JPH11229132A - スパッタ成膜装置およびスパッタ成膜方法 - Google Patents

スパッタ成膜装置およびスパッタ成膜方法

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JPH11229132A
JPH11229132A JP3747898A JP3747898A JPH11229132A JP H11229132 A JPH11229132 A JP H11229132A JP 3747898 A JP3747898 A JP 3747898A JP 3747898 A JP3747898 A JP 3747898A JP H11229132 A JPH11229132 A JP H11229132A
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JP
Japan
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wafer
target
shield
sputtering
vacuum vessel
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JP3747898A
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English (en)
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Tomio Katada
富夫 堅田
Nobuo Hayasaka
伸夫 早坂
Katsuya Okumura
勝弥 奥村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スパッタ時のウェハ膜中での膜の組成の変化を
防止する。 【解決手段】チャンバ2内に設けられたターゲット6
と、チャンバ2内にターゲット6と対向して設けられ、
ターゲット6からスパッタされたスパッタ粒子が堆積す
るウェハ4を載置するサセプタ21と、スパッタ粒子が
チャンバ2内壁に到達するのを防止すべく設けられ、タ
ーゲット6と対向する領域では、ターゲット6から見て
ウェハ4間での距離よりも遠くなるように配置されたシ
ールド8,9a,9bからなり、シールド8,9a,9
bの表面の法線は、ウェハ4周縁部を向かないように形
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスパッタ成膜装置お
よびスパッタ成膜方法に係わり、特に均一性の高い成膜
を行うスパッタ成膜装置およびスパッタ成膜方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】PVD(Physical Vapor Deposition )
の一つであるスパッタ法は、広い面積において均一な膜
質と膜厚が得られ、膜厚制御性も優れ、入射粒子のエネ
ルギーも高い等の優位性により、半導体装置の配線等の
形成技術として広く普及している。また、放電によって
生成した不活性イオンを高融点の物質に衝撃させ、この
高融点の物質を気化させて成膜させる方法であるため、
絶縁性薄膜の作成にも多く用いられている。
【0003】従来、BST((Ba,Sr)TiO3
やPZT(Pb(Zr,Ti)O3)等の高誘電体や強
誘電体はゾル・ゲル法や上記したスパッタ法により成膜
されている。スパッタ法で成膜する場合には、生産性の
点からBSTやPZTを焼結したターゲットをArガス
でスパッタする。また、BSTやPZTは絶縁体である
ため、一般にRF(Radio Frequency )スパッタ法が用
いられる。
【0004】従来のスパッタ装置のチャンバ内の全体構
成を図2に示す。図2に示すように、真空ポンプ1から
なる排気系を設けたチャンバ(真空容器)2の内部に、
カソード3と、ターゲット物質を付着させるウェハ4が
載置される。カソード3は、バッキングプレート5と、
バッキングプレート5に張り付けられたターゲット6か
らなる。このバッキングプレート5にはRF電源7によ
りRF電力が供給される。
【0005】一般にターゲット6表面付近は、チャンバ
2内壁への膜の付着を防止するためシールドで覆われ
る。図2では、シールドとしてアースシールド8,下部
シールド9,上部シールド10が配置される場合を示
し、各々はチャンバ2を介して接地されている。
【0006】スパッタ時においてターゲット6表面は高
温となるため、冷却水導入口11から冷却水が導入さ
れ、ターゲット6裏面を循環する。これにより、ターゲ
ット6が所定の温度に維持され、ターゲット6自体が溶
融するのを防止する。また、カソード3内部にはマグネ
