JPH11261994A - 物体検出装置及びエレベーターの利用客数検出装置 - Google Patents

物体検出装置及びエレベーターの利用客数検出装置

Info

Publication number
JPH11261994A
JPH11261994A JP10059474A JP5947498A JPH11261994A JP H11261994 A JPH11261994 A JP H11261994A JP 10059474 A JP10059474 A JP 10059474A JP 5947498 A JP5947498 A JP 5947498A JP H11261994 A JPH11261994 A JP H11261994A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
background image
brightness
imaging device
exposure time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10059474A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Nomura
智 野村
Kenichi Ito
賢一 伊藤
Seiji Okuda
清治 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10059474A priority Critical patent/JPH11261994A/ja
Publication of JPH11261994A publication Critical patent/JPH11261994A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 監視領域の明るさを調光する装置がなくて
も、検出精度が低下することのない物体検出装置を構成
する。 【解決手段】 撮像装置1で監視領域に物体のない画像
データを背景画像メモリ7に記憶させる。また、監視領
域に物体のある画像データを現画像メモリ3に記憶させ
る。物体検出手段8は上記両画像データを比較して物体
検出信号9を出力する。明るさ検出手段4が撮像装置1
の明るさが所定範囲外にあり、かつ物体検出信号9が出
力されていない場合、露光時間調整手段5は撮像装置1
の露光時間を変更し、背景画像更新手段6は上記変更後
の入力画像データを背景画像メモリ7に記憶させて更新
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テレビカメラ等
の撮像装置を用いて取得した入力画像データから監視領
域内の物体を検出する装置及びエレベーターの利用客数
を検出する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は例えば特開昭64−91083
号公報に示された従来の物体検出装置の一例であるエレ
ベーターホールの混雑度検出装置の全体構成図である。
図において、1はテレビカメラ等の撮像装置で、初期設
定として、人などの物体のない状態でエレベーターホー
ルを撮像し、A/D変換器2でディジタル化して背景画
像メモリ7に背景画像データとして記憶する。
【0003】次に撮像装置1からA/D変換器2を介し
て入力された画像データを現画像メモリ3に記憶する。
不一致画素計数手段8Aは現画像メモリ3に記憶された
現画像データと、あらかじめ背景画像メモリ7に記憶さ
れた背景画像データを画素ごとに比較し、不一致の画素
を抽出してその数を計数する。そして、その不一致画素
数から混雑度データ9Aを出力する。
【0004】一方、エレベーターホールの明るさが変動
した場合、例えば日没等による外光変化の影響を受けて
暗くなったときには、人がいないにもかかわらず、人が
いると誤認識する不具合が発生するので、明度差検出手
段5Bは現画像データと背景画像データの明るさの差を
検出し、エレベーターホールの明るさを一定に保つよう
に、照明制御手段14に照明装置15の調光制御を指令
し、高い検出精度を実現するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の物
体検出装置では、現画像データと背景画像データの明る
さの差から監視領域の明るさを検出して、照明装置15
を調光制御するようにしているため、監視領域に調光制
御可能な照明装置15が必要であり、コスト高となる。
また、照明制御機能のない監視領域には適用できず、検
出精度が低下するなどの問題点がある。
【0006】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、照明制御機能がなく、監視領域の明るさ
が変動する場合でも、検出精度の低下を防止できるよう
にした物体検出装置及びエレベーターの利用客数検出装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の第1発明に係
る物体検出装置は、監視領域の明るさを検出し、その明
るさに応じて入力画像データの明るさを変更して背景画
像データを更新するようにしたものである。
【0008】また、第2発明に係る物体検出装置は、撮
像装置における明るさ又は現画像データの明るさを検出
し、この明るさが所定範囲外になり、かつ物体が検出さ
れていない場合に、撮像装置の露光時間を変更し、この
変更された最初の入力画像データを背景画像データとし
て更新するようにしたものである。
【0009】また、第3発明に係る物体検出装置は、撮
像装置における明るさ又は現画像データの明るさを検出
し、この明るさが所定範囲外になり、かつ物体が検出さ
れていない場合に、撮像装置の感度を変更し、この変更
された最初の入力画像データを背景画像データとして更
新するようにしたものである。
【0010】また、第4発明に係る物体検出装置は、第
2又は第3発明のものにおいて、露光時間変更後又は画
像入力感度変更後、撮像装置から複数回画像データを取
得し、この取得画像データに変化のないとき、これを背
景画像データとして更新するようにしたものである。
【0011】また、第5発明に係る物体検出装置は、撮
像装置における明るさ又は現画像データの明るさを検出
し、この明るさが所定範囲外になると、撮像装置の露光
時間又は感度を変更し、この変更前の背景画像データ
を、そのデータ値と変更前後の露光時間又は感度に応じ
て変換するようにしたものである。
【0012】また、第6発明に係る物体検出装置は、撮
像装置における明るさ又は現画像データの明るさを検出
し、この明るさが所定範囲外になると、撮像装置の露光
時間又は感度を変更し、背景画像データの画素値を現画
像データの画素値に近づけるように更新するとともに、
露光時間又は感度の変更後、所定時間が経過するまで更
新の速度を速くするようにしたものである。
【0013】また、第7発明に係る物体検出装置は、第
6発明のものにおいて、背景画像データの画素値を現画
