JPS6014989Y2 - ガス軸受構造 - Google Patents

ガス軸受構造

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JPS6014989Y2
JPS6014989Y2 JP15106681U JP15106681U JPS6014989Y2 JP S6014989 Y2 JPS6014989 Y2 JP S6014989Y2 JP 15106681 U JP15106681 U JP 15106681U JP 15106681 U JP15106681 U JP 15106681U JP S6014989 Y2 JPS6014989 Y2 JP S6014989Y2
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JP
Japan
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journal bearing
bearing
centering
gas
elastic
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JP15106681U
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JPS5856224U (ja
Inventor
孝志 杉田
光 真壁
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は超高速高性能のターボ機械等に適用できるよ
うにしてその適用時の高速安定性を向上させ得るように
改良したガス軸受構造に関する。
一般に、Oリング等の弾性部材で支持されたガス軸受は
、弾性部材の減衰能故に高速回転時の安定性に優れ、且
つ簡便であることから広く実用化され、例えば歯科用ハ
ンドピースにあっては毎分50万回転にも達しているも
のが出現している。
ところが、上記ガス軸受は、Oリング等弾性部材の寸法
精度に大きなバラツキがあることから、そのままでは超
高速、高性能のターボ機械には適用できなかった。
すなわち、この種のターボ機械に上記ガス軸受をそのま
ま適用したのでは、軸受中心とケーシング中心とが一致
しないために、微小な隙間が要求される高性能ターボ機
械の軸シールやシュラウド隙間等を大きく設計しなけれ
ばならず、ターボ機械の高性能、高効率化が遠戚できな
くなる。
そこで、弾性部材の寸法精度を向上させることが考えら
れるが、しかし、その寸法精度は弾性部材の成形加工上
の点から限界があってそれ以上に寸法精度を上げること
は至難の技術である。
一方、高速回転になればなるほど高速回転に伴うガス軸
受の振動が大きくなるが、Oリング等弾性部材の減衰能
のみではその大きな振動が減衰させることは不可能であ
った。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、特別な超精密加工等を一切必要とせずに通常の加工
技術で製作されたガス軸受でありながら、軸シールやシ
ュラウド隙間等を小さく設計できると共に同時に振動に
対する減衰能を一層高め、高性能、高能率のターボ機械
を製造できて、その高速回転時の安定性を確保できるよ
うに、Oリング等の弾性部材に芯出し調整手段を設け、
かつ、これに加えて振動を減衰させる板ばね等のダンパ
部材を設けたガス軸受構造を簡単な構成で提供するにあ
る。
以下に、この考案の好適一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図及び第2図中、1はラジアルタービンなど超高速
高性能のターボ機械のケーシグであり、その軸受部分に
はターボ機械の回転軸2がガス軸受Aを介して支承させ
である。
このガス軸受Aは、ケーシング1に対して冷し嵌め等に
より取り付けられ組立再現性のあるリテーナ3と、この
リテーナ3にOリングからなる弾性部材4,5並びに板
ばね等のダンパ部材6,7を介して支持させたジャーナ
ル軸受8とを有する構造になっている。
すなわち、上記リテーナ3は、内周壁面に大径の段差孔
部9がガス導入用空間部として形威しであるもので、ケ
ーシング1に設けたガス供給孔10を段差孔部9内に連
通させるためのガス導入孔11を有して、軸方向上、下
面に押え板12,13がそれぞれ環状に取り付けられる
構造となっている。
一方、ジャーナル軸受8は、周壁中間部を平行に貫通す
る二本のガス側孔14,15を有して外周壁に軸方向へ
