JPH11244383A - 音響装置 - Google Patents

音響装置

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JPH11244383A
JPH11244383A JP6626098A JP6626098A JPH11244383A JP H11244383 A JPH11244383 A JP H11244383A JP 6626098 A JP6626098 A JP 6626098A JP 6626098 A JP6626098 A JP 6626098A JP H11244383 A JPH11244383 A JP H11244383A
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audio signal
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physiological
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JP6626098A
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Mitsuo Azuchi
光男 安士
Masatoshi Yanagidaira
雅俊 柳平
Takashi Tei
峻 程
Kayoko Takashima
香代子 高島
Hiroshi Sato
宏 佐藤
Kazuyuki Uchiyama
和之 内山
Koji Watanabe
浩次 渡辺
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Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
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    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 居住者の状態および生体情報に応じて快適な
オーディオ信号を供給することができる音響装置を提供
すること。 【解決手段】 本発明の音響装置は、居住者の生体情報
を検出する生体情報検出手段と、生体情報に基づく情報
により構成され、少なくとも居住者の平均的生体情報を
蓄積するデータベースと、生体情報検出手段より生体情
報が検出されたときにデータベースの平均的生体情報を
参照して当該検出時における所定のオーディオ信号情報
を生成するオーディオ信号情報生成手段と、オーディオ
信号情報生成手段により生成されたオーディオ信号情報
に基づくオーディオ信号を居住者に対して発生するオー
ディオ信号発生手段とを備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人が望む快適な
心理状態または生理状態になるように、現在置かれてい
る環境下での心理または生理状態を各種センサからの情
報と、過去から蓄積された個人情報に基づいて判定し、
個人が望む快適な環境を作り出すために、各種オーディ
オ信号を生成するようにした音響装置に関する。
【0002】
【従来の技術】わが国は、近い将来高齢化の進行が予測
され、高齢者福祉施設の充実や、在宅老人に対する対策
が社会問題化しようとしている。病院や老人ホーム等に
おいてナースや看護人詰所に表示装置を装備したナース
コール機を配置し、患者側の発信器とナースコール機と
を有線または無線で接続して患者の健康状態や生活状態
を管理する看護人管理システムが知られている。また、
在宅老人においても、老人が不意な発作や、急病等に陥
った場合にも、そのことを第3者に通報するために、ペ
ンダント型に構成された緊急ボタン等を押すことによ
り、電話回線を通じて近隣者や地方公共団体に報知され
る、いわゆる緊急報知システムが知られている。
【0003】介護人管理システムや緊急報知システム等
は、高齢者の健康管理が主目的であって、介護管理機器
として開発が盛んに行われている。しかし、高齢者が日
常生活をおくる上で、生活環境に潤いを与える様に配慮
された設備やシステムは余り普及していない。例えば、
老人ホーム等において、食堂や娯楽室等に軽音楽を流し
たり、起床時や消灯時にチャイムを鳴らす程度のことは
行われているが、老人ホームで生活する健常者も寝たき
り老人も含めた全ての居住者を対象にしたシステムであ
り、居住者の生理状態や心理状態を配慮したシステムと
は言えない。また、居住者の生理状態は時間的にも外部
環境にも影響され、変化するものであり、居住者の心理
或いは生理状態を配慮し、居住者に潤いを与えるような
総合的なシステムの普及が切望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に鑑みなされたものであり、その目的は、居住者一人
一人の生体情報のデータを蓄積し、居住者の状態(座っ
ているか否か、起きているか否か等)や、活動形態(人
の静動、発声の有無、作業の有無等)に応じて、蓄積さ
れたデータを基に、居住者の生理状態や心理状態に最適
なオーディオ信号を供給することができる音響装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の音響装置は、居
住者の生体情報を検出する生体情報検出手段と、生体情
報に基づく情報により構成され、少なくとも居住者の生
体情報を蓄積するデータベースと、生体情報検出手段よ
り生体情報が検出されたときにデータベースの生体情報
を参照して当該検出時における所定のオーディオ信号情
報を生成するオーディオ信号情報生成手段と、オーディ
オ信号情報生成手段により生成されたオーディオ信号情
報に基づくオーディオ信号を居住者に対して発生するオ
ーディオ信号発生手段とを備えて構成する。
【0006】請求項2に記載の音響装置は、居住者が所
定の状態にあるときに、その状態毎に該居住者に対して
それぞれの状態に応じたオーディオ信号情報を蓄積する
データベースと、居住者の状態を検出する状態検出手段
と、状態検出手段により居住者の状態が検出されたとき
にデータベースのオーディオ信号情報を参照し所定のオ
ーディオ信号情報を生成するオーディオ信号情報生成手
段と、オーディオ信号情報生成手段により生成されたオ
ーディオ信号情報に基づくオーディオ信号を居住者に対
して発生するオーディオ信号発生手段とを備えて構成す
る。
【0007】請求項3に記載の音響装置は、居住者の生
体情報を検出する生体情報検出手段と、生体情報に基づ
く情報により構成され、少なくとも居住者の生体情報と
居住者の状態毎に該居住者に対してそれぞれの状態に応
じたオーディオ信号情報を蓄積するデータベースと、生
体情報検出手段より生体情報が検出されたときにデータ
ベースの生体情報およびオーディオ信号情報を参照して
当該検出時の状態において最適なオーディオ信号情報を
生成するオーディオ信号情報生成手段と、オーディオ信
号情報に基づくオーディオ信号を居住者に対して発生す
るオーディオ信号発生手段とを備えて構成する。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至は
4のいずれか1項に記載の音響装置において、居住者の
活動形態を検出する活動形態検出手段を含み、オーディ
オ信号情報生成手段は、活動形態検出手段により検出さ
れた活動形態にも応じたオーディオ信号情報を生成する
ように構成した。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の音響装置において、活動形態検出手段は、室内に1人
いるか複数人いるかを検出するように構成する。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項4に記載
