JPH11251959A - 干渉キャンセラ装置及び無線通信装置 - Google Patents

干渉キャンセラ装置及び無線通信装置

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JPH11251959A
JPH11251959A JP10053254A JP5325498A JPH11251959A JP H11251959 A JPH11251959 A JP H11251959A JP 10053254 A JP10053254 A JP 10053254A JP 5325498 A JP5325498 A JP 5325498A JP H11251959 A JPH11251959 A JP H11251959A
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JP
Japan
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interference
array antenna
speed channel
replica
unit
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JP10053254A
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Masabumi Tsutsui
正文 筒井
Yoshiaki Tanaka
良紀 田中
Shiyuuji Kobayakawa
周磁 小早川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7097Interference-related aspects
    • H04B1/7103Interference-related aspects the interference being multiple access interference
    • H04B1/7107Subtractive interference cancellation
    • H04B1/71075Parallel interference cancellation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチレート伝送を行うDS−CDMA通信
システムに於ける干渉キャンセラ装置及び無線通信装置
に関し、高速チャネルによる干渉を簡単な構成により除
去する。 【解決手段】 少なくとも低速チャネルと高速チャネル
とを含むマルチレート伝送を行うDS−CDMA通信シ
ステムに於いて、アレーアンテナ素子1−1〜1−m対
応の受信信号を入力して高速チャネルの干渉レプリカを
生成する高速チャネル用のアレーアンテナ干渉レプリカ
生成ユニット5と、アレーアンテナ素子1−1〜1−m
による受信信号から干渉レプリカを減算した干渉除去信
号を出力する加算器6とを含む干渉キャンセラ装置3を
有し、この干渉キャンセラ装置3からの干渉除去信号を
低速チャネル,高速チャネル対応の受信機4−1〜4−
kに入力して復調する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DS−CDMA
(Direct Sequence Code Division MultiplAcces
s ;直接スペクトル拡散符号分割多元接続)方式に於け
るアレーアンテナを用いた干渉キャンセラ装置及びこの
干渉キャンセラ装置を用いた無線通信装置に関する。
【0002】DS−CDMA方式に於いて、複数種類の
伝送レートを含むマルチレート伝送システムが知られて
いる。又チャネル間の干渉によってチャネル容量が制約
を受けるので、この干渉を除去する干渉キャンセラ装置
を設けることになる。又アレーアンテナを設けてビーム
形成を行うと、空間の分離による干渉の低減並びにアン
テナ利得の向上により送信電力の低減を図る構成も提案
されている。又マルチパスに対応したレイク受信システ
ムも知られている。前述のような各種の手段を組合せる
構成も考えられる。その場合に於いて、特性を改善する
と共に経済的な構成とすることが必要となる。
【0003】
【従来の技術】図10は従来例の干渉キャンセラ装置の
要部説明図であり、第1ステージと第2ステージと最終
ステージとを含むマルチステージ・パラレル構成の場合
を示す。同図に於いて、101はアンテナ、102−
1,102−2は遅延回路(DL)、103−11〜1
03−1k〜103−21〜103−2kは干渉レプリ
カ生成ユニット(ICU)、104−1,104−2は
加算器、105−1〜105−kはユーザ対応の受信機
を示す。なお、第1ステージのみ或いは更に多数のステ
ージ構成とすることも可能である。又移動無線通信シス
テムに於ける送信部は、誤り訂正符号化等を行う符号化
部と、QPSK等の変調方式の変調部と、拡散復調部と
を含み、これに対する受信部は、逆拡散による拡散復調
部と、QPSK等の変調波を復調する復調部と、誤り訂
正等を行う復号化部とを含む構成が一般的である。
【0004】第1ステージでは、ユーザチャネル対応の
干渉レプリカ生成ユニット103−11〜103−1k
に受信信号が入力され、シンボルレプリカSBと干渉レ
プリカdとを出力する。そして、遅延回路102−1を
介した受信信号から干渉レプリカdを加算器104−1
