JPS60252329A - 光スイツチ - Google Patents
光スイツチInfo
- Publication number
- JPS60252329A JPS60252329A JP10758484A JP10758484A JPS60252329A JP S60252329 A JPS60252329 A JP S60252329A JP 10758484 A JP10758484 A JP 10758484A JP 10758484 A JP10758484 A JP 10758484A JP S60252329 A JPS60252329 A JP S60252329A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semiconductor crystal
- mqw
- waveguide
- layer
- optical switch
- Prior art date
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- Pending
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-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/29—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the position or the direction of light beams, i.e. deflection
- G02F1/31—Digital deflection, i.e. optical switching
- G02F1/313—Digital deflection, i.e. optical switching in an optical waveguide structure
- G02F1/3137—Digital deflection, i.e. optical switching in an optical waveguide structure with intersecting or branching waveguides, e.g. X-switches and Y-junctions
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は光フアイバ通信に用いて好適な光スイッチ−に
係り、特に、集積化を可能とすることを図った光スィッ
チに関する。
係り、特に、集積化を可能とすることを図った光スィッ
チに関する。
光スィッチは、その動作原理から分類すると。
光路を機械的に切換えるもの、音響光学効果や電気光学
効果などによる屈折率の変化を利用するものが主流であ
る。光通信への適用を考えると他の光素子と光スィッチ
とを集積化する構成が右利であるが、しかし、従来の光
スィッチは寸法が1印程度と大きく、他の光素子との集
積化の上で障害となっていた。 。
効果などによる屈折率の変化を利用するものが主流であ
る。光通信への適用を考えると他の光素子と光スィッチ
とを集積化する構成が右利であるが、しかし、従来の光
スィッチは寸法が1印程度と大きく、他の光素子との集
積化の上で障害となっていた。 。
本発明の目的は、他の光素子との集積化を可能とする小
型でマルチモード動作が可能な光スィッチを提供するこ
とにある。
型でマルチモード動作が可能な光スィッチを提供するこ
とにある。
本発明の特徴は、上記目的を達成するために、ポテンシ
ャル井戸層とポテンシャル障壁層よりなる多層量子井戸
構造を有する半導体結晶を先導波路の交差部に配置し、
上記井戸層と上記障壁層との間のポテンシャル障壁の大
きさを相対的に変化させる手段を備え、このポテンシャ
ル障壁の変化に応じて上記半導体結晶に生じる有効屈折
率の変化により光の進行方向を制御する構成とするにあ
る。
ャル井戸層とポテンシャル障壁層よりなる多層量子井戸
構造を有する半導体結晶を先導波路の交差部に配置し、
上記井戸層と上記障壁層との間のポテンシャル障壁の大
きさを相対的に変化させる手段を備え、このポテンシャ
ル障壁の変化に応じて上記半導体結晶に生じる有効屈折
率の変化により光の進行方向を制御する構成とするにあ
る。
まず、本発明の基本となる考え方について述べる。光に
対する屈折率を何らかの手段により大きく変化させるこ
とが可能であれば、光スィッチの小型化は実現できる。
対する屈折率を何らかの手段により大きく変化させるこ
とが可能であれば、光スィッチの小型化は実現できる。
例えば、全反射型の光スィッチでは、1%程度屈折率を
変化させることができれば容易に全反射が可能となり、
1mm以下の大きさの光スィッチを作製することができ
る。本発明は、多層量子井戸構造(以下、MQWと呼ぶ
)を持つ半導体結晶の屈折率の変化に伴う全反射を利用
したものである。開本らは文献〔 Refractive 1ndex of GaAs
−AQAssuperl、al:tice groIl
n by M B E ” J 、E 1ectr。
変化させることができれば容易に全反射が可能となり、
1mm以下の大きさの光スィッチを作製することができ
る。本発明は、多層量子井戸構造(以下、MQWと呼ぶ
)を持つ半導体結晶の屈折率の変化に伴う全反射を利用
したものである。開本らは文献〔 Refractive 1ndex of GaAs
−AQAssuperl、al:tice groIl
n by M B E ” J 、E 1ectr。
Matcr 12 (2) 担7(1983))におい
て、GaAs (ポテンシャル井戸層)、AQAs(ポ
テンシャル障壁層)を用いたMQWの屈折率がAl1.
