JPS60169699A - 多翼送風機の羽根車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は送風を行なう空調等、種々の装置に多用されて
いる多翼送風機の羽根車に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来の多翼送風機の羽根車は第１図、第２図に示すよう
に曲率のある羽根１０１は、主板１０２と側板１０３と
によって保持され、羽根車全体はボス１０４によって駆
動軸に固定される。多翼送風機は小形高出力を得る為の
特徴として、空気流れの方向を羽根車回転方向に大きく
曲げる羽根形状になっている。その為羽根１０１を通過
する流れは、第３図に示す如く羽根１０１０曲率に沿っ
て流れるものの、流出側の負圧面側（羽根の凸面側）で
はく離を生じ、境界層（×印で示す部分）ができ渦流が
発生し、羽根車の空気特性の低下と騒音の増加など、送
風機利用上には不都合な面が現われてくるという欠点が
あった。

発明の目的 本発明はこのような従来の欠点を解消するもので、流体
の粘性等による羽根車負圧側のはく離によって夫々われ
る流路を当初から取り除き、空気特性の上昇と騒音の低
減を可能にする多翼送風機の羽根車を提供することを目
的とする。

発明の構成 本発明は羽根の流出側の負圧面側にできたはく離部分に
補助羽根を設けることにより、相対的に、はく離部分、
境界層部分を減少させ、結果的に羽根車の空気特性を向
上させ、送風機から発生する騒音を低減させることがで
きるものである。

実施例の説明 以下本発明の一実施例を第４図〜第６図にもとすいて説
明する。

図において、１は所定曲率を持つ羽根、２は環状の側板
３とともに羽根１を保持する円板状の主板、４は主板２
に取りつけられ騒動軸からの動力を羽根車全体に伝達す
るボス、５は羽根１の負圧面側（羽根の凸面側）のはく
離が発生する部分に設けた補助羽根である。

上記構成において、羽根車を回転させると、従来の羽根
であるとはく離が発生し空気特性上不利となる部分に、
補助羽根６があるためはく離は発生しにくくなる。この
ことにより、羽根車の空気特性を向上させ、はく雌部分
に発生する渦流音等を少なくし、送風機全体から発生す
る騒音を低減させることができる。

さらに第６図に示す他の実施例のように、羽根と補助羽
根６とで一体形状にして、本発明の目的を果たし得る、
一体形状羽根６をもってしても、空気特性を向上させ、
送風機全体から発生する騒音を低減させることができる
。

発明の効果 このように本発明によれば、羽根の負圧部分の不活性部
分を少なくし、羽根による動力伝達率が増大し、羽根車
を回動させている駆動機にかかる負荷が軽くなり、消費
動力にかかる費用等の軽減に役立てることができる。

また、送風機全体から発生する騒音が低減することで、
より広い分野に送風機を活用できる。特に人の居住空間
により近い所に設置できたり、防音設備・器具等を低減
することができ、設備全体を見た時の初期費用の低減化
を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の羽根車の正面図、第２図は同羽根車の
側断面図、第３図は同羽根車の羽根を通過する流れを示
す流れ状態図、第４図は本発明の一実施例の羽根車の側
断面図、第６図は第４図の要部側断面図、第６図は本発
明の他の実施例における一体形状羽根の側断面図である
。 １・・・・・・羽根、２・・・・・・主板、３・・・・
・・側板、４・・・・・・ボス、５・・・・・・補助羽
根、６・・・・・・一体形状羽根。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１基筒、
い　第２１ 第３図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）円板状の主板と、環状の側板と、上記主板と側板
   とで保持された所定曲率の羽根と、前記主板の中心に固
   定し、駆動軸に固定するボスとを有し、上記羽根の流出
   側の負圧面側に補助羽根を設けた多翼送風機の羽根車。
2. （２）羽根ならびに補助羽根を一体にした特許請求の範
   囲第１項記載の多翼送風機の羽根車。