に於いて減算し、誤差信号eとして第2ステージに加え
る。
【0005】第2ステージでは、干渉レプリカ生成ユニ
ット103−21〜103−2kに、第1ステージから
の誤差信号eと、干渉レプリカ生成ユニット103−1
1〜103−1kからのシンボルレプリカSBとを入力
し、シンボルレプリカSBと干渉レプリカdとを出力
し、遅延回路104−2を介した第1ステージの誤差信
号eから干渉レプリカdを加算器104−2に於いて減
算し、誤差信号eとして最終ステージの受信機105−
1〜105−kに加える。ユーザチャネル対応の受信機
104−1〜105−kは、第2ステージからの誤差信
号eとシンボルレプリカSBとを基に復調処理して受信
出力する。
【0006】図11は従来例の干渉レプリカ生成ユニッ
トの説明図であり、103は図10に於ける各ステージ
の干渉レプリカ生成ユニット、111は逆拡散処理部、
112は再拡散処理部、113は逆拡散部、114は加
算器、115はチャネル推定部、116は乗算器、11
7,119は合成部(Σ)、118は判定部、120は
乗算器、121は加算器、122は再拡散部である。
【0007】逆拡散処理部111及び再拡散処理部11
2は、受信信号の伝搬経路が反射等により複数となるか
ら、そのパス数に対応して複数並列的に設けられてい
る。逆拡散処理部111は、受信信号又は前ステージの
誤差信号eと、前ステージのシンボルレプリカSB(第
1ステージの場合は零)とが入力される。逆拡散部11
3は、受信信号又は誤差信号eを拡散コードにより逆拡
散して復調する。この復調信号に前ステージのシンボル
レプリカSBを加算器114により加算し、チャネル推
定部115と乗算器116とに入力する。チャネル推定
部115はチャネル推定値を乗算器116,120に入
力する。
【0008】この場合、パイロットシンボル等の既知の
シンボルをZ(複素数)とし、パスの伝搬特性をξ(複
素数)とすると、受信されるシンボルはZ・ξとして表
すことができる。そこで、既知のシンボルZの複素共役
* を乗算して|Z|2 ・ξを算出する。前述のよう
に、シンボルZは既知の値であるから、パスの伝搬特性
ξを求めることができ、この伝搬特性ξの平均値を求め
てチャネル推定値ξ^とするものである。
【0009】このチャネル推定値ξ^の複素共役(*印
で示す)を乗算器116に入力して、加算器114の出
力信号に乗算し、伝送経路による位相差を補正して、合
成器117により、パスダイバーシティ合成して出力す
る。
【0010】合成器117の合成出力信号は判定部11
8により閾値と比較してデータを仮判定出力する。再拡
散処理部112は、判定部118の判定出力信号にチャ
ネル推定部115のチャネル推定値を乗算器120に於
いて乗算し、パス毎のシンボルレプリカSBとして、次
のステージに送出する。又加算器121に於いて、この
ステージのシンボルレプリカと前ステージのシンボルレ
プリカSBとの差分を出力し、再拡散部122により拡
散コードで再拡散し、合成部119によりパス対応の再
拡散信号を合成して次ステージへの干渉レプリカdとす
る。
【0011】最終ステージの受信機105−1〜105
−kは、干渉レプリカ生成ユニット103の再拡散処理
部112を省略し、復調器を設けた構成に相当し、復調
出力信号は、基地局に接続したネットワーク(図示せ
ず)に送出することになる。
【0012】図12は従来例のアダプティブアレー受信
装置の説明図であり、(A)はアレーアンテナ素子13
1−1〜131−mとユーザ対応のアダプティブアレー
受信機132−1〜132−k(AA受信機)とからな
る受信装置を示し、(B)はその中のアダプティブアレ
ー受信機132の要部を示す。(B)に於いて、133
は逆拡散処理部、134−1〜134−mは逆拡散部、
135−1〜135−mは乗算器、136は重み付け制
御部、137,138は加算器、139はチャネル推定
部、140,141は乗算器、142は合成器(Σ)、
143は判定部である。
【0013】逆拡散処理部133の逆拡散部134−1
〜134−mは、アレーアンテナ素子131−1〜11
3−m対応に設けられ、図示を省略した拡散コード発生
部からの拡散コードにより逆拡散し、乗算器135−1
〜135−mと重み付け制御部136とに入力する。重
み付け制御部136は、例えば、隣接する逆拡散部13
4−1〜134−mの出力信号と加算器138の出力信
号とを基に重み係数を算出する構成を有する。
【0014】この重み係数(複素数)は、アレーアンテ
ナに対する電波の到来方向に従った値となり、乗算器1
35−1〜135−mに於いて逆拡散出力信号に乗算す
ることにより、位相を合わせた状態として加算器137
により加算し(ビームフォーミング処理し)、前述の干
渉レプリカ生成ユニット103の逆拡散処理部111と
同様に、チャネル推定部139によりパスのチャネル推
定値を求め、乗算器140に於いて加算器137の加算
出力信号(逆拡散出力信号)にチャネル推定値(複素共
役)を乗算して合成器142に入力する。
【0015】合成器142の合成出力信号を判定部14
3に入力して閾値との比較によるデータ判定を行い、こ
の判定出力信号とチャネル推定値とを乗算器141に於
いて乗算して、加算器137の出力信号に対応する信号
とし、乗算器141からの乗算出力信号と加算器137
からの出力信号とを加算器138に入力して差分を求
め、その差分を前述のように重み付け制御部136に入
