JPH11353215A - 更新後ジャーナル採取処理方式 - Google Patents

更新後ジャーナル採取処理方式

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JPH11353215A
JPH11353215A JP10162692A JP16269298A JPH11353215A JP H11353215 A JPH11353215 A JP H11353215A JP 10162692 A JP10162692 A JP 10162692A JP 16269298 A JP16269298 A JP 16269298A JP H11353215 A JPH11353215 A JP H11353215A
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JP
Japan
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existing
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Application number
JP10162692A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Hata
和正 畑
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Publication of JPH11353215A publication Critical patent/JPH11353215A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 更新領域の重なり方を判断し、重なり方に応
じて更新情報を更新するようにして、更新後ジャーナル
量をより一層削減する。 【解決手段】 更新領域重なり判断手段112は新更新
情報で示される更新領域と更新情報保存領域内の各更新
情報で示される更新領域とが重なるかどうかを判断し、
更新情報保存手段113は新更新情報を更新情報保存領
域に追加し、開始位置変更手段114は新更新領域と領
域が重なった更新情報保存領域内の更新情報の開始位置
に新更新情報の開始位置を上書きし、領域長変更手段1
15は新更新領域と重なった更新領域を示す更新情報保
存領域内の更新情報の領域長に新たな領域長を上書き
し、更新情報結合手段116は変更した更新情報につい
て既存更新情報と重ならないかどうかを判断し、重なる
場合には既存更新情報の開始位置または領域長を変更
し、一方の重なった更新情報を初期化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は更新後ジャーナル採
取処理方式に関し、特に補助記憶装置障害等によるデー
タファイルの障害復旧(ロールフォワード復旧)に利用
されて好適な更新後ジャーナル採取処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の更新後ジャーナル採取処
理方式は、データファイルが補助記憶装置障害等で壊れ
た場合にデータファイルを復旧できるようにするために
用いられている。
【0003】従来の更新後ジャーナル採取処理方式の一
例が、特開平5−108444号公報に記載されてい
る。この公報に記載された方式は、データファイル内の
レコードが変更されたときにジャーナルレコードの格納
場所を決定する手段と、ジャーナルレコードを格納する
ジャーナルファイルの管理手段と、データファイルが補
助記憶装置障害等で壊れた場合に変更されたデータレコ
ードに対応するジャーナルレコードを検索する手段とで
構成されている。この方式では、プログラムからデータ
レコードをいくつか変更後に変更完結が指示されると、
変更された全てのデータレコードに対して、各データレ
コードに対応した更新後ジャーナルがジャーナルファイ
ルに出力される。なお、この更新後ジャーナルには、対
応するデータレコードの全データが含まれている。デー
タレコードには対応する更新後ジャーナルのブロックア
ドレスがデータとともに格納されており、データファイ
ルが補助記憶装置障害等で壊れた場合、データファイル
を全て読み込み、対応するジャーナルを用いてロールフ
ォワード復旧する。
【0004】また、従来の更新後ジャーナル採取処理方
式の一例が、特開平9−282211号公報に記載され
ている。この公報に記載された方式は、データファイル
のブロックを格納する主記憶上のデータ用バッファが更
新されたとき、更新された領域のデータ用バッファ内の
開始位置および領域長を示す更新情報を保存し、更新情
報に従って更新後ジャーナルを作成するようにして、レ
コードのある部分のみが更新された場合にその部分だけ
の更新後ジャーナルを採取することができ、更新後ジャ
ーナルの採取量のより一層の削減を図るようにしてい
る。しかし、この方式では、すでに更新されている更新
領域と開始位置が同じで領域長が長い領域が更新された
場合は、すでに保存されている更新情報の更新領域長の
部分を新しい更新領域長で上書きし、領域長が短い場合
には、新しい更新情報を保存しないようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、従来
の技術では、更新後ジャーナルの削減量が十分ではない
ということである。その理由は、すでに更新されている
更新領域と開始位置が同じで領域長が長い領域が更新さ
れた場合は、すでに保存されている更新情報の更新領域
長の部分を新しい更新領域長で上書きし、領域長が短い
場合には、新しい更新情報を保存しないようにしている
だけだからである。
【0006】本発明の目的は、新更新情報で示される更
新領域とすでに保存されている更新情報で示される更新
領域との重なり方を判断して、重なり方に応じて更新情
報を更新するようにして、更新後ジャーナルの量をより
一層削減できるようにした更新後ジャーナル採取処理方
式を提供することにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、新更新情報で
示される更新領域とすでに保存されている更新情報で示
される更新領域との重なり方を判断して、重なり方に応
じて更新情報を更新するようにして、更新後ジャーナル
の量をより一層削減できるようにした更新後ジャーナル
採取処理方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の更新後ジャーナ
