JPH1142876A - 記録媒体及びその偽造品検出装置並びに製造装置 - Google Patents

記録媒体及びその偽造品検出装置並びに製造装置

Info

Publication number
JPH1142876A
JPH1142876A JP21715097A JP21715097A JPH1142876A JP H1142876 A JPH1142876 A JP H1142876A JP 21715097 A JP21715097 A JP 21715097A JP 21715097 A JP21715097 A JP 21715097A JP H1142876 A JPH1142876 A JP H1142876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
recording medium
authenticity
combination
judging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP21715097A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Kondo
哲也 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP21715097A priority Critical patent/JPH1142876A/ja
Publication of JPH1142876A publication Critical patent/JPH1142876A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて精巧な偽造品が流通したことを早期に
検出する。 【解決手段】 真正のカード1には複数の所定の真贋判
定用の第1の情報の1つが選択的に主情報内に埋め込ま
れて記録されると共に複数の所定の真贋判定用の第2の
情報の1つが選択的に記録される。真贋判定回路6は第
1、第2の情報の組み合わせが一致した場合に、その組
み合わせを統計処理することにより記録媒体の真贋を判
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バンクカード、ク
レジットカード、カード式電子マネーなどに好適な記録
媒体及びその偽造品検出装置並びに記録媒体の製造装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カード状の記録媒体に対して光学
的に読み取り可能な情報を記録する方法が知られ、近
年、この種の光カードの高密度化が進んでいる。また、
高密度の光学的記録媒体の普及と最近のパーソナルコン
ピュータの高性能化に伴い、重要な情報を記録する機会
が多くなっている。また、他のカードとして磁気カード
やICカードが知られている。
【0003】しかしながら、高密度の記録媒体は大容量
の情報を記録することができるという大きな利点がある
反面、付加価値が高いので偽造された場合の損失が大き
いという問題点がある。特に顧客の銀行預金情報や電子
マネーが記録された媒体はもちろん、国家機密、軍事情
報などの国、地域、全地球的な安全に関する情報の偽
造、盗用は図り知れない危機をもたらすこともあり得
る。したがって、このような高密度の記録媒体は、正規
の使用者以外の他人により使用されないことが望まれて
いる。なお、このような問題点を解決するために、暗号
を利用したコピープロテクト法が種々提案されている
が、時間をかけて丁寧に解析すれば解読することが多
く、根本的な解決策には至っていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、偽造技術も
日々向上しており、真正品と事実上区別がつかない偽造
品が出回ることは必至である。しかしながら、偽造が極
めて精巧に行われた場合の対策は従来何も行われておら
ず、損失が莫大なものになったときに初めてそのシステ
ムの全てを新しいものに変更する対策しかないという問
題点がある。したがって、この場合には正規のユーザが
カードを特定の店でしか使用することができないとか、
古いカードは全く使用できないなどの問題がある。
【0005】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、極め
て精巧な偽造品が流通したことを早期に検出することが
できる記録媒体及びその偽造品検出装置並びに製造装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、記録媒体に対して複数の所定の真贋判定用
の第1の情報の1つを選択的に主情報内に埋め込んで記
録するとともに、複数の所定の真贋判定用の第2の情報
