JPH1087492A - 一酸化窒素産生阻害剤 - Google Patents

一酸化窒素産生阻害剤

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JPH1087492A
JPH1087492A JP9183227A JP18322797A JPH1087492A JP H1087492 A JPH1087492 A JP H1087492A JP 9183227 A JP9183227 A JP 9183227A JP 18322797 A JP18322797 A JP 18322797A JP H1087492 A JPH1087492 A JP H1087492A
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JP
Japan
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group
hydrogen atom
atom
alkyl
membered monocyclic
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Application number
JP9183227A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Taniguchi
直之 谷口
Hisao Nakai
久郎 中井
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Ono Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Ono Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【構成】 一般式(Ia)、(Ib)および(Ic) 【化1】 (式中の記号は、明細書に記載の意味を表わす。)で示
される化合物、それらの非毒性塩、それらの酸付加物塩
およびそれらの水和物から選ばれる1種またはそれ以上
の物質を有効成分として含有する一酸化窒素産生阻害
剤。 【効果】 一般式(Ia)、(Ib)および(Ic)の
化合物とそれらの塩は、一酸化窒素産生阻害作用を有し
ており、ショック、低血圧、慢性関節リウマチ、潰瘍性
大腸炎、虚血性脳障害、腫瘍、インスリン依存性糖尿病
等の治療および/または予防に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4−アミノキナゾ
リン誘導体、4−アミノピリミジン誘導体、ヘテロ環化
合物およびそれらの非毒性塩、酸付加物塩および水和物
から選ばれる1種またはそれ以上の物質を有効成分とし
て含有する一酸化窒素産生阻害剤に関する。さらに詳し
くは一般式(Ia)、(Ib)および(Ic)
【0002】
【化5】
【0003】(式中、すべての記号は後記と同じ意味を
表す。)で示される4−アミノキナゾリン誘導体、4−
アミノピリミジン誘導体、ヘテロ環化合物およびそれら
の非毒性塩、酸付加物塩および水和物から選ばれる1種
またはそれ以上の物質を有効成分として含有する一酸化
窒素産生阻害剤に関する。
【0004】
【発明の背景】免疫担当細胞の一つであるマクロファー
ジが多量の硝酸塩を産生するという発見から、一酸化窒
素(NO)が生体内で生成されるということが発見され
た[Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 82, 7738-7742 (198
5); J. Immunol., 138, 550-565(1987)]。また、循環器
系分野では血管内皮細胞から放出される弛緩作用を有す
る物質が発見され、血管内皮由来弛緩因子(EDRF)
と名付けられた。さらに、このEDRFの本体が一酸化
窒素(NO)であることがわかった[Nature, 327, 524
-526 (1987)]。
【0005】このように生体内で産生されることが明ら
かになったNOは、L−アルギニンを基質として一酸化
窒素合成酵素(NOS)により以下の経路によって生成
される。
【0006】
【化6】
【0007】NOの作用は、多彩であり、例えば、血管
弛緩作用、血小板凝集抑制作用、粘着抑制、白血球粘着
・遊走抑制、交感神経活動抑制、エンドトキシンショッ
ク、エンドトキシン・サイトカインによる低血圧、神経
細胞間の情報伝達物質としての作用、虚血性脳細胞障
害、抗腫瘍、殺菌作用、自己免疫疾患、インスリン依存
性糖尿病、関節炎、移植後組織障害、拒絶反応等が挙げ
られる。
【0008】
【従来の技術】NO産生阻害を有する化合物としては、
一酸化窒素合成酵素(NOS)を阻害するものまたはそ
の他のメカニズムによって阻害するものが数多く研究さ
れている。なかでも、プテリジン誘導体のものが知られ
ている。例えば、一般式(X)
【0009】
【化7】
【0010】[式中、XXは酸素原子、NHまたはN
(C1〜5)アルカノイル基を表わし、RXは水素原子
を表わし、R1Xは水素原子またはC1〜5アルカノイル
基を表わし、NRX1Xはジメチルアミノメチレンアミ
ノ基を表わし、R2Xは水素原子、メチル基、フェニル
基、水酸基、メトキシ基またはアミノ基を表わし、R3X
はOR4X、NR5X6XまたはS(O)mX7Xを表わし、
mXは0、または1または2の整数を表わし、R4Xは水
素原子、C1〜10アルキル基、シクロヘキシル基、ベ
ンジル基等を表わし、R5XおよびR6Xはそれぞれ独立し
て水素原子、メチル基、エチル基、2−ヒドロキシエチ
ル基、2−クロロエチル基等を表わし、R7XはC1〜4
アルキル基、ベンジル基、フェニル基等を表わす。]
(ただし、上記式および基中の記号は、必要な部分を抜
粋した。)で示される化合物が、一酸化窒素合成酵素
(NOS)阻害活性を有することが開示されている(DE
4418096号参照)。
【0011】また、一般式(Y)
【0012】
【化8】
【0013】[式中、XYは酸素原子またはNHを表わ
し、R1Yは水素原子、メチル基またはC1〜5アルカノ
イル基等を表わし、R2Y、R5Y、R6YおよびR7Yはそれ
ぞれ独立して水素原子またはメチル基を表わし、R3Y
水素原子、メチル基、エチル基、ベンジル基またはC1
〜5アルカノイル基等を表わし、R4Yは水素原子、C1
〜4アルキルメルカプト基、 S(O)mY10Y、NR
11Y12YまたはOR13Yを表わし、R10Yはメチル基を表
わし、R11YおよびR12Yはそれぞれ独立して水素原子ま
たはメチル基を表わし、R13Yは水素原子、C1〜10
アルキル基、2−メトキシエチル基等を表わし、mYは
1または2の整数を表わす。](ただし、上記式および
基中の記号は、必要な部分を抜粋した。)で示される化
