JPWO2007102198A1 - メール処理装置、メール処理方法、メール処理プログラム及び携帯端末装置 - Google Patents
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Abstract
メール処理装置、メール処理方法、メール処理プログラム及び携帯端末装置であって、スケジュール情報に関連し、電子メールの作成を促す通知情報や、メール送信日や作成予定日等の時間情報を記憶し、メール送信日や作成予定日の到来を以て通知情報を発することにより、タイムリーにメールの作成や送信が可能であるとともに、メール作成に必要な関連情報を活用することにより、メール作成の手数を省略することを可能にしている。スケジュールに連動する電子メールの管理やタイムリーなメール作成を実現でき、メール作成の手数をも軽減できる。
Description
本発明は、スケジュールに連動する電子メール処理に関し、スケジュールに連動してメール作成勧告が行えるメール処理装置、メール処理方法、メール処理プログラム及び携帯端末装置に関する。
携帯電話機等の携帯端末装置が備えるスケジュール機能は、誕生日や会議開催予定日時等の各種イベントを登録し、そのイベント当日等にアラートやスケジュール内容を表示し、通知する機能を有する。このようなスケジュールに関連し、電子メールの作成、送信が行われる。誕生日、記念日等のイベントにはお祝いメール、会議開催には参加者にリマインダーメール等、イベントに対応するメール送信を発する場合、メール作成には、その都度、メール作成ソフトを立ち上げる必要がある。
このような電子メールの作成や送信に関し、特許文献1には、定型文書を登録するとともに、メール送信予定日を登録し、予定期日に定型文書から読み出した定型文書メールを送信するソフトウェアが開示され、特許文献2には、電子メール作成画面からメール送信日時設定画面を選択し、その画面中のカレンダーに日時を指定することにより、メール送信日時が設定されるメール機能が開示され、特許文献3には、入力された相手先のイベント日時、メールアドレス及びメッセージからメールアドレス及びメッセージをセンターに登録し、移動局が持つ時計手段の計時に基づき、イベント日時に登録済みのメッセージをメールアドレスに送信する情報処理装置について開示され、特許文献4には、複数の会員のメールアドレス及び固有情報を記憶し、メール送信先が選択された際に、送信メールの宛先アドレス入力が自動設定され、メール文ひな形に会員の前記固有情報を埋め込んで送信メール文を自動作成し、その送信メール文を前記会員に所定の日時に自動送信する電子メール送信システムが開示されている。
特開2000−172581号公報(段落番号0013、図1、図5等)
特開2001−75894号公報(段落番号0013、図1、図2、図7等)
特開2001−101098号公報(段落番号0005、図2等)
特開2000−151686号公報(段落番号0014、0017、0018、図1等)
ところで、特許文献1のように、アドレス帳機能に関連させて各個人の予定日毎にメール作成の有無を登録する方法では、登録されているアドレスに対応する送信予定日の登録数が制限され、また、自動送信されるメールは、送信指定日前より以前に作成されたメール文である。この点については、特許文献2においても、メール作成後、スケジュール機能に登録されたメール送信日に送信されるメールは、送信指定日より以前に作成されたメール文である。また、特許文献3又は特許文献4に記載されたものでは、登録されたメールが自動送信されるので、状況が変わった場合にその変更に手間取ることになるであろう。
また、ユーザの設定日時にアラームを発生させ、そのアラーム通知を受けてから、メールソフトを起動し、送信することは面倒な作業であるし、スケジューラのチェックを日々行うことも面倒であり、忘れる場合もある。音声等によるアラーム通知を設定していても、アラーム通知に直ぐに対応しない場合には、メール送信を忘れ、メールの送信予定日を過ぎてからそれに気付いても、メール送信の機会を逸することになる。
このような課題に関し、特許文献1〜4には、その解決手段の開示や着想はない。
そこで、本発明の目的は、スケジュールに連動する電子メールの処理に関し、タイムリーなメール作成の実現にある。
また、本発明の他の目的は、スケジュールに連動するメール処理に関し、メール作成の手数を軽減することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、スケジュール情報に関連し、電子メールの作成を促す通知情報や、メール送信日や作成予定日等の時間情報を記憶し、メール送信日や作成予定日の到来を以て通知情報を発するので、ユーザはタイムリーにメールの作成や送信が可能であるとともに、メール作成に必要な関連情報を活用することにより、メール作成の手数を省略することが可能である。斯かる構成により上記目的が達成される。
上記目的を達成するため、本発明の第1の側面は、メール処理装置であって、スケジュール情報に関連し、電子メールの作成を促す通知情報とともに時間情報を記憶する記憶部と、前記時間情報に基づき、前記通知情報を前記記憶部から読み出す処理部と、前記通知情報を表示する表示部とを備えた構成である。斯かる構成によれば、通知情報に基づき、メール作成が通知され、タイムリーなメール作成及び送信が可能になり、上記目的が達成される。
上記メール処理装置において、好ましくは、前記表示部は、前記通知情報に関連して前記電子メールの作成に関する問合せ情報を表示し、この問合せ情報に対する応答情報を入力する入力部を備える構成としてもよく、同様に上記目的が達成される。
上記メール処理装置において、好ましくは、前記表示部は、前記スケジュール情報を反映したカレンダを表示するとともに、前記カレンダ上に前記電子メールの送信の有無を表す通知情報を表示する構成としてもよく、同様に上記目的が達成される。
上記メール処理装置において、好ましくは、サーバ装置と通信する通信部を備え、前記表示部は、前記通信部を通して前記サーバ装置から取り込まれたイベント情報をカレンダに関連付けて表示する構成としてもよい。斯かる構成によっても、上記目的が達成される。
上記メール処理装置において、好ましくは、サーバ装置と通信する通信部と、前記通信部を通して前記サーバ装置から取り込まれたひな形情報を記憶する記憶部とを備える構成としてもよく、同様に上記目的が達成される。
上記メール処理装置において、好ましくは、メール作成時に前記表示部に定型文の選択情報を表示し、その選択情報から定型文を選択する選択部を備える構成としてもよく、同様に上記目的が達成される。
上記メール処理装置において、好ましくは、前記表示部に展開された定型文を編集する編集手段を備える構成としてもよく、最適なメール文を容易に作成することができる。
上記目的を達成するため、本発明の第2の側面は、メール処理方法であって、スケジュール情報に関連し、電子メールの作成を促す通知情報とともに時間情報を記憶部に記憶する処理と、前記時間情報に基づき、前記通知情報を前記記憶部から読み出す処理と、前記通知情報を表示する処理とを含む構成である。斯かる構成によれば、通知情報に基づき、メール作成が喚起され、タイムリーなメール作成及び送信が可能になり、上記目的が達成される。
上記メール処理方法において、好ましくは、前記通知情報に関連して前記電子メールの作成に関する問合せ情報を表示する処理と、前記問合せ情報に対する応答情報を受け付ける処理とを含む構成としてもよく、同様に上記目的を達成することができる。
