JPH10322444A - 発信者の匿名性と着信者保護を両立可能とする通信方式 - Google Patents

発信者の匿名性と着信者保護を両立可能とする通信方式

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JPH10322444A
JPH10322444A JP12846797A JP12846797A JPH10322444A JP H10322444 A JPH10322444 A JP H10322444A JP 12846797 A JP12846797 A JP 12846797A JP 12846797 A JP12846797 A JP 12846797A JP H10322444 A JPH10322444 A JP H10322444A
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JP12846797A
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Megumi Ishii
恵 石井
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が匿名性をもって情報の発信が可能な
公衆電話等の情報発信手段からの発信の利点を損なわず
に情報発信手段からの2回以降の着信を防止し、着信者
の保護を可能とする発信者の匿名性と着信者保護を両立
可能とする通信方式を提供する。 【解決手段】 着信者14は着信を受けた後、再度着信
を受けたくない発信者の場合、該発信者を識別する情報
を着信者登録情報として着信拒否発信者識別情報保持手
段121に登録し、発信者が匿名発信者識別情報格納手
段10からの、発信者の識別を可能とし身元を特定でき
ない匿名発信者識別情報と着信者指定情報を発信する
と、着信者に着信する際、着信者登録情報と匿名発信者
識別情報とを着信許可判定手段122で照合して発信者
を識別し、該識別結果により着信を行うか否かを判定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発信者の匿名性を
保護しつつ着信者を悪戯電話等から保護する発信者の匿
名性と着信者保護を両立可能とする通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信手段を電話とした場合、着信
者が着信を望まない着信、例えば悪戯電話や間違い電話
やセールス電話などの迷惑電話等を防止する方法として
「迷惑電話おことわり」サービスがあった。
【0003】このサービスでは、着信者は予め電話会社
に前記サービスへの加入を登録しておき、このサービス
加入者は、着信呼があった場合に応答し、通信後、その
着信以降にその発加入者からの着信を希望しない場合、
通話終了後に「144−2」とダイヤルする。これによ
り、発加入者番号を登録しておき、その加入者番号登録
時以降、その発加入者からの着信を許可しないというも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記「迷惑電話おこと
わり」サービスは、発信者が加入者番号をもっている場
合には効果があるが、公衆電話等、加入者番号を特定で
きない端末から発生する着信呼に対しては防止効果を望
めない欠点があった。
【0005】一方、公衆電話は、加入者でなくても利用
でき、また匿名性があるため、例えばテレクラへの発信
等、発信先と発信加入者の関係を知られたくないような
場合に利用できるという利点がある。
【0006】前記欠点を解決するため、従来加入者番号
を特定できない端末において、発信時に加入者番号を入
力させる段階を設けることも考えられる。しかし、公衆
電話のもつ、(1)非加入者の利用、(2)匿名性のあ
る発信(例えば、テレクラへの発信等、発信先と発信加
入者の関係を知られたくないような場合の利用)という
利点を損なうことになる。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、利用者が匿名性をもって情報
の発信が可能な公衆電話等の情報発信手段からの発信の
利点を損なわずに情報発信手段からの2回以降の着信を
防止し、着信者の保護を可能とする発信者の匿名性と着
信者保護を両立可能とする通信方式を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、着信者が着信を受けた
後、該着信の発信者を識別する情報を登録するか否かを