像データの画素値に近づけるように更新するとともに、
撮像装置の露光時間又は感度の変更後、撮像装置から取
得する画像データが安定したことを検出するまで、更新
の速度を速くするようにしたものである。
【0014】また、第8発明に係る物体検出装置は、第
6又は第7発明のものにおいて、露光時間又は感度を変
更後、背景画像データの更新速度が速い間は、物体検出
信号の出力を禁止するようにしたものである。
【0015】また、第9発明に係るエレベーターの利用
客数検出装置は、第1〜第8発明による物体検出装置
を、エレベーターホール又はかご内を監視領域として利
用客数を検出する装置に適用したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1及び図2はこ
の発明の第1及び第2発明の一実施の形態を示す図で、
図1は全体構成図、図2は露光時間調整動作フローチャ
ートである。図1において、1はエレベーターホール等
の監視領域の状態を監視するテレビカメラ等の撮像装
置、2は撮像装置1から出力される画像信号をディジタ
ル化するA/D変換器、3はA/D変換器2でディジタ
ル化された画像データを現画像として記憶する現画像メ
モリである。
【0017】4は撮像装置1における明るさを検出する
明るさ検出手段、5は明るさ検出手段4の出力信号と後
述する物体検出手段8の出力である物体検出信号9に応
じて撮像装置1と背景画像更新手段6へ制御信号を出力
する露光時間調整手段、6は露光時間調整手段5からの
制御信号とA/D変換器2から画像データを入力して背
景画像データを出力する背景画像更新手段、7は背景画
像データを記憶する背景画像メモリである。
【0018】8は物体検出手段で、閾値設定手段8a、
現画像メモリ3の出力信号、背景画像メモリ7の出力信
号及び閾値設定手段8aの出力信号を入力する差分2値
化手段8b、単位画素数設定手段8c、並びに差分2値
化手段8bの出力信号及び単位画素数設定手段8cの出
力信号を入力する物体数推定手段8dにより構成されて
いる。9は物体検出手段8から出力される物体検出信号
(データ)である。
【0019】次に、この実施の形態の動作を説明する。
最初に初期設定として、監視領域に人などの物体のない
状態で、エレベーターホールを撮像装置1で撮像し、A
/D変換器2でディジタル化する。背景画像更新手段6
は上記ディジタル化された画像データを背景画像データ
として背景画像メモリ7に記憶させる。また、閾値設定
手段8aには、現画像データと背景画像データの画素値
の差分から物体の有無を判定するための閾値を設定し、
単位画素数設定手段8cには、人などの物体1個当たり
の単位画素数を設定する。
【0020】次いで、検出モードに入り、撮像装置1か
らA/D変換器2を介して取り込んだ画像データを現画
像メモリ3に記憶する。差分2値化手段8bは、現画像
メモリ3及び背景画像メモリ7に記憶されている画像デ
ータを画素ごとに差分を取り、閾値設定手段8aに設定
されている閾値で2値化して、物体の存在する画素を抽
出する。そして、物体数推定手段8dは、2値化で抽出
された画素数と、単位画素数設定手段8cに設定されて
いる単位画素数から物体の有無や個数を推定し、物体検
出信号9を出力する。
【0021】検出する物体の個数は、例えば差分2値化
手段8bで抽出された画素数を単位画素数で除算した数
としてもよく、単位画素数よりも大きな画素塊の個数と
してもよい。一方、明るさ検出手段4は、撮像装置1に
おける明るさを、その画像信号のレベル等から検出し、
その検出レベルを露光時間調整手段5へ出力する。
【0022】露光時間調整手段5は、明るさ検出手段4
からの明るさ検出レベル信号が、所定の明るさにレベル
になく、また、物体検出手段8が物体を検出していない
場合、すなわち物体検出データが零の場合には、撮像装
置1の露光時間を変更し、背景画像更新手段6が背景画
像データを更新するように制御信号を出力する。背景画
像更新手段6は、露光時間調整手段5からの制御信号を
受けると、撮像装置1が露光時間を変更後に、撮像装置
1からA/D変換器2を介して取り込んだ画像データ
を、背景画像データとして背景画像メモリ7に記憶す
る。
【0023】次に、露光時間調整動作を図2を参照して
説明する。まず、ステップS1で明るさ検出手段4から
の明るさ検出レベルを判定し、所定範囲内であれば始め
に戻る。検出レベルが所定範囲よりも低い場合は、ステ
ップS2へ進み、物体検出手段8の検出出力を判定す
る。物体が検出されている場合は、ステップS1へ戻
る。物体が検出されていない場合はステップS3へ進
み、撮像装置1に露光時間を長くするように制御信号を
出力する。
【0024】そして、ステップS4で背景画像更新手段
6に、露光時間変更後の背景画像データを取得するよう
に制御信号を出力してステップS1へ戻る。また、ステ
ップS1で明るさ検出レベルが所定範囲よりも高い場合
は、ステップS5へ進み、物体検出手段8の検出出力を
判定する。物体が検出されていない場合はステップS6
へ進み、撮像装置1に露光時間を短くするように制御信
号を出力する。そして、ステップS7で背景画像更新手
段6に露光時間変更後の背景画像データを取得するよう
に制御信号を出力してステップS1へ戻る。
【0025】なお、実施の形態1では、物体検出手段8
が出力する物体検出データは、差分2値化手段8bで抽
出された画素数と、単位画素数から推定した物体数を出
力するものとしたが、差分2値化手段8bで抽出した画
素数をそのまま出力するようにしてもよい。また、明る
さ検出手段4は、撮像装置1における明るさを直接検出
するように構成したが、後述する実施の形態2で示すよ
うに、取得した現画像データの画素値レベルから明るさ
を検出するように構成してもよい。
【0026】また、背景画像更新手段6は、露光時間を
変更したときにだけ背景画像データを更新するものとし
たが、後述する実施の形態5に示すように、随時背景画
像データを更新して現画像に近づけるように構成しても
よい。
【0027】このようにして、入力画像データの明る
さ、すなわち監視領域の明るさが変動した場合に、物体
を検出していない状態で、露光時間を変更し、背景画像
データを更新することにより、監視領域の明るさを調光
する装置がなくても、検出精度を低下させることなく物
体を検出することが可能となる。また、撮像装置1の露
光時間は自動的に調整されるので、初期設定時に、設置
場所ごとの明るさに応じた露光時間調整作業をする必要
はない。
【0028】実施の形態2.図3及び図4はこの発明の
第1及び第3発明の一実施の形態を示す図で、図3は全
体構成図、図4は増幅率制御動作フローチャートであ
り、実施の形態1と同一又は同等部分は同一符号で示す
(以下の実施の形態も同じ)。図中、4Aは、現画像メ
モリ3に記憶された画像データの画素値レベルから明る
さを検出する明るさ検出手段、10は撮像装置1及び明
るさ検出手段4Aに接続された画像入力感度調整手段
で、増幅器10a及び増幅率制御手段10bにより構成