上記メール処理方法において、好ましくは、前記スケジュール情報を反映したカレンダを表示する処理と、前記カレンダ上に前記電子メールの送信の有無を表す通知情報を表示する処理とを含む構成としてもよく、上記目的が達成される。
上記メール処理方法において、好ましくは、サーバ装置と通信する処理と、前記サーバ装置から取り込まれたイベント情報をカレンダに関連付けて表示する処理とを含む構成としてもよく、上記目的が達成される。
上記目的を達成するため、本発明の第3の側面は、コンピュータに実行させるメール処理プログラムであって、スケジュール情報に関連し、電子メールの作成を促す通知情報とともに時間情報を記憶部に記憶するステップと、前記時間情報に基づき、前記通知情報を前記記憶部から読み出すステップと、前記通知情報を表示するステップとを含む構成である。斯かる構成によれば、コンピュータによって上記プログラムを実行させることにより、通知情報に基づき、メール作成が喚起され、タイムリーなメール作成及び送信が可能になり、上記目的が達成される。
上記メール処理プログラムにおいて、好ましくは、前記通知情報に関連して前記電子メールの作成に関する問合せ情報を表示するステップと、前記問合せ情報に対する応答情報を受け付けるステップとを含む構成としてもよく、上記目的が達成される。
上記メール処理プログラムにおいて、好ましくは、前記スケジュール情報を反映したカレンダを表示するステップと、前記カレンダ上に前記電子メールの送信の有無を表す通知情報を表示するステップとを含む構成としてもよく、上記目的が達成される。
上記メール処理プログラムにおいて、好ましくは、サーバ装置と通信するステップと、前記サーバ装置から取り込まれたイベント情報をカレンダに関連付けて表示するステップとを含む構成としてもよく、上記目的が達成される。
上記目的を達成するため、本発明の第4の側面は、携帯端末装置であって、スケジュール情報に関連し、電子メールの作成を促す通知情報とともに時間情報を記憶する記憶部と、前記時間情報に基づき、前記通知情報を前記記憶部から読み出す処理部と、前記通知情報を表示する表示部とを備えた構成である。斯かる構成によれば、メール機能を備えた携帯端末装置においても、通知情報に基づき、メール作成が喚起され、タイムリーなメール作成及び送信が可能になり、上記目的が達成される。
上記携帯端末装置において、好ましくは、前記表示部は、前記時間情報にメール作成に関する問合せ情報を付加して表示し、この問合せ情報に対する応答情報を入力する入力部を備える構成としてもよく、上記目的が達成される。
上記携帯端末装置において、好ましくは、前記表示部は、前記スケジュール情報を反映したカレンダを表示するとともに、前記カレンダ上に前記電子メールの送信の有無を表す通知情報を表示する構成としてもよく、上記目的が達成される。
上記携帯端末装置において、好ましくは、サーバ装置と通信する通信部を備え、前記表示部は、前記通信部を通して前記サーバ装置から取り込まれたイベント情報をカレンダに関連付けて表示する構成としてもよく、上記目的が達成される。
上記携帯端末装置において、好ましくは、サーバ装置と通信する通信部と、前記通信部を通して前記サーバ装置から取り込まれたひな形情報を記憶する記憶部とを備える構成としてもよく、上記目的が達成される。
本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1) ユーザが電子メールの作成や送信の自己管理から開放され、時間情報の通知を受けてタイムリーなメール作成及びメール送信ができる。
(2) スケジュールイベントに対応し、スケジュールイベントに促されてメール作成やメール送信が行える。
(3) スケジュールイベントの関連情報を参照できるので、メール作成の手間を軽減でき、メール作成の利便性が高められる。
そして、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面及び各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
2 携帯端末装置
4 CPU
6 メモリ部
8 通信部
10 操作入力部
14 表示部
4 CPU
6 メモリ部
8 通信部
10 操作入力部
14 表示部
本発明の実施の形態について、図1、図2及び図3を参照して説明する。図1は、携帯端末装置を示すブロック図、図2は、携帯端末装置の外観を示す図、図3は、サーバ装置と携帯端末装置との接続を示す図である。
この携帯端末装置2は、電子メールの作成、電子メールの送受信、メールの管理等を行うメール処理装置の一例であって、CPU(Central Processing Unit )4、メモリ部6、通信部8、操作入力部10、表示制御部12、表示部14、音声制御部16、スピーカ18、マイクロフォン20等を備え、これらはバス22によって接続されている。
CPU4は、メモリ部6に格納されている各種のプログラムを実行し、通信部8、表示制御部12、音声制御部16等の機能部を制御するとともに、操作入力部10からの入力により、メール文の作成や編集等の処理を実行し、その送受信、メールの保存等の管理を行う。
メモリ部6は、ROM(Read-Only Memory)24、RAM(Random-Access Memory)26、不揮発性メモリ28等で構成されている。ROM24には、スケジュールプログラム241、メール作成プログラム242、その他のプログラム243等が格納されている。不揮発性メモリ28は、SRAM(Static−RAM)やEEPROM(Electrically Erasable Programmable−ROM)等で構成されている。
不揮発性メモリ28には、スケジュールイベントデータベース281、送信メールフォルダ282、メール作成情報フォルダ283、予定送信フォルダ284、その他の情報の保存領域としてフォルダ285等が設定されている。スケジュールイベントデータベース281には、カレンダ情報、スケジュール情報、スケジュールイベント情報、通知日、イベント日、イベント内容、メンバーリスト等が登録される。送信メールフォルダ282には送信すべきメール文書が保存される。メール作成情報フォルダ283には複数の定型文、メール書式(以下「ひな形」と言う)等の情報が保存される。予定送信フォルダ284にはメール作成予定日、メール送信予定日等が登録される。その他のフォルダ285には、辞書、電話番号やメールアドレス等の電話帳データ、その他の情報が登録される。
通信部8は、アンテナ30を備え、CPU4の制御により、音声信号の送受や電子メール等のパケット通信データの送受信を行い、受信した無線信号から音声信号やパケットデータを再生させる。
操作入力部10は、カーソルキー、決定キー、文字キーの複数のキーからなるキーボードを備え、メール文の入力、編集、表示部14に表示されたメッセージの選択やプログラムからの要求に対応する選択入力等を行う。
表示制御部12は、CPU4のプログラムの実行に基づき、表示部14を制御する。表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成され、表示制御部12によって制御され、画面に文字や図形等を表示する。
音声制御部16は、CPU4のプログラムの実行に基づき、通話時等において、スピーカ18から音声を出力したり、マイクロフォン20から音声を取り込む処理をする。
