JPH1079705A - 光変調装置及び光変調方法 - Google Patents

光変調装置及び光変調方法

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JPH1079705A
JPH1079705A JP8233469A JP23346996A JPH1079705A JP H1079705 A JPH1079705 A JP H1079705A JP 8233469 A JP8233469 A JP 8233469A JP 23346996 A JP23346996 A JP 23346996A JP H1079705 A JPH1079705 A JP H1079705A
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optical
signal
modulator
clock
beams
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JP8233469A
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Joji Ishikawa
丈二 石川
Hiroshi Nishimoto
央 西本
Hiromi Ooi
寛己 大井
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/28Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals
    • G02B6/293Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals with wavelength selective means
    • G02B6/29346Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals with wavelength selective means operating by wave or beam interference
    • G02B6/2935Mach-Zehnder configuration, i.e. comprising separate splitting and combining means
    • G02B6/29352Mach-Zehnder configuration, i.e. comprising separate splitting and combining means in a light guide
    • G02B6/29355Cascade arrangement of interferometers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/25Arrangements specific to fibre transmission
    • H04B10/2507Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion
    • H04B10/2513Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to chromatic dispersion
    • H04B10/25137Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to chromatic dispersion using pulse shaping at the transmitter, e.g. pre-chirping or dispersion supported transmission [DST]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/08Time-division multiplex systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2210/00Indexing scheme relating to optical transmission systems
    • H04B2210/25Distortion or dispersion compensation
    • H04B2210/258Distortion or dispersion compensation treating each wavelength or wavelength band separately

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は光時分割多重(OTDM)のための
光変調方法及び光変調装置に関し、高速化に適し且つ分
散補償が可能な方法及び装置の提供を課題とする。 【解決手段】 光源2からのキャリアビーム4に基づき
光クロック8を生成する手段6と、データ信号12によ
り光クロック8をオン/オフすることにより信号ビーム
14を生成する手段10と、信号ビーム14を加え合わ
せてOTDM信号20を生成する光マルチプレクサ16
と、OTDM信号20が光伝送路18に適合するチャー
プパラメータを有するように例えば光クロック8を制御
するプリチャープ手段22とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光変調装置及び光変
調方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、伝送速度10Gb/sの光通信シ
ステムが実用化されつつある一方で、将来のマルチメデ
ィアネットワークの実現のために更なる大容量化が望ま
れている。そのための技術として、光時分割多重(Op
tical Time Division Multi
plexing:OTDM)により伝送速度を増大する
ことが有望視されている。
【0003】OTDMが適用されるシステムを高速化す
るためには、以下に示す二つの大きな課題を解決するこ
とが要求される: (1)高速の光変復調技術の確立; (2)光ファイバ中における波長分散(色分散)、自己
位相変調効果及び偏波分散による伝送距離の制限の克
服。
【0004】第1の課題に対しては、光デバイス及び電
子デバイスの高速化及び信頼性確保が不可欠である。例
えば、Si,GaAs,HBT及びHEMT等を用いて
10〜40Gb/sで動作する電子デバイスの研究開発
が行われている。しかし、現状で実用レベルにあるのは
10Gb/sまでであるといわれている。そこで、この
電子デバイスの動作限界速度を補う方法として、光領域
での多重/分離技術(光MUX/DEMUX)が有効と
なる。
【0005】一方第2の課題に関しては、まず伝送速度
の増大に伴い、光ファイバの群速度分散(Group−
velocity dispersion:GVD)に
よる波形劣化が顕著になる。更に、受信端での所要の光
SNRを確保するために送信光パワーを増加すると、光
ファイバ内における非線形効果である自己位相変調(S
elf−phase modulation:SPM)
の効果の影響が大きくなり、GVD及びSPMの相互作
用(SPM−GVD効果)により波形劣化がより複雑に
なる。
【0006】この波形劣化を抑圧して伝送距離を確保す
るためには、信号光に対する波長分散値をできるだけ小
さく設定することが要求される。SPM−GVD効果に
よる波形劣化が支配的である場合、ほぼ次式のようなス
ケール則が成立する。
【0007】DB2 av2 =const.…(1) ここで、Dは分散値(ps/nm/km)、Bは伝送速
度(b/s)、Pavは伝送路中での平均光パワー(m
W)、Lは伝送距離(km)である。
【0008】例えば、伝送速度Bが10Gb/sから4
0Gb/sへ4倍になると、伝送路中での平均光パワー
avを4倍にする必要があるため、同じ伝送距離Lを確
保するための許容分散値は1/64と非常に厳しくな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】現在敷設されている光ファイバ伝送路の大
半は1.3μm零分散シングルモードファイバ(SM
F)であり、これをエルビウムドープファイバ光増幅器
(EDFA)の帯域である1.55μm帯で使用する場
合には、何らかの分散補償技術の適用が不可欠となる。
【0011】また、1.55μm帯分散シフトファイバ
(DSF)を新たに敷設する方法も考えられるが、ファ
イバの製造技術上零分散波長λ0 の長さ方向の変動は避
けられない。10Gb/s以上においては、この零分散
波長λ0 の長さ方向変動に起因する波形劣化を無視する
ことができなくなり、これを補償する技術の導入が必要
となる。
【0012】よって、本発明の目的は、高速化に適し且
つ分散補償が可能な光変調装置及び光変調方法を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によると、第1及
び第2の課題を解決するために、高速化のためのOTD
Mと分散補償のためのプリチャーピングとが組み合わさ
れて光変調が行われる。
【0014】本発明の第1の側面によると、光源からの
キャリアビームに基づきクロック生成手段が第1及び第
2の光クロックを生成する。第1のデータ変調手段は、
第1の光クロックに同期する第1のデータ信号により第
1の光クロックをオン/オフすることにより第1の信号
ビームを生成する。
【0015】第2のデータ変調手段は、第2の光クロッ
クに同期する第2のデータ信号により第2の光クロック
をオン/オフすることにより第2の信号ビームを生成す
る。第1及び第2の信号ビームは光マルチプレクサによ
り加え合わされて、これにより光時分割多重信号が生成
される。
【0016】光時分割多重信号が光伝送路に適合するチ
ャープパラメータを有するように、キャリアビーム、第
1及び第2の光クロック、第1及び第2の信号ビーム並
びに光時分割多重信号の少なくともいずれか一つがプリ
チャープ手段によって制御される。
