JPH1185594A - リモートコピー用情報処理システム - Google Patents

リモートコピー用情報処理システム

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JPH1185594A
JPH1185594A JP9235585A JP23558597A JPH1185594A JP H1185594 A JPH1185594 A JP H1185594A JP 9235585 A JP9235585 A JP 9235585A JP 23558597 A JP23558597 A JP 23558597A JP H1185594 A JPH1185594 A JP H1185594A
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data
remote
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JP9235585A
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Kiyohiro Obara
清弘 小原
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔事業所の記憶サブシステムの内容で業務
を継続できるリモートコピー手段を提供する。 【解決手段】 第1プロセッサ(Pro)に接続され、
第2Pro若しくは第2記憶サブシステム(SS)に接
続され使用される記憶SSに、第1Proから受取った
データを該記憶SS内に記憶装置に記憶する手段と、該
記憶したデータを該第2Pro若しくは第2記憶SSに
複写する手段と、該複写手段を該第1Proのコミット
に応じた指示により開始する手段と、該第2Pro若し
くは該第2記憶SSから該指示に応答した複写が完了し
たことを知らせる通知を受信した際に、該第1Proへ
該指示に応答した複写が完了したことを示す信号を送信
する手段を設ける。 【効果】 遠隔事業所の記憶サブシステムの内容が、主
事業所での最後のトランザクションの確定以後の内容で
あることを保証するリモートコピー手段を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモートコピー
(遠隔データバックアップとも呼ばれる)を行なう情報
処理システムに関し、特に主事業所における記憶サブシ
ステムの情報を、遠隔地へ複写し、その複写作業の際に
適用業務の実行を中断しないようなデータ複写を行なう
情報処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】データバックアップ手法は、計算機シス
テムの障害時において、データの保全および回復を行う
重要な手段である。図3は、個々の事業所で実際に実施
されるバックアップ手法を示す。ここで事業所は、ホス
ト(プロセッサ)システムと記憶サブシステムから構成
される。バックアップ手法には、一般的なテープ・バッ
クアップとテープの搬送、非同期メモリコピー、適用業
務(アプリケーションプログラム)による書込みの二重
化、同期メモリコピー等がある。これらの手法は、対応
可能な障害の程度(保護対象の範囲)、バックアップ先
へ複写するタイミング、バックアップ先とのデータの差
異の発生の有無、バックアップ中の適用業務の中断の有
無、記憶サブシステムの応答時間の遅延の大小、などの
パラメタを基準に適用業務に適したものが選択される。
【0003】以下、4つのバックアップ手法について説
明する。
【0004】(1)一般的なテープ・バックアップとテ
ープの搬送による手法では、決められた時間間隔(例え
ば一日一回)で磁気テープにデータを複写し(所定時点
複写)、そのテープをその場で保存もしくは遠隔事業所
に搬出し保存する。この方法は、バックアップ中に適用
業務を完全に中断してしまうものであり、また、主事業
所と遠隔事業所(バックアップ先)間で一日分の差を生
じてしまう。このため、実際に障害が発生し、遠隔事業
所(バックアップ先)のデータだけが利用可能な場合、
この差異は、一日分の業務情報の欠落としてシステムの
利用者に大きな影響を及ぼす。
【0005】(2)非同期リモートコピーによる手法で
は、バックアップコピーを行うために、事業所間を結ぶ
通信回線等を使用する。ここでコピーは、適用業務と別
のバックアップジョブ、もしくは記憶サブシステム自身
によって、自動的に定期的に行われる。そのため、コピ
ー処理は適用業務からは見えなくなり、見かけ上、適用
業務とコピー処理が同時に実行可能なため、適用業務の
中断は生じない。しかしながら、コピー処理は定期的に
実行されるため、即ち、バックアップは一定時間毎に行
われるので、主事業所と遠隔事業所間での差異は、その
時間間隔の分だけ依然として残る。但し、テープ・バッ
クアップよりは、その差異を少くできる。
【0006】(3)適用業務による書き込みの二重化に
よる手法では、適用業務自体が複数の記憶サブシステム
に同一の内容を保存し、一方をバックアップとして活用
する。この手法では、少なくとも二重書き込みを行った
適用業務から見れば、主事業所と遠隔事業所間での差異
は生じない。しかし、同一内容の書き込み処理を複数回
行うため、適用業務の負荷は明らかに増大する。
【0007】(4)同期リモートコピーによる方法は、
書き込み要求を受けた情報を、記憶サブシステム自体が
他の記憶サブシステムへコピーし、そのコピーの終了を