選択し、選択する場合、前記発信者を識別する情報を着
信者登録情報として登録する段階と、発信者の識別を可
能とし、かつ発信者の身元を特定できない匿名発信者識
別情報を取得する段階と、着信者を指定する着信者指定
情報と前記取得した匿名発信者識別情報を一緒に通信網
に発信する段階と、前記着信者指定情報によって指定さ
れた着信者に着信を行う際、前記着信者登録情報と前記
匿名発信者識別情報とを照合して、発信者を識別する段
階と、該識別結果により前記着信を行うか否かを判定す
ることを要旨とする。
【0009】請求項1記載の本発明にあっては、着信者
は着信を受けた後、再度着信を受けたくない発信者の場
合、該発信者を識別する情報を着信者登録情報として登
録しておき、発信者が着信者指定情報と発信者の識別を
可能とし身元を特定できない匿名発信者識別情報を通信
網に発信すると、着信者に着信する際、前記着信者登録
情報と前記匿名発信者識別情報とを照合して発信者を識
別し、該識別結果により着信を行うか否かを判定するた
め、利用者が匿名性をもって発信しうる公衆電話等の情
報発信手段からの着信を防止することができる。
【0010】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記匿名発信者識別情報が、磁気
カードまたはICカードの識別情報であることを要旨と
する。
【0011】請求項2記載の本発明にあっては、匿名発
信者識別情報を磁気カードまたはICカードの識別情報
としているため、利用者に違和感を与えず、自然な形態
で発信を行うことができる。
【0012】更に、請求項3記載の本発明は、請求項1
または2記載の発明において、前記通信網が、電話網で
あることを要旨とする。
【0013】請求項4記載の本発明は、請求項1または
2記載の発明において、前記通信網が、コンピュータネ
ットワークであることを要旨とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施形態を実現す
るための構成例を示す図である。なお、以下の実施形態
では、発信者の識別を可能とし、かつ発信者の身元を特
定できない発信者識別情報を匿名発信者識別情報と称し
ているが、この匿名発信者識別情報は、例えば磁気カー
ドやICカード等に含まれる個体識別情報、すなわちカ
ード識別番号を利用しうるものであるので、この個体識
別情報を含んで、匿名発信者識別情報と称する。
【0016】図1に示す実施形態において、匿名発信者
識別情報格納手段10は、匿名発信者識別情報を格納す
る。発信者毎に異なる匿名発信者識別情報格納手段10
を利用する。また、匿名発信者識別情報格納手段10の
発信者への提供は、発信者の身元を明かすことなく、行
われる。匿名発信者識別情報格納手段10は、匿名発信
者識別情報の改変を不能とする機能を有しなければなら
ない。
【0017】発信者の身元情報を利用しない発信を行う
匿名発信手段11から発信を行う際は、発信者は、匿名
発信者識別情報格納手段10を匿名発信手段11に接続
する。
【0018】匿名発信者識別情報読み込み手段112
は、前記匿名発信者識別情報格納手段10から匿名発信
者識別情報を読み込み、匿名発信者識別情報発信手段1
11へ送る。
【0019】匿名発信者識別情報発信手段111は、前
記匿名発信者識別情報読み込み手段112から送信され
た匿名発信者識別情報と、着信者14を指定する着信者
指定情報を一緒に前記着信者指定情報に従い着信に必要
な制御を行う網制御手段12へ発信を行う。
【0020】着信拒否発信者識別情報登録手段123
は、着信者14が着信を拒否したい発信者識別情報を保
持する着信拒否発信者識別情報保持手段121に着信者
14が着信を拒否したい発信者識別情報を登録する処理
を行う。
【0021】着信許可判定手段122は、着信要求を受
けとると、着信要求に匿名発信者識別情報が含まれるか
どうか着信要求を解析し、含まれる場合、その匿名発信
者識別情報が前記着信拒否発信者識別情報保持手段12
1に登録されているか調べ、登録されてない場合は、着
信端末13への着信を行い、登録されている場合は、着
信を行わない。
【0022】着信者14は、着信への応答後、今後、そ
の発信者からの着信を拒否したい場合、着信端末13か
ら所定の着信拒否発信者登録手順により、着信拒否発信
者識別情報登録手段123を介して着信拒否発信者識別
情報保持手段121に登録する。
【0023】図2は、本発明の第2の実施形態を実現す
るための構成例を示す図である。本実施形態は、電話サ
