JPH117120A - マスクパターン作成方法およびマスクパターン作成装置並びにマスク作成装置 - Google Patents

マスクパターン作成方法およびマスクパターン作成装置並びにマスク作成装置

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JPH117120A
JPH117120A JP16162797A JP16162797A JPH117120A JP H117120 A JPH117120 A JP H117120A JP 16162797 A JP16162797 A JP 16162797A JP 16162797 A JP16162797 A JP 16162797A JP H117120 A JPH117120 A JP H117120A
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Koichi Takeuchi
幸一 竹内
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/36Masks having proximity correction features; Preparation thereof, e.g. optical proximity correction [OPC] design processes

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写性能を向上させるための補助パターンを
含むマスクパターンを容易に作成する。 【解決手段】 補助パターンの作成工程として、原パタ
ーン作成手段において作成された原パターンに基づい
て、原パターンの周囲に補助パターン禁止帯を設定する
工程と(ステップS1)、この工程により設定された補
助パターン禁止帯に基づいて、補助パターン禁止帯の周
囲に補助パターン作成領域を設定する工程と(ステップ
S2)、この工程により設定された補助パターン作成領
域に基づいて所定の幅の補助パターンを作成する工程
(ステップS3)とを含んでいる。このように補助パタ
ーンが作成されることで、例えば、隣り合う2本の補助
パターン同士が接触したり重なったりすることを防止で
き、原パターンが繰り返し性のない複雑な場合でも、補
助パターンを容易に作成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路等
の製造に用いられるマスク用のマスクパターン作成方法
およびマスクパターン作成装置並びにそのマスクを作成
するマスク作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路等を製造する場合には、
リソグラフィ技術が用いられており、例えばステッパー
等の露光装置を用いてマスク上に形成されたマスクパタ
ーンをウェハ上に転写するという工程が含まれている。
この場合には、マスクパターンの転写時において焦点深
度をできるだけ大きくすることが転写精度の上で望まし
く、従来から以下のような焦点深度の拡大方法が知られ
ている。
【0003】例えば、焦点深度の拡大方法の一例とし
て、露光装置のσ値を大きくする方法や輪帯照明等の斜
入射照明法等が知られている。しかし、このような方法
は、図21に示したようにマスク110上のマスクパタ
ーンが密なパターン121の場合には効果的だが、図2
2に示したようにマスクパターンが疎なパターン131
の場合には焦点深度拡大の効果を得ることができないと
いう問題がある。
【0004】図23に示した表は、マスクパターンが密
なパターンの場合と、疎なパターンの場合において、2
次光源の条件を変えた場合に得られる焦点深度の値を表
したものである。この表は、露光装置としてKrFエキ
シマレーザ・ステッパー装置を用いた場合について示し
ており、また、2次光源の条件としてσ値が0.55と
0.80のフラット照明にした場合と、斜入射照明とし
て四重極照明を用いた場合について得られる焦点深度の
値を示している。また、図23の表では、密なパターン
として、図21に示したようなパターン幅が0.20μ
mのライン・アンド・スペースからなる密なパターン1
21を用い、疎なパターンとして、図22に示したよう
な周囲に他のパターンのない孤立した1本の疎なパター
ン131(パターン幅0.20μm)を用いた場合につ
いて得られた結果を示している。
【0005】この図23に示した表から分かるように、
密なパターンの場合には、露光装置の二次光源に応じて
焦点深度が変化する。この場合、フラット照明のσ値が
大きい場合の方が焦点深度が拡大すると共に、斜入射照
明を用いた場合の方が焦点深度が拡大することが分か
る。
【0006】一方、疎なパターンの場合には、二次光源
を変化させても焦点深度は変化せず、更に、密なパター
ンと比較して全ての条件において焦点深度が小さいこと
が分かる。このように、疎なパターンの場合には、照明
条件を変化させても焦点深度を拡大することはできな
い。しかし、疎なパターンの場合には、擬似的に密なパ
ターンを形成することにより、焦点深度を拡大するとい
う方法が知られている。これは、上述のように密なパタ
ーンの場合には、疎なパターンと比較して焦点深度が拡
大することを利用したものである。
【0007】図24は、従来の技術によって疎なパター
ンに対して擬似的に密なパターンを形成したマスクパタ
ーンを示す平面図である。この図の例では、マスク11
0上に、幅w1の疎な原パターン141が形成され、そ
の両脇に所定の間隔dを空けて幅w2の補助パターン1
42が形成されており、これにより、疑似的に密なパタ
ーンが形成されている。ただし、補助パターン142
は、ウェハへの転写時に補助パターン142自身の像が
転写されないように、その幅w2が転写工程に用いられ
る露光装置の解像限界値よりも小さな値に設定する。こ
れにより、補助パターン142自身の像をウェハ上に転
写せず、疎な原パターン141の焦点深度の拡大を図れ
ることが知られている。
【0008】図25は、上記のように擬似的に密なパタ
ーンを形成した場合における補助パターン142の幅w
2と補助パターン142の解像寸法との関係(グラフ1
51)および補助パターン142の幅w2と疎な原パタ
ーン141の焦点深度との関係(グラフ152)を表し
たグラフである。ただし、この図の結果は、疎な原パタ
ーン141の幅w1を0.20μmとし、疎な原パター
ン141と補助パターン142との間隔dが0.20μ
mである場合について所定の光強度計算をして得られた
結果である。
【0009】この図から分かるように、補助パターン1
42の幅w2が疎な原パターン141の幅w1に近いほ