【0017】例えば、第1及び第2の光クロックが第1
及び第2のデータ信号のパルス巾よりも小さいパルス巾
を有している場合、光時分割多重信号のチャープパラメ
ータに対しては、第1及び第2の光クロックが支配的と
なる。よって、この場合には、プリチャープ手段が第1
及び第2の光クロックを制御することが望ましい。
【0018】本発明の第2の側面によると、光源からの
キャリアビームに基づき第1及び第2のキャリアビーム
を出力する手段と、上記第1のキャリアビームを受け第
1のデータ信号により上記第1のキャリアビームをオン
/オフすることにより第1のデータ変調ビームを生成す
る手段と、上記第2のキャリアビームを受け第2のデー
タ信号により上記第2のキャリアビームをオン/オフす
ることにより第2のデータ変調ビームを生成する手段
と、上記第1及び第2のデータ変調ビームにそれぞれ第
1及び第2の光クロックを与えて第1及び第2の信号ビ
ームを生成すると共に該第1及び第2の信号ビームを加
え合わせて光時分割多重信号を生成する光多重化手段
と、上記光時分割多重信号が予め定められたチャープパ
ラメータを有するように上記キャリアビーム、上記第1
及び第2のキャリアビーム、上記第1及び第2のデータ
変調ビーム、上記第1及び第2の信号ビーム並びに上記
光時分割多重信号の少なくともいずれか一つを制御する
手段とを備えた光変調装置が提供される。
【0019】本発明の第3の側面によると、光源からの
キャリアビームに基づき第1乃至第n(nは2より大き
い整数)の光クロックを生成するクロック生成手段と、
第k(kは1≦k≦nを満たす整数)の光クロックを受
け該第kの光クロックに同期する第kのデータ信号によ
り該第kの光クロックをオン/オフすることにより第k
の信号ビームを生成するデータ変調手段と、該データ変
調手段及び光伝送路に動作的に接続され上記信号ビーム
に基づき光時分割多重信号を生成する光マルチプレクサ
と、上記光時分割多重信号が上記光伝送路に適合するチ
ャープパラメータを有するように上記光クロック、上記
信号ビーム及び上記光時分割多重信号の少なくともいず
れかを制御する手段とを備えた光変調装置が提供され
る。
【0020】本発明の第4の側面によると、(a)光源
からのキャリアビームに基づき第1及び第2の光クロッ
クを生成するステップと、(b)上記第1の光クロック
に同期する第1のデータ信号により上記第1の光クロッ
クをオン/オフすることにより第1の信号ビームを生成
するステップと、(c)上記第2の光クロックに同期す
る第2のデータ信号により上記第2の光クロックをオン
/オフすることにより第2の信号ビームを生成するステ
ップと、(d)上記第1及び第2の信号ビームを加え合
わせて光時分割多重信号を生成するステップと、(e)
上記光時分割多重信号が予め定められたチャープパラメ
ータを有するように上記キャリアビーム、上記第1及び
第2の光クロック、上記第1及び第2の信号ビーム並び
に上記光時分割多重信号の少なくともいずれか一つを制
御するステップとを備えた光変調方法が提供される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい実施の形
態を添付図面を参照して詳細に説明する。図1を参照す
ると、本発明による光変調装置の第1の基本構成が示さ
れている。この装置は、光源2が出力する連続波光(C
W光)であるキャリアビーム4について強度変調を行
う。また、この装置は、最終的に得られる光信号のビッ
トレートの半分に相当する動作速度のアセンブリのみか
ら構成される。
【0022】クロック生成手段6は、キャリアビーム4
に基づき第1の光クロック8(#1)及び第2の光クロ
ック8(#2)を生成する。光クロック8(#1及び#
2)はそれぞれ第1のデータ変調手段10(#1)及び
第2のデータ変調手段10(#2)に供給される。デー
タ変調手段10(#1)は、光クロック8(#1)に同
期する第1のデータ信号12(#1)により光クロック
8(#1)をオン/オフすることにより、第1の信号ビ
ーム14(#1)を生成する。
【0023】データ変調手段10(#2)は、光クロッ
ク8(#2)に同期する第2のデータ信号12(#2)
により光クロック8(#2)をオン/オフすることによ
り、第2の信号ビーム14(#2)を生成する。
【0024】データ変調手段10(#1及び#2)及び
光伝送路18には、光マルチプレクサ16が動作的に接
続される。本出願において、ある要素と他の要素とが動
作的に接続されるというのは、これらの要素が直接接続
される場合を含み、更に、これらの要素の間で電気信号
又は光信号の受渡しができる程度の関連性をもってこれ
らの要素が設けられている場合を含む。
【0025】光マルチプレクサ16は、信号ビーム14
(#1及び#2)を加え合わせて光時分割多重信号(O
TDM信号)20を生成する。OTDM信号20は光伝
送路18により図示しない光中継器又は光受信機へ送ら
れる。
【0026】OTDM信号20が光伝送路18に適合す
るチャープパラメータを有するようにするために、プリ
チャープ手段22が設けられている。プリチャープ手段
22は、OTDM信号20が予め定められたチャープパ
ラメータを有するように、キャリアビーム4、光クロッ
ク8(#1及び#2)、信号ビーム14(#1及び#
2)及びOTDM信号20の少なくともいずれか一つを
制御する。
【0027】図2を参照すると、第1の基本構成の第1
実施形態が示されている。全図を通して実質的に同一の
部分には同一の符号が付される。レーザダイオード(L
D)24が光源2として用いられ、クロック生成手段6
は、例えば20GHzのクロック(CLK)26により
動作するバランスドブリッジ型の1×2光スイッチ28
を含んでいる。
【0028】1×2光スイッチ28は、LD24に動作
的に接続される入力ポート30と、入力ポート30から
分岐する第1の光パス32及び第2の光パス34と、光
クロック8(#1及び#2)をそれぞれ出力する第1の
出力ポート36及び第2の出力ポート38と、光パス3
2及び34と出力ポート36及び38との間に設けられ
る交差型光カプラ40とを有している。
【0029】マッハツェンダ型の光変調器42(#1及
び#2)がそれぞれデータ変調手段10(#1及び#
2)として用いられる。光マルチプレクサ16としてY
分岐が採用されている。
【0030】図3の3A乃至3Iは図2の装置の動作を
示すタイムチャートである。3Aは入力ポート30に供
給されるキャリアビーム4の波形を示しており、キャリ
アビーム4は一定の強度(振幅)を有している。
【0031】3Bは光スイッチ28に供給されるクロッ
ク26の波形を示しており、クロック26はこの実施形
態では正弦波である。3C及び3Dはクロック26に基
づいて得られる第1の光クロック8(#1)及び第2の
光クロック8(#2)の波形をそれぞれ示している。光
クロック8(#1及び#2)は互いに相補の関係にある
正弦波の波形を有している。即ちこれらの間の位相差は
πである。
【0032】3Eは光変調器42(#1)に供給される
第1のデータ信号12(#1)の波形を表しており、第
1のデータ信号12(#1)は第1の光クロック8(#
1)に同期している。第1のデータ信号12(#1)は
例えば20Gb/sでNRZ符号化されている。
【0033】3Fは光変調器42(#2)に供給される
第2のデータ信号12(#2)の波形を示しており、第
2のデータ信号12(#2)は第2の光クロック8(#
2)に同期している。第2のデータ信号12(#2)は
例えば20Gb/sでNRZ符号化されている。
【0034】3Gは光変調器42(#1)が出力する第
1の信号ビーム14(#1)の波形を示している。第1
の信号ビーム14(#1)は、光クロック8(#1)を
データ信号12(#1)によりオン/オフしたことによ
って、20Gb/sでRZ符号化されている。
【0035】3Hは光変調器42(#2)が出力する第
2の信号ビーム14(#2)の波形を示している。第2
の信号ビーム14(#2)は、光クロック8(#2)を
データ信号12(#2)によりオン/オフしたことによ
り、20Gb/sでRZ符号化されている。
【0036】光クロック8(#1及び#2)が互いに相
補の関係にあることから、信号ビーム14(#1及び#
2)間の位相差はπである。3Iは光マルチプレクサ1
6が出力するOTDM信号20の波形を表している。信
号ビーム14(#1及び#2)間の位相差がπであるこ
とから、信号ビーム14(#1及び#2)は互いに衝突
することなく時間軸上でビット多重され、その結果OT
DM信号20は40Gb/sでRZ符号化されたことに
なる。
【0037】このように本実施形態によると、最終的に
得られるOTDM信号20のビットレートの半分の帯域
の光デバイス及び電気デバイスのみから光変調装置を構
成することができるので、高速化が極めて容易である。
【0038】クロック26として正弦波を用いている理
由は二つある。第1に、矩形波からなるクロックを用い
た場合と比較してクロック回路の帯域を小さくすること
ができるところにある。第2に、RZ符号に近い正弦波
を用いることによって、比較的小さなパルス巾を得るこ
とができるところにある。
【0039】本実施形態のようにクロック26のパルス
巾がデータ信号12(#1及び#2)のパルス巾よりも
小さい場合、OTDM信号20のチャープパラメータ
は、光スイッチ28における光クロック8(#1及び#
2)の立ち上がり及び立ち下がりによって決定される。
従って、この場合には、光スイッチ28においてチャー
プパラメータが設定されることが望ましい。
【0040】図4の4A乃至4Iは図2の装置の動作を
示す他のタイムチャートである。4A乃至4Iはそれぞ
れ図3の3A乃至3Iに対応している。ここでは、クロ
ック26として矩形波が用いられている。この場合にも
光クロックのパルス巾よりも大きいパルス巾を有するN
RZ符号化されたデータ信号12(#1及び#2)を用
いることによって、40Gb/sでRZ符号化されたO
TDM信号を得ることができる。
【0041】図2の第1実施形態では、光スイッチ2
8、光変調器42(#1及び#2)及び光マルチプレク