されている。上記以外は図1と同様である。
【0029】次に、この実施の形態の動作を説明する。
最初に初期設定として、監視領域に人などの物体のない
状態で、撮像装置1から増幅器10a及びA/D変換器
2を介して取り込んだ画像データを、背景画像更新手段
6が背景画像メモリ7に記憶させる。次いで、検出モー
ドに入り、撮像装置1から増幅器10a及びA/D変換
器2を介して取り込んだ画像データを現画像メモリ3に
記憶する。物体検出手段8は現画像メモリ3及び背景画
像メモリ7に記憶されている画像データから、物体の有
無や個数を推定し、物体検出信号9を出力する。
【0030】一方、明るさ検出手段4Aは、現画像メモ
リ3に記憶された画像データの画素値レベルから明るさ
を検出し、その検出レベル信号を増幅率制御手段10b
へ出力する。増幅率制御手段10bは、明るさ検出手段
4Aからの明るさ検出レベル信号が、所定の明るさレベ
ルになく、また物体検出手段8が物体を検出していない
場合には、増幅器10aの増幅率を変更し、背景画像更
新手段6が背景画像データを更新するように制御信号を
出力する。
【0031】背景画像更新手段6は、増幅率制御手段1
0bからの制御信号を受けると、増幅器10aが増幅率
を変更後に、撮像装置1から増幅器10a及びA/D変
換器2を介して取り込んだ画像データを背景画像データ
として背景画像メモリ7に記憶する。
【0032】次に、増幅率制御動作を図4を参照して説
明する。ステップS1,S2,S5は図2と同様であ
る。ステップS2で物体が検出されていない場合はステ
ップS11へ進み、撮像装置1から出力される画像信号
を増幅する増幅器10aの増幅率を大きくする。そし
て、ステップS4で図2と同様に背景画像データの更新
を要求する。また、ステップS5で物体が検出されてい
ない場合はステップS12へ進み、増幅器10aの増幅
率を小さくする。そして、ステップS7で同様に背景画
像データの更新を要求する。
【0033】なお、実施の形態2では、明るさ検出手段
4は、現画像データの画素値レベルから明るさを検出す
るものとしたが、実施の形態1と同様に、撮像装置1に
おける明るさを直接検出するようにしてもよい。また、
背景画像更新手段6は、画像入力感度を変更したときだ
け背景画像データを更新するものとしたが、後述する実
施の形態5に示すように、随時背景画像データを更新し
て現画像に近づけるように構成してもよい。
【0034】このようにして、入力した画像データの画
素値レベル、すなわち監視領域の明るさが変動した場合
に、物体を検出していない状態で画像信号の増幅率を変
更し、背景画像データを更新することにより、監視領域
の明るさを調光する装置がなくても、検出精度を低下さ
せることなく物体を検出することが可能となる。また、
画像入力の感度(増幅率)は自動的に調整されるので、
初期設定時に、設置場所ごとの明るさに応じた感度調整
作業の感度調整作業をする必要はない。
【0035】実施の形態3.図5及び図6はこの発明の
第1及び第4発明の一実施の形態を示す図で、図5は背
景画像更新手段の構成図、図6は背景画像更新動作フロ
ーチャートである。なお、図1及び図3は実施の形態3
にも共用する。図5において、背景画像更新手段6は、
撮像装置1からA/D変換器2を介して取り込んだ画像
データを一時的に記憶する前画像バッファ6a及び現画
像バッファ6bを有している。
【0036】次に、背景画像更新動作を図6を参照して
説明する。まず、ステップS21で初期設定かを判定
し、初期設定であれば、ステップS22へ進み、撮像装
置1からA/D変換器2を介して取り込んだ画像データ
を、背景画像データとして背景画像メモリ7に設定して
ステップS21へ戻る。ステップS21で初期設定でな
いと判定すると、ステップS23へ進み、露光時間調整
手段5又は増幅率制御手段10bからの背景画像データ
更新要求の有無を確認する。
【0037】更新要求がない場合はステップS21へ戻
り、更新要求がある場合にはステップS24へ進み、撮
像装置1からの画像データをA/D変換器2を介して取
り込み、前画像バッファ6aに格納する。次に、ステッ
プS25でタイマ処理により時間間隔を取り、ステップ
S26で画像データを再度取り込んで現画像バッファ6
bに格納する。ステップS27で前画像バッファ6aと
現画像バッファ6bに格納されている画像データを画素
ごとに比較し、その一致度が所定範囲内かを判定する。
【0038】画素の一致度が所定範囲に収まらなかった
場合は、ステップS28で現画像バッファ6bの画像デ
ータを前画像バッファ6aに転送してステップS25へ
戻る。また、画素の一致度が所定範囲内に収まった場合
には、ステップS29へ進み、背景画像メモリ7に前画
像バッファ6a又は現画像バッファ6bの画像データを
記憶させ、ステップS21へ戻る。
【0039】なお、実施の形態3では、背景画像更新手
段6は、背景画像更新要求が発生した際に、続けて取得
した二つの画像データ間の差が小さい場合に、その画像
データを背景画像データとして背景画像メモリ7に設定
するようにしたが、画像データを取得して比較する回数
を2回以上(画像データの取得は3回以上)としてもよ
い。
【0040】このようにして、背景画像データ更新の
際、複数回画像データを取得して、その画像データに変
化がないことを検出して背景画像データとして設定する
ことにより、更に確実に物体のない状態で背景画像デー
タを更新させることができ、背景画像更新による物体誤
検出を防止することが可能となる。
【0041】実施の形態4.図7及び図8はこの発明の
第5発明の一実施の形態を示す図で、図7は全体構成
図、図8は背景画像データ変換動作フローチャートであ
る。図7において、10cは明るさ検出手段4からの明
るさ検出レベル信号に応じて、撮像装置1からの画像信
号の増幅率を変更する増幅率制御手段、11は画像入力
感度変更時に背景画像メモリ7に記憶されている背景画
像データのデータを変換する背景画像データ変換手段で
ある。
【0042】次に、この実施の形態の動作について、図
3と相違する点について説明する。明るさ検出手段4
は、撮像装置1における明るさレベルを検出し、その検
出レベルを増幅率制御手段10cへ出力する。増幅率制
御手段10cは、明るさ検出手段4からの明るさ検出レ
ベル信号が、所定の明るさレベルにない場合には、増幅
器10aの増幅率を変更し、背景画像データ変換手段1
1が背景画像データを新たな増幅率に対応して出力する
ようにデータ変換要求信号を出力する。
【0043】背景画像データ変換手段11は、増幅率制
御手段10cからのデータ変換要求信号を受けると、背
景画像メモリ7に記憶されている背景画像データを、画
像入力感度調整手段10の感度調整前後の増幅率データ
を用いて変換し、変換したデータを増幅率変更後の背景
画像データとして、背景画像メモリ7に記憶させる。
【0044】次に、背景画像データ変換動作を図8を参
照して説明する。ステップS31で増幅率制御手段10
cからのデータ変換要求信号の有無を判定し、要求信号