待って先の書き込み要求の受付完了とする。この手法で
は、適用業務の中断や負荷増大は発生しない。一方、一
回の書き込み要求で実質的に二回の書き込みが行われる
ため、適用業務から見た書き込み要求に対する応答時間
が遅くなる。この遅延は、コピーを保存する記憶サブシ
ステムとの距離に比例して増大する(コピー元からコピ
ー先への転送路上での転送遅延が増大する)。したがっ
て、同期リモートコピーは事業所間ではなく、例えば事
業所内等の比較的近距離にある記憶サブシステム間で行
われるのが一般的である。
【0008】このような従来のバックアップ手法では、
事業所間における運用のような主システムとバックアッ
プシステム間に相当の距離がある場合(数100Km以
上の場合)、同期リモートコピーは、事業所間の距離が
長いためレスポンスが非常に悪くなり現実的でない。そ
のため、書き込み遅延の少ない非同期リモートコピーが
現実的であるが、データ差異の問題は依然として残る。
【0009】非同期リモートコピーに関する技術として
は、ホストプロセッサから複数の記憶サブシステムにす
る書き込みの順序を、遠隔事業所側でも同様に再現する
ものがある。これは、特開平6−290125号公報
(多重システムの遠隔データバックアップおよび回復を
行う方法およびシステム)や特開平7−6099号公報
(リモート・データの2重化のためのシステム及び方
法)などで検討されている。しかしこれらの方法におい
ても、主事業所と遠隔事業所間でのデータ差異の問題は
解決されていない。
【0010】ところで、事業所間でのバックアップを必
要とするような重要な適用業務の処理を見てみると、例
えば銀行の預金オンラインシステム等いわゆるトランザ
クション処理と呼ばれる、データベースシステム等の操
作を行う処理が大部分である。トランザクション処理を
行う適用業務(以後トランザクションシステムと呼ぶ)
は、データベース等重要かつ復元困難なデータを扱う性
質上、いかなるタイミングでホストシステムがダウンし
ても、以前の処理結果を再現し処理の再開を行う機能を
有している。このようなトランザクションシステムの構
成方式および障害回復方式は一般的なものであり、例え
ば、トランザクションシステムの性質や対処可能な障害
の定義は、喜連川優監訳「データベース・ベンチマーキ
ング」(日経BP)に述べられており、障害回復の方式
は、穂鷹良介著「データベースシステムとデータモデ
ル」(オーム社)に述べられている。
【0011】このような障害回復機能は、処理履歴(ロ
グ)等を記憶サブシステムに随時格納することにより実
現している。すなわち従来の技術において、トランザク
ションシステムでは、いかなるタイミングでホストシス
テムがダウンしても、記憶サブシステムに格納されてい
る情報だけで、以前の処理結果を再現し処理の再開を行
うことができる。
【0012】ここで、穂鷹良介著「データベースシステ
ムとデータモデル」(オーム社)に述べられているよう
に、トランザクションシステムの障害回復機能の実現方
式を詳しく見てみると、トランザクションと呼ばれる処
理単位でその結果の確定や取り消しを行っている。すな
わち、ある確定したトランザクション以前の処理結果を
回復するには、そのトランザクションの確定以後の記憶
サブシステムの内容があれば十分である。
【0013】トランザクションシステムの障害回復が記
憶サブシステムの内容にだけ依存し、ホストシステムに
依存しない性質は、ホストが障害でダウンした場合、障
害であるホストを別のホストによる処理結果の回復と再
開が可能である事を意味する。この関係を図8に示す。
図8は、正常時にトランザクション処理を行う主ホスト
システム、および、主ホストシステムのバックアップで
あるバックアップホストシステムからなるホストシステ
ム13、および、ホストシステムとの間でデータの入出
力を行う記憶サブシステム14から構成される。主ホス
トシステムが障害でダウンした場合、主ホストシステム
をバックアップホストシステムと切替え、バックアップ
ホストシステムが記憶サブシステム14の内容を用いて
トランザクション処理を継続できる。このようなシステ
ム構成は、いわゆるホスト二重化、バックアップシステ
ムやホットスタンバイ等の名称で呼ばれ、銀行の預金オ
ンラインシステム等高い信頼性を要求されるシステムで
広く利用されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記ホスト二重化にお
いて、二つのホストが同一事業所内に存在する必要は必
ずしもない。この例を図9に示す。図9(a)のよう
に、バックアップホストが、主ホストシステムのある主
事業所とは別の、遠隔地にある遠隔事業所に存在する構
成も可能である。またホスト二重化に加えて、記憶サブ
システムを遠隔事業所側に設け、主事業所内の記憶サブ
システムと合わせて、記憶サブシステムを二重化した図
9(b)の構成も可能である。ここで図9(b)の構成
において、主事業所のホストシステムと記憶サブシステ
ムの両方が障害でダウンした場合に、遠隔事業所のホス
トシステムおよび記憶サブシステムを用いて、主事業所
の業務の処理結果を再現し再開可能な条件としては、主
事業所のシステムで確定した最後のトランザクション以
後の記憶サブシステムの内容が遠隔事業所の記憶サブシ
ステムへコピーされていることが十分条件である。
【0015】事業所全体の障害に対処可能で記憶サブシ
ステムの応答時間を増加させないような、主事業所と遠
隔事業所間のリモートコピー(データバックアップ)を