ル採取処理方式は、複数のデータ用バッファからなるデ
ータ用バッファ群と、前記データ用バッファ内の更新領
域の開始位置および領域長からなる更新情報を複数格納
できる更新情報保存領域,ならびに前記更新情報保存領
域内の有効な更新情報数を示す有効保存数領域を含むデ
ータ用バッファ管理テーブルからなるデータ用バッファ
管理テーブル群と、前記データ用バッファ内のデータが
更新されるたびに前記有効保存数領域を参照して前記デ
ータ用バッファ内の全データが更新されたことを示して
いるか0であるかいずれでもないかを判断する保存数比
較手段と、前記保存数比較手段により前記データ用バッ
ファ内の全データが更新されたことを示しておらずかつ
0でもない場合に、新更新情報で示される更新領域と前
記更新情報保存領域内の各更新情報で示される更新領域
とが重なるかどうかを判断する更新領域重なり判断手段
と、前記保存数比較手段により前記有効保存数領域の有
効保存数が0であると判断された場合または前記更新領
域重なり判断手段により新更新領域が既存更新領域と重
ならないと判断された場合に、前記有効保存数領域の有
効保存数が保存可能数を超えていなければ前記新更新情
報を前記更新情報保存領域に追加して前記有効保存数領
域の有効保存数に1を足し込み、前記有効保存数領域の
有効保存数が保存可能数を超えていれば前記有効保存数
領域に前記データ用バッファ内の全データが更新された
ことを示すために保存可能数よりも大きい値の有効保存
数を設定する更新情報保存手段と、前記更新領域重なり
判断手段により前記新更新領域の末尾部分が既存更新領
域と重なると判断された場合または前記新更新情報で示
される更新領域が既存更新領域の全体を含むと判断され
た場合に、前記新更新領域と領域が重なった前記更新情
報保存領域内の更新情報の開始位置に前記新更新情報の
開始位置を上書きする開始位置変更手段と、前記更新領
域重なり判断手段により前記新更新領域の先頭部分が既
存更新領域と重なると判断された場合または前記新更新
領域が既存更新領域を含むと判断された場合に、前記新
更新領域と重なった更新領域を示す前記更新情報保存領
域内の更新情報の領域長に新たな領域長を上書きする領
域長変更手段と、前記開始位置変更手段または前記領域
長変更手段から呼び出され、変更した更新情報について
既存更新情報と重ならないかどうかを再度判断し、重な
る場合には既存更新情報の開始位置または領域長を変更
し、一方の重なった更新情報を初期化し、前記有効保存
数領域の有効保存数から1を減じる更新情報結合手段
と、静止点確立時に更新されたデータ用バッファの全て
のデータ用バッファ管理テーブル内の前記有効保存数領
域を参照しデータ用バッファ内の全データが更新された
ことを示している場合にはデータ用バッファ内の全デー
タを前記更新後ジャーナル用バッファに複写し、そうで
ない場合には前記有効保存数領域の有効保存数分の前記
更新情報保存領域内の更新情報に基づき更新データを前
記更新後ジャーナル用バッファに順次複写して更新後ジ
ャーナルを作成する更新後ジャーナル作成手段と、前記
更新後ジャーナル作成手段により各データ用バッファの
更新データを全て複写し終わるたびに呼び出され、各デ
ータ用バッファ管理テーブル内の前記有効保存数領域の
有効保存数を初期化する保存数初期化手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0009】また、本発明の更新後ジャーナル採取処理
方法は、新更新情報と既存更新情報とを用いて新更新領
域が既存更新領域と重なっているかどうかを判断する工
程と、新更新領域が既存更新領域と重なっている場合に
既存更新情報を新更新領域と既存更新領域とが重なった
更新領域での更新情報に変更する工程と、変更された既
存更新情報と他の既存更新情報とを用いて前記変更され
た既存更新情報で示される更新領域と他の既存更新情報
で示される既存更新領域とが重なっているかどうかを判
断する工程と、前記変更された既存更新情報で示される
更新領域と他の既存更新情報で示される既存更新領域と
が重なっていると判断された場合に前記変更された既存
更新情報で示される更新領域と前記他の既存更新情報で
示される既存更新領域とが重なった更新領域での更新情
報に変更する工程とを含むことを特徴とする。
【0010】一方、本発明の記録媒体は、コンピュータ
を、複数のデータ用バッファからなるデータ用バッファ
群,前記データ用バッファ内の更新領域の開始位置およ
び領域長からなる更新情報を複数格納できる更新情報保
存領域,ならびに前記更新情報保存領域内の有効な更新
情報数を示す有効保存数領域を含むデータ用バッファ管
理テーブルからなるデータ用バッファ管理テーブル群,
前記データ用バッファ内のデータが更新されるたびに前
記有効保存数領域を参照して前記データ用バッファ内の
全データが更新されたことを示しているか0であるかい
ずれでもないかを判断する保存数比較手段,前記保存数
比較手段により前記データ用バッファ内の全データが更
新されたことを示しておらずかつ0でもない場合に、新
更新情報で示される更新領域と前記更新情報保存領域内
の各更新情報で示される更新領域とが重なるかどうかを
判断する更新領域重なり判断手段,前記保存数比較手段
により前記有効保存数領域の有効保存数が0であると判
断された場合または前記更新領域重なり判断手段により
新更新領域が既存更新領域と重ならないと判断された場
合に、前記有効保存数領域の有効保存数が保存可能数を
超えていなければ前記新更新情報を前記更新情報保存領
域に追加して前記有効保存数領域の有効保存数に1を足
し込み、前記有効保存数領域の有効保存数が保存可能数
を超えていれば前記有効保存数領域に前記データ用バッ
ファ内の全データが更新されたことを示すために保存可
能数よりも大きい値の有効保存数を設定する更新情報保
存手段,前記更新領域重なり判断手段により前記新更新
領域の末尾部分が既存更新領域と重なると判断された場
合または前記新更新情報で示される更新領域が既存更新
領域の全体を含むと判断された場合に、前記新更新領域
と領域が重なった前記更新情報保存領域内の更新情報の
開始位置に前記新更新情報の開始位置を上書きする開始
位置変更手段,前記更新領域重なり判断手段により前記
新更新領域の先頭部分が既存更新領域と重なると判断さ
れた場合または前記新更新領域が既存更新領域を含むと
判断された場合に、前記新更新領域と重なった更新領域
を示す前記更新情報保存領域内の更新情報の領域長に新
