JPH10340319A - Icカード読み書き装置 - Google Patents

Icカード読み書き装置

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JPH10340319A
JPH10340319A JP14936597A JP14936597A JPH10340319A JP H10340319 A JPH10340319 A JP H10340319A JP 14936597 A JP14936597 A JP 14936597A JP 14936597 A JP14936597 A JP 14936597A JP H10340319 A JPH10340319 A JP H10340319A
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JP
Japan
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Application number
JP14936597A
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English (en)
Inventor
Koichi Yoneda
幸一 米田
Tetsuji Inamitsu
哲治 稲光
Masayuki Inoue
雅之 井上
Shigeyuki Ito
滋行 伊藤
Minoru Takami
高見  穣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードの情報処理と外部装置との接続負
担を軽減可能とする。 【解決手段】 ICカード読み書き装置12において、
カード装着部3には、サービス提供者カードが装着され
ており、カード装着部4に使用可能で商品購入可能な残
金がある利用者カードが装着されると、マイコン1は、
外部接続部6を介して接続される自動販売機13のマイ
コン14に“L”の利用者カードステータス情報DUS
送り使用可能な利用者カードが装着されたことを知らせ
る。そこで、自動販売機13で利用者が所望の商品の商
品ボタンを押すと、マイコン14は金額転送処理開始信
号DSTを“L”とし、これにより、マイコン1は、利用
者カードからサービス提供者カードに、記憶媒体2に記
憶されている商品の値段分の金額情報の転送制御を行な
う。これが終わると、マイコン1は金額転送処理終了信
号DSPを“L”とし、マイコン14は利用者に商品提供
の制御を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード式商品取引
装置に係り、特に、金額情報の転送制御機能を有するI
Cカード読み書き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ICカード読み書き装置は、パ
ソコンまたはマイコンを有するシステムによって制御さ
れている。ICカードの情報はこれらの制御システムに
取り込まれ、取引きが処理される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のICカ
ード読み書き装置を既存のシステムへ新たに追加する場
合、カードの情報を処理するためのソフトウエアを処理
システムに追加する必要があった。ICカードはセキュ
リティの高さが特徴の1つであり、用途によっては、処
理ソフトウエアの追加は容易にできない。また、その容
量は比較的大きなものとなっている。さらに、ハードウ
エアとして、ICカードの電源やグランド,リセット,
データ,クロック,カードの検出信号,排出命令信号な
どが必要であった。
【0004】本発明の目的は、ICカードの情報を処理
するためのソフトウエアを予め内蔵し、ICカードの処
理を自動的に行なう機能を持たせることにより、接続す
る外部装置の負担を減らすことができるようにしたIC
カード読み書き装置を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、自動販売機などの特
定金額を処理するシステムに使用する場合のために、既
存のシステムとの配線数を減らすことができるようにし
たICカード読み書き装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、サービス提供者カードとしてのICカー
ドと利用者カードとしてのICカードとを装着するため
のカード装着部を実装し、これらカード間のデータ転送
と外部装置との通信とを制御するためのシステム制御部
と、利用者カードの排出手段とを備えている。
【0007】また、本発明は、自動販売機などの特定金
額を処理するシステムのために、複数種類の金額を設定
する機能を有し、この金額を設定番号で指定することに
より、既存のシステムとの配線数を減らすことができる
ようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。
【0009】図1は本発明によるICカード読み書き装
置の第1の実施形態を示すブロック図であって、1はマ
イコン、2は記憶媒体、3,4はカード装着部、5はカ
ード排出機構、6は外部機器接続部、7はカード検出ス
イッチ、8はカードコンタクト、9はカード検出スイッ
チ、10はカードコンタクト、11は表示部(ここで
は、液晶ディスプレイ装置とする)、12はこの実施形
態のICカード読み書き装置、13は外部機器としての
自動販売機、14はマイコンである。
【0010】同図において、ICカード読み書き装置1
2は、外部機器接続部6により、外部機器と接続されて
いるが、ここでは、この外部機器を自動販売機13とす
る。
【0011】このICカード読み書き装置12には、2
つのカード装着部3,4が設けられており、カード装着
部3には、サービス提供者(自動販売機13による商品
の提供者)用のICカード(以下、サービス提供者カー
ドという)が装着され、カード装着部4には、この自動
販売機13から商品の提供を受ける利用者用のICカー
ド(以下、利用者カードという)が装着される。
【0012】このカード装着部3において、カードコン
タクト8は装着されたICカードの電気的切片が接触す
る部分であり、この電気的切片がこのカードコンタクト
8と接触することにより、このICカードに内蔵されて
いるマイコンやメモリなどのICがマイコン1と電気的
に接続されることになる。カード検出スイッチ7はカー
ド装着部3にサービス提供者カードが装着されているか
否かを検出するものであり、その検出結果に応じて異な
るレベルの検出信号をマイコン1に提供する。同様にし
て、カード装着部3において、装着された利用者カード
の電気的切片が接触するカードコンタクト10と、利用
者カードが装着されたか否かを検出するカード検出スイ
ッチ9とが設けられている。
【0013】マイコン1は、外部機器接続部6を介して
自動販売機13のマイコン14と情報のやり取りを行な
うことにより、自動販売機13での商品の販売の管理を
行なうとともに、販売が行なわれると、カード装着部4
に装着された利用者カードからカード装着部3に装着さ
れているサービス提供者カードへの金額情報の転送制御
を行なう。なお、カード装着装置3には、サービス提供
者カードが常時装着されている。
【0014】また、利用者がその利用者カードをカード
装着部4に装着して自動販売機13を利用するときに
は、マイコン1はその操作手順を液晶ディスプレイ装置
11に表示させ、利用者に対して操作性を向上させる。
【0015】さらに、マイコン1は、商品販売の管理に
おいて、後述する種々の理由によってこの販売ができな
いときには、その理由を表わすメッセージを液晶ディス
プレイ装置11に表示させて利用者に知らせるととも
に、カード排出命令DEを発生してカード排出機構5を
動作させ、カード装着部4に装着されている利用者カー
ドを自動的に排出させる。また、商品の販売が終了した
ときも、同様にして、利用者カードを排出させる。
【0016】記憶媒体2には、自動販売機13で販売さ
れる商品の値段のデータ(これは、後述のように、利用
