JPH1076779A - 可逆性感熱記録カード及びその製造方法 - Google Patents

可逆性感熱記録カード及びその製造方法

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JPH1076779A
JPH1076779A JP8234050A JP23405096A JPH1076779A JP H1076779 A JPH1076779 A JP H1076779A JP 8234050 A JP8234050 A JP 8234050A JP 23405096 A JP23405096 A JP 23405096A JP H1076779 A JPH1076779 A JP H1076779A
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JP
Japan
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reversible thermosensitive
card
thermosensitive recording
recording section
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JP8234050A
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Toru Endo
徹 遠藤
Atsushi Kijima
厚 木島
Noriyuki Ito
則之 伊藤
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カード基材全面に可逆性感熱記録部を平滑に設
け、サーマルヘッドとの密着性を向上させることで印字
品質に優れた印字が可能で、熱ロール等により白濁・透
明の特性を損なうことの無い可逆性感熱記録カードを提
供する。 【解決手段】プラスチックシート単体又はそれらを積層
してなるカード基材2に、支持体6上に光反射層7、樹
脂母材と、この樹脂母材中に分散された有機低分子物質
とを主成分とし温度に依存してその白濁・透明度が可逆
的に変化する可逆性感熱記録層9と、保護層10を順次
設けてなる可逆性感熱記録部5を、接着層11を介して
カード基材全面に平滑となるように熱ロール法により形
成してなる可逆性感熱記録カードである。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度に依存して可
逆的に書き換え可能な可視情報を表示する可逆性感熱記
録部を有する可逆性感熱記録カード及びその製造方法に
関し、さらに会員カード、IDカード、クレジットカー
ド、キャッシュカード等の情報記録媒体として利用可能
に、可視情報記録と磁気記録データ及び/又は電子デー
タからなる情報記録とを同一カード基材上に記録保持し
てなる可逆性感熱記録カードに関する。
【0001】
【従来の技術】従来より、会員カード、IDカード、ク
レジットカード、キャッシュカード、等の情報記録カー
ドは、主として塩化ビニル樹脂がカード基材の材料とし
て使用されている。これはクレジットカードに関して材
質・形状・寸法・物理特性など、さらにはこれに施すエ
ンボス文字の形状・位置・大きさ、磁気ストライプの位
置・物理特性などが規定されたJIS X 6301に
基づき選定されてものであり、クレジットカード以外の
キャッシュカード、IDカードなどもこれに準じて扱わ
れ、同じ材料が使用されることが多い。
【0002】このようなプラスチックカードのカード基
材として用いられる塩化ビニルシートは、基本的な構成
として白色不透明の塩化ビニルシートと、その両面に1
00μm前後の透明な塩化ビニルシートがラミネート加
工されており、カード基材全体としては0.68〜0.
80mmの厚さからなる三層構造がある。さらにこれら
に機械的に読み取り可能な情報記録方式として、カード
の一部に磁気的に記録再生可能な磁気記録部或いは電子
データを記録保持してなるIC記録部を設けてなり、こ
れらのカードはアナログ、或いはデジタル信号により情
報を記録する磁気カード、ICカードとして広く利用さ
れている。これらのカードは、カード保有者が磁気記録
部或いはIC記録部に記録された情報を確認する場合に
は、カード専用のリーダーを用いて記録部に記録された
記録情報の読み込み処理を行う必要があり、カード専用
のリーダーを持たない一般のカード保有者は情報をどこ
でも自由に確認するということはできなかった。