サ16はモノリシックに一体である。即ち、LiNbO
3 等からなる誘電体基板上に予め定められたパターンで
光導波構造を構成することによって、光変調装置が提供
されている。
【0042】光スイッチ28の光パス32及び34の少
なくともいずれか一方に電界を印加するために、少なく
とも一つの電極(図5における電極44又は図8におけ
る電極44(#1及び#2))が設けられている。電極
にはバイアス電圧が供給される。また、光スイッチ28
の動作点が安定化されるようにバイアス電圧を制御する
機能を含む駆動回路が用いられる。
【0043】光変調器42(#1及び#2)に対しても
同じようにそれぞれ駆動回路が用いられる。図2の第1
実施形態では、光スイッチ28においてチャープパラメ
ータが設定されることから、光スイッチ28の駆動回路
について詳細に説明する。
【0044】図5を参照すると、図2の光スイッチ28
の駆動回路の一例が示されている。ここでは、光クロッ
クを生成し且つ動作点を安定化するために、光パス34
上に電極44が設けられている。電極44と図示しない
接地電極との間に生じる電界が光パス34の屈折率を変
化させることにより、光パス32を伝搬する光と光パス
34を伝搬する光との間に位相差が生じ、これらの伝搬
光が交差型光カプラ40において干渉する結果、出力ポ
ート36及び38からそれぞれ第1及び第2の光クロッ
クが出力する。
【0045】動作点安定化のために、発振器46が出力
する周波数f0 の低周波信号が用いられる。低周波信号
は符号反転回路48を通って重畳回路52に供給され
る。外部回路からのクロックCLKは符号反転回路50
を通って重畳回路52に供給される。
【0046】重畳回路52では低周波信号がクロックに
重畳され、その結果得られた重畳信号が電極44に供給
される。重畳回路52は利得可変型の増幅器とこの増幅
器を電極44とAC結合するためのキャパシタとから構
成される。
【0047】符号反転回路48及び50はチャープパラ
メータ設定回路54により制御される。この制御の詳細
については後述する。動作点が安定化されるように制御
されたバイアス電圧がバイアス回路56から電極44に
供給される。その制御を行うために、光スイッチ28の
出力光信号(具体的にはOTDM信号20)の一部がフ
ォトディテクタ58により電気信号に変換される。この
電気信号には周波数f0 の低周波成分が含まれている。
【0048】位相検出器(同期検波回路)60は発振器
46からの低周波信号とフォトディテクタ58からの低
周波成分との位相比較を行う。その位相比較の結果は位
相検出器60の出力信号のDC成分に現れるので、その
DC成分がローパスフィルタ62によって抽出されてバ
イアス回路56にフィードバックされる。
【0049】このフィードバックループにおいては、フ
ォトディテクタ58からの低周波成分が最小となるよう
にバイアス回路56がバイアス電圧を制御する。図6を
参照すると、図5の駆動回路を用いた動作点安定化の原
理が示されている。符号64は入力電気信号の波形、即
ち重畳回路52が出力する、低周波信号が重畳されたク
ロックの波形を示している。
【0050】光スイッチ28の最適な動作点は、符号6
6で示されるように、入力電気信号64の両レベルが最
大及び最小の出力パワーを与える動作特性曲線によって
決定される。ここで、動作特性曲線は、光パワーと印加
電圧との関係を表すサインカーブであり、この特性曲線
が電圧方向にシフトするのが動作点ドリフトである。
【0051】今、温度変動等により特性曲線が符号68
又は70で示されるようになると、出力光信号には低周
波成分が生じるようになり、シフトの方向は低周波成分
の位相に反映される。即ち、特性曲線68及び70がそ
れぞれ与える出力光信号の包絡線の位相は180°異な
る。従って、図5に示されるように位相検出器60を用
いて同期検波を行うことによって、光スイッチ28の動
作点が安定化される。
【0052】次に、図7の7A乃至7Dを参照して、符
号反転回路48及び50を用いたチャープパラメータの
切換について説明する。バランスドブリッジ型の1×2
光スイッチやマッハツェンダ型の光変調器のように干渉
により光スイッチングを行うデバイスにおいては、干渉
により本質的に生じる波長変動(チャーピング)を利用
してプリチャーピングを行うことができる。プリチャー
ピングとは、送信光信号の1パルス内に波長(周波数)
変動を予め与えておくことにより、波長分散及び非線形
効果による伝送波形の劣化を抑制するための方法であ
る。
【0053】例えば、図5の光スイッチ28において
は、動作特性曲線がサインカーブで与えられるので、安
定点となりうる動作点は複数ある。図7の7Aを参照す
ると、光スイッチ28の動作特性曲線が示されている。
印加電圧として一つの安定点Vb1の近傍の領域72を
使用して、7Bの左側のような正のパルスを与えると、
領域72においては印加電圧(V)の増大に従って光パ
ワー(P)が増大するので、7Cの左側に示すように電
圧パルスと同じ極性で正の光パルスが出力される。
【0054】このとき、7Dの左側に示すように、光パ
ルスの立ち上がり部分では波長が平均値よりも短くなり
立ち下がり部分では長くなる。即ち、一つの光パルスに
おいて波長が時間(t)と共に短波長(青側)から長波
長(赤側)へシフトする。この現象はレッドシフトと称
される。
【0055】一方、他の安定点Vb2の近傍の領域74
を使用して、7Bの右側のような負の電圧パルスを与え
ると、領域74においては印加電圧(V)の増大に従っ
て光パワー(P)が減少することから、7Cの右側に示
すように、電圧パルスとは逆極性で正の光パルスが出力
される。
【0056】このとき、7Dの右側に示すように、光パ
ルスの立ち上がり部分では波長が長波長側にシフトし、
立ち下がり部分では短波長側にシフトする。即ち、一つ
の光パルスにおいて波長が時間(t)と共に長波長(赤
側)から短波長(青側)へシフトする。この現象はブル
ーシフトと称される。
【0057】光パルスのチャープパラメータαは、 α≡2(dφ/dt)/(dS/dt)/S …(2) で与えられる。ここで、φは光位相、Sは光強度であ
る。
【0058】レッドシフトの場合チャープパラメータα
は正の値を取り、ブルーシフトの場合チャープパラメー
タαは負の値をとる。光信号の波長が伝送路として使用
される光ファイバの零分散波長よりも短くて正常分散
(D<0)の領域にあるとき、長波長の光は短波調の光
よりも光ファイバ中を速く進むので、予めα>0(レッ
ドシフト)のプリチャーピングを与えておくことにより
パルスの圧縮が生じ、アイ開口度が大きくなる。
【0059】逆に、異常分散(D>0)の領域にあると
きは、短波長の光は長波長の光よりも光ファイバ中を速
く進むので、予めα<0(ブルーシフト)のプリチャー
ピングを与えておくことによって、アイ開口度が大きく
なる。
【0060】また、伝送路の条件に合わせてチャープパ
ラメータαの値を調節することによって、システム全体
の伝送条件を最適化することができる。図5の駆動回路
では、チャープパラメータ設定回路54が安定点Vb1
及びVb2を切り替えることによって、チャープパラメ
ータαの正負が切り替えられる。
【0061】具体的には、図5の駆動回路においては、
発振器46から重畳回路52に供給される低周波信号の
極性を反転されるために符号反転回路48が設けられて
いる。符号反転回路48によって低周波信号の極性が切
り替えられると、クロックに重畳される低周波信号の位
相が逆転し、その結果、フォトディテクタ58を含むフ
ィードバックループにおける制御の方向が逆になる。こ
れにより、切替前の安定点が図7の7AにおけるVb1
であるとすれば、切換後の安定点はVb2となる。その
結果、チャープパラメータαの正負が逆転する。
【0062】この場合、元の安定点Vb1においては、
印加電圧の増大に従って光パワーが増大するが、切換後
の安定点Vb2においては、印加電圧の増大に従って光
パワーが減少する。そこで、電気信号のクロックにおけ
るハイレベル及びローレベルと、光クロックにおけるハ
イレベル及びローレベルとの間の関係を同一に保つため
に、クロックのための符号反転回路50が採用されてい
るのである。
【0063】尚、図5の駆動回路においては、符号反転
回路48は発振器46と重畳回路52の間に設けられて
いるが、符号反転回路48は発振器46と位相検出器6
0の間或いはフォトディテクタ58と位相検出器60の
間に設けられていてもよい。
【0064】さて、図5の駆動回路においては、チャー
プパラメータαを切り替えることによって、OTDM信
号20(図1等を参照)のチャープパラメータを光伝送
路18の条件に適合させることができ、十分に実用的で
ある。しかしながら、チャープパラメータαの正負の切
り替えだけでなく、任意のチャープパラメータαに設定
したいという要求もある。
【0065】そこで、任意のチャープパラメータαの設
定を可能にするために、図8に示されるように、光スイ
ッチ28の光パス32及び34のそれぞれに互いに独立
した電極44(#1及び#2)を設ける。
【0066】ここでは、電極44(#1及び#2)にそ
れぞれ独立に第1及び第2のバイアス電圧が与えられ、
プリチャープ手段22(図1参照)は第1及び第2のバ
イアス電圧の比(変調比)を変化させる手段を含む。
【0067】電極44(#1及び#2)を用いて非対称
な変調を行う場合、変調比に応じて任意のチャープパラ
メータαを得ることができる。この場合、チャープパラ
メータαは次式で与えられる。
【0068】
【数1】
【0069】ここで、η1 及びη2 はそれぞれ光パス3
2及び34における位相変調率、Vπは動作電圧、V
(t)は駆動電圧である。(3)式よりチャープパラメ
ータαは波形の各部で異なる値を取り、V(t)=Vπ
/2(ビット中央部)で最小値α0 =(η1 −η2 )/
(η1 +η2 )となり、V(t)=0又はVπで無限大
となる。
【0070】図9を参照すると、α0 と駆動電圧V1
びV2 との関係が示されている。ここで、駆動電圧V1
及びV2 はそれぞれ電極44(#1及び#2)への印加
