する。
また、スリット15の電界方向の幅寸法Gは、0よりも大きい値であって、自由空間における放射電極12が放射する電波の波長λ0の1/10以下の値になっている(0<G≦λ0/10)。幅寸法Gを波長λ0の1/10以下にする理由は、スリット15のY軸方向における両端部で、位相をほぼ同じにして、電気特性を同じにするためである。これにより、スリット15の全体がほぼ開放端になる。
さらに、放射電極12は、基板2の第1面2Aに配置されており、導波管構造体14は、基板2の内部に配置されている。これにより、基板2の内部に設けられた第1グランド層6(グランド電極)に表面波が伝搬するときに、第1グランド層6を伝搬する表面波を導波管構造体14によって抑制することができる。
次に、図7および図8は本発明の第2の実施形態を示している。そして、第2の実施形態の特徴は、放射電極が設けられた基板の第1面の絶縁層の比誘電率は、導波管構造体が設けられた基板の内部の絶縁層の比誘電率に比べて低い値になっていることにある。なお、第2の実施形態では、第1の実施形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
第2の実施形態によるアンテナ装置21は、第1の実施形態によるアンテナ装置1とほぼ同様に構成されている。アンテナ装置21は、基板22、第1グランド層6、放射電極12、導波管構造体14を備えている。
基板22は、第1の実施形態による基板2とほぼ同様に形成され、第1面22A側(第1主面側)から第2面22B側(第2主面側)に向けてZ軸方向に積層した3層の絶縁層23〜25を有している。但し、基板22の第1面22Aの絶縁層23の比誘電率ε1は、導波管構造体14が設けられた基板22の内部の絶縁層24の比誘電率ε2に比べて低い値になっている(ε1<ε2)。絶縁層25は、例えば絶縁層24と同じ材料によって形成されている。このため、絶縁層25は、絶縁層24と同じ比誘電率ε2を有している。なお、絶縁層25は、絶縁層23と同じ比誘電率ε1を有してもよく、絶縁層23,24と異なる比誘電率を有していてもよい。
放射電極12は、基板22の第1面22A(絶縁層23のうち絶縁層24とは反対側の第1面)に配置されている。導波管構造体14は、第1グランド層6に設けられたスリット15と、スリット15を取り囲んで基板22の厚さ方向に延びた導体壁16とによって構成されている。導体壁16は、スリット15を取り囲んで形成された複数のビア17によって構成されている。ビア17は、ビア11とほぼ同様に柱状の導体として形成されている。ビア17は、絶縁層24を貫通して形成され、Z軸方向に延びている。ビア17の両端は、第1グランド層6と第2グランド層7にそれぞれ接続されている。これにより、導波管構造体14は、基板22の内部に配置されている。
かくして、第2の実施形態でも、スリット15は、ほぼオープン(開放)に近い状態になる。このため、第1グランド層6に流れる表面波の電流は、スリット15によって遮断(カット)される。この結果、表面波の伝搬を抑制してアンテナ利得を向上することができるのに加え、装置全体を小型化することができる。また、第2の実施形態では、放射電極12が設けられた絶縁層23の比誘電率ε1が基板22の内部の絶縁層24の比誘電率ε2に比べて低い値になっている。このため、アンテナ利得の向上が可能であるのに加え、アンテナ装置21の広帯域化を図ることができる。また、導波管構造体14が設けられた基板22の内部の絶縁層24の比誘電率ε2は、基板22の第1面22Aの絶縁層23に比べて高い値になっている。このため、導波管構造体14の内部における電波の波長λgを短くすることができ、導波管構造体14を小型化することができる。
次に、図9および図10は本発明の第3の実施形態を示している。そして、第3の実施形態の特徴は、放射電極は、基板の第1面に配置されており、導波管構造体は、基板の第1面に露出するように設けられていることにある。なお、第3の実施形態では、第1の実施形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
第3の実施形態によるアンテナ装置31は、第1の実施形態によるアンテナ装置1とほぼ同様に構成されている。アンテナ装置31は、基板2、第1グランド層6、放射電極12、導波管構造体33を備えている。
