JPH1152024A - 半導体集積回路の検査容易化設計方法、及びその方法を用いて設計される半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路の検査容易化設計方法、及びその方法を用いて設計される半導体集積回路

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JPH1152024A
JPH1152024A JP9212941A JP21294197A JPH1152024A JP H1152024 A JPH1152024 A JP H1152024A JP 9212941 A JP9212941 A JP 9212941A JP 21294197 A JP21294197 A JP 21294197A JP H1152024 A JPH1152024 A JP H1152024A
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latch
flop
scan
flip
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JP9212941A
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Osamu Ichikawa
市川  修
Toshinori Hosokawa
利典 細川
Yuji Takai
裕司 高井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラッチベースで設計される論理回路に対し
て、回路面積の増加を抑えつつ、検査容易化設計を行
う。 【解決手段】 ラッチベースで設計された論理回路のル
ープ構造内にスキャン回路挿入部SCI1が配置され
る。この挿入部SCI1は、前記ループ構造内に位置す
るラッチL3と、これに並列に配置されるスキャンフリ
ップフロップSFF1と、セレクタMUX2を持つ。このセレク
タMUX2は、ラッチL3及びスキャンフリップフロップSF
F1の各出力を選択して出力する。他のラッチL1、L2
のイネーブル入力端子には他のセレクタMUX1が接続され
る。このセレクタMUX1は、通常のイネーブル信号Φ2と
論理値“1”とを選択して出力する。テストモード時に
は、ラッチL1、L2はセレクタMUX1でスルーモードに
固定され、スキャンフリップフロップSFF1はシフトレジ
スタ状に接続され、スキャンパスを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
検査容易化設計方法、及びその方法を用いて設計される
ラッチ構成を持つ半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の検査容易化設計
の一つとして、スキャンフリップフロップ(以下、フリ
ップフロップを“FF”と略記する)を利用して、スキ
ャンチェーンを構成するスキャン設計が多く用いられ
る。
【0003】スキャン設計された半導体集積回路を図2
4に示す。同図において、4個のスキャンFF11〜1
4はスキャンチェーン33を構成し、クロック生成部9
0から生成されるクロック91により、スキャンイン1
0からテストデータがスキャンチェーン33を経て各ス
キャンFF11〜14にスキャンインされ、各スキャン
FF11〜14のテスト結果がスキャンアウト30から
スキャンアウトされる。また、他の4個のスキャンFF
21〜24は他のスキャンチェーン34を構成する。前
記クロック生成部90のクロック92により、スキャン
イン20からテストデータがスキャンチェーン34を経
てスキャンFF21〜24にスキャンインされ、各スキ
ャンFF21〜24テスト結果がスキャンアウト40か
らスキャンアウトされる。
【0004】例えば、スキャンイン10からテストパタ
ーン“1010”が与えられると共に、他のスキャンイ
ン20からテストパターン“0011”が与えられる
と、これ等のテストパターンは同時に各スキャンチェー
ン33、34を経て入力され、対応する値が各スキャン
FFに設定される。即ち、スキャンFF11〜14に
は、順に“1”、“0”、“1”、“0”の値が設定さ
れ、同時に他のスキャンFF21〜24には、順に
“0”、“0”、“1”、“1”の値が設定される。
【0005】このように、従来のテスト容易化設計が行
われた半導体集積回路では、スキャンFFを利用してス
キャンチェーンを構成し、各回路の動作を検査するテス
ト時に、各スキャンFFに対して一斉にクロックを動か
して、各スキャンチェーンにテストパターンをスキャン
インし、テスト結果をスキャンアウトすることが行われ
る。
【0006】図25(a)はスキャンFFを、同図
(b)はFFを、同図(c)はラッチを各々示す。同図
(a)のスキャンFFは、通常のデータ入力端子(D端
子)と、テストデータ入力端子(DT端子)と、通常入
力とテストデータ入力との何れか一方を選択するための
イネーブル端子(NT端子)と、クロック入力端子(C
LK端子)と、データ出力端子(Q端子)とを持つ。同
図(b)のFFは、通常のデータ入力端子(D端子)
と、クロック入力端子(CLK端子)と、データ出力端
子(Q端子)とを持つ。同図(c)のラッチは、通常の
データ入力端子(D端子)と、イネーブル信号端子(E
端子)と、データ出力端子(Q端子)とを持っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般
に、スキャンFF、FF及びラッチの各面積間には、 スキャンFF>FF>ラッチ の関係がある。
【0008】従って、従来のスキャン設計された半導体
集積回路では、検査容易化が行われているものの、回路
中にスキャンFFが多く存在するため、備えるスキャン
FFの数に比例して、半導体集積回路の面積が大きくな
る問題点がある。
【0009】一方、ラッチを用いて(ラッチベースで)
設計された半導体集積回路では、FFを用いて(FFベ
ースで)設計された半導体集積回路と比べて、面積は小
さくなるが、検査容易化が行われていないという問題点
がある。
【0010】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、半導体集積回路の面積を小さく抑
えつつ、検査容易化を最大限に行い得る半導体集積回路
の検査容易化設計方法、及びその方法を用いて得られる
半導体集積回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明では、ラッチベースで設計される半導体集積
回路に対して、その所定の一部のラッチをスキャンFF
に置換して、回路面積の増加を抑えつつ検査容易化設計
を行う。また、FFベースで設計される半導体集積回路
に対して、その所定の一部のFFをラッチに置換して、
検査容易性を損なわずに面積を削減することを可能にす
る。
【0012】前記の課題を解決するために、請求項1記
載の発明の半導体集積回路の検査容易化設計方法は、ラ
ッチベースで論理回路を設計する論理設計処理と、前記
論理設計処理により生成された論理回路においてループ
構造を探索し特定するループ探索処理と、前記ループ探
索処理により特定されたループ構造に含まれる所定のラ
ッチに、スキャンフリップフロップ又はラッチを追加す
るスキャン回路挿入処理と、前記生成された論理回路に
含まれるラッチのうち、前記所定のラッチ以外のラッチ
に対し、通常動作時にはクロック信号を、検査時には所
定の論理値を各々ラッチのイネーブル入力端子に入力す
るテスト回路を接続、挿入するテスト回路挿入処理とを
備えたことを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、前記請求項1記載
の半導体集積回路の検査容易化設計方法において、前記
スキャン回路挿入処理は、前記ループ構造に存在する所
定の1個のラッチに対し並列にスキャンフリップフロッ
プを挿入する処理と、前記所定のラッチ及び前記挿入さ
れたスキャンフリップフロップの入力信号を共通とし、
前記ラッチ及び前記スキャンフリップフロップの各出力
をセレクタを通して選択的に出力させる処理とを有する
ことを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、前記請求項1記載
の半導体集積回路の検査容易化設計方法において、前記
スキャン回路挿入処理は、前記ループ構造に存在する所
定の1個のラッチと直列にラッチを1個挿入する処理
と、通常データ及びテストデータの何れか一方をセレク
タを通して選択的に、前記2個のラッチのうち前段に位
置するラッチに入力する処理と、前記2個のラッチのク
ロック端子に、各々、相互に逆相となるイネーブル信号
を入力する処理と、前記2個のラッチの各出力を他のセ
レクタを通して選択的に出力させる処理とを有すること
を特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明の半導体集積回路は、
ループ構造に含まれる組合せ回路及びラッチ、並びに前
記ループ構造に含まれないラッチを備えた半導体集積回
路であって、前記ループ構造内に配置されるスキャン回
路挿入部と、前記ループ構造に含まれないラッチに対
し、そのイネーブル入力端子に、通常のクロック信号及
び所定の論理値の何れか一方を選択して入力するセレク
タとを備え、前記スキャン回路挿入部は、前記ループ構
造に含まれるラッチと、前記ループ構造に含まれるラッ
