JPWO2019187389A1 - 管理サーバ、無線アクセスノード、通信方法、及びリソース管理方法 - Google Patents

管理サーバ、無線アクセスノード、通信方法、及びリソース管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019187389A1
JPWO2019187389A1 JP2020509638A JP2020509638A JPWO2019187389A1 JP WO2019187389 A1 JPWO2019187389 A1 JP WO2019187389A1 JP 2020509638 A JP2020509638 A JP 2020509638A JP 2020509638 A JP2020509638 A JP 2020509638A JP WO2019187389 A1 JPWO2019187389 A1 JP WO2019187389A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
delay
uplink
downlink
allowable delay
communication terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020509638A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7040602B2 (ja
Inventor
暢彦 伊藤
暢彦 伊藤
基樹 森田
基樹 森田
孝法 岩井
孝法 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2019187389A1 publication Critical patent/JPWO2019187389A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7040602B2 publication Critical patent/JP7040602B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/16Central resource management; Negotiation of resources or communication parameters, e.g. negotiating bandwidth or QoS [Quality of Service]
    • H04W28/24Negotiating SLA [Service Level Agreement]; Negotiating QoS [Quality of Service]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/50Allocation or scheduling criteria for wireless resources
    • H04W72/54Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on quality criteria
    • H04W72/543Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on quality criteria based on requested quality, e.g. QoS

Abstract

無線通信環境の変化に応じて、遅延要件に相当する条件を変更することができる管理サーバを提供することを目的とする。本開示にかかる管理サーバ(10)は、エンドツーエンドフローの遅延と、エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、を用いて、送信元の通信端末から前記アプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延と、アプリケーションサーバから送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を更新する更新部(11)と、更新されたアップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を、アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を用いてリソーススケジューリングを行う無線アクセスノードへ送信する通信部(12)と、を備える。