の音響装置において、活動形態検出手段は、室内にいる
者が静止しているか移動しているかを検出するように構
成する。
【0011】請求項7に記載の発明は、請求項4に記載
の音響装置において、活動形態検出手段は、室内にいる
者が所定の作業中であるか否かを検出するように構成す
る。
【0012】請求項8に記載の発明は、請求項4に記載
の音響装置において、活動形態検出手段は、室内にいる
者が発声状態であるか否かを検出するように構成する。
【0013】請求項9に記載の発明は、請求項1または
3に記載の音響装置において、生体情報検出手段は、寝
具に装着されたセンサを含み、該センサにより居住者の
就寝中の心電図波形などの生理データを検出し、データ
ベースには、生理データと共に該生理データを検出した
日付、時刻、天候データなどの外部データを蓄積し、該
蓄積されたデータに基づき居住者の起床および就寝時に
おける生理情報にかかる生理指標を算出してこれを蓄積
すると共に、該生理指標から得られる居住者の起床およ
び就寝時における特徴量を登録するように構成する。
【0014】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の音響装置において、比較手段を備え、該比較手段に
よりセンサにより検出された起床および就寝時の生理デ
ータと生理指標および特徴量とを比較し、オーディオ信
号情報生成手段は、該比較結果に基づきオーディオ信号
情報を生成するように構成する。
【0015】請求項11に記載の発明は、請求項1また
は3に記載の音響装置において、生体情報検出手段は、
居住者が活動中の生理データを検出するセンサを含み、
該センサにより居住者の活動中の生理データを検出し、
データベースには、生理データと共に該生理データを検
出した日付、時刻、天候データなどの外部データを蓄積
し、該蓄積されたデータに基づき居住者の活動中におけ
る生理情報にかかる平均的生理指標を算出してこれを蓄
積すると共に、該生理指標から得られる居住者の活動中
における特徴量を登録するように構成する。
【0016】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の音響装置において、比較手段を備え、該比較手段
によりセンサにより検出された活動中の生理データと生
理指標および特徴量とを比較し、オーディオ信号情報生
成手段は、該比較結果に基づきオーディオ信号情報を生
成するように構成する。
【0017】請求項13に記載の発明は、請求項1また
は3に記載の音響装置において、生体情報検出手段は、
居住者が休憩中の生理データを検出するセンサを含み、
該センサにより居住者の休憩中の生理データを検出し、
データベースには、生理データと共に該生理データを検
出した日付、時刻、天候データなどの外部データを蓄積
し、該蓄積されたデータに基づき居住者の休憩中におけ
る生理情報にかかる生理指標を算出してこれを蓄積する
と共に、該生理指標から得られる居住者の休憩中におけ
る特徴量を登録するように構成する。
【0018】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の音響装置において、比較手段を備え、該比較手段
によりセンサにより検出された休憩中の生理データと生
理指標および特徴量とを比較し、オーディオ信号情報生
成手段は、該比較結果に基づきオーディオ信号情報を生
成するように構成する。
【0019】請求項15に記載の発明は、請求項9また
は11または13のいずれか1項に記載の音響装置にお
いて、データベースに蓄積された生理データから居住者
に関する変動リズムを算出する手段と、センサにより検
出された生理データから得られる生理データの時間的変
化と変動リズムとを比較する比較手段を含み、オーディ
オ信号情報生成手段は、該比較結果に基づきオーディオ
信号情報を生成するように構成する。
【0020】請求項16に記載の音響装置は、居住者の
生体情報を検出する生体情報検出手段と、複数の特徴デ
ータおよび/または内容データのオーディオ信号を発生
するオーディオ信号発生手段と、オーディオ信号発生手
段から所望のオーディオ信号を選択する選択手段と、居
住者が選択手段でオーディオ信号を選択したときに該オ
ーディオ信号の特徴データおよび/または内容データと
生体情報検出手段で検出された生体情報を蓄積するデー
タベースとを備え、オーディオ信号発生手段は、生体情
報検出手段により居住者の生体情報を検出したときにデ
ータベースを参照して該生体情報に応じたオーディオ信
号を生成するよう構成する。
【0021】請求項17に記載の発明は、請求項16に
記載の音響装置において、データベースには、居住者が
選択手段により所望のオーディオ信号を選択したとき
に、時刻、天候データ、居住者の状態に関するデータな
どの外部データおよび選択時の前後の居住者の状態と生
体情報を蓄積し、オーディオ信号発生手段は、検出され
た生体情報を含む所定の状況下における最適なオーディ
オ信号を発生するように構成する。
【0022】請求項18に記載の音響装置は、居住者の
生体情報を検出する生体情報検出手段と、複数の特徴デ
ータおよび/または内容データのオーディオ信号を発生
するオーディオ信号発生手段と、複数の特徴データおよ
び/または内容データのオーディオ信号を発生したとき
における居住者の生体情報検出手段で検出された生体情
報を特徴データおよび/または内容データと共に蓄積す
るデータベースと、データベースを参照して生体情報に
応じた最適な特徴データおよび/または内容データのオ
ーディオ信号を学習する学習手段とを備え、オーディオ
信号発生手段は、検出された生体情報に対して学習手段
により得られた最適な特徴データおよび/または内容デ
ータのオーディオ信号を発生するように構成する。
【0023】請求項19に記載の発明は、請求項18に
記載の音響装置において、データベースには、複数の特
徴データおよび/または内容データのオーディオ信号を
発生したときにおける時刻、天候データ、居住者の状態
に関するデータなどの外部データおよび検出前後の居住
者の状態と生体情報を蓄積し、学習手段は、データベー
スを参照して生体情報や時刻、天候、居住者の状態およ
び検出前後の居住者の状態に応じた最適な特徴データお
よび/または内容データのオーディオ信号を学習するよ
うに構成する。
【0024】請求項20に記載の発明は、請求項10に
記載の音響装置において、オーディオ信号発生手段は、
居住者の起床を誘導するときに発生するように構成す
る。
【0025】請求項21に記載の発明は、請求項10に
記載の音響装置において、オーディオ信号発生手段は、
居住者の睡眠を誘導するときに発生するように構成す
る。
【0026】
【作用】本発明の音響装置は、居住者の生体情報を検出
する生体情報検出手段と、生体情報に基づく情報により
構成され、少なくとも居住者の生体情報を蓄積するデー
タベースと、生体情報検出手段より生体情報が検出され
たときにデータベースの生体情報を参照して当該検出時
における所定のオーディオ信号情報を生成するオーディ
オ信号情報生成手段と、オーディオ信号情報生成手段に
より生成されたオーディオ信号情報に基づくオーディオ
信号を居住者に対して発生するオーディオ信号発生手段
を設けたので、居住者の生体情報を検出したときに、居
住者の生体情報を参照して、居住者に対して最適なオー
ディオ信号を供給することができる。
【0027】また、居住者の状態を検出する状態検出手
段を設けることにより、居住者の状態毎に居住者に提供
するオーディオ信号情報がデータベースに蓄積されるの
で、居住者の状態が検出されたときに、データベースの
オーディオ信号情報を参照して居住者の状態に応じた最
適なオーディオ信号を供給することができる。また、居
