JPH11153894A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH11153894A
JPH11153894A JP9337879A JP33787997A JPH11153894A JP H11153894 A JPH11153894 A JP H11153894A JP 9337879 A JP9337879 A JP 9337879A JP 33787997 A JP33787997 A JP 33787997A JP H11153894 A JPH11153894 A JP H11153894A
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JP
Japan
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exhaust
duct
main body
table unit
intake
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JP9337879A
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Inventor
Koichi Tsunoda
幸一 角田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、OA機器や家電製品等の電子機器
において、簡単な構成で、電子機器内の冷却、換気能力
を維持しながら、電子機器の騒音を低減することを目的
とする。 【解決手段】 底面に排気用の開口19を備える電子機
器本体3と、電子機器本体3の底面に装着されるテーブ
ルユニット5と、テーブルユニット5に設けられ、一端
が前記開口19と連結され、他端がテーブルユニットの
底面に開口した排気口29を有する、単一の排気ダクト
21と、排気ダクト21内に設けられ、ダクト内の気体
を排気ダクト21の排気口29から排気する排気ファン
27とを備えることによって、冷却、換気能力を維持し
ながら、電子機器の騒音を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OA機器や家電製
品等の電子機器に関し、特に、電子機器の冷却、換気能
力を維持しながら、電子機器の騒音を低減する機能を備
える電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機、プリンタ、ファクシミ
リ等の電子写真プロセスを利用した画像形成装置、その
他の電子機器にあっては、筐体内に種々の発熱部品やオ
ゾン等の発生源を備えるため、内部の冷却、換気の必要
性からファンやダクトや通気口等の送風、換気機構が設
けられている。機器内部の熱やオゾンはファンにより通
気口(排気口)から排気され、この通気口は機器側面の
適所の複数箇所に設けられている。しかし、ファンの風
切り音や機械の駆動音等、機器内部から発生する騒音が
複数の通気口から漏れるので、この通気口より内部騒音
が、外部へ伝達する原因となっている。
【0003】この騒音を低減する手段として、特開平6
−132683号公報に開示されているように、騒音の
伝達手段となる排気口や、吸気口を電子機器の底面のみ
に設け、通気口を減らして騒音を低減する技術が公知で
ある。また、特開平7−271272号公報に開示され
ているように、電子機器内部に設置されている、排気フ
ァンから電子装置本体の底面に設けた排気口まで、本体
のカバーと一体化されたダクトでつなぎ、装置の内部騒
音を下方に向けるようにして騒音を低減する技術が公知
である。更に、特開平9−64569号公報には、電子
機器後面の内壁と外壁の間に、機器底面に排気口がある
排気流路を設け、排気流路の上方に排気ファンを設け、
機器内部から発生する排気をこの排気ファン一個所にま
とめた構成が開示されており、排気流路を通って機器底
面の排気口から排気している。このとき、排気流路に消
音板を設けて騒音を低減する技術が公知である。
【0004】他に、特開平7−210061号公報に開
示されているように、通路と共鳴空間からなる共鳴器を
ファンごとに設け、風切り音を共鳴器の共鳴空間に閉じ
込め、減衰させて騒音を低減する技術が公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、電子機器は電子
機器本体のみでなく、電子機器の重量の軽量化による持
ち運びやすさや、組み合わせの選択の幅を広げるため
に、電子機器本体と、その下に設置されるユニットテー
ブルとに分割した形態のものがある。このような電子機
器においては、上述した特開平6−132683号公報
や特開平7−271272号公報及び特開平9−645
69号公報のように、電子機器本体の底面に通気口を設
