JPWO2010131635A1 - 宅内機器監視システム - Google Patents

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Abstract

宅内機器監視システムは、宅内機器から監視情報を収集する統合管理装置を有する複数のホームシステムと、上記統合管理装置に接続されるセンターサーバと、を備える。上記センターサーバは、現在の負荷量を求めて、この負荷量に基づいて活性化指示信号または非活性化指示信号を上記統合管理装置のそれぞれに送信する。上記統合管理装置は、上記活性化指示信号を受信すると通信状態を活性状態に設定し、上記非活性化指示信号を受信すると上記通信状態を非活性状態に設定する。上記ホームシステムは、上記通信状態が上記非活性状態であれば上記監視情報を蓄積し、上記通信状態が上記非活性状態から上記活性状態に切り替わると蓄積された上記監視情報を上記センターサーバに送信し、上記通信状態が上記活性状態であれば上記監視情報を上記センターサーバに送信する。上記センターサーバは、上記ホームシステムから受信した上記監視情報を記憶する。

Description

本発明は、宅内機器監視システムに関する。
従来から種々の遠隔機器監視システム(宅内機器監視システム)が提案されている(例えば、特開2004−320260号公報参照)。
特に、遠隔監視を目的とした宅内機器監視システムでは、温湿度計や、電力計、照明器具の点灯時間を検出するセンサ、人感センサ等の宅内機器から監視情報(例えば検知結果)を統合管理装置が収集する。そして、センターサーバが、各住宅に設けられた統合管理装置から、当該統合管理装置の配下の宅内機器の監視情報を取得して蓄積する。
上記のようにセンターサーバが各統合管理装置から監視情報を取得する宅内機器監視システムでは、統合管理装置の数が増えてシステム規模が大きくなると、センターサーバへの負担が大きくなる。そのため、センターサーバの数を増やしたり、センターサーバの性能を向上させたりしてセンターサーバの負担を低減させる必要がある。しかしながら、このようなシステム規模の増大に対する対策には、非常にコストがかかるという問題があった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされた。本発明の目的は、統合管理装置の数の増加に伴うコストの増加を抑制できる宅内機器監視システムを提供することである。
本発明に係る宅内機器監視システムは、宅内機器から監視情報を収集する統合管理装置を有し各住宅に設置されるホームシステムと、上記各住宅とは別の建物に設置され上記ホームシステムそれぞれの上記統合管理装置に伝送路を介して接続されるセンターサーバと、を備える。上記センターサーバは、負荷判定部と、状態設定部と、監視情報記憶部と、を有する。上記負荷判定部は、上記センターサーバの現在の負荷量を求めるように構成される。上記状態設定部は、上記負荷判定部が求めた上記負荷量に基づいて上記統合管理装置のそれぞれの通信状態を活性状態と非活性状態とのいずれに設定するかを決定することで状態設定を行い、上記状態設定の結果に基づいて、上記通信状態を上記活性状態に設定することを指示する活性化指示信号または上記通信状態を上記非活性状態に設定することを指示する非活性化指示信号を上記統合管理装置のそれぞれに上記伝送路を介して送信するように構成される。上記統合管理装置は、上記活性化指示信号を受信すると上記通信状態を上記活性状態に設定し、上記非活性化指示信号を受信すると上記通信状態を上記非活性状態に設定するように構成される。上記ホームシステムは、上記通信状態が上記非活性状態である間、上記監視情報を蓄積し、上記通信状態が上記非活性状態から上記活性状態に切り替わると、蓄積された上記監視情報を上記センターサーバに上記伝送路を介して送信し、上記通信状態が上記活性状態である間、上記宅内機器から上記監視情報を収集して上記センターサーバに上記伝送路を介して送信するように構成される。上記監視情報記憶部は、上記ホームシステムから受信した上記監視情報を記憶するように構成される。
好ましくは、上記統合管理装置は、上記宅内機器から上記監視情報を受け取る情報収集部と、監視情報バッファと、通信制御部と、を有する。上記通信制御部は、上記活性化指示信号を受信すると上記通信状態を上記活性状態に設定し、上記非活性化指示信号を受信すると上記通信状態を上記非活性状態に設定するように構成される。上記通信制御部は、上記通信状態が上記非活性状態である間、上記情報収集部が受け取った上記監視情報を上記監視情報バッファに蓄積し、上記通信状態が上記非活性状態から上記活性状態に切り替わると、上記監視情報バッファに蓄積された上記監視情報を上記センターサーバに上記伝送路を介して送信し、上記通信状態が上記活性状態である間、上記情報収集部が受け取った上記監視情報を上記センターサーバに上記伝送路を介して送信するように構成される。
この場合において、上記通信制御部は、上記監視情報バッファに蓄積された上記監視情報のデータ量を監視し、上記データ量が予め設定された容量に達すると、上記通信状態を上記活性状態に切り替えるように構成されることが好ましい。
あるいは好ましくは、上記ホームシステムは、上記宅内機器を含む。上記統合管理装置は、上記活性化指示信号を受信すると、上記宅内機器に上記通信状態が上記活性状態であることを通知し、上記非活性化指示信号を受信すると、上記宅内機器に上記通信状態が上記非活性状態であることを通知するように構成される。上記宅内機器は、上記通信状態が上記非活性状態である間、上記監視情報を蓄積し、上記通信状態が上記非活性状態から上記活性状態に切り替わると、上記通信状態が上記非活性状態である間に上記宅内機器が蓄積した上記監視情報を上記統合管理装置に送信し、上記通信状態が上記活性状態である間、上記監視情報を上記統合管理装置に送信するように構成される。上記統合管理装置は、上記通信状態が上記活性状態である間は、上記宅内機器から受け取った上記監視情報を上記センターサーバに送信するように構成される。
また、好ましくは、上記センターサーバは、乱数を発生する乱数発生部を備える。上記状態設定部は、上記統合管理装置のそれぞれについて上記通信状態を上記活性状態に設定することを決定する確率を示す確率情報を上記負荷判定部が求めた上記負荷量に基づいて設定し、上記乱数発生部が発生した乱数と上記確率情報が示す上記確率とを比較して、上記通信状態を上記活性状態に設定するか否かを決定するように構成される。
より好ましくは、上記状態設定部は、上記統合管理装置から上記監視情報を取得していない期間を計測し、上記期間が長い上記統合管理装置ほど上記確率を高くするように構成される。
あるいは、より好ましくは、上記ホームシステムは、上記監視情報の種類が異なる複数の上記宅内機器を有する。上記状態設定部は、上記監視情報の種類に応じて優先順位を設定し、上記統合監視装置から受け取った複数の上記監視情報に基づいて上記統合監視装置のそれぞれについて上記監視情報の優先順位の分布を求め、上記優先順位の分布が優先順位の高い方向に偏っている上記統合管理装置ほど、上記確率を高くするように構成される。
また、好ましくは、上記状態設定部は、上記負荷判定部が求めた上記負荷量に基づいて1グループ当たりの上記統合管理装置の数を決定して、全ての上記統合管理装置を複数のグループに分けるように構成され、上記複数のグループのうちの1つを上記統合管理装置の上記通信状態を上記活性状態にする活性グループとして指定し、残りのグループを上記統合管理装置の上記通信状態を上記非活性状態にする非活性グループとして指定するように構成され、所定のタイミングで、上記活性グループとして指定する上記グループを切り替えるように構成される。
より好ましくは、上記状態設定部は、上記統合管理装置のそれぞれに所定の整数から順番に整数の識別番号を割り当て、上記統合管理装置の上記識別番号を2以上の整数である除数で除した剰余に基づいて、全ての上記統合管理装置を上記除数に等しい数のグループに分けるように構成される。