合物が、一酸化窒素合成酵素(NOS)阻害活性を有す
ることが開示されている(DE 4418097号参照)。
【0014】
【発明の目的】本発明者らは、一酸化窒素の産生を阻害
する化合物を見出すべく鋭意研究を行なった結果、一般
式(Ia)、(Ib)および(Ic)で示される本発明
化合物が目的を達成することを見出し、本発明を完成し
た。また、本発明化合物が一酸化窒素合成酵素(NO
S)阻害活性を有さず、一酸化窒素合成酵素のmRNA
の発現を抑制することも見出した。
【0015】すなわち、本発明化合物は一酸化窒素合成
酵素(NOS)阻害によって一酸化窒素の産生を阻害す
るのではなく、一酸化窒素合成酵素のmRNAの発現を
抑制することによって一酸化窒素の産生を阻害すること
を見出した。
【0016】
【発明の開示】本発明は、一般式(Ia)
【0017】
【化9】
【0018】[式中、R1aは水素原子またはC1〜4ア
ルキル基を表わし、Yaは単結合またはC1〜6アルキ
レン基を表わし、Aaは、(i)−CyAa−(R2a
la基、(ii)−O−R0aまたは−S(O)pa−R0a基、ま
たは(iii)−NR16a17a基を表わす。(基中、R0a
水素原子、C1〜4アルキル、ヒドロキシ−C1〜4ア
ルキルまたは−CyAa−(R2ala基を表わし、R16a
およびR17aは独立して、水素原子またはC1〜4アル
キル基を表わし、paは0、または1または2の整数を
表わし、
【0019】CyAaは、(1)3〜7員単環の飽和または
不飽和の炭素環基、(2)窒素原子1個を含有する4〜7
員単環の不飽和または部分飽和のヘテロ環基、(3)窒素
原子1個および酸素原子1個を含有する4〜7員単環の
不飽和または部分飽和のヘテロ環基、(4)窒素原子1個
および酸素原子2個を含有する4〜7員単環の不飽和ま
たは部分飽和のヘテロ環基、(5)窒素原子2個および酸
素原子1個を含有する4〜7員単環の不飽和または部分
飽和のヘテロ環基、(6)イオウ原子1個または2個を含
有する4〜7員単環の不飽和または部分飽和のヘテロ環
基、または(7)酸素原子1個または2個を含有する4〜
7員単環の不飽和、部分飽和または飽和のヘテロ環基を
表わし、
【0020】R2aは、(1)水素原子、(2)C1〜4アルキ
ル基、(3)C1〜4アルコキシ基、(4)−COOR5a
(基中、R5aは水素原子またはC1〜4アルキルを表わ
す。)、(5)−NR6a7a基(基中、R6aおよびR7a
独立して、水素原子またはC1〜4アルキルを表わ
す。)、(6)−SO2NR6a7a基(基中、R6aおよびR
7aは前記と同じ意味を表わす。)、(7)ハロゲン原子、
(8)トリフルオロメチル基、(9)ニトロ基、または(10)ト
リフルオロメトキシ基を表わし、
【0021】Zaは、単結合、メチレン、エチレン、ビ
ニレンまたはエチニレン基を表わし、CyBaは、(1)窒
素原子1個を含有する4〜7員単環の不飽和または部分
飽和のヘテロ環基、(2)窒素原子2個を含有する4〜7
員単環の不飽和または部分飽和のヘテロ環基、(3)窒素
原子3個を含有する4〜7員単環の不飽和または部分飽
和のヘテロ環基、(4)酸素原子1個または2個を含有す
る4〜7員単環の不飽和または部分飽和のヘテロ環基、
または(5)イオウ原子1個または2個を含有する4〜7
員単環の不飽和または部分飽和のヘテロ環基を表わし、
3aは、水素原子、C1〜4アルキル、C1〜4アルコ
キシ、ハロゲンまたはトリフルオロメチル基を表わし、
【0022】R4aは、(1)水素原子、(2)C1〜4アルキ
ル基、(3)C1〜4アルコキシ基、(4)−COOR8a
(基中、R8aは水素原子またはC1〜4アルキル基を表
わす。)、(5)−NR9a10a基(基中、R9aは水素原
子、C1〜4アルキルまたはフェニル(C1〜4アルキ
ル)基を表わし、R10aは水素原子またはC1〜4アル
キル基を表わす。)、(6)−NHCOR11a基(基中、R
11aはC1〜4アルキル基を表わす。)、(7)−NHSO
211a基(基中、R11aは前記と同じ意味を表わ
す。)、(8)−SO2NR9a10a基(基中、R9aおよび
10aは前記と同じ意味を表わす。)、(9)−OCOR
11a基(基中、R11aは前記と同じ意味を表わす。)、(1
0)ハロゲン原子、(11)トリフルオロメチル基、(12)ヒド
ロキシ基、(13)ニトロ基、(14)シアノ基、(15)−SO2
N=CHNR12a13a基(基中、R12aは水素原子また
はC1〜4アルキル基を表わし、R13aはC1〜4アル
キル基を表わす。)、(16)−CONR14a15a基(基
中、R14aは水素原子、C1〜4アルキル基またはフェ
ニル(C1〜4)アルキル基を表わし、R15aはC1〜
4アルキル基を表わす。)、(17)C1〜4アルキルチオ
基、(18)C1〜4アルキルスルフィニル基、(19)C1〜
4アルキルスルホニル基、(20)エチニル基、(21)ヒドロ
キシメチル基、(22)トリ(C1〜4アルキル)シリルエ
チニル基、または(23)アセチル基を表わし、la、m
a、およびnaは独立して1または2を表わす。
【0023】ただし、(1)Yaが単結合のときは、−Cy
a−(R2ala基はシクロペンチルまたはトリフルオ
ロフェニル基を表わさず、(2)Zaがビニレンまたはエチ
ニレン基のときは、CyBaはZaに対して窒素原子を介
して結合せず、(3)CyAaが(7)酸素原子1個または2
個を含有する4〜7員単環の不飽和、部分飽和または飽
和のヘテロ環基であるときには、CyBaはピリジン環
またはチオフェン環基ではなく、(4)Aaが(ii)−O−R
0aまたは−S(O)pa−R0a、または(iii)−NR16a
17a基であるときにはYaは単結合ではない。)]で示さ
れる4−アミノキナゾリン誘導体、それらの非毒性塩、
酸付加物塩または水和物、一般式(Ib)
【0024】
【化10】
【0025】[式中、Abは単結合、C1〜4アルキレ
ンまたはC1〜4オキシアルキレン基を表わし、Yb
単結合、C1〜4アルキレン、C1〜4アルキレンオキ
シ、C1〜4アルコキシフェニレンまたはフェニル(C
1〜4)アルキレン基を表わし、Zbは単結合またはビ
ニレン基を表わし、R1bは窒素原子1個または2個を含
有する4〜15員のヘテロ環基を表わし、
【0026】R2bは、(i)窒素原子1個または2個、酸
素原子1個または2個、または硫黄原子1個を含有する
4〜15員のヘテロ環基、(ii)C4〜15炭素環基、(i
ii)C1〜4アルコキシ基、(iv)ヒドロキシ(C1〜
4)アルコキシ基、または(v)ヒドロキシ基を表わし、
3bは、(i)窒素原子1個または2個、酸素原子1個、
硫黄原子1個、または窒素原子1個と硫黄原子1個を含
有する4〜15員のヘテロ環基、(ii)C4〜15炭素環