これに加え、アンテナ装置31は、基板2の第1面2Aに設けられた第4グランド層32を備えている。第4グランド層32は、グランド電極となっている。第4グランド層32は、例えば放射電極12と同じ材料からなる導電性の金属薄膜によって形成されている。第4グランド層32は、放射電極12の周囲を除いて基板2の略全面を覆っている。このため、第4グランド層32には、放射電極12を取囲んで、金属薄膜が省かれた空隙部32Aが設けられている。これにより、第4グランド層32は、放射電極12と絶縁された状態で基板2の第1面2Aに配置されている。
導波管構造体33は、平面視で放射電極12の電界方向(X軸方向)に位置して第4グランド層32に設けられたスリット34と、スリット34を取り囲んで基板2の厚さ方向に延びた導体壁35とによって構成されている。導波管構造体33は、放射電極12を挟んでX軸方向の両側に位置している(一方のみ図示)。
スリット34は、第1の実施形態によるスリット15と同様に構成されている。このため、スリット34は、第4グランド層32に形成された細長い隙間によって形成されている。スリット34は、放射電極12の電流と直交するY軸方向に延びている。
導体壁35は、スリット34を取り囲んで形成された複数のビア36によって構成されている。ビア36は、絶縁層3を貫通して形成され、Z軸方向に延びている。ビア36の両端は、第4グランド層32と第1グランド層6にそれぞれ接続されている。平面視でスリット34から導波管構造体33の終端部33Aまでの長さ寸法は、導波管構造体33の内部における電波の波長λgの略1/4となっている。なお、導体壁35は、絶縁層3と絶縁層4とを貫通して、グランド層32とグランド層7とに接続されてもよく、絶縁層3、絶縁層4および絶縁層5を貫通して、グランド層32とグランド層8とに接続されてもよい。
かくして、第3の実施形態でも、表面波の伝搬を抑制してアンテナ利得を向上することができるのに加え、装置全体を小型化することができる。また、第3の実施形態では、放射電極12は、基板2の第1面2Aに配置されており、導波管構造体33は、基板2の第1面2Aに露出するように設けられている。このため、基板2の第1面2Aに配置された第4グランド層32(グランド電極)に流れる表面波の電流は、スリット34によって遮断(カット)される。これにより、表面波伝搬によるパッチアンテナの指向性の乱れを抑制することができる。
なお、第3の実施形態では、放射電極12と第4グランド層32は、基板2の厚さ方向で同じ位置(同じ層)に配置されるものとした。本発明はこれに限らず、図11に示す変形例によるアンテナ装置41のように、放射電極12と第4グランド層32とが、基板2の厚さ方向で異なる位置(異なる層)に配置されてもよい。アンテナ装置41は、例えば4層の絶縁層43〜46を有する基板42を備えている。絶縁層43〜46は、第1面42A側から第2面42B側に向けてZ軸方向に積層されている。絶縁層43は、第4グランド層32を覆っている。第4グランド層32は、絶縁層43と絶縁層44との間に配置されている。放射電極12は、基板42の第1面42Aに設けられている。放射電極12と第4グランド層32との間に絶縁層43が配置されている。
次に、図12ないし図14は本発明の第4の実施形態を示している。そして、第4の実施形態の特徴は、導波管構造体が基板の厚さ方向で折り返した形状となっていることにある。なお、第4の実施形態では、第1の実施形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
第4の実施形態によるアンテナ装置51は、第1の実施形態によるアンテナ装置1とほぼ同様に構成されている。アンテナ装置51は、基板52、第1グランド層6、放射電極12、導波管構造体58を備えている。