Description

本発明は管理サーバ、無線アクセスノード、及び通信システムに関する。
現在、モバイルネットワークを介した超低遅延サービスを提供することが検討されている。超低遅延サービスは、例えば、モバイルネットワークを介して車載センサー情報、交通カメラ情報、及び地図情報等を伝送する自動運転サービスであってもよい。
モバイルキャリア(モバイル通信事業者)は、ユーザに対して超低遅延サービスを提供するために、SLA(Service Level Agreement)を保証する必要がある。SLAは、例えば、超低遅延サービスにおいて保証する遅延時間等が規定されていてもよい。
特許文献1には、通信端末の特性に応じて、通信端末の遅延要件が決定されることが記載されている。無線アクセスネットワークに配置された基地局は、通信端末毎に定められている遅延要件を満たすように、無線リソース管理を行う。例えば、遅延要件の厳しい通信端末に対して、優先的に無線リソースが割り当てられる。
特開2017−017655号公報
特許文献1に記載されているそれぞれの通信端末に関する遅延要件は、例えば、通信端末の特性として、通信端末がカーナビゲーションシステムか、スマートメータか、等の予め定められた情報である端末種別に応じて決定される。そのため、遅延要件は、通信端末に対して静的に決定される。一方、無線通信環境は、時間の経過とともに変動する。つまり、無線通信環境が悪化しても、通信端末に関連付けられた遅延要件は変更されない。そのため、無線通信環境が悪化した場合であっても、無線リソースは、無線通信環境が悪化する前と同じ優先度に従って通信端末に割り当てられる。そのため、無線通信環境が悪化した場合、通信端末間において伝送されるフローの遅延時間が増加し、遅延要件を満たさなくなるという問題がある。
本開示の目的は、無線通信環境の変化に応じて、遅延要件に相当する条件を変更することができる管理サーバ、無線アクセスノード、及び通信システムを提供することにある。
本開示の第1の態様にかかる管理サーバは、送信元の通信端末からアプリケーションサーバを介して送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延と、前記エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、を用いて、前記送信元の通信端末から前記アプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延と、前記アプリケーションサーバから前記送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を更新する更新部と、更新された前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延を、アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を用いてリソーススケジューリングを行う無線アクセスノードへ送信する通信部と、を備える。
本開示の第2の態様にかかる無線アクセスノードは、送信元の通信端末からアプリケーションサーバを介して送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延と、前記エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、を用いて更新された、前記送信元の通信端末から前記アプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延と、前記アプリケーションサーバから前記送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を取得する通信部と、取得した前記アップリンク許容遅延と前記ダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を用いて、前記送信元の通信端末及び前記送信先の通信端末のいずれか一方に関するリソーススケジューリングを行う制御部と、を備える。
本開示の第3の態様にかかる通信システムは、送信元の通信端末からアプリケーションサーバを介して送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延と、前記エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、を用いて、前記送信元の通信端末から前記アプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延と、前記アプリケーションサーバから前記送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を更新し、更新された前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延を送信する、管理サーバと、更新された前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延を用いてリソーススケジューリングを行う無線アクセスノードと、を備える。
本開示の第4の態様にかかる通信方法は、送信元の通信端末からアプリケーションサーバを介して送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延と、前記フローに関連付けられた許容遅延と、を用いて、前記送信元の通信端末から前記アプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延と、前記アプリケーションサーバから前記送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を更新し、更新された前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延を、アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を用いてリソーススケジューリングを行う無線アクセスノードへ送信する。
本開示の第5の態様にかかるリソース管理方法は、送信元の通信端末からアプリケーションサーバを介して送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延と、前記エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、を用いて更新された、前記送信元の通信端末から前記アプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延と、前記アプリケーションサーバから前記送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を取得し、取得した前記アップリンク許容遅延と前記ダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を用いて、前記送信元の通信端末及び前記送信先の通信端末のいずれか一方に関するリソーススケジューリングを行う。
本開示の第6の態様にかかるプログラムは、送信元の通信端末からアプリケーションサーバを介して送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延と、前記エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、を用いて、前記送信元の通信端末から前記アプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延と、前記アプリケーションサーバから前記送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を更新し、
更新された前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延を、アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を用いてリソーススケジューリングを行う無線アクセスノードへ送信することをコンピュータに実行させる。
本開示により、無線通信環境の変化に応じて、遅延要件に相当する条件を変更することができる管理サーバ、無線アクセスノード、及び通信システムを提供することができる。
実施の形態1にかかる管理サーバの構成図である。 実施の形態2にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態2にかかるMECサーバの構成図である。 実施の形態2にかかるeNBの構成図である。 実施の形態2にかかるMECサーバにおいて実施される処理の流れを示す図である。 実施の形態2にかかるeNBサーバにおいて実施される処理の流れを示す図である。 実施の形態3にかかるMECサーバにおいて実施される処理の流れを示す図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1を用いて実施の形態1にかかる管理サーバ10の構成例について説明する。管理サーバ10は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。
管理サーバ10は、更新部11及び通信部12を有している。更新部11及び通信部12は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって処理が実施されるソフトウェアもしくはモジュールであってもよい。更新部及び通信部は、更新モジュールもしくは通信モジュール等と称されてもよい。また、更新部11及び通信部12は、回路もしくはチップ等のハードウェアであってもよい。
更新部11は、送信元の通信端末からアプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延を更新する。もしくは更新部11は、アプリケーションサーバから送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延を更新する。更新部11は、アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を更新する際に、送信元の通信端末から送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延と、エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延とを用いる。エンドツーエンドフローは、送信元の通信端末からアプリケーションサーバを介して送信先の通信端末へ送信される。
通信端末は、携帯電話端末、スマートフォン端末等の、通信機能を有するコンピュータ装置であってもよい。また、通信端末は、IoT(Internet of Things)端末、MTC(Machine Type Communication)端末等であってもよい。アップリンクフロー、ダウンリンクフロー、及びエンドツーエンドフロー(以下、フローと称する)は、例えば、通信端末に提供されるアプリケーションサービスにおいて伝送される1又は複数のデータを含む。また、フローに含まれるデータは、データパケットと称されてもよい。また、フローに含まれるデータは、1つ以上のデータパケットを用いて構成される、チャンク(chunk)と称されてもよい。
アプリケーションサービスにおいて伝送されるデータ(例えば、アプリケーションデータ)は、例えば、画像データもしくは動画データ等であってもよい。また、アプリケーションデータには、画像データ等の送信を要求する要求メッセージもしくは要求メッセージに応答する応答メッセージ等が含まれてもよい。