の1つを選択的に記録し、記録媒体の使用時に第1、第
2の情報を読み込んで組み合わせが一致した場合に、そ
の組み合わせを統計処理することにより記録媒体の真贋
を判定するようにしたものである。
【0007】すなわち本発明によれば、複数の所定の真
贋判定用の第1の情報の1つを選択的に主情報内に埋め
込んで記録するとともに、複数の所定の真贋判定用の第
2の情報の1つを選択的に記録した記録媒体が提供され
る。
【0008】また本発明によれば、複数の所定の真贋判
定用の第1の情報の1つを選択的に主情報内に埋め込ん
で記録するとともに、複数の所定の真贋判定用の第2の
情報の1つを選択的に記録した記録媒体の偽造品を検出
する装置であって、前記複数の第1、第2の情報の組み
合わせをあらかじめ記憶する記憶手段と、前記記録媒体
上の第1、第2の情報を読み取る読み取り手段と、前記
読み取り手段により読み取られた第1、第2の情報の組
み合わせと前記記憶手段に記憶された第1、第2の情報
の組み合わせが一致した場合に、その組み合わせを統計
処理することにより記録媒体の真贋を判定する真贋判定
手段とを、有する記録媒体の偽造品検出装置が提供され
る。
【0009】また本発明によれば、複数の所定の真贋判
定用の第1の情報の1つを選択的に主情報内に埋め込ん
で記録するとともに、複数の所定の真贋判定用の第2の
情報の1つを選択的に記録した記録媒体の偽造品を検出
する装置であって、前記第1、第2の情報の組み合わせ
をあらかじめ記憶する記憶手段と、前記記録媒体上の第
1、第2の情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取
り手段により読み取られた第1、第2の情報の組み合わ
せと前記記憶手段に記憶された第1、第2の情報の組み
合わせが一致したか否かに基づいて記録媒体の真贋を判
定する第1の真贋判定手段と、前記第1の真贋判定手段
により真と判定された組み合わせを統計処理することに
より記録媒体の真贋を判定する第2の真贋判定手段と
を、有する記録媒体の偽造品検出装置が提供される。
【0010】また本発明によれば、複数の所定の真贋判
定用の第1の情報の1つを選択的に主情報内に埋め込ん
で記録媒体上に記録する第1の記録手段と、複数の所定
の真贋判定用の第2の情報の1つを選択的に記録媒体上
に記録する第2の記録手段と、前記第1、第2の記録手
段を組み合わせる手段とを、有する記録媒体の製造装置
が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明に係る記録媒体及び
その偽造品検出装置の一実施形態を示す構成図、図2は
図1のカードに記録される真贋判定用情報の組み合わせ
を示す説明図、図3は偽造品検出装置を示すブロック
図、図4は真贋判定処理を説明するためのフローチャー
ト、図5は統計処理の一例として真贋判定用情報の組み
合わせが一致した場合のカウント処理を示す説明図、図
6〜図9はカードの種類毎の出現頻度を示す説明図、図
10は標準偏差の履歴を示す説明図、図11は標準偏差
を日付で微分した値の履歴を示す説明図、図12は記録
媒体の製造装置の一例を示すブロック図、図13は記録
媒体の製造装置の他の例を示すブロック図である。
【0012】図1に示すカード1は一例として主情報を
光を利用して記録、再生する光カードであり、また、真
贋を判定するための第1の画像Aが主情報内に埋め込ま
れている。カード1の表面には更に、真贋を判定するた
めの第2の画像が印刷され、これらの第2の画像と、第
1の画像を含む主情報がそれぞれCCDラインセンサ2
とピックアップレンズ3により読み取られる。このと
き、印刷情報の主走査方向はCCDラインセンサ2によ
り走査され、副走査方向についてはカード1が主走査方
向と直交する方向に移動することにより走査される。
【0013】真贋を判定するための画像としては、例え
ば図2に示すように第1の画像Aとしてマンモスの画像
が記録され、第2の画像(印刷画像)Bとしてクローバ
ーのマークが記録される。第1、第2の画像A、Bは例
えば、共に5通り以上の画像が用いられ、その内合計5
×5通りの組み合わせが真正のカード1に対して均等な
頻度で用いられる。画像A、Bは各々任意に異なるもの
であるが、図2に示すようなデザイン画像の場合にはそ
の一部が微妙に変形されたものを用いることができる。
また、文字情報の場合には書体が微妙に異なるものを用
いることができる。
【0014】図3は偽造品検出装置の主要構成を機能的
に示しており、主情報読み取り手段4はカード1に記録
されている主情報(画像A)を読み取り、印刷情報読み
取り手段5はカード1に印刷されている印刷情報Bを読
み取り、また、不図示の画像認識ソフトウエアにより認
