JPH1079701A - 移動通信端末及びその送信電力制御方式 - Google Patents

移動通信端末及びその送信電力制御方式

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JPH1079701A
JPH1079701A JP8233203A JP23320396A JPH1079701A JP H1079701 A JPH1079701 A JP H1079701A JP 8233203 A JP8233203 A JP 8233203A JP 23320396 A JP23320396 A JP 23320396A JP H1079701 A JPH1079701 A JP H1079701A
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JP
Japan
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moving speed
mobile communication
transmission power
communication terminal
increase
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JP8233203A
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English (en)
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Norio Kubo
徳郎 久保
Morihiko Minowa
守彦 箕輪
Satoshi Nakamura
中村  聡
Kensuke Sawada
健介 沢田
Kazuchika Obuchi
一央 大渕
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/28TPC being performed according to specific parameters using user profile, e.g. mobile speed, priority or network state, e.g. standby, idle or non transmission
    • H04W52/282TPC being performed according to specific parameters using user profile, e.g. mobile speed, priority or network state, e.g. standby, idle or non transmission taking into account the speed of the mobile

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動機が車載で移動機が高速に移動する場
合、瞬時変動も高速となり、単位時間当りの変動幅が大
となる。このような場合、移動機の送信電力制御する制
御コマンドレートを、高くする必要がある。 【解決手段】 上記移動機に移動速度を推定する移動速
度推定部と、上記推定された移動速度に応じて送信電力
の増減幅を可変する送信電力制御部とを有する。移動速
度が速くなり瞬時変動が速くなるに従って送信電力の増
減幅を大きくすることができ、基地局での上り回線の受
信状態を略一定とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信端末及びそ
の送信電力制御方式に関し、移動通信端末の送信電力を
制御する方式に関する。移動通信システムでは、周波数
利用効率の高い方式の開発が期待されており、中でも特
に直接拡散符号分割多元接続(DS−CDMA)方式が
大容量化を実現できる方式として有力視されている。
【0002】
【従来の技術】DS−CDMA方式を移動通信に適用し
た場合、基地局において複数の移動通信端末夫々から送
信される上り回線信号の受信レベルが略同一レベルでな
ければ各移動通信端末からの上り回線のSIR(信号干
渉レート)が略同一とならず、SIRが悪いと移動通信
端末からの上り回線は再生不可能となる。
【0003】このため、DS−CDMA方式の移動通信
においては、各移動通信端末から基地局までの距離の変
動や、各移動通信端末の建築物等によるシャドーイング
及び各移動通信端末のマルチパスによる瞬時変動に応じ
て、各移動通信端末の受信電力を高速で高精度かつ広い
ダイナミックレンジで制御することが不可欠である。
【0004】移動通信端末から基地局までの距離の変動
及びシャドウイングは周波数帯域が異なる上り回線にも
略同様に現われるため、移動通信端末で受信した下り回
線の受信レベルに応じて移動通信端末が送信する上り回
線の送信レベルを制御するオープンループコントロール
で対応できる。しかし、マルチパスによる瞬時変動は周
波数帯域が大きく異なる場合、上り回線と下り回線とで
相関が低いため、基地局で受信した上り回線の受信レベ
ルに応じて基地局から移動通信端末に制御コマンドを送
り、移動通信端末が送信する上り回線の送信レベルを制
御するクローズドループコントロールでしか対応できな
い。
【0005】従来のDS−CDMA方式の移動通信シス
テムでは、基地局の受信機において、制御対象の移動通
信端末からの受信レベルを検出し、また、瞬時SIR
(信号干渉レート)及びBER(ビットエラーレート)
を推定し、上記の受信レベル、SIR,BERに基づい
て、この移動通信端末の送信電力を制御する制御コマン
ドを生成し、下り信号に乗せて当該移動通信端末に送信
している。この送信電力制御のための制御コマンドの送
信レートは上り回線で発生する受信レベルやSIR,B
ERの瞬時変動に追従できる程度に高くなければならな
い。例えば、標準規格IS−95では、制御コマンドレ
ートは800bps、1コマンドによる制御量は0.5
dBとされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】移動通信端末が車載で