許容遅延は、デッドラインもしくは送信デッドラインと称されてもよい。許容遅延は、1回のフローに含まれる複数のデータパケットの送信を完了するべき期限を意味する。許容遅延は、アプリケーションによって要求される。許容遅延は、送信期限と言うこともできる。あるいは、許容遅延は、アプリケーションによって許容される最大送信遅延と言うこともできる。許容遅延は、様々に定義することができる。例えば、許容遅延は、アプリケーションレイヤの発信者(sender)による送信の完了期限を示してもよい。あるいは、許容遅延は、無線レイヤの発信者による送信の完了期限を示してもよい。あるいは、許容遅延は、アプリケーションレイヤの受信者(receiver)による受信の完了期限を示してもよい。あるいは、許容遅延は、無線レイヤの受信者による受信の完了期限を示してもよい。あるいは、許容遅延は、アプリケーションレイヤの発信者が1回のフローに関する最初のデータパケットを送信開始してからアプリケーションレイヤの受信者が1回のフローに関する最後のデータパケットを受信完了する期限を示してもよい。あるいは、また、許容遅延は、無線レイヤの発信者が1回のフローに関する最初のデータパケットを送信開始してから無線レイヤの受信者が1回のフローに関する最後のデータパケットを受信完了する期限を示してもよい。
アップリンク許容遅延は、送信元の通信端末がフローに関するデータを送信してから、アプリケーションサーバがフローに関するデータを受信する期限を示してもよい。ダウンリンク許容遅延は、アプリケーションサーバがフローに関するデータを送信してから、送信先の通信端末がフローに関するデータを受信する期限を示してもよい。
更新部11は、送信元の通信端末から送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延の変化に応じて、アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を更新してもよい。エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延は、アプリケーションによって要求される静的な値である。一方、アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延は、エンドツーエンドフローの遅延の変化に応じて更新される、動的な値である。また、エンドツーエンドフローの遅延は、送信元の通信端末から送信されたフローが、実際に送信先の通信端末において受信されるまでの時間である。
通信部12は、更新部11において更新されたアップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を、無線アクセスノードへ送信する。無線アクセスノードは、無線アクセスネットワークに配置されたノードである。無線アクセスノードは、例えば、基地局であってもよい。無線アクセスノードは、アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を用いて、リソーススケジューリングを行う。リソーススケジューリングは、通信端末がデータを送信もしくは受信する際に使用する無線リソースを、無線アクセスノードが、送信元の通信端末もしくは送信先の通信端末に対して割り当てることである。
無線アクセスノードは、例えば、アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延の値が小さいフローに関する通信を行う通信端末に対して、優先的に無線リソースを割り当ててもよい。もしくは、無線アクセスノードは、アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延が終了するまでの期間が短いフローに関する通信を行う通信端末に対して、優先的に無線リソースを割り当ててもよい。
以上説明したように、管理サーバ10は、動的に更新可能な許容遅延として、アップリンク許容遅延及びダウンリンク許容遅延の少なくとも一方を管理する。管理サーバ10は、エンドツーエンドフローの遅延に応じて、アップリンク許容遅延及びダウンリンク許容遅延の少なくとも一方を更新することができる。その結果、無線通信環境が変化し、エンドツーエンドフローの遅延が変化した場合に、リソーススケジューリングに用いられるアップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を変更することができる。
(実施の形態2)
続いて、図2を用いて実施の形態2にかかる通信システムの構成例について説明する。図2の通信システムは、UE(User Equipment)21、eNB(evolved Node B)22、UE41、eNB42、MEC(Mobile Edge Computing)サーバ31、ゲートウェイ装置32、及びアプリケーションサーバ33を有している。UEは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)において通信端末の総称として用いられる用語である。eNBは、3GPPにおいて無線通信方式として規定されているLTE(Long Term Evolution)をサポートする基地局である。図2においては、UE21を送信元の通信端末とし、UE41を送信先の通信端末として説明する。
eNB22は、UE21に関するリソーススケジューリングを行う。リソーススケジューリングは、例えば、リソース管理と称されてもよい。eNB42は、UE41に関するリソーススケジューリングを行う。UE21から送信されたフローは、アプリケーションサーバ33を介してUE41へ送信される。この時、UE21から送信されたフローは、eNB22及びゲートウェイ装置32を介してアプリケーションサーバ33へ送信されてもよい。もしくは、UE21から送信されたフローは、eNB22、MECサーバ31、及びゲートウェイ装置32を介してアプリケーションサーバ33へ送信されてもよい。
また、アプリケーションサーバ33から送信されたフローは、ゲートウェイ装置32及びeNB42を介してUE41へ送信されてもよい。もしくは、アプリケーションサーバ33から送信されたフローは、ゲートウェイ装置32、MECサーバ31、及びeNB42を介してUE41へ送信されてもよい。
MECサーバ31は、図1の管理サーバ10に相当する。MECサーバ31は、UEに近い位置に配置されるサーバであり、図2においては、eNB22もしくはeNB42の近傍に配置される。MECサーバ31は、アプリケーションサーバとして用いられてもよい。この場合、UE21とUE41との間におけるフローは、eNB22、MECサーバ31、及びeNB42を介して、UE41へ送信される。UEの近傍に配置されたMECサーバ31がアプリケーションサービスを提供することによって、UE21とUE41との間における遅延を低減させることができる。
また、図2においては、MECサーバ31が1台のみ配置されていることを示しているが、例えば、MECサーバは、eNB22の近傍に1台配置され、さらに、eNB42の近傍にもう一台配置されてもよい。この場合、UE21とUE41との間におけるフローは、2台のMECサーバを経由してもよく、フローに関連するアプリケーションサービスを提供するいずれか一方のMECサーバのみを経由してもよい。
ゲートウェイ装置32は、eNB22、アプリケーションサーバ33、及びeNB42の間において伝送されるフローを中継する。もしくは、ゲートウェイ装置32は、MECサーバ31とアプリケーションサーバ33との間において伝送されるフローを中継する。ゲートウェイ装置32は、例えば、3GPPにおいて規定されているSGW(Serving Gateway)及びPGW(Packet Data Network Gateway)等であってもよい。図2においては、ゲートウェイ装置32が1台のみ配置されていることを示しているが、例えば、ゲートウェイ装置32は、2台以上配置されてもよい。アプリケーションサーバ33は、UE21及びUE41へアプリケーションサービスを提供するサーバである。
UE21とアプリケーションサーバ33との間の通信経路を、アップリンクパスセグメントと称する。アプリケーションサーバ33とUE41との間の通信経路を、ダウンリンクパスセグメントと称する。また、MECサーバ31がアプリケーションサーバとして用いられる場合、UE21とMECサーバ31との間の通信経路を、アップリンクパスセグメントと称する。さらに、MECサーバ31がアプリケーションサーバとして用いられる場合、MECサーバ31とUE41との間の通信経路を、ダウンリンクパスセグメントと称する。
続いて、図3を用いて実施の形態2にかかるMECサーバ31の構成例について説明する。MECサーバ31は、ネットワークインタフェース61、プロセッサ62、及びメモリ63を有している。
ネットワークインタフェース61は、他の通信ネットワーク装置と通信するために使用される。ネットワークインタフェース61は、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインターフェースカード(NIC)を含んでもよい。ネットワークインタフェース61は、図1の通信部12に相当する、通信部51を有する。
プロセッサ62は、メモリ63からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して、以降においてフローチャート等を用いて説明される処理を行う。プロセッサ62は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)であってもよい。プロセッサ62は、複数のプロセッサを含んでもよい。
メモリ63は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ63は、プロセッサ62から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ62は、図示されていないI/Oインタフェースを介してメモリ63にアクセスしてもよい。メモリ63は、ソフトウェアもしくはソフトウェアモジュール群を格納するために使用される。プロセッサ62は、これらのソフトウェアもしくはソフトウェアモジュール群をメモリ63から読み出して実行する。
プロセッサ62は、スループット監視部52及び許容遅延更新部53における機能もしくは処理を実行するために用いられる。また、メモリ63は、通信要件管理部54を有する。通信要件管理部54は、エンドツーエンドフローの許容遅延、及び、エンドツーエンドフローのフローサイズに関する情報を管理している。通信要件管理部54は、エンドツーエンドフローを構成する各パスセグメントのフローサイズを管理してもよい。管理するとは、保持する、もしくは保存すると言い換えられてもよい。
スループット監視部52は、アップリングパスセグメントにおけるアップリンクスループットと、ダウンリンクパスセグメントにおけるダウンリンクスループットとを監視する。言い換えると、スループット監視部52は、アップリンクスループットとダウンリンクスループットとを取得する。例えば、スループット監視部52は、アプリケーションサーバ33から、アップリンクスループットとダウンリンクスループットとを取得してもよい。もしくは、スループット監視部52は、eNB22からアップリンクスループットを取得し、eNB42からダウンリンクスループットを取得してもよい。
スループット監視部52は、eNB22及びeNB42からスループットを取得する場合、UEとeNBとの間の無線区間におけるスループットを取得する。通信環境の変動は、主に無線区間において生じる。言い換えると、コアネットワーク区間において、通信環境の変動が生じることは少ない。そのため、UE21とUE41との間のエンドツーエンドフローにおける遅延の変動は、主に、無線区間の通信環境の変動によって引き起こされる。そのため、スループット監視部52は、UE21とeNB22との間の無線区間におけるスループットをアップリンクスループットとして取得してもよい。さらに、スループット監視部52は、UE41とeNB42との間の無線区間におけるスループットをダウンリンクスループットとして取得してもよい。