ービスにおいて発信者の匿名性と着信者保護を両立可能
とする通信方法例である。
【0024】匿名発信者識別情報格納手段20は匿名発
信者識別情報を格納し、匿名発信者識別情報の改変を不
能とする機能をもつ。例えば、匿名発信者識別情報格納
手段20として磁気カード、ICカードの利用が可能で
ある。この際、匿名発信者識別情報として、例えば、カ
ード識別番号を予めカードに記録することにより、カー
ド識別番号を利用することができる。また、前記匿名発
信者識別情報格納手段20は、発信者の身元を明かさ
ず、提供される。例えば、自動販売機等で提供される。
【0025】発信者は、公衆電話等の匿名の発信を可能
とする匿名発信手段21から匿名発信者識別情報格納手
段20を用いて発信を行う。この際、匿名発信者識別情
報読み込み手段212は、前記匿名発信者識別情報格納
手段20から匿名発信者識別情報を読み込み、匿名発信
者識別情報発信手段211へ送る。
【0026】匿名発信者識別情報発信手段211は、前
記匿名発信者識別情報読み込み手段212から送信され
た匿名発信者識別情報を相手先電話番号と一緒に電話回
線22に発信する。匿名発信者識別情報格納手段20と
して、テレホンカード等、プリペイド機能をもつものを
利用すれば、利用者に違和感を与えず、自然な形態で匿
名発信者識別情報格納手段20を用いた発信を行わせる
ことができる。
【0027】交換機23は、前記着信者指定情報に従い
着信に必要な網制御を行う手段である。発信処理手段2
31は、相手先電話番号に対する回線を選択し、匿名発
信者識別情報発信手段211により発信された相手先電
話番号と匿名発信者識別情報を送信する。
【0028】着信拒否発信者識別情報登録手段234
は、着信者25の要求に応じて、着信者25が着信を拒
否したい発信者識別情報を保持する着信拒否発信者識別
情報保持手段233に、匿名発信者からの着信の場合
は、匿名発信者識別情報を、そうでない場合は、発信加
入者識別情報(発信電話番号等)を発信者識別情報とし
て登録する処理を行う。
【0029】着信許可判定手段232は、着信要求を受
けとると、着信要求を解析し、着信要求に匿名発信者識
別情報が含まれない場合は、発信加入者識別情報が着信
拒否発信者識別情報保持手段233に登録されているか
調べ、登録されている場合は、電話等、着信端末24に
着信を行わない。着信要求に匿名発信者識別情報が含ま
れない場合において、発信加入者識別情報が着信拒否発
信者識別情報保持手段233に登録されていない場合
は、着信端末24に着信を行う。着信要求に匿名発信者
識別情報が含まれる場合は、前記匿名発信者識別情報が
着信拒否発信者識別情報保持手段233に登録されてい
るか調べ、登録されている場合は、電話等、着信端末2
4に着信を行わない。着信要求に匿名発信者識別情報が
含まれる場合において、前記匿名発信者識別情報が着信
拒否発信者識別情報保持手段233に登録されていない
場合は、着信端末24に着信を行う。
【0030】着信者25は、着信への応答後、今後、そ
の発信者からの着信を拒否したい場合、その着信の発信
者識別情報を、着信端末24から所定の着信拒否発信者
登録手順により、着信拒否発信者識別情報登録手段23
4を介して着信拒否発信者識別情報保持手段233に登
録する。
【0031】図3は、着信拒否発信者識別情報保持手段
233の構成例である。この着信拒否発信者識別情報保
持手段233は、匿名発信者識別情報233a、匿名発
信者識別情報233b、相手先電話番号233c、匿名
発信者識別情報233d、相手先電話番号233eおよ
びEOF233fを情報として保持する。なお、EOF
233fは情報終端記号である。
【0032】そして着信者は、プッシュホン電話等、着
信端末24から、例えば、「1XY」というような入力
を行う。「1XY」は着信拒否発信者識別情報登録用の
番号である。交換機23は「1XY」により、着信拒否
発信者識別情報の登録要求であることを認識すると、着
信拒否発信者識別情報登録手段234によって、図3に
示すように、着信を拒否する発信者識別情報として、前
記着信の発信が匿名発信者から行われた場合は、匿名発
信者識別情報234aを、そうでない場合は、発信加入
者識別情報(発信電話番号等)が着信拒否発信者識別情
報保持手段233に登録される。
【0033】図4、図5および図6は、図2に示す第2
の実施形態の処理を示すフローチャートである。図2に
示す匿名発信者識別情報発信手段211は、図4に示す
発信処理を行う。まず、匿名発信者識別情報読み込み手