けた構成のものは、電子機器の下に設置されるユニット
テーブルが、通気口を塞ぐので排気や吸気ができなくな
るという問題が発生する。
【0006】また、特開平7−210061号公報のよ
うに、ファンごとに共鳴器を取り付けると、電子機器と
して複雑になるという問題が発生する。そこで、本発明
は、OA機器や家電製品等の電子機器において、簡単な
構成で、電子機器内の冷却、換気能力を維持しながら、
電子機器の騒音を低減することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、底面に排気用の開口を備える電子機器本体と、電子
機器本体の底面に装着されるテーブルユニットと、テー
ブルユニットに設けられ、一端が前記開口と連結され、
他端がテーブルユニットの底面に開口した排気口を有す
る、単一の排気ダクトと、排気ダクト内に設けられ、ダ
クト内の気体を排気ダクトの排気口から排気する排気フ
ァンと、を備えることを特徴とする。
【0008】この請求項1に記載の発明では、本体から
発生する、熱やオゾンを含む気体を排気ダクトの底面の
排気口から、排気を排出し本体の換気、冷却をする。ま
た、本体から発生する騒音の漏れる場所は、底面にある
排気口としているので、騒音が抑えられる。更に、主要
機器が配置されている本体でなく、比較的スペースが容
易に取れるユニットテーブル側に、オゾンフィルタ等の
部材が取り付けられるので、その分本体の構成が簡単に
なる。
【0009】請求項2に記載の発明は、底面に吸気用の
開口を備える電子機器本体と、電子機器本体の底面に装
着されるテーブルユニットと、テーブルユニットに設け
られ、一端が前記開口と連結され、他端がテーブルユニ
ットの底面に開口した吸気口を有する、単一の吸気ダク
トと、吸気ダクト内に設けられ、電子機器外の気体を電
子機器本体に吸気する吸気ファンと、を備えることを特
徴とする。
【0010】この請求項2に記載の発明では、吸気ダク
ト底面の吸気口から、外気を吸気し、本体内の換気、冷
却をする。また、上述した請求項1と同様に、騒音は、
ユニットテーブルの底面にある吸気口からしか漏れない
ので、騒音が抑えられる。更に、本体の構成が簡単にな
る。
【0011】請求項3に記載の発明は、前記テーブルユ
ニットは、本体の排気用開口に連結する請求項1に記載
の排気ダクトと、本体の吸気用開口に連結する請求項2
に記載の吸気ダクトの両方を備えることを特徴とする。
【0012】この請求項3に記載の発明では、上述した
請求項1及び2との相乗的効果が得られる。即ち、本体
の排気と吸気が可能になり、騒音を抑え、本体の構成が
簡単になる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか一項に記載の発明において、前記排気ダクト
又は前記吸気ダクトの少なくとも一方のダクトに、共鳴
器を備えることを特徴とする。
【0014】この請求項4に記載の発明では、排気ダク
トに共鳴器を備えることで、本体から発生する騒音をこ
の共鳴器により、減衰させられるので、騒音が排気口か
ら外部に漏れるのを防止できる。また、この通路と共鳴
空間は、比較的スペースに余裕が取れるユニットテーブ
ル側に取り付けられるので、構成が簡単になり、設計も
容易になる。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれか一項に記載の発明において、前記共鳴器は、
体積の異なる複数の共鳴空間を備えることを特徴とす
る。
【0016】この請求項5に記載の発明では、排気ダク
トや吸気ダクトに取り付けられる共鳴器は、電子機器の
稼動状態により発生する異なる騒音の周波数に応じて取
り付けられるので、より効果的な騒音の防止が可能であ
る。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
のいずれか一項に記載の発明において、前記テーブルユ
ニットの底面に設けられた前記排気口と前記吸気口の間
に設けられ、これらの間の空気の流れを遮蔽する仕切り
板を備えることを特徴とする。
【0018】この請求項6に記載の発明では、仕切り板
を備えることによって、排気口から排気される空気が短
絡して、吸気口に進入することを防止できる。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6
のいずれか一項に記載の発明において、前記仕切り板
は、回転軸と、前記テーブルユニットに係止する係止部
とを備え、前記テーブルユニットに保持可能であること
を特徴とする。
【0020】この請求項7に記載の発明では、電子機器
を移動するときに、仕切り板をテーブルユニットに止め
ることで、電子機器の移動のときに仕切り板がじゃまに
ならない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら本発明の