者カードからサービス提供者カードに転送される金額で
あるから、以下、転送金額という)が格納されており、
マイコン1は、商品販売の管理に際しては、この記憶媒
体2から転送金額情報を読み取って利用する。
【0017】次に、この実施形態の動作を図2及び図3
を用いて説明するが、ここでは、自動販売機13で販売
される商品は同じ値段とする。
【0018】まず、図2において、上記のように、カー
ド装着部3にはサービス提供者カードが装着されてお
り、カード検出スイッチ7からの“L”(ローレベル)
の検出信号により、これをマイコン1が検出している。
また、マイコン1は、カード装着部4のカード検出スイ
ッチ9からの端子レベル(検出信号)を取り込み(ステ
ップ100)、そのレベルを検出することにより(ステ
ップ101)、カード装着部4での利用者カードの装着
の有無を判定する。利用者カードが装着されていないと
きには、この検出信号のレベルは“H”(ハイレベル)
であるが、これが装着されると、“L”となる。
【0019】カード装着部4に利用者カードが装着され
てカード検出スイッチ9の検出信号のレベルが“L”と
なると(ステップ101)、マイコン1は装着された利
用者カードにリセット信号を供給する(ステップ10
2)。この利用者カードは、このリセット信号を受ける
と、そこに内蔵されているマイコンがリセット動作をす
るとともに、この利用者カードの正当性を示すデータを
発生してマイコン1に送る。これにより、マイコン1
は、このデータを受信して装着された利用者カードの正
当性を判別する(ステップ103)。
【0020】マイコン1は、また、この受信データか
ら、利用者カードとの間の通信プロトコルの種別を示す
通信プロトコルデータの判別を行ない、通信プロトコル
データが0,1以外の場合、この利用者カードとの通信
は不可能と認識し(ステップ104)、液晶ディスプレ
イ装置11に装着された利用者カードが取り扱い不可能
であることを示すメッセージを表示させるとともに(ス
テップ108)、カード排出機構5に排出命令DEを送
って制御して、利用者カードを強制的に排出する(ステ
ップ109)。
【0021】また、上記の通信プロトコルデータが0ま
たは1である場合には(スイップ104)、マイコン1
は、アクセス権の判別、即ち、利用者カードでの金額情
報(残金)のアクセス権を示す鍵データの判別を行なう
(ステップ105)。この鍵データが0以外の場合に
は、マイコン1は、この利用者カードの金額情報のアク
セスは不可能と認識して、液晶ディスプレイ装置11に
利用者カードは取り扱い不可能であることを示すメッセ
ージを表示させる(ステップ108)とともに、カード
排出機構5に排出命令DEを送って利用者カードを強制
的に排出する(ステップ109)。
【0022】鍵データが0の場合には(ステップ10
5)、マイコン1は、利用者カードでの金額情報からそ
の残金の判別を行ない、この残金と記憶媒体2に登録さ
れている商品の値段(即ち、転送金額)を比較する(ス
テップ106)。そして、この残金がこの転送金額に満
たない場合には、取引が不可能と認識し、液晶ディスプ
レイ装置11に利用者カードは取り扱い不可能であるこ
とを示すメッセージを表示させ(ステップ108)、カ
ード排出機構5に排出命令DEを送って利用者カードを
強制的に排出する(ステップ109)。
【0023】このように、ICカード読み書き装置12
が、自動販売機13から独立して、利用者カードが利用
可能であるかどうかの判別を実行する。
【0024】そして、装着された利用者カードがステッ
プ104〜106の上記各条件を満足している場合に
は、マイコン1は、外部機器接続部6を介して、利用者
カードが取引可能なICカードであり、金額情報の転送
が可能であることを示す“L”の利用者カードステータ
ス情報DUSを自動販売機13のマイコン14へ送信する
(ステップ107)。
【0025】そこで、自動販売機13は、この“L”の
利用者カードステータス情報DUSを受信すると、利用者
へ自動販売機13での商品ボタンの選択を促す。その
間、マイコン1は、図3において、自動販売機13のマ
イコン14から送られる金額転送処理開始信号DSTを外
部機器接続部6を介して検出し(ステップ110)、そ
のレベルを判別している(ステップ111)。この金額
転送処理開始信号DSTのレベルは、通常、“H”である
が、自動販売機13で商品ボタンが押されると、“L”
となる。
【0026】金額転送処理開始信号DSTが“L”となる
と、マイコン1は、利用者カードからサービス提供者カ
ードへ記憶媒体2から読み取った転送金額情報(即ち、
利用者が購入する商品の値段分の金額情報)の転送を制
御する。即ち、利用者カードで残金からこの転送金額分
を差し引く処理を行ない、サービス提供者カードでこれ
と同じ金額を加算する処理を行なう(ステップ11
2)。
【0027】かかる金額情報の転送制御が、ICカード
読み書き装置12により、自動販売機13とは独立して
行なわれるため、マイコン1は、かかる金額情報の転送
処理を終了すると、必ずこの転送終了結果を示す金額転
送処理終了信号DSPを、外部機器接続部6を介して、自
動販売機13のマイコン14へ通知する。ここで、この
金額情報の転送終了時には、マイコン1は、サービス提
供者カードと利用者カードとのいずれか一方もしくは両
方からのデータにより、この転送が正常に終了したか否
かを判定する(ステップ113)。これが正常に終了し
た場合には、マイコン1は、“L”の金額転送処理終了
信号DSPを送ってこれを自動販売機13のマイコン14
へ通知し、次いで、カード排出機構5に排出命令DE
送って利用者カードを強制的に排出する(ステップ11
5)。自動販売機13では、マイコン14の制御によ
り、選択された商品を利用者に提供する。また、上記金
額情報の転送処理が正常に行なわれなかった場合には
(ステップ113)、マイコン1は、金額情報の転送処
理をキャンセルするとともに、“H”の金額転送処理終
了信号DSPを送って(詳細には、マイコン14が金額転
送処理開始信号DSTを“L”してから一定時間経過して
も、この金額転送処理終了信号DSPを“H”に保持して
おく)これを自動販売機13のマイコン14へ通知する
とともに、転送処理の異常終了の原因を表わすメッセー
ジを液晶ディスレイ装置11に表示させ(ステップ11
4)、カード排出機構5に排出命令DEを送って利用者
カードを排出させる(ステップ115)。マイコン14
は、この“H”の金額転送処理終了信号DSPにより、自
動販売機13からの商品の提供を禁止する。
【0028】図4は最小構成のインターフェースによる
自動販売機に接続された場合の本発明によるICカード
読み書き装置の第2の実施形態を示すブロック図であっ
て、図1に対応する部分には同一符号をつけて重複する
説明を省略する。
【0029】この第2の実施形態では、図1で説明した
第1の実施形態と同様の構成をなしているが、自動販売
機13では、値段が異なる商品を販売するものとし、マ
イコン14が利用者によって選択された商品のボタンに
応じた(即ち、商品の値段に応じた)金額番号指定信号
CNをICカード読み書き装置12に送るようにしてい
る。この商品の値段としては複数の種類があり、夫々の
値段の金額情報夫々に番号(以下、金額番号という)が
付されて記憶媒体2に格納されているが、金額番号指定
信号DCNは商品の値段に対応した金額番号を指定する。
かかる金額番号指定信号DCNは、それが指定する金額の
種類毎に異なる信号線を介して、ICカード読み書き装
置12に伝送される。
【0030】次に、この第2の実施形態の動作を図5〜
図8を用いて説明する。
【0031】まず、図5において、ステップ200〜2
04,207,209で表わされる動作は、図2におけ
るステップ100〜105,108,109で表わされ
る動作と同様、装着された利用者カードの有無,正当性
の判別,アクセス権の良否の判定などの動作を表わすも
のである。従って、鍵データが0であるものとして(ス
テップ204)、以下、この第2の実施形態の動作を説