基板52は、第1面52A側(第1主面側)から第2面52B側(第2主面側)に向けてZ軸方向に積層した4層の絶縁層53〜56を有している(図13参照)。第1グランド層6は、絶縁層54と絶縁層55との間に位置している。第2グランド層7は、絶縁層55と絶縁層56との間に位置している。第3グランド層8は、基板52の第2面52B(絶縁層56のうち絶縁層55とは反対側の第2面)に位置している。第4グランド層57は、基板52の第1面52A(絶縁層53のうち絶縁層54とは反対側の第1面)に位置している。第1グランド層6、第2グランド層7、第3グランド層8および第4グランド層57は、導電性の金属材料によって形成され、いずれも基板52の略全面を覆っている。
第4グランド層57は、グランド電極となっている。第4グランド層57には、放射電極12を取囲んで、金属薄膜が省かれた空隙部57Aが設けられている。これにより、第4グランド層57は、放射電極12と絶縁された状態で基板52の第1面52Aに配置されている。
導波管構造体58は、平面視で放射電極12の電界方向に位置して第4グランド層57に設けられたスリット59と、スリット59を取り囲んで基板52の厚さ方向に延びた導体壁60とを備えている。導波管構造体58は、放射電極12を挟んでX軸方向の両側に位置している(一方のみ図示)。
スリット59は、第1の実施形態によるスリット15と同様に構成されている。このため、スリット59は、第4グランド層57に形成された細長い隙間によって形成されている。スリット59は、放射電極12の電流と直交するY軸方向に延びている。
導体壁60は、スリット59を取り囲んだ四角形の枠状に形成されている。導体壁60は、複数のビア61によって構成されている。ビア61は、柱状の導体として形成されている。ビア61は、絶縁層53,54を貫通して形成され、Z軸方向に延びている。ビア61の両端は、第4グランド層57と第1グランド層6にそれぞれ接続されている。なお、導体壁60は、絶縁層53、絶縁層54および絶縁層55を貫通して、グランド層57とグランド層7とに接続されてもよく、絶縁層53、絶縁層54、絶縁層55および絶縁層56を貫通して、グランド層57とグランド層8とに接続されてもよい。
導波管構造体58は、中間壁62をさらに備えている。基板52には、導体壁60の内部に位置して中間壁62が設けられている。中間壁62は、導体壁60のX軸方向の間に位置している。中間壁62は、複数のビア63によって構成されている。ビア63は、柱状の導体として形成されている。ビア63は、絶縁層53を貫通して形成され、Z軸方向に延びている。このため、中間壁62は、基板52の第1面52Aから導体壁60の厚さ方向の途中位置まで延びている。即ち、中間壁62は、絶縁層53を貫通して形成されている。このため、中間壁62は、導体壁60よりも短い深さ寸法(厚さ寸法)を有している。中間壁62は、枠状の導体壁60のY軸方向の全長に亘って設けられている。これにより、導波管構造体58は、基板52の厚さ方向(Z軸方向)で折り返した矩形導波管を形成している。折り返した矩形導波管とは、側面から見て、X軸方向の第1端側の導体壁60と、第1グランド層6と、X軸方向の第2端側の導体壁60と、第4グランド層57と、中間壁62とが、角を有する渦巻状に配置された導波管をいう。
平面視で磁界方向の導波管構造体58の寸法Wは、基板52の媒質での電波の波長λaの1/2よりも大きくなっている。スリット59から導波管構造体58の終端部58Aまでの長さ寸法Laは、導波管構造体58の内部における電波の波長λgの略1/4となっている。このとき、導波管構造体58の終端部58Aは、スリット59から入射された電波が導波管構造体58内で反射してスリット59に戻る反射波が生じる部位である。これに加え、導波管構造体58は、基板52の厚さ方向(Z軸方向)で折り返した構造となっている。このため、導波管構造体58の終端部58Aは、Z軸方向で折り返した導波管構造体58の終端位置に位置する第4グランド層57である。このため、長さ寸法Laは、スリット59から導波管構造体58の終端部58Aまでの伝搬路長である。具体的には、長さ寸法Laは、中間壁62の絶縁層54側端部とグランド層6の表面との中間位置を通り、スリット59から導波管構造体58の終端部58Aに至るまでの長さ寸法である。
かくして、第4の実施形態でも、表面波の伝搬を抑制してアンテナ利得を向上することができるのに加え、装置全体を小型化することができる。また、第4の実施形態では、導波管構造体58は、基板52の厚さ方向で折り返した形状となっている。このため、第1の実施形態に比べて、導波管構造体58のX軸方向の寸法を小さくすることができ、導波管構造体58を小型化することができる。