たな領域長を上書きする領域長変更手段,前記開始位置
変更手段または前記領域長変更手段から呼び出され、変
更した更新情報について既存更新情報と重ならないかど
うかを再度判断し、重なる場合には既存更新情報の開始
位置または領域長を変更し、一方の重なった更新情報を
初期化し、前記有効保存数領域の有効保存数から1を減
じる更新情報結合手段,静止点確立時に更新されたデー
タ用バッファの全てのデータ用バッファ管理テーブル内
の前記有効保存数領域を参照しデータ用バッファ内の全
データが更新されたことを示している場合にはデータ用
バッファ内の全データを前記更新後ジャーナル用バッフ
ァに複写し、そうでない場合には前記有効保存数領域の
有効保存数分の前記更新情報保存領域内の更新情報に基
づき更新データを前記更新後ジャーナル用バッファに順
次複写して更新後ジャーナルを作成する更新後ジャーナ
ル作成手段,および前記更新後ジャーナル作成手段によ
り各データ用バッファの更新データを全て複写し終わる
たびに呼び出され、各データ用バッファ管理テーブル内
の前記有効保存数領域の有効保存数を初期化する保存数
初期化手段として機能させるためのプログラムを記録す
る。
【0011】また、本発明の記録媒体は、コンピュータ
を、新更新情報と既存更新情報とを用いて新更新領域が
既存更新領域と重なっているかどうかを判断する工程,
新更新領域が既存更新領域と重なっている場合に既存更
新情報を新更新領域と既存更新領域とが重なった更新領
域での更新情報に変更する工程,変更された既存更新情
報と他の既存更新情報とを用いて前記変更された既存更
新情報で示される更新領域と他の既存更新情報で示され
る既存更新領域とが重なっているかどうかを判断する工
程,および前記変更された既存更新情報で示される更新
領域と他の既存更新情報で示される既存更新領域とが重
なっていると判断された場合に前記変更された既存更新
情報で示される更新領域と前記他の既存更新情報で示さ
れる既存更新領域とが重なった更新領域での更新情報に
変更する工程を実行させるためのプログラムを記録す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
更新後ジャーナル採取処理方式の構成を示すブロック図
である。本実施の形態に係る更新後ジャーナル採取処理
方式は、データアクセス手段102と、データ用バッフ
ァ管理手段103と、保存数比較手段111と、更新領
域重なり判断手段112と、更新情報保存手段113
と、開始位置変更手段114と、領域長変更手段115
と、更新情報結合手段116と、更新後ジャーナル作成
手段131と、更新後ジャーナル出力手段132と、保
存数初期化手段133と、データ用バッファ群122
と、データ用バッファ管理テーブル群123と、更新後
ジャーナル用バッファ124と、データファイル142
と、更新後ジャーナルファイル143とから、その主要
部が構成されている。なお、図1中、符号101はプロ
グラムを示す。
【0014】データ用バッファ群122は、主記憶装置
121上に存在し、補助記憶装置141上に存在するデ
ータファイル142の入出力に利用されるデータ用バッ
ファ211(図2(b)参照)の集まりである。
【0015】データ用バッファ管理テーブル群123
は、主記憶装置121上に存在し、更新情報保存領域2
03および有効保存数領域202を含むデータ用バッフ
ァ管理テーブル201(図2(a)参照)の集まりであ
る。
【0016】図2(b)および(a)は、データ用バッ
ファ群122中のデータ用バッファ211およびデータ
用バッファ管理テーブル群123中のデータ用バッファ
管理テーブル201の内の1対をピックアップし、それ
らの管理状態を示している(なお、他の対も同様の管理
状態である)。
【0017】更新情報保存領域203は、主記憶装置1
21上にデータ用バッファ211と同数存在し、各デー
タ用バッファ211に1対1に対応しており、対応する
データ用バッファ211が更新されたときの、更新デー
タのデータ用バッファ211内の更新領域の開始位置お
よび領域長の1組を更新情報として、その更新情報を複
数格納できるようになっている。
【0018】有効保存数領域202は、主記憶装置12
1上にデータ用バッファ211と同数存在し、各データ
用バッファ211に1対1に対応しており、対応するデ
ータ用バッファ211の更新情報保存領域203内に格
納されている複数の更新情報の内、データ用バッファ2
11への出力後に格納された更新情報(これを、以後、
有効な更新情報と記す)の数が格納される。
【0019】更新後ジャーナル用バッファ124は、主
記憶装置121上に存在し、補助記憶装置141上に存
在する更新後ジャーナルファイル143への出力に利用
される。
【0020】データアクセス手段102は、データファ
イル142内のレコードを参照・更新する時、または静
止点確立時にプログラム101から呼ばれ、データ用バ
ッファ211の参照・更新を行う。
【0021】データ用バッファ管理手段103は、デー
タアクセス手段102において、参照・更新対象レコー
ドを含むブロックがデータ用バッファ群122内に存在
しない場合は、そのブロックをデータファイル142か
らデータ用バッファ群122内のデータ用バッファ21
1に入力し、また静止点確立時には、前回の静止点確立
後に更新された全てのデータ用バッファ211をデータ
ファイル142に出力するというように、データファイ
ル142とデータ用バッファ群122との間で参照・更
新対象レコードが含まれるブロックの入出力を行う。
【0022】保存数比較手段111は、1つのデータ用
バッファ211が更新された時(この時の更新情報を、
以後、新更新情報110と記す)にデータアクセス手段
102から呼ばれ、その更新されたデータ用バッファ2
11に対応する有効保存数領域202の有効保存数を調
べ、その更新されたデータ用バッファ211に対応する
更新情報保存領域203が、空であるか、有効な更新情
報が存在するか、オーバフローしているかを判断する。
【0023】更新領域重なり判断手段112は、保存数
比較手段111において、その更新されたデータ用バッ
ファ211に対応する更新情報保存領域203内に有効
な更新情報が存在すると判断された場合に、今回更新さ
れた時のデータ用バッファ211の新更新情報110の
更新領域と、その更新されたデータ用バッファ211に
対応する更新情報保存領域203内の有効な更新情報の
更新領域とが順に重なるかどうかを判断し、重なる場合
にはその重なり方(末尾部分が重なるのか、先頭部分が