このような携帯端末装置2は、図2に示すように、筐体部32、34をヒンジ部36で連結して開閉可能に構成され、筐体部32には操作入力部10、マイクロフォン20、筐体部34には表示部14、スピーカ18等が実装されている。表示部14の画面38には、メニュー表示、メール本文等の文字等の記号列又は図形等が表示される。操作入力部10には、決定キー102、カーソルキー104、スクロールキー106、108等が備えられている。
そして、この携帯端末装置2は、図3に示すように、無線により基地局40に接続され、基地局40には、公衆回線網として例えば、インターネット42を通してサーバ装置44が接続される。即ち、携帯端末装置2には、基地局40及びインターネット42を介してサーバ装置44が接続され、サーバ装置44にあるスケジュールイベント等の情報が取り込まれる。この場合、携帯端末装置2には、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等を用いてサーバ装置44が接続されてもよい。
次に、既述のメール作成プログラム242による処理内容は次の通りである。
a カレンダ情報に関連するスケジュール情報に対応し、メール作成を促す通知情報がスケジュールイベントデータベース281に格納される。
b メール作成時、メール作成情報フォルダ283にある複数の定型文からスケジュールイベント情報に対応する等、用途に合った定型文やひな形(メール書式)が選択されて表示部14に出力される。
c 選択された定型文やひな形は、フォルダ285にある辞書等を参照して編集される。
d 絵、文字を含んだひな形等のメール作成情報は、ネットワークからダウンロードすることができ、メール作成情報フォルダ283に格納され、現在の情報に追加される。
e 作成確認のためのアラートを表示する際にスケジュールイベント情報に関連付けて格納された情報内容は表示部14に表示され、その内容を確認することができる。
f スケジュールイベント情報の内容やひな形情報に沿った題名等の情報に対応する記号、語句、定型文等が出力される。題名入力として例えば、誕生日では、定型文として例えば、『おめでとう!』等の情報が得られる。また、これは辞書等を参照して編集することができる。
g メール作成通知画面に、メール作成に関する問合せ情報が表示され、選択肢として例えば、「後で書く」の選択が可能であり、それがメール作成の延期情報として予定送信フォルダ284に記憶される。この記憶に基づき、定期的に通知情報が発せられる。
h 登録済みのスケジュールイベントに関連するメール送信先であるメンバーに対し、後に作成されるメールの宛先として自動的に入力される。この宛先メンバーは編集可能である。
i メール作成の通知日、メール送信の予定日等の時間情報を任意に指定する機能を備える。
j 予め作成した電子メールの送信予定日は、予定送信フォルダ284に保存され、予定日の監視に用いられ、予定日の到来により、メール送信のトリガー情報に用いられる。
k 登録された誕生日やイベント確認、敬老・父母の日等、スケジュールイベントに対応して登録した日時にメール作成確認画面が自動的に起動される。
l スケジュールイベントデータベース281に登録されたメンバーリストの参照により、アドレスの連携入力(自動入力)を可能にし、そのアドレスにメールが一括送信される機能を備える。
m ネットワークを介して接続されるサーバ装置から祝祭日、行事データ等のスケジュールイベント情報をダウンロードし、そのスケジュールイベント情報をスケジュールイベントデータベース281に格納し、そのイベント情報をカレンダに反映させる機能を備える。
n スケジュールイベントのそれぞれにメール送信予定が設定されているか否かを表すアイコンを表示し、そのアイコンからメール送信予定の有無を確認できる機能を備える。
以上の機能や処理により、携帯端末装置2からからスケジュールの確認と同時にひな形情報等を利用したメール作成が可能であり、メール作成及びメール送信の容易化が図られる。メール作成に関する通知情報が発せられるので、メール作成やメール送信を逸することがない。
メール作成時、定型文やひな形情報からメール文を作成できるので、メール作成の手間を省くことができる。スケジュールプログラム241によりスケジュールイベントデータベース281に登録されたメンバーリストにある宛先にメールを一括送信することができる。
カレンダを立ち上げれば、ネットワークやサーバ装置から取り込んだ祝祭日・行事データ等を表示でき、その確認が容易であるとともに、それらの情報をメール作成に反映することができる。
これらの処理内容を項目別に列挙すれば、以下の通りである。
A スケジュール取込み処理
B メール作成通知アラート設定処理
C メール作成通知後のメール作成処理
D 予約メールの監視処理
E 通常メール作成の処理
F スケジュールイベント入力画面の処理
G スケジュール取込みの画面処理
H メール作成画面及び確認画面の処理
I 予定送信登録済みメールの通知画面の処理
J その他のメール作成画面及び確認画面の処理
B メール作成通知アラート設定処理
C メール作成通知後のメール作成処理
D 予約メールの監視処理
E 通常メール作成の処理
F スケジュールイベント入力画面の処理
G スケジュール取込みの画面処理
H メール作成画面及び確認画面の処理
I 予定送信登録済みメールの通知画面の処理
J その他のメール作成画面及び確認画面の処理
以下、各項目毎に処理内容を説明する。
A スケジュール取込み処理
スケジュール取込みについて、図4及び図5を参照して説明する。図4は、スケジュール取込みの処理手順を示すフローチャート、図5は、スケジュールイベントデータベース281の関連処理を示す図である。
スケジュール取込み処理では、携帯端末装置2を起動させると、表示部14の画面38にメニュー表示が立ち上がる。このメニュー表示からスケジュール取込みを選択すると、スケジュールプログラム241が起動する。この実行により、サーバ装置44との通信を確立させ(ステップS1)、サーバ装置44内に格納されているスケジュールイベントセットを選択し(ステップS2)、複数のスケジュールイベント情報を携帯端末装置2の不揮発性メモリ28のスケジュールイベントデータベース281にダウンロードする処理を実行する(ステップS3)。
このダウンロード処理に同期し、表示部14の画面38に選択メッセージを表示させ、そのスケジュールイベント情報の保存について、スケジュールイベント情報を確認して保存するか否かを問い合わせ(ステップS4)、確認することなく(そのまま)保存する場合(ステップS4のNO)であれば、そのスケジュールイベント情報がスケジュールイベントデータベース281に保存される(ステップS7)。
スケジュールイベントの内容を確認した後、保存する場合には(ステップS4のYES)、画面38にスケジュールイベントの内容表示をし、そのスケジュールイベントの一部選択か否かを問い合わせ(ステップS5)、全部選択の場合(ステップS5のNO)にはスケジュールイベント情報の全部がスケジュールイベントデータベース281に保存され(ステップS7)、一部選択の場合(ステップS5のYES)には、スケジュールイベントの選択、表示(ステップS6)により、選択されたスケジュールイベント情報がスケジュールイベントデータベース281に保存され(ステップS7)、スケジュール取込みが完了する。
