JPH1196046A - ジャーナル取得装置 - Google Patents

ジャーナル取得装置

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JPH1196046A
JPH1196046A JP9251713A JP25171397A JPH1196046A JP H1196046 A JPH1196046 A JP H1196046A JP 9251713 A JP9251713 A JP 9251713A JP 25171397 A JP25171397 A JP 25171397A JP H1196046 A JPH1196046 A JP H1196046A
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JP9251713A
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Yukihiro Okabe
幸弘 岡部
Toshihiko Nakano
利彦 中野
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】計算機システムの各処理に対し、所期の機能や
性能を確保できない性能悪化の課題を指定し、必要なジ
ャーナルの収集と原因の解析を自動化する。 【解決手段】測定対象の計算機10からイベント監視部
101、システム動作監視部102で、動作イベントや
システム状態情報を取り込み、データ収集開始・停止判
定部103からの収集開始/終了の指示にしたがって、
ジャーナル情報生成部107がシステム状態情報から期
間中に動作しているプログラムのジャーナル情報を収集
する。また、ジャーナル情報選択部108で該当プログ
ラムのデータを抽出し、ジャーナル情報格納装置110
に格納する。収集パラメータ設定部106は、収集目的
入力部116から課題(収集目的)を指定されると、収
集情報選択定義記憶装置105から課題に対応した測定
タイミングや該当プログラム名、識別情報、収集データ
項目などを読み出し、データ収集開始停止判定部103
やジャーナル情報選択部108に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機システムに
おけるジャーナル情報取得装置に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機システムの性能が十分に確保でき
なかったり、意図した動作が行わなれない等の原因を解
析するために、CPU負荷やデバイスI/O等へのアク
セス回数など、指定した項目のジャーナル情報をオンラ
インで取得している。例えば、特開平4−133158
号には、主メモリ等に蓄積されたジャーナル情報が所定
数に達し、あるいは所定時間経過したときに、ディスク
などの不揮発性メモリに一括して書き込んで保存する、
高レスポンス・高スループットのオンラインジャーナル
取得方式が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のジャーナル情報
の取得方式は、個々人の経験に基づいて指定したジャー
ナル情報を取得し、その結果を分析することで問題点の
解明を行っていた。このため、経験の少ない作業者にと
っては、例えば「性能が十分に出ていない」原因の解析
に、どのような情報を取得すべきかの決定が難しかっ
た。このような熟練者のジャーナル取得のノウハウはス
ムーズに引き継がれない場合や、引き継がれても不十分
な結果になっていることも多い。
【0004】また、新しいアーキテクチャーを採用した
システムにおいては、初期段階から“目的を達成するの
にどの情報が必要か、どのタイミングで情報収集の開始
/停止を行えばよいか、何時間の情報収集が必要か、さ
らにジャーナル収集結果から何が原因かを見極める”等
の具体的な手法について新たな知識の蓄積が必要で、予
期されないトラブル全てに対応して、そのトラブル解析
に必要な情報を取得しようとすると、調査すべき項目・
確認事項が膨大となり、作業に取り掛かるまでに膨大な
時間を費やしてしまう。
【0005】また、ジャーナル情報が取得できても、誤
った情報や不十分な情報を収集してしまい、トラブル解
析作業が遅々として進まない可能性もある。例えば、画
