JPH11312272A - 電子商取引端末装置 - Google Patents

電子商取引端末装置

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JPH11312272A
JPH11312272A JP12025498A JP12025498A JPH11312272A JP H11312272 A JPH11312272 A JP H11312272A JP 12025498 A JP12025498 A JP 12025498A JP 12025498 A JP12025498 A JP 12025498A JP H11312272 A JPH11312272 A JP H11312272A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子商取引の決済の際に、硬貨による返金を
行う必要が生じても、これに対する寄付を募ることによ
り、硬貨不足の発生を防止する。 【解決手段】 情報入出力手段12で入力された情報に
従ってホストコンピュータとの間で電子商取引を行い、
かつ、その電子商取引に必要な決済を入出金手段13,
14,15で入出金される金銭により行う電子商取引端
末装置10に、前記入出金手段13,14,15で出金
すべき金額のうちで寄付を募る金額とその可否を入力す
る承認キーとを前記情報入出力手段12に出力させる募
金額出力手段21と、前記承認キーにより寄付について
の承認があると前記出金すべき金額からその寄付金額を
差し引いた後に前記入出金手段13,14,15に出金
させる出金制御手段22と、を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子商取引(エレ
クトロニックコマース)を実現するためのもので、電子
商取引サービスの提供を受ける利用者が使用する電子商
取引端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、金融機関における入出金業務や航
空券等の自動発券業務等の他にも、例えばホテルやゴル
フ場などでのチェックイン/チェックアウト業務、デパ
ートやコンビニエンスストアなどでのオンラインショッ
ピング業務など、幅広い業務において、オンライン端末
を利用した電子商取引が行われている。
【0003】これらの電子商取引は、通常、例えば図5
に示すような統合プロバイダ41と電子商取引端末装置
42a,42b,42c…とからなる電子商取引システ
ムによって実現される。統合プロバイダ41とは、電子
商取引サービスを提供するもので、電子商取引の管理
(カード会社43や他のショッピングモール44との連
絡処理も含む)を行うためのホストコンピュータを有し
ているものである。一方、電子商取引端末装置42a,
42b,42c…とは、ホテル、ゴルフ場、デパート、
コンビニエンスストア等といった統合プロバイダ41の
遠隔地に設置されて用いられるもので、統合プロバイダ
41のホストコンピュータとISDN網等の通信回線4
5を介して接続し、そのホストコンピュータとの間で情
報の授受を行うことにより、電子商取引を行う際のオン
ライン端末として機能するものである。
【0004】このような電子商取引システムにおいて、
各電子商取引端末装置42a,42b,42c…は、そ
れぞれが、タッチパネル等により利用者が操作し得るよ
うに構成されており、しかも現金またはクレジットカー
ドを利用した入出金処理に対応する機能を有している。
これらにより、この電子商取引システムでは、各電子商
取引端末装置42a,42b,42c…の利用者が、タ
ッチパネル等を操作することで所望する電子商取引を行
うことができるとともに、その電子商取引によって対価
の支払い等の決済を行う必要が生じても、その時点で決
済を現金またはクレジットカードにて行うことができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
電子商取引システムに用いられる、従来の電子商取引端
末装置では、現金による決済が可能であるので、電子商
取引の決済の際に、利用者が紙幣により行った入金に対
して、硬貨による返金(釣り銭の返却)を行う必要が生