【0003】また、特殊な使用方法として会員カード等
においては、会員がある規定に従いこのカードを利用し
た場合にその会員に対してプレミアム、ポイント等を付
与することがあるが、この場合にはカードにプレミア
ム、ポイント等の価値情報を、例えば磁気記録しておく
が、この価値情報の確認には、カード専用のリーダーを
配置してある店舗などに出向くか、又は別途に案内状等
で紹介する必要があった。
【0004】最近では、このような状況において、カー
ドの情報記録内容を簡易的に可視表示する要求が高まり
つつあり、特に会員カード等ではプレミアム、ポイント
等の価値情報をカードに表示することが求められてい
る。この要求を満足するため、可視情報を表示する手段
として、磁性体をマイクルカプセル中に封入した磁気マ
イクロカプセルを主成分とする可視表示部をカードの表
面或いは裏面に粘着剤等で接着し、これに情報記録内容
の一部を磁気的に表示するカードの開発が行われてい
る。しかし、磁気マイクロカプセルの磁性体は、金属色
或いは黒色に近く、暗い色調であるため、コントラスト
或いは意匠性の観点から利用する範囲が限られていた。
【0005】そこで、樹脂バインダー中に有機低分子を
分散させて、加える温度により白濁・透明に変化させ、
このコントラストにより可逆的に記録を行う方法が提案
されている。この可逆性感熱記録部をカードに構成する
方法として、カードの一部に凹部を形成し可逆性感熱記
録部を粘着剤等により接着させる方法が用いられてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カード
の凹部に粘着剤等で貼り合わせるため、カード凹部の側
壁と可逆性感熱記録部端面との間に隙間ができ、これを
防ぐことは不可能で、この隙間から可逆性感熱記録部が
剥がれる恐れがある。このため可逆性感熱記録部のカー
ド基材との剥離、段差によって印字の際にサーマルヘッ
ドとの接触が不均一となり、印字品質が劣るものであっ
た。さらに、カードに凹部を設けるため、印字可能範囲
が限られるため、表示情報量が少ないという問題があっ
た。このため、従来はポリエチレンテレフタレート(P
ET)基材に可逆性感熱記録部の各層を塗工手段(コー
ティング)などによりそれぞれ形成していた。
【0007】ところが、クレジットカードなどに可逆性
感熱記録部のを形成する際に可逆性感熱記録部の構成を
個々に設けることは、製造工程の複雑化・コストアップ
を招き、また材質・形状・寸法・物理特性など規格に合
致させるための障害となる可能性があった。
【0008】また機械的に読み取り可能な情報記録部と
目視により読み取り可能な可逆性感熱記録部とを並設さ
せると、機械的に読み取り可能な情報記録部のデータの
加除、或いは改竄・改変などの記録情報の変更に対する
情報の安全性、またはそれを確認する手段を持たないた
め、両者に情報の相違を生じた場合の確認に困難を生じ
る可能性があった。
【0009】そこで、本発明は、以上のような問題に着
目してなされたもので、カード基材全面に可逆性感熱記
録部を平滑に設けることにより、印字可能範囲を最大と
することができ、かつサーマルヘッドとの密着性も向上
することで印字品質に優れた印字が可能であり、また機
械的に読み取り可能な情報記録部と目視により読み取り
可能な可逆性感熱記録部とを関連させることにより、両
者の情報に相違を生じた場合の確認が容易とすることが
可能であり、さらに熱ロール等により白濁・透明の特性
を損なうことの無い可逆性感熱記録カードを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべくな
された本発明は、請求項1に記載の発明は、プラスチッ
クシート単体又はそれらを積層してなるカード基材に、
支持体上に光反射層、樹脂母材と、この樹脂母材中に分
散された有機低分子物質とを主成分とし温度に依存して
その白濁・透明度が可逆的に変化する可逆性感熱記録層
と、保護層を順次設けてなる可逆性感熱記録部を、接着
層を介してカード基材全面に積層してなることを特徴と
する可逆性感熱記録カードである。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の可逆性感熱記録カードにおいて、可逆性感熱記
録部の透明化温度範囲が、30℃以上であることを特徴
とする。
【0012】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の可逆性感熱記録カードにおいて、カード基材の
