JPH1165936A - メモリ装置 - Google Patents

メモリ装置

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JPH1165936A
JPH1165936A JP10113689A JP11368998A JPH1165936A JP H1165936 A JPH1165936 A JP H1165936A JP 10113689 A JP10113689 A JP 10113689A JP 11368998 A JP11368998 A JP 11368998A JP H1165936 A JPH1165936 A JP H1165936A
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memory cell
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JP10113689A
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Yasuhiro Kai
靖啓 甲斐
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Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Micro Design Miyazaki Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Micro Design Miyazaki Co Ltd
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    • G11INFORMATION STORAGE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読み出しを制御することができるメモリ装置
を提供する。 【解決手段】 読み出し制御手段は、SEC信号が
“H"であるときに、アドレスAN1iN、AN2iN
を、予め設定された値と比較し、一致していればCSB
を“H"とし、一致していなければCSBを“L"とす
る。CSBが“H"であればセンスアンプ6は、Xデコ
ーダ3、Yデコーダ5により選択されたメモリセルアレ
イ1からデータを読み出し、バッファ7は読み出された
データを外部に出力する。CSBが“L"であればセン
スアンプ6、バッファ7は動作しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリ装置に関
し、特に読み出しを制限することができるメモリ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理機器等において読み出し専用の
メモリとして、ユーザーからのROMコード(インタフ
ェースデータ)をウエハプロセスの途中に記憶させるマ
スクROMが知られている。
【0003】このマスクROMは、一般的に、図2に示
すように、メモリセルがマトリクス状に配列されたメモ
リセルアレイx1と、プリデコーダx2の出力に基づい
てメモリセルアレイx1のワード線を選択する選択出力
を出力するXデコーダx3と、プリデコーダx4の出力
に基づいてメモリセルアレイx1のビット線を選択する
選択出力を出力するYデコーダx5と、Xデコーダx
3、Yデコーダx5の出力により選択されたメモリセル
の読み出し信号を増幅するセンスアンプx6と、センス
アンプx6の出力を外部に出力する出力バッファx7と
を備えている。
【0004】このように構成されたマスクROMでは、
データの読み出し時に、外部からアドレスが供給され、
チップセレクト信号がアクティブになると、プリデコー
ダx2、x4は、外部から供給されたアドレスに基づい
てXデコーダx3、Yデコーダx5の一部を選択する。
Xデコーダx3、Yデコーダx5の当該選択された部分
は、アドレスに基づいてデータの読み出しを行なうメモ
リセルアレイx1内のメモリセルを選択する。これによ
り、選択されたメモリセルからデータが読み出され、セ
ンスアンプx6、出力バッファx7を介して外部に出力
される。
【0005】また、ユーザが一度だけデータを書き込む
ことができるメモリとして、いわゆるOTP(One Time
Programmable ROM )が知られている。
【0006】このOTPは、一般的に、図3に示すよう
に、上述の図2に示すマスクROMと同様に構成されて
いる。このOTPは、図2中のメモリセルアレイx1の
代わりにマトリクス状のOTPのメモリセルを備えるメ
モリセルアレイx1’を備えており、同図中の出力バッ
ファx7の代わりに、データの入出力を行う入出力バッ
ファx7’を備えている。また、このOTPは、上述の
図2の構成に加えて、データの書き込み時に入力された
データをラッチするラッチx8を備えている。
【0007】このように構成されたOTPでは、データ
の書き込み時に、外部からアドレス、データが供給さ
れ、チップセレクト信号がアクティブとなると、上述の
マスクROMのデータ読み出し時と同様に、書き込みを
行うメモリセルが選択される。一方、外部からのデータ
は入出力バッファ7’、ラッチx8に保持されており、
選択されたメモリセルに書き込まれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
マスクROM、OTPは、一般的には、読み出しを制限
するための手段を備えていない。このため、複数のマス
クROMあるいはOTPを用い、個々のマスクROM、
OTPからの読み出しを切り替えたい場合、あるいはセ
キュリティの保持のために読み出しを制限したい場合等
には、マスクROM、OTPの外部に読み出しを制限す
るための回路を設ける必要があった。このような回路を
設けることは、マスクROM、OTPを用いた機器の小
型化、低コスト化を難しくしている。
【0009】本発明は、上述のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、データの読み出しを制御することがで
きるメモリ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るメモリ装置
は、データを保持するメモリセルと、外部から読み出し
制御のための制御コードを入力する入力手段と、入力手
段により入力された制御コードと予め設定されたコード
とを比較する比較手段と、比較手段の比較結果に基づい
てメモリセルからのデータの読み出しを制御する読み出
し制御手段とを備えている。
【0011】例えば外部からアドレスを入力するアドレ
ス入力手段を備え、入力手段がアドレス入力手段の少な
くとも一部からなり、アドレス入力手段に対する入力が
アドレスであるか制御コードであるかを示す識別情報を
入力する識別情報入力手段を備え、読み出し制御手段
が、識別情報に基づいてアドレス入力手段による入力が
制御コードであるときに、入力された制御コードに基づ
いて読み出しの制御を行なう構成としてもよい。
【0012】また、読み出し制御手段が、入力されたコ
ードが予め設定されたコードと同一であるときに、メモ
リセルからのデータの読み出しを許可し、入力されたコ
ードが予め設定されたコードと異なるときに、メモリセ
ルからの読み出しを禁止するようにしてもよい。
【0013】あるいは、読み出し制御手段が、読み出し
制御の状態を示す情報を保持する状態保持手段を備え、
識別情報がアドレス入力手段からの入力が制御コードで
あることを示しているときに、状態保持手段に保持され
ている情報を変化させ、状態保持手段に保持されている
情報に基づいて読み出し制御を行なう構成としてもよ
い。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施形態に
係るマスクROMの構成を示すブロック図である。この
マスクROMは、メモリセルがマトリクス状に配列され
たメモリセルアレイ1と、プリデコーダ2a、2bの出
力に基づいてメモリセルアレイ1のワード線を選択する
Xデコーダ3と、プリデコーダ4a、4bの出力に基づ
いてメモリセルアレイ1のビット線を選択するYデコー
ダ5とを備えている。また、このマスクROMは、Xデ
コーダ3、Yデコーダ5の出力により選択されたメモリ
セルの読み出し信号を増幅するセンスアンプ6と、セン
スアンプ6の出力をデータ出力端子を介して外部に出力
するための出力バッファ7と、データの読み出しを制御
する読み出し制御部8と、アドレス入力端子(入力手
段、アドレス入力手段)を介して外部から供給されるア
ドレスを内部に取り込むためのアドレスバッファ9、1
5、16とを備えている。
【0015】メモリセルアレイ1内の各セルには、その
製造時にマスクパターンを用いてデータが記録されてい
る。この記録は、例えばマスクパターンによりメモリセ
ルアレイ中のセルを選択し、選択したセルを構成するト
ランジスタのチャネル領域にイオン注入を行なうか否か
により実現されている。
【0016】また、メモリセルアレイ1は、所定の領域
(セグメント)毎に管理されており、Xデコーダ3、Y
デコーダ5は読み出しに必要なセグメントに対応する部
分のみを選択して駆動できるようになっている。X側の
プリデコーダ2a、2bは、アドレスバッファ9、1
5、16から出力されるアドレスに基づいて、読み出し
に係るセグメントに対応するXデコーダ3の一部を選択
する。また、Y側のプリデコーダ4a、4bは、アドレ
スバッファ9から出力されるアドレスに基づいてYデコ
ーダの一部を選択する。
【0017】センスアンプ6、出力バッファ7は、後述
のように、読み出し制御部8からの制御信号(CSB)
が“H”であるときのみ動作し、CSBが“L”である
ときには動作しないように構成されている。
【0018】読み出し制御部8は、図4に示すように構
成されており、予め設定された値と上述のアドレスの2
ビット(AN1iN、AN2iN)とを比較するプログ
ラムコンパレータ10、11と、これらのプログラムコ
ンパレータ10、11の出力が供給されるNANDゲー
ト(NAND1)12と、NANDゲート12の出力を
反転させるインバータ(INV1)13と、インバータ
13の出力を保持するラッチ14(状態保持手段)とを
備えている。
【0019】外部からのアドレス入力であるAN1i
