JPH11261717A - 情報送信装置及び情報通信システム - Google Patents

情報送信装置及び情報通信システム

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JPH11261717A
JPH11261717A JP10056479A JP5647998A JPH11261717A JP H11261717 A JPH11261717 A JP H11261717A JP 10056479 A JP10056479 A JP 10056479A JP 5647998 A JP5647998 A JP 5647998A JP H11261717 A JPH11261717 A JP H11261717A
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JP10056479A
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Inventor
Toru Inoue
井上  徹
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の通信機器がある場合の情報の送信を効
率よく行う。 【解決手段】 作業現場の状況をデジタルカメラ2で撮
影し、その撮影した写真データを携帯端末1に取り込
み、その写真データにコメントなどを付加して現場情報
を生成し、その現場情報を携帯端末3及びPHS4の通
信機器を介して事務所に無線送信する。この際、携帯端
末3及びPHS4の複数の通信機器を共に携帯端末1に
接続し、同時に使用できるように設定し、現場情報を異
なる事務所に並行して送信する。若しくは、複数の写真
データ等からなる現場情報をいずれかの通信機器を介し
て、すなわち2回線を同時に使用して同一の事務所に送
信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報通信システム、
特に遠隔地にある現場において携帯端末に取り込んだ現
場の状況(写真データ)を携帯電話等の通信機器を介し
て事務所等に送信する際の送信作業効率の改善に関す
る。
【0002】
【従来の技術】工事現場、点検現場、事故現場等の現場
の状況をデジタルカメラで撮影し、その撮影した写真デ
ータを携帯端末に取り込み、コメントなどを付加して事
務所等に無線により送信することは近年の技術の発達に
より可能となっている。これによって、遠隔地の現場の
状況を事務所内で視覚により確認することができるの
で、障害に対する復旧作業や営業活動などを円滑にかつ
的確に遂行することができるようになってきている。な
お、送信される写真データ及び文字情報等で構成される
現場情報は、1枚の写真データ当たり約50KB程度の
データ量となる。
【0003】ところで、現場において情報の送信手段と
して利用される通信機器としては、デジタル方式の携帯
電話やPHS(Personal Handyphon
eSystem)があるが、いずれかの通信機器を所定
のPCカード等で携帯端末に接続して使用することにな
る。各通信機器のデータ通信速度は、携帯電話で現行9
600bpsが、PHS(PIAFS:PHS Int
ernet Access Forum Standa
rd)で現行32kbpsが、それぞれ上限となってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遠隔地
から現場情報を送信できるようになったとはいうもの
の、例えば携帯電話で写真5枚分の現場情報を送信した
場合は20分〜25分程度の転送時間がかかってしま
う。なお、PHSは、通信速度の点で携帯電話より優位
であるが、そのサービス網は未だ携帯電話に比べて狭い
状況であるため広範囲に及ぶ各現場において必ず利用で
きるとは限らない。
【0005】また、携帯端末におけるOSレベルにおい
ては、携帯電話事業所、PHS事業所が提供する多種類
に及ぶ通信端末用の通信機器に対応でき、外部への自動
接続ができるようになってきているが、その上位で動作
するアプリケーションがまだそこまで追いついてなく、
実際に使用する際には、モデムの初期化コマンドや転送
速度、COMポート等の通信環境をその都度設定し直し
ているのが現状である。
【0006】また、従来においては、例えば現場から本
社と支社へあるいは事業所とクライアントへなどという
ように同じ現場情報を複数箇所へ送信したい場合は、同
じ操作を2回以上行う必要があり面倒であった。また、
これによって後発の事業所においては情報を受け取るま
でに長い時間待たせることになってしまう。
【0007】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、情報の送信を効率
よく行うことのできる情報送信装置、情報受信装置及び
情報通信システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、第1の発明に係る情報送信装置は、保持し
た情報を通信機器を介して情報受信装置へ送信する情報
送信装置において、前記情報送信装置は、接続されてい
る複数の通信機器を介して、その通信機器それぞれの情
報送信先として設定されている前記各情報受信装置へ保
持した情報を並行して送信する情報送信制御処理手段を
有するものである。
【0009】第2の発明に係る情報送信装置は、第1の
発明において、前記情報送信制御処理手段は、複数の通
信機器に情報送信先として同一の前記情報受信装置が設
定されている場合にその情報受信装置に対して同一の情
報を前記各通信機器を介して並行して送信するものであ
る。
【0010】第3の発明に係る情報送信装置は、第2の
発明において、前記情報送信制御処理手段は、送信対象
となる情報が複数に分割されて保持されている場合にそ
の分割された各情報を同一の情報送信先が設定されてい
る前記各通信機器を介して送信するものである。
【0011】第4の発明に係る情報送信装置は、第1の
発明において、前記情報送信制御処理手段は、通信機器
に情報送信先として異なる前記情報受信装置が設定され
ている場合に前記各通信機器を介して前記各情報受信装
置へ同一の情報を並行して送信するものである。