電圧である。
【0071】駆動電圧V1 及びV2 の絶対値の比を1:
1に設定することによって、α0 =0にすることができ
る。このとき、V1 =+Vπ/2であり、V2 =−Vπ
/2であるから、駆動電圧の絶対値は最も小さくて済
む。
【0072】駆動電圧V1 及びV2 の正負を逆にして逆
相駆動を行うことによって、0<|α0 |<1を得るこ
とができる。駆動電圧V1 及びV2 のいずれか一方を零
に設定して、他方を+Vπ又は−Vπにすることによっ
て、|α0 |=1にすることができる。
【0073】1<|α0 |を得るためには、駆動電圧V
1 及びV2 の正負を同じにして同相駆動を行えばよい。
尚、この場合駆動電圧V1 及びV2 の少なくとも一方の
絶対値はVπより大きくなる。
【0074】図8の駆動回路においては、電極44(#
1及び#2)に印加する電圧を独立に変化させて、光パ
ス32及び34における位相変調量の差がπとなるよう
に駆動電圧V1 及びV2 間の差を保ちつつ両駆動電圧を
変化させて、これによりチャープパラメータを連続的に
設定するものである。
【0075】電極44(#1及び#2)の入力側にはそ
れぞれ符号反転/振幅調整回路76(#1及び#2)が
設けられている。また、図5の位相検出器60、ローパ
スフィルタ62及びバイアス回路56の機能を有する位
相検出/バイアス供給回路78(#1及び#2)がそれ
ぞれ電極44(#1及び#2)の出力側に接続されてい
る。回路78(#1及び#2)に供給される発振器46
からの低周波信号の極性は、符号反転回路48によって
反転させられる。これにより動作点の切り替えが可能に
なる。
【0076】また、この動作点の切り替えに連動させて
符号反転/振幅調整回路76(#1及び#2)を動作さ
せ、予め設定してある駆動電圧の振幅及び極性の組を選
択することによって、任意のチャープパラメータを設定
することができる。
【0077】尚、図8の駆動回路では、電極44(#1
及び#2)に対応して、同相の二つのクロックCLK
(#1及び#2)が用いられる。図10を参照すると、
第1の基本構成の第2実施形態が示されている。この実
施形態では、Y分岐からなる光マルチプレクサ16(図
2参照)に代えて交差型光カプラからなる光マルチプレ
クサ16′が用いられている。これにより、互いに相補
の関係にある二つのOTDM信号20(#1及び#2)
が得られる。
【0078】交差型光カプラからなる光マルチプレクサ
16′を用いる利点は、波長依存性が小さくなること
と、素子長が短くて済むことである。Y分岐を用いた場
合には、波長依存性は生じないが、高次モードを放射さ
せるために素子長を長くする必要がある。尚、波長依存
性及び素子長に関して制限がない場合には、方向性光結
合器からなる光マルチプレクサを用いることもできる。
【0079】図11を参照すると、第1の基本構成の第
3実施形態が示されている。ここでは、クロック生成手
段6(図1参照)は、キャリアビーム4をクロック26
により強度変調してクロック変調ビーム80を出力する
光変調器82と、クロック変調ビーム80を第1の光ク
ロック8(#1)及び第2の光クロック8(#2)に分
岐するY分岐84とを含む。
【0080】特にこの実施形態では、光変調器82はマ
ッハツェンダ型変調器である。光変調器82は、光源と
してのレーザダイオード24に動作的に接続される入力
ポート86と、入力ポート86から分岐する第1の光パ
ス88及び第2の光パス90と、光パス88及び90が
合流する出力ポート92とを有している。
【0081】この実施形態では、光クロック8(#1及
び#2)は同相であるので、これらが互いに逆相の関係
になるようにするために、光クロック8(#1及び#
2)のいずれか一方を遅延させる手段が採用される。具
体的には、光クロックの半ビットに相当する遅延を有す
る光遅延回路94がY分岐84と光変調器42(#1)
との間に設けられている。
【0082】図12を参照すると、図11の光変調器8
2の駆動回路の一例が示されている。クロックによりキ
ャリアビーム4を強度変調するために、図5の電極44
に対応する電極96が一方の光パス90上に設けられて
おり、また、チャーピングの付加により任意のチャープ
パラメータを得るために、位相変調用の電極98が出力
ポート92の近くに設けられている。
【0083】この光変調器82の動作点の安定化及びチ
ャープパラメータの切り替えのための回路は図5に準ず
るので、その構成及び動作原理の説明を省略する。一般
に導波路型位相変調器では、位相変調器に印加する電気
信号の電圧及び極性によって、位相変動量を調節するこ
とができる。このような位相変調器を強度変調器と併用
する場合、強度変調器におけるチャーピングの切り替え
に連動させて位相変調器の駆動信号の振幅や極性を調節
することによって、任意のチャープパラメータを設定す
ることができる。
【0084】位相変調用の電極98には駆動回路100
からクロックに同期した信号が供給され、1光パルスの
前半と後半とで位相変調の方向を変えることによってチ
ャーピングが付加される。
【0085】例えば誘電体導波路においては、チャーピ
ング量は入力信号の振幅に依存し、信号の極性が逆転す
ればそれにしたがってチャーピングの変化の方向も反転
する。
【0086】そこで、図12においては、駆動回路10
0へのクロックの経路に符号反転回路102を設け、動
作点シフトに連動させてクロックの極性を反転させるこ
とによって、動作点シフトによるチャーピング方向の変
更に影響されることなく、電極96によって与えられた
チャーピング量(固定量)と同一方向の任意のチャーピ
ングが電極98によって付加される。
【0087】従って、光パス88及び90の一方にだけ
設けた電極96によって強度変調を行っているにもかか
わらず、チャープパラメータを連続的に任意に設定する
ことができる。
【0088】図13の13A乃至13Dを参照すると、
図11の光変調器28の電極の配置形態のバリエーショ
ンが示されている。13Aの配置形態は、図12と対比
して、独立した強度変調用の電極96(#1及び#2)
がそれぞれ光パス88及び90上に設けられている点で
特徴付けられる。位相変調用の電極98が出力側に設け
られている点は図12と同じである。
【0089】13Bに示される配置形態では、位相変調
用の電極(98)を一体に有する強度変調用の電極96
(#1)′が用いられている。この一体の電極96(#
1)′は例えば進行波型に構成され、これにより任意の
チャープパラメータを設定するための駆動電圧を小さく
することができる。
【0090】13Cに示される配置形態では、位相変調
用の電極98′が入力側に設けられている。13Dに示
される配置形態では、位相変調用の電極(98′)を一
体に有する強度変調用の電極96(#1)″が用いられ
ている。
【0091】図14を参照すると、第1の基本構成の第
4実施形態が示されている。ここでは、図11の第3実
施形態におけるマッハツェンダ型変調器82に代えて、
電界吸収型変調器(EA変調器)104が用いられ、そ
のための特定の駆動回路が採用されている。
【0092】EA変調器104にはインダクタ108を
介して制御されたバイアス電圧がチャープパラメータ設
定回路106から供給されている。また、このバイアス
電圧には、キャパシタ110を介してクロックが重畳さ
れ、これによりEA変調器104がキャリアビーム4を
強度変調してクロック変調ビーム80を出力するように
なっている。
【0093】クロック変調ビーム80はY分岐84にお
いて同相の光クロック8(#1及び#2)に分岐され
る。光クロック8(#1及び#2)に基づくOTDM信
号20の発生原理についてはこれまでの実施形態と同様
であるのでその説明を省略する。
【0094】図15を参照するとEA変調器の一例が示
されている。このEA変調器は、InGaAsPバッフ
ァ層114により挟まれたInGaAsP(un−do
ped)バルク層からなる吸収層116を有している。
吸収層116の厚みは製造プロセスにおいて調節され、
巾はその両側に設けられるポリイミド層118により確
定される。
【0095】そして、吸収層116に電界を印加するた
めに、接地電極120及び信号電極122が設けられて
いる。電極120及び122間に与える電圧を変化させ
ることによって吸収層116における光の吸収率が変化
し、これにより強度変調が可能になる。
【0096】尚、図15のEA変調器の詳細について
は、山田らによる電子情報通信学会技術報告書LQE9
5−17を参照されたい。図16を参照すると、EA変
調器の他の例が示されている。このEA変調器は光源と
してのレーザダイオードを一体に有している。
【0097】符号124は接地電極、符号126はレー
ザダイオードのための電極、符号128はEA変調器の
ための電極を示している。接地電極124と電極126
との間にはキャリアビームを出力する活性層130が設
けられており、接地電極124と電極128との間には
吸収層132が設けられている。
【0098】そして、活性層130で発生したキャリア
ビームを直接吸収層132で吸収させ、その吸収量を変
化させることによって強度変調がなされるようになって
いる。
【0099】このようにレーザダイオードを一体に有す
るEA変調器は小型化及び低損失化を図る上で有用であ
る。尚、図16のEA変調器の詳細については、森戸ら
による電子情報通信学会技術報告書LQE95−17,
pp.1−6を参照されたい。
【0100】図17を参照すると、一般的なEA変調器
におけるチャープパラメータα及び消光(損失)とバイ
アス電圧との関係が示されている。符号134及び13
6はそれぞれEA変調器に与えるバイアス電圧を変化さ
せたときのチャープパラメータα及び消光(損失)の変
化を示している。
【0101】バイアス電圧を深くするのに従って、チャ
ープパラメータαが正の値から負の値に減少するととも
に消光の度合いが大きくなっている。従って、図14の
チャープパラメータ設定回路106がEA変調器104
に与えるバイアス電圧によって、所望のチャープパラメ
ータαを得ることができる。