A S障壁層の厚さT、 Hの違いにより2種類の挙
動を示すことを指摘している。即ち、 (1) Ln〉4(1〜50人の場合 屈折率nは、井戸内に形成される量子化した伝導体内の
電子のエネルギー準位と、価電子帯内の重い正孔のエネ
ルギー準位との差により決まる。
て、GaAs (ポテンシャル井戸層)、AQAs(ポ
テンシャル障壁層)を用いたMQWの屈折率がAl1.
A S障壁層の厚さT、 Hの違いにより2種類の挙
動を示すことを指摘している。即ち、 (1) Ln〉4(1〜50人の場合 屈折率nは、井戸内に形成される量子化した伝導体内の
電子のエネルギー準位と、価電子帯内の重い正孔のエネ
ルギー準位との差により決まる。
(II ) 、L s<40〜50人の場合屈折率nは
、MQW層全体を平均したAl1A s混晶比により決
まる、 の2種類の挙動を示す。これは+ MQW内の井戸内に
束縛された電子が、All A S障壁層の厚さLBの
あるしきい値を境に井戸相互間でカップリングを生じる
ためである。さらに、開本らはG a A sポテンシ
ャル井戸層の厚さをLZとして、Lz=29人、LB=
43人及びLz=30人、Ls=53人の2種類のMQ
Wにおいて、波長1#11の光に対しそれぞれn=3.
17、n =3.25と大きく異なる屈折率を測定して
いる。注目すべきことは、厚さLBの違いによる(I)
、(IT)の2種類のグループの境界付近では、10人
程度の小さなT、8の違いによって、屈折率nは2.5
%にもおよぶ大きな差が生じることである。
、MQW層全体を平均したAl1A s混晶比により決
まる、 の2種類の挙動を示す。これは+ MQW内の井戸内に
束縛された電子が、All A S障壁層の厚さLBの
あるしきい値を境に井戸相互間でカップリングを生じる
ためである。さらに、開本らはG a A sポテンシ
ャル井戸層の厚さをLZとして、Lz=29人、LB=
43人及びLz=30人、Ls=53人の2種類のMQ
Wにおいて、波長1#11の光に対しそれぞれn=3.
17、n =3.25と大きく異なる屈折率を測定して
いる。注目すべきことは、厚さLBの違いによる(I)
、(IT)の2種類のグループの境界付近では、10人
程度の小さなT、8の違いによって、屈折率nは2.5
%にもおよぶ大きな差が生じることである。
本発明は、障壁層と井戸層の間の障壁の高さを変えるこ
とにより、実効的にバリア層の厚さを変えたことと同等
の効果を持たせ、大きな屈折率の変化を得ることである
。前述したとおり、この現象が井戸相互間の電子のカッ
プリングに基づくことを考えれば、本発明の実現は可能
であり、事実、後述する実施例において顕著な効果を確
認することができた。本発明の構成によると、La=4
0〜50人の境界値から外れたLB値を持つMQWにお
いても、屈折率変化を得ることは可能であり、その場合
、その変化量はさらに大きなものとなる。
とにより、実効的にバリア層の厚さを変えたことと同等
の効果を持たせ、大きな屈折率の変化を得ることである
。前述したとおり、この現象が井戸相互間の電子のカッ
プリングに基づくことを考えれば、本発明の実現は可能
であり、事実、後述する実施例において顕著な効果を確
認することができた。本発明の構成によると、La=4
0〜50人の境界値から外れたLB値を持つMQWにお
いても、屈折率変化を得ることは可能であり、その場合
、その変化量はさらに大きなものとなる。