段212から送信される匿名発信者識別情報を表す数字
を受信する(ステップS11)。次に、相手先電話番号
を表す数字を受信する(ステップS12)。前記受信さ
れた匿名発信者識別情報を表す数字と相手先電話番号を
表す数字を電話回線に対して送信する(ステップS1
3)。
【0034】図2に示す発信処理手段231は、図5に
示す発信処理を行う。まず、電話回線を周期的に走査
し、発信を監視する(ステップS21)。発信を検出し
たら(ステップS22)、発信加入者を分析し(ステッ
プS23)、信号送受機能により相手先電話番号と匿名
発信者識別情報を表す数字を受信する(ステップS2
4)。受信した数字を分析し(ステップS25)、出回
線を選択する(ステップS26)。選択した出回線に数
字を送信する(ステップS27)。
【0035】図2に示す着信許可判定手段232は、図
6に示す着信処理を行う。まず、着信の数字を受信した
ならば(ステップS30)、その数字を分析する(ステ
ップS31)。次に、着信者の収容位置等の着信者分析
を行う(ステップS32)。匿名発信かどうか検査を行
い(ステップS33)、匿名発信の場合、ステップS4
1へ進み、匿名発信でない場合は、ステップS34へ進
む。
【0036】ステップS34では、着信拒否発信者識別
情報保持手段233を検索し、相手先電話番号と着信拒
否発信者識別情報保持手段233内に登録されている発
信者識別情報とを照合する(ステップS35)。電話番
号が一致すればステップS40へ進み、着信拒否の通知
が発信者に対して行われ、不一致の場合は、ステップS
36へ進む。
【0037】ステップS36では、着信者に接続するた
めのパス選択を行う。選択したパスで呼び出しを行い
(ステップS37)、着信者が応答したなら(ステップ
S38)、パス接続を行う(ステップS39)。
【0038】ステップS41では、着信拒否発信者識別
情報保持手段233を検索し、匿名発信者識別情報と着
信拒否発信者識別情報保持手段233内に登録されてい
る発信者識別情報とを照合する(ステップS42)。匿
名発信者識別情報と一致すれば、ステップS40へ進
み、不一致の場合は、ステップS36へ進む。
【0039】図7は、本発明の第3の実施形態を実現す
るための構成例を示す図である。本実施形態は、匿名発
信者識別情報と発信電話番号が着信者へ通知される通信
網における電話サービスにおいて、ユーザ端末で着信拒
否発信者識別情報を登録する発信者の匿名性と着信者保
護を両立可能とする通信方法例である。図7に従って、
以下に具体的に説明する。着信時、匿名発信者識別情報
と発信電話番号が網から着信者51のユーザ端末50へ
通知されれば、ユーザ端末50は、着信呼毎に、着信者
51が着信を拒否する発信者識別情報(匿名者からの発
信の場合は匿名発信者識別情報、匿名発信でない場合は
発信電話番号)を登録したユーザ端末内の着信拒否発信
者識別情報保持手段233を検索し、比較し、発信者識
別情報が登録されていなければ、着信させ、着信者51
が応答する。登録されている場合は着信を拒否する旨を
発信者に通知し、着信者の応答を不要とする。
【0040】着信者51は応答した着信に対し、今後そ
の着信の発信者からの着信を拒否したい場合は、着信拒
否発信者識別情報登録手段234を用いて、着信拒否発
信者識別情報保持手段233に、前記着信が匿名発信の
場合は、匿名発信者識別情報を、また匿名発信でない場
合は、発信電話番号を発信者識別情報として、登録す
る。
【0041】図8は、本発明の第4の実施形態を実現す
るための構成例を示す図である。本実施形態は、インタ
ーネット等、コンピュータネットワークにおいて、発信
者の匿名性と着信者保護を両立可能とする通信方法例で
ある。
【0042】匿名発信者識別情報格納手段60は匿名発
信者識別情報を格納し、匿名発信者識別情報の改変を不
能とする機能をもつ。例えば、匿名発信者識別情報格納
手段60として磁気カード、ICカードの利用が可能で
ある。この際、匿名発信者識別情報として、例えば、カ
ード識別番号を予めカードに記録することにより、カー
ド識別番号を利用することができる。また、前記匿名発
信者識別情報格納手段60は、発信者の身元を明かさ
ず、提供される。例えば、自動販売機等で提供される。
【0043】発信者は、不特定の利用者に対して利用可
能とするパーソナルコンピュータ、またguest アカウン
ト等をもつ、不特定の利用者に対して利用を可能とする
ワークステーション等、匿名発信手段61から、匿名発
信者識別情報格納手段60を用いて発信を行う。この