ど疎なパターン141の焦点深度は拡大される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の技
術では、補助パターンの形成方法の理論が完全には確立
されておらず、例えば原パターンが繰り返し性のある単
純なものである場合には、補助パターンの形成は比較的
容易にできるものの、原パターンが半導体集積回路の回
路パターン等の繰り返し性のない複雑なものである場合
には、補助パターンの形成も複雑となってしまうという
問題があった。
【0011】また、上記のように補助パターンの形成方
法が理論的な形で確立されていないので、補助パターン
の形成は経験的な手法で行うしかなく、そのため補助パ
ターンをマスク全領域にわたって形成するような場合に
は莫大な時間がかかり、事実上補助パターンの形成が不
可能となる場合もあるという問題があった。
【0012】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、転写性能を向上させるための補助パ
ターンを含むマスクパターンを容易に作成することがで
きるマスクパターン作成方法およびマスクパターン作成
装置並びにマスク作成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によるマスクパタ
ーン作成方法は、ウェハ基板に転写される原パターンを
作成する工程と、この工程により作成された原パターン
の外周に所定の幅を設定して原パターンが拡大された原
パターン拡大領域を設定し、この原パターン拡大領域を
補助パターンの作成を禁止する補助パターン禁止帯とし
て設定する工程と、この工程により設定された補助パタ
ーン禁止帯の外周に所定の幅を設定して補助パターン禁
止帯が拡大された禁止帯拡大領域を設定し、この禁止帯
拡大領域から補助パターン禁止帯を除いた領域を補助パ
ターン作成用の補助パターン作成領域として設定する工
程と、この工程により設定された補助パターン作成領域
を所定の幅に縮小して補助パターンを作成する工程とを
含んでいる。
【0014】また、本発明によるマスクパターン作成装
置は、ウェハ基板に転写される原パターンを作成する原
パターン作成手段と、この原パターン作成手段により作
成された原パターンの外周に所定の幅を設定して原パタ
ーンが拡大された原パターン拡大領域を設定し、この原
パターン拡大領域を補助パターンの作成を禁止する補助
パターン禁止帯として設定する禁止帯設定手段と、この
禁止帯設定手段により設定された補助パターン禁止帯の
外周に所定の幅を設定して補助パターン禁止帯が拡大さ
れた禁止帯拡大領域を設定し、この禁止帯拡大領域から
補助パターン禁止帯を除いた領域を補助パターン作成用
の補助パターン作成領域として設定する作成領域設定手
段と、この作成領域手段により設定された補助パターン
作成領域を所定の幅に縮小して補助パターンを作成する
補助パターン作成手段とを備えている。
【0015】更に、本発明によるマスク作成装置は、ウ
ェハ基板に転写される原パターンを作成する原パターン
作成手段と、この原パターン作成手段により作成された
原パターンの外周に所定の幅を設定して原パターンが拡
大された原パターン拡大領域を設定し、この原パターン
拡大領域を補助パターンの作成を禁止する補助パターン
禁止帯として設定する禁止帯設定手段と、この禁止帯設
定手段により設定された補助パターン禁止帯の外周に所
定の幅を設定して補助パターン禁止帯が拡大された禁止
帯拡大領域を設定し、この禁止帯拡大領域から補助パタ
ーン禁止帯を除いた領域を補助パターン作成用の補助パ
ターン作成領域として設定する作成領域設定手段と、こ
の作成領域設定手段により設定された補助パターン作成
領域を所定の幅に縮小して補助パターンを作成する補助
パターン作成手段と、原パターンと補助パターンとを含
むマスクパターンを所定の描画データに変換する変換手
段と、この変換手段により変換された描画データに基づ
いてマスク基板上にマスクパターンを描画する描画手段
とを備えている。
【0016】本発明によるマスクパターン作成方法また
はマスクパターン作成装置では、補助パターンの作成に
先だって、補助パターン禁止帯が設定されると共に、こ
の補助パターン禁止帯の外周に補助パターン作成用の補
助パターン作成領域が設定される。そして、この補助パ
ターン作成領域が所定の幅に縮小されて補助パターンが
作成される。このように補助パターンが作成されること
で、例えば、隣り合う2本の補助パターン同士が接触し
たり重なったりすることを防止でき、原パターンが繰り
返し性のない複雑な場合でも、原パターンの転写性能を
向上させる補助パターンを容易に作成することができ
る。
【0017】本発明によるマスク作成装置では、補助パ
ターンの作成に先だって、補助パターン禁止帯が設定さ
れると共に、この補助パターン禁止帯の外周に補助パタ
ーン作成用の補助パターン作成領域が設定される。そし
て、この補助パターン作成領域が所定の幅に縮小されて
補助パターンが作成され、原パターンと補助パターンと
を含むマスクパターンが所定の描画データに変換された
後、この変換された描画データに基づいてマスク基板上
にマスクパターンが描画される。これにより、マスク基
板上に補助パターンを含むマスクパターンが容易に作成
され、ウェハへの転写工程時に原パターンの焦点深度が
拡大されて原パターンの転写性能を向上させることがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施の形態に係るマス
ク作成装置の構成を表すブロック図である。
【0020】図1に示したように、マスク作成装置1
は、マスクパターンを作成するマスクパターン作成部2
と、このマスクパターン作成部2により作成されたマス
クパターンをマスク基板上に描画する電子ビーム露光装
置等の露光描画手段3とを備えて構成される。
【0021】マスクパターン作成部2は、ウェハ基板上
に転写される半導体集積回路の回路パターン等の原パタ
ーンを作成する原パターン作成手段21と、この原パタ
ーン作成手段21により作成された原パターンに基づい
て原パターンの転写性能を向上させる補助パターンを作
成すると共に、補助パターンを含むマスクパターンを作
成する補助パターン作成手段22と、この補助パターン
作成手段22により作成された補助パターンを含むマス
クパターンを露光描画手段3に適した描画データにフォ
ーマット変換して露光描画手段3に出力する描画データ
作成手段23とを備えて構成される。なお、このマスク
パターン作成部2が本発明によるマスクパターン作成装
置に対応する。
【0022】原パターン作成手段21は、例えば、CA
D(Computer Aided Design)システム等で構成され