がなければ始めに戻る。要求信号があればステップS3
2へ進み、背景画像メモリ7に記憶されている背景画像
データを読み出す。ステップS33では読み出した背景
画像データの画素値を、増幅率制御手段10cの変更前
増幅率αと変更後増幅率βを用いて、増幅率変更後の背
景画像データの画素値に変換する。
【0045】この変換は、例えば、 (変換後背景画像データ画素値)=(変換前背景画像デ
ータ画素値)×β/α のような変換式を用いてもよいし、あらかじめ変換条件
に応じて用意した変換表を用いてもよい。このように背
景画像データの画素値を変換したら、ステップS34で
背景画像メモリ7に、変換後のデータを新たな背景画像
データとして記憶させ、ステップS31へ戻る。
【0046】なお、実施の形態4では、画像入力感度調
整手段10を用いるものとしたが、図1に示す露光時間
調整手段5を用いる場合にも適用可能である。また、背
景画像データ変換手段11のデータ変換は、増幅器10
aやA/D変換器2の変換特性が線形である場合を示し
たが、非線形であっても、その条件に応じた変換式や変
換表を用いて、背景画像データを変換するようにすれば
よい。
【0047】このようにして、監視領域の明るさが変動
した場合、撮像装置1の露光時間又は感度を変更し、こ
の変更した露光時間又は感度に応じて、背景画像データ
を変換することにより、監視領域の明るさを調光する装
置がなくても、検出精度を低下させることなく、物体を
検出することが可能となる。また、画像入力の露光時間
又は感度(増幅率)は自動的に調整されるので、初期設
定時に、設置場所ごとの明るさに応じて画像入力の露光
時間又は感度の調整作業をする必要はない。
【0048】実施の形態5.図9及び図10はこの発明
の第6及び第8発明の一実施の形態を示す図で、図9は
全体構成図、図10は背景画像更新動作フローチャート
である。図9において、5Aは明るさ検出手段4からの
明るさ検出レベル信号に応じて撮像装置1の露光時間を
変更する露光時間調整手段、6Aは背景画像データを現
画像データに近づけるように更新する背景画像更新手
段、12は露光時間調整手段5Aが露光時間を変更した
後、所定時間過渡状態信号を出力する過渡状態タイマ、
13は上記過渡状態信号を受けて物体検出手段8の検出
出力を禁止する検出出力禁止手段である。
【0049】次に、この実施の形態の動作について、図
3と相違する点について説明する。背景画像更新手段6
Aは、初期設定として監視領域に人などの物体のない状
態で、撮像装置1からA/D変換器2を介して現画像メ
モリ3に取り込んだ画像データを、背景画像メモリ7に
記憶させる。次いで、検出モードに入り、撮像装置1か
らA/D変換器2を介して取り込んだ画像データを現画
像メモリ3に記憶する。物体検出手段8が物体検出信号
9を出力することは既述のとおりである。
【0050】また、背景画像更新手段6Aは、所定の時
間間隔で現画像メモリ3に記憶されている現画像データ
と、背景画像メモリ7に記憶されている背景画像データ
の画素値を比較し、所定の画素値範囲で背景画像データ
を現画像データに近づけるように更新する。一方、明る
さ検出手段4は、撮像装置1における明るさレベルを検
出し、その検出レベルを露光時間調整手段5Aへ出力す
る。
【0051】露光時間調整手段5Aは、明るさ検出手段
4からの明るさ検出レベル信号が、所定の明るさレベル
にない場合は、撮像装置1の露光時間を変更するととも
に、過渡状態タイマ12へ制御信号を出力する。過渡状
態タイマ12はその制御信号を受けると、所定時間過渡
状態信号を出力し、検出出力禁止手段13はその過渡状
態信号を受けて、物体検出手段8を制御し、物体検出手
段8が物体検出信号9を出力するのを禁止する。また、
過渡状態信号は背景画像更新手段6Aへも入力される。
【0052】次に、背景画像更新動作を図10を参照し
て説明する。ステップS21,S22は図6と同様であ
る。ステップS21で初期設定でないと判定すると、ス
テップS41へ進み、過渡状態タイマ12が出力してい
るかを判定し、出力がある場合は、ステップS42へ進
む。ステップS42で通常よりも短い時間間隔を置いた
後、ステップS43で現画像メモリ3から画像データを
取得する。ステップS44で現画像データと背景画像デ
ータの画素値の差分を求め、ステップS45で画素値の
差と所定値を比較する。
【0053】差分値が所定値よりも大きい場合は、ステ
ップS46で背景画像データの画素値を現画像データに
近づけるように、所定値を加減算する。差分値が所定値
以下の場合は、ステップS47で背景画像データの画素
値を、現画像データの画素値に置換する。ステップS4
8で全画素について処理が終了したかを判定し、終了し
ていなければステップS44へ戻り、終了すればステッ
プS21へ戻る。また、ステップS41で過渡状態タイ
マ12が出力していない場合は、ステップS49へ進
み、通常の背景画像更新時間間隔を置いた後、ステップ
S50で背景画像更新処理(ステップS43〜S48と
同等)をしてステップS21へ戻る。
【0054】なお、実施の形態5の背景画像更新手段6
Aは、過渡状態で背景画像データの更新時間間隔を短く
するものとしたが、背景画像データの画素値の最大更新
幅(ステップS45,S46における所定値)を、通常
時の背景画像データの画素値の最大更新幅よりも大きく
することにより、過渡状態での背景画像更新速度を速く
するものとしてもよい。
【0055】また、撮像装置1における明るさが変動し
た場合に、露光時間調整手段5Aを用いて撮像装置1に
おける露光時間を変更するものとしたが、図3に示す画
像入力感度調整手段10を用いて、取込み画像データの
画素値レベルを調整するようにしてもよい。
【0056】実施の形態6.図11はこの発明の第6及
び第8発明の別の一実施の形態を示す背景画像更新動作
フローチャートの部分図で、図10のA部相当部であ
る。なお、図5及び図9は実施の形態6にも共用する。
この実施の形態は、図10のA部を図11に置換したも
のである。次に、背景画像更新動作フローチャートを図
11を参照して説明する。
【0057】ステップS43で背景画像データを取得
し、以下画像データの各画素ごとに、ステップS51で
現画像データと前画像バッファ6aの画像データとを比
較し、一致すればステップS52で画素ごとの背景更新
カウンタ(図示しない)を+1し、ステップS53でそ
のカウンタが所定値に達しているかを判定し、達してい
なければステップS56へ飛び、所定値に達していれば
ステップS54でその画素値(現画像データ又は前画像
バッファ6aの画像データ)を背景画像メモリ7に対応
する画像データとして格納し、ステップS55で背景更
新カウンタを初期化(零)する。
【0058】ステップS56で全画素について処理が終
了したかを判定し、終了していなければステップS51
へ戻り、終了していればステップS21へ戻る。また、
ステップS51で現画像データの画素値データと前画像
バッファ6aの画像データが不一致の場合は、ステップ