重なるのか、全体を含むのか、全体が含まれるのか)を
判断する。
【0024】更新情報保存手段113は、保存数比較手
段111において、その更新されたデータ用バッファ2
11に対応する更新情報保存領域203が空であると判
断された場合と、更新領域重なり判断手段112におい
て、その更新されたデータ用バッファ211に対応する
更新情報保存領域203内の有効な更新情報で示される
更新領域と新更新情報110で示される更新領域とが重
ならないと判断された場合に、その更新されたデータ用
バッファ211に対応する有効保存数領域202の有効
保存数に1を足し込み、その足し込み後、その更新され
たデータ用バッファ211に対応する更新情報保存領域
203に空き領域(無効な更新情報の領域も含む)があ
る場合には、新更新情報110をその空き領域に格納す
る。
【0025】開始位置変更手段114は、更新領域重な
り判断手段112により、データ用バッファ211に対
応する更新情報保存領域203内の有効な更新情報の中
に、新更新情報で示される更新領域の末尾部分と重なる
更新情報が存在する場合と、新更新情報で示される更新
領域に含まれる更新情報が存在する場合とに、領域の重
なった有効な更新情報の開始位置フィールドに新更新情
報の開始位置を格納する。
【0026】領域長変更手段115は、更新領域重なり
判断手段112において、その更新されたデータ用バッ
ファ211に対応する更新情報保存領域203内の有効
な更新情報の中に、新更新情報110で示される更新領
域の先頭部分と重なる更新情報が存在する場合と、新更
新情報110で示される更新領域に含まれる更新情報が
存在する場合とに、領域の重なった有効な更新情報の領
域長フィールドに新たな領域長、すなわち先頭部分が重
なる場合には重なった2つの更新領域を合わせた領域
長、また新更新情報110で示される更新領域に含まれ
る場合には新更新情報110の領域長を格納する。
【0027】更新情報結合手段116は、開始位置変更
手段114または領域長変更手段115から呼び出さ
れ、変更した値について再度既存更新情報と重ならない
かどうかを判断し、重なる場合には既述したように既存
更新情報の開始位置または領域長を変更し、一方の重な
った更新情報を初期化し、有効保存数領域202の有効
保存数から1を引く。
【0028】更新後ジャーナル作成手段131は、デー
タ用バッファ211への出力直前にデータ用バッファ管
理手段103から呼ばれ、データ用バッファ211のオ
ーバフロー時には、オーバフローが解消されるまでデー
タ用バッファ211を再利用するために出力するデータ
用バッファ211に対して、また、静止点確立時には、
前回の静止点確立時から更新された全てのデータ用バッ
ファ211に対して、対応する有効保存数領域202を
順に調べ、それらのデータ用バッファ211の各々につ
いて、対応する更新情報保存領域203がオーバフロー
している場合には、そのデータ用バッファ211内の全
てのデータを更新後ジャーナル用バッファ124へ複写
し、対応する更新情報保存領域203内に有効な更新情
報が存在する場合には、その更新情報保存領域203内
の全ての有効な更新情報が示す更新データを更新後ジャ
ーナル用バッファ124へ順次複写して、更新後ジャー
ナルを作成し蓄積する。
【0029】更新後ジャーナル出力手段132は、更新
後ジャーナル作成手段131において、更新後ジャーナ
ル用バッファ124がいっぱいになった場合、または、
更新された全てのデータ用バッファ211の更新後ジャ
ーナルを蓄積した場合に、更新後ジャーナル用バッファ
124のデータを1ブロックとして更新後ジャーナルフ
ァイル143に順次出力する。
【0030】保存数初期化手段133は、更新後ジャー
ナル作成手段131において、1つのデータ用バッファ
211についての更新後ジャーナル作成処理が終わった
時に、そのデータ用バッファ211に対応する有効保存
数領域202を初期化する。
【0031】図3は、更新後ジャーナルの1ブロックの
構成内容を示す図である。更新後ジャーナルの1ブロッ
クは、ジャーナルブロック情報と、複数のジャーナルレ
コードとからなる。ジャーナルブロック情報は、ジャー
ナルブロック長,ジャーナルブロック番号およびプログ
ラム識別名からなる。ジャーナルレコードは、ジャーナ
ルレコード情報と、複数のジャーナルレコードデータと
からなる。ジャーナルレコード情報は、ジャーナルレコ
ード長,ジャーナルレコード種別,データファイル名,
データファイルの存在する補助記憶装置名およびデータ
ファイル内のブロック番号からなる。ジャーナルレコー
ドデータは、更新領域開始位置(P),更新領域長
(L)および更新データからなる。なお、ジャーナルレ
コード種別には、ジャーナルと静止点との2種類があ
り、ジャーナルレコード種別が静止点の場合には、デー
タファイル関係の情報が出力されず、ジャーナルブロッ
クの内容は、ジャーナルブロック情報と、ジャーナルレ
コード長およびジャーナルレコード種別(静止点)から
なるジャーナルレコード情報とから構成される。
【0032】図4は、本発明の第1の実施の形態に係る
更新後ジャーナル採取処理方式の処理の重要部分を示す
流れ図である。本実施の形態に係る更新後ジャーナル採
取処理方式の処理は、有効保存数領域値判定ステップ3
01と、新更新領域重なり判定ステップ302と、有効
保存数インクリメントステップ303と、保存可能数超
過判定ステップ304と、新更新情報追加ステップ30
5と、重なった既存更新情報開始位置変更ステップ30
6と、含まれる既存更新情報開始位置変更ステップ30
7と、重なった既存更新情報領域長変更ステップ308
と、変更既存更新情報の結合判定ステップ309と、開
始位置または領域長変更ステップ310と、結合既存更
新情報クリアステップ311と、有効保存数デクリメン
トステップ312とからなる。
【0033】図5を参照すると、更新後ジャーナル作成
手段131の処理は、データ用バッファ出力完了判定ス
テップ501と、保存可能数超過判定ステップ502
と、ジャーナルレコード作成ステップ503と、データ
用バッファ内容出力ステップ504と、有効保存数初期
化ステップ505と、ジャーナルレコード作成ステップ
506と、ジャーナルブロック情報出力ステップ507
と、ジャーナルブロック情報出力ステップ508とから
なる。
【0034】次に、このように構成された第1の実施の
形態に係る更新後ジャーナル採取処理方式の動作につい
て、図1ないし図5を参照して説明する。