【0012】第5の発明に係る情報送信装置は、第1の
発明において、各通信機器の情報送信先の指定を受け付
ける送信先受付処理手段を有し、前記情報送信制御処理
手段は、指定された情報送信先へ保持した情報を並行し
て送信するものである。
【0013】第6の発明に係る情報送信装置は、第1の
発明において、外部機器から送信すべき情報を取り込む
ための情報収集処理手段を有するものである。
【0014】第7の発明に係る情報送信装置は、第1の
発明において、前記各通信機器を介して形成される通信
回線の設定値を保持する通信制御記憶手段を有し、前記
情報送信制御処理手段は、前記通信制御記憶手段の設定
内容により通信環境の設定を行うものである。
【0015】第8の発明に係る情報受信装置は、通信機
器を介して情報送信装置が送信する情報を受信する情報
受信装置において、前記情報送信装置から複数の通信機
器を介して並行して送られてくる情報を並行して同時に
受信する情報受信制御処理手段を有するものである。
【0016】第9の発明に係る情報通信システムは、保
持した情報を通信機器を介して送信する情報送信局と、
前記情報送信局が送信する情報を受信する情報受信局と
を有する情報通信システムにおいて、前記情報送信局
は、情報送信先として同一の前記情報受信局が設定され
た通信機器が複数存在する場合にその情報受信局に対し
て同一の情報を前記各通信機器を介して並行して送信す
る情報送信制御処理手段を有し、前記情報受信局は、前
記情報送信局から単一若しくは並行して送られてくる情
報を受信する情報受信制御処理手段を有し、前記情報送
信局において複数の通信機器を同時に使用して情報の通
信を行うものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0018】実施の形態1.図1は、本発明に係る情報
通信システムの一実施の形態を示した概略構成図であ
る。本実施の形態における情報通信システムは、工事等
の作業現場の状況をデジタルカメラで撮影し、その撮影
した写真データを携帯端末に取り込み、その写真データ
にコメントなどを付加して通信機器を介して事務所等に
無線送信し、事務所内で作業現場の状況を見れるように
したシステムに適用したものである。このため、情報送
信局に相当する作業現場には作業員によって携帯端末
1、デジタルカメラ2、携帯電話3、PHS4が作業現
場に持ち込まれており、一方、情報受信局に相当する各
事務所にはパーソナルコンピュータ(以下、「PC」)
5が設置されている。情報送信装置に相当する携帯端末
1には、一般にPCカードと呼ばれる専用の通信カード
6によって携帯電話3及びPHS4が接続可能である。
また、情報受信装置に相当するPC5には、公衆回線網
7を介して携帯端末1から送られてくる情報を2系統の
回線で受信できるようにPBX8を介してモデム9が接
続されている。
【0019】ここで、本実施の形態において情報転送作
業の全体的な流れの概略について図2に示したフローチ
ャートを用いて説明する。
【0020】作業現場において、作業員は、事務所に送
信したい現場の状況をデジタルカメラ2で撮影する(ス
テップ1)。この撮影による写真データは、メモリカー
ド10に保存される。作業員は、そのメモリカード10
をデジタルカメラ2から抜き出し、専用のアダプタを用
いて携帯端末1に装着する(ステップ2)。そして、そ
の写真データにコメント等を付加することで現場情報を
生成して携帯端末1内に取り込む(ステップ3)。この
後、作業員は、送信先となる事務所の加入者番号(電話
番号)を通信機器毎に指定して現場情報の送信を開始す
る(ステップ4)。現場情報は、接続された携帯電話3
から携帯電話基地局11、携帯電話デジタル網12及び
公衆回線網7を介して指定された事務所(例えば事務所
A)に送信される。これと同時に接続されたPHS4か
らPHS基地局13、PHSデジタル網14及び公衆回
線網7を介して指定された事務所(例えば事務所B)に
送信される。各事務所の事務員は、携帯端末1から送ら
れてくる現場情報をPC5に取り込むと(ステップ
5)、現場情報を表示してその内容を確認する(ステッ
プ6)。このようにして、現場情報は、転送され、各事
務所において参照される。
【0021】本実施の形態において特徴的なことは、携
帯端末1に2台の通信機器、例えば上記のように携帯電
話3とPHS4とを接続して、双方の通信機器を同時に
使用できるようにしたことである。すなわち、現場情報
を複数回線に並行して送信できるようにしたことであ
る。これによって、情報送信側においては、上記のよう
に各通信機器の情報送信先として異なる事務所を指定す
れば、異なる事務所に並行して情報の送信をすることが
できるので、送信のための操作を繰り返し行う必要がな
くなる。また、情報受信側においては、上記のように並
行して情報送信がされるので順番を待つ必要がない。ま
た、図1に示したように2回線を有しているPC5が設
置された事務所を双方の通信機器の情報送信先として指
定し、現場情報をいずれかの通信機器から送信するよう
にすれば、情報転送時間を大幅に短縮することができ
る。
【0022】続いて、本実施の形態の詳細について説明
する。図3は、本実施の形態における携帯端末1のハー
ドウェア構成図である。本実施の形態における携帯端末
1は、ペン入力型であり、CPU、メモリ、固定ディス
ク、電源装置、BIOS(Basic I/O Sys
tem)、液晶表示器(LCD)、スタイラスペン、デ
ジタイザ及びPCカードインタフェイス(I/F)を具
備している。ハードウェアは、基本的には汎用的な装置
構成でよい。但し、本実施の形態における携帯端末1
は、携帯電話3、PHS4及びデジタルカメラ2の外部
機器との間でデータの授受を行うためそれぞれを接続す
るための構成(通信カード、メモリカード、ケーブル
等)が必要となる。特に、本実施の形態では、少なくと
も2台の通信機器、すなわち携帯電話3及びPHS4の
各1台若しくはいずれか一方の2台を同時に使用できる
構成が必要となる。なお、本実施の形態では、上記説明
したようにデジタルカメラ2からメモリカード10を介
して間接的にデータを受け取るようにしているが、シリ
アルポートから専用ケーブルで直接受け取るようにして
もよい。
【0023】図4は、本実施の形態における携帯端末1
