JPH10503408A - ペンシルと組み合わせた電気外科用吸引器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 電気外科用ペンシル（１１）の吸引器付属装置（１０）は、軸線と、末端（１３）に電極（１２）とを有して減圧を伝達して、手術部位から流体を除去する。半剛性中空体（１４）が前記軸線に平行に伸長しするとともに、前記細長いペンシルに該ペンシルと同範囲に亘って伸長するように嵌合当接する形状にされる。通路（１５）は、開口（１６）を有し、該開口は前記電極（１２）のまわりにあり且つ患者の方向に対向する。口が前記電極（１２）の後方に接合して、ペンシルと概ね液密係合する。前記開口（１６）は、波形にされて、対向端は、可視性を増大し、組織補足を低減し、且つ、電極（１２）温度を低下させる。接合端（１８）と、その開口（１６）との間の部分的な口（２１）は、前記通路（１５）及び前記開口（１６）と連絡する。前記開口（１６）の反対側の前記中空体端部のコネクタ（２２）は、前記通路（１５）及び減圧と流体連絡する形状にされる。前記口（２１）及び前記コネクタ（２２）との間の中空体中央部は、該口及び該コネクタを接合する。前記ペンシル接合端（１８）近傍の前記中空体のオフセット移行部（２７）は、該移行部を貫通する通路（１５）を有して前記口（２１）及び前記中央部を接続するとともに、該口及び該中央部を整列させる。該通路（１５）は、該通路全体に亘り伸長する均一の断面積を有する。前記コネクタ（２２）に取り付けられた回り継手（２３）が前記ペンシルと減圧ホースとの間の相対回転を可能とする。前記中央部は、前記コネクタ（２２）において、前記ペンシルに係合して、前記末端（１３）のまわりに前記開口（１６）を保持するとともに、移動を阻止する。前記中央部内の前記通路（１５）は、概ねＤ字状の断面を有する。前記ペンシルは、その一方の側に沿って制御装置を有し、前記中空体が前記制御装置に対向する側で前記ペンシルと嵌め合う。前記ペンシル及び吸引器を結合及び使用する方法は、該ペンシルと吸引器を一体に係合及び嵌合させる段階を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 ペンシルと組み合わせた電気外科用吸引器 １． 発明の分野 本発明は、電極を有する電気外科用ペンシル（鉛筆型器具）の吸引器付属装置 に関し、より詳細には、半剛性体が取り扱い及び使用中に圧潰に抗するように、 半剛性体を貫通して末端部からコネクタまで伸長する通路に関する。 ２． 開示の背景 米国特許第５，２４２，４４２号には、電極ブレード上方に配置された単一の 小さな開口から成る吸引口が組み込まれた電気外科用器具が開示されている。該 吸引口は、電気外科用電極のまわり３６０°の円弧にある煙りや熱を補足するこ とができない。該吸引口は、使用者の手術部位や電気外科用電極に対する視界を 制限する。前記の米国特許第５，２４２，４４２号は、電極チップ（図９）を囲 繞する吸引口が組み込まれた電気外科用器具を含んでいる。斯かる一体構造では 、装置の電気外科用部品の直近での血液や食塩水の吸引がなすがままとなり、こ れにより、好ましくない導電性の電気外科エネルギー遺漏経路が形成される可能 性がある。斯かる一体構造は、再使用及び／または使い捨て電気外科用ペンシル 煙り／熱付属装置構造と比較した場合、清浄性や電気外科用部品の信頼性の点で は好ましいものではない。囲繞された平らな端を有するノズルの配置によっては 、使用者は、電極の視認性や組織の補足または詰まりと言った問題に遭遇する可 能性がある。 米国特許第５，２２４，９４４号では、電気外科用ハンドピースとともに使用 される使い捨て吸引装置が開示されている。斯かる吸引装置は、連続した可撓性 のチューブを含んでおり、斯かるチューブは、該チューブ内の背後へ進入する電 極を備えている。この構造では、ハンドピース及び／またはチップ位置において チューブが圧潰または圧搾されるため、吸引がままならない。電極がチューブへ 進入する位置で流体が遺漏する部分が生じて、電気外科エネルギーを電極から患 者または外科医へ伝達する導電性血液及び／または食塩水が遺漏する可能性があ る。前記米国特許第５，２２４，９４４号は、ペンシルをチューブの下に保持す るペンシル用の溝の付いたホルダーを含んでいる。この構造では、軟質チューブ が挟まれることにより吸引がままならない。前記米国特許第５，２２４，９４４ 号は、ペンシルに接続する円筒状のエラストマー部材を用いてオフセットチュー ブが電極に接続される構造を含んでいる。米国特許第５，０８５，６５７号の筒 状体の患者側端の開口は、チューブの形態をとる別個の要素としてシュラウドを 有している。あるいは、前記米国特許第５，０８５，６５７号には、すべての機 能がハンドル内に含まれたペンシルが記載されており、煙り用の付属装置ではな く、一体ユニットの一部になったペンシルである。米国特許第４，５６２，８３ ８号には、空気を指向して煙りを分散させる一体型のダクトが開示されている。 米国特許第４，７１９，９１４号及び第４，９１１，１５９号には、一方の端で 真空に接続し、他方の端で、電極及び可動自在のノズルを備えた中空のペンシル が開示されている。 米国特許第５，０５５，１００号には、クリップでペンシルに取り付けられた チューブが開示されており、該チューブが半剛性のものであるか否かは定かでは ない。該チューブは、ペンシルに体して移動するように設計されている。米国特 許第３，９０６，９５５号には、電極の下から該電極と平行に退出する収縮自在 の煙りチューブを内蔵したペンシルが開示されている。米国特許第４，３０７， ７２０号には、一体型の真空ワンドに関係した収縮自在の電極が開示されている 。 米国特許第５，２３４，４２８号においては、通路及び真空源が患者側端でシ ュラウド内へ流入する空気の速度が電極ブレードにより発生する煙りの拡散速度 の約２倍以上の速度範囲にあるように構成されている。該米国特許第５，２３４ ，４２８号は、電極チップを囲繞する吸引口を組み込んだ電気外科用器具が開示 されている。この一体構造では、装置の電気外科用部品の直近での血液及び食塩 水の吸引がなすがままとなり、これにより、好ましくない電気外科用エネルギー の遺漏経路が形成されてしまう可能性がある。この一体構造においては、清浄性 及び電気外科用部品の信頼性は、使い捨ての煙り／熱用の電気外科用ペンシルを 付属として取り付けた構造に比べて劣るものとなる。囲繞され端が平らにされた ノズルの配置により、使用者は、手術部位において電極が見えないとか、除去し た組織が詰まったり補足されたるする問題に遭遇する可能性がある。 発明の概要 電気外科用ペンシルの吸引付属装置は、該装置を貫通する軸線を備えていても 良い。該ペンシルは、その末端に電極を含んでいるのが好適である。吸引装置は 、真空を伝達して患者の手術部位及び末端から伸長する電極のまわりの流体を除 去するのが最も好適である。半剛性の中空体は、前記軸線に著しく平行に伸長し ても良く、該中空体は、細長い電気外科用ペンシルと同範囲で該ペンシルに嵌合 当接する形状にされている。半剛性の中空体は、該中空体を貫通する通路を有し て、流体が流れるようにしても良い。開口が半剛性体の末端部分に設けられるの が好適である。該開口は、概ねペンシルの末端部分に保持された電極のまわりを 囲繞するようにしても良く、また、該開口が患者または手術部位に向かって開口 しているのが好適である。末端部分近傍の吸引装置は、電極後方にペンシル接合 端を含むようにしても良く、該ペンシル接合端は、ペンシルの末端のまわりで概 ね液密係合するような形状にされる。 末端部分のペンシル接合端と患者に向いた開口との間に口が配置されて、該口 が通路及び開口と流体連絡するのが好適である。前記開口に対向する半剛性体の 端部のコネクタは、通路と流体連絡するとともに、減圧作用により流体を除去す る形状にされるのが最も好適である。半剛性体の中央部は、電気外科用ペンシル の略近傍で該ペンシルと同範囲に伸長するように配置するようにしても良い。該 中央部は、口とコネクタとの間にあって、該口及び該コネクタを接合するととも に、ペンシルに接合するようにしても良い。