JPH113260A - データベース管理方法 - Google Patents

データベース管理方法

Info

Publication number
JPH113260A
JPH113260A JP9156364A JP15636497A JPH113260A JP H113260 A JPH113260 A JP H113260A JP 9156364 A JP9156364 A JP 9156364A JP 15636497 A JP15636497 A JP 15636497A JP H113260 A JPH113260 A JP H113260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
database management
management method
page
database
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9156364A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotaka Kibo
清隆 木保
Fumie Nakano
フミエ 中野
Masataka Suga
将孝 菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP9156364A priority Critical patent/JPH113260A/ja
Publication of JPH113260A publication Critical patent/JPH113260A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】ソート用一時領域を利用せずに複数のトランザ
クション間でページ内のソート状態を共用する。 【解決手段】問い合わせ要求が発行された段階でその問
い合わせを処理するトランザクションが該当ブロックに
対してレコードの順序を意識した処理を行う場合、前記
順序識別子を判定し、自トランザクションが再利用可能
なソート状態であるか否かを判断する。自トランザクシ
ョンが処理不可能または処理コストが大きいと判断した
場合、そのブロックを占有し、ブロック内のレコードを
ソート、ソートした時の順序識別子を書き換え、ブロッ
クのソート状態を変更後、ブロックを解放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データベース管理
システムに係り、集約計算、順序化等の処理に伴い行わ
れるソート処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なデータベース管理システムやオ
ペレーティングシステムではディスク装置等の低速記憶
装置に対する高速アクセス手段の手法としてデータのバ
ッファリングが行われる。データのバッファリングは一
度アクセスした低速記憶装置上のデータをより高速なア
クセスが可能な記憶装置、例えば半導体記憶装置に保持
することで高速アクセスすることを行う手法である。
【0003】データベース管理システムやファイルシス
テムにおけるバッファリング方法はJim Gray,Andreas R
euter,TRANSACTION PROCESSING:CONCEPTS AND TECHNIQU
ES,p688-708に解説されている。
【0004】上記バッファリング方法ではページidと
呼ばれるディスク装置上の記憶位置を一意に識別する識
別子に基づいてそのハッシュ値からハッシュ管理テーブ
ルを介してバッファ領域上のページを参照する。
【0005】従来のデータベース管理システムでは集約
計算やある順序に基づいて結果取得を行う場合、対象表
のレコードをデータベースから読出し、処理対象となる
一連のレコードが連続した並びとなるよう任意ソート
し、ソートしたレコードに対し逐次、集約計算を行う。
【0006】関係型データベースモデルを実装したSQ
Lに基づく関係型データベース管理システムでは、GR
OUP BY句やORDER BY句を実現するためにW
HERE条件で絞り込んだデータを一時的な記憶領域に
記憶し、その結果に対してGROUP BY句やORD
ER BY句で指定されたキーによるソートを行う。
【0007】例えば、「正井一夫他 更新処理を並列実
行するUNIX向けDBMSを開発p101-114 日経エレ
クトロニクス 1995年2月27日」においてはSQLにおけ
る結合演算において突き合わせ処理を実現するためにソ
ート処理を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータベース管
理システムでは検索対象に対する全件検索等の集約計算
や任意順序への並べ替えにおいてソート処理を行う。例
えばSQLでORDERBY句、GROUP BY句を
指定した場合、その問い合わせに指定された条件式もし