の機能ブロック構成図である。このうち、現場情報格納
部20、現場情報管理ファイル21及び通信制御ファイ
ル22は、固定ディスク内に形成され、その他は、CP
Uによって実行されるソフトウェアによって実現され
る。情報収集処理部23は、外部機器から送信すべき情
報を取り込むための手段であり、本実施の形態では、デ
ジタルカメラ2から写真データを取り込む。写真データ
編集部24は、写真データにコメントなどの文字データ
を付加して現場情報を生成する。情報送信管理部25
は、情報送信のための環境設定等を行うための手段であ
り、具体的には通信制御ファイル22の設定内容に基づ
き接続された通信カード及び通信機器のチェック等を行
う。また、送信先受付処理手段としても機能し、現場情
報の送信先、具体的には送信先の加入者番号を受け付け
る。情報送信制御処理手段26は、通信機器の情報送信
先として設定されている事務所へ情報を並行して送信す
るための手段である。各送信処理部27,28は、接続
された通信機器を介してそれぞれ現場情報を送信する。
本実施の形態では、送信処理部を通信カードつまり通信
機器に対応させて設けるようにしている。図4では、送
信処理部27は携帯電話3を介して、送信処理部28は
PHS4を介してそれぞれ情報の送信をすることにな
る。情報送信制御部29は、各送信処理部27,28の
制御を行う。なお、図示していないが、各通信機器に送
られてくる情報を受信し処理する情報受信制御処理手段
を当然ながら有している。
【0024】図5は、本実施の形態における通信制御フ
ァイル22の設定内容例を示した図である。通信制御フ
ァイル22は、初期化コマンド、コミュニケーションポ
ート、データ転送スピード、トーン/パルスモード、ネ
ゴシエーションまでの待ち時間、送信先電話番号、同一
事務所へ2回線で送信する場合の優先順位の設定等各通
信機器を介して形成される通信回線の設定値を保持する
通信制御記憶手段として設けられ、図5に示したような
各種情報が予め設定されている。予め決められたPCカ
ードスロットに所定の通信機器を接続することで、情報
送信管理部25は、固定的な設定値に基づいても情報の
送信を行うことはできるが、本実施の形態では、通信制
御ファイル22を設けたことによりこのような制限はな
く使用する通信機器等の設定を自動的に行うことができ
る。また、詳細は後述するが、通信制御ファイル22に
は、送信先を指定する際の初期値の電話番号と、同じ電
話番号が各通信機器に設定されたときにどちらの回線を
先に接続するかなどの優先順位が設定されている。な
お、この例では、モデムAの通信カードをCOMポート
2に、モデムBの通信カードをCOMポート3にそれぞ
れ装着することを前提とした設定としているが、これ
は、通信制御ファイル22の編集機能などにより適宜変
更可能である。
【0025】図6は、本実施の形態におけるPC5のハ
ードウェア構成図である。本実施の形態におけるPC5
は、CPU、メモリ、固定ディスク、電源装置、BIO
S、LCD、マウス、キーボード及び1乃至複数のモデ
ムを具備している。ハードウェアは、基本的には汎用的
な装置構成でよい。ただ、携帯端末1から並行して送ら
れてくる情報を同時に受け取るためには、複数のモデム
が搭載されている必要がある。
【0026】図7は、本実施の形態におけるPC5の機
能ブロック構成図である。情報受信制御処理手段30の
受信処理部31,32は、携帯端末1から送られてくる
情報をPBX8を介して受信するための手段であり、受
信した情報を現場情報格納部33に書き込む。受信処理
部31,32は、それぞれモデムに対応して設けられて
いる。情報受信管理部34は、通信制御ファイル35に
基づきモデム等の環境設定を行うと共に、現場情報格納
部33に書き込まれた情報を必要に応じて整備する。通
信制御ファイル35は、携帯端末1が有するものと基本
的には同じであるが、電話番号等の不要な情報は設定さ
れていない。なお、図示していないが、携帯端末1へ情
報受信通知などの情報を送信する情報送信制御処理手段
を当然ながら有している。また、携帯端末1と同様の現
場情報の編集機能や情報受信処理手段30の管理機能等
一般的に必要と思われる機能も具備している。
【0027】ところで、情報受信局(事務所)が2系統
の回線で公衆回線網7と接続される場合の形態として
は、図8に示したように大きく3形態が考えられる。一
つは、加入者番号(電話番号)が異なる直通回線を用意
し、それぞれを異なるPCに接続する形態である(図8
(a))。一つは、電話番号が異なる直通回線を用意
し、それぞれを同じPCに接続する形態である(図8
(b))。最後の一つは、PBXを利用した形態であ
り、電話番号が代表の一つでグルーピングが固定であ
り、受信可能な2本の回線(内線)をPCに接続した場
合である(図8(c))。すなわち、代表の電話番号が
指定されてかかってきた電話は、2回線ともPCに接続
される。本実施の形態では、図8(c)の形態の場合を
代表して説明する。その他の形態も実施するうえではこ
の形態に包含されると考えられる。
【0028】以下、情報転送作業の流れに沿って本実施
の形態において実行される各処理の詳細について順に説
明する。
【0029】まず、作業員は、送信する現場情報を生成
する必要がある。これは、デジタルカメラ2で撮影した
作業現場の状況(写真データ)を携帯端末1に取り込
み、その写真データにコメントなどの文字データを付加
して生成する。この写真データの保存形式の変換や写真
データと文字データとの合成表示、色設定、表示内容の
回転、拡大、縮小などの各処理機能は、従来とほぼ同様
に行うことができる。ただ、本実施の形態においては、
写真データ編集部24により現場情報を写真データと文
字データを別ファイルとして生成し、かつ組にして現場
情報格納部20に格納される。これによって、文字の背
景にある写真の情報をつぶさないですむ。つまり、写真
だけ若しくは文字だけを得たいときに対応できる。ま
た、写真データ編集部24は、データ格納の際、図4に
示したように写真データと文字データとを組にして各通
信機器に対応して設けられた各フォルダに格納する。な
お、各組は、写真の枚数によって複数生成される。
【0030】写真データにより形成される写真ファイル
は、JPEG(Joint Photographic
