JPH1068628A - Avmシステム - Google Patents

Avmシステム

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Publication number
JPH1068628A
JPH1068628A JP24416996A JP24416996A JPH1068628A JP H1068628 A JPH1068628 A JP H1068628A JP 24416996 A JP24416996 A JP 24416996A JP 24416996 A JP24416996 A JP 24416996A JP H1068628 A JPH1068628 A JP H1068628A
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JP
Japan
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mobile station
information
base station
polling
transmitted
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Pending
Application number
JP24416996A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Fukuda
哲郎 福田
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Communication Equipment Co Ltd filed Critical Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基地局1、従来のポーリング方式で所要の移
動局に対し一定間隔でポーリングを行い、移動局の位置
情報を得ていた。しかし、基地局1に所属する移動局が
多数の場合、ポーリング間隔が長くなり位置表示のリア
ルタイム性が低下したり、位置表示のリアルタイム性を
向上させるためポーリング間隔を短くすると、位置情報
を得られる移動局の数が少なくなるという問題が発生し
ていた。 【解決手段】 基地局1は、所属する移動局に対し複数
回ポーリングを繰り返し行うことにより各移動局の移動
速度を算出することにより、移動速度に基づき、移動速
度の速い移動局のポーリングは短い間隔によって行なわ
れ、移動速度の遅い移動局のポーリングは長い間隔にな
るように、各移動局ごとにポーリング間隔を可変するこ
とにより、従来のポーリング方式に比べて、高速に移動
する移動局の位置情報のリアルタイム性が向上し、低速
に移動又は停止状態の移動局へはポーリング回数を減ら
すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工衛星からの電
波を受信して得られる測位情報を用いたAVMシステム
(車両位置等自動表示システム)に関し、詳しくは、移
動局のより高い位置精度の測位を可能としたAVMシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】AVMシステム(Automatic
Vehicle Monitoring Syste
m:車両位置等自動表示システム)は、例えば基地局の
表示装置の電子地図上に移動局の位置等を表示するシス
テムであり、複数の車両、船舶等の運行を管理するタク
シー会社、運送業者、官公庁等において多用されてい
る。AVMシステムは、走行中の車両の位置および動態
を中央の車両管理センターへ自動的に伝送し、車両管理
センターにおいて常時把握するシステムである。
【0003】初期のAVMシステムにおける車両位置の
検出方法としては、分散送信方式、分散受信方式、反自
動方式が用いられていた。分散送信方式は、サービスエ
リア内の要所に、位置信号電波を常時発射する無線送信
機(サインポスト)を複数個分散配置し、これに近づい
た車両が位置信号を受信後、それを車両管理センターへ
送信することにより位置を把握する方式である。分散受
信方式は、サービスエリア内の要所に無線受信局を複数
配置すると共に、各受信局を有線を介して車両管理セン
ターに接続し、車両から車両番号と動態情報が間欠的に
自動送信されると、近くの受信局がこれら信号を受信
し、車両管理センターに伝送することにより位置を把握
する方式である。半自動方式は、サービスエリアをユー
ザの運行管理などの条件により適宜分割し、車両には分
割ゾーンに対応するボタンを備えた設定器を用意し、車
両乗務員が現在位置を手動でボタン操作し、その情報を