なお、第4の実施形態では、導波管構造体58は、基板52の厚さ方向で1回折り返した構造とした。本発明はこれに限らず、導波管構造体は、基板の厚さ方向で複数回折り返した構造でもよい。
次に、図15を用いて、本発明の第5の実施形態について説明する。第5の実施形態の特徴は、本発明のアンテナ装置をアンテナモジュールおよび通信装置に適用したことにある。なお、第5の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成要素は同一の符号を付し、その説明を省略する。
図15は第5の実施形態に係る通信装置71の構成を示すブロック図である。通信装置71は、アンテナ装置1、フロントエンド回路72、RFIC73、およびベースバンドIC74を備え、電波を送受信する。アンテナモジュール75は、アンテナ装置1、フロントエンド回路72、およびRFIC73を備えている。なお、フロントエンド回路72は、RFIC73と一体化されてもよい。即ち、RFIC73は、フロントエンド回路72を含んでいてもよい。
フロントエンド回路72は、RFIC73で生成された送信RF信号を電力増幅回路(図示せず)により増幅し、デュプレクサ(図示せず)を介してアンテナ装置1へ供給する。また、フロントエンド回路72は、アンテナ装置1で受信された受信RF信号を、デュプレクサを介して低雑音増幅回路(図示せず)により増幅し、RFIC73へ供給する。
RFIC73は、ベースバンドIC74で生成された送信信号を送信RF信号に変換し、フロントエンド回路72へ供給する。当該変換は、信号の変調およびアップコンバートを含んでもよい。また、RFIC73は、フロントエンド回路72から受信した受信RF信号を受信信号に変換し、ベースバンドIC74へ供給する。当該変換は、信号の復調およびダウンコンバートを含んでもよい。
ベースバンドIC74は、送信データを送信信号に変換し、RFIC73へ供給する。当該変換は、データの圧縮、多重化、誤り訂正符号の付加を含んでもよい。また、ベースバンドIC74は、RFIC73から受信した受信信号を受信データに変換する。当該変換は、データの伸長、多重分離、誤り訂正を含んでもよい。
かくして、このように構成された第5の実施形態においても、表面波の伝搬を抑制してアンテナ利得を向上することができるのに加え、装置全体を小型化することができる。また、第5の実施形態では、アンテナ装置1を小型化することができるため、通信装置71およびアンテナモジュール75を小型化することができる。
なお、前記第5の実施形態では、第1の実施形態によるアンテナ装置1を通信装置71およびアンテナモジュール75に適用するものとしたが、第2ないし第4のいずれかの実施形態によるアンテナ装置21,31,51を通信装置およびアンテナモジュールに適用してもよい。
次に、図16を用いて、本発明の第6の実施形態について説明する。第6の実施形態の特徴は、本発明のアンテナ装置をレーダ装置に適用したことにある。なお、第6の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成要素は同一の符号を付し、その説明を省略する。
図16は第6の実施形態によるレーダ装置81を示している。レーダ装置81は、TDMA(Time Division Multiple Access)、FMCW(Frequency Modulated Continuous Wave)およびMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)の機能を有するレーダ装置である。
レーダ装置81は、送信アンテナ82A,82Bと、受信アンテナ83A,83Bと、RFモジュール84と、信号処理回路91と、を備えている。
送信アンテナ82A,82Bは、それぞれ、RFモジュール84から出力されたローカル信号SLを、送信信号Stとして空中に放射する。受信アンテナ83A,83Bは、ターゲット(物標)が送信信号Stを反射したときに、ターゲットから反射して戻ってくるエコー信号Seを受信する。送信アンテナ82A,82Bおよび受信アンテナ83A,83Bは、いずれも第1の実施形態によるアンテナ装置1によって構成されている。
