JPH1173275A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH1173275A
JPH1173275A JP23441497A JP23441497A JPH1173275A JP H1173275 A JPH1173275 A JP H1173275A JP 23441497 A JP23441497 A JP 23441497A JP 23441497 A JP23441497 A JP 23441497A JP H1173275 A JPH1173275 A JP H1173275A
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JP
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pointing device
contrast
brightness
input
mode
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JP23441497A
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Takeshi Sakai
健 阪井
Fumio Yoshimura
文夫 吉村
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示装置のコントラストと輝度を1つの
アクションで同時に調整可能にする。 【解決手段】 画面上のX,Yの2次元座標位置を入力
するポインティングデバイス4−8から得られるX,Y
の2次元座標データをそれぞれコントラスト・輝度の設
定コマンドに変換するポインティングデバイス入力処理
プログラムおよびポインティングデバイスとしてカーソ
ル移動等を行う通常モードとコントラスト・輝度設定モ
ードとを切り替えるモード切り替えプログラムを有し、
従来技術のように専用のコントラスト・輝度調整装置を
装備するものではなく、ポインティングデバイス4−8
そのものをLCDパネル4−5のコントラストの設定お
よびバックライト4−7の輝度の設定に兼用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置と、
画面上の座標位置を入力するポインティングデバイスと
を備えた情報処理装置に係り、特には、液晶表示装置の
コントラストと輝度とを調整するための技術に関する。
【0002】なお、本発明は、バックライトをもつ液晶
表示装置のようにバックライトの輝度調整と液晶のコン
トラスト調整との2つの調整を同時に行うことが望まし
い情報処理装置に適用する場合が最も有益であるが、そ
れと同様に2つの要素を同時に調整することが望ましい
もの、例えば、音質のトーン(TONE)とバス(BA
SS)、4スピーカシステムでの前後左右のバランス、
2スピーカシステムでの音量と左右のバランス等を同時
調整するものに適用することが可能である。
【0003】
【従来の技術】従来、「LCDパネルの輝度・コントラ
スト調整機構」として特開平3−230119号公報が
知られている。
【0004】図24はそのLCDパネルの輝度・コント
ラスト調整機構を備えた情報処理装置の概観を示す斜視
図、図25はその情報処理装置における輝度・コントラ
ストの電圧調整器の概略を示す斜視図である。
【0005】これらの図において、1は情報処理装置の
本体で、2はLCDパネルやバックライトから構成され
る液晶表示装置、3′は電圧調整器であり、この電圧調
整器3′を液晶表示装置2のコントラスト・輝度の調整
器として使っており、これを上下に動かすことにより輝
度を調整し、左右に動かすことによりコントラストを調
整するように構成されている。輝度調整は、液晶表示装
置2のバックライトの電圧調整により明るさを変えるこ
とで行い、コントラスト調整は、液晶表示装置2の液晶
の電極間に印加する電圧を調整することにより液晶の透
過率を変えることで行う。
【0006】また、最近のノート型パーソナルコンピュ
ータ等では、輝度の設定やコントラストの設定を、キー
ボードの特殊な組み合わせを入力することにより、調整
可能としている。このようなシステムでは、例えばFn
キーとファンクションキーとの組み合わせにより、輝度
・コントラストを調整することを可能としているが、輝
度のアップ・ダウン、コントラストのアップ・ダウンの
計4つのキーが調整に使用され、それぞれ入力される毎
に、段階的にアップ/ダウンされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
(1)特開平3−230119号公報に示された従来技
術においては、液晶表示装置のコントラストと輝度とを
同時に制御するために専用のハードウェアとして電圧調
整器の装備を必要とし、コストアップを招くとともに、
この電圧調整器のために余分なスペースを確保する必要
があり、省スペース化が求められる携帯型の情報処理装
置には採用することがむずかしい方式である。
【0008】一方、最近のノート型パーソナルコンピュ
ータに見られるように、キーボード入力によってコント
ラスト・輝度を調整するようなシステムでは、コントラ
スト・輝度を同時に変更することができず、調整作業が
非常に煩わしいものである。
【0009】ここで、理解を助けるために、特開平3−
230119号公報に開示の従来技術を本発明との対比
において見ておくことにする。この従来技術の電圧調整
器は、液晶表示装置のコントラストと輝度とを同時に調
整するという単機能しか有していない。決して、本発明
のようにコントラスト・輝度の同時調整の機能とポイン
ティングデバイスとしての2次元のX,Y座標位置の入
力の機能とを兼ね備えたようなものではない。ハードウ
ェア面で見てもこれだけの相違がある。
【0010】そのほかにソフトウェア面で次のような相
違がある。2次元のX,Y座標位置を入力するポインテ
ィングデバイスをコントラスト・輝度の調整にも兼用さ
せるためには、ポインティングデバイスから得られる
X,Yの2次元座標データをそれぞれコントラスト・輝
度の設定コマンドに変換するソフトウェアおよびポイン
ティングデバイスとしてカーソル移動等を行う通常モー
ドとコントラスト・輝度設定モードとを切り替えるモー
ド切り替えのためのソフトウェアが必要となってくる。
しかしながら、これらのソフトウェアについて窺わせる
記載が上記の公報には何ら開示されていない。電圧調整
器がポインティングデバイスではないのであるから、そ
のような開示はもともとできないものである。
【0011】このような点において、本発明は従来技術
とは大きな開きがあり、従来技術から本発明を容易に想
到できるものでは決してない。
【0012】本発明の目的の一つは、これら従来技術に
対し、コントラスト・輝度を同時に1アクションで調整
可能とする機能を提供するとともに、これを実現するに
際してコストアップやスペース増を防ぐことである。
【0013】このことを実現するためには、カーソル移
動等の一手段として用いられているポインティングデバ
イスをコントラスト・輝度の設定に兼用するため、モー
ドを切り替える方法を提供しなければならない。また、
モードを切り替える方法は、カーソル移動やコントラス
ト・輝度の設定と区別されなければならない。本発明の
目的は、このことを実現するためにポインティングデバ
イスを活用する方法を提供することである。
【0014】(2)上記の(1)を実現するために、ポ
インティングデバイスから入力されたデータを、コント
ラスト・輝度の設定値に変換するための仕組みを提供し
なければならない。ポインティングデバイスの制御装置
とシステムの制御装置が別々の場合、ポインティングデ
バイスから得られた入力データに対して、システム側の
制御手段を変更する時間とリソースが無いことが考えら
れる。
【0015】本発明の他の目的は、ポインティングデバ
イスから得たX,Y軸方向の2次元位置情報を基に、ポ
インティングデバイスから得られた入力データに対して
は、システムの制御方法を全く変更せずに、コントラス
ト・輝度の同時制御に用いることができるようにするこ
とである。
【0016】(3)上記の(1)を実現するために、ポ
インティングデバイスから入力されたデータを、コント
ラスト・輝度の設定値に変換するための仕組みを提供し
なければならない。ポインティングデバイスの制御装置
とシステムの制御装置が別々の場合、ポインティングデ
バイスから得られた入力データに対して、ポインティン
グデバイス側の制御装置を変更する時間とリソースが無
いことが考えられる。
【0017】本発明の他の目的は、ポインティングデバ
イスから得たX,Y軸方向の2次元位置情報を基に、ポ
インティングデバイスから得られた入力データに対して
は、ポインティンデバイスの制御方法を全く変更せず
に、コントラスト・輝度の同時制御に用いることができ
るようにすることである。
【0018】(4)ポインティングデバイスからの相対
データを用いて、コントラスト・輝度の値を段階的に変
更してゆく方法では、いきなりコントラスト・輝度を所
望の値に設定することができ、大きく変更させたい場合
には、ポインティングデバイス上で何度か調整をしなけ
ればならない。本発明の他の目的は、ポインティングデ
バイスからの絶対値入力により、いきなり所望の値にコ
ントラスト・輝度を設定できるようにすることである。
【0019】(5)ポインティングデバイスからの絶対
データを用いて、コントラスト・輝度の値を直接的に設
定する方法では、現在のコントラスト・輝度の値が分か
らないので、少しだけ変更させたい場合でも入力を誤る
と、思っていない値に変更されてしまう可能性がある。
本発明の他の目的は、ポインティングデバイスからの相
対値入力により、現段階から段階的にコントラスト・輝
度を設定できるようにすることである。
【0020】(6)上記の(5)を実現するに際して、
現時点でのコントラスト・輝度の絶対値がどの程度の割
合にあるかが分からないので、たとえば最小値や最大値
にある場合、それ以上変更することができないことを視
覚的に判断することは容易でない。また、同様に(4)
の場合でも、現在のコントラスト・輝度の絶対値がどの
程度の割合にあるかを表示装置に表示することは、視覚
的な判断に役立つものである。本発明の他の目的は、現
時点でのコントラスト・輝度の絶対値がどの程度の割合
にあり、さらにどの程度変更できるかを視覚的に表現で
きるようにすることである。
【0021】(7)サウンド機能と内蔵スピーカを有す
るパーソナルコンピュータでは、サウンドの各種設定
は、それぞれ設定項目別にソフトウェアのボリュームを
使うようになっている。この方法では、設定項目毎にボ
リュームの調整を繰り返さなければ最適な設定を行うこ
とができない。本発明の他の目的は、サウンド機能の2
つの設定項目トーン(TONE)とバス(BASS)を
同時に1アクションで調整可能とする機能を提供するこ
とである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1の
情報処理装置は、制御装置からのコマンドによりLCD
パネルのコントラストを制御可能なLCD制御回路およ
びバックライトの輝度を制御可能なバックライト制御回
路を有する液晶表示装置と、画面上のX,Yの2次元座
標位置を入力するポインティングデバイスとを備えてい
ることを前提としている。そして、従来技術のように専
用のコントラスト・輝度調整装置を装備するものではな
く、前記ポインティングデバイスそのものを液晶表示装
置のコントラスト・輝度の設定に兼用するものである。
すなわち、当該ポインティングデバイスから得られる
X,Yの2次元座標データをそれぞれコントラスト・輝
度の設定コマンドに変換するポインティングデバイス入
力処理プログラムを有している。さらに、ポインティン
グデバイスとしてカーソル移動等を行う通常モードとコ
ントラスト・輝度設定モードとを切り替えるモード切り
替えプログラムを有している。これによって、前記液晶
表示装置のコントラストと輝度を1つのアクションで同
時に調整可能に構成したものである。
【0023】ポインティングデバイスからの入力情報
は、モード切り替え機能により、コントラスト・輝度の
設定モードに切り替えが可能となり、このモードでは、
ポインティングデバイスからのX軸方向(またはY軸方
向)の座標値をバックライト制御回路によりバックライ
トの輝度調整に使用し、Y軸方向(またはX軸方向)の
座標値をLCD制御回路によりコントラスト調整に使用
する。
【0024】本発明の情報処理装置の場合には、ポイン
ティングデバイスは、ポインティングデバイスの本来の
機能としての2次元のX,Y座標位置の入力の機能とコ
ントラスト・輝度の同時調整の機能とを兼ね備えたもの
である。従来技術の電圧調整器は、液晶表示装置のコン
トラストと輝度とを同時に調整するという単機能しか有
しておらず、まず、このハードウェアの相違点において
本発明は従来技術とは異なるものである。そのほかにソ
フトウェア面で次のような相違がある。本発明において
は、2次元のX,Y座標位置を入力するポインティング
デバイスをコントラスト・輝度の調整にも兼用させるた
めの必要な要件として、ポインティングデバイスから得
られるX,Yの2次元座標データをそれぞれコントラス
ト・輝度の設定コマンドに変換するソフトウェアおよび
ポインティングデバイスとしてカーソル移動等を行う通