実施例を説明する。図1に、本発明を適用した複写機1
を示す。この複写機1は、複写機本体(以後、単に本体
3ということもある。)3とこの本体3の下に取り付け
られるユニットテーブル5により構成されている。ユニ
ットテーブル5は、消耗品を収納する消耗品収納ユニッ
トテーブル5a、用紙のサイズを2つ選べる二段トレー
付きの二段給紙ユニットテーブル5b、大量に用紙をセ
ット可能な大量給紙トレー付きの大量給紙ユニットテー
ブル5c等があり、使用者の便宜により自由にこれらの
ユニットテーブル5a〜5cを選べるようになってい
る。また、これらユニットテーブル5a〜5cの底面に
は、キャスター9が取り付けられており、移動に便利な
ようになっている。
【0022】先ず、複写機本体3の構成を説明する。複
写機本体3内の背面部は、図2に示すように、二つのフ
ァン11と、第一連結ダクト13と、通気口17と、第
二連結ダクト15で構成されている。
【0023】ファン11は、複写機本体3の内部より発
生した熱やオゾンを含む空気を排出するために配置され
ている。ファン11は、背面上部の左端に一つ、背面部
の真ん中と右端の間に一つ、合計で二つ配置されてい
る。これらのファン11を覆い、ファン11より排出さ
れる空気の流通経路となる第一連結ダクト13が設置さ
れている。
【0024】第一連結ダクト13は、全体として略Y字
型をなしており、背面部の上部から底面までつながって
連結され、第一連結ダクト13の上部は、前述したよう
にファン11を覆い、第一連結ダクト13の底面は、第
一開口部19が形成されている。第一開口部19は、フ
ァン11より排気された空気を、テーブルユニット5に
送るために開口している。即ち、それぞれのファン11
より排気された空気は、第一連結ダクト13内で合流し
第一開口部19に向かうように構成されている。また、
第一開口部19は、その断面が略矩形をなしており、後
述するテーブルユニット5に設置される排気ダクト21
の第一突出部43(図5参照)に、嵌め込めるように凹
型をしている。
【0025】通気口17は、後述するテーブルユニット
5の吸気ダクト23より送られてくる外気を複写機本体
3内に通気するために形成されている。この通気口17
は、第一連結ダクト13の隣に形成されており、略矩形
をなしている。尚、この通気口17に、更にファンを設
置してもよい。
【0026】第二連結ダクト15は、略直方体をなして
おり、通気口17を覆い吸気ダクト23より送られてく
る外気の流通経路を形成する。第二連結ダクト15の底
面には、第二開口部25が形成されている。この第二開
口部25は、吸気ダクト23より送られてくる外気を、
通気口17に送気するために開口している。また、第二
開口部25は、第一連結ダクト13と同様にその断面
が、略矩形をなしており、後述するテーブルユニット5
に設置される吸気ダクト23の第二突出部45にはめ込
めるように凹型をしている。
【0027】本体3の底面部は、本体3の背面部の底面
に第一開口部19と第二開口部25が形成され、第一開
口部19と本体3の一方の側面の間、及び第二開口部2
5と本体3の他方の側面の間に、後述するテーブルユニ
ット5の位置決めピン41に嵌め合わせるための位置決
め穴39が、それぞれ形成されている(図5参照)。
【0028】次に、テーブルユニット5の構成について
説明する。テーブルユニット5の背面部には、第一連結
ダクト13に対応する位置にある排気ダクト21と、第
二連結ダクト15に対応する位置にある吸気ダクト23
が設置され、テーブルユニット5の底面には、仕切り板
47が取り付けられている。図3に示すように、排気ダ
クト21は、その上面と底面が開口した略直方体をなし
ており、排気ダクト21内の上面付近に、オゾンを除去
するオゾンフィルタ31と、オゾンフィルタ31から少
し離れた位置に、本体3から排気された空気を吸引し機
外に排気する、排気ファン27が設置され、排気ダクト
21と吸気ダクト23の側面には、騒音防止手段である
ヘルムホルツ共鳴器群50、51(図4参照)が取り付
けられ、排気ダクト21の底面は、排気を機外に排出す
るための排気口29が形成されている。
【0029】排気ダクト21上開口の第一突起部43
に、本体3の第一開口部19が嵌め合わせられる。突起
部43の外周は第一開口部19の内周と嵌め合わせるよ
うになっている。尚、オゾンフィルタ31と排気ファン
27とが、少し離れて位置しているのは、オゾンフィル
タ31を通過した本体3から排気された空気は、整流化
させてから排気ファン27に吸引しないと、排気ファン
27の羽根の回転で風を切る時に不要な騒音が発生する
ので、その不要な騒音を防止するために少し離している
のである。
【0030】吸気ダクト23は、その上面と底面が開口
した略直方体をなしており、吸気ダクト23の底面に
は、粉塵が機内に入るのを防止するエアーフィルタ35