ることにより、原パターンを作成すると共に、この作成
した原パターンをGDSII(Cadence System inc. の
商標)等の図形用データにフォーマット変換して補助パ
ターン作成手段22に出力するものである。
【0023】補助パターン作成手段22は、GDSII等
の図形用データにフォーマット変換された原パターンに
対して後述の作成手順により補助パターンを作成してマ
スクパターンを作成し、描画データ作成手段23に出力
するものである。この補助パターン作成手段22は、例
えば、後述の作成手順を表すプログラムに基づいて動作
するコンピュータ等の装置で構成される。この場合、後
述の作成手順を表すプログラムの供給は、あらかじめコ
ンピュータ等の装置内に内蔵されて供給されるものであ
ってもよいし、外部から各種記録媒体又は各種通信手段
を介して供給されるようなものであってもよい。これに
より、補助パターンを含むマスクパターンをコンピュー
タ等で自動化して作成することが可能となる。なお、こ
の補助パターン作成手段22が、本発明による禁止帯設
定手段および作成領域設定手段に対応する。
【0024】描画データ作成手段23は、GDSII等の
図形用のデータを、更に電子ビーム露光装置等の露光描
画手段3に固有の描画用データにフォーマット変換する
ものである。露光描画手段3は、この描画データ作成手
段23でフォーマット変換された描画データに基づいて
補助パターン作成手段22で作成されたマスクパターン
を所定のマスク基板上に形成することができる。
【0025】なお、原パターン作成手段21から補助パ
ターン作成手段22に出力する原パターンのデータのフ
ォーマットは、GDSII等の図形用のデータではなく、
描画用のフォーマットに変換されたデータであってもよ
い。この場合、補助パターン作成手段22は描画用のフ
ォーマットに変換された原パターンに基づいて補助パタ
ーンを作成する。
【0026】次に、本実施の形態に係るマスクパターン
作成方法について、補助パターンを作成する工程を中心
に説明する。図2は、本発明の一実施の形態に係るマス
クパターン作成手順を説明するための流れ図であり、特
に補助パターンの作成工程を表している。この補助パタ
ーンの作成工程は、例えばコンピュータ装置用にプログ
ラム化されることにより補助パターン作成手段22にお
いて実現することが可能となる。
【0027】図2に示したように、本実施の形態に係る
マスクパターン作成方法では、補助パターンの作成工程
として、原パターン作成手段21において作成された原
パターンに基づいて、原パターンの周囲に補助パターン
禁止帯を設定する工程と(ステップS1)、この工程に
より設定された補助パターン禁止帯に基づいて、補助パ
ターン禁止帯の周囲に補助パターン作成領域を設定する
工程と(ステップS2)、この工程により設定された補
助パターン作成領域に基づいて所定の幅の補助パターン
を作成する工程(ステップS3)とを含んでいる。
【0028】次に、このステップS1〜ステップS3か
らなる補助パターンの作成工程を図3ないし図12を参
照して更に詳細に説明する。
【0029】図3は、原パターン作成手段21により作
成される原パターン41の一例を示す説明図である。ま
た、図4ないし図6は、図3に示した原パターン41に
基づいて作成される補助パターンを含むマスクパターン
の一例を示す説明図である。
【0030】図3で示したように、本実施の形態では、
隣り合う2つの直線パターン41L,41Rからなる原
パターン41に対して補助パターンを作成する場合につ
いて説明する。ただし、これらの2つの直線パターン4
1L,41Rの幅はそれぞれwであり、互いのパターン
間隔はsだけ離れているものとする。また、本実施の形
態では、説明を分かり易くするため原パターン41の左
右方向にのみ補助パターンが作成されるものとし、上下
方向についての説明は省略する。なお、後述の実施例で
は、上下方向を含めて原パターンの周囲全域に補助パタ
ーンを作成する場合の具体的な説明を行っている。
【0031】通常、図3で示したような隣り合う2つの
直線パターン41L,41Rに対応して補助パターンを
作成すると、そのパターン間隔sの大きさによって、図
4ないし図6に示したような第1〜第3のマスクパター
ン50a〜50cの3つの種別のマスクパターンが作成
される可能性がある。
【0032】すなわち、図4に示した第1のマスクパタ
ーン50aは、パターン間隔sが比較的大きい間隔値s
1である場合に作成されるものであり、2つの直線パタ
ーン41L,41Rの周りに4つの補助パターン42
(42L1 ,42L2 ,42R1 ,42R2 )が作成さ
れている。この場合、直線パターン41L,41Rの間
には、隣り合う2つの補助パターン42L2 ,42R2
が作成される。
【0033】また、図5に示した第2のマスクパターン
50bは、パターン間隔sが第1のマスクパターン50
aが作成される場合の間隔値s1よりも小さい間隔値s
2である場合に作成されるものであり、2つの直線パタ
ーン41L,41Rの周りに3つの補助パターン42
(42L1 ,42R1 ,42c)が作成されている。こ
の場合、直線パターン41L,41Rの間には、補助パ
ターン42cが1つのみ作成されている。
【0034】更に、図6に示した第3のマスクパターン
50cは、パターン間隔sが第2のマスクパターン50
bが作成される場合の間隔値s2よりも小さい間隔値s
3である場合に作成されるものであり、2つの直線パタ
ーン41L,41Rの周りに2つの補助パターン42
(42L1 ,42R1 )が作成されている。この場合、
直線パターン41L,41Rの間には、補助パターンは
何も作成されていない。
【0035】このように、隣り合う2つの直線パターン
41L,41Rに対して補助パターンを作成すると、そ
のパターン間隔sの大きさによって、図4ないし図6に
示したような第1〜第3のマスクパターン50a〜50
cのいずれかの種別のマスクパターンが作成される可能
性があり、その場合には、各パターン間隔値s1〜s3
の間に、s1>s2>s3の関係が成り立つ。本実施の
形態では、後述のような補助パターンの作成工程を経る
ことで、第1〜第3のマスクパターン50a〜50cの
いずれの種別のマスクパターンが作成される場合におい
ても容易に対応が可能であり、これにより、従来では対
応できなかった複雑なパターンを有する原パターンに対
して補助パターンを作成することができる。なお、第1
〜第3のマスクパターン50a〜50cが作成される場
合の各パターン間隔値s1〜s3の間には、より具体的
な条件値があるのだが、その説明をするのに先だって、
まず、図4に示した第1のマスクパターン50aが作成
される場合を例に本実施の形態による補助パターンの作