RFモジュール84は、ローカル発振器85と、送信部86と、受信部89と、を備えている。
ローカル発振器85は、ローカル信号SLを発振する。ローカル発振器85は、信号処理回路91からのチャープ制御信号Scに基づいて、時間と共に周波数が線形に増加または減少するチャープ波形となったローカル信号SLを出力する。ローカル発振器85は、生成したローカル信号SLを送信部86および受信部89に出力する。
送信部86は、ローカル発振器85から出力されたローカル信号SLを、送信アンテナ82A,82Bから送信信号Stとして送信する。送信部86は、スイッチ87A,87Bと、パワーアンプ88A,88Bと、を含んでいる。スイッチ87A,87Bは、信号処理回路91からのスイッチング制御信号Ssに基づいて、オン、オフする。スイッチ87A,87Bがオンされていると、ローカル信号SLはパワーアンプ88A,88Bに送られる。パワーアンプ88A,88Bは、ローカル発振器85から送られたローカル信号SLの電力を増幅し、送信アンテナ82A,82Bに出力する。
受信部89は、受信アンテナ83A,83Bが受信した、送信信号Stのターゲットでの反射によるエコー信号Seと、ローカル信号SLとから、ビート信号Sbを出力する。具体的には、受信部89は、受信アンテナ83A,83Bが受信したエコー信号Seと、ローカル発振器85が出力したローカル信号SLとを乗算してビート信号Sbを生成する。受信部89は、エコー信号Seと、ローカル信号SLとを乗算するミキサ90A,90Bを備えている。
信号処理回路91は、ビート信号Sbに対する信号処理を行う。信号処理回路91は、例えばADコンバータ、マイクロコンピュータ等を備えている。
信号処理回路91は、ローカル発振器85に対してチャープ制御信号Scを出力する。信号処理回路91は、送信部86に対して送信信号Stの出力を制御するスイッチング制御信号Ssを出力する。また、信号処理回路91は、受信部89から出力されるビート信号Sbを用いてターゲットまでの距離測定(測距)と方位測定を行う。なお、本発明は、FMCW方式のレーダ装置81に限らず、他の方式のレーダ装置にも適用することができる。
かくして、このように構成された第6の実施形態においても、表面波の伝搬を抑制してアンテナ利得を向上することができるのに加え、装置全体を小型化することができる。また、第6の実施形態では、送信アンテナ82A,82Bおよび受信アンテナ83A,83Bを小型化することができるため、レーダ装置81を小型化することができる。
なお、前記第6の実施形態では、第1の実施形態によるアンテナ装置1をレーダ装置81に適用するものとしたが、第2ないし第4のいずれかの実施形態によるアンテナ装置21,31,51をレーダ装置に適用してもよい。
前記各実施形態では、放射電極12はトリプレート線路9によって給電されるものとした。本発明はこれに限らず、放射電極はマイクロストリップ線路によって給電されてもよく、コプレーナ線路によって給電されてもよい。
前記各実施形態では、放射電極12は四角形状に形成するものとしたが、例えば円形状のように他の形状でもよい。
前記各実施形態では、導波管構造体14,33,58の導体壁16,35,60はビア17,36,61によって形成するものとした。本発明はこれに限らず、例えば基板に埋設された導体板によって導体壁を形成してもよい。
前記各実施形態では、ミリ波に用いるアンテナ装置1,21,31,51を例に挙げて説明したが、ミリ波に限らず、例えばマイクロ波に用いるアンテナ装置に適用してもよい。
前記各実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。
次に、上記実施形態に含まれるアンテナ装置、アンテナモジュール、通信装置およびレーダ装置として、例えば、以下に述べる態様のものが考えられる。