くはORDER BY句、GROUP BY句で指定され
たキー値の並びと同じキー値で構成されるインデックス
が存在しないと、表全体に対する全件検索処理を行い、
条件に適合するデータを表から検索し、その結果または
ORDERBY句、GROUP BY句で指定された対
象フィールドとそのレコードへのポインタを一時的な記
憶領域に出力する。全件検索が完了すると一時的な記憶
領域上でソート処理を行い、その結果を取得する。
【0009】上記処理の課題は以下である。
【0010】(1)ソート一時領域を持つことによるシ
ステム資源の増加 ソートを行う為の一時的な領域をあらかじめ用意しなけ
ればならない。一般に高速な記憶装置である半導体記憶
装置の持つ記憶容量を越えた記憶領域を一時的な領域と
して大容量な低速記憶装置に用意する必要がある。条件
により対象が絞り込まれる場合は上記でも問題は発生し
ないが、集約計算のような全件対象処理の場合、実デー
タベースと同じ程度の記憶領域を必要とする。
【0011】(2)複数のトランザクション間での依存
関係 複数の独立した集約計算を独立したトランザクションに
よって計算する場合、複数の集約計算でその処理結果ま
たは中間結果を互いに利用することが可能な場合があ
る。例えばソート処理結果がそれに該当する。にもかか
わらず事前にトランザクション間の依存関係(結果の再
利用可能性)を検知することが一般的に困難であるた
め、利用可能な結果が破棄されている。
【0012】(3)記憶順序の固定化 従来のデータベース管理システムは表単位もしくはイン
デックス単位に記憶領域のレコードの記憶順序が規定さ
れかつ動的な記憶順序の変更は(1)で示すようなソー
ト用の一時領域を利用することによる。
【0013】特に多次元分析等で多用される集約計算で
は全てまたは任意の列の組み合わせに対して上記の集約
計算を行う。列の組み合わせによっては集約計算の結果
を再利用可能であるにもかかわらず、(1)(2)によ
るソート用の一時的な記憶資源とその処理時間が無駄と
なる。
【0014】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための手
段は、 (1)記憶領域を複数のブロック領域に分割し、同ブロ
ック領域に複数のフィールドで構成する複数のレコード
を記憶する記憶装置と記憶装置上のデータを参照するデ
ータベース管理方法において、前記ブロック毎にレコー
ドのソート状態を示す順序識別子を持つ。
【0015】(2)(1)おけるデータベース管理方法
であって、任意の処理単位がブロックを処理する場合、
ブロックに記録された順序識別子を参照し、その順序識
別子の状態によりソートの実行を決定する。
【0016】(3)(1)におけるデータベース管理方
法であって、任意の処理単位がブロックを処理する場
合、ブロックに記録された順序識別子を参照し、参照処
理単位が処理可能な順序識別子に変更されるまで処理保
留し、処理可能な順序識別子になった場合処理再開す
る。
【0017】(4)記憶領域を複数のブロック領域に分
割し、同ブロック領域に複数のフィールドで構成する複
数のレコードを記憶する記憶装置と記憶装置上のデータ
を参照するデータベース管理方法において、前記ブロッ
ク毎にブロックのソート状態を更新した処理単位識別子
とソート状態を示す順序識別子を持つ。(5)(4)に
おけるデータベース管理方法であって、任意の処理単位
がブロックを処理する場合、ブロックに記録された処理
単位識別子と順序識別子を参照し、その処理単位識別子
と順序識別子の状態によりソートの実行を決定する。
【0018】(6)記憶領域を複数のブロック領域に分
割し、同ブロック領域に複数のフィールドで構成する複
数のレコードを記憶する記憶装置と記憶装置上のデータ
を参照するデータベース管理方法において、前記ブロッ
クを管理する管理情報毎にレコードのソート状態を示す
順序識別子を持つ。
【0019】(7)(6)におけるデータベース管理方
法であって、任意の処理単位がブロックを処理する場
合、前記ブロックを管理する管理情報に記録された順序
識別子を参照し、その順序識別子の状態によりソートの
実行を決定する。
【0020】(8)(6)におけるデータベース管理方
法であって、任意の処理単位がブロックを処理する場
合、前記ブロックを管理する管理情報に記録された順序
識別子を参照し、参照トランザクションが処理可能な順
序識別子に変更されるまで処理保留し、処理可能な順序
識別子になった場合処理再開する。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
データベース管理システムのデータベースバッファ管理
構造を示す図である。
【0022】ページ管理ブロック110は、1つのデー
タベースページを管理するための情報を持つ。以後PC
Bと略す。次PCBポインタ111が次ページを管理す
るPCBへのポインタであり、ページid112はデー