考えると、これまで述べた技術の検討により適用業務へ
の負荷や応答時間という観点から非同期リモートコピー
が有効である。しかし、記憶サブシステムへの書き込み
とそのデータのリモートコピーが非同期のため、主事業
所と遠隔事業所間でのデータの差異が発生し、主事業所
で直近に確定した処理結果(例えばデータベースの更新
や記憶サブシステムへの書き込み内容)が遠隔事業所で
は欠落する。
【0016】主事業所で動作する適用業務をトランザク
ションの性質を持つ業務に限定した場合、遠隔事業所の
記憶サブシステムの内容が、少なくとも主事業所での最
後のトランザクションの確定以後の内容であれば、遠隔
事業所のシステムは主事業所で実行されていた業務を再
現かつ再開でき、実業務上問題が無いことになる。
【0017】本発明の目的は、主事業所の全体または主
事業所の記憶サブシステムが使用不能の場合に、遠隔事
業所の記憶サブシステムの内容だけで適用業務を継続で
きるようなリモートコピー手段の提供にある。特に、適
用業務がいわゆるトランザクションの性質を有する場合
に、適用業務の実行時間に大きな影響を与えず、遠隔事
業所の記憶サブシステムの内容が、少なくとも主事業所
での最後のトランザクションの確定以後の内容であるこ
とを保証するリモートコピー手段を提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達するた
めに、第1のプロセッサシステムに接続され、かつ、第
2のプロセッサ若しくは第2の記憶サブシステムに接続
されて使用される記憶サブシステムに、第1のプロセッ
サシステムから受取ったデータを該記憶サブシステム内
に記憶装置に記憶する記憶手段と、該記憶したデータを
該第2のプロセッサ若しくは第2の記憶サブシステムに
複写するために転送する転送手段と、該転送手段を該第
1のプロセッサシステムからの指示により開始する手段
と、該第2のプロセッサ若しくは該第2の記憶サブシス
テムから該指示に応答した複写が完了したことを知らせ
る通知を受信した際に、該第1のプロセッサシステムへ
該指示に応答した複写が完了したことを示す信号を送信
する手段を設ける。
【0019】これによって、本記憶サブシステムは、コ
ミットメント処理(トランザクションの確定処理)が必
要になったときに、当該記憶サブシステムへ、第2のプ
ロセッサ若しくは第2の記憶サブシステムにデータを複
写するために転送する転送手段の開始を指示するホスト
プロセッサ(第1のプロセッサに相当)に対して、少な
くとも主事業所での最後のトランザクションの確定以後
の内容であることを保証するリモートコピー機能を提供
することができる。
【0020】また、上記記憶サブシステムは、第2のプ
ロセッサ又は第2の記憶サブシステムへ、当該記憶サブ
システムの記憶装置に格納されている第1のプロセッサ
から受取ったデータのうち、まだ第2のプロセッサ又は
第2の記憶サブシステムへ送信していないデータを送信
する手段を有する。これにより、記憶サブシステムは、
このデータ送信機能を、リモートコピーを行う際に作業
用として用いている副ファイルの領域に余裕が無くなっ
た時点で起動することにより、記憶サブシステムに設け
る副ファイル量を一定量に押えることができる。アプリ
ケーション内容によりコミットメント処理が発生する間
に発生するデータ量が異なるため、その結果、必要とす
る副ファイル量がアプリケーション毎に異なるが、上記
手段により、副ファイル量を一定に押えることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】次に図1〜図9を用いて本発明の
一実施例を説明する。
【0022】図1に本実施例による、リモートコピーの
一構成例を示す。主事業所は、ホストシステム(プロセ
ッサシステム)1と、データ(コピー)を格納する光デ
ィスクや磁気ディスクドライブ等の記憶手段を有する記
憶サブシステム2から構成される。遠隔事業所は、ホス
トシステム3と主事業所の記憶システムの複写データ
(コピー)を格納する光ディスクや磁気ディスクドライ
ブ等の記憶手段を有する記憶サブシステム5から構成さ
れる。本実施例におけるコピー対象は、業務を実行する
事業所である主事業所のホストシステム上で、データベ
ース管理システム(DBMS)やトランザクション処理
モニタ(TPモニタ)等、トランザクションの性質を持
つ適用業務(以後トランザクションシステムと呼ぶ)に
より記憶サブシステムに書き込まれた内容である。
【0023】記憶サブシステムがホストプロセッサに対
して提供するリモートコピー機能の起動と停止は、ホス
トシステムが記憶サブシステムへ発行する制御命令の一
つとして実現される。この命令は通常の入出力命令と同
様な命令形式であり、制御コードとして新たに定義され
るリモートコピー機能の起動・停止を示すコードが用い
られる。これにより、記憶サブシステムとホストプロセ
ッサ間は従来通りのインタフェースを用いることができ
る。またオペレータが、記憶サブシステムに対する制御
コンソール等を通じて直接指示することによっても、リ
モートコピー機能の起動と停止を行うことができる。記
憶サブシステムは、ホストシステム又は制御コンソール
からのリモートコピー機能の実行を命令によって起動さ
れるとこの機能を実行し、命令によって停止されるとこ
の機能の実行を止める。
【0024】図1において、パスに付した番号(図1で
は丸に囲まれた数字で表現している)により、本発明に