Coding Experts Group),BM
P(ビットマップ形式),J6I(JEIDAで標準化
されているデジタルスチルカメラに関するファイルフォ
ーマットの規格)の任意の一規格とし、フォルダに登録
される際に撮影又は生成された日時分秒と拡張子との組
で名前で保存される。例えば、写真データが1月27日
16時32分23秒に撮影され生成された場合、メモリ
カード10ではR0000010.JPGだがフォルダ
保存時に27163223.JPGとなる。一方、文字
データにより形成される文字データファイルは、ベクト
ルデータとし、文字データが生成された時点で対象とな
る写真データの拡張子をVTLとした。例えば、写真デ
ータ名が27163223.JPGの場合、文字データ
ファイル名は27163223.VTLとなる。なお、
本実施の形態では、現場情報を撮影した写真データとの
相違を明確にするためにコメント等の文字データを付加
データとしており、例えば矢印や記号等文字以外のデー
タを含まないという意味ではない。
【0031】写真データ編集部18は、更に、生成した
現場情報を管理するために現場情報管理ファイル21を
生成する。図9は、この現場情報管理ファイル15の内
容例を示した図である。各レコードは、各写真に対応し
ており、写真ファイル名と文字データファイル名とをカ
ンマで接続した形式を有している。これによって、写真
データと文字データとの組及び写真の枚数を管理してい
る。なお、文字データファイル名が指定されていない写
真データには、コメント等が付加されていないことを意
味する。この現場情報管理ファイル21も現場情報と共
に送信対象となるため、各フォルダそれぞれに生成され
る。
【0032】以上のようにして送信する現場情報が生成
されると、次に現場情報を送信することになる。この処
理について図10に示したフローチャートに沿って携帯
端末1における処理の概略を説明する。
【0033】まず、現場情報を送信する場合、情報送信
の送信先を指定し、また各通信機器が使用できるような
環境を設定するためのセットアップをしなければならな
い(ステップ100)。そして、指定された情報送信先
と回線を接続するための処理を自動的に行う(ステップ
200)。回線が確立されると、各送信先に現場情報を
送信し(ステップ300)、その送信後の後処理を行う
(ステップ400)。このような手順で情報送信が行わ
れる。続いて、各処理の詳細を説明する。
【0034】図11は、上記ステップ100に相当する
情報送信のセットアップ処理の詳細を示したフローチャ
ートである。
【0035】ここでは、接続された通信機器を利用でき
るようにセットアップを行う。まず、情報送信管理部2
5は、通信制御ファイル22を読み込む(ステップ10
1)。そして、送信モード及び各通信機器の送信先を指
定させる入力画面を表示する(ステップ102)。図1
2にこの入力画面例を示す。送信モードとしては、シン
グルモードとデュアルモードがある。シングルモード
は、1箇所へ現場情報を送信するためのモードであり、
従来と同様の動作をする。デュアルモードは、現場情報
を2箇所に並行して送信するためのモードであり、本実
施の形態の特徴的なモードである。デュアルモードの各
入力フィールドには、通信制御ファイル22に予め設定
されている電話番号が初期値として表示される。もし、
表示と異なる先へ送信したければ、送信したい事務所等
の電話番号でその表示内容を変更する。シングルモード
を選択する場合の各入力フィールドには、初期値の表示
をしていないが、デュアルモードの初期値のいずれかを
表示するようにしてもよい。
【0036】なお、上記説明したように図8(c)のP
BXを介して2回線が接続されたPCに現場情報を送信
する場合は、図12に示したように同じ電話番号を設定
すればよいが、図8(a),(b)に示した他の接続形
態を有する事務所に送信する場合は、異なる電話番号を
指定することになる。この画面例からわかるように、携
帯端末1は、送信先が同一事務所であろうが異なる事務
所であろうが、指定された2つの電話番号に対して現場
情報を送信しようと動作すればよい。すなわち、内部に
おける処理は、基本的には情報送信先に関係なくほぼ同
様の動作をすることになる。また、シングルモードが選
択された場合には、送信処理部27,28のうち使用し
ない側の動作を行わなければよいだけである。
【0037】情報送信管理部25は、各情報の入力を受
け付けた後、各通信カードのチェックを通信制御ファイ
ル22の設定内容に従い行う(ステップ103)。な
お、携帯端末1におけるアプリケーションレベルにおい
て、どのPCカードスロットにどのタイプ(メーカ名、
型番等)の通信カードが装着されたかを知ることができ
るので、通信制御ファイル22の設定内容が装着された
通信カードに対するものなのかをチェックし、もし、合
致しなければ、その旨のメッセージをLCDに表示し、
通信カードの交換若しくは通信制御ファイル22の設定
内容を変更させるなどして合致させるための処理を作業
員に行わせる。
【0038】このようにして、通信手段のセットアップ
を行う。なお、本実施の形態では、電話番号を指定する
ことで送信先を指定させるようにしたが、電話番号では
なく事務所名を選択できるようにするなどしてもよい。
どのように情報送信先を特定させるかは、運用により決
めればよい。
【0039】図13は、上記ステップ200に相当する
回線接続処理の詳細を示したフローチャートである。携
帯端末1で使用されるOSは、原則マルチタスクなの
で、各通信機器からの回線接続を同時並行して行うこと
は可能であるが、2箇所への回線接続処理を並行して行
うと、発生した障害に対する対応などの処理が煩雑とな
ってしまうため、本実施の形態では、個々に回線接続を
行うことを基本としている。
【0040】従って、情報送信制御部29は、情報送信
管理部25によるチェック済みの通信制御ファイル22
の設定内容に従い、優先順位の高い通信カードに対して
搭載されているモデムの初期化、COMポートのオープ
ンをするなどの通信環境の設定を行った後(ステップ2
01)、指定された電話番号に基づきダイアリングする
(ステップ202)。このときに表示される画面例を図
14に示す。そして、情報送信先のモデムとの間でネゴ