適宜の間隔て離間する一対の環状鍔16.17が一体形
成された構造になついる。
斯様なジャーナル軸受8は、第1に、リテーナ3と、こ
れの上、下面よりそれぞれ径方向に延出する押え板12
.13とにより形成される空隙部18に弾性部材4,5
を介して弾性的に保持され、その状態において、上下の
弾性部材4,5はジャーナル軸受8の上、下環状E16
.17の容土、下側でリテーナ3とジャーナル軸受8と
の間に介在している。
そして、リテーナ3の上、下面には後述する板ばね等の
タンパ部材6,7をそれぞれ介して押え板12.13が
複数の取付はボルト21てねじ止めされている。
その押え板12.13の延出部の対向する上、下面には
各弾性部材4゜5を押えるべくこれらに添設され上記空
隙部18内に各々独立して嵌め込まれた剛性の芯出し調
整リワグ19,20が介在され、これらリングを介して
弾性部材4,5を圧縮する芯出し調整手段として複数の
調整ねじ22が押え板12.13の周方向略等間隔に設
けである。
上記ジャーナル軸受8は、第2に、その軸受の軸方向上
、下両端面を板ばね等のダンパ部材6゜7によって弾性
的に保持され、そのダンパ部材6.7はジャーナル軸受
8の両端面を摩擦接触で押えるべく取付ボルト21でね
じ止めされた押え板12.13とリテーナ3の上、下面
との間の介在してその先端を軸受両端面に延設させてい
る。
ダンパ部材6,7は上記調整ねじ22を設けた個所に同
様に周方向略等間隔で複数設け、上記取付ボルト21で
ねじ止めして、押え板12.13の延出部下の部分ては
芯出し調整用リング19,20の上、下面に位置すると
共に、調整ねじ22の貫通を許容する孔部を形成させて
いる。
もって、ジャーナル軸受8は、どの部分においても固定
側のリテーナ3はもとより押え板12.13などと直接
接触しない弾性的支持構造にしである。
しかして、ケーシング1と回転軸2の同心度を改善する
必要がある場合には、それらの同心度を適当な方法で測
定して同心度を改善させ得る位置に調整ねじ22で芯出
し調整用リング19.20を介して弾性部材4,5を環
状鍔16.17との間で軸方向へ部分的に圧縮させれば
よく、もって、上記弾性部材4,5が圧縮部分てジャー
ナル軸受8を径方向に押動変位させることとなるため、
ケーシング1と回転軸2の同心度は目的通りに改善され
る。
特に、弾性部材4,5の芯出し調整に剛性のリング19
.20を用いるので圧縮が確実でリング19.20の塑
性変形もなくなって安全且つ耐久性がある。
また、これとは独立にダンパ部材6,7を軸受両端面に
所定圧で押し付ける構造を有し調整ねじ22の操作の影
響を受けないので、半径方向の摩擦ダンパとしての機能
、すなわち、弾性部材4,5の圧縮によるジャーナル軸
受8の径方向の変位を抑制して芯出しの微調整な可能な
らしめ、かつ高速回転に伴うジャーナル軸受8の径方向
又は軸方向に振動を弾性部材4゜5と相俟って減衰させ
る機能を有するので、軸、軸受系の安定化に大きく貢献
する。
特に、ダンパ部材6,7をリングのように連続的にでは
なく、略等間隔に開けて非連続的に設けるので各ダンパ
部材6,7が個別的に振動を吸収することとなり、一体
的に吸収するものに比し遥かに減衰能が高まる。
さらに、このダンパ部材6,7の採用は、弾性部材4,
5の担うダンパ部材としての役割を低減させ、かつ、ダ
ンピング効果の倍加によって振動から生じる温度上昇を
緩和させるので、01Jング等の弾性部材の材料選択の
幅がひろがり、適用温度範囲を拡大でき、例えば内部摩
擦は小さいが、温度領域や広いシリコンゴム等も用い得
る。
また、ダンパ部材6,7はジャーナル軸受8に対して部
分的且つ弾性接触しているので、全面且つ剛接触してい
る場合と異なり、芯出し調整手段によるジャーナル軸受
8の芯出し調整を阻害することがなく高精度な芯出しを
確保することができる。
尚、第1図、第2図で示した実施例は二列給気方式の自
戒絞り型静圧ガスジャーナル軸受でありり、この給気ガ
スの流れは矢印の如く、ケーシング1のガス供給孔10
よりリテーナ3のガス導入孔11を通ってジャーナル軸
受8を潤滑し排気される流れとなる。
以上、要するにこの考案によれば次のような優れた効果
を発揮する。
(1)ジャーナル軸受の振動を減衰させるダンパ部材を
ジャーナル軸受に弾性接触させると共に間隔を開けて接
触させるようにしたので、ジャーナル軸受に対する摩擦
力の適正化と分布化がはかれて芯出し調整手段によるジ
ャーナル軸受の芯出しの阻害にならず、振動の減衰能を
高めつつ精度の良い芯出しを確保することができる。
特に弾性部材を剛性の芯出し調整用リングを介して圧縮