また、好ましくは、上記状態設定部は、上記統合管理装置の上記通信状態が上記非活性状態である期間を計測し、上記期間が所定の閾値を越えていれば、上記統合管理装置の上記通信状態を上記活性状態に設定することを決定するように構成される。
また、好ましくは、上記状態設定部は、上記統合管理装置のそれぞれについて、上記統合管理装置から上記監視情報を受信した時刻を示す履歴を記憶し、上記履歴に基づいて、上記統合管理装置が上記監視情報を上記センターサーバに送信する送信時間と上記統合管理装置が上記監視情報を上記センターサーバに送信しない非送信時間とを示す時間パターンを求め、上記複数の統合管理装置について、上記時間パターン間の類似度を求め、上記類似度が所定の閾値以上であるか否かに基づいて上記時間パターンが相互に類似しているか否かを判断し、上記時間パターンが相互に類似している上記統合管理装置を同じグループに分類し、上記時間パターンが相互に類似していない上記統合管理装置を異なるグループに分類し、上記同じグループに属する上記統合管理装置については、上記グループに対応する上記時間パターンの上記送信時間に上記統合管理装置の上記通信状態が上記活性状態になるように上記活性化信号を送信し、上記グループに対応する上記時間パターンの上記非送信時間に上記統合管理装置の上記通信状態が上記非活性状態になるように上記非活性化信号を送信するように構成される。
実施形態1の宅内機器監視システムの構成を示す図である。 同上の宅内機器監視システムの統合管理装置を示すブロック図である。 同上の宅内機器監視システムの宅内機器のブロック図である。 同上の宅内機器監視システムのセンターサーバを示すブロック図である。 同上の宅内機器監視システムの統合管理装置の状態設定処理を説明するフロー図である。 同上の宅内機器監視システムの動作を示すシーケンス図である。 同上の宅内機器監視システムの動作を示す別のシーケンス図である。 同上の宅内機器監視システムの統合管理装置の別の状態設定処理を説明するフロー図である。 実施形態2の宅内機器監視システムのセンターサーバを示すブロック図である。 同上の宅内機器監視システムの統合管理装置の状態設定処理を説明するフロー図である。 実施形態4の宅内機器監視システムの統合管理装置を示すブロック図である。 同上の宅内機器監視システムの宅内機器のブロック図である。
(実施形態1)
図1は、本実施形態の宅内機器監視システムの構成を示す。宅内機器監視システムは、宅内機器30から監視情報を収集する統合管理装置20を有する複数のホームシステム50と、ホームシステム50それぞれの統合管理装置20にインターネット(伝送路)61を介して接続されるセンターサーバ10と、を備える。
ホームシステム50は、例えば、戸建住宅や、集合住宅等の各住宅に設置される。各ホームシステム50は、1つの統合管理装置20を備える。各ホームシステム50の統合管理装置20は、通信線62を介して、同じ住宅に設置された1以上の宅内機器30に接続される。また、各ホームシステム50は、宅内に設置される端末装置(図示せず)を備える。このような端末装置は、宅内ネットワーク63を介して統合管理装置20に接続される。上記端末装置は、例えば、表示装置であり、後述する監視情報の表示に使用される。
さらに、ホームシステム50は、ルータ40を備える。ルータ40は、宅内に設置されており、センターサーバ10が接続されるインターネット61と、統合管理装置20が接続される宅内ネットワーク63とを相互に接続する。よって、センターサーバ10は、インターネット61と、ルータ40と、宅内ネットワーク63とを介して統合管理装置20に通信可能に接続される。
なお、以下の説明では、複数存在する構成要素(統合管理装置20、宅内機器30、ルータ40、ホームシステム50、通信線62、宅内ネットワーク63)を互いに区別するために、必要に応じてその符号に添え字n(n=1,2,3,...)を付す。特に、宅内機器30については、添え字n,m(n=1,2,3,...,m=1,2,3,...)を付す。
本実施形態において、宅内機器30には、宅内機器30を識別するためのユニークなID情報(例えば、MACアドレス)が割り当てられている。統合管理装置20は、ID情報を用いて配下の宅内機器30(統合管理装置20に通信線62を介して接続された宅内機器30)の監視・制御を行うように構成される。
宅内機器30は、例えば、温湿度計や、電力計、照明器具の点灯時間を測定するセンサ(点灯時間測定センサ)、人感センサ等である。宅内機器30は、図3に示すように、宅内通信部(第2宅内通信部)31と、機能部32と、制御部33と、を有する。
宅内通信部31は、通信線62を介して統合管理装置20と通信するように構成される。
機能部32は、監視情報を生成するように構成される。監視情報は、たとえば、宅内機器30が温湿度計であれば温湿度を示す温湿度データであり、宅内機器30が電力計であれば電力(例えば消費電力)を示す電力データであり、宅内機器30が点灯時間測定センサであれば点灯時間を示す点灯時間データであり、宅内機器30が人感センサであれば侵入者の有無を示す侵入者情報である。機能部32は、特定のイベント(例えば、所定時間の経過や人の感知)が発生した際に、監視情報を生成する。
制御部33は、機能部32が監視情報を生成すると、宅内通信部31を制御して機能部32が生成した監視情報を統合管理装置20に送信するように構成される。
なお、宅内機器30は、例えば、照明器具や、空調機器等であってもよい。宅内機器30が照明器具である場合、宅内機器30は、統合管理装置20によって、点灯・消灯等を制御される。また、宅内機器30が空調機器である場合、宅内機器30は、統合管理装置20によって、オン・オフ等を制御される。
統合管理装置20は、パケット処理機能や、経路切換機能、ネットワークセキュリティ機能、UPnP(ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ)のコントロールポイントの機能等を有する。統合管理装置20は、例えば、ネットワークにおけるデータ授受をコントロールするホームサーバを用いて構成される。
統合管理装置20は、図2に示すように、宅外通信部(第1宅外通信部)21と、宅内通信部(第1宅内通信部)22と、情報収集部23と、機器制御部24と、通信制御部25と、監視情報バッファ(監視情報格納部)26と、を備える。
宅外通信部21は、宅内ネットワーク63およびインターネット61を介してセンターサーバ10と通信するように構成される。
宅内通信部22は、通信線62を介して宅内機器30と通信するように構成される。
情報収集部23は、配下の宅内機器30(宅内通信部22に通信線62を介して接続された宅内機器30)から監視情報を収集するように構成される。情報収集部23は、例えば、ポーリング等を利用して、宅内機器30から監視情報を収集するように構成されていてもよいし、単に、宅内機器30が統合管理装置20に送信する監視情報を受信するだけであってもよい。要するに、情報収集部23は、宅内機器30から監視情報を受け取るように構成されていればよい。
機器制御部24は、配下の宅内機器30を制御するように構成される。
通信制御部25は、宅外通信部21、宅内通信部22、情報収集部23、機器制御部25、および監視情報バッファ26の各間における情報の入出力の制御を行うように構成される。
監視情報バッファ26は、後述の通信状態が非活性状態であるときに、宅内機器30から収集した監視情報を蓄積するために用いられる。
本実施形態において、通信制御部25は、センターサーバ10から後述する活性化指示信号を受信すると通信状態を活性状態に設定し、センターサーバ10から後述する非活性化指示信号を受信すると通信状態を非活性状態に設定するように構成される。言い換えれば、統合管理装置20は、活性化指示信号を受信すると通信状態を活性状態に設定し、非活性化指示信号を受信すると通信状態を非活性状態に設定するように構成される。