所定の位置に情報記録を行う磁気記録部及び/又はIC
記録部からなる情報記録部を設けたことを特徴とする。
【0013】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の可逆性感熱記録カードにおいて、情報記録部に
記録したデータのうち、記録データの消去時に消去する
記録データの確認用コードを可逆性感熱記録部に可視表
示データとして記録してなることを特徴とする。
【0014】また、請求項5に記載の発明は、請求項3
に記載の可逆性感熱記録カードにおいて、情報記録部に
記録したデータのうち、記録データの消去時に消去する
記録データの確認用コードを可逆性感熱記録部に可視表
示データとして記録してなることを特徴とする。
【0015】また、請求項6に記載の発明は、請求項3
に記載の可逆性感熱記録カードにおいて、情報記録部に
記録したデータをスクランブル処理し、このスクランブ
ル処理したキーとなるデータを可逆性感熱記録部に可視
表示データとして記録し、或いは前記可逆性感熱記録部
に記録した可視表示データをスクランブル処理し、この
スクランブル処理したキーとなるデータを情報記録部に
記録し、情報記録データと画像データを対にして設けた
ことを特徴とする。
【0016】さらに請求項7に記載の発明は、支持体上
に光反射層、樹脂母材と、この樹脂母材中に分散された
有機低分子物質とを主成分とし温度に依存してその白濁
・透明度が可逆的に変化する可逆性感熱記録層と、保護
層を順次設けてなる可逆性感熱記録部を、カード基材に
熱ロール転写法によりロール温度を90℃〜250℃、
かつロール圧力を1Kg/cm2 〜5Kg/cm2 で接
着し、表面を平滑にして設けたことを特徴とする可逆性
感熱記録カードの製造方法である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を図に基づき詳
細に説明する。
【0018】図1は、本発明の可逆性感熱記録カード1
の一実施例を示す平面図であり、図2は図1の可逆性感
熱記録カード1のX−X線における断面図であり、基本
的構成を示す。すなわち、図2に示すように、プラスチ
ックシートからなるセンターコア3とプラスチックシー
トからなるオーバーシート4,4を積層したカード基材
2上に全面が平滑となるように可逆性感熱記録部5を形
成し、さらにカード基材2中に磁気記録部又はIC記録
部等の情報記録部12を形成してなる可逆性感熱記録カ
ードである。可逆性感熱記録部5には印字例として、印
字情報13が記録表示されており、このようにカード表
面に広く印字することが可能となる。なお、平滑とはカ
ード基材2上の可逆性感熱記録部5表面に凹凸がほとん
どない、引っかかりのない状態であり、本発明ではこの
凹凸の段差は30μm以下のものが好ましい。さらに可
逆性感熱記録部5はカード基材2の片側又は両面側に設
けても差し支えないものである。
【0019】図3は、本発明の可逆性感熱記録カード1
における可逆性感熱記録部5の拡大断面図である。可逆
性感熱記録部5はプラスチックフィルムの支持体6上に
可逆性感熱記録層9の白濁及び透明状態のコントラスト
を向上するための光反射層7、必要に応じてアンカー層
8、、樹脂母材と、この樹脂母材中に分散された有機低
分子物質とを主成分とし温度に依存して、その白濁・透
明が可逆的に変化する可逆性感熱記録層9、保護層10
を順次形成し、この支持体6の可逆性感熱記録層9とは
反対面側に接着層11を設けたものである。
【0020】図2において、カード基材2はセンターコ
ア3とオーバーシート4,4により構成され、センター
コア3は印刷適性を有する白色、有色或いは透明なプラ
スチックシートが適用できる。例えば、ポリ塩化ビニル
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレンやポリプロピレ
ン等のポリオレフィン樹脂、ポリカーボネート樹脂、A
BS樹脂等の材料が使用できる。厚みとしては印刷適性
を考慮し、200μm〜1000μm程度の範囲から選
択され、好ましくは570μm前後が好ましい。
【0021】オーバーシート4は、印刷適性を有する白
色、有色或いは透明なプラスチックシートが適用でき
る。例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂等の材料が使用
できる。厚みとしては印刷適性を考慮し、50μm〜2
00μm程度の範囲から選択され、好ましくは100μ
m前後が好ましい。