じることがある。これが頻繁に生じると、電子商取引端
末装置では、装置内に保持している硬貨(釣り銭)が不
足してしまう可能性があり、結果として釣り銭を必要と
する電子商取引ができなくなってしまうおそれがある。
これを未然に防ぐために装置内に硬貨を定期的(頻繁)
に補充することも考えられるが、その場合には、硬貨を
補充する保守員等に対する労力が増加してしまうととも
に、電子商取引端末装置自体の稼働効率の低下を招いて
しまうこととなる。
【0006】また、従来の電子商取引端末装置では、様
々な業務に使用される中で、商品やサービス等の提供の
対価として金銭の支払いを利用者に要求するようになっ
ているが、利用者に対価以外の金銭の支払い、すなわち
金銭の寄付(募金等)を要求する機能を有したものは存
在していない。つまり、「募金」等の寄付業務について
は、その対応が全く考えられていない。
【0007】そこで、本発明は、電子商取引の決済の際
に、硬貨による返金を行う必要が生じても、これに対す
る寄付を募ることにより、硬貨不足の発生の防止と、
「募金」等の寄付業務への対応とを、同時に可能にする
電子商取引端末装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出された電子商取引端末装置で、電子商
取引を管理するコンピュータと通信回線を介して接続す
る接続手段と、前記電子商取引に必要な情報の入出力を
行う情報入出力手段と、金銭の入出金を行う入出金手段
とを備え、前記情報入出力手段で入力された情報に従っ
て前記コンピュータとの間で電子商取引を行うととも
に、その電子商取引に必要な決済を前記入出金手段で入
出金される金銭により行うものであって、前記入出金手
段で出金を行う必要が生じた場合に出金すべき金額のう
ちで寄付を募る金額とその寄付の可否を指示するための
承認キーとを前記情報入出力手段に出力させる募金額出
力手段と、前記承認キーにより前記募金額出力手段が出
力させた金額の寄付についての承認があるとその寄付に
係る金額を前記出金すべき金額から差し引いてその差し
引き後の金額を前記入出金手段に出金させる出金制御手
段とを備えることを特徴とするものである。
【0009】上記構成の電子商取引端末装置によれば、
例えば、ある電子商取引の決済の結果、入出金手段から
出金する必要が生じると、情報入出力手段は、募金額表
示手段からの指示に従って、出金すべき金額のうちで寄
付を募る金額と、寄付の可否を指示するための承認キー
とを、前記ある電子商取引を行っている利用者に対して
出力する。ここで、その出力を見た利用者が承認キーを
用いてその寄付についての承認を行うと、入出金手段
は、出金制御手段からの指示に従って、出金すべき金額
から承認された寄付に係る金額を差し引いた後の額の金
銭を利用者に対して出金する。そして、寄付に係る金額
の金銭を電子商取引端末装置内に保持しておく。これに
より、この電子商取引端末装置では、ある電子商取引の
決済の結果、出金の必要性があっても、硬貨によって出
金すべき金額を寄付の金額とすれば、装置内で硬貨が不
足してしまうのを防ぐことができるようになり、しかも
その結果装置内に保持される金額により寄付業務への対
応ができるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係わ
る電子商取引端末装置について説明する。ただし、ここ
では、オンラインショッピング業務に利用される電子商
取引端末装置に、本発明を適用した場合を例に挙げて説
明する。
【0011】〔第1の実施の形態〕先ず、請求項1記載
の発明に係わる電子商取引端末装置について説明する。
本実施の形態の電子商取引端末装置は、従来と同様に電
子商取引システムにおいて用いられるもので(図5参
照)、図1に示すように、モデム11と、LCD(Liqu
id Crystal Display)/タッチパネル12と、紙幣入出
金機13と、硬貨入出金機14と、カードリーダ/ライ
タ15と、レシートプリンタ16と、ジャーナルプリン
タ17と、スピーカ18と、電源19と、制御部20
と、これらを互いに接続するバス30と、を備えて構成
されたものである。
【0012】モデム11は、統合プロバイダ41のホス