基、(iii)式 CH2=CXb− (式中、Xbは水素原子またはハロゲン原子を表わ
す。)で示される基、または(iv)水素原子を表わし、l
bは、1または2を表わし、
【0027】R1bが表わすヘテロ環基は、1個または2
個のC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ハロゲ
ン、トリフルオロメチルまたはニトロ基で置換されてい
てもよく、R2bが表わすヘテロ環基は、1個または2個
のC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ハロゲン、
トリフルオロメチル、ニトロ基または式 −COOR10b (式中、R10bは、水素原子またはC1〜4アルキル基
を表わす。)で示される基で置換されていてもよく、R
3bが表わす環状の基は、1個または2個のC1〜4アル
キル、C1〜4アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメ
チル、ニトロ、シアノ、エチニル基または式 −SONR7b8b (式中、R7bおよびR8bは、それぞれ水素原子またはC
1〜4アルキル基を表わす。)で示される基で置換され
ていてもよく、Ybが単結合である場合には、R2bはヒ
ドロキシ基を表わさず、Zbがビニレン基である場合に
は、R1bは窒素原子を介して結合しているものとす
る。]で示される4−アミノピリミジン誘導体、それら
の非毒性塩、酸付加物塩または水和物、および一般式
(Ic)
【0028】
【化11】
【0029】[式中、
【化12】
【0030】から任意に選ばれる窒素含有ヘテロ環を表
わし、ncは0、または1または2の整数を表わし、Y
cは単結合またはC1〜6アルキレン基を表わし、Zc
単結合、C1〜2アルキレン基またはビニレン基を表わ
し、Ecは、(i)ヘテロ原子として1または2個の窒素
原子、1または2個の酸素原子、または1個の硫黄原子
を含有する4〜15員単環または二環の不飽和、部分飽
和または完全飽和のヘテロ環基、(ii)4〜15員単環
または二環の不飽和または部分飽和の炭素環基、あるい
は(iii)−OR4c基(基中、R4cは水素原子、C1〜
4アルキル基または水酸基が1個置換したC1〜4アル
キル基を表わす。)を表わし、Cyccはヘテロ原子と
して1または2個の窒素原子を含有する5〜7員単環の
不飽和、部分飽和または完全飽和のヘテロ環基または5
〜7員単環の不飽和または部分飽和の炭素環を表わし、
1cは水素原子またはC1〜4アルキル基を表わし、R
2cは水素原子、C1〜4アルキル基、C1〜4アルコキ
シ基またはハロゲン原子を表わし、R3cは水素原子、C
1〜4アルキル基、C1〜4アルコキシ基または−CO
OR5c基(基中、R5cは水素原子またはC1〜4アルキ
ル基を表わす。)を表わす。
【0031】ただし、(1)Zcがビニレン基のとき
は、Cycc環はZcに対してCycc環中の窒素原子を
介して結合せず、(2)Ecが−OR4c基であるときは
cは単結合ではない。)]で示されるヘテロ環化合
物、それらの非毒性塩、酸付加物塩および水和物から選
ばれる1種またはそれ以上の物質を有効成分として含有
する一酸化窒素産生阻害剤に関する。
【0032】本発明においては、特に指示しない限り異
性体はこれをすべて包含する。例えば、アルキル基、ア
ルコキシ基、アルキレン基、アルケニレン基およびアル
キニレン基には直鎖のものおよび分枝鎖のものが含ま
れ、またアルケニレン基中の二重結合は、E、Zおよび
EZ混合物であるものが含まれる。分枝鎖のアルキル
基、アルコキシ基、アルキレン基、アルケニレン基およ
びアルキニレン基が存在する場合等の不斉炭素原子の存
在により生ずる異性体も含まれる。
【0033】一般式(Ia)、(Ib)および(Ic)
中、R0aからR17a、R7b、R8b、R10b、およびR1b
2bおよびR3b中のC1〜4アルキル基、R1c、R2c
3 c、Ec基中のR4cおよびR5cによって表わされるC
1〜4アルキル基とは、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル基およびそれらの異性体基である。一般式(I
a)、(Ib)および(Ic)中、R2aからR4a
1b、R2bおよびR3b中の、またはR2bが表わすC1〜
4アルコキシ基、R2cおよびR3cによって表わされるC
1〜4アルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ、ブトキシ基およびそれらの異性体基である。
【0034】一般式(Ia)、(Ib)および(Ic)
中、R2aからR4a、R1b、R2b、R3bおよびR2cによっ
て表わされるハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭
素およびヨウ素が挙げられる。一般式(Ia)および
(Ic)中、YaおよびYcが表わすC1〜6アルキレン
基とは、メチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメ
チレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン基およびそれ
らの異性体基である。
【0035】一般式(Ib)中、AbおよびYbが表わす
C1〜4アルキレン、C1〜4アルキレンオキシ、C1
〜4オキシアルキレン、およびフェニル(C1〜4)ア
ルキレン基中のアルキレン基とは、メチレン、エチレ
ン、トリメチレン、テトラメチレン基およびそれらの異
性体基である。一般式(Ib)中、Ybが表わすC1〜
4アルコキシフェニレン基中のアルコキシ基とは、メト
キシ、エトキシ、プロピルオキシ、ブトキシ基またはそ
れらの異性体基である。
【0036】一般式(Ic)中、Zcによって表わされ
るC1〜2アルキレン基とは、メチレンおよびエチレン
基である。一般式(Ic)中、Ec基中のR4cによって
表わされる水酸基が1個置換したC1〜4アルキル基と
は、水酸基1個によって置換されているメチル、エチ
ル、プロピル、ブチル基およびそれらの異性体基であ
る。
【0037】一般式(Ia)中、CyAa−が表わす(1)
3〜7員の飽和または不飽和の単環の炭素環基とは、シ
クロブタジエン、シクロペンタジエン、ベンゼン、シク
ロヘプタトリエンおよびこれらが部分的または完全に飽
和している環を意味し、例えば、シクロブタン、シクロ
ペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタンおよびシク
ロプロパン環が挙げられる。
【0038】一般式(Ia)中、CyAa−が表わす(2)
およびCyBa−が表わす(1)の窒素原子1個を含有する
4〜7員単環の不飽和または部分飽和のヘテロ環基とし