タベースページを一意に識別するための識別子である。
バッファアドレス113は、ページに格納される形式の
データベースバッファ150内に存在するページ120
の先頭アドレスを持つ。順序id114は、当該ページ
がどの順番にソートされているかを示す識別子である。
トランザクションid115は、そのページに対してソ
ートを実施したトランザクションのトランザクション識
別子である。
【0023】データベースバッファ150内のページ1
20の先頭にあるページヘッダ140は、ページ内の区
画数141と、次のページのid142を持つ。区画数
141は、同ページ内に存在する多次元データの集まり
を更に分解した時の区画数である。次ページid142
は、1ページ内に格納できない場合のオーバフローセル
データを格納するページである。
【0024】区画ヘッダ121は、ページ内に存在する
多次元データの集まりを分割した区画毎の制御ヘッダで
ある。セルid122は当該区画に配置される先頭セル
idを示す。順序id123は、当該ページのある区画
において、その区画がどの順番にソートされているかを
示す識別子である。トランザクションid124は、当
該区画を過去にソートしたトランザクションのトランザ
クション識別子である。ロック状態情報125は、当該
区画を占有または共用しているトランザクションの存在
に関する情報を保持する。ページ内オフセット126
は、当該区画の区画情報130領域の先頭をポイントす
る。区画サイズ127は、当該区画の区画情報領域のサ
イズを保持する。尚、区画ヘッダ121は、ページの後
に配置しても良い。
【0025】PCB110上の順序id114、トラン
ザクションid115、ロック状態情報116と、区画
ヘッダ121上の順序id123、トランザクションi
d124、ロック状態情報125は、基本的に同一の役
割を果たす。相違は、区画ヘッダ上に存在する前記情報
が、1つのページ内に複数の区画が存在する場合に、区
画単位に排他の占有を確保したり、ソートを行ったりす
ることが可能な点である。またPCBは揮発的な半導体
に記憶されるのに対して、区画ヘッダは不揮発なディス
ク装置に記録される。尚、区画に分割されない場合に、
PCBのみで本発明を実現することも可能である。
【0026】区画情報130は、多次元データベース管
理システムの実データであるセルid128とセル12
9の組が格納される。セルid128は、多次元空間上
の座標を示す。セルデータ129は、セルidに対応す
る値である。
【0027】図2はデータベース問合せ要求処理手順を
示す図である。
【0028】問合せ要求220はクライアント210か
ら送信され、サーバ211内のデータベース管理システ
ム212が受信した後、問合せプロセッサ230に渡さ
れる。問合せプロセッサは問合せ要求220を処理して
データベースエンジン231へページ取得要求221を
出し、問合せ結果224をクライアントに返却する。
【0029】データベースエンジン231内部では、デ
ータベースバッファ150へページ取得要求を出す事に
より、データベースバッファ150に対応する実ページ
取得要求223をデータベース213に渡し、ページを
取得して問合せプロセッサへ返す。
【0030】図3は、多次元ブロックインデックスを設
けた多次元データベース構造を示す図である。
【0031】データベース213内に範囲テーブル31
0、多次元ブロックインデックス320とキューブデー
タ330が存在する。キューブデータは、多次元ブロッ
クインデックスで分割された任意範囲のブロックデータ
を格納するファイルである。
【0032】範囲テーブル310は、各次元のブロック
範囲を保持する。ブロック範囲とは、ある次元Xのメン
バidがx1、x2、x3と存在するとき、メンバid
を(x1、x2)、( x3)とブロッキングすること
によって次元XのブロックXb1、Xb2に分割するこ
とである。
【0033】多次元ブロックインデックス320は、範
囲テーブルで決まる各次元のブロック範囲を座標化をす
る多次元配列構造である。
【0034】例えば、図3では、次元Xが(X1、X
2)、X3がXb1、Xb2のブロック範囲上の値を持
つ。Y、Zも同様である。これにより構成される多次元
配列は以下の様になる。
【0035】 (Xb1、Yb1、Zb1), (Xb1,Yb1,Zb2), : (Xb2,Yb2,Zb2) …323 上記において、Xb1、Yb1、Zb1の多次元ブロッ
ク範囲には、(X1,X2)、(Y1,Y2)、(Z
1,Z2)の値の組合わせのデータが存在できる。
【0036】多次元配列の1つのエントリは、キューブ
データへのページid321と連続ページ数322から
構成される。
【0037】ページid321は、キューブデータへの
ポインタである。連続ページ数322は、多次元ブロッ
ク範囲に存在するデータを実際に記録しているページ数
である。
【0038】キューブデータ330は、ページヘッダ3