識する。真贋判定回路6は主情報読み取り手段4及び印
刷情報読み取り手段5により読み取られた画像の組み合
わせに基づいて図4に示すような第1、第2の真贋判定
処理を行う。
【0015】図4に示すメモリ11にはあらかじめ、第
1、第2の画像の5×5通りの画像の組み合わせパター
ンαが記憶され、また、メモリ12にはあらかじめ、偽
造品が流通し始めたことを判定するための規則βが記憶
されている。また、RAMは上記の5×5通りの画像パ
ターン「11」〜「55」の読み取り履歴を記憶するた
めに用いられる。まず、イニシャライズを行い(ステッ
プS1)、カードが投入されるとカード上の主情報部か
らの画像Aと印刷部からの画像Bを読み取る(ステップ
S2)。
【0016】そして、画像A、Bの組み合わせとメモリ
11内の5×5通りの画像パターンαを照合することに
より第1の真贋判定処理を行い(ステップS3)、一致
している場合にはステップS4以下に示す第2の真贋判
定処理を行い、他方、一致していない場合にはそのカー
ドを偽造品と判断してリジェクトする。ステップS4で
はまず、5×5通りの画像A、Bの組み合わせのパター
ンを分類する。次いで統計処理として、図5に示すよう
にRAM上のそのパターンのカウント値を1つカウント
アップするとともに、カード総数Nを1つカウントアッ
プし(ステップS5)、ステップS6に進む。
【0017】ここで、図6はカード総数N=250の場
合のカードの種類毎の出現頻度の一例を示し、Nが少な
い場合には各パターンのカウント値に大きな差(パター
ン「24」が少ない)があっても各カウント値が少な
く、流通初期に見られる現象である。そして、カード総
数Nの増加に伴って各パターンのカウント値が均等にな
る。図7はカード総数N=2500の場合の一例を示
し、25通りのパターンがランダムに使用されている場
合にはそのカードの流通もランダムであり、ある程度流
通すると各パターンの出現頻度も図7に示すように均等
になる。
【0018】ここで、カード1の偽造品が流通し始めた
時を想定すると、偽造品には例えば主情報は偽造されて
いるが、印刷は施されていない場合や印刷が不完全な場
合が多く、この場合には前述した第1の真贋判定処理に
よりリジェクトされる。しかし、印刷が完全な偽造品が
流通し始めると、第1の真贋判定処理によりリジェクト
されないが上記の25通りのパターンの出現頻度が均等
にならずに崩れてくる。新規な真正品の流通開始から偽
造品の流通開始までのリードタイムは、偽造者の技術次
第であるが、ある程度の時間を要し、真正品の数が増加
し、かつ上記の出現頻度が均等にならずに崩れてきたこ
とにより検出し易い。
【0019】図8はカード総数N=7500の場合の一
例を示し、パターン「43」が他より略50個多い。こ
れはパターン「43」の偽造品が流通し始めたことが予
想される。ただし、カード総数N=7500が少ないの
で、真正品の流通により偶発的に分布が偏ったことも考
えられる。そこで、図4に示すステップS6では、各パ
ターンの出現頻度のヒストグラムを作成し、統計的な分
析を行う。例えばあらかじめ標準偏差σを計算して3σ
を閾値としてメモリ12に記憶し、3σ以上の頻度のパ
ターンが出現した場合に偽造品の流通開始と判断する。
なお、図8に示す例では3σ以上の頻度でないので偽造
品の流通開始とは未だ判断しない。図9はカード総数N
=12500の場合の出現頻度の一例としてパターン
「43」の偽造品が略800枚流通していることを示し
ている。この場合には、3σ以上の頻度であるので偽造
品が既に流通していると判断する(図4のステップ
7)。
【0020】ここで、偽造品の一般的な特徴として、真
正品が精巧な技術を要し製造しにくいほど、同じものを
大量に偽造する傾向がある。本発明では、主情報と印刷
情報の組み合わせがある程度一致しないと第1の真贋判
定処理によりリジェクトされるので、同じパターンの偽
造品が大量に製造される。したがって、その流通初期時
点では分布に偏りがないが、偽造品の数が増加するほ
ど、より容易に検出することができる。
【0021】なお、偽造と判定するための閾値は、上記
説明では3σとしたが、どの閾値で偽造と判定するかは
利用者の都合次第である。例えばそのような規則βをあ
らかじめメモリ12に記憶し、図4に示すようにカード
総数Nとメモリ12の規則βに基づいて閾値を決定して
もよい(ステップS8、S9)。例えばN=13300
の時にあるパターンのカード数が800枚以上の場合に
偽造品と判断するようにしてもよい。また、閾値を低い
値、例えば2σにすれば偽造品を早期に検出することが
できる。ただし、真正品の流通バラツキとの違いは判断
しにくくなる。
【0022】統計は常時モニタして判断することが望ま
しい。図10は標準偏差σを日付t順にモニタした例を