トコンピュータとISDN網等の通信回線45を介して
接続し、そのホストコンピュータとの間で情報の授受を
可能にするためのものである。つまり、モデム11は、
本発明における接続手段として機能するものである。
【0013】LCD/タッチパネル12は、電子商取引
端末装置10の利用者に対する情報の表示(出力)およ
び当該利用者からの情報の入力を行うためのもので、電
子商取引に必要な情報の入出力を行うものである。つま
り、LCD/タッチパネル12は、本発明における情報
入出力手段として機能するものである。
【0014】紙幣入出金機13は、紙幣による入出金を
行うものである。また、硬貨入出金機14は、硬貨によ
る入出金を行うものである。さらに、カードリーダ/ラ
イタ15は、利用者が挿入する磁気カード(クレジット
カード等)またはICカードによる入出金を行うもので
ある。つまり、これらの各部13,14,15は、電子
商取引によって発生する決済を行うことを可能にするた
めのもので、本発明における入出金手段として機能する
ものである。なお、これらの各部13,14,15の詳
細については、周知技術を利用したものであるため、こ
こではその説明を省略する。
【0015】レシートプリンタ16およびジャーナルプ
リンタ17は、例えばレシートやチケットなど、電子商
取引を行った結果発生する帳票を、必要に応じて出力す
るものである。スピーカ18は、例えばLCD/タッチ
パネル12の操作案内など、電子商取引端末装置10の
利用者に対して、必要に応じて音声情報の出力を行うも
のである。電源19は、電子商取引端末装置10内の各
部に対して、これらが動作するために必要な電源を供給
するものである。
【0016】制御部20は、上述した各部、すなわち電
子商取引端末装置10全体の動作制御を行うためのもの
で、CPU(Central Processing Unit )、メモリおよ
び各種インタフェースの組み合わせからなるものであ
る。
【0017】ただし、この制御部20は、本発明におけ
る特徴的な構成として、募金額出力手段21と、出金制
御手段22と、を備えている。なお、これらの各手段2
1,22は、共に、制御部20における所定プログラム
の実行により実現されるものとする。
【0018】募金額出力手段21は、硬貨入出金機14
またはカードリーダ/ライタ15で出金を行う必要が生
じた場合に、出金すべき金額のうちで寄付を募る金額
(以下、募金額と称す)と、その寄付の可否を指示する
ための承認キーとを、LCD/タッチパネル12に表示
させるものである。
【0019】出金制御手段22は、LCD/タッチパネ
ル12が募金額および承認キーを表示した後、その承認
キーにより募金額の寄付についての承認があると、その
募金額を出金すべき金額から差し引いて、その差し引き
後の金額を紙幣入出金機13、硬貨入出金機14または
カードリーダ/ライタ15に出金させるものである。
【0020】次に、以上のように構成された電子商取引
端末装置10における処理動作例について説明する。
【0021】先ず、ここでは、電子商取引端末装置10
を用いたオンラインショッピングの概要について説明す
る。この電子商取引端末装置10を用いてオンラインシ
ョッピングを行う場合に、電子商取引端末装置10の利
用者は、LCD/タッチパネル12に表示される「メニ
ュー画面」から購入したい商品を選択し、さらにはその
購入個数および商品届け先情報(氏名、届け先住所、届
け先の電話番号)を入力する。
【0022】これらの情報が入力されると、電子商取引
端末装置10では、制御部20がモデム11を介して統
合プロバイダ41のホストコンピュータと情報の授受を
行うとともに、その結果に従ってLCD/タッチパネル
12が商品の購入によって生じる対価の額を請求金額と
して表示する。このとき、LCD/タッチパネル12
は、請求金額の表示と同時に、その請求金額の決済方法
(現金あるいはクレジットカード等)を選択するための
キーを表示して、その決済方法を利用者に選択させる。
【0023】ここで、決済方法として現金が選択される
と、電子商取引端末装置10は、利用者に対して、請求
金額の金銭の紙幣入出金機13または硬貨入出金機14