もしくは、MECサーバ31は、UE21とUE41との間のエンドツーエンドフローが、MECサーバ31を経由する場合、MECサーバ31自身において、アップリンクスループット及びダウンリンクスループットを計測してもよい。
許容遅延更新部53は、アップリンクスループット及びダウンリンクスループット、さらに、許容遅延更新部53において管理されている情報を用いて、アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を更新する。
ここで、許容遅延更新部53が実行するアップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延の更新について詳細に説明する。以下においては、アップリンク許容遅延の更新について詳細に説明する。
許容遅延更新部53は、以下の式1に従って、更新後のアップリンク許容遅延を算出する。
New_UL_Deadline=Current_UL_Deadline+(Target_UL_Delay-UL_Delay)×K・・(式1)
・New_UL_Deadline:更新後のアップリンク許容遅延
・Current_UL_Deadline:現在設定されているアップリンク許容遅延
・Target_UL_Delay:アップリンクパスセグメントにおける目標遅延
・UL_Delay:アップリンクパスセグメントにおいて発生した遅延
・K:係数(定数)
ここで、Target_UL_Delayは、Target_UL_Delay=E2E_Deadline-DL_Delayとして算出される。E2E_Deadlineは、エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延である。DL_Delayは、ダウンリンクパスセグメントにおいて発生した遅延である。つまり、アップリングパスセグメントにおける目標遅延と、ダウンリンクパスセグメントにおいて発生する遅延との合計が、エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延を超えない値として、Target_UL_Delayが設定される。
Target_UL_Delay=E2E_Deadline-DL_Delayを式1に代入すると、以下の式2が得られる。
New_UL_Deadline=Current_UL_Deadline+{E2E_Deadline-(DL_Delay+UL_Delay)}×K
・・・(式2)
E2E_Deadline-(DL_Delay+UL_Delay)は、エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延から、UE21とUE41との間に発生した遅延を減算することを示している。
式2は、アップリンク許容遅延を更新する際に、エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、UE21とUE41との間に発生した遅延とを、を用いることを示している。
また、式2において、DL_Delay+UL_Delayが、E2E_Deadlineよりも大きい場合、つまり、エンドツーエンドフローが、許容遅延を満たさない場合、E2E_Deadline-(DL_Delay+UL_Delay)はマイナスの値となる。そのため、この場合、New_UL_Deadlineは、Current_UL_Deadlineよりも小さくなる。一方、DL_Delay+UL_Delayが、E2E_Deadlineよりも小さい場合、つまり、エンドツーエンドフローが、許容遅延を満たす場合、E2E_Deadline-(DL_Delay+UL_Delay)はプラスの値となる。そのため、この場合、New_UL_Deadlineは、Current_UL_Deadlineよりも大きくなる。
ここで、係数Kの値が大きいほど、New_UL_Deadlineと、Current_UL_Deadlineとの間の差が大きくなる。また、係数Kの値が小さいほど、New_UL_Deadlineと、Current_UL_Deadlineとの間の差が小さくなる。
さらに、DL_Delayは、DL_Delay=DL_FlowSize/DL_Throughput、として算出される。さらに、UL_Delayは、UL_Delay=UL_FlowSize/UL_Throughputとして算出される。許容遅延更新部53は、アップリンクスループット(UL_Throughput)及びダウンリンクスループット(DL_Throughput)と、通信要件管理部54に管理されているフローサイズとを用いて、式1もしくは式1から変形された式2におけるNew_UL_Deadlineを算出する。
ネットワークインタフェース61は、許容遅延更新部53において算出されたNew_UL_Deadlineを、eNB22へ送信する。
ここでは、主に、New_UL_Deadlineの算出について説明したが、更新後のダウンリンク許容遅延(New_DL_Deadline)についても、New_UL_Deadlineと同様に算出される。New_DL_Deadlineを算出する場合に、以下の式3を用いる。
New_DL_Deadline=Current_DL_Deadline+(Target_DL_Delay-DL_Delay)×K・・(式3)
・New_DL_Deadline:更新後のダウンリンク許容遅延
・Current_DL_Deadline:現在設定されているダウンリンク許容遅延
・Target_DL_Delay:ダウンリンクパスセグメントにおける目標遅延
・DL_Delay:ダウンリンクパスセグメントにおいて発生した遅延
・K:定数
また、Target_DL_Delayは、Target_DL_Delay=E2E_Deadline-UL_Delayとして算出される。Target_UL_Delay=E2E_Deadline-DL_Delayを式3に代入すると、以下の式4が得られる。
New_DL_Deadline=Current_DL_Deadline+{E2E_Deadline-(DL_Delay+UL_Delay)}×K
・・・(式4)
許容遅延更新部53は、アップリンクスループット及びダウンリンクスループットと、通信要件管理部54に管理されているフローサイズとを用いて、式3もしくは式3から変形された式4におけるNew_DL_Deadlineを算出する。
ネットワークインタフェース61は、許容遅延更新部53において算出されたNew_DL_Deadlineを、eNB42へ送信する。
続いて、図4を用いて、eNB22の構成例について説明する。eNB42は、eNB22と実質的に同様の構成を有するため詳細な説明を省略する。eNB22は、ネットワークインタフェース81、プロセッサ82、及びメモリ83を有している。
ネットワークインタフェース81は、デジタルベースバンド信号処理を行うベースバンドプロセッサを含んでもよい。もしくは、ネットワークインタフェース81は、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインターフェースカード(NIC)を含んでもよい。ネットワークインタフェース81は、通信部71を有する。
プロセッサ82は、メモリ83からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して、以降においてフローチャート等を用いて説明される処理を行う。プロセッサ82は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)であってもよい。プロセッサ82は、複数のプロセッサを含んでもよい。
メモリ83は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ83は、プロセッサ82から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ82は、図示されていないI/Oインタフェースを介してメモリ83にアクセスしてもよい。メモリ83は、ソフトウェアもしくはソフトウェアモジュール群を格納するために使用される。プロセッサ82は、これらのソフトウェアもしくはソフトウェアモジュール群をメモリ83から読み出して実行する。
プロセッサ82は、スループット計測部72及び無線リソース制御部73における機能もしくは処理を実行するために用いられる。
スループット計測部72は、UE21から送信されたフローに関するスループットを計測する。言い換えると、スループット計測部72は、UE21とeNB22との間の無線区間におけるスループットを計測する。
通信部71は、スループット計測部72において計測されたスループットをMECサーバ31へ送信する。また、通信部71は、MECサーバ31からNew_UL_Deadlineを受信する。無線リソース制御部73は、通信部71において受信したNew_UL_Deadlineを用いてリソーススケジューリングを行う。
例えば、無線リソース制御部73は、eNB22が形成するセルに位置するそれぞれのUEが送信するフローのアップリンク許容遅延を比較し、アップリンク許容遅延が短いフローを送信するUEに対して、優先的に無線リソースを割り当ててもよい。もしくは、無線リソース制御部73は、アップリンク許容遅延が終了するまでの期間が短いフローを送信するUEに対して、優先的に無線リソースを割り当ててもよい。無線リソースは、リソースブロックであってもよい。リソースブロックは、周波数と時間とを用いて特定されるリソースである。リソースブロックは、3GPPにおいて規定された無線リソースである。
続いて、図5を用いて、実施の形態2にかかるMECサーバ31において実行されるアップリンク許容遅延の送信処理の流れについて説明する。ダウンリンク許容遅延の送信処理は、アップリンク許容遅延の送信処理と実質的に同様であるため詳細な説明を省略する。
はじめに、許容遅延更新部53は、通信要件管理部54から通信要件として、エンドツーエンドフローの許容遅延及びフローサイズを抽出する。さらに、許容遅延更新部53は、スループット監視部52から取得したスループットを用いて、アップリンクパスセグメント及びダウンリンクパスセグメントにおいて発生した遅延を算出する。さらに、許容遅延更新部53は、アップリンク許容遅延(New_UL_Deadline)を算出する(S11)。アップリンク許容遅延(New_UL_Deadline)は、現在のアップリンク許容遅延(Current_UL_Deadline)を更新した値である。
次に、通信部51は、アップリンク許容遅延(New_UL_Deadline)をeNB22へ送信する(S12)。また、通信部51は、ダウンリンク許容遅延(New_DL_Deadline)が算出された場合、ダウンリンク許容遅延(New_DL_Deadline)を、eNB42へ送信する。
続いて、図6を用いて実施の形態2にかかるeNB22において実行されるリソーススケジューリングの実施処理の流れについて説明する。eNB42において実行されるリソーススケジューリングの実施処理は、eNB22において実行されるリソーススケジューリングの実施処理と実質的に同様であるため詳細な説明を省略する。
はじめに、通信部71は、MECサーバ31からアップリンク許容遅延(New_UL_Deadline)受信する(S21)。次に、無線リソース制御部73は、受信したアップリンク許容遅延に基づいて、リソーススケジューリングを実施する(S22)。例えば、UE21に関するフローのアップリンク許容遅延が、他のUEに関するフローのアップリンク許容遅延よりも長くなったとする。このような場合、無線リソース制御部73は、他のUEに対する無線リソースの割当を、UE21よりも優先的に実行する。また、UE21に関するフローのアップリンク許容遅延が、他のUEに関するフローのアップリンク許容遅延よりも短くなったとする。このような場合、無線リソース制御部73は、UE21に対する無線リソースの割当を、他のUEよりも優先的に実行する。