移動通信端末が高速に移動する場合、マルチパスによる
瞬時変動(レイリー変動)は変動速度も高速となり、単
位時間当りの変動幅が大となる。このような場合、所望
のBER(ビットエラーレート)を得るためには、その
移動通信端末の送信電力制御する制御コマンドレート
を、低速で移動する移動通信端末に比べて高くする必要
がある。しかし、制御コマンドレートを高くすると、下
り回線の全体の通信容量に対して制御コマンドの割合い
が大きくなり、利用できる通信容量が低下してしまうと
いう問題があった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
基地局から移動通信端末に送信する制御コマンドの送信
レートを上げることなく、移動通信端末の移動速度が高
速となっても瞬時変動の影響を受けず基地局での上り回
線の受信状態が略一定となるよう送信電力を制御できる
移動通信端末及びその送信電力制御方式を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基地局における上り回線の受信状態が略一定となる
よう基地局から下り回線で送信される制御コマンドを受
信して送信電力を制御する移動通信端末において、移動
速度を推定する移動速度推定部と、上記推定された移動
速度に応じて送信電力の増減幅を可変する送信電力制御
部とを有する。このため、移動速度が速くなり瞬時変動
が速くなるに従って送信電力の増減幅を大きくすること
ができ、基地局での上り回線の受信状態を略一定とする
ことができ、基地局の制御コマンドの送信レートを上げ
る必要がなく、下り回線の通信容量が低下することを防
止できると共に、基地局の構成を従来通りとして大きな
コストアップを防止できる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
移動通信端末において、前記移動速度推定部は、単位時
間に下り回線の受信レベルが基準レベルと交差する回数
から移動速度を推定する。これによって、移動通信端末
の移動速度を推定でき送信電力の増減幅を決定できる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
移動通信端末において、前記移動速度推定部は、下り回
線の受信レベルの変動値を単位時間累積し、その累積値
から移動速度を推定する。これによって、移動通信端末
の移動速度を推定でき、送信電力の増減幅を決定でき
る。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1記載の
移動通信端末において、前記移動速度推定部は、下り回
線の受信レベルの変動を所定のサンプル間隔でサンプリ
ングし、単位時間に上記変動が閾値を越えた回数から移
動速度を推定する。このため、移動通信端末の移動速度
を推定でき、送信電力の増減幅を決定できる。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
移動通信端末において、前記移動速度推定部は、前記サ
ンプル間隔を変更する。このため、低速から高速までの
広い範囲で移動通信端末の移動速度を推定できる。請求
項6に記載の発明は、請求項1記載の移動通信端末にお
いて、上り回線及び下り回線は直接拡散符号分割多元接
続方式であり、前記移動速度推定部は、下り回線の受信
信号を逆拡散した信号のレベル又は受信信号と拡散符号
との相関値から移動速度を推定する。これによって、受
信レベルが移動通信端末の受信部の熱雑音レベルより低
い場合にも移動通信端末の移動速度を推定でき、送信電
力の増減幅を決定できる。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項1記載の
移動通信端末において、上り回線及び下り回線は直接拡
散符号分割多元接続方式で、下り回線でパイロット信号
を送信しており、前記移動速度推定部は、受信信号を逆
拡散及び復調して得たパイロット信号の変化周波数から
移動速度を推定する。これによって、移動通信端末の移
動速度を推定でき、送信電力の増減幅を決定できる。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項1記載の
移動通信端末において、前記移動速度推定部により推定
された移動速度と、レイク受信部で得た下り回線のパス
数及び各パスの受信レベル比とから送信電力の増減幅を
決定する増減幅決定部を有する。このため、基地局がパ
スダイバーシチを持つ場合、そのパスダイバーシチに最
適な移動通信端末の送信電力の増減幅とすることが可能
となる。
【0015】請求項9に記載の発明は、請求項1記載の
移動通信端末の送信電力制御方式において、上り回線及
び下り回線は直接拡散符号分割多元接続方式で、上り回
線でパイロット信号を外挿方式で送信しており、前記送
信電力制御部は、前記移動速度推定部で推定された移動
速度に応じて上り回線の情報データ送信信号とパイロッ
ト送信信号との送信電力の比を可変し、前記基地局に、
移動通信端末に送信する制御コマンドを累積し、累積値
に応じて上り回線の逆拡散後のパイロット信号のフィル
タの通常帯域帯を可変する。これにより、上り回線のパ
イロット送信信号の送信電力を移動通信端末の移動速度
に応じた必要最小限の値とすることができ、上り回線の
逆拡散後のパイロット信号の通過帯域幅を移動通信端末
の移動速度に従った上り回線のパイロット信号の電力変
動に応じて可変でき、パイロット信号を最適な状態で再
生することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例のブロッ
ク図を示す。同図中、基地局(BS)では移動通信端末
より送信された上り回線の信号をアンテナ12で受信
し、受信部(Rx)14で逆拡散を行い、更に狭帯域復
調を行って端子16から再生情報データを出力する。ま
た、受信部14では受信レベルとしてのRSSI(受信
信号強度)を検出すると共に、瞬時SIR(信号干渉レ
ート)を推定し、またBER(ビットエラーレート)を