10とデータベースページ120を持つ。
【0039】図4はデータベースバッファ管理構造を示
す図である。
【0040】データベースバッファ管理構造は以下から
構成される。
【0041】ハッシュテーブル410は、データベース
ページを一意に識別するページidをハッシュして得ら
れるPCBへのポインタを持つ。ページ制御情報420
は、複数PCB群によって構成される。未使用PCBプ
ール430は、ハッシュテーブルにチェインされていな
い、未使用なPCBをチェインする構造である。
【0042】データベースバッファ管理構造に対する操
作は、一般にデータベースページのページidをハッシ
ュし、そのハッシュ値からハッシュテーブルを参照し、
対応するPCBを検索する。対応するPCBが無い場
合、データベースから対応するページを取得し、データ
ベースバッファへ記憶する。
【0043】図5は問合せを解析した問い合わせテーブ
ルを示す図である。
【0044】問合せテーブル510は問合せ解析結果を
示すテーブルである。問合せテーブル510は、対象デ
ータベース511、オーダテーブルへのポインタ51
2、オーダテーブルの最終次元へのポインタ513、セ
ル条件テーブルへのポインタ514から成る。対象デー
タベース511は、問合せの対象となる表を示す。オー
ダテーブルへのポインタ512はオーダテーブル520
の先頭へのポインタである。オーダテーブルの最終次元
へのポインタ513は、オーダテーブル520の最終の
次元データへのポインタを示す。セル条件テーブルへの
ポインタ514は、セル条件テーブル530へのポイン
タを示す。
【0045】オーダテーブル520は、順序ポインタ5
21、次元id522、現参照位置523、範囲条件テ
ーブルへのポインタ524の情報から成る。順序ポイン
タ521は問合せの結果をどの次元の順番に出力するか
を示す。例えば、図5の場合、C、B、Aの順序でソー
トされたセルをクライアントへ返却する。次元id52
2は、対象となる多次元データベースに定義されている
次元を一意に識別する識別子を示す。次元とは、表を構
成するフィールド、もしくは列のことである。多次元デ
ータベースを扱う場合、フィールドもしくは列のことを
次元と呼ぶ。
【0046】現参照位置523は、各次元に対応するメ
ンバidを保持する。ここで、メンバとは、次元の定義
域のある定義域値である。メンバに、次元内一意の識別
子を付与した値がメンバidである。メンバidは、定
義域値の定義順に付与される。(定義域値の昇降順に付
与されてもよい。)尚、以下において、多次元空間と呼
称する場合、各次元の定義域値の個数の直積によって表
現される多次元配列である。また、座標とは、その空間
上の1つの組を示す。
【0047】本参照位置情報は、多次元データベースを
参照している時、どのメンバidまで参照したかの位置
情報を保持する。範囲条件テーブルへのポインタ524
は各次元の参照範囲を表す範囲条件テーブルへのポイン
タである。
【0048】セル条件テーブル530、範囲条件テーブ
ル540はノード構造体550の組合せによって構成さ
れる。ノード構造体はノード種別551、右ノードへの
ポインタまたはセルid(552)、左ノードへのポイ
ンタまたは値(553)より成る。
【0049】セル条件テーブル530は、問合せに対応
するセルデータの値の条件を表すテーブルである。範囲
条件テーブル540は問合せに対応する次元の参照範囲
を表すテーブルである。
【0050】図5に示す問合せテーブルはSQL文の場
合、以下の様に表現される。
【0051】SELECT * FROM 対象データ
ベース WHERE (A≧メンバid AND A≦メンバi
d) AND (B=メンバid1 OR B=メンバid2 OR B=メンバid3) …(1) AND (セル=値1 OR((セル≧値2) AND (セル≦値3))) …(2) GROUP BY C,B,A ORDER BY C,B,A; (1)の部分は多次元データベース上の多次元空間上の
参照範囲を示す条件であり、(2)はその多次元データ
のセルの値に対する条件式である。
【0052】図6は多次元データベース問合せ要求処理
手順を示すフローチャートである。
【0053】データベース管理システムへデータベース
への上記したSQL相当の問合せ要求220が入力され
ると、多次元データベース問合せ処理600が、クライ
アント210の問合せ要求の延長で呼び出される。
【0054】問合せの解析601では問合せの構文解
析、意味解析等の解析処理を行い、次の多次元データ検
索に必要な問合せテーブル510を生成する。問合せの
解析終了後、多次元データ検索602が行われる。
【0055】多次元データ検索602が完了すると、そ
の問合せ検索結果をクライアントへ返却する。(60
3)図7は、多次元データベースにおける多次元データ
検索の処理フローである。
【0056】多次元データ検索602はデータベースエ