シエーションが取れたことを確認することで回線が接続
される(ステップ203)。続いて、優先順位の低い通
信カードに対しても同様の処理を行い、回線を接続する
(ステップ204〜206)。なお、回線を接続するた
めには、呼出回数やリダイアル回数、また同期を取るた
めの待ち時間等様々な設定が必要となる。また、実際に
は、通信品質の問題や話し中などにより回線が常に接続
できるとは限らないため、リダイアル処理やダイアリン
グ状態の画面表示など様々な処理を行う必要があるが、
これらの設定や処理については本実施の形態の要旨では
ないため説明を省略する。なお、シングルモードが選択
された場合は、ステップ201〜203の処理のみを行
えばよい。
【0041】次に、上記ステップ300に相当する情報
送信処理の詳細を図15に示したフローチャートに基づ
き説明する。まず、最初にデュアルモードで異なる送信
先(事務所A及びB)へ現場情報を送信する場合につい
て説明する。なお、本実施の形態の特徴の一つとして各
通信機器から送信する情報をそれぞれ別個のフォルダに
格納するようにしているが、ここでは、フォルダAに格
納されている情報は、送信処理部27により携帯電話3
を利用して事務所Aに送信され、フォルダBに格納され
ている情報は、送信処理部28によりPHS4を利用し
て事務所Bに送信されるものとする。また、送信処理部
27,28は、同様の処理を並行して行うので、送信処
理部27を代表して説明する。
【0042】情報送信制御部29は、現場情報格納部2
0の対応するフォルダAから取り出した現場情報管理フ
ァイル21を送信処理部27に渡し、携帯端末3を介し
て指定された送信先である事務所Aに送信させる(ステ
ップ301)。次に、フォルダAには、写真ファイルと
文字データファイルとの組からなる複数の現場情報が格
納されているが、この現場情報の中から写真ファイルの
作成日付をチェックし、最新の現場情報を取り出す(ス
テップ302)。そして、取り出した現場情報を送信す
る(ステップ304)。受信側においては最新の現場状
況から知りたい場合が少なくないので、本実施の形態で
は、新しい写真から送るようにしたが、この送る順番
は、重要度順、データ量順等適宜決めればよい。携帯端
末1において事務所Aから正常に受信できた旨の通知を
受けるとフォルダA内の送信した現場情報を削除する
(ステップ305〜308)。仮に、正常に情報送信が
できなかった場合はその旨を表示し情報送信処理を終了
する(ステップ306)。現場情報の削除後、ステップ
302に戻り、上記と同様にして残りのものの中から最
新の現場情報をフォルダAから取り出し送信する(ステ
ップ304)。この処理を全ての現場情報の送信が終了
するまで繰り返し行う(ステップ303)。なお、情報
送信途中の表示画面の例を図16に示す。
【0043】事務所Bに対しても送信処理部28により
上記処理と並行して現場情報が送信されることになる。
従来では、いずれかの事務所は、先に送信対象とされた
他の事務所への送信処理が終了するまで情報が送られて
くるのを待たなくてはならなかったが、本実施の形態で
は、情報送信を複数の送信先へ並行して行うことができ
るようにしたので、各事務所とも待つことなく現場情報
を得ることができる。なお、このときの情報受信側にお
ける処理は、1回線から現場情報が送られてくるシング
ルモードと同じ処理を実行すればよい。
【0044】次に、デュアルモードで同一の送信先へ現
場情報を送信する場合について説明するが、基本的には
上記と同様である。ただ、現場情報の正常送信を事務所
からの通知により確認した後に行う現場情報の削除の際
に、当該現場情報を対応したフォルダのみならず格納さ
れている他のフォルダ全てから削除することになる(ス
テップ307,309)。例えば、事務所Aにフォルダ
A内の現場情報mを送信した後にフォルダAのみならず
フォルダB内の現場情報mをも共に削除することにな
る。すなわち、正常送信が確認された現場情報を他の通
信機器から再度送信することは効率的でないので、同一
情報の二重送信を防止するためである。本実施の形態に
よれば、このようにして同一情報送信先へ2回線を用い
て送信することができるので、情報転送時間を大幅に短
縮することができる。通信機器が同一の通信能力を有す
るものであれば、情報転送時間をほぼ半減することがで
きる。なお、このときの受信側における処理は後述す
る。
【0045】以上のように情報送信処理が終了すると、
図10のステップ400に示した送信の後処理が行われ
る。例えば、図17に示したような送信処理完了を示す
画面を表示する。また、上記情報送信処理の終了したで
点では、現場情報管理ファイル21が各フォルダに残さ
れているが、上記完了画面表示後に削除するようにして
もよい。また、シングルモードが選択された場合は、一
方のフォルダに現場情報のファイルがそのまま残されて
いるのでそのフォルダ内の全ファイルを削除する。
【0046】なお、本実施の形態では、通信機器それぞ
れに対応させてフォルダを設けて、各フォルダに各通信
機器から送信する情報を格納するようにした。もちろ
ん、ディスクの効率的使用を重視し、単一のフォルダの
みに現場情報を蓄積し、フラグ情報などを用いて現場情
報の削除等の管理を行うようにしてもよい。ただ、本実
施の形態のような構成とすることで、シングルモードに
おいてはもちろんのこと、デュアルモードにおいても異
なる事務所に情報送信を行う場合は通信機器毎に独立し
て現場情報の管理を行えばよいので全体的に処理が簡便
になる。また、デュアルモードにおいて同一事務所に送
信する場合も他のフォルダ内の現場情報を自己のフォル
ダ内の現場情報と共に削除さえすればよい。なお、厳密
には、ファイルのロック等の処理を考慮する必要はある
が、これは、情報送信制御部29により容易に管理でき
る。また、2回線を用いて同一事務所に情報送信をする
場合も異なる事務所に送信する場合と全く同様に動作さ
せて、同じ現場情報を二重化して送信するようにしても
よい。これにより、一方の通信機器を用いた情報通信に
障害が発生したとしても結果的には情報の送信を正常に
行うことができるため、通信品質の信頼性の向上につな
がる。
【0047】次に、情報受信側における処理について説
明する。まず、図18に示したフローチャートに沿って