このようなスケジュールイベント情報の保存が実行されると、カレンダにスケジュールイベント情報が反映され、カレンダ上にイベント情報を表す項目やアイコンが表示される(ステップS8)。
ところで、スケジュールイベントデータベース281には、図5に示すように、スケジュールイベント情報のダウンロードによる取込み(図4のステップS3)、選択されたスケジュールイベント情報の取込み(図4のステップS7)、スケジュールイベントの通知日、イベント日、イベント内容の登録(図6のステップS15)等によりスケジュールイベント情報及びその付随情報が登録され、このスケジュールイベントデータベース281に登録されているイベント情報がカレンダに反映され、具体的には、後述の通り、カレンダの日付にアイコンによってイベント情報が表示される。
B メール作成通知アラート設定処理
メール作成通知アラート設定について、図6を参照して説明する。図6は、メール作成通知アラート設定の処理手順を示すフローチャートである。
このメール作成通知アラート設定処理では、メール作成通知を利用するか否かを確認し(ステップS11)、メール作成通知を利用する場合には、通知日、時刻の設定方法を選択する(ステップS12)。この場合、プリセット入力か(ステップS13)、フリー入力か(ステップS14)を選択することができる。プリセット入力は、スケジュールプログラム241で予め用意した日時を選択する入力方法であり、フリー入力は、ユーザが任意に日時を入力する方法である。いずれの入力方法を選択したとしても、スケジュールイベントデータベース281には通知日、イベント日、イベント内容が登録され(ステップS15)、この登録により、カレンダにスケジュールイベント情報が反映され、そのイベント情報を明示する項目やアイコンがカレンダに表示され(ステップS16)、この処理を終了する。
C メール作成通知後のメール作成処理
メール作成通知後のメール作成について、図7を参照して説明する。図7は、メール作成通知後のメール作成の処理手順を示すフローチャートである。図7において、記号Aは図9に示すフローチャートとの連結部を示す。
このメール作成通知後のメール作成処理では、メール作成通知画面が表示され(ステップS21)、この作成通知画面では、即時作成(ステップS22)、「後で再通知」依頼(ステップS23)、削除(ステップS24)の選択が可能である。また、この作成通知画面では、スケジュールイベントデータベース281のイベント情報が参照される。この作成通知画面に表示されたメール作成のダイアログについて、即時作成(ステップS22)では、ひな形の選択(ステップS25)、メール本文の編集(ステップS26)、宛先入力済みか否かの確認が行われ(ステップS27)、宛先が未入力であれば(ステップS27のNO)、その場で宛先入力を行う(ステップS28)。この宛先入力について、イベント登録時等で入力済みであれば(ステップS27のYES)、その宛先データが用いられる(ステップS29)。この宛先入力の後、題名入力を行い(ステップS30)、送信についての問合せとして直ぐに送信か否かの問合せが行われ(ステップS31)、直ぐに送信する場合には、メール送信を実行する(ステップS32)。この送信の結果、送信メールフォルダ282にあるメール文をクリアし(ステップS33)、この処理を終了する。
メール送信について、予約送信の場合(ステップS31のNO)には、メール予約が行われ(ステップS34)、予定送信フォルダ284に送信予定日を登録する(ステップS35)。また、「後で再通知」依頼(ステップS23)の場合には、タイマフラグを立て、再通知の予定日が予定送信フォルダ284に登録される(ステップS35)。送信予定日が到来すると(ステップS36)、ステップS32に移行してメール送信が実行される。
ところで、予定送信フォルダ284には、図8に示すように、「後で再通知」依頼(図7のステップS23)、メール予約(図7のステップS34、図10のステップS56)等により送信予定日が格納されるとともに、予約メールの存在確認(図9のステップS41)にも用いられる。
D 予約メールの監視処理
予約メールの監視について、図9を参照して説明する。図9は、予約メールの監視の処理手順を示すフローチャートである。図9において、記号Aは図7に示すフローチャートとの連結部を示す。
予約メールの監視処理では、予定送信フォルダ284を参照することにより、予定送信フォルダ284に予約メールの存在を確認し(ステップS41)、予約メールがあれば、予約メール日時と現実の日時との比較を行い(ステップS42)、該当するものがあれば、メール作成通知画面(図7のステップS21)に移行する。この場合、予約メールと予定送信日とを別個のフォルダやファイルで管理し、両者を同期させることも可能である。
E 通常メール作成の処理
通常メール作成について、図10を参照して説明する。図10は、通常メール作成の処理手順を示すフローチャートである。
通常メール作成処理では、メール本文の編集(ステップS51)、宛先入力(ステップS52)、題名入力(ステップS53)の後、直ぐに送信か否かを問い合わせ(ステップS54)、直ぐに送信する場合には、メール送信が行われる(ステップS55)。直ぐに送信しない場合には、メール予約が行われ(ステップS56)、メール送信の予定日が予定送信フォルダ284に格納され、メール送信の予定日の到来が監視される(ステップS57)。
F スケジュールイベント入力画面の処理
このスケジュールイベント入力画面の処理について、図11、図12、図13、図14及び図15を参照して説明する。図11は、スケジュールイベント入力画面の処理手順を示すフローチャート、図12〜図15は、各処理における表示画面を示す図である。
待受け画面(図24B)からスケジュールプログラム241を起動すると、図11に示すように、カレンダ画面3801が表示され(ステップS61)、このカレンダ画面3801から所望の日付を選択すると、その日付に対応するスケジュールイベント入力画面3802に移行し(ステップS62)、このスケジュールイベント入力画面3802からスケジュールイベントの登録を行うと、メール作成通知設定画面3803に移行し(ステップS63)、メール作成通知日設定画面3804に移行する(ステップS64)。このメール作成通知日設定画面3804からプルダウンにより希望の通知日を選択すると、メール作成通知日選択画面3805に移行し(ステップS65)、また、通知すべき日時を指定した場合には、メール作成通知日指定画面3806に移行する(ステップS66)。
メール作成通知日選択画面3805に対して希望の通知日を選択し確定させ、又は、メール作成通知日指定画面3806に対して通知すべき日時を指定し確定させると、設定完了画面3807に移行し(ステップS67)、この設定完了画面3807を確定させると、イベント・アラートアイコンが表示されたカレンダ画面3808に移行する(ステップS68)。
カレンダ画面3801には、図12Aに示すように、カレンダ46とともに、処理の確定入力を決定するためのボタン48が表示される。このボタン48は決定キー102に対応する。
スケジュールイベント入力画面3802には、図12Bに示すように、イベントの登録情報を入力するための項目等が表示され、この場合、開始日時を表すボックス50、終了日時を表すボックス52、イベント項目を表すボックス54、メール作成通知の有無を指示するためのボックス56、通知時刻を表すボックス58、決定キー102に対応するボタン48が表示されている。これらの表示項目は、この入力画面3802において編集し、再入力が可能である。