成工程について説明する。
【0036】図7ないし図9は、図4に示した第1のマ
スクパターン50aが作成される場合の各作成工程を表
す説明図である。これらの図7ないし図9に示した各作
成工程は、それぞれ図2で示した流れ図のステップS1
ないしステップS3に対応するものである。
【0037】まず、図7に示したように、原パターン作
成手段21により作成された原パターン41を構成する
2つの直線パターン41L,41Rのそれぞれの外周に
所定の幅fを設定して、原パターン41が拡大された2
つの原パターン拡大領域43L,43Rを設定し、更
に、この2つの原パターン拡大領域43L,43Rの論
理和を補助パターンの作成を禁止する補助パターン禁止
帯43として設定する。このとき、補助パターン禁止帯
43を設定する場合の所定の幅fの値は、マスク上に作
成される原パターンの最小幅wmに近いことが望まし
い。なお、この所定の幅fの値の更に具体的な条件値に
ついては、後に詳述する。
【0038】続いて、図8に示したように、補助パター
ン禁止帯43の外周に所定の幅bを設定して補助パター
ン禁止帯43が拡大された2つの禁止帯拡大領域44
L,44Rを設定し、この2つの禁止帯拡大領域44
L,44Rの論理和から補助パターン禁止帯43を除い
た領域(45L1 ,45L2 ,45R1 ,45R2 )を
補助パターン作成用の補助パターン作成領域45として
設定する。なお、ここで用いられる所定の幅bの値の更
に具体的な条件については、後に詳述する。
【0039】次に、図9に示したように、補助パターン
作成領域45(45L1 ,45L2,45R1 ,45R
2 )の各々を所定の幅aにまで縮小して補助パターン4
2(42L1 ,42L2 ,42R1 ,42R2 )を作成
する。ここで、補助パターン42の幅aは、ウェハ基板
上への転写時に補助パターン42自身の像が転写されな
いように、その幅aが転写工程に用いられるステッパー
等の露光装置の解像限界値よりも小さな値に設定する。
これにより、補助パターン42自身の像がウェハ基板上
に転写されずに、原パターン41の焦点深度の拡大を図
り、転写性能を向上させることができる。なお、このよ
うに作成された各補助パターン42と各直線パターン4
1L,41Rとの間の間隔dは、各所定の間隔f,b,
aを用いて表すと、図9から分かるように、d={f+
(b−a)/2}となる。また、隣り合う2つの補助パ
ターン42L2 ,42R2 同士の間隔cを各所定の間隔
f,b,aを用いて表すと、図9から分かるように、c
=〔s1−{d+a}×2〕であるから、c=〔s1−
{f+(b−a)/2+a}×2〕となり、c=〔s1
−{2f+b+a}〕となる。
【0040】以上のような工程を経て、補助パターン4
2が作成されることにより、図4に示した第1のマスク
パターン50aが作成されるわけだが、次に、この第1
のマスクパターン50aが作成される場合のパターン間
隔s1の条件値および各作成工程において設定される所
定の幅b,fの条件値等について、図10を参照して説
明する。
【0041】前述のように、第1のマスクパターン50
aでは、直線パターン41L,41Rの間に、隣り合う
2つの補助パターン42L2 ,42R2 が作成されてい
るが、第1のマスクパターン50aが作成されるための
パターン間隔s1の条件とは、この隣り合う2つの補助
パターン42L2 ,42R2が直線パターン41L,4
1Rの間に作成されるための条件ともいえる。ここで、
補助パターン42の作成条件として、ウェハ基板上への
転写時に補助パターン42自身の像が転写されないよう
にしなければならないという条件があるため、隣り合う
2つの補助パターン42L2 ,42R2 は、必要以上に
接近することがないようにしなければならない。すなわ
ち、隣り合う2つの補助パターン42L2 ,42R2
間隔cをマスク上に存在する原パターンの最小線幅wm
以上の値にする必要がある。すなわち、間隔cについて
は、以下の条件式(1)が成り立つ。
【0042】c≧wm ……(1)
【0043】図10は、本実施の形態によるマスクパタ
ーン作成の一工程を示す説明図であり、直線パターン4
1L,41Rの間に、隣り合う2つの補助パターン42
2,42R2 が作成される場合において、間隔cの値
が最小値cmin となる場合を示している。このように、
間隔cが最小値cminとなる場合には、補助パターン作
成領域45L2 ,45R2 が接するような場合であり、
この場合には、図10から分かるように、cmin =
{(b−a)/2}×2=(b−a)となる。従って、
c≧cminであることと、前述の式(1)との関係か
ら、以下の条件式(2)が成り立つ。
【0044】(b−a)≧wm ……(2)
【0045】従って、補助パターン作成領域45を設定
する場合に用いる所定の幅bの条件としては、以下の条
件式(3)が成り立つ。
【0046】b≧a+wm ……(3)
【0047】ところで、間隔cと同様に、各補助パター
ン42と各直線パターン41L,41Rとの間の間隔d
も必要以上に接近することがないようにしなければなら
ないため、間隔dついては、以下の条件式(4)が成り
立つ。
【0048】 d={f+(b−a)/2}/2>wm ……(4)
【0049】従って、f>wm−(b−a)/2の関係
式が成り立つのだが、この関係式と前述の式(3)とを
連立させると、補助パターン禁止帯43を設定する際の
所定の幅fについては、以下の条件式(5)が成り立
つ。
【0050】f>wm/2 ……(5)
【0051】このように、補助パターン禁止帯43を設
定する際の所定の幅fは、最小寸法wmの半分よりも大
きいことが条件となるのだが、この幅fは、あまり大き
すぎると、補助パターン禁止帯43が広く設定され、補
助パターン42が作成されなくなるので、最小寸法wm
の50%〜150%程度が望ましい。
【0052】また、間隔cの値が最小値cmin となる場
合は、パターン間隔s1も最小値s1minとなる場合で
あるが、この最小値s1minは、図10から分かるよう
に、s1min =2(f+b)となる。従って、s1≧s
1min であることから、以下の条件式(6)が成り立
つ。
【0053】s1≧2(f+b) ……(6)
【0054】従って、図4に示したような第1のマスク
パターン50aが作成される場合のパターン間隔s1の
値の条件は、補助パターン禁止帯43の設定用の幅f,
補助パターン作成領域45の設定用の幅bを用いて表す
と、直線パターン41L,41Rのパターン間隔sが、
s≧2(f+b)となる場合である。これよりもパター
ン間隔sの値が小さい場合、すなわち、s<2(f+
b)の場合には、図5に示したような第2のマスクパタ