力し、加算器137に於いて最適合成するように、重み
付け制御部136から重み係数を出力する。
【0016】図13は従来例のRAKE受信装置の説明
図であり、151はアンテナ、152はフィンガ部で、
複数設けられている。又153はサーチャ、154は合
成器(Σ)、155は判定部、156は逆拡散部、15
7は乗算器、158は拡散コード出力部、159はダン
プフィルタ、160は遅延調整部(τ)、161はチャ
ネル推定部、162は乗算器、163は整合フィルタ、
164は平均化部、165は遅延プロファイル用のメモ
リ(RAM)、166はフィンガ割当てを行うパス検出
部である。
【0017】RAKE受信装置は、サーチャ153によ
って求めた遅延プロファイルに従って、複数のフィンガ
部152をパス対応に割当てるもので、サーチャ153
は、整合フィルタ163の出力信号を平均化部164に
より平均化して得られた遅延プロファイルをメモリ16
5に格納し、パス検出部166によりパスの判定を行う
ものであり、例えば、図14に示す遅延プロファイルが
得られた場合、パス検出部166は、閾値TH1と受信
レベルとを比較し、閾値TH1を超える受信レベルをパ
スP1,P2,P3とし、それぞれのパスP1,P2,
P3を第1,第2,第3のフィンガ部152に割当て
る。
【0018】この割当ては、パスP1,P2,P3の位
相差に従って遅延調整部160の遅延時間の制御を行う
と共に、パスP1,P2,P3に対応したタイミングで
拡散コード出力部158にスタート信号を加えて、受信
信号に対する逆拡散処理を開始させる。それによって、
遅延プロファイルによるパスP1,P2,P3を介した
受信信号を合成することにより、受信感度を向上するこ
とができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、DS−
CDMA方式の無線通信装置に於いては、干渉キャンセ
ラ装置を設けて、他のチャネルによる干渉を除去し、受
信特性を改善する構成が知られており、又DS−CDM
A方式の無線通信装置にアレーアンテナを用いて、電波
の到来方向に対応して合成するアダプティブアレー受信
装置により、受信特性を改善する構成が知られている。
【0020】又単に、DS−CDMA方式にアレーアン
テナを設けてアダプティブアレー受信装置の構成を適用
したとすると、構成が複雑化して、システムのコストが
上昇する問題がある。特に、伝送レートの高い高速チャ
ネルと、伝送レートの低い低速チャネルとを混在して無
線通信を行うDS−CDMA方式に於いては、高速チャ
ネルの送信電力が大きいことにより、システム構成が一
層複雑化する問題がある。本発明は、特に干渉キャンセ
ラ装置の構成を簡単化し、無線通信装置のコストダウン
を図ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の干渉キャンセラ
装置は、(1)少なくとも低速チャネルと高速チャネル
とを含むマルチレート伝送を行うDS−CDMA通信シ
ステムに於ける干渉キャンセラ装置であって、アレーア
ンテナ素子1−1〜1−m対応の受信信号を入力して高
速チャネルの干渉レプリカを生成する高速チャネル用の
アレーアンテナ干渉レプリカ生成ユニット5と、アレー
アンテナ素子1−1〜1−mによる受信信号から前記ア
レーアンテナ干渉レプリカ生成ユニット5により生成し
た干渉レプリカを減算して、高速チャネルによる干渉を
除去した干渉除去信号を出力する加算器6とを含む構成
を有する。即ち、送信電力の大きい高速チャネルによる
干渉を除去し、低速チャネル用の干渉レプリカ生成ユニ
ットを省略しても、低速チャネルの伝送品質の劣化を防
止することができる。
【0022】又(2)干渉キャンセラ装置に於いて、受
信信号の遅延プロファイルを基にパス検出を行ってフィ
ンガ部の割当てを行うサーチャを有し、このサーチャ
は、低速チャネルのパス検出時の閾値を記憶するメモリ
と、このメモリに記憶された低速チャネルのパス検出用
の閾値を用いて前記高速チャネルのパス検出を行い、検
出されたパスに対応して前記フィンガ部の割当てを行う
パス検出部とを有する構成とすることができる。
【0023】又(3)本発明の無線通信装置は、アレー
アンテナ素子1−1〜1−mによる受信信号を入力する
干渉キャンセラ装置3と、この干渉キャンセラ装置3に
よる干渉除去信号を入力して復調する受信機4−1〜4
−kとを含むDS−CDMA通信システムに於ける無線
通信装置であって、干渉キャンセラ装置3は、高速チャ
ネル対応のアレーアンテナ干渉レプリカ生成ユニット5
と、このアレーアンテナ干渉レプリカ生成ユニット5か
らの干渉レプリカをアレーアンテナ素子による受信信号
から減算した干渉除去信号を出力して受信機4−1〜4
−kに入力する加算器6とを含む構成を有するものであ
る。
【0024】又(4)無線通信装置に於いて、アレーア
ンテナ素子1−1〜1−mの少なくとも一つのアンテナ
素子による受信信号の遅延プロファイルを基にパス検出
を行ってフィンガ部の割当てを行うサーチャを有し、こ
のサーチャは、低速チャネルのパス検出時の閾値を記憶
するメモリと、高速チャネルのパス検出時に前記メモリ
に記憶された低速チャネルのパス検出用の閾値を用い
て、高速チャネルのパス検出を行い、検出されたパス対
応に前記フィンガ部の割当てを行うパス検出部とを備え
ている。
【0025】又(5)無線通信装置に於ける干渉キャン
セラ装置3は、アレーアンテナ素子1−1〜1−m対応