【0022】図3に示すように、可逆性感熱記録部5の
支持体6は機械的に強靭で柔軟性や可とう性を有する厚
さの比較的薄いポリエチレンフィルム、ポリプロピレ
ン、その他高分子材料からなるプラスチックフィルム等
を用いることができ、好ましくは12μm〜100μm
のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムであ
る。
【0023】光反射層7は、温度に依存して記録された
可逆性感熱記録層9の白濁・透明のコントラストを向上
させる層であり、光反射層7の下層部を隠ぺいする効果
も有している。光反射層7は、従来公知の真空蒸着層、
スパッタリング法、イオンプレ−ティング法、或いはラ
ミネート法等により設けることができる。膜厚は真空蒸
着層、スパッタリング法、イオンプレ−ティング法の場
合は0.03〜0.08μmであり、ラミネート法の場
合は0.5〜100μm程度である。なお、薄膜形成法
によって適用できる材料としては、例えばAl、Cr、
Sn、Ni、Cu等があり、さらに使用する材料を複合
的に用いることで反射光の色調を調整することもでき
る。
【0024】アンカー層8は、必要に応じて印刷法、コ
ーティング法等により、樹脂を膜厚0.5μm〜10μ
m程度に設けるもので、光反射層7と可逆性感熱記録層
9の接着性、安定性を確保するものである。使用可能な
樹脂としては、例えばポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビ
ニル酢酸ビニル共重合体、ポリエステル系樹脂、ポリエ
チレン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、
セルロース系樹脂等の従来公知の熱可塑性樹脂、熱硬化
性樹脂、紫外線または電子線硬化樹脂を単独或いは、混
合物として用いられる。
【0025】可逆性感熱記録層9は、樹脂母材のマトリ
ックス中に分散された有機低分子物質の結晶状態の変化
によって白濁・透明が可逆的に変化するもので、以下の
組成からなる可逆性感熱記録材料を公知の印刷法叉はコ
ーティング法等により可逆性感熱記録層を膜厚4〜15
μm程度に設けたものである。
【0026】可逆性感熱記録層9を構成する可逆性感熱
記録材料は、これに分散される有機低分子物質として脂
肪酸若しくは脂肪酸誘導体、または、脂環式有機酸が挙
げられる。さらに詳しくは、飽和若しくは不飽和のもの
或いはジカルボン酸、または、これ等のエステル、アミ
ド等を含むものである。飽和脂肪酸の具体例としては、
ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ペンタデカ
ン酸、パルミチル酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、
ナノデカン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセリン
酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸等が挙げら
れ、また、不飽和脂肪酸の具体例としては、オレイン
酸、エライジン酸、リノ−ル酸、ソルビン酸、ステアロ
−ル酸等が挙げられる。なお、脂肪酸若しくは脂肪酸誘
導体又は脂環式有機酸はこれ等のものに限定される物で
はなく、かつ、これらの内の一種類または二種類以上を
混合させて適用することも可能である。また、用いられ
る樹脂母材としては、アクリル系樹脂、ウレタン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、セルロ−スアセテ−ト系樹
脂、ニトロセルロ−ス系樹脂、塩ビ系樹脂、酢ビ系樹脂
の単独、混合或いは共重合物が用いられる。一方、可逆
性感熱記録部の透明化温度範囲を制御するため、樹脂の
可塑剤、高沸点溶剤等を樹脂母材に対し、0.1%〜2
0%重量部添加することができる。これにより透明化温
度範囲を制御することが可能となり、30℃以上の温度
巾で白濁により表示した記録を消去することができる。
なお、透明化温度範囲が30℃未満の場合はサーマルヘ
ッドで消去を行うことができないため、加熱した熱板を
用いて、可逆性感熱記録部の消去を繰り返したところ、
カード基材が熱ストレスにより変形し、そのあとの印字
ができなくなることがある。サーマルヘッドにより印
字、消去を行う場合には透明化温度範囲が30℃以上で
あることが好ましく、とくに塩化ビニル樹脂などをカー
ド基材として形勢された可逆性感熱記録部の消去操作に