推定し、このRSSI,瞬時SIR,BERを送信電力
制御コマンド生成部18に供給する。
【0017】送信電力制御コマンド生成部18は供給さ
れるRSSI,瞬時SIR,BERに応じて移動通信端
末の送信電力を増加又は減少させる制御コマンドを生成
する。一例として、SIRが閾値以下のとき送信電力を
増加させる制御コマンドを生成し、SIRが閾値を越え
ると送信電力を減少させる制御コマンドを生成する。こ
の制御コマンドは混合部20を通して端子21から供給
される情報データと共に送信部(Tx)22に供給され
る。送信部22は情報データ及び制御コマンドによる狭
帯域変調を行い、更に拡散変調を行ってアンテナ24よ
り下り回線の信号を送信する。なお、制御コマンドは1
ビット構成で値1が増加を指示し、値0が減少を指示し
ており、伝送レートは例えば800bpsで一定であ
る。
【0018】移動通信端末(MS)では下り回線の信号
をアンテナ32で受信し、受信部34で逆拡散を行い、
更に狭帯域復調を行う。これによって得られた再生情報
データは端子36から出力され、また再生制御コマンド
は送信電力制御部38に供給される。また、受信部34
ではRSSIを検出しており、このRSSIは移動速度
推定部40に供給される。
【0019】移動速度推定部40はRSSIの変化から
移動速度を推定し、推定した速度データを送信電力制御
部38に供給する。送信電力制御部38は受信部34よ
り定期的に供給される再生制御コマンドにより送信部4
2の送信電力の増減方向を指示し、移動速度推定部40
より供給される速度データにより増減幅(ステップ量)
を指示する。上記再生制御コマンドが値1のときは増加
を指示し、値0のときは減少を指示する。また、例え
ば、推定移動速度が0km/hのとき増減幅0.5dB
を指示し、推定移動速度が20km/hのとき増減幅
1.0dBを指示し、推定移動速度が40km/hのと
き増減幅2.5dBを指示し、推定移動速度が60km
/hのとき増減幅4.0dBを指示する。なお、送信周
波数ν、推定移動速度v、光速Cとするとドップラー周
波数fD はfD =v・ν/Cで表わされ、ν=2GHz
の場合、v=20km/hはfD =37Hzとなる。つ
まり、推定移動速度をドップラー周波数で表わしても良
い。
【0020】送信部42は端子41から供給される情報
データにより狭帯域変調を行い、更に拡散変調を行って
アンテナ24から上り回線の信号を送信する。このとき
の送信電力は送信電力制御部38よりの指示に従ってス
テップ状に可変される。このように、移動通信端末でR
SSIから移動速度を推定し、この移動速度に応じて送
信電力の増減幅を可変しているため、移動通信端末の移
動速度が速く、基地局における上り回線の瞬時変動が高
速となって単位時間当りの変動幅が大となってもこの変
動幅に見合った増減幅で移動通信端末の送信電力が可変
される。そして制御コマンドレートを高くする必要はな
いので利用できる通信容量の低下は生じない。
【0021】図2は移動速度推定部40の第1実施例の
ブロック図を示す。同図中、受信部34の出力するRS
SIは移動速度推定部40内の基準値検出部50及び交
差回数カウント部52に供給される。実効値検出部50
は図3に実線で示す如きRSSI波形の瞬時値の2乗の
平均の平方根を求めて基準値とし、この基準値を交差回
数カウント部52に供給する。
【0022】交差回数カウント部52は図3に示す如
く、単位時間にRSSI波形が基準値と交差する回数を
カウントする。この単位時間毎の交差回数は速度推定部
54に供給されて交差回数から移動速度が換算され、得
られた移動速度の速度データが送信電力制御部38に供
給される。
【0023】ここでは、RSSIの瞬時値の2乗の平均
の平方根を基準値として交差回数をカウントしているた
め、単位時間が1secのとき、交差回数はドップラー
周波数である。これについては次式で説明される。
【0024】
【数1】
【0025】但しNRSは交差レベル回数、RS はレベ
ル、b0 は平均受信電力である。ここで、
【0026】
【数2】
【0027】、つまり交差レベルを平均受信電力の平方
根とおくと、次式が得られる。
【0028】
【数3】
【0029】このため、送信電力制御部38でドップラ
ー周波数と増減幅との換算テーブルを用いることによ
り、速度推定部54を送信電力制御部38と一体化する
ことも可能である。図4は移動速度推定部40の第2実
施例のブロック図を示す。同図中、受信部34の出力す
るRSSIは減算器56に供給されると共に1サンプル
遅延器58で1サンプル時間だけ遅延されて減算器56
に供給され、減算器56で1サンプル時間のRSSIの
変動値が得られる。この変動値は累積器60に供給さ
れ、単位時間における変動値の絶対値が累積される。
【0030】移動速度が大きい場合はRSSI波形は図
5(A)に示す如くなり、累積値は大となり、また移動
速度が小さい場合はRSSI波形は図5(B)に示す如
くなり累積値は小となる。速度推定部62では上記の累
積値から移動速度を推定し、得られた速度データを送信
電力制御部38に供給する。なお、送信電力制御部38
で累積値と増減幅との換算テーブルを用いれば、速度推
定部54を送信電力制御部38と一体化することも可能
である。
【0031】図6は移動速度推定部40の第3実施例の
ブロック図を示す。同図中、受信部34の出力する図7
に実線で示す如き波形のRSSIはレベル検出器64に
供給され、サンプリングタイマ64の指示するサンプル
間隔TでRSSI信号のレベル検出が行われる。この検
出レベルはサンプリング回路68から差分回路70に供
給されてサンプリング回路68で決定される所定時間Δ
tにおけるレベル差が計算され比較器72に供給され
る。
【0032】比較器72はこのレベル差を閾値回路74
からの所定の閾値と比較し、レベル差が大きいときにパ
ルスを発生してカウンタ76に供給する。図7にはレベ
ル差が閾値を越える部分に○印を付し、閾値以下の部分
に×印を付す。カウンタ76は単位時間におけるパルス
をカウントしてカウント値を速度推定部78に供給す
る。速度推定部78では上記のカウント値から移動速度