通信制御部25は、通信状態が非活性状態である間、情報収集部23が受け取った監視情報を監視情報バッファ26に蓄積するように構成される。通信制御部25は、通信状態が非活性状態から活性状態に切り替わると、監視情報バッファ26に蓄積された監視情報をセンターサーバ10にインターネット61を介して送信するように構成される。通信制御部25は、通信状態が活性状態である間、情報収集部23が受け取った監視情報をセンターサーバ10にインターネット61を介して送信するように構成される。
センターサーバ10は、ホームシステム50が設置される各住宅とは別の建物(例えば、サービス提供会社の管理センター等)に設置される。センターサーバ10は、ネットワーク機能を有する汎用のコンピュータ装置を用いて構成される。センターサーバ10は、図3に示すように、宅外通信部(第2宅外通信部)11と、負荷判定部12と、状態設定部23と、監視情報記憶部14と、乱数発生部15と、を備える。
宅外通信部11は、宅内ネットワーク63およびインターネット61を介して統合管理装置20と通信するように構成される。
負荷判定部12は、センターサーバ10の現在の負荷量を求める(判定する)ように構成される。負荷量は、ネットワークの通信負荷や、センターサーバ10が各機能を実行するために行う演算処理によりセンターサーバ10にかかる演算負荷等である。負荷量は、時間経過に伴って変動する。
状態設定部13は、負荷判定部12が求めた負荷量に基づいて、統合管理装置20の通信状態を活性状態と非活性状態とのいずれに設定するかを決定することで状態設定を行うように構成される。また、状態設定部13は、状態設定の結果に基づいて、宅外通信部11を制御して、通信状態を活性状態に設定することを指示する活性化指示信号または通信状態を非活性状態に設定することを指示する非活性化指示信号を統合管理装置20のそれぞれにインターネット61を介して送信するように構成される。
監視情報記憶部14は、統合管理装置20から取得した監視情報を記憶するために用いられる。
乱数発生部15は、乱数を発生するように構成される。特に、本実施形態では、乱数発生部15は、0〜1の範囲で乱数を発生する。
センターサーバ10は、各住宅の統合管理装置20から監視情報を取得する機能を有する。センターサーバ10は、統合管理装置20から取得した監視情報を監視情報記憶部14に蓄積する。監視情報記憶部14に蓄積された監視情報は、家庭毎の消費電力の傾向をレポートするサービスや、省エネルギー化の方法を提案するサービス等の情報処理にリアルタイム性が比較的要求されない副次的なサービスに用いられる。
なお、センターサーバ10には、インターネット61を介して外部端末70が接続される。外部端末70は、例えば、インターネット61に接続可能なパーソナルコンピュータや、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance)等である。外部端末70は、インターネット61を介してセンターサーバ10とデータ通信を行うことができる。よって、例えば、外部端末70を使って外出先から宅内機器30の監視や制御を行うことができる。センターサーバ10は、外部端末70等の端末装置からインターネット61を通じて送信される統合管理装置20宛のメッセージや統合管理装置20から宅内ネットワーク63に属さない端末装置宛に送信されるメッセージを中継する機能や、各住宅からの情報統括を行う機能、天気情報や交通情報等の情報提供のためのウェブサーバ機能を有している。但し、このようなセンターサーバ10の機能やインターネット接続機能を有する外部端末70は従来周知であるから、詳細な構成についての図示並びに説明は省略する。
以下、センターサーバ10が、各住宅の統合管理装置20から監視情報を取得する動作について説明する。
センターサーバ10は、複数の統合管理装置20の通信状態を、それぞれ活性状態または非活性状態に設定するための処理を行う。通信状態が活性状態である統合管理装置20は、監視情報が変化するイベント発生時に(すなわち宅内機器30から監視情報を受け取ると)センターサーバ10へ監視情報を送信する。一方、通信状態が非活性状態である統合管理装置20は、イベント発生時であっても(すなわち宅内機器30から監視情報を受け取っても)、センターサーバ10に監視情報を送信せずに、送信すべき監視情報を監視情報バッファ26に蓄積する。統合管理装置20は、通信状態が非活性状態から活性状態となったときに、監視情報バッファ26に蓄積された監視情報をセンターサーバ10に送信する。
状態設定部13は、全ての統合管理装置20の通信状態を活性状態とはせずに、一部の統合管理装置20の通信状態を活性状態に設定する。状態設定部13は、通信状態を活性状態に設定する統合管理装置20の数を、センターサーバ10の現在の負荷量に応じて変更する。すなわち、許容数は、センターサーバの10の負荷変動に応じて、動的に変化している。
次に、図5を参照して、状態設定部13が統合管理装置20の通信状態を設定する処理について説明する。
状態設定部13は、負荷判定部12が求めたセンターサーバ10の現在の負荷量に基づいて、通信状態を活性状態に設定可能な統合管理装置20の数Xb(以下、「許容数」という)を決定する。また、状態設定部13は、許容数Xbを予め記憶されている統合管理装置20の総数Xaで除した値p(=Xb/Xa)を算出する(S1)。状態設定部13は、負荷判定部12が求めたセンターサーバ10の現在の負荷量が多いほど許容数Xbを少なくし、現在の負荷量が少ないほど許容数Xbを多くする。許容数Xbは、センターサーバ10の処理能力や、1つの統合管理装置20から監視情報を取得する際にセンターサーバ10にかかる負荷等を参照して決定される。
次に、状態設定部13は、全ての統合管理装置20について、それぞれの通信状態を活性状態または非活性状態に設定する。状態設定部13は、統合管理装置20のそれぞれに所定の整数(例えば1)から順番に整数の識別番号を割り当てている。例えば、状態設定部13は、統合管理装置201,202,203,...に識別番号1,2,3,...(=n)を予め割り当てている。状態設定部13は、全ての統合管理装置20について状態設定が行われたか否かを判定する(S2)。いずれの統合管理装置20にも状態設定を行っていない場合、状態設定部13は、識別番号1の統合管理装置201から順に状態設定を行う(S3)。
本実施形態において、状態設定部13は、統合管理装置20nの通信状態が非活性状態である期間(継続時間)Tn(n=1,2,3,...)を計測し、継続時間Tnが所定の閾値(非活性許容時間To)を越えていれば、統合管理装置20の通信状態を活性状態に設定することを決定するように構成されている。
例えば、統合管理装置201の通信状態が非活性状態であるとする。この場合、状態設定部13は、統合管理装置201の継続時間T1が予め決定された非活性許容時間Toを超えているか否かを判定する(S4)。状態設定部13は、統合管理装置201の継続時間T1が非活性許容時間Toを超えていれば、統合管理装置201を強制的に活性状態に設定する(S6)。したがって、統合管理装置201から監視情報を取得していない期間が長く続くことを防止できる。よって、各統合管理装置20から取得する監視情報のリアルタイム性を確保できる。
一方、統合管理装置201の継続時間T1が非活性許容時間To以下であれば、状態設定部13は、乱数発生部15に乱数を発生させる。状態設定部13は、上述のp(=Xb/Xa)を確率変数(確率情報)として使用する。確率変数は、任意の統合管理装置20の通信状態が活性状態に設定される確率を示す。すなわち、確率変数は、統合管理装置20のそれぞれについて通信状態を活性状態に設定することを決定するための確率である。状態設定部13は、乱数発生部15が発生した乱数(発生乱数)と確率変数(=p)と比較する(S5)。発生乱数が確率変数以下であれば、状態設定部13は、統合管理装置201の通信状態を活性状態に設定する(S6)。発生乱数が確率変数を超えていれば、状態設定部13は、統合管理装置201の通信状態を非活性状態に設定する(S7)。
