JPH1116041A - 飲料供給装置 - Google Patents

飲料供給装置

Info

Publication number
JPH1116041A
JPH1116041A JP18587197A JP18587197A JPH1116041A JP H1116041 A JPH1116041 A JP H1116041A JP 18587197 A JP18587197 A JP 18587197A JP 18587197 A JP18587197 A JP 18587197A JP H1116041 A JPH1116041 A JP H1116041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beverage
air pump
extractor
storage tank
measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18587197A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Chigira
登 千木良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP18587197A priority Critical patent/JPH1116041A/ja
Publication of JPH1116041A publication Critical patent/JPH1116041A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯蔵槽内に飲料を複数杯分貯えてから供給す
る飲料供給装置において、その構造の簡素化、小型化と
コストの低減を図る。 【解決手段】 飲料原料と湯を混合することによって飲
料を抽出する抽出器7と、この抽出器7にて抽出された
飲料を複数杯分貯える貯蔵槽13と、この貯蔵槽13内
の飲料の量を計測する計測器と、空気ポンプ29と、制
御装置51とを備えており、計測器30は、貯蔵槽13
に一端が連通された計量用配管24と、この計量用配管
24の他端に連通された圧力センサ27から成り、制御
装置51は、抽出器7における飲料抽出時に、空気ポン
プ29から加圧空気を抽出器7内に供給すると共に、計
測器30による計量時には、それに先立って空気ポンプ
29より計量用配管24内に加圧空気を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料原料から飲料
を抽出して供給する飲料供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より例えば自動販売機においては、
特開平9−62929号公報(G07F13/00)に
示される如く、コーヒーなどの挽き豆原料からコーヒー
などの飲料を抽出し、他の砂糖或いはミルクなどと混合
した後、カップに注入して販売するよう構成されてい
る。特に、近年では食品衛生法の改正により、この種自
動販売機においても飲料を予め複数杯分抽出して保存し
て置き、販売毎に一杯分の飲料をカップに注入して販売
するバッチ抽出方式が採れるようになり、前記公報にお
いても抽出装置にて抽出された複数杯分の飲料を貯蔵槽
に貯えて販売する方式が示されている。
【0003】係る方式によれば、販売毎の抽出に比較し
て、顧客の待ち時間を短縮することが可能となると共
に、抽出に必要なペーパーフィルタなどの消耗品の消費
量も削減し、効率的な飲料販売を達成することができる
ようになる。また、抽出器において飲料抽出に充分な時
間をかけることができるので、良い味覚の飲料を作るこ
とができる利点もある。
【0004】一方、係るバッチ抽出方式の場合は、抽出
動作の制御を行うために貯蔵槽内の飲料の量を常に把握
していなければならない。そこで、前記公報においては
空気管の下端を貯蔵槽の下部に連通して取り付けると共
に、空気管の上端には圧力センサを設け、この空気管を
介して圧力センサにかかる貯蔵槽内の飲料の水頭圧にて
飲料の量を計測している。
【0005】この場合、飲料の温度変化や、貯蔵槽の保
温装置の熱による空気管内空気の膨張・収縮によって空
気管内に飲料が侵入すると、侵入した飲料の高さより上
の量の飲料の量しか圧力センサは検知できなくなる。そ
こで、前記公報では空気管に空気ポンプを取り付け、計
測に先立って空気ポンプから空気管内に加圧空気を送り
込むことにより、空気管内に侵入した飲料を貯蔵槽内に
押し返してから計測を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、抽出器におけ
る飲料の抽出速度を上げるために、抽出器内にも加圧空
気を送り込む方式が開発されている。この場合、抽出器