への投入を要求する。また、決済方法としてクレジット
カードが選択されると、電子商取引端末装置10は、利
用者に対して、カードリーダ/ライタ15へのクレジッ
トカードの挿入を要求する。これらの要求に応じて利用
者が現金の投入またはクレジットカードの挿入を行う
と、電子商取引端末装置10では、制御部20がホスト
コンピュータと情報の授受を行って、選択されたいずれ
かの方法による決済を行った後、LCD/タッチパネル
12がその決済結果を「決済画面」として利用者に対し
て表示する。
【0024】そして、「決済画面」による表示内容が利
用者に承認されると、電子商取引端末装置10では、そ
の電子商取引が成立したものとして、レシートプリンタ
16によるレシートの出力を行うとともに、必要に応じ
て硬貨入出金機14からの釣り銭の排出またはカードリ
ーダ/ライタ15からのクレジットカードの排出を行
う。その後、LCD/タッチパネル12は、「終了画
面」を表示して電子商取引が終了した旨を利用者に通知
するとともに、引き続いて「メニュー画面」を表示して
次の電子商取引に備える。
【0025】以上のようにして、この電子商取引端末装
置10は、オンラインショッピングを実現するが、ここ
までの処理は従来のものと略同様である。
【0026】ところで、この電子商取引端末装置10
は、その特徴的な構成として、制御部20が募金額出力
手段21と出金制御手段22とを備えており、これらに
よって「募金」等の寄付業務への対応が可能となってい
る。そこで、以下に、本実施の形態の電子商取引端末装
置10において、「募金」等の寄付業務に対応する場合
の処理動作例について、図2を参照しながら詳しく説明
する。ただし、LCD/タッチパネル12が「決済画
面」を表示するまでは、上述の場合と同様であるので、
ここではその「決済画面」以降の処理についてのみ説明
する。
【0027】例えば、請求金額の決済方法として利用者
が現金による方法を選択し、紙幣入出金機13へ現金の
投入を行った場合に、LCD/タッチパネル12は、
「決済画面」を表示する(ステップ101、以下ステッ
プをSと略す)。このとき、LCD/タッチパネル12
では、「決済画面」の承認可否を入力するための「確
認」キーおよび「取消」キーも同時に表示している。
【0028】ここで、利用者によって「取消」キーが押
下されると、制御部20は、「決済画面」による表示内
容が利用者に承認されず、その電子商取引が成立しなか
ったものとして、前処理に戻る。
【0029】一方、利用者によって「確認」キーが押下
されると、募金額出力手段21は、「決済画面」に表示
されている内容を基に、募金額の算出を行う。この募金
額は、例えば「決済画面」に表示された釣り銭の金額の
うちで硬貨入出金機14で出金すべき金額、すなわち釣
り銭金額のうちの下3桁の額とする。なお、募金額の算
出は、募金額出力手段21が所定の演算をすることによ
って行う。したがって、募金額は、釣り銭金額のうちの
下2桁(または下1桁)のみとするように設定してもよ
い。
【0030】募金額を算出すると、続いて、募金額出力
手段21は、算出した募金額と、その寄付の可否を指示
するための承認キーとを、LCD/タッチパネル12に
表示させる。これにより、LCD/タッチパネル12
は、募金額と、これに対する「はい」キーおよび「いい
え」キーとを、「募金画面」として表示することとなる
(S102)。
【0031】このとき、「募金画面」上で利用者によっ
て「はい」キーの押下があると、出金制御手段22は、
LCD/タッチパネル12で表示した募金額の寄付が承
認されたものとして、その募金額を出金すべき釣り銭の
金額から差し引いて、その差し引き後の金額を紙幣入出
金機13に出金させる。これにより、紙幣入出金機13
では、例えば、釣り銭の金額が「¥4041」であり、
これに対する募金額が「¥41」であれば、釣り銭の金
額から募金額を差し引いた「¥4000」のみを出金す
ることとなる。
【0032】その後、制御部20は、その電子商取引が
成立したものとして、レシートプリンタ16にレシート
の出力を行わせ、さらにはLCD/タッチパネル12に
「終了画面」を表示させる。これにより、LCD/タッ