N、AN2iNはアドレスバッファ15、16を介して
プログラムコンパレータ10、11に供給されている。
これらのプログラムコンパレータ10、11の出力はN
ANDゲート12に供給されている。このNANDゲー
ト12の出力はインバータ13により反転されてラッチ
14に供給されている。従って、ラッチ14にはプログ
ラムコンパレータ10、11の出力の論理積が供給され
ている。このラッチ14は、外部から供給されるSEC
(識別情報)信号及びSECB(反転したSEC)信号
に応じてインバータ13の出力をラッチする。このラッ
チ14の出力はCSB信号として上述の図1中のセンス
アンプ6、出力バッファ7等に供給される。ラッチ14
の出力は、電源の供給を停止するまであるいは新たにS
EC信号を立ち上げて後述の読み出し制御を実行するま
では一定の値に保持される。
【0020】プログラムコンパレータ10、11は、図
5に示すように、ゲートとソースあるいはドレインの一
方が共通に接続されたPチャネルトランジスタ(PTr
1)、Nチャネルトランジスタ(NTr1)及びPTr
2、NTr2と、マスクオプション(製造時に用いるマ
スクパターンの選択)により、PTr1又はPTr2の
いずれかのゲートを接地(プルダウン)し得るスイッチ
18を備えている。
【0021】また、これらのプログラムコンパレータ1
0、11は、並列に接続されたPチャネルトランジスタ
(P1)、Nチャネルトランジスタ(N1)と、N2、
P2と、インバータ(INV2)19とを備えている。
トランジスタP1、N1、P2、N2はソースあるいは
ドレインの一方が共通の出力端子(OUT)に接続され
ている。
【0022】PTr1とNTr1の間の電圧Y1は、P
Tr2とNTr2のゲート及びP1、N2のゲートに供
給されており、PTr2とNTr2の間の電圧Y2は、
PTr1とNTr1のゲート及びN1、P2のゲートに
供給されている。
【0023】プログラムコンパレータ10(11)の入
力iNはインバータ19とP1、N1のドレイン又はソ
ースに供給されており、インバータ19の出力はN2、
P2のドレイン又はソースに供給されている。また、P
1、P2、N1、N2のドレイン又はソースはOUT1
に接続されている。
【0024】このコンパレータ10(11)は、上述の
スイッチ18(マスクオプション)の状態に応じて以下
のように動作する。
【0025】(a)マスクオプションによりPTr1と
NTr1のゲートが接地されている場合(セキュリティ
データとして“L”が設定された状態) この場合では、PTr2、NTr2の間の電位、N1、
P2のゲート電位も0となる。従って、PTr1がO
N、NTr1がOFFとなってY1の電位が上昇し、P
Tr2がOFF、NTr2がONとなってY2の電位が
降下する。
【0026】これにより、N2、P2がON、N1、P
1がOFFとなってインバータ19により反転された入
力iNが出力される。この場合、図6に示すように、入
力iNが“L”であるときは出力OUTが“H”とな
り、入力iNが“H”であるときは出力OUTが“L”
となる。
【0027】(b)マスクオプションによりPTr2と
NTr2のゲートが接地されている場合(セキュリティ
データとして“H”が設定された状態) この場合では、PTr1、NTr1の間の電位、P1、
N2のゲート電位も0となる。従って、PTr1がOF
F、NTr1がONとなってY1の電位が降下し、PT
r2がON、NTr2がOFFとなってY2の電位が上
昇する。
【0028】これにより、N1、P1がON、N2、P
2がOFFとなって入力iNがそのまま出力される。こ
の場合、図6に示すように、入力iNが“L”であると
きは出力OUTが“L”となり、入力iNが“H”であ
るときは出力OUTが“H”となる。
【0029】プログラムコンパレータ10(11)は、
予めスイッチ18の状態として設定された値(セキュリ
ティデータ)と入力iNとの比較を行ない、一致してい
る場合に“H”を出力し、一致しない場合には“L”を
出力する。
【0030】センスアンプ6は、各ビット毎に、図7に
示すように、メモリセルアレイ1を構成するダミーセル
からの出力及び本セルからの読み出し出力がゲート信号
として供給されるトランジスタTr1、Tr2と、上述
の読み出し制御部8の出力CSBがゲート信号として供
給されるトランジスタTr3と、ソース又はドレインが
プルアップされたトランジスタTr4、Tr5を備えて
いる。
【0031】このセンスアンプ6は、読み出し制御部8
からのCSBが“H”のときのみトランジスタTr3が
ONとなって動作し、CSBが“L”のときはトランジ
スタTr3がOFFとなって動作しない。従って、CS
Bに基づいてデータの読み出しの制御を行なうことがで
きる。また、このようにCSBに基づいてセンスアンプ
6の動作を制御することにより、CSBが“L”のと
き、すなわち読み出しを行なわないときの消費電力を低
減することができる。
【0032】また、上述の出力バッファ7は、図8に示
すように、CSBの反転値(CSBバー)とセンスアン
プ6’の出力が供給されるNORゲート7aと、CSB
とセンスアンプ6’の出力が供給されるNANDゲート
7bと、NORゲート7aの出力がゲート信号として供
給されるNチャネルTr(7c)と、NANDゲート7
bの出力がゲート信号として供給されるPチャネルTr
(7d)とを備えている。
【0033】NチャネルTr(7c)のドレイン又はソ
ースは接地されており、PチャネルTr(7d)のソー
ス又はドレインはプルアップされている。また、Nチャ
ネルTr(7c)のソース又はドレインとPチャネルT
r(7d)のドレイン又はソースは接続されており、こ
の位置の電圧はDOUTとして出力される。
【0034】このバッファ7では、図9に示すように、
CSBが“L”のときは、NチャネルTr(7c)とP
チャネルTr(7d)が共にOFFとなり、出力DOU
Tがハイインピーダンス“HiZ”となる。また、同図
中に示すように、CSBが“H”のときは、センスアン
プ6の出力に応じて出力DOUTが変化する。従って、
CSBに基づいてデータの読み出しの制御を行なうこと
ができる。
【0035】また、このバッファ7は、読み出しを行な
うことができない状態(CSBが“L”のとき)では、
出力DOUTがハイインピーダンス“HiZ”となり、
読み出しを行なうことができる状態では、出力DOUT
は読み出されたデータに応じて“L”又は“H”とな
る。従って、出力DOUTがハイインピーダンス“Hi
Z”であるか否かを検出することにより、当該ROMが
読み出し可能な状態であるか否かを外部から確認するこ
とができる。
【0036】以下、上述のマスクROMの動作を説明す
る。上述のスイッチ18の設定は、マスクROMの製造
時にPTr1、NTr1のゲートあるいはPTr2、N
Tr2のゲートのいずれかが接地されるように設定され
ている。
【0037】まず、電源投入時には、ラッチ14の出力
CSBが“L”となっている。この状態では、センスア
ンプ6、出力バッファ7は動作していない。従って、ア
ドレスを供給してもこのマスクROMからデータを読み
出すことはできない。データを読み出す前には、後述す
る読み出し制御を実行し、正しいアドレス(AN1i
N、AN2iN)を入力してラッチ14の出力CSBを
“H”にしておかなければならない。
【0038】読み出し制御は、所定時間SECを“H”
とし、この間に、アドレス(AN1iN、AN2iN)
を入力する。ラッチ14は、SECが“H”である間に
供給されたインバータ13の出力を保持する。インバー
タ13の出力は、プログラムコンパレータ10、11の
出力の論理積となっているため、アドレスAN1iN、
AN2iNのいずれもがプログラムコンパレータ10、
11において設定された値(セキュリティデータの設定
値)に一致していなければ、インバータ13の出力は
“H”とはならない。従って、読み出し制御によってラ
ッチ14に保持される値は、正しいアドレスAN1i
N、AN2iNが入力されたか否かによって異なる。
【0039】(a)正しいアドレスが入力された場合 プログラムコンパレータ10、11において設定された
値(セキュリティデータの設定値)と供給されたアドレ
スAN1iN、AN2iNが一致しているためインバー
タ13の出力が“H”となり、この値(“H”)がラッ
チ14に保持される。これにより、CSBが“H”とな
ってセンスアンプ6、出力バッファ7が動作可能な状態
となり、アドレスによって指定されたデータの読み出し
が可能な状態となる。
【0040】(b)間違ったアドレスが入力された場合 プログラムコンパレータ10、11において設定された
値(セキュリティデータの設定値)と供給されたアドレ
スAN1iN、AN2iNのいずれか一方又は両方が一
致していないためインバータ13の出力が“L”とな
り、この値(“L”)がラッチ14に保持される。CS
Bは依然として“L”のままであり、センスアンプ6、
出力バッファ7が動作していないため、アドレスを供給
してもデータの読み出しを行なうことはできない。
【0041】例えば図5に示すプログラムコンパレータ
10のPTr1とNTr1のゲートがGNDに接続さ
れ、プログラムコンパレータ11のPTr2とNTr2
のゲートがGNDに接続されている場合は、読み出し制
御を行なう際にAN1iNとして“L”、AN2iNと
して“H”を入力しなければ、CSBを“H”とするこ
とはできず、メモリセルのデータを読み出すことはでき
ない。
【0042】上述のように、このマスクROMでは、読
み出し制御を行なって、正しいアドレスを入力してCS
Bを“H”としなければ、データの読み出しを行なうこ
とができない。このため、例えば記録したデータの保護
(セキュリティ)の実現、共通のバスに接続された複数
のマスクROMから読み出しを行なうべき1つのマスク
ROMを選択するため等に用いることができる。
【0043】詳細には、記録したデータの保護を実現す
る場合には、上述のスイッチ18の設定としてセキュリ
ティのためのデータ(セキュリティデータ)を設定して
おく。そして、読み出しを行なう前に、上述のように、
読み出し制御を行なって外部からセキュリティ解除のた
めのデータ(アドレスAN1iN、AN2iN)を入力
する。入力されたデータが設定されたセキュリティデー
タと同一であればCSBが“H”となってデータの読み
出しが可能となる。