チに並列に配置され、且つこのラッチと共通のデータ入
力及びクロック信号を持ち、テストデータ及びスキャン
イネーブル信号が入力されるスキャンフリップフロップ
と、テストモード信号により制御され、前記ループ構造
に含まれるラッチ及び前記スキャンフリップフロップの
出力の一方を選択的に出力するセレクタと、前記スキャ
ンフリップフロップの出力端子に接続されるスキャンア
ウトピンとを備えることを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明は、前記請求項4記載
の半導体集積回路において、前記ループ構造に含まれる
他のラッチと、前記他のラッチに対し、そのイネーブル
入力端子に、通常のクロック信号及び所定の論理値の何
れか一方を選択して入力するセレクタとを備えることを
特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明の半導体集積回路は、
ループ構造に含まれる組合せ回路、及び前記ループ構造
に含まれないラッチを備えた半導体集積回路であって、
前記ループ構造内に配置されるスキャン回路挿入部と、
前記ループ構造に含まれないラッチに対し、そのイネー
ブル入力端子に、通常のクロック信号及び所定の論理値
の何れか一方を選択して入力するセレクタとを備え、前
記スキャン回路挿入部は、テストデータを入力するスキ
ャンインピンと、スキャンイネーブル信号及び前記スキ
ャンインピンからのテストデータを受け、前記スキャン
イネーブル信号に基いて、通常データ及び前記テストデ
ータの一方を選択的に出力するセレクタと、前記セレク
タの出力及びクロック信号が入力される前段のラッチ
と、前記前段のラッチに連続して直列に配置され、且つ
前記前段のラッチに入力されるクロック信号とは逆相の
クロック信号が入力される後段のラッチと、テストモー
ド信号を受け、このテストモード信号に基いて、前記2
個のラッチの出力の一方を選択する他のセレクタと、前
記後段のラッチの出力端子に接続されるスキャンアウト
ピンとを有することを特徴とする。
【0018】請求項7記載の発明は、前記請求項6記載
の半導体集積回路において、前記ループ構造に含まれる
他のラッチと、前記他のラッチに対し、そのイネーブル
入力端子に、通常のクロック信号及び所定の論理値の何
れか一方を選択して入力するセレクタとを備えることを
特徴とする。
【0019】請求項8記載の発明の半導体集積回路の検
査容易化設計方法は、フリップフロップのセットアップ
時間のタイミングをスキャンフリップフロップのタイミ
ングに設定すると共に、フリップフロップのホールド時
間をクロック信号の1周期中で信号値が“1”である時
間に設定して、フリップフロップベースの論理設計を行
う論理設計処理と、前記論理設計処理により作成された
論理回路に含まれる所定のフリップフロップを前記論理
回路から取り除けば、前記論理回路に含まれるループ構
造が無くなる場合に、その所定のフリップフロップ以外
のフリップフロップをラッチに置き換えるラッチ変換処
理と、前記ラッチ変換処理後の論理回路に存在するフリ
ップフロップをスキャンフリップフロップに置換すると
共に、この置換されたスキャンフリップフロップ同志を
シフトレジスタ状に接続してスキャンパスを構成するス
キャン挿入処理と、前記ラッチ変換処理後の論理回路中
に存在するラッチに対して、通常動作時にはイネーブル
信号を、検査時には所定の論理値をイネーブル入力端子
に入力するテスト回路を接続、挿入するテスト回路挿入
処理と、前記テスト回路挿入処理後の論理回路を最適化
する論理最適化処理とを備えたことを特徴とする。
【0020】請求項9記載の発明の半導体集積回路は、
組合せ回路を挟んでラッチ及びスキャンフリップフロッ
プが混在する論理回路を持つ半導体集積回路であって、
前記論理回路のラッチのイネーブル入力端子に出力端子
が接続され、テストモード信号により制御されるセレク
タを備え、前記セレクタは、一方のデータ入力端子に、
前記スキャンフリップフロップに入力されるクロック信
号が入力され、他方のデータ入力端子に所定の論理値が
入力され、前記スキャンフリップフロップは、他のスキ
ャンフリップフロップとシフトレジスタ状に接続されて
スキャンパスを構成することを特徴とする。
【0021】請求項10記載の発明の半導体集積回路の
検査容易化設計方法は、内部にループ構造を持たない組
合せ回路とフリップフロップのみを用いて、前記組合せ
回路間にループ構造が存在する論理回路を設計する回路
設計処理と、前記回路設計処理により設計した論理回路
に含まれるフリップフロップであって、前記ループ構造
に含まれないフリップフロップを、このフリップフロッ
プと同じクロック信号を持つラッチに変換する回路変換
処理と、前記回路変換処理後の論理回路のループ構造に
含まれない組合せ回路のうち、入力側にフリップフロッ
プが出力側にラッチが配置される組合せ回路、及び入力
側にラッチが出力側にフリップフロップが配置される組
合せ回路の各々に対して、論理回路を正しく動作させる
ために、前記回路変換処理後の論理回路のクロック信号
の立上りから立下りまでの時間をTH、クロック周期を
T、組合せ回路の遅延時間をTCとして、遅延制約式 TH<TC<T を満足するか否かを評価するタイミング評価処理と、前
記タイミング評価処理の結果に基いて、組合せ回路の入
力から出力までの遅延時間が前記遅延制約式を満たすよ
うに、組合せ回路に遅延素子を挿入する遅延素子挿入処
理と、前記遅延素子挿入処理後の論理回路に、この論理
回路をテスト可能にするためのテスト回路を挿入するテ
スト回路挿入処理とを備えたことを特徴とする。
【0022】請求項11記載の発明の半導体集積回路の
検査容易化設計方法は、内部にループ構造を持たない組
合せ回路及びフリップフロップのみを用いて、前記組合
せ回路間にループ構造が存在する論理回路を設計する回
路設計処理と、前記回路設計処理後の論理回路中のルー
プ構造に含まれない組合せ回路に対して、その論理回路
のクロック信号の立上りから立下りまでの時間をTH、
クロック周期をT、組合せ回路の遅延時間をTCとし
て、遅延制約式 TH<TC<T を満足するか否かを評価するタイミング評価処理と、前
記タイミング評価処理で評価された遅延制約式を満足す
る組合せ回路の入力側及び出力側に位置するフリップフ
ロップであって、前記ループ構造に含まれないフリップ
フロップをラッチに置き換える回路変換処理と、前記回
路変換処理後の論理回路に対してテスト回路を挿入する
テスト回路挿入処理とを備えたことを特徴とする。
【0023】請求項12記載の発明の半導体集積回路の
検査容易化設計方法は、内部にループ構造を持たない組
合せ回路及びフリップフロップのみを用いて、前記組合
せ回路間にループ構造が存在する論理回路を設計する回
路設計処理と、前記回路設計処理により設計した論理回
路のループ構造に含まれないフリップフロップを、この
フリップフロップと同じクロック信号を持つラッチに変
換する回路変換処理と、前記回路設計処理後の論理回路
中のループ構造に含まれない組合せ回路に対して、その
論理回路のクロック信号の立上りから立下りまでの時間
をTH、クロック周期をT、組合せ回路の遅延時間をT
Cとして、遅延制約式 TH<TC<T を満足するか否かを評価するタイミング評価処理と、前
記タイミング評価処理の結果に基いて、前記遅延制約式
を満さない組合せ回路の入力側及び出力側に位置するラ
ッチ又はフリップフロップに対して、前記遅延制約式を
満たすように、立上りから立下りまでの時間THの短い
クロック信号を与えるクロック回路生成処理と、前記回
路変換処理後の論理回路に対してテスト回路を挿入する
テスト回路挿入処理とを備えたことを特徴とする。
【0024】請求項13記載の発明の半導体集積回路の
検査容易化設計方法は、内部にループ構造を持たない組
合せ回路及びフリップフロップのみを用いて、前記組合
せ回路間にループ構造が存在する論理回路を設計する回
路設計処理と、前記回路設計処理により設計した論理回
路のループ構造に含まれないフリップフロップを、この
フリップフロップと同じクロック信号を持つラッチに変
換する回路変換処理と、前記回路設計処理後の論理回路
中のループ構造に含まれない組合せ回路に対して、その
論理回路のクロック信号の立上りから立下りまでの時間
をTH、クロック周期をT、組合せ回路の入力から出力
までの遅延時間をTCとして、遅延制約式 TH<TC<T を満足するか否かを評価するタイミング評価処理と、前
記タイミング評価処理の結果に基いて、前記遅延制約式
を満さない組合せ回路に対して、この組合せ回路の遅延
時間TCと前記クロック信号の立上りから立下りまでの
時間THとの差を縮めるように、遅延素子を挿入する遅
延素子挿入処理と、前記遅延素子が挿入された組合せ回
路の入力側及び出力側に位置するラッチ又はフリップフ
ロップに対して、前記遅延制約式を満たすように、前記
立上りから立下りまでの時間THの短いクロック信号を
与えるクロック回路生成処理と、前記回路変換処理後の
論理回路に対してテスト回路を挿入するテスト回路挿入
処理とを備えたことを特徴とする。
【0025】請求項14記載の発明の半導体集積回路
は、ループ構造を持ち、前記ループ構造は1個以上のス
キャンフリップフロップ及び組合せ回路により構成さ
れ、前記ループ構造外はスキャンフリップフロップを持
たず、ラッチ及び組合せ回路により構成され、前記ルー
プ構造外のラッチのイネーブル入力端子に出力端子が接
続され、テストモード信号により制御されて、前記スキ