チパネル12は、「終了画面」を表示して、この「終了
画面」によって電子商取引が終了した旨の通知と、募金
額の寄付を受領した旨の通知とを、利用者に対して行う
(S103)。
【0033】ただし、「募金画面」上で利用者によって
「いいえ」キーが押下された場合には、出金制御手段2
2は、LCD/タッチパネル12が表示した募金額の寄
付が承認されなかったものとして、募金額の差し引きを
行わない。つまり、通常の場合と同様に、紙幣入出金機
13および硬貨入出金機14が釣り銭(例えば「¥40
41」)の出金を行った後に、LCD/タッチパネル1
2が「終了画面」を表示して、電子商取引を終了する
(S104)。
【0034】以上のように、本実施の形態の電子商取引
端末装置10では、硬貨入出金機14から釣り銭として
出金すべき金銭について寄付を募るとともに、その寄付
が利用者に承認されると、出金すべき金銭から寄付に係
る金額を差し引いた後に釣り銭の出金を行い、その寄付
に係る金額の金銭を装置内に保持しておくようになって
いる。したがって、この電子商取引端末装置10では、
電子商取引の決済の際に、利用者が紙幣により行った入
金に対して、硬貨による返金(釣り銭の返却)を行う必
要が生じても、硬貨によって出金すべき金額を寄付の金
額とすれば、装置内で硬貨が不足してしまうのを防ぐこ
とができるようになり、しかもその結果装置内に保持さ
れる金額により寄付業務への対応ができるようになる。
【0035】つまり、この電子商取引端末装置10を用
いれば、装置内で硬貨が不足してしまうのを防ぐことが
できるので、結果として釣り銭を必要とする電子商取引
ができなくなってしまうことがない。また、そのため
に、装置内に硬貨を頻繁に補充する必要もないので、従
来よりも硬貨補充に要する時間を減少させ通常の装置運
用時間を増加させることができるようになり、保守員等
に対する労力が増加したり、電子商取引端末装置10自
体の稼働効率が低下してしまうこともない。
【0036】さらに、この電子商取引端末装置10を用
いれば、装置内に保持される金額により寄付業務への対
応ができるようになるので、従来よりもより一層幅広い
業務において、オンライン端末を利用した電子商取引を
導入することが可能となり、結果として電子商取引サー
ビスの提供者およびそのサービスの利用者にとって非常
に便利なものとなる。
【0037】〔第2の実施の形態〕次に、請求項2記載
の発明に係わる電子商取引端末装置について説明する。
ただし、ここでは、上述した第1の実施の形態との相違
点についてのみ説明するものとする。
【0038】本実施の形態の電子商取引端末装置は、図
3に示すように、第1の実施の形態の場合に加え、制御
部20aが募金額設定手段23を備えているものであ
る。募金額設定手段23は、募金額出力手段21がLC
D/タッチパネル12に表示させる募金額を、そのLC
D/タッチパネル12から利用者に任意に設定させるた
めのものである。この募金額設定手段23が在ることに
より、募金額出力手段21は、募金額を「決済画面」の
表示内容から算出するのではなく、LCD/タッチパネ
ル12から設定された額とするようになっている。な
お、この募金額設定手段23も、制御部20aにおける
所定プログラムの実行により実現されるものである。
【0039】ここで、以上のように構成された電子商取
引端末装置10aにおける処理動作例について、図4を
参照しながら詳しく説明する。ただし、ここでも、LC
D/タッチパネル12が「決済画面」を表示した以降の
「募金」等の寄付業務に対応する処理についてのみ説明
する。
【0040】例えば、請求金額の決済方法として利用者
が現金による方法を選択し、紙幣入出金機13へ現金の
投入を行った場合に、LCD/タッチパネル12は、
「決済画面」を表示する(S201)。ここで、利用者
によって「取消」キーが押下されると、制御部20a
は、第1の実施の形態の場合と同様に、前処理に戻る。
【0041】一方、利用者によって「確認」キーが押下
されると、制御部20aでは、先ず、募金額出力手段2
1が、募金をするか否かを問い合わせるための「問い合
わせ画面」をLCD/タッチパネル12に表示させる。
これにより、LCD/タッチパネル12は、「募金しま