以上説明したように、実施の形態2にかかるMECサーバ31は、通信環境の変動によって生じる遅延の変動に応じて、アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を変更することができる。eNB22は、変更もしくは更新後のアップリンク許容遅延を用いて、リソーススケジューリングを行うことができる。
UE21とUE41との間において発生する遅延が、エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延を超えない場合、アップリンク許容遅延は、現在よりも大きい値に更新される。つまり、無線区間の通信環境が良好であり、UE21に関するフローに発生する遅延が小さい場合、eNB22は、UE21に対するリソーススケジューリングの優先度を、下げることができる。UE21とは異なる他のUEに対するリソーススケジューリングの優先度が高くなることにより、他のUEのフローの品質を向上させることができる。
UE21とUE41との間において発生する遅延が、エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延を超える場合、アップリンク許容遅延は、現在よりも小さい値に更新される。つまり、無線区間の通信環境が悪化し、UE21に関するフローに発生する遅延が大きくなった場合、eNB22は、UE21に対するリソーススケジューリングの優先度を、上げることができる。これより、UE21に対するリソーススケジューリングの優先度が高くなることにより、UE21のフローの品質を向上させることができる。フローの品質の向上とは、例えば、予め定められた許容遅延を満たす確率を向上させることであってもよい。
eNB42が、更新されたダウンリンク許容遅延を用いてリソーススケジューリングを行う場合にも、eNB22がリソーススケジューリングを行う場合と同様の効果を得ることができる。
また、実施の形態2においては、許容遅延更新部53が、アップリンクスループット、ダウンリンクスループット、及びフローサイズを用いて、アップリンクパスセグメント及びダウンリンクパスセグメントにおいて発生する遅延を算出することについて説明した。これに対して、アップリンクパスセグメント及びダウンリンクパスセグメントにおいて発生する遅延は、例えば、eNB22、eNB42において計測されてもよい。または、アップリンクパスセグメント及びダウンリンクパスセグメントにおいて発生する遅延は、MECサーバ31もしくはアプリケーションサーバ33において計測されてもよい。つまり、アップリンクパスセグメント及びダウンリンクパスセグメントにおいて発生する遅延は、スループット等を用いて間接的に算出されてもよく、eNB等において直接的に計測されてもよい。
また、実施の形態2においては、許容遅延更新部53が、式1〜式4を用いてアップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を更新する処理について説明した。これに対して、許容遅延更新部53は、式1〜式4を用いずに、次のようにアップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を更新する処理を実施してもよい。例えば、許容遅延更新部53は、エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、エンドツーエンドフローにおいて発生した遅延との大きさを比較してもよい。許容遅延更新部53は、エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延が、エンドツーエンドフローにおいて発生した遅延よりも大きい場合、現在設定されているアップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を増加させる。また、許容遅延更新部53は、エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延が、エンドツーエンドフローにおいて発生した遅延よりも小さい場合、現在設定されているアップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を減少させる。アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を増加の増加割合もしくは減少割合は、予め定められてもよい。このように、エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、エンドツーエンドフローにおいて発生した遅延との比較結果を用いても、式1〜式4を用いた場合と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態2の変形例)
ここで、アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延の算出手順に関する変形例について説明する。許容遅延更新部53は、式1〜式4の代わりに、以下の式5を用いて、アップリンク許容遅延を算出してもよい。
New_UL_Deadline=Current_UL_Deadline-(UL_RequestedThroughput-UL_Throughput)×K
・・・(式5)
・UL_RequestedThroughput:アップリンクパスセグメントにおける目標スループット
・K:定数
また、UL_RequestedThroughput=UL_FlowSize/(E2E_Deadline-DL_Delay)として、UL_RequestedThroughputが算出される。また、DL_Delay=DL_FlowSize/DL_Throughputとして、DL_Delayが算出される。
また、(UL_RequestedThroughput-UL_Throughput)は、例えば、単位としてbit/second(bps)が用いられるとする。また、Current_UL_Deadlineは、単位として、second(s)が用いられるとする。このような場合、Kは、Current_UL_Deadlineと、(UL_RequestedThroughput-UL_Throughput)との単位を合わせるために、s/bpsとの単位が用いられてもよい。
また、式5において、UL_Throughputが、UL_RequestedThroughputよりも大きい場合、(UL_RequestedThroughput-UL_Throughput)はマイナスの値となる。そのため、この場合、New_UL_Deadlineは、Current_UL_Deadlineよりも大きくなる。一方、UL_Throughputが、UL_RequestedThroughputよりも小さい場合、(UL_RequestedThroughput-UL_Throughput)はプラスの値となる。そのため、この場合、New_UL_Deadlineは、Current_UL_Deadlineよりも小さくなる。
UL_Throughputが、UL_RequestedThroughputよりも大きい場合とは、通信環境が良好であり、想定以上にスループットが良好であることを示している。UL_Throughputが、UL_RequestedThroughputよりも小さい場合とは、通信環境が悪化しており、想定よりもスループットが悪いことを示している。
以上説明したように、許容遅延更新部53は、式1〜式4に変えて、式5を用いて、アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を算出してもよい。
(実施の形態3)
続いて、図7を用いて、実施の形態3にかかるMECサーバ31において実行されるアップリンク許容遅延の送信処理の流れについて説明する。図7においては、MECサーバ31が、アップリンク許容遅延及びダウンリンク許容遅延のいずれを更新するかに関する選択処理の流れが説明されている。
はじめに、許容遅延更新部53は、eNB22及びeNB42のうち、混雑度が低い基地局を選択する(S31)。混雑度は、例えば、リソースブロックの使用率、それぞれのeNBに接続しているUEの数、及びそれぞれのeNBに接続しているUEのスループット、が用いられてもよい。リソースブロックの使用率は、割当可能な無線リソースの内、それぞれのeNBが、UEに対して既に割り当てている無線リソースの割合である。eNBに接続しているUEの数は、それぞれのeNBが、無線リソースを割り当てたUEの数であってもよい。もしくは、eNBに接続しているUEの数は、eNBが形成するセル内に位置するUEであって、eNBと通信することが可能な状態のUEの数であってもよい。UEのスループットは、それぞれのeNBに接続している複数のUEに関するスループットの平均値であってもよく、最大のスループットであってもよく、最小のスループットであってもよい。
例えば、許容遅延更新部53は、リソースブロックの使用率が低いeNBを選択してもよい。もしくは、許容遅延更新部53は、接続しているUEの数が少ないeNBを選択してもよい。もしくは、許容遅延更新部53は、UEのスループットが高いeNBを選択してもよい。ここで、UEのスループットが高い場合は、割り当てる無線リソースが十分に存在することが想定されるため、混雑度が低いとみなされる。
また、リソースブロックには、MC(Mission Critical)型リソースブロックと、BE(Best Effort)型リソースブロックとがある。MC型リソースブロックは、遅延の要件が厳しいフローに割り当てられるリソースブロックである。BE型リソースブロックは、MC型リソースブロックと比較して、遅延の要件が厳しくないフローに割り当てられるリソースブロックである。eNBは、MC型リソースブロックが不足した場合、BE型リソースブロックの一部もしくは全てを、MC型リソースブロックとして割り当てる。許容遅延更新部53は、混雑度として、リソースブロックの使用率を用いる場合、MC型リソースブロックの使用率のみを比較してもよい。
次に、許容遅延更新部53は、ステップS31において、eNB22を選択した場合、アップリンク許容遅延を更新し、eNB42を選択した場合、ダウンリンク許容遅延を更新する(S32)。次に、許容遅延更新部53は、アップリンク許容遅延を更新した場合、更新したアップリンク許容遅延をeNB22へ送信する(S33)。もしくは、許容遅延更新部53は、ダウンリンク許容遅延を更新した場合、更新したダウンリンク許容遅延をeNB42へ送信する(S33)。
以上説明したように、MECサーバ31は、混雑度が低いeNBを選択して、選択したeNBへ、アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を送信することができる。混雑度が低いeNBは、処理負荷に余裕があるeNBと言い換えられてもよい。eNBが、更新後のアップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を用いて、リソーススケジューリングを変更する場合、処理負荷が上昇する。つまり、eNBは、同一のアップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を用いて、リソーススケジューリングを実行する場合と比較して、異なる許容遅延を用いてリソーススケジューリングを実行する場合、処理負荷が上昇する。MECサーバ31が、混雑度が低いeNBを選択することによって、eNBにおける処理負荷の上昇が、eNB内の他の機能もしくは処理等に与える影響を低減させることができる。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)を含む。さらに、非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/Wを含む。さらに、非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、半導体メモリを含む。半導体メモリは、例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本開示は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施の形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