ャンフリップフロップに入力されるクロック信号と所定
の論理値との一方を選択するセレクタを有し、前記スキ
ャンフリップフロップはシフトレジスタ状に接続されて
スキャンパスが構成されることを特徴とする。
【0026】請求項15記載の発明は、前記請求項14
記載の半導体集積回路において、論理回路中に存在する
ラッチ及びフリップフロップの各間の何れかに遅延素子
が存在することを特徴とする。
【0027】請求項16記載の発明の半導体集積回路
は、ループ構造を持ち、前記ループ構造は1個以上のス
キャンフリップフロップ及び組合せ回路により構成さ
れ、前記ループ構造外はスキャンフリップフロップ、ラ
ッチ及び組合せ回路により構成され、前記ループ構造外
のラッチのイネーブル入力端子に出力端子が接続され、
テストモード信号により制御されて、前記スキャンフリ
ップフロップに入力されるクロック信号と所定の論理値
との一方を選択するセレクタを有し、前記ループ構造内
外のスキャンフリップフロップはシフトレジスタ状に接
続されてスキャンパスが構成されることを特徴とする。
【0028】請求項17記載の発明の半導体集積回路
は、ループ構造を持ち、前記ループ構造は1個以上のス
キャンフリップフロップ及び組合せ回路により構成さ
れ、前記ループ構造外はスキャンフリップフロップを持
たず、ラッチ及び組合せ回路により構成され、また、ク
ロック信号が入力され、このクロック信号と同一周期で
且つ“1”の信号値の状態が前記クロック信号よりも短
いクロック信号を生成し、この生成したクロック信号を
前記スキャンフリップフロップに与えるクロック信号生
成部と、前記ループ構造外のラッチのイネーブル入力端
子に出力端子が接続され、テストモード信号により制御
されて、前記クロック信号生成部が生成したクロック信
号と所定の論理値との一方を選択するセレクタとを有
し、前記スキャンフリップフロップはシフトレジスタ状
に接続されてスキャンパスが構成されることを特徴とす
る。
【0029】請求項18記載の発明は、前記請求項17
記載の半導体集積回路において、論理回路中に存在する
ラッチ及びフリップフロップの各間の何れかに遅延素子
が存在することを特徴とする。
【0030】以上の構成により、本発明では、ラッチベ
ースで設計される論理回路に対して、ループ構造内だけ
にスキャン回路が挿入される。従って、回路面積の増加
を抑えつつ、検査容易化設計を行うことが可能である。
【0031】また、本発明では、フリップフロップベー
スで設計される論理回路に対して、遅延制約を満足し且
つラッチ構成によるループ構造を作り出さないように、
フリップフロップをラッチに置換する。従って、検査容
易性を損なわずに、回路面積を削減することが可能にな
る。
【0032】更に、本発明では、フリップフロップをラ
ッチに置き換え、その置き換えの際、その置き換えるラ
ッチのイネーブル入力端子に、“1”の信号値の状態が
通常クロック信号よりも短いクロック信号を入力して、
遅延制約を満足させたので、検査容易性を損なわずに、
回路面積を削減することが可能である。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。
【0034】(第1の実施の形態)図1は、本実施の形
態の半導体集積回路の検査容易化設計方法を示すフロー
チャート図である。
【0035】同図において、ST1は、2相クロックの
ラッチベースで論理回路を設計する論理設計処理であ
る。ラッチベースで設計された論理回路は、内部にルー
プ構造を持たない複数の組合せ回路、及び、これ等組合
せ回路の各間に各々1個配置された複数個のラッチのみ
で設計された回路であって、組合せ回路間にループ構造
が存在する。
【0036】また、ST2は、前記論理設計処理ST1
で設計された論理回路の内部に存在するループ構造を特
定するループ探索処理である。ST3は、前記ループ探
索処理ST2で特定されたループ構造内に外部から制御
及び観測を行うことができるスキャンFFを挿入し、こ
の挿入された各スキャンFF同士をシフトレジスタ状に
接続し、スキャンパスを構成するスキャンFF挿入処理
(スキャン回路挿入処理)である。
【0037】更に、ST4は、前記スキャンFF挿入処
理ST3によってスキャンFFが挿入された論理回路に
対して、この論理回路を検査可能にするためのテスト回
路を挿入するテスト回路挿入処理である。
【0038】図2は、前記論理設計処理ST1により設
計する論理回路の一例を示す。同図において、CC1〜
CC3は組合せ回路を示す。各組合せ回路の内部にはル
ープ構造を含まない。L1〜L3はラッチであって、2
相クロックΦ1、Φ2により動作する。
【0039】図3は、図2に示す論理回路で使用される
2相クロックΦ1、Φ2の波形の一例を示した図であ
る。Φ1、Φ2は相互に信号値が“1”である時間が重
ならない信号であり、このクロック波形はラッチのクロ
ック信号のイネーブル入力端子に入力される。
【0040】図4は、本発明の実施の形態における半導
体集積回路の一例を示したものである。同図において、
CC1、CC2はループ構造に含まれる組合せ回路であ
り、CC3はループ構造に含まれない組合せ回路であ
る。また、L2、L3はループ構造に含まれるラッチで
あり、L1はループ構造に含まれないラッチである。
【0041】更に、ループ構造内にはスキャン回路挿入
部SCI1が配置される。このスキャン回路挿入部SC
I1は、組合せ回路CC2、CC3間に配置されるラッ
チL3に対して、これと並列に配置したスキャンFFF
F1と、セレクタMUX2とを付加して構成され、通常
動作時には、ラッチL3からの出力がセレクタMUX2
を通してスキャン回路挿入部SCI1から出力される。
また、検査時にはスキャンFFSFF1からの出力がセ
レクタMUX2を通してスキャン回路挿入部SCI1か
ら出力される。セレクタMUX2の選択信号にはテスト
モード信号を使用する。
【0042】SIは、スキャンFFSFF1のテストデ
ータ入力端子、SOはスキャンFFSFF1の出力端子
に接続されたテストデータ出力端子、SEはスキャンF
FSFF1のスキャンイネーブルピンである。
【0043】スキャン回路挿入部SCI1に含むラッチ
L3以外のラッチL1、L2のクロック入力には、テス
ト回路としてセレクタMUX1が接続される。このセレ
クタMUX1は、テストモード信号により制御され、通
常動作時には図3に示すクロック信号Φ2を選択し、検
査時には論理値“1”を選択して、この選択した信号を
各ラッチL1、L2のイネーブル入力に与える。従っ
て、検査時には、セレクタMUX1の論理値“1”の選
択により、ラッチL1、L2が共にスルーモードとな
り、テスト結果は組合せ回路CC2からスキャンFFS
FF1を経てテストデータ出力端子SOで観測可能であ
る。
【0044】尚、本実施の形態では、論理値“1”とし
て電源電圧を利用しているが、その他、インバータを通
したグランドからの入力である場合でも、本実施の形態
と同様の効果が得られる。また、スキャン回路構成部S
CI1以外のラッチのイネーブル入力としては、セレク
タMUX1からの出力が共通して使われているが、セレ
クタMUX1と同じ構成を持つ回路を各ラッチに対して
別々に挿入した場合であっても、本実施の形態と同様の
効果が得られる。
【0045】このように、本実施の形態では、スキャン
FFSFF1を持つスキャン回路挿入部SCI1をルー
プ構造内に挿入し、通常動作時にはラッチL3を使用す
る一方、検査時にはスキャンFFSFF1を用いる。ま
た、スキャン回路挿入部SCI1以外のラッチL1、L
2を検査時にスルーモードにするテスト回路(セレクタ
MUX1)を挿入する。この構成により、論理回路の検
査を行うことが可能になる。ここで、ループ構造の箇所
だけにスキャンFFSFF1を挿入するので、全てスキ
ャンFFを用いるフルスキャン設計と比べて、テスト容
易化設計による回路面積の増加を少なく制限できる。
【0046】(第2の実施の形態)本発明の検査容易化
方法及び半導体集積回路の第2の実施の形態について図
面を参照しながら説明する。
【0047】図5は、本実施の形態のフローチャート図
を示す。
【0048】同図において、S1は、論理回路を2相の
クロック信号のラッチベースで設計を行う論理設計処理
である。ラッチベースで設計された論理回路は、内部に
ループ構造を持たない複数の組合せ回路及びラッチのみ
で設計された回路であり、組合せ回路間にループ構造が
存在する。
【0049】S2は、前記論理設計処理S1で設計され
た論理回路の内部に存在するループ構造を特定するルー
プ探索処理である。S3は前記ループ探索処理S2で特
定されたループ構造内に外部から制御及び観測を行うこ
とが可能となるように別途ラッチを挿入したスキャン回
路挿入部SCI2を配置し、これを他のスキャン回路挿
入部とレジスタ状に接続し、スキャンパスを構成するラ
ッチ挿入処理(スキャン回路挿入処理)である。
【0050】S4は、前記ラッチ挿入処理S3によりラ
ッチが挿入された論理回路に対して、論理回路を検査可
能にするためのテスト回路を挿入するテスト回路挿入処
理である。
【0051】図6において、CC1及びCC2はループ
構造に含まれる組合せ回路であり、CC3はループ構造
に含まれない組合せ回路である。また、L2、L3、L
4はループ構造に含まれるラッチであり、L1はループ
構造に含まれないラッチである。
【0052】また、スキャン回路挿入部SCI2は、ラ
ッチL3、及びこのラッチL3の後段に直列に配置した