際、匿名発信者識別情報読み込み手段612は、前記匿
名発信者識別情報格納手段60から匿名発信者識別情報
を読み込み、匿名発信者識別情報発信手段611へ送
る。
【0044】匿名発信者識別情報発信手段611は、匿
名発信手段61を識別する発信端末識別情報と前記匿名
発信者識別情報読み込み手段612から送信された匿名
発信者識別情報を相手先email アドレス、相手先のホス
トIPアドレスとポート番号等、コンピュータネットワ
ークで着信相手を特定する着信者指定情報と一緒に、コ
ンピュータネットワーク62に発信する。匿名発信者識
別情報格納手段60として、プリペイド機能をもつもの
を利用すれば、利用者に違和感を与えず自然な形態で匿
名発信者識別情報格納手段60を用いた発信を行わせる
ことができる。
【0045】着信拒否発信者識別情報登録手段633
は、着信者64の要求に応じて、着信者64が着信を拒
否したい発信者識別情報を保持する着信拒否発信者識別
情報保持手段632に、匿名発信者からの着信の場合
は、匿名発信者識別情報を、そうでない場合は、発信者
ID(email アドレス、発信ホストIPアドレスとポー
ト番号等)を発信者識別情報として登録する処理を行
う。
【0046】中継手段63は前記匿名発信手段61から
着信要求を受信し、着信端末64に前記要求を送信する
手段であり、例えば、メールサーバとして機能している
コンピュータ等である。
【0047】着信端末64は着信者がコンピュータネッ
トワークから情報を受信できる端末であり、パーソナル
コンピュータ等である。
【0048】着信許可判定手段631は、着信要求を受
けとると、着信要求を解析し、着信要求に匿名発信者識
別情報が含まれない場合は、発信者IDが着信拒否発信
者識別情報保持手段632に登録されているか調べ、登
録されている場合は、着信端末64に着信を行わない。
着信要求に匿名発信者識別情報が含まれない場合におい
て、発信者IDが着信拒否発信者識別情報保持手段63
2に登録されていない場合は、着信端末64に着信を行
う。着信要求に匿名発信者識別情報が含まれる場合は、
前記匿名発信者識別情報が、着信拒否発信者識別情報保
持手段632に登録されているか調べ、登録されている
場合は、着信端末64に着信を行わない。着信要求に匿
名発信者識別情報が含まれる場合において、前記匿名発
信者識別情報が、着信拒否発信者識別情報保持手段63
2に登録されていない場合は、着信端末64に着信を行
う。そして、着信を行わない場合、発信者に着信拒否の
通知、もしくは、着信要求の削除等、着信拒否の処理を
行う。
【0049】着信者65は、着信への応答後、今後、そ
の発信者からの着信を拒否したい場合、その着信の発信
者識別情報を、着信端末64から所定の着信拒否発信者
登録手順により、着信拒否発信者識別情報登録手段63
3を介して着信拒否発信者識別情報保持手段632に登
録する。
【0050】図9は、本発明の第5の実施形態を実現す
るための構成例を示す図である。本実施形態は、匿名発
信者識別情報と発信端末識別情報が着信者へ通知される
通信網におけるコンピュータネットワークにおいて、ユ
ーザ端末で着信拒否発信者識別情報を登録する発信者の
匿名性と着信者保護を両立可能とする通信方法例であ
る。図9に従って、以下に具体的に説明する。着信時、
匿名発信者識別情報と匿名発信手段61を識別する発信
端末識別情報が中継手段63から着信者71のユーザ端
末70へ通知されれば、ユーザ端末70は、着信毎に、
着信者71が着信を拒否する発信者識別情報(匿名者か
らの発信の場合は匿名発信者識別情報、匿名発信でない
場合は発信者ID)を登録したユーザ端末内の着信拒否
発信者識別情報保持手段632を検索し、比較し、発信
者識別情報が登録されていなければ、着信させ、着信者
71が応答する。登録されている場合は着信を拒否する
旨を発信者に通知、もしくは着信の削除等を行い、着信
者71の応答を不要とする。
【0051】着信者71は応答した着信に対し、今後そ
の着信の発信者からの着信を拒否したい場合は、着信拒
否発信者識別情報登録手段633を用いて、着信拒否発
信者識別情報保持手段633に、前記着信が匿名発信の
場合は、匿名発信者識別情報を、また匿名発信でない場
合は、発信者IDを発信者識別情報として、登録する。
【0052】前記コンピュータネットワークにおける実
施形態の発信者と着信者の通信形式は、電話等のように
発信者と着信者がリアルタイムで接続するコネクション
型、電子メールのように発信者と着信者がリアルタイム