よるリモートコピーの作業の順序を示している。以下、
その作業順序を示す。(1)主事業所のホストシステム
1は、記憶サブシステム2へ、書き込み命令とレコード
(書き込むデータ)を渡す。(2)記憶サブシステム
は、ホストから渡されたレコードをディスクドライブ1
2の所定のトラックに書き込むと共に、(3)副ファイ
ルと呼ばれる記録領域にも同じレコードを保存する。
(4)副ファイルへの保存が完了した後に、記憶サブシ
ステム2は、ホストシステム1へ書き込み処理終了の通
知を送る。ホストシステムはこの通知をもって、書き込
み処理の完了とみなし、次の処理へ進むことが可能とな
る。
【0025】図4に主事業所の記憶サブシステム2の内
部の一構成例を示す。ここでの記憶サブシステム2は、
ホストシステムと書込み命令やレコードの入出力を行う
ホストインタフェース6、ディスクドライブへのアクセ
スを行うディスクインタフェース7、遠隔事業所のホス
トシステムとデータを送受信するリモートホストインタ
フェース8、ディスクドライブとは別の記憶領域である
副ファイル用メモリ9、キャッシュメモリ15を共通バ
スで相互接続した構成である。ここで、リモートコピー
を行うため、リモートホストインタフェース8と副ファ
イル用メモリ9が従来の記憶サブシステム10に付加さ
れた構成となっている。
【0026】副ファイル用メモリ9は、ホストからのレ
コードを、遠隔事業所へコピーする前に一時的に保持す
るメモリである。このメモリは、複数の実現方法が可能
である。例えば、副ファイル用メモリ9は、専用の半導
体メモリ、従来の記憶サブシステムで利用されるキャッ
シュ用メモリの流用、また、ディスクインタフェース7
及びディスクドライブ12とは異なるディスクドライブ
及びディスクインタフェース、等で構成することができ
る。
【0027】副ファイル用メモリ9上でのホストからの
レコードの格納方式には、幾つかの方式が考えられる。
1つ目は受け取ったレコードの実体を格納する方式、2
つ目は実体(レコード)をキャッシュ15上又はディス
クドライブ上に格納し、副ファイル用メモり9には実体
へのポインタを格納する方式である。2つ目の場合、少
ない容量の副ファイル用メモりで多くの入力データに対
応できる。このポインタ格納方式を採用した場合の、副
ファイル用メモりのデータ構造を図10に示す。図10
は、書き込まれたデータを管理する「書き込みデータ
表」と呼ぶ表である。タイムスタンプ16は書き込みが
行われた時刻であり、ホストから受け取るデータに含ま
れている。キャッシュ/ディスク17は書き込まれたデ
ータがキャッシュ上かディスク上にあるかを示すフラグ
である。レコードの位置18は、実際のレコードが格納
されている場所を示すポインタであり、キャッシュ上に
在る場合はキャッシュのアドレス、ディスクドライブ上
に在る場合はそのドライブの識別番号(ID)とドライ
ブ上のCCHHR(シリンダ・ヘッド・レコード)情報
である。
【0028】ホストインタフェース6は、マイクロプロ
セッサを有し、このマイクロプロセッサによる制御によ
って、ホストからの入出力命令が解析され、また、ディ
スクドライブ12とホスト間で要求されたレコードの転
送が行われる。
【0029】更に、本発明によるリモートコピー機能が
起動されている場合は、ホストインタフェース6は、ホ
ストから渡された書き込みレコードを副ファイルへ保存
する。副ファイルにポインタを書込むことによってキャ
ッシュ又はディスクドライブに記録されたレコードを管
理する場合には、ホストインタフェース6は、副ファイ
ルへはこのポインタを書込む。この場合(副ファイルへ
ポインタを書込む場合)のフローチャートを図11に示
す。点線で囲まれた部分が、リモートコピー機能を導入
したため従来の処理に追加された部分である。図11の
処理は次のように行われる。まず、命令解析で命令が解
析される。命令が入出力命令である場合、レコードがキ
ャッシュ上にあるか判断される。レコードがキャッシュ
上にない場合、ディスクからキャッシュにレコードが入
れられる。レコードがキャッシュに存在するようになる
と(最初からキャッシュ上にレコードが有る場合を含
む)、キャッシュ上のレコードに対し入出力が行われ
る。そして、リモートコピー機能が事前に命令により起
動されており、更に、当該入出力が書込み命令である場
合、書込みデータ表を更新する。その後、ホストに処理
終了を通知する。
【0030】リモートホストインタフェース8は、副フ
ァイルの内容を遠隔事業所へ送信するためインタフェー
スであり、小型のプロセッサにより制御される。このイ
ンタフェースは、例えば、主事業所の記憶サブシステム
と遠隔事業所のホストシステムとの接続が主事業所のホ
ストインタフェースと記憶サブシステムとを接続する仕
様と同じインタフェースの場合、ホストインタフェース
6と同じハードウエアで実現できる。これは、ホストイ
ンタフェースは、ホストから受けたコマンドに対する処
理や、記憶サブシステムの状態に応じてホスト等の外部
への要求やデータの送信処理を行うソフトウェアで実現
しており、ソフトウェアを変更することによりその機能
を変更できるためである。したがって、リモートホスト
インタフェース8は、ホストインタフェース6と同じハ
ードウェアを用い、かつ、ホストインタフェース6の制
御プログラムの機能に、本実施例で述べる機能を付加す
ることにより実現できる。
【0031】副ファイル用メモリ9に保存されるレコー
ド又はポインタにより指定されるレコードの内容には、