示し、初期には前述したように真正品の流通量が少ない
のでノイズが発生する。このためこのノイズ期間は判定
を行わない方が望ましい。また、その区間は短く、偽造
者が真正品を購入して偽造を開始した頃には終了してい
る。そして、図10に示すように真正品の流通量が増加
して標準偏差σが低下し、次いで偽造品が流通すると標
準偏差σが増加に転ずる。ここで、3σ以上の場合には
偽造品の流通と判断すると発見が遅れるが、図11に示
すように標準偏差σを日付tで微分した値dσ/dtが
負から正のある値に転じた時に偽造品の流通と判断する
ことにより早期に発見することができる。更に良い方法
は、カード1の発行状況を統計的にモニタして標準偏差
σやdσ/dtと対比する方法である。つまり、発行状
況と流通状況を常時対照することになって、システムは
複雑になるが、偽造品を最も早期に、かつ精度良く検出
することができる。
【0023】以上説明したように本発明によれば、極め
て精巧な偽造品であってもその流通を検出することがで
き、しかもどのパターンが偽造されているかを特定する
ことができる。主情報内の画像Aと印刷情報Bの組み合
わせは、正規の製造者しか知らない情報であり、更に組
み合わせ可能な範囲の中でランダムに印刷されているこ
とは正規の製造者しか知り得ない情報である。したがっ
て、本発明の検出装置をかいくぐって偽造品を大量に製
造することは困難である。また、組み合わせ可能なパタ
ーンの範囲を偽造者が知るためには真正品を多量に購入
しなければならず、更にそれに組み合わせて複数の印刷
版を用意しなければならないので、コストと手間がかか
る。
【0024】偽造品の流通を検出した後の手段は利用者
が決定する。例えばそのカード端末により2重チェック
を行って真正品と偽造品を区別したり、端末の警告灯を
転倒したり、偽造者に対してカウンタまで来るようにア
ナウンスする方法が考えられる。
【0025】ここで、上記説明では1台の端末を例にし
たが、本発明の偽造品検出装置は複数の店舗の各々に配
置して読み取り情報をセンタに送るようにすれば、流通
市場における全てのカードを処理することができる。ま
た、店舗がフランチャイズ店の場合には、チェーン店の
全てを統括するシステムを構成することができる。ま
た、都道府県別、日本全国、東南アジアなどのような広
いエリアをカバーするシステムを構成することができ
る。この場合には偽造品が初期には少ない店舗で試さ
れ、やがてエリアを広げて使用されるので、偽造品の地
図上の出現分布により、統計処理を店舗単位から全国単
位までの複数のレベルで判断することが望ましい。
【0026】次に、真贋を判定するための第1の画像A
が主情報内に埋め込まれ、真贋を判定するための第2の
画像が印刷されるカード1の製造方法について説明す
る。図12に示す実施形態では、5種類の画像Aを含む
主情報をそれぞれブランクカードに記録するためのブラ
ンク担体製造ラインA1〜A5と、カード上に5種類の
画像Bをそれぞれ印刷するための印刷ラインB1〜B5
を連結器21によりランダムに接続することにより25
種類のパターンを有するカード1を製造する。この場
合、連結器21がブランク担体製造ラインA1〜A5と
印刷ラインB1〜B5を順番に接続しても5種類の画像
Bをランダムに印刷することができる。また、図13に
示すようにブランク担体製造ラインA1〜A5により製
造されたカードを混合機22に送って順番をバラバラに
し、次いで連結器21を介して印刷ラインB1〜B5に
対して順番に送るようにしてもよい。
【0027】上記実施形態では、例えば5×5通りの画
像パターンを真正のカード1に対して均等に記録した
が、画像A、Bをある偏った出現頻度で記録して流通さ
せるようにしてもよい。この場合には、その出荷ヒスト
グラム情報とパターン毎の閾値をメモリ12に記憶して
判定することにより、高い検出精度を実現することがで
きる。
【0028】なお、上記実施形態では、画像Bをカード
1上に印刷してCCDラインイメージセンサ2により読
み取るように構成したが、静電容量情報や磁気情報をカ
ード1上に印刷してそれぞれ静電容量センサや磁気セン
サにより読み取るようにしてもよい。また、本発明は光
の他、磁気などを利用して主情報を記録、再生したり、
ICチップが内蔵された方式にも適用することができ、
この場合には主情報内に埋め込まれる真贋判定情報は画
像Aの代わりに「1」、「0」のビットデータなど他の
形式の情報を用いてもよく、また、主情報を読み取るた
めにピックアップレンズ3の代わりに他の読み取り手段
が必要になる。また、再生専用媒体を例にして説明した
が、代わりに光磁気や相変化を利用した記録・再生媒体
にも適用することができ、また、情報を順次書き加える
追記型媒体や情報を順次消去する媒体にも適用すること