ンジン231内で行われる多次元データベースに関する
データベース検索処理を行う。
【0057】多次元データ検索は問い合わせテーブル5
10を入力とし、最終的な処理結果として問い合わせテ
ーブルの範囲条件テーブル540で特定される次元空間
内のセル群内で、セル条件テーブル530で特定化され
るセル値を保持するセルを返却するための処理を行う。
【0058】セルデータ転送用記憶領域の初期化701
は範囲条件テーブルとセル条件テーブルを満足するセル
データを、問い合わせプロセッサ230またはクライア
ント210へ返却するために一時的に結果を保持する領
域であり、問い合わせプロセッサがその領域を用意して
もよい。
【0059】範囲テーブル取得702はデータベース2
13に保持されている範囲テーブル310をデータベー
スから取得する。
【0060】問合せテーブルの現参照位置初期化707
では、問合せテーブル510内の現参照位置523に、
範囲条件テーブル530で決まる、検索メンバの初期メ
ンバidを設定する。同現参照位置523は、多次元配
列参照における、各次元のカウンタに相当する。
【0061】検索範囲判定703は、問い合わせテーブ
ル510のオーダテーブルの次元id522毎に指定さ
れている範囲条件テーブル540と同オーダテーブル中
の現参照位置523、並びに範囲テーブル310に基づ
いて検索範囲を全て検索したか否かを判定する処理であ
る。各次元の現参照位置から次に参照すべきメンバid
を決定する。これは各次元の現参照位置の次のメンバを
決め、それを範囲条件テーブル範囲か否か判定すること
で可能である。もし範囲条件テーブルを評価した結果、
範囲外であることがわかると、オーダテーブルの順序ポ
インタ521により、上位の次元を評価する。上位次元
の評価結果が範囲条件テーブルの範囲であれば、再度、
その下位の次元が評価される。
【0062】全検索範囲判定703で全検索範囲を検索
したと判断すると、データベースの検索は完了する。検
索が完了していない場合、以下を行う。
【0063】多次元ブロックページid取得704はキ
ューブデータ330を検索する為に、オーダテーブルの
各次元の現参照メンバidと範囲テーブルから多次元ブ
ロックインデックスの該当位置を取得してそのページi
dを取得する。
【0064】セル取得705は多次元ブロックインデッ
クスのページid321で決定されるキューブデータ上
のページidから参照対象のページを参照して、そのペ
ージに保持されているセルに対して範囲条件テーブル、
セル条件テーブルを適用し、条件を満足するセルを取得
する処理である。セル取得では1つのブロック範囲のみ
を処理する。
【0065】ステップ705が完了すると次の検索対象
を判断する為に、次検索メンバ決定706を行う。次検
索メンバ決定706は、現在参照している検索範囲のあ
る次元の次のメンバを決定する。
【0066】図8を用いてセル取得処理を説明する。
【0067】セル取得処理705はページ内に存在する
セル群に対して問い合わせテーブル510の各次元の範
囲条件テーブル540とセル条件テーブル530を適用
し、その条件を満足するセルを返却する処理である。
【0068】セル取得処理705には多次元ブロックペ
ージid取得704で取得された多次元ブロックインデ
ックスのページid321と問い合わせテーブル510
が入力される。
【0069】バッファサーチ801は入力された多次元
ブロックインデックスのページid321から当該ペー
ジがデータベースバッファ150上に存在するか否か検
索する。バッファ上の検索は、ページid321をハッ
シュしてハッシュテーブル410上の位置を決定し、そ
のハッシュテーブルに格納されているポインタを手繰
り、同一ハッシュ値を持つ各PCBのページid112
がページid321と同一か否か判定する。
【0070】データベースバッファ上に当該ページid
が存在しない場合、使用されていないバッファ管理情報
であるPCB110を未使用PCBプール430から取
得する。もし、未使用プールに未使用PCBが存在しな
い場合、バッファ管理で一般に利用されるLRU管理の
手法により最古ページを破棄し、未使用のPCBを確保
する。
【0071】他のトランザクションにPCBを利用され
ないようにするため当該PCBを占有状態にして、PC
Bの各フィールドを設定する。(803) 入力されたページid321で一意に決定されるページ
をキューブデータからデータベースバッファへ読み込
む。(805) PCBに現在処理中のトランザクションidを保持す
る。(806) データベースバッファ上に当該ページが存在する場合、
当該PCBを占有する。(807) 現在処理中のトランザクションとPCBのトランザクシ
ョンid115、処理中トランザクションが処理する順
序id(問い合わせテーブルのオーダテーブルの次元の
並び)とPCB上の順序idが一致するか否か判定す