車両管理センターへ自動送信することにより位置を把握
する方式である。しかし、上述したサインポスト方式で
は、移動局の現在位置をカバーエリア単位でしか把握で
きず、設備費用との兼ね合いから、一般的にはせいぜい
500m〜1Km毎にサインポストを設けているので、
その範囲の位置検出精度に止まっていた。
【0004】そこで、近年、移動局の位置検出手段とし
て、例えばGPS衛星が利用されるようになった。GP
S衛星を利用したAVMシステムは、地球を周回する複
数(3個以上)の航法衛星が送信する電波を受けてポジ
ショニングを行うシステムであるが、システム上、以下
に示すような測位誤差が発生し、移動局の現在位置を正
確に把握できないという問題点が存在する。 (1)GPSシステムでは、各衛星から発信される電波
の到達所要時間を正確に測定する必要がある。しかし、
各衛星から発信される電波の地上への到達所要時間は電
離層における電子密度の分布状況および雲の存在状況
等、伝搬経路の状態如何によって影響を受ける。よって
伝搬経路の状態により測位精度が変動する。 (2)GPS衛星からは、電波発射時刻信号および各G
PS衛星の軌道上の位置を示す信号が発信されるが、軍
事的理由から前記信号の発信タイミングが定期的に作為
的にずらされるようになっている。したがって、従来の
GPS−AVMシステムにより測位したGPS測位位置
には、前記作為的測位誤差が含まれているので正確な測
位が不可能である。
【0005】一方、従来からこの誤差を補正し、位置情
報の精度を向上させるため、全国各地にリファレンス情
報を送信するための送信所を備え、各GPS受信機に前
記リファレンス情報を受信するためのビーコン受信機又
はFM多重受信機等を接続し、該各々受信機から受信さ
れた前記リファレンス情報をGPS受信機に入力するこ
とによって前記作為的測位誤差を排除して高精度な測位
を行うことができる。
【0006】以下従来技術を利用したAVMシステムに
ついて説明する。図5は従来のAVMシステムの例を示
すブロック図である。この図において101は基地局で
あり、無線機112、制御器113、および表示器11
4等から構成され、更に前記無線機112にはアンテナ
116が接続されている。同図5の102は移動局であ
り、GPS受信機121、無線機122、制御器12
3、およびリファレンス受信機126等から構成されて
いる。GPS受信機121、無線機122、およびリフ
ァレンス受信機126にはそれぞれ別々のアンテナ12
4、125、127が接続されている。GPS衛星10
6は、測位情報を地上に向けて送出する衛星である。リ
ファレンス情報送信局107は個々の衛星のもつ測位誤
差補正情報をFM多重放送電波あるいはビーコン電波に
乗せて配信する送信局である。尚、GPS衛星を利用し
た測位方法が3個以上のGPS衛星を使用することは以
前から知られていることであるので、説明の煩雑を避け
るため図5においては衛星の数を省略した。
【0007】上記の如く構成された従来のAVMシステ
ムの動作を図5に基づいて説明する。 (1)基地局101は所要の移動局102に対してポー
リングを行い、夫々の移動局の位置等の情報を収集す
る。 (2)このとき移動局102は同時に前記リファレンス
情報送信局107から送信される個々の人工衛星のもつ
測位誤差補正データを含むFM多重放送電波あるいはビ
ーコン電波をリファレンス受信機126にて受信する。 (3)リファレンス受信機126において復調された測
位誤差補正データは、制御器123を介してGPS受信
機121のデファレンシャル端子に供給される。 (4)GPS受信機121においては、GPS衛星10
6から送信される電波をGPS受信機121により受信
し復調し、得られたGPS測位データと前記(2)より
得られた測位誤差補正データとによってデファレンシヤ
ルGPS測位計算を行い、自局の正確な位置を算出す
る。 (5)GPS受信機121において正確に算出した自局
の位置データは、制御器123、無線機122およびア
ンテナ125を介して基地局101に送信する。 (6)基地局101の無線機112では、移動局102
からの応答信号をアンテナ116を介して受信し復調す
る。復調された信号は、制御器113に入力され、応答
信号に含まれる位置情報データを抽出し、移動局102
の所在位置データを算出する。 (7)前記(6)により抽出された移動局102の所在
位置データは電子マップ式の表示器114に他の情報と
共に表示される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように従
来のAVMシステムにおいては、測位誤差を補正し、位
置情報の精度向上を計るため、GPS受信機にビーコン
受信機あるいはFM多重受信機等から構成されるリファ