常モードとコントラスト・輝度設定モードとを切り替え
るモード切り替えのためのソフトウェアを有している。
ポインティングデバイスではない電圧調整器を用いる従
来技術にはこのようなソフトウェアはない。このような
点において、本発明は従来技術とは大きな開きがあり、
従来技術から本発明を容易に想到できるものでは決して
ない。
【0025】本発明に係る請求項2の情報処理装置は、
上記請求項1において、ポインティングデバイスが、2
次元のX,Y座標系をもったタブレットと、このタブレ
ットに対してポイント指定を行うスタイラスペンからな
るものである。本発明が従来技術と異なるものであるこ
とが一層明らかになっている。
【0026】本発明に係る請求項3の情報処理装置は、
上記請求項1または請求項2において、キーボードから
複数のキーを同時に押す等の特定のキーの組み合わせを
入力することにより、ポインティングデバイスをカーソ
ル移動等を行う通常モードとコントラスト・輝度設定モ
ードとに切り替える機能を有している。複数のキーを同
時に押す等の特定のキー操作により、ポインティングデ
バイスのコントローラあるいはシステムの記憶領域に設
けたフラグ領域のビットを操作し、この値によって、ポ
インティングデバイスから得られたX,Y軸データを、
ポインティングデバイス本来のデータとして扱うか、コ
ントラスト・輝度の設定のためのデータとして扱うかを
区別する。
【0027】本発明に係る請求項4の情報処理装置は、
上記請求項1または請求項2において、ポインティング
デバイスとして動作する通常モードにおけるポインティ
ングデバイスからの特定の入力パターンをジェスチャと
して認識する機能を有し、前記ジェスチャを認識したと
きにボインティングデバイスとしての通常モードからコ
ントラスト・輝度設定モードへ切り替えるように構成さ
れている。カーソル移動等を行う通常モードにおいて、
ポインティングデバイスからの特定の入力をモード切り
替えのジェスチャとしてあらかじめルール化しておき、
システムがジェスチャを認識した場合には、ポインティ
ングデバイスのコントローラあるいはシステムの記憶領
域に設けたフラグ領域のビットを操作し、この値によっ
て、ポインティングデバイスから得られたX,Y軸デー
タを、ポインティングデバイス本来のデータとして扱わ
ず、コントラスト・輝度の設定のためのデータとして扱
う。
【0028】また、ジェスチャ認識期間を設定し、ジェ
スチャのスタートに該当する点が入力された場合、ジェ
スチャ認識期間のタイマーをスタートさせ、このタイマ
ーが止まるまでの期間の入力に対してはジェスチャの一
部になり得る入力点は、通常のポインティングデバイス
からの入力処理をスキップする。ジェスチャ認識期間中
に動作するタイマーにより、ジェスチャ認識処理とポイ
ンティングデバイスとしての入力処理とを区別できる。
【0029】本発明に係る請求項5の情報処理装置は、
上記請求項1または請求項2または請求項4において、
コントラスト・輝度設定モードにおけるポインティング
デバイスからの特定の入力パターンをジェスチャとして
認識する機能を有し、コントラスト・輝度設定モードか
らポインティングデバイスとしてカーソル移動等を行う
通常モードへ切り替えるように構成されている。コント
ラスト・輝度の設定を行うモードにおいて、ポインティ
ングデバイスからの特定の入力をモード切り替えのジェ
スチャとしてあらかじめルール化しておき、システムが
ジェスチャを認識した場合には、ポインティングデバイ
スのコントローラあるいはシステムの記憶領域に設けた
フラグ領域のビットを操作し、この値によって、ポイン
ティングデバイスから得られたX,Y軸データを、コン
トラスト・輝度の設定のためのデータとして扱わず、ポ
インティングデバイス本来のデータとして扱う。また、
ジェスチャ認識期間中に動作するタイマーにより、ジェ
スチャ認識処理とコントラスト・輝度の設定としての入
力処理とを区別できる。
【0030】また、ジェスチャのスタートに該当する点
が入力された場合、ジェスチャ認識期間のタイマーをス
タートさせ、このタイマーが止まるまでの期間の入力に
対してはジェスチャの一部になり得る入力点は、コント
ラスト・輝度の設定をスキップする。
【0031】本発明に係る請求項6の情報処理装置は、
ポインティングデバイスおよびキーボードを制御するポ
インティングデバイス制御装置がシステム制御装置とは
独立し、かつシステム制御装置と同時並行的に演算可能
な構成であり、ポインティングデバイス入力処理を実行
するポインティングデバイス制御装置によりポインティ
ングデバイスから得たX軸およびY軸データを用いてコ
ントラスト・輝度を設定するように構成されている。ポ
インティングデバイスがコントラスト・輝度の設定モー
ドにあるとき、ポインティングデバイスから得られた
X,Y軸方向の各データを、ポインティングデバイス制
御装置にて液晶表示装置のコントラスト・輝度への制御
値に変換し、この変換された値を基に液晶表示装置のコ
ントラスト・輝度を制御する。この際、システム制御装
置側にはデータを転送しない。
【0032】本発明に係る請求項7の情報処理装置は、
ポインティングデバイスおよびキーボードを制御するポ
インティングデバイス制御装置がシステム制御装置とは
独立し、かつシステム制御装置と同時並行的に演算可能
な構成であり、ポインティングデバイス入力処理を実行
するシステム制御装置によりポインティングデバイスか
ら得たX軸およびY軸データを用いてコントラスト・輝
度を設定するように構成されている。ポインティングデ
バイスがコントラスト・輝度の設定モードにあるとき、
ポインティングデバイスからポインティングデバイス制
御装置を介してシステム制御装置に送られたX,Y軸方
向の各データを、システムにて液晶表示装置のコントラ
スト・輝度への制御値に変換し、この変換された値を基
に液晶表示装置のコントラスト・輝度を制御する。
【0033】本発明に係る請求項8の情報処理装置は、
上記請求項1において、ポインティングデバイスから入
力された最初の1点のX軸、Y軸の値(絶対値)を、コ
ントラストおよび輝度に設定可能な値に変換するレベル
変換プログラム1を有し、レベル変換プログラム1によ
って変換された値に液晶表示装置のコントラスト・輝度
を設定するように構成されている。ポインティングデバ
イスとして、パッド式のデバイスやタブレットを利用す
る場合、ポインティングデバイス制御装置にて入力面上
の有効面をコントラスト・輝度の設定範囲に正規化し、
入力面上に入力したポイントに対応するX,Y軸の各値
を液晶表示装置のコントラスト・輝度の値に設定する。
ポインティングデバイスがコントラスト・輝度の設定モ
ードにあるとき、ポインティンデバイスから入力された
値は入力面の絶対レベルに変換され、この変換された値
に直接コントラスト・輝度の値を設定する。
【0034】本発明に係る請求項9の情報処理装置は、
上記請求項1において、ポインティングデバイスから入
力されたX軸、Y軸方向の移動量(相対値)を、コント
ラストおよび輝度に設定可能な変更量に変換するレベル
変換プログラム2を有し、レベル変換プログラム2によ
って変換された量の分だけ液晶表示装置のコントラスト
・輝度を加減するものである。ポインティングデバイス
から入力された移動量を算出し、コントラスト・輝度の
変更割合に変換し、アップ/ダウンさせる。ポインティ
ングデバイスがコントラスト・輝度の設定モードにある
とき、ポインティンデバイスから入力された移動量はコ
ントラスト・輝度の変更量に変換され、コントラスト・
輝度を変更する。
【0035】本発明に係る請求項10の情報処理装置
は、上記請求項8または請求項9において、ポインティ
ングデバイスからコントラストや輝度を加減する様子を
表示装置に表示するコントラスト・輝度情報表示機能を
有し、コントラスト・輝度設定モード時にコントラスト
や輝度の現在値をリアルタイムに確認できるように構成
されているものである。コントラスト・輝度の設定値を
記憶し、常にコントラスト・輝度の現在値を表示する機
能を提供する。コントラスト・輝度の設定モード時の
み、通常使用する液晶表示装置に現在値を2次元のグラ
フで示す。ポインティングデバイスがコントラスト・輝
度の設定モードに入った際に、コントラスト・輝度をそ
れぞれX,Y軸とした2次元のグラフを液晶表示装置に
表示し、現在のコントラスト・輝度の値がそれぞれ最小
値・最大値に対してどの程度の値となっているかを視覚
的に表現する。
【0036】なお、以上の請求項1から請求項10まで
においては、ポインティングデバイスによるX座標成分
をコントラストの調整に使用し、Y座標成分を輝度の調
整に使用してもよいし、これとは逆に、Y座標成分をコ
ントラストの調整に使用し、X座標成分を輝度の調整に
使用してもよきものである。
【0037】本発明に係る請求項13の情報処理装置
は、請求項1から請求項10までのいずれかの手法をサ
ウンド機能に応用するもので、サウンド再生機能と内蔵
スピーカとポインティングデバイスを有する情報処理装
置において、従来技術のように専用のコントラスト・輝
度調整装置を装備するものではなく、前記ポインティン
グデバイスそのものからのX,Yの2次元座標データを
活用して、再生する音質のトーン(TONE)とバス
(BASS)のボリューム設定を1つのアクションで同
時に調整可能に構成されているものである。ポインティ
ングデバイスからの入力情報は、モード切り替え機能に
より、サウンド制御モードに切り替えが可能となり、サ
ウンド切り替えモードでは、ポインティングデバイスか
らのX軸方向の座標値をサウンド制御回路によりトーン
(TONE)の調整に使用し、Y軸方向の座標値をバス
(BASS)の調整に使用する。なお、Y軸方向の座標
値をトーン(TONE)の調整に使用し、X軸方向の座
標値をバス(BASS)の調整に使用してもよい。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る情報処理装置
の実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0039】〔実施の形態1〕図1は本発明の実施の形
態1に係る情報処理装置の概観を示す斜視図であり、1
は入出力装置の制御装置を含む情報処理装置本体、2は
LCDパネルやバックライトから構成される液晶表示装
置、3はグラフィカルユーザインターフェイス(GU
I)の入力装置として利用されるパッド型のX,Yの2
次元座標系をもったポインティングデバイス、4はキー
ボードである。
【0040】図2は本発明の実施の形態1の場合の情報
処理装置のシステム構成図である。図において、4−1
は情報処理装置の入出力制御や演算等を受け持つ制御装
置(CPU:中央演算処理装置)であり、4−2はフラ
ッシュROM等の不揮発性メモリから構成されるROM
(リードオンリーメモリ)であり、4−3はDRAM等
の揮発性メモリから構成されるRAM(ランダムアクセ
スメモリ)であり、4−4はLCDパネルをコントロー
ルするLCD制御回路であり、制御装置4−1からのデ
ジタルによる設定値からアナログに変換し、LCDパネ
ルに与える電圧を設定する機能をもつ。4−5は表示装
置のLCDパネルであり、4−6はバックライトをコン
トロールするバックライト制御回路であり、制御装置4
−1からのデジタルによる設定値からアナログに変換
し、バックライトに与える電圧を設定する機能をもつ。
4−7はバックライトであり、4−8はX,Yの2次元
座標系をもつポインティングデバイスであり、4−9は
キーボードである。LCD制御回路4−4とLCDパネ
ル4−5とバックライト制御回路4−6とバックライト
4−7は図1のLCDユニット2を構成している。ポイ
ンティングデバイス4−8は図1のポインティングデバ
イス3に相当し、キーボード4−9は図1のキーボード
4に相当している。ポインティングデバイス4−8は
X,Yの2次元座標系をもったタブレットとスタイラス
ペンとの組み合わせからなるものである。
【0041】ROM4−2には、キーボード4−9の特
定のキーの組み合わせ、例えばFnキーとF10キーを
同時に押す組み合わせにより、ポインティングデバイス
4−8を、通常のGUIで使用するモードと、出力装置
であるLCDパネル4−5における液晶の光透過率であ
る液晶表示装置のコントラストおよびバックライト4−
7の明るさである液晶表示装置の輝度を調整するモード
とを切り替える「モード切り替えプログラム1」、キー
ボード4−9からの入力処理をつかさどる「キーボード
入力処理プログラム」、ポインティングデバイス4−8
からの入力に対し、コントラスト・輝度設定モード時に
は、LCD制御回路4−4にLCDパネル4−5のコン
トラストの設定コマンドを送り、バックライト制御回路
4−6にバックライト4−7の輝度の設定コマンドを送
る「コントラスト・輝度設定モード時のプログラム」と
して機能し、通常モードでは、通常のカーソル移動等を
行うポインティングデバイスとしての処理を行う「通常
モード時のプログラム」として機能する「ポインティン
グデバイス入力処理1」が含まれる。
【0042】RAM4−3には、モード切り替えプログ
ラムにおいて、現在のモードを識別するために使用する
「モード識別フラグ格納領域」、ポインティングデバイ
ス入力処理において、ポインティングデバイス4−8か
らの入力データを一時的に保存するための「X座標成分
格納領域」と「Y座標成分格納領域」が含まれる。