他のラッチL4、並びに2個のセレクタMUX3、MU
X4及びインバータ9で構成される。ラッチL3、L4
のクロック入力には、インバータ9を介した逆相のクロ
ックが入力され、この構成により2個のラッチL3、L
4でスキャンFFが構成される。データは、通常動作時
には、セレクタMUX3からラッチL3へ入力され、ラ
ッチL4を迂回して、セレクタMUX4を通ってスキャ
ン回路挿入部SCI1から出力される。また、検査時に
は、スキャンイネーブル信号SEによって、セレクタM
UX3はテストデータ入力端子SIからのデータを選択
し、ラッチL3、L4を通ったデータがセレクタMUX
4に到達し、このセレクタMUX4は、テストモード信
号により、前記ラッチL4からのデータを選択し、この
データがスキャン回路挿入部SCI1から出力される。
【0053】スキャン回路挿入部SCI2以外のラッチ
L1、L2のクロック入力には、テストモード信号で選
択されるセレクタMUX1により、通常動作時にはクロ
ック信号Φ2が、検査時には論理値“1”が入力され
る。
【0054】尚、本実施の形態では、論理値“1”とし
て電源電圧を利用しているが、その他、インバータを通
したグランドからの入力である場合であっても、本実施
の形態と同様の効果が得られる。また、スキャン回路構
成部SCI2以外のラッチのイネーブル入力にはセレク
タMUX1からの出力が共通して使われているが、セレ
クタMUX1と同じ構成を持つ回路を各ラッチに対して
別々に挿入した場合でも、本実施の形態と同様の効果が
得られる。
【0055】このように、本実施の形態では、ループ構
造内のスキャン回路挿入部SCI2に存在するラッチL
3に直列となるようにラッチL4を挿入してスキャンF
Fを構成し、スキャン回路挿入部SCI2以外のラッチ
L1、L2を検査時にスルーモードにするテスト回路
(セレクタMUX1)を挿入することにより、論理回路
の検査を行うことが可能になる。ここに、ループ構造内
だけにスキャンFFを挿入するため、フルスキャン設計
と比べて、テスト容易化設計による回路面積の増加は少
なく制限される。
【0056】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を説明する。本実施の形態は、FFベース
で設計された論理回路において、その論理回路に含まれ
る一部のFFをラッチに置き換え、スキャン設計とラッ
チのスルーモードとにより検査可能となるように設計変
更する検査容易化設計方法及び半導体集積回路に関す
る。
【0057】図7は本発明の実施の形態に係る検査容易
化設計における処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【0058】先ず、ステップ701で、FFベースの論
理設計処理を行う。この場合、FFのセットアップ時間
のタイミングはスキャンFFのタイミング、ホールド時
間はクロックの1周期中の“High”の時間を設定し
て論理設計を行う。
【0059】次に、ステップ702において、もし、所
定のFFを論理回路から取り除くことで、論理回路にル
ープが無くなる場合には、そのFF以外のFFをラッチ
に置換する処理(ラッチ置換処理)を行う。
【0060】続いて、、ステップ703で、FFをスキ
ャンFFに置換し、各FF同士をシフトレジスタ状に接
続し、スキャンパスを構成す処理(スキャン挿入処理)
を行う。更に、ステップ704で、ラッチのイネーブル
入力端子に2入力型セレクタの出力端子を接続し、この
セレクタの一方のデータ入力をクロック信号に、他方の
データ入力を電源に接続する。また、前記セレクタの選
択入力端子と、新たに設けた外部入力ピンであるテスト
モードピンとを接続する。このセレクタは、テストモー
ドピンにテストモード信号が入力されない通常モードの
時には、クロック信号が選択され、テストモード時に
は、電源の信号(論理値“1”)を選択する。従って、
全てのラッチはスルーモードになる。
【0061】次に、ステップ705で論理回路を最適化
する処理(最適化処理)を行う。
【0062】図8及び図9は本実施の形態に係る検査容
易化設計方法の動作を説明するための図であり、図8
(a)はFFベースの論理設計を説明する図、同図
(b)はFFをラッチに置換する処理を説明する図であ
る。また、図9(a)はラッチをテスト中でスルーモー
ドにするための回路図、同図(b)は論理回路の最適化
処理を説明するための図である。
【0063】図8(a)において、801、802はF
Fを表す。通常のFFベースの論理設計を行う場合に
は、図4(a)のクロック波形に示す立上り信号の前の
セットアップ時間と後のホールド時間の間、FFのデー
タが安定であるように設計されなければならない。
【0064】本実施の形態では、FFが後にラッチに置
換される可能性があるので、このことを考慮に入れて、
FFベースの論理設計処理701では、図8(a)のク
ロック波形に示す立上り信号の前のセットアップ時間と
後のクロック信号が“High”である時間の間、FF
のデータが安定であるように設計される。セットアップ
時間はスキャンFFの時間である。
【0065】図8(b)において、803〜807は論
理回路に含まれるFFを示す。また、808〜813
は、FFの出力が組合せ的に他のFFに到達可能である
ことを示す矢印である。例えば、符号808はFF80
3からFF804に組合せ回路を通って到達可能である
ことを示す。図8(b)ではループ構造を2つ持つ。
今、図8(b)からFF807を削除すると、2つのル
ープ構造は消滅することが判る。本実施の形態では、F
F807以外のFF、即ち、FF803〜806をラッ
チに変換する。更に、FF807をスキャンFFに置換
し、スキャンパスを構成する。
【0066】また、図9(a)において、814はセレ
クタ(テスト回路)、815は電源、816は新たに追
加した外部入力ピンであるテストモードピン、817は
ラッチを示す。本発明では、検査時にラッチをスルーモ
ードにするためにテスト回路(セレクタ814)を挿入
する。
【0067】ラッチ817のイネーブル入力にセレクタ
814の出力端子Yを接続し、このセレクタ814の一
方のデータ入力にクロック信号を、他方のデータ入力に
論理値“1”を入力する。また、セレクタ814の選択
入力端子をテストモードピン816に接続する。従っ
て、テストモードの時、ラッチ817はスルーモードに
なる。このように、テストモード時に全ラッチがテスト
モードになるようにテスト回路(セレクタ814)を挿
入する。
【0068】本実施の形態では、論理回路の最適化を行
う。FFをラッチに置換するのに伴い、図9(b)に示
すように、FF又はラッチ間の遅延時間の制約が変わ
る。
【0069】FFをラッチに置換する前のFF間の遅延
時間tは以下の式で示される。
【0070】クロックのHighの時間<t<クロック
のLowの時間−セットアップ時間 FFをラッチに置換した後は、遅延時間tは以下のよう
になる。
【0071】(FFからFFへの遅延時間t) ホールド時間<t<クロック周期−セットアップ時間 (FFからラッチへの遅延時間t) クロックのHighの時間<t<クロック周期+クロッ
クのHighの時間 (ラッチからラッチへの遅延時間t) クロックのHighの時間<t<クロック周期 (ラッチからFFへの遅延時間) ホールド時間<t<クロックのLow時間−セットアッ
プ時間 従って、論理回路の最適化を行うことにより、前記遅延
時間の制約を満すようなラッチ及びFFとして、より駆
動能力の小さいラッチ及びFFを使用できるので、回路
面積、消費電力等の改善が図れる。
【0072】以上説明したように、本発明の第3の実施
の形態に係る検査容易化設計方法及び半導体集積回路に
よれば、論理回路に含まれる一部のFFをラッチで構成
し、そのラッチはテストモード時にスルモードに固定
し、FFはスキャン設計することにより、高い故障検出
率を達成するテストパターンの生成を高速に行うことが
可能になる。
【0073】(第4の実施の形態)次に、本発明の検査
容易化方法及び半導体集積回路の第4の実施の形態につ
いて図面を参照しながら、説明する。
【0074】図10は、本実施の形態のフローチャート
図である。
【0075】同図において、SA1は、論理回路を1相
クロックでFFベースで設計を行う回路設計処理であ
る。FFベースで設計された論理回路は、内部にループ
構造を持たない複数の組合せ回路及びFFのみで設計さ
れた回路であり、組合せ回路間にループ構造が存在す
る。
【0076】SA2は、回路設計処理SA1で設計され
た論理回路において、論理回路中のループ構造に含まれ
ないFFを、FFと同じクロック信号を持つラッチに変
換する回路変換処理である。SA3は、回路変換処理S
A2後の論理回路に対して、その論理回路を所期通り正
しく動作させるために、入力側がFFで出力側がラッチ
である組合せ回路、入力側及び出力側共にラッチである
組合せ回路、入力側がラッチで出力側がFFである組合
せ回路の各々に対して、組合せ回路の入力から出力まで
の遅延時間を調節し、前記回路設計処理SA1で設計さ
れた論理回路と同一の動作をするようにするタイミング
を合わせるタイミング処理である。
【0077】尚、ループ構造に含まれない組合せ回路
は、入力側がFFで出力側がラッチである組合せ回路、
入力側及び出力側共にラッチである組合せ回路、入力側
がラッチで出力側がFFである組合せ回路の3種類しか
存在しない。
【0078】また、図9において、SA4は、タイミン