面の描画に時間がかかり過ぎる場合、CPU処理時間と
I/O処理時間及び、ネットワークの伝送時間が調査対
象となるが、熟練していない作業者がこれらの情報を収
集しても、キャッシュに描画データが格納されていてC
PU処理時間が短時間で終わっている場合は、描画時間
には問題が無いという誤った結論を引き出すこともあ
る。
【0006】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点に鑑み、ジャーナル取得の目的、すなわち問題状況に
対応した収集タイミング、収集項目の指定から、原因推
定までを一貫して、ジャーナル情報収集を指示するだけ
で実行するジャーナル取得装置を提供することにある。
これによれば、計算機システム開発時の性能などの問題
対策や、トラブル発生時の保守作業が簡単になり、かつ
未熟な作業者にも熟練者と同等の作業が可能になる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、I/O装置
を持ち、複数のプログラムが動作する計算機システムか
ら、プログラムの稼働状況を取得するジャーナル取得装
置において、計算機システムの所期の性能等を確保でき
ない課題毎に、予め該当プログラム、収集タイミング、
収集データ項目などを含む収集情報選択定義情報を格納
する定義情報格納手段と、指定された課題について前記
定義情報格納手段を参照し、ジャーナル情報の収集開始
/終了タイミングや該当プログラム、収集データ項目な
どを通知する収集パラメータ設定手段と、前記収集開始
タイミングから終了タイミングの期間、前記計算機シス
テムのOSから該当プログラムの処理遷移した時間と内
容を収集するジャーナル情報収集手段を備えたことによ
り達成される。
【0008】すなわち、作業者は課題を指定するのみ
で、その課題の検討に必要なジャーナル情報を自動的に
取得できる。前記課題は「画面表示性能」、「印字処理
性能」、「データベース更新性能」または「外部イベン
ト処理性能」など、システムの性能が悪い原因の解析で
ある。
【0009】また、上記目的は、該当プログラムの負荷
率、I/Oアクセス頻度または周期性有無の1つまたは
複数(2〜3)の組合せの各々に、熟練者のノウハウに
基づいた性能見直しポイントを対応する性能不良原因格
納手段と、前記ジャーナル情報収集手段によって収集し
たジャーナル情報について、該当プログラムの負荷率、
I/Oアクセス頻度または周期性有無の1つまたは複数
を検証し、それら検証結果の組合せについて前記性能不
良原因格納手段を参照し該当する性能見直しポイントを
提示する性能不良対策提示手段を、前記ジャーナル取得
装置に付加したことにより達成される。
【0010】該当プログラムが主プログラム及びそれに
伴って動作する他プログラムからなる場合に、前記性能
不良対策提示手段は前記検証結果の組合せで、主プログ
ラムの負荷率が規定値より高いときは前記ポイントが
「主プログラムのアルゴリズム不良」、または、主プロ
グラムの負荷率が規定値より低く、他プログラムの負荷
率が規定値より高いときは前記ポイントが「他プログラ
ムのアルゴリズム不良」、または、該当プログラムのI
/Oアクセス頻度が規定値より高いときは前記ポイント
が「該当プログラム(主/他)のI/O処理不良」、ま
たは、全ての該当プログラムの負荷率やI/Oアクセス
頻度が規定値より低く、主プログラムが周期性を有して
いるときは前記ポイントが「主プログラムの周期時間の
不適」、と提示することを特徴とする。なお、主プログ
ラムが非周期の場合は、他プログラムの周期性有無に対
応して、同様の検証と提示が行われてもよい。
【0011】本発明によれば、計算機システムの新規開
発やメンテナンスに際し、所期の機能や性能が確保でき
ないトラブルの発生に対し、そのトラブルを課題として
指定するのみで、トラブル原因の解明に必要で十分なジ
ャーナルの取得が可能になる。さらに、プログラムの負
荷率やI/Oアクセス頻度などと性能見直しポイントの
関係を熟練者のノウハウに基づいて蓄積しているので、
取得情報の検証結果から直ちに見直しポイントが提示で
き、作業者のデバッグ作業時間などを大幅に削減でき
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のジャーナル取得装置の一