ディスクドライブ12上でそのレコードが格納される位
置の情報が含まれている。この位置情報は、レコードの
カウント部中のIDフィールドにCCHHR(シリンダ
・ヘッド・レコード)形式で記述されている。このため
遠隔事業所においては、レコードの内容を受け取るだけ
で、主事業所の記憶サブシステムへの書き込みと同様の
位置へレコードを記録できる。結果として、遠隔事業所
の記憶サブシステムでのドライブ上の記憶位置と主事業
所での記憶サブシステムでのドライブ上での記憶位置と
は論理上、同じになる。従って、主事業所の記憶サブシ
ステムへのアクセスが困難となった場合、主事業所での
業務を引継いで実行するホストシステムは、遠隔事業所
の記憶サブシステムへのアクセスする際、主事業所の記
憶サブシステムへのアクセスと同じ命令でアクセスが可
能となり、業務の引継がスムーズとなる。
【0032】ここで図1に戻って、本発明によるリモー
トコピーの作業の説明を続ける。主事業所から遠隔事業
所への実際のデータの転送処理は、前記(1)〜(4)
の処理とは非同期に、遠隔事業所のホストシステム3上
で動作するデータムーバ(プログラム)4が行う。遠隔
事業所のデータムーバプログラムは、任意の時間間隔で
主事業所の副ファイルを読み込み(5)、その内容を遠
隔事業所にある主事業所の複写用記憶サブシステム5へ
書き込む(6)。これら(1)〜(6)までの処理の時
間的な流れの例を図5に示す。
【0033】データムーバ(遠隔事業所)による副ファ
イルの読み出し(レコードの要求)は、データムーバ
が、主事業所の記憶サブシステムのリモートホストイン
タフェースへレコード要求(読み出し命令)を送信する
こと(発行すること)によって行う。例えば、、主事業
所の記憶サブシステム2への読み出し命令の一つとして
実現する。この命令を受け取った主事業所のリモートホ
ストインタフェース8は、副ファイル9を参照し、現在
保存されているレコードの内容を出力する。
【0034】遠隔事業所のデータムーバが主事業所の副
ファイル上のレコードを読込むと、当該レコードが占め
ていた副ファイル上の領域は開放され、新たにホストか
ら書き込まれたレコードを保存するために利用される。
ここで、データムーバによる読み込みと、ホストから主
事業所の記憶サブシステムへのレコードの書き込みは非
同期に実行される。このため、データムーバは、一つの
レコードも転送しなかったり、複数のレコードを転送す
る場合がある。
【0035】データムーバが主事業所の副ファイルを読
み込む時間間隔は、ホスト上で動作する適用業務が記憶
サブシステムへ行う書き込み頻度に応じて副ファイルが
オーバーフローしないように定める。この頻度が少ない
と、副ファイルがオーバーフロー、すなわちホストから
のレコードを副ファイルへ書き込みできなくなり、ホス
トから記憶サブシステムへの書き込み処理は副ファイル
が書き込み可能になるまで待たされる。
【0036】また、遠隔事業所のデータムーバが主事業
所の副ファイルに要求してコピーを行う代りに、主事業
所の記憶サブシステムが副ファイル量を監視し、余裕が
無いとき、または余裕が無くなってきたときに自発的
に、遠隔事業所へ副ファイルの内容(レコード)を転送
するようにすることもできる。監視のタイミングは、定
期的に行っても良いし、ホストシステムから記憶サブシ
ステムのドライブへ新たなデータが書込まれたときでも
良い。これにより、記憶サブシステムは、このデータ送
信機能を、リモートコピーを行う際に作業用として用い
ている副ファイルの領域に余裕が無くなった時点で起動
することにより、記憶サブシステムに設ける副ファイル
量を一定量に押えることができる。アプリケーション内
容によりコミットメント処理が発生する間に発生するデ
ータ量が異なるため、その結果、必要とする副ファイル
量がアプリケーション毎に異なるが、上記手段により、
副ファイル量を一定に押えることができる(副ファイル
のハード量を、発生するデータ量の最大値に合わせる必
要がない)。なお、遠隔事業所のデータムーバからの要
求に応じて転送する場合と比べ、主事業所の記憶サブシ
ステムへの負荷が大きくなる。
【0037】次に、主事業所内のホストシステムのトラ
ンザクションの確定処理(コミット)に追従した、主事
業所内の記憶サブシステム内のレコードの遠隔事業所内
の記憶サブシステムへのコピーについて述べる。
【0038】トランザクションの確定処理は、一般にコ
ミットと呼ばれる。本発明では、主事業所の記憶サブシ
ステムは、ホストシステム上で動作するトランザクショ
ンシステムのコミット終了毎に、ホストシステムからそ
の通知を受け取る。ここでは、この通知をコミット通知
命令と呼ぶ。このコミット通知命令は、例えば、ホスト
システムが、記憶サブシステムへ発行する制御命令の一
つとして実現する。または、記憶サブシステムへの従来
の入出力命令語中にコミット終了の情報ビットを追加す
ることにより実現する。以下、ホストシステムからのコ
ミット通知命令を記憶サブシステムが受けた場合の動作
について説明する。
【0039】主事業所の記憶サブシステムは、ホストシ
ステムからコミット通知命令を受け取ると、次の動作を
行う。ホストインタフェース6は、命令を解析しコミッ
ト通知命令であることが分ると、このことをリモートホ
ストインタフェースへ通知する。リモートホストインタ
フェース8は、副ファイル内のレコードをデータムーバ
へ送信する。遠隔事業所のデータムーバは、レコードを
受信すると、主記憶の記憶サブシステムへレコードを確