PC5における処理の概略を説明する。
【0048】この処理は、携帯端末1における処理とほ
ぼ同様である。すなわち、送られてくる現場情報を受信
できるように通信制御ファイル35に基づきモデム9等
の通信手段のチェック、初期化、COMポートのオープ
ン等の環境設定のためのセットアップを行い(ステップ
600)、携帯端末1からの回線接続要求に応じて回線
を接続するための処理を自動的に行う(ステップ70
0)。なお、携帯端末1との間で2系統の回線が接続さ
れる場合は、優先順位の高いモデム8から回線が接続さ
れる。回線が確立されると、送られてくる情報を受信し
(ステップ800)、情報の受信が終了すると情報受信
の後処理を行う(ステップ900)。このような手順で
情報を受信する。続いて、各処理の詳細を説明する。こ
こで、事務所側における情報受信処理について図19に
示したフローチャートに基づき説明する。図19に示し
た処理は、受信処理部31,32において並行して行わ
れる。なお、情報送信側においてシングルモード及びデ
ュアルモードで異なる情報送信先が選択された場合は、
1回線のみから情報が送られてくるので、優先度の高い
いずれかの受信処理部31,32により従来と同様の受
信処理を行えばよい。ここでは、情報が並行して送られ
てくる場合について説明する。
【0049】PC5において、回線確立後、図20に示
したような画面を表示して受信待ち状態であるとき、公
衆回線網7、PBX8等を介して携帯端末1から情報が
送られてくると、各受信処理部31,32は、それぞれ
の回線からの各情報を受信することになるが、最初に送
られてくる情報は、前述したように現場情報管理ファイ
ルであるため、このファイルを現場情報格納部33に書
き込むことになる(ステップ801)。そして、続いて
現場情報が順次送られてくるが、これを受信する度に
(ステップ803)、正常に受信できた旨を送信側の携
帯端末1に通知する(ステップ804)。これを回線が
切断されるまで繰り返し行う(ステップ802)。情報
の受信中、PC5のLCDには、図21に示した処理中
であることを示す画面が表示される。なお、シングルモ
ード及びデュアルモードで異なる情報送信先が選択され
た場合は、現場情報管理ファイルのレコード数によって
も現場情報の受信の終了を知ることができる。
【0050】ところで、本実施の形態では、送られてく
る情報の蓄積先(現場情報格納部33)を共通に設け
た。これによって、異なる回線から受信される現場情報
を一つにまとめるための処理が不要となる。仮に、各回
線から同じ現場情報が重複して送られてきたとしても後
に受信した現場情報によって上書きされるだけなので何
ら問題はない。もちろん、図8(a)に示したように複
数のPCにより受信する場合は、現場情報をまとめるた
めの情報管理手段が必要となる。
【0051】携帯端末1からの情報受信を終了すると、
その受信処理の完了通知をLCDに表示する。この表示
例を図22に示す。受信完了件数は現場情報の受信数、
受信未了件数は、現場情報管理ファイルのレコード数か
ら現場情報の受信数を減算した数である。事務所員は、
この表示により現場情報の受信を確認した後、受信した
現場情報の内容を表示することで確認することができ
る。
【0052】以上のようにして、現場において収集した
情報を遠隔地の事務所に送信する場合において、現場に
携帯端末又はPHS等の複数の通信機器が持ち込まれて
いる場合に、その複数の通信機器を同時に使用できるよ
うにしたので、上記収集した情報を複数の送信先へ並行
して送信することができる。このように、現場の通信機
器を有効に利用することができるようにしたので、送信
先が異なる場合は各送信先において待つことなく情報を
受け取ることができ、送信先が同一である場合は短時間
に情報を受け取ることができる。
【0053】なお、上述した本実施の形態では、工事等
の作業現場の状況をデジタルカメラで撮影し、その撮影
した写真データを携帯端末に取り込み、その写真データ
にコメントなどを付加して通信機器を介して事務所等に
無線送信し、事務所内で作業現場の状況を見られるよう
にしたシステムに適用した場合を例にして説明した。し
かし、本発明を応用することによってこの形態のみなら
ず様々な形態及び他のシステムにも適用することができ
る。例えば、次のように応用することができる。
【0054】まず、扱う情報は、写真データに限られな
い。様々な種類のデータや、またデータ量にも適用する
ことができる。また、外部機器(デジタルカメラ等)か
ら取り込まなくても最初から持っているデータでも同様
である。
【0055】使用する通信機器及びその組合せは、上記
のようにPHS及び携帯端末によるものが一般的である
が、近年では、外部接続不要な通信機器一体型の携帯端
末も存在する。この場合は、1台の通信機器を外付けす
ればよい。ただ、通信機器一体型の通信機器は、本体に
常時接続されているだけであり、このような機種の携帯
端末も本発明の範囲内である。また、本実施の形態で
は、2系統の回線を確保するために2基のPCカードス
ロットを必要としたが、PCカードスロット以外にRS
232C等の他の接続手段によって2系統の回線を確保
するようにしてもよい。更に、本実施の形態では、通信
回線が2系統の場合を例にしたが、それ以上の場合にも
容易に適用することができる。
【0056】また、本実施の形態は、上記の通り無線に
よる情報通信の場合に効果的であるが、一部若しくは全
部を有線で実現されるようなシステムにも適用可能であ
る。
【0057】また、情報受信側においても本実施の形態
では図8で3形態を示したが、各形態においても更に様
々な形態が考えられる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、複数の通信機器を同時
に使用して情報送信を行うことができる。従って、情報
送信先として同一の情報受信装置を指定し、送信すべき
情報をいずれかの通信機器を介して送信するようにすれ
ば、情報転送時間を大幅に短縮することができる。ま
た、同一の情報受信装置に対して上記各通信機器から同
一の情報を送信するようにすれば、いずれかの通信機器
を使用した回線に障害が発生したとしても結果的には情
報を正常に送信できることになるため、通信品質の信頼