ット12が設けられる。このマグネット12により、ウ
ェハ4及びターゲット6間における放電によって発生す
る電子を磁界によって回転運動させる。そして、ターゲ
ット6表面付近のプラズマ密度を高めて電離衝突の頻度
を高くすることによりスパッタ蒸着を高速化させる。
【0007】RF電源7によりカソード3及びウェハ4
間にプラズマを発生させる。このプラズマ放電中、ガス
導入口12から導入されたArイオンはターゲット6表
面で生じる自己バイアスにより加速され、ターゲット6
を構成する物質をスパッタする。スパッタによりターゲ
ット6から発生したスパッタ粒子はウェハ4とシールド
8,9,10に堆積する。これらシールド8,9,10
への堆積と同時に、一部のArイオンはウェハ4表面や
シールド8,9,10に生じているシース電位に加速さ
れ、ウェハ4表面やシールド8,9,10を衝撃し、そ
の表面に付着している膜を再スパッタする。また、この
イオン衝撃によりウェハ4やシールド8,9,10の温
度も上昇する。
【0008】ここで、ターゲット物質として例えばPZ
Tを用いた場合、PZT中の構成元素であるPbは他の
ZrやTiなどに比較して蒸気圧が非常に高く、またス
パッタイールド、すなわちスパッタの効率が高いため、
その再スパッタ量、再蒸発量を制御することが非常に困
難である。すなわち、Arイオンによる再スパッタやウ
ェハ4、シールド8,9,10の加熱によりスパッタイ
ールド・蒸気圧の高いPbが優先的にエッチング(再蒸
発)されるため、ウェハ4上に堆積した膜の組成が変動
することとなる。例えばシールド8,9,10での再ス
パッタが多い場合は再スパッタされたPbがシールド
8,9,10からウェハ4ヘ付着するため、ウェハ4膜
中でのPb組成は増加することとなる。
【0009】さらにウェハ4とシールド8,9,10と
の幾何学的配置によりウェハ4周辺部はウェハ4中央部
に比較してシールド8,9,10から大きな影響を受け
るため、ウェハ4の半径方向に組成の分布を持つことと
なる。このようにターゲット組成とウェハ4上での膜組
成は、シールド8,9,10からの影響を受けるため制
御することが困難である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように従
来のスパッタ成膜装置を用いたスパッタでは、ウェハや
シールドに付着している膜、特にスパッタイールド、蒸
気圧の高いターゲット物質が再蒸発したり、不活性イオ
ンにより再スパッタされることにより、他のターゲット
物質を構成するスパッタイールド、蒸気圧の低い構成元
素に比較してウェハに付着する比率が高くなり、これに
よりウェハに付着した膜の組成が変化する。
【0011】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、ウェハ膜中での膜
組成の変化を防止するスパッタ成膜装置及びスパッタ成
膜方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
スパッタ成膜装置は、真空容器内に設けられ、ターゲッ
トが配置されるターゲット電極と、前記真空容器内に前
記ターゲット電極と対向して設けられ、前記ターゲット
からスパッタされたスパッタ粒子が堆積するウェハを載
置するサセプタと、前記スパッタ粒子が前記真空容器内
壁に到達するのを防止すべく設けられ、前記ターゲット
と対向する領域では、前記ターゲット電極から見て前記
ウェハまでの距離よりも遠くなるように配置されたシー
ルドとを具備してなることを特徴とする。
【0013】また、本発明の請求項2に係るスパッタ成
膜装置は、真空容器内に設けられたターゲット電極と、
前記真空容器内に前記ターゲット電極と対向して設けら
れ、該ターゲット電極からスパッタされたスパッタ粒子
が堆積するウェハを載置するサセプタと、前記スパッタ
粒子が前記真空容器内壁に到達するのを防止すべく設け
られたシールドとを具備してなり、前記シールドの表面
の法線は、前記サセプタに載置されたウェハ周縁部を向
かないように形成されてなることを特徴とする。
【0014】本発明の望ましい形態を以下に示す。 (1)シールドの表面には複数のフィンが設けられ、こ
れらフィンの表面の法線は、サセプタに載置されたウェ
ハ周縁部を向かないように形成される。 (2)シールドは二重円筒構造をなし、内円筒部と、内
円筒に対して同軸的に設けられた外円筒部と、内円筒と
外円筒の一方の端面を結ぶように設けられた円環状の底
部からなる。 (3)(2)において、シールド表面にフィンを設ける