【0043】図3は本発明の実施の形態1のモード切り
替えプログラム1のフロー図である。このプログラムに
より、ポインティングデバイス4−8の動作モードを、
特定のキーの組み合わせ入力によりモードを切り替える
ことを可能とする。ポインティングデバイス4−8を初
期化し(S5−1)、モード識別フラグを“1”に設定
する(S5−2)。このモード識別フラグの符号により
ポインティングデバイス4−8からの入力処理を切り替
える。入力装置から入力があるとそれがキーボード4−
9からの入力であるか否かを判断し(S5−3)、その
入力がキーボード4−9からのものであるとき、モード
切り替え要求のキーか否かを判断し、ここではFnキー
+F10キーの組み合わせが押されたか否かを判断し
(S5−4)、切り替え要求キーであれば、現在のモー
ド識別フラグの値に“−1”を乗算することにより、モ
ード識別フラグの符号を反転させ(S5−5)、モード
識別フラグの値が“−1”であるか否かを判断する(S
5−6)。モード識別フラグが“−1”であれば、ポイ
ンティングデバイス4−8からの入力処理をコントラス
ト・輝度設定モードに変更し(S5−7)、S5−6で
モード識別フラグが“−1”でなく“1”であれば、ポ
インティングデバイス4−8からの入力処理をカーソル
の移動といった処理を行う通常モードに変更する(S5
−8)。ポインティングデバイス4−8からの入力処理
についてモードによって異なるプログラムを実行する手
段としては、例えば、モード別にジャンプするアドレス
を変えることで実現できる。
【0044】S5−3で入力装置からの入力がポインテ
ィングデバイス4−8からの入力であればポインティン
グデバイス4−8からの入力処理を実行する(S5−
9)。S5−4でモード切り替え要求のキーでなければ
キーボード4−9からの通常の入力処理を実行する。
【0045】図4は、本発明の実施の形態1のコントラ
スト・輝度設定モード時のポインティングデバイス入力
処理1のフロー図である。図3のS5−7においては、
ポインティングデバイス4−8から得られたX座標成分
とY座標成分をそれぞれXd,YdとしてRAMのX,
Y座標成分格納領域に格納する(S6−1)。X座標成
分であるXdを基に、LCD制御装置4−4を通してL
CDパネル4−5のコントラストを変更し(S6−
2)、Y座標成分であるYdを基に、バックライト制御
装置4−6を通してバックライト4−7の輝度を変更す
る(S6−3)。ポインティングデバイス入力処理1
は、通常モード時には図4のフローに示されるコントラ
スト・輝度の設定は行わず、カーソル移動等の処理を実
施する。
【0046】〔実施の形態2〕図5は本発明の実施の形
態2に係る情報処理装置のシステム構成図である。図に
おいて、7−1は情報処理装置の入出力制御や演算機能
およびタイマー機能等を受け持つ制御装置であり、7−
2はフラッシュROM等の不揮発性メモリから構成され
るROMであり、7−3はDRAM等の揮発性メモリか
ら構成されるRAMであり、7−4はLCDパネルをコ
ントロールするLCD制御回路であり、制御装置7−1
からのデジタルによる設定値からアナログに変換し、L
CDパネルに与える電圧を設定する機能をもつ。7−5
は表示装置のLCDパネルであり、7−6はバックライ
トをコントロールするバックライト制御回路であり、制
御装置7−1からのデジタルによる設定値からアナログ
に変換し、バックライトに与える電圧を設定する機能を
もつ。7−7はバックライトであり、7−8はX,Yの
2次元座標系をもつポインティングデバイスであり、7
−9はキーボードである。
【0047】ROM7−2には、通常のGUIで使用す
るモードと、出力装置であるLCDパネル7−5のコン
トラストおよびバックライト7−7の輝度を調整するモ
ードとを切り替える「モード切り替えプログラム2」、
ポインティングデバイス7−8からの特定のジェスチャ
に基づいてモード切り替えを可能とするための「ジェス
チャ認識処理」、キーボード7−9からの入力処理をつ
かさどる「キーボード入力処理プログラム」、ポインテ
ィングデバイス7−8からの入力に対し、コントラスト
・輝度設定モード時には、LCD制御回路7−4にLC
Dパネル7−5コントラストの設定コマンドを送り、バ
ックライト制御回路7−6にバックライ17−7の輝度
の設定コマンドを送る「コントラスト・輝度設定モード
時のプログラム」として機能し、通常モードでは、通常
のカーソル移動等を行うポインティングデバイスとして
の処理を行う「通常モード時のプログラム」として機能
する「ポインティングデバイス入力処理1」、ジェスチ
ャ認識処理において、ジェスチャの判断基準に用いるポ
インティングデバイス7−8のX軸方向の最大値を定数
として記憶しておくための「X軸方向最大値格納領域」
が含まれる。
【0048】RAM7−3には、モード切り替えプログ
ラムにおいて、現在のモードを識別するために使用する
「モード識別フラグ格納領域」、ジェスチャ認識処理に
よりモード切り替えジェスチャか否かを示す「モード変
更フラグ格納領域」、ポインティングデバイス入力処理
において、ポインティングデバイス7−8からの入力デ
ータを一時的に保存するための「X座標成分格納領域」
と「Y座標成分格納領域」、ジェスチャ認識過程におい
て一時的にポインティングデバイス7−8から得られた
座標値を格納するための「ジェスチャ認識用バッフ
ァ」、ジェスチャ認識過程においてポインティングデバ
イスから得られた座標値の順序を記録するための「座標
識別子格納領域」が含まれる。
【0049】図6は、本発明の実施の形態2のモード切
り替えプログラム2のフロー図である。このプログラム
により、ポインティングデバイス7−8の動作モード
を、ポインティングデバイス7−8からのジェスチャ入
力により切り替えることを可能とする。ポインティング
デバイス7−8を初期化し(S8−1)、モード識別フ
ラグを“1”に設定する(S8−2)。このモード識別
フラグの符号によりポインティングデバイス7−8から
の入力処理を切り替える。入力装置から入力があるとそ
れがキーボード7−9からの入力であるか否かを判断し
(S8−3)、その入力がポインティングデバイスであ
るとき、ジェスチャ認識処理を実行し(S8−4)、モ
ード変更のジェスチャであることを示すモード変更フラ
グの状態を確認し(S8−5)、このモード変更フラグ
がOnであれば現在のモード識別フラグの値に“−1”
を乗算することにより、モード識別フラグの符号を反転
させ(S8−6)、モード識別フラグの値が“−1”で
あるか否かを判断する(S8−7)。モード識別フラグ
が“−1”であれば、ポインティングデバイス7−8か
らの入力処理をコントラスト・輝度設定モードに変更し
(S8−8)、S8−7でモード識別フラグが“−1”
でなく“1”であれば、ポインティングデバイス7−8
からの入力処理をカーソルの移動といった処理を行う通
常モードに変更する(S8−9)。ポインティングデバ
イス7−8からの入力処理についてモードによって異な
るプログラムを実行する手段としては、例えば、モード
別にジャンプするアドレスを変えることで実現できる。
【0050】S8−3で入力装置からの入力がキーボー
ド7−9からの入力であれば通常通りキーボード7−9
からの入力処理を実行する(S8−10)。S8−5で
モード切り替え要求のジェスチャでないならば、すなわ
ちモード変更フラグの状態がOffであれば、ジェスチ
ャ認識処理の過程において使用されているタイマー(T
imer)が停止(Stop)状態か否かを確認し(S
8−11)、ストップ状態であれば通常のポインティン
グデバイス7−8からの入力処理を実行し(S8−1
2)、ストップ状態でなければジェスチャ認識過程にあ
るのでポインティングデバイス7−8からの入力処理を
スキップしてS8−3に処理を戻す。
【0051】なお、コントラスト・輝度設定モード時の
設定方法については、図4のフローに示すポインティン
グデバイス入力処理1と全く同じ方法とする。
【0052】図7は実施の形態2の場合のジェスチャ認
識の説明図であり、図8は実施の形態2のジェスチャ認
識処理のフロー図である。この処理は図6のS8−4に
該当している。この処理においてポインティングデバイ
ス7−8上での入力パターンがモード切り替えのジェス
チャであるか否かの判定を下す。判定結果はモード変更
フラグに記録し、前述の図6のモード切り替えプログラ
ム2に判定結果を伝える。本実施の形態では、モード切
り替えのジェスチャを次に示したパターンとし、コント
ラスト・輝度設定時および通常のカーソル移動等に使用
する場合と区別することを可能としている。
【0053】 パターンは連続入力された3点のX座
標値を対象とする。したがってジェスチャ認識用バッフ
ァには、ポインティングデバイスの座標系において、X
座標を3点格納するだけのエリアが必要である。
【0054】 図7に示すように、入力された各点の
X座標値がポインティングデバイス7−8のパッド9−
1上の両端1割のスペースであることを第1の判断基準
とする。一方(左側)をスペースA(9−2)、他方
(右側)をスペースB(9−3)とする。パッド9−1
のX軸方向の寸法をXmxとすると、左側のスペースA
の範囲は、0≦X≦Xmx×1/10となり、右側のス
ペースBの範囲は、Xmx×9/10≦X≦Xmxとな
る。
【0055】 入力された第1入力点および第3入力
点と、第2入力点がポインティングデバイスのパッド9
−1の異なるスペースにあることを第2の判断基準とす
る。たとえば、第1入力点9−aと第3入力点9−cが
左側のスペースAにあり、かつ第2入力点9−bが右側
のスペースBにあること、あるいはこれの逆であるこ
と。
【0056】 特定時間内、ここでは仮に1秒以内に
3点の入力があることを第3の判定基準とする。したが
って、上記およびを満足した場合でも、3点の入力
が数秒経過した場合には無効とする。通常のポインティ
ングデバイスとしてカーソル移動させる場合や、コント
ラスト・輝度設定を行う場合に、上記およびを同時
に満足させるような使い方は、通常行われることはな
い。さらに、短時間内でこのような特殊な入力パターン
が行われることは、特に意識しない限り考えがたいもの
である。
【0057】次に、上記条件を判定基準としたジェスチ
ャ認識処理のフローを図8に基づいて説明する。モード
変更フラグをOffにし(S10−1)、ポインティン
グデバイス7−8から得られたX座標成分とY座標成分
をそれぞれXd,YdとしてRAM7−3のX,Y座標
成分格納領域に格納する(S10−2)。X座標成分で
あるXdがポインティングデバイスの両端各1割の範囲
外にあるか否かを確認し(S10−3)、範囲外(Ye
s)である場合には、ジェスチャの判定基準を満たさな
いので、S10−14に制御を移す。
【0058】範囲内(No)である場合には、ジェスチ
ャの判定基準の1つを満たしているので、認識処理を続
行する。タイマーがストップしているか否かを確認し
(S10−4)、ストップしている場合には、第1入力
点として取り扱うため、タイマーをスタートさせ(S1
0−5)、X座標識別子iを0に初期化し(S10−
6)、制御をS10−8に移す。S10−4でタイマー
がストップしていない場合には、第2入力点以降の入力
として取り扱う。そこで現在のタイマー値が1秒未満で
あるか否かを判定し(S10−7)、既に1秒以上が経
過している場合には、ジェスチャの判定基準の1つを満
たしていないので、S10−14に制御を移す。タイマ
ー値が1秒未満であれば、ジェスチャの判定基準の1つ
を満たしているので、認識処理を続行する。X座標識別
子iをインクリメントし(S10−8)、XdをXiと
してジェスチャバッファに格納する(S10−9)。現
在対象とするXdが第1入力点であるかを判定するため
に、iが2以上であるかを確認し(S10−10)、i
が2より小さいならばすなわちXdが第1入力点であれ
ば、ジェスチャ認識は続行中であるのでジェスチャ認識
処理を終了し、制御を呼び出し元であるモード切り替え
プログラム2に戻す。iが2以上であればすなわちXd
が第2入力点あるいは第3入力点であれば、ひとつ前の
XdであるXi−1と現在のXdであるXiの差の絶対
値がポインティングデバイス7−8のパッド9−1のX
方向サイズXmxの10分の8を超えているか否かを判
定することによって、第1入力点と第2入力点が、ある
いは第2入力点と第3入力点がポインティングデバイス
7−8のパッド9−1上の異なるスペースAとスペース
Bとにあることを確認し(S10−11)、異なるスペ
ース上にない場合にはジェスチャの判定基準を満たさな
いので、S10−14に制御を移す。
【0059】異なるスペース上にある場合には、現在対
象とするXdが3点目であるか否かを判定するため、i
が3か否かを確認し(S10−12)、iが3であれば
ジェスチャの判定基準を全て満たしたことになるので、
モード変更フラグをOnにし(S10−13)、タイマ
ーをストップさせて(S10−14)、処理を終了し制
御を呼び出し元であるモード切り替えプログラム2に戻
す。S10−12でiが3でなければ、ジェスチャ認識
は続行中であるので、S10−13,S10−14はス
キップし、このまま処理を終了し、制御を呼び出し元で
あるモード切り替えプログラム2に戻す。上記ジェスチ
ャ認識処理によりモード変更が行われる場合、このフロ
ーを計3回通ることになる。
【0060】〔実施の形態3〕図9は本発明の実施の形