【0035】ここでは、説明を簡略化するために、前提
として、データ用バッファ群122とデータ用バッファ
管理テーブル群123との中の1対に着目してそれぞれ
データ用バッファ211とデータ用バッファ管理テーブ
ル201として考え、他の対については同一制御となる
ので詳しい説明を省略する。また、更新情報保存領域2
03内には更新情報を3つ(この値を、以後、保存可能
数と記す)まで格納できることとし、有効保存数領域2
02はすでに0で初期化されており、図2(a)に示す
ように、更新領域a,d,cは、更新領域aの末尾と更
新領域dの先頭とが、および、更新領域dの末尾と更新
領域cの先頭とがそれぞれ重なるような領域であり、更
新領域a,d,cと更新領域bとは別領域であることと
する(Pa<Pd<Pa+La<Pc<Pd+Ld<P
c+Lc<Pb)。
【0036】まず、静止点確立後、データ用バッファ2
11内のデータが更新領域a,b,c,dの順に更新さ
れ、静止点が確立されるときの動作を説明する。
【0037】プログラム101からのデータ更新要求に
よりデータアクセス手段102が呼ばれると、データア
クセス手段102は、データ用バッファ管理手段103
により更新領域aを含むブロックをデータファイル14
2からデータ用バッファ211に入力し、データ用バッ
ファ211内の更新領域aを更新し、パラメータとして
新更新情報110(開始位置Paおよび領域長La)を
保存数比較手段111に渡す。
【0038】保存数比較手段111は、有効保存数領域
202の有効保存数が0であるために(ステップ30
1)、更新情報保存領域203が空であると判断し、更
新情報保存手段113を呼び出す。
【0039】更新情報保存手段113は、有効保存数領
域202の有効保存数0に1を足し込み(ステップ30
3)、有効保存数領域202の有効保存数が1で保存可
能数3を超えていないので(ステップ304)、新更新
情報110(開始位置Paおよび領域長La)を更新情
報U1として更新情報保存領域203に設定し(ステッ
プ305)、更新領域aの処理を終了する。
【0040】次に、プログラム101からのデータ更新
要求によりデータアクセス手段102が呼ばれると、デ
ータアクセス手段102は、データ用バッファ211内
の更新領域bを更新し、パラメータとして新更新情報1
10(開始位置Pbおよび領域長Lb)を保存数比較手
段111に渡す。
【0041】保存数比較手段111は、有効保存数領域
202の有効保存数が1でありまだ保存可能数3を超え
ていないために(ステップ301)、更新情報保存領域
203内に未使用の更新情報エリアが存在すると判断
し、更新領域重なり判断手段112を呼び出す。
【0042】更新領域重なり判断手段112は、新更新
情報110(開始位置Pbおよび領域長Lb)で示され
る更新領域bと、有効保存数領域202の有効保存数1
分の更新情報保存領域203内の更新情報U1(開始位
置Paおよび領域長La)で示される更新領域aとが重
なっているかどうかを判断する(ステップ302)。更
新領域aの終了位置(Pa+La)<更新領域bの開始
位置(Pb)であるという前提条件より、更新領域bと
更新領域aとは重ならないことから、更新領域重なり判
断手段112は、更新情報保存手段113を呼び出す。
【0043】更新情報保存手段113は、有効保存数領
域202の有効保存数1に1を足し込み(ステップ30
3)、有効保存数領域202の有効保存数が2で保存可
能数3を超えていないので(ステップ304)、新更新
情報110(開始位置Pbおよび領域長Lb)を更新情
報U2として更新情報保存領域203に設定し(ステッ
プ305)、更新領域bの処理を終了する。
【0044】続いて、プログラム101からのデータ更
新要求によりデータアクセス手段102が呼ばれると、
データアクセス手段102は、データ用バッファ211
内の更新領域cを更新し、パラメータとして新更新情報
110(開始位置Pcおよび領域長Lc)を保存数比較
手段111に渡す。
【0045】保存数比較手段111は、有効保存数領域
202の有効保存数が2でありまだ保存可能数3を超え
ていないため(ステップ301)、更新情報保存領域2
03内に未使用な更新情報エリアが存在すると判断し、
更新領域重なり判断手段112を呼び出す。
【0046】更新領域重なり判断手段112は、新更新
情報110(開始位置Pcおよび領域長Lc)で示され
る更新領域cと、有効保存数領域202の有効保存数2
分の、更新情報保存領域203内の更新情報U1(開始
位置Paおよび領域長La)および更新情報U2(開始
位置Pbおよび領域長Lb)で示される更新領域aおよ
び更新領域bとが重なっているかどうかを判断する(ス
テップ302)。更新領域aの終了位置(Pa+La)
<更新領域cの開始位置(Pc)<更新領域cの終了位
置(Pc+Lc)<更新領域bの開始位置(Pb)であ
るという前提条件より、更新領域cと更新領域aおよび
更新領域bとは重ならないことから、更新領域重なり判
断手段112は、更新情報保存手段113を呼び出す。
【0047】更新情報保存手段113は、有効保存数領
域202の有効保存数2に1を足し込み(ステップ30
3)、有効保存数領域202の有効保存数が3で保存可
能数3を超えていないので(ステップ304)、新更新
情報110(開始位置Pcおよび領域長Lc)を更新情
報U3として更新情報保存領域203に設定し(ステッ
プ305)、更新領域cの処理を終了する。
【0048】次に、プログラム101からのデータ更新
要求によりデータアクセス手段102が呼ばれると、デ
ータアクセス手段102は、データ用バッファ211内
の更新領域dを更新し、パラメータとして新更新情報1
10(開始位置Pdおよび領域長Ld)を保存数比較手
段111に渡す。
【0049】保存数比較手段111は、有効保存数領域
202の有効保存数が3でありまだ保存可能数3を超え
ていないため(ステップ301)、更新情報保存領域2
03内に未使用な更新情報エリアが存在すると判断し、
更新領域重なり判断手段112を呼び出す。
【0050】更新領域重なり判断手段112は、新更新
情報110(開始位置Pdおよび領域長Ld)で示され
る更新領域dと、有効保存数領域202の有効保存数3
分の、更新情報保存領域203内の更新情報U1(開始
位置Paおよび領域長La),更新情報U2(開始位置
Pbおよび領域長Lb)および更新情報U3(開始位置
Pcおよび領域長Lc)で示される更新領域a,更新領
域bおよび更新領域cとが重なっているかどうかを判断