状態設定部13は、統合管理装置201の通信状態を活性状態または非活性状態に設定すると、全ての統合管理装置20について状態設定が行われたか否かを判定する(S2)。全ての統合管理装置20について状態設定が行われていなければ、次に状態設定部13が状態設定を行う統合管理装置20として識別番号2の統合管理装置202を選択する(S3)。その後、同様にステップS4〜S7の処理を実行して、統合管理装置202の状態設定を行う。以後、同様にして、状態設定部13は、統合管理装置203,204,...,20nの状態設定を行う。
全ての統合管理装置20について状態設定が完了すれば、状態設定部13は、所定時間Tsの計時を開始するとともに(S8)、状態設定の結果に基づいて、宅外通信部11を制御して、各統合管理装置20に活性化指示信号または非活性化指示信号を送信する。その結果、活性化指示信号を受信した統合管理装置20は自身の通信状態を活性状態に設定し、非活性化指示信号を受信した統合管理装置20は自身の通信状態を非活性状態に設定する。なお、状態設定部13は、全ての統合管理装置20に活性化指示信号または非活性化指示信号を送信した後に、所定時間Tsの計時を開始してもよい。また、状態設定部13は、個々の統合管理装置20について状態設定が完了する毎に、個別に所定時間Tsの計時を開始してもよい。また、状態設定部13は、個々の統合管理装置20に活性化指示信号または非活性化指示信号を送信した後に、個別に所定時間Tsの計時を開始してもよい。
通信状態が非活性状態である統合管理装置20では、情報収集部23が監視情報を収集すると(イベント発生時に配下の宅内機器30が送信した監視情報を受け取ると)、通信制御部25が、情報収集部23の収集した監視情報を監視情報バッファ26に蓄積する。通信制御部25は、通信状態が活性状態になると、監視情報バッファ26に蓄積された監視情報をセンターサーバ10に送信する。
一方、通信状態が活性状態である統合管理装置20では、情報収集部23が監視情報を収集すると、通信制御部25が、情報収集部23の収集した監視情報をセンターサーバ10に送信する。例えば、通信制御部25は、データ収集用のAPI(Application Program Interface)をセンターサーバ10から呼び出し、情報収集部23の収集した監視情報を投入することによって、監視情報をセンターサーバ10に送信する。また、上述したように通信状態が非活性状態から活性状態になると、通信制御部25は、監視情報バッファ26に蓄積された監視情報を、センターサーバ10に送信する。
状態設定部13は、計時を開始してから所定時間Tsが経過すると、再びステップS1に戻る。これによって、状態設定部13は、全ての統合管理装置20の通信状態を再び設定する。そのため、状態設定部13は、通信状態が活性状態である統合管理装置20の数を、センターサーバ10の負荷量に応じて動的に設定できる。したがって、センターサーバ10が対応可能な範囲で監視情報の収集処理を行うことができる。
例えば、図6に示すように、統合管理装置20の数が3つであるとする。ここで、センターサーバ10が統合管理装置201,203に活性信号を送信し、統合管理装置202に非活性信号を送信すると、統合管理装置201,203は通信状態を活性状態に変更し、統合管理装置202は通信状態を非活性状態に変更する。統合管理装置201,203は、通信状態が非活性状態であるときに監視情報を監視情報バッファ26に蓄積していれば、通信状態を活性状態に切り替えた際に、監視情報バッファ26に蓄積された監視情報をセンターサーバ10に送信する。その後、統合管理装置201,203は、情報収集部23がイベント発生毎に配下の宅内機器30から収集した監視情報をセンターサーバ10に随時送信する。統合管理装置202は、情報収集部23が配下の宅内機器30から収集した監視情報をセンターサーバ10に送信せずに監視情報バッファ26に蓄積する。センターサーバ10は、全ての統合管理装置20について状態設定が完了した後に計時を開始し、所定時間Tsが経過した時点で、自己の負荷量に基づいて統合管理装置201〜203の状態設定を再び行う。そして、センターサーバ10は、状態設定の結果に基づいて、統合管理装置201〜203のそれぞれに活性化指示信号または非活性化指示信号を送信する。
以上述べたように、本実施形態の宅内機器監視システムは、宅内機器30から監視情報を収集する統合管理装置20を有し各住宅に設置されるホームシステム50と、各住宅とは別の建物に設置されホームシステム50それぞれの統合管理装置20にインターネット(伝送路)61を介して接続されるセンターサーバ10と、を備える。
センターサーバ10は、負荷判定部12と、状態設定部13と、監視情報記憶部14と、を有する。負荷判定部12は、センターサーバ10の現在の負荷量を求めるように構成される。状態設定部13は、負荷判定部12が求めた負荷量に基づいて統合管理装置20のそれぞれの通信状態を活性状態と非活性状態とのいずれに設定するかを決定することで状態設定を行うように構成される。状態設定部13は、状態設定の結果に基づいて、活性化指示信号または非活性化指示信号を統合管理装置のそれぞれに送信するように構成される。監視情報記憶部14は、ホームシステムから受信した監視情報を記憶するように構成される。
統合管理装置20は、活性化指示信号を受信すると通信状態を活性状態に設定し、非活性化指示信号を受信すると通信状態を非活性状態に設定するように構成される。ホームシステム50は、通信状態が非活性状態である間は監視情報を蓄積し、通信状態が非活性状態から活性状態に切り替わると蓄積された監視情報をセンターサーバ10に送信し、通信状態が活性状態である間は宅内機器から監視情報を収集してセンターサーバ10に送信するように構成される。
特に、統合管理装置20は、宅内機器30から監視情報を受け取る情報収集部23と、監視情報バッファ26と、通信制御部25と、を有する。通信制御部25は、活性化指示信号を受信すると通信状態を活性状態に設定し、非活性化指示信号を受信すると通信状態を非活性状態に設定するように構成される。通信制御部25は、通信状態が非活性状態である間は情報収集部23が受け取った監視情報を監視情報バッファ26に蓄積し、通信状態が非活性状態から活性状態に切り替わると監視情報バッファ26に蓄積された監視情報をセンターサーバ10に送信し、通信状態が活性状態である間は情報収集部23が受け取った監視情報をセンターサーバ10に送信するように構成される。
以上述べた本実施形態の宅内機器監視システムによれば、統合管理装置20の数を増やしたことによってシステム規模が増大しても、センターサーバ10に一度にかかる負荷量を抑えることができる。よって、センターサーバ10の数を増やしたり、センターサーバ10の性能を向上させたりしなくて済むから、現状のセンターサーバ10をそのまま用いることができて、コストを低減できる。すなわち、統合管理装置20の数の増加に伴うコストの増加を抑制できる。
ところで、センターサーバ10の管理会社は、センターサーバ10に蓄積された監視情報を用いて、電気機器(宅内機器)の電源の入切状態を常時監視するサービスや、セキュリティ状態を常時監視するサービス等の各種サービスを各家庭に提供する。このようなサービスは、一般に、各家庭から取得した情報を用いる情報処理にリアルタイム性が要求される。また、センターサーバ10の管理会社は、リアルタイム性が要求される上記サービス以外に、家庭毎の消費電力の傾向をレポートするサービスや、省エネルギー化の方法を提案するサービス等のように、各家庭から取得した情報を用いる情報処理にリアルタイム性が比較的要求されない副次的なサービスを各家庭に提供する。