を推定して、得られた速度データを送信電力制御部38
に供給する。なお、送信電力制御部でカウント値と増減
幅との換算テーブルを用いれば、速度推定部78を送信
電力制御部38と一体化することも可能である。
【0033】図8は移動速度推定部40の第3実施例の
変形例のブロック図を示す。同図中、受信部34の出力
する図9に実線で示す如き波形のRSSIはレベル検出
器64に供給され、サンプリングタイマ79又は80の
指示するサンプル間隔T1 又はT2 でRSSI信号のレ
ベル検出が行われる。この検出レベルはサンプリング回
路68から差分回路70に供給されてサンプリング回路
68で決定される所定時間Δtにおけるレベル差が計算
され、比較器72に供給される。
【0034】比較器72はこのレベル差を閾値回路74
からの所定の閾値と比較し、レベル差が大きいときにパ
ルスを発生してカウンタ76に供給する。図7にはレベ
ル差が閾値を越える部分に○印を付し、閾値以下の部分
に×印を付す。カウンタ76は単位時間におけるパルス
をカウントしてカウント値を速度推定部78に供給す
る。速度推定部78では上記のカウント値から移動速度
を推定して、得られた速度データを送信電力制御部38
に供給する。図9においては、サンプル間隔T2では間
隔が長すぎるのでサンプル間隔T1 とする。
【0035】この変形例では複数のサンプル間隔を持
ち、これを切り換えて使用することにより、移動速度を
低速から高速まで広い範囲で高精度に推定して送信電力
の増減幅を可変できる。これまでに説明した移動速度推
定部40は受信部34の出力するRSSIから移動速度
を推定したが、RSSIを用いずに移動速度を推定する
実施例について説明する。
【0036】図10は移動速度推定部の第4実施例のブ
ロック図を示す。同図中、移動通信端末の受信部34か
ら受信した拡散変調信号が取り出され乗算器92に供給
される。乗算器92には逆拡散符号が供給されており、
ここで逆拡散が行われる。乗算器92の出力する逆拡散
信号は狭帯域フィルタ94を通して速度推定部96に供
給される。速度推定部96は逆拡散信号のレベル変動か
ら移動速度を推定し送信電力制御部38に供給する。速
度推定部96は逆拡散信号のレベル変動が大きいほど移
動速度が低いと推定する。この実施例の代りに図11に
示すように構成しても良い。図11では、移動通信端末
の受信部34から受信した拡散変調信号が取り出され相
関値検出器98に供給される。相関値検出器98には拡
散符号が供給されており、ここで拡散変調信号と拡散信
号との相関値検出が行われる。乗算器92の出力する相
関値は、速度推定部99に供給される。速度推定部99
は相関値の変動が大きいほど移動速度を低くなるよう相
関値の変動に応じた移動速度を推定し送信電力制御部3
8に供給する。
【0037】図12は相関値検出器98としてのマッチ
ドフィルタのブロック図を示す。同図中、端子102よ
り入力される拡散変調信号は直接、又は縦続接続された
単位遅延素子1041 〜104n-1 夫々を通して乗算器
1061 〜106n に供給される。また、端子108よ
り入力された拡散符号がレジスタ110に格納されてお
り、この拡散符号の各ビットが乗算器1061 〜106
n 夫々に供給され拡散変調信号と乗算される。乗算器1
061 〜106n 夫々の出力値は加算器112で加算さ
れ相関値として端子114より出力される。上記の第
4,第5実施例では逆拡散信号レベル又は相関値の変動
に応じて送信電力の増減幅を可変しているので、受信部
34での信号レベルが受信部34の持つ熱雑音レベルよ
り低い場合に、受信レベルの変動が熱雑音に埋もれたと
しても移動速度を推定することができる。
【0038】DS−CDMA方式では基地局から各移動
通信端末に同期検波等に用いられるパイロット信号を送
信することが行われている。パイロット信号の送信方式
としては全“0”又は全“1”の信号で狭帯域変調を行
って、これを拡散変調して送信する外挿方式と、情報デ
ータと時分割多重で全“0”又は全“1”のパイロット
信号を挿入して情報データと共に狭帯域変調及び拡散変
調を行って送信する内挿方式である。
【0039】図13は移動速度推定部の第6実施例のブ
ロック図を示す。この実施例はパイロット信号外挿方式
のシステムで使用される。同図中、移動通信端末の受信
部34から受信した拡散変調信号が取り出され乗算器1
20に供給される。乗算器120には端子122からパ
イロット信号の逆拡散コードが供給され、ここで逆拡散
が行われる。乗算器120の出力する狭帯域変調パイロ
ット信号は狭帯域フィルタ124を通して狭帯域復調器
125に供給され、ここで狭帯域復調されて周波数カウ
ンタ126に供給される。
【0040】周波数カウンタ126に供給されるパイロ
ット信号は瞬時変動がなければ全“0”又は全“1”で
あるが、移動速度が速くなって瞬時変動が速くなると、
復調されたパイロット値が、“0”から“1”及び
“1”から“0”に変化し、この変化回数は瞬時変動の
速さに対応して高くなる。周波数カウンタ126はパイ
ロット信号の値が変化する周波数をカウントして速度推
定部128に供給する。速度推定部128は周波数を移
動速度に変換して得られた速度データを送信電力制御部
38に供給する。
【0041】図14は移動速度推定部の第7実施例のブ
ロック図を示す。この実施例はパイロット信号内挿方式
のシステムで使用される。同図中、移動通信端末の受信
部34から受信した拡散変調信号が取り出され乗算器1
30に供給される。乗算器120には端子132から自
局の逆拡散コードが供給され、ここで逆拡散が行われ
る。乗算器130の出力する狭帯域変調信号は狭帯域フ
ィルタ134を通して狭帯域復調器135に供給され、
ここで狭帯域復調されてパイロット信号分離回路136
に供給される。パイロット信号分離回路136は再生情
報データに内挿されているパイロット信号を分離して、
再生情報データを端子138から出力すると共に、分離
したパイロット信号を周波数カウンタ140に供給す
る。
【0042】周波数カウンタ140に供給されるパイロ
ット信号は瞬時変動がなければ全“0”又は全“1”で