態3に係る情報処理装置のシステム構成図である。11
−1は情報処理装置の入出力制御や演算機能およびタイ
マー機能等を受け持つシステム制御装置であり、11−
2はシステム制御装置11−1が専用に使用し、フラッ
シュROM等の不揮発性メモリから構成されるシステム
ROMであり、11−3はシステム制御装置11−1が
専用に使用し、DRAM等の揮発性メモリから構成され
るシステムROMであり、11−4はLCDパネルをコ
ントロールするLCD制御回路であり、ポインティング
デバイス制御装置からのデジタルによる設定値からアナ
ログに変換し、LCDパネルに与える電圧を設定する機
能をもつ。11−5は表示装置のLCDパネルであり、
11−6はバックライトをコントロールするバックライ
ト制御回路であり、ポインティングデバイス制御装置か
らのデジタルによる設定値からアナログに変換し、バッ
クライトに与える電圧を設定する機能をもつ。11−7
はバックライトであり、11−8はポインティングデバ
イスをコントロールし、ポインティングデバイスから得
た入力値を加工する機能をもつとともに、コントラスト
・輝度をも制御するポインティングデバイス制御装置で
あり、11−9はポインティングデバイス制御装置11
−8が専用に使用し、フラッシュROM等の不揮発性メ
モリから構成されるポインティングデバイス制御用RO
Mであり、11−10はポインティングデバイス制御装
置11−8が専用に使用し、DRAM等の揮発性メモリ
から構成されるポインティングデバイス制御用RAMで
あり、11−11はポインティングデバイスであり、1
1−12はキーボードである。なお、ポインティングデ
バイス制御装置11−8には、11−9および11−1
0の各メモリと制御機能を1チップにしたコントローラ
が使用されることが一般的である。
【0061】システムROM11−2には、通常のGU
Iで使用するモードと、出力装置であるLCDパネル1
1−5のコントラストとバックライト11−7の輝度を
調整するモードとを切り替える「モード切り替えプログ
ラム」、キーボード11−12からの入力処理をつかさ
どる「キーボード入力処理プログラム」が含まれる。
【0062】システムRAM11−3には、モード切り
替えプログラムにおいて、現在のモードを識別するため
に使用する「モード識別フラグ格納領域」が含まれる。
【0063】ポインティングデバイス制御用ROM11
−9には、ポインティングデバイス11−11からの入
力に対し、コントラスト・輝度設定モード時には、LC
D制御回路11−4にLCDパネル11−5のコントラ
ストの設定コマンドを送り、バックライト制御回路11
−6にバックライト11−7の輝度の設定コマンドを送
る「コントラスト・輝度設定モード時のプログラム」と
して機能し、通常モードでは、通常のポインティングデ
バイスとしての処理を行う「通常モード時のプログラ
ム」として機能する「ポインティングデバイス入力処理
2」、ポインティングデバイス11−11からの入力に
対しX座標成分とY座標成分を抽出するための「ポイン
ティングデバイスデータ抽出処理」が含まれる。
【0064】ポインティングデバイス制御用RAM11
−10には、ポインティングデバイス11−11からの
入力データを一時的に保存するための「X座標成分格納
領域」と「Y座標成分格納領域」、LCD制御回路11
−4に設定するコントラスト値を一時的に記憶するため
の「コントラスト変更値格納領域」、バックライト制御
回路11−6に設定する輝度を一時的に記憶するための
「輝度変更値格納領域」が含まれる。
【0065】図10は実施の形態3のポインティングデ
バイス入力処理2のフロー図である。ポインティングデ
バイス制御装置11−8によりコントラストと輝度を設
定するため、ポインティングデバイス11−11が通常
モードである場合には、通常通りポインティングデバイ
ス11−11からの入力値をシステム制御装置11−1
に転送し、ポインティングデバイス11−11がコント
ラスト・輝度設定モードである場合には、ポインティン
グデバイス11−11からの入力値をシステム制御装置
11−1には転送せず、コントラストと輝度を設定する
のみである。したがって、ポインティングデバイス11
−11がコントラスト・輝度設定モードである場合に
は、システム制御装置11−1側にはポインティングデ
バイス11−11からの入力は認識されないので、シス
テム制御装置11−1のもつ各制御プログラムは、モー
ド切り替えプログラムが追加されること以外、全く変更
する必要がない。モード切り替えプログラムについて
は、図3あるいは図6において既に説明しているので、
ここでは割愛する。
【0066】次に、上記説明を基にしたコントラスト・
輝度設定プログラムのフローを図11に基づいて説明す
る。ポインティングデバイス11−11からの入力を検
知すると、ポインティングデバイスデータ抽出処理によ
りX座標成分とY座標成分を抽出し、Xd,Ydとして
それぞれX座標成分格納領域、Y座標成分格納領域に格
納する(S12−1)。ポインティングデバイス11−
11がコントラスト・輝度設定モードである場合、Xd
をコントラスト変更値に変換し、変換した値をXcとし
てポインティングデバイス制御用RAM11−10のコ
ントラスト変更値格納領域に格納し(S12−2)、L
CD制御回路11−4に対してコントラストをXcに設
定する(S12−3)。次にYdを輝度変更値に変換
し、変換した値をYbとして輝度変更値格納領域に格納
し(S12−4)、バックライト制御回路11−6に対
して輝度をYbに設定する(S12−5)。ポインティ
ングデバイス11−11が通常モードの場合には、通常
通りXd,Ydをシステム制御装置11−1に転送する
(S12−6)。S12−2からS12−5がコントラ
スト・輝度設定モード時のプログラムとなる。
【0067】なお、コントラスト・輝度値への各変換方
法については、本発明の実施の形態5において説明する
方法を用いる。またポインティングデバイスデータ抽出
処理については、従来技術と全く同じ処理が適用可能で
あるため説明については割愛する。
【0068】〔実施の形態4〕図11は本発明の実施の
形態4に係る情報処理装置のシステム構成図である。1
3−1は情報処理装置の入出力制御や演算機能およびタ
イマー機能等を受け持つとともに、液晶表示装置のコン
トラスト・輝度をも制御するシステム制御装置であり、
13−2はシステム制御装置13−1が専用に使用し、
フラッシュROM等の不揮発性メモリから構成されるシ
ステムROMであり、13−3はシステム制御装置13
−1が専用に使用し、DRAM等の揮発性メモリから構
成されるシステムRAMであり、13−4はLCDパネ
ルをコントロールするLCD制御回路であり、システム
制御装置13−1からのデジタルによる設定値からアナ
ログに変換し、LCDパネルに与える電圧を設定する機
能をもつ。13−5は表示装置のLCDパネルであり、
13−6はバックライトをコントロールするバックライ
ト制御回路であり、システム制御装置13−1からのデ
ジタルによる設定値からアナログに変換し、バックライ
トに与える電圧を設定する機能をもつ。13−7はバッ
クライトであり、13−8はポインティングデバイスを
コントロールし、ポインティングデバイスから得た入力
値を加工する機能をもつポインティングデバイス制御装
置であり、13−9はポインティングデバイス制御装置
13−8が専用に使用し、フラッシュROM等の不揮発
性メモリから構成されるポインティングデバイス制御用
ROMであり、13−10はポインティングデバイス制
御装置13−8が専用に使用し、DRAM等の揮発性メ
モリから構成されるポインティングデバイスRAMであ
り、13−11はポインティングデバイスであり、13
−12はキーボードである。なお、ポインティングデバ
イス制御装置13−8には、13−9および13−10
の各メモリと制御機能を1チップにしたコントローラが
使用されることが一般的である。
【0069】システムROM13−2には、通常のGU
Iで使用するモードと、出力装置であるLCDパネル1
3−5における液晶の光透過率である液晶表示装置のコ
ントラストおよびバックライト13−7の明るさである
液晶表示装置の輝度を調整するモードとを切り替える
「モード切り替えプログラム」、キーボード13−12
からの入力処理をつかさどる「キーボード入力処理プロ
グラム」、ポインティングデバイス13−11からの入
力に対し、コントラスト・輝度設定モード時には、LC
D制御回路13−4にLCDパネル13−5のコントラ
ストの設定コマンドを送り、バックライト制御回路13
−6にバックライト13−7の輝度の設定コマンドを送
る「コントラスト・輝度設定モード時のプログラム」と
して機能し、通常モードでは、通常のポインティングデ
バイスとしての処理を行う「通常モード時のプログラ
ム」として機能する「ポインティングデバイス入力処理
3」が含まれる。
【0070】システムRAM13−3には、モード切り
替えプログラムにおいて、現在のモードを識別するため
に使用する「モード識別フラグ格納領域」、LCD制御
回路13−4に設定するコントラスト値を一時的に記憶
するための「コントラスト変更値格納領域」、バックラ
イト制御回路13−6に設定する輝度を一時的に記憶す
るための「輝度変更値格納領域」が含まれる。
【0071】ポインティングデバイス制御用ROM13
−9には、ポインティングデバイス13−11からの入
力に対しX座標成分とY座標成分を抽出するための「ポ
インティングデバイスデータ抽出処理」が含まれる。
【0072】ポインティングデバイス制御用RAM13
−10には、ポインティングデバイス13−11からの
入力データを一時的に保存するための「X座標成分格納
領域」と「Y座標成分格納領域」が含まれる。
【0073】図12は実施の形態4のポインティングデ
バイス入力処理3のフロー図である。システム制御装置
13−1によりコントラストと輝度を設定するため、ポ
インティングデバイス13−11が通常モードである場
合には、通常通りポインティングデバイス制御装置13
−8から転送される入力値をカーソル移動等に使用し、
ポインティングデバイス13−11がコントラスト・輝
度設定モードである場合には、ポインティングデバイス
制御装置13−8から転送された入力値をコントラスト
と輝度の設定に用いる。したがって、ポインティングデ
バイス13−11が通常モードであっても、コントラス
ト・輝度設定モードであっても、ポインティングデバイ
ス制御装置13−8のもつ各制御プログラムは、全く変
更する必要がない。モード切り替えプログラムについて
は、図3あるいは図6において既に説明しているので、
ここでは割愛する。
【0074】次に、上記説明を基にし、システム制御装
置13−1側での処理である、ポインティングデバイス
13−11からの入力処理のフローを図12に基づいて
説明する。ポインティングデバイス13−11からの入
力を検知すると、ポインティングデバイス制御装置13
−8から入力されたX座標成分XdおよびY座標成分Y
dが転送される(S14−1)。ポインティングデバイ
ス13−11がコントラスト・輝度設定モードである場
合、Xdをコントラスト変更値に変換し、変換した値を
Xcとしてコントラスト変更値格納領域に格納し(S1
4−2)、LCD制御回路13−4に対してコントラス
トをXcに設定する(S14−3)。次にYdを輝度変
更値に変換し、変換した値をYbとして輝度変更値格納
領域に格納し(S14−4)、バックライト制御回路1
3−6に対して輝度をYbに設定する(S14−5)。
ポインティングデバイス13−11が通常モードの場合
には、通常通りXd,Ydを通常モードのプログラムに
引き渡し、カーソル移動等の処理を実行する(S14−
6)。S14−2からS14−5がコントラスト・輝度
設定モード時のプログラムとなる。
【0075】なお、コントラスト・輝度値への各変換方
法については、本発明の実施の形態5において説明する
方法を用いる。また、ポインティングデバイスデータ抽
出処理については、従来技術と全く同じ処理が適用可能
であるため、説明については割愛する。
【0076】〔実施の形態5〕図13は本発明に係る実
施の形態5の情報処理装置のシステム構成図である。1
5−1は情報処理装置の入出力制御や演算機能およびタ
イマー機能等を受け持つシステム制御装置であり、15
−2はシステム制御装置15−1が専用に使用し、フラ
ッシュROM等の不揮発性メモリから構成されるシステ
ムROMであり、15−3はシステム制御装置15−1
が専用に使用し、DRAM等の揮発性メモリから構成さ
れるシステムRAMであり、15−4はLCDパネルを
コントロールするLCD制御回路であり、システム制御
装置15−1からのデジタルによる設定値からアナログ
に変換し、LCDパネルに与える電圧を設定する機能を
もつ。15−5は表示装置のLCDパネルであり、15
−6はバックライトをコントロールするバックライト制
御回路であり、システム制御装置15−1からのデジタ
ルによる設定値からアナログに変換し、バックライトに
与える電圧を設定する機能をもつ。15−7はバックラ
イトであり、15−8はポインティングデバイスをコン
トロールし、ポインティングデバイスから得た入力値を
加工する機能をもつとともに、コントラスト・輝度をも
制御するポインティングデバイス制御装置であり、15
−11はポインティングデバイス制御装置15−8が専
用に使用し、フラッシュROM等の不揮発性メモリから