実に受信したことを示す応答信号を返すと共に、受信し
たレコードを遠隔事業所内の記憶サブシステムへレコー
ドを書込む。主事業所の記憶サブシステムのリモートホ
ストインタフェースは、応答信号を受けると遠隔事業所
へのレコード書込みが終了したものとして、送信したレ
コードが占めていた副ファイル上の領域を開放し、更
に、ホストインタフェースへ遠隔事業所へリモートレコ
ード書込みが終了したことを通知する。それに続いてホ
ストインタフェースは、ホストにコミット通知命令の処
理の終了を通知する。ホストは、このコミット終了通知
の応答を受けると、遠隔事業所へのレコードの書込みが
終了したと認識し、次の入出力命令の実行が可能にな
る。
【0040】このコミット通知に応答したコピー用デー
タ転送の開始は、見方を変えれば、第1のプロセッサに
接続されて使用され、該第1のプロセッサが使用するデ
ータを記憶し、かつ、第2の記憶装置へ該記憶するデー
タを第2のプロセッサへ転送する記憶装置(記憶サブシ
ステム)であって、該第1のプロセッサからの指示に従
って、当該記憶装置に記憶された該第1のプロセッサが
使用するデータのバックアップを該第2の記憶装置内に
作成する手続きを開始する記憶装置によって実現される
とも言える。また、リモートコピーの起動・停止の命令
を受けるインタフェース手段と、書込みデータを有する
データ書込み要求命令を受けるインタフェース手段と、
該リモートコピーの開始命令を受けるインタフェース手
段と、該リモートコピーの起動命令を受けているとき、
該開始命令を受けると、該書込みデータを当該記憶装置
外へ送出するインタフェース手段とを有する記憶装置
(記憶サブシステム)によって実現されるとも言える。
【0041】なお、主事業所の記憶サブシステムからデ
ータを送信されたデータムーバは、自分が主事業所の記
憶サブシステムから読み込んだレコードの場合と同様
に、複写用記憶サブシステムへレコードを書き込むもの
とする。
【0042】これらの処理の流れをの例を図6に示す。
図6では、まずホストシステムが記憶サブシステムへ書
込み命令を発行している。そして、記憶サブシステムが
副ファイルへレコード複写を行っている。この動作が2
回行われている。その後、ホストシステムがコミット終
了通知を発行する。このコミット終了通知により、この
命令以前に書込み命令で主事業所の記憶サブシステムに
記録されたレコードが、遠隔事業所の記憶サブシステム
へ複写される。
【0043】このように、主事業所のホストシステム
は、コミット単位毎に、当該主事業所の記憶サブシステ
ムへ記録されたレコードを、主事業所の記憶サブシステ
ムから遠隔事業所の記憶サブシステムへ転送するよう
に、コミット通知命令を当該主事業所の記憶サブシステ
ムへ発行する。このため、主事業所内の記憶サブシステ
ムは、トランザクションシステムのコミット単位毎に確
実に、記憶サブシステムのレコードを遠隔事業所の記憶
サブシステムへコピーできる。また、遠隔事業所へレコ
ードをコピーするタイミングは、コミット単位毎であ
り、ホストシステムから記憶サブシステムへのレコード
の書込み毎ではないので、遠隔事業所へレコードの書込
み毎にコピーする場合と比較してオーバヘッドを少なく
することができる。
【0044】トランザクションシステム(ホストシステ
ム)による記憶サブシステムへのコミット終了の通知
は、例えばデータベース管理プログラムに、コミット終
了毎にコミット終了通知命令を発行する処理を追加する
ことにより容易に実現できる。また、コミット通知命令
の発行はデータベース管理プログラムの代りに、データ
ベース管理プログラムへデータベースの更新等を依頼す
るプログラムがコミット通知命令を発行するようにして
もよい。
【0045】このコミット終了通知によるリモートコピ
ーは、前述したデータムーバによる任意時間間隔による
データコピー又は記憶サブシステムによる自発的なデー
タコピーとは、非同期に平行して実行される。例えば図
7に示すような、コミット終了によるコピーとデータム
ーバによるコピーが混在して実行される場合である。こ
のように、コミット終了通知によるリモートコピー機能
と、データムーバによる任意時間間隔(主事業所内の副
ファイルの容量によってこの時間間隔はきまる)による
データコピー機能、または、主事業所の記憶サブシステ
ムの自発的な副ファイルの遠隔事業所へのデータコピー
機能とを混在して使用することにより、副ファイル領域
のメモリ量が不足することなく、コミット単位毎のレコ
ードコピーが確実に行える。
【0046】なお、主事業所の記憶サブシステムから遠
隔事業所へコピー(即ちリモートコピー)が起動された
後に、主事業所の記憶サブシステムが主事業所のホスト
システムから受付けたデータ書込み要求に対する応答
は、リモートコピー処理終了の通知を主事業所の記憶サ
ブシステムが遠隔事業所の記憶サブシステムから応答を
受けた後にする。このように制御することにより、主事
業所のホストシステムは、どの書込みデータまでが確実
に記憶サブシステムがリモートコピーを行ったかを確実
に知ることができる。もし、主事業所の記憶サブシステ
ムが、リモートコピーを開始した後に新たなデータ書込
み要求を受け、その応答を返し、更にその後にリモート
コピー終了の応答をホストシステムへ返した場合、ホス
トシステムは、新たな書込みデータがリモートコピーさ
れていないにもか代らず、リモートコピーを終了したと
誤認する可能性がある。記憶サブシステムが、リモート
コピーが完了しホストシステムへ応答した後で、データ