すか」といったメッセージと、これに対する回答を入力
するための「はい」キーおよび「いいえ」キーとを、表
示することとなる(S202)。
【0042】この「問い合わせ画面」上で、利用者によ
る「はい」キーの押下があると、続いて、募金額設定手
段23は、その募金額を入力するための「募金額入力画
面」をLCD/タッチパネル12に表示させ、この「募
金額入力画面」により利用者に募金額を任意に設定させ
る(S203)。この設定は、図示しないテンキー等を
用いて利用者に所望する金額を入力させることにより行
えばよい。
【0043】そして、募金額の設定が行われると、次い
で、募金額出力手段21は、その設定結果をLCD/タ
ッチパネル12に表示させる。これにより、LCD/タ
ッチパネル12は、設定された募金額と、その募金額を
差し引いた後の釣り銭の金額とを、「募金画面」として
表示することとなる(S204)。例えば、釣り銭の金
額が「¥4041」であり、これに対する募金額が「¥
141」と設定されると、LCD/タッチパネル12
は、募金額が「¥141」であり、釣り銭の金額が「¥
3900」であると表示する。なお、LCD/タッチパ
ネル12は、その設定結果に対する承認可否を入力する
ための「確認」キーおよび「取消」キーも同時に表示し
ている。よって、このときに、表示した設定結果に対す
る利用者の承認が得られず「取消」キーの押下がある
と、募金額設定手段23は、再び「募金額入力画面」を
表示させ、利用者に新たな募金額を設定させる。
【0044】その後、「確認」キーの押下により募金額
の設定結果についての承認が得られると、出金制御手段
22は、その募金額を差し引いた後の釣り銭の金額を紙
幣入出金機13および硬貨入出金手段14に出金させ
る。これにより、紙幣入出金機13および硬貨入出金手
段14では、例えば、釣り銭の金額が「¥4041」で
あり、これに対する募金額が「¥141」であれば、釣
り銭の金額から募金額を差し引いた「¥3900」のみ
を出金することとなる。そして、制御部20aは、LC
D/タッチパネル12に「終了画面」を表示させて電子
商取引を終了する(S205)。
【0045】ただし、LCD/タッチパネル12が利用
者に対して表示した「問い合わせ画面」上で、利用者に
よる「いいえ」キーの押下があると、募金額出力手段2
1、出金制御手段22および募金額設定手段23は、募
金額の寄付が承認されなかったものとして、募金額の差
し引きに必要な処理を行わない。つまり、通常の場合と
同様に、紙幣入出金機13および硬貨入出金機14が釣
り銭(例えば「¥4041」)の出金を行った後に、L
CD/タッチパネル12が「終了画面」を表示して、電
子商取引を終了する(S206)。
【0046】以上のように、本実施の形態の電子商取引
端末装置10aでは、第1の実施の形態の場合と同様
に、電子商取引の決済の際に硬貨による返金を行う必要
が生じても、これに対する寄付を募ることにより、硬貨
不足の発生の防止と、「募金」等の寄付業務への対応と
を、同時に可能にすることができる。しかも、この電子
商取引端末装置10aでは、募金額を利用者が任意に設
定できるようになっているので、利用者が所望する募金
額により寄付を募ることができ、利用者が半強制的な硬
貨回収に対する不快感を感じてしまうのを防ぐことがで
きるという利点がある。
【0047】なお、上述した第1および第2の実施の形
態では、利用者が現金による決済を選択した場合を例に
挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、クレジットカードによる決済を行う場合であって
も適用することが可能である。この場合、硬貨不足の発
生防止や利用者が釣り銭の小銭を受け取る面倒を省くと
いった利点は得ることができないが、「募金」等の寄付
業務といった幅広い業務への対応が可能になる点で従来
のものにはない利点を得ることができる。特に、第2の
実施の形態によれば、利用者側の意思を尊重して募金額
を任意に設定できるので、クレジットカード決済の場合
であっても、利用者が自主的に快く募金することがで
き、利用者にとって利用し易いものとなる。
【0048】また、上述した第1および第2の実施の形