ことによりスパッタ粒子付着面の法線方向を調整する。 (4)スパッタ成膜装置は、枚葉式である。 (5)ターゲットは、絶縁体である。 (6)ターゲットは、高誘電体又は強誘電体である。 (7)ターゲットには、Pb又はBiを含む。 (8)スパッタ成膜装置は、RF電力を使用する。 (9)スパッタ成膜装置は、DC電力とRF電力の重畳
スパッタである。 (10)サセプタには、ウェハを冷却する冷却機構が設
けられている。 (11)サセプタは、冷却された静電チャック基台から
なる。 (12)(10)のウェハの冷却機構は、冷却された静
電チャック基台にウェハをチャックすることにより行わ
れる。
【0015】また、本発明の請求項4に係るスパッタ成
膜方法は、真空容器内でターゲットが配置されるターゲ
ット電極と該ターゲット電極に対向して設けられたウェ
ハとの間で加速した不活性ガスによるスパッタにより前
記ターゲットから離脱したスパッタ粒子を前記ウェハに
堆積するスパッタ成膜方法において、前記スパッタ粒子
が前記真空容器内壁に到達するのを防止すべく、前記真
空容器の内壁表面と前記ターゲット電極の前記ターゲッ
ト配置側表面の間の空間を前記ウェハとともに仕切るシ
ールドを前記真空容器内に設け、前記シールドは前記タ
ーゲットと対向する領域では、前記ターゲットから見て
前記ウェハまでの距離よりも遠くに配置し、かつ前記シ
ールドの表面の法線を前記ウェハ周縁部を向かないよう
にし、該シールドに付着して離脱した前記スパッタ粒子
がウェハに付着しないようにスパッタを行うことを特徴
とする。
【0016】(作用)本発明はターゲット電極とウェハ
が対向したスパッタ成膜装置において、ターゲット電極
とウェハの距離をウェハとシールドの距離より近くなる
ようにシールドを配置することにより、シールドから再
蒸発または再スパッタされたターゲット物質がウェハに
飛来しにくくなるため、ウェハ上に堆積した膜組成に対
して影響を与えない。即ちウェハ上に堆積する膜はター
ゲットからだけのものとなり、ターゲット物質の組成で
一意的に定まる。
【0017】またシールド表面の法線がウェハ周縁部を
向かないようにすることによりシールド表面から再スパ
ッタされ、あるいは再蒸発した粒子は、ウェハの方向に
進行せずにウェハから見て真空容器内壁方向に放出され
る。従って、スパッタ粒子がウェハに再堆積することが
なく、ウェハ組成の変動が無くなり、面内の均一性も向
上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の一実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に
係るスパッタ成膜装置の全体構成を示す横断面図であ
る。図1に示すように、真空ポンプ1からなる排気系及
びArイオン等の不活性ガスを導入するガス導入口12
を設けたチャンバ(真空容器)2の内部に、カソード3
とウェハ4を載置するサセプタ21が対向して配置され
ている。カソード3は、バッキングプレート5と、バッ
キングプレート5に張り付けられたターゲット6からな
る。また、バッキングプレート5はCu等の高い熱伝導
性の物質により構成されるため冷却効率が高く、このバ
ッキングプレート5に張り付けされたターゲット6を容
易に冷却可能である。このバッキングプレート5にはR
F電源7により13.56MHzのRF電力が供給され
る。
【0019】また、サセプタ21の周縁部からターゲッ
ト6の周縁部にかけてシールド8,9a,9bが設けら
れている。これらシールド8,9a,9bは、チャンバ
2の内壁表面とターゲット6表面の間の空間をウェハ4
とともに仕切るように、ターゲット6の表面と所定の間
隔をおいて設けられ、スパッタ粒子がチャンバ2の内壁
へ付着するのを防止するもので、例えばSUS等のステ
ンレス部材により構成される。図1ではアースシールド
8,下部シールド9a,9bからなり、これら3つのシ
ールドによりターゲット6からスパッタされたスパッタ
粒子のうち、ウェハ4に付着せずに浮遊する粒子のチャ
ンバ2内壁への進行を完全に遮断する。また、シールド
8,9a,9bはチャンバ2を介して接地されており、
またウェハサセプタ21も接地されている。これらシー
ルド8,9a,9bは成膜条件によりフローティング
(非接地)にしてもよい。
【0020】アースシールド8は、バッキングプレート
5表面のうち、ターゲット6以外の表面付近を覆うよう
に、ターゲット6の周縁部からバッキングプレート5の
側部にかけて設けられる。これにより、プラズマにより
加速された不活性ガスがバッキングプレート5をスパッ
タするのを防止する。
【0021】下部シールド9aは、ウェハ4に対して垂
直な面と、ウェハ4に対して水平な面、すなわちターゲ
ット6と対向する面から構成される。ウェハ4に対して
垂直な面は、ウェハ4の端部から150mm程度離れて
配置される。また、ウェハ4に対して水平な面はスパッ