あるが、移動速度が速くなって瞬時変動が速くなると、
復調されたパイロット値が“0”から“1”及び“1”
から“0”に変化し、この変化回数は瞬時変動の速さに
対応して高くなる。周波数カウンタ140はパイロット
信号の値が変化する周波数をカウントして速度推定部1
42に供給する。速度推定部140は周波数を移動速度
に変換して得られた速度データを送信電力制御部38に
供給する。
【0043】なお、図10〜図14の実施例においても
送信電力制御部38の換算テーブルを適宜設定すること
により速度推定部を送信電力制御部と一体化できるのは
勿論である。ところで、基地局の受信機がダイバーシチ
を有する場合、ダイバーシチ情報を考慮して増減幅を制
御する。ダイバーシチとしてはスペースダイバーシチ、
レイク受信によるパスダイバーシチがあり、スペースダ
イバーシチ情報としてアンテナ数、パスダイバーシチ情
報としてパス合成数があり、これらの数が多いほど瞬時
変動を抑える効果が大きく増減幅を小さくできる。なお
移動通信端末は基地局にアクセスしたときダイバーシチ
情報を得るようにする。
【0044】図15は受信部34としてレイク受信機を
用いた移動通信端末の要部のブロック図を示す。同図
中、端子150には受信した拡散変調信号が供給されレ
イク復調部1521 〜1523 及び逆拡散符号再生器1
54に供給される。逆拡散符号再生器154は複数のパ
ス夫々に応じた遅延量を設定して逆拡散符号を夫々再生
し、レイク復調部1521 〜1523 夫々に供給する。
レイク復調部1521 〜1523 夫々は遅延量の互いに
異なる逆拡散符号を逆拡散を行い、これらで得られた狭
帯域変調信号はレイク合成部156で合成され後段の回
路に供給される。
【0045】上記の逆拡散符号再生器154は受信信号
のパス数の情報を増減幅決定部160に供給し、また、
レイク復調部1521 〜1523 夫々は夫々の出力する
狭帯域変調信号のレベルを増減幅決定部160に供給す
る。増減幅決定部160はパス数とパスレベル比に応じ
て送信電力の増減幅を決定して送信電力制御部38に供
給する。なお、パスダイバーシチの他にスペースダイバ
ーシチも有する場合には、別の系統のレイク受信部から
の各パスのレベル差及びパス数を加えて増減幅を可変す
る。
【0046】図16は増減幅決定部160の行う処理の
フローチャートを示す。同図中、ステップS10でパス
数を判別し、1パスであればステップS12で増減幅を
3.0dBとする。またステップS10で2パスの場合
はステップS14でパス間のレベル比が3.0dB未満
か6.0dBを越えるかを判別し、レベル比Δが3.0
dB未満のときステップS16で増減幅を1.0dBと
する。レベル比Δが3.0dB以上6.0dB以下の場
合はステップS18で増減幅を2.0dBとし、レベル
比Δが6.0dBを越える場合はステップS20で増減
幅を3.0dBとする。
【0047】また、ステップS10で3パスの場合はス
テップS22で最大レベルのパスm1と2番目のレベル
のパスm2とのレベル比Δを判別し、Δ<3.0dBな
らばステップS24に進み、3.0dB≦Δ≦6.0d
BならばステップS26に進み、Δ>6.0dBならば
ステップS28に進む。ステップS24では2番目のレ
ベルのパスm2と3番目のレベルのパスm3とのレベル
比Δを判別し、Δ<3.0dBならばステップS30で
増減幅を0.5dBとし、Δ≧3.0dBならばステッ
プS32で増減幅を1.0dBとする。
【0048】ステップS26では2番目のレベルのパス
m2と3番目のレベルのパスm3とのレベル比Δを判別
し、Δ≦6.0dBならばステップS34で増減幅を
1.5dBとし、Δ>6.0dBならばステップS36
で増減幅を2.0dBとする。ステップS28では2番
目のレベルのパスm2と3番目のレベルのパスm3との
レベル比Δを判別し、Δ<3.0dBならばステップS
36で増減幅を2.0dBとし、Δ≧3.0dBならば
ステップS38で増減幅を3.0dBとする。なお、図
16における各パスm1,m2,m3夫々の間のレベル
比、及び増減幅は大小関係を説明するための一実施例で
あり、これに限定されるものではない。
【0049】図17は受信部34としてレイク受信機を
用いた移動通信端末の要部のブロック図を示す。同図
中、端子150には受信した拡散変調信号が供給されレ
イク復調部1521 〜1523 及び逆拡散符号再生器1
54に供給される。逆拡散符号再生器154は複数のパ
ス夫々に応じた遅延量を設定して逆拡散符号を夫々再生
し、レイク復調部1521 〜1523 夫々に供給する。
レイク復調部1521 〜1523 夫々は遅延量の互いに
異なる逆拡散符号を逆拡散を行い、これらで得られた狭
帯域変調信号はレイク合成部156で合成され後段の回
路に供給される。
【0050】上記の逆拡散符号再生器154は受信信号
のパス数の情報を増減幅決定部160に供給し、また、
レイク復調部1521 〜1523 夫々は夫々の出力する
狭帯域変調信号のレベルを増減幅決定部162に供給す
る。移動速度推定部40はレイク受信機を用いた受信部
34で検出したRSSIを供給されており、RSSIの
変化から移動速度を推定し、推定した速度データを増減
幅決定部162に供給する。増減幅決定部162は上記
推定された移動速度に応じて増減幅を設定し、またパス
数とパスレベル比に応じて増減幅を補正する。
【0051】図18は増減幅決定部162の行う処理の
フローチャートを示す。同図中、ステップS40では推
定された移動速度としてのドップラー周波数が例えば1
0Hzのとき増減幅を2dB、ドップラー周波数が60
Hzのとき増減幅を4dB、ドップラー周波数が120
Hzのとき増減幅を6dBに設定する。次のステップS
50でパス数を判別し、1パスであればステップS52
に進んで増減幅の補正を行わない。またステップS50
で2パスの場合はステップS14でパス間のレベル比が
3.0dB未満か6.0dBを越えるかを判別し、レベ
ル比Δが3.0dB未満のときステップS56で増減幅
の設定値に−1.0dBを加算して補正する。レベル比