送信元の通信端末からアプリケーションサーバを介して送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延と、前記エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、を用いて、前記送信元の通信端末から前記アプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延と、前記アプリケーションサーバから前記送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を更新する更新部と、
更新された前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延を、アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を用いてリソーススケジューリングを行う無線アクセスノードへ送信する通信部と、を備える管理サーバ。
(付記2)
前記更新部は、
前記遅延が前記許容遅延よりも大きい場合、前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延のいずれか一方を現在設定されている値よりも小さな値にするように更新し、前記遅延が前記許容遅延よりも小さい場合、前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延のいずれか一方を現在設定されている値よりも大きな値にするように更新する、請求項1に記載の管理サーバ。
(付記3)
前記更新部は、
前記許容遅延から前記遅延を減算した値を、現在設定されている前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延のいずれか一方に加算する、請求項1又は2に記載の管理サーバ。
(付記4)
前記更新部は、
前記許容遅延から前記遅延を減算した値に第1の係数を乗算した値を、現在設定されている前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延のいずれか一方に加算する、請求項3に記載の管理サーバ。
(付記5)
前記更新部は、
前記遅延を、前記エンドツーエンドフローのフローサイズと、前記エンドツーエンドフローのスループットとを用いて算出する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の管理サーバ。
(付記6)
前記更新部は、
前記アップリンク許容遅延を用いてリソーススケジューリングを行う第1の無線アクセスノードと、前記ダウンリンク許容遅延を用いてリソーススケジューリングを行う第2の無線アクセスノードと、のうち、混雑度が低い無線アクセスノードにおいて用いられる前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延を更新する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の管理サーバ。
(付記7)
前記混雑度は、
前記通信端末へ割り当てられるリソースブロックの使用率、前記無線アクセスノードへ接続している前記通信端末の数、及び前記無線アクセスノードへ接続している前記通信端末のスループットの少なくとも1つに基づいて決定される、請求項6に記載の管理サーバ。
(付記8)
送信元の通信端末からアプリケーションサーバを介して送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延と、前記エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、を用いて更新された、前記送信元の通信端末から前記アプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延と、前記アプリケーションサーバから前記送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を取得する通信部と、
取得した前記アップリンク許容遅延と前記ダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を用いて、前記送信元の通信端末及び前記送信先の通信端末のいずれか一方に関するリソーススケジューリングを行う制御部と、を備える無線アクセスノード。
(付記9)
前記制御部は、
複数の通信端末に関するリソーススケジューリングを行い、前記アップリンク許容遅延と前記ダウンリンク許容遅延とのいずれか一方が他の通信端末よりも短い通信端末に対して、優先的にリソースを割り当てる、請求項8に記載の無線アクセスノード。
(付記10)
送信元の通信端末からアプリケーションサーバを介して送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延と、前記エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、を用いて、前記送信元の通信端末から前記アプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延と、前記アプリケーションサーバから前記送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を更新し、更新された前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延を送信する、管理サーバと、
更新された前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延を用いてリソーススケジューリングを行う無線アクセスノードと、を備える通信システム。
(付記11)
前記管理サーバは、
前記遅延が前記許容遅延よりも大きい場合、前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延のいずれか一方を現在設定されている値よりも小さな値にするように更新し、前記遅延が前記許容遅延よりも小さい場合、前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延のいずれか一方を現在設定されている値よりも大きな値にするように更新する、請求項10に記載の通信システム。
(付記12)
送信元の通信端末からアプリケーションサーバを介して送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延と、前記エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、を用いて、前記送信元の通信端末から前記アプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延と、前記アプリケーションサーバから前記送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を更新し、
更新された前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延を、アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を用いてリソーススケジューリングを行う無線アクセスノードへ送信する、通信方法。
(付記13)
送信元の通信端末からアプリケーションサーバを介して送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延と、前記エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、を用いて更新された、前記送信元の通信端末から前記アプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延と、前記アプリケーションサーバから前記送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を取得し、
取得した前記アップリンク許容遅延と前記ダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を用いて、前記送信元の通信端末及び前記送信先の通信端末のいずれか一方に関するリソーススケジューリングを行う、リソース管理方法。
(付記14)
送信元の通信端末からアプリケーションサーバを介して送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延と、前記エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、を用いて、前記送信元の通信端末から前記アプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延と、前記アプリケーションサーバから前記送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を更新し、
更新された前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延を、アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を用いてリソーススケジューリングを行う無線アクセスノードへ送信することをコンピュータに実行させるプログラム。
(付記15)
送信元の通信端末からアプリケーションサーバを介して送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延と、前記エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、を用いて更新された、前記送信元の通信端末から前記アプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延と、前記アプリケーションサーバから前記送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を取得し、
取得した前記アップリンク許容遅延と前記ダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を用いて、前記送信元の通信端末及び前記送信先の通信端末のいずれか一方に関するリソーススケジューリングを行うことをコンピュータに実行させるプログラム。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2018年3月28日に出願された日本出願特願2018−063231を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10 管理サーバ
11 更新部
12 通信部
21 UE
22 eNB
31 MECサーバ
32 ゲートウェイ装置
33 アプリケーションサーバ
41 UE
42 eNB
51 通信部
52 スループット監視部
53 許容遅延更新部
54 通信要件管理部
61 ネットワークインタフェース
62 プロセッサ
63 メモリ
71 通信部
72 スループット計測部
73 無線リソース制御部
81 ネットワークインタフェース
82 プロセッサ
83 メモリ