レンス受信機を備えることが行われていた。しかしなが
ら、この方式では、各移動局にリファレンス情報受信専
用のアンテナと受信機を装備しなければならず、装置の
小型化、低コスト化の妨げとなっていた。特に移動局が
多数になるとAVMシステムとしてのコスト高が問題と
なっていた。
【0009】また、基地局は、従来のポーリング方式で
所要の移動局に対し一定間隔でポーリングを行い、移動
局の位置情報を得ていた。しかし、所属する移動局が多
数の場合、ポーリング間隔が長くなり位置表示のリアル
タイム性が低下し、また、位置表示のリアルタイム性を
向上させるためポーリング間隔を短くすると位置情報を
得られる移動局の数が少なくなるという問題が発生して
いた。
【0010】本発明は、上述したような従来のAVMシ
ステムの問題を解決するためになされたものであって、
移動局側は、リファレンス情報受信専用のアンテナと受
信機等を装備することなくデファレンシャルGPSによ
る測位を実施することができ、また、移動局の小型・低
コスト化が可能となり、AVMシステム全体の低コスト
化を計ることができるAVMシステムを提供することを
目的とする。また、基地局では対象となる移動局の移動
速度に応じて、移動速度の速い移動局に対してのポーリ
ングは短い間隔によって行い、移動速度の遅い移動局に
対するポーリングは、長い間隔になるように各移動局ご
とにポーリング間隔を可変することにより、従来のポー
リング方式に比べて、高速に移動する移動局の位置情報
のリアルタイム性を向上したAVMシステムを提供する
ことも本発明の目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るAVMシステムは、所要の移動局の位置
情報を得る場合、基地局は、所属する移動局に対しポー
リングを複数回繰り返すことにより各移動局の移動速度
(位置変化率)を算出し、算出された移動速度に基づ
き、移動速度の速い移動局のポーリングは短い間隔によ
って行ない、移動速度の遅い移動局のポーリングは、長
い間隔になるように各移動局ごとにポーリング間隔を決
定する。即ち、より詳しく手段を説明すれば、少なくと
も一つの移動局と、該移動局の位置情報を収集する基地
局とからなるAVMシステムにおいて、前記移動局は、
人工衛星から送信される電波を受信して自局の位置情報
を得る位置取得手段と、基地局と通信する無線通信手段
とを備え、前記基地局には、前記移動局と通信可能な無
線通信手段と、前記人工衛星から送信される電波に重畳
された情報の誤差を補正するDIFF情報を得る手段
と、該DIFF情報を前記移動局に送信する手段と、前
記移動局から送信される情報に基づいて該移動局の位置
情報を得る手段と、該移動局の移動速度に応じて、ポー
リングの間隔を可変できる可変制御手段とを備え、前記
移動局において、人工衛星からの電波を受信して得た情
報と前記基地局から送信されたDIFF情報に基づいて
当該移動局の位置情報を得ることを特徴とする。また、
前記基地局が、当該システム以外の地上設備から送信さ
れるFM多重放送電波又はビーコン電波等に含まれるD
IFF情報を取得する手段を備えたことを特徴とする。
更に、前記基地局が、前記人工衛星からの電波を受信
し、該人工衛星から送信される測位情報に含まれる誤差
情報を得る手段を有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態と実施例】以下、図示した実施形態
を参照して本発明を詳細に説明する。図1は本発明の一
実施例を示すブロック図である。この図において1は基
地局であり、リファレンス情報発生装置11、無線機1
2、制御器13、および表示器14等から構成され、更
に前記リファレンス情報発生装置11にはアンテナ15
が、無線機12にはアンテナ16がそれぞれ接続されて
おり、FM多重放送電波あるいはビーコン電波等に含ま
れるリファレンス情報、例えば、人工衛星のもつ固有の
誤差情報等を受信することにより誤差信号を算出し、R
TCM等の符号形式に成形する。同図1の2は移動局で
あり、GPS受信機21、無線機22、および制御器2
3等から構成され、更に前記GPS受信機21にはアン
テナ24、無線機22にはアンテナ25がそれぞれ接続
されている。また、同図1の3、4、5は移動局であ
り、前記移動局2と同じ機器構成を持ち、GPS衛星6
は、測位情報を地上に向けて送出するGPS衛星であ
る。更に、同図1の7はリファレンス情報送信局であっ
て、個々の衛星のもつ測位誤差補正情報をFM多重放送
電波あるいはビーコン電波に乗せて配信する送信局であ
る。尚、GPS衛星を利用した測位方法が3個以上のG
PS衛星を使用することは以前から知られていることで