で接続されないコネクションレス型でもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
着信者は着信を受けた後、再度着信を受けたくない発信
者の場合、該発信者を識別する情報を着信者登録情報と
して登録しておき、発信者が着信者指定情報と発信者の
識別を可能とし身元を特定できない匿名発信者識別情報
を通信網に発信すると、着信者に着信する際、前記着信
者登録情報と前記匿名発信者識別情報とを照合して発信
者を識別し、該識別結果により着信を行うか否かを判定
するので、利用者が匿名性をもって発信しうる公衆電話
等の情報発信手段からの発信の利点を損なうことなく、
該情報発信手段からの悪戯電話や迷惑電話または悪戯メ
ール等の2回目以降の着信を適確に防止することができ
る。
【0054】また、本発明によれば、匿名発信者識別情
報を磁気カードまたはICカードの識別情報としている
ので、利用者に違和感を与えず、自然な形態で発信を行
うことができる。
【0055】更に、本発明によれば、電話サービスに適
用した場合には、同一発信者が行う異なる公衆電話から
発信された悪戯電話や迷惑電話等の2回目以降の着信を
防止することができる。
【0056】本発明によれば、匿名発信可能なコンピュ
ータネットワーク上のサービスに適用した場合、同一発
信者が行う異なる発信端末から発信された悪戯メールな
どの2回目以降の着信を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を実現するための構成
例を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施形態を実現するための構成
例を示す図である。
【図3】図2に示す第2の実施形態に使用されている着
信拒否発信者識別情報保持手段の構成例を示す図であ
る。
【図4】図2に示す第2の実施形態の作用を示すフロー
チャートである。
【図5】図2に示す第2の実施形態の作用を示すフロー
チャートである。
【図6】図2に示す第2の実施形態の作用を示すフロー
チャートである。
【図7】本発明の第3の実施形態を実現するための構成
例を示す図である。
【図8】本発明の第4の実施形態を実現するための構成
例を示す図である。
【図9】本発明の第5の実施形態を実現するための構成
例を示す図である。
【符号の説明】
10 匿名発信者識別情報格納手段 11 匿名発信手段 12 網制御手段 13 着信端末 14 着信者 111 匿名発信者識別情報発信手段 112 匿名発信者識別情報読み取り手段 121 着信拒否発信者識別情報保持手段 122 着信許可判定手段 123 着信拒否発信者識別情報登録手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着信者が着信を受けた後、該着信の発信
    者を識別する情報を登録するか否かを選択し、選択する
    場合、前記発信者を識別する情報を着信者登録情報とし
    て登録する段階と、 発信者の識別を可能とし、かつ発信者の身元を特定でき
    ない匿名発信者識別情報を取得する段階と、 着信者を指定する着信者指定情報と前記取得した匿名発
    信者識別情報を一緒に通信網に発信する段階と、 前記着信者指定情報によって指定された着信者に着信を
    行う際、前記着信者登録情報と前記匿名発信者識別情報
    とを照合して、発信者を識別する段階と、 該識別結果により前記着信を行うか否かを判定すること
    を特徴とする発信者の匿名性と着信者保護を両立可能と
    する通信方式。
  2. 【請求項2】 前記匿名発信者識別情報は、磁気カード
    またはICカードの識別情報であることを特徴とする請
    求項1記載の発信者の匿名性と着信者保護を両立可能と
    する通信方式。
  3. 【請求項3】 前記通信網は、電話網であることを特徴
    とする請求項1または2記載の発信者の匿名性と着信者
    保護を両立可能とする通信方式。
  4. 【請求項4】 前記通信網は、コンピュータネットワー
    クであることを特徴とする請求項1または2記載の発信
    者の匿名性と着信者保護を両立可能とする通信方式。
JP12846797A 1997-05-19 1997-05-19 発信者の匿名性と着信者保護を両立可能とする通信方式 Pending JPH10322444A (ja)

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