する(ステップ302)。更新領域aの開始位置(P
a)<更新領域dの開始位置(Pd)<更新領域aの終
了位置(Pa+La)<更新領域dの終了位置(Pd+
Ld)であるという前提条件より、更新領域aの末尾部
分と更新領域dの先頭部分とが重なっているために、新
更新情報110で示される更新領域dと更新情報U2で
示される更新領域bとの重なりの判断は行わずに、領域
長変更手段115を呼び出す。
【0051】領域長変更手段115は、更新領域aと更
新領域dとを合わせた領域長(Pd+Ld−Pa)を更
新情報U1の領域長L1として設定し(ステップ30
8)、更新情報結合手段116を呼び出す。
【0052】更新情報結合手段116は、更新情報U1
(開始位置Paおよび領域長Pd+Ld−Pa)で示さ
れる領域(a+d)と、他の更新情報U2(開始位置P
bおよび領域長Lb)および更新情報U3(開始位置P
cおよび領域長Lc)で示される更新領域bおよび更新
領域cとが重なっていないかどうか調べる(ステップ3
09)。更新領域cの開始位置(Pc)<更新領域dの
終了位置(Pd+Ld)であるという前提条件より、更
新情報U1(開始位置Paおよび領域長Pd+Ld−P
a)で示される領域(a+d)の末尾部分と更新情報U
3(開始位置Pcおよび領域長Lc)で示される更新領
域cの先頭部分とが重なっているため、更新情報結合手
段116は、更新領域a,更新領域dおよび更新領域c
を合わせた領域長(Pc+Lc−Pa)を更新情報U1
の領域長L1として設定する(ステップ310)。次
に、更新情報結合手段116は、更新情報U3を初期化
し(ステップ311)、有効保存数領域202の有効保
存数3から1を引いて(ステップ312)、更新領域d
の処理を終了する(この時、有効保存数領域202の有
効保存数は2であり、再び更新情報U3を追加できるよ
うになる)。
【0053】ここで、プログラム101からの静止点確
立要求でデータアクセス手段102が呼ばれると、デー
タアクセス手段102は、データ用バッファ管理手段1
03を呼び出す。
【0054】データ用バッファ管理手段103は、更新
後ジャーナル作成手段131を呼び出した後、更新され
たデータ用バッファ211をデータファイル142に出
力する。
【0055】更新後ジャーナル作成手段131は、更新
されたデータ用バッファを全てデータファイル142に
出力したかどうかを判定し(ステップ501)、出力し
ていなければ、対応するデータ用バッファ管理テーブル
201内の有効保存数領域202に格納されている有効
保存数2が保存可能数3を超えているかどうかを判定す
る(ステップ502)。2<3より更新情報保存領域2
03内に未使用な更新情報エリアが存在するので、更新
後ジャーナル作成手段131は、有効保存数2分の順に
更新情報U1およびU2を読み込み、対応する領域を更
新後ジャーナル用バッファ124にコピーしてジャーナ
ルレコードを作成する(ステップ503)。すなわち、
更新後ジャーナル作成手段131は、更新情報U1を参
照してデータ用バッファ211内の領域(a+d+c)
の更新データを更新後ジャーナル用バッファ124に複
写して領域(a+d+c)分の更新後ジャーナルレコー
ドを作成し、さらに更新情報U2を参照してデータ用バ
ッファ211内の更新領域bの更新データを更新後ジャ
ーナル用バッファ124に複写して更新領域b分の更新
後ジャーナルレコードを作成する。そして、データ用バ
ッファ211の更新データを全て複写し終わったので、
更新後ジャーナル作成手段131は、更新後ジャーナル
出力手段132と保存数初期化手段133とを呼び出
す。
【0056】更新後ジャーナル出力手段132は、更新
後ジャーナル用バッファ124の更新データを更新後ジ
ャーナルファイル143に出力する。
【0057】保存数初期化手段133は、有効保存数領
域202の有効保存数に0を設定して、このデータ用バ
ッファ211の処理を終了する。
【0058】一方、有効保存数が保存可能数を超えてれ
ば、更新後ジャーナル作成手段131は、データ用バッ
ファ211の全内容を更新後ジャーナル用バッファ12
4にコピーしてジャーナルレコードを作成する(ステッ
プ506)。
【0059】次に、更新後ジャーナル作成手段131
は、データ用バッファの内容をデータファイル142に
出力し、有効保存数領域202の有効保存数を0に初期
化した後に(ステップ505)、制御をステップ501
に戻す。
【0060】ステップ501で、更新されたデータ用バ
ッファ211を全てデータファイル142に出力したと
判定されると、更新後ジャーナル作成手段131は、更
新後ジャーナル用バッファ124が出力直後でなけれ
ば、ジャーナルブロック情報を完成後、更新後ジャーナ
ル出力手段132により更新後ジャーナルファイル14
3に出力し(ステップ507)、更新後ジャーナル用バ
ッファ124に静止点用ジャーナルレコードを作成し、
ジャーナルブロック情報を完成後、更新後ジャーナル出
力手段132により更新後ジャーナルファイル143に
出力する(ステップ508)。
【0061】以上により、第1の実施例の動作である更
新後ジャーナル採取処理が完了する。
【0062】なお、更新後ジャーナルファイル143を
用いた補助記憶装置障害などによるデータファイル14
2のロールフォワード復旧処理方法の一例を説明する
と、更新後ジャーナルファイル143の先頭のブロック
から最後の静止点のブロックまでを読み込み、ジャーナ
ルレコード情報内に格納されているデータファイル名の
データファイルのブロックに対してジャーナルレコード
データの開始位置および領域長のデータを順次上書きす
ることにより、ロールフォワード復旧処理が完了する。
【0063】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0064】図6を参照すると、本発明の第2の実施の
形態に係る更新後ジャーナル採取処理方式は、キーボー
ド等でなる入力装置1と、データ処理装置2と、補助記
憶装置141と、画像表示装置,印刷装置等でなる出力
装置4と、更新後ジャーナル採取処理プログラムを記録
した記録媒体5とから、その主要部が構成されている。
記録媒体5は、磁気ディスク,半導体メモリ,その他の
記録媒体であってよい。
【0065】このような第2の実施の形態に係る更新後
ジャーナル採取処理方式では、更新後ジャーナル採取処
理プログラムは、記録媒体5からデータ処理装置2に読
み込まれ、補助記憶装置141上にデータファイル14
2および更新後ジャーナルファイル143を作成すると