メール作成通知設定画面3803には、図13Aに示すように、スケジュールイベント入力画面3802と同様に、イベントの登録情報を入力するための開始日時を表すボックス50、終了日時を表すボックス52、イベント項目を表すボックス54、メール作成通知の有無を指示するためのボックス56、通知日を指定するためのボックス60及びスクロールアイコン62、通知時刻を指定するためのボックス64及びスクロールアイコン66、ボタン48が表示され、この場合、ボックス56にはメール作成通知設定をした旨の表示としてチェックマーク68が付されている。
メール作成通知日設定画面3804には、図13Bに示すように、メール作成通知設定画面3803と同様に、イベントの登録情報を入力するための開始日時を表すボックス50、終了日時を表すボックス52、イベント項目を表すボックス54、メール作成通知の有無を指示するためのボックス56、通知日を指定するためのボックス60及びスクロールアイコン62、通知時刻を指定するためのボックス64及びスクロールアイコン66、ボタン48が表示されている。この場合、ボックス56にはメール作成通知設定をした旨の表示としてチェックマーク68が付されており、スクロールアイコン62の操作により、通知日として例えば、当日、1日前、2日前、指定の選択が可能である。また、スクロールアイコン66の操作により、通知時刻として例えば、9:00、12:00、18:00、指定が選択可能である。これらの指定を選択した場合には、ユーザの指定する日又は時刻の入力を受け付ける。
メール作成通知日設定画面3804からプルダウンにより日時を選択して入力した場合には、メール作成通知日選択画面3805に移行し、指定により日時を入力した場合には、メール作成通知日指定画面3806に移行する。
メール作成通知日選択画面3805には、図14Aに示すように、メール作成通知日設定画面3804と同様に、イベントの登録情報を入力するための開始日時を表すボックス50、終了日時を表すボックス52、イベント項目を表すボックス54、メール作成通知の有無を指示するためのボックス56、通知日を指定するためのボックス60及びスクロールアイコン62、通知時刻を指定するためのボックス64及びスクロールアイコン66、ボタン48が表示されている。この場合、選択された日時はボタン48(決定キー102)を押下することにより、メール作成通知日時として確定する。
メール作成通知日指定画面3806には、図14Bに示すように、メール作成通知日選択画面3805と同様に、イベントの登録情報を入力するための開始日時を表すボックス50、終了日時を表すボックス52、イベント項目を表すボックス54、メール作成通知の有無を指示するためのボックス56、通知日を指定するためのボックス60及びスクロールアイコン62、通知時刻を指定するためのボックス64及びスクロールアイコン66、ボタン48が表示されている。この場合、指定された日時はボタン48(決定キー102)を押下することにより、メール作成通知日時として確定する。
設定完了画面3807には、図15Aに示すように、メール作成通知日選択画面3805又はメール作成通知日指定画面3806から確定させたメール作成通知日の登録を完了した旨のメッセージ70が表示され、このメッセージ70は、例えば、「登録しました。」と表示され、カレンダ画面3808に移行する。メッセージ70により、スケジュールイベントに対応するメール作成通知が登録されたことが判る。
そして、カレンダ画面3808は、イベント・アラートアイコン表示画面であって、図15Bに示すように、カレンダ46の指定日(2004.2.3)にスケジュールアイコン72に加え、メール作成通知アイコン74が表示されている。このメール作成通知アイコン74により、スケジュールイベントに対応するメール作成通知の設定があることが判る。
G スケジュール取込みの画面処理
このスケジュール取込みの画面処理について、図16、図17、図18、図19及び図20を参照して説明する。図16は、スケジュール取込みの画面処理の処理手順を示すフローチャート、図17〜図20は、各処理における表示画面を示す図である。
スケジュール取込みの画面処理は、メール画面からスケジュールプログラム241を起動させ、携帯端末装置2の表示部14のメニュー画面からサーバ装置44との通信及び接続を確立させて実行する。接続が確立すると、サーバ装置44と接続中を示すサーバ接続確認画面3809に移行し(ステップS71)、そのサーバ接続確認画面3809から、スケジュールイベント情報の取込みを選択すると、ダウンロード開始確認画面3810に移行する(ステップS72)。このダウンロード開始確認画面3810からダウンロードを選択すれば(ステップS72のYES)、スケジュールイベント取込画面3811に移行し(ステップS73)、ダウンロードが選択されなければ(ステップS72のNO)、サーバ接続確認画面3809に戻る。
そして、スケジュールイベント取込画面3811からスケジュールイベントの内容を確認後保存するか、そのまま(内容を確認することなく)保存するかを選択し、スケジュールイベントの内容を確認後保存する場合には、スケジュールイベント内容を表すスケジュールイベント内容確認画面3812に移行する(ステップS74)。このスケジュールイベント内容確認画面3812に表示されたスケジュールイベントから任意のスケジュールイベントの選択を行えば、選択されたスケジュールイベントを表す選択イベント確認画面3813に移行し(ステップS75)、内容を確定させると、保存確認画面3814に移行する(ステップS76)。この結果、選択されたスケジュールイベントがカレンダ46に反映され、サーバ接続確認画面3809に戻る。
また、全選択を行えば、全選択に係るスケジュールイベントを表す選択イベント確認画面3815に移行し(ステップS77)、これらの画面の内容を確定させると、保存確認画面3814に移行する(ステップS76)。この結果、全選択のスケジュールイベントがカレンダ46に反映され、サーバ接続確認画面3809に戻る。
サーバ接続確認画面3809は、図17Aに示すように、接続中を表すメッセージ76とともに、この接続維持を確定するためのボタン48が表示されている。
ダウンロード開始確認画面3810には、図17Bに示すように、ダウンロード対象を表す表題78、ダウンロードを開始するか否の問合せを表すメッセージ80、ダウンロードの開始に同意するか否かを選択するためのアイコン82、84、選択事項を確定させるためのボタン48が表示されている。
スケジュールイベント取込画面3811には、図18Aに示すように、ダウンロードされた内容を表すメッセージ86として、例えば、
「ダウンロードを終了しました。」
が表示されるとともに、保存処理の手順を選択するためのアイコン88、90、選択された保存処理の手順を確定させるためのボタン48が表示される。この場合、アイコン88には、「内容を確認後保存」と表示され、アイコン90には、「そのまま保存」と表示されている。
「ダウンロードを終了しました。」
が表示されるとともに、保存処理の手順を選択するためのアイコン88、90、選択された保存処理の手順を確定させるためのボタン48が表示される。この場合、アイコン88には、「内容を確認後保存」と表示され、アイコン90には、「そのまま保存」と表示されている。