タ粒子が最も多く付着する面であるため、成膜時におけ
るウェハ4の位置から10mm程度下方に配置され、こ
れによりバッキングプレート5の側部からウェハ4の周
縁部直下まで覆われる構造となる。このように、スパッ
タ粒子が特に多く付着する下部シールド9aのウェハ4
との位置関係は、ターゲット6から見てウェハ4までの
距離に比較して離れたところに位置する。
【0022】また、ウェハ4周縁部からその周縁部直下
までにかけて、ウェハ4に対して垂直な面をもった下部
シールド9bが設けられる。この下部シールド9bはサ
セプタ21に固定されており、サセプタ21とともに上
下動する。また、この下部シールド9bはスパッタ時に
下部シールド9aとウェハ4周縁部直下で重なり合う。
従って、これら両シールド9a,9bによりスパッタ粒
子の進路を遮断することができる。
【0023】また、下部シールド9a表面には複数のフ
ィン22が設けられる。このフィン22はシールド8,
9a,9bと同じ材質、すなわちSUS等のステンレス
部材により構成される。また、フィン22表面の法線
は、ウェハ4周縁部を向かないように設置角度が調整さ
れており、フィン22表面はウェハ4から見てチャンバ
2内壁方向を向く。
【0024】ウェハ4のチャンバ2への搬出入はウェハ
サセプタ21によりなされる。すなわち、サセプタ21
が上下方向に沿って昇降移動し、図示しない搬送室から
の移載ロボットとウェハ4のやりとりを行う。成膜時は
ウェハ4を載置したサセプタ21が上昇することによ
り、ウェハ4はターゲット6表面から30mm離れたと
ころに位置する。
【0025】カソード3には冷却水導入口11が設けら
れ、またバッキングプレート5内には冷却水導入口11
から導入された冷却水を導入し、この冷却水をターゲッ
ト6裏面の全面を循環させる冷却水路23が設けられ
る。ターゲット6表面はスパッタ時には高温となるた
め、この冷却水路23によりターゲット6が所定の温度
に維持され、ターゲット6自体の溶融を防止することが
できる。
【0026】また、ウェハサセプタ21は、発生したプ
ラズマによるウェハ4の温度上昇を防ぐため、冷却水導
入口24が設けられ、この冷却水導入口24から導入さ
れた冷却水により水冷された静電チャックを用いる。こ
の静電チャックによりウェハ4の高感度の温度制御が可
能となる。また、温度制御のみならず、サセプタ21は
静電誘導によりウェハ4を吸着するため、ウェハ4全面
への成膜が可能となり、成膜の有効領域が増加する。ま
た、チャック部からのパーティクルの発生を防止でき
る。
【0027】次に本実施形態に係るスパッタ成膜装置の
動作について説明する。図1に示すように、RF電源7
により陰極であるターゲット6にRF電力が印加され
る。このRF電力により、ターゲット6及び陽極である
ウェハ4間にプラズマが発生する。この両電極間にガス
導入口12から導入されたArイオン等の不活性ガスは
プラズマにより加速され、陰極側に置かれたターゲット
6に衝撃する。この衝撃により、ターゲット6表面から
飛び出したスパッタ粒子の大部分はターゲット6に対向
するウェハ4に堆積する。また、ウェハ4に進行しない
スパッタ粒子は、ウェハ4とターゲット6の間隙を通過
して横方向に拡散し、シールド8,9a,9bに到達し
てその表面に堆積する。
【0028】例えばターゲット物質としてPZTを用
い、シールド8,9a,9bに堆積した堆積物の構成元
素の中にスパッタイールドの高い元素や蒸気圧の高い元
素が含まれる場合(ここではPZT中のPbを用いて説
明する)、特に下部シールド9a上に堆積したPZT膜
中のPbは、不活性ガスにより優先的に再スパッタさ
れ、あるいは優先的に再蒸発し、この再スパッタ量、再
蒸発量は他の構成元素であるZrやTiに比較して多く
なる。
【0029】このためウェハ4上にはターゲット6から
飛来するPZT以外にシールド8,9a,9bから再ス
パッタされ、あるいは再蒸発したPbが飛来するが、ウ
ェハ4とターゲット6の距離に比較してウェハ4とシー
ルド8,9a,9bの距離が大きく離れているため、ウ
ェハ4はシールド8,9a,9bからの影響は受けな
い。従ってウェハ4の膜組成はターゲット物質の組成に
一致する。
【0030】また、下部シールド9a表面には、表面の
法線がウェハ4周縁部を向かないようにフィン22が設
けられていることにより、シールド9a表面からの再ス
パッタされた粒子が外方に放出されるためウェハ4に再
堆積しない。そのためウェハ4の組成の変動が無くな
る。
【0031】これらによりシールド8,9a,9bから
再蒸発したPbの大部分がウェハ4に飛来するのを防止
することができ、ウェハ4上の膜組成はターゲット組成
に一致する。