【0102】これまでの実施形態では、光クロック8
(#1及び#2)を得るためにクロック生成手段6(図
1参照)は一つの光スイッチ又は一つの光変調器を含ん
でいるが、クロック生成手段6が二つの光変調器を含ん
でいてもよい。これを図18及び図19により説明す
る。
【0103】図18を参照すると、第1の基本構成の第
5実施形態が示されている。光源2(図1参照)として
は、それぞれキャリアビーム4(#1及び#2)を出力
するレーザダイオード24(#1及び#2)が用いられ
ている。
【0104】キャリアビーム4(#1及び#2)はそれ
ぞれ光変調器82(#1及び#2)に供給される。光変
調器82(#1)はクロック26(#1)に基づきキャ
リアビーム4(#1)を強度変調して第1の光クロック
8(#1)を発生する。
【0105】光変調器82(#2)はクロック26(#
2)に基づきキャリアビーム4(#2)を強度変調して
第2の光クロック8(#2)を発生する。光クロック8
(#1及び#2)に基づくOTDM信号20の発生原理
についてはこれまでの実施形態と同様であるのでその説
明を省略する。
【0106】光変調器82(#1及び#2)としては、
マッハツェンダ型変調器(MZ変調器)或いは電界吸収
型変調器(EA変調器)を用いることができる。MZ変
調器に対して図5のような駆動回路を適用することによ
って、チャープパラメータの正負を切り替えることがで
きる。また、MZ変調器に図8又は図12の駆動回路を
適用することによって、任意のチャープパラメータを設
定することができる。更に、EA変調器を用いた場合に
も、前述したように任意のチャープパラメータを設定す
ることができる。図16のEA変調器に準じてLD24
(#1及び#2)を光変調器82(#1及び#2)と一
体にすることもできる。
【0107】図18の第5実施形態では、光クロック8
(#1及び#2)を互いに逆相にするために、図11に
示されるような光遅延回路94を用いてもよいが、光遅
延回路を用いずにクロック26(#1及び#2)が互い
に逆相になるような電子回路を用いてもよい。
【0108】図19を参照すると、第1の基本構成の第
6実施形態が示されている。ここでは図18と同じよう
に二つの光変調器82(#1及び#2)がクロック生成
手段6(図1参照)に含まれる。図18と異なる点は、
光源2として一つのレーザダイオード24を用いている
点である。
【0109】レーザダイオード24はキャリアビーム4
を出力する。キャリアビーム4を二つのキャリアビーム
4(#1及び#2)に分岐するために、Y分岐138が
設けられている。
【0110】光変調器82(#1)はクロック26(#
1)に基づきキャリアビーム4(#1)を強度変調して
第1の光クロック8(#1)を発生する。光変調器82
(#2)はクロック26(#2)に基づきキャリアビー
ム4(#2)を強度変調して第2の光クロック8(#
2)を発生する。
【0111】そしてこれまでの実施形態におけるのと同
様に、光クロック8(#1及び#2)に基づきOTDM
信号20が生成される。Y分岐138は、光変調器82
(#1及び#2)及び42(#1及び#2)並びに光マ
ルチプレクサ16と共にモノリシックに一つの基板上に
構成することができる。
【0112】尚、図18及び図19の実施形態におい
て、光変調器82(#1及び#2)の動作点の安定化又
は切り替えを行う場合には、同期検波に用いる低周波信
号(参照信号)の周波数を個々に設定するのが望まし
い。
【0113】尚、以上説明した第1の基本構成のいくつ
かの実施形態においては、クロック生成手段6、データ
変調手段10(#1及び#2)及び光マルチプレクサ1
6の全てがモノリシックに一体であるとしたが、これら
のうち少なくともいずれか二つをモノリシックに一体に
してもよい。
【0114】図20を参照すると、本発明による光変調
装置の第2の基本構成が示されている。光源2が出力し
たキャリアビーム4に基づいてキャリアビーム出力手段
140が第1のキャリアビーム142(#1)及び第2
のキャリアビーム142(#2)を出力する。
【0115】第1のデータ変調手段144(#1)は、
第1のデータ信号146(#1)により第1のキャリア
ビーム142(#1)をオン/オフすることにより第1
のデータ変調ビーム148(#1)を生成する。
【0116】第2のデータ変調手段144(#2)は、
第2のデータ信号146(#2)により第2のキャリア
ビーム142(#2)をオン/オフすることにより第2
のデータ変調ビーム148(#2)を生成する。
【0117】光多重化手段150は、データ変調ビーム
148(#1及び#2)にそれぞれ第1及び第2の光ク
ロックを与えて第1及び第2の信号ビームを生成すると
共に第1及び第2の信号ビームを加え合わせてOTDM
信号20を生成する。
【0118】プリチャープ手段152は、OTDM信号
20が予め定められたチャープパラメータを有するよう
にキャリアビーム4、キャリアビーム142(#1及び
#2)、データ変調ビーム148(#1及び#2)及び
OTDM信号20の少なくともいずれか一つを制御す
る。
【0119】OTDM信号20は光伝送路18により図
示しない光中継器又は光受信機へ送られる。OTDM信
号20のチャープパラメータは例えば光伝送路18に適
合するように設定される。
【0120】このように、第2の基本構成は、図1の第
1の基本構成と対比して、クロックによる変調とデータ
信号による変調との順序が逆である。即ち、データ変調
手段144(#1及び#2)により二つのデータ変調ビ
ーム148(#1及び#2)を生成したのちに、更にこ
れらの変調ビームをクロックにより変調したのちに時間
軸上で多重化するものである。
【0121】尚、第2の基本構成においても、クロック
による変調がチャープパラメータに対して支配的である
から、プリチャープ手段152は光多重化手段150に
おいてチャープパラメータを設定するのが望ましい。
【0122】図21を参照すると、第2の基本構成の第
1実施形態が示されている。光源2としてのレーザダイ
オード24が出力したキャリアビーム4は、Y分岐15
4によって第1のキャリアビーム142(#1)と第2
のキャリアビーム142(#2)とに分岐される。即
ち、Y分岐154が図20のキャリアビーム出力手段1
40に対応している。
【0123】第1のデータ変調手段144(#1)とし
ての光変調器156(#1)は、第1のデータ信号14
6(#1)によりキャリアビーム142(#1)をオン
/オフすることによって、データ変調ビーム148(#
1)を生成する。
【0124】第2のデータ変調手段144(#2)とし
ての光変調器156(#2)は、データ信号146(#
2)によりキャリアビーム142(#2)をオン/オフ
することによって、データ変調ビーム148(#2)を
生成する。
【0125】この実施形態では、光多重化手段150
は、第1のデータ変調ビーム148(#1)に第1のク
ロック160(#1)による第1の光クロックを与えて
第1の信号ビーム162(#1)を生成する光変調器1
58(#1)と、第2のデータ変調ビーム148(#
2)に第2のクロック160(#2)による第2の光ク
ロックを与えて第2の信号ビーム162(#2)を生成
する光変調器158(#2)と、信号ビーム162(#
1及び#2)を加え合わせてOTDM信号20を生成す
るための光マルチプレクサ164とを含む。
【0126】光変調器156(#1及び#2)及び15
8(#1及び#2)としてはMZ変調器又はEA変調器
を用いることができる。第1の基本構成の種々の実施形
態と同様に光クロックに関与する光変調器158(#1
及び#2)においてチャープパラメータを設定すること
によって、容易に分散補償を行うことができる。
【0127】この実施形態では、データ信号146(#
1及び#2)は互いに半ビットシフトしており、クロッ
ク160(#1及び#2)は互いに逆相である。データ
信号146(#1及び#2)のビット位置を同一にし、
互いに同相であるクロック160(#1及び#2)を用
いる場合には、図11のような光遅延回路94を採用す
るとよい。
【0128】この実施形態では、光源2として一つのレ
ーザダイオード24を用いているが、図18のように二
つのレーザダイオード24(#1及び#2)を用いY分
岐154を省略するようにしてもよい。
【0129】図22を参照すると第2の基本構成の第2
実施形態が示されている。この実施形態は、光多重化手
段150(図20参照)が2×1光スイッチ166を含
んでいる点で特徴付けられる。
【0130】光スイッチ166の二つの入力ポートには
それぞれデータ変調ビーム148(#1及び#2)が供
給され、OTDM信号20は光スイッチ166の出力ポ
ートから出力される。
【0131】光スイッチ166は、単一のクロック16
0に基づきデータ信号146(#1及び#2)の1/2
ビットごとに二つの入力ポートを切り替えてデータ変調
ビーム148(#1及び#2)を時間軸上で多重化す
る。
【0132】この実施形態においては、OTDM信号2
0のチャープパラメータに関しては光スイッチ166に
おけるスイッチングが支配的であるので、光スイッチ1
66においてチャープパラメータを設定するのが望まし
い。
【0133】尚、光源として二つのレーザダイオードを
用いてY分岐154を省略するようにしてもよい。とこ
ろで、前述したように、図12に示されるような位相変
調用の電極98を用いることによってチャーピングの付
加が可能である。このような機能を有するチャーピング
付加回路168の配置形態のバリエーションについて以
下に説明する。
【0134】図23の23A乃至23Dを参照すると、
図2におけるチャーピング付加回路168の配置形態の
バリエーションが示されている。23Aの配置形態にお
いては、チャーピング付加回路168はレーザダイオー
ド24と1×2光スイッチ28との間に設けられてい
る。
【0135】23Bの配置形態では、光スイッチ28と
光変調器42(#1)との間に第1のチャーピング付加
回路168(#1)が設けられ、光スイッチ28と光変
調器42(#2)との間に第2のチャーピング付加回路