る。(808) ステップ808で一致する場合、問い合わせテーブル5
10のオーダテーブル520の現参照位置523に従
い、再開セル位置を設定する。
【0072】ステップ808で一致しない場合、ステッ
プ810を行う。
【0073】ステップ808は問い合わせテーブル51
0のオーダテーブル520で記述される次元の順序に従
い、ページ内を問い合わせテーブル520で定義したソ
ート状態に従い、ソートし、そのオーダidをPCBに
保持する。
【0074】現セル位置初期化811は上記ステップ8
08でソートしたページに対してセル参照位置の初期化
を行う。
【0075】ステップ812はセル位置に対応するセル
のメンバ値を復元する。(812) 復元した各次元のセルidに従い当該セルが範囲条件テ
ーブル540の範囲内か否か判定する。もし範囲条件テ
ーブルの範囲内でなければ検索の完了となる。
【0076】上記で範囲条件テーブルの範囲内であれ
ば、セル条件テーブルを評価し、そのセルが検索対象で
あるか否か判定する。(814) 検索対象であればセルデータをセルデータ転送用記憶領
域へ複写する。(815) セル位置に従い、次のセルが存在するか否か判定する。
(816) もし存在すればステップ812を行う。
【0077】もし存在しなければ、次のページの有無判
定を行う。
【0078】次のページの有無判定(817)はページ
の有無を判定する処理である。
【0079】次のページが存在する場合、現在参照して
いるPCBを解放(818)し、次のページの検索を行
う。次のページがない場合、終了する。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、データベース管理シス
テムにおいて発生するソート処理を高速化し資源を最小
化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータベース管理システムのオー
ダソート対応データベースバッファ管理構造を示す図で
ある。
【図2】データベース問合せ要求処理手順を示す図であ
る。
【図3】多次元ブロックインデックスを設けた多次元デ
ータベース構造を示す図である。
【図4】データベースバッファ管理構造を示す図であ
る。
【図5】第5図は問合せを解析した問い合わせテーブル
を示す図である。
【図6】多次元データベース問合せ要求処理手順を示す
フローチャートである。
【図7】多次元データベースにおける多次元データ検索
処理のフローチャートである。
【図8】多次元データベースにおける多次元データセル
取得処理のフローチャートである。
【符号の説明】
110…PCB、 120…データベースページ、
130…区画情報、140…ページヘッダ、210…ク
ライアント、 211…サーバ、212…データベ
ース管理システム、213…データベース、310…範
囲テーブル、 320…多次元ブロックインデック
ス、330…キューブデータ、 410…ハッシュテー
ブル、420…ページ制御情報、 510…問合せテー
ブル、520…オーダテーブル、 530…セル条件テ
ーブル、540…範囲条件テーブル、550…ノード構
造体。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶領域を複数のブロック領域に分割し、
    同ブロック領域に複数のフィールドで構成する複数のレ
    コードを記憶する記憶装置と記憶装置上のデータを参照
    するデータベース管理方法において、前記ブロック毎に
    レコードのソート状態を示す順序識別子を持つ、ことを
    特徴とするデータベース管理方法。
  2. 【請求項2】請求項1におけるデータベース管理方法で
    あって、任意の処理単位がブロックを処理する場合、ブ
    ロックに記録された順序識別子を参照し、その順序識別
    子の状態によりソートの実行を決定する、ことを特徴と
    するデータベース管理方法。
  3. 【請求項3】請求項1におけるデータベース管理方法で
    あって、任意の処理単位がブロックを処理する場合、ブ
    ロックに記録された順序識別子を参照し、参照処理単位
    が処理可能な順序識別子に変更されるまで処理保留し、
    処理可能な順序識別子になった場合処理再開する、こと
    を特徴とするデータベース管理方法。
  4. 【請求項4】記憶領域を複数のブロック領域に分割し、
    同ブロック領域に複数のフィールドで構成する複数のレ
    コードを記憶する記憶装置と記憶装置上のデータを参照
    するデータベース管理方法において、前記ブロック毎に
    ブロックのソート状態を更新した処理単位識別子とソー
    ト状態を示す順序識別子を持つ、ことを特徴とするデー
    タベース管理方法。
  5. 【請求項5】請求項4におけるデータベース管理方法で
    あって、任意の処理単位がブロックを処理する場合、ブ
    ロックに記録された処理単位識別子と順序識別子を参照