性の向上につながる。
【0059】一方、情報送信先として異なる情報受信装
置を指定すれば、異なる情報受信装置に並行して情報を
送信することができるので、送信のための操作を繰り返
し行う必要がなくなる。また、情報受信側においては、
情報送信装置が並行して情報送信を行うので、各情報受
信装置とも情報が送られてくるのを待つことなく情報を
得ることができる。
【0060】また、送信先受付処理手段を設けたので、
指定された所望の情報受信装置へ情報を送信することが
できる。
【0061】また、情報収集処理手段を設けたので、外
部機器から送信すべき情報を取り込むことができる。
【0062】また、通信制御記憶手段に設定値を保持す
るようにしたので、通信機器を含む通信回線の設定を自
動的に行うことができる。
【0063】また、本発明に係る情報受信装置によれ
ば、情報送信装置が送信すべき情報を接続した複数の通
信機器を介して並行して送信するような場合に、その並
行して送られてくる情報を同時に受信することができる
ので、情報転送時間を大幅に短縮することができる。
【0064】また、本発明に係る情報通信システムによ
れば、情報送信局側において複数の通信機器を同時に使
用した情報転送を実現することができる。これにより、
情報送信局から複数の情報受信局に対して同時に並行し
て情報送信を行うことができる。あるいは、情報送信局
から複数の通信機器を介して複数の通信回線が確立され
た単一の情報受信局に対する情報送信に要する時間を大
幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る情報通信システムの一実施の形
態を示した概略構成図である。
【図2】 本実施の形態において情報転送作業の全体的
な流れの概略を示したフローチャートである。
【図3】 本実施の形態における情報送信装置(携帯端
末)のハードウェア構成図である。
【図4】 本実施の形態における情報送信装置(携帯端
末)の機能ブロック構成図である。
【図5】 本実施の形態における通信制御ファイルの設
定内容例を示した図である。
【図6】 本実施の形態における情報受信装置(PC)
のハードウェア構成図である。
【図7】 本実施の形態における情報受信装置(PC)
の機能ブロック構成図である。
【図8】 本実施の形態における情報受信局の回線との
接続形態を示した図である。
【図9】 本実施の形態における現場情報管理ファイル
の内容例を示した図である。
【図10】 本実施の形態の携帯端末側における処理の
概略を示したフローチャートである。
【図11】 図10に示した通信機器のセットアップ処
理の詳細を示したフローチャートである。
【図12】 本実施の形態の携帯端末において送信モー
ド及び各通信機器の送信先を指定するための入力画面例
を示した図である。
【図13】 図10に示した回線接続処理の詳細を示し
たフローチャートである。
【図14】 本実施の形態の携帯端末において回線接続
処理中に表示される画面例を示した図である。
【図15】 図10に示した情報送信処理の詳細を示し
たフローチャートである。
【図16】 本実施の形態の携帯端末において情報送信
処理中に表示される画面例を示した図である。
【図17】 本実施の形態の携帯端末において情報送信
処理終了時に表示される画面例を示した図である。
【図18】 本実施の形態の事務局側における処理の概
略を示したフローチャートである。
【図19】 図18に示した情報受信処理の詳細を示し
たフローチャートである。
【図20】 本実施の形態のPCにおいて情報受信待ち
状態時に表示される画面例を示した図である。
【図21】 本実施の形態のPCにおいて情報受信処理
中に表示される画面例を示した図である。
【図22】 本実施の形態のPCにおいて情報受信処理
終了時に表示される画面例を示した図である。
【符号の説明】
1 携帯端末、2 デジタルカメラ、3 携帯電話、4
PHS、5 パーソナルコンピュータ(PC)、6
通信カード、7 公衆回線網、8 PBX、9モデム、
10 メモリカード、11 携帯電話基地局、12 携
帯電話デジタル網、13 PHS基地局、14 PHS
デジタル網、20 現場情報格納部、21 現場情報管
理ファイル、22,35 通信制御ファイル、23 情
報収集処理部、24 写真データ編集部、25 情報送
信管理部、26 情報送信制御処理手段、27,28
送信処理部、29 情報送信制御部、30 情報受信制
御処理手段、31,32 受信処理部、33 現場情報
格納部、34 情報管理部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 情報送信装置及び情報通信システム
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、情報の送信を効率
よく行うことのできる情報送信装置及び情報通信システ
ムを提供することにある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、第1の発明に係る情報送信装置は、保持し
た情報を通信機器を介して情報受信装置へ送信する情報
送信装置において、前記情報送信装置は、接続されてい
る複数の前記通信機器それぞれに対応させて加入者番号
を指定する手段と、前記加入者番号を指定する手段によ
り指定された加入者番号で特定される前記各情報受信装
置へ保持した情報を前記各通信機器を介して並行して
送信する情報送信制御処理手段を有するものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】第2の発明に係る情報送信装置は、第1の
発明において、前記情報受信装置へ送信する情報を前記
通信機器それぞれに対応させて別個に保持する情報格納
手段を有するものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】第3の発明に係る情報送信装置は、第2の
発明において、前記情報格納手段には、送信する情報が
複数に分割されて保持されており、前記情報送信制御処
理手段は、前記加入者番号を指定する手段により指定さ
れた加入者番号で特定される前記情報受信装置が同一と
なる前記通信機器が複数存在する場合、前記分割された
情報を当該通信機器を介して送信した結果、当該情報受