168(#2)が設けられている。
【0136】23Cに示される配置形態では、光変調器
42(#1)と光マルチプレクサ16との間に第1のチ
ャーピング付加回路168(#1)が設けられ、光変調
器42(#2)と光マルチプレクサ16との間に第2の
チャーピング付加回路168(#2)が設けられてい
る。
【0137】23Dに示される配置形態では、光マルチ
プレクサ16の出力側にチャーピング付加回路168が
設けられている。図24の24A乃至24Eを参照する
と、図11におけるチャーピング付加回路168の配置
形態のバリエーションが示されている。
【0138】24Aに示される配置形態では、チャーピ
ング付加回路168はレーザダイオード24と光変調器
82との間に設けられている。24Bに示される配置形
態では、チャーピング付加回路168は光変調器28と
Y分岐84との間に設けられている。
【0139】24Cに示される配置形態では、Y分岐8
4と光変調器42(#1)との間に第1のチャーピング
付加回路168(#1)が設けられており、Y分岐84
と光変調器42(#2)との間に第2のチャーピング付
加回路168(#2)が設けられている。
【0140】24Dに示される配置形態では、光変調器
42(#1)と光マルチプレクサ16との間に第1のチ
ャーピング付加回路168(#1)が設けられており、
光変調器42(#2)と光マルチプレクサ16との間に
第2のチャーピング付加回路168(#2)が設けられ
ている。
【0141】24Eに示される配置形態では、光マルチ
プレクサ16の出力側にチャーピング付加回路168が
設けられている。図25の25A乃至25Eを参照する
と、図19におけるチャーピング付加回路168の配置
形態のバリエーションが示されている。
【0142】25Aに示される配置形態では、チャーピ
ング付加回路168はレーザダイオード24とY分岐1
38との間に設けられている。25Bに示される配置形
態では、Y分岐138と光変調器82(#1)との間に
第1のチャーピング付加回路168(#1)が設けられ
ており、Y分岐138と光変調器82(#2)との間に
第2のチャーピング付加回路168(#2)が設けられ
ている。
【0143】25Cに示される配置形態では、光変調器
82(#1)と光変調器42(#1)との間に第1のチ
ャーピング付加回路168(#1)が設けられており、
光変調器82(#2)と光変調器42(#2)との間に
第2のチャーピング付加回路168(#2)が設けられ
ている。
【0144】25Dに示される配置形態では、光変調器
42(#1)と光マルチプレクサ16との間に第1のチ
ャーピング付加回路168(#1)が設けられており、
光変調器42(#2)と光マルチプレクサ16との間に
第2のチャーピング付加回路168(#2)が設けられ
ている。
【0145】25Eに示される配置形態では、光マルチ
プレクサ16の出力側にチャーピング付加回路168が
設けられている。図26の26A乃至26Eを参照する
と、図21におけるチャーピング付加回路168の配置
形態のバリエーションが示されている。
【0146】26Aに示される配置形態では、レーザダ
イオード24とY分岐154との間にチャーピング付加
回路168が設けられている。26Bに示される配置形
態では、Y分岐154と光変調器156(#1)との間
に第1のチャーピング付加回路168(#1)が設けら
れており、Y分岐154と光変調器156(#2)との
間に第2のチャーピング付加回路168(#2)が設け
られている。
【0147】26Cに示される配置形態では、光変調器
156(#1)と光変調器158(#1)との間に第1
のチャーピング付加回路168(#1)が設けられてお
り、光変調器156(#2)と光変調器158(#2)
との間に第2のチャーピング付加回路168(#2)が
設けられている。
【0148】26Dに示される配置形態では、光変調器
158(#1)と光マルチプレクサ164との間に第1
のチャーピング付加回路168(#1)が設けられてお
り、光変調器158(#2)と光マルチプレクサ164
との間に第2のチャーピング付加回路168(#2)が
設けられている。
【0149】26Eに示される配置形態では、光マルチ
プレクサ164の出力側にチャーピング付加回路168
が設けられている。図27の27A乃至27Dを参照す
ると、図22におけるチャーピング付加回路168の配
置形態のバリエーションが示されている。
【0150】27Aに示される配置形態では、チャーピ
ング付加回路168はレーザダイオード24とY分岐1
54との間に設けられている。27Bに示される配置形
態では、Y分岐154と光変調器156(#1)との間
に第1のチャーピング付加回路168(#1)が設けら
れており、Y分岐154と光変調器156(#2)との
間に第2のチャーピング付加回路168(#2)が設け
られている。
【0151】27Cに示される配置形態では、光変調器
156(#1)と2×1光スイッチ166との間に第1
のチャーピング付加回路168(#1)が設けられてお
り、光変調器156(#2)と光スイッチ166との間
に第2のチャーピング付加回路168(#2)が設けら
れている。
【0152】27Dに示される配置形態では、光スイッ
チ166の出力側にチャーピング付加回路168(#
1)が設けられている。図28を参照すると、本発明に
よる光変調装置の第3の基本構成が示されている。第1
及び第2の基本構成では2:1時分割多重が行われてい
るのに対して、第3の基本構成ではこれをn:1時分割
多重(nは2より大きい整数)に拡張するものである。
【0153】具体的にはクロック生成手段6は、光源2
からのキャリアビーム4に基づきnチャネルの光クロッ
ク8(#1,#2,…,#n)の光クロックを生成す
る。光クロック8(#1,#2,…,#n)にそれぞれ
対応して変調手段10(#1,#2,…,#n)が設け
られている。
【0154】第k(kは1≦k≦nを満たす整数)の変
調手段10(#k)は、光クロック8(#k)を受けこ
れに同期する第kのデータ信号12(#k)により光ク
ロック8(#k)をオン/オフすることにより、信号ビ
ーム14(#k)を生成する。
【0155】信号ビーム14(#1,#2,…,#n)
は光マルチプレクサ16によって時分割多重されOTD
M信号20′が生成される。プリチャープ手段22は、
OTDM信号20′が予め定められたチャープパラメー
タを有するように光クロック8(#1,#2,…,#
n)、信号ビーム14(#1,#2,…,#n)及びO
TDM信号20′の少なくともいずれかを制御する。
【0156】OTDM信号20′のチャープパラメータ
は、OTDM信号20′が光伝送路18に適合するよう
に設定される。尚、光クロック8(#1,#2,…,#
n)のデューティ比は、多重数(n)が増大するのに従
って小さくなる。
【0157】第3の基本構成においても、各光クロック
のパルス巾の方が各データ信号のパルス巾よりも小さい
ので、OTDM信号20′のチャープパラメータに関し
てはクロック生成手段6が支配的になる。従って、プリ
チャープ手段22はクロック生成手段6においてチャー
プパラメータを設定するのが望ましい。
【0158】図28の第3の基本構成では、図1の第1
の基本構成をn:1時分割多重に拡張しているが、図2
0の第2の基本構成についてもn:1時分割多重に拡張
することができる。
【0159】図29を参照すると、第3の基本構成の実
施形態が示されている。この実施形態は、図19の実施
形態をn:1時分割多重に拡張したものである。即ち、
レーザダイオード24が出力するキャリアビーム4は、
n分岐138′によりキャリアビーム4(#1,#2,
…,#n)に分岐される。
【0160】光変調器82(#k)はクロック26(#
k)に基づいてキャリアビーム4(#k)を強度変調す
ることによって光クロック8(#k)を生成する。光変
調器42(#k)は、データ信号12(#k)に基づき
光クロック8(#k)をオン/オフすることによって信
号ビーム14(#k)を生成する。
【0161】信号ビーム(#1,#2,…,#n)は光
マルチプレクサ16において加え合わされて、OTDM
信号20′が光マルチプレクサ16から出力される。こ
の実施形態においては、クロックに関する光変調器82
(#1,#2,…,#n)においてチャープパラメータ
が設定される。チャープパラメータの設定等のための駆
動回路については、これまでの実施例に準じて構成する
ことができるので、その説明は省略する。
【0162】図30を参照すると、短パルス光源を用い
た実施形態が示されている。短パルス光源を用いること
によって、光クロックを生成することができるので、例
えば図28のクロック生成手段6が不要になる。
【0163】短パルス光源170は例えばモード同期レ
ーザダイオードやファイバリングレーザを用いて構成さ
れ、それ自体で光クロックを発生する。この光クロック
はN分岐(Nは1より大きい整数)され、チャープパラ
メータ付加回路168(#1,#2,…,#N)によっ
てそれぞれチャープパラメータを設定されたのち、デー
タ信号による光変調器172(#1,#2,…,#N)
によりNチャネルの信号ビームに変換される。これらの
信号ビームは光マルチプレキシングされたのち図示しな
い光伝送路へ送出される。
【0164】チャーピング付加回路168(#1,#
2,…,#N)は光変調器172(#1,#2,…,#
N)の出力側に設けられていてもよい。また、複数のチ
ャーピング付加回路を用いるのではなく、短パルス光源
170の出力側或いは光マルチプレキシングの出力側に
一つのチャーピング付加回路を設けてもよい。
【0165】以上説明した実施形態では、光変調装置に
おいてチャーピングパラメータが設定されるが、光源に
おいてチャープパラメータを設定してプリチャーピング
を行うこともできる。例えば、光源を直接周波数変調
し、その出力ビームをデータ信号により外部変調するこ
とによって、光パルスの前半部分及び後半部分の周波数
成分(波長成分)を異ならせることができる。
【0166】本発明を実施する場合、光伝送路の波長分
散値が予め把握されているときには、シミュレーション
