JPS5942894B2 - オンライン処理システムにおける端末装置テスト処理方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、オンライン処理システムにおける端末装置テ
スト処理方式、特に端末装置と電文を送受して交信しつ
つオンライン処理で動作を実行するオンライン処理シス
テムにおいて、制御プログラムの制御のもとで動作する
テスト用パッケージをもうけると共に、テストのために
指定された端末装置からのすべての電文を上記テスト用
パッケージに転送されるように構成せしめ、該テスト用
パッケージがオンライン処理中に上記指定された端末装
置に対するテストを実行するようにしたオンライン処理
システムにおける端末装置テスト処理方式に関するもの
である。

周知の如く、電文を送受して交信を行なうオンライン処
理システムにおいては、＝般に端末装置とデータ処理装
置との間で交信を行ないつつ処理を実行してゆくように
される。

従来、このようなオンライン処理システムにおいて、端
末装置の予防保守・故障修復後の確認・故障機能の究明
などを行なう場合、オンライン処理業務運用中であれば
、当該端末装置をシステムから切離してハードウエアの
みでテストを行なうか、あるいはユーザ業務処理プログ
ラムの１部を使用してテストを行なうしか方法がなかつ
た。このため、従来十分なテストを行なうことができず
、また稼動中のオンライン処理システムに与える影響が
大きい。

特に２４時間稼動のオンライン処理システムにおいては
上記テストを如何に行なうかがきわめて大きい問題とな
る。更にオンライン処理の休止中にテストを行なう場合
でも、従来保守用の簡単なプログラムによつて結合テス
トを行なうことが多く、それもオンライン処理業務の運
用中と同÷環境下でのテストでないために正確なテスト
特に複合機能テストを行なうことが不可能であつた。

このため、オンライン処理中にその間を縫つてテストを
行なうようにすることが考慮されつつあるが、オンライ
ン処理中の他の処理から切離して特定の端末装置をテス
トすることがむづかしく、また仮に他の処理から切離す
ことができたとしても個々の端末装置に見合うテストを
実行しようとすると個々の端末装置に関する情報を如何
に保存しテスト処理中に利用するかが大きい問題となる
。

本発明は、上記の点を解決することを目的としており、
制御プログラムのもとで動作するテスト用パツケージ・
モジユールを用意し、テストのために指定された端末装
置からの電文のすべてを上記テスト用パツケージ・モジ
ユールに転送されるようにすると共に、端末装置が指定
されたとき当該端末装置に関する情報を主記憶装置中に
ローデイングするようにして、オンライン処理中に効率
よくテストを行なうようにすることを目的としている。
そしてそのため、本発明のオンライン処理システムにお
ける端末装置テスト処理方式は１つまたは複数の端末装
置および該端末装置との間で電文を送受して交信を行な
うデータ処理装置をそなえ、該データ処理装置が制御プ
ログラムと該制御プログラムの制御のもとで動作するオ
ンライン・パツケージ・モジユールとユーザ業務処理プ
ログラムとによつて処理を実行するよう構成され、上記
端末装置と上記ユーザ業務処理プログラムとの間で上記
電文が交換されるオンライン処理データ処理システムに
おいて、上記制御プログラムの制御のもとで動作するテ
スト用パツケージ・モジユールをもうけると共に、上記
制御プログラムと上記オンライン・パツケージ・モジユ
ールとに夫々上記テスト用パツケージ・モジユールに対
するインタフエースをもうけ、指定された端末装置から
の電文はすべて上記制御プログラムと上記オンライン・
パツケージ・モジユールから上記テスト用パツケージ・
モジユールに転送され、該テスト用パツケージ・モジユ
ールによつて上記指定された端末装置に対するテストを
オンライン処理中に実行するよう構成されると共に、上
記データ処理装置が少なくとも端末装置側からの指示に
より当該端末装置がテスト・モードに指定されたとき、
上記テスト用パツケージ・モジユールは当該端末装置に
関する少なくとも当該端末が有する機能に関する機能什
様情報と当該端末のハードウエアに関する・・−ド・イ
ンタフエース情報と当該端末の構成を表わす構成テーブ
ルとを補助記憶装置から主記憶装置上にローデイングさ
れ、当該テスト用パツケージ・モジユールは上記機能仕
様情報とハード・インタフエース情報と構成テーブルと
を利用して当該端末装置に対する上記テストをオンライ
ン処理中に実行するようにしたことを特徴としている。
以下図面を参照しつつ説明する。第１図は本発明の端末
装置テスト処理方式についてプログラムの階層構造を明
瞭に示すように表わした一実施例構成、第２図は本発明
の端末装置テスト処理方式についてハードウエア構成を
示すように表わした一実施例構成、第３図は本発明によ
るテスト処理を説明する一実施例フローチヤートを示す
。