S57で現画像データの画素値を前画像バッファ6aに
格納し、ステップS58でその画素の背景更新カウンタ
を初期化してステップS56へ進む。このように背景画
像データを更新するようにすれば、所定時間変化のない
画素を背景画像として更新することになる。
【0059】このようにして、実施の形態5及び実施の
形態6では、監視領域の明るさが変動した場合におい
て、撮像装置1の露光時間又は感度を変更し、画像入力
又は感度が変更した後、所定時間が経過するまで、背景
画像データの更新速度を速くするとともに、その間の物
体検出信号9を禁止することにより、撮像装置1の露光
時間又は感度を更新することによる背景画像データの乱
れを速やかに収束させるとともに、背景画像データの乱
れによる不適切な物体検出信号9の出力を抑えることが
できる。
【0060】したがって、監視領域の明るさを調光する
装置がなくても、検出精度を低下させることなく、物体
を検出することが可能となる。また、画像入力の露光時
間又は感度(増幅率)は自動的に調整されるので、初期
設定時に、設置場所ごとの明るさに応じた画像入力の露
光時間又は感度の調整作業をする必要はない。
【0061】実施の形態7 図12及び図13はこの発明の第7及び第8発明の一実
施の形態を示す図で、図12は全体構成図、図13は背
景画像更新動作フローチャートである。図12におい
て、6Bは背景画像更新手段で、前画像バッファ6a及
び現画像バッファ6bを有している。
【0062】次に、この実施の形態の動作について図7
と相違する点について説明する。撮像装置1から現画像
メモリ3に画像データが記憶される点は図7と同様であ
る。背景画像更新手段6Bは初期設定で現画像メモリ3
の画像データを背景画像メモリ7に記憶させる。物体検
出手段8の動作を既述のとおりである。また、背景画像
更新手段6Bは、現画像メモリ3に取り込まれた現画像
データと、背景画像メモリ7に記憶されている背景画像
データの画素値を、所定の時間間隔で比較し、所定の画
素値範囲で背景画像データを現画像データに近づけるよ
うに更新する。
【0063】一方、明るさ検出手段4は、撮像装置1に
おける明るさレベルを検出し、その検出レベルを増幅率
制御制御手段10cへ出力する。増幅率制御手段10c
は、明るさ検出手段4からの明るさ検出レベル信号が、
所定の明るさレベルにない場合は、増幅器10aの増幅
率を変更するとともに、背景画像更新手段6Bへ増幅率
の変更を通知する。
【0064】次に、背景画像更新動作を図13を参照し
て説明する。ステップS21,S22は図6と同様であ
る。ステップS21で初期設定でないと判定されると、
ステップS61で増幅率制御手段10cからの増幅率変
更通知があったかを判定し、増幅率の変更があった場合
は、ステップS62へ進み、検出出力禁止手段13へ制
御信号を出力し、物体検出手段8からの物体検出信号9
の出力を禁止する。ステップS63で現画像メモリ3か
ら画像データを取得して前画像バッファ6aに格納す
る。
【0065】ステップS64で通常の背景画像更新より
も短い時間間隔を置いた後、ステップS65で現画像メ
モリ3から画像データを取得して、現画像バッファ6b
に記憶して、背景画像更新処理(例えば、図11に示す
処理)をする。ステップS66で現画像バッファ6bの
画素値と、前画像バッファ6aの画素値の絶対値差の総
和を算出し、ステップS67でその総和が所定値を超え
ているかを判定し、所定値よりも大であれば、ステップ
S68で現画像バッファ6bのデータを前画像バッファ
6aへ転送してステップS64へ戻る。
【0066】また、所定値以下であれば、取得画像デー
タに変化がなかったものとして、ステップS69へ進ん
で物体検出手段8の物体検出信号9の出力禁止を解除し
てステップS21へ戻る。ステップS61で増幅率変更
通知がなかった場合は、ステップS48,S49で、通
常の背景画像更新時間で背景画像更新処理(例えば、図
11に示す処理)をしてステップS21へ戻る。
【0067】なお、実施の形態7の背景画像更新手段6
Bは、入力画像信号の増幅率変更後、続けて取得した二
つの画像データ間の差が小さい場合に、この画像データ
を背景画像データとして背景画像メモリ7に設定し、検
出出力禁止を解除するものとしたが、画像データを取得
して比較する回数を2回以上(画像データの取得は3回
以上)としてもよい。また、ステップS69の検出出力
禁止解除時に、背景画像メモリ7に現画像バッファ6b
(又は前画像バッファ6a)の画像データを格納して、
背景画像データを更新するようにしてもよい。
【0068】更に、撮像装置1における明るさが変動し
た場合に、画像入力感度調整手段10を用いて入力画像
データの明るさレベルを調整するものとしたが、図9に
示すように、露光時間調整手段5Aを用いて、取り込み
画像データの画素値レベルを調整するようにしてもよ
い。
【0069】このようにして、監視領域の明るさが変動
した場合、撮像装置1の露光時間又は感度を変更し、画
像入力又は感度が変更した後、入力画像データが安定す
るまで、背景画像データの更新速度を速くするととも
に、その間の物体検出信号9の出力を禁止することによ
り、撮像装置1の露光時間又は感度変更による背景画像
データの乱れを速やかに収束させるとともに、背景画像
データの乱れによる不適切な物体検出信号9の出力を抑
えることができる。
【0070】したがって、監視領域の明るさを調光する
装置がなくとも、検出精度を低下させることなく、物体
を検出することが可能となる。また、画像入力の露光時
間や感度(増幅率)は自動的に調整されるので、初期設
定時に、設置場所ごとに明るさに応じた画像入力の露光
時間又は感度の調整作業をする必要はない。
【0071】実施の形態8.この発明の第9発明の一実
施の形態である。上記各実施の形態では、監視領域に存
在する人等の物体を検出する物体検出装置について説明
したが、監視領域をエレベーターホール又はかご内と
し、物体をエレベーターホールにいる待客又はかご内の
乗客として、利用客数検出装置を構成することが可能で
あり、エレベーターの運転制御上有用なものとすること
が可能である。
【0072】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明の第1発明
では、監視領域の明るさを検出し、その明るさに応じて
入力画像データの明るさを変更して背景画像データを更
新し、第2発明では、撮像装置における明るさ又は現画
像データの明るさを検出し、この明るさが所定範囲外に
なり、かつ物体が検出されていない場合に、撮像装置の
露光時間を変更し、第3発明では、撮像装置の感度を変
更し、それぞれ変更された最初の入力画像データを背景
画像データとして更新するようにしたため、監視領域の
明るさを調光する装置がなくても、検出精度を低下させ
ることなく物体を検出することができる。
【0073】また、第4発明では、露光時間変更後又は
画像入力感度変更後、撮像装置から複数回画像データを
取得し、この取得画像データに変化のないとき、これを
