JPS60103936A - 心電位記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、心電位波形を表示し、それを記憶する機能を
有する電子腕時計に関するものである。

心電計は、心臓の電気信号を観測・記録するものであり
、心臓疾患の診断に必要不可欠の装置である。しかし、
心疾患の多くは、特にその初期においては、突発性であ
り、患者が自覚症状を訴えた時に心電位波形を記録する
ことは、従来の心電言１では不可能であった。このため
、近年、マイクロカセット・テープレコーダを応用した
携帯型心電位記録装置゛が開発され、一部使用されるよ
うになった。しかし、このような装置でも、いつ起るか
分からない発作のためにテープレコーダをまわしつばな
しにしておくことは大変わずられしく、運よく発作を捕
えたとしても、膨大な記録の中からそれを抽出すること
は非常に能率が悪い。それゆえ、このような装置は、期
待に反し極く一部の患者にしか適用されていない。

本発明は、腕時計の中に心電計を組込み、自覚症状があ
った時、直ちにその心電位を記録できる手段を提供する
ものである。以下、図によって本発明を説明する。

第１図は本発明の実施例を示す図であシ、第２図は本発
明の詳細な説明する図である。第１図。

第２図において、１はプラスチックケースであシ、電池
（図示せず）を含む電子回路５を収納している。２およ
び６は電極であり、通常、電極２は左手首９に、電極６
は右手のいずれかの指１０に接触し、右手−左手間のい
わゆる第１誘導心電位を捕える。４は液晶表示器で、通
常は時刻を表示し、心電位計測時は、簡略化された心電
位波形と心拍数を表示する。６ａ、　６ｂはスイッチで
あり、特にスイッチ６ａは、心電位計測を開始する時と
終了した時に押すスイッチであり、スイッチ６ｂは記録
された心電位情報をクリアする時に押すスイッチである
。７は、前記電子回路５の出力端子であシ、他の波形記
録装置、例えは心電計やレコーダなどに、前記電子回路
５に蓄えられた心電位情報を出力し、前記波形記録装置
に心電位波形を描かせる。８は固定用のバンドである。

第５図は、本発明の詳細な説明するための回路ブロック
図でちる。１１は水晶発振子で、クロック発振器１２に
よって全システムを制御するクロック信号や、時計回路
１３の基準となる時刻信号がつくられる。１４はタイミ
ングコントローラであり、ランダムアクセスメモリ（以
下ＲＡ　Ｍ　）１／＋の番地指定を行なうアドレスカウ
ンタ１５のタイミングを制御するものである。１７は、
前記電極２．５によらて補えられた微小な心電位を増幅
する前置増幅器で、利得は低いが、入力インピーダンス
は十分に高い。１８は主増幅器であり、その出力の一部
は波形整形器１９に入る。

前記波形整形器１９では心電位のＲ波に対応するパルス
が作られ、前記パルスの相互間隔はパルスカウンタ２３
により開側され、これによって、心拍数換算ＲＯＭ回路
２４により心拍数値データが得られる。該心拍数値デー
タは表示コントローラ２５によシ、心電位計測時に液晶
表示器４に表示される。さて、前記主増幅器１８の出力
の他の一部は、Ａ／Ｄ変換器２０に加えられ、デジタル
情報に換えられ、前記ＲＡＭ１６に蓄えられる。

前記ＲＡＭ１６の出力信号は、前記表示コントローラ２
５を経て前記液晶表示器４上に出力され、心電位波形と
して表示される。又、前記スイッチ６ａを押して心電位
を計測し始めた時の時刻情報が、同様に前記ＲＡ’Ｍ１
６に蓄えられる。

さて、前記出力端子７に、外部記録計の入力端子（図示
せず）が挿入されると、それに連動して作動するスイッ
チ２６によって、前記タイミング回路１４が作動し、前
記アドレスカウンタ１５によって番地指定された前記Ｒ
ＡＭ１６の情報は、Ｄ／Ａ変換器２１によって再びアナ
ログ信号に変換され、出力回路２２を経て、外部記録計
に記録される。この時、前記ＲＡＭ１６に蓄積された時
刻信号と心電位信号は、前記液晶表示器４で表示され、
前記心室１位波形を再び見ることができると同時に、記
録を開始した時刻（月日を含む）も知ることが出来るの
である。