第１図において、１はデータ処理装置は、２は端末装置
、３は制御プログラム、４はオンライン・パツケージ・
モジユール、５−０ないし５−ｎは夫々ユーザ業務処理
プログラム、６は本発明において用意されたテスト用パ
ツケージ・モジユール、７は本発明において用意された
制御プログラム対テスト用パツケージ・モジユール・イ
ンタフエ一ス、８は本発明において用意されたオンライ
ン・パツケージ・モジユール対テスト用パツケージ・モ
ジユール・インタフエース、９は端末装置機能仕様情報
、１０は端末装置ハード・インタフエース情報、１１は
端末装置構成テーブル（又は情報）を表わしている。

オンライン処理システムにおいて、端末装置２からの電
文は、制御プログラム３からオンライン・パツケージ・
モジユール４を経由してユーザ業務処理プログラム５に
転送される。

そしてデータ処理装置１は当該ユーザ業務処理プログラ
ム５にしたがつた処理を実行する。また端末装置２に対
する電文は、ユーザ業務処理プログラム５からオンライ
ン・パツケージ・モジユール４および制御プログラム３
を経由して端末装置に転送される。なお上記においてオ
ンライン・パツケージ・モジユール４は、周知の如く、
電文の振分け処理、電文編集、ジヤーナル作成、リカバ
リ・データ収集、一斉配分・丁斉集信などの各処理を行
なう機能をもつているものと考えてよい。通常のオンラ
イン処理は上述の如く階層構成をもつプログラムによつ
て実行されてゆくが、オンライン処理実行中に任意特定
の端末装置を指定してテストを実行するために、本発明
の場合第１図図示の如くユーザ業務処理プログラム５と
同一階層レベルにテスト用パツケージ・モジユール６が
用意される。

そして該テスト用パツケージ・モジユール６と制御プロ
グラム３とのインタフエース処理を司どるインタフエー
ス７が制御プログラム３中に用意され、更に上記テスト
用パツケージ・モジユール６とオンライン・パツケージ
・モジユール４とのインタフエース処理を司どるインタ
フエース８がオンライン・パツケージ・モジユール４中
に用意される。データ処理装置１中には、第２図を参照
して後述する如く、テスト・モードと指定された端末装
置に関する情報即ち機能仕様情報９、・・−ド・インタ
フエース情報１０、および構成テーブル１１がロードさ
れ、テスト用パツケージ・モジユール６が該各情報を利
用して上記指定された端末装置に対するテストを実行す
る。

即ち、後述する如く、上記テストとして指定された端末
装置からの電文はすべて制御プログラム３およびオンラ
イン・パツケージ・モジユール４を介してテスト用パツ
ケージ・モジユール６に転送される。

また当該端末装置に対する電文はオンライン・パツケー
ジ・モジユール４および制御プログラム３を介して当該
端末装置に転送される。そしてテスト用パツケージ・モ
ジユール６はテスト処理を実行する間に上記情報９，１
０，１１を利用し、また必要に応じて上記インタフエー
ス７や８を介して制御プログラム３内の情報やオンライ
ン・パツケージ・モジユール４内の情報を利用あるいは
収集するようにされる。以下第２図および第３図を参照
しつつ説明をつづける。