背景画像データとして更新するようにしたため、更に確
実に物体のない状態で背景画像データを更新させること
ができ、監視領域の明るさが変動しても高精度で物体を
検出することができる。
【0074】また、第5発明では、撮像装置における明
るさ又は現画像データの明るさを検出し、この明るさが
所定範囲外になると、撮像装置の露光時間又は感度を変
更し、この変更前の背景画像データを、そのデータ値と
変更前後の露光時間又は感度に応じて変換するようにし
たため、撮像装置の露光時間や感度を変更しても、背景
画像データを再取得することなく、高精度で物体を検出
することができる。
【0075】また、第6発明では、撮像装置における明
るさ又は現画像データの明るさを検出し、この明るさが
所定範囲外になると、撮像装置の露光時間又は感度を変
更し、背景画像データの画素値を現画像データの画素値
に近づけるように更新するとともに、露光時間又は感度
の変更後、所定時間が経過するまで更新の速度を速くす
るようにしたため、撮像装置の露光時間又は感度の変更
による背景画像データの過渡的な不整合を短時間で収束
させることができ、監視領域の明るさが変動しても高精
度で物体を検出することができる。
【0076】また、第7発明では、撮像装置の露光時間
又は感度の変更後、撮像装置から取得する画像データが
安定したことを検出するまで、更新の速度を速くするよ
うにしたため、撮像装置の露光時間又は感度の変更によ
る背景画像データの過渡的な不整合を短時間で収束させ
ることができるとともに、確実に物体のない背景画像デ
ータを設定することができ、監視領域の明るさが変動し
ても高精度で物体を検出することができる。
【0077】また、第8発明では、露光時間又は感度を
変更後、背景画像データの更新速度が速い間は、物体検
出信号の出力を禁止するようにしたため、撮像装置の露
光時間又は感度の変更による背景画像データの過渡的な
不整合状態における不適切な物体検出信号を出力しない
ようにすることができる。
【0078】また、第9発明では、物体検出装置を、エ
レベーターホール又はかご内を監視領域として利用客数
を検出する装置に適用したため、エレベーターホール又
はかご内の明るさを調光する装置がなくても、検出精度
を低下させることなく利用客数を検出できる利用客数検
出装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す全体構成図。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す露光時間調整
動作フローチャート。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す全体構成図。
【図4】 この発明の実施の形態2を示す増幅率制御動
作フローチャート。
【図5】 この発明の実施の形態3を示す背景画像更新
手段の構成図。
【図6】 この発明の実施の形態3を示す背景画像更新
動作フローチャート。
【図7】 この発明の実施の形態4を示す全体構成図。
【図8】 この発明の実施の形態4を示す背景画像デー
タ変換動作フローチャート。
【図9】 この発明の実施の形態5を示す全体構成図。
【図10】 この発明の実施の形態5を示す背景画像更
新動作フローチャート。
【図11】 この発明の実施の形態5を示す背景画像更
新動作フローチャートの部分図で、図10のA部相当
図。
【図12】 この発明の実施の形態7を示す全体構成
図。
【図13】 この発明の実施の形態7を示す背景画像更
新動作フローチャート。
【図14】 従来のエレベーターホールの混雑度検出装
置の全体構成図。
【符号の説明】
1 撮像装置、2 A/D変換器、3 現画像メモリ、
4,4A 明るさ検出手段、5,5A 露光時間調整手
段、6,6A,6B 背景画像更新手段、6a前画像バ
ッファ、6b 現画像バッファ、7 背景画像メモリ、
8 物体検出手段、9 物体検出信号、10 画像入力
感度調整手段、10a 増幅器、10b,10c 増幅
率制御手段、11 背景画像データ変換手段、12 過
渡状態タイマ、13 検出出力禁止手段。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視領域を撮像装置で撮像して入力した
    現画像データと、上記監視領域に物体が存在しない状態
    を上記撮像装置で撮像して入力した背景画像データとを
    比較して物体の有無を判定して物体検出信号を出力する
    装置において、上記監視領域の明るさを検出する明るさ
    検出手段と、上記検出された明るさに応じて上記入力画
    像データの明るさを変更して上記背景画像データを更新
    する背景画像更新手段とを備えたことを特徴とする物体
    検出装置。
  2. 【請求項2】 監視領域を撮像装置で撮像して入力した
    現画像データと、上記監視領域に物体が存在しない状態
    を上記撮像装置で撮像して入力した背景画像データとを
    比較して物体の有無を判定して物体検出信号を出力する
    装置において、上記撮像装置における明るさ又は上記現
    画像データの明るさを検出する明るさ検出手段と、上記
    検出された明るさが所定範囲外になり、かつ上記物体が
    検出されていない場合に、上記撮像装置の露光時間を変
    更する露光時間調整手段と、上記露光時間が変更された
    最初の入力画像データを上記背景画像データとして更新
    する背景画像更新手段とを備えたことを特徴とする物体
    検出装置。
  3. 【請求項3】 監視領域を撮像装置で撮像して入力した
    現画像データと、上記監視領域に物体が存在しない状態
    を上記撮像装置で撮像して入力した背景画像データとを
    比較して物体の有無を判定して物体検出信号を出力する
    装置において、上記撮像装置における明るさ又は現画像
    データの明るさを検出する明るさ検出手段と、上記検出
    された明るさが所定範囲外になり、かつ上記物体が検出
    されていない場合に、上記撮像装置の感度を変更する画
    像入力感度調整手段と、上記感度が変更された最初の入
    力画像データを上記背景画像データとして更新する背景
    画像更新手段とを備えたことを特徴とする物体検出装
    置。
  4. 【請求項4】 背景画像更新手段を、露光時間変更後又
    は画像入力感度変更後、撮像装置から複数回画像データ
    を取得し、これらの取得画像データに変化のないときこ
    れを背景画像データとして更新するように構成したこと
    を特徴とする請求項2又は請求項3記載の物体検出装
    置。
  5. 【請求項5】 監視領域を撮像装置で撮像して入力した
    現画像データと、上記監視領域に物体が存在しない状態
    を上記撮像装置で撮像して入力した背景画像データとを
    比較して物体の有無を判定して物体検出信号を出力する
    装置において、上記撮像装置における明るさ又は現画像