ては、例えば、アゼピン、ピリジン、ピロールおよびこ
れらの部分飽和の環が挙げられる。一般式(Ia)中、
CyAa−が表わす(3)窒素原子1個および酸素原子1個
を含有する4〜7員単環の不飽和または部分飽和のヘテ
ロ環基としては、例えば、オキサゼピン、オキサジン、
オキサゾール、これらの異性環およびこれらの部分飽和
の環が挙げられる。
【0039】一般式(Ia)中、CyAa−が表わす(4)
窒素原子1個および酸素原子2個を含有する4〜7員単
環の不飽和または部分飽和のヘテロ環基としては、例え
ば、ジオキサゼピン、ジオキサジン、ジオキサゾール、
これらの異性環およびこれらの部分飽和の環が挙げられ
る。一般式(Ia)中、CyAa−が表わす(5)窒素原子
2個および酸素原子1個を含有する4〜7員単環の不飽
和または部分飽和のヘテロ環基としては、例えば、オキ
サジアゼピン、オキサジアジン、オキサジアゾール、こ
れらの異性環およびこれらの部分飽和の環が挙げられ
る。
【0040】一般式(Ia)中、CyAa−が表わす(6)
およびCyBa−が表わす(5)のイオウ原子1個または2
個を含有する4〜7員単環の不飽和または部分飽和のヘ
テロ環基としては、例えば、チエピン、チオフェン、チ
アイン、ジチアイン、これらの異性環およびこれらの部
分飽和の環が挙げられる。一般式(Ia)中、CyAa
−が表わす(7)酸素原子1個または2個を含有する4〜
7員単環の不飽和、部分飽和または飽和のヘテロ環基と
しては、例えば、オキセピン、ピラン、ジオキシン、フ
ラン、これらの異性環およびこれらの部分飽和、完全飽
和の環が挙げられる。
【0041】一般式(Ia)中、CyBa−が表わす(4)
酸素原子1個または2個を含有する4〜7員単環の不飽
和または部分飽和のヘテロ環基としては、例えば、オキ
セピン、ピラン、ジオキシン、フラン、これらの異性環
およびこれらの部分飽和の環が挙げられる。一般式(I
a)中、CyBa−が表わす(2)窒素原子2個を含有する
4〜7員単環の不飽和または部分飽和のヘテロ環基とし
ては、例えば、ジアゼピン、ジアジン、ジアゾール、こ
れらの異性環およびこれらの部分飽和の環が挙げられ
る。
【0042】一般式(Ia)中、CyBa−が表わす(3)
窒素原子3個を含有する4〜7員単環の不飽和または部
分飽和のヘテロ環基としては、例えば、トリアゼピン、
トリアジン、トリアゾール、これらの異性環およびこれ
らの部分飽和の環が挙げられる。一般式(Ib)中、R
1b、R2bおよびR3bが表わす窒素原子1個または2個を
含有する4〜15員のヘテロ環基とは、飽和であっても
不飽和であってもよく、例えば、ピロリル、ピリジル、
アゼピニル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリミジニ
ル、ピラジニル、ピリダジニル、ベンズイミダゾリル、
キノリル、イソキノリルおよびこれらの一部または全部
が飽和された環状の基が挙げられる。
【0043】一般式(Ib)中、R2bが表わす酸素原子
1個または2個を含有する4〜15員のヘテロ環基と
は、飽和であっても不飽和であってもよく、例えば、フ
リル、ピラニル、ジオキソリル、ジオキシニル、ベンゾ
フラニル、ベンゾピラニル、ベンゾジオキソリル、ベン
ゾジオキシニル基およびこれらの一部または全部が飽和
した環状の基が挙げられる。
【0044】一般式(Ib)中、R3bが表わす酸素原子
1個を含有する4〜15員のヘテロ環基とは、飽和であ
っても不飽和であってもよく、例えば、フリル、ピラニ
ル、ベンゾフラニル、ベンゾピラニル基およびこれらの
一部または全部が飽和した環状の基が挙げられる。一般
式(Ib)中、R2bおよびR3bが表わす硫黄原子1個を
含有する4〜15員のヘテロ環基とは、飽和であっても
不飽和であってもよく、例えば、チエニル、チオイニ
ル、ベンゾチエニル、ベンゾチオイニル基およびこれら
の一部または全部が飽和した環状の基が挙げられる。
【0045】一般式(Ib)中、R3bが表わす窒素原子
1個および硫黄原子1個を含有する4〜15員のヘテロ
環基とは、飽和であっても不飽和であってもよく、例え
ば、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジニル、ベンゾ
チアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾチアジニル
基およびこれらの一部または全部が飽和した環状の基が
挙げられる。
【0046】一般式(Ib)中、R2bおよびR3bが表わ
すC4〜15の炭素環基とは、飽和であっても不飽和で
あってもよく、例えば、シクロペンテニル、フェニル、
シクロヘプテニル、インデニル、ナフチル基およびこれ
らの一部または全部が飽和した環状の基が挙げられる。
一般式(Ic)中、Cyccによって表わされるヘテロ
原子として1または2個の窒素原子を含有する5〜7員
単環の不飽和、部分飽和または完全飽和のヘテロ環基と
してはピロール、ピロリン、ピロリジン、イミダゾー
ル、イミダゾリン、イミダゾリジン、ピラゾール、ピラ
ゾリン、ピラゾリジン、ピリジン、ピペリジン、ピリダ
ジン、ピリミジン、ピラジン、ピペラジンおよびアゼピ
ン環等が挙げられる。
【0047】一般式(Ic)中、Cyccによって表わ
される5〜7員単環の不飽和または部分飽和の炭素環基
としてはシクロペンタジエン、シクロペンテン、ベンゼ
ン、シクロヘキサジエン、シクロヘキセン、シクロヘプ
タトリエン、シクロヘプタジエンおよびシクロヘプテン
環等が挙げられる。一般式(Ic)中、Ecによって表
わされるヘテロ原子として1または2個の窒素原子、1
または2個の酸素原子、1個の硫黄原子を含有する4〜
15員単環または二環の不飽和、部分飽和または完全飽
和のヘテロ環基とはフラン、ピラン、ジオキソール、ジ
オキシン、ベンゾフラン、ベンゾピラン、ベンゾジオキ
ソール、ベンゾジオキシン、チオフェン、チオイン(チ
オピラン)、ベンゾチオフェン、ベンゾチオイン(ベン
ゾチオピラン)、チアゾール、イソチアゾール、チアジ
ン、ベンゾチアゾール、ベンゾイソチアゾール、ベンゾ
チアジンおよびこれらが部分的または完全に飽和してい
る環等である。
【0048】一般式(Ic)中、Ecによって表わされ
る4〜15員単環または二環の不飽和または部分飽和の
炭素環基とはシクロペンタジエン、ベンゼン、シクロヘ
プタトリエン、インデン、ナフタレンおよびこれらが部
分的または完全に飽和している環等が挙げられる。本発
明に含まれる一般式(Ia)で示される4−アミノキナ
ゾリン誘導体の例としては、特開平6-192235号に記載さ
れた化合物が含まれる。
【0049】より好ましい化合物として、 化合物1:4−(1,1−ジメチル−2−メトキシエチ
ル)アミノ−2−(1−イミダゾリル)キナゾリン
【化13】