実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、ジャーナル取得装置の全体構成を示している。
ジャーナル取得対象の計算機10はCPU11、メモリ
12、ディスク装置13、I/O14などからなる。
【0013】ジャーナル取得装置100は計算機10の
OS15を通して計算機内部あるいは外部にネットワー
ク経由で接続され、イベント監視部101で計算機10
の動作イベント情報を検知し、システム動作監視部10
2でOS15からのシステム状態情報、即ち生のジャー
ナル情報の収集を行なう。データ収集開始・停止判定部
103はOS15からの動作イベント情報から、収集目
的(課題)に該当するジャーナル情報の取得開始・終了
時期を判定し、開始/終了のイベントを発行する。ジャ
ーナル情報生成部107は、開始イベントから終了イベ
ントまで、システム動作監視部102で収集するシステ
ム状態情報から、解析しやすい所定の形式に編集したジ
ャーナル情報を収集する。
【0014】ジャーナル情報選択部108は、収集パラ
メータ設定部106から設定された収集データ項目と収
集可否の選択条件に従い、ジャーナル情報生成部107
によるジャーナル情報の中から必要なデータを抽出し、
「キャッシュヒットデータを含んでいない」などの選択
条件を満足している場合に、ジャーナル情報格納装置1
10に格納する。選択条件を満たしていない場合は再収
集となる。
【0015】収集情報選択定義記憶装置105には収集
目的毎に、収集情報定義編集部104から収集データ項
目や選択条件が定義、格納されており、収集パラメータ
設定部106は収集目的入力部116からの入力目的に
応じて参照する。
【0016】動作の周期性検証部130は、ジャーナル
情報格納装置110に格納されたジャーナル収集の結果
から、該当プログラムの動作を解析し、各プログラムが
動作待ちとなる時間間隔の分布を調べる。この結果か
ら、一定の周期で動作するプログラムの抽出とその周期
時間を解析する。抽出・解析された結果は、ジャーナル
出力部114に報告する。
【0017】I/Oアクセス頻度検証部131は、ジャ
ーナル情報格納装置110に格納されたプログラムのI
/Oアクセス回数及びアクセス先を解析し、各I/Oへ
のアクセス頻度を解析する。解析されたI/Oアクセス
頻度は、ジャーナル出力部114に報告する。
【0018】プログラム負荷検証部132は、ジャーナ
ル情報格納装置110に格納されたジャーナル収集結果
から、該当プログラムの各々の負荷率を解析する。プロ
グラム負荷率の結果が規定値を越えている場合、そのプ
ログラム名をジャーナル出力部114に報告する。ジャ
ーナル出力部114は、上記の3つの検証結果を端末2
0に出力すると共に、性能不良原因記憶装置133から
3検証結果の組み合わせに対応する性能不良原因または
性能改善のための見直しポイントを提示する。
【0019】一方、ジャーナル格納リソース容量算出部
109は、収集パラメータ設定部106で決定された収
集データ項目、収集時間などからジャーナル情報格納装
置110の必要容量や、メモリ上に必要な作業用エリア
の容量を算出する。また、ジャーナル格納容量検出部1
12はジャーナル情報格納装置110の空き容量を検出
する。これら必要容量と空き容量から、ジャーナル収集
作業可否判定部111は目的のジャーナル収集作業が現
状のリソースにて十分か否かの判断を行う。不十分の場
合は、不足分のリソースの増設を依頼するメッセージを
必要リソース通知部115を通じて作業者に通知する。
【0020】これにより、必要な情報の収集に十分なリ
ソース環境を準備してから、ジャーナル情報を収集する
ので、作業を開始してから容量不足などによるトラブル
を回避できる。
【0021】以上、本実施例によるジャーナル取得装置
の構成と大まかな動作を説明した。次に、ジャーナルの
取得目的が「画面の表示性能が悪い原因の解析」を例と
して、本ジャーナル取得装置の動作を具体的に説明す
る。
【0022】収集パラメータ設定部106は入力された
収集目的に応じて、収集情報選択定義記憶装置105か
ら情報収集定義情報を検索し、収集目的に応じたジャー
ナル情報の選択条件、収集開始/終了のタイミングなど