【0032】次に、本実施形態に係るスパッタ成膜装置
を実際に用いて、強誘電体膜であるPZT膜の成膜を行
った例を説明する。下部電極であるサセプタ21に、T
iが20nm、さらにその上にPtが175nmスパッ
タ成膜されたウェハ4を載置し、チャンバ2内に導入す
る。ウェハ4を導入した後、チャンバ2内を真空ポンプ
1により5×10-6Paまで真空引き、その後ガス導入
口12からArガスを6.6Pa導入する。
【0033】次いで、1.5kWの高周波電力をRF電
源7よりターゲット6に印加してRFプラズマを発生さ
せ、PZTからなるターゲット6をArイオンによりス
パッタし、PZT膜をウェハ4上に成膜する。この時ウ
ェハ4およびターゲット6の温度上昇を抑えるため、タ
ーゲット6およびウェハサセプタ21に冷却水導入口1
1,24より冷却水を導入し、水冷した。
【0034】成膜後のウェハの組成をICP−MS(In
ductively Coupled Plasma Mass Spectrometry:誘導結
合高周波プラズマ質量)分析したところ、ウェハ面内で
均一なモル比Pb/(Zr+Ti)=1.1が得られ、
このモル比はターゲット6の組成とほぼ同じになった。
複数のウェハ4上に成膜を続けていくとシールド8,9
a,9bの温度が徐々に上昇するが、ウェハ4から離れ
た場所に設けられているためシールド8,9a,9bか
らのPbの再蒸発や再スパッタによる影響は見られなか
った。
【0035】このように、ウェハ4とターゲット6間の
距離がシールド8,9a,9bとの距離よりも短いた
め、ターゲット6からスパッタ放出されたスパッタ粒子
の大部分がウェハ4に堆積する。シールド8,9a、9
bはウェハ4から離れているため、シールド8,9a,
9bから再スパッタ、再蒸発したターゲット物質がウェ
ハ4に到達できないため、ウェハ4に成長する膜はター
ゲット物質の組成そのものが転写される。これにより、
ウェハ4上の膜はターゲット物質の組成が定まることに
より一意的に決定される。
【0036】また、RF電源7を加速電源として用いた
場合には特に大きな効果を奏する。すなわち、Arイオ
ンのウェハ4へのスパッタ量が多いため、ターゲット6
を離脱するスパッタ粒子が多く、シールド8,9a,9
bにも多く堆積するからである。また、下部シールド9
a表面には、ウェハ4から見て表面の法線が外側を向く
ようにフィン22が設けられているため、下部シールド
9a表面から再スパッタ、再蒸発されるターゲット物質
はウェハ4方向には飛び出さず、チャンバ2壁方向に向
かうため、ウェハ4上へ付着しなくなる。
【0037】さらに、ウェハ4とターゲット6は近接配
置されるためにウェハ4の温度が上昇するが、冷却水に
よりサセプタ21が水冷されるため、ウェハ4の温度上
昇を防止することができる。また、冷却機構として静電
チャックを用いるため、高感度の温度制御が可能とな
る。
【0038】なお、上記した実施形態においては絶縁性
のPZTターゲットを用いたが、絶縁物でなくてもよ
く、ターゲット6中の酸素を減らして、導電度を高めた
ターゲット6を用いても良い。この場合、DC電力とR
F電力の重畳した電力でスパッタすることができ、成膜
速度を高くすることが可能となる。
【0039】また、加速電源としてRF電源を用いる場
合を示したが、RF電源のみを用いた場合のみならず、
DC電源とRF電源の重畳スパッタ、DC電源のみによ
る加速電源であっても本発明の主旨を逸脱しない。ま
た、カソード3内部にマグネットを配置することによる
マグネトロンスパッタ方式にも適用可能である。また、
サセプタ21により枚葉式にスパッタする場合を示した
が、バッチ式でも適用可能である。
【0040】また、下部シールド9aに複数のフィン2
2を設けて再スパッタされ、あるいは再蒸発したターゲ
ット物質が進行する方向を制御する場合を示したが、下
部シールド9a自体の表面の法線をウェハ4周縁部に向
けないことにより制御することもできる。すなわち、こ
の場合は下部シールド9aの水平面の表面は、内側に対
して外側の表面を下にして傾けられ、また垂直面の表面
は下部にいくに従って広がるように傾けられるように配
置される。また、下部シールド9bもウェハ4に対して
垂直をなすように配置され、シールド9b表面の法線が
水平方向をなす場合を示したが、そのように配置する必
要はなく、例えば下部シールド9b表面から出た法線が
下方に傾くように配置することもできる。この場合、下
部シールド9bは下部にいくに従ってすぼまるように傾
けられる。また、下部シールド9bにもフィン22を設
けることもできる。さらに、シールド9aのターゲット
6と対向する領域をウェハ4よりもターゲット6から遠
くなるように配置する場合を示したが、そのように配置