【0050】化合物2:6−クロロ−4−(2−(2−
ヒドロキシエトキシ)エチル)アミノ−2−(1−イミ
ダゾリル)キナゾリン
【化14】
【0051】化合物3:6−メトキシ−4−(2−(2
−ヒドロキシエトキシ)エチル)アミノ−2−(1−イ
ミダゾリル)キナゾリン
【化15】
【0052】化合物4:6−メトキシ−4−(2−ヒド
ロキシエチル)アミノ−2−(1−イミダゾリル)キナ
ゾリン
【化16】
【0053】化合物5:6−メチルチオ−4−(2−メ
トキシエチル)アミノ−2−(1−イミダゾリル)キナ
ゾリン
【化17】
【0054】化合物6:6−メトキシ−4−(2−メチ
ルチオエチル)アミノ−2−(1−イミダゾリル)キナ
ゾリン
【化18】
【0055】化合物7:4−(2−メトキシエチル)ア
ミノ−2−(1−イミダゾリル)−5,6,7,8−テ
トラヒドロキナゾリン
【化19】
【0056】、その非毒性塩、酸付加物塩および水和物
が挙げられる。本発明に含まれる一般式(Ib)で示さ
れる4−アミノピリミジン誘導体の例としては、特開平
7-89958号に記載された化合物が含まれる。より好まし
い化合物として、
【0057】化合物8:2−(1−イミダゾリル)−5
−メチル−4−フェニルメチルアミノピリミジン
【化20】
【0058】化合物9:2−(1−イミダゾリル)−4
−フェニルメチルアミノピリミジン
【化21】
【0059】化合物10:2−(1−イミダゾリル)−
5−(2−チエニル)−4−フェニルメトキシアミノピ
リミジン
【化22】
【0060】、その非毒性塩、酸付加物塩および水和物
が挙げられる。本発明に含まれる一般式(Ic)で示さ
れるヘテロ環化合物の例としては、特願平8-57033号に
記載された化合物が含まれる。より好ましい化合物とし
て、
【0061】化合物11:4−(2−(2−ヒドロキシ
エトキシ)エチル)アミノ−2−(1−イミダゾリル)
−5−メチルチエノ[2,3−d]ピリミジン
【化23】
【0062】、その非毒性塩、酸付加物塩および水和物
が挙げられる。本発明では、個々の有効成分を単独で用
いてもよいが、2種以上の有効成分を配合してひとつの
製剤とすることもできる。本明細書に記載した本発明化
合物は、公知の方法で非毒性の塩または酸付加塩に変換
される。
【0063】塩は、毒性のない、水溶性のものが好まし
い。適当な塩としては、アルカリ金属(カリウム、ナト
リウム等)の塩、アルカリ土類金属(カルシウム、マグ
ネシウム等)の塩、アンモニウム塩、薬学的に許容され
る有機アミン(テトラメチルアンモニウム、トリエチル
アミン、メチルアミン、ジメチルアミン、シクロペンチ
ルアミン、ベンジルアミン、フェネチルアミン、ピペリ
ジン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ト
リス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、リジン、アル
ギニン、N−メチル−D−グルカミン等)の塩が挙げら
れる。
【0064】酸付加塩は非毒性かつ水溶性であることが
好ましい。適当な酸付加塩としては、例えば塩酸塩、臭
化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、硝酸
塩のような無機酸塩、または酢酸塩、乳酸塩、酒石酸
塩、安息香酸塩、クエン酸塩、メタンスルホン酸塩、エ
タンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンス
ルホン酸塩、イセチオン酸塩、グルクロン酸塩、グルコ
ン酸塩のような有機酸塩が挙げられるが、好ましくはメ
タンスルホン酸塩である。本明細書に記載した本発明化
合物またはその非毒性の塩または酸付加塩は、公知の方
法により、水和物に変換されることもある。
【0065】
【効果】一般式(Ia)、(Ib)および(Ic)で示
される本発明化合物、それらの非毒性塩、それらの酸付
加塩またはそれらの水和物は、一酸化窒素産生を阻害す
る作用を有しており、敗血症、エンドトキシンショッ
ク、心不全、ショック、低血圧、リウマチ性炎症、慢性
関節リウマチ、変形性関節炎、潰瘍性大腸炎、ストレス
性胃潰瘍、クローン病、自己免疫疾患、臓器移植後の組
織障害、拒絶反応、虚血再灌流障害、急性冠微小血管塞
栓、ショック性血管塞栓(汎発性血管内血液凝固症候群
(DIC)等)、虚血性脳障害、動脈硬化、悪性貧血、
ファンコニー貧血症、鎌形赤血球性貧血病、膵炎、ネフ
ローゼ症候群、糸球体腎炎、インスリン依存性糖尿病、
肝性ポルフィリン症、アルコール中毒、パーキンソン
病、慢性白血病、急性白血病、腫瘍、骨髄腫、抗癌剤副
作用軽減、幼児および成人性呼吸窮迫症候群、肺気腫、
アルツハイマー症、多発性硬化症、ビタミンE欠乏症、
老化、サンバーン、筋ジストロフィー、白内障、インフ
ルエンザ感染症、マラリア、AIDS、放射線障害、火
傷、体外受精効率化等の治療および/または予防に有用
であることが期待される。
【0066】
【毒性】本発明化合物の毒性は十分に低いものであり、
医薬品として使用するために十分安全であることが確認
された。
【0067】
【医薬品への適用】本発明に含まれる各有効成分および
その塩を上記の目的で用いるには、通常、全身的または
局所的に、経口または非経口で投与される。投与量は、
年齢、体重、症状、治療効果、投与方法、処理時間等に
より異なるが、通常成人一人あたり、1回に1mg〜10
00mgの範囲で、1日1回から数回経口投与されるか、
または1回に100μg〜100mgの範囲で、1日1
回から数回非経口投与(好ましくは静脈内または脳室内
投与)される。もちろん、前記したように投与量は種々
の条件で変動するので、上記投与量より少ない量で十分
な場合もあるし、また範囲を超えて投与する必要のある
場合もある。本発明化合物を投与する際には、経口投与
のための固体組成物、液体組成物およびその他の組成
物、非経口投与のための注射剤、外用剤、坐剤等として
用いられる。
【0068】経口投与のための固体組成物には、錠剤、
丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤などが含まれる。この
ような固体組成物においては、ひとつまたはそれ以上の
活性物質が、少なくともひとつの不活性な希釈剤(乳
糖、マンニトール、ブドウ糖、ヒドロキシプロピルセル
ロース、微結晶セルロース、デンプン、ポリビニルピロ
リドン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等)と混合
して用いられる。これらの組成物は、常法に従って、不
活性な希釈剤以外の添加物、例えば潤滑剤(ステアリン
酸マグネシウム等)、崩壊剤(線維素グリコール酸カル
シウム等)、溶解補助剤(アルギニン、グルタミン酸、