構成されるポインティングデバイス制御用ROMであ
り、15−12はポインティングデバイス制御装置15
−8が専用に使用し、DRAM等の揮発性メモリから構
成されるポインティングデバイス制御用RAMであり、
15−9はポインティングデバイスであり、15−10
はキーボードである。なお、ポインティングデバイス制
御装置15−8には、15−11および15−12の各
メモリと制御機能を1チップにしたコントローラが使用
されることが―般的である。
【0077】システムROM15−2には、通常のGU
Iで使用するモードと、出力装置であるLCDパネル1
5−5における液晶の光透過率である液晶表示装置のコ
ントラストおよびバックライト15−7の明るさである
液晶表示装置の輝度を調整するモードとを切り替える
「モード切り替えプログラム」、キーボード15−10
からの入力処理をつかさどる「キーボード入力処理プロ
グラム」が含まれる。
【0078】システムRAM15−3には、モード切り
替えプログラムにおいて、現在のモードを識別するため
に使用する「モード識別フラグ格納領域」が含まれる。
【0079】ポインティングデバイス制御用ROM15
−11には、ポインティングデバイス15−9からの入
力に対し、コントラスト・輝度設定モード時には、LC
D制御回路15−4にLCDパネル15−5のコントラ
ストの設定コマンドを送り、バックライト制御回路15
−6にバックライト15−7の輝度の設定コマンドを送
る「コントラスト・輝度設定モード時のプログラム1」
として機能し、通常モードでは、通常のポインティング
デバイスとしての処理を行う「通常モード時のプログラ
ム」として機能する「ポインティングデバイス入力処理
4」、ポインティングデバイス15−9からの入力に対
しX座標成分とY座標成分を抽出するための「ポインテ
ィングデバイスデータ抽出処理」、ポインティングデバ
イス15−9から得られたコントラスト変更値および輝
度変更値を、それぞれLCD制御回路15−4のコント
ラストの分解能、およびバックライト制御回路15−6
の分解能に応じて設定可能な値に変換する「レベル変換
プログラム1」、LCD制御回路15−4がコントラス
トを変更可能な最小単位を定数として記憶するための
「コントラスト変更レベル格納領域」、バックライト制
御回路15−6が輝度を変更可能な最小単位を定数とし
て記憶するための「輝度変更レベル格納領域」、LCD
制御回路15−4がコントラストとして設定可能な最大
値を定数として記憶するための「コントラスト最大値格
納領域」、バックライト制御回路15−6が輝度として
設定可能な最大値を定数として記憶するための「輝度最
大値格納領域」、ポインティングデバイス15−9が検
出可能なX軸方向の最大値を定数として記憶するための
「X軸方向最大値格納領域」、ポインティングデバイス
15−9が検出可能なY軸方向の最大値を定数として記
憶するための「Y軸方向最大値格納領域」が含まれる。
【0080】ポインティングデバイス制御用RAM15
−12には、ポインティングデバイス15−9からの入
力データを一時的に保存するための「X座標成分格納領
域」と「Y座標成分格納領域」、ポインティングデバイ
ス15−9からの入力ステータス情報として、その時点
でポインティングデバイス15−9のパッド上に指やス
タイラスペンが押されている状態か、離された状態かを
ポインティングデバイス制御装置15−8に知らせるた
めの「ステータス情報格納領域」、LCD制御回路15
−4に設定するコントラスト値を一時的に記憶するため
の「コントラスト変更値格納領域」、バックライト制御
回路15−6に設定する輝度を一時的に記憶するための
「輝度変更値格納領域」、および演算過程の数を一時的
に記憶するためのワークエリアが含まれる。
【0081】図14は実施の形態5のコントラスト・輝
度設定モード時のプログラム1とレベル変換プログラム
1のフロー図である。コントラスト・輝度設定モード時
のプログラム1はポインティングデバイス入力処理4に
含まれる。
【0082】使用者がポインティングデバイス15−9
のパッド上を押さえた瞬間に、押された場所に相当する
コントラストと輝度に設定するため、ポインティングデ
バイス15−9からのステータス情報を設定するイベン
トとして用いている。ポインティングデバイス15−9
のパッド上の押された場所から、コントラスト・輝度設
定値を求めるには、まずパッドの座標系における最大値
に対し、押された位置のX,Y両方向の座標の割合を算
出し、それぞれコントラスト・輝度に設定する計算値を
求める。次に、コントラスト・輝度設定に際しては、数
段階の設定に制限されるため、計算値に近い設定可能な
値に変換する。
【0083】次に、上記説明を基にし、コントラスト・
輝度設定プログラム1およびレベル変換プログラム1の
フローを図14に基づいてを説明する。ポインティング
デバイスからの入力を検知すると、ポインティングデバ
イスデータ抽出処理により、ポインティングデバイス1
5−9から得られたX座標成分を抽出しXdとしてX座
標成分格納領域に格納し(S16−1)、Y座標成分を
抽出しYdとしてY座標成分格納領域に格納する(S1
6−2)。さらにポインティングデバイス15−9から
ステータス情報Stを抽出し、ステータス情報格納領域
に格納する(S16−3)。このステータス情報Stが
“押された”ことを示すダウン(Down)であるか否
かを判定し(S16−4)、ダウンであればポインティ
ングデバイス15−9のX軸方向最大値Xwに対するX
dの割合を求め、コントラストの最大値Cmを乗ずるこ
とにより、コントラストを設定する計算値Xc’を得る
(S16−5)。Xc’からレベル変換プログラム1に
よりコントラスト設定値Xcを算出し(S16−6)、
LCD制御回路15−4に対してコントラストをXcに
設定する(S16−7)。次にポインティングデバイス
15−9のY軸方向最大値Ywに対するYdの割合を求
め輝度の最大値Bmを乗ずることにより、輝度を設定す
る計算値Yb’を得る(S16−8)。Yb’からレベ
ル変換プログラム1により輝度設定値Ybを算出し(S
16−9)、バックライト制御回路15−6に対して輝
度をYbに設定する(S16−10)。S16−4にお
いて、ステータス情報がダウンでなければ、入力を無視
し終了する。
【0084】レベル変換プログラム1は、計算値による
コントラストおよび輝度の両方の設定値を、制御回路1
5−4,15−6に設定可能な値に変換するためのプロ
グラムである。コントラストのレベルを変換する場合に
は、入力引数XYにコントラスト設定計算値であるX
c’が、入力引数Wにはコントラスト変更レベルWxが
設定される。一方、輝度のレベルを変換する場合には、
入力引数XYに輝度設定計算値であるYb’が、入力引
数Wには輝度変更レベルWyが設定される。レベル変換
プログラム1が呼ばれると、入力引数XYおよびWが設
定され、まず戻値Sを0に初期化し(S16−6−
1)、SにWを加える(S16−6−2)。SとXYを
比較し(S16−6−3)、Sの方が小さければS16
−9−2に制御を戻す。SがXY以上であればSを戻値
として終了する。
【0085】ここで、LCD制御回路15−4のコント
ラスト設定可能な分解能を4ビットすなわち16段階、
コントラスト最大値Cmを1、コントラスト変更レベル
Wxを1/16、X軸方向最大値Xwを1024、X座
標成分Xdを520としたときのコントラスト設定値X
cを求めると、次のようになる。
【0086】Xc’=520÷1024×1≒0.51 Xc=SetLevel(0.51,1/16)=8/
16 したがって、この場合コントラストは16段階中、8段
階目に設定することになる。同様にして輝度も算出する
ことが可能である。
【0087】〔実施の形態6〕図15は本発明の実施の
形態6に係る情報処理装置のシステム構成図である。1
7−1は情報処理装置の入出力制御や演算機能およびタ
イマー機能等を受け持つシステム制御装置であり、17
−2はシステム制御装置17−1が専用に使用し、フラ
ッシュROM等の不揮発性メモリから構成されるシステ
ムROMであり、17−3はシステム制御装置17−1
が専用に使用し、DRAM等の揮発性メモリから構成さ
れるシステムRAMであり、17−4はLCDパネルを
コントロールするLCD制御回路であり、ポインティン
グデバイス制御装置からのデジタルによる設定値からア
ナログに変換し、LCDパネルに与える電圧を設定する
機能をもつ。17−5は表示装置のLCDパネルであ
り、17−6はバックライトをコントロールするバック
ライト制御回路であり、ポインティングデバイス制御装
置からのデジタルによる設定値からアナログに変換し、
バックライトに与える電圧を設定する機能をもつ。17
−7はバックライトであり、17−8はポインティング
デバイスをコントロールし、ポインティングデバイスか
ら得た入力値を加工する機能をもつとともに、コントラ
スト・輝度をも制御するポインティングデバイス制御装
置であり、17−9はポインティングデバイス制御装置
17−8が専用に使用し、フラッシュROM等の不揮発
性メモリから構成されるポインティングデバイス制御用
ROMであり、17−10はポインティングデバイス制
御装置17−8が専用に使用し、DRAM等の揮発性メ
モリから構成されるポインティングデバイスRAMであ
り、17−11はポインティングデバイスであり、17
−12はキーボードである。なお、ポインティングデバ
イス制御装置17−8には、17−9および17−10
の各メモリと制御機能を1チップにしたコントローラが
使用されることが一般的である。
【0088】システムROM17−2には、通常のGU
Iで使用するモードと、出力装置であるLCDパネル1
7−5における液晶の光透過率である液晶表示装置のコ
ントラストおよびバックライト17−7の明るさである
液晶表示装置の輝度を調整するモードとを切り替える
「モード切り替えプログラム」、キーボード17−12
からの入力処理をつかさどる「キーボード入力処理プロ
グラム」が含まれる。
【0089】システムRAM17−3には、モード切り
替えプログラムにおいて、現在のモードを識別するため
に使用する「モード識別フラグ格納領域」が含まれる。
【0090】ポインティングデバイス制御用ROM17
−9には、ポインティングデバイス17−11からの入
力に対し、コントラスト・輝度設定モード時には、LC
D制御回路17−4にLCDパネル17−5のコントラ
ストの設定コマンドを送り、バックライト制御回路17
−6にバックライト17−7の輝度の設定コマンドを送
る「コントラスト・輝度設定モード時のプログラム2」
として機能し、通常モードでは、通常のポインティング
デバイスとしての処理を行う「通常モード時のプログラ
ム」として機能する「ポインティングデバイス入力処理
5」、ポインティングデバイスからの入力に対しX座標
成分とY座標成分を抽出するための「ポインティングデ
バイスデータ抽出処理」、ポインティングデバイス17
−11から得られたコントラスト変更値および輝度変更
量を、それぞれLCD制御回路17−4のコントラスト
の分解能、およびバックライト制御回路17−6の分解
能に応じて設定可能な量に変換する「レベル変換プログ
ラム2」、LCD制御回路17−4がコントラストを1
段階だけ変更するのに必要なポインティングデバイス1
7−11上の移動量を定数として記憶するための「コン
トラスト変更レベル格納領域」、バックライト制御回路
17−6が輝度を1段階だけ変更するのに必要なポイン
ティングデバイス17−11上の移動量を定数として記
憶するための「輝度変更レベル格納領域」、LCD制御
回路17−4がコントラストを設定できる分解能を記憶
するための「コントラスト分解能格納領域」、バックラ
イト制御回路17−6が輝度を設定できる分解能を記憶
するための「輝度分解能格納領域」が含まれる。
【0091】ポインティングデバイス制御用RAM17
−10には、ポインティングデバイス17−11からの
入力データを一時的に保存するための「X座標成分格納
領域」と「Y座標成分格納領域」、ポインティングデバ
イス17−11のパッド上でのX方向の移動量を一時的
に記憶するための「X方向移動量格納領域」、Y方向の
移動量を一時的に記憶するための「Y方向移動量格納領
域」、ポインティングデバイス17−11からの入力ス
テータス情報として、その時点でポインティングデバイ
スのパッド上に指やスタイラスペンが押されている状態
か、離された状態かをポインティングデバイス制御装置
17−8に知らせるための「ステータス情報格納領
域」、ポインティングデバイス17−11上でのX軸方
向の変更量を求めるための「始点X座標格納領域」、
「終点X座標格納領域」、ポインティングデバイス17
−11上でのY軸方向の変更量を求めるための「始点Y
座標格納領域」、「終点Y座標格納領域」、LCD制御
回路17−4にコントラストの変更値を一時的に記憶す
るための「コントラスト変更値格納領域」、バックライ
ト制御回路17−6に輝度の変更値を一時的に記憶する
ための「輝度変更値格納領域」、コントラスト値が変更
されるまでの間、現在のコントラスト値を記憶するため
の「コントラスト値格納領域」、輝度値が変更されるま
での間、現在の輝度値を記憶するための「輝度値格納領
域」、および演算過程の数値やプログラム内のループ制
御に使用するフラグを一時的に記憶するためのワークエ
リアが含まれる。