明する。
【0032】鍵データが0であると、次に、マイコン1
は、装着された利用者カードとサービス提供者カードと
で夫々使用される通貨を判別し(ステップ205)、種
類が共通の通貨(即ち、共通通貨)があるかどうか判定
する(ステップ206)。共通通貨がない場合には、マ
イコン1は、液晶ディスプレイ装置11に利用者カード
は共通通貨を持たないことを表示し(ステップ20
8)、排出命令DE をカード排出機構5に送って利用者
カードを強制排出させる(ステップ209)。
【0033】これら利用者カードとサービス提供者カー
ドとに共通通貨がある場合には、図6において、利用者
カードから残金(以下、カード残金という)を取得し
(ステップ210)、記憶媒体2に設定されている商品
の設定金額(値段)とこのカード残金を比較する(ステ
ップ211)。このカード残金が少ない場合には、商品
購入フラグをOFFにし(ステップ213)、このカー
ド残金が多い場合には、商品購入フラグをONにする
(ステップ212)。そして、1つの商品の設定金額と
カード残金との比較が終わると、記憶媒体2にまだ比較
していない商品の設定金額があるかどうかを判別し(ス
テップ214)、かかる設定金額がある場合には、次の
商品の設定金額を記憶媒体2から読み取って(ステップ
215)、これについてステップ211からの処理を繰
り返す。
【0034】かかる動作の過程において、商品購入フラ
グがONとなる商品の設定金額があると、最低金額フラ
グがONする。
【0035】商品の全設定金額とカード残金との比較が
終了すると(ステップ214)、マイコン1は、最低金
額フラグのON,OFFを判別する(ステップ21
6)。この最低金額フラグがOFFの場合には、液晶デ
ィスプレイ装置11で利用者カードに必要残金がないこ
とを表示し(ステップ217)、上記のようにして利用
者カードを強制排出させる(図5のステップ209)。
また、最低金額フラグがONの場合には、自動販売機1
3が正常に動作しているかどうかを確認するために、そ
のマイコン14からの金額転送処理開始信号DSTのレベ
ルを確認する(ステップ218)。このとき、利用者カ
ードステータス情報DUSは“H”であり、この状態で金
額転送処理開始信号DSTが“L”であるときには、自動
販売機13に異常がある。そこで、マイコン1はこのこ
とを液晶ディスプレイ装置11に表示させる(ステップ
220)とともに、上記のようにして利用者カードを強
制排出させる(図5のステップ209)。利用者カード
ステータス情報DUSが“H”で金額転送処理開始信号D
STが“H”であるときには、自動販売機13は正常であ
り、そこで、マイコン1は、利用者カードを正常に受け
付けたとして利用者カードステータス情報DUSを“L”
にし、自動販売機13のマイコン14に送る(ステップ
221)。
【0036】その後、自動販売機13からの応答を確認
するため、図7において、マイコン1は、金額転送処理
開始信号DSTを確認して(ステップ222)、これが
“L”になるまで待機する(ステップ223)。利用者
カードステータス情報DUSが“L”の状態で利用者が自
動販売機13のいずれかの商品ボタンを押すと、金額転
送処理開始信号DSTが“L”になり、これにより、マイ
コン1は利用者によって自動販売機13のいずれかの商
品ボタンが押されたと判断し、マイコン14からのこの
押された商品ボタンで販売される商品の設定金額を指定
する金額番号を表わす金額番号指定信号DCNの確認を行
ない(ステップ224)、この金額番号指定信号DCN
指定する商品の設定金額を記録媒体2から取得する(ス
テップ225)。ここで、自動販売機13は、金額転送
処理開始信号DSTを“L”にする前に、押された商品ボ
タンに対する金額番号を金額番号指定信号DCNに設定し
ておく。
【0037】次に、マイコン1は、この金額番号指定信
号DCNで金額番号が指定された商品の設定金額の商品購
入フラグ(これは、図6のステップ212,213でO
NまたはOFFに設定されている)を判別し(ステップ
226)、この商品購入フラグがOFFであれば(ステ
ップ227)、この指定された商品の設定金額が残金を
越えることになるので、液晶ディスプレイ装置11に指
定商品に対する残金がないことを表示し(ステップ23
1)、上記のようにしてカード排出機構5が利用者カー
ドを強制排出するようにする(ステップ233)。
【0038】これに対し、商品購入フラグがONのとき
には(ステップ227)、利用者カードで指定された商
品の設定金額の引き落とし処理とサービス提供者カード
へのこの設定金額の転送処理とを行なう(ステップ22
8)。ここで、装着されているサービス提供カードと利
用者カードとの一方もしくは両方からのデータにより、
この引き落とし処理が異常終了したことが判明したとき
には(ステップ229)、液晶ディスプレイ装置11に
引き落とし処理が異常終了したことを表示し(ステップ
232)、上記のようにしてカード排出機構5が利用者
カードを強制排出するようにする(ステップ233)
が、引き落とし処理が正常終了したことが判明したとき
は、金額転送処理終了信号DSPを“L”にして自動販売
機13に送り(ステップ230)、これに引き落とし処
理が正常終了したことを通知するとともに、上記のよう
にしてカード排出機構5が利用者カードを強制排出する
ようにする(ステップ233)。自動販売機13は、こ
の“L”の金額転送処理終了信号DSPを確認すると、商
品ボタンの押圧によって指定された商品を取り出し口に
送り出す。
【0039】以上の動作が終了すると、マイコン1は、
図8において、利用者カードステータス情報DUS
“H”にし(ステップ234)、その後、金額転送処理
開始信号DSTを確認して(ステップ235)、それが
“H”になるまで(即ち、自動販売機13が正常である
ことを確認するまで)待機し、“H”になると、金額転
送処理終了信号DSPを“H”にして(ステップ237)
全ての処理を終了する。
【0040】ここで、上記のように、利用者カードステ
ータス情報DUSは、マイコン1が自動販売機13に利用
者カードを正常に受け付けたことを通知する場合、
“L”に設定されるものであるが、利用者カードステー
タス情報DUSが“H”のとき(即ち、マイコン1が利用
者カードを正常に受け付けているとはしていないとして
いるとき)、金額転送処理開始信号DSTが“L”であれ
ば、自動販売機13が異常であることを表わしており、
また、利用者カードステータス情報DUSが“L”のとき
(即ち、マイコン1が利用者カードを正常に受け付けて
いるとしているとき)、金額転送処理開始信号DST
“L”となれば、自動販売機13で所定の商品ボタンが
押されたことを表わしている。
【0041】なお、例えば、商品が品切れの場合には、
自動販売機13側で売り切れの表示を出しており、この
状態では、利用者カードステータス情報DUSが“L”の
状態で商品選択ボタンが押されても、金額転送処理開始
信号DSTは“L”とならない(これも、自動販売機13
の異常の1つである)。これにより、ICカード読み書
き装置12は、利用者カードからサービス提供者カード
への金額転送を開始することができない。
【0042】図9は本発明によるICカード読み書き装
置の第3の実施形態の要部動作を示すフローチャートで
ある。
【0043】この実施形態も図4に示す構成をなしてい
る。通常の自動販売機13では、数種類の異なる値段の
商品が収められている。コインで買い物をしようとした
場合、例えば、110円のジュースを買うのに対し、1
00円コインを投入したときには、商品選択ボタンのラ
ンプは点灯しない。つまり、投入金額が希望する商品の
値段に達していないためであって、これに続いて10円
以上の金額を投入すると、ランプが点灯してその投入金
額以内の金額の商品を選択して買うことができるように
なる。ICカードで買い物をする場合にも、このICカ
ードの残金が投入金額であることを考えると、同様の動
作を行なわせることが必要である。
【0044】以下、この第3の実施形態の動作を図4を