    データの明るさを検出する明るさ検出手段と、上記検出
    された明るさが所定範囲外になると、上記撮像装置の露
    光時間又は感度を変更する入力画像調整手段と、この入
    力画像調整手段の動作前の上記背景画像データを、その
    データ値と上記変更前後の露光時間又は感度に応じて変
    換する背景画像データ変換手段とを備えたことを特徴と
    する物体検出装置。
  6. 【請求項6】 監視領域を撮像装置で撮像して入力した
    現画像データと、上記監視領域に物体が存在しない状態
    を上記撮像装置で撮像して入力した背景画像データとを
    比較して物体の有無を判定して物体検出信号を出力する
    装置において、上記撮像装置における明るさ又は現画像
    データの明るさを検出する明るさ検出手段と、上記検出
    された明るさが所定範囲外になると、上記撮像装置の露
    光時間又は感度を変更する入力画像調整手段と、上記背
    景画像データの画素値を上記現画像データの画素値に近
    づけるように更新するとともに、上記入力画像調整手段
    の動作後、所定時間が経過するまで上記更新の速度を速
    くする背景画像更新手段とを備えたことを特徴とする物
    体検出装置。
  7. 【請求項7】 背景画像更新手段を、背景画像データの
    画素値を現画像データの画素値に近づけるように更新す
    るとともに、入力画像調整手段の動作後、撮像装置から
    取得する画像データが安定したことを検出するまで上記
    更新の速度を速くするように構成したことを特徴とする
    請求項6記載の物体検出装置。
  8. 【請求項8】 露光時間又は感度を変更後、背景画像デ
    ータの更新速度が速い間は物体検出信号の出力を禁止す
    る検出出力禁止手段を設けたことを特徴とする請求項6
    又は請求項7記載の物体検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の
    物体検出装置を、エレベーターホール又はかご内を監視
    領域として利用客数を検出する装置に適用したことを特
    徴とするエレベーターの利用客数検出装置。
JP10059474A 1998-03-11 1998-03-11 物体検出装置及びエレベーターの利用客数検出装置 Pending JPH11261994A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10059474A JPH11261994A (ja) 1998-03-11 1998-03-11 物体検出装置及びエレベーターの利用客数検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10059474A JPH11261994A (ja) 1998-03-11 1998-03-11 物体検出装置及びエレベーターの利用客数検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11261994A true JPH11261994A (ja) 1999-09-24

Family

ID=13114352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10059474A Pending JPH11261994A (ja) 1998-03-11 1998-03-11 物体検出装置及びエレベーターの利用客数検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11261994A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002218447A (ja) * 2001-01-19 2002-08-02 Fujitsu General Ltd 監視装置
WO2007129374A1 (ja) 2006-04-26 2007-11-15 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 物体検出装置及びエレベータの物体検出装置
CN100361160C (zh) * 2003-03-28 2008-01-09 富士通株式会社 摄影装置及个人识别系统
JP2010109859A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Mitsubishi Electric Corp 監視用画像処理装置
US8013912B2 (en) 2003-06-26 2011-09-06 Panasonic Corporation Camera apparatus, image server and image server system
JP5969148B1 (ja) * 2016-01-13 2016-08-17 東芝エレベータ株式会社 エレベータシステム
JP5969149B1 (ja) * 2016-01-13 2016-08-17 東芝エレベータ株式会社 エレベータシステム
JP6046287B1 (ja) * 2016-01-13 2016-12-14 東芝エレベータ株式会社 エレベータシステム
JP6092434B1 (ja) * 2016-01-13 2017-03-08 東芝エレベータ株式会社 エレベータシステム
JP6109457B1 (ja) * 2015-10-01 2017-04-05 オリンパス株式会社 撮像システムおよび処理装置
JP6377797B1 (ja) * 2017-03-24 2018-08-22 東芝エレベータ株式会社 エレベータの乗車検知システム
CN108622778A (zh) * 2017-03-24 2018-10-09 东芝电梯株式会社 电梯系统
CN111453588A (zh) * 2019-01-18 2020-07-28 东芝电梯株式会社 电梯系统
CN113428752A (zh) * 2020-03-23 2021-09-24 东芝电梯株式会社 电梯的使用者探测系统

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002218447A (ja) * 2001-01-19 2002-08-02 Fujitsu General Ltd 監視装置
CN100361160C (zh) * 2003-03-28 2008-01-09 富士通株式会社 摄影装置及个人识别系统
US8013912B2 (en) 2003-06-26 2011-09-06 Panasonic Corporation Camera apparatus, image server and image server system
WO2007129374A1 (ja) 2006-04-26 2007-11-15 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 物体検出装置及びエレベータの物体検出装置