の定義情報を取り出し、データ収集開始・停止判定部1
03、ジャーナル情報選択部108、ジャーナル格納リ
ソース容量算出部109に、それぞれ該当する情報を通
知する。
【0023】図2に、情報収集定義情報の一例を示す。
本定義情報は「画面の表示性能が悪い」、「印字処理の
性能が悪い」、「データベースの更新処理の性能が悪
い」、「外部イベントの処理性能が悪い」等、課題の原
因解析を収集目的とし、その目的毎に測定開始・終了タ
イミング、該当プログラム名と収集データの項目、必要
情報容量、収集可否の選択条件などを定義している。
【0024】たとえば、収集目的が「画面の表示性能が
悪い原因の解析」の場合、該当プログラムは主プログラ
ムとなる「画面表示処理(drow_g)」と他プログ
ラムとなる「画面表示I/O制御処理(crt_ct
l)」で、それら全体の開始から終了までを測定(収
集)時間とし、画面表示処理の推移とI/O制御処理の
状況監視による情報を収集する。前者の情報には処理が
遷移(開始/中断/再開/終了)した時間と処理内容
(メモリアクセス、I/Oアクセス)など、後者の情報
にはI/Oアクセスの開始・終了時間と処理内容(読み
/書き、データ容量)などが含まれる。
【0025】収集可の選択条件には、ここでは「キャッ
シュヒットデータ無し」を定義している。収集したジャ
ーナル情報にキャッシュヒットデータの含まれる場合、
収集したジャーナル情報は無効にされ、データ収集開始
・停止判定部103から再収集が指示される。また、必
要情報容量には、1ケース分のジャーナル収集に必要な
記憶容量(ディスク容量)として、100(kByte)が
設定されている。
【0026】図3に、処理名称と識別情報の対応テーブ
ルを示す。本テーブルも、収集情報選択定義記憶装置1
05に格納されている。この対応テーブルには、図2に
定義されている該当プログラムの名称と、計算機のOS
15に登録されている処理の識別情報の対応関係を定義
している。ちなみに、プログラム名称「drow_g」
はID=33、「crt_ctl」はID=11であ
る。
【0027】収集パラメータ設定部106は本テーブル
を参照し、ここでの該当プログラム「画面表示処理」と
「画面I/O制御処理」に対し、計算機10内での処理
識別情報がそれぞれID=33、ID=11であること
を、データ収集開始・停止判定部103とジャーナル情
報選択部108に通知する。
【0028】データ収集開始・停止判定部103は、イ
ベント監視部101から刻々と入力される計算機10の
動作イベント情報から、処理ID=33に該当する処理
の動作開始イベントを検出すると、ジャーナル情報生成
部107にジャーナル情報の収集開始を指示する。ま
た、ID=11,33のいずれか遅い方の動作終了イベ
ントを検出すると、ジャーナル情報生成部107にジャ
ーナル情報の収集停止を指示する。
【0029】ジャーナル情報生成部107は、システム
動作監視装置102にて収集したOS15からの生のジ
ャーナル情報の中から、動作開始イベントから動作終了
イベントまでの期間のジャーナル情報を収集し、検証の
容易な形式に編集したジャーナル情報を生成する。ジャ
ーナル情報選択部108は、収集パラメータ設定部10
6より通知されたID=33,ID=11を基に、ジャ
ーナル情報生成部107が生成したジャーナル情報の中
から該当プログラムのジャーナル情報を抽出し、その抽
出情報が選択条件を満足するかチェックする。ここで
は、「キャッシュヒットデータ無し」の選択条件をチェ
ックし、キャッシュヒットデータが含まれていればデー
タ収集開始・停止判定部103にジャーナル情報の無効
を通知し、再収集を要求する。即ち、キャッシュヒット
データが含まれていると、負荷検証部132によるCP
U負荷率の値が見かけより小さくなるためである。選択
条件を満足している場合は、選択したジャーナル情報を
格納装置110に格納する。
【0030】図4に、計算機システムの動作の一例を示
すタイムチャート、図5に、図4のシステム動作で収集
されるジャーナル情報の一例を示す。図中、プロセスA
はID=33の識別子をもつ「画面表示処理」である。
プロセスBはID=11の識別子をもつ「画面表示I/
O制御処理」である。また、プロセスCはID=10の
識別子をもつ「ネットワーク制御処理」で、本実施例の