参照して説明する。但し、先の各実施形態での利用者カ
ードの整合性の確認や必要最低金額の確認,自動販売機
13の状態の確認などは、先の第2の実施形態と同様で
あり、図5及び図6で示したステップ200〜221と
同様の処理が行なわれる。従って、図4はかかる処理に
続く処理を示すものである。
【0045】ここで、図9に示す動作に至るまでの図6
に示した動作を簡単に説明すると、カード残金を調べて
このカード残金で購入できる商品があるかどうか確認し
(ステップ210〜216)、このような商品があれ
ば、金額転送処理開始信号DSTにより、自動販売機13
が正常であるかどうかを確認し(ステップ218,21
9)、正常であれば(利用者カードステータス情報DUS
=“H”であるから、金額転送処理開始信号DST
“H”)、マイコン1は、利用者カードを正常に受け付
けて、利用者カードステータス情報DUSを“L”にする
(ステップ221)。かかる状態で図9に示す処理に移
るのである。
【0046】そこで、図9において、以上のように、利
用者カードステータス情報DUS=“L”、かつ金額転送
処理開始信号DST=“H”の状態で、自動販売機13の
マイコン14からの金額番号指定信号DCNを確認し(ス
テップ300)、この金額番号指定信号DCNで指定され
る金額番号に対応する商品の設定金額を記憶媒体2から
取得する(ステップ301)。この場合、まだ利用者が
自動販売機13の商品ボタンを押していなければ、金額
番号指定信号DCNは供給されないから、マイコン1は記
憶媒体2から設定金額を取得することができない。
【0047】しかる後、一定時間待機し(ステップ30
2)、金額転送処理開始信号DSTを確認する(ステップ
303)。このとき、まだ利用者が自動販売機13の商
品ボタンを押していないときには、上記のように、金額
転送処理開始信号DSTは“H”である(ステップ30
4)。このように、一定時間待機後の金額転送処理開始
信号DSTのレベルが“Hであるときに、マイコン1は利
用者カードの残金の確認が要求されているものと判断す
る。
【0048】そこで、この利用者カードの残金の確認の
ために、マイコン1は、金額番号指定信号DCNで指定す
る金額番号に対する商品の設定金額の商品購入フラグ
(図6のステップ212)を判別する(ステップ30
5)。しかし、自動販売機13の商品ボタンが押されな
いときには、指定される金額番号がないから、商品購入
フラグはないのであるが、この場合には、特別に、商品
購入フラグをOFFと決めておき(ステップ306)。
利用者カードステータス情報DUSを“H”にする(ステ
ップ308)。これとともに、自動販売機13が正常で
あれば、マイコン14は金額転送処理開始信号DST
“H”にする。
【0049】そして、金額番号指定信号DCNが変更され
たかどうか判定するが(ステップ309)、ステップ3
02での一定の待機時間中に利用者が自動販売機13の
いずれかの商品ボタンを押すと、金額番号がこの押され
た商品ボタンに対応するものとなって、金額番号指定信
号DCNが変更されるから、この変更された金額番号指定
信号DCNについて、ステップ300からの同じ動作が再
開される。
【0050】但し、この場合、利用者カードステータス
情報DUSが“H”であるから、金額番号指定信号DCN
変更されても、自動販売機13が正常であれば、金額転
送処理開始信号DSTはそのまま“H”に保持される。
【0051】しかし、ステップ302での一定の待機時
間中に、まだ、利用者が自動販売機13の商品ボタンを
押さないと、ステップ309で金額番号指定信号DCN
変更されないと判定され、次いで、金額転送処理開始信
号DSTが再度確認されるが(ステップ310)、このと
き、この金額転送処理開始信号DSTは“H”であるから
(ステップ311)、ステップ309に戻ることにな
る。従って、この場合には、利用者が自動販売機13の
所望とする商品ボタンを押すまで、ステップ309,3
10,311を循環する動作を繰り返して待機する。そ
して、かかる待機状態で利用者が自動販売機13の所望
の商品ボタンを押すと、マイコン14からこれに対応す
る金額番号指定信号DCNを出力することになるから、マ
イコン1は金額番号指定信号DCNが変更したものと判定
し(ステップ309)、この金額番号指定信号DCNに対
して、ステップ300からの動作を再開する。なお、こ
の場合でも、利用者カードステータス情報DUSが“H”
であるから、金額転送処理開始信号DSTは“H”に保持
される。
【0052】そこで、以上のようにして金額番号指定信
号DCNが変更されてステップ300からの動作を再開す
ると、このときの金額転送処理開始信号DSTは“H”で
あるから(ステップ304)、変更された金額番号指定
信号DCNが指定する金額番号の商品の設定金額に対する
商品購入フラグを判別する(ステップ305)。
【0053】この商品購入フラグがON(これにより、
この金額番号指定信号DCNが指定する金額番号の商品を
カード残金で購入することができることを示している)
であるとき(ステップ306)、利用者カードステータ
ス情報DUSを“L”とし(ステップ307)、これとと
もに、上記のように、自動販売機13で商品ボタンが押
されたから、マイコン14により、金額転送処理開始信
号DSTも“L”になる。このとき、金額番号指定信号D
CNが変更されていなければ(ステップ309)、ステッ
プ310,311,312を介して図7のステップ22
4に移行する。
【0054】また、ステップ306で商品購入フラグが
OFF(これにより、この金額番号指定信号DCNが指定
する金額番号の商品をカード残金で購入することができ
ないことを示している)であるときには、利用者カード
ステータス情報DUSを“H”にし(ステップ308)、
これとともに、金額転送処理開始信号DSTを“H”にす
る。従って、次に金額番号指定信号DCNが変更になるま
で、ステップ309,310,311の動作を繰り返し
て待機する。
【0055】このようにして、カード残金で購入できる
商品のボタンが押されるまで、マイコン1はステップ3
09,311,312の動作を繰り返し、あるいは、ス
テップ300〜306,308,309の動作が行なわ
れ、カード残金を確認する待機状態にある。
【0056】この第3の実施形態では、利用者カードス
テータス情報DUSが“H”のとき(従って、金額転送処
理開始信号DSTが“H”となることにより)、カード残
金で商品購入が可能となるまで以上のような待機状態に
あって、カード残金の確認を行なうものであり、自動販
売機13側でも、商品ボタンを押されたにもかかわら
ず、利用者カードステータス情報DUSが“H”に保持さ
れていることから、各商品に対するカード残金の関係を
認識することができる。この場合、かかるステップ30
9〜311での待機中、図6のステップ217のよう
に、マイコン1が液晶ディスプレイ装置11で必要残金
がないことなどを表示するようにすることもできる。
【0057】図10は本発明によるICカード読み書き
装置の第4の実施形態の要部動作を示すフローチャート
である。
【0058】この第4の実施形態も図4に示す構成をな
している。この第4の実施形態においても、図5に示し
た動作により、利用者カードの整合性の確認が行なわ
れ、図10に示す動作は、図5でのステップ206で共
通通貨があると判定されたときに行なわれるものであ
る。以下、図10について説明する。
【0059】マイコン1は、図5で説明したように、利
用者カードの整合性が確認できたときには、利用者カー
ドの残金を取得し(ステップ400)、記憶媒体2で最
初に設定されている商品の設定金額とこのカード残金と
を比較する(ステップ401)。ここで、カード残金が
少ない場合には、図6でのステップ213と同様、この
商品の商品購入フラグをOFFにするとともに、全商品
購入フラグをOFFにして、ステップ407に移行す
る。また、ステップ401でカード残金の方が大きいと
判定した場合には、このステップ401の比較が最初の
商品の比較であるか否か判別し(ステップ402)、最