書込み要求に対する応答を行うことで、ホストシステム
のこの誤認を防げる。
【0047】以上に述べた実施形態により、主事業所と
遠隔事業所の記憶サブシステム間で、少なくともコミッ
ト毎に差異を無くすことが出来る。したがって主事業所
のホストシステムまたは記憶サブシステムがダウンした
場合、主事業所の記憶サブシステムと遠隔事業所の記憶
サブシステム(主事業所の複写)の差異は、最大でも主
事業所での最後のコミット直後の状態となっている。こ
のため、この遠隔事業所の記憶サブシステムの内容に基
づいてトランザクションシステムの再現および再開を行
えば、主事業所で確定された実行結果を欠落無く遠隔事
業所へ引き継ぐことが出来る。
【0048】遠隔事業所での、主事業所で行われていた
トランザクションシステムの再現および再開の手順は、
主事業所でホストシステムがダウンし、再び同ホストで
トランザクションシステムの再現および再開する手順と
同一である。これは、従来技術で議論した、トランザク
ションシステムが記憶サブシステムに保存されている内
容だけで以前の処理結果を再現できる機能による。
【0049】これまでの実施例では、主事業所から遠隔
事業所へのデータ転送の実現に、遠隔事業所側でのホス
トシステムで動作するデータムーバ(プログラム)用い
ていた。しかし本発明のリモートコピーの実現において
は、必ずしも遠隔事業所側にホストシステムを必要とし
ない。例えば図2に示すように、記憶サブシステム同士
が直接通信し、データのコピーを行う構成でも本発明の
リモートコピーは実現可能である。この場合、遠隔事業
所にある記憶サブシステムは、主事業所の記憶サブシス
テムとの間でレコード等の送受信を行うインタフェース
を有し、また、制御プログラムが、ホストシステムから
の従来の入出力命令での動作に加え、これまで述べたデ
ータムーバと同等な機能および処理を、該インタフェー
スから受信したレコード送信要求にしたがって、行うこ
とになる。
【0050】また、これまでの本発明の説明では、トラ
ンザクションの性質を持った適用業務による入出力デー
タだけをコピー対象とし、トランザクションやコミット
の定義を示した。しかし、本発明の適用範囲を考えた場
合、トランザクションやコミットの定義をここで示した
通りに厳密に解釈する必要はない。すなわち本発明の適
用対象である、サブシステムに記憶された内容だけで処
理の再現と再開が可能という条件は、トランザクション
システムだけが備えているわけではない。例えば、適用
業務自体が処理履歴(ログ)を管理していれば処理の再
現と再開は可能であり、また、プログラムの正常な立ち
下げと正常な立ち上げの場合だけを見れば、この条件は
全ての適用業務が満たしている。
【0051】したがって本発明の適用範囲は、トランザ
クションの性質を持った適用業務に限定されない。適用
業務が記憶サブシステムの内容だけで再開可能なタイミ
ングを持っており、そのタイミングを記憶サブシステム
へ通知することにより(トランザクションシステムにお
ける実施例では、コミット通知命令として実現した)、
本発明の目的である、主事業所で確定された実行結果を
欠落無く遠隔事業所へ引き継ぐリモートコピーが実現で
きる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、主事業所全体または記
憶サブシステムが使用不能の場合に、遠隔事業所の記憶
サブシステムの内容だけで適用業務を継続できるような
リモートコピー手段が得られる。より具体的には、適用
業務がいわゆるトランザクションの性質を有する場合、
適用業務の実行時間に大きな影響を与えず、遠隔事業所
の記憶サブシステムの内容が、少なくとも主事業所での
最後のトランザクションの確定以後の内容であることを
保証するリモートコピー手段を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】最後のトランザクションの確定後のデータコピ
ーを保証するシステムの一構成例である。
【図2】記憶サブシステム同士が直接通信し、最後のト
ランザクションの確定後のデータコピーを保証するシス
テムの一構成例である。
【図3】バックアップにおいて考慮すべき要因を示す図
である。
【図4】最後のトランザクションの確定後のデータコピ
ーを保証するシステムの主事業所の記憶サブシステムの
一構成例である。
【図5】非同期リモートコピーの、各構成部の処理の流
れを示す図である。
【図6】最後のトランザクションの確定後のデータコピ
ーを保証するシステムの、各構成部の処理の流れを示す
図である。
【図7】最後のトランザクションの確定後のデータコピ
ーを保証するシステムの、各構成部の処理の流れのもう
一つの例を示す図である。
【図8】ホストがダウンした場合に、別のホストにより
処理結果の回復と再開が可能なトランザクションシステ
ムの一構成例である。
【図9】ホストがダウンした場合に、遠隔事業所のホス
トにより処理結果の回復と再開が可能なトランザクショ
ンシステムの一構成例である。
【図10】副ファイル用メモリの中の書き込みデータ表
の一構成例である。
【図11】リモートコピーが起動されている場合のホス
トインタフェースの入手出力処理の手順を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…主事業所のホストコンピュータ、2…主事業所の記
憶サブシステム、3…遠隔事業所のホストコンピュー
タ、4…データムーバ・プログラム、5…遠隔事業所の