ーン50bまたは、図6に示したような第3のマスクパ
ターン50cが作成されることとなる。
【0055】図11は、直線パターン41L,41Rの
間に、ただ1つの補助パターン42cが作成される場
合、すなわち、図5に示したような第2のマスクパター
ン50bが作成される場合のマスクパターン作成の一工
程を示す説明図である。また、図12は、直線パターン
41L,41Rの間に何も補助パターン作成されない場
合、すなわち、図5に示したような第2のマスクパター
ン50bが作成される場合のマスクパターン作成の一工
程を示す説明図である。
【0056】図5に示したような第2のマスクパターン
50bが作成される場合には、図4の第1のマスクパタ
ーン50aが作成される場合と同様の工程を経て、補助
パターン禁止帯43の外周に所定の幅bを設定して補助
パターン禁止帯43が拡大された2つの禁止帯拡大領域
44L,44Rを設定し、この2つの禁止帯拡大領域4
4L,44Rの論理和から補助パターン禁止帯43を除
いた領域(45L1 ,45c,45R2 )を補助パター
ン作成用の補助パターン作成領域45として設定する。
この場合、図4の第1のマスクパターン50aが作成さ
れる場合と異なり、直線パターン41L,41Rの間に
は、補助パターン作成領域45は、1つの領域45cし
か作成されない。これは、2つの禁止帯拡大領域44
L,44Rの論理和をとったためであり、これにより、
隣り合う2本の直線パターン41L,41Rの間には、
1本の補助パターン45cのみが作成されることとな
る。
【0057】ここで、図5に示したような第2のマスク
パターン50bが作成される場合のパターン間隔s2の
最小値は、少なくとも補助パターン禁止帯43の設定用
の所定の幅fの2倍よりも大きくなくてはならない。な
ぜなら、s≦2fの場合には、図12に示したように、
隣り合う直線パターン41L,41Rの内側の領域は全
て補助パターン禁止帯43となってしまい、補助パター
ン作成領域45cが直線パターン41L,41Rの内側
に設定されないからである。従って、図5に示したよう
な第2のマスクパターン50bが作成される場合のパタ
ーン間隔s2の条件としては、前述のs<2(f+b)
の条件と合わせて、以下の条件式(7)が成り立つよう
な場合であることが分かる。この式(7)が成り立つよ
うな場合には、隣り合う2本の直線パターン41L,4
1Rの間に1本の補助パターンのみが作成されることに
なる。
【0058】2f<s<2(f+b) ……(7)
【0059】従って、図6に示したような第3のマスク
パターン50cが作成される場合のパターン間隔s3の
条件としては、以下の条件式(8)が成り立つような場
合であることが分かる。この条件式(8)が成り立つよ
うな場合には、図4の第1のマスクパターン50aが作
成される場合と同様に、直線パターン41L,41Rの
両側に所定の幅fが設定されて補助パターン禁止帯43
が設定される。この場合、図12に示したように、隣り
合う直線パターン41L,41Rの内側の領域は全て補
助パターン禁止帯43となり、隣り合う2本の直線パタ
ーン41L,41Rの間には補助パターンが何も作成さ
れない。
【0060】s≦2f ……(8)
【0061】以上の説明をまとめると、まず、図4に示
したような第1のマスクパターン50aが作成される場
合のパターン間隔s1の値の条件は、補助パターン禁止
帯43の設定用の幅f,補助パターン作成領域45の設
定用の幅bを用いて表すと、直線パターン41L,41
Rのパターン間隔sが、s≧2(f+b)となる場合で
ある。このとき、作成された各補助パターン42と各直
線パターン41L,41Rとの間の間隔dは、補助パタ
ーン42の幅をaとすると、d={f+(b−a)/
2}であり、この間隔dで各直線パターン41L,41
Rの両側に補助パターン42(42L1 ,42L2 ,4
2R1 ,42R2 )が作成される。なお、前述したよう
に、補助パターン禁止帯43の設定用の幅fは、マスク
上に作成される原パターンの最小寸法wmを用いて、f
>wm/2の条件を満たすような値であり、例えば最小
寸法wmの50%〜150%の値である。また、補助パ
ターン42の幅aは、ステッパー等の露光装置の解像限
界値よりも小さな値であり、更に、補助パターン作成領
域45の設定用の幅bは、b≧a+wmの条件を満たす
ような値である。これらの所定の値f,a,bは、いず
れも補助パターン42の作成前に、初期値として設定可
能な値である。
【0062】また、図5に示したような第2のマスクパ
ターン50bが作成される場合のパターン間隔s2の値
の条件は、直線パターン41L,41Rのパターン間隔
sが、2f<s<2(f+b)となる場合であり、隣り
合う2本の直線パターン41L,41Rの内側には1本
の補助パターン42cが作成されることになる。このと
き、作成された内側の補助パターン42cと各直線パタ
ーン41L,41Rとの間隔は、(s−a)/2とな
る。
【0063】また、図6に示したような第3のマスクパ
ターン50cが作成される場合のパターン間隔s3の値
の条件は、直線パターン41L,41Rのパターン間隔
sが、それぞれの補助パターン禁止帯43設定用の幅f
の2倍より小さい、すなわち、s≦2fとなる場合であ
り、この場合には隣り合う2本の直線パターン41L,
41Rの間には補助パターン42が何も作成されない。
【0064】このように本実施の形態によれば、補助パ
ターン42の作成前に、原パターン41の周りに補助パ
ターン禁止帯43を設定するので、作成される補助パタ
ーン42が必要以上に原パターン41に接近しすぎるこ
とがない。また、補助パターン禁止帯43の周囲に補助
パターン作成領域45を設定し、この補助パターン作成
領域45を所定の幅aにまで縮小することにより補助パ
ターン42を作成するようにしたので、複数の補助パタ
ーン42が作成されたとしても互いの隣り合う補助パタ
ーン同士が必要以上に接近しすぎることもない。このよ
うに補助パターン42が作成されることで、例えば、隣
り合う2本の直線パターン41L,41R同士が接触し
たり重なったりすることを防止できる。
【0065】また、補助パターン42を作成するための
手順は、プログラム化してコンピュータ等の装置で自動
処理することが可能であるから、原パターン41が半導
体集積回路用の回路パターン等の複雑なものであって
も、高速かつ容易に補助パターン420を含むマスクパ
ターンを作成することができる。また、このマスクパタ
ーンが描画されたマスクを用いることで、原パターン4
1が擬似的に密なパターンとなり、転写工程時において
焦点深度が拡大され、転写性能を向上させることができ
る。
【0066】
【実施例】次に、本発明の更に具体的な実施例について