グ処理SA3によりタイミング処理された論理回路に対
し、その論理回路をテスト可能にするためのテスト回路
を挿入するテスト回路挿入処理である。
【0079】図11は、回路設計処理SA1で設計する
論理回路の例である。CC1〜CC5は組合せ回路を示
す。組合せ回路の内部にはループ構造を含まない。FF
1〜FF5は、クロック信号CLKの立上りエッジに同
期して入力データを記憶するFFである。組合せ回路C
C1とFFFF1とで構成さる回路構造と、組合せ回路
CC5とFFFF5とで構成される回路構造はループ構
造である。
【0080】TC2は、組合せ回路CC2の入力から出
力までに信号が到達するのに要する遅延時間、TC3
は、組合せ回路CC3の入力から出力までに信号が到達
するのに要する遅延時間、TC4は、組合せ回路CC4
の入力から出力までに信号が到達するのに要する遅延時
間である。
【0081】図12は、回路設計処理SA1で設計され
る論理回路(図2参照)のクロック信号CLKの波形の
一例を示した図である。このクロック信号波形はFF及
びラッチのクロック入力端子に入力される。TLは、ク
ロックの信号値が“0”の状態である時間を示す。TH
は、クロック信号の値が“1”の状態である時間を示
す。Tは、クロックの1周期の時間を示す。前記時間T
と時間TLと時間THには、次の関係が成立する。
【0082】T=TL+TH図13は、前記タイミング
処理SA3の詳細を示すフローチャート図である。同図
において、SB1は、回路変換処理SA2後の論理回路
のループ構造に含まれていない組合せ回路の入力側と出
力側とが、FFとラッチ、ラッチとラッチ、ラッチとF
F、である3種類に分類する組合せ回路分類処理であ
る。
【0083】以下、前記回路設計処理SA1で設計され
た論理回路のクロック信号の立上りから立下りまでの時
間(即ち、クロック信号が“1”の状態である時間)を
TH、クロック信号の周期をT、組合せ回路の入力から
出力までの遅延時間をTCとして説明する。
【0084】図13において、SB2は、組合せ回路分
類処理SB1で分類された組合せ回路の入力から出力ま
での遅延時間を評価するタイミング評価処理である。遅
延素子挿入処理SB3では、前記組合せ回路分類処理S
B1で分類された組合せ回路と、前記タイミング評価処
理SB2で評価された組合せ回路の入力から出力までの
遅延時間から、組合せ回路に遅延素子を挿入するか否か
を判定し、必要ならば、遅延素子を挿入する。遅延素子
の挿入は、次のように行われる。前記組合せ回路分類処
理SB1で分類された組合せ回路において、入力側がF
Fで出力側がラッチの場合には、組合せ回路の遅延時間
TCに、次の遅延制約式が成立するか否かを判定する。
【0085】TH<TC<T (遅延制約式1) もし、前記制約式が成立しない場合には、組合せ回路に
遅延素子を挿入し、前記制約式を設立させる。一方、成
立している場合には、遅延素子を挿入しない。前記組合
せ回路分類処理SB1で分類された組合せ回路におい
て、入力側及び出力側共にラッチの場合には、組合せ回
路の遅延時間TCに、次の遅延制約式が成立するか否か
を判定する。
【0086】TH<TC<T (遅延制約式2) もし、成立しない場合には、組合せ回路に遅延素子を挿
入し、前記制約式を成立させ、一方、成立している場合
には遅延素子を挿入しない。前記組合せ回路分類処理S
B1で分類された組合せ回路において、入力側がラッチ
で出力側がFFの場合には、その組合せ回路に対して遅
延素子の挿入操作を行わない。
【0087】次に、図11及び図12を用いて組合せ回
路の遅延制約式について説明する。入力側がFFで出力
側がラッチの組合せ回路の場合の前記遅延制約式1を説
明するために、組合せ回路CC2を用いて説明する。組
合せ回路CC2は、回路設計処理SA1により、次の関
係が成立する 0<TC2<T 回路変換処理SA1により組合せ回路CC2の出力側の
FFFF2がラッチL2に変換された結果、回路を正常
に動作させるためには、次の関係を満たす必要がある。
【0088】TH<TC2 前記2つの式をまとめると、この組合せ回路CC2の遅
延時間TC2には、次の制約が必要である。
【0089】TH<TC2<T 入力側及び出力側共にラッチの組合せ回路の場合の前記
遅延制約式2を説明するために、組合せ回路CC3を用
いて説明する。組合せ回路CC3は、回路設計処理SA
1により、次の関係が成立する 0<TC3<T 回路変換処理SA2により、組合せ回路CC3の入力側
及び出力側のFFFF2、FF3が各々ラッチL2、L
3に変換させられた結果、論理回路を正常に動作させる
ためには、次の関係を満たす必要がある。
【0090】TH<TC3 この2つの式をまとめると、組合せ回路CC3の遅延時
間TC2には、次の制約が必要である。
【0091】TH<TC3<T 入力側がラッチで出力側がFFの組合せ回路場合の遅延
制約式を説明するために、組合せ回路CC4を用いて説
明する。回路変換処理SA1により組合せ回路CC4の
入力側のFFFF3はラッチL3に変換されるが、出力
側のFFは変換されないので、組合せ回路CC4に回路
変換処理SA2を行ったために生じる組合せ回路CC4
に対する遅延制約は、考慮する必要ない。
【0092】図14は、回路変換処理SA2により、論
理回路中のループ構造に含まれないFFを、そのFFと
同じクロック信号を持つラッチに変換した結果生成され
る論理回路を示す。この場合、FFFF2がラッチL2
に変換され、FFFF3がラッチL3に変換され、FF
FF4がラッチL4に変換される。
【0093】図15は、タイミング処理SA3により、
各々の組合せ回路の入力から出力までの遅延時間が遅延
制約を満たすように、組合せ回路に遅延素子を挿入した
論理回路である。D1は、タイミング処理SA3により
挿入された遅延素子である。遅延素子D1の挿入位置
は、遅延制約を満足すれば、組合せ回路内部であればど
こにでも挿入してもよい。
【0094】図16は、タイミング処理SA3によりタ
イミング処理された論理回路にセレクタMUX5を挿入
した論理回路を示す、このセレクタMUX5は、テスト
モード時に、ラッチL2〜L4に常に“1”のクロック
信号を入力する。従って、テストモード時には、ラッチ
L2〜L4は常スルー状態になる。論理回路内のループ
構造に含まれるFFFF1、FF5のクロック入力端子
には、テストモード時でも、元のクロック信号が入力さ
れる。
【0095】以上説明したように、本発明の第4の実施
の形態に係る検査容易化設計方法及び半導体集積回路に
よれば、論理回路に含まれる一部のFFをラッチで構成
し、遅延制約を満足しない箇所に遅延素子を挿入し、前
記ラッチはテストモード時にスルモードに固定し、FF
はスキャン設計することにより、高い故障検出率を達成
するテストパターンの生成を高速に行うことが可能にな
る。
【0096】(第5の実施の形態)続いて、本発明の検
査容易化方法及び半導体集積回路の第5の実施の形態に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0097】図17は、本実施の形態のフローチャート
図である。
【0098】同図において、Sa1は、論理回路を1相
のクロック信号でFFベースで設計を行う回路設計処理
である。FFベースで設計された論理回路は、内部にル
ープ構造を持たない複数の組合せ回路及びFFのみで設
計された回路であり、組合せ回路間にループ構造が存在
する。Sa2は、前記回路設計処理Sa1で設計した論
理回路の組合せ回路に対して、入力側から出力側までの
遅延時間を評価するタイミング評価処理である。
【0099】以下、このタイミング評価処理Sa2につ
いて、前記回路設計処理Sa1で設計した論理回路のク
ロック信号の立上りから立下りまでの時間をTH、クロ
ック周期をT、組合せ回路の遅延時間をTCとして、説
明すると、論理回路のループ構造に含まれない組合せ回
路に対して、遅延評価式 TH<TC<T を満足するか否かを評価する。
【0100】Sa3は、タイミング評価処理Sa2で評
価された遅延制約式を満足する組合せ回路の入力側と出
力側のFFをラッチに置き換える回路変換処理である。
但し、FFがループ構造に含まれる場合には、ラッチへ
の変換は行わない。Sa4は、回路変換処理Sa3後の
論理回路に対して、テスト回路を挿入するテスト回路挿
入処理である。
【0101】図18は、前記回路変換処理Sa3によ
り、論理回路のループ構造に含まれないFFを、そのF
Fと同じクロック信号を持つラッチに変換した結果生成
される論理回路を示す。同図では、FFFF2がラッチ
L2に変換され、FFFF4がラッチL4に変換され
る。
【0102】図19は、回路変換処理Sa3により処理
された論理回路にセレクタMUX6を配置した回路を示
す。このセレクタMUX6は、テストモード時に、ラッ
チL2、L4にイネーブル信号が常に“1”である信号
を入力する。従って、テストモード時には、ラッチL
2、L4は常にスルー状態となる。論理回路のループ構
造に含まれるFFFF1、FF5のクロック入力端子に
は、テストモード時でも、元のクロック信号が入力され
る。論理回路中のFFは、スキャンFFに置き換えら
れ、各FF同志はシフトレジスタ状に接続し、スキャン
パスを形成する。
【0103】以上説明したように、本発明の第5の実施
の形態に係る検査容易化設計方法及び半導体集積回路に
よれば、遅延制約を満足する箇所のFFだけをラッチに
置換し、その置換したラッチはテストモード時にスルー