本実施形態の宅内機器監視システムは、後者のリアルタイム性が比較的要求されない副次的なサービスの提供に適している。
本実施形態の宅内機器監視システムでは、センターサーバ10は、乱数を発生する乱数発生部15を備える。状態設定部13は、統合管理装置20のそれぞれについて通信状態を活性状態に設定することを決定する確率を示す確率情報を負荷判定部13が求めた負荷量に基づいて設定するように構成される。状態設定部13は、乱数発生部15が発生した乱数と確率情報が示す確率とを比較して、通信状態を活性状態に設定するか否かを決定するように構成される。
上述したように、通信状態が活性状態となる統合管理装置20は、乱数によって決定される。そのため、各統合管理装置20の通信状態は、等しい確率で活性状態になる。よって、全ての統合管理装置20から均等に監視情報を取得できる。
本実施形態の宅内機器監視システムでは、状態設定部13は、統合管理装置20の通信状態が非活性状態である期間(継続時間Tn)を計測するように構成される。状態設定部13は、期間が所定の閾値(非活性許容時間To)を越えていれば、統合管理装置20の通信状態を活性状態に設定することを決定するように構成される。
そのため、継続時間Tnが非活性許容時間Toを超えている統合管理装置20の通信状態は強制的に活性状態に設定される。したがって、特定の統合管理装置20からの監視情報を取得しない状況が長く続くことを防止できる。
本実施形態の宅内機器監視システムでは、通信制御部25は、監視情報バッファ26に蓄積された監視情報のデータ量を監視し、データ量が予め設定された容量に達すると、通信状態を活性状態に切り替えるように構成される。
例えば、図7に示すように、通信状態が非活性状態である統合管理装置202は、情報収集部23が収集した監視情報を監視情報バッファ26に蓄積する。ここで、監視情報バッファ26に蓄積された監視情報のデータ量が予め設定された容量(例えば監視情報バッファ26の最大記憶容量や所定の容量等)に達すると、統合管理装置202の通信制御部25は、通信状態を活性状態に切り替えて、監視情報バッファ26に蓄積された監視情報をセンターサーバ10に送信する。
この場合、センターサーバ10には負荷が集中してしまう虞がある。しかしながら、監視情報バッファ26の容量オーバに対する対策を施さない場合に比べると、センターサーバ10にかかる負荷の最大値を小さくできる。
ところで、状態設定部13は、図8に示すようにして、統合管理装置20の状態設定処理を行うように構成されていてもよい。なお、図8に示すフロー図は、ステップS5の代わりにステップS9を有している点で、図5に示すフロー図と異なっている。
ステップS9では、状態設定部13は、統合管理装置20のそれぞれについて確率を設定する。状態設定部13は、上述のpの代わりに、[p+α{(Tn―Tan)/Tan}]を確率変数として用いる。ここで、αは1未満の定数、Tanは統合管理装置20nの継続時間Tnの平均値である。そのため、継続時間TnがTanより短いほど確率変数はpより小さくなり、継続時間TnがTanより長いほど確率変数はpより大きくなる。
状態設定部13は、発生乱数を確率変数(=[p+α{(Tn―Tan)/Tan}])と比較する。発生乱数が確率変数以下であれば、状態設定部13は、統合管理装置20nの通信状態を活性状態に設定する(S6)。発生乱数が確率変数を超えていれば、状態設定部13は、統合管理装置20nの通信状態を非活性状態に設定する(S7)。
このように、状態設定部13は、統合管理装置20から監視情報を取得していない期間(継続時間Tn)を計測し、期間が長い統合管理装置20ほど確率(活性状態に設定される確率)を高くする。
言い換えれば、状態設定部13は、統合管理装置20のそれぞれについての確率変数を、それぞれの継続時間Tnが長いほど確率が高くなるように調整する。したがって、各統合管理装置20からより均等に監視情報を取得できる。
なお、ホームシステム50は、監視情報の種類が異なる複数の宅内機器30を有していていもよい。この場合、状態設定部13は、監視情報の種類に応じて優先順位を設定するように構成される。また、状態設定部13は、統合監視装置20から受け取った複数の監視情報に基づいて統合監視装置20のそれぞれについて監視情報の優先順位の分布を求めるように構成される。さらに、状態設定部13は、優先順位の分布が優先順位の高い方向に偏っている統合管理装置20ほど、確率(活性状態に設定される確率)を高くするように構成される。
例えば、セキュリティ関係の監視情報の優先順位は高く、照明器具や空調機器等の動作状態に関する監視情報の優先順位は低く設定される。すなわち、各監視情報の重要性に応じて優先順位が決定される。
この構成では、優先順位の高い重要な監視情報を多く送信する統合管理装置20については確率が高くなり、優先順位の低い監視情報を多く送信する統合管理装置20については確率が低くなる。
したがって、システム全体として優先順位の高い監視情報が統合管理装置20からセンターサーバ10に送信される回数が増える。そのため、センターサーバ10は、重要な情報を取得する機会が増えて、ユーザに提供するサービスの質が向上する。
また、状態設定部13は、統合管理装置20の優先順位を予め決定しておいてもよい。この場合、状態設定部13は、優先順位が高い統合管理装置20ほど確率を高くするように構成される。例えば、各統合管理装置20の優先順位は、統合管理装置20が設置されている住宅の居住者との契約内容に応じて設定されてもよい。例えば、契約サービス数が多いほど、契約ランクが高いほど優先順位が高くなるようにしてもよい。
(実施形態2)
本実施形態の宅内機器監視システムは、センターサーバ10Aで実施形態1の宅内機器監視システムと異なる。なお、本実施形態の宅内機器監視システムと実施形態1の宅内機器監視システムとに共通する構成については同一の符号を付して説明を省略する。
センターサーバ10Aは、図9に示すように、宅外通信部11と、負荷判定部12と、状態設定部13Aと、監視情報記憶部14と、を備える。
次に、図10を参照して、状態設定部13Aが統合管理装置20の通信状態を設定する処理について説明する。
状態設定部13Aは、負荷判定部12が求めたセンターサーバ10の現在の負荷量に基づいて、許容数Xbを決定する。また、状態設定部13は、統合管理装置20の総数Xaを許容数Xbで除した値を四捨五入して丸めた整数Yを算出する(S11)。
次に、状態設定部13Aは、全ての統合管理装置20を複数のグループに分ける。すなわち、状態設定部13Aは、グループ単位で活性状態・非活性状態の設定を行う。ここで、1グループ当たりの統合管理装置20の最大数は、許容数Xbである。また、グループの数は、Yである。よって、センターサーバ10の現在の負荷量が多いほど(センターサーバ10の余力が少ないほど)、許容数Xbが減少し、これによってグループの数Yが増加する。一方、センターサーバ10の現在の負荷量が少ないほど(センターサーバ10の余力が多いほど)、許容数Xbが増加し、これによってグループの数Yが減少する。
状態設定部13Aは、グループ分けを行うために、統合管理装置20のそれぞれに所定の整数(例えば1)から順番に整数の識別番号nを割り当てている。また、状態設定部13Aは、内部パラメータjを設定する。状態設定部13Aは、最初は、内部パラメータjを0に設定し(S12)、また、識別番号nとして1を選択する(S13)。そして、状態設定部13Aは、状態設定部13aが選択した識別番号n(=1)を整数Yで除した剰余が内部パラメータj(=0)に等しいか否かを判定する(S14)。識別番号n(=1)を整数Yで除した剰余が内部パラメータj(=0)に等しければ、当該識別番号n(=1)を有する統合管理装置20(201)の通信状態を活性状態に設定する(S15)。識別番号n(=1)を整数Yで除した剰余が内部パラメータj(=0)に等しくなければ、当該識別番号n(=1)の統合管理装置20(201)の通信状態を非活性状態に設定する(S16)。