ができる。また、上記の実施形態を2以上組み合わせる
ことにより、偽造を更に防止することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録媒体に対して複数の所定の真贋判定用の第1の情報の
1つを選択的に主情報内に埋め込んで記録するととも
に、複数の所定の真贋判定用の第2の情報の1つを選択
的に記録し、記録媒体の使用時に第1、第2の情報を読
み込んで組み合わせが一致した場合に、その組み合わせ
を統計処理することにより記録媒体の真贋を判定するよ
うにしたので、極めて精巧な偽造品が流通したことを早
期に検出することができる。また、既存の偽造防止技術
とも相性よく組み合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録媒体及びその偽造品検出装置
の一実施形態を示す構成図である。
【図2】図1のカードに記録される真贋判定用情報の組
み合わせを示す説明図である。
【図3】偽造品検出装置を示すブロック図である。
【図4】真贋判定処理を説明するためのフローチャート
である。
【図5】統計処理の一例として真贋判定用情報の組み合
わせが一致した場合のカウント処理を示す説明図であ
る。
【図6】カードの種類毎の出現頻度を示す説明図であ
る。
【図7】カードの種類毎の出現頻度を示す説明図であ
る。
【図8】カードの種類毎の出現頻度を示す説明図であ
る。
【図9】カードの種類毎の出現頻度を示す説明図であ
る。
【図10】標準偏差の履歴を示す説明図である。
【図11】標準偏差を日付で微分した値の履歴を示す説
明図である。
【図12】記録媒体の製造装置の一例を示すブロック図
である。
【図13】記録媒体の製造装置の他の例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 カード(記録媒体) 2 CCDラインイメージセンサ(読み取り手段) 3 ピックアップレンズ(読み取り手段) 6 真贋判定回路(真贋判定手段、第1の真贋判定手
段、第2の真贋判定手段) 11 内部メモリ(記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/10 G06K 19/00 R 20/12 G07F 7/08 A

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の所定の真贋判定用の第1の情報の
    1つを選択的に主情報内に埋め込んで記録するととも
    に、複数の所定の真贋判定用の第2の情報の1つを選択
    的に記録した記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記第2の情報は印刷により形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記第1の情報と前記第2の情報の組み
    合わせがランダムであることを特徴とする請求項1記載
    の記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記第1の情報と前記第2の情報の組み
    合わせに偏りを持たせたことを特徴とする請求項1記載
    の記録媒体。
  5. 【請求項5】 複数の所定の真贋判定用の第1の情報の
    1つを選択的に主情報内に埋め込んで記録するととも
    に、複数の所定の真贋判定用の第2の情報の1つを選択
    的に記録した記録媒体の偽造品を検出する装置であっ
    て、 前記複数の第1、第2の情報の組み合わせをあらかじめ
    記憶する記憶手段と、 前記記録媒体上の第1、第2の情報を読み取る読み取り
    手段と、 前記読み取り手段により読み取られた第1、第2の情報
    の組み合わせと前記記憶手段に記憶された第1、第2の
    情報の組み合わせが一致した場合に、その組み合わせを
    統計処理することにより記録媒体の真贋を判定する真贋
    判定手段とを、 有する記録媒体の偽造品検出装置。
  6. 【請求項6】 前記真贋判定手段は、第1、第2の情報
    が一致した組み合わせの標準偏差に基づいて記録媒体の
    真贋を判定することを特徴とする請求項5記載の記録媒
    体の偽造品検出装置。
  7. 【請求項7】 前記真贋判定手段は、第1、第2の情報
    が一致した組み合わせの標準偏差を時間で微分した値に
    基づいて記録媒体の真贋を判定することを特徴とする請
    求項5記載の記録媒体の偽造品検出装置。
  8. 【請求項8】 前記真贋判定手段は、第1、第2の情報
    が一致した組み合わせを異なる母集団毎に統計処理する
    ことにより記録媒体の真贋を判定することを特徴とする