第２図において、符号１，２，６は第１図に対応してお
り、１２は主記憶装置、１３は制御装置、１４は制御入
力装置（又は情報）、１５は結果出力装置（又は情報）
、１６は補助記憶装置、１７は個々の端末装置に関する
情報などであつて上記情報９，１０，１１などやテスト
・ルーチンに対応するものを表わしている。オンライン
処理中に端末装置２の１つを指定した上で、テストを行
なう場合、データ処理装置１の側から行なう場合と端末
装置２の側から行なう場合とがある。

データ処理装置１の側で行なう場合、例えば次のように
行なわれる。

即ち、（１）データ処理装置１に対して制御入力情報１
４によつて、テスト・モードの設定（テストの種類の設
定を含む）や端末装置の指定が行なわれる。

（２）これによつてデータ処理装置１は、補助記憶装置
１６から、必要なテスト・ルーチンを主記憶装置１２上
にローデイングし、更に指定された端末装置に対応した
機能仕様情報９、ハード・インタフエース情報１０、構
成テーブル１１を主記憶装置１２上にローデイングする
。

なお上記機能仕様情報９は、例えば端末装置がどのよう
な機能をもつているかを表わす情報と考えてよい。また
上記ハード・インタフエース情報１０は端末装置のハー
ドウエア例えばプリンタかデイスプレイかなどを表わす
情報と考えてよい。更に上記構成テーブル１１は当該端
末装置の構成を表わす情報であり例えば１つの端末装置
が単一のデイスプレイによつて構成されているのか複数
の他の装置とによつて構成されているのかなどを表わす
情報と考えてよい。（３）データ処理装置１は上述の如
くローデイングされたテスト・ルーチンにもとずいて、
当該指定された端末装置に対するテストを行なつてゆく
。

この間上記情報９，１０，１１を利用しまた必要に応じ
制御プログラム３やオンライン・パツケージ・モジユー
ル４から情報を収集することは言うまでもない。そして
この間に当該端末装置との間で電文の授受などが行なわ
れることは言うまでもない。（４）そして、上記テスト
の結果は、テスト終了後自動的に結果出力情報１５とし
てプリント・アウトされる。

（５）なお上記テストの間、指定された端末装置以外の
端末装置は、通常のルート即ち制御プログラム３やオン
ライン・パツケージ・モジユール４を経由してユーザ業
務処理プログラム５を利用してオンライン処理を実行し
ている。

また端末装置２側からテストを行なう場合、例えば次の
ように行なわれる。

即ち、（６）端末装置２からテスト・モードの設定を行
なう（端末装置２の指定は該テスト・モードの設定を行
なつた端末装置機番によつて自動的に行なわれる）。

（７）これによつてデータ処理装置１は、上記処理（２
）と同様に補助記憶装置１６から、必要なテスト・ルー
チンや情報９，１０，１１などをローデイングする。

（８）該ローデイング終了後、当該端末装置からデータ
を入力するなどのテスト操作を行ない、データ処理装置
１からの応答を受取るなどして上記テスト操作の結果確
認を行なつてゆく。

この間の処理は、すべて上述のテスト用パツケージ・モ
ジユール６によつて行なわれてゆく。そして必要に応じ
て上記テストの結果は当該端末装置に出力される。（９
）そして、上記当該端末装置は通常の運用モードに復帰
される。