はサーマルヘッドにより行うと良い。さらに可逆性感熱
記録部の繰り返し印字消去の耐性を向上するため、樹脂
母材に対応した三次元架橋する硬化剤、架橋剤等を樹脂
母剤に対し、0.5%〜10%重量部添加することがで
きる。
【0027】保護層10は、例えばアクリル系樹脂、ウ
レタン系樹脂、塩化ビニル樹脂−酢酸ビニル共重合樹
脂、ポリエステル系樹脂、メラミン系樹脂、エポキシ系
樹脂、ポリスチレン系樹脂等の従来公知の熱可塑性樹
脂、熱硬化性樹脂、紫外線または電子線硬化樹脂を単独
或いは、それらの混合物として用いられる樹脂を公知の
印刷法、コーティング法等により、膜厚0.5〜5μm
程度に設けるものである。さらに保護層10の耐性を向
上させるために、イソシアネ−ト系等の硬化剤、ポリエ
チレンワッス、カルナバワックス、等のワックス類、或
いは炭酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、シリカ、アル
ミナ、タルク等の体質顔料、シリコン油脂等の油脂類等
を、透明性を損なわない範囲で添加することができる。
【0028】接着層11は可逆性感熱記録部5をカード
基材2に接着させるためのものであり、軟化点150℃
以下の高分子材料を従来公知の印刷法、コーティング法
等により、膜厚0.5μm〜10μm程度に設けるもの
である。この高分子材料としてはカード基材との接着力
を考慮し、選択されるが、例えば、ポリ塩化ビニル樹
脂、ポリ塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、ポリエステル
系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ア
クリル系樹脂、セルロース系樹脂等の熱可塑樹脂或い
は、熱硬化樹脂を単独、混合物或いは共重合物が用いら
れる。さらに可逆性感熱記録部5は以下に記載する方法
により、カード基材2の内部に押し込まれ、カード基材
2表面とは面一とする。
【0029】情報記録部12は、機械的に書き込み/読
み取りが可能な情報記録手段であり、公知の磁気記録手
段、或いはIC記録手段を単独又は組み合わせて設けた
ものである。図中では情報記録部12は表面に外部接続
端子が露出したIC記録手段を例示している。
【0030】磁気記録手段は通常テープ状の磁気ストラ
イプとしてカード基材2上に形成されており、この磁気
ストライプは、図示しないが支持体上に剥離層を介して
形成された磁気ストライプからなる磁気ストライプ転写
テープをカード基材2上に配置し、熱転写により磁気ス
トライプをカード基材2上に転写形成した後、さらにカ
ード基材2全体を熱プレスにより面一加工を施し、カー
ド基材2に埋め込まれたもので、磁気ストライプはカー
ド基材2内部に押し込まれ、カード基材2表面とは面一
状となっている。
【0031】この磁気ストライプは、樹脂中に磁性粉を
充填し、形成後に磁場配向をかけたものを用いる。この
樹脂としては磁性粉を分散しやすい極性基を多く有する
もので、例えば塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコ
ール共重合樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸
共重合樹脂、フェノキシ樹脂などを主成分とし、さらに
可とう性を付与する目的でポリウレタン樹脂を添加する
ことができる。また、磁性粉としては一般的に保磁力3
00エルステッドのγ−酸化鉄、650エルステッドの
コバルト被着γ−酸化鉄が用いられるが、これに限定さ
れることなく、さらに保磁力1750エルステッドや2
750エルステッドのバリウムフェライトなどを用いる
ことができる。さらに磁性粉の分散性を向上させるため
に、アニオン系、カチオン系、ノニオン系等の分散剤を
適宜使用することができる。
【0032】また、IC記録手段は、CPU及び/又は
メモリ、或いはそれらを1チップ化したICチップと、
ICチップと電気的に接続される配線回路、外部接続端
子などを含め電気的な要素が一体化されているICモジ
ュールであり、このICモジュールはカード基材2に形
成される凹部に外部接続端子を表として埋設され、接着
層等を介して固定される。この外部接続端子面とカード
基材2表面とは面一状となっている。
【0033】次に、本発明の可逆性感熱記録カードの製
造方法に関して説明する。
【0034】本発明の可逆性感熱記録カードはカード基
材2に可逆性感熱記録部5を接着する際、まず可逆性感