が設置され、エアーフィルタ35の上方には、外気を取
り入れる吸気ファン33が設置されている。
【0031】吸気ダクト23上開口の第二突出部45
に、第二開口部25が嵌め合わせられる(図5参照)。
第二突出部45の外周は第二開口部25の内周と、嵌め
合わせることが可能である。
【0032】複写機本体3を穴のない外装で囲って閉じ
込めると、複写機1稼動時に、複写機1の稼動によって
発生する騒音の反響による、複写機1内部の音圧レベル
の上昇が起こり、テーブルユニット5の二つの穴である
排気口29と吸気口37とから、大音響がもれ、この音
が床に反射して外に騒音を発す。よって、その音を消音
する必要があり、このような騒音を複写機1から外部に
漏れなくするための手段として、共鳴型消音機、特にヘ
ルムホルツ共鳴器が知られている。
【0033】ここで、図4に基づき、ヘルムホルツ共鳴
器群51の一共鳴器51aを例に、この構成、及び動作
原理について説明する。ヘルムホルツ共鳴器51aは、
体積V1の共鳴空間30に、長さTb、断面積Sbの短
管32が結合されることにより構成されており、この短
管32は、排気ダクト21や吸気ダクト23のそれぞれ
の側面に接続され、各ダクト内とつながり通路となって
いる。外部空間より短管32の入り口に音圧が作用する
と、短管32内の空気が一体運動をし、共鳴空間30内
の空気に圧力変動を生じる。このような現象は、短管3
2内の空気を質点、共鳴空間30内の空気の体積変化に
よる圧力変化をばねと仮定すると、力学系の質点とばね
の関係と等価となり、ある周波数(以下、ヘルムホルツ
共鳴周波数という)で共振(共鳴)が生じる。このヘル
ムホルツ共鳴周波数において共鳴空間30内部への音響
エネルギーが閉じ込められ、外部空間にとっては消音状
態になる。この場合、ヘルムホルツ共鳴周波数Fhは、
下記の(1)式で示される。
【0034】
【数1】
【0035】式(1)より短管32の断面積Sb、短管
の長さTb、共鳴空間30の体積V1を変化させること
によってヘルムホルツ共鳴周波数を変えることができ
る。
【0036】本実施例において、共鳴器群50、51の
それぞれの短管の断面積Sbと短管の長さTbは、一定
に設定する。そうすると、(1)式からも明らかなよう
に、共鳴空間の体積Vを変化させるだけで、ヘルムホル
ツ共鳴周波数を変えることができる。
【0037】ヘルムホルツ共鳴器群50、51は、排気
ダクト21の側面、及び吸気ダクト23の側面に、それ
ぞれ取り付けられている。排気ダクト側のヘルムホルツ
共鳴器群50は、排気ファン27と排気口29との間に
ヘルムホルツ共鳴器50a〜50cを三つ取り付けられ
て構成されている。吸気ダクト側の共鳴器群51は、吸
気ファンと吸気口の間に51a〜51cを三つ取り付け
られて構成されている。排気ダクト21に取り付けられ
ているヘルムホルツ共鳴器群50は、複写機1の稼動状
態に合わせて取り付けられている。詳しくは、ヘルムホ
ルツ共鳴器50aは、複写機1の待機時のファンより発
生する音の周波数に合わせて、共鳴空間の体積V1を有
している。ヘルムホルツ共鳴器50bは、稼動時の音圧
レベルが高いモータより発生する音の周波数に合わせ
て、共鳴空間の体積V2を有している。ヘルムホルツ共
鳴器50cは、稼動時のギアより発生する音の周波数に
合わせて、共鳴空間の体積V3を有している。尚、ヘル
ムホルツ共鳴器50a〜50cは、この3個に限らず、
目立つ周波数の数だけ付ければ、目立つ周波数をすべて
消すことができ、待機時、稼動時共に騒音を減衰させら
れる。
【0038】また、本実施例では、排気ファン27と吸
気ファン33とを同じ回転数で回転させている。更に、
排気ダクト21から漏れる複写機1から発生する騒音
と、吸気ダクト23から漏れる複写機1から発生する騒
音は、音源が同じなので、同じ周波数である。よって、
排気ダクト21と吸気ダクト23に取り付けられる共鳴
器は共通化できる。
【0039】テーブルユニット5の上面部は、図5に示
すようにテーブルユニット5の上面に、第一突出部43
と第二突出部45とが、テーブルユニット5上面から突
出している。テーブルユニット5上面の第一突出部43
とテーブルユニット5の一方の側面の間、及び第二突出
部45とテーブルユニット5の他方の側面の間に、それ
ぞれ位置決めピン41が配置されている。位置決めピン
41は、テーブルユニット5上面から突出しており、そ
の外周は前述した本体3の底面の位置決め穴39に嵌め
合わせることが可能である。即ち、第一突出部43と第
一開口部19、第二突出部45と第二開口部25、及び
各位置決めピン41と各位置決め穴39は、それぞれが
対応した位置にあり、それらを嵌め合わせることで、本
体3とテーブルユニット5を一体化し複写機1を成すの
である。
【0040】テーブルユニット5の底面には、排気ダク