【0092】図16は実施の形態6のコントラスト・輝
度設定モード時のプログラム2とレベル変換プログラム
2のフロー図である。コントラスト・輝度設定プログラ
ム2はポインティングデバイス入力処理5に含まれる。
【0093】使用者がポインティングデバイス17−1
1のパッド上を移動させたときに、パッド上の移動量に
相当するコントラストと輝度を変更するため、ポインテ
ィングデバイス17−11からのステータス情報を用い
てパッド上の移動範囲を算出している。ポインティング
デバイス17−11のパッド上の移動量から、コントラ
スト・輝度設定の変更量を求めるには、まず、ポインテ
ィングデバイス17−11のパッド上に押された時点の
座標を始点として記憶し、ポインティングデバイス17
−11のパッド上から離された時点の座標を終点として
始点から終点までのベクトル値を算出して、これを移動
量とする。次に、コントラスト・輝度設定に際しては、
数段階の設定に制限されるため、計算値の変更最の値に
最も近い設定可能な変更量に変換した上で、それまでの
コントラスト・輝度値に対して移動量を加えた値を設定
する。既に最大値あるいは最小値に設定されている場合
には、LCD制御回路17−4およびバックライト制御
回路17−6側で変更要求を無視すればよい。またはレ
ベル変換プログラム2においてこのような場合には変更
量を0にすることも可能である。ここでは、前者のケー
スを前提とする。
【0094】次に、上記説明を基にし、コントラスト・
輝度設定プログラム2およびレベル変換プログラム2の
フローを図16に基づいて説明する。ループ制御のため
のフラグ1をOffに初期化し(S18−1)、ポイン
ティングデバイス17−11からの入力を検知すると、
ポインティングデバイスデータ抽出処理により、ポイン
ティングデバイス17−11から得られたX座標成分を
抽出しXdとしてX座標成分格納領域に格納し(S18
−2)、Y座標成分を抽出しYdとしてY座標成分格納
領域に格納する(S18−3)。さらにポインティング
デバイス17−11からステータス情報Stを抽出し、
ステータス情報格納領域に格納する(17−4)。この
ステータス情報Stが“押された”ことを示すダウン
(Down)であるか否かを判定し(S18−5)、ダ
ウンであればこのときの座標(Xd,Yd)を始点(X
st、Yst)としてそれぞれ始点X座標格納領域、始
点Y座標格納領域に格納する(S18−6)。始点を記
憶したことを示すためにフラグ1をOnにし(S18−
7)、S18−2に制御を戻す。ポインティングデバイ
ス17−11のパッド上で指やスタイラスペンを押した
まま移動すると、再びポインティングデバイス17−1
1からの入力を検知し、S18−2に制御がやってく
る。
【0095】S18−5においてポインティングデバイ
ス17−11から得られたステータス情報Stがダウン
でなければ、すなわちポインティングデバイス17−1
1のパッドから指やスタイラスペンが離されたときに
は、ループ制御用フラグ1を確認し(S18−8)、フ
ラグ1がOnなら(Xd,Yd)を終点(Xen,Ye
n)としてそれぞれ終点X座標格納領域、終点Y座標格
納領域に格納する(S18−9)。始点X,Y座標およ
び終点X,Y座標から移動量を示すベクトル(Xs、Y
s)を算出し(S18−10)、現在のコントラスト値
をポインティングデバイス制御用RAM17−10から
抽出し、Xgとする(SI8−11)。Xs,Xgから
レベル変換プログラム2によってコントラスト変更値X
cを求め(S18−12)、LCD制御回路17−4に
対しコントラストをXcに変更させ(S18−13)、
Xcを現在のコントラスト値としてポインティングデバ
イス制御用RAM17−10に記憶する(S18−1
4)。現在の輝度値をポインティングデバイス制御用R
AM17−10から抽出し、Ygとする(S18−1
5)。Yg,Ysからレベル変換プログラム2によって
輝度変更値Ybを求め(S18−16)、バックライト
制御回路17−6に対し輝度をYbに変更させ(S18
−17)、Ybを現在の輝度値としてポインティングデ
バイス制御用RAM17−10に記憶する(S18−1
8)。
【0096】レベル変換プログラム2は、コントラスト
および輝度の両方の計算値による変更量を可能な設定値
に変換するためのプログラムである。ただし図13に示
したレベル変換プログラム1とは違い、計算値による変
更最と現在の設定値が入力され、変更すべき値を求める
ものである。コントラストのレベルを変換する場合に
は、入力引数XYに計算によるコントラスト変更量であ
るXsが、入力引数Diにはコントラストを1段階変更
するの必要なポインティングデバイス17−11上での
X軸方向の移動量であるコントラスト変更レベルDxが
設定される。また、現在のコントラスト値XgがXYg
に設定され、コントラストの分解能XbがXYbに設定
される。一方、輝度のレベルを変換する場合には、入力
引数XYに計算による輝度設定量であるYsが、入力引
数Diには輝度を1段階変更するのに必要なポインティ
ングデバイス17−11上でのY軸方向の移動量である
輝度変更レベルDyが設定される。また、現在の輝度値
YgがXYgに設定され、輝度の分解能YbがXYbに
設定される。このようにレベル変換かグラム2が呼ばれ
ると、入力引数XY,Di、XYgおよびXYbが設定
される。
【0097】まず移動量の正負を示すためのフラグ2を
Offに初期化し(S18−12−1)、さらに戻値S
を0に初期化し(S18−12−2)、移動量XYの値
が0より小さいか否かを判定する(S18−12−
3)。XYが負の場合、負を示すためにフラグ2をOn
し(S18−12−4)、XYに“−1”を乗ずること
により正の数に変換する(S18−12−5)。S18
−12−3でXYが0または正の数であればS18−1
2−6に制御を移す。変更すべき段階数を示すCntを
0に初期化し(S18−12−6)、SとXYを比較す
る(S18−12−7)。Sの方が小さければSにDi
を加え(S18−12−8)、さらにCntをインクリ
メントし(S18−12−9)、S18−12−7に制
御を戻す。SがXY以上であればこの段階でのCntの
値が変更すべき段階数を示すことになり、移動量の正負
を示すフラグ2を確認し(S18−12−10)、On
ならXYが負の数であるので、Cntに“−1”を乗ず
ることにより変更段階数も負の数に変換する(S18−
12−11)。S18−12−10において移動量の正
負を示すフラグ2が正であれば、制御をS18−12−
12に移す。現在の設定値XYgに変更量(Cnt÷X
Yb)を加えることにより変更値を算出し(S18−1
2−12)、この値をSとして呼び出し元に戻る。
【0098】ここで、LCD制御回路17−4のコント
ラスト設定可能な分解能を4ビットすなわち16段階、
現在のコントラスト値Xgを5/16、コントラスト変
更レベルDxを256、始点X軸座標を100、終点X
座標を900としたときのコントラスト設定値Xcを求
めると、次のようになる。
【0099】X方向移動量Xs’=900−100=+
800 コントラスト設定値Xc=MvLevel (800,256,
5/16,16)=9/16 したがって、この場合、コントラストは5段階目から9
段階目に変更されたことになる。同様にして輝度も算出
することが可能である。
【0100】〔実施の形態7〕図17は本発明の実施の
形態7に係る情報処理装置のシステム構成図である。1
9−1は情報処理装置の入出力制御や演算機能およびタ
イマー機能等を受け持つシステム制御装置であり、19
−2はシステム制御装置19−1が専用に使用し、フラ
ッシュROM等の不揮発性メモリから構成されるシステ
ムROMであり、19−3はシステム制御装置19−1
が専用に使用し、DRAM等の揮発性メモリから構成さ
れるシステムRAMであり、19−4はLCDパネルを
コントロールするLCD制御回路であり、ポインティン
グデバイス制御装置からのデジタルによる設定値からア
ナログに変換し、LCDパネルに与える電圧を設定する
機能をもつ。19−5は表示装置のLCDパネルであ
り、19−6はバックライトをコントロールするバック
ライト制御回路であり、ポインティングデバイス制御装
置からのデジタルによる設定値からアナログに変換し、
バックライトに与える電圧を設定する機能をもつ。19
−7はバックライトであり、19−8はポインティング
デバイスをコントロールし、ポインティングデバイスか
ら得た入力値を加工する機能をもつとともに、コントラ
スト・輝度をも制御するポインティングデバイス制御装
置であり、19−9はポインティングデバイス制御装置
19−8が専用に使用し、フラッシュROM等の不揮発
性メモリから構成されるポインティングデバイス制御用
ROMであり、19−10はポインティングデバイス制
御装置19−8が専用に使用し、DRAM等の揮発性メ
モリから構成されるポインティングデバイスRAMであ
り、19−11はポインティングデバイスであり、19
−12はキーボードである。なお、ポインティングデバ
イス制御装置19−8には、19−9および19−10
の各メモリと制御機能を1チップにしたコントローラが
使用されることが一般的である。
【0101】システムROM19−2には、通常のGU
Iで使用するモードと、出力装置であるLCDパネル1
9−5における液晶の光透過率である液晶表示装置のコ
ントラストおよびバックライト19−7の明るさである
液晶表示装置の輝度を調整するモードとを切り替え、さ
らにコントラスト・輝度設定モード時には設定値をグラ
フ表示する機能を備えた「モード切り替えプログラム
3」、キーボード19−12からの入力処理をつかさど
る「キーボード入力処理プログラム」が含まれる。
【0102】システムRAM19−3には、モード切り
替えプログラム3において、現在のモードを識別するた
めに使用する「モード識別フラグ格納領域」が含まれ
る。
【0103】ポインティングデバイス制御用ROM19
−9には、ポインティングデバイス19−11からの入
力に対し、コントラスト・輝度設定モード時には、LC
D制御回路19−4にLCDパネル19−5のコントラ
ストの設定コマンドを送り、バックライト制御回路19
−6にバックライト19−7の輝度の設定コマンドを送
る「コントラスト・輝度設定モード時のプログラム2」
として機能し、通常モードでは、通常のポインティング
デバイスとしての処理を行う「通常モード時のプログラ
ム」として機能する「ポインティングデバイス入力処理
6」、ポインティングデバイス19−11からの入力に
対しX座標成分とY座標成分を抽出するための「ポイン
ティングデバイスデータ抽出処理」、ポインティングデ
バイス19−11から得られたコントラスト変更値およ
び輝度変更量を、それぞれLCD制御回路19−4のコ
ントラストの分解能、およびバックライト制御回路19
−6の分解能に応じて設定可能な量に変換する「レベル
変換プログラム2」、LCD制御回路19−4がコント
ラストを1段階だけ変更するのに必要なポインティング
デバイス19−11上の移動量を定数として記憶するた
めの「コントラスト変更レベル格納領域」、バックライ
ト制御回路19−6が輝度を1段階だけ変更するのに必
要なポインティングデバイス19−11上の移動量を定
数として記憶するための「輝度変更レベル格納領域」、
LCD制御回路19−4がコントラストを設定できる分
解能を記憶するための「コントラスト分解能格納領
域」、バックライト制御回路19−6が輝度を設定でき
る分解能を記憶するための「輝度分解能格納領域」が含
まれる。
【0104】ポインティングデバイス制御用RAM19
−10には、ポインティングデバイス19−11からの
入力データを一時的に保存するための「X座標成分格納
領域」と「Y座標成分格納領域」、ポインティングデバ
イス19−11のパッド上でのX方向の移動量を一時的
に記憶するための「X方向移動量格納領域」、Y方向の
移動量を一時的に記憶するための「Y方向移動量格納領
域」、ポインティングデバイス19−11からの入力ス
テータス情報として、その時点でポインティングデバイ
ス19−11のパッド上に指やスタイラスペンが押され
ている状態か、離された状態かをポインティングデバイ
ス制御装置19−8に知らせるための「ステータス情報
格納領域」、ポインティングデバイス19−11上での
X軸方向の変更量を求めるための「始点X座標格納領
域」、「終点X座標格納領域」、ポインティングデバイ
ス19−11上でのY軸方向の変更量を求めるための
「始点Y座標格納領域」、「終点Y座標格納領域」、L
CD制御回路19−4にコントラストの変更値を一時的
に記憶するための「コントラスト変更値格納領域」、バ
ックライト制御回路19−6に輝度の変更値を一時的に
記憶するための「輝度変更値格納領域」、コントラスト
値が変更されるまでの間、現在のコントラスト値を記憶
するための「コントラスト値格納領域」、輝度値が変更
されるまでの間、現在の輝度値を記憶するための「輝度
値格納領域」、および演算過程の数値やプログラム内の
ループ制御に使用するフラグを一時的に記憶するための
ワークエリアが含まれる。
【0105】図18は実施の形態7のモード切り替えプ
ログラム3のフロー図である。このプログラムにより、
ポインティングデバイス19−11の動作モードを、ポ
インティングデバイス19−11からのジェスチャ入力
により切り替えることを可能とする。また、コントラス
ト・輝度設定値を表示装置に表示する機能が含まれる。