ペンシルのペンシル接合端近傍の半 剛性体のオフセット移行部は、該移行部を貫通する通路を有して、前記口及び前 記中央部を接続するとともに、該口及び該中央部を整列させる。前記通路の断面 積は、開口からコネクタまで該通路全体を通じて概ね均一にして、該通路を流れ る流れが概ね一定となり、且つ、半剛性体が減圧による圧潰、及び、取り扱い及 び使用中の圧潰を阻止するようにすることが可能である。 電極は、開口と同軸状であるのが好適である。コネクタ部における半剛性体の 中央部は、直立したリブを有し、該直立したリブは、電気外科用ペンシルに係合 し、ペンシルの末端部のまわりで開口を概ね液密係合に保持し、且つ、ペンシル と付属装置との間の相対的な軸線方向移動を阻止するように位置決めされる。ペ ンシルと付属装置との間の横方向の移動を阻止するには、一対の直立したクリッ プをコネクタ近傍及び中央部に設け、該クリップをペンシルのまわりに係合する 形状にして、吸引装置半剛性体を電気外科用ペンシルに当接保持するようにする 。前記一対のクリップは、弯曲させて、電気外科用ペンシルを把持するようにし ても良い。該一対のクリップは、可撓性とし、弾性的に拡張して電気外科用ペン シルを把持することが可能である。回り継手をコネクタに取り付けて、ペンシル と減圧部に接続するホースとの間の相対的回転を可能にするようにしても良い。 ペンシルは、側部に沿って制御装置を含むようにしても良く、半剛性体は、前記 制御装置の反対側でペンシルと嵌合係合状に嵌め合って、全体の嵩を最小限にす るとともに、ペンシルと半剛性体間の回転を阻止する様な形状にされる。 ペンシル及び半剛性体は、細長くされて、それぞれの軸線方向の長さ寸法が、 双方の厚さを加えた厚さ寸法の５倍を超えるのが好適である。開口は、波形にさ れて、該開口の対向する側の縁を切り取った状態にしておき、可視性を増大し、 流体除去中の組織補足を低減するとともに、電極に沿った流体流の対流で該電極 の温度を低下させるのが最も好適である。中央部内の通路は、概ねＤ字状の断面 を有するようにしても良い。 吸引器付属装置と、軸線に沿った電気外科用ペンシル及び該ペンシルの末端の 電極とを結合して、該吸引装置が減圧を伝達して患者の手術部位から流体を除去 する方法において、前記吸引装置が前記軸線に著しく平行に伸長する貫通通路を 備えた半剛性体を有することを特徴とする方法は、複数の段階を含むようにして も良い。半剛性体を細長い電気外科用ペンシルに該ペンシルと同範囲の亘り嵌合 当接させることは、１つの段階である。開口を半剛性体の末端部分の概ね患者の 方に向いた電極のまわりに接合することは、別の段階である。前記電極の後方の ペンシル接合端のそばに開口を配置し、該接合端をペンシルの末端のまわりに概 ね液密に係合する形状にすることは、１つの段階であって良い。真ん中を波形に して、対向する縁を切り取ったままにして前記電極の可視性を増大させ、流体除 去中の組織の補足を低減し、且つ、前記電極に沿った流体流の対流で該電極の温 度を低下するようにした前記開口内に同軸状に前記電極を位置決めすることは、 １つの段階であって良い。前記末端部分の前記ペンシル接合端とその開口との間 の口と、前記通路と、前記開口とを流体連絡するように接続することは、１つの 段階となることが可能である。前記半剛性体の端部の前記開口と対向する側に減 圧に接続するホース用のコネクタを配置することは、１つの段階となることが可 能である。前記電気外科用ペンシルの略近傍で且つ該ペンシルと同範囲に伸長す るように、且つ、前記口と、前記コネクタとの間に中央部を配置して、前記口と 、前記コネクタとを接合することは、好適な１つの段階である。前記中央部を前 記ペンシルに接合することは、１つの段階であって良い。前記中央部のコネクタ において直立したリブを前記電気外科用ペンシルに係合して、該ペンシルの末端 の前記開口の概ね液密係合を保持するようにし、前記半剛性体を制御装置の対向 する側で前記ペンシルに嵌合係合状態に嵌まって、全体の嵩を最小限にするよう な形状にすることにより前記ペンシル及び前記付属装置間の相対的な軸線方向移 動を阻止するようにするとともに、前記ペンシル及び前記半剛性体間の回転を阻 止するようにすることは、好適な１つの段階である。前記口と、前記ペンシルの ペンシル接合端近傍の前記半剛性体のオフセット移行部とを整列させて、該口と 、前記中央部とを接続することは、１つの段階となることが可能である。概ね全 体に亘り均一の断面積を有する前記通路を前記開口から前記コネクタまで伸長さ せて、流れを概ね一定にすることは、１つの段階であっても良い。前記ペンシル の嵌め合い係合する側と対向する側に沿って該ペンシル上に制御装置を含むこと は、１つの段階であっても良い。 吸引器付属装置と、電気外科用ペンシルを使用且つ結合する方法は、開口内に 電極を同軸状に配置して、該開口から手術部位に向かって軸線方向に伸長するよ うにすることを含む段階を有する。前記吸引器付属装置を前記ペンシルの末端と 対向する端に接合することは、１つの段階であっても良い。前記接合した付属装 置と、前記ペンシルとを一体に、前記軸線に対して著しく平行な関係に保持する ことは、１つの段階となることが可能である。前記付属装置を前記ペンシル制御 装置と対向するように備えて、妨害なく該制御装置への接近できるようにするこ とは、１つの段階であっても良い。前記開口を末端の電極のまわりに前記吸引器 中央部とオフセットし且つ平行に同軸状に配置することは、１つの段階であって も良い。前記開口と前記平行な吸引器を該開口内の口を介して該開口と、該平行 な吸引器との間に通路を伸長するオフセット移行部により接続することは、１つ の段階となることが可能である。一定の源から前記通路、前記オフセット移行部 及び前記開口を介して手術部位の環境まで減圧を伝達する段階は、好適な１つの 段階である。前記接合した吸引器とペンシルとを、一対のクリップで前記吸引器 を前記ペンシルに固着させ、該吸引器と該ペンシルとの軸線方向の移動を、前記 末端に対向する一方の端で前記ペンシルに係合する直立のリブで防止する好適な 段階により、横断方向に一体に保持することは、１つの段階である。 図面の簡単な説明 図１は、一体に連結されて使用されるようにされた状態を示す電気外科用ペン シルの吸引器付属装置の斜視図である。 図２は、図１の線２−２に沿って見た、前記の吸引付属装置と、電気外科用ペ ンシルとの間の接合を示した断面図でる。 図３は、回り継手と、リブとペンシルとの特定の相互係合を図示した図１の電 気外科用ペンシルの吸引器付属装置の基端の断面図である。 図４は、オフセット移行部と、電極がそこから開口内を伸長するようにされた 該オフセット移行部と末端との特定の相互係合を示した電気外科用ペンシルの吸 引器付属装置の末端の拡大断面図である。 図５は、電極の可視性の増大、流体除去中の組織補足の低減及び電極に沿った 流体流の対流による該電極温度の低下を図った吸引装置開口の波形にされた対向 縁の拡大部分斜視図である。 図６は、吸引器付属装置の中央部の図１の線６−６に沿った、特に、Ｄ字状の 断面の拡大断面図である。 発明の詳細な説明 図１に示した電気外科用ペンシル１１の吸引器付属装置１０は、軸線「Ａ」を 有する。細い線で図示した、末端１３から伸長する電極１２を備えた電気外科用 ペンシル１１は、コロラド州ボウルダー市のバレーラブ社（Ｖａｌｌｅｙｌａｂ ，Ｂｏｕｌｄｅｒ，Ｃｏｌｏｒａｄｏ）によりモデル番号Ｅ２５２５、Ｅ２５１ ６、及びＥ２５５０として製造されているものである。吸引器付属装置１０は、 減圧を伝達して患者の手術部位（図示なし）から流体を除去するものである。半 剛性中空体１４は、軸線「Ａ」に著しく平行に伸長するとともに、細長い電気外 科用ペンシルに該ペンシルと同範囲に亘り嵌合当接するような形状にされている 。半剛性中空体１４は、該半剛性中空体１４の末端部分１７に開口１６を備えた 該中空体を貫通する通路１５を有する。概ね電極１２のまわりの開口１６は、患 者の方向に向いている。 末端部分１７は、図２に最も良く例示されたペンシル接合端１８を電極１２の 後方に含み、該接合端は、ペンシル１１の末端１３のまわりで概ね液密係合する 形状にされている。