図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例の
説明では、上記実施の形態におけるマスク作成装置1と
その構成、作用および効果が重複する部分が多いため、
例えばマスク作成装置1と構成が同一の部分には、同一
の符号を付し、それらの説明を省略する。
【0067】[第1の実施例]まず、本発明の第1の実
施例について説明する。
【0068】図13ないし図17は、本実施例に係るマ
スクパターンの各作成工程を表す説明図である。
【0069】図13は、本実施例における原パターンを
表す説明図である。図13に示したように、本実施例で
は、分割された第1ないし第4の図形パターン51a,
51b,51c,51dからなる原パターン51に対し
て、補助パターンを作成する場合について説明する。原
パターン51は、縦長のほぼ長方形状の第2および第3
の図形パターン51b,51cの一辺が、それぞれ、ほ
ぼ正方形状の第1および第4の図形パターン51a,5
1dの一辺に接近したパターン構成となっており、これ
により、第1および第2の図形パターン51a,51b
と、第3および第4の図形パターン51c,51dとが
それぞれ1組とみなせる2組の図形パターンが隣り合っ
たパターン構成となっている。また、本実施例では、第
2および第3の図形パターン51b,51cの幅wは、
0.20μm程度であり、第1および第2の図形パター
ン51a,51bと、第3および第4の図形パターン5
1c,51dとの間のパターン間隔sが0.60μm程
度であるものとする。
【0070】このような構成の原パターン51に対し
て、補助パターンを作成する場合には、まず、図14に
示すように、原パターン51を構成する第1ないし第4
の図形パターン51a,51b,51c,51dのそれ
ぞれの外周に所定の幅fを設定して、複数の原パターン
拡大領域を設定し、更に、この複数の原パターン拡大領
域の論理和を補助パターン禁止帯52として設定する。
このとき、補助パターン禁止帯52を設定する場合の所
定の幅fの値は、例えば0.15μm程度とする。
【0071】次に、図15に示すように、補助パターン
禁止帯52の外周に所定の幅bを設定して補助パターン
禁止帯52が拡大された複数の禁止帯拡大領域を設定
し、この複数の禁止帯拡大領域の論理和から補助パター
ン禁止帯52を除いた領域を補助パターン作成領域53
として設定する。なお、ここで用いられる所定の幅bの
値は、0.20μm程度とする。
【0072】続いて、図16に示すように、補助パター
ン作成領域53を第1ないし第9の作成領域53a〜5
3iの9つの領域に分割する。
【0073】最後に、図17に示すように、分割した第
1ないし第9の作成領域53a〜53iからなる補助パ
ターン作成領域53の各々を所定の幅aにまで縮小して
9つの補助パターン54a〜54iを作成する。ここ
で、各補助パターン54a〜54iの幅aは、ウェハ基
板上への転写時に各補助パターン54a〜54自身の像
が転写されないように、0.10μm程度とする。
【0074】このように、本実施例では、分割された第
1ないし第4の図形パターン51a,51b,51c,
51dからなる原パターン51に対して、分割された9
つの補助パターン54a〜54iが作成される。このよ
うに作成された補助パターン54a〜54iを含むマス
クパターンは、描画データ作成手段23で描画データに
変換され、露光描画手段3によりマスク基板上に描画さ
れてマスクが作成される。そして、この作成されたマス
クを用いて、KrFエキシマレーザ・ステッパー装置等
の露光装置により、ウェハ基板上のレジストにマスクパ
ターンを転写すると、幅0.20μmの微小パターンを
含む原パターン51がウェハ基板上に良好に転写され
る。
【0075】以上説明したように、本実施例によれば、
複数の図形パターン51a,51b,51c,51dか
らなる原パターン51に対応して、補助パターン作成領
域53を領域53a〜53iの9つの領域に分割して詳
細に設定し、補助パターン54a〜54iを作成するの
で、上記実施の形態で説明した効果に加え、複雑な原パ
ターン51に対しより効率的且つ詳細に補助パターン5
4a〜54iを作成することが可能となる。
【0076】[第2の実施例]次に、本発明の第2の実
施例について説明する。図18は、本発明の第2の実施
例において作成されるマスクパターンの一例を示す説明
図である。
【0077】本実施例により作成されるマスクパターン
は、図18に示すように、あるパターンが近隣の原パタ
ーンに全く接触していないようないわゆる完全孤立型の
原パターン61に対して、補助パターン62,63が2
段階で作成されたものである。
【0078】この場合、上記第1の実施例と同様の方法
により、まず、第1の補助パターン62を作成する。次
に、この作成された第1の補助パターン62を新たな原
パターンと見なして、この原パターンと見なされた第1
の補助パターン62の外周に上記第1の実施例と同様の
方法により第2の補助パターン63を作成する。このよ
うにして、原パターン61に対して補助パターンが2段
階に作成される。
【0079】以上説明したように、本実施例によれば、
完全孤立型の原パターン61に対して、補助パターン6
2,63が2段階で作成されるので、上記実施の形態で
説明した効果に加え、マスクパターンの繰り返し性が更
に増し、ウェハ基板上への転写時において焦点深度がさ
らに拡大され、転写性能が大幅に向上する。
【0080】[第3の実施例]次に、本発明の第3の実
施例について説明する。図19は、本実施例における原
パターンを表す説明図である。また、図20は、本実施
例において作成されるマスクパターンの一例を示す説明
図である。
【0081】本実施例では、図19で示したように、原
パターンが半導体集積回路のロジック・ゲート用のゲー
トパターン71である場合に、焦点深度拡大用の補助パ
ターンを含むマスクパターンを作成するものである。こ
こで、ゲートパターン71は、上記第1および第2の実
施例で説明した原パターン51,61が幾つか組み合わ
されて形成されたようなパターン構成となっている。従
って、上記第1および第2の実施例で説明した場合と同
様の作成方法を用いて、図20に示したような補助パタ
ーン72を含むマスクパターンを作成すると共に、この
マスクパターンが描画されたマスクを作成することがで
きる。
【0082】本実施例によれば、上記第1および第2の
実施例で説明した場合と同様の作成方法を用いて、補助
パターン72を含むマスクパターンを作成するので、上
記実施の形態で説明した効果に加え、複雑なロジック・
ゲート用のゲートパターン71に対して、効率的に補助