【0044】また、複数のマスクROMから読み出しを
行なうべき1つのマスクROMを選択するために用いる
場合では、例えば図10に示すように、上述の図1と同
様に構成されたs個のマスクROM(Z1 〜Zs )を、
アドレスバスA1 〜An 、データバスD1 〜Dm 、SE
C、SECBを共通として接続する。これらのマスクR
OM(Z1、Z2、・・・、Zs )には、上述のスイッチ
18の設定により各々異なる値(例えば00、01、1
0、11、・・・)が設定されているものとする。
【0045】これらのマスクROMからデータの読み出
しを行なう機器は、データの読み出しに先立って上述の
読み出し制御を行なう。この読み出し制御において供給
されたアドレスがいずれかのマスクROMの設定値と同
一であれば、当該マスクROMのみが読み出し可能な状
態となり、他は読み出しが不可能な状態となる。従っ
て、上述のようなマスクROMを用いることにより、複
数のマスクROMから読み出しを行なうべき1つのマス
クROMを選択することができる。また、上述のように
読み出しが不可能な状態にあるマスクROMは、例えば
センスアンプ6、バッファ7等の電力消費が低下してい
るため、機器全体としての消費電力を低減することがで
きる。
【0046】なお、上述の実施形態では、アドレスAN
1iN、AN2iNの2ビットのみを読み出し制御用の
データとして用いたが、さらに多くのビットを用いて読
み出し制御を行なうこともできる。この場合は、用いる
ビットの数だけ読み出し制御部8にプログラムコンパレ
ータを設け、これらのプログラムコンパレータの出力の
論理積により、データ読み出しを制御する。このように
用いるビット数を増加させることにより、データの保護
の確実性を高めることができる。また、共通のバスに接
続するマスクROMの数が増加しても対応することがで
きる。
【0047】また、上述の実施形態では、読み出し制御
部8の出力CSBをセンスアンプ6及びバッファ7に供
給していたが、いずれか一方のみに供給するようにして
も読み出しの制御は可能である。このようにすれば、C
SBを供給するための配線長の短縮、ゲート負荷の低
減、チップサイズの小型化等に寄与することができる。
【0048】本発明の第2の実施形態に係るマスクRO
Mは、上述の図1及び図4と同様に構成されている。こ
のマスクROMでは、上述の図5に示すプログラムコン
パレータ10(11)の代わりに、図11に示すプログ
ラムコンパレータ10’(11’)が用いられている。
【0049】このプログラムコンパレータ10’(1
1’)は、図5中のPTr1、NTr1、PTr2、N
Tr2に相当するPTr3、NTr3、PTr4、NT
r4を備えている。また、図5中のP1、N1、P2、
N2及びインバータ19に相当するP3、N3、P4、
N4及びインバータ20を備えている。
【0050】図5のプログラムコンパレータ10(1
1)では、マスクオプションによるスイッチ18によ
り、PTr1、NTr1、PTr2、NTr2のゲート
をプルダウンするか否かにより読み出し制御のためのデ
ータを設定していたが、このプログラムコンパレータ1
0’(11’)では、NチャネルトランジスタNTr
3、NTr4のしきい値電圧(Vt)の設定によりデー
タを設定している。
【0051】このNTr3、NTr4のしきい値電圧
(Vt)の設定は、ROMコード(データ)を書き込む
ためのマスクパターンにより行なう。具体的には、例え
ばマスクパターンによって選択したNTr3とNTr4
のいずれかのチャネル領域にイオン注入を行なうことに
より、NTr3とNTr4のしきい値電圧を制御する。
【0052】このようなしきい値電圧の制御は、NTr
3、NTr4の一方のしきい値電圧を高くすることによ
って行なってもよく、あるいは一方のしきい値電圧を低
くすることによって行なってもよい。
【0053】例えばプログラムコンパレータ10’(1
1’)のNTr3のしきい値電圧VtがNTr4のしき
い値電圧Vtよりも高いものとすると、電源投入と同時
にY3の位置の電圧は徐々に上昇する。これにより、P
Tr4はOFFし始め、Y4の位置の電圧は徐々に低下
する。電源電圧VCCを5Vとすると、所定時間後に
は、Y3の位置の電圧は約5Vとなり、Y4の位置の電
圧は約0Vとなって定常状態となる。これにより、N
4、P4がON状態となってインバータ20により反転
された入力iNが出力OUTとして出力される。
【0054】逆に、NTr3のしきい値電圧VtがNT
r4のしきい値電圧Vtよりも低いものとすると、電源
投入と同時にY4の位置の電圧は徐々に上昇する。これ
により、PTr3はOFFし始め、Y3の位置の電圧は
徐々に低下する。電源電圧VCCを5Vとすると、所定
時間後には、Y4の位置の電圧は約5Vとなり、Y3の
位置の電圧は約0Vとなって定常状態となる。これによ
り、N3、P3がON状態となって入力された入力iN
がそのまま出力OUTとして出力される。
【0055】以下、上述のように構成されたマスクRO
Mの動作を説明する。プログラムコンパレータ10’で
はNTr3のしきい値電圧VtがNTr4のしきい値電
圧Vtよりも高く、プログラムコンパレータ11’では
NTr3のしきい値電圧VtがNTr4のしきい値電圧
Vtよりも低く設定されているものとする。
【0056】この場合、図12に示すように、プログラ
ムコンパレータ10’は、“L”が入力されたときに
“H”を出力し、“H”が入力されたときに“L”を出
力し、プログラムコンパレータ11’は、“L”が入力
されたときに“L”を出力し、“H”が入力されたとき
に“H”を出力する。
【0057】このように構成されたマスクROMでは、
上述の読み出し制御を実行する際に、AN1iNを
“L”、AN2iNを“H”としない限り、図4中のラ
ッチ14の出力CSBを“H”として、データの読み出
しを可能にすることができない。従って、上述の第1の
実施形態と同様に、データの読み出しの制御を行なうこ
とができる。
【0058】ところで、ROMコードの記録は、一般的
にはマスクパターンによって選択したトランジスタのチ
ャネル領域にイオン注入を行なってしきい値電圧を制御
することにより行なっている。従って、上述のようにR
OMコードを書き込むためのマスクパターンによってN
Tr3、NTr4のしきい値電圧(Vt)の制御を行な
って読み出し制御のためのデータの設定を行なうことに
より、ユーザのデータ毎に読み出し制御のためのデータ
を変化させることができ、また、デバイス製造の工程数
を増加させずに読み出し制御のためのデータの設定を行
なうことができる。
【0059】本発明の第3の実施形態に係るマスクRO
Mは、上述の図1及び図4と同様に構成されている。こ
のマスクROMでは、上述の図5に示すプログラムコン
パレータ10(11)の代わりに、図13に示すプログ
ラムコンパレータ10”(11”)が用いられている。
【0060】このプログラムコンパレータ10”(1
1”)は、図11中のPTr3、NTr3、PTr4、
NTr4、P3、N3、P4、N4及びインバータ20
に相当するPTr5、NTr5、PTr6、NTr6、
P5、N5、P6、N6及びインバータ21を備えてい
る。
【0061】また、このマスクROMは、PTr5、N
Tr5、PTr6、NTr6、P5、N5、P6、N6
と同様に構成されたPTr7、NTr7、PTr8、N
Tr8、P7、N7、P8、N8とを備えている。入力
側のP7、N7のソースあるいはドレインには前段の出
力Y9が供給されている。この前段の出力Y9は上述の
図12に示すプログラムコードコンパレータ10’(1
1’)の出力と同様である。
【0062】また、P8、N8の一端のドレインあるい
はソースはプルダウンされている。また、P7、N7、
P8、N8の間の電位(前段の出力Y9又は接地電位)
はインバータ22により反転されて出力されるようにな
っている。
【0063】このように構成されたマスクROMでは、
読み出し制御のためのデータを設定しない場合には、上
述の第2の実施形態と同様にROMコードを書き込むた
めのマスクパターンによりNTr7のしきい値電圧をN
Tr8のしきい値電圧よりも高くする。これにより、N
Tr8がNTr7より先にONとなるため、Y8の電圧
が“L”となり、Y7の電圧が“H”となる。従って、
N7、P7がOFF、N8、P8がONとなり、インバ
ータ22の入力(Y10)は、NTr5、NTr6の設
定に関わらず常に“L”となり、出力OUTは常に
“H”となる。
【0064】また、読み出し制御のためのデータを設定
する場合には、NTr8のしきい値電圧をNTr7のし
きい値電圧よりも高くすると共に、設定する読み出し制
御のためのデータに応じてNTr5、PTr6のいずれ
か一方のしきい値電圧を高くする。これにより、NTr
7がNTr8より先にONとなるため、Y7の電圧が
“L”となり、Y8の電圧が“H”となる。従って、N
7、P7がON、N8、P8がOFFとなり、インバー
タ22には前段の出力Y9がそのまま供給され、前段の
出力Y9を反転した値が出力OUTとなる。
【0065】上述のように、このマスクROMでは、上
述の第2の実施形態の効果に加え、NTr7,NTr8
のしきい値電圧の設定により、読み出し制御のためのデ
ータの設定の有無を選択することができる。このため、
読み出し制御のためのデータの設定が必要なマスクRO
Mとそうでないものとで、NTr7,NTr8の設定部
分以外のマスクパターンを共用することができる。
【0066】本発明の第4の実施形態に係るマスクRO
Mは、上述の第3の実施形態と同様に構成されている。
第3の実施形態ではマスクパターンによって選択したN
Tr5〜NTr8のしきい値電圧を高くすることにより
読み出し制御のためのデータの設定を行なっていたが、
この実施形態では、イオン注入によりTrのしきい値電
圧を低くするDMOSインプラにより、選択されたNT
r5〜NTr8のしきい値電圧を低くすることによって
読み出し制御のためのデータの設定を行なっている。
【0067】以下、図13の前段について説明する。N
Tr5のしきい値電圧をNTr6のしきい値電圧よりも
低くした場合、NTr5がNTr6より先にONとなる
ため、Y5の電圧が“L”となり、Y6の電圧が“H”
となる。これにより、N5、P5がONとなり、N6、
P6がOFFとなる。従って、図14の上2段に示すよ
うに、入力iNがそのまま出力Y9として出力される。