次に、状態設定部13Aは、全ての統合管理装置20について状態設定が行われたか否かを判定する(S17)。ここでは、統合管理装置202,203,...に対してまだ状態設定を行っていないので、識別番号nをインクリメントしてn=2として(S18)、ステップS14に戻る。これによって統合管理装置202の状態設定が行われる。同様にして、残りの統合管理装置20に対しても状態設定が行われる。このようにして、センターサーバ10の現在の負荷量に基づいて決定された整数Yで識別番号nを除した剰余がj(=0)に等しい統合管理装置20のみが、その通信状態を活性状態に設定される。
ステップS17において、全ての統合管理装置20について状態設定が完了すると、状態設定部13Aは、所定時間Tsの計時を開始するとともに(S19)、状態設定の結果に基づいて統合管理装置20のそれぞれに活性化指示信号または非活性化指示信号を送信する。その結果、活性化指示信号を受信した統合管理装置20は自身の通信状態を活性状態に設定し、非活性化指示信号を受信した統合管理装置20は自身の通信状態を非活性状態に設定する。
状態設定部13Aは、所定時間Tsが経過した時点で、内部パラメータjがYに等しいか否かを判定する(S20)。j=0である場合、内部パラメータjはYに等しくないので、内部パラメータjをインクリメントして1に設定する(S21)。その後、状態設定部13Aは、ステップS13に戻る。このようにして上述した処理が繰り返されることで、センターサーバ10の現在の負荷量に基づいて決定された整数Yで識別番号nを除した剰余がj(=1)に等しい統合管理装置20のみが、所定時間Tsの間、通信状態を活性状態に設定される。以降は、ステップS20で内部パラメータjがYに等しくなるまで、処理が繰り返される。よって、センターサーバ10の現在の負荷量に基づいて決定された整数Yで識別番号nを除した剰余がj(=3,4,...)に等しい統合管理装置20のみが、所定時間Tsの間、通信状態を活性状態に順次設定される。
ステップS20で内部パラメータjがYに等しくなった場合には、全ての統合管理装置20に対して、最初に決定した整数Yを用いて活性状態・非活性状態の設定をグループ単位で行ったことになる。よって、ステップS20で内部パラメータjがYに等しくなった場合には、ステップS11に戻る。これによって、負荷判定部12で新たに求められたセンターサーバ10の現在の負荷量に基づいて整数Yが新たに決定される。そして、新たに決定された整数Yを用いて、状態設定部13Aが状態設定を行う。
以上述べたように、本実施形態の宅内機器監視システムでは、状態設定部13Aは、負荷判定部12が求めたセンターサーバ10の現在の負荷量に基づいて1グループ当たりの統合管理装置20の数を決定して、全ての統合管理装置20を複数のグループに分けるように構成される。状態設定部13Aは、複数のグループのうちの1つを統合管理装置20の通信状態を活性状態にする活性グループとして指定し、残りのグループを統合管理装置20の通信状態を非活性状態にする非活性グループとして指定するように構成される。状態設定部13Aは、所定のタイミングで、活性グループとして指定するグループを切り替えるように構成される。この例において、所定のタイミングは、全ての統合管理装置20について状態設定が完了してから所定時間Tsが経過したタイミングである。
そのため、全ての統合管理装置20は、その識別番号nに応じて整数Yに等しい数のグループに分割される。状態設定部13Aは、グループ単位で統合管理装置20の状態設定を行う。ここで、整数Yは、センターサーバ10の現在の負荷量に基づいて決定される。そのため、センターサーバ10の現在の負荷量が多く、センターサーバ10の余力が少ないほどグループ数が多くなって、1グループあたりの統合管理装置20の数が減少する。一方、センターサーバ10の現在の負荷量が少なく、センターサーバ10の余力が多いほどグループ数が少なくなって、1グループあたりの統合管理装置20の数が増加する。したがって、通信状態が活性状態である統合管理装置20の数を、センターサーバ10の負荷量に応じて動的に設定できる。よって、センターサーバ10が対応可能な範囲で監視情報を収集する処理を行うことができる。
したがって、本実施形態の宅内機器監視システムによっても、統合管理装置20の数を増やしたことによってシステム規模が増大しても、センターサーバ10に短時間のうちにかかる負荷量を抑えることができる。よって、センターサーバ10の数を増やしたり、センターサーバ10の性能を向上させたりしなくて済むから、現状のセンターサーバ10をそのまま用いることができて、コストを低減できる。すなわち、統合管理装置20の数の増加に伴うコストの増加を抑制できる。
また、通信状態が活性状態にされる統合管理装置20は、グループ毎に順次決定されるので、全ての統合管理装置20から均等に監視情報を取得できる。
特に、状態設定部13Aは、統合管理装置20のそれぞれに所定の整数(例えば1)から順番に整数の識別番号nを割り当て、統合管理装置20の識別番号nを2以上の整数である除数Yで除した剰余に基づいて、全ての統合管理装置20を除数Yに等しい数のグループに分けるように構成される。
この構成によれば、統合管理装置20のグループ分けを簡易な方法で実現できる。
また、本実施形態の宅内機器監視システムは、継続時間Tnが非活性許容時間Toを超えている統合管理装置20の通信状態をグループに関係なく強制的に活性状態に設定する。そのため、特定の統合管理装置20からの監視情報を取得しない状況が長く続くことを防止できる。
(実施形態3)
本実施形態の宅内機器監視システムは、状態設定部13で実施形態1の宅内機器監視システムと異なる。なお、状態設定部13以外の本実施形態の宅内機器監視システムと実施形態1の宅内機器監視システムとに共通する構成については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態における状態設定部13は、各統合管理装置20が監視情報を送信する時間パターンに応じて、全ての統合管理装置20を複数のグループ(統合管理装置20の集まり;統合管理装置群)に分ける。そして、状態設定部13は、グループ毎に、統合管理装置20の通信状態が活性状態となる時間帯を異ならせる。
本実施形態における状態設定部13は、統合管理装置20のそれぞれについて、統合管理装置20から監視情報を受信した時刻(時間)を示す履歴を記憶するように構成される。状態設定部13は、履歴に基づいて、統合管理装置20が監視情報をセンターサーバ10に送信する送信時間と統合管理装置20が監視情報をセンターサーバに送信しない非送信時間とを示す時間パターンを求めるように構成される。状態設定部13は、複数の統合管理装置20について、時間パターン間の類似度を求め、類似度が所定の閾値以上であるか否かに基づいて時間パターンが相互に類似しているか否かを判断するように構成される。状態設定部13は、時間パターンが相互に類似している統合管理装置20を同じグループに分類し、時間パターンが相互に類似していない統合管理装置20を異なるグループに分類する。状態設定部13は、同じグループに属する統合管理装置20については、グループに対応する時間パターンの送信時間に統合管理装置20の通信状態が活性状態になるように活性化信号を送信し、グループに対応する時間パターンの非送信時間に統合管理装置20の通信状態が非活性状態になるように非活性化信号を送信するように構成される。
すなわち、本実施形態の宅内機器監視システムでは、センターサーバ10の状態設定部13が、統合管理装置10から受信した監視情報の履歴に基づいて、統合管理装置20毎に統合管理装置20が監視情報を送信する時間パターン(送信時間パターン)を解析する。状態設定部13は、送信時間パターンが互いに相似である複数の統合管理装置20を同じグループ(統合管理装置群)に設定する。状態設定部13は、送信時間パターンの類似度が所定の閾値以上となった場合に、送信時間パターンが互いに相似であると判断する。この閾値を変更することによって、同一のグループに属する統合管理装置20の数を調整できる。