住者の活動形態を検出する活動形態検出手段を設けたの
で、上記同様に居住者の活動形態、即ち室内に一人いる
か複数いるか、室内にいる者が静止しているか移動して
いるか、室内にいる者が所定の作業中か否か、室内にい
る者が発声状態であるか否かの活動形態に応じた最適な
オーディオ信号を供給することができる。
【0028】本発明の音響装置は、生体情報検出手段に
寝具に装着されたセンサを加えることにより、センサに
より居住者の就寝中の生理データが検出されるので、デ
ータベースに生理データと共に該生理データを検出した
日付、時刻、天候データなどの外部データを蓄積し、該
蓄積されたデータに基づき居住者の起床および就寝時に
おける生理情報にかかる生理指標を算出してこれを蓄積
すると共に、該生理指標から得られる居住者の起床時お
よび就寝時における特徴量を登録するようにしたので、
外部環境と居住者の生理状態との因果関係が掌握するこ
とができる。また、比較手段を備えたので、センサによ
り検出された起床時および就寝時の生理データと生理指
標および特徴量とを比較して、比較結果に基づいた最適
なオーディオ信号を供給することができる。
【0029】また、生体情報検出手段に居住者が活動中
或いは休憩中の生理データを検出するセンサを加えるこ
とにより、該センサが居住者の活動中或いは休憩中の生
理データを検出し、生理データと共に該生理データを検
出した日付、時刻、天候データなどの外部データをデー
タベースに蓄積し、該蓄積されたデータに基づき居住者
の活動中或いは休憩中における平均的生理情報にかかる
生理指標を算出してこれを蓄積すると共に、該生理指標
から得られる居住者の活動中或いは休憩中における特徴
量を登録するようにすれば、居住者の活動中或いは休憩
中の生理状態と外部環境との因果関係が掌握することが
できる。データベースに蓄積された生理データから居住
者に関する変動リズムを算出する手段を設けたので、居
住者の生理データの時間的変化と変動リズムとの比較結
果に基づいた最適なオーディオ信号を供給することが可
能となる。
【0030】本発明の音響装置は、居住者の生体情報を
検出する生体情報検出手段と、複数の特徴データおよび
/または内容データのオーディオ信号を発生するオーデ
ィオ信号発生手段と、オーディオ信号発生手段から所望
のオーディオ信号を選択する選択手段と、居住者が選択
手段でオーディオ信号を選択したときに該オーディオ信
号の特徴データおよび/または内容データと生体情報検
出手段で検出された生体情報を蓄積するデータベースと
を備え、オーディオ信号発生手段は、生体情報検出手段
により居住者の生体情報を検出したときにデータベース
を参照して該生体情報に応じたオーディオ信号を生成す
るようにしたので、居住者の生体情報と選択手段により
選択された所望のオーディオ信号とが関連付けられてデ
ータベースに蓄積することができる。
【0031】また、特徴データおよび/または内容デー
タのオーディオ信号を学習する学習手段とを備えたこと
により、最適な特徴データおよび/または内容データの
オーディオ信号を供給することができるし、時刻や天候
等の外部データを同時にデータベースに蓄積することに
より、生体情報や時刻、天候、居住者の状態および検出
前後の居住者の状態に応じた最適な特徴データおよび/
または内容データのオーディオ信号を供給することでき
る。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態による音響
装置の構成および動作を図1〜図3を参照して以下に詳
細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態による音
響装置のブロック図であり、図2は音響装置に用いられ
る各種状態センサおよび各種生体センサを示すブロック
図である。また、図3は、音響装置に用いられるデータ
ベースの記憶領域のデータマップである。例えば老人ホ
ーム等に設備される本発明の音響装置は、図1に示すよ
うに各部屋に設けられた各種センサやスピーカ等の入出
力部1と、入出力部1から出力されるデジタルデータを
処理するデータ処理部50と、オーディオ信号情報を生
成するオーディオ信号情報生成部60と、オーディオ信
号を発生させるオーディオ信号発生部70とで構成さ
れ、各部屋の入出力部1以外は、別の場所に設けられた
管理室に集中管理されているものとする。
【0033】各部屋に設けられた入出力部1は、居住者
の状態を検出する状態検出手段である各種状態センサ1
0と、居住者の生体情報を検出する生体情報検出手段で
ある各種生体センサ20と、各種状態センサ10および
各種生体センサ20から出力される出力信号を増幅する
増幅器30と、各増幅器30から出力されるアナログ信
号をデジタル信号に変換するA/D変換器40が設けら
れ、各A/D変換器40のデジタル信号はマイコン3に
供給される。また、各部屋には、オーディオ信号を出力
するスピーカ2と、部屋番号、居住者番号、各種センサ
番号等を登録したり、所望のオーディオ信号に切り換え
るためのリモコン送信機4と、リモコン受信機5が設け
られている。
【0034】図2は、各部屋に設けられた各種状態セン
サ10および各種生体センサ20の構成を示している。
図2(a)に示す各種状態センサ10は、居住者が部屋
の中で現在ベッドで就寝中か、椅子または床に座った状
態か、歩行中か等の居住者の状態を検出するために設け
られたもので、赤外線センサ11、感圧センサ12、寝
具センサ13およびマイク14等で構成している。例え
ば、複数の赤外線センサ11を床からの高さを変えて配
置することで居住者が座った状態か立った状態かを検出
することができるし、部屋の各所に設けた複数の赤外線
センサ11からの出力信号の大小関係をマイコン3で演
算処理することにより、居住者が歩行中か否かの検出が
できる。
【0035】また、カーペット内に複数の感圧センサ1
2を設けることで、居住者が部屋の中のどの位置に居る
かが検出され、椅子に感圧センサ12を設ければ椅子に
座っている状態を、ベッドに寝具センサ13を設ければ
就寝中である否かの検出が可能となる。また、居住者の
在室を音声による検出が必要であれば、マイク14を設
けることにより検出が可能となる。各種状態センサ10
からの出力信号は、各センサ毎に設けられた増幅器31
〜33で増幅し、A/D変換器41〜43でアナログ信
号からデジタル信号に変換した後、マイコン3に供給さ
れる。
【0036】また、マイク14の出力信号も同様に増幅
器34で増幅し、レベル検出器44でON、OFFのデ
ジタル信号に変換し、マイコン3に供給する。居住者の
在室の有無を音の大小で検出することにより、他のセン
サのA/D変換器41〜43の出力データと同様にデジ
タル信号として取扱うことができる。しかし、マイク1
4の出力信号を直接処理する必要がある場合は、マイク
14の出力信号を増幅した後、管理室に集中管理されて
いるデータ処理部50に設けられた図示せぬ波形分析器
等に有線で供給し、波形分析器から出力されるデジタル
データをデータ処理部50の演算処理部51に供給する
ようにしても良い。波形分析器から出力されるデジタル
データは、後述する居住者の識別を行う際の個人別の音
声周波数帯域の分析や周波数スペクトラムの分析に利用
することができる。
【0037】また、図2(b)に示す各種生体センサ2
0は、居住者の生理状態を検出するために設けられたも
ので、心拍センサ21、脈拍センサ22、脳波センサ2
3および発汗センサ24等で構成している。居住者が寝
たきり状態に有る場合は、居住者の体の各部位に上記各
種生体センサ20を取付け、各種生体センサ20からの
出力信号を有線で増幅器35〜38に接続し、増幅した
後、A/D変換器45〜48を介してマイコン3にデジ
タル信号を供給するようにすれば居住者の生理状態を常