σ０）なお、該テストの間、上記（５）において述べた
と同様に、他の端末装置は通常の運用モードのもとでオ
ンライン処理を実行していることは言うまでもない。

第３図は本発明によるテスト処理を説明する一実施例フ
ローチヤートを示している。

即ち、上記処理（１）や（６）に対応するステツプ１に
おいて、テストされるべき端末装置例えば端末Ａをテス
トモードにする。次いで端末装置側からテストを行なう
場合を例にあげると、図示ステツプ２において、（１）
テスト電文が入力され、データ処理装置１によつてテス
ト電文が受信され、０ｉ１）テストモードにある端末装
置Ａからの電文であるかチエツクされ、（１Ｖ）端末装
置Ａからの電文であつた場合、テスト用パツケージ・モ
ジユール６に転送され、（）該モジユール６によつてテ
ストされ、（Ｖ１）その結果が端末装置Ａに出力される
。そして位１｝このようなテストが繰返される。しかし
、３１１０データ処理装置が受信した電文がテスト中の
端末装置Ａからのものでない場合、当該電文はユーザ業
務処理プログラム５に分配され、（ＩＸ）業務処理が実
行され、必要に応じてその結果が出力される。（勿論他
の端末装置に出力されることもある）。上記テストが繰
返されてゆき、すべての必要なテストが終了すると、図
示ステツプ３において、端末装置Ａから当該端末装置Ａ
を通常の運用モードに復帰せしめる。以上説明した如く
、本発明によれば、任意指定された端末装置からの電文
はすべて制御プログラムなどからテスト用パツケージ６
に転送され、当該端末装置がテストされてゆく。このた
め、当該端末装置との交信を他の端末装置からのオンラ
イン処理のための交信と区分し、当該端末装置をテスト
することができ、この間他のオンライン処理のための交
信を妨害することがない。そしてむしろオンライン処理
中という環境条件のもとでテストを行なつてゆくことが
できる。更にテストのための端末装置に指定したとき、
当該端末装置に関する情報即ち機能仕様情報９、ハード
・インタフエース情報１０、構成テーブル１１などを主
記憶装置上にローデイングするなどして利用するので、
個々の端末装置の構成などの変更にも自由に対処でき、
しかも主記憶装置上の記憶領域を有効に利用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の端末装置テスト処理方式についてプロ
グラムの階層構造を明瞭に示すように表わした一実施例
構成、第２図は本発明の端末装置テスト処理方式につい
てハードウエア構成を示すように表わした一実施例構成
、第３図は本発明によるテスト処理を説明する一実施例
フローチャートを示す。 図中、１はデータ処理装置、２は端末装置、３は制御プ
ログラム、４はオンライン・パツケージ・モジユール、
５はユーザ業務処理プログラム、６はテスト用パツケー
ジ・モジユール、７，８は夫夫インタフエース、９は機
能仕様情報、１０はハード・インタフエース情報、１１
は構成テーブル、１２は主記憶装置、１６は補助記憶装
置を表わす。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ １つまたは複数の端末装置および該端末装置との間
   で電文を送受して交信を行なうデータ処理装置をそなえ
   、該データ処理装置が制御プログラムと該制御プログラ
   ムの制御のもとで動作するオンライン・パッケージ・モ
   ジュールとユーザ業務処理プログラムとによつて処理を
   実行するよう構成され、上記端末装置と上記ユーザ業務
   処理プログラムとの間で上記電文が交換されるオンライ
   ン処理データ処理システムにおいて、上記制御プログラ
   ムの制御のもとで動作するテスト用パッケージ・モジュ
   ールをもうけると共に、上記制御プログラムと上記オン
   ライン・パッケージ・モジュールとに夫々上記テスト用
   パッケージ・モジュールに対するインタフェースをもう
   け、指定された端末装置からの電文はすべて上記制御プ
   ログラムと上記オンライン・パッケージ・モジュールか
   ら上記テスト用パッケージ・モジュールに転送され、該
   テスト用パッケージ・モジュールによつて上記指定され
   た端末装置に対するテストをオンライン処理中に実行す
   るよう構成されると共に、上記データ処理装置が少なく
   とも端末装置側からの指示により当該端末装置がテスト
   ・モードに指定されたとき、上記テスト用パッケージ・
   モジュールは当該端末装置に関する少なくとも当該端末
   が有する機能に関する機能仕様情報と当該端末のハード
   ウェアに関するハード・インタフェース情報と当該端末
   の構成を表わす構成テーブルとを補助記憶装置から主記
   憶装置上にローディングされ、当該テスト用パッケージ
   ・モジュールは上記機能仕様情報とハード・インタフェ
   ース情報と構成テーブルとを利用して当該端末装置に対
   する上記テストをオンライン処理中に実行するようにし
   たことを特徴とするオンライン処理システムにおける端
   末装置テスト処理方式。