Claims (15)

  1. 送信元の通信端末からアプリケーションサーバを介して送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延と、前記エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、を用いて、前記送信元の通信端末から前記アプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延と、前記アプリケーションサーバから前記送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を更新する更新手段と、
    更新された前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延を、アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を用いてリソーススケジューリングを行う無線アクセスノードへ送信する通信手段と、を備える管理サーバ。
  2. 前記更新手段は、
    前記遅延が前記許容遅延よりも大きい場合、前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延のいずれか一方を現在設定されている値よりも小さな値にするように更新し、前記遅延が前記許容遅延よりも小さい場合、前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延のいずれか一方を現在設定されている値よりも大きな値にするように更新する、請求項1に記載の管理サーバ。
  3. 前記更新手段は、
    前記許容遅延から前記遅延を減算した値を、現在設定されている前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延のいずれか一方に加算する、請求項1又は2に記載の管理サーバ。
  4. 前記更新手段は、
    前記許容遅延から前記遅延を減算した値に第1の係数を乗算した値を、現在設定されている前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延のいずれか一方に加算する、請求項3に記載の管理サーバ。
  5. 前記更新手段は、
    前記遅延を、前記エンドツーエンドフローのフローサイズと、前記エンドツーエンドフローのスループットとを用いて算出する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の管理サーバ。
  6. 前記更新手段は、
    前記アップリンク許容遅延を用いてリソーススケジューリングを行う第1の無線アクセスノードと、前記ダウンリンク許容遅延を用いてリソーススケジューリングを行う第2の無線アクセスノードと、のうち、混雑度が低い無線アクセスノードにおいて用いられる前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延を更新する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の管理サーバ。
  7. 前記混雑度は、
    前記通信端末へ割り当てられるリソースブロックの使用率、前記無線アクセスノードへ接続している前記通信端末の数、及び前記無線アクセスノードへ接続している前記通信端末のスループットの少なくとも1つに基づいて決定される、請求項6に記載の管理サーバ。
  8. 送信元の通信端末からアプリケーションサーバを介して送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延と、前記エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、を用いて更新された、前記送信元の通信端末から前記アプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延と、前記アプリケーションサーバから前記送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を取得する通信手段と、
    取得した前記アップリンク許容遅延と前記ダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を用いて、前記送信元の通信端末及び前記送信先の通信端末のいずれか一方に関するリソーススケジューリングを行う制御手段と、を備える無線アクセスノード。
  9. 前記制御手段は、
    複数の通信端末に関するリソーススケジューリングを行い、前記アップリンク許容遅延と前記ダウンリンク許容遅延とのいずれか一方が他の通信端末よりも短い通信端末に対して、優先的にリソースを割り当てる、請求項8に記載の無線アクセスノード。
  10. 送信元の通信端末からアプリケーションサーバを介して送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延と、前記エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、を用いて、前記送信元の通信端末から前記アプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延と、前記アプリケーションサーバから前記送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を更新し、更新された前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延を送信する、管理サーバと、
    更新された前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延を用いてリソーススケジューリングを行う無線アクセスノードと、を備える通信システム。
  11. 前記管理サーバは、
    前記遅延が前記許容遅延よりも大きい場合、前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延のいずれか一方を現在設定されている値よりも小さな値にするように更新し、前記遅延が前記許容遅延よりも小さい場合、前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延のいずれか一方を現在設定されている値よりも大きな値にするように更新する、請求項10に記載の通信システム。
  12. 送信元の通信端末からアプリケーションサーバを介して送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延と、前記エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、を用いて、前記送信元の通信端末から前記アプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延と、前記アプリケーションサーバから前記送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を更新し、
    更新された前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延を、アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を用いてリソーススケジューリングを行う無線アクセスノードへ送信する、通信方法。
  13. 送信元の通信端末からアプリケーションサーバを介して送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延と、前記エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、を用いて更新された、前記送信元の通信端末から前記アプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延と、前記アプリケーションサーバから前記送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を取得し、
    取得した前記アップリンク許容遅延と前記ダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を用いて、前記送信元の通信端末及び前記送信先の通信端末のいずれか一方に関するリソーススケジューリングを行う、リソース管理方法。
  14. 送信元の通信端末からアプリケーションサーバを介して送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延と、前記エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、を用いて、前記送信元の通信端末から前記アプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延と、前記アプリケーションサーバから前記送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を更新し、
    更新された前記アップリンク許容遅延もしくは前記ダウンリンク許容遅延を、アップリンク許容遅延もしくはダウンリンク許容遅延を用いてリソーススケジューリングを行う無線アクセスノードへ送信することをコンピュータに実行させるプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
  15. 送信元の通信端末からアプリケーションサーバを介して送信先の通信端末へ送信されたエンドツーエンドフローの遅延と、前記エンドツーエンドフローに関連付けられた許容遅延と、を用いて更新された、前記送信元の通信端末から前記アプリケーションサーバへ送信されるアップリンクフローに関連付けられたアップリンク許容遅延と、前記アプリケーションサーバから前記送信先の通信端末へ送信されるダウンリンクフローに関連付けられたダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を取得し、
    取得した前記アップリンク許容遅延と前記ダウンリンク許容遅延とのいずれか一方を用いて、前記送信元の通信端末及び前記送信先の通信端末のいずれか一方に関するリソーススケジューリングを行うことをコンピュータに実行させるプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
JP2020509638A 2018-03-28 2018-12-17 管理サーバ、無線アクセスノード、通信方法、及びリソース管理方法 Active JP7040602B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018063231 2018-03-28
JP2018063231 2018-03-28
PCT/JP2018/046306 WO2019187389A1 (ja) 2018-03-28 2018-12-17 管理サーバ、無線アクセスノード、通信システム、通信方法、リソース管理方法、及びコンピュータ可読媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019187389A1 true JPWO2019187389A1 (ja) 2021-03-11
JP7040602B2 JP7040602B2 (ja) 2022-03-23