時検出することができる。しかし、居住者が健常者の場
合は、歩行中に居住者に取付けた各種生体センサ20の
ケーブルが邪魔になるので、各種生体センサ20の中か
ら必要とされる生体センサからのケーブルを、一旦、例
えば携帯用の送信機に接続する。
【0038】携帯用の送信機は、各種生体センサ20か
らの出力信号を増幅し、A/D変換器でデジタル信号に
変換した後、例えばFSK等の形態で赤外線を変調する
赤外線送信機とすることにより、部屋に設けたリモコン
受信機5で受光することが可能となり、他の各種センサ
のデジタル信号と同様に取扱うことができる。各種生体
センサ20からの出力信号は、各センサ毎に設けられた
増幅器35〜38で増幅し、A/D変換器45〜48で
アナログ信号からデジタル信号に変換した後、マイコン
3に供給される。マイコン3は、各A/D変換器41〜
48のデジタル信号に予め設定されるセンサ番号、居住
者番号および部屋番号を付与すると共に、レベル検出器
44のデジタル信号に部屋番号を付与したデジタルデー
タに変換した後、無線または有線で管理室のデータ処理
部50に供給する。
【0039】データ処理部50は、演算処理部51と記
憶装置52で構成され、各部屋のマイコン3から出力さ
れるデジタルデータを階層別に仕分けし、蓄積するデー
タベースを構成している。記憶装置52は、演算処理さ
れたデジタルデータを一時記憶するRAMと大容量のH
DD等で構成している。マイコン3から出力されるデジ
タルデータは、居住者が登録されている場合は常時デー
タ処理部50に供給され、得られたデジタルデータを連
続或いは時間単位で取組むか否かは、データ処理部50
側で行うようにしている。データ処理部50に供給され
たデジタルデータは、演算処理部51でデジタルデータ
に付与された部屋番号、居住者番号およびセンサ番号毎
に確保された記憶装置52の各領域に記憶される。
【0040】記憶装置52のデータ領域は、図3に示す
ように部屋毎に階層別に設けられ、例えば、部屋1のデ
ータ領域の場合は、部屋1の状態データ領域に各種状態
センサ10から検出された状態データが経時的に記憶さ
れ、更に下の階層には、例えばA氏やB氏の各種生体セ
ンサ20から検出された経時的な生体情報と、この生体
情報と状態データとを演算処理部51で演算処理して、
状態データに関連付けした居住者の平均的生体情報(あ
るいは正常時の生体情報、特徴的生体情報など、以下、
平均的生体情報という)として個人別に生体データ領域
に記憶される。同様に部屋2のデータ領域は、部屋2の
状態データ領域に各種状態センサ10から検出された状
態データが記憶され、更に下の階層には、例えばC氏や
D氏の各種生体センサ20から検出した生体情報と、こ
の生体情報と状態データとを演算処理部51で演算処理
して、状態データに関連付けした居住者の平均的生体情
報として個人別に生体データ領域に記憶される。
【0041】演算処理部51は、各部屋から供給される
状態データに基づいて、既に記憶されている個人別の平
均的生体情報を参照して、居住者の状態に最も適したオ
ーディオ信号情報を生成するため、オーディオ信号情報
生成部60に制御信号を出力すると共に、オーディオ信
号情報を、それぞれの状態データに関連付けられたデー
タとして記憶装置52に記憶・蓄積する。データ処理部
50から出力される制御信号は、オーディオ信号情報生
成手段であるオーディオ信号情報生成部60に供給され
る。
【0042】オーディオ信号情報生成部60は、例え
ば、MIDI音源と制御装置61とで構成されたもので
あり、各種のオーディオ信号や疑似音響等を生成するこ
とができる。復元用DSP62は、波形データROM6
3および波形データRAM64から読出された波形デー
タを処理して音響データに変換する部分であり、波形デ
ータROM63は基本的なオーディオ信号の波形データ
を記憶し、波形データRAM64は曲データに含まれて
いる基本的でない波形データを記憶している。従って、
波形データROM63のデータと波形データRAM64
のデータを復元用DSP62に読出し、演算処理した
後、D/A変換器65でデジタル信号をアナログ信号に
変換することにより、各種のオーディオ信号や疑似音響
等を生成することができる。
【0043】制御装置61は、演算処理部51からの制
御信号に従って、波形データROM63に予め記憶され
ている波形データと、波形データRAM64に記憶され
た波形データの中から所定のオーディオ信号情報を生成
するに必要な波形データを復元用DSP62に読出し、
演算処理した後、D/A変換器65でデジタル信号をア
ナログ信号に変換し、図示せぬフィルタを通過させるこ
とで、所定のオーディオ信号が生成される。オーディオ
信号情報生成部60から出力されるオーディオ信号は、
オーディオ信号発生部70に供給され、増幅器71で増
幅された後、各部屋に設けられたスピーカ2に供給され
る。
【0044】次に、本発明の第1実施形態の音響装置の
動作を、例えば、部屋1のA氏がベッドに入り、寝よう
としている場合を例に以下に説明する。A氏がベッドに
入ると、寝具センサ13がA氏の体重を検出し、寝具セ
ンサ13の出力信号が増幅器33およびA/D変換器4
3を介してマイコン3に供給される。また、A氏がヘッ
ドバンド等の方法で脳波センサ23を装着した場合は、
脳波センサ23の出力信号が増幅器37およびA/D変
換器47を介してマイコン3に供給される。マイコン3
は、寝具センサ13からのデジタル信号にセンサ番号と
A氏の居住者番号と部屋番号を付加したA氏の状態デー
タとしてデータ処理部50に送出する。また、脳波セン
サ23からのデジタル信号にセンサ番号とA氏の居住者
番号と部屋番号を付加したA氏の生理情報としてデータ
処理部50に送出する。
【0045】データ処理部50の演算処理部51は、部
屋1の状態データ領域に寝具センサ13から検出された
状態データを記憶し、更に下の階層に、A氏の脳波セン
サ23から検出された生体情報を記憶する。演算処理部
51は、この生体情報と状態データとを演算処理部51
で演算処理して、状態データに関連付けてA氏の平均的
生体情報として個人別に生体データ領域に記憶する。ま
た、演算処理部51は、状態データおよび生体情報を検
出すると、記憶装置52内に記憶されているA氏の過去
の平均的生体情報を呼び出し、現在検出している状態デ
ータおよび生体情報に最も近い平均的生体情報の中から
オーディオ信号情報を抽出し、オーディオ信号情報生成
部60に対して上記オーディオ信号情報を生成するよう
に制御信号を送出すると共に、そのオーディオ信号情報
を状態データと関連付けて、例えばA氏の就寝中のオー
ディオ信号情報として記憶装置52に記憶・蓄積する。
【0046】オーディオ信号情報生成部60は、演算処
理部51から供給された制御信号に基づいて、波形デー
タROM63に予め記憶されている波形データと、波形
データRAM64に記憶された波形データの中から所定
のオーディオ信号情報を生成するに必要な波形データを
復元用DSP62に読出し、演算処理した後、D/A変
換器65でデジタル信号をアナログ信号に変換すること
で、例えばA氏の就寝中のオーディオ信号として生成さ
れる。就寝中のオーディオ信号は、例えば安眠状態に有
るときに、脳から多く発生するα波を誘導する信号に設
定する。オーディオ信号情報生成部60から出力された
就寝用のオーディオ信号は、オーディオ信号発生手段で
あるオーディオ信号発生部70に供給され、増幅器71
で増幅された後、部屋1に設けられたスピーカ2から出
力される。
【0047】部屋1のスピーカ2からは、就寝用のオー
ディオ信号が出力され、ベッドに就寝中のA氏を安眠状
態に誘導する。居住者に取付けられた脳波センサ23
は、脳から発生するα波を検出する。マイコン3は、検