【0068】逆にNTr6のしきい値電圧をNTr5の
しきい値電圧よりも低くした場合、NTr6がNTr5
より先にONとなるため、Y6の電圧が“L”となり、
Y5の電圧が“H”となる。これにより、N5、P5が
OFFとなり、N6、P6がONとなる。従って、図1
4の下2段に示すように、インバータ21により反転さ
れた入力iNの値が出力Y9として出力される。
【0069】以上の動作は、図12に示されているプロ
グラムコンパレータ10’(11’)と同じである。従
って、このマスクROMでは、上述の第3の実施形態と
同様な効果を有する。
【0070】ところで、NAND型マスクROMにおい
ては、DMOSインプラによりメモリセルにデータを記
録することが一般的である。このようなNAND型マス
クROMでは、メモリセルにデータを記録するDMOS
インプラと同時に上述のNTr5〜NTr8のしきい値
の制御のためのDMOSインプラを行なうことにより、
製造工程を増加させずに、読み出し制御のためのデータ
の設定を行なうことができる。
【0071】本発明の第5の実施形態に係るマスクRO
Mは、上述の図1及び図4と同様に構成されている。こ
のマスクROMでは、上述の図5に示すプログラムコン
パレータ10(11)の代わりに、図15に示すプログ
ラムコンパレータ10a(11a)が用いられている。
これらのプログラムコンパレータ10a、11aは、図
5中のスイッチ18の代わりに電源電圧VCCとの接続
を切り替えるスイッチ18’が用いられている点でのみ
プログラムコンパレータ10(11)と異なる。
【0072】このスイッチ18’は、図5中のスイッチ
18と同様にマスクパターンによって、PTr1、NT
r1のゲートあるいはPTr2、NTr2のゲートのい
ずれかをVCCに接続する。
【0073】(a)PTr1、NTr1のゲートがVC
Cに接続された場合 この場合には、電源投入に伴い、NTr1、PTr2が
ON、PTr1、NTr2がOFFとなり、Y1の電圧
が“L”、Y2の電圧が“H”となる。これにより、N
1、P1がON、N2、P2がOFFとなって入力iN
がそのまま出力される。従って、入力iNが“L”であ
るときは出力OUTが“L”となり、入力iNが“H”
であるときは出力OUTが“H”となる。
【0074】(b)PTr2、NTr2のゲートがVC
Cに接続された場合 この場合には、電源投入に伴い、PTr1、NTr2が
ON、NTr1、PTr2がOFFとなり、Y1の電圧
が“H”、Y2の電圧が“L”となる。これにより、N
1、P1がOFF、N2、P2がONとなってインバー
タ19により反転された入力iNが出力される。従っ
て、入力iNが“L”であるときは出力OUTが“H”
となり、入力iNが“H”であるときは出力OUTが
“L”となる。
【0075】上述のように、このマスクROMは、上述
の第1の実施形態と同様な効果を有する。
【0076】本発明の第6の実施形態に係るマスクRO
Mは、図16に示すように構成されている。この図16
中において、上述の図1と同様の構成要素は、図1と同
一の符号で示されている。図1のマスクROMでは、読
み出し制御部8の出力CSBをセンスアンプ6、出力バ
ッファ7に供給し、センスアンプ6、出力バッファ7の
動作をCSBに基づいて制御していたが、この図16に
示すマスクROMでは、読み出し制御部8の出力CSB
をXデコーダ3側のプリデコーダ2a’(メモリセル選
択手段)に供給し、プリデコーダ2a’の動作をCSB
に基づいて制御するようになっている。
【0077】上述したように、Xデコーダ3は、メモリ
セルアレイ1のセグメントに対応した部分毎に選択的に
駆動することができるようになっている。具体的には、
図17に示すように、Xデコーダ3は、アドレスの2ビ
ット(AN1iN、AN2iN)に応じたプリデコーダ
2bの4つのデコード出力に基づいて4つの選択出力を
出力するデコーダ3(0)〜3(7)を備えている。こ
れらのデコーダ3(0)〜3(7)は、プリデコーダ2
bからの4つのデコード出力がそれぞれ供給される4つ
のデコーダを備えている。プリデコーダ2a’は、アド
レスAN3iN〜AN5iNに応じたアドレスバッファ
9の出力に基づいて各々デコーダ3(0)〜3(7)を
選択する選択出力を出力するデコーダ2(0)〜2
(7)を備えている。
【0078】以下、デコーダ2(7)について説明す
る。このプリデコーダ2(7)は、図18に示すよう
に、CSBがゲート信号として供給されるNTr10、
PTr10と、アドレスバッファ9からアドレス入力A
N3iNの非反転出力OUT(3)がゲート信号として
供給されるNTr11、PTr11と、アドレスバッフ
ァ9からアドレス入力AN4iNの非反転出力OUT
(4)がゲート信号として供給されるNTr12、PT
r12と、アドレスバッファ9からアドレス入力AN5
iNの非反転出力OUT(5)がゲート信号として供給
されるNTr13、PTr13とを備えている。 PT
r10〜PTr13は並列に接続されており、これらの
ソース又はドレインには電源電圧VCCが供給されてい
る。また、NTr10〜NTr13は直列に接続されて
おり、これらの一端のNTr10のドレイン又はソース
は接地電位に接続されている。他端のNTr13のソー
ス又はドレインは、並列に接続されたPTr10〜PT
r13の一端のドレイン又はソースに接続されている。
この接続点の電圧は、インバータ23により反転されて
Xデコーダ3(7)に供給されている。
【0079】このように構成されたデコーダ2(7)で
は、アドレス入力AN3iN〜AN5iNの非反転出力
OUT(3)、OUT(4)、OUT(5)、CSBが
全て“H”であるときのみ、Y10の電圧が接地電位付
近(“L”)となり、それ以外は、Y10の電圧は電源
電圧VCC付近(“H”)となる。Xデコーダ(すなわ
ちワード線)3は、インバータ23の出力が“H”すな
わち、Y10の電圧が“L”であるときに選択されるよ
うになっている。従って、アドレス入力AN3iN〜A
N5iNの非反転出力OUT(3)、OUT(4)、O
UT(5)が全て“H”であってもCSBが“L”であ
るときはXデコーダ3(7)が選択されず、データの読
み出しを行なうことができない。
【0080】他のデコーダ2(0)〜2(6)には、選
択出力を有効(“H”)とする際に“L”であるアドレ
ス入力AN3iN〜AN5iNに対応するアドレス入力
AN3iN〜AN5iNの反転出力OUT(3)バー、
OUT(4)バー、OUT(5)バーが、上述のアドレ
ス入力AN3iN〜AN5iNの非反転出力OUT
(3)、OUT(4)、OUT(5)の代わりに、対応
するNTr11〜NTr13、PTr11〜PTr13
に供給されている。具体的には、デコーダ2(0)に
は、アドレス入力AN3iN〜AN5iNの反転出力O
UT(3)バー、OUT(4)バー、OUT(5)バー
が供給されており、デコーダ2(1)には、アドレス入
力AN3iNの非反転出力OUT(3)とアドレス入力
AN4iN,AN5iNの反転出力OUT(4)バー、
OUT(5)バーが供給されている。また、デコーダ2
(6)には、アドレス入力AN3iNの反転出力OUT
(3)バーとアドレス入力AN4iN,AN5iNの非
反転出力OUT(4)、OUT(5)が供給されてい
る。
【0081】これらのデコーダ2(0)〜2(6)は、
それぞれ供給されたアドレスAN3iN〜AN5iNが
000(“L”、“L”、“L”)〜011(“L”、
“H、”、“H”)であってCSBが“H”である場合
に、デコーダ3(0)〜3(6)を選択する。
【0082】このマスクROMでは、データの読み出し
に先立って上述のように読み出し制御を行なってCSB
を“H”としておかなければ、アドレスAN3iN〜A
N5iNによらず、デコーダ3(0)〜3(7)の選択
が行なわれず、データの読み出しを行なうことができな
い。従って、このマスクROMでは、データの読み出し
を制御することができる。
【0083】上述の図1に示すマスクROMでは、読み
出し制御部8は、センスアンプ6及びバッファ7を駆動
する必要があり、読み出し制御部8の駆動負荷が比較的
大きい。これに対し、この図16に示すマスクROMで
は、上述の図18に示すように、読み出し制御部8は、
(各プリデコーダ2(0)〜2(7)の)NTr10、
PTr10のゲートを駆動するだけで済むため、読み出
し制御部8の駆動負荷が低減されている。
【0084】また、このマスクROMでは、読み出し制
御部8からのCSBはX側のプリデコーダ2a’に供給
するだけで足り、上述の図1に比較してCSBを供給す
るための経路が短くて済み、さらに、図18に示すよう
に、ゲート数が少なくて済むため、チップ上の占有面積
の低減に寄与することができる。さらに、CSBが
“H”とならない限り、メモリセルアレイ1に対するア
クセスが行われないため、予め書き込まれたデータが破
壊される可能性が低くなる。
【0085】本発明の第7の実施形態に係るマスクRO
Mは、図19に示すように構成されている。上述の図1
6のマスクROMでは、読み出し制御部8の出力CSB
をXデコーダ3側のプリデコーダ2a’に供給し、プリ
デコーダ2a’の動作をCSBに基づいて制御していた
が、この図19に示すマスクROMでは、読み出し制御
部8の出力CSBをYデコーダ5側のプリデコーダ4
a’(メモリセル選択手段)に供給し、プリデコーダ4
a’の動作をCSBに基づいて制御するようになってい
る。
【0086】Yデコーダ5は、上述のXデコーダと同様
にセグメント毎に駆動可能となっており、図20に示す
ように、セグメントに対応した4つのデコーダ5(0)
〜5(3)を備えている。これらのデコーダ5(0)〜
5(3)は、プリデコーダ4bからの4つのデコード出
力がそれぞれ供給される4つのデコーダを備えている。
プリデコーダ4a’は、アドレスの2ビット(ANni
N、ANn−1iN)に応じたアドレスバッファ9の出
力に基づいて各々デコーダ5(0)〜5(3)を選択す
るデコーダ4(0)〜4(3)を備えている。
【0087】以下、デコーダ4(3)について説明す
る。このプリデコーダ4(3)は、図21に示すよう
に、アドレスバッファ9からアドレス入力ANn−1i
Nの非反転出力OUT(n−1)がゲート信号として供
給されるNTr14、PTr14と、アドレスバッファ
9からアドレス入力ANniNの非反転出力OUT