例えば−Lz=100人、Ls=100人程度のM程度
は、通常の状態では前述のグループ(1)に属し、量子
化されたエネルギー準位で決まる屈折率n43.5を示
す。これに対し、本発明の構成により障壁を下げて井戸
間のカップリングが生じる状態にしてやれば、屈折率n
はA(IAs混晶比0.5で決まるn =3.2まで減
少することが予想される。
は、通常の状態では前述のグループ(1)に属し、量子
化されたエネルギー準位で決まる屈折率n43.5を示
す。これに対し、本発明の構成により障壁を下げて井戸
間のカップリングが生じる状態にしてやれば、屈折率n
はA(IAs混晶比0.5で決まるn =3.2まで減
少することが予想される。
また、本発明は、相対的な障壁の高さを変える構成を提
供するものである。具体的には、以下のとおりである。
供するものである。具体的には、以下のとおりである。
即ち、(1)障壁層と井戸層とでキャリア濃度あるいは
キャリア導電型あるいはバンドギャップに違いを設け、
(2)別途に形成したn型領域、n型領域、ショットキ
ー電極との間に接合を形成し、(3)これらの接合を介
して障壁層及び井戸層に膜に対し平行な方向に電圧を印
加する、ことにより両層間の障壁の高さを変える。
キャリア導電型あるいはバンドギャップに違いを設け、
(2)別途に形成したn型領域、n型領域、ショットキ
ー電極との間に接合を形成し、(3)これらの接合を介
して障壁層及び井戸層に膜に対し平行な方向に電圧を印
加する、ことにより両層間の障壁の高さを変える。
第1図(a)に、pn接合を用いた場合の3層へテロ構
造の断面図の例を模式的に示す。本例では3層であるが
、多層構造でも同様である。第1図(a)において、1
はp型Am A s障壁層、2はn型qaAs井戸層、
3及び4はイオン打込み等によりそれぞれn型、p型に
した部分である。第1図(b)は、電圧を印加しない場
合のバンド図で、右の図はAuAs層1とG a A
s層2の内部の層に平行な方向のバンドをフェルミエネ
ルギーEF□、EF2を基準にして示しており、左の図
は、第1図(ci)中のX−X’で示した層間にまたが
る方向でのバンドを示している。図中、EC1、EC2
、Evl、Ev2はそれぞれAQAs層1、GaAs層
2の伝導体の底、AD、 A s、 G a A sの
価電子帯の頂上である。第1図(c)、(d)は、n領
域3、P領域4にそれぞれ逆バイアス、順バイアスを印
加した場合の第1図(b)と同様なバンド図である。
造の断面図の例を模式的に示す。本例では3層であるが
、多層構造でも同様である。第1図(a)において、1
はp型Am A s障壁層、2はn型qaAs井戸層、
3及び4はイオン打込み等によりそれぞれn型、p型に
した部分である。第1図(b)は、電圧を印加しない場
合のバンド図で、右の図はAuAs層1とG a A
s層2の内部の層に平行な方向のバンドをフェルミエネ
ルギーEF□、EF2を基準にして示しており、左の図
は、第1図(ci)中のX−X’で示した層間にまたが
る方向でのバンドを示している。図中、EC1、EC2
、Evl、Ev2はそれぞれAQAs層1、GaAs層
2の伝導体の底、AD、 A s、 G a A sの
価電子帯の頂上である。第1図(c)、(d)は、n領
域3、P領域4にそれぞれ逆バイアス、順バイアスを印
加した場合の第1図(b)と同様なバンド図である。
第1図(b)、(c)、(d)の左図から明らかなよう
に、GaAs井戸層の障壁の高さは、電圧の印加により