第1の態様としては、複数の絶縁層が積層された基板と、前記基板に設けられたグランド電極と、前記基板に設けられた放射電極とを備えたアンテナ装置であって、平面視で前記放射電極の電界方向に位置して前記グランド電極に設けられたスリットと、前記スリットを取り囲んで前記基板の厚さ方向に延びた導体壁とからなる導波管構造体とを備え、平面視で前記放射電極の磁界方向の前記導波管構造体の寸法は、前記基板の媒質での前記放射電極が放射する電波の波長の1/2よりも大きくなっており、平面視で前記スリットから前記導波管構造体の前記放射電極の電界方向の終端部までの長さ寸法は、前記導波管構造体の内部における前記放射電極が放射する電波の波長の略1/4であることを特徴としている。
第1の態様によれば、スリットは、ほぼオープンに近い状態になる。このため、グランド電極に流れる表面波の電流は、スリットによって遮断されるから、表面波伝搬によるアンテナ装置の指向性の乱れを抑制することができる。このため、パッチアンテナの周囲に一定数のAMC素子を設ける必要がなく、アンテナ装置の小型化が可能である。
第2の態様としては、第1の態様において、平面視で前記放射電極と前記スリットとの間の間隔寸法は、自由空間における前記放射電極が放射する電波の波長の0.4倍以上0.8倍以下の値になっていることを特徴としている。これにより、アンテナ利得を向上させることができる。
第3の態様としては、第1または第2の態様において、前記スリットの電界方向の幅寸法は、自由空間における前記放射電極が放射する電波の波長の1/10以下の値になっていることを特徴としている。
第3の態様によれば、スリットの全体がほぼオープンになるのに加え、スリットが不必要に大きくなることがなく、導波管構造体を小型化することができる。
第4の態様としては、第1ないし第3のいずれかの態様において、前記放射電極は、前記基板の第1面に配置されており、前記導波管構造体は、前記基板の内部に配置されていることを特徴としている。
第4の態様によれば、基板の内部に設けられたグランド電極に表面波が伝搬するときに、グランド電極を伝搬する表面波を導波管構造体によって抑制することができる。
第5の態様としては、第1ないし第3のいずれかの態様において、前記放射電極は、前記基板の第1面に配置されており、前記導波管構造体は、前記基板の第1面に露出するように設けられていることを特徴としている。
第5の態様によれば、基板の第1面の設けられたグランド電極に表面波が伝搬するときに、グランド電極を伝搬する表面波を導波管構造体によって抑制することができる。
第6の態様としては、第1ないし第3のいずれかの態様において、前記放射電極は、前記基板の第1面に配置されており、前記導波管構造体は、中間壁をさらに備え、前記基板の厚さ方向で折り返した形状となっていることを特徴としている。これにより、導波管構造体を小型化することができる。
第7の態様としては、第1ないし第3のいずれかの態様において、前記放射電極は、前記基板の第1面に配置されており、前記導波管構造体は、前記基板の内部に配置されており、前記放射電極が設けられた前記基板の第1面の前記絶縁層の比誘電率は、前記導波管構造体が設けられた前記基板の内部の前記絶縁層の比誘電率に比べて低い値になっていることを特徴としている。
第7の態様によれば、放射電極が設けられた絶縁層の比誘電率が低い値になっているから、アンテナ利得の向上が可能であるのに加え、アンテナ装置の広帯域化を図ることができる。また、導波管構造体が設けられた基板の内部の絶縁層の比誘電率が高い値になっているから、導波管構造体を小型化することができる。
第8の態様のアンテナモジュールは、第1ないし第7のいずれかの態様によるアンテナ装置と、RFICとを備えている。
第9の態様の通信装置は、第1ないし第7のいずれかの態様によるアンテナ装置と、RFICと、ベースバンドICとを備え、電波を送受信する。これにより、通信装置の小型化を図ることができる。
第10の態様のレーダ装置は、第1ないし第7のいずれかの態様によるアンテナ装置と、RFモジュールと、信号処理回路とを備えている。これにより、レーダ装置の小型化を図ることができる。
1,21,31,41,51 アンテナ装置
2,22,42,52 基板
2A,22A,42A,52A 第1面
6 第1グランド層(グランド電極)
12 放射電極
14,33,58 導波管構造体
14A,33A,58A 終端部
15,34,59 スリット
16,35,60 導体壁
32,57 第4グランド層(グランド電極)
62 中間壁
71 通信装置
73 RFIC