図２の断面図は、半剛性中空体１４の長手方向の半分しか図 示していないが、完成した組立体は、２つの互いに鏡像となる部品から構成され 、斯かる部品は、スチレンまたは液晶ポリマー等のプラスチックポリマーから形 成され、且つ、超音波溶接により液密通路１５を有するシールされたユニットに 組み立てられる。電極１２は、開口１６内に同軸状に位置決めされる。開口１６ は、図５に示す如く、波形にされて、該開口１６の対向縁１９及び２０を切り取 ったままにして、可視性の増大、流体除去中の組織の補足の低減及び電極１２に 沿った流体流の対流による該電極の温度の低下を図るようにされている。口２１ が末端部分１７のペンシル接合端１８と、患者に向いた開口１６との間にある。 口２１は、通路１５及び開口１６と流体連絡をしている。半剛性中空体１４の端 部のコネクタ２２は、図２に示す如く、開口１６と対向して配置される。コネク タ２２は、通路１５と流体連絡して、減圧作用により流体（図示なし）を除去す るようにされている。図３の回り継手２３がボール状のコネクタ２２ａに取り付 けられて、図２及び図３の通り、ペンシル１１と、減圧に接続するホース（図示 なし）との間の相対的な回転が可能となる。半剛性中空体１４上の中央部２３は 、電気外科用ペンシル１１の略近傍で且つ該ペンシルと同範囲に伸長するように 配置される。口２１及びコネクタ２２または２２ａ間のは、該口と、該コネクタ とを接合するとともに、ペンシル１１に接合する形状にされている。半剛性中空 体１４のコネクタ２２または２２ａにおける中央部２３は、図２及び図３に示す 直立したリブ２４を有し、該リブ２４は、電気外科用ペンシル１１に係合して、 該ペンシル１１の末端１３のまわりで接合端１８を略液密係合に保持するように 位置決めされる。リブ２４は、ペンシルと吸引器付属装置１０との間の相対的な 軸線方向移動を阻止する。ペンシル１１と、吸引器付属装置１０との間の横方向 の移動を阻止するには、図１、図２及び図３に示すコネクタ近傍で且つ中央部２ ３上の一対のクリップ２５を基端２６でペンシル１１のまわりに係合して、吸引 器付属装置１０と、該装置の半剛性中空体１４を電気外科用ペンシル１１に当接 保持する形状する。一対のクリップ２５を弯曲させて電気外科用ペンシル１１を 把持するようにする。一対のクリップ２５を可撓自在にして、弾性的に拡開分離 するようにして電気外科用ペンシル１１の把持を増大させることが可能である。 ペンシル１１及び半剛性中空体１４は、細長く、人間工学的には、それぞれの軸 線方向の寸法を双方の厚さを合わせた厚さ寸法の大まかに５倍を超えるようにす るのが良い。 半剛性中空体１４のオフセット移行部２７は、図４の拡大断面図に最も良く図 示されている如く、ペンシル１１接合端１８の近傍に配置される。オフセット移 行部２７は、該移行部を貫通して口２１と、中央部２３を接続するとともに、該 口と該中央部とを整列させる通路１５を含む。通路１５は、開口１６からコネク タ２２または２２ａまで該通路の全体に亘り概ね均一の断面積を有して、貫通す る流れが概ね一定になるようにされている。図６に示す如く、中央部２３内の通 路１５の断面形状は概ね「Ｄ」字状にされており、ペンシル１１は、その外側に 沿って制御装置２８を含む。半剛性中空体１４は、制御装置２８と対向した内側 ３０でペンシル１１と嵌合係合状態に嵌め合って、全体の嵩を最小限にするとと もに、ペンシル１１と半剛性中空体１４間の回転を阻止するような形状にされて いる。 吸引器付属装置１０と、軸線「Ａ」を有する電気外科用ペンシル１１を結合す る方法は、該ペンシル１１が末端１３に電極１２を備えることを必要とする。吸 引器付属装置１０は、一定の源から減圧を伝達するが、該源は、本方法には不可 欠のものではないため図示していないが、空気を除去して危険な廃棄生成物を排 除する生物負荷濾過手段を含む減圧装置が病院にはある。減圧は、手術部位から 煙りを含む流体を除去し、吸引器付属装置１０は、軸線「Ａ」に著しく平行に伸 長する通路１５を備えた半剛性中空体１４を有する。前記の方法は、前記中空体 １４を細長い電気外科用ペンシル１１に該ペンシルと同範囲に伸長するように嵌 合当接させ、該半剛性中空体１４の末端部分１７で概ね電極１２のまわりに開口 １６を患者に対面するように接続することを含む段階を有する。ペンシル接続端 １８を電極１２の後方にして開口１６を配置することは、前記方法の１段階であ る。ペンシル１１の末端１３のまわりに概ね液密係合する形状にされたペンシル 接合端１８を接合することは前記発明の１段階であり、この結果を図２、図３及 び図４の断面図に示す。電極１２を縁１９及び２０を波形にしてその対向する縁 を切り取ったままにして、可視性の増大と、流体除去中の組織細くの低減と、電 極１２に沿った流体流の対流による該電極の温度の低下を図った開口１６内に電 極１２を同軸状に位置決めすることは、前記方法の一部である。末端部分１７の ペンシル接合端１８と開口１６との間の口２１を通路１５及び開口１６と流体連 絡状態に接続することは、１つの段階である。前記方法の別の段階は、コネクタ ２２または２２ａを開口１６に対向して半剛性中空体１４の端部に配置して、減 圧に接続することを含む。中央部２３を電気外科用ペンシル１１の近傍且つ該ペ ンシルと同範囲に伸長するように、且つ、口２１とコネクタ２２または２２ａと の間に配置して、該口と該コネクタとを接続するようにすることは、該口と該コ ネクタとを結合する方法に別の段階である。次いで、中央部２３をペンシル１１ に接合する段階が実行される。従って、コネクタ２２または２２ａの近傍で中央 部２３に直立したリブ２４を係合して、電気外科用ペンシルを該ペンシル１１の 末端１３のまわりの開口１６と概ね液密係合状態に維持するようにし、半剛性中 空体１４を制御装置２８に対向した内側３０で嵌合係合状態にペンシル１１と嵌 め合って、全体の嵩を最小限にするような形状にして、ペンシル１１と、吸引器 装置１０との相対的軸線方向移動を阻止するようにするとともに、ペンシル１１ と、半剛性中空体１４との間の回転を阻止するようにして、前記方法を実現する 。口２１と半剛性中空体１４のオフセット移行部２７をペンシル接合端１８の近 傍で整列させて、口２１と、中央部２３とを接続することは、１つの段階である 。それにより、全体に亘り概ね断面積が均一である通路１５を開口１６からコネ クタ２２または２２ａまで伸長させて、流れを結合体を通して概ね一定にするこ とは、１つの段階である。嵌め合い係合部に対向した外側２９に沿ってペンシル １１上に制御装置２８を含むことは１つの段階である。 吸引器付属装置１０及び軸線「Ａ」を有する電気外科用ペンシル１１を使用及 び接合する方法は、末端１３から吸引器付属装置１０まで伸長して、減圧を伝達 して手術部位近傍の開口１６を介して流体を除去する電極１２を含む。吸引器付 属装置１０は、軸線「Ａ」に著しく平行に該吸引器付属装置を貫通して伸長する 通路１５を備えた半剛性中空体１４を有する。前記方法は、電極１２を開口１６ 内に同軸状に配置して、該開口から手術部位へ向かって軸線方向に伸長させるよ うにすることを含む段階を有する。吸引器付属装置１０をペンシル１１の末端１ ３と対向する基端２６に接合し、接合した吸引器付属装置１０と、ペンシル１１ とを一体に軸線「Ａ」に対して著しく平行となる関係に維持することは、それぞ れ１つの段階である。ペンシル制御装置２８と対向させて吸引器付属装置１０を 備えて、制御装置２８への接近を妨害のないものとすること、及び、開口１６を 末端部分１７の電極１２のまわりに吸引器中央部２３とオフセットさせ且つ平行 に同軸状に配置することは、それぞれ１つの段階である。前記方法は、開口１６ と、平行な吸引器付属装置１０との間に通路１５を伸長するオフセット移行部２ ７により口２１を介して該開口１６と、平行な吸引器付属装置１０とを接続する 段階と、一定の源から通路１５、オフセット移行部２７及び開口１６を介して手 術部位の環境まで減圧を伝達する段階とを含む。 前記方法は、吸引器付属装置１０をクリップ２５でペンシル１１に固着する段 階と、末端１３に対向する基端２６でペンシル１１に係合する直立したリブ２４ で該吸引器付属装置１０と、該ペンシル１１との間の軸線方向の移動を防止する 段階とにより接合した吸引器付属装置１０とペンシル１１とを横方向に一体に維 持する。