    請求項5ないし7のいずれか1つに記載の記録媒体の偽
    造品検出装置。
  9. 【請求項9】 前記異なる母集団として、店舗、地域、
    国のいずれかを用いることを特徴とする請求項8記載の
    記録媒体の偽造品検出装置。
  10. 【請求項10】 前記真贋判定手段は、前記記録媒体の
    発行状況を参照しつつ統計処理するものであることを特
    徴とする請求項5ないし7のいずれか1つに記載の記録
    媒体の偽造品検出装置。
  11. 【請求項11】 複数の所定の真贋判定用の第1の情報
    の1つを選択的に主情報内に埋め込んで記録するととも
    に、複数の所定の真贋判定用の第2の情報の1つを選択
    的に記録した記録媒体の偽造品を検出する装置であっ
    て、 前記第1、第2の情報の組み合わせをあらかじめ記憶す
    る記憶手段と、 前記記録媒体上の第1、第2の情報を読み取る読み取り
    手段と、 前記読み取り手段により読み取られた第1、第2の情報
    の組み合わせと前記記憶手段に記憶された第1、第2の
    情報の組み合わせが一致したか否かに基づいて記録媒体
    の真贋を判定する第1の真贋判定手段と、 前記第1の真贋判定手段により真と判定された組み合わ
    せを統計処理することにより記録媒体の真贋を判定する
    第2の真贋判定手段とを、 有する記録媒体の偽造品検出装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の真贋判定手段は、真正な記
    録媒体の流通開始後の初期期間は判定を行わないことを
    特徴とする請求項5又は11記載の記録媒体の偽造品検
    出装置。
  13. 【請求項13】 前記第2の真贋判定手段は、第1、第
    2の情報が一致した組み合わせの標準偏差に基づいて記
    録媒体の真贋を判定することを特徴とする請求項11又
    は12記載の記録媒体の偽造品検出装置。
  14. 【請求項14】 前記第2の真贋判定手段は、第1、第
    2の情報が一致した組み合わせの標準偏差を時間で微分
    した値に基づいて記録媒体の真贋を判定することを特徴
    とする請求項11ないし13のいずれか1つに記載の記
    録媒体の偽造品検出装置。
  15. 【請求項15】 前記第2の真贋判定手段は、第1、第
    2の情報が一致した組み合わせを異なる母集団毎に統計
    処理することにより記録媒体の真贋を判定することを特
    徴とする請求項11ないし14のいずれか1つに記載の
    記録媒体の偽造品検出装置。
  16. 【請求項16】 前記異なる母集団として、店舗、地
    域、国のいずれかを用いることを特徴とする請求項15
    記載の記録媒体の偽造品検出装置。
  17. 【請求項17】 前記真贋判定手段は、前記記録媒体の
    発行状況を参照しつつ統計処理するものであることを特
    徴とする請求項11ないし14のいずれか1つに記載の
    記録媒体の偽造品検出装置。
  18. 【請求項18】 前記第2情報読み取り手段が、CCD
    ラインセンサー、静電容量センサ、磁気センサのいずれ
    かであることを特徴とする請求項11ないし17のいず
    れか1つに記載の記録媒体の偽造品検出装置。
  19. 【請求項19】 複数の所定の真贋判定用の第1の情報
    の1つを選択的に主情報内に埋め込んで記録媒体上に記
    録する第1の記録手段と、 複数の所定の真贋判定用の第2の情報の1つを記録媒体
    上に選択的に記録する第2の記録手段と、 前記第1、第2の記録手段を組み合わせる手段とを、 有する記録媒体の製造装置。
  20. 【請求項20】 前記組み合わせる手段が連結器である
    ことを特徴とする請求項19記載の記録媒体の製造装
    置。
  21. 【請求項21】 前記組み合わせる手段が混合機と連結
    器からなることを特徴とする請求項19記載の記録媒体
    の製造装置。
JP21715097A 1997-07-28 1997-07-28 記録媒体及びその偽造品検出装置並びに製造装置 Withdrawn JPH1142876A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21715097A JPH1142876A (ja) 1997-07-28 1997-07-28 記録媒体及びその偽造品検出装置並びに製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21715097A JPH1142876A (ja) 1997-07-28 1997-07-28 記録媒体及びその偽造品検出装置並びに製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1142876A true JPH1142876A (ja) 1999-02-16