Δが3.0dB以上6.0dB以下の場合はステップS
58で増減幅の設定値に−0.5dBを加算して補正
し、レベル比Δが6.0dBを越える場合はステップS
60で増減幅の補正を行わない。
【0052】またステップS50で3パスの場合はステ
ップS62で最大レベルのパスm1と2番目のレベルの
パスm2とのレベル比Δを判別し、Δ<3.0dBなら
ばステップS64に進み、3.0dB≦Δ≦6.0dB
ならばステップS66に進み、Δ>6.0dBならばス
テップS68に進む。ステップS64では2番目のレベ
ルのパスm2と3番目のレベルのパスm3とのレベル比
Δを判別し、Δ<3.0dBならばステップS70で増
減幅の設定値に−1.5dBを加算して補正し、Δ≧
3.0dBならばステップS72で増減幅の設定値に−
1.0dBを加算して補正する。
【0053】ステップS66では2番目のレベルのパス
m2と3番目のレベルのパスm3とのレベル比Δを判別
し、Δ≦6.0dBならばステップS74で増減幅の設
定値に−0.5dBを加算して補正し、Δ>6.0dB
ならばステップS68に進む。ステップS68では増減
幅の補正は行わない。なお、ここでは、増減幅は0.5
dB単位で可変できるものとして説明を行っており、各
パスm1,m2,m3夫々の間のレベル比、及び増減幅
は大小関係を説明するための一実施例であり、これに限
定されるものではない。
【0054】図19はDS−CDMA電波伝播特性を示
す。図中、実線はレイリー分布である。破線Iaは帯域
幅1MHzの場合、破線Ibは帯域幅4MHzの場合、
破線Icは帯域幅8MHzの場合、破線Idは帯域幅16
MHzの場合、の特性曲線である。これから明らかなよ
うに帯域幅が広がるにつれ、変動はレイリー分布から分
布幅が小さくなる方向に変化している。このため通信を
行う際に送受信帯域幅を移動通信端末の送信電力制御部
に認識させ増減幅を自主的に制御するときの情報とす
る。
【0055】この実施例のブロック図を図20に示す。
図20中、図1と同一部分には同一符号を付す。図20
において、移動通信端末(MS)では下り回線の信号を
アンテナ32で受信し、受信部34で逆拡散を行い、更
に狭帯域復調を行う。これによって得られた再生情報デ
ータは端子36から出力され、また再生制御コマンドは
送信電力制御部164に供給される。また、受信部34
でRSSIを検出しており、このRSSIは移動速度推
定部40に供給される。
【0056】移動速度推定部40はRSSIの変化から
移動速度を推定し、推定した速度データを送信電力制御
部164に供給する。送信電力制御部38は受信部34
より定期的に供給される再生制御コマンドにより送信部
42の送信電力の増減方向を指示し、移動速度推定部4
0より供給される速度データにより増減幅(ステップ
量)を指示する。上記再生制御コマンドが値1のときは
増加を指示し、値0のときは減少を指示する。また、例
えば、推定移動速度(ドップラー周波数)が0km/h
(0Hz)のとき増減幅0.5dBを設定し、推定移動
速度(ドップラー周波数)が20km/h(37Hz)
のとき増減幅1.0dBを設定し、推定移動速度(ドッ
プラー周波数)が40km/h(74Hz)のとき増減
幅2.5dBを設定し、推定移動速度(ドップラー周波
数)が60km/h(111Hz)のとき増減幅4.0
dBを設定する。更に端子166から供給される拡散帯
域幅情報に応じて増減幅を補正して、補正後の増減幅を
送信部42に供給する。
【0057】送信部42は端子41から供給される情報
データにより狭帯域変調を行い、更に拡散変調を行って
アンテナ24から上り回線の信号を送信する。このとき
の送信電力は送信電力制御部164よりの指示に従って
ステップ状に可変される。図21は送信電力制御部16
4の行う処理のフローチャートを示す。同図中、ステッ
プS80では移動速度推定部40から供給される推定移
動速度に応じて増減幅を設定する。次にステップS82
で端子166から供給される拡散帯域幅Bwが1MHz
以下か、又は1MHzから4MHzの範囲か、又は4M
Hzから8MHzの範囲か、又は8MHzを越えている
かを判別する。
【0058】この判別で、拡散帯域幅Bwが1MHz以
下のときはステップS84に進み、増減幅の補正を行わ
ない。拡散帯域幅Bwが1MHzから4MHzの範囲で
あるときはステップS86に進み、増減幅の設定値に−
0.5dBを加算して補正する。拡散帯域幅Bwが4M
Hzから8MHzの範囲であるときはステップS88に
進み、増減幅の設定値に−1.0dBを加算して補正す
る。拡散帯域幅Bwが8MHzを越えているときはステ
ップS90に進み、増減幅の設定値に−1.5dBを加
算して補正する。なお、ここでは増減幅は0.5dB単
位で可変できるものとして説明を行っている。
【0059】次に、移動通信端末から基地局に外挿方式
でパイロット信号を送信するシステムについて説明す
る。図22において移動通信端末(MS)の移動速度推
定部40では受信部34で検出したRSSI等から移動
速度を推定して速度データを送信電力制御部168に供
給する。送信電力制御部168は図1の送信電力制御部
38と同様に情報データ送信信号とパイロット送信信号
との和の送信電力を可変制御すると共に情報データ送信
信号の送信電力に対するパイロット送信信号の送信電力
の比を可変する。このために、情報送信信号が供給され
るアッティネータ170とパイロット送信信号が供給さ
れるアッティネータ172に対して制御信号を供給し
て、推定移動速度が速くなるに従ってパイロット送信信
号の送信電力の割合いが大きくなる方向に制御を行い、
推定移動速度が遅くなるとパイロット送信信号の送信電
力の割合いが小さくなる方向に制御を行う。アッティネ
ータ170,172夫々を経た情報送信信号とパイロッ
ト送信信号とは混合器174で混合され、アンテナ17
8から送信される。
【0060】これは移動速度が遅いほど、基地局におけ
る伝送路推定や同期検波のためのパイロット信号は狭帯
域となり逆拡散されたパイロット信号を帯域分離するフ
ィルタ(逆拡散フィルタ)の帯域幅を狭くでき、少しの
送信電力で正しい伝送路推定が行えるからである。移動