あるので、説明の煩雑を避けるため図1においては衛星
の数を省略した。
【0013】上記の如く構成されたAVMシステムの動
作を説明する。 (1)基地局1は、移動局2に対して通信の開設をポー
リングにより指示する。 (2)基地局1は、ポーリング方式により移動局2に対
しリファレンス情報発生装置11で得られた個々の人工
衛星のもつ測位誤差補正データをリファレンス情報とし
て質問信号に含め、制御器13および無線機12を介し
てアンテナ16より移動局2へ送信する。なお、このリ
ファレンス情報は、上述したように地上設備であるリフ
ァレンス情報送信局7からのFM多重放送電波又はビー
コン電波から得られる個々の人工衛星のもつ測位誤差補
正データである。 (3)移動局2は、基地局1より送られるリファレンス
情報を含む電波をアンテナ25により受信し、無線機2
2において復調を行う。復調された信号は制御器23に
送られ、GPS受信機21とのインタフェースをとるた
めの信号処理を行い、GPS受信機21のデファレンシ
ャル端子に入力される。 (4)GPS受信機21においては、測位情報を持つ人
工衛星、例えば、GPS衛星6から送信される電波を移
動局2のアンテナ24より受信し復調する。そして復調
信号から抽出されたGPS測位データと上記(3)より
得られたリファレンス情報データとによってデファレン
シヤルGPS測位計算を行い、自局の正確な位置を算出
する。 (5)自局の位置を正確に示すデータは、GPS受信機
21の出力端子から制御器23に入力される。制御器2
3では無線機21とのインタフェースをとるための信号
処理が行われる。 (6)信号処理された測位データは、応答信号の一部と
して、無線機22、アンテナ25を介して基地局1に送
信される。 (7)基地局1では、移動局2からの応答信号をアンテ
ナ16により受信し、無線機12において復調され制御
器13に入力される。制御器13においては、応答信号
に含まれる位置情報データを抽出し、記憶装置に記憶す
る。 (8)前記(7)によって確認された移動局2の位置は
電子マップ式の表示器14に他の情報と共に表示され
る。 (9)上記(1)〜(8)に記述した方法に準じて、複
数の移動局3、4、5に対してポーリングを実施する。 (10)基地局1は、上記(2)〜(8)で説明した方
法により移動局2、3、4、5、に対して複数回ポーリ
ングを繰り返し、基地局1の制御器13においてそれぞ
れの移動局の所在位置を算出し記憶する。 (11)制御器13において、複数回のポーリングによ
り得られた位置情報データからそれぞれの移動局の移動
速度あるいは位置変化量を算出する。算出された移動速
度に基づき、移動速度の速い移動局においては、ポーリ
ングの間隔を短く設定し、また移動速度の遅い移動局に
おいては、ポーリングの間隔を長く設定する。尚、ポー
リング間隔の設定は、移動局の移動速度、移動局の数、
および位置表示のリアルタイム性を考慮して適宜決定す
る。
【0014】図2は、本発明に係るAVMシステムの基
地局の一実施例を示すブロック図であり、図3は、本発
明に係るAVMシステムの基地局の可変ポーリングのタ
イミングの一例を示すタイミングチャート図である。更
に、基地局の動作を図2および図3に基づいてより詳細
に説明する。尚、本説明においては移動局を3局に限定
しているが、それ以下、あるいは以上であっても制御手
順はほぼ同じである。先ずポーリングに先立って基地局
1に所属する全ての移動局A、B、Cに対して、ポーリ
ング間隔制御回路13aにおいて、一定の間隔でポーリ
ングを行うためのタイミングクロック信号が生成され
る。ポーリング生成回路13bにおいてはタイミングク
ロック信号からポーリング用の質問信号を発生させ、そ
のポーリング用質問信号は無線機12の送信回路12a
に入力されて送信信号に変換され、共用器12bおよび
アンテナ16を介して、全ての移動局A、B、Cに送信
する。移動局A、B、Cは、基地局1からのポーリング
による質問信号を解読して直ちに位置情報を付加した応
答信号を基地局1に送信する。基地局1では、移動局
A、B、Cからの応答信号を無線機12の共用器12b
および、受信回路12cを通り制御器13に入力され、
ポーリング解読回路13cにおいて位置情報を抽出した
後、移動速度検出回路13dに入力すると共に夫々の移
動局A、B、Cの移動速度を検出する。 位置情報の一
部は制御回路13eを介して表示器14に送られ、表示
器14に夫々の移動局A、B、Cの位置および移動速度
等が表示される。一方、移動速度検出回路13dで検出
された夫々の移動局A、B、Cの移動速度データは制御
回路13eを介してポーリング間隔制御回路13aに入
力されそれらのデータは記憶装置に記憶される。以上説