    し、その処理単位識別子と順序識別子の状態によりソー
    トの実行を決定する、ことを特徴とするデータベース管
    理方法。
  6. 【請求項6】記憶領域を複数のブロック領域に分割し、
    同ブロック領域に複数のフィールドで構成する複数のレ
    コードを記憶する記憶装置と記憶装置上のデータを参照
    するデータベース管理方法において、前記ブロックを管
    理する管理情報毎にレコードのソート状態を示す順序識
    別子を持つ、ことを特徴とするデータベース管理方法。
  7. 【請求項7】請求項6におけるデータベース管理方法で
    あって、任意の処理単位がブロックを処理する場合、前
    記ブロックを管理する管理情報に記録された順序識別子
    を参照し、その順序識別子の状態によりソートの実行を
    決定する、ことを特徴とするデータベース管理方法。
  8. 【請求項8】請求項6におけるデータベース管理方法で
    あって、任意の処理単位がブロックを処理する場合、前
    記ブロックを管理する管理情報に記録された順序識別子
    を参照し、参照トランザクションが処理可能な順序識別
    子に変更されるまで処理保留し、処理可能な順序識別子
    になった場合処理再開する、ことを特徴とするデータベ
    ース管理方法。
JP9156364A 1997-06-13 1997-06-13 データベース管理方法 Pending JPH113260A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9156364A JPH113260A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 データベース管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9156364A JPH113260A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 データベース管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH113260A true JPH113260A (ja) 1999-01-06

Family

ID=15626147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9156364A Pending JPH113260A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 データベース管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH113260A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012008725A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Internatl Business Mach Corp <Ibm> データをソートする装置及び方法
JP2020528607A (ja) * 2017-07-24 2020-09-24 エヌチェーン ホールディングス リミテッドNchain Holdings Limited ブロックチェーンネットワークにおいて大規模分散メモリプールを管理するためのコンピュータ実装されたシステム及び方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012008725A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Internatl Business Mach Corp <Ibm> データをソートする装置及び方法
US8725734B2 (en) 2010-06-23 2014-05-13 International Business Machines Corporation Sorting multiple records of data using ranges of key values
US9213782B2 (en) 2010-06-23 2015-12-15 International Business Machines Corporation Sorting multiple records of data using ranges of key values
US9658826B2 (en) 2010-06-23 2017-05-23 International Business Machines Corporation Sorting multiple records of data using ranges of key values