出されたA氏の脳波センサ23の生体情報および寝具セ
ンサ13の状態データにセンサ番号、居住者番号および
部屋番号を付与したデジタルデータをデータ処理部50
に供給する。データ処理部50の演算処理部51は、部
屋1用に設けられた状態データ領域に寝具センサ13の
状態データを記憶すると共にA氏の生体データ領域に状
態データに関連付けした脳波センサ23の生体情報とし
て記憶する。
【0048】データ処理部50の演算処理部51は、現
在得られた生体情報と、過去にA氏が安眠状態に有ると
きに発生する脳波センサ23の生体情報とを比較して、
より安眠状態に導く必要が有る場合は、その状態毎に居
住者に対してそれぞれの状態に応じたオーディオ信号情
報をデータベースに蓄積すると共に、データベースに蓄
積された平均的生体情報を参照し、所定のオーディオ信
号情報を出力すべくオーディオ信号情報生成部60に制
御信号を出力する。オーディオ信号情報生成部60は制
御信号により居住者を安眠状態に導くために用意された
オーディオ信号を出力し、オーディオ信号発生部70に
供給され、増幅器71で増幅された後、部屋1に設けた
スピーカ2から出力する。
【0049】従って、データ処理部50は、常に供給さ
れる現在の居住者個人の状態データおよび生体情報を参
照し、データベースに蓄積された平均的生体情報の所定
の状態にある場合は、その所定の状態に応じたオーディ
オ信号を居住者に提供することができる。また、安眠状
態に導く音として、上述したα波を誘導する信号以外
に、小川のせせらぎやさざ波の音、ゆっくりしたテンポ
の曲で特に居住者の好みの曲等、多くの居住者が「穏や
かな音」という印象を与えるオーディオ信号が使われ
る。
【0050】上述した各種状態センサ10は、例えば娯
楽室等のように、部屋の中に複数の居住者が作業中或い
は、発声状態等を検出する活動形態検出手段とすること
ができる。例えば、部屋に複数の居住者が居ると判断で
きる条件は、 1)部屋のセンサ(赤外線、感圧センサ等)の出力信号
から部屋に居住者が居ると推定される場合で、なお且つ
赤外線センサまたは感圧センサの出力信号から推定され
る居住者の位置が複数個あるとき。 2)部屋のセンサの出力信号から部屋に居住者が居ると
推定される場合で、なお且つ赤外線センサまたは感圧セ
ンサの出力信号から推定される居住者の位置が、所定の
広さ以上の広い範囲に広がっているとき(言い換えると
居住者の推定位置を特定の位置に絞り込めないとき)。
【0051】3)部屋のセンサの出力信号から部屋に居
住者が居ると推定される場合で、なお且つ赤外線センサ
または感圧センサの出力信号から推定される居住者の位
置が、所定値以上の頻度で変化するとき(一人の居住者
が動き回っているとは考えられないほど動きが速いと
き)。等により部屋に複数の居住者が居ると判断でき
る。また、部屋の中を居住者が移動していると判断でき
る条件は、 4)床に設けた感圧センサに加わる上下方向の圧力の変
化量、変化速度(または周波数)が、所定の範囲にある
とき。 5)部屋のセンサの出力信号から推定される居住者の位
置の移動速度が所定の範囲内にあるとき。
【0052】6)部屋に設置されたマイクの出力の中
に、居住者の歩行音の特徴(周波数スペクトラムやレベ
ル変動等)を示す信号が含まれているとき。等により部
屋の中を居住者が移動していると判断できる。また、部
屋で居住者が何らかの作業をしていると判断できる条件
は、 7)所定時間内に、所定値以上の頻度で居住者の移動が
検知されたとき。 8)調理器具、清掃具等、居住者が能動的に使う器具セ
ンサが使用中の出力信号を送出中であり、なお且つ器具
の異常を検出する情報がないとき。 9)空調機、AV機器等、居住者が受動的に使う器具に
対して、所定時間内に所定以上の頻度で操作が行われた
とき。
【0053】10)部屋に設置されたマイクの出力信号
のレベルと周波数スペクトラムの変化量、変化速度(ま
たは周波数)が所定値以上で、なお且つ何らかの異常を
示す情報がないとき。等により部屋で居住者が何らかの
作業をしていると判断できる。また、部屋の居住者が喋
っていると判断できる条件は、 11)部屋に設置されたマイクの出力信号から、AV機
器やゲーム機から出ている音を除いた残りの信号の中
の、音声周波数帯域(約300〜3000Hz)の周波
数スペクトラムやレベル変動のパターン(時間的変動)
に、居住者の発話の特徴が認められるとき。等により部
屋の居住者が喋っていると判断できる。
【0054】活動形態検出手段により検出した活動形態
データは、娯楽室から娯楽室番号を付与されたデジタル
データでデータ処理部50に送出される。データ処理部
50は、娯楽室の活動形態データをデータベースに蓄積
すると共に、活動形態データに応じた、平均的生体情報
を参照し、所定のオーディオ信号を出力すべくオーディ
オ信号情報生成部60に制御信号を出力する。データ処
理部50は、得られた活動形態データを基に、娯楽室が
談話中のときや作業中のとき等、そのときの活動状態に
応じたオーディオ信号情報を抽出し、オーディオ信号情
報生成部60に、娯楽室が談話中のときや作業中のとき
に相応しいオーディオ信号を生成すべく制御信号を出力
する。オーディオ信号情報生成部60は、データ処理部
50からの制御信号に基づき、オーディオ信号を生成
し、オーディオ信号発生部70に供給し、増幅器71で
増幅された後、娯楽室に設けられたスピーカからオーデ
ィオ信号を出力する。
【0055】活動形態検出手段は、居住者の活動形態を
検出するだけでなく、居住者がゲーム、CD、放送等、
音の出るメディアを使用しているとき、その音の特徴
(レベルの変動パターン、リズム、テンポ、周波数スペ
クトラムやピッチ変動の特徴等)を、波形分析器で分析
し、そのときの時刻、天候、生理状態、活動内容、更に
はその前後の活動や生理状態と共に、データベースに蓄
積する。そして、蓄積されたデータを基に、居住者がど
んな状況(時刻、天候、生理状態、活動内容、娯楽室の
人数等)の時、或いはどんな状況の後にはどんな音を聞
くことが多いかを確率として算出し、居住者個人の好み
の音の情報としてデータベースに蓄積する。
【0056】また、居住者が使用しているメディアから
送り出されているコンテンツの内容(何の音か、誰の音
か、曲目、話の内容、歌詞の内容等)を示す情報が、音
と共にメディアから送出されている場合は、コンテンツ
の内容を、そのときの時刻、天候、生理状態、活動内
容、更にはその後の活動や生理状態と共に、データベー
スに蓄積する。そして、蓄積されたデータを基に、居住
者がどんな状況(時刻、天候、生理状態、活動内容、娯
楽室の人数等)の時、或いはどんな状況の後にはどんな
音を聞くことが多いかを確率として算出し、居住者個人
の好みの音の情報としてデータベースに蓄積する。ま
た、上記娯楽室や各部屋以外に、トイレや風呂場にも状
態センサや活動形態センサを設ければ、居住者がどの部
屋に居ても常に、居住者の活動形態や生理状態を観察
し、居住者の生活環境に潤いと快適さをもたらすオーデ
ィオ信号を供給することができる。
【0057】図4は、本発明の第2実施形態による音響
装置のブロック図である。第2実施形態の音響装置は、
上述した第1実施形態の音響装置に加えて、音響装置の
データ処理部に、日付、時刻、天候(温度、湿度)等の
外部データを取組むようにした点と、得られた状態デー
タおよび生体情報と平均的生体情報とを比較する比較手
段とを設けた点であり、特に居住者の起床時および就寝
時の生理データの処理について以下に説明する。音響装
置のデータ処理部50は、温度・湿度・気圧等の天候デ
ータと、タイマから検出される日付・時刻データ等を取
込み、外部データとしてデータベースに蓄積するように
構成されている。
【0058】居住者のベッドには、上述したように寝具
センサ13と発汗センサ24が設けられ、必要に応じて