モードに固定し、FFはスキャン設計することにより、
高い故障検出率を達成するテストパターンの生成を高速
に行うことが可能となる。
【0104】(第6の実施の形態)更に、本発明の検査
容易化方法及び半導体集積回路の第6の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0105】図20は、本実施の形態のフローチャート
図である。
【0106】STA1は、論理回路を1相のクロック信
号でFFベースで設計を行う回路設計処理である。FF
ベースで設計された論理回路は、内部にループ構造を持
たない複数の組合せ回路及びFFのみで設計された回路
であり、組合せ回路間にループ構造が存在する。
【0107】STA2は、回路設計処理STA1で設計
した論理回路において、論理回路中のループ構造に含ま
れないFFを、そのFFと同じクロック信号を持つラッ
チに変換する回路変換処理である。STA3は、回路変
換処理STA2後の論理回路に対して、その論理回路を
正しく動作させるために、入力側がFFで出力側がラッ
チである組合せ回路、入力側及び出力側共にラッチであ
る組合せ回路、入力側がラッチで出力側がFFである組
合せ回路の各々に対して、組合せ回路の入力から出力ま
での遅延時間を調節し、前記回路設計処理STA1で設
計された論理回路と同一の動作をするように、論理回路
のタイミングを合わせるタイミング処理である。
【0108】尚、ループ構造に含まれない組合せ回路
は、入力側がFFで出力側がラッチである組合せ回路、
入力側及び出力側共にラッチである組合せ回路、入力側
がラッチで出力側がFFである組合せ回路の3種類しか
存在しない。
【0109】また、STA4は、タイミング処理STA
3によりタイミング処理された論理回路に対して、その
論理回路をテスト可能にするためのテスト回路を挿入す
るテスト回路挿入処理である。
【0110】図21は、タイミング処理STA3の詳細
を説明するフローチャート図である。同図において、S
TB1は、回路変換処理STA2後の論理回路のループ
構造に含まれていない組合せ回路について、その入力側
と出力側とが、各々、FFとラッチ、ラッチとラッチ、
ラッチとFF、の3種類に分類する組合せ回路分類処理
である。
【0111】以下、回路設計処理STA1で設計された
論理回路のクロック信号の立上りから立下りまでの時間
(即ち、クロック信号が“1”の状態である時間)をT
H、クロック周期をT、組合せ回路の入力から出力まで
の遅延時間をTCとして、説明する。
【0112】STB2は、組合せ回路分類処理STB1
で分類された論理回路の入力から出力までの遅延時間を
評価するタイミング評価処理である。STB3は、組合
せ回路分類処理STB1で分類された組合せ回路と、タ
イミング評価処理STB2で評価された各組合せ回路の
前記遅延時間TCとから、論理回路のクロック信号の立
上りから立下りまでの時間THの幅が、全ての組合せ回
路の遅延時間TCに対して、 ホールド時間<TH<TC を満たすようなクロック信号を生成するクロック回路生
成処理である。
【0113】図22は、回路変換処理STA2の結果、
設計された論理回路のループ構造に含まれないFFを、
このFFと同じクロック信号を持つラッチに変換した結
果生成される論理回路を示す。この場合、FFFF2が
ラッチL2に変換され、FFFF3がラッチL3に変換
され、FFFF4がラッチL4に変換される。
【0114】図23は、タイミング評価処理STB2に
よりタイミング処理された論理回路に、クロック生成部
10及びセレクタ(テスト回路)MUX7を挿入したも
のである。前記クロック生成部10は、クロック回路生
成処理STB3により設けられ、クロック信号の値が
“1”の状態が通常クロック信号CLKよりも短いクロ
ック信号CLK1を発生する。このクロック生成部10
のクロック信号CLK1は、FFF1、FF5のクロッ
ク入力端子及びラッチL2〜L4の各イネーブル入力端
子に入力される。また、前記セレクタMUX7はテスト
回路挿入処理STA4で設けられ、通常動作時にクロッ
ク生成部10のクロック信号CLK1を選択し、テスト
モード時に論理値“1”のイネーブル信号を選択し、こ
の選択した信号をラッチL2〜L4のイネーブル入力端
子に入力する。
【0115】テストモード時には、ラッチL2、L3、
L4のイネーブル入力には常に“1”が入力され、これ
等ラッチL2〜L4はスルー状態となる。論理回路内の
ループ構造に含まれるFFFF1、FF5のクロックに
は、テストモード時でも、クロック信号CLK1が入力
される。論理回路に含まれるFFは、スキャンFFに置
き換えられ、各FF同志はシフトレジスタ状に接続さ
れ、スキャンパスを形成する。
【0116】以上説明したように、本発明の第6の実施
の形態に係る検査容易化設計方法及び半導体集積回路に
よれば、論理回路に含まれる一部のFFをラッチで構成
し、遅延制約を満足しない場合、クロック信号の“1”
の値の状態が通常のクロック信号よりも短いクロック信
号をラッチ及びFFに入力し、ラッチはテストモード時
にスルモードに固定し、FFはスキャン設計することに
より、高い故障検出率を達成するテストパターンの生成
を高速に行うことが可能になる。
【0117】尚、本実施の形態は、前記第5の実施の形
態と組み合せて用いてもよい。即ち、前記遅延評価式を
満さない組合せ回路が存在する場合に、その組合せ回路
に遅延素子を配置すると共に、立上りから立下りまでの
時間が短いクロック信号を用い、この双方により、遅延
評価式を満してもよい。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ラッチベースで設計される回路に対して、ループ構造だ
けにスキャン回路を挿入したので、回路面積の増加を抑
えつつ、検査容易化設計を行うことが可能である。
【0119】また、本発明によれば、FFベースで設計
される論理回路に対して、遅延制約を満足し且つラッチ
構成によるループ構造を作り出さないように、FFをラ
ッチに置換するので、検査容易性を損なわずに、回路面
積を削減することが可能となる。従って、高い故障検出
率を達成するテストパターンを高速に生成することが可
能になる。
【0120】更に、本発明によれば、FFをラッチに置
き換える際、その置き換えるラッチのイネーブル入力端
子に、“1”の信号値の状態が通常クロック信号よりも
短いクロック信号を入力して、遅延制約を満足させたの
で、検査容易性を損なわずに、回路面積を削減すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る検査容易化設
計における処理の流れを示すフローチャート図である。
【図2】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る検査
容易化設計の対象となる論理回路を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る検査容易化設
計の対象となる論理回路のラッチに入力されるイネーブ
ル信号の波形を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る検査容易化設
計の対象となる論理回路に対して検査容易化設計を行っ
た結果の論理回路を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る検査容易化設
計における処理の流れを示すフローチャート図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る検査容易化設
計の対象となる論理回路に対して検査容易化設計を行っ
た結果の論理回路を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る検査容易化設
計における処理の流れを示すフローチャート図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る検査容易化設
計方法の動作の説明図であり、(a)はフリップフロッ
プベースの論理設計を説明する図、(b)はフリップフ
ロップをラッチに置換する処理を説明する図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る検査容易化設
計方法の動作の説明図であり、(a)はラッチを検査時
にスルーモードにするための回路図、(b)は論理回路
の最適化を説明するための図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係る検査容易化
設計における処理の流れを示すフローチャート図であ
る。
【図11】本発明の第4及び第5及び第6の実施の形態
に係る検査容易化設計の対象となる論理回路を示す図で
ある。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係る検査容易化
設計の対象となる論理回路のフリップフロップに入力さ
れるクロック信号の波形を示す図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態に係る検査容易化
設計における処理の流れを示す図であって、タイミング
処理の方法を説明するフローチャート図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係る検査容易化
設計方法の説明図であり、論理回路のループ構造に含ま