US9727308B2 (en) 2010-06-23 2017-08-08 International Business Machines Corporation Sorting multiple records of data using ranges of key values
JP2020528607A (ja) * 2017-07-24 2020-09-24 エヌチェーン ホールディングス リミテッドNchain Holdings Limited ブロックチェーンネットワークにおいて大規模分散メモリプールを管理するためのコンピュータ実装されたシステム及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7761407B1 (en) Use of primary and secondary indexes to facilitate aggregation of records of an OLAP data cube
US7213025B2 (en) Partitioned database system
US7558802B2 (en) Information retrieving system
KR101137147B1 (ko) 질의 강제 인덱싱
US7158996B2 (en) Method, system, and program for managing database operations with respect to a database table
US6711563B1 (en) Methods of organizing data and processing queries in a database system, and database system and software product for implementing such methods
US7113957B1 (en) Row hash match scan join using summary contexts for a partitioned database system
US6633883B2 (en) Methods of organizing data and processing queries in a database system, and database system and software product for implementing such methods
Stone Parallel querying of large databases: A case study
US20150142733A1 (en) System and method for efficient management of big data in a database using streaming tables
Owens et al. Clustered TDB: a clustered triple store for Jena
US20090077078A1 (en) Methods and systems for merging data sets
US7080072B1 (en) Row hash match scan in a partitioned database system
CN107209768A (zh) 用于数据集的可扩展排序的方法和设备
JP4199888B2 (ja) データベース管理方法
Lester et al. Efficient online index construction for text databases
JP2001331509A (ja) リレーショナルデータベース処理装置、リレーショナルデータベースの処理方法及びリレーショナルデータベースの処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
Joshi et al. Materialized sample views for database approximation
US7136861B1 (en) Method and system for multiple function database indexing
KR102102307B1 (ko) 다수의 스토리지를 갖는 데이터베이스 관리시스템에서 블룸필터를 이용한 벡터화 기반의 스토리지 탐색 방법
US7925617B2 (en) Efficiency in processing queries directed to static data sets
JP3666907B2 (ja) データベース用ファイル格納管理システム
US20170132295A1 (en) Top-k projection
US20210209087A1 (en) Reorganization of Databases by Sectioning
JPH113260A (ja) データベース管理方法