Family

ID=68058704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020509638A Active JP7040602B2 (ja) 2018-03-28 2018-12-17 管理サーバ、無線アクセスノード、通信方法、及びリソース管理方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11290921B2 (ja)
JP (1) JP7040602B2 (ja)
WO (1) WO2019187389A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7136316B2 (ja) * 2019-02-26 2022-09-13 日本電気株式会社 通信制御装置、通信制御方法、及びプログラム
US11356867B1 (en) * 2020-11-20 2022-06-07 Verizon Patent And Licensing Inc. MEC integration with RAN facilities
JP2023178860A (ja) * 2022-06-06 2023-12-18 Kddi株式会社 通信サービスの要求に基づく通信制御を行う基地局装置、制御方法、及びプログラム
CN116233871B (zh) * 2023-01-17 2023-12-15 广州爱浦路网络技术有限公司 一种xr服务增强方法、计算机装置和存储介质

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110075579A1 (en) * 2009-09-30 2011-03-31 James Paul Seymour Method and apparatus for delay management in wireless communication

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3751936B2 (ja) * 2002-11-28 2006-03-08 Necインフロンティア株式会社 時刻整合システム及び時刻整合方法
CN101584241B (zh) * 2007-01-18 2012-07-25 三菱电机株式会社 无线通信系统
WO2011077658A1 (ja) * 2009-12-24 2011-06-30 日本電気株式会社 割り当て可能な無線リソース選択方法、割り当て可能な無線リソース選択装置、および通信装置
KR101714503B1 (ko) * 2010-10-22 2017-03-09 삼성전자주식회사 무선통신 시스템에서 스케줄링 방법 및 장치
CN104349400B (zh) * 2013-07-23 2019-04-05 华为技术有限公司 无线通信的方法、有线传输检测的方法及相关设备
JP6627289B2 (ja) 2015-07-06 2020-01-08 日本電気株式会社 無線アクセスネットワークノード、エッジサーバ、ポリシ管理ノード、及びこれらの方法
WO2017169061A1 (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 日本電気株式会社 無線アクセスネットワークノード、外部ノード、及びこれらの方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110075579A1 (en) * 2009-09-30 2011-03-31 James Paul Seymour Method and apparatus for delay management in wireless communication

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
森田基樹、伊藤暢彦、岩井孝法: "モバイル網におけるコネクテッドカーの実現に向けたデッドラインアウェアスケジューリング方式", 電子情報通信学会技術研究報告 VOL.117 NO.486, vol. 第117巻, JPN6021044425, 1 March 2018 (2018-03-01), JP, ISSN: 0004636285 *

Also Published As

Publication number Publication date
US11290921B2 (en) 2022-03-29
US20210029589A1 (en) 2021-01-28
JP7040602B2 (ja) 2022-03-23
WO2019187389A1 (ja) 2019-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7040602B2 (ja) 管理サーバ、無線アクセスノード、通信方法、及びリソース管理方法
US9071984B1 (en) Modifying a data flow mechanism variable in a communication network
US11412526B2 (en) Communication apparatus, communication system, communication method, and non-transitory computer readable medium
CN110831033A (zh) 服务质量监测方法、设备及系统
US10966120B2 (en) Communication device, communication system, communication method, and non-transitory computer-readable medium
JPWO2018163556A1 (ja) 通信ネットワークのための装置及び方法
US20150163809A1 (en) Base station apparatus, communication control method, and non-transitory computer readable medium storing communication control program
US20220279376A1 (en) Communication apparatus, base station, radio resource allocation method, and computer readable medium
JP2021170814A (ja) サーバ装置及びサーバ装置の方法
US20220191739A1 (en) Communication control apparatus, communication control method, and non-transitory computer-readable medium
US11477808B2 (en) System and method for low latency integrated access and backhaul
US11665593B2 (en) Management server, data processing method, and non-transitory computer-readable medium
KR102180055B1 (ko) 서비스품질 관리 장치 및 방법
WO2018018641A1 (zh) 数据业务的数据传输方法和装置
US11503506B2 (en) Base station device, wireless communication control method, and recording medium having base station control program stored therein
US10212722B2 (en) Volume-deadline scheduling

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200910

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220221

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7040602

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151