パターン72が作成され、補助パターン72を含むマス
クパターンを容易に作成することができる。
【0083】以上、実施の形態および実施例を挙げて本
発明を説明したが、本発明は上記実施の形態および実施
例に限定されるものではなく、その均等の範囲で種々変
形可能である。例えば、上記第3の実施例においては、
原パターンがロジック・ゲート用のゲートパターン71
である場合について示したが、原パターンが、ロジック
系デバイスの配線パターンであっても本発明により補助
パターンを含むマスクパターンが容易に作成される。
【0084】また、本発明を、ロジックとメモリが混載
した半導体装置のゲートや配線等を形成する際に利用し
てもよい。この場合には、疎なパターンが補助パターン
により、擬似的に密なパターンとなり、転写工程時にお
いて焦点深度が拡大されるだけでなく、パターン疎密に
よる寸法のばらつきも抑制される。更に、繰り返しパタ
ーンからなるメモリセル端部にも補助パターンが作成さ
れるので、メモリセル端部の劣化を抑制することもでき
る。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし8の
いずれかに記載のマスクパターン作成方法または請求項
9に記載のマスクパターン作成装置によれば、補助パタ
ーンの作成に先だって、補助パターン禁止帯の設定や、
補助パターン作成領域の設定が行われるので、例えば、
隣り合う2本の補助パターン同士が接触したり重なった
りすることを防止でき、原パターンが繰り返し性のない
複雑な場合においても、原パターンの転写性能を向上さ
せる焦点深度拡大用の補助パターンを容易に作成するこ
とができ、これにより、補助パターンを含むマスクパタ
ーンを容易に作成することができる。また、このように
作成されたマスクパターンが描画されたマスクを使用す
ることにより、ウェハ基板上の全領域にわたって、微細
かつ良好なパターン形成を行うことができるので、例え
ば、高性能なロジック系や、ロジックおよびメモリー混
載の半導体デバイス等を容易に製造できるという効果を
奏する。
【0086】また、請求項2記載のマスクパターン作成
方法によれば、補助パターンを含むマスクパターンを所
定の描画装置用の描画データに変換する工程を含んでい
るので、請求項1に記載のマスクパターン作成方法の効
果に加え、焦点深度拡大用の補助パターンを含むマスク
パターンを所定の描画装置によりマスク基板上に容易に
描画できるという効果を奏する。
【0087】また、請求項10に記載のマスク作成装置
によれば、補助パターン禁止帯の設定や、補助パターン
作成領域の設定を行うことにより作成した補助パターン
を含むマスクパターンをマスク基板上に描画してマスク
を作成するので、原パターンが繰り返し性のない複雑な
場合においても、焦点深度拡大用の補助パターンを含む
マスクパターンを容易に作成することができると共に、
この補助パターンを含むマスクパターンが描画されたマ
スクを高速かつ容易に作成することができる。また、こ
のように作成されたマスクを使用することにより、ウェ
ハ基板上の全領域にわたって、微細かつ良好なパターン
形成を行うことができるので、例えば、高性能なロジッ
ク系や、ロジックおよびメモリー混載の半導体デバイス
等を容易に製造できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るマスク作成装置の
構成を表すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るマスクパターン作
成方法の手順を示す流れ図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るマスクパターン作
成方法が適用される原パターンの一例を示す説明図であ
る。
【図4】本発明の一実施の形態において作成されるマス
クパターンの一例を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態において作成されるマス
クパターンの他の例を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態において作成されるマス
クパターンの更に他の例を示す説明図である。
【図7】図4に示したマスクパターンが作成される場合
の作成工程を表す説明図である。
【図8】図7に続く工程を表す説明図である。
【図9】図8に続く工程を表す説明図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係るマスクパターン
作成方法の他の工程を表す説明図である。
【図11】図5に示したマスクパターンが作成される場
合の作成工程を表す説明図である。
【図12】図6に示したマスクパターンが作成される場
合の作成工程を表す説明図である。
【図13】本発明の第1の実施例における原パターンを
表す説明図である。
【図14】本発明の第1の実施例に係るマスクパターン
作成方法の一工程を表す説明図である。
【図15】図14に続く工程を表す説明図である。
【図16】図15に続く工程を表す説明図である。
【図17】図16に続く工程を表す説明図である。
【図18】本発明の第2の実施例において作成されるマ
スクパターンを示す説明図である。
【図19】本発明の第3の実施例における原パターンを
表す説明図である。
【図20】本発明の第3の実施例において作成されるマ
スクパターンの一例を示す説明図である。
【図21】従来の技術を説明するための密なパターンを
表す平面図である。
【図22】従来の技術を説明するための疎なパターンを
表す平面図である。
【図23】マスクパターンが密なパターンの場合と、疎
なパターンの場合において、2次光源の条件を変えた場
合に得られる焦点深度の値を示した図である。
【図24】従来の技術による補助パターンを含むマスク
パターンを表す平面図である。
【図25】擬似的に密なパターンを形成した場合におけ
る補助パターンの幅と補助パターンの解像寸法との関
係、および補助パターンの幅と疎な原パターンの焦点深
度との関係を表したグラフである。
【符号の説明】
1…マスク作成装置、2…マスクパターン作成部、3…
露光描画手段、21…原パターン作成手段、22…補助
パターン作成手段、23…描画データ作成手段、41,
51,61……原パターン、42,51a〜51i,7
2…補助パターン、43…補助パターン禁止帯、43
L,43R……原パターン拡大領域、44L,44R…
…禁止帯拡大領域、45,53…補助パターン作成領
域、62…第1の補助パターン、63…第2の補助パタ
ーン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェハ基板に転写される原パターンと、