Family

ID=16699647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21715097A Withdrawn JPH1142876A (ja) 1997-07-28 1997-07-28 記録媒体及びその偽造品検出装置並びに製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1142876A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001084356A (ja) * 1999-09-13 2001-03-30 Victor Co Of Japan Ltd 変形画像修正方法
WO2002010044A1 (fr) * 2000-07-28 2002-02-07 Ppp Design Corporation Methode de distribution de garanties de credits de produits authentiques

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001084356A (ja) * 1999-09-13 2001-03-30 Victor Co Of Japan Ltd 変形画像修正方法
WO2002010044A1 (fr) * 2000-07-28 2002-02-07 Ppp Design Corporation Methode de distribution de garanties de credits de produits authentiques

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5841555A (en) Secure optical identification method and means
JP3818474B2 (ja) ディスク状記録媒体の再生装置
US5270526A (en) Card type recording medium and method of preventing a false use thereof
US6560017B1 (en) Compound secure optical identification method and means
CN1998025A (zh) 可重复出示项的鉴别
JP5945600B2 (ja) Icカード真贋判定システム及びそのシステムで使用されるicカード
US5231276A (en) System for preventing a false use of a card type recording medium and a method thereof
JPH1142876A (ja) 記録媒体及びその偽造品検出装置並びに製造装置
JPH0672085A (ja) 情報記録媒体
EP0785525A2 (en) Tamper resistant coded card
JP2508472B2 (ja) カ−ドの真偽判定方法
JP2000251050A (ja) Icカード、icカード情報読取装置、icカード情報集中管理装置、icカードの不正記録情報検知方法及びシステム
JP4470092B2 (ja) Icタグを有する紙類、icタグ読取装置、icタグセット及びicタグセット製造方法
JPS58192190A (ja) 証明カ−ドの偽造検出方法
JP2000268147A (ja) 光記録媒体及び光記録媒体再生装置
JP4139759B2 (ja) 磁気記録媒体の認証
JP2002255347A (ja) 非接触icカードを使用した偽造防止システム
JPH1178314A (ja) 記録媒体及びその読み取り再生装置並びに記録媒体の偽造防止方法
CN113420337A (zh) 一种具有防盗功能的数据保护方法和系统
JPH03212790A (ja) カードの正当性チェック方式
JP3121153B2 (ja) 出力波形の補正方法およびその識別情報を用いた情報記録媒体の真偽判定方法
JPH08106515A (ja) 磁気カードリーダーライタ
JPH10232911A (ja) カード状情報媒体及びカード不正チェック方式
JP2006294234A (ja) ディスク状記録媒体の再生装置
JP2002259936A (ja) 真贋判定が可能なicチップおよびicチップの真贋判定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041005