せずに従来と同じ配置をとってもフィン22を設けるこ
とにより本発明の効果を奏することは勿論である。
【0041】また、シールドはアースシールド8,下部
シールド9a,9bからなる構成を示したが、ウェハ4
方向以外に進行するスパッタ粒子の進路を遮断できるも
のであればよく、例えばアースシールド8と下部シール
ド9aが一体化したものであってもよい。また、ウェハ
4を静電チャックにより固定する場合を示したが、メカ
ニカルチャックでも固定してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ウ
ェハとターゲット電極間の距離をウェハとシールドとの
距離よりも近くすることによりシールドに堆積したター
ゲット物質が熱による再蒸発やイオン衝撃により再スパ
ッタされた場合でもウェハからの距離が遠いため、ウェ
ハに到達できない。従ってウェハに成長する膜はターゲ
ットから直接放出された物質のみになるため堆積膜組成
はターゲット組成そのものが転写され、ウェハの膜組成
の変化を防止することができる。
【0043】また、シールドの表面の法線は、サセプタ
に載置されたウェハ周縁部を向かないように形成される
ため、スパッタ粒子の付着面がウェハに対して外側に面
するような構造となり、付着面に付着した粒子のうち、
再スパッタされ、あるいは再蒸発した粒子はウェハ方向
には放出されない。これによりシールドからの再スパッ
タ、再蒸発の影響をなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスパッタ成膜装置の
全体構成を示す横断面図。
【図2】従来のスパッタ成膜装置の詳細な構成を示す横
断面図。
【符号の説明】
1 真空ポンプ 2 チャンバ 3 カソード 4 ウェハ 5 バッキングプレート 6 ターゲット 7 RF電源 8 アースシールド 9a,9b 下部シールド 11,24 冷却水導入口 12 ガス導入口 21 サセプタ 22 フィン 23 冷却水路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/316 H01L 21/316 Y

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器内に設けられ、ターゲットが配
    置されるターゲット電極と、 前記真空容器内に前記ターゲット電極と対向して設けら
    れ、前記ターゲットからスパッタされたスパッタ粒子が
    堆積するウェハを載置するサセプタと、 前記スパッタ粒子が前記真空容器内壁に到達するのを防
    止すべく設けられ、前記ターゲットと対向する領域で
    は、前記ターゲットから見て前記ウェハまでの距離より
    も遠くなるように配置されたシールドとを具備してなる
    ことを特徴とするスパッタ成膜装置。
  2. 【請求項2】 真空容器内に設けられ、ターゲットが配
    置されるターゲット電極と、 前記真空容器内に前記ターゲット電極と対向して設けら
    れ、前記ターゲットからスパッタされたスパッタ粒子が
    堆積するウェハを載置するサセプタと、 前記スパッタ粒子が前記真空容器内壁に到達するのを防
    止すべく設けられたシールドとを具備してなり、 前記シールドの表面の法線は、前記サセプタに載置され
    たウェハ周縁部を向かないように形成されてなることを
    特徴とするスパッタ成膜装置。
  3. 【請求項3】 前記サセプタには、前記ウェハを冷却す
    る冷却機構が設けられていることを特徴とする請求項1
    又は2記載のスパッタ成膜装置。
  4. 【請求項4】 真空容器内でターゲットが配置されるタ
    ーゲット電極と該ターゲット電極に対向して設けられた
    ウェハとの間で加速した不活性ガスによるスパッタによ
    り前記ターゲットから離脱したスパッタ粒子を前記ウェ
    ハに堆積するスパッタ成膜方法において、 前記スパッタ粒子が前記真空容器内壁に到達するのを防
    止すべく、前記真空容器の内壁表面と前記ターゲット電
    極の前記ターゲット配置側表面の間の空間を前記ウェハ
    とともに仕切るシールドを前記真空容器内に設け、前記
    シールドは前記ターゲットと対向する領域では、前記タ
    ーゲットから見て前記ウェハまでの距離よりも遠くに配
    置し、かつ前記シールドの表面の法線を前記ウェハ周縁
    部を向かないようにし、該シールドに付着して離脱した
    前記スパッタ粒子がウェハに付着しないようにスパッタ
    を行うことを特徴とするスパッタ成膜方法。
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