における飲料の抽出と貯蔵槽内の飲料の量の計測は異な
るタイミングで行われる。即ち、通常は抽出が終了した
後、貯蔵槽に飲料が導入されてから計測が行われる。ま
た、計測に必要な加圧空気は僅かであり、通常の空気ポ
ンプでは能力過剰となる場合が多い。
【0007】本発明は、係る従来の状況を踏まえ、貯蔵
槽内に飲料を複数杯分貯えてから供給する飲料供給装置
において、その構造の簡素化、小型化とコストの低減を
図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の飲料供給装置
は、飲料原料から飲料を抽出して供給するものであっ
て、飲料原料と湯を混合することによって飲料を抽出す
る抽出器と、この抽出器にて抽出された飲料を複数杯分
貯える貯蔵槽と、この貯蔵槽内の飲料の量を計測する計
測器と、空気ポンプ装置と、制御装置とを備えており、
計測器は、貯蔵槽に一端が連通された計量用配管と、こ
の計量用配管の他端に連通された圧力センサから成り、
制御装置は、抽出器における飲料抽出時に、空気ポンプ
装置から加圧空気を抽出器内に供給すると共に、計測器
による計量時には、それに先立って前記空気ポンプ装置
より計量用配管内に加圧空気を供給するものである。
【0009】本発明によれば、飲料原料と湯を混合する
ことによって飲料を抽出する抽出器と、この抽出器にて
抽出された飲料を複数杯分貯える貯蔵槽と、この貯蔵槽
内の飲料の量を計測する計測器と、空気ポンプ装置と、
制御装置とを備え、飲料原料から飲料を抽出して供給す
る飲料供給装置において、計測器を、貯蔵槽に一端が連
通された計量用配管と、この計量用配管の他端に連通さ
れた圧力センサから構成し、制御装置は、抽出器におけ
る飲料抽出時に、空気ポンプ装置から加圧空気を抽出器
内に供給すると共に、計測器による計量時には、それに
先立って前記空気ポンプ装置より計量用配管内に加圧空
気を供給するようにしたので、単一の空気ポンプ装置に
より、抽出器内の加圧と計量用配管内への加圧空気の供
給を行うことができるようになる。
【0010】これにより、装置全体が小型化できると共
に、部品点数の削減によるコストの低減を図ることがで
きるようになるものである。
【0011】請求項2の発明の飲料供給装置は、上記に
加えて空気ポンプ装置と抽出器間の配管には、空気ポン
プ装置側が高く、抽出器側が低くなるよう圧力差を維持
する手段を設けると共に、空気ポンプ装置と計量用配管
間の配管にも、空気ポンプ装置側が高く、計量用配管側
が低くなるよう圧力差を維持する手段を設けたものであ
る。
【0012】請求項2の発明によれば、上記に加えて空
気ポンプ装置と抽出器間の配管には、空気ポンプ装置側
が高く、抽出器側が低くなるよう圧力差を維持する手段
を設けると共に、空気ポンプ装置と計量用配管間の配管
にも、空気ポンプ装置側が高く、計量用配管側が低くな
るよう圧力差を維持する手段を設けているので、抽出器
側或いは計量用配管側の何れか一方が開放された場合に
も、他方への加圧空気の供給を支障無く行えるようにな
るものである。
【0013】請求項3の発明の飲料供給装置は、上記各
発明に加えて抽出器及び計量用配管と空気ポンプ装置間
の経路に、圧力タンクを設けたものである。
【0014】請求項3の発明によれば、上記各発明に加
えて抽出器及び計量用配管と空気ポンプ装置間の経路
に、圧力タンクを設けたので、例えば、計量用配管と空
気ポンプ装置間の経路の弁装置などにリークが生じたと
しても、空気ポンプ装置の停止中に計量用配管内に飲料
が侵入する不都合を解消することができると共に、圧力
タンクによって空気ポンプ装置の吐出空気の脈動も減衰
されるので、圧力センサの計測データの信頼性も向上す
るものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の飲料供給装置の実施例
としての自動販売機1の内部構成を示している。実施例
の自動販売機1は、内部で調整したコーヒー(飲料)を
顧客にカップで販売するものであり、その内部には水道
水を加熱して+90℃以上の湯を作り貯蔵する湯タンク
6と、この湯タンク6に貯蔵された湯を後述する抽出器
7に供給する湯弁8と、カップCを供給する図示しない
カップ供給装置と、コーヒーの挽き豆原料(飲料原料)
を貯蔵するコーヒーキャニスタ12と、前記粉末原料と
湯を混合してコーヒーを抽出する前述した抽出器7と、
この抽出器7で抽出されたコーヒーを温蔵する貯蔵槽1
3と、クリームを貯蔵するクリームキャニスタ14と、
砂糖を貯蔵する砂糖キャニスタ16と、販売指令に従っ
てそれぞれ供給された砂糖及びクリームを、抽出された
コーヒーと混合するミキシングボール17と、カップC
を置くためのカップ受台(図示せず)の下方に配置され
た排水バケツ19などが設けられている。