態では、本発明をオンラインショッピング業務に利用さ
れる電子商取引端末装置に適用した場合を例に挙げて説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例
えば金融機関における入出金業務、航空券等の自動発券
業務、ホテルやゴルフ場などでのチェックイン/チェッ
クアウト業務、その他のあらゆる業務に適用することが
考えられる。
【0049】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の電子商
取引端末装置は、入出金手段から出金すべき金銭につい
て寄付を募るとともに、その寄付が利用者に承認される
と、出金すべき金銭から寄付に係る金額を差し引いて出
金を行うようになっている。したがって、この電子商取
引端末装置では、電子商取引の決済の際に、硬貨による
返金を行う必要が生じても、その返金額を寄付の金額と
すれば、装置内の硬貨不足を未然に防ぐことができ、結
果として釣り銭を必要とする電子商取引ができなくなる
ことがない。また、そのために、従来よりも硬貨補充に
要する時間を減少させ通常の装置運用時間を増加させる
ことができるので、保守員等に対する労力が増加した
り、装置自体の稼働効率が低下してしまうこともない。
また、出金の際に差し引いたその寄付に係る金額の金銭
により寄付業務への対応ができるようになり、従来より
もより一層幅広い業務において、オンライン端末を利用
した電子商取引を導入することが可能となる。つまり、
この電子商取引端末装置を用いれば、電子商取引の決済
の際に、硬貨による返金を行う必要が生じても、これに
対する寄付を募ることにより、硬貨不足の発生の防止と
寄付業務への対応とを同時に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる電子商取引端末装置の第1の実
施の形態における概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態の電子商取引端末装置におい
て寄付業務に対応する場合の表示画面の遷移を示す説明
図である。
【図3】本発明に係わる電子商取引端末装置の第2の実
施の形態における概略構成を示すブロック図である。
【図4】第2の実施の形態の電子商取引端末装置におい
て寄付業務に対応する場合の表示画面の遷移を示す説明
図である。
【図5】電子商取引システムの一例の概要を示すシステ
ム構成図である。
【符号の説明】
11 モデム 12 LCD/タッチパネル 13 紙幣入出金機 14 硬貨入出金機 15 カードリーダ/ライタ 20 制御部 21 募金額出力手段 22 出金制御手段 23 募金額設定手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子商取引を管理するコンピュータと通
    信回線を介して接続する接続手段と、前記電子商取引に
    必要な情報の入出力を行う情報入出力手段と、金銭の入
    出金を行う入出金手段とを備え、前記情報入出力手段で
    入力された情報に従って前記コンピュータとの間で電子
    商取引を行うとともに、該電子商取引に必要な決済を前
    記入出金手段で入出金される金銭により行う電子商取引
    端末装置であって、 前記入出金手段で出金を行う必要が生じた場合に、出金
    すべき金額のうちで寄付を募る金額と該寄付の可否を指
    示するための承認キーとを前記情報入出力手段に出力さ
    せる募金額出力手段と、 前記承認キーにより前記募金額出力手段が出力させた金
    額の寄付についての承認があると、該寄付に係る金額を
    前記出金すべき金額から差し引いて、その差し引き後の
    金額を前記入出金手段に出金させる出金制御手段とを備
    えることを特徴とする電子商取引端末装置。
  2. 【請求項2】 前記募金額出力手段が出力させる寄付を
    募る金額を前記情報入出力手段から任意に設定させる募
    金額設定手段が設けられたことを特徴とする請求項1記
    載の電子商取引端末装置。
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