変化させ得ることがわかる。この方法を井戸層、障壁層
に異なる導電型を用い、MQWに適用する。ここではp
n接合を介して電圧を印加する場合を示したが、同様な
効果はショットキ □−接合、MO8構造においても゛
実現可能である。
に、GaAs井戸層の障壁の高さは、電圧の印加により
変化させ得ることがわかる。この方法を井戸層、障壁層
に異なる導電型を用い、MQWに適用する。ここではp
n接合を介して電圧を印加する場合を示したが、同様な
効果はショットキ □−接合、MO8構造においても゛
実現可能である。
また、ここでは井戸層、障壁層に異なる導電型を用いて
いるが、同じ導電型でキャリア濃度を変える構造でも同
様な効果は期待できる。
いるが、同じ導電型でキャリア濃度を変える構造でも同
様な効果は期待できる。
第2図は本発明光スィッチの一実施例図で、これはMQ
W構造を用いた2層2反射型光スイッチの場合で、(a
)は素子上面図及び側面図、(b)はMQW構造部の拡
大図を示す。MQW内の障壁は第1図に示したpn接合
方式により変化させる。
W構造を用いた2層2反射型光スイッチの場合で、(a
)は素子上面図及び側面図、(b)はMQW構造部の拡
大図を示す。MQW内の障壁は第1図に示したpn接合
方式により変化させる。
第2図実施例の光スィッチは、半絶縁性GaAs基板2
1.光のしみ出しを防ぐためのOa。、、へQo、、A
s層22(厚さ27zm、 p = 5 XIO14a
m−3) 、その上にn電極25とP電極26とを有す
るMQWスイッチ部2部上3 a o 、 s M n
、s A s光導波路部24 (p = 5 xlO
”Cl1l−3)により構成される。素子寸法は、基板
21の縦820pM、横4001血であり、MQWスイ
ッチ部2部上3さ101m、幅4/711、光導波路部
24は、MQWスイッチ部2部上3れぞれ角度13度で
交差する2本の導波路よりなり、光入射ロ27側では幅
10IM、高さ10庫、光出射口28側では幅14岬、
高さ10pである。
1.光のしみ出しを防ぐためのOa。、、へQo、、A
s層22(厚さ27zm、 p = 5 XIO14a
m−3) 、その上にn電極25とP電極26とを有す
るMQWスイッチ部2部上3 a o 、 s M n
、s A s光導波路部24 (p = 5 xlO
”Cl1l−3)により構成される。素子寸法は、基板
21の縦820pM、横4001血であり、MQWスイ
ッチ部2部上3さ101m、幅4/711、光導波路部
24は、MQWスイッチ部2部上3れぞれ角度13度で
交差する2本の導波路よりなり、光入射ロ27側では幅
10IM、高さ10庫、光出射口28側では幅14岬、
高さ10pである。
2つの入射光、出射光の間隔はともにI 801層mで
ある。MQWスイッチ部2部上3上電極25、n電極2
6の下のMQW層は、それぞれSi打込み、Zn拡散に
よりn型、p型にしである。MQW層は、第2図(b)
に拡大図を示すように、膜厚45人のp −A11.
A sポテンシャル障壁層29 (p = 5 X 1
017an−3)、膜厚30人のn−GaAsポテンシ
ャル井戸層30(n = 5 X 10”cn−’)よ
り構成される。
ある。MQWスイッチ部2部上3上電極25、n電極2
6の下のMQW層は、それぞれSi打込み、Zn拡散に
よりn型、p型にしである。MQW層は、第2図(b)
に拡大図を示すように、膜厚45人のp −A11.