により最適なプリチャーピングを設定することができ
る。シミュレーションが困難である場合には、次のよう
にしてプリチャーピングを行うとよい。
【0167】図31を参照すると、本発明を適用可能な
光通信システムが示されている。このシステムは、第1
の端局174と、第2の端局176と、端局174及び
176を結ぶ光伝送路18とを備えている。
【0168】第1の端局174は本発明による光変調装
置を有する光送信機178を有している。光送信機17
8が出力したOTDM信号は光カプラ180を介して光
伝送路18に送出される。光伝送路18により伝送され
たOTDM信号は、第2の端局176において光カプラ
182を介して光受信機184に供給される。
【0169】そして、光受信機184が受けたOTDM
信号に基づいて伝送特性モニタリング回路186がOT
DM信号の伝送特性をモニタリングする。第2の端局1
76はモニタリングされた伝送特性に関するデータを送
信するための光送信機188を有している。光送信機1
88が出力した光信号は、光カプラ182を介して光伝
送路18に送出される。この光信号は、第1の端局17
4において光カプラ180を介して光受信機190で受
信される。そして、フィードバック回路192は、光受
信機190の出力信号に基づき、第2の端局176でモ
ニタリングされた伝送特性に応じて光送信機178にお
けるチャープパラメータをフィードバック制御する。
【0170】このようなシステムにおいては、マイクロ
コンピュータ等を用いて、システム全体を集中管理する
ことによって、プリチャーピング量の最適設定を自動的
に行うこともできる。更に、システムの立ち上げに際し
てだけでなく、システムの運用中においても伝送特性を
モニタリングしながらその結果に応じてプリチャーピン
グ量を調節することができる。これにより光伝送路18
の波長分散値の経時変化等に容易に対応することができ
る。
【0171】尚、モニタリングする伝送特性としては、
符号誤り率、Q値、信号中のバリティビットチェック、
伝送波形(所要のアイマスクパターンを満足するか否
か)等がある。
【0172】この実施形態では1回線の光伝送路18に
より双方向伝送を行っているが、運用回線と分散条件及
び敷設環境がほぼ等しい予備回線が存在する場合には、
まず予備回線においてプリチャーピングの最適化を図っ
たのちに、その結果を参照して運用回線に適用すること
もできる。また、回線の分散は、急峻に変化するもので
はないため、定期的に電気的な回線等を用いて送信側に
フィードバックを行ってもよい。これによりサービスダ
ウンを生じさせることなしにプリチャーピング量の最適
化が可能になる。
【0173】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
高速化に適し且つ分散補償が可能な光変調装置及び光変
調方法の提供が可能になるという効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光変調装置の第1の基本構成を示
すブロック図である。
【図2】第1の基本構成の第1実施形態を示すブロック
図である。
【図3】図2の装置の動作を示すタイムチャートであ
る。
【図4】図2の装置の動作を示す他のタイムチャートで
ある。
【図5】図2の1×2光スイッチの駆動回路を一例を示
すブロック図である。
【図6】動作点安定化の原理を説明するための図であ
る。
【図7】チャープパラメータの切り替えを説明するため
の図である。
【図8】図2の1×2光スイッチの駆動回路の他の例を
示すブロック図である。
【図9】α0 と駆動電圧V1 及びV2 との関係を示すグ
ラフである。
【図10】第1の基本構成の第2実施形態を示すブロッ
ク図である。
【図11】第1の基本構成の第3実施形態を示すブロッ
ク図である。
【図12】図11の光変調器82の駆動回路の一例を示
すブロック図である。
【図13】図11の光変調器82の電極の配置形態のバ
リエーションを示す図である。
【図14】第1の基本構成の第4実施形態を示すブロッ
ク図である。
【図15】電界吸収型変調器(EA変調器)の一例を示
す斜視図である。
【図16】EA変調器の他の例を示す破断斜視図であ
る。
【図17】チャープパラメータα及び消光とバイアス電
圧との関係を示すグラフである。
【図18】第1の基本構成の第5実施形態を示すブロッ
ク図である。
【図19】第1の基本構成の第6実施形態を示すブロッ
ク図である。
【図20】本発明による光変調装置の第2の基本構成を
示すブロック図である。
【図21】第2の基本構成の第1実施形態を示すブロッ
ク図である。
【図22】第2の基本構成の第2実施形態を示すブロッ
ク図である。
【図23】図2におけるチャーピング付加回路の配置形
態のバリエーションを示す図である。
【図24】図11におけるチャーピング付加回路の配置
形態のバリエーションを示す図である。
【図25】図19におけるチャーピング付加回路の配置
形態のバリエーションを示す図である。
【図26】図21におけるチャーピング付加回路の配置
形態のバリエーションを示す図である。
【図27】図22におけるチャーピング付加回路の配置
形態のバリエーションを示す図である。
【図28】本発明による光変調装置の第3の基本構成を
示すブロック図である。
【図29】第3の基本構成の実施形態を示すブロック図
である。
【図30】短パルス光源を用いた実施形態を示すブロッ
ク図である。
【図31】本発明を適用可能な光通信システムのブロッ
ク図である。
【符号の説明】
2 光源 4 キャリアビーム 6 クロック生成手段 8 光クロック 10 データ変調手段 12 データ信号 14 信号ビーム 16 光マルチプレクサ 20 TDM(時分割多重)光信号 22 プリチャープ手段

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からのキャリアビームに基づき第1
    及び第2の光クロックを生成するクロック生成手段と、 上記第1の光クロックを受け該第1の光クロックに同期
    する第1のデータ信号により該第1の光クロックをオン
    /オフすることにより第1の信号ビームを生成する第1
    のデータ変調手段と、 上記第2の光クロックを受け該第2の光クロックに同期
    する第2のデータ信号により該第2の光クロックをオン
    /オフすることにより第2の信号ビームを生成する第2
    のデータ変調手段と、 上記第1及び第2のデータ変調手段並びに光伝送路に動
    作的に接続され上記第1及び第2の信号ビームを加え合
    わせて光時分割多重信号を生成する光マルチプレクサ
    と、 上記光時分割多重信号が上記光伝送路に適合するチャー
    プパラメータを有するように上記キャリアビーム、上記
    第1及び第2の光クロック、上記第1及び第2の信号ビ
    ーム並びに上記光時分割多重信号の少なくともいずれか
    一つを制御するプリチャープ手段とを備えた光変調装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光変調装置であって、 上記第1及び第2の光クロックは上記第1及び第2のデ
    ータ信号のパルス巾よりも小さいパルス巾を有している
    光変調装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の光変調装置であって、 上記プリチャープ手段は上記第1及び第2の光クロック
    を制御する光変調装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の光変調装置であって、 上記第1及び第2の光クロックは正弦波の波形を有して
    おり、 上記第1及び第2のデータ信号はNRZ符号化されてい
    る光変調装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の光変調装置であって、 上記クロック生成手段はバランスドブリッジ型の1×2
    光スイッチを含み、 該1×2光スイッチは、 上記光源に動作的に接続される入力ポートと、 該入力ポートから分岐する第1及び第2の光パスと、 上記第1及び第2のデータ変調手段にそれぞれ動作的に
    接続される第1及び第2の出力ポートと、 上記第1及び第2の光パスと上記第1及び第2の出力ポ
    ートとの間に設けられる第1の交差型光カプラとを備
    え、 上記第1及び第2の出力ポートがそれぞれ上記第1及び
    第2の光クロックを出力し、 該第1及び第2の光クロックは互いに逆位相の関係にあ
    る光変調装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の光変調装置であって、 上記1×2光スイッチは上記第1及び第2の光パスの少
    なくともいずれか一方に電界を印加するための電極を更
    に備え、 該電極にはバイアス電圧が供給され、 上記1×2光スイッチの動作点が安定化されるように上
    記バイアス電圧を制御する手段を更に備えた光変調装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の光変調装置であって、 上記動作点は少なくとも二つの安定点を有し、 上記プリチャープ手段は上記少なくとも二つの安定点を
    切り替える手段を含み、これにより上記チャープパラメ
    ータの符号が切り替えられる光変調装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の光変調装置であって、 上記電極は上記第1及び第2の光パスにそれぞれ対応し
    て設けられる第1及び第2の電極であり、 上記バイアス電圧は上記第1及び第2の電極に対応する
    第1及び第2のバイアス電圧であり、 上記プリチャープ手段は上記第1及び第2のバイアス電
    圧の比を変化させる手段を含む光変調装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の光変調装置であって、 上記第1及び第2のバイアス電圧はこれらの比が1:1