【手続補正書】 【提出日】１９９７年９月１７日 【補正内容】 請求の範囲 １．軸線を有する電気外科用ペンシル（１１）の吸引器付属装置（１０）であ って、前記ペンシルが末端（１３）に電極（１２）を備え、前記吸引器付属装置 が減圧を伝達して、患者の手術部位から流体を除去する軸線を有する電気外科用 ペンシルの吸引器付属装置において、 前記軸線にほぼ平行に伸長し、前記細長い電気外科用ペンシル（１１）に該ペ ンシルと同範囲に亘って嵌合当接する形状にされ、且つ、貫通する通路（１５） を有する半剛性中空体（１４）と、 該半剛性体の末端部分（１７）の開口（１６）であって、概ね前記電極（１２ ）のまわりにあり且つ患者に向かって対向しており、前記末端部分（１７）は、 前記電極（１２）の後方にペンシル接合端（１８）を含み、且つ前記ペンシルの 前記末端（１３）のまわりに概ね液密係合する形状にされた開口（１６）と、 前記末端部分（１７）の前記ペンシル接合端（１８）と患者の方を向いた開口 （１６）との間にあって、前記通路（１５）及び前記開口（１６）と流体連絡し ている口（２１）と、 前記開口（１６）の反対側の前記半剛性体の端部のコネクタ（２２）であって 、前記通路（１５）と流体連絡されて、減圧作用により流体を除去する形状にさ れたコネクタ（２２）と、 前記電気外科用ペンシル（１１）の略近傍で且つ該ペンシルと同範囲に亘って 配置された前記半剛性体上の中央部であって、前記口（２１）と前記コネクタ（ ２２）との間にあって、該口と該コネクタとを接合し、且つ前記ペンシルに接合 する中央部と、 前記ペンシルの前記ペンシル接合端（１８）の近傍の前記半剛性体のオフセッ ト移行部（２７）であって、自身を貫通する通路（１５）を備えて、前記口（２ １）と前記中央部とを接続するとともに、該口と該中央部とを整列させるオフセ ット移行部（２７）と、 前記開口（１６）から前記コネクタ（２２）まで全体に亘って伸長する概ね均 一の断面積を有して、自身を貫通する流れを概ね一定にするとともに、前記半剛 性体が該半剛性体内の減圧から及び取り扱い及び使用中に圧潰されるのを阻止す るようにする前記通路（１５）と、を備えたことを特徴とする軸線を有する電気 外科用ペンシルの吸引器付属装置。 ２．前記電極（１２）は、前記開口（１６）内で同軸状にされていることを特 徴とする請求項１に記載の電気外科用ペンシルの吸引器付属装置。 ３．前記半剛性体の前記中央部は、前記コネクタ（２２）において前記電気外 科用ペンシル（１１）と係合し、前記ペンシルの前記末端（１３）のまわりに前 記開口（１６）が概ね液密係合するのを保持し、且つ、前記ペンシルと、前記付 属装置との間の相対的な軸線方向移動を阻止するように位置決めされた直立した リブ（２４）を有することを特徴とする請求項１に記載の電気外科用ペンシルの 吸引器付属装置。 ４．前記コネクタ（２２）に取り付けられた回り継手（２３）が、前記ペンシ ルと減圧に接続するホースとの間の相対的回転を可能にすることを特徴とする請 求項１に記載の電気外科用ペンシルの吸引器付属装置。 ５．前記ペンシルは、該ペンシルの一方の側に沿った制御装置を含み、前記半 剛性体は、前記制御装置に対向する側で前記ペンシルと嵌合係合状態に嵌め合っ て、全体の嵩を最小限にするとともに、前記ペンシルと前記半剛性体との間の回 転を阻止するような形状にされていることを特徴とする請求項１に記載の電気外 科用ペンシルの吸引器付属装置。 ６．前記ペンシル及び前記半剛性体は、細長く、それぞれが、双方の厚さを結 合した厚さ寸法の５倍を超える軸線方向寸法を有することを特徴とする請求項１ に記載の電気外科用ペンシルの吸引器付属装置。 ７．前記開口（１６）が波形にされて、該開口（１６）の対向する縁（１９） 及び（２０）を切り取ったままにして、可視性の増大、流体除去中の組織補足の 低減及び前記電極（１２）に沿った流体流の対流による該電極（１２）の温度の 低下を図ったことを特徴とする請求項１に記載の電気外科用ペンシルの吸引器付 属装置。 ８．前記中央部内の前記通路（１５）は、概ねＤ字状の断面を有することを特 徴とする請求項１に記載の電気外科用ペンシルの吸引器付属装置。 ９．前記コネクタ（２２）の近傍の且つ前記中央部上の一対の直立したクリッ プ（２５）が前記ペンシルのまわりに係合して、前記吸引器付属装置（１０）の 半剛性体を前記電気外科用ペンシル（１１）に当接保持するような形状にされて いることを特徴とする請求項１に記載の電気外科用ペンシルの吸引器付属装置。 １０．前記一対のクリップは、弯曲されて前記電気外科用ペンシル（１１）を 把持することを特徴とする請求項９に記載の電気外科用ペンシルの吸引器付属装 置。 １１．前記一対のクリップは、可撓性を有して、弾性的に拡開分離して前記電 気外科用ペンシル（１１）を把持することを特徴とする請求項９に記載の電気外 科用ペンシルの吸引器付属装置。 １２．軸線を有する電気外科用ペンシル（１１）の吸引器付属装置（１０）で あって、前記ペンシルは、末端（１３）に電極（１２）を備え、前記吸引器付属 装置は、減圧を伝達して、患者の手術部位から流体を除去する軸線を有する電気 外科用ペンシルの吸引器付属装置において、 前記軸線にほぼ平行に伸長し、前記細長い電気外科用ペンシル（１１）に該ペ ンシルと同範囲に亘って嵌合当接する形状にされ、且つ、貫通する通路（１５） を有する半剛性中空体（１４）と、 該半剛性体の末端部分（１７）の開口（１６）であり、該開口（１６）が概ね 前記電極（１２）のまわりにあり且つ患者に向かって対向しており、前記末端部 分（１７）は、前記電極（１２）の後方にペンシル接合端（１８）を含み且つ前 記ペンシルの前記末端（１３）のまわりに概ね液密係合する形状にされた開口（ １６）であって、前記電極は、前記開口（１６）内で同軸状にされ、前記開口（ １６）は、波形にされて、該開口（１６）の対向する縁（１９、２０）を切り取 ったままにして、可視性の増大、流体除去中の組織補足の低減及び前記電極（１ ２）に沿った流体流の対流による該電極（１２）の温度の低下を図った開口（１ ６）と、 前記末端部分（１７）の前記ペンシル接合端（１８）と、患者の方を向いた開 口（１６）との間にあって、前記通路（１５）及び前記開口（１６）と流体連絡 している口（２１）と、 前記開口（１６）の反対側の前記半剛性体の端部にあり、前記通路（１５）と 流体連絡されて、減圧作用により流体を除去する形状にされたコネクタ（２２） であって、該コネクタ（２２）に取り付けられた回り継手（２３）が前記ペンシ ルと、減圧に接続するホースとの間の相対的回転を可能にするコネクタ（２２） と、 前記電気外科用ペンシル（１１）の略近傍で且つ該ペンシルと同範囲に亘って 配置され、前記口（２１）と、前記コネクタ（２２）との間にあって、該口と、 該コネクタとを接合し且つ前記ペンシルに接合する前記半剛性体上の中央部であ って、該中央部は、前記電気外科用ペンシル（１１）と係合し、前記ペンシルの 前記末端（１３）のまわりに前記開口（１６）が概ね液密係合するのを保持し、 且つ、前記ペンシルと前記付属装置との間の相対的な軸線方向移動を阻止するよ うに位置決めされた直立したリブ（２４）を有し、前記ペンシル及び前記半剛性 体が細長く、それぞれが、双方の厚さを結合した厚さ寸法の５倍を超える軸線方 向寸法を有する前記半剛性体上の中央部と、 前記ペンシルの前記ペンシル接合端（１８）の近傍の前記半剛性体のオフセッ ト移行部（２７）であって、自身を貫通する通路（１５）を備えて、前記口（２ １）と前記中央部とを接続するとともに、該口と該中央部とを整列させるオフセ ット移行部（２７）と、 前記開口（１６）から前記コネクタ（２２）まで全体に亘って伸長する概ね均 一の断面積を有して、自身を貫通する流れを概ね一定にする前記通路（１５）で あって、前記中央部内の前記通路（１５）が概ねＤ字状の断面を有するとともに 、前記ペンシルが該ペンシルの一方の側に沿った制御装置を含み、前記半剛性体 が前記制御装置に対向する側で前記ペンシルと嵌合係合状態に嵌め合って、全体 の嵩を最小限にするとともに、前記ペンシルと、前記半剛性体との間の回転を阻 止するよう形状にされている前記通路（１５）とを備えたことを特徴とする軸線 を有する電気外科用ペンシルの吸引器付属装置。 １３．吸引器付属装置（１０）と軸線を有する電気外科用ペンシル（１１）と を結合する方法であって、 該ペンシル（１１）は、末端（１３）に電極（１２）を備え、前記吸引器付属 装置（１０）は、一定の源から減圧を伝達して、手術部位から流体を除去し、軸 線にほぼ平行に伸長する通路（１５）を備える半剛性体を有し、 前記方法は、 前記剛性体を前記細長い電気外科用ペンシル（１１）に該ペンシルと同範囲に 伸長するように嵌合当接させる段階と、 該半剛性体の前記末端部分（１７）で概ね前記電極（１２）のまわりに前記開 口（１６）を患者に対面するように接続する段階と、 前記電極（１２）の後方の前記ペンシル接続端（１８）のそばに前記開口（１ ６）を配置する段階であって、前記ペンシル接合端（１８）が前記ペンシル（１ １）の前記末端（１３）のまわりに概ね液密係合する形状にされた前記電極（１ ２）の後方の前記ペンシル接続端（１８）のそばに前記開口（１６）を配置する 段階と、 前記電極（１２）を縁（１９、２０）を波形にしてその対向する縁を切り取っ たままにして、可視性の増大と、流体除去中の組織細くの低減と、電極（１２） に沿った流体流の対流による該電極の温度の低下を図った前記開口（１６）内に 同軸状に位置決めする段階と 前記末端部分（１７）のペンシル接合端（１８）と開口（１６）との間の口（ ２１）を前記通路（１５）及び前記開口（１６）と流体連絡状態に接続する段階 と、 減圧に接続するホース用のコネクタ（２２）を前記開口（１６）に対向して前 記半剛性体の端部に配置する段階と、 中央部（２３）を電気外科用ペンシル（１１）の概ね近傍且つ該ペンシルと同 範囲に伸長するように、且つ、前記口（２１）と前記コネクタ（２２）との間に 配置して、該口と該コネクタとを接続する段階と、 前記中央部を前記ペンシルに接合する段階と、 前記中央部コネクタ（２２）において直立したリブ（２４）で前記電気外科用 ペンシルを（１１）を、該ペンシルの前記末端（１３）のまわりに前記開口（１ ６）を概ね液密係合状態に維持するようにし、前記半剛性体を前記制御装置に対 向した側で嵌合係合状態に前記ペンシル（１１）と嵌め合って、全体の嵩を最小 限にするような形状にして、前記ペンシル（１１）と前記吸引器装置（１０）と の相対的軸線方向移動を阻止するようにするとともに、前記ペンシル（１１）と 前記半剛性体との間の回転を阻止するようにする段階と、 前記口（２１）と前記半剛性体のオフセット移行部（２７）を前記ペンシルの 前記ペンシル接合端（１８）の近傍で整列させて、前記口（２１）と、前記中央 部とを接続する段階と、 それにより、全体に亘り概ね断面積が均一である前記通路（１５）を前記開口 （１６）から前記コネクタ（２２）まで伸長させて、流れを概ね一定にする段階 と、 前記嵌め合い係合部に対向した前記ペンシルの一方の側に沿って前記ペンシル （１１）上に制御装置を含む段階とを備えたことを特徴とする吸引器付属装置と 軸線を有する電気外科用ペンシルとを結合する方法。 １４．軸線を有する電気外科用ペンシル（１１）の吸引器付属装置（１０）で あって、前記ペンシルが末端（１３）に電極（１２）を備え、前記吸引器付属装 置が減圧を伝達して、患者の手術部位から流体を除去する軸線を有する電気外科 用ペンシルの吸引器付属装置において、 前記軸線に著しく平行に伸長し、前記細長い電気外科用ペンシル（１１）に該 ペンシルと同範囲に亘って嵌合当接する形状にされ、且つ、貫通する通路（１５ ）を有する半剛性中空体（１４）と、 該半剛性体の前記末端部分（１７）にあり、概ね前記電極（１２）のまわりに あり且つ患者に向かって対向し、前記末端部分（１７）が前記電極（１２）の後 方にペンシル接合端（１８）を含み且つ前記ペンシルの前記末端（１３）のまわ りに概ね液密係合する形状にされた開口（１６）であって、前記開口（１６）が 波形にされて、該開口（１６）の対向する縁（１９、２０）を切り取ったままに して、可視性の増大、流体除去中の組織補足の低減及び前記電極（１２）に沿っ た流体流の対流による該電極（１２）の温度の低下を図った開口（１６）と 前記末端部分（１７）の前記ペンシル接合端（１８）と、患者の方を向いた開 口（１６）との間にあって、前記通路（１５）及び前記開口（１６）と流体連絡 している口（２１）と、 前記開口（１６）に対向した前記半剛性体の端部のコネクタ（２２）であって 、前記通路（１５）と流体連絡されて、減圧作用により流体を除去する形状にさ れたコネクタ（２２）と、 前記電気外科用ペンシル（１１）の略近傍で且つ該ペンシルと同範囲に亘って 配置された前記半剛性体上の中央部であって、前記口（２１）と前記コネクタ（ ２２）との間にあって、該口と該コネクタとを接合し且つ前記ペンシルに接合す る中央部と、 前記ペンシルの前記ペンシル接合端（１８）に近傍の前記半剛性体のオフセッ ト移行部（２７）であって、自身を貫通する通路（１５）を備えて、前記口（２ １）と、前記中央部とを接続するとともに、該口と、該中央部とを整列させるオ フセット移行部（２７）と、 前記開口（１６）から前記コネクタ（２２）まで全体に亘って伸長する概ね均 一の断面積を有して、自身を貫通する流れを概ね一定にするとともに、前記半剛 性体が該半剛性体内の減圧から及び取り扱い及び使用中に圧潰されるのを阻止す るようにする前記通路（１５）とを備えたことを特徴とする軸線を有する電気外 科用ペンシルの吸引器付属装置。 １５．軸線を有する電気外科用ペンシル（１１）の吸引器付属装置（１０）で あって、前記ペンシルが末端（１３）に電極（１２）を備え、前記吸引器付属装 置が減圧を伝達して、患者の手術部位から流体を除去する軸線を有する電気外科 用ペンシルの吸引器付属装置において、 前記軸線にほぼ平行に伸長し、前記細長い電気外科用ペンシル（１１）に該ペ ンシルと同範囲に亘って嵌合当接する形状にされ、且つ、貫通する通路（１５） を有する半剛性中空体（１４）と、 該半剛性体の末端部分（１７）の開口（１６）であって、該開口（１６）は、 概ね前記電極（１２）のまわりにあり且つ患者に向かって対向しており、前記末 端部分（１７）は、前記電極（１２）の後方にペンシル接合端（１８）を含み且 つ前記ペンシルの前記末端（１３）のまわりに概ね液密係合する形状にされた開 口（１６）と、 前記末端部分（１７）の前記ペンシル接合端（１８）と患者の方を向いた開口 （１６）との間にあって、前記通路（１５）及び前記開口（１６）と流体連絡し ている口（２１）と、 前記開口（１６）の反対側の前記半剛性体の端部のコネクタ（２２）であって 、前記通路（１５）と流体連絡されて、減圧作用により流体を除去する形状にさ れたコネクタ（２２）と、 前記電気外科用ペンシル（１１）の略近傍で且つ該ペンシルと同範囲に亘って 配置され、前記口（２１）と、前記コネクタ（２２）との間にあって、該口と、 該コネクタとを接合し且つ前記ペンシルに接合する前記半剛性体上の中央部であ って、該中央部が前記電気外科用ペンシル（１１）と係合し、前記ペンシルの前 記末端（１３）のまわりに前記開口（１６）が概ね液密係合するのを保持し、且 つ、前記ペンシルと、前記付属装置との間の相対的な軸線方向移動を阻止するよ うに位置決めされた直立したリブ（２４）を有する前記半剛性体上の中央部と、 前記ペンシルの前記ペンシル接合端（１８）に近傍の前記半剛性体のオフセッ ト移行部（２７）であって、自身を貫通する通路（１５）を備えて、前記口（２ １）と、前記中央部とを接続するとともに、該口と該中央部とを整列させるオフ セット移行部（２７）と、 前記開口（１６）から前記コネクタ（２２）まで全体に亘って伸長する概ね均 一の断面積を有して、自身を貫通する流れを概ね一定にするとともに、前記半剛 性体が該半剛性体内の減圧から及び取り扱い及び使用中に圧潰されるのを阻止す るようにする前記通路（１５）とを備えたことを特徴とする軸線を有する電気外 科用ペンシルの吸引器付属装置。 １６．