A sポテンシャル障壁層29 (p = 5 X 1
017an−3)、膜厚30人のn−GaAsポテンシ
ャル井戸層30(n = 5 X 10”cn−’)よ
り構成される。
本素子の作製プロセスは以下のとおりである。
(1)分子線エピタキシー(MBE)によるGaAll
As層22、MQW層の成長(2−)イオンミリングに
よるMQWスイッチ部2部上3成 (3)MBEによる先導波路用G a AO,’ A
s層の成長(4)ウェッ1へエツチングによる先導波路
24の形成 (5)Si打込み、Zn拡散 (6)n電極25、n電極26の形成 (7)臂開 本素子の動作原理、特性を次に示す。MQWスイッチ部
2部上3折率は、n電極25、n電極26間のバイアス
電圧の有無により前述のグループ(1)、(11)で示
した異なる屈折率となる。バイアス電圧の印加が無い場
合、MQWの屈折率は、導波路のそれより小さく、本素
子の入射角のもとでは全反射する。n電極25、p電極
26間に適当な逆バイアスを印加するとMQW部の屈折
率は旧昇し、導波路のそれと等しくなる。そのため、導
波路。
As層22、MQW層の成長(2−)イオンミリングに
よるMQWスイッチ部2部上3成 (3)MBEによる先導波路用G a AO,’ A
s層の成長(4)ウェッ1へエツチングによる先導波路
24の形成 (5)Si打込み、Zn拡散 (6)n電極25、n電極26の形成 (7)臂開 本素子の動作原理、特性を次に示す。MQWスイッチ部
2部上3折率は、n電極25、n電極26間のバイアス
電圧の有無により前述のグループ(1)、(11)で示
した異なる屈折率となる。バイアス電圧の印加が無い場
合、MQWの屈折率は、導波路のそれより小さく、本素
子の入射角のもとでは全反射する。n電極25、p電極
26間に適当な逆バイアスを印加するとMQW部の屈折
率は旧昇し、導波路のそれと等しくなる。そのため、導
波路。
MQW部間での反射成分は無くなる。したがって光入射
口27の片方(例えば左側)より入射した光は、素子中
央部の導波路とMQWスイッチ部との交差点まで進み、
MQW部の上記バイアスの有無に応じて、MQW部で全
透過したり、あるいは全反射して、導波路出射口28の
右側(全透過の場合)あるいは左側(全反射の場合)よ
り出射する。すなわち光の出射する導波路が切換えられ
る。光のしみ出し防止層22は、An A s混晶比を
光導波路部24より大きくすることにより、屈折率を先
導波路部24のそれより小さくし、これにより光のしみ
出しを防ぎ、また高抵抗化することにより、バイアス電
圧印加時に大電流がMQW部直下に流れて耐圧減少を生
じるのを防止している。また、光導波路部24を高抵抗
化することにより、キャリア吸収に基づく光の損失を減
少させ、さらにMQW部との交差部で印加電圧が導波路
部に及んで屈折率変化領域のだれに基づく全透過条件の
乱れが発生するのを防止している。
口27の片方(例えば左側)より入射した光は、素子中
央部の導波路とMQWスイッチ部との交差点まで進み、
MQW部の上記バイアスの有無に応じて、MQW部で全
透過したり、あるいは全反射して、導波路出射口28の
右側(全透過の場合)あるいは左側(全反射の場合)よ
り出射する。すなわち光の出射する導波路が切換えられ
る。光のしみ出し防止層22は、An A s混晶比を
光導波路部24より大きくすることにより、屈折率を先
導波路部24のそれより小さくし、これにより光のしみ
出しを防ぎ、また高抵抗化することにより、バイアス電
圧印加時に大電流がMQW部直下に流れて耐圧減少を生
じるのを防止している。また、光導波路部24を高抵抗
化することにより、キャリア吸収に基づく光の損失を減
少させ、さらにMQW部との交差部で印加電圧が導波路
部に及んで屈折率変化領域のだれに基づく全透過条件の
乱れが発生するのを防止している。
本実施例素子は、波長範囲が0.9〜1 、57Mのシ
ングルモード及びマルチモードの光に対し良好なスイッ
チ特性を示した。波長1.0//I11の光に対する消
光比は20d B以上であった。
ングルモード及びマルチモードの光に対し良好なスイッ
チ特性を示した。波長1.0//I11の光に対する消
光比は20d B以上であった。
本実施例では、pn接合で形成された電極へのバイアス
によりMQW層の屈折率を変化させたが、ショットキー
接合による電極でも同様な効果は得られる。また、MQ
W内の障壁層厚さLBは前述のグループ(1)、(II
)の境界付近に限定する必要もない。以上G a An
A s系の材料の場合を説明したがInGaAsP系
の材料によっても同様の結果が得られた。
によりMQW層の屈折率を変化させたが、ショットキー
接合による電極でも同様な効果は得られる。また、MQ
W内の障壁層厚さLBは前述のグループ(1)、(II
)の境界付近に限定する必要もない。以上G a An