の受信信号を入力する高速チャネル対応のアレーアンテ
ナ干渉レプリカ生成ユニット5と、このアレーアンテナ
干渉レプリカ生成ユニット5からの干渉レプリカを、ア
レーアンテナ素子1−1〜1−m対応の受信信号から減
算した干渉除去信号を出力する加算器6とを含み、受信
機4−1〜4−kは、アレーアンテナ素子1−1〜1−
m対応の干渉除去信号を用いてビームフォーミングを行
って復調する構成を有するものである。
【0026】又(6)無線通信装置に於ける干渉キャン
セラ装置3は、アレーアンテナ素子1−1〜1−m対応
の受信信号から高速チャネル対応の干渉レプリカとシン
ボルレプリカとを出力するアレーアンテナ干渉レプリカ
生成ユニット5と、このアレーアンテナ干渉レプリカ生
成ユニット5からの干渉レプリカを、アレーアンテナ素
子1−1〜1−m対応の受信信号から減算した干渉除去
信号を出力する加算器6とを含み、低速チャネル対応の
受信機は、前記アレーアンテナ素子1−1〜1−m対応
の干渉除去信号を用いビームフォーミングを行って復調
する構成を有し、高速チャネル対応の受信機は、前記ア
レーアンテナ素子1−1〜1−m対応の干渉除去信号と
前記シンボルレプリカとを用いて復調する構成を有する
ものである。
【0027】又(7)無線通信装置に於ける干渉キャン
セラ装置3は、アレーアンテナ素子1−1〜1−m対応
の受信信号を入力して干渉レプリカを生成出力する高速
チャネル対応のアレーアンテナ干渉レプリカ生成ユニッ
ト5と、このアレーアンテナ干渉レプリカ生成ユニット
5からの干渉レプリカを、アレーアンテナ素子1−1〜
1−mの一つの素子による受信信号から減算した干渉除
去信号を出力して、低速チャネル対応の受信機に入力す
る加算器6とを含む構成を有するものである。
【0028】又(8)無線通信装置に於ける干渉キャン
セラ装置3は、アレーアンテナ素子1−1〜1−m対応
の受信信号を入力して干渉レプリカとシンボルレプリカ
とを出力する高速チャネル対応のアレーアンテナ干渉レ
プリカ生成ユニット5と、このアレーアンテナ干渉レプ
リカ生成ユニット5からの干渉レプリカを、アレーアン
テナ素子1−1〜1−mの一つの素子による受信信号か
ら減算した干渉除去信号を出力する加算器6とを含み、
低速チャネル対応の受信機は、干渉除去信号を用いて復
調する構成を有し、高速チャネル対応の受信機は、干渉
除去信号とシンボルレプリカとを用いて復調する構成を
有するものである。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の無線
通信装置の要部を示し、1−1〜1−mはアレーアンテ
ナ素子、2は無線受信部、3は干渉キャンセラ装置、4
−1〜4−kはユーザ対応の受信機、5は高速チャネル
用のアレーアンテナ干渉レプリカ生成ユニット、6は受
信信号から干渉レプリカを減算する為の加算器を示す。
この場合、低速チャネルと高速チャネルとが混在してD
S−CDMA方式に従って無線通信を行う基地局の受信
部を示し、受信機は、低速チャネル対応と高速チャネル
対応とを含み、図示を省略したネットワークに接続され
る。
【0030】無線受信部2は、アレーアンテナ素子1−
1〜1−m対応に、低雑音増幅器、帯域フィルタ、周波
数変換器、局部発振器、AD変換器等を含み、アレーア
ンテナ素子1−1〜1−m対応の受信信号をディジタル
信号に変換して干渉キャンセラ装置3に入力する。干渉
キャンセラ装置3は、高速チャネル用のアレーアンテナ
干渉レプリカ生成ユニット5を含み、高速チャネルと低
速チャネルとの混在する信号から高速チャネルの干渉レ
プリカを除去する構成を有するものである。
【0031】高速チャネルの送信電力が大きいことによ
り、低速チャネルに対する干渉が大きくなるから、低速
チャネルのユーザの受信信号に対する高速チャネルによ
る干渉を除去することによって、即ち、高速チャネル用
のアレーアンテナ干渉レプリカ生成ユニット5による干
渉レプリカを用いて低速チャネルへの干渉分を除去する
ことにより、低速チャネル対応の干渉レプリカ生成ユニ
ットを設けることなく、低速チャネルの受信特性を改善
することができる。
【0032】図2は本発明の第1の実施の形態の干渉キ
ャンセラ装置の要部説明図であり、1−1〜1−mはア
レーアンテナ素子、11−1〜11−mは遅延回路(D
L)、12−1〜12−Lは、高速チャネル用のアレー
アンテナ干渉レプリカ生成ユニット(AAICU)、1
3−1〜13−mは加算器を示し、無線受信部は簡略化
の為に図示を省略している。
【0033】アレーアンテナ素子1−1〜1−m対応の
受信信号をアレーアンテナ干渉レプリカ生成ユニット1
2−1〜12−Lに入力し、各アレーアンテナ干渉レプ
リカ生成ユニット12−1〜12−Lからの高速チャネ
ルの干渉レプリカを生成して加算器13−1〜13−m
に入力し、遅延回路11−1〜11−mを介したアレー
アンテナ1−1〜1−m対応の受信信号から干渉レプリ
カを減算して、低速チャネルのユーザ受信機(図示を省
略)に入力する。なお、第1ステージのみによる構成の
場合を示すが、図10に示すように第2ステージを含む
マルチステージ構成とすることも可能である。
【0034】図3は本発明の第1の実施の形態に於ける
干渉レプリカ生成ユニットの説明図であり、12は、図
2の高速チャネル用のアレーアンテナ干渉レプリカ生成
ユニット12−1〜12−Lを示す。又14は逆拡散処
理部、15は再拡散処理部、16,18−1〜18−m