アスパラギン酸等)や安定化剤(ヒト血清アルブミン、
ラクトース等)を含有していてもよい。
【0069】錠剤または丸剤は、必要により胃溶性また
は腸溶性物質(白糖、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタラ
ート等)のフィルムで被覆していてもよい。カプセル剤
にはハードカプセルおよびソフトカプセルが含まれる。
【0070】経口投与のための液体組成物としては、溶
液剤、乳濁剤、懸濁剤、シロップ剤、エリキシル剤が含
まれる。このような液体組成物においては、一般的に用
いられる不活性な希釈剤(精製水、エタノール等)が含
まれる。これらの組成物は、不活性な希釈剤以外に、湿
潤剤、懸濁剤のような補助剤、甘味料、風味料、芳香
剤、防腐剤を含有していてもよい。経口投与のためのそ
の他の組成物としては、1種または2種以上の活性物質
を含み、常法により処方されるスプレー剤が含まれる。
スプレー剤は、不活性な希釈剤以外に安定化剤(亜硫酸
ナトリウム等)や等張性を与えるための緩衝剤(塩化ナ
トリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸等)を含有し
ていてもよい。スプレー剤の製造には、例えば米国特許
第2,868,691号、同第3,095,355号明細書記載の方法を用
いることができる。
【0071】非経口投与のための注射剤としては、無菌
の水性または非水性の溶液剤、懸濁剤、乳濁剤が含まれ
る。このような注射剤においては、1種または2種以上
の活性物質が少なくとも1種の不活性な水性の希釈剤
(注射用蒸留水、生理食塩水等)や不活性な非水性の希
釈剤(プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、オリーブ油、エタノール、ポリソルベート80(登
録商標)等)と混合して用いられている。これらの注射
剤は、さらに防腐剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤、安定化
剤(ヒト血清アルブミン、ラクトース等)、溶解補助剤
(アルギニン、グルタミン酸、アスパラギン酸、ポリビ
ニルピロリドン等)のような補助剤を含有していてもよ
い。これらは、通常、バクテリア保留フィルター等を用
いるろ過、殺菌剤の配合または照射によって無菌化され
るか、またはこれらの処理をした後、凍結乾燥等の方法
により固体組成物とし、使用直前に無菌水または無菌の
注射用希釈剤を加えて使用される。
【0072】
【実施例】以下、参考例および実施例によって本発明を
詳述するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。 実施例1:一酸化窒素産生阻害活性 マウス由来のマクロファージ様細胞RAW264.7を5×10
5/wellで培養プレートに播種し、37℃で24時間イ
ンキュベーションした。この培養プレートにリポポリサ
ッカライド(LPS,10ng/ml)および5μMまたは5
0μMの濃度の被検化合物を添加して、37℃で20時
間インキュベーションした。得られた培養液(100μ
l)とGriess試薬(100μl)を反応させ、540nmの
吸光度を測定した。被検化合物非存在下での吸光度を1
00%とし、被検化合物存在下での百分率(%)を求
め、阻害率を算出した。その結果を表1に示す。
【0073】
【表1】
【0074】
【製剤例】
製剤例1 以下の各成分を常法により混合した後打錠して、一錠中
に100mgの活性成分を含有する錠剤100錠を得
た。 ・6−メトキシ−4−(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル)アミノ− 2−(1−イミダゾリル)キナゾリン・メタンスルホン酸塩 (化合物3のメタンスルホン酸塩) …… 10.0 g ・繊維素グリコール酸カルシウム(崩壊剤) …… 0.2 g ・ステアリン酸マグネシウム(潤滑剤) …… 0.1 g ・微結晶セルロース …… 9.7 g
【0075】製剤例2 以下の各成分を常法により混合したのち、溶液を常法に
より滅菌し、5mlずつ、アンプルに充填し、常法によ
り凍結乾燥し、1アンプル中、20mgの活性成分を含
有するアンプル100本を得た。 ・6−メトキシ−4−(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル)アミノ− 2−(1−イミダゾリル)キナゾリン・メタンスルホン酸塩 (化合物3のメタンスルホン酸塩) …… 2g ・マンニット …… 5g ・蒸留水 …… 1000ml
【図18】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/505 ACL A61K 31/505 ACL ADP ADP ADU ADU AED AED C07D 239/94 C07D 239/94 475/04 475/04 475/08 475/08 487/04 145 487/04 145 495/04 105 495/04 105Z 111 111 // C07D 403/04 233 C07D 403/04 233 409/14 233 409/14 233 (C07D 403/04 233:61 239:94) (C07D 403/04 233:61 239:42) (C07D 409/14 233:61 239:42 333:10)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(Ia) 【化1】 [式中、R1aは水素原子またはC1〜4アルキル基を表
    わし、Yaは単結合またはC1〜6アルキレン基を表わ
    し、Aaは、(i)−CyAa−(R2ala基、(ii)−O−
    0aまたは−S(O)pa−R0a基、または(iii)−NR
    16a17a基を表わす。(基中、R0aは水素原子、C1〜
    4アルキル、ヒドロキシ−C1〜4アルキルまたは−C
    yAa−(R2ala基を表わし、R16aおよびR17aは独
    立して、水素原子またはC1〜4アルキル基を表わし、
    paは0、または1または2の整数を表わし、CyAa
    は、(1)3〜7員単環の飽和または不飽和の炭素環基、
    (2)窒素原子1個を含有する4〜7員単環の不飽和また
    は部分飽和のヘテロ環基、(3)窒素原子1個および酸素
    原子1個を含有する4〜7員単環の不飽和または部分飽
    和のヘテロ環基、(4)窒素原子1個および酸素原子2個
    を含有する4〜7員単環の不飽和または部分飽和のヘテ
    ロ環基、(5)窒素原子2個および酸素原子1個を含有す
    る4〜7員単環の不飽和または部分飽和のヘテロ環基、