熱記録部5をカード基材2の所定の位置に熱で仮貼りし
て熱ロール法によりカード表面を平滑にして接着するも
のである。ここで熱ロール時のロール温度を90℃〜2
50℃、かつロール圧力を1Kg/cm2 〜5Kg/c
2 で接着することによって、可逆性感熱記録部を平滑
に接着することができサーマルヘッドとの密着性が良好
で、品質の良い印字及び消去が可能な感熱記録カード1
が得られる。
【0035】熱ロール時のロール温度が上記条件を外れ
た場合、例えばロール温度90℃未満では接着層11の
接着強度が十分得られないため、カード基材2と可逆性
感熱記録部5で剥離する恐れがある。また、ロール温度
250℃より高温では保護層10の熱収縮が大きくな
り、シワ、ひび割れ等が入る恐れがある、或いは可逆性
感熱記録層9の樹脂マトリックスが変質してしまう恐れ
があり、可逆性感熱記録部5の変色、さらには印字記録
ができなくなる可能性がある。さらにロール圧力が1K
g/cm2 未満では圧力不足のためカード基材2と接着
層11の接着強度が十分得られないため、カード基材2
と可逆性感熱記録部5が剥離する恐れがある。また、ロ
ール圧力が5Kg/cm2 より大きいと可逆性感熱記録
部5に不均一な圧力ムラを生じる可能性があり、これに
よりシワ等が入り品質の良い可逆性感熱記録カードが得
られない。
【0036】このようにして得られた可逆性感熱記録カ
ード1はカード基材上の全面に可逆性感熱記録部5を設
けることができ、とくに塩化ビニル樹脂などクレジット
カードなどの規格に適合したカードに用いることがで
き、しかもカード基材上に可逆性感熱記録部を平滑に設
け、白濁・透明の特性を壊すことなく、カード上に強固
に接着した可逆性感熱記録カードを得ることができた。
この可逆性感熱記録カードは、可逆性感熱記録部表面が
平滑であるため、サーマルヘッドとの密着性が良好で、
品質の良い印字及び消去が可能である。
【0037】そして、可逆性感熱記録カード1には、機
械的に書き込み/読み取りが可能な情報記録手段からな
る情報記録部12が設けられ、この情報記録部12に記
録された情報の一部又は全部が可逆性感熱記録部5に記
録表示されるものであり、例えば、プレミアム、ポイン
ト等の価値情報を記録するカードでは、最新の価値情報
を記録表示するものである。
【0038】また情報記録部12と同じ情報を記録しな
くてもよく、例えば情報記録部12に記録された情報の
一部又は全部を消去ないし書き換えを行なうような場合
に、その確認コードを可逆性感熱記録部5に記録表示す
ることで、カードに対してなされた情報の消去ないし書
き換えの履歴を容易に確認することができる。
【0039】さらに、現在、磁気等の情報記録手段の情
報に対する改竄・変造が容易であり、これらの変造カー
ドが出回っているのが現状であるが、本発明の可逆性感
熱記録カードは情報記録部に記録したデータをスクラン
ブル処理し、このスクランブル処理したキーとなるデー
タを可逆性感熱記録部に可視表示データとして設け、或
いは可逆性感熱記録部に記録した可視表示データをスク
ランブル処理し、このスクランブル処理したキーとなる
データを情報記録部にアナログデータ、或いはデジタル
データとして設け情報記録データと可視表示データを対
にして設けることで故意に情報記録部のデータ、或いは
可視表示データの一方を改竄・改変したとしても、キー
データが不適合となり不正を容易に発見することが可能
となる。さらには不正カード使用の抑止効果が得られ
る。このように情報記録データと可視表示データを対で
記録できるため不正カード使用の抑止効果が得られる。
【0040】
【実施例】以下、具体的実施例を説明する。
【0041】<実施例1>厚み560μmの白色塩化ビ
ニルシートからなるセンターコア3と、表裏に厚み10
0μmの透明塩化ビニルシートからなるオーバーシート
4,4をラミネートしてカード基材2を構成し、以下の
構成からなる可逆性感熱記録部5を積層し、熱ロール法
によりロール温度180℃、ロール圧力1Kg/cm2
でカード基材2に平滑に接着し、さらにカードの所定位
置に凹部を設け、凹部にICモジュールを装着し接着剤
により固定し、可逆性感熱記録カード1を得た。
【0042】実施例1における可逆性感熱記録部5は、
厚み25μmの透明ポリエチレンテレフタレート(PE
T)からなる支持体6上に、光反射層7を真空蒸着法を
用いた膜厚0.05μmのAl層を形成し、この上に下
記に示すアンカー層塗料をグラビア法を用いて乾燥温度
120℃、塗布厚2μmにしてアンカー層8を設け、こ