スケジュールイベント内容確認画面3812には、図18Bに示すように、ダウンロードされた内容を表す表題78とともに、選択対象として、複数のボックス92とともに、日付及び各日付に対応するスケジュールイベント項目94、表示されたスケジュールイベントの選択形態について、全選択を選択するためのボタン96、個別のスケジュールイベントを指定するためのボタン98、選択を確定させるボタン48が表示されている。スケジュールイベント項目94の何れの項目を選択するかは例えば、カーソルキー104によるトグル選択により、ボタン98の押下により、チェックマークをボックス92に付けることができる。
選択イベント確認画面3813は、図19Aに示すように、スケジュールイベントの選択に係る表示画面であり、選択されたスケジュールイベントの選択入力ボックス92に選択されたことを表すチェックマーク112が表示される。このチェックマーク112の有無により、選択か非選択かを確認することができる。この選択イベント確認画面3813にも、選択対象を確定させるボタン48が表示されており、このボタン48により表示を確定させることができる。
保存確認画面3814は、図19Bに示すように、選択されたスケジュールイベントがカレンダ46に反映され、保存されたことを表すメッセージ114が表示され、そのメッセージ114として例えば、
「カレンダへ反映、保存しました。」
が表示される。この場合、スケジュールアイコンには、ダウンロード用に用意されたアイコンをデフォルトとして使用すればよい。
「カレンダへ反映、保存しました。」
が表示される。この場合、スケジュールアイコンには、ダウンロード用に用意されたアイコンをデフォルトとして使用すればよい。
また、選択イベント確認画面3815は、図20に示すように、全選択に係るスケジュールイベントを表示する画面であって、選択入力ボックス92に選択されたことを表すチェックマーク112が表示されている。このチェックマーク112により、全選択であることが判る。この表示画面においても、選択対象を確定させるボタン48が表示され、このボタン48により表示を確定させることができる。
H メール作成画面及び確認画面の処理
メール作成画面及び確認画面の処理について、図21、図22、図23、図24、図25及び図26を参照して説明する。図21は、メール作成画面及び確認画面の処理手順を示すフローチャート、図22〜図26は、各処理における表示画面を示す図である。
スケジュールプログラム241を動作させると、図21に示すように、メール通知予告としてメール作成通知画面3816が表示され(ステップS81)、このメール作成通知画面3816からメール作成を選択すると、定型文書(ひな形)選択画面3817に移行し(ステップS82)、この定型文書選択画面3817からひな形を選択すると、定型文編集画面3818に移行し(ステップS83)、この定型文編集画面3818の編集の後、それを確定させると、宛先入力・メール作成確認画面3819に移行し(ステップS84)、この宛先入力・メール作成確認画面3819から送信を選択すると、送信確認画面3820に移行し(ステップS85)、メール送信後、待受け画面3821に移行する(ステップS86)。
メール作成通知画面3816からメール作成の延期として「後で書く」を選択すると、待受け画面3821に移行し(ステップS86)、待機状態を維持し、その日の所定時間後例えば、1時間後に再通知が行われる。
宛先入力・メール作成確認画面3819(ステップS84)から、予定送信を選択すると、予定送信日入力画面3822に移行し(ステップS87)、予定送信日入力画面3822に予定送信日を入力すると、送信予約確認画面3823に移行し(ステップS88)、また、予定送信日入力画面3822から削除を選択すると、メール削除確認画面3824に移行する(ステップS89)。
メール作成通知画面3816には、図22Aに示すように、イベント日及びイベントを表すメッセージ116、メール作成の問合せメッセージ118として例えば、「メール作成しますか?」が表示されるとともに、その応答を表すアイコン120、122、124及び選択を確定させるためのボタン48が表示され、アイコン120は、すぐにメールを作成することを表す回答として例えば、「はい」、アイコン122には、メール作成の拒否として例えば、「いいえ」、アイコン124には、メール作成の延期として例えば、「後で書く」が表示されている。
定型文書(ひな形)選択画面3817には、図22Bに示すように、ひな形の選択を表す表題126、選択の問合せメッセージ128として例えば、「どのひな形にする?」が表示されるとともに、複数のひな形を表すアイコン130等が表示される。
定型文編集画面3818には、図23Aに示すように、イベント項目を表すタイトル132、選択されたひな形134等が表示される。この場合、定型文編集画面3818において、表示されている内容及び文書について編集することができる。
宛先入力・メール作成確認画面3819には、図23Bに示すように、確定したひな形134、メール送信を表す表題136、宛先を示すボックス138、イベントの項目に対応する表題を表すボックス140、送信を指定するボタン142、予定送信を指定するボタン144が表示されている。この場合、宛先を表すボックス138にカーソルキー104を当て押下すれば、通常の宛先入力ダイアログボックスが表示される。表題を表すボックス140には、スケジュール内容を表記し、編集することができる。
送信確認画面3820には、図24Aに示すように、送信を表すメッセージ146として例えば、「送信しました。」が表示される。
予定送信日入力画面3822には、図25に示すように、予定送信日入力を表すタイトルボックス148、予定送信日を入力するボックス150、ダイアログのメッセージ152、メッセージ152に応答するボタン154、メール削除を指定するボタン156等が表示される。この場合、ダイアログのメッセージ152は、指定日までの保存先及び保存を表すメッセージ文として例えば、
「指定の日まで「送信予約BOX」に保存します。」
と表示される。
「指定の日まで「送信予約BOX」に保存します。」
と表示される。
送信予約確認画面3823には、図26Aに示すように、予定送信フォルダ284に保存した旨のメッセージ158として例えば、「送信予約BOXに保存しました。」が表示されるとともに、その応答として「OK」を表すアイコン160等が表示される。
メール削除確認画面3824には、図26Bに示すように、メール削除を表すメッセージ160として例えば、「メールを削除しました。」等が表示されている。
このように、メール作成通知を受け、メール作成を選択すれば、ひな形の選択によりメール作成を行い、その直後にメール送信が可能であるとともに、メール作成通知に基づき、予定送信に係るメールを作成し、送信予定日にそのメールを送信することができる。なお、予定送信日に送信すべきか否かの告知を受けるので、その際にも、メールの編集や再作成が可能である。
I 予定送信登録済みメールの通知画面の処理
予定送信メールの通知画面の処理について、図27及び図28を参照して説明する。図27は、予定送信メールの通知画面の処理手順を示すフローチャート、図28は、各処理における表示画面を示す図である。