【0016】前記湯弁8からは給湯管21を介して抽出
器7に給湯される。この抽出器7は、上下動自在とされ
たシリンダ22と、このシリンダ22の下方に配置され
た飲料受台23と、シリンダ22と飲料受台23間に介
設されたフィルタペーパー26とから構成されている。
また、シリンダ22が飲料受台23上に降下した状態で
シリンダ22内部に抽出室28が構成され、この抽出室
28は例えばコーヒー三杯分(一杯分は概ね130g)
の湯と粉末原料を収容するのに充分な容量を備える。
【0017】更に、フィルタペーパー26は所定量ロー
ル状に捲回されており、このロールから引き出されて飲
料受台23上に配置され、シリンダ22が降下した状態
では飲料受台23とシリンダ22間に水密的に挟持され
ると共に、シリンダ22が上方に引き上げられた状態で
その長手方向に移動(送り出し)できるように構成され
ている。
【0018】また、シリンダ22内には空気弁50とオ
リフィス10が介設されたチューブ61を介して空気ポ
ンプ装置としての空気ポンプ29が連通接続されてい
る。この空気ポンプ29が運転され、空気弁50が開放
されると、加圧空気がシリンダ22内に供給され、抽出
室28内を加圧するものである。尚、前記オリフィス1
0は抽出器7(空気弁50)側が開放された状態で、空
気ポンプ29側に約0.2気圧の圧力が残るように構成
されている。
【0019】更に、飲料受台23の下面からは可撓性を
備えた導出チューブ31が引き出されており、貯蔵槽1
3の上部に連通されている。この貯蔵槽13の下端から
は販売管42が引き出され、ミキシングボール17上に
連通されると共に、この販売管42には販売弁43が介
設されている。更に、貯蔵槽13の下端からは排水管4
4が引き出され、排水バケツ19上に連通されると共
に、この排水管44には廃棄弁46が介設されている。
【0020】また、前記クリームキャニスタ14と砂糖
キャニスタ16の下方には、それらから排出されたクリ
ーム或いは砂糖をミキシングボール17に案内するシュ
ート47が配設されると共に、ミキシングボール17か
らはカップ受台上のカップC上に向けて飲料チューブ4
8が延在している。
【0021】他方、貯蔵槽13の周囲には保温用のヒー
タ18が配設されており、更に、貯蔵槽13の側壁下端
には細いチューブから成る計量用配管24の下端が連通
接続され、上方に引き上げられている。この計量用配管
24の上端には圧力センサ27が連通接続されており、
この圧力センサ27は貯蔵槽13の上端よりも高い位置
に配置されている。この計量用配管24と圧力センサ2
7にて計測器30を構成している。また、計量用配管2
4には貯蔵槽13の上端付近の位置で空気弁49が取り
付けられたチューブ52が連通接続され、このチューブ
52はオリフィス11を介して前記空気ポンプ29に連
通接続されている。
【0022】この空気ポンプ29が運転され、空気弁4
9が開閉されると、加圧空気が所定量(0.1〜0.2
気圧で一回当たり数十cc)計量用配管24内に供給さ
れるものである。尚、前記オリフィス11は計量用配管
24(空気弁49)側が開放された状態で、空気ポンプ
29側に約0.6気圧の圧力が残るように構成されてい
る。
【0023】前記圧力センサ27は貯蔵槽13内の飲料
の水頭圧(図3にHで示す)で計量用配管24内の空気
が加圧された圧力を感知するもので、後述する制御装置
51に当該データが入力され、制御装置51ではそのデ
ータの値の大きさに比例する貯蔵量があると判断するも
のである。
【0024】ここで、圧力センサ27は0.001気圧
という極めて小さい圧力を測定できるように、その圧力
感知部には電気的絶縁を保護する手段は設けられていな
い。そのため、感知部に水、飲料などの導電物質が接触
しないように計量用配管24の上端に取り付けられてい
る。
【0025】尚、上記湯弁8、空気ポンプ29、販売弁
43、廃棄弁46、空気弁49、50は、汎用のマイク
ロコンピュータなどから構成された前記制御装置51に
より制御される。尚、図1中には破線で示さないが、他
の機器、即ち、カップ供給装置、コーヒーキャニスタ1
2、クリームキャニスタ14、砂糖キャニスタ16、シ
リンダ22の上下動、フィルタペーパー26の送り出し
動作なども制御装置51にて制御されることになる。ま
た、制御装置51には前述の如く圧力センサ27のデー
タが入力される。
【0026】以上の構成で次ぎに制御装置51による本
発明の自動販売機1のコーヒー抽出動作を説明する。
今、貯蔵槽13が空の状態で、制御装置51に5杯分の
コーヒーを貯蔵槽13に貯えるような指示信号が入った
ものとすると、制御装置51は貯蔵槽13内に5杯分の
コーヒーを溜める動作を実行する。即ち、制御装置51
は抽出器7のシリンダ22を降下させてフィルタペーパ
ー26を飲料受台23との間に挟持した状態で、コーヒ