記憶サブシステム、6…ホストインタフェース、7…デ
ィスクインタフェース、8…リモートホストインタフェ
ース、9…副ファイル用メモリ、10…従来の記憶サブ
システム、11…本発明に必要な付加部分、12…ディ
スクドライブ、13…ホストシステム、14…記憶サブ
システム、15…キャッシュメモリ、16…タイムスタ
ンプ、17…格納先がキャッシュかディスクかを示すフ
ラグ、18…格納されているレコードの位置。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のプロセッサシステムに接続され、か
    つ、第2のプロセッサシステム若しくは第2の記憶サブ
    システムに接続されて使用される記憶サブシステムであ
    って、 第1のプロセッサシステムから受取ったデータを該記憶
    サブシステム内の記憶装置に記憶する記憶手段と、 該記憶したデータを該第2のプロセッサ若しくは第2の
    記憶サブシステムに複写するために転送する転送手段
    と、 該転送手段を該第1のプロセッサシステムからの指示に
    より起動する手段と、 該第2のプロセッサシステム若しくは該第2の記憶サブ
    システムから該指示に応答した複写が完了したことを知
    らせる通知を受信した際に、該第1のプロセッサシステ
    ムへ該指示に応答した複写が完了したことを示す信号を
    送信する手段を有することを特徴とする記憶サブシステ
    ム。
  2. 【請求項2】該転送手段を該第2のプロセッサまたは該
    第2の記憶サブシステムからの指示により起動する手段
    を有することを特徴とする請求項1記載の記憶サブシス
    テム。
  3. 【請求項3】該記憶手段は、該第1のプロセッサシステ
    ムから受取ったデータを該記憶サブシステムの複数の記
    憶領域に保存し、 該記憶領域の少なくとも一つは、前記複写処理用の一時
    記憶として利用されることを特徴とする請求項2記載の
    記憶サブシステム。
  4. 【請求項4】該一時記憶として利用される前記複数の記
    憶領域は、ディスクドライブもしくは半導体メモリで構
    成されていることを特徴とする請求項3記載の記憶サブ
    システム。
  5. 【請求項5】該記憶サブシステムへ該第1のプロセッサ
    システムから入力される該指示は、該第1のプロセッサ
    システムのコミットメント処理に応答した指示であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項5記載のいずれかの
    記憶サブシステム。
  6. 【請求項6】該転送手段は、転送するデータに、該記憶
    サブシステムのドライブ上での該データの記憶位置と同
    じ位置を示す情報を含めることを特徴とする請求項1記
    載の記憶サブシステム。
  7. 【請求項7】該記憶サブシステムは、該指示を受けた後
    に受けたデータ書込み要求に対する応答は、該指示に対
    する応答を該第1のプロセッサシステムへ返した後に返
    すことを特徴とする請求項1記載の記憶サブシステム。
  8. 【請求項8】第1のプロセッサに接続されて使用され、
    該第1のプロセッサが使用するデータを記憶し、かつ、
    第2の記憶装置へ該記憶するデータを第2のプロセッサ
    へ転送する記憶装置であって、 該第1のプロセッサからの指示に従って、当該記憶装置
    に記憶された該第1のプロセッサが使用するデータのバ
    ックアップを該第2の記憶装置内に作成する手続きを開
    始することを特徴とする記憶装置。
  9. 【請求項9】リモートコピーの起動・停止の命令を受け
    るインタフェース手段と、 書込みデータを有するデータ書込み要求命令を受けるイ
    ンタフェース手段と、 該リモートコピーの開始命令を受けるインタフェース手
    段と、 該リモートコピーの起動命令を受けているとき、該開始
    命令を受けると、該書込みデータを当該記憶装置外へ送
    出するインタフェース手段とを有することを特徴とする
    記憶装置。
  10. 【請求項10】コピー元である第一の記憶サブシステム
    と定期的に接続を確立し、前回接続が確立した時点以後
    に該第一の記憶サブシステムで更新された内容をコピー
    先である第二の記憶サブシステムへコピーする手段と、 第一の記憶サブシステムから要求を受けた場合に、該第
    一の記憶サブシステムで更新された内容を第二の記憶サ
    ブシステムへコピーする手段を有することを特徴とする
    ホストシステム。
  11. 【請求項11】記憶手段と、 他の記憶サブシステムと定期的に接続を確立し、前回接
    続が確立した時点以後に該他の記憶サブシステムで更新
    された内容を該記憶手段へコピーする手段と、 該他の記憶サブシステムからの要求に応答して、該他の
    記憶サブシステムで更新された内容を、該記憶手段へコ
    ピーする手段を有することを特徴とする記憶サブシステ
    ム。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004523017A (ja) * 2000-06-05 2004-07-29 ミラリンク コーポレイション 柔軟なリモート・データ・ミラーリング
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