現在の技術レベルでは、腕時計に入れることの出来る工
Ｃの大きさによｐＲｈＭのメモリ容量が制限され、あま
り長時間の記録は不可能である。

サンプリング周期を、心電位波形記録にほぼ必要十分な
、約５ｒｎＳとすると、約５０秒は楽に記録することが
でき、数回の心電位記録が可能である。

臨床的には、一応十分の長さであると言える。このよう
に、記録時間が短かい時は、前記電極２゜６の材料又は
構造は極めて重要である。

本発明の実施例における電極構造を第４図に示す。第４
図（ａ）は、ステンレスなどの導電材２７の上に、Ｓ１
０．やＳｉ３Ｎ４などの薄膜２８をＣ！’ＶＤ（気相成
長）法又はスパッタ法によってつけたものである。第４
図（ｂ）は、導電材としてＳ１単結晶２９を熱酸化し、
熱酸化膜６０を成長させたものでちる。３１は前記Ｓ１
と前記増幅器１７０入力端とを結合する導線である。い
ずれも、導電性材料（第４図（ａ）ではステンレス材。

第４図（ｂ）ではＳｌ）に直接、皮ふを触れさせないよ
うにしたものである。心電位は前記絶縁性薄膜２８．３
０による静電容量を経て前記増幅器１７に導かれる。直
接皮ふに触れないので、皮ふ一導電拐料間に発生する電
位の影響を無くシ、指を接触後、直ちに安定した心電位
を捕えるのに非常に有効である。左手首に触れる前記電
極２は、普段常に皮ふに触れているので、導通がよく、
電気インピーダンスも低く、あまり問題とならない。

以上、述べてきたように、本発明による装置を用いれば
、普段は通常の時計として常に腕につけておくことがで
き、すこぶる携帯性に富む。もしも、心臓に何らかの異
常を感じたならば、他の一方の手の指を、前記電極６に
触れるだけで、直ちに心電位を記録でき、時計がおるの
で、同時に日付・時刻も記録でき、心電位波形による医
学的診断に極めて有用なデータを提供できる。患者は、
心電位データを蓄積した本装箇を医師のもとにもってゆ
き、心電計などによって波形を再生し、医師の診断をあ
おぐわけである。又、自覚症状がなくとも、日常生活に
おいて、階段を登った後や、運動中又は運動後の心電位
波形も、容易に記録でき、健康管理や心疾患の予防に極
めて有用である。

その他、従来の携帯型心電位記録装置のように人目につ
くことはないので、公衆の面前でも伺ら恥かしさなく記
録できる等、本発明は実用上多くの利点を有するもので
おる。

なお、本実施例においては心電位波形が表示された。し
かし、波形表示パネルは高価であシ、その駆動回路も複
雑になり、しかも波形そのものは磨者自身では、医学的
意味も不明で、実用価値はあまシない。そこで、実用上
は、心電位を捕捉していることを示すマーク、例えばハ
ート・マークなどを心電位の捕捉に同期して点滅するこ
とで十分である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す図、第２図は本発明の詳
細な説明する図、第５図は本発明の回路ブロック図、第
４図（ａ）および（ｂ）は指に触れる方の電極の構造を
示す図である。 １・・・・・・プラスチックケース ２・３　・・・・・・電極　４・・・・・・表示器５・
・・・・・電子回路 ６ａ・６ｂ・・・スイッチ　７・・・・・コネクタ８・
・・・・・バンド　９・・・・・・左手首１０・・・・
・・右指　１１・・・・・・水晶発振子１２・・・・・
・クロック発振器　１３・・・・・・時計回路１４・・
・・・・タイミングコントローラ１５・・・・・・アド
レスカウンタ １６・・・・・・ＲＡＭ　Ｌ７・・・・・・前置増幅器
１８・・・・・・主増幅器　１９・・・・・・波形整形
器２０・・・・・・Ａ／Ｄ変換器　２１・・・・・・Ｄ
／Ａ変換器２２・・・・・・出力回路 ２５・・・・・・パルスカウンタ ２４・・・・・・心拍数換算ＲＯＭ ２５・・・・・・表示コントローラ ２６・・・・・・スイッチ ２７・２９　・・・・・・導電材料 ２８・６０　・・・・・・絶縁膜　３１・・・・・・導
線以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （’１）　標準肢誘導心電位を捕えるのに遣するように
   電極が配置され、該雷、椿に誘導する心電位を増幅し、
   ある期間内に発生する心像、位を記憶し、該記憶信号か
   ら心電位を再生する機能を有することを特徴とする心電
   位記録装置。 （２）時計回路を有し、時刻を表示し、腕につけられる
   に適した構造を肩することを特徴とする（１）項記載の
   心電位記録装置。 （３）心電位波形が表示されるか、もしくは、心電位を
   捕捉していることを示すマークが表示されることを特徴
   とする＋１）項記載の心電位記録装置。