初の商品の比較であれば、この最初の商品の設定金額を
購入可能な最高金額と設定して(ステップ404)ステ
ップ405に進む。これ以外の商品の場合には、この商
品の設定金額を設定されているこの購入可能な最高金額
と比較し(ステップ403)、この商品の設定金額の方
が大きい場合には、購入可能な最高金額をこの設定金額
に変更するが(ステップ404)、商品の設定金額の方
が小さい場合には、購入可能な最高金額を変更しないで
ステップ405に進む。このステップ405では、図6
のステップ212と同様に、この設定金額に対し、商品
購入フラグと最低金額フラグとをONにし、ステップ4
07に進む。
【0060】ステップ407では、ステップ401で設
定金額をカード残金と比較した商品が記憶媒体2に記憶
されている最後の設定金額の商品で有るかどうかを判別
する(ステップ407)。最後の商品でなければ、次の
商品の設定金額に更新し、それについて、ステップ40
1からの動作を繰り返す。
【0061】このようにして、記憶媒体2に記憶されて
いる全ての商品の設定金額についての動作が終わると、
カード残金で購入できる設定金額の商品に対しては、商
品購入フラグがON、カード残金で購入できない設定金
額の商品に対しては、商品購入フラグがOFFとなる
が、さらに、このカード残金で購入できる最高の設定金
額が購入最高金額として設定されていることになる。ま
た、最低金額フラグがONであるときには、自動販売機
13が提供する商品のうちにはカード残金で購入できる
ものがあることを示しているが、全商品購入フラグがO
FFであるときには、自動販売機13が提供する商品の
うちにはカード残金で購入できないものがあることを示
し、これがONのときには、どの商品もカード残金で購
入できることを示している。
【0062】次に、最低金額フラグを判別し(ステップ
409)、最低金額フラグがOFFの場合には、自動販
売機13には、カード残金で購入できる商品は1つもな
いことを示すものであるから、マイコン1は液晶ディス
プレイ装置11に利用者カードに必要残金がないことを
表示し(ステップ413)、図5のステップ209に進
む。最低金額フラグがONに場合には、全商品購入フラ
グの判別を行ない(ステップ410)、これがOFFで
あれば、購入可能な最高金額を表示し(ステップ41
1)、これがONであれば、液晶ディスプレイ装置11
で総ての商品を買うことができることを表示させる(ス
テップ412)。
【0063】このように表示することにより、利用者と
しては、カード残量で全ての商品を選択購入できるもの
であれば、所望とする商品の商品ボタンを選択して押せ
ばよいし、購入可能最高金額が表示されるも、これが希
望する商品の値段よりも少なければ、これが簡単に認識
でき、コインを追加することにより、その商品を購入す
ることができることになる。
【0064】このようにして、利用者カードを現金を使
用するのと同様に使用することができて、利用者がカー
ド残金を知っておく必要がなく、希望する商品を購入す
ることができる。
【0065】図11は本発明によるICカード読み書き
装置の第5の実施形態の要部機能を示す構成図であっ
て、15はキー検索機能、16はデータ登録機能、17
は転送条件、18は登録番号データ、19はデータ検索
機能、20は転送条件設定機能、21は転送処理実行で
ある。
【0066】この第5の実施形態は、図4に示した構成
をなしており、これに図11に示す機能が付加されたも
のである。
【0067】図11において、この第5の実施形態で
は、図示するように、転送条件17の登録機能と転送条
件17の検索機能とを備えている。ここで、転送条件1
7とは、自動販売機13で販売する商品の利用者カード
からサービス提供者カードに転送される金額に関するデ
ータであって、商品毎に付される登録番号データとその
値段である転送金額データとその通貨単位を表わす転送
通貨データとからなっている。この転送条件17は記憶
媒体2に格納される。この第5の実施形態では、複数の
通貨単位に対してサービスを行なうことができるように
している。
【0068】ここで、登録機能とは、例えば、自動販売
機13に新たな商品を収納して販売を行なう場合、その
転送条件17を設定する機能であり、例えば、端末をI
Cカード読み書き装置12に接続し、その操作によって
転送条件を入力すると、その操作したキーを検索して入
力した転送条件を判断し(キー検索機能15)、これを
記憶媒体2に登録する(データ登録機能)ものである。
【0069】また、検索機能とは、利用者が自動販売機
13の所定の商品ボタンを押したとき、利用者カードか
らサービス提供者カードに金額転送処理を行なうため
に、その商品に対する登録番号からその商品に対する転
送条件を検索する機能であり、従って、この第5の実施
形態では、利用者が自動販売機13の所定の商品ボタン
を押すと、自動販売機13のマイコン14からICカー
ド読み書き装置12のマイコン1に、先の金額番号指定
信号の代わりに、登録番号指定信号が送られる。そこ
で、この検索機能は、この登録番号指定信号による登録
番号データ18を受けると、記憶媒体2からこの登録番
号に対する転送条件17を検索して(データ検索機能1
9)、転送条件の設定を行ない(転送条件設定機能2
0)、その後、金額転送処理を実行する(転送処理実行
21)。
【0070】次に、この第5の実施形態の動作を図12
及び図13により説明する。
【0071】まず、図12において、キーボタンによ
り、各商品の登録番号データと転送金額データと転送通
貨データの転送条件17を入力し、その記憶媒体2への
登録が図11の登録機能によって行なわれる(ステップ
500)。全ての商品の登録が終わると(ステップ50
1)、取扱商品の販売を開始する(ステップ502)。
【0072】利用者が利用者カード装着部4へ利用者カ
ードを装着すると、マイコン1は、カード検出スイッチ
9の検出出力によって利用者カードが装着されたことを
検出し(ステップ503,504)、利用者カードが取
引可能であるかどうか判別するためのデータを受信する
処理を行ない(ステップ505,506)、受信したこ
のデータに対して、通信プロトコルや金額情報データの
書き換え権利,利用者カードの残金状況などの条件を判
別する(ステップ507〜509)。そして、これらの
うちの1つでも満足しない場合には、挿入された利用者
カードは取引不可能であることを液晶ディスプレイ装置
11に表示させる(ステップ511)とともに、カード
排出機構5に排出命令DEを出力して利用者カードを強
制的に排出する(ステップ512)。また、上記条件の
いずれも満足する場合には、外部機器接続部6を介し、
利用者カードが取引能なカードであって、金額情報の転
送が可能であることを示す“L”の利用者カードステー
タスDUSを自動販売機13のマイコン14へ送信する。
【0073】以上のステップ503〜512の動作は、
図2に示す動作と同様である。
【0074】次に、図13において、自動販売機13
は、“L”の利用者カードステータスDUSを受信する
と、利用者に商品ボタンの選択を促す。その間、マイコ
ン1は、自動販売機13のマイコン14からの金額転送
処理開始信号DSTのレベルを検出し、それが“L”とな
るまで待機している(ステップ513,514)。
【0075】自動販売機13で所望商品ボタンが押され
ると、マイコン14は金額転送処理開始信号DST
“H”から“L”に反転させて、商品ボタンが押された
ことを示すとともに、この押された商品ボタンに対する
商品の登録番号を示す登録番号指定信号DLNをICカー
ド読み書き装置12のマイコン1に送信する。
【0076】そこで、マイコン1は、金額転送処理開始
信号DSTが“L”になったことを検出すると(ステップ
514)、登録番号指定信号DLNから登録番号データを
検出し(ステップ515)、図11で説明した検索機能
を実行してこの登録番号に対する転送金額データや転送
通貨データを検索して転送条件として設定する(ステッ
プ516)。この転送条件の設定が完了すると、マイコ
ン1は、利用者カードからサービス提供者カードへの転