収集目的での該当プログラムではない。I/O1(ディ
スク)はディスク装置13で、プロセスA,Bから読み
/書きされる。I/O2(CRT)はCRT装置で、プ
ロセスA,Bから表示情報を受け取る。I/O3(NetW
ork)はネットワーク装置で、プロセスCから他機器に
対し情報の通信を行う。
【0031】データ収集開始・停止判定部103は、I
D=33をもつ動作イベント情報を検出すると収集開始
を指示する。これにより、ジャーナル情報生成部107
はプロセスAの開始時刻、メモリアクセスの開始時刻、
その種別(読み/書き)、先頭アドレス、容量など、ま
た、プロセスAのI/O1(ディスク)アクセスの開始
時刻、その種別、先頭アドレス、容量などを収集する。
同様に、プロセスB,CのメモリアクセスやI/Oアク
セスのジャーナル収集を時系列に行なう。
【0032】図5の例では、プロセスBのI/O1(デ
ィスク)アクセスがプロセスAと競合してI/O開放待
ち(点線)へ一旦移行し、プロセスAのI/O1へのア
クセスが終了後、プロセスBのI/O1へのアクセスが
開始された状況と、プロセスAの終了後にプロセスCが
割り込んでプロセスBがCPU待ちへ一旦移行し、プロ
セスCの終了後に再開するジャーナルが取得されてい
る。
【0033】図6に、ジャーナル情報選択部で選択され
たジャーナル情報の一例を示す。ジャーナル情報選択部
108は予め入力部116から指定されたプログラム名
に基づき、図5のジャーナル情報から該当プログラムの
ジャーナル情報を抽出する。図示例では、該当プログラ
ムのプロセスA,Bの動作期間のジャーナルが抽出さ
れ、プロセスCのジャーナル情報は廃棄されている。ま
た、抽出したデータは、キャッシュヒットデータを含ん
でいないので、そのままジャーナル情報格納装置110
に蓄積される。
【0034】検索目的に対応したジャーナル情報が以上
のようにして収集されると、収集結果の検証を行って、
性能改善のための見直しポイントを提示する。
【0035】動作の周期性検証部130はジャーナル収
集結果から、該当プログラムの動作を解析し、一定周期
で動作するプログラムの抽出とその周期を求め、そのプ
ログラム名称と周期をジャーナル出力部114に報告す
る。I/Oアクセス頻度検証部131は、該当プログラ
ムの各々のI/Oアクセス回数及びアクセス先を解析
し、各I/Oへのアクセス頻度を求め、I/Oアクセス
頻度が1回/100ミリ秒より高いプログラム名称とそ
の頻度を、ジャーナル出力部114に報告する。プログ
ラム負荷検証部132はプログラム毎の負荷率を求め、
負荷率が40%を越えているプログラム名称とその負荷
率をジャーナル出力部114に報告する。
【0036】ジャーナル出力部114は、上記の3つの
検証結果を端末20に出力すると共に、予め登録されて
いる「検証結果の組み合わせ」と「性能改善の見直しポ
イント」の対応情報から、収集目的の「性能の悪い原
因」に対応した性能改善の見直しポイントを提示する。
【0037】図7に、該当プログラムの検証結果の組合
せと見直しポイントの対応テーブルを示す。この対応テ
ーブルは熟練者の知識に基づき、予め性能不良原因記憶
装置133に格納されている。
【0038】検証結果の組合せは、主プログラムの負
荷率の測定値が規定値をオーバーしている。この場合
は、主プログラム以外の他の該当プログラムの検証結果
に関わり無く、主プログラムのアルゴリズム不良であ
り、負荷率を低減させる見直しが必要になる。組合せ
は、主プログラムの負荷率は規定値以下であるが、他プ
ログラムの負荷率が規定値をオーバーしている。この場
合、他プログラムが不良であり、アルゴリズムを見直し
て負荷率を低減させる。
【0039】検証結果の組合せ,は、負荷率には問
題無く、I/Oプログラムのアクセス頻度の測定値が主
プログラムまたは他プログラムで規定値をオーバーして
いる。主/他プログラムのI/Oアクセス低減の見直し
が必要になる。
【0040】検証結果の組合せは、該当プログラムの
負荷率、I/Oアクセス頻度ともに問題無く、主プログ
ラムが一定周期で動作している。この場合、システムの
立上げ直後など、負荷率やI/Oアクセス頻度が一時的
に高くなる条件での検証確認と、周期動作の見直し(周
期動作の要否、周期時間の再設定)が必要になる。主プ
ログラムの動作周期に問題がない場合は、他プログラム