(n)がゲート信号として供給されるNTr15、PT
r15と、CSBがゲート信号として供給されるNTr
16、PTr16とを備えている。
【0088】PTr14〜PTr16は並列に接続され
ており、これらのソース又はドレインには電源電圧が供
給されている。また、NTr14、NTr15、NTr
16は直列に接続されており、これらの一端のNTr1
6のドレイン又はソースは接地電位に接続されている。
他端のNTr15のソース又はドレインは、並列に接続
されたPTr14〜PTr16の一端のドレイン又はソ
ースに接続されている。この接続点の電圧は、インバー
タ24により反転されてYデコーダ5(3)に供給され
ている。
【0089】このように構成されたデコーダ4(3)で
は、アドレス入力ANn−1iN、ANniNの非反転
出力OUT(n−1)、OUT(n)、CSBが全て
“H”であるときのみ、Y11の電圧が“L”となり、
それ以外は、Y11の電圧は“H”となる。Yデコーダ
(すなわちビット線)5は、インバータ24の出力が
“H”すなわち、Y11の電圧が“L”であるときに選
択されるようになっている。従って、アドレス入力AN
n−1iN、ANniNの非反転出力OUT(n−
1)、OUT(n)が共に“H”であってもCSBが
“L”であるときはYデコーダ5(3)が選択されず、
データの読み出しを行なうことができない。
【0090】他のデコーダ4(0)〜4(2)には、選
択出力を有効(“H”)とする際に“L”であるアドレ
ス入力ANn−1iN、ANniNに対応するアドレス
ANn−1iN、ANniNの反転出力OUT(n−
1)バー、OUT(n)バーが、上述のアドレス入力A
Nn−1iN、ANniNの非反転出力OUT(n−
1)、OUT(n)の代わりに、対応するNTr14、
NTr15に供給されている。
【0091】これらのデコーダ4(0)〜4(2)は、
それぞれ供給されたアドレスANn−1iN〜ANni
Nが00(“L”、“L”)〜01(“L”、“H”)
であってCSBが“H”である場合に、デコーダ5
(0)〜5(2)を選択する。
【0092】このマスクROMでは、データの読み出し
に先立って上述のように読み出し制御を行なってCSB
を“H”としておかなければ、アドレスANn−1i
N、ANniNによらず、デコーダ5(0)〜5(3)
の選択が行なわれず、データの読み出しを行なうことが
できない。従って、このマスクROMでは、上述の第6
の実施の形態と同様に、データの読み出しを制御するこ
とができる。
【0093】また、Y側のアドレス数がX側より少ない
場合には、読み出し制御部8の出力負荷をさらに低減す
ることができる。この場合、CSBを供給するための経
路を短縮し、チップ上の占有面積の低減に寄与すること
ができる。
【0094】図22は本発明の第8の実施形態に係るO
TPの構成を示すの構成を示すブロック図である。この
OTPは、上述の図1に示すマスクROMと同様に構成
されており、図1中のマスクROMのメモリセルから構
成されたメモリセルアレイ1の代わりにOTPのメモリ
セルから構成されたメモリセル1’を備えている。ま
た、図1中のセンスアンプ6、出力バッファ7、読み出
し制御部8の代わりにセンスアンプ6’、入出力バッフ
ァ7’、読み出し制御部8’を備えており、図1の構成
に加えて、入力データをラッチするラッチ17を備えて
いる。
【0095】メモリセルアレイ1’は、所定の領域(セ
グメント)ごとに管理されており、上述の図1中のメモ
リセルアレイ1と同様に、デコーダ3、Yデコーダ5は
読み出しと書き込みに必要なセグメントに対応する部分
のみを選択して駆動できるようになっている。X側のプ
リデコーダ2a、2bは、アドレスバッファ9、15、
16から出力されるアドレスに基づいて、読み出しと書
き込みに係るセグメントに対応するXデコーダ3の一部
を選択する。また、Y側のプリデコーダ4a、4bは、
アドレスバッファ9から出力されるアドレスに基づいて
Yデコーダの一部を選択する。
【0096】センスアンプ6’は、上述のように、読み
出し制御部8からの制御信号(CSB)が“H”である
ときのみ動作し、CSB“L”であるときには動作しな
いように構成されている。
【0097】読み出し制御部8’は、図23に示すよう
に構成されており、予め設定するセキュリティコードを
保持するプログラム用メモリセルM1、M2と、これら
にM1、M2にデータを書き込む書き込み系回路33、
34と、予めプログラムされた値を読み出すセンスアン
プ31、32と、予め設定された値と上述のアドレスの
2ビット(AN1iN、AN2iN)とを比較するプロ
グラムコンパレータ40、41と、これらのプログラム
コンパレータ40、41の出力が供給されるNANDゲ
ート(NAND1)12と、NANDゲート12の出力
を反転させるインバータ(INV1)13と、インバー
タ13の出力を保持するラッチ14(状態保持手段)と
を備えている。この読み出し制御部8’には、上述のS
EC(識別情報)信号の代わりにAPWE(識別情報)
信号が供給される。
【0098】予め設定するコードをプログラムするプロ
グラム用メモリセルM1、M2は、外部から供給される
APWE(識別情報)信号に応じて、プログラムすると
きと読み出すときのみに動作する。これらのメモリセル
M1、M2に設定されたコードは、APWE信号に応じ
てコード用センスアンプ31、32により読み出し、内
部識別信号D0AP、D1APとして、プログラムコン
パレータ40、41に供給されている。
【0099】外部からのアドレス入力であるAN1i
N、AN2iNは、上述の図4と同様に、アドレスバッ
ファ15、16を介してプログラムコンパレータ40、
41に供給されている。これらのプログラムコンパレー
タ40、41の出力はNANDゲート12に供給されて
いる。このNANDゲート12の出力はインバータ13
により反転されてラッチ14に供給されている。従っ
て、ラッチ14にはプログラムコンパレータ40、41
の出力の論理積が供給されている。このラッチ14は、
外部から供給されるAPWE信号及びAPWEB(反転
したAPWE)信号に応じてインバータ13の出力をラ
ッチする。このラッチ14の出力はCSB信号として上
述の図1中のセンスアンプ6に供給される。ラッチ14
の出力は、電源の供給を停止するまで、あるいは新たに
APWE信号を立ち上げて後述の読み出し制御を実行す
るまでは一定の値に保持される。
【0100】プログラムコンパレータ40、41は、図
24に示すように、各々ソースあるいはドレインの両方
が共通に接続されたPチャネルトランジスタ(P1
1)、Nチャネルトランジスタ(N11)と、Pチャネ
ルトランジスタ(P12)、Nチャネルトランジスタ
(N12)を備えている。また、これらのプログラムコ
ンパレータ40、41は、アドレス入力ANiNを反転
させるインバータ(INV11)と、内部識別信号D0
APを反転させるインバータ(INV12)と、トラン
ジスタP11とN11からなるトランスファーゲートあ
るいはトランジスタP12とN12からなるトランスフ
ァーゲートの出力を反転させて出力端子(ANOUT)
から出力するインバータ(INV13)とを備えてい
る。
【0101】P11、N11のソース又はドレインの一
方は共に入力端子(ANiN)に接続されており、他の
ドレイン又はソースは共にINV13の入力に接続され
ている。また、P12、N12のソース又はドレインの
一方には共にINV11によって反転された入力端子
(ANiN)からの信号が供給されており、他のドレイ
ン又はソースは共にINV13の入力に接続されてい
る。P11、N12のゲートには内部識別信号D0AP
が供給されており、P12、N11のゲートにはINV
12によって反転された内部識別信号D0APが供給さ
れている。
【0102】プログラムコンパレータ40(41)は上
述の予めプログラムされたプログラム用メモリセルM1
(M2)からの内部識別信号D0AP(D1AP)によ
り、以下のように動作する。
【0103】(a)予めプログラムされたデータが
“L”で、D0APに“L”が供給されている場合(セ
キュリティデータとして“L”が設定された状態) この場合では、P11、N12のゲートが“L”、N1
1、P12のゲートが“H”となる。従ってP11、N
11がON、P12、N12はOFFとなり、INV1
3により反転された入力ANiNが出力される。この場
合、図25に示すように、入力ANiNが“L”であれ
ば出力は“H”となり、入力ANiNが“H”であれば
出力は“L”となる。
【0104】(b)予めプログラムされたデータが
“H”で、D0APに“H”が供給されている場合(セ
キュリティデータとして“H”が設定された状態) この場合では、P11、N12のゲートが“H”、N1
1、P12のゲートが“L”となる。従って、P11、
N11がOFF、P12、N12はONとなり、INV
11により反転後、さらにINV13で正転された入力
ANiNが出力される。この場合、図25に示すよう
に、入力ANiNが“L”であれば出力は“L”とな
り、入力ANiNが“H”であれば出力は“H”とな
る。
【0105】プログラムコンパレータ40、41は、以
上のように予めプログラムされた値(セキュリティデー
タ)と入力ANiNとの比較を行い、一致している場合
には“H”を出力し、一致していない場合には“L”を
出力する。
【0106】センスアンプ6’は、各ビット毎に、図2
6に示すように、メモリセルアレイ1’を構成するダミ
ーセルからの出力及び本セルからの読み出し出力がゲー
ト信号として供給されるトランジスタNTr21、NT
r22と、上述の読み出し制御部8’の出力CSBがゲ
ート信号として供給されるトランジスタNTr23と、
ソース又はドレインがプルアップされたPトランジスタ
PTr21、PTr22を備えている。
【0107】このセンスアンプ6’は、読み出し制御部
8’からのCSBが“H”のときのみトランジスタNT
r23がONとなって動作し、CSBが“L”のときは
トランジスタNTr23がOFFとなって動作しない。
従って、CSBに基づいてデータの読み出しの制御を行
うことができる。また、このようにCSBに基づいてセ
ンスアンプ6’の動作を制御することにより、CSBが
“L”のとき、すなわち読み出しを行わないときの消費
電流を低減することができる。
【0108】以下、上述のように構成されたOTPの動