するようにしたので、柔で圧縮するものと異なり、圧縮
が確実となり高精度の芯出し調整を行うことができると
共に、リングが塑性変形せず最組立てが可能となる。
(2) OIJング等の弾性部材を用いたガス軸受構
造でありながら、その弾性部材を軸方向へ部分的に圧縮
してジャーナル軸受を径方向に変位させ得る芯出し調整
手段を備えつけ、これによりジャーナル軸受の芯出し調
整を随時随意に行なえるようにする共に、ジャーナル軸
受を軸方向に押え付ける板ばね等にダンパ部材を弾性部
材とは別個で独立して作用するように備えつけることに
より、前記変位を抑制して芯出し調整をより精度良く行
えるようにすることができる。
また、ダンパ部材はジャーナル軸受に弾性接触してジャ
ーナル軸受の振動を減衰せしめるように作用するので、
弾性部材と相俟ってダンピング効果を倍加させ超高速高
性能のターボ機械の高速回転時においても安定性を保障
し得る。
(3)また、ダンパ部材の併設により弾性部材の負担及
び振動の軽減をもたらすようにしたので、振動による温
度上昇を押え得、01Jング等の弾性部材の材料選択の
巾、特に適用温度範囲の巾を広めることができる (4) さらに、ジャーナル軸受が芯出し精度の向上
と共にンピング効果を倍加されて支持されるので、ガス
軸受は超精密加工を必要とせず通常の加工技術で足り、
製作加工が容易化してコイトダウンが図れる。
(5) また、構造が簡単であり、保守点検が容易で
ある等の優れた諸特徴を発揮し実用性に冨む。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の好適一実施例を示すガス軸受構造の
四分の−の平面図、第2図は同じく右半分の断面図であ
る。 図中、3はリテーナ、4,5は弾性部材、6゜7はダン
パ部材、8はジャーナル軸受、19,20及び22は芯
出し調整手段として例示した芯出し調整用リング及び調
整ねじである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ジャーナル軸受がOリング等の弾性部材を介してリテー
    ナに支持されたガス軸受構造において、上記弾性部材を
    これに添設した剛性の芯出し調整用リングを介して軸方
    向に圧縮してジャーナル軸受を径方向に変化させる芯出
    し調整手段と、ジャーナル軸受にこれの周方向略等間隔
    で弾性接触してジャーナル軸受の振動を減衰させる板ば
    ね等のダンパ部材とを備えたことを特徴とするガス軸受
    構造。
JP15106681U 1981-10-13 1981-10-13 ガス軸受構造 Expired JPS6014989Y2 (ja)

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JP15106681U JPS6014989Y2 (ja) 1981-10-13 1981-10-13 ガス軸受構造

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JP15106681U JPS6014989Y2 (ja) 1981-10-13 1981-10-13 ガス軸受構造

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Publication Number Publication Date
JPS5856224U JPS5856224U (ja) 1983-04-16
JPS6014989Y2 true JPS6014989Y2 (ja) 1985-05-13

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FR2948974B1 (fr) * 2009-08-05 2011-10-14 Snecma Dispositif de precontrainte a action radiale
US9429191B2 (en) * 2013-10-11 2016-08-30 General Electric Company Journal bearing assemblies and methods of assembling same

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JPS5856224U (ja) 1983-04-16

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