心拍センサ21や脈拍センサ22等が居住者の身体に装
着されるので、居住者がベッドに入ると、各種状態セン
サ10および各種生体センサ20から状態データおよび
生体情報がデータ処理部50に送出される。データ処理
部50の演算処理部51は、各部屋から供給される居住
者の起床時および就寝時の各種生体情報に対して、部屋
番号、居住者番号およびセンサ番号毎に確保された記憶
装置52の各領域に記憶する際に、上記外部データと関
連付けて生理データとして記憶するようしている。
【0059】上述したように、居住者の日中の生体情報
は、平均的生体情報として、データベースに蓄積されて
いるので、演算処理部51により、例えば居住者の就寝
時に得られた生体情報と平均的生理情報に基づいて平均
的生理指標を算出し、上記外部データと関連付けてデー
タベースに蓄積する。同様に、居住者の起床時に得られ
た生体情報と平均的生理情報に基づいて平均的生理指標
を算出し、上記外部データと関連付けてデータベースに
蓄積する。このようにして居住者の就寝時および起床時
における特徴量(心拍数の変化率等)が算出される。こ
れらの値は、必要に応じて起床時の環境(月、曜日、時
刻、天候等)毎に算出する。そこで、各種生体センサ2
0から検出された起床時および就寝時の生理データと、
平均的生理指標および特徴量とを比較器54により比較
し、この比較結果に基づいてオーディオ信号を生成する
ようにすることで、起床時および就寝時における居住者
の生理状態に最適なオーディオ信号を供給することが可
能となる。
【0060】例えば、具体的に、昨日の日中の天候が優
れず、A氏は娯楽室での行動が緩慢であり、就寝時の眠
りが浅い状態が検出された。過去のA氏の就寝時の生理
データの結果から、A氏は天候が良いと元気になり、娯
楽室での行動が活発になり、その結果就寝中は深い眠り
になることがデータベースの平均的生理情報データに記
憶されていれば、A氏の平均的生理指標および特徴量の
生理データから天候が悪い場合には、娯楽室におけるA
氏に対して、例えば軽快なオーディオ信号を提供するこ
とが可能となり、就寝時には安眠に入るような効果音を
聞かせ、深い眠りに誘導することが可能となる。また、
A氏は、就寝中に深い眠りであった場合は、起床後の行
動が緩慢になることがA氏の活動中の平均的生理指標お
よび特徴量に現れていれば、起床時に快適なオーディオ
信号を提供し、元気な行動が取れるように心理状態およ
び生理状態を整えてあげることが可能となる。
【0061】また、データ処理部50の演算処理部51
は、居住者の生理指標の、時間変化に伴う平均的な変動
(変動リズム)を算出し、データベースに蓄積する。具
体的には、平日の1日、休日の1日、1週間、一カ月、
一年といった期間毎に、時間変化に伴う変動の特徴量
(周期、振幅等)を算出する。ある期間の生理データの
変動リズムが、データベースに蓄積されたリズムと大き
く異なれば、居住者の健康状態や生活習慣が、以前と比
べて大きく変化したと推定できる。各種生体センサ20
から検出された生理データから得られる生理データの時
間的変化と平均的変動リズムを比較器54で比較し、そ
の比較結果に基づいてオーディオ信号情報を生成するよ
うにすれば、居住者の時刻や温度・湿度・気圧等の天候
により変動する生活リズムに応じたオーディオ信号を供
給することが可能となる。
【0062】図5は、本発明の第3実施形態による音響
装置のブロック図である。第3実施形態の音響装置は、
上述した第1または第2実施形態の音響装置に加えて、
音響装置に種々のオーディオ信号を選択する選択手段で
ある選択装置を設けた点である。選択装置80は、デー
タ処理部50の演算処理部51からの制御信号により各
種オーディオ機器を駆動する駆動部81、各種オーディ
オ機器から出力されるオーディオ信号を切換える切替部
82と、オーディオ信号情報生成部60から出力される
オーディオ信号と、各種オーディオ機器から出力される
オーディオ信号を加算する加算器83とで構成されてい
る。
【0063】選択装置80の駆動部81は、演算処理部
51からの制御信号により各種オーディオ機器、例えば
DVD再生器91やCD再生器92等の選曲・再生や停
止を制御している。また、切替部82は、演算処理部5
1から供給される制御信号により選択されたオーディオ
機器の出力を切替え、オーディオ機器から出力されたオ
ーディオ信号を加算器83に供給する。加算器83は、
オーディオ信号情報生成部60から出力されるオーディ
オ信号と各種オーディオ機器から出力されるオーディオ
信号を加算して、オーディオ信号発生部70に供給す
る。選択装置80で選択されたオーディオ信号は、オー
ディオ信号発生部70に供給され、増幅器71で増幅さ
れた後、各部屋のスピーカ2に供給される。
【0064】オーディオ機器の記録媒体に収録されてい
るオーディオ信号は、各部屋に設けられたリモコン送信
機4によって切換えることができる。図6(a)に各部
屋に常備されているリモコン送信機4の外観図を、
(b)に表示部の表示形態を示した。リモコン送信機4
は、図示したように、赤外線発光部4a、表示部4bお
よびテンキーやアルファベット等の操作部4c等で構成
されている。リモコン送信機4の操作は、居住者が自ら
操作するか、介護人が居住者に代わって操作される。
【0065】例えば、居住者に取付けるセンサを登録す
る場合、介護人が操作部4cの部屋番号キーを押下する
と、表示部4bに部屋番号の文字が表示されるので、こ
れに続いてアルファベットキーとテンキーを用いて居住
者の部屋番号、例えばR15を入力する。同様に、居住
者番号キーを押下し、その後居住者番号、例えばK22
を入力する。続いて、センサ番号キーの押下後、センサ
番号、例えばS24を入力する。最後に、操作部4cの
設定キーを押下することで、各データがリモコン送信機
4の赤外線発光部4aを介して送出される。リモコン送
信機4から送出された赤外線は、リモコン受信機5で受
光され、部屋番号(R15)、居住者番号(K22)お
よびセンサ番号(S24)等の出力データをマイコン3
に供給する。
【0066】マイコン3は、上記リモコン受信機5から
の出力データと、各種状態センサ10および各種生体セ
ンサ20の出力データから構成される各種デジタルデー
タを無線または有線で管理室のデータ処理部50に供給
する。また、リモコン送信機4は、各種オーディオ機器
の記録媒体に収録されている各種オーディオ信号を選択
することができる。例えば、居住者が読書中にBGMと
して所望のオーディオ信号が聞きたい場合は、上記同様
に、部屋番号と居住者番号を入力した後、入力キーを押
下し、続いて選曲番号、例えばM123を入力し、設定
キーを操作することで、所望の選曲番号がデータ処理部
50に送出される。
【0067】データ処理部50の演算処理部51は、供
給された各種デジタルデータに、日付・時刻データおよ
び温度・湿度・気圧等の天候データとを関連付けて、個
人別のデータベースに登録する。また、演算処理部51
は、送出されたリモコン受信機5からの出力データに基
づいて、選択装置80の駆動部81を制御して選択され
た曲(M123)が収納されているオーディオ機器を駆
動し、M123の曲を再生させる。また、同時に切替部
82を制御して、所望の選曲が収納されているオーディ
オ機器の出力を切換え、オーディオ機器から再生された
オーディオ信号を加算器83を介してオーディオ信号発
生部70に供給し、増幅器71で増幅した後、R15の
部屋番号を有する部屋のスピーカからM123の曲が出
力される。
【0068】また、居住者は、リモコン送信機4の音量
キーに設けられた±キーを操作することで、スピーカ2
からの音量を変えることができるし、居住者が希望の曲
を選択する場合は、選曲番号による登録方法以外に、選
曲キーに設けられた±キーを操作することで、既にリモ