作を説明する。予め上述の図23中のプログラム用メモ
リセルM1、M2にデータを書き込んでおく。この書き
込みは、例えば書き込み系回路33、34が外部の機器
からのAPWE信号等に基づいて外部から供給されたデ
ータを通常のOTPメモリセルにデータを書き込むため
の方法と同様にプログラム用メモリセルM1、M2に
“H”若しくは“L”を記憶することによって行なう。
【0109】このようにプログラム用メモリセルにデー
タが書き込まれたOTPを用いる際、電源投入ときに
は、ラッチ14の出力CSBが“L”となっている。こ
の状態では、センスアンプ6’は動作していない。従っ
て、この状態でアドレスを供給してもこのOTPからデ
ータを読み出すことはできない。データを読み出す前に
は、後述の読み出し制御を実行し、正しいアドレス(A
N1iN、AN2iN)を入力して図23中のラッチ1
4の出力CSBを“H”にしておかなければならない。
【0110】読み出し制御は、所定時間APWEを
“H”とし、この間に、アドレス(AN1iN、AN2
iN)を入力することによって行なう。ラッチ14は、
APWBが“H”である間に供給されたインバータ13
の出力を保持する。インバータ13の出力は、プログラ
ムコンパレータ10、11の出力の論理積となっている
ため、アドレスAN1iN、AN2iNのいずれもがプ
ログラムコンパレータ40、41において設定された値
(セキュリティデータの設定値)に一致していなけれ
ば、インバータ13の出力は“H”とはならない。従っ
て、読み出し制御によってラッチ14に保持される値
は、正しいアドレスANliN、AN2iNが入力され
たか否かによって異なる。
【0111】(a)正しいアドレスが入力された場合 プログラムコンパレータ40、41において設定された
値(セキュリティデータの設定値)と供給されたアドレ
スAN1iN、AN2iNが一致しているためインバー
タ13の出力が“H”となり、この値(“H”)がラッ
チ14に保持される。これにより、CSBが“H”とな
って、センスアンプ6’が動作可能な状態となり、アド
レスによって指定されたデータの読み出しが可能な状態
となる。
【0112】(b)間違ったアドレスが入力された場合 プログラムコンパレータ40、41において設定された
値(セキュリティデータの設定値)と供給されたアドレ
スAN1iN、AN2iNのいずれか一方又は両方が一
致していないためインバータ13の出力が“L”とな
り、この値(“L)”がラッチ14に保持される。この
ため、CSBは依然として“L”のままであり、センス
アンプ6’が動作していないため、アドレスを供給して
もデータの読み出しを行うことはできない。
【0113】上述のように、このOTPでは、読み出し
制御を行って、正しいアドレスを入力してCSBを
“H”としなければ、データの読み出しを行うことがで
きない。
【0114】このため、このOTPは、例えば記録した
データの保護(セキュリティ)の実現、共通のバスに接
続された複数のOTPから読み出しを行うべき一つのO
TPを選択するため等に用いることができる。
【0115】詳細には、記録したデータの保護を実現す
る場合には、プログラム用メモリセルM1、M2に予め
書き込むデータとして、セキュリティのためのデータ
(セキュリティデータ)を設定しておく。そして、読み
出しを行う前に、上述のように、読み出し制御を行って
外部からセキュリティ解除のためのデータをアドレスA
N1iN、AN2iNとして入力する。入力されたデー
タが設定されたセキュリティデータと同一であればCS
Bが“H”となってデータの読み出しが可能となる。
【0116】また、複数のOTPから読み出しを行うべ
き1つのOTPを選択するために用いる場合では、例え
ば図27に示すように、上述の図22と同様に構成され
たs個のOTP(Z1’〜Zs’)を、アドレスバスA
1〜An、データバスD1〜Dm、APWE、APWE
Bを共通として接続する。これらのOTP(Z1’、Z
2’、・・・・Zs’)には、上述のM1、M2と上述
のプログラムコンパレータの設定により各々異なる値
(例えば00、01、10、11・・・・)が設定され
ているものとする。
【0117】これらのOTPからデータの読み出しを行
う機器は、データの読み出しに先立って上述のように読
み出し制御を行う。この読み出し制御において供給され
たアドレスがいずれかのOTPの設定値と同一であれ
ば、当該OTPのみが読み出し可能な状態となり、他の
OTPは読み出しが不可能な状態となる。従って、この
ようなOTPを用い、各々異なる値を設定することによ
り、複数のOTPから読み出しを行うべき1つのOTP
を選択することができる。また、上述のように読み出し
が不可能な状態にあるOTPは、例えば上述のようにセ
ンスアンプ6’の電力消費が低下しているため、機器全
体としての消費電力を低減することができる。
【0118】なお、上述の実施形態では、プログラム用
メモリセルM1、M2、アドレスAN1iN、AN2i
Nの2ビットのみを読み出し制御用のデータとして用い
たが、さらに多くのビットを用いて読み出し制御を行う
こともできる。この場合、用いるビットの数だけ読み出
し制御部8’にプログラム用メモリセルとプログラムコ
ンパレータを設け、これらのメモリセルとプログラムコ
ンパレータの出力の論理積により、データの読み出しを
制御する。このように用いるビット数を増加させること
により、データの保護の確実性を高めることができる。
また、共通のバスに接続するOTPの数が増加しても対
応することができる。
【0119】本発明の第9の実施形態に係るOTPは、
上述の図22と同様に構成されている。上述の図23に
示す読み出し構成部8’では、1つのプログラムコンパ
レータに対して1つのプログラム用メモリセルを備えて
いたのに対し、このOTPでは、図28に示すように、
2つのプログラム用メモリM1、M8を備えており、上
述の図24中のプログラムコンパレータ40、41の代
わりに、図29に示す構成のプログラムコンパレータ4
0’、41’を備えている。
【0120】同図中に示すように、これらのプログラム
コンパレータ40’、41’は、図24に示す構成に加
えて、各々ソースあるいはドレインの両方が共通に接続
されたPチャネルトランジスタ(P13)、Nチャネル
トランジスタ(N13)とPチャネルトランジスタ(P
14)、Nチャネルトランジスタ(N14)を備えてい
る。また、これらのプログラムコンパレータ40’、4
1’は、内部識別信号D8APを反転させるインバータ
(INV14)と、トランジスタP13とN13からな
るトランスファーゲートあるいはトランジスタP14と
N14からなるトランスファーゲートの出力を反転させ
て出力端子(ANOUT)から出力するインバータ(I
NV15)とを備えている。N13、P14のゲートに
は内部識別信号D8APが供給されており、P13、N
14のゲートにはINV14によって反転された内部識
別信号D8APが供給されている。
【0121】プログラムコンパレータ40’(41’)
は、上述の予めプログラムされたプログラム用メモリセ
ルM1(M8)からの内部識別信号D0AP、D8AP
により、以下のように動作する。
【0122】(a)予め、プログラムされたデータが
“H”、“H”で、D0APに“H”、D8APに
“H”が供給されている場合 この場合では、P11、N12、N13、P14のゲー
トが“H”、N11、P12、P13、N14のゲート
が“L”となる。従って、P12、N12、P13、N
13がON、P11、N11、P14、N14はOFF
となり、INV11により反転された入力ANiNがI
NV13によりさらに反転されて正転され、再度INV
15により反転されてANOUTから出力される。この
場合、図30に示すように、入力ANiNが“H”であ
るとき出力は“L”となり、入力ANiNが“L”であ
るとき出力は“H”となる。
【0123】(b)予めプログラムされたデータが
“L”、“H”で、D0APに“L”、D8APに
“H”が供給されている場合 この場合では、P11、N12、P13、N14のゲー
トが“L”、N11、P12、N13、P14のゲート
が“H”となる。従って、P11、N11、P13、N
13がON、P12、N12、P14、N14がOFF
となり、INV13により反転、INV15によりさら
に反転されて正転されたANiNがANOUTから出力
される。この場合、図30に示すように、入力ANiN
が“H”であるとき出力は“H”となり、入力ANiN
が“L”であるとき出力は“L”となる。
【0124】(c)予めプログラムされたデータが
“H”、“L”で、D0APに“H”、D8APに
“L”が供給されている場合 この場合では、N13、P14のゲートが“L”、P1
3、N14のゲートが“H”となり、D0APが“H”
であってもP13、N13がOFF、P14、N14が
ONとなっているため、GNDレベルがINV15に入
力され、出力は“H”となる。
【0125】(d)予めプログラムされたデータが
“L”、“L”で、D0APに“L”、D8APに
“L”が供給されている場合 この場合も上述の(c)の場合と同様に、D0APが
“L”であってもP13、N13がOFF、P14、N
14がONとなっているため、GNDレベルがINV1
5に入力され、出力は“H”となる。
【0126】このように構成されたOTPでは、読み出
し制御のためのデータを設定しない場合には、上述第8
の実施形態と同様にプログラム用メモリセルM8、M9
に“L”を設定する。これにより、プログラムコンパレ
ータはP13、N13がOFF、P14、N14がON
となって常に“H”を出力する。この結果、CSBも常
に“H”となる。また、読み出し制御のためのデータを
設定する場合には、プログラム用メモリセルM8、M9
に“H”を設定し、さらに、プログラム用メモリセルM
1、M2の設定を行う。
【0127】上述のように、このOTPでは、上述の第
8の実施形態の効果に加えてプログラム用メモリセルM
8、M9の設定により、読み出し制御のためのデータ設
定の有無を選択することができる。このため、読み出し
制御のためのデータの設定が必要なOTPとそうでない
ものとで動作を切り換えることができる。
【0128】本発明の第10の実施形態に係るOTP
は、上述の図22と同様に構成されている。このOTP
では、読み出し制御部により出力されたCSBを上述の