は合成器(Σ)、17は判定部、21−1〜21−mは
逆拡散部、22−1〜22−mは乗算器、23は加算
器、24,25は乗算器、26は加算器、27はチャネ
ル推定部、28は重み付け制御部、29は乗算器、30
−1〜30−mは乗算器、31−1〜31−mは再拡散
部である。
【0035】逆拡散処理部14及び再拡散処理部15
は、従来例と同様にマルチパス対応に同一構成として複
数設けられている。又逆拡散処理部14は、逆拡散部2
1−1〜21−mをアレーアンテナ素子対応に設け、各
逆拡散部21−1〜21−mの逆拡散出力信号を乗算器
22−1〜22−mと重み付け制御部28とに入力す
る。又重み付け制御部28に、加算器23の出力信号と
乗算器25の出力信号との差分を、加算器26により求
めて入力する。
【0036】重み付け制御部28は、例えば、隣接する
各逆拡散部21−1〜21−mの出力信号と、加算器2
6からの差分値とを基に重み係数を算出して、乗算器2
2−1〜22−m,30−1〜30−mに入力する。従
って、逆拡散出力信号に重み係数を乗算器22−1〜2
2−mに於いて乗算し、位相を合わせた状態として加算
器23により加算し、乗算器24とチャネル推定部27
と加算器26とに入力する。
【0037】チャネル推定部27は、前述のように、既
知のシンボルを用いてチャネル推定値を求め、乗算器2
4にチャネル推定値の複素共役(*印で示す)を入力し
てパス対応の受信信号の位相を合わせて合成器16によ
り合成し、判定部17により仮判定して、乗算器25,
29に入力する。なお、乗算器25への入力は、チャネ
ル推定値を求める際にも用いた既知シンボルの部分のみ
を用いても良い。
【0038】再拡散処理部15に於いては、乗算器29
により仮判定データにチャネル推定値を乗算して元に戻
した状態とし、乗算器30−1〜30−mにより重み係
数の複素共役(*印で示す)を乗算して、恰も逆拡散部
21−1〜21−mの拡散出力信号の状態に戻し、再拡
散部31−1〜31−mにより再拡散し、合成器18−
1〜18−mによりパス対応の再拡散出力信号を合成し
て、干渉レプリカとする。又乗算器29の出力信号をア
レーアンテナ合成後のシンボルレプリカ、乗算器30−
1〜30−mの出力信号を各アンテナのシンボルレプリ
カとすることができる。
【0039】又前述の再拡散処理部15を省略した構成
は、例えば、図12に示すアダプティブアレー受信装置
と同等な構成となる。本発明に於いては、再拡散処理部
15を設けることにより、高速チャネル対応のアレーア
ンテナ干渉レプリカ生成ユニット12を構成したもの
で、送信電力の大きい高速チャネルによる低速チャネル
への干渉を除去し、低速チャネルの伝送品質を経済的な
構成によって確保することができる。
【0040】図4は本発明の実施の形態のサーチャの説
明図であり、51はアンテナ素子、52−1〜52−5
はRAKE受信機のフィンガ部、53はサーチャ、54
は合成器、55は判定部、56は整合フィルタ、57は
平均化部、58は遅延プロファイルを格納するメモリ
(RAM)、59はパス検出部、60は低速チャネルの
パス検出の閾値を記憶するメモリ(RAM)、61は逆
拡散部、62は乗算器、63は拡散コード発生部、64
はダンプフィルタ、65は遅延調整部(τ)、66はチ
ャネル推定部、67は乗算器であり、アンテナ素子51
は、アレーアンテナの一つの素子を示し、このアンテナ
素子51による受信信号をサーチャに入力する場合を示
す。
【0041】サーチャ53は、整合フィルタ56、平均
化部57、遅延プロファイル格納用のメモリ58、パス
検出部59と共に、低速チャネルのパス検出用の閾値を
記憶するメモリ60を備えている。又RAKE受信機の
フィンガ部52−1〜52−5は、5フィンガ構成の場
合を示すが、更に多数のフィンガ構成とすることも可能
である。又各フィンガ部52−1〜52−5は、図13
に示す従来例のフィンガ部152と同様な構成を有する
ものであり、従って、図3に示す干渉レプリカ生成ユニ
ットのパス対応の逆拡散処理部14と再拡散処理部15
との割当てにも適用することができる。
【0042】図5は高速チャネルのパス検出の説明図で
あり、(A)は低速チャネルの遅延プロファイルを示
し、(B)は高速チャネルの遅延プロファイルを示す。
(A)の低速チャネルの遅延プロファイルの場合、図1
4について説明した場合と同様に、パス検出部59は、
低速チャネルに対しては、平均化部57により平均化し
てメモリ58に記憶させた遅延プロファイルを基に閾値
TH1を設定し、この閾値TH1を超える受信レベルの
パスP1,P2,P3をフィンガ部に割当てるものであ
る。又(B)の高速チャネルの遅延プロファイルの場
合、従来例に於いては、その遅延プロファイルを基に閾
値TH2を設定し、この閾値TH2を超えるパスP1,
P2,P3をフィンガ部に割当てるものである。
【0043】高速チャネルに於いては、閾値TH2を超
えないパスの受信レベルも、低速チャネルに於けるパス
の受信レベル以上となる場合があり、最大割当フィンガ
数が少ない場合は干渉除去が充分でない問題がある。そ
こで、本発明に於いては、低速チャネルのパス検出時の
閾値TH1をメモリ60に記憶しておき、パス検出部5
3に於ける高速チャネルのパス検出時に、メモリ60に
記憶しておいた低速チャネルのパス検出用の閾値TH1
を読出して、高速チャネルのパス検出用の閾値とするも
のである。