    この原パターンの転写性能を向上させる補助パターンと
    を含むマスクパターンを作成するマスクパターン作成方
    法において、 前記ウェハ基板に転写される原パターンを作成する工程
    と、 この工程により作成された原パターンの外周に所定の幅
    を設定して前記原パターンが拡大された原パターン拡大
    領域を設定し、この原パターン拡大領域を前記補助パタ
    ーンの作成を禁止する補助パターン禁止帯として設定す
    る工程と、 この工程により設定された補助パターン禁止帯の外周に
    所定の幅を設定して前記補助パターン禁止帯が拡大され
    た禁止帯拡大領域を設定し、この禁止帯拡大領域から前
    記補助パターン禁止帯を除いた領域を前記補助パターン
    作成用の補助パターン作成領域として設定する工程と、 この工程により設定された補助パターン作成領域を所定
    の幅に縮小して前記補助パターンを作成する工程とを含
    むことを特徴とするマスクパターン作成方法。
  2. 【請求項2】 更に、前記原パターンと前記補助パター
    ンとを含むマスクパターンを所定の描画装置用の描画デ
    ータに変換する工程を含むことを特徴とする請求項1記
    載のマスクパターン作成方法。
  3. 【請求項3】 前記補助パターン禁止帯を設定する工程
    において、前記原パターンが複数の図形パターンに分割
    可能な場合には、この複数の図形パターンのそれぞれの
    外周に所定の幅を設定して複数の原パターン拡大領域を
    設定し、その複数の原パターン拡大領域の論理和を前記
    補助パターン禁止帯として設定することを特徴とする請
    求項1記載のマスクパターン作成方法。
  4. 【請求項4】 前記補助パターン作成領域を設定する工
    程において、前記補助パターン禁止帯が複数の図形パタ
    ーンに分割可能な場合には、この複数の図形パターンの
    それぞれの外周に所定の幅を設定して複数の禁止帯拡大
    領域を設定し、その複数の禁止帯拡大領域の論理和から
    前記補助パターン禁止帯を除いた領域を前記補助パター
    ン作成領域として設定することを特徴とする請求項1記
    載のマスクパターン作成方法。
  5. 【請求項5】 前記補助パターンを作成する工程におい
    て、前記補助パターン作成領域が複数の図形パターンに
    分割可能な場合には、前記補助パターン作成領域を複数
    の図形パターンに分割し、この分割された補助パターン
    作成領域の各々を所定の幅に縮小して前記補助パターン
    を作成することを特徴とする請求項1記載のマスクパタ
    ーン作成方法。
  6. 【請求項6】 前記補助パターン禁止帯を設定する工程
    において、前記補助パターン禁止帯設定用の所定の幅を
    前記原パターンの最小幅の50〜150%の値にするこ
    とを特徴とする請求項1記載のマスクパターン作成方
    法。
  7. 【請求項7】 前記補助パターンを作成する工程におい
    て、複数の補助パターンが作成される場合には、隣り合
    う補助パターン同士の間隔が前記原パターンの最小幅よ
    りも小さくならないように前記補助パターンを作成する
    ことを特徴とする請求項1記載のマスクパターン作成方
    法。
  8. 【請求項8】 前記補助パターンを作成する工程により
    作成される補助パターンの幅は、前記ウェハ基板に転写
    されないような幅であることを特徴とする請求項1記載
    のマスクパターン作成方法。
  9. 【請求項9】 ウェハ基板に転写される原パターンと、
    この原パターンの転写性能を向上させる補助パターンと
    を含むマスクパターンを作成するマスクパターン作成装
    置において、 前記ウェハ基板に転写される原パターンを作成する原パ
    ターン作成手段と、 この原パターン作成手段により作成された原パターンの
    外周に所定の幅を設定して前記原パターンが拡大された
    原パターン拡大領域を設定し、この原パターン拡大領域
    を前記補助パターンの作成を禁止する補助パターン禁止
    帯として設定する禁止帯設定手段と、 この禁止帯設定手段により設定された補助パターン禁止
    帯の外周に所定の幅を設定して前記補助パターン禁止帯
    が拡大された禁止帯拡大領域を設定し、この禁止帯拡大
    領域から前記補助パターン禁止帯を除いた領域を前記補
    助パターン作成用の補助パターン作成領域として設定す
    る作成領域設定手段と、 この作成領域手段により設定された補助パターン作成領
    域を所定の幅に縮小して前記補助パターンを作成する補
    助パターン作成手段とを備えることを特徴とするマスク
    パターン作成装置。
  10. 【請求項10】 ウェハ基板に転写される原パターン
    と、この原パターンの転写性能を向上させる補助パター
    ンとを含むマスクパターンがマスク基板上に描画されて
    なるマスクを作成するマスク作成装置において、 前記ウェハ基板に転写される原パターンを作成する原パ
    ターン作成手段と、 この原パターン作成手段により作成された原パターンの
    外周に所定の幅を設定して前記原パターンが拡大された
    原パターン拡大領域を設定し、この原パターン拡大領域
    を前記補助パターンの作成を禁止する補助パターン禁止
    帯として設定する禁止帯設定手段と、 この禁止帯設定手段により設定された補助パターン禁止
    帯の外周に所定の幅を設定して前記補助パターン禁止帯
    が拡大された禁止帯拡大領域を設定し、この禁止帯拡大
    領域から前記補助パターン禁止帯を除いた領域を前記補
    助パターン作成用の補助パターン作成領域として設定す
    る作成領域設定手段と、 この作成領域設定手段により設定された補助パターン作
    成領域を所定の幅に縮小して前記補助パターンを作成す
    る補助パターン作成手段と、 前記原パターンと前記補助パターンとを含むマスクパタ
    ーンを所定の描画データに変換する変換手段と、 この変換手段により変換された描画データに基づいてマ
    スク基板上に前記マスクパターンを描画する描画手段と
    を備えることを特徴とするマスク作成装置。
JP16162797A 1997-06-18 1997-06-18 マスクパターン作成方法およびマスクパターン作成装置並びにマスク作成装置 Withdrawn JPH117120A (ja)

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