図7に示すセンスアンプ6’ではなく、図31に示す入
出力バッファ7’に入力する。
【0129】この入出力バッファ7’は、同図中に示す
ように、図8に示す出力バッファ7と同様に、CSBの
反転値(CSBバー)とセンスアンプ6の出力が供給さ
れるNORゲート7aと、CSBとセンスアンプ6の出
力が供給されるNANDゲート7bと、NORゲート7
aの出力がゲート信号として供給されるNチャネルTr
(7c)と、NANDゲート7bの出力がゲート信号と
して供給されるPチャネルTr(7d)とを備えてお
り、さらに、外部から供給される信号R/Wに基づいて
入出力を切り換える入出力切り換え部7eとを備えてい
る。
【0130】NチャネルTr(7c)のドレイン又はソ
ースは接地されており、PチャネルTr(7d)のソー
ス又はドレインはプルアップされている。また、Nチャ
ネルTr(7c)のソース又はドレインとPチャネルT
r(7d)のドレイン又はソースは接続されており、こ
の位置の電圧は読み出し時に入出力切り換え部7eを介
してDOUTとして出力される。また、書き込み時に
は、外部からのデータDiNは、プログラム用メモリセ
ルと本セルにデータを書き込むために入出力切り換え部
7eを介してラッチ17に供給される。
【0131】この入出力バッファ7’では、図32に示
すように、CSBが“L”のときは、NチャネルTr
(7c)とPチャネルTr(7d)が共にOFFとな
り、出力DOUTがハイインピーダンス“HiZ”とな
る。また、同図中に示すように、CSBが“H”のとき
は、センスアンプ6の出力に応じて出力DOUTが変化
する。従って、CSBに基づいてデータの読み出しの制
御を行うことができる。
【0132】また、この入出力バッファ7’は、読み出
しを行うことができない状態(CSBが“L”のとき)
では、出力DOUTがハイインピーダンス“HiZ”と
なり、読み出しを行うことができる状態では、出力DO
UTは読み出されたデータに応じて“L”又は“H”と
なる。従って、出力DOUTがハイインピーダンス“H
iZ”であるか否かを検出することにより、当該OTP
が読み出し可能な状態であるか否かを外部から確認する
ことができる。
【0133】センスアンプ6’を制御するか、入出力バ
ッファ7’を制御するか、又は両方を制御するかは、チ
ップサイズ及びチップレイアウト、CSBを供給するた
めの配線長、ゲート負荷、消費電流等を考慮し、最良の
制御方法を選択する。
【0134】本発明の第11の実施形態に係るOTP
は、図33に示すように構成されている。このOTPで
は、上述の図22に示すOTPにおけるメモリセルアレ
イ1’の代わりにプログラム用メモリセル38を備えた
メモリセルアレイ1”を設け、このプログラム用メモリ
セル38のデータを読み出すセンスアンプをセルのデー
タを詰み出すセンスアンプ6’と共用とし、プログラム
用メモリセル38にデータを書き込むときに必要なラッ
チを本セル(メモリセルアレイ1”内の通常のデータを
保持する領域)用ラッチ17と共用とし、さらに、上述
の図31に示す入出力バッファ7’を備えている。ま
た、このOTPでは、読み出し制御部8”は、プログラ
ム用メモリセルから読み出したセキュリティデータとア
ドレス入力(AN1iN、AN2iN)の比較を行うた
めの、上述のプログラムコンパレータ40、41、NA
ND1(13)、INV1(14)、ラッチ14等を備
えている。
【0135】外部からAPWE信号が供給されると、読
み出し制御部8”は、プログラム用メモリセル38のデ
ータをセンスアンプ6’を介して読み出し、上述のプロ
グラムコンパレータ40、41等によってアドレス入力
との比較を行い、これに基づいて上述のCSBを出力す
る。入出力バッファ7’は、上述の第10の実施形態と
同様に、読み出し制御部8”の出力CSBに基づいて入
出力バッファ7’の動作を制御する。これにより、この
OTPでは、上述の第8、第10の実施形態と同様の効
果を実現することができる。
【0136】また、このOTPでは、プログラム用メモ
リセル38を本セルアレイ1”内に設けたことにより、
ウエハープロセス上で最も重要なメモリセルの均一化を
図ることができる。また、メモリアレイ1”周辺に余計
な回路を設ける必要がないため、チップサイズの縮小化
を図ることができる。
【0137】また、センスアンプ6’とラッチ17を共
用とすることにより、さらなるチップサイズの縮小化を
図ることができる。
【0138】本発明の第12の実施形態に係るOTP
は、図34に示すように構成されている。上述の図22
に示すOTPでは、読み出し制御部8’の出力CSBを
センスアンプ6’に供給し、センスアンプ6’の動作を
CSBに基づいて制御していたが、この図34に示すO
TPでは、上述の第6の実施形態と同様に、読み出し制
御部8’の出力CSBをXデコーダ3側のプリデコーダ
2a’(メモリセル選択手段)に供給し、プリデコーダ
2a’の動作をCSBに基づいて制御するようになって
いる。 以下、プリデコーダ2a’について説明する。
このプリデコーダ2a’は、図35に示すように、CS
Bがゲート信号として供給されるNTr10、PTr1
0と、アドレスバッファ9からアドレス入力AN3iN
の出力OUT3がゲート信号として供給されるNTr1
1、PTr11と、アドレスバッファ9からアドレス入
力AN4iNの出力OUT4がゲート信号として供給さ
れるNTr12、PTr12と、アドレスバッファ9か
らアドレス入力AN5iNの出力OUT5がゲート信号
として供給されるNTr13、PTr13とを備えてい
る。
【0139】PTr10〜PTr13は並列に接続され
ており、これらのソース又はドレインには電源電圧VC
Cが供給されている。また、NTr10〜NTr13は
直列に接続されており、これらの一端のNTr10のド
レイン又はソースは接地電位に接続されている。他端の
NTr13のソース又はドレインは、並列に接続された
PTr10〜PTr13の一端のドレイン又はソースに
接続されている。この接続点の電圧は、インバータ23
により反転されてXデコーダ3(7)に供給されてい
る。
【0140】このように構成されたプリデコーダ2a’
では、アドレス入力AN3iN〜AN5iNの出力OU
T3、OUT4、OUT5、CSBがすべて“H”であ
るときのみ、出力が接地電位付近(“L”)となり、そ
れ以外は電源電圧付近(“H)”となる。
【0141】Xデコーダ(すなわちワード線)3(7)
は、インバータ23の出力が“H”すなわち、プリデコ
ーダ2a’の出力が“L”であるときに選択されるよう
になっている。従って、アドレス入力AN3iN〜AN
5iNの出力OUT3、OUT4、OUT5、がすべて
“H”であってもCSBが“L”であるときはXデコー
ダ3(7)は選択されず、データの読み出しを行うこと
ができない。
【0142】このOTPでは、データの読み出しに先立
って上述のように、読み出し制御を行ってCSBを
“H”としておかなければ、アドレス入力(AN3iN
〜AN5iN)によらず、Xデコーダ3の選択が行われ
ず、データの読み出しを行うことができない。従って、
このOTPでは、データの読み出しを制御することがで
きる。
【0143】上述の図22に示すOTPでは、読み出し
制御部8’は、各ビットごとにまとめられたセンスアン
プ6’を駆動する必要があり、読み出し制御部8’の駆
動負荷が比較的大きい。これに対し、この図34に示す
OTPでは、上述の図35に示すように、読み出し制御
部8’は、NTr10、PTr10のゲートを駆動する
だけで済むため、読み出し制御部8’の駆動負荷が低減
されている。
【0144】また、このOTPでは、読み出し制御部
8’からのCSBはX側のプリデコーダ2a’に供給す
るだけで足り、上述の図22に示すOTPに比較してC
SBを供給するための経路が短くて済み、さらに、図3
5に示すように、ゲート数が少なくて済むため、チップ
上の占有面積の低減に寄与することができる。さらに、
CSBが“H”とならない限り、メモリセルアレイ1’
に対するアクセスが行われないことから、データを読み
出すことも、書き込むこともできないため、予め書き込
まれたデータが破壊される可能性が低くなる。
【0145】本発明の第13の実施形態に係るOTP
は、図36に示すように構成されている。
【0146】上述の図34のOTPでは、読み出し制御
部8’の出力CSBをXデコーダ3側のプリデコーダ2
a’に供給し、プリデコーダ2a’の動作をCSBに基
づいて制御していたが、この図36に示すOTPでは、
読み出し制御部8’の出力CSBをYデコーダ5側のプ
リデコーダ4a’(メモリセル選択手段)に供給し、プ
リデコーダ4a’の動作をCSBに基づいて制御するよ
うになっている。 以下、プリデコーダ4a’について
説明する。このプリデコーダ4a’は、図37に示すよ
うに、アドレスバッファ9からアドレス入力ANn−1
iNの出力OUTn−1がゲート信号として供給される
NTr14、PTr14と、アドレスバッファ9からア
ドレス入力ANniNの出力OUTnがゲート信号とし
て供給されるNTr15、PTr15と、CSBがゲー
ト信号として供給されるNTr16、PTr16とを備
えている。
【0147】PTr14〜PTr16は並列に接続され
ており、これらのソース又はドレインには電源電圧VC
Cが供給されている。また、NTr14〜NTr16は
直列に接続されており、これらの一端のNTr16のド
レイン又はソースは接地電位に接続されている。他端の
NTr15のソース又はドレインは、並列に接続された
PTr14〜PTr16の一端のドレイン又はソースに
接続されている。この接続点の電圧は、インバータ24
により反転されてYデコーダ5(3)に供給されてい
る。
【0148】このように構成されたプリデコーダ4a’
では、アドレス入力ANn−1iN、ANniNの出力
OUTn−1、OUTn、CSBがすべて“H”である
ときのみ、出力が接地電位付近(“L”)となり、それ
以外は電源電圧付近(“H”)となる。Yデコーダ(す
なわちビット線)5(3)は、インバータ24の出力が
“H”すなわち、プリデコーダ4a’の出力が“L”で
あるときに選択されるようになっている。
【0149】従って、アドレス入力ANn−1iN、A
NniNの出力OUTn−1、OUTnが共に“H”で
あってもCSBが“L”であるときはYデコーダ5
(3)が選択されず、データの読み出しを行うことがで