明した動作を一定間隔で複数回繰り返し、移動速度デー
タを取得し、ポーリング間隔制御回路13aの記憶装置
に記憶する。ポーリング間隔制御回路13aの記憶装置
のデータに基づいて移動局A、B、Cの移動速度等の解
析を行い、基地局1に所属する全ての移動局A、B、C
の移動速度を考慮して、夫々の移動局A、B、Cに対す
ポーリングの間隔を決定し、それに応じたタイミング信
号を生成する。タイミング信号はポーリング生成回路1
3bに入力され、夫々の移動局A、B、C夫々のポーリ
ング信号を生成する。生成された夫々の移動局A、B、
Cへのポーリング信号は、無線機12の送信回路12a
に入力されて送信波に重畳され、共用器12bおよびア
ンテナ16を介して夫々の移動局A、B、Cに送信され
る。尚、この時、基地局1で得られたリファレンス情報
も同時に夫々の移動局A、B、Cに送信する。図3は、
夫々の移動局A、B、Cへのポーリングのタイミング間
隔の一例を示す図で、移動局Bを標準的移動速度で移動
する移動局と仮定した場合、移動局Aは、標準的移動速
度より速い速度で移動しているので、ポーリング間隔を
短く、また移動局Cは標準移動速度より遅い速度で移動
しているので、ポーリング間隔を長くしている。
【0015】以上説明したように、基地局で算出された
移動速度に基づき、移動速度の速い移動局のポーリング
は短い間隔によって行なわれ、移動速度の遅い移動局の
ポーリングは、長い間隔になるように各移動局毎にポー
リング間隔を可変することにより、従来のポーリング方
式に比べて、高速に移動する移動局の位置情報のリアル
タイム性が向上し、低速に移動又は停止状態の移動局へ
はポーリング回数を減らすことで通信容量を減少させ、
より多くの移動局の位置情報の取得が可能となり、電波
の有効利用が図られる。また、この実施例では、移動局
側においてリファレンス情報受信専用のアンテナと受信
機等を装備することなくデファレンシャルGPSによる
測位を実施することができ、移動局の小型・低コスト化
が可能となり、システム全体の低コスト化が計られる。
【0016】図4は本発明の他の実施例を示すブロック
図である。この実施例が前記図1に示した実施例と異な
る点は、DIFF情報を地上設備のリファレンス情報送
信局から得る代わりに、GPS衛星からの電波を直接受
信して、DIFF情報を取得することである。即ち、こ
の実施例では、基地局を絶対基準点としてGPS衛星6
からの電波を受信することにより基地局自ら個々の人工
衛星のもつ測位誤差を解析・算出し、RTSM等の符号
形式に成形するリファレンス情報発生装置11を設置
し、無線機又は携帯電話機等の通信手段によってリファ
レンス情報を移動局に伝達し、移動局においては上述し
た実施例と同様のデファレンシャルGPSによる測位を
行うものである。
【0017】図4に示す実施例のAVMシステムは次の
ように動作する。 (1)基地局1は、移動局2に対して通信の開設をポー
リングによる指示する。 (2)基地局1は、ポーリング方式により移動局2に対
しリファレンス情報発生装置11で得られた個々の人工
衛星のもつ測位誤差補正データをリファレンス情報とし
て質問信号に含め、制御器13および無線機12を介し
てアンテナ16より移動局2へ送信する。なお、このリ
ファレンス情報は、基地局を絶対基準点としてGPS衛
星からの電波を受信することにより基地局自ら個々の人
工衛星のもつ測位誤差を解析・算出してリファレンス情
報としている。 (3)以下の動作は、前記図1の実施例で記述した
(3)〜(11)項と同じであるので説明を省略する。
【0018】以上説明したように、基地局で算出された
移動速度に基づき、移動速度の速い移動局のポーリング
は短い間隔によって行なわれ、移動速度の遅い移動局の
ポーリングは、長い間隔になるように各移動局ごとにポ
ーリング間隔を可変することにより、従来のポーリング
方式に比べて、高速に移動する移動局の位置情報のリア
ルタイム性が向上し、低速に移動又は停止状態の移動局
へはポーリング回数を減らすことで通信容量を減少さ
せ、より多くの移動局の位置情報の取得が可能となり、
電波の有効利用が図られる。また、この実施例では、移
動局側においてリファレンス情報受信専用のアンテナと
受信機等を装備することなくデファレンシャルGPSに
よる測位を実施することができ、移動局の小型・低コス
ト化が可能となり、システム全体の低コスト化を計るこ
とができる。
【0019】以上は車両について説明したが、移動局
は、車両だけでなく船舶、航空機等のあらゆる移動体に
対して有効である。ポーリング間隔を決定するパラメー
ターは、移動速度ばかりでなく、実車/空車情報、行動
状態情報(移動中/休憩中等)でもよい。また、通信手
段が無線機等で、多数の移動局に対して同時にリファレ