信装置から当該分割された情報が正常に受信できた旨の
通知を受けたときには、当該情報受信装置に対応した当
該通信機器に対応して保持されている当該分割された情
報を全て削除するものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】第4の発明に係る情報送信装置は、第1の
発明において、前記情報送信制御処理手段は、前記通信
機器に情報送信先として異なる前記情報受信装置が設定
されている場合に前記各通信機器を介して前記各情報受
信装置へ同一の情報を並行して送信するものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】第5の発明に係る情報送信装置は、第1の
発明において、前記加入者番号を指定する手段は、入力
画面から指定された前記各通信機器の送信先を受け付け
ものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】第8の発明に係る情報送信装置は、異なる
種類の前記通信機器を用いて情報送信を行うものであ
る。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】第9の発明に係る情報通信システムは、保
持した情報を接続された複数の通信機器を介して送信す
る情報送信局と、前記情報送信局が送信する情報を受信
する情報受信局とを有し、前記情報送信局は、前記通信
機器それぞれに対応させて加入者番号を指定する手段
と、前記保持した情報を前記各通信機器を介して並行し
て送信する情報送信制御処理手段を有し、前記情報受
信局は、前記情報送信局から単一若しくは並行して送ら
れてくる情報を受信する情報受信制御処理手段を有し、
前記情報送信局は、前記加入者番号を指定する手段によ
り指定された加入者番号で特定される1又は複数の前記
情報受信局と前記複数の通信機器を同時に使用して通
を行うものである。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】以上のように情報送信処理が終了すると、
図10のステップ400に示した送信の後処理が行われ
る。例えば、図17に示したような送信処理完了を示す
画面を表示する。また、上記情報送信処理終了した
点では、現場情報管理ファイル21はまだ各フォルダに
残されているが、上記完了画面表示後に削除するように
してもよい。また、シングルモードが選択された場合
は、一方のフォルダに現場情報のファイルがそのまま残
されているのでそのフォルダ内の全ファイルを削除す
る。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 12/58 H04L 11/20 101A 29/00 13/00 S H04Q 9/00 321

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持した情報を通信機器を介して情報受
    信装置へ送信する情報送信装置において、 前記情報送信装置は、接続されている複数の通信機器を
    介して、その通信機器それぞれの情報送信先として設定
    されている前記各情報受信装置へ保持した情報を並行し
    て送信する情報送信制御処理手段を有することを特徴と
    する情報送信装置。
  2. 【請求項2】 前記情報送信制御処理手段は、複数の通
    信機器に情報送信先として同一の前記情報受信装置が設
    定されている場合にその情報受信装置に対して同一の情
    報を前記各通信機器を介して並行して送信することを特
    徴とする請求項1記載の情報送信装置。
  3. 【請求項3】 前記情報送信制御処理手段は、送信対象
    となる情報が複数に分割されて保持されている場合にそ
    の分割された各情報を同一の情報送信先が設定されてい
    る前記各通信機器を介して送信することを特徴とする請
    求項2記載の情報送信装置。
  4. 【請求項4】 前記情報送信制御処理手段は、通信機器
    に情報送信先として異なる前記情報受信装置が設定され
    ている場合に前記各通信機器を介して前記各情報受信装
    置へ同一の情報を並行して送信することを特徴とする請
    求項1記載の情報送信装置。
  5. 【請求項5】 各通信機器の情報送信先の指定を受け付
    ける送信先受付処理手段を有し、 前記情報送信制御処理手段は、指定された情報送信先へ
    保持した情報を並行して送信することを特徴とする請求
    項1記載の情報送信装置。
  6. 【請求項6】 外部機器から送信すべき情報を取り込む
    ための情報収集処理手段を有することを特徴とする請求
    項1記載の情報送信装置。
  7. 【請求項7】 前記各通信機器を介して形成される通信
    回線の設定値を保持する通信制御記憶手段を有し、 前記情報送信制御処理手段は、前記通信制御記憶手段の
    設定内容により通信環境の設定を行うことを特徴とする
    請求項1記載の情報送信装置。
  8. 【請求項8】 通信機器を介して情報送信装置が送信す
    る情報を受信する情報受信装置において、 前記情報送信装置から複数の通信機器を介して並行して
    送られてくる情報を並行して同時に受信する情報受信制
    御処理手段を有することを特徴とする情報受信装置。
  9. 【請求項9】 保持した情報を通信機器を介して送信す
    る情報送信局と、 前記情報送信局が送信する情報を受信する情報受信局
    と、 を有する情報通信システムにおいて、 前記情報送信局は、情報送信先として同一の前記情報受
    信局が設定された通信機器が複数存在する場合にその情
    報受信局に対して同一の情報を前記各通信機器を介して
    並行して送信する情報送信制御処理手段を有し、 前記情報受信局は、前記情報送信局から単一若しくは並
    行して送られてくる情報を受信する情報受信制御処理手
    段を有し、 前記情報送信局において複数の通信機器を同時に使用し
    て情報の通信を行うことを特徴とする情報通信システ
    ム。
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