ト21から排気された空気を、吸気ダクト23が直接吸
気するのを防止する仕切り板47が、テーブルユニット
5の底面の排気口29と吸気口37の間に取り付けられ
ている。図7に示すように、仕切り板47は、略長方形
の板であり、その奥行き方向の幅は、テーブルユニット
5の奥行き幅の分だけあるのが好ましく、軸55を中心
にテーブルユニット5の底面と床の間を回動可能であ
る。仕切り板47の一端の一角には、取っ手49が形成
されており、取っ手49のそばには、磁石51が埋め込
まれている。また、テーブルユニット5の底面には、仕
切り板47の磁石51に対応する位置に、磁石51を張
り付かせるための鉄片53が付いている(図4参照)。
【0041】即ち、複写機1が稼動していないとき、埋
め込まれている磁石51が、テーブルユニット5の鉄片
53に張り付くことによって、仕切り板47はテーブル
ユニット5に保持されている。複写機1が稼動している
ときは、仕切り板47の取っ手49をつかんで、仕切り
板47を床の方向へ回動し、排気ダクト21と吸気ダク
ト23の間に境を付けるのである。尚、仕切り板47
を、排気口29から鋭角な方向に延出するように調節し
て境を付けると、排気口29から排気される空気の流れ
は、吸気口37とは反対方向に向けられるので、排気さ
れた空気が、吸気口へ進入することを効果的に防止す
る。
【0042】上述した構成をもとに作用を説明する。複
写機本体3が稼動すると、各ファン11により熱やオゾ
ンを含む空気が排出され、排出された空気は第一連結ダ
クト13を通り、第一開口部19で合流し、排気ダクト
21の排気ファン27の作用により排気ダクト21に向
かう。排気された空気は第一開口部19を通り、オゾン
フィルタ31を通過することでオゾンを除去されて、排
気ファン27に吸引され、排気口29から機外に排気さ
れる。
【0043】一方、吸気ダクト23の吸気ファン33の
作用により、吸気される外気は、吸気口37に取り付け
られているエアーフィルタ35により、外気中の粉塵を
除去されて、第二開口部25に向かう。第二開口部25
に向かった外気が、複写機本体3の通気口17を経て、
第二連結ダクト15を通り、通気口17から複写機本体
3に入る。このようにして、複写機1の冷却、換気はス
ムーズに行われる。
【0044】また、このときの複写機本体3から発生す
る騒音は、排気ダクト21と吸気ダクト23とを通る
が、排気ダクト21及び吸気ダクト23に取り付けられ
たヘルムホルツ共鳴器群50、51が、その騒音をヘル
ムホルツ共鳴器群50、51の各共鳴器に閉じ込めるこ
とにより、複写機本体3から発生する騒音は減衰され
る。
【0045】この実施例では、テーブルユニット5に排
気ダクト21と吸気ダクト23を設け、複写機本体3と
つなげることにより、複写機本体3と、テーブルユニッ
ト5に分割されるような複写機1においても、スムーズ
な冷却、換気が可能となる。
【0046】また、複写機1から発生する騒音の漏れる
場所が、テーブルユニット5の底面の排気口29、及び
吸気口37の二つしかなく、加えて、排気ダクト21と
吸気ダクト23に取り付けられるヘルムホルツ共鳴器群
50、51により、騒音が減衰されて静かになる。これ
ら共鳴器群50、51は、主要機器が配置されている本
体3側ではなく、比較的スペースに余裕が取れるテーブ
ルユニット5側に取り付けられるので、本体3の構成が
簡易になる。これら共鳴器群50、51は,複写機1の
各状態の目立つ騒音の周波数に合わせて、共鳴器50a
〜50c、51a〜50cの三つ取り付けられて構成さ
れいるので、効果的な消音効果が発揮できる。更に、テ
ーブルユニット3内の各ファンの回転数を同一にするこ
とで、排気ダクト21と吸気ダクト23に取り付けられ
る各共鳴器群は共通になるので構成が簡単になり、設計
が容易になる。
【0047】他に、仕切り板47を排気口29と吸気口
37の間に取り付けることで、排気口29から排気され
た熱を含む空気が、そのまま吸気口37から直接吸気す
ることを防止できる。この仕切り板47は、テーブルユ
ニット5に保持可能な構成になっているので、複写機1
を移動するとき、仕切り板47をテーブルユニット5底
面に保持すれば、複写機1の移動を妨げることはない。
【0048】尚、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、その用途を逸脱しない範囲で、種々変形可能であ
る。例えば、本実施例では、例として複写機1を採用し
たが、複写機1以外の例えば、ファクシミリ等の電子機
器にこの発明を採用しても同様の効果を得られる。ま
た、仕切り板47を保持する手段として、鉄53と磁石
51を本実施例では採用したが、仕切り板47の一端に
フックを取り付け、テーブルユニット5の底面にこのフ
ックを引っかける棒を取り付けて、棒にフックを引っか
けることで仕切り板47を保持するようにしても、同様