【0106】ここでは、実施の形態6をベースに記述し
ているが、実施の形態5に対しても同様に実施すること
が可能である。
【0107】ポインティングデバイス19−11を初期
化し(S20−1)、モード識別フラグを“1”に設定
する(S20−2)。このモード識別フラグの符号によ
りポインティングデバイス19−11からの入力処理を
切り替える。入力装置から入力があるとキーボード19
−12からの入力か否かを判断し(S20−3)、その
入力がポインティングデバイス19−11からのもので
あるとき、ジェスチャ認識処理を実行し(S20−
4)、モード変更のジェスチャであることを示すモード
変更フラグの状態がOnであるか否かを確認し(S20
−5)、Onであれば現在のモード識別フラグの値に
“−1”を乗算することにより、モード識別フラグの符
号を反転させ(S20−6)、モード識別フラグの値が
“−1”であるか否かを判断する(S20−7)。モー
ド識別フラグが“−1”であれば、ポインティングデバ
イス19−11からの入力処理をコントラスト・輝度設
定モードに変更し(S20−8)、コントラストと輝度
の現在値を表示するグラフをLCDパネル19−5にオ
ープンする(S20−9)。S20−7でモード識別フ
ラグが“−1”でなければ、ポインティングデバイス1
9−11からの入力処理をカーソルの移動といった処理
を行う通常モードに変更し(S20−10)、LCDパ
ネル19−5にオープンされているコントラスト・輝度
のグラフをクローズする(S20−11)。ポインティ
ングデバイス19−11からの入力処理をモードによっ
て異なるプログラムを実行する手段としては、例えば、
モード別にジャンプするアドレスを変えることで実現で
きる。
【0108】S20−3で入力装置からの入力がキーボ
ードからの入力であれば通常通りキーボード19−12
からの入力処理を実行する(S20−12)。S20−
5でモード切り替え要求のジェスチャでないならば、す
なわちモード変更フラグの状態がOffであれば、ジェ
スチャ認識処理の過程において使用されているタイマー
がストップ状態か否かを確認し(S20−13)、スト
ップ状態であれば通常のポインティングデバイス19−
11からの入力処理を実行し(S20−14)、次にモ
ード識別フラグの値を確認する(S20−15)。モー
ド識別フラグの値が“−1”であれば、コントラスト・
輝度設定モードにあるので、コントラスト・輝度設定値
をLCDパネル19−5にグラフ表示し(S20−1
6)、制御をS20−3に戻す。S20−15でモード
識別フラグが“−1”でなければ、通常モードであるの
でS20−16をスキップしてS20−3に戻す。S2
0−13でタイマーがストップ状態でなければジェスチ
ャ認識過程にあるのでポインティングデバイス19−1
1からの入力処理をスキップしてS20−3に処理を戻
す。
【0109】なお、コントラスト・輝度設定モード時の
設定方法については、図4のフローに示すポインティン
グデバイス入力処理フローに示す方法と全く同じ方法と
する。また、ジェスチャ認識処理については図8に示す
ジェスチャ認識処理と全く同じ方法である。
【0110】図19は実施の形態7のポインティングデ
バイス入力処理6のフロー図である。ポインティングデ
バイス制御装置19−8によりコントラストと輝度を設
定するため、ポインティングデバイス19−11が通常
モードである場合には、通常通りポインティングデバイ
ス19−11からの入力値をシステム制御装置19−1
に転送し、ポインティングデバイス19−11がコント
ラスト・輝度設定モードである場合には、ポインティン
グデバイス19−11からの入力値をコントラストと輝
度の設定に用いた後、システムに転送する。システム制
御装置19−1側では図18にて説明した通り、ポイン
ティングデバイス制御装置19−8からの入力値をコン
トラスト・輝度の現在値を示すためにグラフ表示する。
【0111】次に、上記説明を基にしたポインティング
デバイス入力処理のフローを図19に基づいて説明す
る。ポインティングデバイス19−11からの入力を検
知すると、ポインティングデバイス19−11がコント
ラスト・輝度設定モードである場合、図16に示したコ
ントラスト・輝度設定プログラム2を実行し(S21−
1)、このプログラムで得られたコントラスト設定値X
gと輝度設定値Ygをシステムに転送する(S21−
2)。ポインティングデバイス19−11が通常モード
の場合には、ポインティングデバイス19−11からポ
インティングデバイスデータ抽出処理によりX座標成分
とY座標成分を抽出し、Xd,YdとしてそれぞれX座
標成分格納領域、Y座標成分格納領域に格納する(S2
1−3)。次にこのXd,Ydをシステムに転送し(S
21−4)、終了する。なお、通常モード時のポインテ
ィングデバイスデータ抽出処理については、従来技術と
全く同じ処理が適用可能であるため、説明については割
愛する。
【0112】なお、以上の実施の形態1から実施の形態
7までにおいては、ポインティングデバイスによるX座
標成分をコントラストの調整に使用し、Y座標成分を輝
度の調整に使用したが、これとは逆に、Y座標成分をコ
ントラストの調整に使用し、X座標成分を輝度の調整に
使用してもよきものである。
【0113】〔実施の形態8〕図20は本発明の実施の
形態8に係る情報処理装置の概観を示す斜視図であり、
1は入出力装置の制御装置を含む情報処理装置本体、2
はLCDパネルやバックライトから構成される液晶表示
装置、3はグラフィカルユーザインターフェイス(GU
I)の入力装置として利用されるパッド型のポインティ
ングデバイス、4はキーボード、5は内蔵スピーカであ
る。
【0114】図21は実施の形態8の情報処理装置のシ
ステム構成図である。23−1は情報処理装置の入出力
制御や演算等を受け持つ制御装置であり、23−2はフ
ラッシュROM等の不揮発性メモリから構成されるRO
Mであり、23−3はDRAM等の揮発性メモリから構
成されるRAMであり、23−4は液晶表示装置であ
り、23−5はキーボードであり、23−6はポインテ
ィングデバイスである。23−7は制御装置23−1か
らのデジタル信号によるコマンドを受け、トーン(TO
NE)とバス(BASS)のレベルを調整するサウンド
制御回路であり、このサウンド制御回路23−7は調整
されたアナログ信号を内蔵スピーカ23−8を通して出
力する機能を有する。
【0115】ROM23−2には、ポインティングデバ
イス23−6をキーボード23−5の特定の組み合わ
せ、例えばFnキーとF10キーを同時に押す組み合わ
せにより、通常のGUIで使用するモードと、出力装置
である液晶表示装置23−4のバックライトのコントラ
ストおよび輝度を調整するモードとを切り替える「モー
ド切り替えプログラム4」、キーボード23−5からの
入力処理をつかさどる「キーボード入力処理プログラ
ム」、ポインティングデバイス23−6からの入力に対
し、コントラスト・輝度設定モード時には、サウンド制
御回路23−7にTONE・BASS設定コマンドを送
る「TONE・BASS設定モード時のプログラム」と
して機能し、通常モードでは、通常のポインティングデ
バイスとしての処理を行う「通常モード時のプログラ
ム」として機能する「ポインティングデバイス入力処理
7」が含まれる。
【0116】RAM23−3には、モード切り替えプロ
グラム4において、現在のモードを識別するために使用
する「モード識別フラグ格納領域」、ポインティングデ
バイス入力処理において、ポインティングデバイス23
−6からの入力データを一時的に保存するための「X座
標成分格納領域」と「Y座標成分格納領域」が含まれ
る。
【0117】図22は実施の形態8のモード切り替えプ
ログラム4のフロー図である。このプログラムにより、
ポインティングデバイス23−6の動作モードを、特定
のキーの組み合わせ入力によりモードを切り替えること
を可能とする。ポインティングデバイス23−6を初期
化し(S24−1)、モード識別フラグを1に設定する
(S24−2)。このモード識別フラグの符号によりポ
インティングデバイス23−6からの入力処理を切り替
える。入力装置から入力があったときにそれがキーボー
ド23−5からの入力か否かを判断し(S24−3)、
その入力がキーボード23−5からの入力であるとき、
モード切り替え要求のキーか否かを判断し、すなわちこ
こではFnキー+F10キーの組み合わせが押されたか
否かを判断し(S24−4)、切り替え要求キーであれ
ば、現在のモード識別フラグの値に“−1”をかけるこ
とにより、モード識別フラグの符号を反転させ(S24
−5)、モード識別フラグの値が“−1”であるか否か
を判断する(S24−6)。モード識別フラグが“−
1”であれば、ポインティングデバイス23−6からの
入力処理をTONE・BASS設定モードに変更し(S
24−7)、S24−6でモード識別フラグが“−1”
でなければ、ポインティングデバイス23−6からの入
力処理をカーソルの移動といった処理を行う通常モード
に変更する(S24−8)。ポインティングデバイス2
3−6からの入力処理についてモードによって異なるプ
ログラムを実行する手段としては、例えば、モード別に
ジャンプするアドレスを変えることで実現できる。
【0118】S24−3で入力装置からの入力がポイン
ティングデバイス23−6からの入力であればポインテ
ィングデバイス23−6からの入力処理を実行する(S
24−9)。S24−4でモード切り替え要求のキーで
なければ通常のキーボード23−5からの入力処理を実
行する。
【0119】図23は実施の形態8のTONE・BAS
S設定モード時のポインティングデバイス入力処理6の
フロー図である。ポインティングデバイス23−6から
得られたX座標成分とY座標成分をそれぞれXd,Yd
としてRAM23−3のX,Y座標成分格納領域に格納
する(S25−1)。X座標成分であるXdを基に、サ
ウンド制御回路23−7を介して内蔵スピーカ23−8
のトーン(TONE)を変更し(S25−2)、Y座標
成分であるYdを基に、サウンド制御回路23−7を介
して内蔵スピーカ23−8のバス(BASS)を変更す
る(S25−3)。ポインティングデバイス入力処理
は、通常モード時には図23のフローに示されるTON
E・BASSの設定は行わず、通常の通りカーソル移動
等の処理を実施する。
【0120】なお、以上の実施の形態8においては、ポ
インティングデバイスによるX座標成分をトーン(TO
NE)の調整に使用し、Y座標成分をバス(BASS)
の調整に使用したが、これとは逆に、Y座標成分をトー
ン(TONE)の調整に使用し、X座標成分をバス(B
ASS)の調整に使用してもよきものである。
【0121】
【発明の効果】本発明に係る請求項1または請求項2の
情報処理装置によれば、もともとカーソル移動用等に装
備されているポインティングデバイスを活用し、従来技
術のように専用のコントラスト・輝度調整装置を装備す
るものではなく、ポインティングデバイスそのものを液
晶表示装置のコントラスト・輝度の設定に兼用するもの
であり、ポインティングデバイスから得られた2次元座
標系のX,Yの位置データから液晶表示装置のコントラ
ストと輝度とを同時に調整することができる。
【0122】本発明に係る請求項3の情報処理装置によ
れば、複数のキーを同時に押す等の特定のキー操作によ
り、ポインティングデバイスを、カーソル移動等として
使用する通常の使用方法とコントラスト・輝度の設定と
しての使用方法とを切り替えることを可能としている。
【0123】本発明に係る請求項4の情報処理装置によ
れば、通常のカーソル移動等として使用している状態に
おいて、ポインティングデバイスからの特殊な入力によ
り、ポインティングデバイスを、カーソル移動等として
の使用からコントラスト・輝度の設定としての使用に切
り替えることを可能としている。また、ジェスチャ認識
期間中のポインティングデバイスからの入力データは、
カーソル移動等には使われないので、ジェスチャ入力に
よる弊害を防ぐことが可能である。
【0124】本発明に係る請求項5の情報処理装置によ
れば、コントラスト・輝度の設定として使用している状
態において、ポインティングデバイスからの特定の入力
により、ポインティングデバイスを、コントラスト・輝
度の設定としての使用からカーソル移動等としての使用
に切り替えることを可能としている。また、ジェスチャ
認識期間中のポインティングデバイスからの入力データ
は、コントラスト・輝度の設定には使われないので、ジ
ェスチャ入力による弊害を防ぐことが可能である。
【0125】本発明に係る請求項6の情報処理装置によ
れば、コントラスト・輝度の設定を行う際に、システム
制御装置にポインティングデバイスからのデータを転送
しないので、システム制御装置は、この制御に対して感
知する必要がない。
【0126】本発明に係る請求項7の情報処理装置によ
れば、コントラスト・輝度の設定を行う際に、システム
制御装置に転送されたポインティングデバイスからのデ
ータを変換して液晶表示装置の制御に使用するので、ポ
インティングデバイス制御装置は、この制御に対して感
知する必要がない。
【0127】本発明に係る請求項8の情報処理装置によ
れば、ポインティングデバイスがコントラスト・輝度の
設定モードにあるとき、ポインティングデバイスからの
入力により、いきなり最大値や最小値、あるいは中間値
への設定が2次元的に可能となる。
