JPS63292935A - 内視鏡用処置具案内装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は経内視鏡的に処置具を体腔内に導入する場合
に用いられる内視鏡用処置具案内装置に関する。

［従来の技術］ たとえば硬性の内視鏡によって体腔内の結石を超音波砕
石プローブや放電砕石プローブなどの処置具によって破
砕する場合、上記内視鏡の硬性シースに処置具挿通用の
ガイドソースを挿入し、このガイドソースに処置具を挿
通して体腔内に突出させるということが行なわれている
。

このようなガイドソースが示された先行技術としては独
特許２０５３９８２号公報がある。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、従来のガイドソースは単に処置具をガイ
ドするだけで、このガイドソースから突出する処置具の
向きを変えることができるような構造になっていなかっ
た。そのため、結石の位置によっては上記処置具を結石
に到達させるのが困難な場合もあり、そのような場合に
は結石の処置に多くの時間が掛ったり、最悪の場合には
処置できないということもあった。

この発明は上記事情にもとずきなされたもので、その目
的とするところは、ガイドソースによって処置具の突出
方向を変えることができるようにした内視鏡用処置具案
内装置を提供することにある。

［問題点を解決するための手段及び作用］上記問題点を
解決するためにこの発明は、内視鏡の管路に対して挿通
可能な処置具挿入用のガイドソースからなる内視鏡用処
置具案内装置において、上記ガイドソースの少なくとも
先端部分に湾曲部を設け、この湾曲部によってガイドソ
ースから突出する処置具の向きを変えるようにした。

［実施例］ 以下、この発明の第１の実施例を第１図乃至第４図を参
照して説明する。第２図は硬性内視鏡１を示し、この硬
性内視鏡１は本体２を有する。この本体２には硬性シー
ス３、接眼部４および処置具挿入口体５が接続されてい
る。この処置具挿入口体５から上記硬性シース３へは処
置具案内装置６を構成するガイドソース７が挿通される
。このガイドソース７は第３図に示すように操作部８と
、この操作部８に基端が接続された挿入部９と、この挿
入部９の先端に設けられた湾曲部１１とから構成されて
いる。この湾曲部１１は第１図に示すように上下左右方
向に回動自在に連結された多数の節輪１２を有する。各
節輪１２の内周面には周方向に９０度間隔でガイド短管
１３が固着され、周方向において対応するガイド短管１
３にはそれぞれ操作ワイヤ１４が挿通されている。４本
の操作ワイヤ１４は、先端が最先端に位置する節輪１２
に固着され、基端側は金属コイル管１５に挿通されて上
記操作部８に導かれている。この操作部８において、上
記操作ワイヤ１４の基端は一対の操作ノブ１６（一方の
み図示）にそれぞれ２本ずつ連結され、この操作ノブ１
６によって押し引き操作されるようになっている。操作
ワイヤ１４が押し引き操作されれば、それによって上記
湾曲部１１が上下左右方向に湾曲するようになっている
。

なお、上記節輪１２の外周面はブレード１７を介して外
皮１８で被覆されている。

上記ガイドソース７には処置具としてたとえば軟性の超
音波プローブ１９が挿通される。この超音波プローブ１
９は伝播管２１と、この伝播管２１の基端に連結された
振動子２２とから構成され、この振動子２２で発生する
超音波振動によって上記伝播管２１が振動させられるよ
うになっている。

また、上記硬性内視鏡１の硬性シース３には第４図に示
すように光学視管２３が挿通されている。

この光学視管２３はその先端を上記硬性シース３の先端
面に位置させ、基端は上記接眼部４に導かれている。ま
た、図示しないが上記硬性シース３にはライトガイドが
挿通され、このライトガイドによって観察部位を照明で
きるようになっている。

したがって、上記接眼部４を覗けば、上記ライトガイド
によって照明された部位を観察できるようになっている
。

このような構造の硬性内視鏡１を用いて第４図に示すよ
うに体腔内に生じた結石Ｓを破砕する場合について説明
する。まず、硬性内視鏡１の硬性シース３を体腔内に挿
入したならば、接眼部４を覗いて結石Ｓを捜す。結石Ｓ
を発見したならば、上記硬性シース３に挿通されたガイ
ドソース７の湾曲部１１を上記硬性シース３の先端から
突出させるとともに、このガイドソース７から超音波プ
ローブ１９を突出させる。その状態で処置具案内装置６
の操作部８に設けられた操作ノブ１６を操作して上記湾
曲部１１を湾曲させ、上記超音波プローブ１９の先端を
結石Ｓに合せたなら、振動子２２を作動させれば、その
超音波振動によって上記結石Ｓを破砕することができる
。

すなわち、上記構造の処置具案内装置６を用いて結石Ｓ
を破砕するようにすれば、そのガイドソース７の湾曲部
１１を湾曲操作することによって超音波プローブ１９を
所望する方向に向けることができるから、第４図に示す
ように結石Ｓが硬性シース３の軸線上に位置していなく
とも、良好に破砕することができる。

第５図はこの発明の第２の実施例を示し、これはガイド
ソース７の湾曲部１１を湾曲操作するための操作ワイヤ
１４を形状記憶合金で形成し、その先端を最先端の節輪
１２に固着し、基端を最後端の節輪１２に固着する。ま
た、操作ワイヤ１４の先端と基端とにはそれぞれリード
線３１の一端を固着し、これらリード線３１の他端は通
電制御部３２を介して電源３３に接続する。そして、上
記操作ワイヤ１４を通電加熱できるようにした。