れないフリップフロップをラッチに変換した結果の論理
回路を示す図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態に係る検査容易化
設計方法の説明図であり、論理回路に対して遅延素子を
挿入した結果を示す図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態に係る検査容易化
設計方法の説明図であり、論理回路に対して検査容易化
設計を行った結果を示す図である。
【図17】本発明の第5の実施の形態に係る検査容易化
設計における処理の流れを示すフローチャート図であ
る。
【図18】本発明の第5の実施の形態に係る検査容易化
設計方法の説明図であり、論理回路のループ構造に含ま
れないフリップフロップの一部をラッチに変換した結果
を示す図である。
【図19】本発明の第5の実施の形態に係る検査容易化
設計方法の説明図であり、論理回路に対して検査容易化
設計を行った結果を示す図である。
【図20】本発明の第6の実施の形態に係る検査容易化
設計における処理の流れを示すフローチャート図であ
る。
【図21】本発明の第6の実施の形態に係る検査容易化
設計における処理の流れを示す図であって、タイミング
処理の方法を説明するフローチャート図である。
【図22】本発明の第6の実施の形態に係る検査容易化
設計方法の説明図であり、論理回路のループ構造に含ま
れないフリップフロップをラッチに変換した結果を示す
図である。
【図23】本発明の第6の実施の形態に係る検査容易化
設計方法を説明するための図であり、論理回路に対して
検査容易化設計を行った結果を示す図である。
【図24】従来のスキャン設計を用いて検査容易化設計
を行った結果の論理回路を示す図である。
【図25】(a)はスキャンフリップフロップを示す
図、(b)はフリップフロップを示す図、(c)はラッ
チを示す図である。
【符号の説明】
ST1 ラッチベースの論理設計処理 ST2 ループ探索処理 ST3 スキャンフリップフロップ挿入
処理 (スキャン回路挿入処理) ST4 テスト回路挿入処理 CC1〜CC5 組合せ回路 L1〜L4 ラッチ SFF1 スキャンフリップフロップ MUX1 セレクタ(テスト回路) MUX2〜MUX7 セレクタ SCI1、SCI2 スキャン回路挿入部 S1 ラッチベースの論理設計処理 S2 ループ探索処理 S3 ラッチ挿入処理(スキャン回路
挿入処理) S4 テスト回路挿入処理 701 フリップフロップベースの論理
設計処理 702 ラッチ変換処理 703 スキャン挿入総理 704 テスト回路挿入処理 705 最適化処理 814 セレクタ(テスト回路) 817 ラッチ SA1、STA1 回路設計処理 SA2、STA2 回路変換処理 SA3、STA3 タイミング処理 SA4、STA4 テスト回路挿入処理 SB1、STB1 組合せ回路分類処理 SB2、STB2 タイミング評価処理 SB3 遅延素子挿入処理 D1 遅延素子 FF1、FF5 スキャンフリップフロップ Sa1 回路設計処理 Sa2 タイミング評価処理 Sa3 回路変換処理 Sa4 テスト回路挿入処理 STB3 クロック回路生成処理 10 クロック生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/822

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラッチベースで論理回路を設計する論理
    設計処理と、 前記論理設計処理により生成された論理回路においてル
    ープ構造を探索し特定するループ探索処理と、 前記ループ探索処理により特定されたループ構造に含ま
    れる所定のラッチに、スキャンフリップフロップ又はラ
    ッチを追加するスキャン回路挿入処理と、 前記生成された論理回路に含まれるラッチのうち、前記
    所定のラッチ以外のラッチに対し、通常動作時にはクロ
    ック信号を、検査時には所定の論理値を各々ラッチのイ
    ネーブル入力端子に入力するテスト回路を接続、挿入す
    るテスト回路挿入処理とを備えたことを特徴とする半導
    体集積回路の検査容易化設計方法。
  2. 【請求項2】 前記スキャン回路挿入処理は、 前記ループ構造に存在する所定の1個のラッチに対し並
    列にスキャンフリップフロップを挿入する処理と、 前記所定のラッチ及び前記挿入されたスキャンフリップ
    フロップの入力信号を共通とし、前記ラッチ及び前記ス
    キャンフリップフロップの各出力をセレクタを通して選
    択的に出力させる処理とを有することを特徴とする請求
    項1記載の半導体集積回路の検査容易化設計方法。
  3. 【請求項3】 前記スキャン回路挿入処理は、 前記ループ構造に存在する所定の1個のラッチと直列に
    ラッチを1個挿入する処理と、 通常データ及びテストデータの何れか一方をセレクタを
    通して選択的に、前記2個のラッチのうち前段に位置す
    るラッチに入力する処理と、 前記2個のラッチのクロック端子に、各々、相互に逆相
    となるイネーブル信号を入力する処理と、 前記2個のラッチの各出力を他のセレクタを通して選択
    的に出力させる処理とを有することを特徴とする請求項
    1記載の半導体集積回路の検査容易化設計方法。
  4. 【請求項4】 ループ構造に含まれる組合せ回路及びラ
    ッチ、並びに前記ループ構造に含まれないラッチを備え
    た半導体集積回路であって、 前記ループ構造内に配置されるスキャン回路挿入部と、 前記ループ構造に含まれないラッチに対し、そのイネー
    ブル入力端子に、通常のクロック信号及び所定の論理値
    の何れか一方を選択して入力するセレクタとを備え、 前記スキャン回路挿入部は、 前記ループ構造に含まれるラッチと、 前記ループ構造に含まれるラッチに並列に配置され、且
    つこのラッチと共通のデータ入力及びクロック信号を持
    ち、テストデータ及びスキャンイネーブル信号が入力さ
    れるスキャンフリップフロップと、 テストモード信号により制御され、前記ループ構造に含
    まれるラッチ及び前記スキャンフリップフロップの出力
    の一方を選択的に出力するセレクタと、 前記スキャンフリップフロップの出力端子に接続される
    スキャンアウトピンとを備えることを特徴とする半導体
    集積回路。
  5. 【請求項5】 前記ループ構造に含まれる他のラッチ
    と、 前記他のラッチに対し、そのイネーブル入力端子に、通
    常のクロック信号及び所定の論理値の何れか一方を選択
    して入力するセレクタとを備えることを特徴とする請求
    項4記載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 ループ構造に含まれる組合せ回路、及び
    前記ループ構造に含まれないラッチを備えた半導体集積
    回路であって、 前記ループ構造内に配置されるスキャン回路挿入部と、 前記ループ構造に含まれないラッチに対し、そのイネー
    ブル入力端子に、通常のクロック信号及び所定の論理値
    の何れか一方を選択して入力するセレクタとを備え、 前記スキャン回路挿入部は、 テストデータを入力するスキャンインピンと、 スキャンイネーブル信号及び前記スキャンインピンから
    のテストデータを受け、前記スキャンイネーブル信号に
    基いて、通常データ及び前記テストデータの一方を選択
    的に出力するセレクタと、 前記セレクタの出力及びクロック信号が入力される前段
    のラッチと、 前記前段のラッチに連続して直列に配置され、且つ前記
    前段のラッチに入力されるクロック信号とは逆相のクロ
    ック信号が入力される後段のラッチと、 テストモード信号を受け、このテストモード信号に基い
    て、前記2個のラッチの出力の一方を選択する他のセレ
    クタと、 前記後段のラッチの出力端子に接続されるスキャンアウ
    トピンとを有することを特徴とする半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 前記ループ構造に含まれる他のラッチ
    と、 前記他のラッチに対し、そのイネーブル入力端子に、通
    常のクロック信号及び所定の論理値の何れか一方を選択
    して入力するセレクタとを備えることを特徴とする請求
    項6記載の半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 フリップフロップのセットアップ時間の
    タイミングをスキャンフリップフロップのタイミングに
    設定すると共に、フリップフロップのホールド時間をク
    ロック信号の1周期中で信号値が“1”である時間に設
    定して、フリップフロップベースの論理設計を行う論理
    設計処理と、 前記論理設計処理により作成された論理回路に含まれる
    所定のフリップフロップを前記論理回路から取り除け
    ば、前記論理回路に含まれるループ構造が無くなる場合
    に、その所定のフリップフロップ以外のフリップフロッ
    プをラッチに置き換えるラッチ変換処理と、 前記ラッチ変換処理後の論理回路に存在するフリップフ
    ロップをスキャンフリップフロップに置換すると共に、
    この置換されたスキャンフリップフロップ同志をシフト
    レジスタ状に接続してスキャンパスを構成するスキャン