A s系の材料の場合を説明したがInGaAsP系
の材料によっても同様の結果が得られた。
本発明によれば、大きさ1m以下の小型光スィッチの実
現が可能になり、これにより、他の光素子との集積化の
際の障害が除かれ、また、シングルモードの光に対して
はもちろん、マルチモードの光に対するスイッチングも
可能で、有効な波長範囲も広くとれる。
現が可能になり、これにより、他の光素子との集積化の
際の障害が除かれ、また、シングルモードの光に対して
はもちろん、マルチモードの光に対するスイッチングも
可能で、有効な波長範囲も広くとれる。
第1図(a)は本発明におけるMQW構造の側面模式図
、(b)、(C)、(d)はそれぞれバンド図、第2図
(a)は本発明の一実施例光スィッチの上面図と側面図
、(b)はそのMQW構造部の拡大図である。 符号の説明 1・・・p型^D、A s障壁層 2・・・n型Gel
ΔS井戸層3.4・・イオン打込み等によるD型層とP
型層2l−GaAs基板 22 ・−G ao 4Al
l。、 、 A s層23−MQWスイッチ部 24−
Ga、、、All。、、、As層25・・n電極 26
・・・p電極 27・・・光入射口 28・・・光出射口29・・p−
A1.Asポテンシャル障壁層30・・・n−GaAs
ポテンシャル井戸層代理人弁理士 中村 純之助 矛1図 (Q) (C) (d)
、(b)、(C)、(d)はそれぞれバンド図、第2図
(a)は本発明の一実施例光スィッチの上面図と側面図
、(b)はそのMQW構造部の拡大図である。 符号の説明 1・・・p型^D、A s障壁層 2・・・n型Gel
ΔS井戸層3.4・・イオン打込み等によるD型層とP
型層2l−GaAs基板 22 ・−G ao 4Al
l。、 、 A s層23−MQWスイッチ部 24−
Ga、、、All。、、、As層25・・n電極 26
・・・p電極 27・・・光入射口 28・・・光出射口29・・p−
A1.Asポテンシャル障壁層30・・・n−GaAs
ポテンシャル井戸層代理人弁理士 中村 純之助 矛1図 (Q) (C) (d)
Claims (6)
- (1)ポテンシャル井戸層とポテンシャル障壁層よりな
る多重量子井戸型構造を有する半導体結晶を先導波路の
交差部に配置し、上記井戸層と上記障壁層との間のポテ
ンシャル障壁の大きさを相対的に変化させる手段を備え
、このポテンシャル障壁の変化に応じて上記半導体結晶
に生じる有効屈折率の変化により光の進行方向を制御す
ることを特徴とする光スィッチ。 - (2)前記半導体結晶は、それを構成している前記ポテ
ンシャル井戸層と前記ポテンシャル障壁層とが異なる導
電型で形成されている半導体結晶であることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の光スィッチ。 - (3)前記半導体結晶は、それを構成している前記ポテ
ンシャル井戸層と前記ポテンシャル障壁層とが導電型は
同種であるが異なるキイリア濃度で形成されている半導
体結晶であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の光スィッチ。 - (4)前記ポテンシャル障壁の大きさを変化させる手段
が、前記ポテンシャル井戸層と前記ポテンシャル障壁層
とよりなる多重層に共通した電圧印加部を少なくとも2
個所備え、これらの電圧印加部の少なくとも1個所はP
N接合またはショットキー接合により上記多重層と接合
しており、上記電圧印加部への電圧印加でポテンシャル
障壁の大。 きさを変化させるものであることを特徴とする特許請求
の範囲第1項または第2項または第3項に記載の光スィ
ッチ。 - (5)前記半導体結晶がGaMAs系の半導体結晶であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項、第
3項、第4項のいずれかに記載の光スィッチ。 - (6)前記半導体結晶がInGaAsP系の半導体結晶
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項
、第3項、第4項のいずれかに記載の光スィッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10758484A JPS60252329A (ja) | 1984-05-29 | 1984-05-29 | 光スイツチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10758484A JPS60252329A (ja) | 1984-05-29 | 1984-05-29 | 光スイツチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60252329A true JPS60252329A (ja) | 1985-12-13 |