ーキャニスタ12から先ず三杯分の挽き豆原料と、湯タ
ンク6からは三杯分の湯を抽出室28内に投入する。
尚、このとき販売弁43と廃棄弁46は閉じられてお
り、切換弁32は貯蔵槽13方向に流路を連通してい
る。
【0027】更に、制御装置51は空気ポンプ29を運
転し、空気弁50を開いて抽出器7の抽出室28内を加
圧する。この抽出室28内においては挽き豆原料が湯中
に浮遊している状態となり、挽き豆原料からはコーヒー
成分が湯中に溶出して行く。そして、上記加圧によって
抽出室28内からフィルタペーパー26を介して下方に
押し出され、濾過されて導出チューブ31を通り貯蔵槽
13に送られ、保温される。
【0028】制御装置51は次ぎにシリンダ22を上昇
させ、フィルタペーパー26を送り出してコーヒー滓を
廃棄処理し、待機状態に戻る。次ぎに、制御装置51は
空気弁49を開閉し、所要量の加圧空気を計量用配管2
4に送給する。尚、空気ポンプ29は抽出器7における
抽出、或いは、貯蔵槽13内の計量の何れが必要となっ
たときに運転され、何れもが不要な場合には停止され
る。
【0029】その後、僅かの遅延期間を置いて圧力セン
サ27がデータを計測し、三杯分のコーヒーが貯蔵され
た旨のデータが制御装置51に送られる。ここで、計量
用配管24内に前述の如き原因で図3中H1の位置まで
飲料(コーヒー)が侵入したものとすると、圧力センサ
27は水頭圧Hで飲料の量を計測するため、H1まで飲
料が侵入していると、差のH2(図3)の水頭圧に相当
する量しか感知することができず、誤った計量をしてし
まうことになる。
【0030】そこで、制御装置51は計量に先立って空
気ポンプ29から空気弁49を介して加圧空気を計量用
配管24内に送り、計量用配管24内に侵入した飲料を
貯蔵槽13内に戻す。これにより、その後圧力センサ2
7は正確な計測を行うことが可能となる。
【0031】この時点で貯蔵槽13内には三杯分のコー
ヒーが貯えられ、販売可能状態となる。また、制御装置
51には前述の如く圧力センサ27から三杯分のコーヒ
ーが貯蔵槽13に貯えられた旨のデータが送られるの
で、制御装置51は2杯分の不足と判断し、以後、上記
動作を繰り返して貯蔵槽13内に2杯分のコーヒーを送
り込む(この場合原料と湯は二杯分投入される)。尚、
空気ポンプ29は最後の計量後(5杯分を計量)停止さ
れる。
【0032】制御装置51は顧客が金銭を投入し、例え
ば砂糖・クリーム入りコーヒーの選択ボタンを押すと、
先ず前記カップ供給装置からカップCを受台上に供給す
る。次ぎにそれから二秒程遅延して販売弁43を開き、
一杯分のコーヒーを貯蔵槽13からミキシングボール1
7内に分与する。また、クリームキャニスタ14及び砂
糖キャニスタ16からは所定量のクリームと砂糖をミキ
シングボール17内に供給し、そこで混合した後、飲料
チューブ48を介してカップC内に注入するものであ
る。
【0033】尚、制御装置51は係る販売終了後も貯蔵
槽13内のコーヒーの量の計測を行う。即ち、制御装置
51は空気弁49を開閉し、前述同様に所要量の加圧空
気を計量用配管24に送給する。その後、僅かの遅延期
間を置いて圧力センサ27がデータを計測し、4杯分の
コーヒーが残存している旨のデータが制御装置51に送
られるものである。
【0034】このように、本発明によれば単一の空気ポ
ンプ29により、抽出器7内の加圧と計量用配管24内
への加圧空気の供給を行うことができるようになる。こ
れにより、図5に示す従来の自動販売機100の如く、
空気ポンプ101と102を抽出器7用と計量用配管2
4用に別々に設ける場合に比して装置全体が小型化でき
ると共に、部品点数の削減によるコストの低減を図るこ
とができるようになる。
【0035】また、オリフィス10によって空気ポンプ
29側が高く、抽出器7側が低くなるよう圧力差を維持
すると共に、オリフィス11によって空気ポンプ29側
が高く、計量用配管24側が低くなるよう圧力差を維持
するようにしているので、何らかの原因で抽出器7側或
いは計量用配管24側の何れか一方が開放された場合に
も、他方への加圧空気の供給を支障無く行える。
【0036】次ぎに、図4は本発明の他の実施例を示し
ている。尚、この図において図1乃至図3と同一符号は
同一のものとする。この場合、空気ポンプ29には空気
弁71を介して所定容量の圧力タンク72が接続され、
各オリフィス10、11はこの圧力タンク72に連通接
続されている。また、圧力タンク72には内部の圧力を
検出する圧力センサ73が取り付けられ、この圧力セン
サ73のデータは制御装置51に入力される。更に、制
御装置51はこの圧力センサ73のデータに基づいて空
気ポンプ29と空気弁71を制御する。
【0037】即ち、制御装置51は圧力センサ73のデ