ともに、図1中に示したデータアクセス手段102等と
してデータ処理装置2の動作を制御する。データ処理装
置2の更新後ジャーナル採取処理プログラムの制御によ
る動作は、図1に示した第1の実施の形態に係る更新後
ジャーナル採取処理方式の場合と全く同様になるので、
その詳しい説明を割愛する。
【0066】
【発明の効果】第1の効果は、更新領域の開始位置は異
なるが更新領域が重なるような更新処理が1トランザク
ション内で複数実行される場合には、補助記憶装置障害
等のロールフォワード復旧処理時間が短縮できることで
ある。その理由は、従来よりも更新後ジャーナルの採取
量が少なくなるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る更新後ジャー
ナル処理方式の構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のデータ用バッファ管理テーブルおよび
データ用バッファの内容例を示す図である。
【図3】更新後ジャーナルのブロックの構成を示す図で
ある。
【図4】第1の実施の形態に係る更新後ジャーナル処理
方式の処理を示す流れ図である。
【図5】図1中の更新後ジャーナル作成手段の処理を示
す流れ図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る更新後ジャー
ナル処理方式の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】 1 入力装置 2 データ処理装置 4 出力装置 5 記録媒体 101 プログラム 102 データアクセス手段 103 データ用バッファ管理手段 110 新更新情報 111 保存数比較手段 112 更新領域重なり判断手段 113 更新情報保存手段 114 開始位置変更手段 115 領域長変更手段 116 更新情報結合手段 121 主記憶装置 122 データ用バッファ群 123 データ用バッファ管理テーブル群 124 更新後ジャーナル用バッファ 131 更新後ジャーナル作成手段 132 更新後ジャーナル出力手段 133 保存数初期化手段 141 補助記憶装置 142 データファイル 143 更新後ジャーナルファイル 201 データ用バッファ管理テーブル 202 有効保存数領域 203 更新情報保存領域 211 データ用バッファ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ用バッファからなるデータ
    用バッファ群と、前記データ用バッファ内の更新領域の
    開始位置および領域長からなる更新情報を複数格納でき
    る更新情報保存領域,ならびに前記更新情報保存領域内
    の有効な更新情報数を示す有効保存数領域を含むデータ
    用バッファ管理テーブルからなるデータ用バッファ管理
    テーブル群と、前記データ用バッファ内のデータが更新
    されるたびに前記有効保存数領域を参照して前記データ
    用バッファ内の全データが更新されたことを示している
    か0であるかいずれでもないかを判断する保存数比較手
    段と、前記保存数比較手段により前記データ用バッファ
    内の全データが更新されたことを示しておらずかつ0で
    もない場合に、新更新情報で示される更新領域と前記更
    新情報保存領域内の各更新情報で示される更新領域とが
    重なるかどうかを判断する更新領域重なり判断手段と、
    前記保存数比較手段により前記有効保存数領域の有効保
    存数が0であると判断された場合または前記更新領域重
    なり判断手段により新更新領域が既存更新領域と重なら
    ないと判断された場合に、前記有効保存数領域の有効保
    存数が保存可能数を超えていなければ前記新更新情報を
    前記更新情報保存領域に追加して前記有効保存数領域の
    有効保存数に1を足し込み、前記有効保存数領域の有効
    保存数が保存可能数を超えていれば前記有効保存数領域
    に前記データ用バッファ内の全データが更新されたこと
    を示すために保存可能数よりも大きい値の有効保存数を
    設定する更新情報保存手段と、前記更新領域重なり判断
    手段により前記新更新領域の末尾部分が既存更新領域と
    重なると判断された場合または前記新更新情報で示され
    る更新領域が既存更新領域の全体を含むと判断された場
    合に、前記新更新領域と領域が重なった前記更新情報保
    存領域内の更新情報の開始位置に前記新更新情報の開始
    位置を上書きする開始位置変更手段と、前記更新領域重
    なり判断手段により前記新更新領域の先頭部分が既存更
    新領域と重なると判断された場合または前記新更新領域
    が既存更新領域を含むと判断された場合に、前記新更新
    領域と重なった更新領域を示す前記更新情報保存領域内
    の更新情報の領域長に新たな領域長を上書きする領域長
    変更手段と、前記開始位置変更手段または前記領域長変
    更手段から呼び出され、変更した更新情報について既存
    更新情報と重ならないかどうかを再度判断し、重なる場
    合には既存更新情報の開始位置または領域長を変更し、
    一方の重なった更新情報を初期化し、前記有効保存数領
    域の有効保存数から1を減じる更新情報結合手段と、静
    止点確立時に更新されたデータ用バッファの全てのデー
    タ用バッファ管理テーブル内の前記有効保存数領域を参
    照しデータ用バッファ内の全データが更新されたことを
    示している場合にはデータ用バッファ内の全データを前
    記更新後ジャーナル用バッファに複写し、そうでない場
    合には前記有効保存数領域の有効保存数分の前記更新情
    報保存領域内の更新情報に基づき更新データを前記更新
    後ジャーナル用バッファに順次複写して更新後ジャーナ
    ルを作成する更新後ジャーナル作成手段と、前記更新後
    ジャーナル作成手段により各データ用バッファの更新デ
    ータを全て複写し終わるたびに呼び出され、各データ用
    バッファ管理テーブル内の前記有効保存数領域の有効保
    存数を初期化する保存数初期化手段とを有することを特
    徴とする更新後ジャーナル採取処理方式。
  2. 【請求項2】 前記領域長変更手段が、前記更新領域重
    なり判断手段により前記新更新領域の先頭部分が既存更
    新領域と重なる場合には2つの更新領域を合わせた領域