の効果を得られる。更に、図7に示すように、ファン1
1を、本体背面に縦に二つ並べて構成しても良い。
【0049】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、電子機
器の冷却、換気が可能になり、騒音を抑え、構成が簡単
になり、設計も簡単になる。
【0050】請求項2に記載の発明によれば、電子機器
の冷却、換気が可能になり、騒音を抑え、構成が簡単に
なり、設計も簡単になる。
【0051】請求項3に記載の発明によれば、電子機器
の排気、吸気が可能になり、騒音を抑え、構成が簡単に
なり、設計も簡単になる。
【0052】請求項4に記載の発明によれば、騒音を防
止し、構成が簡単になり、設計も容易になる。
【0053】請求項5に記載の発明によれば、より効果
的な騒音の防止が可能になる。
【0054】請求項6に記載の発明によれば、吸気口が
排気を直接吸気するのを防止できる。
【0055】請求項7に記載の発明によれば、仕切り板
が電子機器の移動をじゃましない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかる複写機概略的構成を示す正面
図である。
【図2】図1の複写機を背面の透視図である。
【図3】図1の複写機の概略断面図である。
【図4】図1のテーブルユニットの概略断面図である。
【図5】本実施例にかかる複写機本体とテーブルユニッ
トの装着部分を示した斜視図である。
【図6】本実施例にかかる仕切り板の一部を拡大して示
す斜視図である。
【図7】排気ファンを縦に並べた状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 複写機(電子機器) 3 複写機本体(電子機器本体) 5 テーブルユニット 11 ファン 13 第一連結ダクト 15 第二連結ダクト 19 第一開口部(排気用の開口) 21 排気ダクト 23 吸気ダクト 25 第二開口部(吸気用の開口) 27 排気ファン 29 排気口 33 吸気ファン 37 吸気口 47 仕切り板 50、51 ヘルムホルツ共鳴器群(共鳴器)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面に排気用の開口を備える電子機器本
    体と、 電子機器本体の底面に装着されるテーブルユニットと、 テーブルユニットに設けられ、一端が前記開口と連結さ
    れ、他端がテーブルユニットの底面に開口した排気口を
    有する、単一の排気ダクトと、 排気ダクト内に設けられ、ダクト内の気体を排気ダクト
    の排気口から排気する排気ファンと、 を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 底面に吸気用の開口を備える電子機器本
    体と、 電子機器本体の底面に装着されるテーブルユニットと、 テーブルユニットに設けられ、一端が前記開口と連結さ
    れ、他端がテーブルユニットの底面に開口した吸気口を
    有する、単一の吸気ダクトと、 吸気ダクト内に設けられ、電子機器外の気体を電子機器
    本体に吸気する吸気ファンと、 を備えることを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】 前記テーブルユニットは、本体の排気用
    開口に連結する請求項1に記載の排気ダクトと、本体の
    吸気用開口に連結する請求項2に記載の吸気ダクトの両
    方を備えることを特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】 前記排気ダクト又は前記吸気ダクトの少
    なくとも一方のダクトに、共鳴器を備えることを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 前記共鳴器は、体積の異なる複数の共鳴
    空間を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    か一項に記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 前記テーブルユニットの底面に設けられ
    た前記排気口と前記吸気口の間に設けられ、これらの間
    の空気の流れを遮蔽する仕切り板を備えることを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 前記仕切り板は、回転軸と、前記テーブ
    ルユニットに係止する係止部とを備え、前記テーブルユ
    ニットに保持可能であることを特徴とする請求項1乃至
    6のいずれか一項に記載の電子機器。
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