【0044】従って、高速チャネルのパス検出時に、低
速チャネルに於けるパス検出時の受信レベルと同等以上
の受信レベルについてパス検出を行うことになり、
(B)の場合に、パスP1〜P5が検出される。そし
て、この検出したパスP1〜P5対応にフィンガ部52
−1〜52−5を割当てる。即ち、割当フィンガ数を多
くしておき、高速チャネルに対するフィンガ部を数を多
くする。例えば、低速チャネルに対しては3個のフィン
ガ部を割当て、高速チャネルに対しては5個のフィンガ
部を割当てるようにすることができる。
【0045】これによって、送信電力の大きい高速チャ
ネルに於ける干渉の除去を有効に行うことができる。又
サーチャ53によるフィンガ部52−1〜52−5の割
当ての構成を、干渉レプリカ生成ユニット12に於ける
逆拡散部14のパス対応の割当てに適用し、高速チャネ
ルの干渉レプリカを生成することができる。即ち、低速
チャネル用の干渉レプリカ生成ユニットを省略する代わ
りに、高速チャネル用の干渉レプリカ生成ユニットから
精度の高い高速チャネルによる干渉レプリカを生成して
出力することができる。
【0046】図6は本発明の第1の実施の形態の無線通
信装置の要部説明図であり、DS−CDMA方式の基地
局の受信部に相当し、図2の構成を適用した場合を示
す。同図に於いて、1−1〜1−mはアレーアンテナ素
子、11−1〜11−mは遅延回路(DL)、12−1
〜12−Lは高速チャネル用のアレーアンテナ干渉レプ
リカ生成ユニット(AAICU)、13−1〜13−m
は加算器、60−1〜60−kは低速ユーザのアダプテ
ィブアレー受信機(AA受信機)、61は干渉キャンセ
ラ装置を示す。
【0047】アレーアンテナ干渉レプリカ生成ユニット
12−1〜12−Lは、図3に示す構成を有し、高速チ
ャネルの干渉レプリカを出力して加算器13−1〜13
−mに入力し、遅延回路11−1〜11−mを介した受
信信号から減算する。遅延回路11−1〜11−mは、
前述のように、アレーアンテナ干渉レプリカ生成ユニッ
ト12−1〜12−Lによる処理時間を補償する為のも
のである。
【0048】又アダプティブアレー受信機60−1〜6
0−kは、例えば、図12に示す構成を適用することが
できる。即ち、ビームフォーミングを行って合成した受
信信号を基に復調することができる。又高速ユーザの受
信機については図示を省略しているが、アレーアンテナ
干渉レプリカ生成ユニット12−1〜12−Lに於ける
判定部17(図3参照)からの判定出力を用いることが
できる。又シンボルレプリカは、チャネル推定値を乗算
したことで、位相補正を行う前の位相情報となる為、用
いることができない。又第1ステージ構成の場合を示す
が、マルチステージ構成とすることも可能である。
【0049】図7は本発明の第2の実施の形態の無線通
信装置の要部説明図であり、図6に示す実施の形態より
更に構成を簡単化した場合を示す。同図に於いて、71
−1〜71−mはアレーアンテナ素子、72は干渉キャ
ンセラ装置、73は遅延回路(DL)、74−1〜74
−Lはアレーアンテナ干渉レプリカ生成ユニット(AA
ICU)、75は加算器、76−1〜76−kは低速ユ
ーザの受信機を示す。
【0050】この実施の形態は、アレーアンテナ素子7
1−1〜71−m対応の受信信号をアレーアンテナ干渉
レプリカ生成ユニット74−1〜74−Lに入力し、又
アレーアンテナ素子71−1〜71−mの中の一つのア
レーアンテナ素子71−1による受信信号を、遅延回路
73と加算器75とを介して受信機76−1〜76−k
に入力するもので、その加算器75に於いて、アレーア
ンテナ干渉レプリカ生成ユニット74−1〜74−Lか
らの干渉レプリカを減算して、送信電力の大きい高速チ
ャネルによる干渉を除去し、この干渉除去信号を低速ユ
ーザの受信機76−1〜76−kに入力して復調するも
のである。この場合も、高速ユーザに対しては、アレー
アンテナ干渉レプリカ生成ユニット74−1〜74−L
に於ける判定部からの判定出力を用いることができる。
【0051】図8は本発明の第3の実施の形態の無線通
信装置の要部説明図であり、81−1〜81−mはアレ
ーアンテナ素子、82は干渉キャンセラ装置、83−1
〜83−mは遅延回路(DL)、84−1〜84−Lは
アレーアンテナ干渉レプリカ生成ユニット(AAIC
U)、85−1〜85−mは加算器、86−1〜86−
kは低速ユーザのアダプティブアレー受信機(AA受信
機)、87−1〜87−Lは高速ユーザのアダプティブ
アレー受信機(AA受信機)である。
【0052】アレーアンテナ干渉レプリカ生成ユニット
84−1〜84−Lは、前述の各実施の形態に於けるア
レーアンテナ干渉レプリカ生成ユニットと同様な構成を
有するもので、アレーアンテナ素子81−1〜81−m
対応の受信信号をアレーアンテナ干渉レプリカ生成ユニ
ット84−1〜84−Lに入力し、高速チャネルの干渉
レプリカとシンボルレプリカとを出力する。そして、生
成した干渉レプリカを加算器85−1〜85−mに入力
し、遅延回路83−1〜83−mを介したアレーアンテ
ナ素子81−1〜81−m対応の受信信号から干渉レプ
リカを減算し、高速チャネルによる干渉を除去した干渉
除去信号を低速ユーザと高速ユーザとのアダプティブア
レー受信機86−1〜86−k,87−1〜87−Lに
入力する。これらの受信機は、例えば、図12に示す構
成を用いることができる。
【0053】低速ユーザのアダプティブアレー受信機8