    長、または、前記新更新情報で示される更新領域が全体
    を含む場合には前記新更新情報の領域長を上書きするこ
    とを特徴とする請求項1記載の更新後ジャーナル採取処
    理方式。
  3. 【請求項3】 前記更新領域重なり判断手段が、末尾部
    分が重なるのか、先頭部分が重なるのか、全体を含むの
    か、全体が含まれるのかを判断することを特徴とする請
    求項1記載の更新後ジャーナル採取処理方式。
  4. 【請求項4】 新更新情報と既存更新情報とを用いて新
    更新領域が既存更新領域と重なっているかどうかを判断
    する工程と、新更新領域が既存更新領域と重なっている
    場合に既存更新情報を新更新領域と既存更新領域とが重
    なった更新領域での更新情報に変更する工程と、変更さ
    れた既存更新情報と他の既存更新情報とを用いて前記変
    更された既存更新情報で示される更新領域と他の既存更
    新情報で示される既存更新領域とが重なっているかどう
    かを判断する工程と、前記変更された既存更新情報で示
    される更新領域と他の既存更新情報で示される既存更新
    領域とが重なっていると判断された場合に前記変更され
    た既存更新情報で示される更新領域と前記他の既存更新
    情報で示される既存更新領域とが重なった更新領域での
    更新情報に変更する工程とを含むことを特徴とする更新
    後ジャーナル採取処理方法。
  5. 【請求項5】 コンピュータを、複数のデータ用バッフ
    ァからなるデータ用バッファ群,前記データ用バッファ
    内の更新領域の開始位置および領域長からなる更新情報
    を複数格納できる更新情報保存領域,ならびに前記更新
    情報保存領域内の有効な更新情報数を示す有効保存数領
    域を含むデータ用バッファ管理テーブルからなるデータ
    用バッファ管理テーブル群,前記データ用バッファ内の
    データが更新されるたびに前記有効保存数領域を参照し
    て前記データ用バッファ内の全データが更新されたこと
    を示しているか0であるかいずれでもないかを判断する
    保存数比較手段,前記保存数比較手段により前記データ
    用バッファ内の全データが更新されたことを示しておら
    ずかつ0でもない場合に、新更新情報で示される更新領
    域と前記更新情報保存領域内の各更新情報で示される更
    新領域とが重なるかどうかを判断する更新領域重なり判
    断手段,前記保存数比較手段により前記有効保存数領域
    の有効保存数が0であると判断された場合または前記更
    新領域重なり判断手段により新更新領域が既存更新領域
    と重ならないと判断された場合に、前記有効保存数領域
    の有効保存数が保存可能数を超えていなければ前記新更
    新情報を前記更新情報保存領域に追加して前記有効保存
    数領域の有効保存数に1を足し込み、前記有効保存数領
    域の有効保存数が保存可能数を超えていれば前記有効保
    存数領域に前記データ用バッファ内の全データが更新さ
    れたことを示すために保存可能数よりも大きい値の有効
    保存数を設定する更新情報保存手段,前記更新領域重な
    り判断手段により前記新更新領域の末尾部分が既存更新
    領域と重なると判断された場合または前記新更新情報で
    示される更新領域が既存更新領域の全体を含むと判断さ
    れた場合に、前記新更新領域と領域が重なった前記更新
    情報保存領域内の更新情報の開始位置に前記新更新情報
    の開始位置を上書きする開始位置変更手段,前記更新領
    域重なり判断手段により前記新更新領域の先頭部分が既
    存更新領域と重なると判断された場合または前記新更新
    領域が既存更新領域を含むと判断された場合に、前記新
    更新領域と重なった更新領域を示す前記更新情報保存領
    域内の更新情報の領域長に新たな領域長を上書きする領
    域長変更手段,前記開始位置変更手段または前記領域長
    変更手段から呼び出され、変更した更新情報について既
    存更新情報と重ならないかどうかを再度判断し、重なる
    場合には既存更新情報の開始位置または領域長を変更
    し、一方の重なった更新情報を初期化し、前記有効保存
    数領域の有効保存数から1を減じる更新情報結合手段,
    静止点確立時に更新されたデータ用バッファの全てのデ
    ータ用バッファ管理テーブル内の前記有効保存数領域を
    参照しデータ用バッファ内の全データが更新されたこと
    を示している場合にはデータ用バッファ内の全データを
    前記更新後ジャーナル用バッファに複写し、そうでない
    場合には前記有効保存数領域の有効保存数分の前記更新
    情報保存領域内の更新情報に基づき更新データを前記更
    新後ジャーナル用バッファに順次複写して更新後ジャー
    ナルを作成する更新後ジャーナル作成手段,および前記
    更新後ジャーナル作成手段により各データ用バッファの
    更新データを全て複写し終わるたびに呼び出され、各デ
    ータ用バッファ管理テーブル内の前記有効保存数領域の
    有効保存数を初期化する保存数初期化手段として機能さ
    せるためのプログラムを記録した記録媒体。
  6. 【請求項6】 コンピュータを、新更新情報と既存更新
    情報とを用いて新更新領域が既存更新領域と重なってい
    るかどうかを判断する工程,新更新領域が既存更新領域
    と重なっている場合に既存更新情報を新更新領域と既存
    更新領域とが重なった更新領域での更新情報に変更する
    工程,変更された既存更新情報と他の既存更新情報とを
    用いて前記変更された既存更新情報で示される更新領域
    と他の既存更新情報で示される既存更新領域とが重なっ
    ているかどうかを判断する工程,および前記変更された
    既存更新情報で示される更新領域と他の既存更新情報で
    示される既存更新領域とが重なっていると判断された場
    合に前記変更された既存更新情報で示される更新領域と
    前記他の既存更新情報で示される既存更新領域とが重な
    った更新領域での更新情報に変更する工程を実行させる
    ためのプログラムを記録した記録媒体。
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