Family
ID=14462863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10758484A Pending JPS60252329A (ja) | 1984-05-29 | 1984-05-29 | 光スイツチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60252329A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62164019A (ja) * | 1986-01-16 | 1987-07-20 | Nec Corp | 光方向性結合素子 |
JPS62194219A (ja) * | 1986-02-21 | 1987-08-26 | Fujitsu Ltd | プログラマブル光ic |
JPS62194236A (ja) * | 1986-02-21 | 1987-08-26 | Fujitsu Ltd | マトリクス型光スイツチ |
JPS62284331A (ja) * | 1986-06-02 | 1987-12-10 | Nec Corp | 光変調器 |
JPS62296129A (ja) * | 1986-06-16 | 1987-12-23 | Nec Corp | 光スイツチ |
JPS6313016A (ja) * | 1986-07-03 | 1988-01-20 | Nec Corp | 光スイツチ |
JPS6371826A (ja) * | 1986-09-16 | 1988-04-01 | Hitachi Ltd | 光半導体装置 |
US4795225A (en) * | 1987-01-19 | 1989-01-03 | Kokusai Denshin Denwa Kabushiki Kaisha | Semiconductor optical switch |
JPS6431133A (en) * | 1987-07-27 | 1989-02-01 | Nec Corp | Wavelength selection switch |
US5452383A (en) * | 1993-06-30 | 1995-09-19 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Optical switch and method for producing the optical switch |
-
1984
- 1984-05-29 JP JP10758484A patent/JPS60252329A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62164019A (ja) * | 1986-01-16 | 1987-07-20 | Nec Corp | 光方向性結合素子 |
JPS62194219A (ja) * | 1986-02-21 | 1987-08-26 | Fujitsu Ltd | プログラマブル光ic |
JPS62194236A (ja) * | 1986-02-21 | 1987-08-26 | Fujitsu Ltd | マトリクス型光スイツチ |
JPS62284331A (ja) * | 1986-06-02 | 1987-12-10 | Nec Corp | 光変調器 |
JPS62296129A (ja) * | 1986-06-16 | 1987-12-23 | Nec Corp | 光スイツチ |
JPS6313016A (ja) * | 1986-07-03 | 1988-01-20 | Nec Corp | 光スイツチ |
JPS6371826A (ja) * | 1986-09-16 | 1988-04-01 | Hitachi Ltd | 光半導体装置 |
US4795225A (en) * | 1987-01-19 | 1989-01-03 | Kokusai Denshin Denwa Kabushiki Kaisha | Semiconductor optical switch |
JPS6431133A (en) * | 1987-07-27 | 1989-02-01 | Nec Corp | Wavelength selection switch |
US5452383A (en) * | 1993-06-30 | 1995-09-19 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Optical switch and method for producing the optical switch |
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