    になるように制御され、これにより上記チャープパラメ
    ータが零に制御される光変調装置。
  10. 【請求項10】 請求項5に記載の光変調装置であっ
    て、 上記光マルチプレクサは上記第1及び第2のデータ変調
    手段に動作的に接続される第2の交差型光カプラである
    光変調装置。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の光変調装置であっ
    て、 上記クロック生成手段は、上記キャリアビームを強度変
    調してクロック変調ビームを出力する光変調器と、該光
    変調器並びに上記第1及び第2のデータ変調手段に動作
    的に接続され上記クロック変調ビームを上記第1及び第
    2の光クロックに分岐するY分岐とを含み、 上記第1及び第2の光クロックが互いに逆相の関係にな
    るように上記第1及び第2の光クロックのいずれか一方
    を遅延させる手段を更に備えた光変調装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の光変調装置であっ
    て、 上記光変調器はマッハツェンダ型変調器であり、 該マッハツェンダ型変調器は、 上記光源に動作的に接続される入力ポートと、 該入力ポートから分岐する第1及び第2の光パスと、 該第1及び第2の光パス並びに上記Y分岐に動作的に接
    続され上記クロック変調ビームを出力するための出力ポ
    ートと、 上記第1及び第2の光パスの少なくともいずれか一方に
    電界を印加するための電極とを備え、 該電極にはバイアス電圧が供給され、 上記マッハツェンダ型変調器の動作点が安定化されるよ
    うに上記バイアス電圧を制御する手段を更に備えた光変
    調装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の光変調装置であっ
    て、 上記動作点は少なくとも二つの安定点を有し、 上記プリチャープ手段は上記少なくとも二つの安定点を
    切り替える手段を含み、これにより上記チャープパラメ
    ータの符号が切り替えられる光変調装置。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の光変調装置であっ
    て、 上記電極は上記第1及び第2の光パスにそれぞれ対応し
    て設けられる第1及び第2の電極であり、 上記バイアス電圧は上記第1及び第2の電極に対応する
    第1及び第2のバイアス電圧であり、 上記プリチャープ手段は上記第1及び第2のバイアス電
    圧の比を変化させる手段を含む光変調装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の光変調装置であっ
    て、 上記第1及び第2のバイアス電圧はこれらの比が1:1
    になるように制御され、これにより上記チャープパラメ
    ータが零に制御される光変調装置。
  16. 【請求項16】 請求項11に記載の光変調装置であっ
    て、 上記光変調器は電界吸収型変調器であり、 該電界吸収型変調器にはバイアス電圧と該バイアス電圧
    に重畳されるクロック信号とが供給される光変調装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の光変調装置であっ
    て、 上記プリチャープ手段は上記バイアス電圧を変化させ、
    これにより上記チャープパラメータが制御される光変調
    装置。
  18. 【請求項18】 請求項1に記載の光変調装置であっ
    て、 上記クロック生成手段は、上記第1及び第2の光クロッ
    クをそれぞれ出力する第1及び第2の光変調器を含む光
    変調装置。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の光変調装置であっ
    て、 上記光源はそれぞれ第1及び第2のキャリアビームを出
    力する第1及び第2のレーザダイオードであり、 上記第1及び第2の光変調器はそれぞれ上記第1及び第
    2のキャリアビームを受ける光変調装置。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載の光変調装置であっ
    て、 上記光源並びに上記第1及び第2の光変調器に動作的に
    接続され上記キャリアビームを第1及び第2のキャリア
    ビームに分岐する手段を更に備え、 該第1及び第2のキャリアビームがそれぞれ上記第1及
    び第2の光変調器に供給される光変調装置。
  21. 【請求項21】 請求項18に記載の光変調装置であっ
    て、 上記第1及び第2の光変調器はそれぞれマッハツェンダ
    型変調器である光変調装置。
  22. 【請求項22】 請求項18に記載の光変調装置であっ
    て、 上記第1及び第2の光変調器はそれぞれ電界吸収型変調
    器である光変調装置。
  23. 【請求項23】 請求項1に記載の光変調装置であっ
    て、 上記プリチャープ手段は上記キャリアビーム、上記第1
    及び第2の光クロック、上記第1及び第2の信号ビーム
    並びに上記光時分割多重信号の少なくともいずれか一つ
    にチャーピングを付加する手段を含む光変調装置。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の光変調装置であっ
    て、 上記チャーピングを付加する手段は光位相変調器である
    光変調装置。
  25. 【請求項25】 請求項1に記載の光変調装置であっ
    て、 上記クロック生成手段、上記第1及び第2のデータ変調
    手段、上記光マルチプレクサ並びに上記プリチャープ手
    段の少なくともいずれか二つはモノリシックに一体であ
    る光変調装置。
  26. 【請求項26】 光源からのキャリアビームに基づき第
    1及び第2のキャリアビームを出力する手段と、 上記第1のキャリアビームを受け第1のデータ信号によ
    り上記第1のキャリアビームをオン/オフすることによ
    り第1のデータ変調ビームを生成する手段と、 上記第2のキャリアビームを受け第2のデータ信号によ
    り上記第2のキャリアビームをオン/オフすることによ
    り第2のデータ変調ビームを生成する手段と、 上記第1及び第2のデータ変調ビームにそれぞれ第1及
    び第2の光クロックを与えて第1及び第2の信号ビーム
    を生成すると共に該第1及び第2の信号ビームを加え合
    わせて光時分割多重信号を生成する光多重化手段と、 上記光時分割多重信号が予め定められたチャープパラメ
    ータを有するように上記キャリアビーム、上記第1及び
    第2のキャリアビーム、上記第1及び第2のデータ変調
    ビーム、上記第1及び第2の信号ビーム並びに上記光時
    分割多重信号の少なくともいずれか一つを制御する手段
    とを備えた光変調装置。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載の光変調装置であっ
    て、 上記光多重化手段は、上記第1の光クロックを生成する
    第1の光変調器と、上記第2の光クロックを生成する第
    2の光変調器と、上記第1及び第2の光変調器に動作的
    に接続される光マルチプレクサとを備えた光変調装置。
  28. 【請求項28】 請求項26に記載の光変調装置であっ
    て、 上記光多重化手段は上記第1及び第2のデータ変調ビー
    ムを受ける2×1光スイッチである光変調装置。
  29. 【請求項29】 光源からのキャリアビームに基づき第
    1乃至第n(nは2より大きい整数)の光クロックを生
    成するクロック生成手段と、 第k(kは1≦k≦nを満たす整数)の光クロックを受
    け該第kの光クロックに同期する第kのデータ信号によ
    り該第kの光クロックをオン/オフすることにより第k
    の信号ビームを生成するデータ変調手段と、 該データ変調手段及び光伝送路に動作的に接続され上記
    信号ビームに基づき光時分割多重信号を生成する光マル
    チプレクサと、 上記光時分割多重信号が上記光伝送路に適合するチャー
    プパラメータを有するように上記光クロック、上記信号
    ビーム及び上記光時分割多重信号の少なくともいずれか
    を制御する手段とを備えた光変調装置。
  30. 【請求項30】 (a)光源からのキャリアビームに基
    づき第1及び第2の光クロックを生成するステップと、 (b)上記第1の光クロックに同期する第1のデータ信
    号により上記第1の光クロックをオン/オフすることに
    より第1の信号ビームを生成するステップと、 (c)上記第2の光クロックに同期する第2のデータ信
    号により上記第2の光クロックをオン/オフすることに
    より第2の信号ビームを生成するステップと、 (d)上記第1及び第2の信号ビームを加え合わせて光
    時分割多重信号を生成するステップと、 (e)上記光時分割多重信号が予め定められたチャープ
    パラメータを有するように上記キャリアビーム、上記第
    1及び第2の光クロック、上記第1及び第2の信号ビー
    ム並びに上記光時分割多重信号の少なくともいずれか一
    つを制御するステップとを備えた光変調方法。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載の光変調方法であっ
    て、 (f)上記光時分割多重信号を光伝送路により伝送する
    ステップと、 (g)該伝送された光時分割多重信号の伝送特性をモニ
    タリングするステップと、 (h)該モニタリングされた伝送特性に基づき上記チャ
    ープパラメータをフィードバック制御するステップとを
    更に備えた光変調方法。
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