図27に示すように、メールの送信予約の日時が監視されており、この送信予定通知日時が到来すると(ステップS91)、メール送信通知画面3825に移行し(ステップS92)、メール送信通知画面3825にあるメール送信の問合せメッセージから送信(はい)を選択すれば、送信後、送信確認画面3820(図24A)に移行し(ステップS93)、待受け画面3821(図24B)に移行する(ステップS94)。
また、メール送信通知画面3825にあるメール送信の問合せメッセージに対応し、編集を選択すれば、本文確認・編集画面3826に移行し(ステップS95)、本文確認・編集画面3826から送信を選択すれば、送信確認画面3820に移行し(ステップS93)、送信後、待受け画面3821に移行する(ステップS94)。
また、メール送信通知画面3825にあるメール送信の問合せメッセージに応答し、後で送信を選択すれば、予定送信日入力画面3822に移行し(ステップS96)、予定送信日の入力の後、保存する場合(はい)には、送信予約確認画面3823に移行し(ステップS97)、保存確認の後、待受け画面3821に移行する(ステップS94)。
また、メール送信通知画面3825にあるメール送信の問合せメッセージから削除を選択すれば、メール削除確認画面3824に移行し(ステップS98)、確認後、待受け画面3821に移行する(ステップS94)。
また、本文確認・編集画面3826から予定送信を選択すれば、予定送信日入力画面3822に移行し(ステップS96)、既述の処理が実行される。
また、予定送信日入力画面3822の問合せメッセージに従って削除を選択すれば、メール削除確認画面3824に移行し(ステップS98)、確認後、待受け画面3821に移行する(ステップS94)。
メール送信通知画面3825は、図28Aに示すように、予定送信を表すタイトル162、ダイアログの問合せメッセージ164、宛先が入力される入力ボックス166、送信文のタイトルを入れる入力ボックス168、問合せメッセージに対応し、送信を表す「はい」を指定するボタン170、後の送信を表す「後で」を指定するボタン172、メールの削除を指定するボタン174、編集を選択するためのボタン176等が表示される。このメール送信通知画面3825からボタン170を選択すれば、送信確認画面3820(図24A)に移行する。ボタン172を選択すれば、予定送信日入力画面3822に移行し、ボタン174を選択すれば、メール削除確認画面3824に移行する。また、ボタン176を選択すれば、本文確認・編集画面3826に移行する。
本文確認・編集画面3826は、図28Bに示すように、メール送信を表すタイトル178、宛先が入力される入力ボックス180、送信文のタイトルを入れる入力ボックス182、編集可能な本文184等が表示される。この本文確認・編集画面3826から本文を編集し、ボタン48を押下すれば、その編集結果が確定され、ボタン186を押下すれば送信に移行し、ボタン188を押下すれば予定送信日入力画面3822(図25)に移行する。予定送信日入力画面3822からボタン156の押下により削除を選択すると、メールが削除され、メール削除確認画面3824(図26B)に移行する。
このように、メール送信通知日が到来し、メール送信通知を受けたユーザは、メールを送信することができるとともに、送信するか否かの選択に応答でき、後にメールを送信する場合には、予定送信日を入力し、その予定送信日にメールを送信することが可能である。
J その他のメール作成画面及び確認画面の処理
その他のメール作成画面及び確認画面の処理について、図29、図30、図31、図32図33を参照して説明する。図29及び図32は、その他のメール作成画面及び確認画面の処理手順を示すフローチャート、図30、図31、図33は、各処理における表示画面を示す図である。
スケジュールプログラム241を動作させると、図29に示すように、カレンダ画面3801が表示され(ステップS101)、このカレンダ画面3801から日付選択をすると、メール作成通知設定画面3803に移行し(ステップS102)、このメール作成通知設定画面3803から登録を行うと、イベント登録時メンバー登録画面3827に移行し(ステップS103)、メンバーの追加登録を行えば、イベント登録確認画面3828に移行し(ステップS104)、カレンダ画面3829に移行する(ステップS105)。
イベント登録時メンバー登録画面3827には、図30に示すように、メンバー追加を表すタイトル190、メンバー名を入力するための複数のボックス192、194、196、保存を指定するボタン198等が表示される。ボックス192〜196にメンバー名を入力し、ボタン198により保存を選択すれば、登録メンバーが保存され、イベント登録確認画面3828に移行する。
イベント登録確認画面3828には、図31Aに示すように、保存を表すメッセージ200が表示され、このメッセージ200は例えば、「イベント保存しました。」と表示される。
カレンダ画面3829には、図31Bに示すように、イベント日には、イベント内容を表すアイコン202及び通知設定済みを表すアイコン204が表示されている。
そして、メール作成の場合には、図32に示すように、メールの送信予約の日時が監視されており、この送信予約通知日時が到来すると(ステップS111)、メール作成通知画面3816が表示され(ステップS112)、このメール作成通知画面3816からメール作成(はい)を選択すると、定型文書選択画面3817に移行し(ステップS113)、この定型文書選択画面3817から定型文書(ひな形)を選択すると、宛先入力・メール作成画面3830に移行し(ステップS114)、この宛先入力・メール作成画面3830から送信を選択すると、送信確認画面3820に移行し(ステップS115)、メール送信後、待受け画面3821に移行する(ステップS116)。
メール作成通知画面3816からメール作成の延期、「後で書く」を選択すると、待受け画面3821に移行し(ステップS116)、待機状態を維持し、その日の所定時間後例えば、1時間後に再通知が行われる。
宛先入力・メール作成画面3830(ステップS114)から、予定送信を選択すると、予定送信日入力画面3822に移行し(ステップS117)、予定送信日入力画面3822に予定送信日を入力すると、送信予約確認画面3823に移行し(ステップS118)、待受け画面3821に移行する(ステップS116)。また、予定送信日入力画面3822で削除を選択すると、メール削除確認画面3824に移行し(ステップS119)、待受け画面3821に移行する(ステップS116)。
宛先入力・メール作成画面3830は、図33に示すように、メール送信を表すタイトル206、メンバーの宛先を入力するための複数の宛先入力ボックス208、210、212、タイトルが入力されるボックス214、メール本文216、送信を指定するボタン218、予定送信を指定するボタン220が表示される。
宛先入力ボックス208〜212には、メンバー登録により予め登録されたアドレスが自動入力され、メール本文21は、この画面により編集可能である。ボタン48を押下することにより、編集内容が確定し、ボタン218の押下によりメール送信が選択され、送信の後、送信確認画面3820(図24A)に移行し、ボタン220の押下により、予定送信に移行し、予定送信日入力画面3822から送信予約確認画面3823(図26A)に移行する。
このように、スケジュールイベント登録時にイベント内容に対応してメンバー登録をすれば、宛先入力・メール作成画面3830の宛先入力ボックス208〜212に宛先アドレスが表示され、送信の選択により、これらメンバー登録されたメンバーの宛先に同一のメールを送信することができ、メール作成、メール送信の手数を省くことができる。