    (6)イオウ原子1個または2個を含有する4〜7員単環
    の不飽和または部分飽和のヘテロ環基、または(7)酸素
    原子1個または2個を含有する4〜7員単環の不飽和、
    部分飽和または飽和のヘテロ環基を表わし、R2aは、
    (1)水素原子、(2)C1〜4アルキル基、(3)C1〜4ア
    ルコキシ基、(4)−COOR5a基(基中、R5aは水素原
    子またはC1〜4アルキル基を表わす。)、(5)−NR
    6a7a基(基中、R6aおよびR7aは独立して、水素原子
    またはC1〜4アルキル基を表わす。)、(6)−SO2
    6a7a基(基中、R6aおよびR7aは前記と同じ意味を
    表わす。)、(7)ハロゲン原子、(8)トリフルオロメチル
    基、(9)ニトロ基、または(10)トリフルオロメトキシ基
    を表わし、Zaは、単結合、メチレン、エチレン、ビニ
    レンまたはエチニレン基を表わし、CyBaは、(1)窒素
    原子1個を含有する4〜7員単環の不飽和または部分飽
    和のヘテロ環基、(2)窒素原子2個を含有する4〜7員
    単環の不飽和または部分飽和のヘテロ環基、(3)窒素原
    子3個を含有する4〜7員単環の不飽和または部分飽和
    のヘテロ環基、(4)酸素原子1個または2個を含有する
    4〜7員単環の不飽和または部分飽和のヘテロ環基、ま
    たは(5)イオウ原子1個または2個を含有する4〜7員
    単環の不飽和または部分飽和のヘテロ環基を表わし、R
    3aは、水素原子、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキ
    シ、ハロゲンまたはトリフルオロメチル基を表わし、R
    4aは、(1)水素原子、(2)C1〜4アルキル基、(3)C1
    〜4アルコキシ基、(4)−COOR8a基(基中、R8a
    水素原子またはC1〜4アルキル基を表わす。)、(5)
    −NR9a10a基(基中、R9aは水素原子、C1〜4ア
    ルキルまたはフェニル(C1〜4)アルキル基を表わ
    し、R10aは水素原子またはC1〜4アルキル基を表わ
    す。)、(6)−NHCOR11a基(基中、R11aはC1〜
    4アルキル基を表わす。)、(7)−NHSO211a
    (基中、R11aは前記と同じ意味を表わす。)、(8)−S
    2NR9a10a基(基中、R9aおよびR10aは前記と同
    じ意味を表わす。)、(9)−OCOR11a基(基中、R
    11aは前記と同じ意味を表わす。)、(10)ハロゲン原
    子、(11)トリフルオロメチル基、(12)ヒドロキシ基、(1
    3)ニトロ基、(14)シアノ基、(15)−SO2N=CHNR
    12a13a基(基中、R12aは水素原子またはC1〜4ア
    ルキル基を表わし、R13aはC1〜4アルキル基を表わ
    す。)、(16)−CONR14a15a基(基中、R14aは水
    素原子、C1〜4アルキル基またはフェニル(C1〜
    4)アルキル基を表わし、R15aはC1〜4アルキル基
    を表わす。)、(17)C1〜4アルキルチオ基、(18)C1
    〜4アルキルスルフィニル基、(19)C1〜4アルキルス
    ルホニル基、(20)エチニル基、(21)ヒドロキシメチル
    基、(22)トリ(C1〜4アルキル)シリルエチニル基、
    または(23)アセチル基を表わし、la、ma、およびn
    aは独立して1または2を表わす。ただし、(1)Yaが単
    結合のときは、−CyAa−(R2ala基はシクロペン
    チルまたはトリフルオロフェニル基を表わさず、(2)Za
    がビニレンまたはエチニレン基のときは、CyBaはZa
    に対して窒素原子を介して結合せず、(3)CyAaが(7)
    酸素原子1個または2個を含有する4〜7員単環の不飽
    和、部分飽和または飽和のヘテロ環基であるときには、
    CyBaはピリジン環またはチオフェン環基ではなく、
    (4)Aaが(ii)−O−R0aまたは−S(O)pa−R0a、ま
    たは(iii)−NR16a17a基であるときにはYaは単結合
    ではない。)]で示される4−アミノキナゾリン誘導
    体、それらの非毒性塩、酸付加物塩または水和物、一般
    式(Ib) 【化2】 [式中、Abは単結合、C1〜4アルキレンまたはC1
    〜4オキシアルキレン基を表わし、Ybは単結合、C1
    〜4アルキレン、C1〜4アルキレンオキシ、C1〜4
    アルコキシフェニレンまたはフェニル(C1〜4)アル
    キレン基を表わし、Zbは単結合またはビニレン基を表
    わし、R1bは窒素原子1個または2個を含有する4〜1
    5員のヘテロ環基を表わし、R2bは、(i)窒素原子1個
    または2個、酸素原子1個または2個、または硫黄原子
    1個を含有する4〜15員のヘテロ環基、(ii)C4〜1
    5炭素環基、(iii)C1〜4アルコキシ基、(iv)ヒドロ
    キシ(C1〜4)アルコキシ基、または(v)ヒドロキシ
    基を表わし、R3bは、(i)窒素原子1個または2個、酸
    素原子1個、硫黄原子1個、または窒素原子1個と硫黄
    原子1個を含有する4〜15員のヘテロ環基、(ii)C4
    〜15炭素環基、(iii)式 CH2=CXb− (式中、Xbは水素原子またはハロゲン原子を表わ
    す。)で示される基、または(iv)水素原子を表わし、l
    bは、1または2を表わし、R1bが表わすヘテロ環基
    は、1個または2個のC1〜4アルキル、C1〜4アル
    コキシ、ハロゲン、トリフルオロメチルまたはニトロ基
    で置換されていてもよく、R2bが表わすヘテロ環基は、
    1個または2個のC1〜4アルキル、C1〜4アルコキ
    シ、ハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ基または式 −COOR10b (式中、R10bは、水素原子またはC1〜4アルキル基
    を表わす。)で示される基で置換されていてもよく、R
    3bが表わす環状の基は、1個または2個のC1〜4アル
    キル、C1〜4アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメ
    チル、ニトロ、シアノ、エチニル基または式 −SONR7b8b (式中、R7bおよびR8bは、それぞれ水素原子またはC
    1〜4アルキル基を表わす。)で示される基で置換され
    ていてもよく、Ybが単結合である場合には、R2bはヒ