について同様の検証と見直しが必要になる。
【0041】さらに、検証結果の組合せは、該当する
不良要因が見当らない場合で、収集条件を変更して、ジ
ャーナルの再収集と再検証が必要になる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、計算機システムにおい
て所期の性能や動作を確保できない、性能悪化の原因解
析のための対象の課題を指定するのみで、必要なジャー
ナル情報の収集項目や条件が自動設定できるので、種々
の性能悪化のトラブルに応じた情報の収集が容易に、か
つ効率的に行える。
【0043】また、収集情報について、プログラム毎の
負荷率やI/Oアクセス頻度などを解析し、予め熟練者
の知識に基づいて格納してある見直しポイントを解析結
果の組合せに応じて提示するので、経験の少ない作業者
にもトラブルの原因解析が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるジャーナル取得装置の
構成図。
【図2】情報収集定義情報の定義内容を示すテーブル。
【図3】処理名称とOSに登録されている処理の識別情
報の対応関係を示すテーブル。
【図4】計算機システムの画像表示処理の一例を示すタ
イムチャート。
【図5】図4の処理で収集されるジャーナル情報の一例
を示すテーブル。
【図6】図5の情報から選択したジャーナル情報の一例
を示すテーブル。
【図7】取得したジャーナル情報の検証結果と性能見直
しポイントの対応関係を示すテーブル。
【符号の説明】
10…計算機、11…CPU、12…メモリ、13…デ
ィスク装置、14…I/O、15…OS、20…端末、
100…ジャーナル取得装置、101…イベント監視
部、102…システム動作監視部、103…データ収集
開始・停止判定部、104…収集情報定義編集部、10
5…収集情報選択定義記憶装置、106…収集パラメー
タ設定部、107…ジャーナル情報生成部、108…ジ
ャーナル情報選択部、109…ジャーナル格納リソース
容量算出部、110…ジャーナル情報格納装置、111
…ジャーナル収集作業可否判定部、112…ジャーナル
格納リソース容量検出部、114…ジャーナル出力部、
115…必要リソース通知部、116…収集目的通知
部、130…動作の周期性検証部、131…I/Oアク
セス頻度検証部、132…プログラムの負荷検証部、1
33…性能不良原因記憶装置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 I/O装置を持ち複数のプログラムが動
    作する計算機システムから、プログラムの稼働状況を取
    得するジャーナル取得装置において、 計算機システムの所期の性能等を確保できない課題毎
    に、該当プログラムの名称、収集タイミング、収集デー
    タ項目を含む収集情報選択定義情報を予め格納する定義
    情報格納手段と、 指定された課題について前記定義情報格納手段を参照
    し、ジャーナル情報の収集開始/終了タイミングや該当
    プログラム、収集データ項目などを通知する収集パラメ
    ータ設定手段と、 前記収集開始タイミングから終了タイミングの期間、前
    記計算機システムのOSから該当プログラムの処理遷移
    した時間と内容を収集するジャーナル情報収集手段を備
    え、 課題を指定するのみでその課題の検討に必要なジャーナ
    ル情報を自動的に取得できるようにしたことを特徴とす
    るジャーナル取得装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記課題は「画面表示性能」、「印字処理性能」、「デ
    ータベース更新性能」または「外部イベント処理性能」
    の一つ以上について性能が悪い原因の解析であることを
    特徴とするジャーナル取得装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 該当プログラムの負荷率、I/Oアクセス頻度または周
    期性有無の1つまたは複数の組合せの各々に、熟練者の
    ノウハウに基づいた性能見直しポイントに対応する性能
    不良原因格納手段と、 前記ジャーナル情報収集手段によって収集したジャーナ