以上、各図を参照して説明した通り、このスケジュールイベント登録処理に付随してメール作成、メール作成通知等の処理が可能であるので、各スケジュールイベントに対してメール作成の有無を指定するため、複数の予定日に同一のアドレスを何度も指定することができる。
しかも、スケジュールイベント登録時に関係するメンバーを登録することが可能であり、これらメンバーに対してメールの作成、送信をすることができるとともに、スケジュールイベントに連動し、会議の参集等の通知メールを指定日に送信することができ、ユーザが自発的に記憶、操作しなければならない作業を軽減させることができる。
予定送信日を記憶し、メールの作成と送信を別途に指定することができ、これにより、誕生日メール等、その時の状況、気分に沿って誕生日前日にメールを作成するが、送信は誕生日当日午前零時の送信等が可能である。
また、Web(World Wide Web)サイトから祝日、行事データ等のスケジュールイベント情報をダウンロード等により取り込み、カレンダに反映しておくことで、各種の登録イベントに対応してメール作成を促すことができ、タイムリーなメール作成や作成予約を行うことができる。
また、時間的な管理や内容的な管理についても、スケジュールイベント情報に対応してひな形等を選択できるので、メール作成の手数や作成時間を削減でき、通知機能を活用した利便性の高いメール作成、送信の処理が可能となる。
なお、上記実施の形態では、携帯端末装置として携帯電話機を例示したが、本発明は、携帯電話機だけでなく、メール機能を備えた各種電子機器例えば、図34に示すように、携帯情報端末機(PDA:Personal Digital Assistant)2000に適用してもよく、同様の機能や効果が得られる。
以上述べたように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明は、スケジュールに連動する電子メール処理に関し、スケジュールに連動してメール作成勧告が行えるので、電子メールの作成、送受信等の管理を簡易化でき、有用である。
Claims (20)
- スケジュール情報に関連し、電子メールの作成を促す通知情報とともに時間情報を記憶する記憶部と、
前記時間情報に基づき、前記通知情報を前記記憶部から読み出す処理部と、
前記通知情報を表示する表示部と、
を備えたことを特徴とするメール処理装置。 - 請求項1のメール処理装置において、
前記表示部は、前記通知情報に関連して前記電子メールの作成に関する問合せ情報を表示し、この問合せ情報に対する応答情報を入力する入力部を備えることを特徴とするメール処理装置。 - 請求項1のメール処理装置において、
前記表示部は、前記スケジュール情報を反映したカレンダを表示するとともに、前記カレンダ上に前記電子メールの送信の有無を表す通知情報を表示することを特徴とするメール処理装置。 - 請求項1のメール処理装置において、
サーバ装置と通信する通信部を備え、前記表示部は、前記通信部を通して前記サーバ装置から取り込まれたイベント情報をカレンダに関連付けて表示することを特徴とするメール処理装置。 - 請求項1のメール処理装置において、
サーバ装置と通信する通信部と、
前記通信部を通して前記サーバ装置から取り込まれたひな形情報を記憶する記憶部と、
を備えることを特徴とするメール処理装置。 - 請求項1のメール処理装置において、
メール作成時に前記表示部に定型文の選択情報を表示し、その選択情報から定型文を選択する選択部を備えることを特徴とするメール処理装置。 - 請求項1のメール処理装置において、
前記表示部に展開された定型文を編集する編集手段を備えることを特徴とするメール処理装置。 - スケジュール情報に関連し、電子メールの作成を促す通知情報とともに時間情報を記憶部に記憶する処理と、
前記時間情報に基づき、前記通知情報を前記記憶部から読み出す処理と、
前記通知情報を表示する処理と、
を含むことを特徴とするメール処理方法。 - 請求項8のメール処理方法において、
前記通知情報に関連して前記電子メールの作成に関する問合せ情報を表示する処理と、
前記問合せ情報に対する応答情報を受け付ける処理と、
を含むことを特徴とするメール処理方法。 - 請求項8のメール処理方法において、
前記スケジュール情報を反映したカレンダを表示する処理と、
前記カレンダ上に前記電子メールの送信の有無を表す通知情報を表示する処理と、
を含むことを特徴とするメール処理方法。 - 請求項8のメール処理方法において、
サーバ装置と通信する処理と、
前記サーバ装置から取り込まれたイベント情報をカレンダに関連付けて表示する処理と、
を含むことを特徴とするメール処理方法。 - コンピュータに実行させるメール処理プログラムであって、
スケジュール情報に関連し、電子メールの作成を促す通知情報とともに時間情報を記憶部に記憶するステップと、
前記時間情報に基づき、前記通知情報を前記記憶部から読み出すステップと、
前記通知情報を表示するステップと、
を含むことを特徴とするメール処理プログラム。 - 請求項12のメール処理プログラムにおいて、
前記通知情報に関連して前記電子メールの作成に関する問合せ情報を表示するステップと、
前記問合せ情報に対する応答情報を受け付けるステップと、
を含むことを特徴とするメール処理プログラム。 - 請求項12のメール処理プログラムにおいて、
前記スケジュール情報を反映したカレンダを表示するステップと、
前記カレンダ上に前記電子メールの送信の有無を表す通知情報を表示するステップと、
を含むことを特徴とするメール処理プログラム。 - 請求項12のメール処理プログラムにおいて、
サーバ装置と通信するステップと、
前記サーバ装置から取り込まれたイベント情報をカレンダに関連付けて表示するステップと、
を含むことを特徴とするメール処理プログラム。 - スケジュール情報に関連し、電子メールの作成を促す通知情報とともに時間情報を記憶する記憶部と、
前記時間情報に基づき、前記通知情報を前記記憶部から読み出す処理部と、
前記通知情報を表示する表示部と、
を備えたことを特徴とする携帯端末装置。 - 請求項16の携帯端末装置において、
前記表示部は、前記時間情報にメール作成に関する問合せ情報を付加して表示し、この問合せ情報に対する応答情報を入力する入力部を備えることを特徴とする携帯端末装置。 - 請求項16の携帯端末装置において、
前記表示部は、前記スケジュール情報を反映したカレンダを表示するとともに、前記カレンダ上に前記電子メールの送信の有無を表す通知情報を表示をすることを特徴とする携帯端末装置。 - 請求項16の携帯端末装置において、
サーバ装置と通信する通信部を備え、前記表示部は、前記通信部を通して前記サーバ装置から取り込まれたイベント情報をカレンダに関連付けて表示することを特徴とする携帯端末装置。 - 請求項16の携帯端末装置において、
サーバ装置と通信する通信部と、
前記通信部を通して前記サーバ装置から取り込まれたひな形情報を記憶する記憶部と、
を備えることを特徴とする携帯端末装置。
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2006
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