送金額データ分の金額情報の転送を開始し(ステップ5
17)、その処理を制御する。
【0077】このように、この第5の実施形態において
も、ICカード読み書き装置12が金額情報の転送制御
を自動販売機13とは独立して行なうため、マイコン1
は、この金額情報転送の終了とともに、必ず転送終了結
果を示す“L”の金額転送処理終了信号DSPを自動販売
機13のマイコン14へ通知する。
【0078】そこで、マイコン1は、この金額情報の転
送が正常に終了した場合、“L”の金額転送処理完了信
号DSPに自動販売機13のマイコン14へ送信し(ステ
ップ518)、上記のようにしてカード排出機構5によ
って装着された利用者カードを自動的に排出させる(ス
テップ520)が、金額情報の転送処理が失敗した場合
には、“H”の金額転送処理終了信号DSPを自動販売機
13のマイコン14へ送信するとともに、転送処理の異
常終了の原因を液晶ディスレイ7に表示させて(ステッ
プ519)、挿入された利用者カードをカード排出機構
5によって自動的に排出させる(ステップ520)。
【0079】なお、この場合、金額情報の転送処理の失
敗には、カード残金が利用者が選択した商品の値段より
も少ない場合も含むものであり、この場合には、金額情
報の転送ができないので、取引が不成立として液晶ディ
スプレイ装置11のその旨を表示するとともに、利用者
カードが排出される。
【0080】図14は本発明によるICカード読み書き
装置の第6の実施形態の要部機能を示す構成図であっ
て、22はデータ検索機能、23はサービス提供者カー
ドであり、図11に対応する部分には同一符号を付けて
重複する説明を省略する。
【0081】この第6の実施形態は、図4に示した構成
をなしており、これに図14に示す機能が付加されたも
のである。
【0082】図14において、この第6の実施形態で
は、図示するように、転送条件の登録機能と転送条件1
7の検索機能とを備えているが、記憶媒体2に記憶され
る転送条件17は上記の登録番号データと転送金額デー
タであり、図11に示した転送通貨データは、取引通貨
データとして、夫々通貨番号データが付されてサービス
提供者カード23に格納されている。このために、IC
カード読み書き装置1でのマイコン1には、さらに、サ
ービス提供者カード23からこの取引通貨データを検索
するデータ検索機能22も備えている。
【0083】次に、図15及び図16を用いたこの第6
の実施形態の動作について説明するが、図15及び図1
6に示すステップ600〜615の動作は第5の実施形
態の図12及び図13に示したステップ500〜515
の動作と同じであるので、その説明を省略する。
【0084】図16において、ICカード読み書き装置
12のマイコン1は、自動販売機13のマイコン14か
らの登録番号指定信号DLN(上記の金額番号指定信号D
CNの変わりのもの)から登録番号データを検出すると
(ステップ615)、この登録番号データに対応する転
送金額データを記憶媒体2の転送条件17から検索する
(ステップ616)。この場合、記憶媒体2には、各転
送金額データ毎に、その金額の通貨単位に対する通貨番
号データが付加されている。そこで、この通貨番号デー
タを用いて、サービス提供者カード23でこの送金金額
データに対する取引通貨データを検索し(これが図14
におけるデータ検索機能である)、これと登録番号デー
タと先に記憶媒体2で検索した転送金各データとで転送
条件を設定する(ステップ617)。
【0085】以下はステップ618〜621の動作が行
なわれるが、これは図13でのステップ517〜520
の動作と同様である。
【0086】図17は本発明によるICカード読み書き
装置の第7の実施形態の要部機能を示す構成図であっ
て、24は利用者カード、25〜27はデータ検索機
能、28はデータ比較機能、29は両替機能、30は転
送制御機能、31は転送処理であり、図14に対応する
部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0087】この第7の実施形態は、図4に示した構成
をなしており、これに図17に示す機能が付加されたも
のである。
【0088】図17において、この第7の実施形態で
は、サービス提供者カード23には、図14に示した第
6の実施形態と同様のデータが格納されているが、記憶
媒体2には、特定の通貨単位での転送金額データが登録
番号データとともに転送条件17として記憶され、さら
に、利用者カード24に異なる複数の通貨単位の残金の
情報が格納されているものとする。ここでは、図示する
ように、利用者カード24には、100ドルと50ポン
ドと40フランと100マルクと200元の残金がある
ものとしている。また、サービス提供カード23には、
この自動販売機13で取引可能な通貨単位が取引通貨デ
ータとして格納されている。ここでは、日本円と米ドル
と英ポンドが取引可能な通貨とする。さらに、記憶媒体
2に記憶される転送条件17としては、商品ボタンに対
応する登録番号データとその商品ボタンの操作によって
提供される商品の値段を表わす転送金額データとが格納
されており、この転送金額(商品の値段)データの通貨
単位は、サービス提供者カード23に格納されている取
引通貨データのうちの指定されたものとする。ここで
は、通貨番号データが“1”の取引通貨データ(即ち、
日本円)を転送条件17での転送金額データの通貨単位
としている。従って、転送条件17において、たとえ
ば、登録番号データ“1”の商品の値段は120円とい
うことになる。
【0089】この第7の実施形態では、異なる通貨単位
でも、自動販売機13での商品取引ができるようにする
ものである。しかし、この取引は、サービス提供者カー
ド23で指定される通貨単位の値段で商品が売られるも
のであるから、この指定された通貨単位以外の通貨単位
を用いる場合には、その通貨単位の金額を指定された通
貨単位の金額に換算して取引きが行なわれる。このため
に、この換算のための変換定数(為替レート)も、図示
しないが、サービス提供者カード23に格納されてお
り、為替レートが変更した場合には、自動販売機13に
おいて、新たな変換定数のサービス提供者カード23と
入れ換えるようにすればよい。
【0090】そこで、この第7の実施形態では、利用者
カード24の残金に関する情報を検索するデータ検索機
能25と記憶媒体2の転送条件に関する情報を検索する
データ検索機能27とサービス提供者カード23の通貨
単位に関する情報を検索するデータ検索機能26とを備
えている。そして、さらに、これら3つのデータ検索機
能25,26,27で検索した各データを比較するため
のデータ比較機能28と、サービス提供者カード23の
通貨番号データ“1”に対応する通貨単位とは異なる通
貨単位に換算するための両替機能29と、金額情報の転
送制御機能30と、金額転送処理を実行する機能31と
を備えている。
【0091】次に、図18及び図19により、この第7
の実施形態の動作を説明する。
【0092】まず、図18において、ステップ700〜
708の動作は図5におけるステップ200〜209の
動作と同様であり、その説明を省略する。但し、ステッ
プ705,706においては、装着された利用者カード
24での通貨単位情報を示す利用通貨データをデータ検
索機能25により逐次検索して保持し、サービス提供者
カード23の取引可能な通貨単位を示す取引通貨データ
をデータ検索機能26により逐次検索して保持し、これ
ら利用通貨データと取引通貨データとを比較して、これ
ら利用者カード24とサービス提供者カード23とで合
致する通貨データがあるか否かを判別する(データ比較
機能28)。合致する通貨データが存在しない場合に
は、マイコン1は、液晶ディスプレイ装置11に装着さ
れた利用者カードは取引不可能であることを示すメッセ
ージを表示させ(ステップ707)、かつ上記のように
してカード排出機構5を制御し、利用者カード24を強
制的に排出する(ステップ708)。
【0093】ステップ706で合致した通貨データ(通
貨単位)が存在することが判明した場合、合致した通貨