コン送信機4に登録されている複数の曲名が順次表示さ
れるので、選曲後、設定キーを押下することで希望の曲
が選択される。また、居住者は、就寝中に安眠用のオー
ディオ信号を所望する場合は、安眠キーおよび設定キー
を押下することで、データ処理部50の演算処理部51
は、既にデータベースに蓄積された個人別の安眠中の生
理データを基に、制御信号をオーディオ信号情報生成部
60に供給し、オーディオ信号情報生成部60から安眠
用のオーディオ信号を生成させる。オーディオ信号情報
生成部60から出力されるオーディオ信号は、オーディ
オ信号発生部70に供給され、増幅器71で増幅された
後、スピーカ2から出力される。
【0069】居住者または介護人の操作によるリモコン
送信機4から送出される選曲データは、居住者の複数の
特徴データおよび/または内容データとして居住者個人
の生理情報と関連付けられてデータ処理部50のデータ
ベースに記憶・蓄積する。従って、データ処理部50
は、居住者から供給される生体情報を検出すると、デー
タベースに蓄積された居住者個人の特徴データおよび/
または内容データを参照し、居住者の生体情報に応じた
オーディオ信号を生成することが可能となり、例えば居
住者が椅子に座って読書をしていると判断された場合
は、過去に同じ状態の時に希望した最も頻度の高い曲を
選択し、オーディオ信号を供給することができる。ま
た、居住者が希望の曲を選択した時の時刻、天候等の外
部データや、居住者の状態データおよび選択した時に前
後の状態データおよび生体情報をそれぞれ関連付けてデ
ータ処理部50のデータベースに記憶・蓄積するように
すれば、より居住者の生理状態や心理状態に沿ったオー
ディオ信号を供給することができる。
【0070】また、データ処理部50は、得られた生体
情報と、データベースに蓄積された複数の特徴データお
よび/または内容データとを比較し、学習手段(常に生
体情報が好転するようにデータの更新または補完を行
う。)により学習させ、特徴データおよび/または内容
データを書き換えることにより、新たに検出された生体
情報に対して学習手段により得られた最適な特徴データ
および/または内容データに基づいた最適なオーディオ
信号を供給することが可能となる。
【0071】以上述べたように、本発明の音響装置は、
各種生体センサと各種状態センサを設けることにより居
住者の生体情報、状態データおよび活動形態データを検
出することができるので、これらをデータベースに蓄積
する。また、データベースには、居住者の生体情報、状
態データおよび活動形態データに関連付けて時刻や天候
等の外部データを記憶・蓄積する。居住者の生体情報が
検出されたときに、居住者からの状態データおよび活動
形態データに基づき、最適なオーディオ信号情報を供給
すると共に、供給したオーディオ信号情報を上記各種デ
ータと関連付けてデータベースに蓄積するように構成す
ることにより、データベースに蓄積された各種データか
ら居住者の平均的生理指標、特徴量および平均的変動リ
ズムを算出することができるし、得られた各種データを
学習させることも可能となる。
【0072】従って、居住者の生体情報を検出した際
に、データベースを参照し、居住者の状態データおよび
活動形態データに最適なオーディオ信号を居住者に送出
することが可能となる。尚、本発明の音響装置は、居住
者にオーディオ信号を供給するように説明したが、各部
屋にテレビを設け、居住者の要求に応じて、TV画像を
供給するように構成しても良い。このときは、居住者が
選択したTV画像の情報をオーディオ信号情報としてデ
ータベースに蓄積する。また、老人ホームを例に説明し
たが、在宅用に設備しても同様の効果が得られるのはい
うまでもない。
【0073】
【発明の効果】上述したように本発明の音響装置は、居
住者の生体、状態、活動形態または時刻や天候の外部環
境等、あらゆる状況下において、居住者が生理的或いは
心理的に要求されるオーディオ信号情報を蓄積し、分析
し、或いは加工して、最適なオーディオ信号を供給する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による音響装置のブロッ
ク図。
【図2】本発明の音響装置に用いられる各種状態センサ
および各種生体センサのブロック図。
【図3】本発明の音響装置に用いられるデータベースの
記憶領域のデータマップ。
【図4】本発明の第2実施形態による音響装置のブロッ
ク図。
【図5】本発明の第3実施形態による音響装置のブロッ
ク図。
【図6】本発明の音響装置に用いられるリモコン送信機
の外観図。
【符号の説明】
1・・入出力部 2・・スピーカ 3・・マイコン 4・・リモコン送信機 5・・リモコン受信機 10・・各種状態センサ 20・・各種生体センサ 30〜38、71・・増幅器 40〜43、45〜48・・A/D変換器 44・・レベル検出器 50・・データ処理部 60オーディオ信号情報生成部 70・・オーディオ信号発声部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高島 香代子 東京都大田区大森西4丁目15番5号 パイ オニア株式会社大森工場内 (72)発明者 佐藤 宏 東京都目黒区目黒1丁目4番1号 パイオ ニア株式会社内 (72)発明者 内山 和之 東京都目黒区目黒1丁目4番1号 パイオ ニア株式会社内 (72)発明者 渡辺 浩次 東京都目黒区目黒1丁目4番1号 パイオ ニア株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 居住者の生体情報を検出する生体情報検
    出手段と、 前記生体情報に基づく情報により構成され、少なくとも
    前記居住者の生体情報を蓄積するデータベースと、 前記生体情報検出手段より生体情報が検出されたときに
    前記データベースの生体情報を参照して当該検出時にお
    ける所定のオーディオ信号情報を生成するオーディオ信
    号情報生成手段と、 前記オーディオ信号情報生成手段により生成されたオー
    ディオ信号情報に基づくオーディオ信号を前記居住者に
    対して発生するオーディオ信号発生手段とを備えたこと
    を特徴とする音響装置。
  2. 【請求項2】 居住者が所定の状態にあるときに、その
    状態毎に該居住者に対してそれぞれの状態に応じたオー
    ディオ信号情報を蓄積するデータベースと、前記居住者
    の状態を検出する状態検出手段と、 前記状態検出手段により居住者の状態が検出されたとき
    に前記データベースのオーディオ信号情報を参照し所定
    のオーディオ信号情報を生成するオーディオ信号情報生
    成手段と、 前記オーディオ信号情報生成手段により生成されたオー
    ディオ信号情報に基づくオーディオ信号を前記居住者に
    対して発生するオーディオ信号発生手段とを備えたこと
    を特徴とする音響装置。
  3. 【請求項3】 居住者の生体情報を検出する生体情報検
    出手段と、 前記生体情報に基づく情報により構成され、少なくとも
    前記居住者の生体情報と居住者の状態毎に該居住者に対
    してそれぞれの状態に応じたオーディオ信号情報を蓄積
    するデータベースと、 前記生体情報検出手段より生体情報が検出されたときに
    前記データベースの生体情報およびオーディオ信号情報
    を参照して当該検出時の状態において最適なオーディオ
    信号情報を生成するオーディオ信号情報生成手段と、 前記オーディオ信号情報に基づくオーディオ信号を前記
    居住者に対して発生するオーディオ信号発生手段とを備
    えたことを特徴とする音響装置。
  4. 【請求項4】 居住者の活動形態を検出する活動形態検
    出手段を含み、 前記オーディオ信号情報生成手段は、前記活動形態検出