    ル情報について、該当プログラムの負荷率、I/Oアク
    セス頻度、周期性有無の1つ以上を検証し、その検証結
    果またはそれらの組合せについて前記性能不良原因格納
    手段を参照し、該当する性能見直しポイントを提示する
    性能不良対策提示手段を備えたことを特徴とするジャー
    ナル取得装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、 該当プログラムが主プログラムとそれに伴って動作する
    他プログラムとの複数からなる場合に、前記性能不良対
    策提示手段は前記検証結果の組合せで、 前記主プログラムの負荷率が規定値より高いときは前記
    ポイントが「主プログラムのアルゴリズム不良」、 または、前記主プログラムの負荷率が規定値より低く、
    前記他プログラムの負荷率が規定値より高いときは前記
    ポイントが「他プログラムのアルゴリズム不良」、 または、該当プログラムのI/Oアクセス頻度が規定値
    より高いときは前記ポイントが「該当プログラムのI/
    O処理不良」、 または、該当プログラムの負荷率やI/Oアクセス頻度
    が規定値より低く、前記主プログラムが周期性を有して
    いるときは前記ポイントが「主プログラムの周期時間の
    不適」、と提示することを特徴とするジャーナル取得装
    置。
  5. 【請求項5】 I/O装置を持ち、複数のプログラムが
    動作する計算機システムから、プログラムの稼働状況を
    取得するジャーナル取得装置において、 画面表示要求から表示までの時間(以下、表示時間)、
    画面表示のプログラム名(以下、表示プログラム)と画
    面表示I/O制御処理のプログラム名(以下、I/O制
    御プログラム)、前記表示プログラムが動作を開始して
    から前記表示時間の全てのプログラム毎の負荷変化、I
    /O毎のアクセス状況など、ジャーナル情報の取得を指
    示する収集パラメータ設定手段と、 取得したジャーナル情報から、「表示プログラムの負荷
    が連続して規定値より高いか」、「表示プログラムの負
    荷が規定値より低いときに、規定値より高い負荷のI/
    O制御プログラムがあるか」を検証するプログラムの負
    荷検証手段と、「表示プログラムの負荷が規定値より低
    いときに、アクセス頻度が規定値より高いI/O制御プ
    ログラムがあるか」を検証するI/Oアクセス頻度検証
    手段と、「表示プログラムの負荷が規定値より低いとき
    に、一定周期で動作していないか」を検証する動作周期
    性検証手段と、これらの検証手段の検証結果を通知する
    出力手段と、を備えたことを特徴とするジャーナル取得
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 収集パラメータ設定手段は、前記表示プログラムと前記
    I/O制御プログラムを該当プログラムに設定し、該当
    プログラムの動作開始から前記表示時間分のプログラム
    毎の負荷変化、I/O毎のアクセス状況などの取得を指
    示することを特徴とするジャーナル取得装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項において、 前記収集パラメータ設定手段は、収集したジャーナル情
    報の有効/無効を示す選択条件を設定し、 収集されたジャーナル情報が前記選択条件を満たさない
    場合当該情報を無効として、再収集を指示することを特
    徴とするジャーナル取得装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項において、 取得したジャーナル情報の記憶装置の空き容量を検出す
    る手段と、情報収集の可否を判定する手段と、前記収集
    パラメータ設定手段から収集する1ケース分のジャーナ
    ル情報の記憶容量を設定され、該記憶容量と前記空き容
    量から情報収集の可否を判定し、結果を通知する出力手
    段と、を備えたことを特徴とするジャーナル取得装置。
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