例えば、状態設定部13は、全ての統合管理装置10を4つのグループに分類するように構成される。4つのグループは、朝に対応する第1グループG1と、昼に対応する第2グループG2と、夕方に対応する第3グループG3と、晩に対応する第4グループG4と、を含む。状態設定部13は、朝に監視情報を多く送信する統合管理装置20を第1グループG1に分類し、昼に監視情報を多く送信する統合管理装置20を第2グループG2に分類し、夕方に監視情報を多く送信する統合管理装置20を第3グループG3に分類し、夜に監視情報を多く送信する統合管理装置20を第4グループG4に分類する。状態設定部13は、時間帯が朝(例えば5時〜11時)である場合は第1グループG1に属する統合管理装置20を状態設定の対象とし、時間帯が昼(例えば11時〜15時)である場合は第2グループG2に属する統合管理装置20を状態設定の対象とし、時間帯が夕方(例えば15時〜19時)である場合は第3グループG3に属する統合管理装置20を状態設定の対象とし、時間帯が夜(例えば19時〜5時)である場合は第4グループG4に属する統合管理装置20を状態設定の対象とする。すなわち、状態設定部13は、時間帯毎に状態設定の対象(通信状態が活性状態になり得る統合管理装置20)を切り替える。状態設定部13は、現在の時間帯に対応するグループに属する統合管理装置20について、実施形態1と同様の方法で、状態設定を行う。状態設定部13は、現在の時間帯に対応していないグループに属する統合管理装置20については、その通信状態を非活性状態に設定する。
例えば、時間帯が朝であれば、状態設定部13は、第1グループG1に属する統合管理装置20については実施形態1と同様の方法で状態設定を行い(図5または図8参照)、残りのグループG2,G3,G4に属する統合管理装置20については通信状態を非活性状態に設定する。時間が経過して時間帯が昼になると、状態設定部13は、第2グループG2に属する統合管理装置20については実施形態1と同様の方法で状態設定を行い、残りのグループG1,G3,G4に属する統合管理装置20については通信状態を非活性状態に設定する。同様にして、状態設定部13は、時間帯が夕方になると第3グループG3に属する統合管理装置20について状態設定を行い、他のグループG1,G2,G4に属する統合管理装置20については通信状態を非活性状態に設定する。また、状態設定部13は、時間帯が夜になると第4グループG4に属する統合管理装置20について状態設定を行い、他のグループG1,G2,G3に属する統合管理装置20については通信状態を非活性状態に設定する。
なお、状態設定部13は、実施形態2と同様の方法で状態設定を行ってもよい。例えば、時間帯が朝であれば、状態設定部13は、第1グループG1に属する統合管理装置20については実施形態2と同様の方法で状態設定を行い(図10参照)、残りのグループG2,G3,G4に属する統合管理装置20については通信状態を非活性状態に設定する。時間が経過して時間帯が昼になると、状態設定部13は、第2グループG2に属する統合管理装置20については実施形態2と同様の方法で状態設定を行い、残りのグループG1,G3,G4に属する統合管理装置20については通信状態を非活性状態に設定する。同様にして、状態設定部13は、時間帯が夕方になると第3グループG3に属する統合管理装置20について状態設定を行い、他のグループG1,G2,G4に属する統合管理装置20については通信状態を非活性状態に設定する。また、状態設定部13は、時間帯が夜になると第4グループG4に属する統合管理装置20について状態設定を行い、他のグループG1,G2,G3に属する統合管理装置20については通信状態を非活性状態に設定する。
以上述べたように、本実施形態の宅内機器監視システムは、各統合管理装置20が監視情報をセンターサーバ10に送信する可能性の高い時間帯に、各統合管理装置20の通信状態を活性状態にする。そのため、センターサーバ10が各統合管理装置20から取得する監視情報のリアルタイム性が向上する。
(実施形態4)
本実施形態の宅内機器監視システムは、統合管理装置20Bおよび宅内機器30Bで実施形態1の宅内機器監視システムと異なる。なお、本実施形態の宅内機器監視システムと実施形態1の宅内機器監視システムとに共通する構成については同一の符号を付して説明を省略する。また、本実施形態における統合管理装置20Bおよび宅内機器30Bは実施形態2にも適用できる。
統合管理装置20Bは、図11に示すように、宅外通信部21と、宅内通信部22と、情報収集部23と、機器制御部24と、通信制御部25Bと、を備える。
通信制御部25Bは、センターサーバ10から活性化指示信号を受信すると、宅内機器30Bに送信信号を送信して、通信状態が活性状態であることを通知するように構成される。通信制御部25Bは、センターサーバ10から非活性化指示信号を受信すると、宅内機器30Bに蓄積信号を送信して、通信状態が非活性状態であることを通知するように構成される。
すなわち、統合管理装置20Bは、活性化指示信号を受信すると宅内機器30Bに通信状態が活性状態であることを通知し、非活性化指示信号を受信すると宅内機器30Bに通信状態が非活性状態であることを通知するように構成される。
宅内機器30Bは、図12に示すように、宅内通信部31と、機能部32と、制御部33Bと、監視情報保持部34と、を備える。
監視情報保持部34は、統合管理装置20Bの通信状態が非活性状態であるときに、機能部32が生成した監視情報を蓄積するために用いられる。
制御部33Bは、統合管理装置20Bから送信信号を受信すると、統合管理装置20Bの通信状態が非活性状態から活性状態になったと判断するように構成される。制御部33Bは、統合管理装置20Bから蓄積信号を受信すると、統合管理装置20Bの通信状態が活性状態から非活性状態になったと判断するように構成される。
制御部33Bは、通信状態が非活性状態である間、機能部32が生成した監視情報を監視情報保持部34に蓄積するように構成される。制御部33Bは、通信状態が非活性状態から活性状態に切り替わると、通信状態が非活性状態である間に監視情報保持部34に蓄積された監視情報を、宅内通信部31を制御して統合管理装置20Bに送信するように構成される。制御部33Bは、通信状態が活性状態である間、機能部32が生成した監視情報を、宅内通信部31を制御して統合管理装置20Bに送信するように構成される。
すなわち、宅内機器30Bは、通信状態が非活性状態である間は監視情報を蓄積し、通信状態が非活性状態から活性状態に切り替わると通信状態が非活性状態である間に宅内機器30Bが蓄積した監視情報を統合管理装置20Bに送信し、通信状態が活性状態である間は監視情報を統合管理装置20Bに送信する。
したがって、以上述べた本実施形態の宅内機器監視システムによれば、統合管理装置20の数を増やしたことによってシステム規模が増大しても、センターサーバ10に一度にかかる負荷量を抑えることができる。よって、センターサーバ10の数を増やしたり、センターサーバ10の性能を向上させたりしなくて済むから、現状のセンターサーバ10をそのまま用いることができて、コストを低減できる。すなわち、統合管理装置20Bの数の増加に伴うコストの増加を抑制できる。

Claims (11)

  1. 宅内機器から監視情報を収集する統合管理装置を有し、各住宅に設置されるホームシステムと、
    上記各住宅とは別の建物に設置され上記ホームシステムそれぞれの上記統合管理装置に伝送路を介して接続されるセンターサーバと、を備え、
    上記センターサーバは、
    負荷判定部と、
    状態設定部と、
    監視情報記憶部と、を有し、