速度が速くなると伝送路における位相変動が大きくな
り、パイロット信号の逆拡散フィルタの帯域幅が広くな
るため送信電力を大きくする必要がある。
【0061】この実施例では基地局(BS)においてR
SSIや相関値や逆拡散後信号レベル等によって移動速
度推定部180で移動通信端末の移動速度を推定し、逆
拡散後のパイロット信号を帯域分離するフィルタ(逆拡
散フィルタ)182の通過帯域幅を可変するためフィル
タ段数を制御する。
【0062】図23は基地局における逆拡散フィルタ制
御のブロック図を示す。同図中、アンテナ12で受信さ
れた信号は受信部14に供給され、逆拡散のため乗算器
192に供給される。乗算器192は受信信号と任意の
移動通信端末のパイロット信号の逆拡散コードとの乗算
を行って逆拡散された信号がフィルタ194に供給され
る。勿論、この他にも複数の乗算器が設けられ、各移動
通信端末の上り回線の情報データ及びパイロット信号の
逆拡散が行われる。受信部14で検出されたRSSI、
瞬時SIR及びBERは送信電力制御コマンド生成部1
8に供給され、ここで移動通信端末の送信電力を増加又
は減少させるための制御コマンド(例えば1ビットで
“1”が増加、“0”が減少を指示する)が生成され
る。この制御コマンドは情報データと共に下り回線で送
信されると共に、データ累積機196に供給される。デ
ータ累積機196は例えばアップダウンカウンタであ
り、制御コマンドが“1”でアップカウント“0”でダ
ウンカウントを行って累積する。この累積データは速度
推定部198に供給され、累積データが大なるほど移動
速度が大として移動速度が推定される。フィルタ段数制
御部200はこの推定速度が小なるほどフィルタ194
の段数を多くして通過帯域幅を狭くするようフィルタ1
94の段数を制御する。
【0063】
【発明の効果】上述の如く、請求項1に記載の発明は、
基地局における上り回線の受信状態が略一定となるよう
基地局から下り回線で送信される制御コマンドを受信し
て送信電力を制御する移動通信端末において、移動速度
を推定する移動速度推定部と、上記推定された移動速度
に応じて送信電力の増減幅を可変する送信電力制御部と
を有する。このため、移動速度が速くなり瞬時変動が速
くなるに従って送信電力の増減幅を大きくすることがで
き、基地局での上り回線の受信状態を略一定とすること
ができ、基地局の制御コマンドの送信レートを上げる必
要がなく、下り回線の通信容量が低下することを防止で
きると共に、基地局の構成を従来通りとして大きなコス
トアップを防止できる。
【0064】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
移動通信端末において、前記移動速度推定部は、単位時
間に下り回線の受信レベルが基準レベルと交差する回数
から移動速度を推定する。これによって、移動通信端末
の移動速度を推定でき送信電力の増減幅を決定できる。
【0065】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
移動通信端末において、前記移動速度推定部は、下り回
線の受信レベルの変動値を単位時間累積し、その累積値
から移動速度を推定する。これによって、移動通信端末
の移動速度を推定でき、送信電力の増減幅を決定でき
る。
【0066】請求項4に記載の発明は、請求項1記載の
移動通信端末において、前記移動速度推定部は、下り回
線の受信レベルの変動を所定のサンプル間隔でサンプリ
ングし、単位時間に上記変動が閾値を越えた回数から移
動速度を推定する。このため、移動通信端末の移動速度
を推定でき、送信電力の増減幅を決定できる。
【0067】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
移動通信端末において、前記移動速度推定部は、前記サ
ンプル間隔を変更する。このため、低速から高速までの
広い範囲で移動通信端末の移動速度を推定できる。請求
項6に記載の発明は、請求項1記載の移動通信端末にお
いて、上り回線及び下り回線は直接拡散符号分割多元接
続方式であり、前記移動速度推定部は、下り回線の受信
信号を逆拡散した信号のレベル又は受信信号と拡散符号
との相関値から移動速度を推定する。これによって、受
信レベルが移動通信端末の受信部の熱雑音レベルより低
い場合にも移動通信端末の移動速度を推定でき、送信電
力の増減幅を決定できる。
【0068】請求項7に記載の発明は、請求項1記載の
移動通信端末において、上り回線及び下り回線は直接拡
散符号分割多元接続方式で、下り回線でパイロット信号
を送信しており、前記移動速度推定部は、受信信号を逆
拡散及び復調して得たパイロット信号の変化周波数から
移動速度を推定する。これによって、移動通信端末の移
動速度を推定でき、送信電力の増減幅を決定できる。
【0069】請求項8に記載の発明は、請求項1記載の
移動通信端末において、前記移動速度推定部により推定
された移動速度と、レイク受信部で得た下り回線のパス
数及び各パスの受信レベル比とから送信電力の増減幅を
決定する増減幅決定部を有する。このため、基地局がパ
スダイバーシチを持つ場合、そのパスダイバーシチに最
適な移動通信端末の送信電力の増減幅とすることが可能
となる。
【0070】請求項9に記載の発明は、請求項1記載の
移動通信端末の送信電力制御方式において、上り回線及
び下り回線は直接拡散符号分割多元接続方式で、上り回
線でパイロット信号を外挿方式で送信しており、前記送
信電力制御部は、前記移動速度推定部で推定された移動
速度に応じて上り回線の情報データ送信信号とパイロッ
ト送信信号との送信電力の比を可変し、前記基地局に、
移動通信端末に送信する制御コマンドを累積し、累積値
に応じて上り回線の逆拡散後のパイロット信号のフィル
タの通常帯域帯を可変する。これにより、上り回線のパ
イロット送信信号の送信電力を移動通信端末の移動速度
に応じた必要最小限の値とすることができ、上り回線の
逆拡散後のパイロット信号の通過帯域幅を移動通信端末
の移動速度に従った上り回線のパイロット信号の電力変
動に応じて可変でき、パイロット信号を最適な状態で再
生することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック図である。
【図2】本発明のブロック図である。
【図3】本発明を説明するための図である。
【図4】本発明のブロック図である。
【図5】本発明を説明するための図である。
【図6】本発明のブロック図である。
【図7】本発明を説明するための図である。
【図8】本発明のブロック図である。
【図9】本発明を説明するための図である。
【図10】本発明のブロック図である。
【図11】本発明のブロック図である。
【図12】本発明のブロック図である。
【図13】本発明のブロック図である。
【図14】本発明のブロック図である。
【図15】本発明のブロック図である。
【図16】増減幅決定処理のフローチャートである。
【図17】本発明のブロック図である。
【図18】増減幅決定処理のフローチャートである。
【図19】本発明を説明するための図である。
【図20】本発明のブロック図である。
【図21】増減幅補正処理のフローチャートである。
【図22】本発明のブロック図である。
【図23】本発明のブロック図である。
【符号の説明】
12,24,32,44 アンテナ 14,34 受信部 18 送信電力制御コマンド生成部 20 混合部 22,42 送信部 38,164 送信電力制御部 40 移動速度推定部 50 基準値検出部 52 交差回数カウント部 54,94,96,128 速度推定部 64 レベル検出器 66 サンプリングタイマ 68 サンプリング回路 70 差分回路 72 比較器 74 閾値回路 76 カウンタ 78 速度推定部 94,124 狭帯域フィルタ 125 狭帯域復調器 126 周波数カウンタ 1521 〜1523 レイク復調部 160,162 増減幅決定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 聡 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 沢田 健介 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 大渕 一央 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局における上り回線の受信状態が略
    一定となるよう基地局から下り回線で送信される制御コ
    マンドを受信して送信電力を制御する移動通信端末にお
    いて、 移動速度を推定する移動速度推定部と、 上記推定された移動速度に応じて送信電力の増減幅を可
    変する送信電力制御部とを有することを特徴とする移動
    通信端末。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動通信端末において、 前記移動速度推定部は、単位時間に下り回線の受信レベ
    ルが基準レベルと交差する回数から移動速度を推定する
    ことを特徴とする移動通信端末。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の移動通信端末において、 前記移動速度推定部は、下り回線の受信レベルの変動値
    を単位時間累積し、その累積値から移動速度を推定する
    ことを特徴とする移動通信端末。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の移動通信端末において、 前記移動速度推定部は、下り回線の受信レベルの変動を
    所定のサンプル間隔でサンプリングし、単位時間に上記
    変動が閾値を越えた回数から移動速度を推定することを
    特徴とする移動通信端末。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の移動通信端末において、 前記移動速度推定部は、前記サンプル間隔を変更するこ
    とを特徴とする移動通信端末。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の移動通信端末において、 前記上り回線及び下り回線は直接拡散符号分割多元接続
    方式であり、 前記移動速度推定部は、下り回線の受信信号を逆拡散し
    た信号のレベル又は受信信号と拡散符号との相関値から
    移動速度を推定することを特徴とする移動通信端末。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の移動通信端末において、 上り回線及び下り回線は直接拡散符号分割多元接続方式
    で、下り回線でパイロット信号を送信しており、 前記移動速度推定部は、受信信号を逆拡散及び復調して
    得たパイロット信号の変化周波数から移動速度を推定す
    ることを特徴とする移動通信端末。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の移動通信端末において、 前記移動速度推定部により推定した移動速度と、レイク
    受信部で得た下り回線のパス数及び各パスの受信レベル
    比とから送信電力の増減幅を決定する増減幅決定部を有
    することを特徴とする移動通信端末。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の移動通信端末の送信電力
    制御方式において、 上り回線及び下り回線は直接拡散符号分割多元接続方式
    で、上り回線でパイロット信号を外挿方式で送信してお
    り、 前記送信電力制御部は、前記移動速度推定部で推定され
    た移動速度に応じて上り回線の情報データ送信信号とパ
    イロット送信信号との送信電力の比を可変し、 前記基地局に、移動通信端末に送信する制御コマンドを
    累積し、累積値に応じて上り回線の逆拡散後のパイロッ
    ト信号のフィルタの通常帯域帯を可変することを特徴と
    する送信電力制御方式。
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