データが単一か複数かを判別し(ステップ709)合致
した通貨データが1つだけである場合には、その通貨デ
ータを転送条件の転送通貨データとして設定するが、合
致した通貨データが複数存在する場合には、その合致し
た通貨データのうちで利用者カード24での金額情報で
ある残金データが一番多い数値の通貨データを転送条件
の転送通貨データとして設定する(ステップ710)。
【0094】なお、“残金データが一番多い数値”と
は、サービス提供者カード23で指定される通貨単位に
換算したときの金額のうちで一番多い金額である。従っ
て、複数の合致する通貨データが合致する場合、夫々の
通貨データに対する利用者カード24での残金データを
サービス提供者カード23で指定される通貨単位に換算
し、それら換算値を比較することにより、設定すべき転
送条件の転送通貨データを決定する。勿論、合致する通
貨データが1つの場合は、このような換算をすることな
く、その通貨データを設定すべき転送条件の転送通貨デ
ータとする。
【0095】図17では、かかる通貨データが“米ド
ル”と“英ポンド”で一致しているものとしており、こ
の第7の実施形態では、転送条件17での転送金額(商
品の値段)データは、上記のように、サービス提供者カ
ード23での通貨番号データ“1”の通貨データ(ここ
では、日本円)を通貨単位として設定されているもので
あるから、利用者カード24での上記夫々の通貨データ
での残金(100米ドルと50円ポンド)を日本円に換
算し、その換算値が大きい方の通貨データを転送条件の
転送通貨データとする。この場合、米ドルの換算値が大
きいものとして、米ドルが転送条件の転送通貨データと
なる。
【0096】次に、図示しないが、図16でのステップ
613〜615の動作のように、利用者が自動販売機1
3の所望の商品ボタンを押すことにより、マイコン1が
金額転送処理開始信号DSTが“L”であることを検出
し、登録番号指定信号DLNを取り込んでその登録番号デ
ータ(ここでは、登録番号データ“1”とする)を検出
すると、記憶媒体2での転送条件17のこの登録番号デ
ータに対する転送金額データ(ここでは、120)を読
み取り保持する。
【0097】そして、図19において、設定されたこの
転送条件の転送通貨データがサービス提供者カード23
の通貨番号データ“1”の取引通貨データと一致してい
るかどうか判別する(ステップ711)。これら通貨デ
ータが一致していない場合には(上記の例の場合には、
一致していない)、記憶媒体2での転送条件17から読
み取った転送金額データ(ここでは、120)を上記設
定された転送条件の転送通貨データ(米ドル)での金額
に換金する両替機能29を実行する(ステップ71
2)。即ち、この場合には、120円を米ドルに換算す
る。
【0098】このように設定された転送条件の転送通貨
データに換算された金額を利用者が購入希望する商品の
値段、即ち、換算転送金額データとし、これを利用者カ
ード24における同じ転送通貨データ(米ドル)での残
金データと比較する(ステップ713)。そして、残金
データがこの換算転送金額データ未満の場合には、液晶
ディスプレイ装置11に利用者カードは取引不可能であ
ることを示すメッセージを表示させ(ステップ71
5)、カード排出機構5を制御してこの利用者カードを
強制的に排出する(ステップ716)。
【0099】残金データがこの換算転送金額データ以上
の場合には(ステップ713)、利用者カードが取引可
能なことを示す“L”の利用者カードステータス信号D
USを自動販売機13のマイコン14へ送信する(ステッ
プ714)。そして、図示しないが、図16でのステッ
プ618〜621と同様の動作を行なって動作を終了す
る。
【0100】なお、この第7の実施形態では、図16の
ステップ618の金額転送動作は、サービス提供者カー
ド23で指定される通貨データ(この場合、日本円)で
の金額データが転送される。
【0101】このようにして、この第7の実施形態で
は、両替機能を設けたことにより、複数の異なる通貨が
使用可能となり、しかも、これら複数の通貨のうち、サ
ービス提供者カードで指定される通貨単位に換算して最
大の残金の通貨が使用されるので、自動販売機13の販
売効率が大幅に向上する。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、ICカード情報の
制御ソフトを内蔵し、ICカード読み書き装置が外部シ
ステムから独立して、ICカードの情報に関する制御を
行うことができる為、外部システム側のシステム制御の
負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるICカード読み書き装置の第1の
実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示した第1の実施形態の動作の一部を示
すフローチャートである。
【図3】図2に続く動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明によるICカード読み書き装置の第2の
実施形態を示すブロック図である。
【図5】図4に示した第2の実施形態の動作の一部を示
すフローチャートである。
【図6】図5に続く動作を示すフローチャートである。
【図7】図6に続く動作を示すフローチャートである。
【図8】図7に続く動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明によるICカード読み書き装置の第3の
実施形態の要部動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明によるICカード読み書き装置の第4
の実施形態の要部動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明によるICカード読み書き装置の第5
の実施形態の要部機能を示すブロック図である。
【図12】図11に示した第5の実施形態の動作の一部
を示すフローチャートである。
【図13】図12に続く動作を示すフローチャートであ
る。
【図14】本発明によるICカード読み書き装置の第6
の実施形態の要部機能を示すブロック図である。
【図15】図14に示した第6の実施形態の動作の一部
を示すフローチャートである。
【図16】図15に続く動作を示すフローチャートであ
る。
【図17】本発明によるICカード読み書き装置の第7
の実施形態の要部機能を示すブロック図である。
【図18】図17に示した第7の実施形態の動作の一部
を示すフローチャートである。
【図19】図18に続く動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 マイコン 2 記憶媒体 3,4 カード装着部 5 カード排出機構 6 外部機器接続部 7 カード検出スイッチ 8 カードコンタクト 9 カード検出スイッチ 10 カードコンタクト 11 液晶ディスプレイ装置 12 ICカード読み書き装置 13 自動販売機 14 マイコン 15 キー検索機能 16 データ登録機能 17 転送条件 18 登録番号データ 19 データ検索機能 20 転送条件設定機能 21 転送処理実行 22 データ検索機能 23 サービス提供者カード 24 利用者カード 26〜27 データ検索機能 28 データ比較機能 29 両替機能 30 転送制御機能 31 転送処理
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G07F 7/08 G07F 7/08 Z (72)発明者 井上 雅之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 伊藤 滋行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 高見 穣 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービス提供者カードとしてのICカー
    ドが装着される第1のカード装着部と、 利用者カードとしてのICカードが装着される第2のカ