US8103105B2 (en) 2006-04-26 2012-01-24 Mitsubishi Electric Corporation Object detection device, and object detection device for elevator
JP2010109859A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Mitsubishi Electric Corp 監視用画像処理装置
JP6109457B1 (ja) * 2015-10-01 2017-04-05 オリンパス株式会社 撮像システムおよび処理装置
US9961270B2 (en) 2015-10-01 2018-05-01 Olympus Corporation Imaging system and processing device
WO2017057133A1 (ja) * 2015-10-01 2017-04-06 オリンパス株式会社 撮像システム、処理装置、制御方法及び制御プログラム
CN106966274A (zh) * 2016-01-13 2017-07-21 东芝电梯株式会社 电梯系统
US10087048B2 (en) 2016-01-13 2018-10-02 Toshiba Elevator Kabushiki Kaisha Elevator system
JP6046287B1 (ja) * 2016-01-13 2016-12-14 東芝エレベータ株式会社 エレベータシステム
EP3192763A1 (en) * 2016-01-13 2017-07-19 Toshiba Elevator Kabushiki Kaisha Elevator system
CN106966275A (zh) * 2016-01-13 2017-07-21 东芝电梯株式会社 电梯系统
JP5969149B1 (ja) * 2016-01-13 2016-08-17 東芝エレベータ株式会社 エレベータシステム
CN106966280A (zh) * 2016-01-13 2017-07-21 东芝电梯株式会社 电梯系统
JP5969148B1 (ja) * 2016-01-13 2016-08-17 東芝エレベータ株式会社 エレベータシステム
JP6092434B1 (ja) * 2016-01-13 2017-03-08 東芝エレベータ株式会社 エレベータシステム
CN108622778A (zh) * 2017-03-24 2018-10-09 东芝电梯株式会社 电梯系统
CN108622776A (zh) * 2017-03-24 2018-10-09 东芝电梯株式会社 电梯的乘梯探测系统
JP6377797B1 (ja) * 2017-03-24 2018-08-22 東芝エレベータ株式会社 エレベータの乗車検知システム
JP2018162118A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 東芝エレベータ株式会社 エレベータの乗車検知システム
CN108622776B (zh) * 2017-03-24 2020-05-01 东芝电梯株式会社 电梯的乘梯探测系统
CN108622778B (zh) * 2017-03-24 2020-05-01 东芝电梯株式会社 电梯系统
CN111453588A (zh) * 2019-01-18 2020-07-28 东芝电梯株式会社 电梯系统
JP2020114777A (ja) * 2019-01-18 2020-07-30 東芝エレベータ株式会社 エレベータシステム
CN111453588B (zh) * 2019-01-18 2022-08-12 东芝电梯株式会社 电梯系统
CN113428752A (zh) * 2020-03-23 2021-09-24 东芝电梯株式会社 电梯的使用者探测系统
JP2021147223A (ja) * 2020-03-23 2021-09-27 東芝エレベータ株式会社 エレベータの利用者検知システム
CN113428752B (zh) * 2020-03-23 2022-11-01 东芝电梯株式会社 电梯的使用者探测系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11261994A (ja) 物体検出装置及びエレベーターの利用客数検出装置
US6690424B1 (en) Exposure control apparatus for controlling the exposure of an image pickup plane in a camera
US7034870B2 (en) Image pickup apparatus with reduced flicker and automatic level adjusting method of the same
KR100792283B1 (ko) 이동물체 자동 추적장치 및 방법
US6674475B1 (en) Method and circuit for electronic shutter control
KR101486996B1 (ko) 이동 검출 장치, 이동 검출 방법, 촬상 장치 및 감시시스템
US7206020B2 (en) Adaptive white defect signal correction method and image-pickup apparatus using the method
JP3221967B2 (ja) 撮像装置
US4786969A (en) Black level correction circuit for video camera
US20080170086A1 (en) Front end signal processing method and front end signal processor
US3816648A (en) Scene intrusion alarm
JP2011009863A (ja) 車両用撮像装置の露光制御装置及び露出制御方法
JPH11220739A (ja) ビデオカメラ装置
KR101716818B1 (ko) 초저조도용 cctv 카메라 시스템
JP3884952B2 (ja) 撮像装置
KR0134487B1 (ko) 캠코더 화면의 주변부 명암 보정 회로
JPH06253208A (ja) 車線認識装置
JPH10312448A (ja) 人数検出装置およびこれを用いたエレベータ制御システム
JP2005130155A (ja) 露出制御装置および露出制御方法
JP3268096B2 (ja) 画像式停止車両感知方法
JP4104936B2 (ja) 逆光補正制御装置、逆光補正制御方法
JP2000236475A (ja) 撮像装置
JP3681138B2 (ja) 火災検出装置
JP2591237B2 (ja) 映像信号のデジタル信号処理装置
JP2581095Y2 (ja) テレビカメラの逆光補正装置