ンス情報を伝送することが可能である場合は、複数の移
動局に向けてリファレンス情報を伝送し、その後、リフ
ァレンス情報の有効時間内に各移動局個別に位置情報を
収集することによってデファレンシャルGPS測位をす
ることも可能である。この場合、各移動局との通信時間
を短くすることができる。更に、リファレンス情報をF
M多重放送あるいはビーコンの無線電波等によりアンテ
ナを介して受信していたが有線電波による通信手段でも
受信が可能であり本発明のシステムを構成できることは
明かである。
【0020】
【発明の効果】上記に説明したように本発明を使用する
ことにより移動局側は、リファレンス情報受信専用のア
ンテナと受信機等を装備することなくデファレンシャル
GPSによる測位を実施することが可能となり、移動局
の小型化・低コスト化が可能となり、システム全体の低
コストが計られる。特に移動局を増やせば増やすほど効
果は絶大である。また、従来のポーリング方式に比べ
て、高速に移動する移動局の位置情報のリアルタイム性
が向上し、低速に移動又は停止状態の移動局へはポーリ
ング回数を減らすことで通信容量を減少させ、より多く
の移動局の位置情報の取得が可能となり、電波の有効利
用が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るAVMシステムの実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明に係るAVMシステムの実施例を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明に係るAVMシステムの実施例を示すタ
イミングチャート図である。
【図4】本発明に係るAVMシステムの他の実施例を示
すブロック図である。
【図5】従来のAVMシステムを説明するためのブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1、101 ・・・基地局 2、3、3、4、5、102 ・・・移動局 6、106 ・・・GPS衛
星 7、107 ・・・リファレ
ンス情報送信局 11 ・・・リファ
レンス情報発生装置 12、22、112、122 ・・・無線機 13、23、113、123 ・・・制御器 14、114 ・・・表示器 15、16、24、25、116、124、125、1
27・・・アンテナ 21、121 ・・・GPS
受信機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの移動局と、該移動局の
    位置情報を収集する基地局とからなるAVMシステムに
    おいて、 前記移動局は、人工衛星から送信される電波を受信して
    自局の位置情報を得る位置取得手段と、基地局と通信す
    る無線通信手段とを備え、 前記基地局には、前記移動局と通信可能な無線通信手段
    と、前記人工衛星から送信される電波に重畳された情報
    の誤差を補正するDIFF情報を得る手段と、該DIF
    F情報を前記移動局に送信する手段と、前記移動局から
    送信される情報に基づいて該移動局の位置情報を得る手
    段と、該移動局の移動速度に応じて、ポーリングの間隔
    を可変できる可変制御手段とを備え、 前記移動局において、人工衛星からの電波を受信して得
    た情報と前記基地局から送信されたDIFF情報に基づ
    いて当該移動局の位置情報を得ることを特徴とするAV
    Mシステム。
  2. 【請求項2】 前記基地局が、当該システム以外の地上
    設備から送信されるFM多重放送電波又はビーコン電波
    等に含まれるDIFF情報を取得する手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のAVMシステム。
  3. 【請求項3】 前記基地局が、前記人工衛星からの電波
    を受信し、該人工衛星から送信される測位情報に含まれ
    る誤差情報を得る手段を有することを特徴とする請求項
    1記載のAVMシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019095332A (ja) * 2017-11-24 2019-06-20 株式会社リコー 通信制御装置、通信制御方法、プログラムおよび通信システム
JP2020141197A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 株式会社日立国際電気 無線通信システム、基地局及び移動局

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