74 ベースバンドIC
75 アンテナモジュール
81 レーダ装置
82A,82B 送信アンテナ(アンテナ装置)
83A,83B 受信アンテナ(アンテナ装置)
84 RFモジュール
本発明の一実施形態は、複数の絶縁層が積層された基板と、前記基板に設けられたグランド電極と、前記基板に設けられた放射電極とを備えたアンテナ装置であって、平面視で前記放射電極の電界方向に位置して前記グランド電極に設けられたスリットと、前記スリットを取り囲んで前記基板の厚さ方向に延びた導体壁とからなる導波管構造体を備え、前記放射電極と前記スリットは平面視で異なる位置に配置されており、平面視で前記放射電極の磁界方向の前記導波管構造体の寸法は、前記基板の媒質での前記放射電極が放射する電波の波長の1/2よりも大きくなっており、平面視で前記スリットから前記導波管構造体の前記放射電極の電界方向の終端部までの長さ寸法は、前記導波管構造体の内部における前記放射電極が放射する電波の波長の略1/4であることを特徴としている。

Claims (10)

  1. 複数の絶縁層が積層された基板と、前記基板に設けられたグランド電極と、前記基板に設けられた放射電極とを備えたアンテナ装置であって、
    平面視で前記放射電極の電界方向に位置して前記グランド電極に設けられたスリットと、前記スリットを取り囲んで前記基板の厚さ方向に延びた導体壁とからなる導波管構造体を備え、
    平面視で前記放射電極の磁界方向の前記導波管構造体の寸法は、前記基板の媒質での前記放射電極が放射する電波の波長の1/2よりも大きくなっており、
    平面視で前記スリットから前記導波管構造体の前記放射電極の電界方向の終端部までの長さ寸法は、前記導波管構造体の内部における前記放射電極が放射する電波の波長の略1/4であることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 平面視で前記放射電極と前記スリットとの間の間隔寸法は、自由空間における前記放射電極が放射する電波の波長の0.4倍以上0.8倍以下の値になっていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記スリットの電界方向の幅寸法は、自由空間における前記放射電極が放射する電波の波長の1/10以下の値になっていることを特徴とする請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記放射電極は、前記基板の第1面に配置されており、
    前記導波管構造体は、前記基板の内部に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  5. 前記放射電極は、前記基板の第1面に配置されており、
    前記導波管構造体は、前記基板の第1面に露出するように設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  6. 前記放射電極は、前記基板の第1面に配置されており、
    前記導波管構造体は、中間壁をさらに備え、前記基板の厚さ方向で折り返した形状となっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  7. 前記放射電極は、前記基板の第1面に配置されており、
    前記導波管構造体は、前記基板の内部に配置されており、
    前記放射電極が設けられた前記基板の第1面の前記絶縁層の比誘電率は、前記導波管構造体が設けられた前記基板の内部の前記絶縁層の比誘電率に比べて低い値になっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  8. 前記請求項1ないし7のいずれかに記載のアンテナ装置と、RFICとを備えたアンテナモジュール。
  9. 前記請求項1ないし7のいずれかに記載のアンテナ装置と、RFICと、ベースバンドICとを備え、電波を送受信する通信装置。
  10. 前記請求項1ないし7のいずれかに記載のアンテナ装置と、RFモジュールと、信号処理回路とを備えたレーダ装置。
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