    上記負荷判定部は、上記センターサーバの現在の負荷量を求めるように構成され、
    上記状態設定部は、
    上記負荷判定部が求めた上記負荷量に基づいて上記統合管理装置のそれぞれの通信状態を活性状態と非活性状態とのいずれに設定するかを決定することで状態設定を行い、
    上記状態設定の結果に基づいて、上記通信状態を上記活性状態に設定することを指示する活性化指示信号または上記通信状態を上記非活性状態に設定することを指示する非活性化指示信号を上記統合管理装置のそれぞれに上記伝送路を介して送信するように構成され、
    上記統合管理装置は、上記活性化指示信号を受信すると上記通信状態を上記活性状態に設定し、上記非活性化指示信号を受信すると上記通信状態を上記非活性状態に設定するように構成され、
    上記ホームシステムは、
    上記通信状態が上記非活性状態である間、上記監視情報を蓄積し、
    上記通信状態が上記非活性状態から上記活性状態に切り替わると、蓄積された上記監視情報を上記センターサーバに上記伝送路を介して送信し、
    上記通信状態が上記活性状態である間、上記宅内機器から上記監視情報を収集して上記センターサーバに上記伝送路を介して送信するように構成され、
    上記監視情報記憶部は、上記ホームシステムから受信した上記監視情報を記憶するように構成される
    ことを特徴とする宅内機器監視システム。
  2. 上記統合管理装置は、
    上記宅内機器から上記監視情報を受け取る情報収集部と、
    監視情報バッファと、
    通信制御部と、を有し、
    上記通信制御部は、上記活性化指示信号を受信すると上記通信状態を上記活性状態に設定し、上記非活性化指示信号を受信すると上記通信状態を上記非活性状態に設定するように構成され、
    上記通信制御部は、
    上記通信状態が上記非活性状態である間、上記情報収集部が受け取った上記監視情報を上記監視情報バッファに蓄積し、
    上記通信状態が上記非活性状態から上記活性状態に切り替わると、上記監視情報バッファに蓄積された上記監視情報を上記センターサーバに上記伝送路を介して送信し、
    上記通信状態が上記活性状態である間、上記情報収集部が受け取った上記監視情報を上記センターサーバに上記伝送路を介して送信するように構成される
    ことを特徴とする請求項1記載の宅内機器監視システム。
  3. 上記ホームシステムは、上記宅内機器を含み、
    上記統合管理装置は、
    上記活性化指示信号を受信すると、上記宅内機器に上記通信状態が上記活性状態であることを通知し、
    上記非活性化指示信号を受信すると、上記宅内機器に上記通信状態が上記非活性状態であることを通知するように構成され、
    上記宅内機器は、
    上記通信状態が上記非活性状態である間、上記監視情報を蓄積し、
    上記通信状態が上記非活性状態から上記活性状態に切り替わると、上記通信状態が上記非活性状態である間に上記宅内機器が蓄積した上記監視情報を上記統合管理装置に送信し、
    上記通信状態が上記活性状態である間、上記監視情報を上記統合管理装置に送信するように構成され、
    上記統合管理装置は、上記通信状態が上記活性状態である間は、上記宅内機器から受け取った上記監視情報を上記センターサーバに送信するように構成される
    ことを特徴とする請求項1記載の宅内機器監視システム。
  4. 上記センターサーバは、乱数を発生する乱数発生部を備え、
    上記状態設定部は、
    上記統合管理装置のそれぞれについて上記通信状態を上記活性状態に設定することを決定する確率を示す確率情報を上記負荷判定部が求めた上記負荷量に基づいて設定し、
    上記乱数発生部が発生した乱数と上記確率情報が示す上記確率とを比較して、上記通信状態を上記活性状態に設定するか否かを決定するように構成される
    ことを特徴とする請求項1記載の宅内機器監視システム。
  5. 上記状態設定部は、
    上記統合管理装置から上記監視情報を取得していない期間を計測し、
    上記期間が長い上記統合管理装置ほど上記確率を高くするように構成される
    ことを特徴とする請求項4記載の宅内機器監視システム。
  6. 上記状態設定部は、
    上記負荷判定部が求めた上記負荷量に基づいて1グループ当たりの上記統合管理装置の数を決定して、全ての上記統合管理装置を複数のグループに分けるように構成され、
    上記複数のグループのうちの1つを上記統合管理装置の上記通信状態を上記活性状態にする活性グループとして指定し、残りのグループを上記統合管理装置の上記通信状態を上記非活性状態にする非活性グループとして指定するように構成され、
    所定のタイミングで、上記活性グループとして指定する上記グループを切り替えるように構成される
    ことを特徴とする請求項1記載の宅内機器監視システム。
  7. 上記状態設定部は、
    上記統合管理装置のそれぞれに所定の整数から順番に整数の識別番号を割り当て、
    上記統合管理装置の上記識別番号を2以上の整数である除数で除した剰余に基づいて、全ての上記統合管理装置を上記除数に等しい数のグループに分けるように構成される
    ことを特徴とする請求項6記載の宅内機器監視システム。
  8. 上記状態設定部は、
    上記統合管理装置の上記通信状態が上記非活性状態である期間を計測し、
    上記期間が所定の閾値を越えていれば、上記統合管理装置の上記通信状態を上記活性状態に設定することを決定するように構成される
    ことを特徴とする請求項1記載の宅内機器監視システム。
  9. 上記状態設定部は、
    上記統合管理装置のそれぞれについて、上記統合管理装置から上記監視情報を受信した時刻を示す履歴を記憶し、
    上記履歴に基づいて、上記統合管理装置が上記監視情報を上記センターサーバに送信する送信時間と上記統合管理装置が上記監視情報を上記センターサーバに送信しない非送信時間とを示す時間パターンを求め、
    上記複数の統合管理装置について、上記時間パターン間の類似度を求め、
    上記類似度が所定の閾値以上であるか否かに基づいて上記時間パターンが相互に類似しているか否かを判断し、
    上記時間パターンが相互に類似している上記統合管理装置を同じグループに分類し、
    上記時間パターンが相互に類似していない上記統合管理装置を異なるグループに分類し、
    上記同じグループに属する上記統合管理装置については、上記グループに対応する上記時間パターンの上記送信時間に上記統合管理装置の上記通信状態が上記活性状態になるように上記活性化信号を送信し、上記グループに対応する上記時間パターンの上記非送信時間に上記統合管理装置の上記通信状態が上記非活性状態になるように上記非活性化信号を送信するように構成される
    ことを特徴とする請求項1記載の宅内機器監視システム。
  10. 上記ホームシステムは、上記監視情報の種類が異なる複数の上記宅内機器を有し、
    上記状態設定部は、
    上記監視情報の種類に応じて優先順位を設定し、
    上記統合監視装置から受け取った複数の上記監視情報に基づいて上記統合監視装置のそれぞれについて上記監視情報の優先順位の分布を求め、
    上記優先順位の分布が優先順位の高い方向に偏っている上記統合管理装置ほど、上記確率を高くするように構成される
    ことを特徴とする請求項4記載の宅内機器監視システム。
  11. 上記通信制御部は、
    上記監視情報バッファに蓄積された上記監視情報のデータ量を監視し、
    上記データ量が予め設定された容量に達すると、上記通信状態を上記活性状態に切り替えるように構成される
    ことを特徴とする請求項2記載の宅内機器監視システム。
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