ータに基づき、圧力タンク72内の圧力が指定値より下
がった場合に空気ポンプ29を運転し、空気弁71を開
いて加圧空気を圧力タンク72に供給する。そして、指
定値以上に上昇した場合には空気ポンプ29を停止して
空気弁71を閉じる。
【0038】係る構成によれば、抽出器7及び計量用配
管24には圧力タンク72内に常時貯蔵されている加圧
空気が供給されることになるので、例えば空気弁49に
微小リークが生じたとしても、空気ポンプ29の停止中
に計量用配管24内にコーヒーが侵入する不都合を解消
することができると共に、圧力タンク72によって空気
ポンプ29の吐出空気の脈動も減衰されるので、圧力セ
ンサ27の計測データの信頼性も向上する。
【0039】尚、実施例ではコーヒーを例に採り説明し
たが、それに限らず、紅茶や緑茶などに適用しても本発
明は有効であり、また、自動販売機に限らず、原料と湯
を混合させて飲料を抽出する種々の飲料供給装置に本発
明は有効である。また、実施例に示した各数値はそれに
限られるものでは無く、装置の能力等に応じて適宜設定
するものとする。
【0040】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、飲料
原料と湯を混合することによって飲料を抽出する抽出器
と、この抽出器にて抽出された飲料を複数杯分貯える貯
蔵槽と、この貯蔵槽内の飲料の量を計測する計測器と、
空気ポンプ装置と、制御装置とを備え、飲料原料から飲
料を抽出して供給する飲料供給装置において、計測器
を、貯蔵槽に一端が連通された計量用配管と、この計量
用配管の他端に連通された圧力センサから構成し、制御
装置は、抽出器における飲料抽出時に、空気ポンプ装置
から加圧空気を抽出器内に供給すると共に、計測器によ
る計量時には、それに先立って前記空気ポンプ装置より
計量用配管内に加圧空気を供給するようにしたので、単
一の空気ポンプ装置により、抽出器内の加圧と計量用配
管内への加圧空気の供給を行うことができるようにな
る。
【0041】これにより、装置全体が小型化できると共
に、部品点数の削減によるコストの低減を図ることがで
きるようになるものである。
【0042】請求項2の発明によれば、上記に加えて空
気ポンプ装置と抽出器間の配管には、空気ポンプ装置側
が高く、抽出器側が低くなるよう圧力差を維持する手段
を設けると共に、空気ポンプ装置と計量用配管間の配管
にも、空気ポンプ装置側が高く、計量用配管側が低くな
るよう圧力差を維持する手段を設けているので、抽出器
側或いは計量用配管側の何れか一方が開放された場合に
も、他方への加圧空気の供給を支障無く行えるようにな
るものである。
【0043】請求項3の発明によれば、上記各発明に加
えて抽出器及び計量用配管と空気ポンプ装置間の経路
に、圧力タンクを設けたので、例えば、計量用配管と空
気ポンプ装置間の経路の弁装置などにリークが生じたと
しても、空気ポンプ装置の停止中に計量用配管内に飲料
が侵入する不都合を解消することができると共に、圧力
タンクによって空気ポンプ装置の吐出空気の脈動も減衰
されるので、圧力センサの計測データの信頼性も向上す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の飲料供給装置の実施例としての自動販
売機内部の構成を示す図である。
【図2】貯蔵槽の拡大断面図である。
【図3】貯蔵槽のもう一つの拡大断面図である。
【図4】本発明の飲料供給装置の他の実施例の自動販売
機の内部構成を示す図である。
【図5】従来の自動販売機の内部構成を示す図である。
【符号の説明】
1 自動販売機 6 湯タンク 7 抽出器 8 湯弁 10、11 オリフィス 12 コーヒーキャニスタ 13 貯蔵槽 24 計量用配管 26 フィルタペーパー 27 圧力センサ 28 抽出室 29 空気ポンプ 30 計測器 51 制御装置 72 圧力タンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲料原料から飲料を抽出して供給する飲
    料供給装置において、 前記飲料原料と湯を混合することによって飲料を抽出す
    る抽出器と、この抽出器にて抽出された飲料を複数杯分
    貯える貯蔵槽と、この貯蔵槽内の飲料の量を計測する計
    測器と、空気ポンプ装置と、制御装置とを備え、前記計
    測器は、前記貯蔵槽に一端が連通された計量用配管と、
    この計量用配管の他端に連通された圧力センサから成
    り、前記制御装置は、前記抽出器における飲料抽出時
    に、前記空気ポンプ装置から加圧空気を前記抽出器内に
    供給すると共に、前記計測器による計量時には、それに
    先立って前記空気ポンプ装置より前記計量用配管内に加
    圧空気を供給することを特徴とする飲料供給装置。