きない。
【0150】このOTPでは、データの読み出しに先立
って上述のように読み出し制御を行ってCSBを“H”
としておかなければ、アドレス入力(ANn−1iN、
ANniN)によらず、Yデコーダ5の選択が行われ
ず、データの読み出しを行うことができない。従って、
このOTPでは、上述の第12の実施の形態と同様の効
果を得ることができ、データの読み出しを制御すること
ができる。
【0151】また、Y側のアドレス数がX側より少ない
場合には、読み出し制御部8の出力負荷をさらに低減す
ることができる。この場合、CSBを供給するための経
路を短縮し、チップ上の占有面積の低減に寄与すること
ができる。
【0152】ところで、上述の図8に示す出力バッファ
及び図31に示す入出力バッファ7’では、CSB(及
びその反転信号)とセンスアンプ&(6’)の出力をN
ORゲート7a、NANDゲート7bに供給していた
が、図38に示すように、これらのゲート7a、7bに
外部から供給される出力イネーブル信号をさらに供給し
てもよい。このような構成とすることにより、例えば複
数のマスクROM(OTP)を用い、各々のチップに供
給するOEによって読み出し、書き込みを行なうチップ
を選択することができる。
【0153】なお、上述の説明は、本発明をマスクRO
MあるいはOTPに適用した場合について説明したが、
本発明の適用対象はこれに限定されず、例えばPRO
M、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ等の
他のメモリ装置にも適用することができる。
【0154】
【発明の効果】本発明に係るメモリ装置では、比較手段
が入力手段により入力された制御コードと予め設定され
たコードとを比較し、読み出し制御手段が比較結果に基
づいてメモリセルからのデータの読み出しを制御する。
従って、このメモリ装置は、制御コードを供給すること
により、データの読み出しを制御することができる。こ
のため、記録したデータのセキュリティの実現、複数の
メモリ装置から特定のメモリ装置の選択等を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係るマスクROM
の構成を示すブロック図である。
【図2】 従来のマスクROMの構成を示すブロック図
である。
【図3】 従来のOTPの構成を示すブロック図であ
る。
【図4】 本発明の第1の実施形態に係るマスクROM
を構成する読み出し制御部の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】 読み出し制御部を構成するプログラムコンパ
レータの構成を示す回路図である。
【図6】 プログラムコンパレータの動作を示す真理値
表である。
【図7】 マスクROMを構成するセンスアンプの構成
を示す回路図である。
【図8】 マスクROMを構成する出力バッファの構成
を示す回路図である。
【図9】 バッファの動作を示す真理値表である。
【図10】 マスクROMの使用態様の一例を示す図で
ある。
【図11】 本発明の第2の実施形態に係るマスクRO
Mを構成するプログラムコンパレータの構成を示す回路
図である。
【図12】 プログラムコンパレータの動作を示す真理
値表である。
【図13】 本発明の第3の実施形態に係るマスクRO
Mを構成するプログラムコンパレータの構成を示す図で
ある。
【図14】 本発明の第4の実施形態に係るプログラム
コンパレータの動作を示す真理値表である。
【図15】 本発明の第5の実施形態に係るマスクRO
Mを構成するプログラムコンパレータの構成を示す図で
ある。
【図16】 本発明の第6の実施形態に係るマスクRO
Mの構成を示すブロック図である。
【図17】 マスクROMを構成するXデコーダ、X線
プリデコーダ及びアドレスバッファの構成を示す図であ
る。
【図18】 マスクROMを構成するプリデコーダの構
成を示す図である。
【図19】 本発明の第7の実施形態に係るマスクRO
Mの構成を示すブロック図である。
【図20】 マスクROMを構成するYデコーダ、Y線
プリデコーダ及びアドレスバッファの構成を示す図であ
る。
【図21】 マスクROMを構成するプリデコーダの構
成を示す図である。
【図22】 本発明の第8の実施形態に係るOTPの構
成を示すブロック図である。
【図23】 OTPを構成する読み出し制御部の構成を
示すブロック図である。
【図24】 読み出し制御部を構成するプログラムコン
パレータの構成を示す回路図である。
【図25】 プログラムコンパレータの動作を示す真理
値表である。
【図26】 OTPを構成するセンスアンプの構成を示
す回路図である。
【図27】 OTPの使用態様の一例を示す図である。
【図28】 本発明の第9の実施形態に係るOTPを構
成する読み出し制御部の構成を示すブロック図である。
【図29】 読み出し制御部を構成するプログラムコン
パレータの構成を示す回路図である。
【図30】 プログラムコンパレータの動作を示す真理
値表である。
【図31】 本発明の第10の実施形態に係るOTPを
構成する入出力バッファの構成を示すブロック図であ
る。
【図32】 入出力バッファの動作を示す真理値表であ
る。
【図33】 本発明の第11の実施形態に係るOTPの
構成を示すブロック図である。
【図34】 本発明の第12の実施形態に係るOTPの
構成を示すブロック図である。
【図35】 OTPを構成するプリデコーダの構成を示
す図である。
【図36】 本発明の第13の実施形態に係るOTPの
構成を示すブロック図である。
【図37】 OTPを構成するプリデコーダの構成を示
す図である。
【図38】 マスクROM、OTPを構成する出力バッ
ファ、入出力バッファの他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1、1’、1” メモリセルアレイ、2a、2b、4
a、4b プリデコーダ、3 Xデコーダ、5 Yデコ
ーダ、8、8’、8” 読み出し制御部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを保持するメモリセルと、 外部から読み出し制御のための制御コードを入力する入
    力手段と、 該入力手段により入力された制御コードと予め設定され
    たコードとを比較する比較手段と、 該比較手段の比較結果に基づいて前記メモリセルからの
    データの読み出しを制御する読み出し制御手段とを備え
    ることを特徴とするメモリ装置。
  2. 【請求項2】 外部からアドレスを入力するアドレス入
    力手段を備え、 前記入力手段は、アドレス入力手段の少なくとも一部か
    らなり、 前記アドレス入力手段に対する入力が前記アドレスであ
    るか前記制御コードであるかを示す識別情報を入力する
    識別情報入力手段を備え、 前記読み出し制御手段は、前記識別情報に基づいてアド
    レス入力手段による入力が前記制御コードであるとき
    に、入力された制御コードに基づいて読み出しの制御を
    行なうことを特徴とする請求項1記載のメモリ装置。
  3. 【請求項3】 前記読み出し制御手段は、前記入力され
    たコードが前記予め設定されたコードと同一であるとき
    に、前記メモリセルからのデータの読み出しを許可し、
    入力されたコードが予め設定されたコードと異なるとき
    に、メモリセルからの読み出しを禁止することを特徴と
    する請求項1又は2に記載のメモリ装置。
  4. 【請求項4】 前記読み出し制御手段は、 前記読み出し制御の状態を示す情報を保持する状態保持
    手段を備え、 前記識別情報が前記アドレス入力手段からの入力が前記
    制御コードであることを示しているときに、前記状態保
    持手段に保持されている情報を変化させ、状態保持手段
    に保持されている情報に基づいて読み出し制御を行なう
    ことを特徴とする請求項2記載のメモリ装置。
  5. 【請求項5】 前記メモリセルからデータを読み出すセ
    ンスアンプを備え、 前記読み出し制御手段は、前記制御コードに基づいて前
    記センスアンプの動作を制御することを特徴とする請求
    項1又は2に記載のメモリ装置。
  6. 【請求項6】 前記メモリセルから読み出されたデータ
    を出力するためのバッファを備え、 前記読み出し制御手段は、前記制御コードに基づいて前
    記バッファの動作を制御することを特徴とする請求項1
    又は2に記載のメモリ装置。
  7. 【請求項7】 前記アドレス入力手段により入力された
    アドレスに基づいて複数のメモリセルからいずれかを選
    択するメモリセル選択手段を備え、 前記読み出し制御手段は、前記制御コードに基づいて前
    記メモリセル選択手段の動作を制御することを特徴とす
    る請求項2記載のメモリ装置。
  8. 【請求項8】 前記メモリセルは、書き込み可能であ
    り、 前記比較手段の比較結果に基づいて前記メモリセルに対
    するデータの書き込みを制御する書き込み制御手段を備
    えることを特徴とする請求項1記載のメモリ装置。
  9. 【請求項9】 前記コードを設定するコード設定手段を
    備えることを特徴とする請求項1記載のメモリ装置。
  10. 【請求項10】 前記コード設定手段は、データの読み
    出しの制御が必要なときに前記コードを設定し、データ
    の読み出しの制御が必要でないときに前記コードを無効
    とし、 前記読み出し制御手段は、前記コードが無効とされてい
    るときには、前記比較手段の比較結果によらず、データ
    の読み出しを可能とすることを特徴とする請求項9記載
    のメモリ装置。
  11. 【請求項11】 前記メモリセル内に、前記コードを保
    持するコード保持領域を有し、 前記コード設定手段は、設定した前記コードをコード保
    持領域に保持することを特徴とする請求項9記載のメモ
    リ装置。
  12. 【請求項12】 前記メモリセルからデータを読み出す
    センスアンプを備え、 該センスアンプを前記コード保持領域に保持されたコー
    ドの読み出しにも用いることを特徴とする請求項11記
    載のメモリ装置。
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