    手段により検出された活動形態にも応じたオーディオ信
    号情報を生成することを特徴とする請求項1乃至は4の
    いずれか1項に記載の音響装置。
  5. 【請求項5】 前記活動形態検出手段は、室内に1人い
    るか複数人いるかを検出することを特徴とする請求項4
    に記載の音響装置。
  6. 【請求項6】 前記活動形態検出手段は、室内にいる者
    が静止しているか移動しているかを検出することを特徴
    とする請求項4に記載の音響装置。
  7. 【請求項7】 前記活動形態検出手段は、室内にいる者
    が所定の作業中であるか否かを検出することを特徴とす
    る請求項4に記載の音響装置。
  8. 【請求項8】 前記活動形態検出手段は、室内にいる者
    が発声状態であるか否かを検出することを特徴とする請
    求項4に記載の音響装置。
  9. 【請求項9】 前記生体情報検出手段は、寝具に装着さ
    れたセンサを含み、該センサにより居住者の就寝中の心
    電図波形などの生理データを検出し、 前記データベースには、前記生理データと共に該生理デ
    ータを検出した日付、時刻、天候データなどの外部デー
    タを蓄積し、該蓄積されたデータに基づき居住者の起床
    および就寝時における生理情報にかかる生理指標を算出
    してこれを蓄積すると共に、該生理指標から得られる居
    住者の起床および就寝時における特徴量を登録するよう
    にしたことを特徴とする請求項1または3に記載の音響
    装置。
  10. 【請求項10】 比較手段を備え、該比較手段により前
    記センサにより検出された起床および就寝時の生理デー
    タと前記平均的生理指標および特徴量とを比較し、オー
    ディオ信号情報生成手段は、該比較結果に基づきオーデ
    ィオ信号情報を生成するようにしたことを特徴とする請
    求項9に記載の音響装置。
  11. 【請求項11】 前記生体情報検出手段は、居住者が活
    動中の生理データを検出するセンサを含み、該センサに
    より居住者の活動中の生理データを検出し、 前記データベースには、前記生理データと共に該生理デ
    ータを検出した日付、時刻、天候データなどの外部デー
    タを蓄積し、該蓄積されたデータに基づき居住者の活動
    中における平均的生理情報にかかる生理指標を算出して
    これを蓄積すると共に、該生理指標から得られる居住者
    の活動中における特徴量を登録するようにしたことを特
    徴とする請求項1または3に記載の音響装置。
  12. 【請求項12】 比較手段を備え、該比較手段により前
    記センサにより検出された活動中の生理データと前記生
    理指標および特徴量とを比較し、オーディオ信号情報生
    成手段は、該比較結果に基づきオーディオ信号情報を生
    成するようにしたことを特徴とする請求項11に記載の
    音響装置。
  13. 【請求項13】 前記生体情報検出手段は、居住者が休
    憩中の生理データを検出するセンサを含み、該センサに
    より居住者の休憩中の生理データを検出し、 前記データベースには、前記生理データと共に該生理デ
    ータを検出した日付、時刻、天候データなどの外部デー
    タを蓄積し、該蓄積されたデータに基づき居住者の休憩
    中における生理情報にかかる生理指標を算出してこれを
    蓄積すると共に、該生理指標から得られる居住者の休憩
    中における特徴量を登録するようにしたことを特徴とす
    る請求項1または3に記載の音響装置。
  14. 【請求項14】 比較手段を備え、該比較手段により前
    記センサにより検出された休憩中の生理データと前記生
    理指標および特徴量とを比較し、オーディオ信号情報生
    成手段は、該比較結果に基づきオーディオ信号情報を生
    成するようにしたことを特徴とする請求項13に記載の
    音響装置。
  15. 【請求項15】 前記データベースに蓄積された生理デ
    ータから居住者に関する変動リズムを算出する手段と、 前記センサにより検出された生理データから得られる生
    理データの時間的変化と前記変動リズムとを比較する比
    較手段を含み、 前記オーディオ信号情報生成手段は、該比較結果に基づ
    きオーディオ信号情報を生成するようにしたことを特徴
    とする請求項9または11または13のいずれか1項に
    記載の音響装置。
  16. 【請求項16】 居住者の生体情報を検出する生体情報
    検出手段と、 複数の特徴データおよび/または内容データのオーディ
    オ信号を発生するオーディオ信号発生手段と、 前記オーディオ信号発生手段から所望のオーディオ信号
    を選択する選択手段と、 前記居住者が選択手段でオーディオ信号を選択したとき
    に該オーディオ信号の特徴データおよび/または内容デ
    ータと前記生体情報検出手段で検出された生体情報を蓄
    積するデータベースとを備え、 前記オーディオ信号発生手段は、前記生体情報検出手段
    により居住者の生体情報を検出したときに前記データベ
    ースを参照して該生体情報に応じたオーディオ信号を生
    成することを特徴とする音響装置。
  17. 【請求項17】 前記データベースには、居住者が選択
    手段により所望のオーディオ信号を選択した時に、時
    刻、天候データ、居住者の状態に関するデータなどの外
    部データおよび選択時の前後の居住者の状態と生体情報
    を蓄積し、 前記オーディオ信号発生手段は、検出された生体情報を
    含む所定の状況下における最適なオーディオ信号を発生
    することを特徴とする請求項16に記載の音響装置。
  18. 【請求項18】 居住者の生体情報を検出する生体情報
    検出手段と、 複数の特徴データおよび/または内容データのオーディ
    オ信号を発生するオーディオ信号発生手段と、 前記複数の特徴データおよび/または内容データのオー
    ディオ信号を発生したときにおける居住者の前記生体情
    報検出手段で検出された生体情報を特徴データおよび/
    または内容データと共に蓄積するデータベースと、 前記データベースを参照して生体情報に応じた最適な特
    徴データおよび/または内容データのオーディオ信号を
    学習する学習手段とを備え、 前記オーディオ信号発生手段は、検出された生体情報に
    対して学習手段により得られた最適な特徴データおよび
    /または内容データのオーディオ信号を発生することを
    特徴とする音響装置。
  19. 【請求項19】 前記データベースには、複数の特徴デ
    ータおよび/または内容データのオーディオ信号を発生
    したときにおける時刻、天候データ、居住者の状態に関
    するデータなどの外部データおよび検出前後の居住者の
    状態と生体情報を蓄積し、 前記学習手段は、前記データベースを参照して生体情報
    や時刻、天候、居住者の状態および検出前後の居住者の
    状態に応じた最適な特徴データおよび/または内容デー
    タのオーディオ信号を学習することを特徴とする請求項
    18に記載の音響装置。
  20. 【請求項20】 前記オーディオ信号発生手段は、居住
    者の起床を誘導する時に発生することを特徴とする請求
    項10に記載の音響装置。
  21. 【請求項21】 前記オーディオ信号発生手段は、居住
    者の睡眠を誘導する時に発生することを特徴とする請求
    項10に記載の音響装置。
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