6−1〜86−kは、入力された干渉除去信号を用いて
ビームフォーミングを行った合成信号を基に復調する。
又高速ユーザのアダプティブアレー受信機87−1〜8
7−Lは、入力された干渉除去信号と、アレーアンテナ
干渉レプリカ生成ユニット84−1〜84−Lからのシ
ンボルレプリカとを用いて復調する。この場合の高速ユ
ーザのアダプティブアレー受信機87−1〜87−L
は、例えば、図3に於ける逆拡散処理部14と図11に
於ける逆拡散処理部111と図12に於ける逆拡散処理
部133との構成を組合せた構成に対応する。
【0054】図9は本発明の第4の実施の形態の無線通
信装置の要部説明図であり、91−1〜91−mはアレ
ーアンテナ素子、92は干渉キャンセラ装置、93遅延
回路(DL)、94−1〜94−Lはアレーアンテナ干
渉レプリカ生成ユニット(AAICU)、95は加算
器、96−1〜96−kは低速ユーザの受信機、97−
1〜97−Lは高速ユーザの受信機である。アレーアン
テナ干渉レプリカ生成ユニット94−1〜94−Lは、
前述の各実施の形態に於けるアレーアンテナ干渉レプリ
カ生成ユニットと同一の構成を有するものである。
【0055】この実施の形態は、図7に示す実施の形態
と同様に、アレーアンテナ素子91−1〜91−mの中
の一つのアレーアンテナ素子91−1による受信信号を
遅延回路93を介して加算器95に入力し、又アレーア
ンテナ素子91−1〜91−m対応の受信信号を入力す
るアレーアンテナ干渉レプリカ生成ユニット94−1〜
94−Lから干渉レプリカとシンボルレプリカとを出力
し、その干渉レプリカを加算器95に入力し、受信信号
から高速チャネルによる干渉レプリカを減算して干渉除
去信号とする。
【0056】この干渉除去信号を低速ユーザの受信機9
6−1〜96−kと高速ユーザの受信機97−1〜97
−Lとに入力する。低速ユーザの受信機96−1〜96
−kは、低速チャネルに対する高速チャネルの干渉を除
去した干渉除去信号を用いて復調する。又高速ユーザの
受信機97−1〜97−Lは、アレーアンテナ干渉レプ
リカ生成ユニット94−1〜94−Lからのシンボルレ
プリカと干渉除去信号とを用いて復調する。
【0057】本発明は、前述の各実施の形態にのみ限定
されるものではなく、種々付加変更することができるも
のであり、例えば、図4に示す高速チャネルによるパス
検出を低速チャネルのパス検出用の閾値TH1を用いて
行うサーチャの構成をそれぞれの実施の形態と組合せる
ように適用することもできる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、低速チ
ャネルと高速チャネルとを含むマルチレート伝送を行う
DS−CSMA通信システムに於ける干渉キャンセラ装
置及びこの干渉キャンセラ装置を用いた無線通信装置で
あり、アレーアンテナ1−1〜1−mにより受信する構
成とし、且つ高速チャネルによる干渉レプリカを生成す
るアレーアンテナ干渉レプリカ生成ユニット5を設け
て、受信信号に対する高速チャネルによる干渉を除去す
るもので、低速チャネル対応の干渉レプリカ生成ユニッ
トを設けることなく、高速チャネルによる干渉を除去し
て、低速チャネルの伝送品質の向上を図ることが可能と
なる。従って、マルチレート伝送の総てのチャネル対応
にアレーアンテナ干渉レプリカ生成ユニットを設ける場
合に比較して経済的な構成となる利点があり、且つ構成
を簡単化しても、送信電力の大きい高速チャネルによる
干渉を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の無線通信装置の要部説明
図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の干渉キャンセラ装
置の要部説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に於ける干渉レプリ
カ生成ユニットの説明図である。
【図4】本発明の実施の形態のサーチャの説明図であ
る。
【図5】高速チャネルのパス検出の説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の無線通信装置の要
部説明図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の無線通信装置の要
部説明図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態の無線通信装置の要
部説明図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態の無線通信装置の要
部説明図である。
【図10】従来例の干渉キャンセラ装置の要部説明図で
ある。
【図11】従来例の干渉レプリカ生成ユニットの説明図
である。
【図12】従来例のアダプティブアレー受信装置の説明
図である。
【図13】従来例のRAKE受信装置の説明図である。
【図14】フィンガ割当処理の説明図である。
【符号の説明】
1−1〜1−m アレーアンテナ素子 2 無線受信部 3 干渉キャンセラ装置 4−1〜4−k 受信機

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも低速チャネルと高速チャネル
    とを含むマルチレート伝送を行うDS−CDMA通信シ
    ステムに於ける干渉キャンセラ装置に於いて、 アレーアンテナ素子対応の受信信号を入力して前記高速