【0128】本発明に係る請求項9の情報処理装置によ
れば、ポインティングデバイスがコントラスト・輝度の
設定モードにあるとき、ポインティングデバイスからの
入力により、現時点でのコントラスト・輝度値に対して
所望の加減値の設定が可能となる。
【0129】本発明に係る請求項10の情報処理装置に
よれば、ポインティングデバイスからの入力により、コ
ントラスト・輝度を変更できるが、このとき現時点での
絶対値を表示することにより、以降どの程度変更すべき
かを視覚的に指し示すことが可能となる。
【0130】本発明に係る請求項13の情報処理装置に
よれば、もともとカーソル移動用等に装備されているポ
インティングデバイスを活用し、専用の調整装置は使わ
ずに、ポインティングデバイスから得られたデータから
サウンド機能のトーン(TONE)およびバス(BAS
S)を同時に調整することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る情報処理装置の概
観を示す斜視図である。
【図2】実施の形態1に係る情報処理装置のシステム構
成図である
【図3】実施の形態1のモード切り替えプログラム1の
フロー図である。
【図4】実施の形態1のコントラスト・輝度設定モード
時のポインティングデバイス入力処理1のフロー図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態2に係る情報処理装置のシ
ステム構成図である。
【図6】実施の形態2のモード切り替えプログラム2の
フロー図である。
【図7】実施の形態2の場合のジェスチャ認識の説明図
である。
【図8】実施の形態2のジェスチャ認識処理のフロー図
である。
【図9】本発明の実施の形態3に係る情報処理装置のシ
ステム構成図である。
【図10】実施の形態3のポインティングデバイス入力
処理2のフロー図である。
【図11】本発明の実施の形態4に係る情報処理装置の
システム構成図である。
【図12】実施の形態4のポインティングデバイス入力
処理3のフロー図である。
【図13】本発明に係る実施の形態5の情報処理装置の
システム構成図である。
【図14】実施の形態5のコントラスト・輝度設定モー
ド時のプログラム1とレベル変換プログラム1のフロー
図である。
【図15】本発明の実施の形態6に係る情報処理装置の
システム構成図である。
【図16】実施の形態6のコントラスト・輝度設定モー
ド時のプログラム2とレベル変換プログラム2のフロー
図である。
【図17】本発明の実施の形態7に係る情報処理装置の
システム構成図である。
【図18】実施の形態7のモード切り替えプログラム3
のフロー図である。
【図19】実施の形態7のポインティングデバイス入力
処理6のフロー図である。
【図20】本発明の実施の形態8に係る情報処理装置の
概観を示す斜視図である。
【図21】本発明の実施の形態8に係る情報処理装置の
システム構成図である。
【図22】実施の形態8のモード切り替えプログラム4
のフロー図である。
【図23】実施の形態8のTONE・BASS設定モー
ド時のポインティングデバイス入力処理6のフロー図で
ある。
【図24】従来技術に係る輝度・コントラスト調整機構
を備えた情報処理装置の概観を示す斜視図である。
【図25】従来技術に係る情報処理装置における輝度・
コントラストの電圧調整器の概略を示す斜視図である。
【符号の説明】
1………………装置本体 2………………液晶表示装置 3………………ポインティングデバイス 4………………キーボード 4−1…………制御装置 4−2…………ROM 4−3…………RAM 4−4…………LCD制御回路 4−5…………LCDパネル 4−6…………バックライト制御回路 4−7…………バックライト 4−8…………ポインティングデバイス 4−9…………キーボード 5………………内蔵スピーカ 7−1…………制御装置 7−2…………ROM 7−3…………RAM 7−4…………LCD制御回路 7−5…………LCDパネル 7−6…………バックライト制御回路 7−7…………バックライト 7−8…………ポインティングデバイス 7−9…………キーボード 11−1…………システム制御装置 11−2…………システムROM 11−3…………システムRAM 11−4…………LCD制御回路 11−5…………LCDパネル 11−6…………バックライト制御回路 11−7…………バックライト 11−8…………ポインティングデバイス制御装置 11−9…………ポインティングデバイス制御用ROM 11−10………ポインティングデバイス制御用RAM 11−11………ポインティングデバイス 11−12………キーボード 13−1…………システム制御装置 13−2…………システムROM 13−3…………システムRAM 13−4…………LCD制御回路 13−5…………LCDパネル 13−6…………バックライト制御回路 13−7…………バックライト 13−8…………ポインティングデバイス制御装置 13−9…………ポインティングデバイス制御用ROM 13−10………ポインティングデバイス制御用RAM 13−11………ポインティングデバイス 13−12………キーボード 19−1…………システム制御装置 19−2…………システムROM 19−3…………システムRAM 19−4…………LCD制御回路 19−5…………LCDパネル 19−6…………バックライト制御回路 19−7…………バックライト 19−8…………ポインティングデバイス制御装置 19−9…………ポインティングデバイス制御用ROM 19−10………ポインティングデバイス制御用RAM 19−11………ポインティングデバイス 19−12………キーボード 23−1…………制御装置 23−2…………ROM 23−3…………RAM 23−4…………液晶表示装置 23−5…………キーボード 23−6…………ポインティングデバイス 23−7…………サウンド制御回路 23−8…………内蔵スピーカ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御装置からのコマンドによりLCDパ
    ネルのコントラストを制御可能なLCD制御回路および
    バックライトの輝度を制御可能なバックライト制御回路
    を有する液晶表示装置と、画面上のX,Yの2次元座標
    位置を入力するポインティングデバイスとを備えた情報
    処理装置において、 前記ポインティングデバイスそのものを前記液晶表示装
    置のコントラスト・輝度の設定に兼用する状態で、当該
    ポインティングデバイスから得られるX,Yの2次元座
    標データをそれぞれコントラスト・輝度の設定コマンド
    に変換するポインティングデバイス入力処理プログラム
    およびポインティングデバイスとしてカーソル移動等を
    行う通常モードとコントラスト・輝度設定モードとを切
    り替えるモード切り替えプログラムを有し、前記液晶表
    示装置のコントラストと輝度を1つのアクションで同時
    に調整可能に構成してあることを特徴とする情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】 ポインティングデバイスが、2次元の
    X,Y座標系をもったタブレットと、このタブレットに
    対してポイント指定を行うスタイラスペンからなるもの
    である請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 キーボードから特定のキーの組み合わせ
    を入力することにより、ポインティングデバイスをカー
    ソル移動等を行う通常モードとコントラスト・輝度設定
    モードとに切り替える機能を有することを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 ポインティングデバイスとして動作する
    通常モードにおけるポインティングデバイスからの特定
    の入力パターンをジェスチャとして認識する機能を有
    し、前記ジェスチャを認識したときにボインティングデ
    バイスとしての通常モードからコントラスト・輝度設定
    モードへ切り替えるように構成されていることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 コントラスト・輝度設定モードにおける
    ポインティングデバイスからの特定の入力パターンをジ
    ェスチャとして認識する機能を有し、コントラスト・輝
    度設定モードからポインティングデバイスとしてカーソ
    ル移動等を行う通常モードへ切り替えるように構成され
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2または
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 ポインティングデバイスおよびキーボー
    ドを制御するポインティングデバイス制御装置がシステ
    ム制御装置とは独立し、かつシステム制御装置と同時並
    行的に演算可能な構成であり、ポインティングデバイス
    入力処理を実行するポインティングデバイス制御装置に
    よりポインティングデバイスから得たX軸およびY軸デ
    ータを用いてコントラスト・輝度を設定するように構成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の情報処理
    装置。
  7. 【請求項7】 ポインティングデバイスおよびキーボー
    ドを制御するポインティングデバイス制御装置がシステ
    ム制御装置とは独立し、かつシステム制御装置と同時並
    行的に演算可能な構成であり、ポインティングデバイス
    入力処理を実行するシステム制御装置によりポインティ
    ングデバイスから得たX軸およびY軸データを用いてコ
    ントラスト・輝度を設定するように構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 ポインティングデバイスから入力された
    最初の1点のX軸、Y軸の値(絶対値)を、コントラス
    トおよび輝度に設定可能な値に変換するレベル変換プロ
    グラム1を有し、レベル変換プログラム1によって変換
    された値に液晶表示装置のコントラスト・輝度を設定す
    るように構成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 ポインティングデバイスから入力された
    X軸、Y軸方向の移動量(相対値)を、コントラストお
    よび輝度に設定可能な変更量に変換するレベル変換プロ
    グラム2を有し、レベル変換プログラム2によって変換
    された量の分だけ液晶表示装置のコントラスト・輝度を
    加減することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  10. 【請求項10】 ポインティングデバイスからコントラ
    ストや輝度を加減する様子を表示装置に表示するコント
    ラスト・輝度情報表示機能を有し、コントラスト・輝度
    設定モード時にコントラストや輝度の現在値をリアルタ
    イムに確認できるように構成されていることを特徴とす
    る請求項8または請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 X軸方向の座標データをコントラスト
    の設定コマンドに変換し、Y軸方向の座標データを輝度
    の設定コマンドに変換することを特徴とする請求項1か
    ら請求項10までのいずれかに記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 X軸方向の座標データを輝度の設定コ
    マンドに変換し、Y軸方向の座標データをコントラスト
    の設定コマンドに変換することを特徴とする請求項1か
    ら請求項10までのいずれかに記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項10までのいずれ
    かの手法をサウンド機能に応用するもので、サウンド再
    生機能と内蔵スピーカとポインティングデバイスを有す
    る情報処理装置において、前記ポインティングデバイス
    そのものからのX,Yの2次元座標データを活用して、
    再生する音質のトーン(TONE)とバス(BASS)
    を1つのアクションで同時に調整可能に構成されている
    ことを特徴とする情報処理装置。
  14. 【請求項14】 X軸方向の座標データをトーン(TO
    NE)の設定コマンドに変換し、Y軸方向の座標データ
    をバス(BASS)の設定コマンドに変換することを特
    徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 【請求項15】 X軸方向の座標データをバス(BAS
    S)の設定コマンドに変換し、Y軸方向の座標データを
    トーン(TONE)の設定コマンドに変換することを特
    徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
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