    ード装着部と、 システム制御部と、 データを格納するための記憶部と、 外部機器を接続するための外部機器接続部と、 表示部と、 該第2のカード装着部に装着された該利用者カードを排
    出するカード排出手段とを備え、 該システム制御部は、 該第1のカード装着部に装着されている該サービス提供
    者カードと該第2のカード装着部に装着された該利用者
    カードとの間の金額情報の転送と、該外部機器接続部を
    介して接続された外部機器とのデータ送受信とを制御
    し、 かつ、該第2のカード装着部に装着された該利用者カー
    ドの正当性を判別して、該利用者カードが取引不可能な
    ICカードであるとき、該カード排出手段を制御して、
    該利用者カードを強制的に該第2のカード装着部から排
    出させることを特徴とするICカード読み書き装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記システム制御部は、前記第1のカード装着部に装着
    されている前記サービス提供者カードと前記第2のカー
    ド装着部に装着された前記利用者カードとの間の金額情
    報の転送が正常に終了したときに、これらサービス提供
    者カードと利用者カードとのいずれか一方もしくは双方
    からの正常終了を示すデータにより、前記カード排出手
    段を制御して前記利用者カードを前記第2のカード装着
    部から排出させることを特徴とするICカード読み書き
    装置。
  3. 【請求項3】 サービス提供者カードとしてのICカー
    ドが装着される第1のカード装着部と、 利用者カードとしてのICカードが装着される第2のカ
    ード装着部と、 システム制御部と、 データを格納するための記憶部と、 外部機器を接続するための外部機器接続部と、 表示部と、 該第2のカード装着部に装着された該利用者カードを排
    出するカード排出手段とを備え、 該システム制御部は、該外部機器接続部を介して該外部
    機器との間で送受信する利用者カードステータス情報,
    金額番号指定信号,金額転送処理開始信号及び金額転送
    処理完了信号で構成するインタフェースに応じて、該第
    2のカード装着部に装着された利用者カードと該第1の
    カード装着部に装着されている該サービス提供者カード
    との間で金額情報の転送の制御を行なうことを特徴とし
    たICカード読み書き装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記利用者カードステータス情報は、前記第2のカード
    装着部に装着された前記利用者カードに格納される残金
    が夫々の前記金額番号指定信号で指定される金額番号に
    対応する金額を満足しているかどうかを示す機能を有す
    ることを特徴とするICカード読み書き装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記システム制御部は、前記第2のカード装着部に装着
    された前記利用者カードに格納される残金と前記金額番
    号指定信号が指定する金額番号に対応した金額とを比較
    し、該残金に対して購入可能な商品の値段を前記表示部
    で表示させることを特徴とするICカード読み書き装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1つにおいて、 前記記憶部には、転送すべき金額の大きさを示す転送金
    額データと該金額の通貨単位を示す転送通貨データとの
    組み合わせ毎に登録番号データが割り当てられて記憶さ
    れており、 前記システム制御部は、登録番号データを指定すること
    により、該指定された登録番号データに対応する該転送
    金額データと該転送通貨データとの組み合わせを前記記
    憶部から読み出して金額情報の転送条件を確立し、該金
    額情報の転送条件に基づいて、前記第2のカード装着部
    に装着された前記利用者カードと前記第1のカード装着
    部に装着されている前記サービス提供者カードとの間の
    金額情報の転送制御を行なうことを特徴するICカード
    読み書き装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか1つにおいて、 前記記憶部には、転送すべき金額の大きさを示す転送金
    額データ毎に登録番号が割り当てられて記憶され、 かつ、前記第1のカード装着部に装着されている前記サ
    ービス提供者カードには、該金額の通貨単位を示す転送
    通貨データが格納されており、 前記システム制御部は、前記記憶部から該転送金額デー
    タを、前記サービス提供者カードから該転送通貨データ
    を夫々検索して組み合わせることにより、金額情報の転
    送条件を確立し、該金額情報の転送条件に基づいて、前
    記第2のカード装着部に装着された前記利用者カードと
    前記第1のカード装着部に装着されている前記サービス
    提供者カードとの間の金額情報の転送制御を行なうこと
    を特徴するICカード読み書き装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜5のいずれか1つにおいて、 前記第2のカード装着部に装着される前記利用者カード
    には、異なる通貨単位の通貨データによる残金データが
    記憶され、 前記第1のカード装着部に装着されている前記サービス
    提供者カードには、複数の異なる通貨単位の通貨データ
    が記憶され、 前記記憶部には、前記第1のカード装着部に装着されて
    いる前記サービス提供者カードに記憶された該通貨デー
    タのうちの指定される該通貨データを通貨単位とする転
    送金額データが、夫々に登録番号が割り当てられて、記
    憶されており、 前記システム制御部は、 前記第2のカード装着部に装着された前記利用者カード
    での該通貨データと該第1のカード装着部に装着されて
    いる前記サービス提供者カードでの該通貨データとの共
    通の通貨データを判別し、 判別した共通の通貨データのうちの前記第2のカード装
    着部に装着された前記利用者カードで残金データが最大
    となる通貨単位の通貨データを転送条件での転送通貨デ
    ータとし、 前記第2のカード装着部に装着された前記利用者カード
    での残金データのうちの該転送通貨データに対する残金
    データが、前記記憶部での指定される該登録番号の転送
    金額データ以上のとき、該指定された登録番号の転送金
    額データと該転送通貨データとで転送条件を確立し、該
    金額情報の転送条件に基づいて、前記第2のカード装着
    部に装着された前記利用者カードと前記第1のカード装
    着部に装着されている前記サービス提供者カードとの間
    の金額情報の転送制御を行なうことを特徴するICカー
    ド読み書き装置。
JP14936597A 1997-06-06 1997-06-06 Icカード読み書き装置 Pending JPH10340319A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005190291A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 取引装置及び非接触icデータキャリアホルダ

Cited By (2)

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JP4566557B2 (ja) * 2003-12-26 2010-10-20 富士電機リテイルシステムズ株式会社 取引装置及び非接触icデータキャリアホルダ

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