    チャネルの干渉レプリカを生成する高速チャネル用のア
    レーアンテナ干渉レプリカ生成ユニットと、 前記アレーアンテナ素子による受信信号から前記アレー
    アンテナ干渉レプリカ生成ユニットにより生成した干渉
    レプリカを減算して、前記高速チャネルによる干渉を除
    去した干渉除去信号を出力する加算器とを含む構成を有
    することを特徴とする干渉キャンセラ装置。
  2. 【請求項2】 受信信号の遅延プロファイルを基にパス
    検出を行ってフィンガ部の割当てを行うサーチャを有
    し、該サーチャは、前記低速チャネルのパス検出時の閾
    値を記憶するメモリと、該メモリに記憶された前記低速
    チャネルのパス検出用の閾値を用いて前記高速チャネル
    のパス検出を行い、検出されたパスに対応して前記フィ
    ンガ部の割当てを行うパス検出部とを有することを特徴
    とする請求項1記載の干渉キャンセラ装置。
  3. 【請求項3】 アレーアンテナ素子による受信信号を入
    力する干渉キャンセラ装置と、該干渉キャンセラ装置に
    よる干渉除去信号を入力して復調する受信機とを含むD
    S−CDMA通信システムに於ける無線通信装置に於い
    て、 前記干渉キャンセラ装置は、高速チャネル対応のアレー
    アンテナ干渉レプリカ生成ユニットと、該アレーアンテ
    ナ干渉レプリカ生成ユニットからの干渉レプリカを前記
    アレーアンテナ素子による受信信号から減算した干渉除
    去信号を出力する加算器とを含む構成を有し、 前記受信機は、前記干渉除去信号を入力して復調する構
    成を有することを特徴とする無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記アレーアンテナ素子の少なくとも一
    つのアンテナ素子による受信信号の遅延プロファイルを
    基にパス検出を行ってフィンガ部の割当てを行うサーチ
    ャを有し、該サーチャは、低速チャネルのパス検出時の
    閾値を記憶するメモリと、高速チャネルのパス検出時に
    前記メモリに記憶された前記低速チャネルのパス検出用
    の閾値を用いて前記高速チャネルのパス検出を行い、検
    出されたパス対応に前記フィンガ部の割当てを行うパス
    検出部とを備えていることを特徴とする前記請求項3記
    載の無線通信装置。
  5. 【請求項5】 前記干渉キャンセラ装置は、前記アレー
    アンテナ素子対応の受信信号を入力する高速チャネル対
    応のアレーアンテナ干渉レプリカ生成ユニットと、該ア
    レーアンテナ干渉レプリカ生成ユニットからの干渉レプ
    リカを前記アレーアンテナ素子対応の受信信号から減算
    した干渉除去信号を出力する加算器とを含み、前記受信
    機は、前記アレーアンテナ素子対応の前記干渉除去信号
    を用いてビームフォーミングを行って復調する構成を有
    することを特徴とする請求項3又は4記載の無線通信装
    置。
  6. 【請求項6】 前記干渉キャンセラ装置は、前記アレー
    アンテナ素子対応の受信信号から前記高速チャネル対応
    の干渉レプリカとシンボルレプリカとを出力するアレー
    アンテナ干渉レプリカ生成ユニットと、該アレーアンテ
    ナ干渉レプリカ生成ユニットからの干渉レプリカを前記
    アレーアンテナ素子対応の受信信号から減算した干渉除
    去信号を出力する加算器とを含み、低速チャネル対応の
    受信機は、前記アレーアンテナ素子対応の干渉除去信号
    を用いビームフォーミングを行って復調する構成を有
    し、高速チャネル対応の受信機は、前記アレーアンテナ
    素子対応の干渉除去信号と前記シンボルレプリカとを用
    いて復調する構成を有することを特徴とする請求項3又
    は4記載の無線通信装置。
  7. 【請求項7】 前記干渉キャンセラ装置は、前記アレー
    アンテナ素子対応の受信信号を入力して干渉レプリカを
    生成出力する高速チャネル対応のアレーアンテナ干渉レ
    プリカ生成ユニットと、該アレーアンテナ干渉レプリカ
    生成ユニットからの干渉レプリカを前記アレーアンテナ
    素子の一つの素子による受信信号から減算した干渉除去
    信号を出力して、低速チャネル対応の受信機に入力する
    加算器とを含む構成を有することを特徴とする請求項3
    又は4記載の無線通信装置。
  8. 【請求項8】 前記干渉キャンセラ装置は、前記アレー
    アンテナ素子対応の受信信号を入力して干渉レプリカと
    シンボルレプリカとを出力する高速チャネル対応のアレ
    ーアンテナ干渉レプリカ生成ユニットと、該アレーアン
    テナ干渉レプリカ生成ユニットからの干渉レプリカを前
    記アレーアンテナ素子の一つの素子による受信信号から
    減算した干渉除去信号を出力する加算器とを含み、低速
    チャネル対応の受信機は、前記干渉除去信号を用いて復
    調する構成を有し、高速チャネル対応の受信機は、前記
    干渉除去信号と前記シンボルレプリカとを用いて復調す
    る構成を有することを特徴とする請求項3又は4記載の
    無線通信装置。
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