なお、操作ワ、イヤ１４は変態温度以上に加熱されると
、所定長さに縮小するように形状記憶加工されている。

したがって、４本の操作ワイヤ１４のいずれか１本を通
電加熱し、それを縮小させれば、湾曲部１１をその方向
に湾曲させることができる。

第６図はこの発明の第３の実施例を示し、これは硬質な
材料で作られたガイドソース７の先端部を予め湾曲して
湾曲部１１ａとした。

このような構造によれば、ガイドソース７に形成された
湾曲部１１ａによて超音波プローブ１９の向きを変える
ことができるばかりか、上記ガイドソース７を回転させ
れば、上記湾曲部１１ａから突出した超音波プローブ１
９の先端部も広範囲にわたって変位させることができる
から、その範囲内にある結石Ｓを良好に破砕することが
できる。

第７図はこの発明の第４の実施例を示し、これは処置具
案内装置６の操作部８に、操作ノブ１６の回動角度を規
制する規制部材３３を着脱自在に設け、これによって第
１の実施例に示された湾曲部１１の湾曲を制限するよう
にした。このようにすることによって超音波プローブ１
９の湾曲も制限されるから、その伝播管２１を湾曲しす
ぎて損傷させたり、振動子２２からの超音波振動の減衰
が大きくなりすぎてしまうなどのことを防止できる。

第８図と第９図（ａ）〜（Ｃ）はこの発明の第４の実施
例を示し、これはガイドソース７ａをたとえばシリコン
や塩化ビニールなどの柔軟性を有する材料で作るととも
に、その先端部分を所定の範囲にわたって角度αで湾曲
する曲がり癖を付けることにより、この部分を湾曲部１
１Ｃとした。

このような構造のガイドソース７ａによれば、このガイ
ドソース７ａの先端部分を硬性シース３から突出させな
い第３図（ａ）に示す状態においては、そのガイドソー
ス７ａの先端部分が湾曲しないから、超音波プローブ１
９を真直ぐに突出させることができる。

また、上記ガイドソース７ａの先端部分を第３図（ｂ）
に示すようにわずかに突出させれば、それを角度αより
も小さな角度βで湾曲させることができ、さらにガイド
ソース７ａの湾曲部１１Ｃの全体を突出させれば、その
先端部分を角度αで湾曲させることができる。したがっ
て、結石Ｓの位置に応じてガイドソース７ａの突出長さ
を変えることによってその処置を良好に行なうことがで
きる。

第１０図と第１１図はこの発明の第５の実施例を示し、
これはガイドロッド３５の先端に上記各実施例に比べて
短かいガイドソース７ｂを連結する。このガイドソース
７ｂは予め曲がり癖が付けられているとともに、側壁に
は軸方向全長にわたって開放溝３６が形成されている。

このようなガイドソース７ｂを用いれば、このガイドソ
ース７ｂに通された超音波プローブ１９をその開放溝３
６から簡単に外すことができるから、非常に便利である
。

なお、この発明は硬性内視鏡だけでなく、軟性内視鏡に
も適用することができること無論である。

〔発明の効果〕

以上述べたようにこの発明は、内視鏡の管路に挿通可能
な処置具挿入用のガイドソースの少なくとも先端部分を
湾曲部に形成した。したがって、このガイドソースに通
されて体腔内に導入される処置具の向きを上記湾曲部に
より広範囲にわたって変えることができるから、それに
応じて上記ガイドソースにガイドされた処置具による処
置可能な範囲を拡大することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１の実施例を示すガイドソース先
端部分の断面図、第２図は同じくガイドソースを内視鏡
に挿通した状態の側面図、第３図は同じくガイドソース
の側面図、第４図は同じく使用状態の概略図、第５図は
この発明の第２の実施例を示すガイドソース先端部分の
断面図、第６図はこの発明の第３の実施例を示す使用状
態の概略図、第７図はこの発明の第４の実施例を示すガ
イドソースの操作部の平面図、第８図はこの発明の第５
の実施例を示すガイドソースの半断面図、第９図（ａ）
〜（ｃ）は第８図に示すガイドソースの使用状態の説明
図、第１０図はこの発明の第６の実施例を示すガイドソ
ースの側面図、第１１図は第１０図Ｘ−Ｘ線に沿う断面
図である。 ５・・・処置具挿入口体、７．７ａ、７ｂ・・・ガイド
ソース、１１．１１　ａｓ　１１　ｃ・”湾曲部。 出願人代理人　弁理士　坪井　淳 第１１図 手続補正書 １．事件の表示 特願昭６２−１２７０５３号 ２、発明の名称 内視鏡用処置具案内装置 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 （０３７）　　オリンパス光学工業株式会社４、代理人 東京都千代田区霞が関３丁目７番２号　ＵＢＥビル〒１
００　　電話　０３　（５０２）３１８１　（大代表）
７、補正の内容 （１）明細書第７ページ１０行目に「湾曲部１１ａによ
て」とあるのを「湾曲部１１ａによっの実施例」とある
のを「第５の実施例」と補正する。 （３）同じく第９ページ７行目に「第５の実施例」とあ
るのを「第６の実施例」と補正する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内視鏡の管路に対して挿通可能な処置具挿入用のガイド
   ソースからなる内視鏡用処置具案内装置において、上記
   ガイドソースの少なくとも先端部分に湾曲部を設けたこ
   とを特徴とする内視鏡用処置具案内装置。