    挿入処理と、 前記ラッチ変換処理後の論理回路中に存在するラッチに
    対して、通常動作時にはイネーブル信号を、検査時には
    所定の論理値をイネーブル入力端子に入力するテスト回
    路を接続、挿入するテスト回路挿入処理と、 前記テスト回路挿入処理後の論理回路を最適化する論理
    最適化処理とを備えたことを特徴とする半導体集積回路
    の検査容易化設計方法。
  9. 【請求項9】 組合せ回路を挟んでラッチ及びスキャン
    フリップフロップが混在する論理回路を持つ半導体集積
    回路であって、 前記論理回路のラッチのイネーブル入力端子に出力端子
    が接続され、テストモード信号により制御されるセレク
    タを備え、 前記セレクタは、 一方のデータ入力端子に、前記スキャンフリップフロッ
    プに入力されるクロック信号が入力され、他方のデータ
    入力端子に所定の論理値が入力され、 前記スキャンフリップフロップは、 他のスキャンフリップフロップとシフトレジスタ状に接
    続されてスキャンパスを構成することを特徴とする半導
    体集積回路。
  10. 【請求項10】 内部にループ構造を持たない組合せ回
    路とフリップフロップのみを用いて、前記組合せ回路間
    にループ構造が存在する論理回路を設計する回路設計処
    理と、 前記回路設計処理により設計した論理回路に含まれるフ
    リップフロップであって、前記ループ構造に含まれない
    フリップフロップを、このフリップフロップと同じクロ
    ック信号を持つラッチに変換する回路変換処理と、 前記回路変換処理後の論理回路のループ構造に含まれな
    い組合せ回路のうち、入力側にフリップフロップが出力
    側にラッチが配置される組合せ回路、及び入力側にラッ
    チが出力側にフリップフロップが配置される組合せ回路
    の各々に対して、論理回路を正しく動作させるために、
    前記回路変換処理後の論理回路のクロック信号の立上り
    から立下りまでの時間をTH、クロック周期をT、組合
    せ回路の遅延時間をTCとして、遅延制約式 TH<TC<T を満足するか否かを評価するタイミング評価処理と、 前記タイミング評価処理の結果に基いて、組合せ回路の
    入力から出力までの遅延時間が前記遅延制約式を満たす
    ように、組合せ回路に遅延素子を挿入する遅延素子挿入
    処理と、 前記遅延素子挿入処理後の論理回路に、この論理回路を
    テスト可能にするためのテスト回路を挿入するテスト回
    路挿入処理とを備えたことを特徴とする半導体集積回路
    の検査容易化設計方法。
  11. 【請求項11】 内部にループ構造を持たない組合せ回
    路及びフリップフロップのみを用いて、前記組合せ回路
    間にループ構造が存在する論理回路を設計する回路設計
    処理と、 前記回路設計処理後の論理回路中のループ構造に含まれ
    ない組合せ回路に対して、その論理回路のクロック信号
    の立上りから立下りまでの時間をTH、クロック周期を
    T、組合せ回路の遅延時間をTCとして、遅延制約式 TH<TC<T を満足するか否かを評価するタイミング評価処理と、 前記タイミング評価処理で評価された遅延制約式を満足
    する組合せ回路の入力側及び出力側に位置するフリップ
    フロップであって、前記ループ構造に含まれないフリッ
    プフロップをラッチに置き換える回路変換処理と、 前記回路変換処理後の論理回路に対してテスト回路を挿
    入するテスト回路挿入処理とを備えたことを特徴とする
    半導体集積回路の検査容易化設計方法。
  12. 【請求項12】 内部にループ構造を持たない組合せ回
    路及びフリップフロップのみを用いて、前記組合せ回路
    間にループ構造が存在する論理回路を設計する回路設計
    処理と、 前記回路設計処理により設計した論理回路のループ構造
    に含まれないフリップフロップを、このフリップフロッ
    プと同じクロック信号を持つラッチに変換する回路変換
    処理と、 前記回路設計処理後の論理回路中のループ構造に含まれ
    ない組合せ回路に対して、その論理回路のクロック信号
    の立上りから立下りまでの時間をTH、クロック周期を
    T、組合せ回路の遅延時間をTCとして、遅延制約式 TH<TC<T を満足するか否かを評価するタイミング評価処理と、 前記タイミング評価処理の結果に基いて、前記遅延制約
    式を満さない組合せ回路の入力側及び出力側に位置する
    ラッチ又はフリップフロップに対して、前記遅延制約式
    を満たすように、立上りから立下りまでの時間THの短
    いクロック信号を与えるクロック回路生成処理と、 前記回路変換処理後の論理回路に対してテスト回路を挿
    入するテスト回路挿入処理とを備えたことを特徴とする
    半導体集積回路の検査容易化設計方法。
  13. 【請求項13】 内部にループ構造を持たない組合せ回
    路及びフリップフロップのみを用いて、前記組合せ回路
    間にループ構造が存在する論理回路を設計する回路設計
    処理と、 前記回路設計処理により設計した論理回路のループ構造
    に含まれないフリップフロップを、このフリップフロッ
    プと同じクロック信号を持つラッチに変換する回路変換
    処理と、 前記回路設計処理後の論理回路中のループ構造に含まれ
    ない組合せ回路に対して、その論理回路のクロック信号
    の立上りから立下りまでの時間をTH、クロック周期を
    T、組合せ回路の入力から出力までの遅延時間をTCと
    して、遅延制約式 TH<TC<T を満足するか否かを評価するタイミング評価処理と、 前記タイミング評価処理の結果に基いて、前記遅延制約
    式を満さない組合せ回路に対して、この組合せ回路の遅
    延時間TCと前記クロック信号の立上りから立下りまで
    の時間THとの差を縮めるように、遅延素子を挿入する
    遅延素子挿入処理と、 前記遅延素子が挿入された組合せ回路の入力側及び出力
    側に位置するラッチ又はフリップフロップに対して、前
    記遅延制約式を満たすように、前記立上りから立下りま
    での時間THの短いクロック信号を与えるクロック回路
    生成処理と、 前記回路変換処理後の論理回路に対してテスト回路を挿
    入するテスト回路挿入処理とを備えたことを特徴とする
    半導体集積回路の検査容易化設計方法。
  14. 【請求項14】 ループ構造を持ち、前記ループ構造は
    1個以上のスキャンフリップフロップ及び組合せ回路に
    より構成され、前記ループ構造外はスキャンフリップフ
    ロップを持たず、ラッチ及び組合せ回路により構成さ
    れ、 前記ループ構造外のラッチのイネーブル入力端子に出力
    端子が接続され、テストモード信号により制御されて、
    前記スキャンフリップフロップに入力されるクロック信
    号と所定の論理値との一方を選択するセレクタを有し、 前記スキャンフリップフロップはシフトレジスタ状に接
    続されてスキャンパスが構成されることを特徴とする半
    導体集積回路。
  15. 【請求項15】 論理回路中に存在するラッチ及びフリ
    ップフロップの各間の何れかに遅延素子が存在すること
    を特徴とする請求項14記載の半導体集積回路。
  16. 【請求項16】 ループ構造を持ち、前記ループ構造は
    1個以上のスキャンフリップフロップ及び組合せ回路に
    より構成され、前記ループ構造外はスキャンフリップフ
    ロップ、ラッチ及び組合せ回路により構成され、 前記ループ構造外のラッチのイネーブル入力端子に出力
    端子が接続され、テストモード信号により制御されて、
    前記スキャンフリップフロップに入力されるクロック信
    号と所定の論理値との一方を選択するセレクタを有し、 前記ループ構造内外のスキャンフリップフロップはシフ
    トレジスタ状に接続されてスキャンパスが構成されるこ
    とを特徴とする半導体集積回路。
  17. 【請求項17】 ループ構造を持ち、前記ループ構造は
    1個以上のスキャンフリップフロップ及び組合せ回路に
    より構成され、前記ループ構造外はスキャンフリップフ
    ロップを持たず、ラッチ及び組合せ回路により構成さ
    れ、また、 クロック信号が入力され、このクロック信号と同一周期
    で且つ“1”の信号値の状態が前記クロック信号よりも
    短いクロック信号を生成し、この生成したクロック信号
    を前記スキャンフリップフロップに与えるクロック信号
    生成部と、 前記ループ構造外のラッチのイネーブル入力端子に出力
    端子が接続され、テストモード信号により制御されて、
    前記クロック信号生成部が生成したクロック信号と所定
    の論理値との一方を選択するセレクタとを有し、 前記スキャンフリップフロップはシフトレジスタ状に接
    続されてスキャンパスが構成されることを特徴とする半
    導体集積回路。
  18. 【請求項18】 論理回路中に存在するラッチ及びフリ
    ップフロップの各間の何れかに遅延素子が存在すること
    を特徴とする請求項17記載の半導体集積回路。
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