の上に下記に示す可逆性感熱記録層塗料をグラビア法を
用いて乾燥温度120℃、塗布厚10μmにし可逆性感
熱記録層9を設け、さらにこの上に下記に示す保護層塗
料をグラビア法を用いて塗布厚5μmにし、その後15
00mJ/cm 2 の紫外線を照射し保護層10を設け
た。さらに支持体6の可逆性感熱記録層9とは反対面側
に下記に示す接着層塗料をグラビア法を用いて乾燥温度
100℃、塗布厚2μmに塗布して接着層11を設けて
なるものである。
【0043】得られた可逆性感熱記録カード1はサーマ
ルヘッドを用いて、印可エネルギー0.3mJ/dot
で印字を行なったところ良好な記録ができ、さらにサー
マルヘッドを用いて印可エネルギー0.1mJ/dot
で記録を消去したところ、完全に消去することができ
た。すなわち、可逆性感熱記録部の表面は平滑であるた
め、印字品質が良く可逆性感熱記録部のエッジ部まで印
字・消去が可能であった。
【0044】以下に、カード製造に使用した各塗料の組
成を示す。 〔アンカー層塗料〕 塩化ビニル−酢酸ビニル−アクリル共重合体樹脂 30重量部 トルエンジイソシアネート硬化剤 1.5重量部 トルエン 50重量部 メチルエチルケトン 50重量部 〔可逆性感熱記録層塗料〕 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 6重量部 ヘキサメチレンジイソシアネート 0.2重量部 ステアリン酸 7重量部 セバチン酸 2重量部 テトラヒドロフラン 30重量部 トルエン 10重量部 〔保護層塗料〕 シリコン変性アクリルUV樹脂 50重量部 ベンゾフェノン系光重合開始剤 2.5重量部 炭酸カルシウム 5重量部 メタノール 30重量部 〔接着層塗料〕 ポリウレタン樹脂 50重量部 トルエン 50重量部 メチルエチルケトン 50重量部
【0045】<実施例2>上記の実施例1と同様の厚み
560μmの白色塩化ビニルシートからなるセンターコ
ア3と、表裏に厚み100μmの透明塩化ビニルシート
からなるオーバーシート4,4によりカード基材2を構
成し、以下の構成からなる可逆性感熱記録部5を積層
し、熱ロール法によりロール温度200℃、ロール圧力
0.7Kg/cm2 でカード基材2に平滑に接着し、さ
らにカードの所定位置に650Oe磁気転写テープによ
る磁気ストライプからなる情報記録部12を埋め込み可
逆性感熱記録カードを得た。実施例2における可逆性感
熱記録部5は、支持体6の透明ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)の厚みが50μmである以外は上記実施
例1と同様に可逆性感熱記録部5を形成した。
【0046】得られた可逆性感熱記録カード1はサーマ
ルヘッドを用いて、印可エネルギー0.3mJ/dot
で印字を行なったところ良好な記録ができ、さらにサー
マルヘッドを用いて印可エネルギー0.1mJ/dot
で記録を消去したところ、完全に消去することができ
た。すなわち、可逆性感熱記録部の表面は平滑であるた
め、印字品質が良く可逆性感熱記録部のエッジ部まで印
字・消去が可能であった。
【0047】さらに比較例としてカード基材表面に粘着
剤により可逆性感熱記録部を設けた構成を挙げて説明す
る。 <比較例1>この比較例1では、上記の実施例1に用い
た可逆性感熱記録部5の裏面に設けた接着層の代わりに
粘着剤を設け、そのまま可逆性感熱記録部5をカード基
材2に貼着した。
【0048】得られた可逆性感熱記録カードはサーマル
ヘッドを用いて、印可エネルギー0.3mJ/dotで
印字が可能であり、さらにサーマルヘッドを用いて印可
エネルギー0.1mJ/dotで印字データは消去でき
たが、熱ロール法により表面平滑化を行っていないため
カード表面に微少な凹凸が発生し印字時の発色(白濁
化)が不十分となり、所定の印字品質が得られない状態
となった。
【0049】
【発明の効果】本発明の可逆性感熱記録カードは、可逆
性感熱記録部を、カードの表面或いは裏面で、平滑に設
け、しかも白濁・透明の特性を壊すことなくカード上に
強固に接着することができ、これにより可逆性感熱記録
部はサーマルヘッドの密着性が向上し品質の良い印字・
消去が可能となった。
【0050】また可逆性感熱記録部上に情報記録部を付
加することにより、機械的に書き込み/読み取りが可能
な情報記録部に記録された情報を可逆性感熱記録部によ
り可視表示することができ、また情報記録部に記録され
た情報の消去、書き換えなどの履歴を可逆性感熱記録部
に記録し、少なくとも直前の処理についての確認を容易