軸線を有する電気外科用ペンシル（１１）の吸引器付属装置（１０）で あって、前記ペンシルが末端（１３）に電極（１２）を備え、前記吸引器付属装 置が減圧を伝達して、患者の手術部位から流体を除去する軸線を有する電気外科 用ペンシルの吸引器付属装置において、 前記軸線にほぼ平行に伸長し、前記細長い電気外科用ペンシル（１１）に該ペ ンシルと同範囲に亘って嵌合当接する形状にされ、且つ、貫通する通路（１５） を有する半剛性中空体（１４）と、 該半剛性体の末端部分（１７）の開口（１６）であり、該開口（１６）が概ね 前記電極（１２）のまわりにあり且つ患者に向かって対向しており、前記末端部 分（１７）が前記電極（１２）の後方にペンシル接合端（１８）を含み且つ前記 ペンシルの前記末端（１３）のまわりに概ね液密係合する形状にされた開口（１ ６）と、 前記開口（１６）の前記ペンシル接合端（１８）と、患者の方を向いた開口（ １６）との間にあって、前記通路（１５）及び前記開口（１６）と流体連絡して いる口（２１）と、 前記開口（１６）の反対側の前記半剛性体の端部のコネクタ（２２）であって 、前記通路（１５）と流体連絡されて、減圧作用により流体を除去する形状にさ れたコネクタ（２２）と、 前記電気外科用ペンシル（１１）の略近傍で且つ該ペンシルと同範囲に亘って 配置され、前記口（２１）と前記コネクタ（２２）との間にあって、該口と該コ ネクタとを接合し且つ前記ペンシルに接合する前記半剛性体上の中央部であって 、前記ペンシルが該ペンシルの一方の側に沿った制御装置を含み、前記半剛性体 が前記制御装置に対向する側で前記ペンシルと嵌合係合状態に嵌め合って、全体 の嵩を最小限にするとともに、前記ペンシルと、前記半剛性体との間の回転を阻 止する形状にされている前記半剛性体上の中央部と、 前記ペンシルの前記ペンシル接合端（１８）の近傍の前記半剛性体のオフセッ ト移行部（２７）であって、自身を貫通する通路（１５）を備えて、前記口（２ １）と前記中央部とを接続するとともに、該口と該中央部とを整列させるオフセ ット移行部（２７）と、 前記開口（１６）から前記コネクタ（２２）まで全体に亘って伸長する概ね均 一の断面積を有して、自身を貫通する流れを概ね一定にするとともに、前記半剛 性体が該半剛性体内の減圧から及び取り扱い及び使用中に圧潰されるのを阻止す るようにする前記通路（１５）と、を備えたことを特徴とする軸線を有する電気 外科用ペンシルの吸引器付属装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レイナー，ケヴィン アメリカ合衆国コロラド州80123，リトル トン，サウス・ヤロウ・ストリート 6361 (72)発明者 ペイサー，ローレンス・ケイ アメリカ合衆国コロラド州80127，リトル トン，バックソーン・ドライヴ 19 (72)発明者 サンシェイ，テレサ アメリカ合衆国コロラド州80020，ブルー ムフィールド，テリャライド・ドライヴ 13980 【要約の続き】 （２７）は、該移行部を貫通する通路（１５）を有して 前記口（２１）及び前記中央部を接続するとともに、該 口及び該中央部を整列させる。該通路（１５）は、該通 路全体に亘り伸長する均一の断面積を有する。前記コネ クタ（２２）に取り付けられた回り継手（２３）が前記 ペンシルと減圧ホースとの間の相対回転を可能とする。 前記中央部は、前記コネクタ（２２）において、前記ペ ンシルに係合して、前記末端（１３）のまわりに前記開 口（１６）を保持するとともに、移動を阻止する。前記 中央部内の前記通路（１５）は、概ねＤ字状の断面を有 する。前記ペンシルは、その一方の側に沿って制御装置 を有し、前記中空体が前記制御装置に対向する側で前記 ペンシルと嵌め合う。前記ペンシル及び吸引器を結合及 び使用する方法は、該ペンシルと吸引器を一体に係合及 び嵌合させる段階を含む。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．軸線を有する電気外科用ペンシル（１１）の吸引器付属装置（１０）であ って、前記ペンシルが末端（１３）に電極（１２）を備え、前記吸引器付属装置 が減圧を伝達して、患者の手術部位から流体を除去する軸線を有する電気外科用 ペンシルの吸引器付属装置において、 前記軸線にほぼ平行に伸長し、前記細長い電気外科用ペンシル（１１）に該ペ ンシルと同範囲に亘って嵌合当接する形状にされ、且つ、貫通する通路（１５） を有する半剛性中空体（１４）と、 該半剛性体の末端部分（１７）の開口（１６）であって、概ね前記電極（１２ ）のまわりにあり且つ患者に向かって対向しており、前記末端部分（１７）は、 前記電極（１２）の後方にペンシル接合端（１８）を含み、且つ前記ペンシルの 前記末端（１３）のまわりに概ね液密係合する形状にされた開口（１６）と、 前記末端部分（１７）の前記ペンシル接合端（１８）と患者の方を向いた開口 （１６）との間にあって、前記通路（１５）及び前記開口（１６）と流体連絡し ている口（２１）と、 前記開口（１６）の反対側の前記半剛性体の端部のコネクタ（２２）であって 、前記通路（１５）と流体連絡されて、減圧作用により流体を除去する形状にさ れたコネクタ（２２）と、 前記電気外科用ペンシル（１１）の略近傍で且つ該ペンシルと同範囲に亘って 配置された前記半剛性体上の中央部であって、前記口（２１）と前記コネクタ（ ２２）との間にあって、該口と該コネクタとを接合し、且つ前記ペンシルに接合 する中央部と、 前記ペンシルの前記ペンシル接合端（１８）の近傍の前記半剛性体のオフセッ ト移行部（２７）であって、自身を貫通する通路（１５）を備えて、前記口（２ １）と前記中央部とを接続するとともに、該口と該中央部とを整列させるオフセ ット移行部（２７）と、 前記開口（１６）から前記コネクタ（２２）まで全体に亘って伸長する概ね均 一の断面積を有して、自身を貫通する流れを概ね一定にするとともに、前記半剛 性体が該半剛性体内の減圧から及び取り扱い及び使用中に圧潰されるのを阻止す るようにする前記通路（１５）と、を備えたことを特徴とする軸線を有する電気 外科用ペンシルの吸引器付属装置。 ２．前記電極（１２）は、前記開口（１６）内で同軸状にされていることを特 徴とする請求項１に記載の電気外科用ペンシルの吸引器付属装置。 ３．前記半剛性体の前記中央部は、前記コネクタ（２２）において前記電気外 科用ペンシル（１１）と係合し、前記ペンシルの前記末端（１３）のまわりに前 記開口（１６）が概ね液密係合するのを保持し、且つ、前記ペンシルと、前記付 属装置との間の相対的な軸線方向移動を阻止するように位置決めされた直立した リブ（２４）を有することを特徴とする請求項１に記載の電気外科用ペンシルの 吸引器付属装置。 ４．前記コネクタ（２２）に取り付けられた回り継手（２３）が、前記ペンシ ルと減圧に接続するホースとの間の相対的回転を可能にすることを特徴とする請 求項１に記載の電気外科用ペンシルの吸引器付属装置。 ５．前記ペンシルは、該ペンシルの一方の側に沿った制御装置を含み、前記半 剛性体は、前記制御装置に対向する側で前記ペンシルと嵌合係合状態に嵌め合っ て、全体の嵩を最小限にするとともに、前記ペンシルと前記半剛性体との間の回 転を阻止するような形状にされていることを特徴とする請求項１に記載の電気外 科用ペンシルの吸引器付属装置。 ６．前記ペンシル及び前記半剛性体は、細長く、それぞれが、双方の厚さを結 合した厚さ寸法の５倍を超える軸線方向寸法を有することを特徴とする請求項１ に記載の電気外科用ペンシルの吸引器付属装置。 ７．前記開口（１６）が波形にされて、該開口（１６）の対向する縁（１９） 及び（２０）を切り取ったままにして、可視性の増大、流体除去中の組織補足の 低減及び前記電極（１２）に沿った流体流の対流による該電極（１２）の温度の 低下を図ったことを特徴とする請求項１に記載の電気外科用ペンシルの吸引器付 属装置。 ８．前記中央部内の前記通路（１５）は、概ねＤ字状の断面を有することを特 徴とする請求項１に記載の電気外科用ペンシルの吸引器付属装置。 ９．前記コネクタ（２２）の近傍の且つ前記中央部上の一対の直立したクリッ プ（２５）が前記ペンシルのまわりに係合して、前記吸引器付属装置（１０）の 半剛性体を前記電気外科用ペンシル（１１）に当接保持するような形状にされて いることを特徴とする請求項１に記載の電気外科用ペンシルの吸引器付属装置。 １０．前記一対のクリップは、弯曲されて前記電気外科用ペンシル（１１）を 把持することを特徴とする請求項９に記載の電気外科用ペンシルの吸引器付属装 置。 １１．前記一対のクリップは、可撓性を有して、弾性的に拡開分離して前記電 気外科用ペンシル（１１）を把持することを特徴とする請求項９に記載の電気外 科用ペンシルの吸引器付属装置。 １２．軸線を有する電気外科用ペンシル（１１）の吸引器付属装置（１０）で あって、前記ペンシルは、末端（１３）に電極（１２）を備え、前記吸引器付属 装置は、減圧を伝達して、患者の手術部位から流体を除去する軸線を有する電気 外科用ペンシルの吸引器付属装置において、 前記軸線にほぼ平行に伸長し、前記細長い電気外科用ペンシル（１１）に該ペ ンシルと同範囲に亘って嵌合当接する形状にされ、且つ、貫通する通路（１５） を有する半剛性中空体（１４）と、 該半剛性体の末端部分（１７）の開口（１６）であり、該開口（１６）が概ね 前記電極（１２）のまわりにあり且つ患者に向かって対向しており、前記末端部 分（１７）は、前記電極（１２）の後方にペンシル接合端（１８）を含み且つ前 記ペンシルの前記末端（１３）のまわりに概ね液密係合する形状にされた開口（ １６）であって、前記電極は、前記開口（１６）内で同軸状にされ、前記開口（ １６）は、波形にされて、該開口（１６）の対向する縁（１９、２０）を切り取 ったままにして、可視性の増大、流体除去中の組織補足の低減及び前記電極（１ ２）に沿った流体流の対流による該電極（１２）の温度の低下を図った開口（１ ６）と、 前記末端部分（１７）の前記ペンシル接合端（１８）と、患者の方を向いた開 口（１６）との間にあって、前記通路（１５）及び前記開口（１６）と流体連絡 している口（２１）と、 前記開口（１６）の反対側の前記半剛性体の端部にあり、前記通路（１５）と 流体連絡されて、減圧作用により流体を除去する形状にされたコネクタ（２２） であって、該コネクタ（２２）に取り付けられた回り継手（２３）が前記ペンシ ルと、減圧に接続するホースとの間の相対的回転を可能にするコネクタ（２２） と、 前記電気外科用ペンシル（１１）の略近傍で且つ該ペンシルと同範囲に亘って 配置され、前記口（２１）と、前記コネクタ（２２）との間にあって、該口と、 該コネクタとを接合し且つ前記ペンシルに接合する前記半剛性体上の中央部であ って、該中央部は、前記電気外科用ペンシル（１１）と係合し、前記ペンシルの 前記末端（１３）のまわりに前記開口（１６）が概ね液密係合するのを保持し、 且つ、前記ペンシルと前記付属装置との間の相対的な軸線方向移動を阻止するよ うに位置決めされた直立したリブ（２４）を有し、前記ペンシル及び前記半剛性 体が細長く、それぞれが、双方の厚さを結合した厚さ寸法の５倍を超える軸線方 向寸法を有する前記半剛性体上の中央部と、 前記ペンシルの前記ペンシル接合端（１８）の近傍の前記半剛性体のオフセッ ト移行部（２７）であって、自身を貫通する通路（１５）を備えて、前記口（２ １）と前記中央部とを接続するとともに、該口と該中央部とを整列させるオフセ ット移行部（２７）と、 前記開口（１６）から前記コネクタ（２２）まで全体に亘って伸長する概ね均 一の断面積を有して、自身を貫通する流れを概ね一定にする前記通路（１５）で あって、前記中央部内の前記通路（１５）が概ねＤ字状の断面を有するとともに 、前記ペンシルが該ペンシルの一方の側に沿った制御装置を含み、前記半剛性体 が前記制御装置に対向する側で前記ペンシルと嵌合係合状態に嵌め合って、全体 の嵩を最小限にするとともに、前記ペンシルと、前記半剛性体との間の回転を阻 止するよう形状にされている前記通路（１５）とを備えたことを特徴とする軸線 を有する電気外科用ペンシルの吸引器付属装置。 １３．吸引器付属装置（１０）と軸線を有する電気外科用ペンシル（１１）と を結合する方法であって、 該ペンシル（１１）は、末端（１３）に電極（１２）を備え、前記吸引器付属 装置（１０）は、一定の源から減圧を伝達して、手術部位から流体を除去し、軸 線にほぼ平行に伸長する通路（１５）を備える半剛性体を有し、 前記方法は、 前記剛性体を前記細長い電気外科用ペンシル（１１）に該ペンシルと同範囲に 伸長するように嵌合当接させる段階と、 該半剛性体の前記末端部分（１７）で概ね前記電極（１２）のまわりに前記開 口（１６）を患者に対面するように接続する段階と、 前記電極（１２）の後方の前記ペンシル接続端（１８）のそばに前記開口（１ ６）を配置する段階であって、前記ペンシル接合端（１８）が前記ペンシル（１ １）の前記末端（１３）のまわりに概ね液密係合する形状にされた前記電極（１ ２）の後方の前記ペンシル接続端（１８）のそばに前記開口（１６）を配置する 段階と、 前記電極（１２）を縁（１９、２０）を波形にしてその対向する縁を切り取っ たままにして、可視性の増大と、流体除去中の組織細くの低減と、電極（１２） に沿った流体流の対流による該電極の温度の低下を図った前記開口（１６）内に 同軸状に位置決めする段階と 前記末端部分（１７）のペンシル接合端（１８）と開口（１６）との間の口（ ２１）を前記通路（１５）及び前記開口（１６）と流体連絡状態に接続する段階 と、 減圧に接続するホース用のコネクタ（２２）を前記開口（１６）に対向して前 記半剛性体の端部に配置する段階と、 中央部（２３）を電気外科用ペンシル（１１）の概ね近傍且つ該ペンシルと同 範囲に伸長するように、且つ、前記口（２１）と前記コネクタ（２２）との間に 配置して、該口と該コネクタとを接続する段階と、 前記中央部を前記ペンシルに接合する段階と、 前記中央部コネクタ（２２）において直立したリブ（２４）で前記電気外科用 ペンシルを（１１）を、該ペンシルの前記末端（１３）のまわりに前記開口（１ ６）を概ね液密係合状態に維持するようにし、前記半剛性体を前記制御装置に対 向した側で嵌合係合状態に前記ペンシル（１１）と嵌め合って、全体の嵩を最小 限にするような形状にして、前記ペンシル（１１）と前記吸引器装置（１０）と の相対的軸線方向移動を阻止するようにするとともに、前記ペンシル（１１）と 前記半剛性体との間の回転を阻止するようにする段階と、 前記口（２１）と前記半剛性体のオフセット移行部（２７）を前記ペンシルの 前記ペンシル接合端（１８）の近傍で整列させて、前記口（２１）と、前記中央 部とを接続する段階と、 それにより、全体に亘り概ね断面積が均一である前記通路（１５）を前記開口 （１６）から前記コネクタ（２２）まで伸長させて、流れを概ね一定にする段階 と、 前記嵌め合い係合部に対向した前記ペンシルの一方の側に沿って前記ペンシル （１１）上に制御装置を含む段階とを備えたことを特徴とする吸引器付属装置と 軸線を有する電気外科用ペンシルとを結合する方法。 １４．軸線を有する電気外科用ペンシル（１１）の吸引器付属装置（１０）で あって、前記ペンシルが末端（１３）に電極（１２）を備え、前記吸引器付属装 置が減圧を伝達して、患者の手術部位から流体を除去する軸線を有する電気外科 用ペンシルの吸引器付属装置において、 前記軸線に著しく平行に伸長し、前記細長い電気外科用ペンシル（１１）に該 ペンシルと同範囲に亘って嵌合当接する形状にされ、且つ、貫通する通路（１５ ）を有する半剛性中空体（１４）と、 該半剛性体の前記末端部分（１７）にあり、概ね前記電極（１２）のまわりに あり且つ患者に向かって対向し、前記末端部分（１７）が前記電極（１２）の後 方にペンシル接合端（１８）を含み且つ前記ペンシルの前記末端（１３）のまわ りに概ね液密係合する形状にされた開口（１６）であって、前記開口（１６）が 波形にされて、該開口（１６）の対向する縁（１９、２０）を切り取ったままに して、可視性の増大、流体除去中の組織補足の低減及び前記電極（１２）に沿っ た流体流の対流による該電極（１２）の温度の低下を図った開口（１６）と 前記末端部分（１７）の前記ペンシル接合端（１８）と、患者の方を向いた開 口（１６）との間にあって、前記通路（１５）及び前記開口（１６）と流体連絡 している口（２１）と、 前記開口（１６）に対向した前記半剛性体の端部のコネクタ（２２）であって 、前記通路（１５）と流体連絡されて、減圧作用により流体を除去する形状にさ れたコネクタ（２２）と、 前記電気外科用ペンシル（１１）の略近傍で且つ該ペンシルと同範囲に亘って 配置された前記半剛性体上の中央部であって、前記口（２１）と前記コネクタ（ ２２）との間にあって、該口と該コネクタとを接合し且つ前記ペンシルに接合す る中央部と、 前記ペンシルの前記ペンシル接合端（１８）に近傍の前記半剛性体のオフセッ ト移行部（２７）であって、自身を貫通する通路（１５）を備えて、前記口（２ １）と、前記中央部とを接続するとともに、該口と、該中央部とを整列させるオ フセット移行部（２７）と、 前記開口（１６）から前記コネクタ（２２）まで全体に亘って伸長する概ね均 一の断面積を有して、自身を貫通する流れを概ね一定にするとともに、前記半剛 性体が該半剛性体内の減圧から及び取り扱い及び使用中に圧潰されるのを阻止す るようにする前記通路（１５）とを備えたことを特徴とする軸線を有する電気外 科用ペンシルの吸引器付属装置。 １５．軸線を有する電気外科用ペンシル（１１）の吸引器付属装置（１０）で あって、前記ペンシルが末端（１３）に電極（１２）を備え、前記吸引器付属装 置が減圧を伝達して、患者の手術部位から流体を除去する軸線を有する電気外科 用ペンシルの吸引器付属装置において、 前記軸線にほぼ平行に伸長し、前記細長い電気外科用ペンシル（１１）に該ペ ンシルと同範囲に亘って嵌合当接する形状にされ、且つ、貫通する通路（１５） を有する半剛性中空体（１４）と、 該半剛性体の末端部分（１７）の開口（１６）であって、該開口（１６）は、 概ね前記電極（１２）のまわりにあり且つ患者に向かって対向しており、前記末 端部分（１７）は、前記電極（１２）の後方にペンシル接合端（１８）を含み且 つ前記ペンシルの前記末端（１３）のまわりに概ね液密係合する形状にされた開 口（１６）と、 前記末端部分（１７）の前記ペンシル接合端（１８）と患者の方を向いた開口 （１６）との間にあって、前記通路（１５）及び前記開口（１６）と流体連絡し ている口（２１）と、 前記開口（１６）の反対側の前記半剛性体の端部のコネクタ（２２）であって 、前記通路（１５）と流体連絡されて、減圧作用により流体を除去する形状にさ れたコネクタ（２２）と、 前記電気外科用ペンシル（１１）の略近傍で且つ該ペンシルと同範囲に亘って 配置され、前記口（２１）と、前記コネクタ（２２）との間にあって、該口と、 該コネクタとを接合し且つ前記ペンシルに接合する前記半剛性体上の中央部であ って、該中央部が前記電気外科用ペンシル（１１）と係合し、前記ペンシルの前 記末端（１３）のまわりに前記開口（１６）が概ね液密係合するのを保持し、且 つ、前記ペンシルと、前記付属装置との間の相対的な軸線方向移動を阻止するよ うに位置決めされた直立したリブ（２４）を有する前記半剛性体上の中央部と、 前記ペンシルの前記ペンシル接合端（１８）に近傍の前記半剛性体のオフセッ ト移行部（２７）であって、自身を貫通する通路（１５）を備えて、前記口（２ １）と、前記中央部とを接続するとともに、該口と該中央部とを整列させるオフ セット移行部（２７）と、 前記開口（１６）から前記コネクタ（２２）まで全体に亘って伸長する概ね均 一の断面積を有して、自身を貫通する流れを概ね一定にするとともに、前記半剛 性体が該半剛性体内の減圧から及び取り扱い及び使用中に圧潰されるのを阻止す るようにする前記通路（１５）とを備えたことを特徴とする軸線を有する電気外 科用ペンシルの吸引器付属装置。 １６．軸線を有する電気外科用ペンシル（１１）の吸引器付属装置（１０）で あって、前記ペンシルが末端（１３）に電極（１２）を備え、前記吸引器付属装 置が減圧を伝達して、患者の手術部位から流体を除去する軸線を有する電気外科 用ペンシルの吸引器付属装置において、 前記軸線にほぼ平行に伸長し、前記細長い電気外科用ペンシル（１１）に該ペ ンシルと同範囲に亘って嵌合当接する形状にされ、且つ、貫通する通路（１５） を有する半剛性中空体（１４）と、 該半剛性体の末端部分（１７）の開口（１６）であり、該開口（１６）が概ね 前記電極（１２）のまわりにあり且つ患者に向かって対向しており、前記末端部 分（１７）が前記電極（１２）の後方にペンシル接合端（１８）を含み且つ前記 ペンシルの前記末端（１３）のまわりに概ね液密係合する形状にされた開口（１ ６）と、 前記開口（１６）の前記ペンシル接合端（１８）と、患者の方を向いた開口（ １６）との間にあって、前記通路（１５）及び前記開口（１６）と流体連絡して いる口（２１）と、 前記開口（１６）の反対側の前記半剛性体の端部のコネクタ（２２）であって 、前記通路（１５）と流体連絡されて、減圧作用により流体を除去する形状にさ れたコネクタ（２２）と、 前記電気外科用ペンシル（１１）の略近傍で且つ該ペンシルと同範囲に亘って 配置され、前記口（２１）と前記コネクタ（２２）との間にあって、該口と該コ ネクタとを接合し且つ前記ペンシルに接合する前記半剛性体上の中央部であって 、前記ペンシルが該ペンシルの一方の側に沿った制御装置を含み、前記半剛性体 が前記制御装置に対向する側で前記ペンシルと嵌合係合状態に嵌め合って、全体 の嵩を最小限にするとともに、前記ペンシルと、前記半剛性体との間の回転を阻 止する形状にされている前記半剛性体上の中央部と、 前記ペンシルの前記ペンシル接合端（１８）の近傍の前記半剛性体のオフセッ ト移行部（２７）であって、自身を貫通する通路（１５）を備えて、前記口（２ １）と前記中央部とを接続するとともに、該口と該中央部とを整列させるオフセ ット移行部（２７）と、 前記開口（１６）から前記コネクタ（２２）まで全体に亘って伸長する概ね均 一の断面積を有して、自身を貫通する流れを概ね一定にするとともに、前記半剛 性体が該半剛性体内の減圧から及び取り扱い及び使用中に圧潰されるのを阻止す るようにする前記通路（１５）と、を備えたことを特徴とする軸線を有する電気 外科用ペンシルの吸引器付属装置。 １７．吸引器付属装置（１０）及び軸線を有する電気外科用ペンシル（１１） を使用及び接合する方法であって、前記ペンシルが末端（１３）に電極（１２） を備え、前記吸引器付属装置（１０）が減圧を伝達して開口（１６）を介して患 者の手術部位の流体を除去し、前記吸引器付属装置（１０）は、軸線に著しく平 行に該吸引器付属装置を貫通して伸長する通路（１５）を備えた半剛性体を有す る吸引器付属装置及び軸線を有する電気外科用ペンシルを使用及び接合する方法 において、 前記電極（１２）を前記開口（１６）内に同軸状に配置して、該開口から前記 手術部位へ向かって軸線方向に伸長させる段階と、 前記吸引器付属装置を前記ペンシルの前記末端（１３）と対向する端に接合す る段階と、 前記接合した吸引器付属装置とペンシルとを一体に前記軸線に対してほぼ平行 となる関係に維持する段階と、 前記ペンシル制御装置と対向させて前記吸引器付属装置を備えて、前記制御装 置への接近を妨害のないものとする段階と、 前記開口（１６）を前記末端部分（１７）の前記電極（１２）のまわりに前記 吸引器中央部とオフセットさせ且つ平行に同軸状に配置する段階と、 前記開口（１６）と、前記平行な吸引器付属装置との間に前記通路（１５）を 伸長するオフセット移行部（２７）により口（２１）を介して前記開口（１６） と、前記平行な吸引器付属装置とを接続する段階と、 一定の源から前記通路（１５）、前記オフセット移行部（２７）及び前記開口 （１６）を介して前記手術部位の環境まで減圧を伝達する段階と、を含むことを 特徴とする吸引器付属装置及び軸線を有する電気外科用ペンシルを使用及び接合 する方法。 １８．前記吸引器付属装置を一対のクリップ（２５）で前記ペンシル（１１） に固着する段階と、前記末端１３に対向する端で前記ペンシルに係合する直立し たリブ（２４）で該吸引器付属装置と該ペンシル（１１）との間の軸線方向の移 動を防止する段階とにより前記接合した吸引器付属装置とペンシルとを横方向に 一体に維持する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項１７に記載の吸引 器付属装置及び軸線を有する電気外科用ペンシルを使用及び接合する方法。 １９．前記半剛性体を超音波エネルギーを用いてポリマープラスチックから成 る鏡像部品から液密通路（１５）に組み立てる段階を更に含むことを特徴とする 請求項１７に記載の吸引器付属装置及び軸線を有する電気外科用ペンシルを使用 及び接合する方法。