    ドロキシ基を表わさず、Zbがビニレン基である場合に
    は、R1bは窒素原子を介して結合しているものとす
    る。]で示される4−アミノピリミジン誘導体、それら
    の非毒性塩、酸付加物塩または水和物、および一般式
    (Ic) 【化3】 [式中、 【化4】 から任意に選ばれる窒素含有ヘテロ環を表わし、ncは
    0、または1または2の整数を表わし、Ycは単結合ま
    たはC1〜6アルキレン基を表わし、Zcは単結合、C
    1〜2アルキレン基またはビニレン基を表わし、E
    cは、(i)ヘテロ原子として1または2個の窒素原子、
    1または2個の酸素原子、または1個の硫黄原子を含有
    する4〜15員単環または二環の不飽和、部分飽和また
    は完全飽和のヘテロ環基、(ii)4〜15員単環または
    二環の不飽和または部分飽和の炭素環基、または(ii
    i)−OR4c基(基中、R4cは水素原子、C1〜4アル
    キル基または水酸基が1個置換したC1〜4アルキル基
    を表わす。)を表わし、Cyccはヘテロ原子として1
    または2個の窒素原子を含有する5〜7員単環の不飽
    和、部分飽和または完全飽和のヘテロ環基または5〜7
    員単環の不飽和または部分飽和の炭素環基を表わし、R
    1cは水素原子またはC1〜4アルキル基を表わし、R2c
    は水素原子、C1〜4アルキル基、C1〜4アルコキシ
    基またはハロゲン原子を表わし、R3cは水素原子、C1
    〜4アルキル基、C1〜4アルコキシ基または−COO
    5c基(基中、R5cは水素原子またはC1〜4アルキル
    基を表わす。)を表わす。ただし、(1)Zcがビニレ
    ン基のときは、Cycc環はZcに対してCycc環中の
    窒素原子を介して結合せず、(2)Ecが−OR4c基で
    あるときはYcは単結合ではない。)]で示されるヘテ
    ロ環化合物、それらの非毒性塩、酸付加物塩および水和
    物から選ばれる1種またはそれ以上の物質を有効成分と
    して含有する一酸化窒素産生阻害剤。
  2. 【請求項2】 一般式(Ia)で示されるヘテロ環化合
    物、それらの非毒性塩、それらの酸付加物塩、およびそ
    れらの水和物から選ばれる1種またはそれ以上の物質を
    有効成分として含有する請求項1記載の一酸化窒素産生
    阻害剤。
  3. 【請求項3】 一般式(Ib)で示されるヘテロ環化合
    物、それらの非毒性塩、それらの酸付加物塩、およびそ
    れらの水和物から選ばれる1種またはそれ以上の物質を
    有効成分として含有する請求項1記載の一酸化窒素産生
    阻害剤。
  4. 【請求項4】 一般式(Ic)で示されるヘテロ環化合
    物、それらの非毒性塩、それらの酸付加物塩、およびそ
    れらの水和物から選ばれる1種またはそれ以上の物質を
    有効成分として含有する請求項1記載の一酸化窒素産生
    阻害剤。
  5. 【請求項5】 化合物が(1)4−(1,1−ジメチル
    −2−メトキシエチル)アミノ−2−(1−イミダゾリ
    ル)キナゾリン、(2)6−クロロ−4−(2−(2−
    ヒドロキシエトキシ)エチル)アミノ−2−(1−イミ
    ダゾリル)キナゾリン、(3)6−メトキシ−4−(2
    −(2−ヒドロキシエトキシ)エチル)アミノ−2−
    (1−イミダゾリル)キナゾリン、(4)6−メトキシ
    −4−(2−ヒドロキシエチル)アミノ−2−(1−イ
    ミダゾリル)キナゾリン、(5)6−メチルチオ−4−
    (2−メトキシエチル)アミノ−2−(1−イミダゾリ
    ル)キナゾリン、(6)6−メトキシ−4−(2−メチ
    ルチオエチル)アミノ−2−(1−イミダゾリル)キナ
    ゾリン、または(7)4−(2−メトキシエチル)アミ
    ノ−2−(1−イミダゾリル)−5,6,7,8−テト
    ラヒドロキナゾリン、それらの非毒性塩、それらの酸付
    加物塩、およびそれらの水和物から選ばれる1種または
    それ以上の物質を有効成分として含有する請求項2記載
    の一酸化窒素産生阻害剤。
  6. 【請求項6】 化合物が、(1)2−(1−イミダゾリ
    ル)−5−メチル−4−フェニルメチルアミノピリミジ
    ン、(2)2−(1−イミダゾリル)−4−フェニルメ
    チルアミノピリミジン、または(3)2−(1−イミダ
    ゾリル)−5−(2−チエニル)−4−フェニルメトキ
    シアミノピリミジン、それらの非毒性塩、それらの酸付
    加物塩、およびそれらの水和物から選ばれる1種または
    それ以上の物質を有効成分として含有する請求項3記載
    の一酸化窒素産生阻害剤。
  7. 【請求項7】 化合物が、(1)4−(2−(2−ヒド
    ロキシエトキシ)エチル)アミノ−2−(1−イミダゾ
    リル)−5−メチルチエノ[2,3−d]ピリミジン、
    それらの非毒性塩、それらの酸付加物塩、およびそれら
    の水和物から選ばれる1種またはそれ以上の物質を有効
    成分として含有する請求項4記載の一酸化窒素産生阻害
    剤。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の一般式(Ia)、(I
    b)および(Ic)で示されるヘテロ環化合物、それら
    の非毒性塩、それらの酸付加物塩、またはそれらの水和
    物を有効成分として含有する敗血症、エンドトキシンシ
    ョック、心不全、ショック、低血圧、リウマチ性炎症、
    慢性関節リウマチ、変形性関節炎、潰瘍性大腸炎、スト
    レス性胃潰瘍、クローン病、自己免疫疾患、臓器移植後
    の組織障害、拒絶反応、虚血再灌流障害、急性冠微小血
    管塞栓、ショック性血管塞栓(汎発性血管内血液凝固症
    候群(DIC)等)、虚血性脳障害、動脈硬化、悪性貧
    血、ファンコニー貧血症、鎌形赤血球性貧血病、膵炎、
    ネフローゼ症候群、糸球体腎炎、インスリン依存性糖尿
    病、肝性ポルフィリン症、アルコール中毒、パーキンソ
    ン病、慢性白血病、急性白血病、腫瘍、骨髄腫、抗癌剤
    副作用軽減、幼児および成人性呼吸窮迫症候群、肺気
    腫、アルツハイマー症、多発性硬化症、ビタミンE欠乏
    症、老化、サンバーン、筋ジストロフィー、白内障、イ
    ンフルエンザ感染症、マラリア、AIDS、放射線障
    害、火傷、体外受精効率化等の予防および/または治療
    剤。
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