  2. 【請求項2】 空気ポンプ装置と抽出器間の配管には、
    前記空気ポンプ装置側が高く、抽出器側が低くなるよう
    圧力差を維持する手段を設けると共に、前記空気ポンプ
    装置と計量用配管間の配管にも、前記空気ポンプ装置側
    が高く、計量用配管側が低くなるよう圧力差を維持する
    手段を設けたことを特徴とする請求項1の飲料供給装
    置。
  3. 【請求項3】 抽出器及び計量用配管と空気ポンプ装置
    間の経路には、圧力タンクを設けたことを特徴とする請
    求項1又は請求項2の飲料供給装置。
JP18587197A 1997-06-25 1997-06-25 飲料供給装置 Pending JPH1116041A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18587197A JPH1116041A (ja) 1997-06-25 1997-06-25 飲料供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18587197A JPH1116041A (ja) 1997-06-25 1997-06-25 飲料供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1116041A true JPH1116041A (ja) 1999-01-22

Family

ID=16178345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18587197A Pending JPH1116041A (ja) 1997-06-25 1997-06-25 飲料供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1116041A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1924178B1 (en) Drain for beverage forming machine
US9144345B2 (en) Method for dispensing milk portions in drink preparation machines
US7523695B2 (en) System for dispensing metered volumes of heated water to the brew chamber of a single serve beverage brewer
US3596588A (en) Automatic beverage maker
US10743705B2 (en) Coffee brewing appliance with variable operating parameters
JPH04227213A (ja) コーヒー製造装置及び作動方法
US4745852A (en) Apparatus for making a predetermined quantity of a brewed beverage, in particular coffee
US10470604B2 (en) Delayed fill of beverage machine heater tank
CN113646600B (zh) 冰箱及用于冰箱的冲泡组件
KR101448387B1 (ko) 커피 머신의 에스프레소 추출 모니터링 장치
US20220061585A1 (en) A coffee machine
JPH1116041A (ja) 飲料供給装置
US2813965A (en) Beverage preparing and dispensing apparatus
RU2806963C2 (ru) Кофемашина
US20240016335A1 (en) Beverage machine with liquid level measurement
JPH0785363A (ja) カップ式飲料自動販売機
JP3138635B2 (ja) 調製式飲料提供装置
EP4236734A1 (en) Liquid supply tank sensing arrangement for beverage machine
JPH1116040A (ja) 飲料供給装置
JPS61195486A (ja) 自動販売装置
JPH1173564A (ja) 飲料供給装置
JP2011242024A (ja) 給湯装置
JPH1196456A (ja) 飲料供給装置
JPH04261619A (ja) コーヒー抽出器
JPH0668791B2 (ja) 自動販売装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040315