に行なうことができ、処理を明確にすることができる。
【0051】さらに可逆性感熱記録部の情報記録データ
と情報記録部の可視表示データを対で記録することによ
り、何れかを改竄・改変した場合に容易に不正カードを
判別でき、その使用の抑止効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可逆性感熱記録カード1の一実施例を
示す平面図である。
【図2】図1の可逆性感熱記録カード1のX−X線にお
ける断面図である。
【図3】本発明の可逆性感熱記録カード1における可逆
性感熱記録部5の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 可逆性感熱記録カード 2 カード基材 3 センターコア 4 オーバーシート 5 可逆性感熱記録部 6 支持体 7 光反射層 8 アンカー層 9 可逆性感熱記録層 10 保護層 11 接着層 12 情報記録部 13 印字情報

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックシート単体又はそれらを積層
    してなるカード基材に、支持体上に光反射層、樹脂母材
    と、この樹脂母材中に分散された有機低分子物質とを主
    成分とし温度に依存してその白濁・透明度が可逆的に変
    化する可逆性感熱記録層と、保護層を順次設けてなる可
    逆性感熱記録部を、接着層を介して前記カード基材全面
    に積層してなることを特徴とする可逆性感熱記録カー
    ド。
  2. 【請求項2】前記可逆性感熱記録部の透明化温度範囲
    が、30℃以上であることを特徴とする請求項1に記載
    の可逆性感熱記録カード。
  3. 【請求項3】前記カード基材の所定の位置に情報記録を
    行う磁気記録部及び/又はIC記録部からなる情報記録
    部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の可逆性感
    熱記録カード。
  4. 【請求項4】前記情報記録部に記録したデータのうち、
    可視表示させるべきデータを前記可逆性感熱記録部に可
    視表示データとして記録してなることを特徴とする請求
    項3に記載の可逆性感熱記録カード。
  5. 【請求項5】前記情報記録部に記録したデータのうち、
    記録データの消去又は書き換え時に消去又は書き換える
    記録データの確認用コードを可逆性感熱記録部に可視表
    示データとして記録してなることを特徴とする請求項3
    に記載の可逆性感熱記録カード。
  6. 【請求項6】前記情報記録部に記録したデータをスクラ
    ンブル処理し、このスクランブル処理したキーとなるデ
    ータを可逆性感熱記録部に可視表示データとして記録
    し、或いは前記可逆性感熱記録部に記録した可視表示デ
    ータをスクランブル処理し、このスクランブル処理した
    キーとなるデータを情報記録部に記録し、情報記録デー
    タと画像データを対にして設けたことを特徴とする請求
    項3に記載の可逆性感熱記録カード。
  7. 【請求項7】支持体上に光反射層、樹脂母材と、この樹
    脂母材中に分散された有機低分子物質とを主成分とし温
    度に依存してその白濁・透明度が可逆的に変化する可逆
    性感熱記録層と、保護層を順次設けてなる可逆性感熱記
    録部を、カード基材に熱ロール転写法によりロール温度
    を90℃〜250℃、かつロール圧力を1Kg/cm 2
    〜5Kg/cm2 で接着し、表面を平滑にして設けたこ
    とを特徴とする可逆性感熱記録カードの製造方法。 【0001】
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002043967A1 (fr) * 2000-11-30 2002-06-06 Sony Corporation Carte a circuit integre sans contact

Cited By (2)

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JP2002170087A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Sony Corp 非接触icカード

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